変わり者の提督過去編 英雄との別れ
変わり者の提督の過去編です。先に変わり者の提督を見てきてください。
海斗が英雄と会い、そして別れてきた過去。今、明かされなかった過去が判明します!
山本「・・・・」
真珠湾米艦隊攻撃後、私は大本営に召集がかかった。
なんでも、新たな部隊の設立があるらしい。
山本「失礼します。」
小沢「山本さん、お久しぶりですね。」
山口「おぉ。五十六、久しいのぉ。」
南雲「山口さん。図々しいですよ。」
永野「遅れてしまい申し訳ありません。」
海軍大臣「本日、私達海軍にて子供を数名保護した。なお、陸軍も数名保護していてこの子供達は海軍は【黒狼隊】、陸軍では【白狼隊】と名付けることになったのでよろしく。」
数ヵ月後
海斗「・・・・」13歳
隼瀬「師匠はまだですかね?」12歳
高丸「まぁ。待とうよ。」11歳
酒見「だな!」13歳
山本「遅れてしまいすまんな。」
隼瀬「師匠!お待ちしておりました!」
山本「早速行くか。」
酒見「楽しみだな!」
高丸「そうですねぇ。」
更に2年後
海斗「・・・・」15歳
酒見「本当なのか?」15歳
隼瀬「本当です。」14歳
高丸「嘘だろ!」13歳
海斗「いや。俺達にもついに出陣命令が出た。」
隼瀬「行くしかないでしょう。」
高丸「でも、それじゃぁ師匠様との約束が。」
酒見「落ち着くのだ!」
海斗「約束は「君達は絶対に生き残れ。」と言っていたんだ。死ななければいい。」
隼瀬「そうですよ。僕達ならやれます!」
酒見「うむ!」
インパール作戦中
海斗「くっ!」
隼瀬「駄目だ!英国海軍の数が多いぞ。」
酒見「きついの~」
海斗「レベル3を許可する。」カチャッ
ザパーン
時は過ぎ、インパール作戦後
海斗「・・・・」
隼瀬「酒見、耐えるんだ!」
酒見「隼瀬、鳥は良いの~。自由に空を飛べて。」ゴフッ
隼瀬「喋るな!」
酒見「ワシは死にたくないの~。ワシには祖国を勝利に導くと決めているんだ。」
隼瀬「酒見!」
高丸「隼瀬さん。喋らせてあげてください。もう、助からないんですから。」
酒見「海斗、隼瀬、高丸。ワシは役に立てたか?」
隼瀬「あぁ!」
高丸「はい!」
酒見「海斗よ。どうじゃ?」
海斗「酒見。お前は役に立った。もう、ゆっくり休め。」
酒見「あぁ。良かったの・・・・」
隼瀬「酒見、おい!」
酒見「・・・・」
ガッガァーー
【こちら司令部、前線部隊の補給のため直ちに撤退せよ。】
海斗「了解。二人とも、撤退だ。」
隼瀬「酒見、ゆっくり休んでくださいね。」
高丸「酒見さん。あなたとの時間は楽しかったですよ。」ニコッ
海斗「酒見、じゃあな。」
完
どうだったでしょうか?登場して一話なのに酒見は死んでしまいました。この死が今後、海斗達に影響を与えるのでお楽しみに!
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