[アズレン短編⑯]尊敬する人
今年最後のSSはホーネットとエセックスです。
指揮官とフッドとエセックスとホーネットの雑談の中で尊敬する人について語った4人。エセックスとホーネットが尊敬する人とは?そして指揮官の尊敬する人とは?
午後3時 母港執務室
一仕事を終えた指揮官とフッドと秘書艦であったエセックスとホーネットがソファーに座って雑談していた。
エセックス「そうなんですか…。フッドさんと指揮官が仲良いものですから、どうしてだろうと思ったもので…。」
フッド「うふふ…、指揮官様は私だけでなく、いろんなKAN-SEN達と仲良くするのがポリシーなのですわよ。ですよね、指揮官様。」
指揮官「ああ、そうさ。お互いに仲を深めれば、良いところも見えてくるし、少しずつ尊敬できるところも出来てくるのさ。」
ホーネット「尊敬ねぇ。」
ホーネットはボソッと呟く。
指揮官「ところで、みんなは尊敬する人って誰だ?」
と、指揮官が訪ねる。
エセックス「そうですね、エンタープライズ先輩ですかね。」
ホーネット「姉さんをかい?」
エセックス「いつ如何なる日々も凛々しくて困っていたら色々教えてくれるので
そんなところは尊敬できます。勿論、指揮官の事も尊敬しています。指揮官は誰にでもやさしくて、いつでも冷静ですから。」
指揮官「それはどうも。ホーネットは?」
ホーネット「私かぁ…。そうだねサラトガかなぁ。私なんか、以外とガサツだしさ、かわいいところも見せられないけど…、そんなところはシスターサラから学びたいわねぇ。」
フッド「ふふふっ。ガサツといえば、うちのレパルスもそうですわ。レナウンも私も少々お手を焼いておりますわよ。でもそんなところも彼女らしいですわ。」
ホーネット「へへっ…そうかい。」
ホーネットはフッドの話に少し納得した。
フッド「ところで、指揮官様は尊敬している人はおりますの?」
指揮官「うむ…。士官学校時代の教官だね。あの教官は飴と鞭が強かったけどね。でもあの教官には感謝しているさ。
あの教官の厳しさが俺のやる気と自信を与えてくれたから今の俺がいるんだよ。俺もあの教官の教えを胸に今を戦うのさ。」
エセックス「どんな教えです?」
指揮官「[いつ如何なる日々も、思考と冷静さを欠くな。いつ如何なる日々も戦術は己の力にあると心得ろ。いつ如何なる日々も努力することを怠るな。]ってね。」
エセックス「素晴らしい教えですね。」
エセックスは感心しきりだった。
数時間後
エセックス「それではお疲れ様でした。」
ホーネット「指揮官、お疲れ様。」
指揮官に挨拶した二人は寮へと戻った。
その頃執務室
フッド「いつまでも、私達の為に頑張ってくださって感謝しますわあなた…いえ、指揮官様…。」
指揮官「私の期待に応えてくれて感謝するよ、フッド。」
お互いにお礼の言葉をのべると、二人は
抱き合って口づけ合った。
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