2021-02-15 07:17:26 更新

午前5時 母港


朝日が昇る頃に起床らっぱが全体に鳴り響く。

波は穏やかで、風一つ吹いていない。




重桜寮 綾波の部屋


綾波が起床し、眠い目を擦る。


綾波「ふぅ…よく寝たです…。」


そう言って布団から出ると、真っ白いカーテンを開けて外を眺める。


綾波「ふぁぁぁ…朝日が綺麗…です。」


その後、青地に錨柄のパジャマを脱ぎ、制服に着替えて靴を履き、洗面所に向かった。

洗面所に向かうと、朝稽古から戻ってきた高雄が顔を洗っていた。


綾波「高雄さん…おはようです…。」


高雄「綾波か、おはよう。ぐっすりと寝れたか?」


綾波「はい…。」


綾波は挨拶を交わすと洗面台にそのまま向かって、冷たい水で顔をじゃぶじゃぶと洗って髪を結んでいた。



一方



鉄血寮 Z23(以下、ニーミ)の部屋


起床らっぱで目を覚ましたニーミは、腕を上げてウーンと背伸びする。


ニーミ「ふぁぁ…朝か。」


ニーミはベッドから出ると、赤と黒の縦縞柄のカーテンを開け、黒と赤のパジャマを脱いて制服に着替え、洗面所に向かった。


洗面所に向かうと、Z35(以下、フュン)と一緒になった。


フュン「ニーミちゃんおはよー!」


ニーミ「おはようございます。朝から元気だね。」


フュン「えへへ…。」


そんな会話をしつつ、洗面所へ向かった。



一方


ロイヤル寮 ジャベリンの部屋


ジャベリン「ふぁぁぁ…。よく寝た」


そう言って、ジャベリンはベッドから出ると、ピンク色にハート柄のカーテンを開け、そのまま制服と替えの下着やタオルをもってシャワールームへ向かった。


ジャベリンはシャワールームに着き、脱衣場でラベンダー色のパジャマと上下ピンク色の下着を脱ぎ、そのままシャワールームへ向かって鼻歌を歌いつつ、朝シャンをはじめた。


数分後

朝シャンを済ませたジャベリンがシャワールームから出て来てバスタオルで濡れた体を拭き、上下水色の下着を着た。その後制服に着替えて鏡を見ながら髪を結んでいた。



一方


ユニオン寮 ラフィーの部屋


姉のベンソンがラフィーの部屋の前に居た。


ベンソン「ラフィーったら、お寝坊なんだから…」


実はラフィーは起床らっぱすら気にもせず寝ていることが多く、朝礼の時間になっても来ない。

それを見かねたベンソンはラフィーを起こしに来ていたのだ。


ベンソンはラフィーに気づかれないよう部屋に入り、兎の絵柄が入ったカーテンを開けた。そのままラフィーが寝ているベットに向かうと、足元にピンク色のパジャマが落ちていた。


ベンソン(心の声)「ラフィー、まさか…」


と思い、兎の絵柄が入った布団を剥がすと、ラフィーは薄いピンク色の下着姿になっていた。


ベンソン「ラフィー、朝だよ。おきなさい!」


ベンソンはラフィーを揺らして起こすと、ラフィーは目を開けて寝ぼけながらも起きた。


ラフィー「うーん…もう…朝?」


ベンソン「ラフィー、そろそろ朝礼だから着替えなさい。」


ラフィー「うん、わかった。」


そう言って、タンスから制服を取り出し

着替えると、鏡台に向かうと長い髪を結んだ。



朝6時 母港グラウンド

照り映える朝日と共に朝礼が行われる。


ジャベリン「おはよう、綾波ちゃん!」


ラフィー「綾波、おはよう…」


ニーミ「おはようございます。綾波ちゃん」


綾波「おはよう…です。」


いつもの四人は挨拶を交わすとそれぞれの陣営に並んだ。

このご時世もありてなのか、全員が距離をとって並んでいた。


朝礼が終わると、四人は一緒になった。


ジャベリン「どんな一日になるか楽しみだね。」


ラフィー「ジャベリンが楽しみなら、ラフィーだって楽しみ。」


ニーミ「そうですね。」


綾波「綾波も同じ…です。」


仲良さそうに語っていた。



朝7時 母港 食堂


四人はそろって、朝食を共にしていた。

もみじおろしが添えられた鮭の焼魚と

ほうれん草とニンジンのごま和えと白飯と絹ごし豆腐とえのき茸が入ったお味噌汁を食べていた。



ジャベリンはお味噌汁を一口すすって

ジャベリン「お味噌汁おいしいね!」

と一言言うと、ごま和えを口にした。


その隣に座っているラフィーは白飯を口にして


ラフィー「ごはん、温かくておいしい。」

ラフィーはほっぺにごはん粒をつけながらもくもくと食べていた。


それを見たニーミは


ニーミ「ラフィーちゃん、ほっぺにごはん粒ついてますよ!」


とニーミが言うと、ラフィーは手探りで

ごはん粒を探した。


するとそこへ、イラストリアスとヴィクトリアスとフォーミダブルが四人が座っている席へやってきた。


綾波「イラストリアスさん…おはようです」


イラストリアス「おはようですわ。」


イラストリアスは優しげな表情で綾波と挨拶を交わす。すると綾波は

綾波「お隣、どうぞ…です」と三姉妹を誘った。

三姉妹は受け入れて四人が座っている席の隣に座った。


数分後

四人は朝食を済ませて、各々の部屋へ戻った。


朝9時 演習海域

重桜と鉄血とユニオンとロイヤルによる合同演習が行われていた。

各陣営に分かれ、実戦形式での演習だ。

各陣営の空母が飛ばす演習用艦載機が飛び交うなかで実戦さながらの演習が行われた。


始まって一時間後


ニーミがラフィーに、ジャベリンが綾波に攻撃を仕掛ける。


ラフィーは近づいて来るニーミに攻撃を仕掛ける。が、すかさずニーミが攻撃をかわし、ラフィーに向けて砲撃をしつつ反撃をする。


ニーミ「当たれ!」

と一言言ったとたんに、ラフィーにヒットした。しかし、ラフィーもヒットする前にニーミに目がけて砲撃を放った。

その一発目がニーミにヒットして、両者共に被弾判定となった。



一方

ジャベリンと綾波は取っ組み合いとなった。しかし、力差では上回る綾波に対してジャベリンは耐えれない様子だ。が、

それでもジャベリンは気合いで耐えようとしている様だ。




ジャベリン「くぅぅぅ…なかなかね。」


綾波「くぅぅぅ…そっちこそやるです。」


力で跳ね返されるが綾波がジャベリンにすかさず砲撃を仕掛けて砲撃と魚雷を斉射し、ジャベリンはなす術もなく被弾判定となった。


演習終了後

四人はそろった。


ジャベリン「ううぅ…さすが綾波ちゃんですね。もっと精進しないと…」


綾波「ジャベリンもなかなかだったです。でも、少しリーチが甘かったです。」


ニーミ「さすがでしたよラフィーちゃん、食らう前に砲撃を仕掛けるなんて。」


ラフィー「ニーミもさすがだよ。連続攻撃をかわすなんてすごいよ…」


お互いアドバイスと反省をしていた。


午後12時 母港 食堂

また四人揃ってのお昼どきである。

大皿に盛られたサンドイッチの盛り合わせを四人揃ってもくもくと食べている。


そこにカルボナーラを持って来た

リットリオがやってきた。


リットリオ「君たち、隣よいか?」


ジャベリン「うわ!リットリオさん!」


ジャベリンは少し驚いた様子を浮かべた。


リットリオ「なに、驚くことはないぞ、ロイヤルの。私は君たちの隣に座りたいのだ。よいか?」


ニーミ「でしたら、お隣どうぞ。」


ニーミが承諾すると、リットリオは四人の隣に座った。


そしてリットリオが口を開く。


リットリオ「君たち陣営は違えど、仲睦まじいではないか。いいことだぞ。」


綾波「リットリオさんは友達はいるです?」


リットリオ「私か。うむ、例えばリシュリューもだし、ロイヤルでならばウェールズやキングジョージ5世とかだな。あとは長門やビスマルクとも話し合う仲だな。」


ニーミ「リットリオさんも人脈多いんですね。」


リットリオ「なに、思想は違っても、思いや心は一つなのさ。」


ラフィー「リットリオがそう思うのなら

ラフィーだってそう思う。」


ジャベリン「そうですよね!」


綾波はポケットからスマホを取り出した。


綾波「リットリオさん、よかったら一緒に写真取ります?」


綾波が誘うとリットリオは快く快諾し、

四人と一緒に写真を撮った。


数分後


四人とリットリオは食事を済ませると


リットリオ「ははっ…君たち、ありがとう。」


ニーミ「また機会があったらお話しましょう!」


数分後、昼食を済ませた四人はお互いに分かれて、次の準備をしていた。



午後1時 母港 第1大講堂


午前中の各陣営に分かれての演習の反省を行っていた。


重桜側


三笠「綾波よ、持久戦はよかったが、まさか取っ組み合いをやるとはな。すごいぞ。しかし、なぜあそこで取っ組み合いになったのだ?すぐに撃てば良かったと思うが…」

と綾波に誉める一方で厳しく指摘した。


綾波「刀も使えないなら気合いと体力があるです。自分の力なら、相手との肉弾戦だって厭(いと)わないです。力で跳ね返ったその隙を見て砲撃できるチャンスがあったので、それで砲撃できたです。」

と綾波は説明した。


三笠「ふむ、なるほどな。」

と三笠は納得した表情を見せた。



ロイヤル側

クイーンエリザベス(以下QE)は全艦、特にジャベリンとヨークにお説教中だ。


QE「ジャベリン!重桜の駆逐艦と何取っ組み合いをやってるのよ!プロレスじゃあるまいし…。おまけに取っ組み合いの末に被弾なんて…どういうわけ!?」


ジャベリン「私が…完全に油断…していました…。だから…だから…なす術が無かった…です…。」

ジャベリンは涙を流しながら言った。


するとフッドは


フッド「いくら陛下でもそれは言い過ぎですわ!勝敗は兵家の常です。勇ましく、優雅に戦った皆さんに対して説教はいかがと思いません

こと。すこしは労るべきですわ。それに、ジャベリンが泣いてて可哀想と思いませんこと?陛下。」


フッドはジャベリンに薄い青色のハンカチを差し出すと、QEに向けて怒りをにじませて言った。そしてQEは少し黙ってしまって


QE「そうね。フッドの言うとおりね。次回の演習まで考えてみなさいね。」

QEは腕を組んで強い口調でそっぽを向きながら言った。



ユニオン側

エンタープライズ(以下、エンプラ)は

エンプラ「相討ちで被弾してしまったが、実に素晴らしかったぞラフィー。」とラフィーを誉めていた。


ラフィー「チャンスありそうだったから撃てると思った。でもニーミも強かった。ラフィー、もっと頑張る。」

とラフィーが言うと


エンプラ「そうか。」

とエンプラは小声で言いながらラフィーの頭を撫でた。



鉄血側

ビスマルク「ユニオンの連続攻撃をかわしながら攻撃をしかけたなニーミ。いいことだぞ。」

ビスマルクはニーミを誉めていた。

ニーミ「最終的には少し油断して被弾しちゃったけどね。えへへへ…」

ニーミは少し苦笑いを浮かべつつ話した。



その後



ジャベリン「うっ…ぐすっ…ぐすっ…ひっく…」

ジャベリンはQEに怒られていたのを引きずって講堂のすみで泣いていた。

そこにラフィーとニーミと綾波が駆け寄った。


ラフィー「ジャベリン、元気出して!」


ニーミ「そうですよ。失敗なんて誰にだってあるんですから。」


綾波「怒られてもそれを糧にすればいいです。ジャベリンだって頑張ったです。みんなでもっと精進するです。」


ジャベリン「みんな…うっ…ぐすっ…うっ…うっ…うわあああああん!」


ジャベリンは綾波に抱きつくや否や、声をあげて泣いた。

ニーミはジャベリンの背中を撫で、ラフィーはジャベリンの頭を撫でた。


それを聞いていたのであろう三笠は離れてそっと見守った。

三笠(心の声)「うむ、日々精進か...


午後3時 母港内 カフェ


四人揃って同じテーブルでお茶タイムである。

泣いていたジャベリンも、すっかり元気を取り戻した。


ジャベリンはミックスベリーパフェを、ラフィーはアイスカフェオレとベリーソースたっぷりのパンケーキを、

綾波は抹茶ラテと抹茶味のカステラを、ニーミはコーヒーとイチゴソースがかかったベイクドチーズケーキを食べていた。


ジャベリン「このパフェおいしい!」

そう言いながらぱくぱくと食べていた。


数分後

ジャベリン「そうだ、みんなに提案なんだけど・・・」

ジャベリンが唐突に言い出した。


綾波「何です?」

と、綾波が聞き返す。


ジャベリン「この四人で私の部屋で一緒に寝たいなぁって思ったんだけど・・・。」


ニーミ「いいですねそれ!」


ラフィー「ジャベリンがそういうならラフィーも賛成。」


綾波「いいかもです。」


3人は賛同した。


ジャベリン「陛下とベルファスト(以下、ベル)さんにも言ってあるから夕方5時ごろに来てね!」


ラフィー ニーミ 綾波「わかりました。」


と会話しつつスイーツを食べていた。



午後5時 母港 ロイヤル寮


着替えを持ったニーミとラフィーと綾波がやってきた。


中に入ると、ジャベリンとベルとQEが出迎えてくれた。


QE「ようこそロイヤル寮へ!よく来てくれたわ。」


ベル「綾波様、ニーミ様、ラフィー様、お待ちしておりました。」


ベルが深々と一礼をした。


綾波 ニーミ ラフィー「おじゃまします。」


ジャベリン「私が案内するね。こっちだよ。」

ジャベリンは3人を部屋まで案内した。QEとベルも同伴した。


しばらくして、ジャベリンのお部屋についた。

ジャベリン「ここだよ。どうぞ!」


綾波 ニーミ ラフィー「お邪魔します。」


ジャベリンと、3人はジャベリンのお部屋に入った。

部屋に入ると、人数分のベッドが用意され、ベッドの間には青色のアクリル製の仕切り板が立てられていた。


ベル「お食事までしばらくごゆっくりおくつろぎくださいませ。なお、ご入浴のご用意はできております。

では失礼いたします。」


ベルは一礼してジャベリンの部屋から退室した。




午後6時


トントンとドアを叩く音がした。


ベルちゃんがジャベリンの部屋に来た。ドアを開けてベルちゃんは


ベルちゃん「失礼いたします。ジャベリンさま、あやなみさま、にーみさま、らふぃーさま、お...お食事の準備できました。」

と四人を呼んだ。




同刻 ロイヤル寮内 レストラン


ベル エディンバラ「失礼いたします。」


ベルファストとエディンバラは四人に、ビーフシチューとバターライスと、ニンジンのグラッセと茹でたブロッコリーがトッピングされた

デミグラスハンバーグと野菜たっぷりのコールスローサラダを持ってきた。


ベル「本日のご夕食でございます。後ほどデザートをお持ちいたしますので、どうぞご堪能くださいませ。」


ベルとエディンバラは四人に配膳をした。


綾波「おいしそうです。」

と一言言って、スマホで写真を撮った。


ニーミ「なんか豪華でおいしそうですね。」


ラフィー「おいしそう。」


ジャベリン「うわぁ、おいしそう!」

と目をキラキラさせていた。


ベル「それではご堪能くださいませ。」


ベルとエディンバラは礼をして後にした。


数十分後


食事を終えて、四人は再びジャベリンの部屋に戻った。


綾波「おなかいっぱいです。」


ラフィー「ラフィー、満腹。」

という会話をしながらジャベリンの部屋に向かった。



午後7時


四人は大浴場に来ていた。

着替えを入れるかごの中には清潔でふんわりとした真っ白いタオルが用意されていた。


浴場に入ると、四人はシャワーを浴びるながらフローラルの香りが漂うシャンプーで髪を洗う。その後綾波の提案で背中を流し合った。

再びシャワーを浴びて体を洗い流し、そのまま浴槽に浸かった。


綾波「お風呂気持ちいいです。」


ジャベリン「なんか…癒されますね。」


ニーミ「なんだか疲れが吹き飛びそうです。」


ラフィー「あったかい。うん、あったかい。」


と会話していると、イラストリアス級三姉妹が浴槽に浸かりはじめた。



綾波「あ、イラストリアスさん。」


イラストリアス「あら、綾波ちゃん。」


三姉妹は四人の隣で浸かっていた。


ヴィクトリアス「君たちの事は聞いてるわ。陣営が違うのに仲がいいっていいことよね。」


綾波「ヴィクトリアスさんの言うとおりです。喧嘩はする気がないです。」


フォーミダブル「そうね。それは私達も同じだね。喧嘩なんかしていたら女王陛下に怒られてしまいますもの。だから仲良しって良いことなのですわ。」


ニーミ(心の声)「怖っ…。」


などと会話をしていた。


30分後、お風呂からあがった四人は濡れた体をバスタオルで拭き、また着替えて、浴場を後にした。


午後8時

ベルがジャベリンのお部屋に来ていた。


ベル「失礼致します。陛下からのお達しでアフタヌーンティータイムへお招きするよう申し上げられ、お迎えに参りました。陛下のお部屋にご案内致します。」


数分後

四人は、陛下のお部屋に着いた。

ベルがドアをノックして

ベル「失礼致します。陛下、四人をお連れいたしました。」とQEに伝えると、

四人は礼をしてQEの部屋に入室した。部屋にはウォースパイトもいた。


QE「いらっしゃい。よく来てくれたわ」


綾波「お招きありがとう…です。」


ニーミ「招いていただいてありがとうございます。」


ラフィー「ありがとう。ラフィー、感謝する。」

礼を言うと、ウォースパイトに案内されて席に着いた。

着席するとベルがティーカップに紅茶を注いだ。同時にベルちゃんが皿に盛り付けられたチョコチップ入りのスコーンを置いていた。


数分後

QE「ジャベリン、今日の事は申し訳なかったわ。私、あの後にフッドと指揮官に怒られてね。だから言い過ぎてしまったわ。」


実は反省会後の事。


QEは指揮官に呼び出されていた。


指揮官「おい、フッドから聞いたぞ!ジャベリンを泣かせるくらいにまで説教して…どういう事だ!」


QE「申し訳無かったわ。でもきつく言わないと思って言ったのも事実なのよ。だって、ああでもしなきゃ、実戦でやられる訳じゃない。」

とQEが言い訳する。すると、フッドは怒りをにじませ、QEに近づき手袋を脱ぐや否や素手で


パチン!


とQEに平手でビンタを一発かました。

QE「痛いじゃないの!」

フッド「いい加減になさってください陛下!ジャベリンだってみんなだって頑張ったのですわよ。勝敗は兵家の常ですわ。なのに陛下独りの理由で労を労わずに説教するなんて人間のすることではありませんよ!」

とフッドはQEに怒鳴った。


QE「全く、ウォースパイトといいフッドといい、指揮官といい、私、全く頭が上がらないわ。悪かったわ…。」

と反省している態度を見せた。


QE「と言うことがあったのよ。」

とQEが言うと、ジャベリンは

ジャベリン「いいんですよ。「日々精進です。」って綾波ちゃんが言ってましたよ。」

と言って、スコーンを一口かじった。


数十分後

綾波は、ポケットからスマホを取り出した。


綾波「良かったらみんなで記念撮影でもしたいです。QE陛下、ウォースパイトさん、ベルさんとベルちゃんもどうぞです。」


QE「しかし、それでどうやって撮影するのよ!」


綾波「これがあるです。」


綾波はポケットからシャッター機能がついた自撮り棒を取り出した。


QE「ふーん。いいじゃない。いいわ、あなたの要望にお答えするわ。ウォースパイト、ベル、ベルちゃんおいで。」


と言って8人揃って自撮りで記念撮影をした。


綾波「良かったらSNSに載せてもいいです?」

と綾波が問いかけると、

QE「いいわ。」

とQEが承諾をした。


午後9時 ロイヤル寮 ジャベリンの部屋


アフタヌーンティータイムから戻ってきた四人はパジャマに着替えてベッドに入った。ジャベリンが明かりを消して


ジャベリン、「みんな、おやすみ。」


ニーミ「おやすみなさい。」


綾波「おやすみなさいです。」


ラフィー「おやすみ…zzz」


と四人は眠りについた。


明日はどんな日になることやら…。


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