2022-06-29 05:52:02 更新

概要

この作品は【単独行動隊提督 16】の続きです
この作品は合同作品が存在します
合同作品名【反乱軍提督】
こちらの作品もよろしくお願いします


前書き

提督

【過去大きなミスを犯したと言って自ら単独行動隊に入った変わり者 目付きが悪いせいで他の者から距離を開けられる事の多い】
【首にはいつもネックレスをしてるところが特徴 そのネックレスの形も特徴的で1と6…?の形した数字が飾られている】
【単独行動隊66番 コードネーム:a maverick(通訳:はぐれ者) 現在は単独行動隊を辞めて南我原鎮守府の提督をやっている】
【過去 川内が沈んで息絶えた川内の亡骸を見つけた際に夜雷が鳴っていて、それ以来夜雷が鳴っている時に外へ出ると思い出して怖がる(言わばトラウマ)】
【過去 大湊警備府提督だったが伊19と川内が轟沈して提督をやめ、単独行動隊に入ったが再び提督に戻って南我原鎮守府提督になった(追記 伊19だけではなく、川内も沈ませてしまって罪を償おうと単独行動隊に入った…)】
【上官と会う前は北提督と一緒で人間同士の戦争が起きてた場所で育った 人体実験をして腕と足は常人を超えた力を持っていて、腕から日ノ丸と言う艦載機を発艦させることが出来る 搭載数は片手に5機 両手で10機】
【日ノ丸艦載機=戦、攻、爆を取り揃えた万能艦載機 ボーキサイトや弾薬を多く使うのが欠点だが援護射撃や単独行動をしてる提督にとっては優秀過ぎる艦載機である】
【過去のあだ名は特攻隊提督と呼ばれていた】


瑞鳳

【仕事熱心の働き者で面倒見のよい艦娘(軽母) 配属が決まっていなかったが今回の提督の所に着任する事が決まった】
【過去 元横須賀鎮守府の秘書であり元提督の事や横須賀鎮守府の事を聞いたり、話したり、思い出したりすると性格が急変する】
【過去何かをしてこの世界を危険な目に晒した張本人でもあるらしい→過去にした事をなんとかしようと1人で悩み続けていたが提督に助けを求めて手伝ってもらっている】
【如月の睨みつけの劣化版 気迫で敵を怯ませることができる 範囲は半径30m】


金剛

【いつもハイテンションで元気な艦娘(戦艦) 配属は東我原鎮守府に決まっていたが移動が決まって今回の提督の元に着任した】
【ほとんどティータイムの時しか出てない気がする…】




【元気が良くて悪戯好きな艦娘(駆逐艦) 元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が演習で賭けした際に南我原に移動が決まった】
【提督に酸素魚雷をぶつけて遊ぶのが趣味…?】




【礼儀正しく少しおっちょこちょいな艦娘(駆逐艦) 元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が演習で賭けした際に南我原に移動が決まった】
【提督の仲間思いや艦娘思いに心を打たれて好意を抱いている】


吹雪

【元南提督の艦娘(駆逐艦) 単独行動隊管理者の指揮者をやっていたが現在は南我原に着任している】
【瑞鶴と一緒で提督loveな所はあるが瑞鶴と違って人前など二人になれない場所では大胆に抱きついてきたりはしない…だが、二人っきりになった時は物凄く大胆になる】
【南提督の過去と瑞鳳の過去は青葉と同じくらい知ってる】
【元大湊鎮守府に着任していた頃は元秘書艦代理だった(追記 元大湊鎮守府に着任していた時は医務も担当していた)】
【過去、深海棲艦に直撃を食らって沈んだが、提督に救助され 今も滞在している…が、吉を引いたか凶を引いたかはわからないが1度沈んだことによって1ヶ月に1回ぐらいに深海棲艦化の発症が現れる※】
【※上記に追記 深海棲艦化が発症する代わりに駆逐艦とは到底思えないほどの力を手に入れた 駆逐艦でも戦艦だろうがなんだろうが一撃粉砕するほどの力を持っている…が、それを使うと深海棲艦化が一気に襲ってくるため、多用することはできない※】
【※さらに上記に追記 深海棲艦化を抑えるための薬が吹雪が沈んだことによって、すぐに開発された【即効性型深海棲艦化鎮圧粉末】と【長効型深海棲艦化鎮圧錠剤】というものを飲めば深海棲艦化を一時的に抑えることができる】
【提督と同じ睨みつけが使える(限度・制御が効かず、提督程ではないが広範囲で吹雪と目が合った者は敵味方関係なく気絶させる(1度使ったら丸一日目が開かなくなる))】


時雨

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが現在は南我原鎮守府に着任している(駆逐艦)】
【よくヤンデレキャラとして使われるがこの作品では通常なので予めご了承下さい】
【おとなしい性格で物静かなところが目立つ よく提督が寝ている時に密かに唇を重ねることが多いとか…?】
【自分の意思でキレることができて戦闘力を上げることがてきるが制御が効かないためあまり使えない】
【特殊能力ー直感を使うことができる どんなに選択枝があろうと二つに絞ることができる ただし、二つしかない場合には効果を発揮することができない】


夕立

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが、現在は南我原鎮守府に着任している(駆逐艦)】
【語尾に(ぽい)や(かも)とつけるなんとも可愛らしい艦娘(作者は瑞鳳が一番です!)】
【元気な性格で提督に甘えてくる時は飛びついて甘えてくる…正直、瑞鶴と変わらない(瑞鶴みたいに人前気にせずイチャイチャしようとは言わない)】
【特殊能力ー野生の本能を使うことができる 使うと獣のように暴れ回り、野生の勘を発揮させることができる …ただし、野生の本能を使うとコントロールがなかなか聞かないうえに野生の勘も勘だから使い時は非常に難しい(ほとんどキレた時と同じ)】


扶桑

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが今は南我原鎮守府の艦娘(戦艦)】
【不幸艦と言われている艦娘だが現在南我原提督にお前達は不幸艦じゃないと言われ自分が不幸艦だと思うのをやめた】
【元大湊警備府にいた時は戦艦のなかでもトップクラスの性能を持つ航空戦艦】


山城

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが今は南我原鎮守府の艦娘】
【扶桑と同じく不幸艦と呼ばれていたが現在南我原提督にお前は不幸艦じゃないと言われ自分か不幸艦だと思うことをやめた】
【元大湊警備府のにいた時は戦艦のなかでも二番目に強いと言われていた航空戦艦】


天龍

【元東南我原鎮守府に着任していたが移動が決まって現在南我原鎮守府に着任 子供に人気がある面倒見の良い艦娘】
【提督と一緒に先陣を切って敵艦隊を一網打尽にしたこともある軽巡洋艦準エース 実力は提督も認めるほど】
【特殊能力ー範囲識別 半径50メートル以内に入ったありとあらゆるものを100%識別できる 使うと燃料を大量に使う上に目をずっと開いていないといけないため、目に疲労が溜まりだんだんと痛みが襲ってくる 電探の強化版みたいなもの】


龍田

【元東南我原鎮守府に着任していたが移動が決まって現在南我原鎮守府に着任】
【普段は毒舌で目を細めて相手を睨みつけることが多いが意外にも押しに弱くて、提督にぐいぐい押されると普段の性格とは逆転し、オドオドしながら恥ずかしがる】


如月

【元東南我原鎮守府に着任していたが移動が決まって現在南我原鎮守府に着任】
【提督LOVE塾(っ'ヮ'c)<ウッヒョォォォォオな艦娘(もはや意味不明)】
【第二軍隊最強艦娘と呼ばれていて、一軍隊と比べれば戦力は劣るがなかなかの実力を持っている】
【吹雪とは仲が悪く、少しでも話すとすぐに喧嘩する(如月 吹雪が悪いのよ?私は悪くないわ)】
【睨みつけに近い睨みを使うことができる※】
【※上記に追記 提督たちが使う睨みつけとは違い、目を合わせても気絶はしない その代わりに提督たちよりもはるかに超える半径100m以内の敵に睨みつけると一瞬だけ動かなくなる しかも目を合わせる必要性がない】


東提督

【東我原鎮守府の女提督 艦娘思いの強い一面もあり、かなり人気のある提督】
【過去 南提督に金剛を取られた事で取り返す為、南に演習を挑んだが敗退(七体一 東が七)
その上雷と電も取られた】
【南方海域で第一艦隊がやられそうになった時に南提督に助けてもらって南提督に惚れた】
【過去 辛い事があったらしいが誰にも話していない→過去に好きな人であった元横須賀鎮守府提督が反乱軍になったことによって嫌いとまでは言わないが見損なったと思っている】
【南提督が自ら深海棲艦と戦うのに憧れて東提督も自身で戦う事を決意し、明石が作っていた南提督が使っている重攻撃型装甲を見つけて装備する(武器はいろいろと取り付けられている)】
B:Dって事は教えておくわ
W:キュッとしてるわ!
H:…(小さくて悪かったわね…)


加賀

【ご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原のクール艦娘(正規空母) 】
【東我原の艦娘だが元同僚の金剛、雷、電が南我原に居るので時々遊びに来る…が、最近は時々ではなくほぼ毎日来ている気がするが…】


赤城

【加賀と同じくご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原の艦娘(正規空母)】
【加賀と同じく南我原に遊びに来るが飯目的で来る ちょっと限度を考えて欲しい(南)】


青葉

【南提督の元艦娘だった現在東我原の艦娘(重巡)】
【提督の過去を一番多く知っている一人…だが、南提督の過去を話そうとはしない 上官に口止めされているのもあるが悲しすぎると言うこともあって口を開かない※】
【※上部に関連する追記 瑞鳳の情報も知っているみたいだが元提督より酷いと言って話そうとはしない】


明石

【工作関係を得意とする東我原鎮守府の艦娘 南提督の換装【重速度型装甲】を治した本人でもある】
【南提督の換装が珍しかったらしく同じのを作ったマニアック】


提督(北)

【北我原鎮守府の提督 南提督とは馴染みで昔南提督の鎮守府に良く遊びに来ていた元気っ娘】
【過去 人間同士の戦争が起こっていた村で生まれ、本当の兄貴が殺され上官に助けられた】
B:聞いたら殺す!(Aカップ)殺す!!
W:体重は気にしてるから痩せてるわ!
H:でかいのかしら?


神通

【元南提督の艦娘 今は北提督の艦娘(軽巡) いつもおとなしい感じが目立つ】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】
【川内が沈んだことは知らない…?】


那加

【元南提督の艦娘 今は北提督の艦娘(軽巡) 私はアイドルと言うところが一番目立つ元気っ子】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】
【川内が沈んだことは知らない…?】


瑞鶴

【南提督(元提督)loveの元南提督の艦娘 現在は北我原鎮守府に着任している(正規空母)】
【南提督を見かけた瞬間どこでも構わず抱きついていく】
【過去 初代提督(呉鎮守府提督)に五航戦は要らないと言われ鎮守府から追い出され捨てられた…だが南提督に助けられ、面倒を見てくれた事がきっかけで好きになった※】
【※上部に関連する追記 初代提督は南提督がなんとかしてくれた為、復讐することなどは考えていない】
【青葉程ではないが皆より多少多く知っている】
【特殊能力ー一点集中を使うことができる 10秒間的を見る必要はあるが条件が整ったら狙った的に100%当たる ただし、その的を見てる間は他のことに気を回してはいけないうえに100%当たるが防御されたら意味がない】


翔鶴

【瑞鶴の姉で南提督の元艦娘 現在は北我原鎮守府に着任している(正規空母)】
【おとなしい性格でいつも瑞鶴の面倒を見ている】
【過去 合同作戦を失敗した事があるが南提督が解決してくれたことがきっかけで惚れた】
【青葉程ではないと思っていたが青葉←吹雪←翔鶴の順番で元提督のことを知っている】
【提督と同じく睨みつけが使える(限度・半径五m以内にいる敵味方関係なく目を合わせた人を気絶する程度しかできない上一日一回しか使えない)】


提督(西)

【西我原鎮守府の提督 無口でいつも静かに本を読んでる事が多い】
【性別 女】
【最近は出番が一切ない】


不知火

【南提督の元艦娘 今は西提督の艦娘(駆逐艦) いつもクールでなかなか表情を崩さないところが特徴】
【南提督に睨みつけを教えた本人でもある】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】


提督(東北)

【東北我原鎮守府のショタ提督 見た目は小さいがかなり頭の良い指揮官(東より頭が良い)】
【提督の中でも評価がかなり高いが見た目が小さい為馬鹿にされることが少々…】


妙高

【南提督の元艦娘 現在は東北我原鎮守府の艦娘(重巡)】
【過去に演習で元提督の秘書艦を沈めようとした事で鎮守府から追い出された】
【元提督の事は酷く恨んでいるらしく、南提督を殺そうと考えている…?】


長門

【現在は東北我原鎮守府に所属する艦娘だが過去瑞鳳と一緒だった元横須賀鎮守府の艦娘】
【過去 瑞鳳のせいで元提督が島流しされた事を今でも忘れておらず、復讐心を今でも持っている】
【元横須賀鎮守府の時では戦艦のエースと言われていた 今現在裏切り説があがっているが本当かは不明…】


武蔵

【大和型戦艦で二番目に強い最強の艦娘(戦艦) いつも上官の補助をしている】
【出番は少なめなのであまり書くことがない為、この前の作品と同様また(また)しても出番があるか不明】
武蔵「…もう何言っても無駄だな?」


night

【単独行動隊の一人 艦娘に手を出して軽犯罪を受けて捕まった変態…だが、紳士である(手を出したと言っても性的な意味)】
【犯罪ランクはA】
【南提督とは仲が良く、共に戦闘を行動した事もある】
【身体能力は南提督程ではないがなかなか高い※】
【※上部に関連する追記 南提督の睨みつけは効かない+駆逐艦程度の攻撃はほぼ当たらない】
【武器は対敵艦隊型三十cm大砲とサーベル】
【南提督の過去は南提督が【誰にも知られて欲しくない事】を知っている(それ以外は良く知らない)】
【嫁である叢雲が一週間に一度会いに来てくれる 最高だぜぇぇぇっっっ!!!!!!(night)】
【過去三番目に最高提督と呼ばれていた提督…だが、その時は現在南我原提督とは面識がなかった】
【腕だけだが人体改造して南提督と一緒でサーベルで戦うほどの力を持っている】


ENDLESS Hell

【単独行動隊の一人 犯罪ランクは最高犯罪度E】
【過去横須賀鎮守府の憲兵をやっていたが瑞鳳を殺そうとした(フリ)事によってランクEの終身刑を言い渡された大犯罪者】
【顔や体中には痣や腫れ、殴られ跡が目立ち元の原形がない】
【武器などは一切不明】


翔鶴 「………。」ポカーン


扶桑 「…ふっふふ!痛いところを突かれましたね さすがに提督から許可出されたらなにも言えませんね?」ズキズキ…


翔鶴 「…そうですね あなたがよけいなことを言わなければこんなことにはならなかったんですがね?」ピキピキッ


翔鶴 「扶桑さんちょっと私の目を見ててくださいね?」スゥ… 目をつぶって睨みつけを出そうと準備する


扶桑 「ちょっ!?それは洒落になりません!!」グッ!! 急いで目をつぶり翔鶴と目を合わせないようする


翔鶴 「目を開けてください 扶桑さん?」スゥ… 目を開けて扶桑を気絶させようと…



山城 「だっダメです!!」グシャァッ!!!!


翔鶴 「うぎゃあぁあぁぁーっ!!!!」背後から両目を握られて潰される



金剛 「oh…眼球にクリティカルヒットネ」ゾクッ


翔鶴 「目がーっ!!目がァァァーっ!!!!」ウガァァァーッ!!!!


山城 「お姉さまに睨みつけなんてさせませんよ!お姉さまは私が守ります!!」ドンッ!!


扶桑 「…あの、山城?さすがにこれはやりすぎよ……」


山城 「いいえ!これくらいやらないと翔鶴さんは止められません むしろもっとやらないと完全に止めることはできません!!」


山城 「相手は翔鶴さんですよ?甘く見てはいけません 舐めてると殺されます!!」


扶桑 「さすがに殺されはしないと思うけど…あと舐めてないわ」


山城 「いいえ甘く見てます!早くトドメを刺さなければまたお姉さまに襲いかかります お姉さまに危害を加えるものは誰であろうと許しません!」スゥ… 手を振るえさせながら拳を上げ翔鶴にトドメを誘うとする


扶桑 「ちょっ!?や、山城 さすがにそれはまずいわ!!」ガシッ 拳を上げた山城の腕を掴んで止める


扶桑 「あなた目が本気よ!ほんとにやる気じゃないでしょうね!?」


山城 「ーっお お姉さまのためなら…わたし、覚悟は出来てます!!」プルプル…


扶桑 「なんの覚悟っ!?今そんなに覚悟いらないわ!落ち着きなさい」


山城 「ですが!こうでもしないと翔鶴さんを止めることは……」



翔鶴 「ーっ…山城さん、よくもやってくれましたね ちょーっと怒りましたよ?」ズキズキ…ムクッ


翔鶴 「少しばかりおしおきが必要ですね 私の目…見ててくださいね」スゥ… 目をつぶり山城に睨みつけを出そうと…


山城 「ひぃぃっ!!」ビクッ!!


扶桑 「し、翔鶴さん 山城が目を潰したことは謝りますので手荒な真似は……」アタフタ


翔鶴 「じゃあふたり揃って見ててくださいね 仲良く気絶してください」スゥ…



ヒュオォォォンッ!!!!!!…


扶桑 「」


山城 「」


フラァ…バタンっ 扶桑と山城は翔鶴の目を見てその場で意識を失い倒れる



翔鶴 「…ゆっくりおやすみなさい 姉妹揃って」スゥ… 目を元に戻して普通になる



金剛 「ほんとに提督の元艦娘たちはcrazy…怒らせたらなにが起こるかわからないデース」


大和 「ーっ…」カタカタ…


矢矧 「……あの、大和さん?なぜそんなに震えてるんですか」


酒匂 「顔も真っ青です…具合悪いんですか?」


大和 「…いっいえ 具合悪いわけでは………」フイッ…


翔鶴 「大和さんも再び、喰らいたくなければおとなしくしてくださいね?私は容赦なく使いますからね」ニコッ


大和 「ひぃっ!!?」ビクッ!!


能代 「…っえ 大和さん、喰らったことあるんですか!?」


矢矧 「なにをしたんですか 翔鶴さんが大和さんにそのようなことをするとは思えないんですが」


大和 「…えと、それは………」ダラダラ…


翔鶴 「うふふ!それじゃこのふたりを部屋まで運んできますのでそろそろ演習の準備してくださいね」ガシッ


翔鶴 「瑞鶴、瑞鳳を手伝ってあげて もしふたりじゃ大変そうだったら青葉や龍田にも手伝わせてね」


瑞鶴 「うっうん わかった」


青葉 「翔鶴さん 今日はもう睨みつけ使わないでくださいね もう一度使ったら一日潰れますから」カリカリ…


翔鶴 「わかってるわ 大和さんが変なことしなければ使わないから安心して」ズルズル…


龍田 「いってらっしゃーい」カリカリ…


提督(北) 「……ふたりとも冷静だね 今そこでふたりが気絶して倒れたのに」


青葉 「もう見慣れましたからね とくに扶桑さんはトラブルメーカーの常習犯ですから」カリカリ…


龍田 「だれ構わずオヤジみたいな性格で変なことばかり言ってるから仕方ないわー 提督にも目をつけられるほどだし、そろそろおとなしくして欲しいものよ」ンー…


提督(北) 「…そうなんだ」







一方、night&叢雲の部屋では…



night 「すー…すー…」


叢雲 「すぅ…すぅ…」ベッドの上でふたり揃って向かい合いながら横になり寝てる


night 「すー…すー…」


叢雲 「すぅ…すぅ…」








さらに一方、睦月&如月の部屋の扉前では…



パンパンパンパンっ!!!!…


如月ちゃん…如月ちゃん!いいよ気持ちいいよ 睦月またイきそうだよ!///パンパンッ…


如月ちゃんも欲しいよね?睦月が作った偽物の人工〇子出していいよね!!///ズチュズチュ…


あぁぁーっ!!だめ、ダメダメ!!もう出しちゃダメ もうおなかタプタプよぉ!!///パンパンッ…


これ以上出されたら溢れちゃうわ それにずっとイカされてて頭がおかしくなっちゃう!!///グチュグチュッ…


いいよ もっとおかしくなって?睦月だけしか見れないようになってよ///ハァハァ…


あっだめ…もう、イク!!///ゾクゾクッ!!!!


ダメダメっ!!中はダメ もうおなかの中に出さないで!!///ゾクゾクッ!!!!


ダメっ!!ダメダメ ダメぇぇぇーっ!!///


受け取るにゃし♡♡ビュルルルルー!!…


あぁーっっっ!♡!♡!♡///ビクビクビクビクッ!!!!!!


…以下繰り返し













提督の部屋



提督 「………」グリグリ…


鹿島 「あがががががっ!!!!!!」グリグリッ!!!! 頭部左右から拳を擦り付けられている


提督(東) 「…えっと、あなたたちにはまだ早いからそういうことは……」///


雷 「それさっきも聞いた!どうすれば司令官としてもらえるのか聞きたいから元司令官は黙ってて!」


電 「おっお姉ちゃん さすがにそれは言い過ぎなのです…」


提督 「…鹿島 おまえは余計なこと言うなよ?言ったらわかってるよな」グリグリ…


鹿島 「もうやられてます!!まだなにも言ってないのにやられてるんですが!!」イダダダダッ!!!!


提督 「おまえが余計なことを言うのわかってるから先にやってるだけだ 気にするな」グリグリ…


鹿島 「まったく信用されてない!!」イヤーッ!!


提督(東) 「南助けてっ!!この子たち私の言うこと聞いてくれない!!」

(´;Д;`)


提督 「だから無理に説得しなくていいって言ったじゃないか 俺がなんとかするって言ったのに」


提督(東) 「男のあなたが言うのはまずいでしょ!しかもこんな小さな子達に言ったらあなた変態よ!」


提督 「男なんてみんな変態だろ なにを今さら」


提督(東) 「相手を選んで言いなさいよ!!吹雪たちぐらいならまだいいけど雷たちはまずいからね!!」


提督(東) 「…まさかあなた、相手がだれであろうと受け入れる気!?」


提督 「俺はそのつもりだが 相手が望むなら受け入れるまでだ 伊19からはそう言われてるし」


提督(東) 「(じゃあ私のことも受け入れなさいよ!私があなたに惚れてるの知ってるくせに!!)」///イラッ


提督 「(東のやつさらに苛立だせたな なんか気に障ること言ったかな?)」


雷 「ねぇ司令官 どうしたら私たちの相手してくれる?やっぱり胸大きくしないとダメ?」


提督 「俺は胸の大きさなんて気にしないから安心しろ 胸で決めるようなことはしない」


電 「なっなら!私たちも相手してほしいのです!」///


提督 「相手するのは構わないが雰囲気や場所を考えないと…ちなみに今はムードもなにもないから絶対にダメだぞ」


雷 「なんでよ!今すぐしてくれてもいいじゃない!」


提督 「おまえも鹿島や如月みたいなこと言うな しかも他にひとがいるのにそういうこと言うんじゃねぇ!」


電 「(さっさすがに今すぐにしたいとは言えないのです…)」///


雷 「いいじゃんいいじゃん!!みんなの前でも私はへいきよ!私たちの世界に入っちゃえば周りなんて気にしないわ」


鹿島 「その通りです!自分の世界に入ってしまえば周りなんて気にしなくなぁァァーっ!!」グリグリ…


提督 「お前は黙ってろ」


提督 「自分たちの世界に入っても周りは関係ないからな 絶対に変な目で見られるからな」


雷 「構わないわ!だからして…っ!」ハッ


雷 「(そういえばアブノーマルなプレイはやめた方がいいって扶桑さんが言ってたわね 公開プレイってアブノーマルに入るわよね)」


雷 「(それに慣れちゃうと普通にしたときじゃイけなくなるって言ってたから公開プレイはしない方がいいわね)」


提督 「…? 雷?」


雷 「…やっぱりまた今度でいいわ!今すぐじゃなくてもいい」


提督 「っえ そ、そうか?ならいいんだが」


電 「…お姉ちゃん?」


雷 「電 してもらうならちゃんとムードを考えてするわよ アブノーマルなプレイは今後響くから!」


電 「ふぇぇーっ!!?」///


提督 「アブノーマルなプレイって…おまえ、だれかに悪知恵入れられたな?急にしろなんて言うから変だなと思ってたが」


提督 「だれから変な知識入れられた 扶桑か?あいつだな てかあいつしかいないか」


鹿島 「犯人がひとりしかいない…」


雷 「さぁだれかしらね?私たちに一歩踏み込ませてくれた人物とだけ言っておくわ!」


提督 「うんあいつだな 後でしばく」


雷 「それじゃ司令官 今日は出直すけど、また雰囲気がいい感じのときにしましょうね!」


電 「そっその時は電もしてほしいのです!」///


提督 「っえ ふたり同時に抱くの?別に構わないけど」


提督(東) 「よくないわよ!!抱くならひとりずつ抱きなさい!!」///


雷 「元司令官も乗り遅れちゃダメよ?もしかしたら私たちが先に大人の階段登っちゃうかも!」ニヤッ


提督(東) 「わかってるわよそのくらい!あなたたちに言われなくても!!」///


電 「ふぇぇ!?電はなにも言ってないのです!!」


雷 「じゃあね〜!!」ガチャッ


電 「ま、待ってほしいのです!!」タッタッタッ!!…


パタンっ…



提督 「………」パッ…


鹿島 「あたたた…やっと話してもらえた 髪の毛がぐちゃぐちゃに……」イタタタ…


提督(東) 「まったくあのふたりは…いきなり入ってきたと思えば変なこと聞いてくるんだから」


提督 「わるいな俺んところの扶桑が変な知識を入れたみたいで」


提督(東) 「別にいいわよ それにもうあの子たちは私の艦娘じゃないんだから文句言う権利もないわ」


提督(東) 「ただ…さすがにあの子たちに手を出すことはいただけないけどね もう少し大きくなってからじゃないと」


提督 「まぁそうだな たしかにそれに関してはお前の言い分はあってる」


提督 「…けど、それでも相手が望むなら俺は受け入れるまでだ 申し入れを断るのも相手に悪いが食わぬは男の恥とも言うしな」


提督(東) 「じゃあわたしも食べなさいよ…」ボソッ


提督 「………」


鹿島 「…南提督 今のは聞こえるように言ったんでしょうか?それとも無意識に言ったんでしょうか」ヒソヒソ


提督 「たぶん無意識だろう あいつがあんなド直球に言ってくるとは思えない」ヒソヒソ


鹿島 「……食べてあげないんですか?好意を持ってるのに相手してあげないのはかわいそうですよ」


提督 「簡単に言うな ムードも考えないといけないうえに相手は他所の指揮官だぞ そんな簡単にそういう関係にはなれない」


鹿島 「でも他の方は抱いて東提督さんには抱かないのも酷い話しじゃありませんか?ひいきしてますよ」


提督 「っ…た、たしかにそうだが」


提督(東) 「…ねぇ南 やっぱりわたしって魅力ない?以前はあるって言ってくれたけど」


提督 「っえ いや普通にあるけど」


提督(東) 「ほんと…?」


提督 「あぁ むしろかなり美人の方に入ると思うぞ 逆に聞くがモテたりしないのか?」


提督(東) 「…わたし元々百合だったから気にしたことなかったわ 高校大学は女子高女子大だったし」


提督 「百合…」


鹿島 「百合…♡」///ハァハァ


提督 「落ちつけ」


提督(東) 「この仕事に着いてからも艦娘とイチャイチャしたくて入って男に興味なかったから気にしてないし」


提督(東) 「……でも、そんな考えもたったひとりの男のせいでぶち壊されたけどね」


提督 「…元横須賀鎮守府提督か」


提督(東) 「えぇ あの人のやり方は絶対に艦娘を沈めさせないで自身の手で装備を作る別名改造屋」


提督(東) 「艦娘のために自らの手で装備を作ったり改造したりして強くする人なんてそうそういないわ あなたも艦娘でもないのに自身で深海棲艦と戦うところは一緒ね」


提督(東) 「そういうところに惚れて百合から普通に戻ったわ まさか百合から普通に戻るなんて今でも信じられないわ」


提督(東) 「……でも、せっかく普通に戻れたのにあの人が裏切ったことによって一気に嫌いになったわ 惚れさせた恨みを晴らすために殺す気で恨んだわ」


提督 「(それは自分勝手すぎじゃないかな…?女怖ぇ……)」


提督(東) 「でも今はちがうわよ?瑞鳳から話し聞いて理由が理由だったからもう恨んでないし殺す気もない それに今は…」


鹿島 「…今は、なんですか?」


提督(東) 「……なっなんでもない(あぶない 今もろ口から今は南のことが好きって言いそうになった)」///


提督(東) 「(いくら知られてるとはいえ、さすがに目の前で好きなんて言えないわよ しかも鹿島もいるし…)」///


提督 「…」ミシミシミシチシ…


鹿島 「アギャアァァァツ!!!!なっなんでぇぇぇ!!?」イダダダダッ!!!!


提督 「なんか企んでそうだったから先に手を打っといた てか考えてたろ」


鹿島 「なにも考えてませんよ!ただこのまま良い雰囲気になっていけばするかなとは思いましたが」


提督 「はいアウトー」ワシャワシャ!!!!


鹿島 「いやぁぁっ!!髪の毛がぐちゃぐちゃに…っ!」ハッ


鹿島 「いやーん!!だめ南提督 そんな激しくしちゃ!!」///ハァハァ


鹿島 「そんな激しくされたら私壊れちゃいます〜♡」///エヘヘ!!


提督 「………」ミシミシ…


鹿島 「あぎゃぁぁぁぁーっ!!!!」メキメキメキメキ


提督(東) 「(…この艦娘、次から気をつけよう かなり危ないわ)」








演習場



ドーンッ!!ボンボンっボゥン!!!!


矢矧 「しまっ!?」ガツンっ!!


提督 「そこまで!矢矧砲弾直撃 大破判定!試合続行不可とする」


提督 「能代大破、阿賀野大破で三対三の演習試合続行不可 これにより時雨、夕立、吹雪の勝利とする!」



夕立 「ぽいっ!完全勝利!!」

L( ^ω^ )┘無傷


時雨 「あぶなかったね 少し手こずったよ」無傷


吹雪 「そうですか?そこまで手こずりませんでしたが」無傷


時雨 「ちょっ吹雪 もうちょっとオブラートに…」



阿賀野 「…うん、無理 あの子たちに勝てるわけない」大破判定


能代 「動きが化け物よ…ヤバすぎるわ」大破判定


矢矧 「駆逐艦の強さじゃありませんよ…タイマンでも無理」大破判定



大和 「………」


酒匂 「…あの、大和さん あの方たちに勝つ方法ってありますか?私は見つからないんですが」


大和 「…ムリです タイマンならまだ勝機はあるかもしれませんが二人以上に攻められたらやられます」


鹿島 「南提督かっこいい〜♡真剣な眼差しで審判してかっこよすぎます!!」///


提督(東) 「鹿島 あなた演習してるひとを見なさいよ(わかるけど)」


天龍 「余裕だったなあいつら これなら三対一でも勝てるんじゃねーか?」


青葉 「いやさすがに三対一じゃキツいかと…まして相手は総本部の方たちですよ」


龍田 「でも意外といけるかもしれないわよ?とくに本気を出した吹雪なら…ね」クスッ


比叡 「…逆にどれほど強いのか見てみたいです 見ることはできないんですか?」


青葉 「っえ うっうーん…それは難しいかと 使ったら何日も寝込んでしまうので吹雪さん自身使いたがりませんから」


明石 「見れたらまた新しいデータが取れるので私も見たいですね お願いして見せてもらえないでしょうか?」


青葉 「私ではなく吹雪さんに聞いてみてください たぶん無理だと思いますが…」


雷 「じゃあ聞いてみた方が早いわね 吹雪ーっ!」



吹雪 「っん?なんでしょうか」


雷 「ちょっと深海棲艦化して大和さんと戦ってみて!」


大和 「ちょっ!?」


吹雪 「いいですよ」アッサリ


全員 「「ーっえ!!?」」


提督 「吹雪!?おまっそんな簡単に許可していいものじゃないだろ!てかなんで許可した!?」


吹雪 「最近使ってなかったので腕が鈍ってないかを確かめるのにちょうどいいなと思ったからです それに…」


吹雪 「大和さんにはかなり!怒っていることがあるのでいい機会ですしね!」ニッコリ


大和 「ーっ!!」ブンブンブンブンッ!!!!

勢いよく首を横に振って戦いたくないと強調する


吹雪 「拒否権はありませんよ?てか全員でかかってきてくださいよ どれくらい強いのか改めて調べたいので」


総本部艦娘たち 「「ーっ!!」」ブンブンブンブンッ!!!!


電 「あっあの、さすがにかわいそうなのです…」


吹雪 「どこがかわいそうなんですか?むしろ私の方がかわいそうですよ」


吹雪 「毎回のように抱きしめられては骨は軋み痛みに襲われ…私がどれだけガマンしたと思ってるんですか!」


吹雪 「というわけで情け容赦無用で相手しますので本気で来てください 私も本気でやりますので♪」ニコッ


阿賀野 「絶対いやだ!!あれで本気出してないとかヤバいから!!」


能代 「わたしもやだ!!今の演習でこりごり!もうやり合いたくない!!」


吹雪 「提督 いいですよね?六対一で演習しても」


提督 「……あんまり深海棲艦化は使って欲しくないんだが、まぁ腕が鈍ってると困るから許可するよ」


鹿島 「いやぁぁぁぁーっ!!!!」

(´゚д゚`)


酒匂 「わ、若葉さん助けてください!わたし死にたくありません!!」


若葉 「っえ いや、わたしに助けを求められても…頼むなら天龍さんとかに頼んだ方がいいと思うぞ」


酒匂 「だめっ!!天龍さんは吹雪さんの味方だから助けてくれない!むしろやれって言われる!!」


金剛 「さすがにそんなこと言わないかと思いますが…」


瑞鶴 「だいじょうぶよ あなた達ならきっと骨だけは残るわ!だから自信持ちなさい」グッ


酒匂 「いやーっ!!死んでるー!!」


翔鶴 「気をつけてくださいね 吹雪の深海棲艦化はほんとに強いので」


酒匂 「さらに不安にさせてきたーっ!!しかも先程扶桑さんたちを気絶した人が言うと説得力すごぃぃぃぃ!!!!」


提督(北) 「翔鶴…」



時雨 「それじゃ僕たちはベンチに行ってるね あぶなくなったらすぐ止めるからね」


吹雪 「すみませんがお願いします なるべくは抑えますが…」


夕立 「…念のため、実弾も用意するからね」


吹雪 「構いません 止まらなかったら容赦なく攻撃してください」


時雨 「そうさせてもらうよ 行くよ夕立」


夕立 「ぽいっ」


ザー…








数十分後…



吹雪 「準備完了です そちらはどうですか?」チャキッ 自身の主砲を手に持ち戦闘態勢に入る


大和 「あの、辞退しても…」


吹雪 「却下です」


矢矧 「…死にたくありません」


阿賀野 「(逃げたら怒られるかな?すごくやりたくない…)」


能代 「大和さん 私後ろから援護するので頑張ってください」


酒匂 「わたしも後ろから援護します…」


鹿島 「わたしも援護に回ります」


大和 「ちょっ!?みなさんひどいです!私だけに頼らないでください!!」


大和 「みんなで力を合わせて倒しましょう!そうでなくては倒せません!!」


阿賀野 「力合わせても倒せないと思うよ」


能代 「うん むり」


鹿島 「私は南提督と結婚する予定なのでまだ死にたくありません」


酒匂 「死にたくない…」


大和 「戦う前から諦めないでください!!そして鹿島さんはなにを言ってるんですか!」


大和 「矢矧はみんなで力を合わせれば勝てると思いますよね?そうですよね!」


矢矧 「………」


大和 「ーっ…や、矢矧?」タラー…


矢矧 「…すみません 勝てる要素がどこにもありません!」フイッ


大和 「やはぎーっ!!」



提督 「…全員戦闘準備完了したな それじゃ始めるぞ?」


大和 「鬼ですか!!これのどこが準備できてると思うんですか!!」


提督 「準備はできてるだろ 心以外は」


大和 「死にたくありません!!」


提督 「……開始!!」


総本部艦娘達 「「鬼ーっ!!」」


吹雪 「それじゃ使いますね 一瞬で終わらせてあげますよ」スゥ…



ヒュオォォオンッッッ!!!!!! 吹雪が目をつぶると同時に吐き気を催す程の殺意が周りにいる人達に襲いかかる



総本部艦娘達 「「ーっ!!!?」」ゾクゥ!!!!



時雨 「…始まったね」チャキッ 吹雪からかなり離れた場所で海上に立ちながら待機している


夕立 「ぽいっ 暴走したら本気で止めるっぽい」チャキッ



天龍 「……翔鶴、瑞鶴、青葉、龍田、瑞鳳 おまえら準備しとけ 吹雪が暴走したら殺す気で止めるぞ」


瑞鳳 「っえ わたしも!?」


翔鶴 「あなたの腕は私たちと同じ一軍クラスだと認めてるのよ だから協力して」スチャッ


瑞鶴 「吹雪が暴走したらシャレにならないわ 総本部の艦娘たちだけじゃなく私たちまで殺されるわ」


龍田 「青葉、私たちはコンビネーションで行くわよ」


青葉 「わかっています」


瑞鳳 「…どれくらい役に立てるかわかりませんができる限りはします」スチャッ


天龍 「たのむぜ」スチャッ



比叡「ーっ…な、なんですかこの感じ 寒気が止まらない…!!」ガクガク…


金剛 「い、今…私が死ぬ姿が見えた気がします……」ビクビク…


雷 「き、きもちわるい…!!はきそ……っ」ウプッ


電 「寒気が止まらないのです…死にそうなのです!!」ガタガタ…


若葉 「ーっ……!!」ガクガク…


明石 「ひっひぃぃ…!!」ガタガタ…


提督(東) 「うぶっ!!きもちわるい…なんで」


提督(北)「ーっひ ひがし、ごめんちょっと抱きしめさせて!!」ガシッ


提督(東) 「ちょっあなたいきなりどうし…っ!」ハッ


提督(北) 「ーっ…」ガタガタ…


提督(東) 「(北も怖がってる…てか、みんな怖がってる あまりの恐怖に全員震えて……)」



提督 「……吹雪 意識はあるか?」


吹雪 「だいじょうぶです まだへいきです」


提督 「…無理はするな いいな」


吹雪… 「はい」スゥ…


吹雪(深) 「一分でケリをつけます」ギンッ!! 瞳が赤く染まり体全体的に肌色から白く変わっていく



大和 「っ!(体の色が…!!)」


吹雪(深) 「」ザッ… 静かな音でその場から一瞬にしていなくなる


矢矧 「っな!?消え」コツンッ



吹雪(深) 「まずひとり」バァンっ!!


矢矧 「がぁっ!!」後頭部に主砲をゼロ距離で突きつけられて撃たれる


阿賀野 「うそっ!?いつの間に」スゥ… すぐさま主砲を吹雪に向けようと…


吹雪(深) 「おそい」ガンッ!!バシャン… 阿賀野の手に持っている主砲を見えない速度で蹴り飛ばした足で海の上に落とす


阿賀野 「ーっ!?(はやっ)」


吹雪(深) 「ふたりめ」バァンっ!!


阿賀野 「ぐへぇっ!!」腹に演習弾を至近距離で食らう


大和 「(まずいっ!!)全員密集体制!!」


能代&酒匂&鹿島 「「っ!」」ザーッ!! 大和のかけ声と同時に背中合わせでくっつき守りを固める


吹雪(深) 「無駄ですよ」ザッ…コツンッ どこからともなく一瞬にして酒匂の目の前に現れ頭に主砲を突きつける


酒匂 「ーっな!!?」


能代 「酒匂!!」スチャッ すぐさま主砲を吹雪に向けようと…


吹雪(深) 「じゃま」ガァンッ!! 主砲を能代の主砲に下から上へ勢いよく降り弾く


能代 「うそっ!?」グラッ 主砲を上に弾かれてバランスを崩す


吹雪(深) 「さんにんめ」ゲシィ!!!!


能代 「かはぁっ!!!!」ブンッ…バシャァァン!! 腹に蹴りを入れられて遠くまで飛ばされ背中から海面に落ちる


酒匂 「能代お姉ちゃん!!」


大和 「くぅっ!!」ボンボゥン!!!!


吹雪(深) 「ハエが止まりそうな遅さですね」カンカンッ…バシャバシャンっ!! 向かってきた演習弾を主砲に当てて軌道を変え左右に弾く


大和 「冗談ですよね!?」


鹿島 「ーっやぁ!!」ブンッ!! 主砲を鈍器のように振って当てようと…


吹雪(深) 「よにんめ」ガンッ!!バァンっ!! 左手に持っている主砲で鹿島の攻撃を防いで右手に持ってる主砲を鹿島の腹部に向けて放つ


鹿島 「ぐぅぅっ!!」


酒匂 「鹿島さん!!」


大和 「鹿島さん横に身を投げてください!全主砲発射!!」ボボボボボボゥン!!!!!!


鹿島 「ーっ!」ザーッ!! 横に身を投げようと体を傾かせ…


吹雪(深) 「ちょうど良い盾がありました」ガシッ


鹿島 「…っえ」グイッ 襟元を掴まれて吹雪の前に突き出される


大和 「ーっな!?(鹿島さんを盾にっ!?)」


酒匂 「鹿島さん避け…」



提督 「吹雪っ!!」


吹雪(深) 「っ!」ハッ…ザッ!!



バシャバシャンっ… 吹雪達がいたところに演習弾が落ちる


吹雪(深) 「…危なかったですね もう少しで全部当たるところでしたよ」瞬時に演習弾の着弾点から横にずれて避ける


鹿島 「っ…」グテー… 吹雪が高速移動したと同時に襟元が思いっきり引っ張られて首が絞まり意識が失いかけている


吹雪(深) 「提督ありがとうございます 自我を失いかけてました」


提督 「気をつけろよ 俺が声かけてなければ時雨たちが動いてたぞ」



時雨 「………」ジッ… 実弾入りの主砲を吹雪に向けて警戒してる


夕立 「………」同じく実弾入りの主砲を吹雪に向けて警戒してる



吹雪(深) 「…これは恐ろしいですね もしふたりが動いてたら私もタダじゃ済まなかったかもしれません」


吹雪(深) 「鹿島さん起きてますよね すみませんがあなたはもう戦闘不可能です 自分の足で撤退してください」スゥ…


鹿島 「…は、はい……」ザー…


吹雪(深) 「…さて、あとふたりですか 思わぬタイムロスが入り一分過ぎてしまいましたね」


吹雪(深) 「ですがまだ時間はあります 残りのタイムリミットであなた方を倒します」スチャッ


大和 「ーっ…」タラー…


酒匂 「…どっどうしますか大和さん 命令を……」


大和 「…私が突っ込みますので酒匂さんは援護をお願いします」


酒匂 「わかりました」


吹雪(…) 「作戦は決まりましたか?それじゃ行きま………」スゥ… 目が赤色から青色に変化する



提督 「ーっ!! 時雨夕立っ!!」


時雨(切) 「夕立切れてっ!!」ブチィッ!!ザーッ!! 即座に切れて吹雪に突っ込む


夕立(野) 「アハハハッ!!ぶっ殺してやる!!」ブチィッ!!ザーッ!! 野生の本能を発揮して吹雪に突っ込んでいく


提督 「大和酒匂 吹雪から離れろ!!殺されるぞ!!」ザッ…バシャンっ!! 審判台から海に降りて吹雪のもとに突っ込んでいく


大和 「ーっえ!?」


吹雪(…!!) 「…アハッ?」ニタァ



天龍 「全員吹雪を殺す気で殺れっ!!」タンッ…バシャンっ!!


龍田&青葉 「「了解っ!!」」ザーッ!!


翔鶴 「全艦載機発艦!!吹雪を大破させて!!」バシュンっ!!


瑞鶴 「こっちも同じくよ!沈める一歩手前まで攻撃して!!」バシャンっ!!


瑞鳳 「翔鶴さんたちの援護をお願いします!!」バシュンっ!!


全艦載機 「「了解っ!!」」ブゥーン!!…



酒匂 「やっ大和さん…!!」ガタガタ…


大和 「酒匂さん逃げますよ!!」ザーッ!! 酒匂を連れて吹雪から離れる


吹雪(?) 「…」スゥ… 主砲を大和に向けて放とうと…


時雨(切) 「あはははっ!!死ねぇ!!」スチャッボゥン!!


夕立(野) 「くたばれっ!!」ボゥン!! 吹雪に向けて実弾を放つ


吹雪(凄) 「…ジャマダ」ザッ… 時雨たちの前から一瞬にしていなくなる


時雨(切) 「っ! 夕立警戒し…」


吹雪(凄) 「シズメ!!」ガァンッ!!!! 時雨の脳天に目掛けて主砲を鈍器に使い沈める気で叩きつける…が


時雨(切) 「ぐぅぅっ!!!!」ミシミシッ!!!! なんとか吹雪の攻撃を見抜いて主砲を盾にして防ぐがあまりにも威力が強すぎて骨が軋む


夕立(野) 「あはっ!みーつけた!!」スチャッ 吹雪の姿を捉えると同時に主砲を向ける


吹雪(凄) 「オソイ」ガシッ 肉眼では追えない速度で時雨から離れて向けられた主砲を掴む


夕立(野) 「わかってるんだよ!!」ボスゥ!! 野生の感で吹雪が主砲を掴んで来るのを予測していて腹部に蹴りを入れる…が


吹雪(凄) 「…ナンダ カゼデモアタッタカ?」服蹴りを入れられても平然としている


夕立(野) 「それも予測済みっぽい ふんっ!!」グルンっ!! 腹部に蹴りを入れた足を中心にしてもう片方の足を吹雪の頭にめがけて勢いよく回し上げ蹴りを入れ…


吹雪(凄) 「ジャマ」パシンッ 夕立の蹴りをいとも容易く受け止める


夕立(野) 「ーっ!! それも予測済…」


吹雪(凄) 「ウットオシインダヨ!!」グイッ!!



バシャァァンッ!!!!


夕立(野) 「がぁぁっ!!」足を引っ張られて海面に叩きつけられる


時雨(切) 「夕立!!のやろぅ!!」ザーッ!! 怒りに任せて主砲を突きつけながら吹雪に突っ込んで…


吹雪(凄) 「ウザイ キエロ」ブンッ!!



ボスゥっ!!!!


夕立(野) 「ぐぇぇっ!!」足を掴まれながらぶん回されて時雨の右脇に激突する


時雨(切) 「ぐぅぅっ!!」ミシィッ!!


吹雪(凄) 「ブットべ」パッ



ブンッ!!……バシャーン!! 時雨は夕立と一緒にかなり離れたところまで飛ばされて海面に落ちる


吹雪(凄) 「…サテ ツギハ」ギロッ



提督 「吹雪!!」スチャッ 吹雪の近くまで来てサーベルを両手に構え戦闘態勢に入る


吹雪(凄) 「…アナタガアイテデスカ タダノニンゲンガ」ザッ…


吹雪(凄) 「ワタシニカテルトオモウナ」ザァ… 肉眼では捉えられない速度で提督の背中側に回る


提督 「…相変わらず早いな 俺じゃなきゃ見落としてるな」スゥ…スチャッ 右手に持つサーベルを通常から忍者刀を持つ構えにする


吹雪(凄) 「っ!」


提督 「ふんっ!!」ヒュンッ!! 右手のサーベルを右回転して背後にいる吹雪の首元に目掛けて突き刺す


吹雪(凄) 「オソイ」シュンッ 横に体をかたむけて提督の攻撃を避ける


提督 「おらぁっ!!」ヒュンッ!! 左手に持つサーベルを傾いた吹雪の体に目掛けて切りつける


吹雪(凄) 「アマイ!」ガァンッ!! 縦に回転蹴りしてサーベルを足で弾く


提督 「ーっと」スチャッ 左手が上にあげられてすぐさま右手を前に出して防壁を張る


吹雪(凄) 「ソンナモノデフセゲルトオモウナ!!」バチャンッボゥンッ!! 着地と同時に主砲を放つ


提督 「剣技 弾返し!」ガキィン!! 吹雪の放った演習弾を上向きに弾いて軌道を変える


吹雪(凄) 「フンッ!!」突きつけていた主砲を突き刺すように前方へ突っ込む


提督 「食らうか!!」ザンッ!! 上にあげていた左手を下に下げて主砲の砲塔部分をぶった斬る


吹雪(凄) 「っ!」


提督 「(隙ができた 今なら!)」スゥ…カサッ サーベルを小指だけで持って袖の中に入れといた即効性型深海棲艦化鎮圧粉末の入った小袋を親指と人差し指で取り出す


吹雪(凄) 「…っ」ニヤッ


提督 「っ!!」ゾクッ!!



天龍 「青葉龍田俺に続けっ!!絶対止めるぞ!!」ザーッ!!


青葉 「わかっています!」


龍田 「ケガしても文句言わないでねー?」


無数の艦載機 「「」」ブーン!!… 天龍たちの背後から追いかけて来ている



吹雪(凄) 「」ザッ…バシャンっ 主砲を捨てて提督の前からいなくなる


提督 「ーっな!?主砲を捨て」



吹雪(凄) 「…」バツンっ!!!!


提督 「た……」ブシャァーッ!! 右側から来た吹雪に気づかず手刀が右手首に入り切断される



全員 「「ーっ!!?」」


提督(北) 「ーっお」


提督(東) 「みなみーっ!!」



吹雪(凄) 「…カタテセツダン ツギハハンタイガワダ!」ザッ… 再び素早い速度で姿を消す


提督 「ーっくぅぅ…!!」ドバァァ…


提督 「(まじかよ!俺の手を持っていくとは…全然見えなかった!!)」ズキズキ!!…


提督 「(しかも改造してある部分をいとも簡単に壊すとは さすが深海棲艦化しただけあるな 強すぎる!!)」


提督 「(血を止めたいが吹雪がまた消えた 治療より対処しない)」



吹雪(凄) 「」ザッ… 提督の左側に現れて左手首を狙って手刀を構えている


提督 「ーっと!」ヒュンッ!! 今度は姿を捕えることに成功して左手に持ってるサーベルを振るう


吹雪(凄) 「っ!」スカッ…ザーッ 提督の攻撃を紙一重で避けて離れる


提督 「っち 当たらなかったか これは本気出さないとまずいかな…」ダラダラ…


提督 「(これ以上攻撃を食らうわけにはいかないし、被害を出すわけにもいかないな 本気出せば勝てるとは思うが……)」



天龍 「提督だいじょうぶか!!まだ動けるか!?」


提督 「だいじょうぶだよ まだ動ける ただ血は止めないとまずいから切れ目部分になにか縛れるもので縛ってくれないか?」


青葉 「わかりました 今結びます!」パチンッ 首にかけてある双眼鏡を取って紐だけ取る


龍田 「時雨、夕立 だいじょうぶー?まだ戦えるかしらー」



時雨 「ーっ…ててて まっまだいけるよ ちょっと骨が軋んだけど」ムクッ…


夕立 「ごっごめん時雨 吹雪に掴まれたっぽい」スクッ


時雨 「見てたからわかってるよ それよりもう一回切れれる?」


夕立 「切れれるけど…さっきみたいに動けないよ 最初ので一気に体力使っちゃったから…」ハァ…ハァ…


時雨 「そうだよね…フル回転で使ってれば疲れは最後に襲ってくるもんね 途中でやめたらそこから疲れを感じるから……」ハァ…ハァ…


夕立 「次は切れずにやるしかなさそうだね」スチャッ


時雨 「そうみたいだね それじゃ行くよ!」


夕立 「ぽいっ!!」



night 「おいおいなんだよこの変な感じは!!人がせっかく叢雲とイチャついてるっていうのに!」タッタッタッ!!… 鎮守府内部から変な気を感じ取り出てくる


叢雲 「っ! なによあれ、深海棲艦……?」


如月 「…これはまずいことになってるわね 暴走してるじゃない」


睦月 「吹雪ちゃん…」ビクビク…


扶桑 「変な気を感じて起きてみれば…非常に危険ね」


山城 「薬飲み忘れたんでしょうか 止められますかね」



提督 「っ! 睦月、叢雲!東たちを鎮守府の中に避難させてくれ!」


提督 「扶桑たちは吹雪の鎮圧を手伝ってくれ 殺す気で止めてくれ!」


睦月 「りょ、了解にゃし!」タッタッタッ!!…


叢雲 「なにがなんだかわからないけどヤバそうなのはわかったわ 了解!」


night 「ちょっおいまて!あの子吹雪ちゃんなのか!?たしかに服装や目付き、髪型は似てるけど」


扶桑 「あれは正真正銘吹雪です 目や肌の色が違うのは深海棲艦化した姿なので暴走を止められれば元の姿に戻ります」


如月 「でもそう簡単じゃないわ 深海棲艦化した吹雪の強さは異常よ 私たち全員が束になってかかっても倒せないわ」


山城 「伊19さんや川内さんが入れば楽に対処できたんですが…提督だけではかなり厳しいです」


night 「マジかよ…」



叢雲 「あんたたち早く中に入りなさい あれは冗談抜きでやばいわよ!」


睦月 「早く避難して!今の吹雪に目をつけられたら一瞬で殺されちゃうにゃし!」


金剛 「っ…で、デスが あのままでは吹雪が!」


比叡 「そうですよ 私達も加勢して止めなくては!」


睦月 「司令官たちがなんとかしてくれるからだいじょうぶ!私たちが行っても殺されるだけだよ!」


若葉 「私たちだけ撤退なんてできるか!いくら戦力の差があるとはいえ、ここで下がっては艦娘の名折れだ!」


睦月 「司令官の手を見て!あの司令官が右腕持っていかれてるんだよ!?そんな相手に私たちで太刀打ち出来ると思ってるの!」


若葉 「そ、それは…」


叢雲 「東我原提督 あなたみんなに避難命令しなさい!この中で権力があるのはあなたよ」


叢雲 「私たちじゃ動かせないなら指揮官であるあなたが言って聞かせなさい!」


提督(東) 「ーっ…全員、撤退よ!ここは南たちに任せて鎮守府に入りなさい!!」


若葉 「っ…わかった」


雷 「行くわよ電!あとで元に戻った吹雪を叱るために生きるわよ!」


電 「はいなのです!」


金剛 「戦艦である私たちが撤退するなんて…」


比叡 「まったく屈辱でしかありません…」


提督(北) 「翔鶴、瑞鶴 ぜったい吹雪を戻してね!」


翔鶴 「任せてください 必ず戻します」


瑞鶴 「頼りにしてよね!」


タッタッタッ…



大和 「みっ南提督!私たちは加勢します 総本部の戦力の力をお貸しします!」


提督 「…大和 悪いがお前も撤退しろ 相手が悪すぎる」ギュッ!!… 右腕を縛って血を止める


提督 「総本部の戦力艦としてのプライドがあるかもしれないが今ここであいつと戦えばお前は殺される 今のあいつは誰でも殺しにかかってくる」


提督 「俺の権限使って命令する …撤退しろ」


大和 「ーっ…」ギリッ…


酒匂 「大和さん…」


矢矧 「大和さん撤退しましょう 南我原提督の命令です」


能代 「総本部として情けない気持ちは私たちもわかる…でも、南提督の言う通り あの子に勝てそうにない」


阿賀野 「帰ったらあの子に勝てるぐらいに特訓だね!」


鹿島 「大和さん急ぎましょう 吹雪がこっちに目を向けてきたらやられます!」


大和 「……わかり、ました これは南提督の命令として受け止めます 今回は南提督たちに任せましょう」


大和 「帰ったらみなさんビシバシ特訓しますよ!」


全員 「「はいっ!!」」


大和 「南提督!すみませんが撤退させていただきます 吹雪のことをお願いします!」


提督 「まかせろ!お前たちの分まで戦ったやる!」



ザー…



扶桑 「nightさん こちらはこちらの艦隊で行きましょう あなたに指揮を託します」


山城 「変な命令したら撃ち殺しますからね ちゃんとした命令してください」


如月 「私は司令官のところに行きたいわ …と言いたいけど、今はそんなこと言ってられないわね」


如月 「命令して あなたの指揮で動くわ」


night 「…わかった とりあえず海上に飛び込むぞ 装備は付けてるな」


如月 「こんな気配を漂わせて持ってこないわけないでしょ ちゃんとフル装備で来てるわ」スチャッ


扶桑 「私たちもだいじょうぶです 完全装備です」


山城 「同じく平気よ いつでも行けます」


night 「よし それじゃ吹雪を止めに行くぞ!」タッタッタッ!!…バシャンっ 堤防から海上に降りて吹雪のもとに向かう


全員 「「はいっ!!」」ザー…



翔鶴 「向こうは向こうで艦隊を作ったわね 良い判断ね」


瑞鶴 「提督ひとりじゃ全員動かすの大変だもんね できなくはないけど」


瑞鳳 「私たちも海上に飛び込みますか?観客席からではそれなりに距離があるので」


翔鶴 「そうね 守る方たちはみんな避難したからここにいる必要はないわね行きましょう」


瑞鶴 「でもあんまり近ずけないわよ 見てわかってると思うけど、今の吹雪は高速で動くから目で追えないわ」


瑞鶴 「あの提督でさえ追いつけなかったほどよ 私たちじゃ到底追えないわ」


瑞鳳 「わかっています 目で追えるなんて思ってないので安心してください」


瑞鶴 「ならいいわ それじゃ行くわよ!」タンッ…バシャンっ


翔鶴&瑞鳳 「えぇ!(はい!)」ザー…



吹雪(凄) 「ニンズウガフエタカ メンドウダ」


提督 「青葉 俺の手拾ってくれるか?あとでくっつけるから」


青葉 「わかりました」ザー…


天龍 「提督俺たちはどう動く?扶桑たちは向こうで艦隊を作って動くみたいだ 翔鶴たちは遠くから艦載機で援護してくれるけど」


提督 「俺とお前は接近戦で行く 時雨と夕立もおそらく接近戦で行くから四人で吹雪を囲う!」スッ…ジジッ サーベルを一旦しまって懐から無線機を取り出して電源をつける


提督 「扶桑聞こえるか?あまり吹雪に聞かれたくないから無線で伝える お前たちは援護集中で頼む」


提督 「nightにはお前たちを守るよう伝えてくれ あいつはそれなりに動体視力を持ってるからもしかしたら吹雪の攻撃を何度か防げるかもしれない」


扶桑 『わかりました 気をつけてください』


提督 「わかってる」ジジッ


提督 「翔鶴 みんな全艦載機出してるな?そのまま吹雪を囲うように配置してくれ この場からどこか行ったら大変なことになるから絶対に逃がすな!」


翔鶴 『了解しました!』


提督 「…時雨 お前たちだいじょうぶか?もし平気なら俺たちは接近戦で行くからお前たちも協力してくれ」ジジッ…


時雨 『わかった でももう切れることが出来ないからそれだけは気をつけて』


提督 「わかった」ブツッ


提督 「…腕を切られなかったのが幸いだな 日ノ丸発艦!!」パカッバシュシュシュシュシュン!!!!!! 腕からカタパルトが出てきて艦載機を発艦させる



日ノ丸 「「」」ブゥーン… 十機の艦載機が発艦され提督の周りを飛び回る


提督 「日ノ丸 援護を頼む!俺たちが接近戦で戦ってるときに吹雪が隙を見せたら容赦なく撃て!!」


日ノ丸 「「了解っ!!」」


提督 「龍田 お前は青葉と組め 徐々に吹雪に近づいて青葉が援護射撃、お前はもし吹雪が近づいて来たら守れ!」


龍田 「はーい 了解よ」


提督 「行くぞっ!!」ザーッ!!…


天龍 「絶対にやるぜ!!」ザーッ!!…



時雨 「行くよ夕立!」ザーッ!!…


夕立 「ぽいっ!!」ザーッ!!…



翔鶴 「全艦載機吹雪の周りに配置してください 吹雪を逃がさないでください!」


瑞鶴 「こっちも同じくよ 吹雪を囲いなさい!」


瑞鳳 「同じく着いてください 逃がしたら全員艦載機から降りてもらいますからね」


全艦載機 「「了解っ!!」」ブゥーン!!…



night 「俺たちは援護しつつ吹雪に近づいていくぞ お前らの身は俺が守るから安心してくれ!」スチャッ サーベルを構えて防衛体制に入る


扶桑 「わかりました すみませんがよろしくお願いします」


山城 「攻撃許したらどうなるかわかっていますよね」


如月 「その時は両手両足ねじり切ってあげるわ」ニッコリ


night 「お前ら容赦ねぇな!!」



吹雪(凄) 「………」


提督 「吹雪!わるいがちょっとケガしてもらうぞ!!」ザー…


提督 「悪く思うなよ!!」シュンッ!! 吹雪の腕にめがけてサーベルを振るう


天龍 「オラァ!!避けたら当たるぜ!!」ボンボゥンッ!! 主砲を吹雪の避ける方向に放つ


吹雪(凄) 「オソイ」ザッ… 提督の目の前から一瞬にしていなくなり攻撃を避ける


提督 「っ! 全員警戒しろ!!」



吹雪(凄) 「」ザッ!! 天龍の目の前に現れ手刀を構える


天龍 「おっと!お前の動きは丸見えだぜ!」ブンッ!! 主砲を鈍器のように振るい攻撃する


吹雪(凄) 「」ザッ… 再び天龍の前から一瞬にしていなくなり姿を消す


天龍 「…」パサッ…ギンッ!! 眼帯を取って能力、範囲識別を発動する


天龍 「…時雨!お前のところだ!!」



時雨 「っ!」


吹雪(凄) 「」ザッ!! 時雨の背後から現れ首元を狙い手刀を構える


時雨 「ーっふん!!」ブンッ!! 後ろに主砲を回して鈍器のように振るう


吹雪(凄) 「ッチ!」ザッ…ザザッ!! 一瞬にして時雨から距離を取り体勢を立て直す


時雨 「逃がさないよ」スチャッ 振った主砲を急停止させ吹雪が逃げた方向へと向ける


時雨 「死ねぇ!!」ボンボゥン!!!!


吹雪(凄) 「ソンナノキカナイ」パシパシンッ…バシャバシャッ!! 手のひらで砲弾の軌道を変えて海に落とす


時雨 「夕立!!」



夕立 「あはっ!!背中ががら空きっぽい!!」ザーッ!! 時雨に夢中の吹雪の背後を取り不意打ちを…


吹雪(凄) 「バレバレ」ボスゥッ!!


夕立 「うぐぅっ!!!!」ミシッ 溝に肘を入れられて骨が軋む


吹雪(凄) 「ブットべ」ドンッ!!


夕立 「おほぉぉっ!!!!」ブンッ…バシャンっ!! さらに溝に発勁を入れられて吹っ飛ばされる


時雨 「夕立っっ!!」



天龍 「オラァ!!止まれ吹雪!!」ヒュンヒュンッ!!!! 刀を吹雪に向けて振るう


吹雪(凄) 「オソイ」ヒュンストッ!!!! 一回目の攻撃は避けて二回目の攻撃は人差し指と中指の間に挟み込んで止める


天龍 「てめぇもな!!」ブンっ!! 刀が止められることを既に把握してすぐさま吹雪の腹部目掛けて蹴りを入れる


吹雪(凄) 「キカナイ」ボスンッ!!!! 腹部に蹴りを入れられるが微動だにせず受け止める


天龍 「っち マジかよ…」


吹雪(凄) 「」シュンっ!! 受け止めた天龍の足に目掛けて手刀を向ける


天龍 「効かねぇよ!!」カチッ



ボゥンッ!!!! 履いてる靴から一気にエンジンを吹かせる


吹雪(凄) 「っ!?」ザザァーッ!!!! 一気に吹かされた勢いで後方に飛ばされる


天龍 「…硬ぇな 無傷かよ」



吹雪(凄) 「…」シュゥゥ… 服が一部破けるが無傷



如月 「…吹雪 ちょっと動き止めなさい」ギンッ!! 吹雪だけ対象にして睨みつけを使い動きを止めようとするが…


吹雪(凄) 「」ザッ… まったく効かず姿を消す


如月 「…やっぱりダメね まったく効かな」


天龍 「如月!!お前のところだ!!」



吹雪(凄) 「…」ヒュンッ!! 如月の目の前に現れ首元に手刀を突きつける


如月 「っ!」スッ すぐに首元に手を当てて守りを…


night 「オラァッ!!」シュンっ!! サーベルを吹雪の腕に目掛けて切りつける


吹雪(凄) 「っ!」バキィッ!! 手刀を突きつけた手とは反対側の手でサーベルの平たい部分に拳を入れ粉砕する


night 「壊すなーっ!!」ガバっ!! 壊れたサーベルを捨てて吹雪に飛びつく


吹雪(凄) 「クルナヘンタイ!!」ヒュンッ!! 拳を作りnightの顔面に目掛けて振るう


night 「あぶなっ!?」ヒュンッ!! 体をぐねらせて吹雪の拳を避ける


吹雪(凄) 「ジャマダ!!」ブンッ!! nightの右腹に目掛けて蹴りを入れる


night 「ーっと 効かないぜ!」バシンッ!! 左手と右腕を使って吹雪の蹴りを受け止める


吹雪(凄) 「サワルナヘンタイ!!」グイッザー… 掴まれた足を引き剥がしてnightから距離をとる


night 「なんか俺に対しては他のみんなと違くない!?なんで俺だけ罵倒されるの!」


扶桑 「過去に吹雪を襲ったからじゃないですか?吹雪は提督LOVEですから」


山城 「しかも無理やりやろうとしたんだからなおさらです それに関しては私たちも警戒してますからね」ギロッ


night 「安心しろ 俺は小さい子にしか興味ないから!」グッ!!


night 「ちなみに如月にはそういうことしないから安心しろ お前の過去はa meverickから聞いてるから絶対にしない」


如月 「別にしてもいいわよ?ただし、その後どうなるかは保証しないけど」ニッコリ


night 「…うん ぜったいにしない」ゾクッ



提督 「時雨前に出ろ!天龍は俺たちのサポートをしろ!」ザーッ!!…


時雨 「わかった!」ザーッ!!


天龍 「了解!」



扶桑 「提督たちが動きました 私たちも援護するわよ!」


山城 「まちがって提督たちに打たないよう気をつけてくださいね」


如月 「もし当てたら処刑ね♪」ニコッ



吹雪(凄) 「…」ギロッ 提督たちの方を見て睨みつけ警戒する



提督 「日の丸!俺から見て三時と九時の方向に五機ずつ挟み込め 吹雪の隙を突いて発砲しろ!」


日の丸 「「了解!!」」ブゥーン!!…



吹雪(凄) 「…カンサイキ ジャマダナ」


吹雪(凄) 「ナラ…」バシャァ… 手に海水を乗せてすくい上げる



日の丸 「? 海水をすくい上げた…?なにやってるんだろ」


日の丸 「警戒しろ なにかしかけてくるぞ!」



吹雪(凄) 「…ーっふん!!」ブンッ!!



日の丸 「……っえ」ヒューッ!!


バシャンっ!!ボガァァァアン!!!!!! 投げつけられた海水が勢いよく当たり爆撃される



日の丸 「ーっ!!?」


日の丸 「なっ!?か、海水を投げて迎撃した!?」


日の丸 「じょうだんだろ!?海水で迎撃できるとかありえない!!」


日の丸 「化け物だ!!」


提督 「ちがう!あれは化け物なんかじゃない れっきとした吹雪だ!」


提督 「ちょっと暴走してるだけで艦娘だ!化け物呼ばわりするな!!」


日の丸 「っ! す、すみません」



時雨 「くらえーっ!!」ボンボゥン!!!!


吹雪(凄) 「ジャマ」パシパシン…バシャバシャッ



日の丸 「撃てーっ!!」ババババババッ!!!!!!


吹雪(凄) 「ウットウシイ」ザッ…バシャシャシャシャ その場から姿を消して艦載機の攻撃を避ける


日の丸 「姿を消した!見つけ…」


天龍 「提督 目の前だ!!」



吹雪(凄) 「…」ザッ… 提督の前に現れて手刀を構える


提督 「もうその手は喰らわねぇよ!!」シュンッ!! 吹雪の手を狙ってサーベルを振る…


吹雪(凄) 「…」ヒュンッ!! サーベルが振られているにもかかわらず勢いよく手刀を突き刺す


提督 「ーっな!?」


提督 「(まずいっ当たる!!)」ビタっ!! 振りかざしたサーベルを無理やり止めて攻撃を止める



ーっザシュゥ!!!!


提督 「ーっ!!」ビチャァッ!!ギリギリ左目にもろ当たる直前で体を反らし、左目からズレたこめかみ部分に手刀が擦れる


天龍 「提督っ!!」



吹雪(凄) 「シネ!」ヒュンッ!! すかさず提督の溝部分に目掛けて左手に手刀を作り勢いよく突き刺…


提督 「ーっ食らうかよ!!」ガシッ!! サーベルを捨てて吹雪の手を掴み取る


吹雪(凄) 「っ! ハナセ!!」ヒュンッ!! 右手を再び手刀を作り提督の腕を切り離そうと…



ーっドスゥ!!!!


吹雪(凄) 「ーっ!!?」ボキィッ!!!! 右腕に矢が刺さり勢いがありすぎて上腕骨が折れる



瑞鶴 「…ごめん吹雪 でも許して」スチャ… 特殊能力、一点集中を使い的確に吹雪の右腕に当てる



提督 「瑞鶴よくやった!あとで説教だ!!」ボスゥッ!!


吹雪(凄) 「グフゥッ!!」バシャンッ!! 右腹部分を思いっきり蹴られて海面に倒れ込む


提督 「悪く思うなよ吹雪 お前を戻すための最低限の正当防衛だ!」スッピー 左腕の袖から即効性型深海棲艦化鎮圧粉末を取り出し歯に挟んで封を開ける


提督 「飲めっ!!」グワッ!! 勢いよく粉末を持った左手を吹雪の口に目掛けて突きつけ…


吹雪(凄) 「ーっフン!!」ブンッ!!



キィンッ!!!!


提督 「ーっ!!!!」クリティカルヒット!! 大事なところに思いっきり蹴りがヒットする



night 「ひぃっ!!」ヒュンッ 前かがみになり自分の股を抑える



吹雪(凄) 「(イマダ!!)」ムクッ 隙ができた瞬間に起き上がろうと…


提督 「ーっオラァ!!」ガサッ!! 吹雪の口の中に袋ごと粉を飲ませる


吹雪(凄) 「フゴォッ!!?」


提督 「あいにくだが俺は急所を狙われても耐えれるように訓練されてんだよ とくに秘部は集中的にな!」ズキズキ…


提督 「袋ごと入れちまったが切り口は下にしてるから粉は口の中に入るだろ 早く落ち着け!」


吹雪(凄) 「ムグッ!!ググッグギギーっ!!」ジタバタジタバタッ!!!!


吹雪(…) 「ググッガ…ギギギ……!!」プルプル… だんだん薬が効いてきて暴れが収まってくる


提督 「………」


吹雪 「っ…っっ………」ビク…ビク……


吹雪 「………」パタッ… 薬が完全に効き動きが止まる


提督 「…治ったようだな はぁ……マジで焦ったぜ」


提督 「(もう少しで本気出すところだった…さすがにここまで押されたら冗談抜きで出てたかもしれない)」


提督 「(本気出したら俺自身、どうなるかわからない 過去に起きた深海棲艦惨殺を再び繰り返すことになってたかもしれない…今度は深海棲艦じゃなく艦娘相手に……)」



天龍 「提督だいじょうぶか!かなりすれすれで目のところ食らってたが」ザー…


時雨 「吹雪は落ち着いた…んだよね 薬口に突っ込んでたの見たけど」


提督 「あぁだいじょうぶだ 暴走は収まって今おとなしく寝てるよ 少し休めば目覚めるだろ」クルッ 天龍たちの方に顔を向けて安心させようと…


天龍&時雨 「「ーっ!!」」ビクッ!!


提督 「? どうした?」ギロッ!! 無意識に本気の眼光を光らせて天龍たちを見ている


天龍 「っ…て、提督 いま……キレそうなのか?」タジ…


提督 「……っえ」


時雨 「睨みが消えてないよ…昔出した、本気出したあの時の睨みになってるよ……」ビクビク…


提督 「っ! ーっ…!!」ブンブンブンブンッ!!!! 自分の顔を左右に振って元の目つきに戻そうとする


提督 「…これで治ったか?」スゥ…


天龍 「あ、なおった…」


時雨 「……提督、本気でキレそうになってたの?吹雪相手に」


提督 「………」


天龍 「…出す前に大人しくさせられてよかったぜ もし出してたら今頃、吹雪は死んでたかもな」


天龍 「よくガマンしたな提督 えらいぞ」


提督 「…すまない あまりにも傷つけられて出しそうになった しかもお前たちに睨みを効かせるなんて」


時雨 「別に平気だよ僕たちなら 提督のことはよくわかってるからね」


時雨 「ただ次からはないようにしてほしいかな 提督がキレたらシャレにならないから」


提督 「肝に銘じておく」



扶桑 「提督だいじょうぶですか?なんとか抑えることができたみたいですが」ザー…


山城 「提督!はやく手を治療してください!このままだとくっつかなくなってしまいます!」


提督 「だいじょうぶだよ 俺の腕は改造してあるからそんな簡単に細胞は死なない」


night 「改造してあっても半分だろ?早めにやらないといくら改造してあってもまずいぞ」


提督 「それはわかってるよ 早くあのバカに頼んで腕の良い妖精を用意してもらわないとな」


如月 「睦月ちゃんじゃダメなの?あの子は神の手を持ってるから一瞬にして治してもらえると思うけど」


提督 「全部機械なら任せたが生身の体も混ざってるからな さすがに生身は専門外だろ」


如月 「…たしかにそうね」


青葉 「提督 今から上官と共に腕の良い妖精を連れて来るとのことなので急いで医務室に向かってください」ザー…


提督 「連絡入れてくれたのか 助かる」


龍田 「吹雪は私が連れていくわ よっと」トサッ



時雨 「…夕立 だいじょうぶ?」ザー…スッ 夕立の元まで駆け寄り手を伸ばす


夕立 「ぼっぼぃぃ…むっ胸が、溝が痛いっぼい……!!」ズキズキ…


時雨 「もろ攻撃入ったもんね 吹雪も本気だったから骨ヒビ入ったかも」


夕立 「ぼぃぃ…修復剤ですぐ治る?」


時雨 「治らなくはないけど…体力や精神は治らないからしばらくは安静した方がいいね」


夕立 「ぼぉぉ…そんなぁぁ………」



翔鶴 「瑞鳳 医務室に最低限の手術具があったわよね?準備してくれるかしら」


瑞鳳 「わかりました すぐ準備してきます」タッタッタッ!!…


瑞鶴 「わたしも手伝うわ 翔鶴姉は提督さん達に事態が収まったことを伝えて」


翔鶴 「わかったわ」













会議室



全員 「「………」」


叢雲 「…音が止んだわね 抑えられたのかしら」


睦月 「…だと願いたいにゃし」


明石 「……睦月さん あの吹雪は深海棲艦化した吹雪なんですよね あの強さ…異常でした」


明石 「あの南提督の腕を切るほどの強さはヤバすぎますよ 強さを確かめるために見せてもらいましたがろくに見ることができませんでした…あの出だしに襲ってきた吐き気や恐怖はなんですか?」


睦月 「…吹雪ちゃんが深海棲艦化したときに起こる現象だよ 開幕早々半径一キロメートル以内にいるありとあらゆる生命体に悪影響を与えるの」


睦月 「吹雪ちゃんより弱ければ弱いほど影響を受けて恐怖や吐き気、頭痛や目眩なんかが襲ってくるの ひどい場合には気を失うこともあるにゃし」


睦月 「もちろん例外もあるよ 提督や一軍のみんな、如月ちゃんは耐性を持ってるから効かない 睦月も一応あるけど完全には抑えられない」


睦月 「耐性があればすぐ戦闘態勢に持ち直すことができるんだけど、なければすぐに動くことができなくてやられるにゃし」


睦月 「それ以前に深海棲艦化した吹雪ちゃんに勝とうなんて無理な話しだけどね 音速を超える速さで動いて相手の背後や目の前に現れて、気づいたときには攻撃されてる」


睦月 「悪く言うつもりはないけどここにいるみんなで束になってかかってもまず勝ち目はないよ 万に一つもね」


若葉 「だろうな あんな化け物に勝てる気がしない 同じ艦娘で駆逐艦だが格が違いすぎる」


比叡 「………」


提督(東) 「…ねぇ もし止められなかったらどうなるの?あのまま深海棲艦になっちゃうの」


睦月 「調べた限りだとなるにゃし どういう原理で深海棲艦になっていくのかまではわからないから詳しくは言えないけど…」


提督(東) 「…そう」


提督(北) 「……お兄ちゃん………」


大和 「だいじょうぶですよ 南提督が負けるなんて想像がつきません きっと今頃、吹雪さんに薬を飲ませて落ち着かせていますよ!」


睦月 「飲ませられてればいいけど…もうひとつ心配があるの」


阿賀野 「もうひとつ?他になにかあるの」


睦月 「…一番あって欲しくないけど 司令官が本気でキレることにゃし」


睦月 「ここから演習場まで距離があるからわからないけど、司令官から一定のダメージを受けたら出る可能性があるって聞いたことがあるの もちろん軽いケガ程度なら出ることはないって」


睦月 「だけど今回は右手が切り落とされてた…軽いケガじゃ済まないし、なにより相手が強大すぎる もし本気出してたら……」


鹿島 「…だしてたら、どうなるんですか?」タラー…


睦月 「………」


睦月 「【吹雪ちゃんは殺される 確実に】」


全員 「「ーっ!!」」ゾクッ!!


睦月 「…この話しは司令官にしちゃダメだよ 今でも気にしてるから話すといやな顔するから」


矢矧 「はっはい…わかりました 気をつけます」


酒匂 「…本気出したらどのくらい強いんですか?深海棲艦化した吹雪さんを倒す程の力を持ってるということはこの鎮守府で一番強いということですよね」


睦月 「私たち艦娘よりも強いのは確かだよ 人間なのに艦娘より強いなら艦娘いらないんじゃないかなと思ってるにゃし」


睦月 「でもその逆に艦娘じゃないから体はもろい 砲弾一発でも喰らえば即死級のダメージを負う」


睦月 「いくら力は強くても体は人間と同じだから深海棲艦と戦うにしても限度があるにゃし 防御面で考えれば艦娘の方が圧倒的だよ」


酒匂 「な、なるほど いくら強くてもやっぱり弱点はあるんですね」


矢矧 「しかも元大湊警備府提督は接近戦で戦うから砲弾が飛び向かう中突っ込んでいくのでよけいですよね」


阿賀野 「でも避ければいいだけよね?南提督避けるのうまいし」


能代 「全部がぜんぶ避けられないわ 艦娘である私たちでさえそんなことできないわよ」


電 「どんな攻撃でも避けれたらそれこそ化け物なのです…」


雷 「ほんとね」


金剛 「…こういうときに力になれない私たちって艦娘として失格デスよね いくら相手が強くても人間である提督たちに任せるなんて…」


金剛 「艦娘として恥ずかしいデスよ 仲間のピンチにも駆け寄ることができなくて…ほんとに、情けないデス」


睦月 「金剛さん…」


金剛 「…睦月 私たちも提督たちみたいになにか能力みたいなのを身につけることってできますカ?」


金剛 「提督なら睨みつけ、瑞鶴なら一点集中、天龍なら範囲識別みたいな能力を身につけたいデース!」


睦月 「無理 金剛さんの実力じゃとてもじゃないけど不可能だよ 万に一つつくことはないにゃし」キッパリ


金剛 「ーっ…」ピクッ


叢雲 「ちょっあんたもう少し言葉を選びなさいよ さすがにその言い方は…」


睦月 「はっきり言わないとわからないにゃし 私はそういうことははっきり言うよ」


睦月 「金剛さん あなたは単騎で姫級、鬼級の深海棲艦に勝つことはできる?もしくは戦艦数十体相手して勝つことができる?」


睦月 「それが無理なら司令官たちみたいな能力はつかないよ 練習すればつくなんて考えない方がいいよ」


金剛 「…戦艦数十体相手に私単騎とか無理にも程があるネ どう頑張っても絶望しかないデース」


金剛 「じゃあ聞きますが翔鶴たちは単騎で戦艦数十体や姫級、鬼級相手して勝てると言うんデスか?」


睦月 「艦種がちがうから一緒にしないでほしいにゃし 正規空母なら単騎で空母ヲ級クラスと数十体相手して勝てないといけないよ」


大和 「ヲ級数十体!?いやヤバすぎですよ!私でも単騎じゃ勝てませんよ!!」


矢矧 「対空砲ガン積みでも全撃破には到底間に合いません 単騎で勝てるはずが…」


睦月 「翔鶴さん、瑞鶴さんは成功したよ もちろん単騎でね」


全員 「「ーっえ!?」」


睦月 「翔鶴さんのときは正規空母十二体、軽空母四体、航空戦艦二体を単騎で相手して勝ったよ 中破まで負ったけど」


睦月 「瑞鶴さんは正規空母八体、軽空母三体、軽巡洋艦四体、駆逐艦三体を単騎で勝った 大破まで追い込まれたけど」


睦月 「その結果、ふたりは特殊能力が着いたにゃし 知っての通り翔鶴さんは範囲は狭いけど睨みつけ、瑞鶴さんは十秒見続ける必要があるけど必ず当たる一点集中」


睦月 「ふたりも異常だけどトップに立つ伊19さんや川内さん、吹雪ちゃんや天龍さんなんかはもっと異常だよ」


提督(東) 「ーっ…ど、どれだけ倒したの?」ゴクッ…


睦月 「…聞きたい?正直異常すぎてドン引きすると思うよ」


叢雲 「…むしろここまで聞いちゃったら聞きたいわよ 言いなさい」


睦月 「わかったにゃし それじゃ初めに伊19さんだけど…」



ガチャッ


翔鶴 「失礼します」


雷 「出たーっ!!」( º дº)<キエェェェエエェェェ


翔鶴 「ひとをお化けみたいに騒がないでください」


電 「でっでも化け物なのです…!!」カタカタ


翔鶴 「ーっえ!?いっ電まで…?」ガーン…


睦月 「翔鶴さん 吹雪ちゃんはどうなりましたか?抑えることに成功しましたか」


翔鶴 「だいじょうぶよ 元提督がなんとか薬を口の中に突っ込んで抑えたわ 多少被害は出たけどみんな無事よ」


睦月 「よかったー…」ホッ


叢雲 「被害の方はどれくらいなの?細かく説明してもらえるかしら」


翔鶴 「元提督は右手首上切断と左こめかみ負傷、時雨は両腕右脇腹にヒビの疑い、夕立は溝に何度も打撃をくらい胸骨にヒビ確実、吹雪は右腕に矢が刺さり上腕骨骨折よ」


翔鶴 「あとは元提督の艦載機が何機か撃ち落とされたわ 被害報告は以上よ」


提督(東) 「一軍上位ほぼ全滅じゃない そこまでやられたの?」


翔鶴 「えぇ 沈める気でやれば余裕だったかと思いますがさすがに相手が吹雪さんだったので沈めるわけにはいきませんからね」


翔鶴 「元提督も吹雪にサーベルを向けて切りつけたら避けずにわざと斬られようとしたときは驚きました まさか自分が沈められないことを利用して来るなんて思いもしませんでした」


翔鶴 「とりあえずここから出て外の空気を吸いに行きましょう いつまでもここにいては落ち着けません」


大和 「…そうですね そうしましょう」スクッ


鹿島 「あの、南提督に会うことはできますか?容態も気になりますが様子を見に行きたいんですが」


提督(東) 「あっそれなら私も行きたいわ 会える?」


提督(北) 「私も行きたい!お兄ちゃんの様子見たい!」


翔鶴 「構いませんが…今の現状だとあまり見ないほうがいいかと 手が取れてるので血もすごいですし」


鹿島 「構いません!様子さえ見れればいいです!」


提督(東) 「今医務室にいるの?」


翔鶴 「はい おそらくご自分で応急処置だけはしてるかと思います」


提督(北) 「なら行こう!」バタンッ!!タッタッタッ!!…


提督(東) 「ちょっ待ちなさい北!そんな急いて行ったら危ないでしょ!」タッタッタッ!!…


鹿島 「東提督も走ってますが!」タッタッタッ!!…


比叡 「…さんにんとも行っちゃいましたね 全速力で」


明石 「ほんとですね よほど心配だったようですね」


若葉 「好きな相手がケガしたら誰でも心配するだろ むしろ心配しないやつなんているのか」


翔鶴 「いませんね 誰でも心配はします」


雷 「若葉も響が大破とかしたら心配する?」


若葉 「もちろん当たり前だ!むしろ響を大破させたやつを沈めに行く!」


金剛 「お、おっかないネ 駆逐艦が言うセリフじゃないデース…」


睦月 「…特殊能力が着いたみんなの戦果はまたみんなが集まったときに話すにゃし 今はここから出て外の空気吸おう?」


矢矧 「そうですね 行きましょう」








医務室



提督 「ーっ…」グググッ…!!!! 新しい紐に変えて切断された部位部分に紐を括りつけて口と左手で思いっきり引っ張り縛っている


青葉 「てっ提督 そんな力任せじゃなくて止血剤塗りましょうよ…」


提督 「ーっ…この後上官たちが来るのに止血剤なんて使ったら手つけにくいだろ 下手に止めるよりこっちの方がいい」


青葉 「ある意味手が死にそうですが…」


龍田 「はーい時雨 これでヒビは平気のはずよ あとはお風呂に入って治せばちゃんとくっつくわ」キュッ


時雨 「ありがとう龍田さん 助かったよ」


天龍 「…夕立はちょっとキツイな 溝部分はさすがに治せねぇ 睦月に頼んで見てもらうしかないな」


夕立 「ぼぃぃ……痛いよぉ………」ズキズキ…


瑞鳳 「…ふんっ!」ゴキッ!! 折れた吹雪の右上腕骨を元に位置に治す


瑞鶴 「……戻ったわね これで縛ればまっすぐなるはずね」グルグル… 棒を立てて包帯でぐるぐる巻きにしていく


瑞鳳 「荒治療ですがね 元の位置には戻しましたが細かい骨などはさすがに見れません 医務妖精が来るまでの間の応急処置です」グルグル…グッ!!


吹雪 「………」


瑞鶴 「…しかしあなた、治療の勉強もしてたとはね 私はあまり得意じゃないから手際がよくて助かったわ」


瑞鳳 「前の鎮守府で医務も担当してた時がありましたからね いろいろと勉強はしてます」


瑞鳳 「出撃させてもらえなくなってからは執務か医務作業ばかりでしたから…艦娘なのになぜわたしが医務作業を専念しなくてはいけないのか不思議で仕方ありませんでしたよ」


瑞鶴 「…ごめん 野暮なこと聞いたわね」


瑞鳳 「構いませんよ 気にしてません」



バタンっ!!


提督(東) 「南いる!?いるわよね!」ハァハァ…


提督(北) 「お兄ちゃん生きてるよね…!!」ゼェ…ゼェ…


鹿島 「南提督無事ですか!」


提督 「…ずっずいぶんとド派手に来たな?無事だが静かに入ってくれ」スゥ… 右手を後ろに引っ込めて傷口を見せないようする


提督(東) 「あっごめんなさい…」


提督(北) 「お兄ちゃん!」タッタッタッ!!…ガバッ!!


提督 「おっと!北 今ケガしてるんだから飛びつくな あぶないだろ」


提督(北) 「だってだって!お兄ちゃんの手が切られて血がいっぱい出てたんだもん!」


提督(北) 「昔お兄ちゃんが私を守って切られた時みたいに血がいっぱい出てたから…それで」ジワッ…


提督 「っ! …わるい でも心配するな このくらいじゃ死なねぇからよ」ポンッ 左手を北提督の頭に乗せて撫でる


提督 「俺がこの程度で死ぬわけないだろ?そんなヤワじゃないから安心しろって!」


提督(北) 「ーっ…お兄ちゃん」グスッ


鹿島 「…右手の方は大丈夫なんですか?かなり血出てたのでいろいろ心配でしたが」


提督 「改造してあったのが吉だな 普通の人間なら手がくっつかなくなってたかもしれない」


提督 「改造してあるから全然くっつくよ 出血も改造部分が切られたからそこまで出てないし」


提督(東) 「あれで少ない方なの…?」


青葉 「…もしもし睦月さんですか?明石さんと一緒に医務室まで来てもらってもいいでしょうか」携帯で睦月に連絡を取る


瑞鶴 「提督さん 今提督には抱きつかない方がいいわ 抱きしめると血がよけいに出ちゃうわ」


提督(北) 「あっごめん…」スゥ…


提督 「いやそれだけじゃさすがに出ないと思うが…」


瑞鳳 「提督 ケガしたところを見せてもらってもいいでしょうか 吹雪さんの治療はだいたい終わりました」タッタッタッ


提督 「俺はいいよ 血は止めてあるからあとは上官たちが来てから治してもらうから」


瑞鳳 「ただ縛っただけでは血は止まりません ちゃんとした治療を受けてください」


瑞鳳 「ここから本部までけっこう距離あるんですからその間にどれだけ血が出てくると思ってるんですか 血の量のことも考えて治療させてください」


提督 「いやそこまで出ないだろ 応急処置するとそれを外してからまた治療しないといけないから二度手間になるし…」


瑞鳳 「いいからさせてください!治療するので手を出してください!」


提督 「…そ、そんな怒らなくても わかったよ それじゃわるいが頼む」スゥ…


瑞鳳 「最初からそうすればいいんです 痛いかもしれませんが我慢してくださいね」カチャカチャ…


提督 「あいよ」



ガラッ…


睦月 「青葉さん来たよ 明石さんも一緒に」


明石 「…うわぁ 死屍累々ですね 超人的な性能を持つ方たちがここまでボロボロにされてるなんて」


天龍 「俺たちを化け物みたいに言うんじゃねぇ たしかに他のところと比べたら少しステータスは高いかもしれないけどよ」


夕立 「ぼぃぃ…睦月ちゃん助けて 痛いっぽい……」ズキズキ…


睦月 「今行くにゃし!」タッタッタッ…チラッ 夕立のもとに向かうと同時に辺りを見渡す


提督 「如月なら扶桑たちと一緒に演習所辺りを掃除してるよ 終わったらすぐ戻ると思うから心配するな」


睦月 「っ! わかったにゃし」


明石 「一番重症なのは誰ですか?見た感じ南提督が一番重症っぽいですが」


提督 「いや夕立かな 胸の辺りにもろ攻撃食らったから骨にヒビが入ってる 腕や足ならまだそこまで心配なかったんだが」


提督 「睦月と一緒に見てあげてくれ 夕立が終わったら次吹雪を頼む」


明石 「わかりました!」


瑞鳳 「…これでよしっと 血はこれ以上出ないように治療しました あとは医務妖精が来たら治療してもらってください」キュッ


提督 「おう!わかった ありがとな」



睦月 「………」グッ…グッ… 夕立の胸部分を軽く押してヒビの具合を確かめている


夕立 「イダダダダッ!!!!むっむつき痛いっぽい!!もうちょっと軽くおねがい!!」ビキビキッ!!!!


睦月 「がまんして このくらいの強さじゃないとわからないの」グッ…グッ…


夕立 「ぼぃぃぃーっ!!!!」


明石 「…押したらどれくらいヒビが入ってるかわかるんですか?折れてるなら私もわかりますが」


睦月 「わかるよ 触ってれば感覚でどの辺までヒビ入ってるのか頭の中に入ってくるにゃし」グッ…グッ…


睦月 「…ここまでだね それなりに広い範囲でヒビ入ってるね…折れてはなさそう」


睦月 「夕立さんすぐ治したい?時間かけて治す方がいいけど、もしすぐ治したいって言うならできるけど」


夕立 「すぐに治して 時間かけるの好きじゃないから」


睦月 「かなり痛いよ 今の痛みよりも倍近く痛いぞよ」


夕立 「やって」


睦月 「……わかった」スゥ… 顔が真剣になり両手人差し指と中指を立ててヒビの入ってる部分に構える


明石 「? 睦月さんなにを…」


睦月 「……そこ」シュンッ!!



ドスドスドスドスドスドスドスドスッ!!!!!!


夕立 「ぼぉぉーっ!!!!!!」ビキビキビキビキッ!!!!!! ヒビの入ってる場所に思いっきり指を刺される


全員(南我原一同除く) 「「ーっ!!?」」ビクッ!!


明石 「ちょっ睦月さん!?あなたなにやって!!」


睦月 「…神がかってるにゃし」スゥ…


夕立 「っ…っ……」ピクッ…ピクッ…… あまりの激痛に意識が朦朧としてる


睦月 「夕立さんだいじょうぶ?意識ある…よね」


夕立 「ーっ…あ、あ…る………!!」ハッ…ハッ……


睦月 「…呼吸しずらいみたいだね ちょっとごめんね」スゥ…チュッ


全員 「「ーっ!!?」」///


明石 「ちょっ睦月さん!?あなたほんとなにやって!!」///


睦月 「ふぅー…」シュゥゥ…


夕立 「ーっ…」スゥゥ…


睦月 「もう一回いくよ ふぅー…」シュゥゥ…


夕立 「っ……」スゥゥ…


睦月 「…どう?これで吸えるようになった?」


夕立 「っ…ぽい なんとか ありがと……」ハァ…ハァ…


睦月 「また息苦しかったら言ってね 無理して意識が飛んでも困るから」


夕立 「うん…」フゥ…フゥ…


明石 「(あっ酸素を送ったのか 口移しだったから私利私欲でキスしたかと思った…)」


睦月 「…もうわかってると思うけど一応みんなに言っとくね?」


睦月 「さすがに睦月も状況考えるからね キスできる口実ができたからするなんてしないからね」


全員 「「(バレてる!!)」」


明石 「あはは…すみません 完全にそう思ってました」


全員 「「(言っちゃったよ!?)」」


睦月 「これで夕立さんのケガは平気にゃし お風呂に入ればもっと早く治るけど今の状態で入るのは危ないからゆっくり休んでて」


夕立 「わかったっぽい…」


睦月 「次吹雪ちゃんだね 骨は…定位置についてるね」タッタッタッ


瑞鶴 「瑞鳳がやってくれたわ 固定具で支えて包帯巻いたけどこれでへいき?」


睦月 「だいじょうぶだよ この状態で骨が折れてる部分を確かめて…」トントントントン… 折れてる部分に指をつついて振動で細かい折れ具合を確かめる


吹雪 「っ……」ピクッ… つつかれて痛みが生じ顔をしかめる


睦月 「……なるほど 完全にポッキリ逝っちゃってるね これはちょっと時間かかりそう」


睦月 「司令官 吹雪ちゃんもすぐ治るようにやってもいいにゃし?」


提督 「あぁやってくれ あまり痛くないようにな」


睦月 「そ、それはちょっと無理ぞよ… …吹雪ちゃんちょっと痛いかもしれないけど我慢してね」スゥ…


睦月 「…そこ」ドスドスドスドッ!!!!


吹雪 「いったー!!!?」ガバッ!! あまりの痛みに飛び起きる


明石 「あっ起きた」


睦月 「ちょっ!?ふ、吹雪ちゃん今起き上がっちゃダメ!!」


吹雪 「なに今の痛みっ!?すごく激痛が走った……っ」グニャァ…ヨロッ


睦月 「吹雪ちゃん!!」ガバッ!! 横に倒れる吹雪に抱きついて支える


明石 「っと だいじょうぶですか?」同じく倒れる吹雪を支える


吹雪 「ーっ……」ピクッ…ピクッ……


睦月 「…意識飛んでるにゃし まだ起きていいタイミングじゃないから一気に痛みや目眩、吐き気なんかが襲ってきたんだね」


睦月 「でもケガはもう平気にゃし これであとは休めば治るね」ヨット


睦月 「次は司令官見るよ 右手切断されてるんだよね 治せる所まで治すにゃし」タッタッタッ


提督 「俺は上官たちが来たら治してもらうからいいよ 機械部分は治せてもさすがに生身の体は治せないだろ」


睦月 「んー…一応勉強はしてるよ 実際に試したことないけど」


提督 「……うん 時雨のケガを見てあげてくれ 俺は上官たちに見てもらうから」


睦月 「了解にゃし」タッタッタッ…


時雨 「僕は平気だよ 龍田さんに治してもらったからあとは修復剤かければ治るよ」


睦月 「でも念のため見ておくよ 早めに治せそうなら早く治したいでしょ?」


時雨 「それは…まぁ はやく治せるなら治せることに越したことはないけど」


睦月 「なら見るにゃし!腕前に出して」


時雨 「強引だね…はい」スッ


提督(東) 「…ほんとにあれだけで治ったの?ただ指でつついてるようにしか見えなかったけど」


提督 「完全とは言えないけどちゃんと治ってるよ 睦月は修理や治療に関しては完璧だ」


提督 「俺や修理妖精がやり方を教えたがそこからさらに改良して今に至る 修理に関しては睦月の右に出るものはいないくらいにな!」


鹿島 「駆逐艦なのに明石さんと同じポジションなんてすごいですよね 普駆逐艦が工作艦になるなんてありえません」


睦月 「その代わりに海に出て戦う事はできないけどね 駆逐艦としての性能は一切捨ててるにゃし」トントントン…


鹿島 「…っえ そうなんですか?なんで……っ!」ハッ


鹿島 「……すみません 過去のことを思い出しました 不快にさせて申し訳ありません」


睦月 「気にしてないよ いつまでも過去のことを気にしてたらキリがないからね…!」ググッ…


時雨 「イダダダッ!!!!むっむつき握りすぎ!!痛い痛いっ!!!!」ビキビキッ!!!!


睦月 「あっごめんにゃし」スゥ…


提督 「思いっきり気にしてるじゃねぇか…」


鹿島 「…すみません」



ガチャッ


night 「a meverick 外の掃除は終わったぞ」タッタッタッ


如月 「吹雪の装備は工房に置いといたわ 妖精にメンテナンスを任せてあるわ」


提督 「おうご苦労だったな 助かったよ」


睦月 「如月ちゃん!」パァァ


如月 「あら睦月ちゃん みんなの治療をしてたの?偉いわね」ナデナデ


睦月 「えへへ〜♪」( ˶ˆ꒳ˆ˵ )


時雨 「今僕の腕を折りそうになったけどね…」ズキズキ…


鹿島 「…」ギロッ


night 「…そんな睨みつけなくてもなんもしないよ お前が幼女だったら手を出してるが」


提督 「おい」


天龍 「幼女でも手を出すなよ あんたの事は電たちから聞いてるからな」


天龍 「幼女に襲いかかって性的に手を出すって聞いてる もしあいつらに手出したらぶっ殺すからな」ギロッ


night 「心配するな 相手が本気で嫌がったらちゃんとやめる 俺は紳士だからな!」ドヤッ


提督(東) 「まったく信用できないわね」


提督(北) 「うん 下手したら私も襲われそう…」スッ… 南提督の後ろに隠れて身を守る


night 「おっと!それはないから安心しな 俺のロリ対象は吹雪ちゃんぐらいまでだから!」ドンッ!!


night 「それに対して北提督はそれ以上だ だから俺のロリ対象には入ってないぜ!」


night 「…それにお前に手を出せばそこのお兄さんが鬼のような顔をして俺を殺しにかかってくるからなおのことしない 現に顔怖いし…」


提督 「なに当たり前なこと言ってるんだ?もちろんそうするに決まってるだろ」ビキビキッ


提督 「北提督だけじゃないがもし俺の義理妹に手を出したらどうなるかわかってるよな 半殺しじゃ済まさないからな♪」ニッコリ


night 「うん ぜったいにしないから安心しろ あと最後嬉しそうに言うのやめろ」


提督(東) 「最強のボディーガードね」


鹿島 「頼もしい限りですね」


提督 「ところでnight 扶桑たちは?燃料とか補給しに行ったか」


night 「いやみんなのところに行くと言って向かったよ 大人数でここに来ても迷惑だろうから俺たちだけで行ってくれってな」


提督 「そうか」



…ババババババ


提督 「…っん ヘリの音が近づいてきてるな あいつヘリで来たのか」


提督(北) 「…っえ?」













鎮守府敷地内



ヘリコプター 「」ババババババッ!!!!!!… 鎮守府の敷地内上空にヘリコプターが飛んでくる


金剛 「な、なんデスか!?敵襲デスか!」


比叡 「おっお姉様落ち着いてください!あれは本部のヘリです!」


若葉 「なんで本部のヘリがここに?」


大和 「…まさか」



ヘリコプター 「」ヒュンヒュンヒュンヒュン… 徐々に高度を下げて着陸体制に移行する


ヘリコプター 「」ヒュンヒュンヒュンヒュン…ズシンっ ヘリコプターは地上に降りて着陸する


ヘリコプター 「」ガラッ



上官 「いそいで医務室に迎え!到着次第すぐにオペの準備しろ 失敗は許されないぞ!」スタッ


医務要請 「「了解っ!!」」タッタッタッ!!… ありとあらゆる医療用具を手に持って駆け足で医務室に向かっていく


上官 「運転手は終わるまで待ってろ いいな」


ヘリコプター運転手 「わかりました」



電 「上官さん!」


雷 「ヘリで来たの!?ヘリで来るのは予想外よ」


矢矧 「驚きですね たしかに車とかで来るよりもヘリの方が早いですが」


大和 「………」ギロッ!!


上官 「…なぜお前さんたちがここに?総本部の管理はどうしたんじゃ」


能代 「今日は南我原提督と演習するよう命じられてきたのよ 総本部の力を貸して戦力を上げるために」


阿賀野 「ついでに私たちも戦闘力アップするから一石二鳥!」ドヤッ


酒匂 「あっ阿賀野姉さん さすがに上官相手にその態度は…」


大和 「…なにしに来たんですか?あなたまで来る必要ありませんでしたよね」


上官 「自分の孫がケガして心配しない親がどこにいる 様子見に来たに決まってるだろ」


大和 「あんたが来るとろくなことありません 帰ってください」


矢矧 「やっ大和さん!?」


上官 「お前さんにそんな権利はない a meverickに言われればそうするがな」


大和 「艦娘殺しが権利とかほざくな!よく私の前でそんなこと言えますね!!」


大和 「自分の孫を利用して反乱軍提督を助けようとしてる奴に権利とか言われたくありません!自分のことを棚に上げるな!!」


電 「おぉ落ち着くのです大和さん!」


雷 「大和さんさすがに言い過ぎよ!いくら上官を恨んでるからって!」


上官 「構わんよ 艦娘殺しは事実だからな 否定はせん」


上官 「あ奴を利用してるのも事実だ じゃがわしらが動いたところでどうにかできるとでも思ってるのか?できないからあ奴に頼ってるんじゃ」


大和 「他人に任せてあなたは安全なところから高みの見物ですか 良いご身分だこと」


金剛 「ちょっ!?大和それは言い過ぎ!!」


上官 「構わん もう言われ慣れとる とくにこやつから言われるのにはな」


金剛 「でっデスが…」


上官 「…なら聞くが お前さんは元横須賀鎮守府提督を殺す気でいたのか?瑞鳳のことを考えずにそこらの指揮官と同じ考え方をしてたのか」


大和 「えぇそうしようと思ってました 裏切って尚且つ艦娘を拉致監禁してるようなので容赦なく排除する方向で考えてました」


大和 「裏切り者をノコノコと生かすほど私は甘くありません それは海軍のみなさんも同じかと思いますが」


上官 「…瑞鳳を見捨てていたということか」ピクッ


大和 「見捨ててなんかいません 当たり前のことをしようとしたまでです」


大和 「むしろ艦娘を見捨てようとしたのはあなたの方ではないんですか?裏切り者を殺さずに生かそうとしてる時点で被害が増えるのは目に見えてます」


大和 「艦娘殺しを再び起こす気ですか やっぱりあなたは最低なクソ野郎ですね」


上官 「ーっ…おい大和 貴様、今わしになんと言った?」ピクピクッ


上官 「わしが艦娘を見捨ててると言ったか?前元帥を降ろして艦娘の身を最優先にさせたわしが艦娘を見捨ててるだと?」ビキッ!!


大和 「えぇそうです あなたは見捨ててます 誰がなんと言おうと反乱軍を生かしてる時点で明白です」


大和 「被害が増えることは目に見えていましたよね 現に今まであなたが取ってきた対策はなにひとつ役に立たなかった」


大和 「対策してたにもかかわらず艦娘は延々と拉致されていきました 捕まっていく中、あなたはなにをしてたんですか?」


大和 「また役に立たない作戦でも立てていたんですか 艦娘を大事にするといいながら次々と艦娘は捕まっていき戦力低下に繋がってしまった」


大和 「所詮は口だけで嘘つくのが好きなんですね 昔と変わらず艦娘殺しは今も実在なようで」クスッ


上官 「」ブチィッ!!


矢矧 「大和さんいいかげんに…」


電 「いい加減にしろなのです!!」クワッ!!


全員 「「ーっ!!?」」ビクッ!!


雷 「いっいなずま…?」


電 「っ…大和さん言い過ぎなのです!いくら過去にやってはいけないことをしたからといって限度があるのです!」


電 「上官さんは前の元帥さんに言われて仕方なくやるしかなかったことはみんな知ってるはずです 現に過去、上官さんは前元帥を降ろして単独行動隊に入れたのを忘れたのですか?」


電 「同期であった方を現元帥にして艦娘の扱いを兵器としてでなく、人間と同じ扱いをする条約を義務付けたのも上官さんです 上官さんが前元帥を降ろしてなかったら今頃、私たちは今頃沈んでたかもしれないのです!」


電 「こんなにも艦娘のことを思って動いてくれた方に悪口を言うのは良くないのです!もちろん大和さんが上官さんに対する不満の気持ちを持ってるのもわかってるのです」


電 「過去に上官さんのもとに着いて無茶な作戦に参加し仲間を多く失ったことは私も知ってるのです 生き残ったのはあなたと武蔵さんのふたりだけ…」


電 「でも上官さんはそれを今でも悔やんでます もし気にしてなければ今でも艦娘に優しくするよう指揮官たちに言ってるのがわかりません」


電 「それは大和さんでもわかるはずです 上官さんのことをよく思ってないあなたでも艦娘を大事にするよう呼びかけている理由ぐらいわかりますよね!」


大和 「そっそれは……」


電 「わかっていながら暴言や悪口を吐くのは良くないのです!もっと考えて話さないといけないのです!!」


金剛 「い、電!そろそろ言うのやめるネ 電も言い過ぎデース!」


雷 「そうよ!さすがに言い過ぎよ もしこれで大和さんが切れたら あなた洒落にならないわ!」


電 「ですが!!」


大和 「…ご安心ください 電の言ってることは正しいので逆ギレなどはしません 言われて当然だと思ってます」


大和 「たしかに言い過ぎだと私自身思っています 相手は上司で私は部下、多少の不満をぶつけるぐらいならいいかもしれませんがこれは言い過ぎですね」


大和 「ですがこれでもまだ足りないくらいです 言い過ぎかもしれませんが私は言わないと気が済まないんです」


大和 「過去にこの方がやったことは艦娘一同、許されないことです どんなに罪を償っても償えないことをしたんです」


大和 「電だって誰かを轟沈させた指揮官を良い目で見れますか?それが同じ鎮守府に所属する方たちだったら今まで通り過ごせますか?」


電 「それは…」


上官 「もうやめい!これ以上の言い合いはやめろ 艦娘同士でケンカするな!」


大和 「誰のせいでこうなったと思って…」


上官 「ならわしだけに言え いちいち電に反発することないだろ」


上官 「関係ない者まで巻き込むな!まして戦艦であるお前さんが駆逐艦に反抗するとは何事だ!まったくもって大人気ない」


上官 「わしに言うなら構わんが他の者には当たるな 部外者から口出しされても流せ」


大和 「っ…」ググッ…


上官 「…a meverickのところに行ってくる なにかあれば呼んでくれ」タッタッタッ…


矢矧 「はっはい わかりました」


大和 「………」


電 「…あ、あの すみません わたしが反発したばかりに……」


大和 「…あなたが謝ることありません むしろ私が謝らなくてはいけません」


大和 「戦艦である私が駆逐艦であるあなたに当たってしまったことはいけないことです ほんとにすみません」スゥ…


電 「そ、そんな頭を下げなくてもいいのです!わかってくれればそれで…」アワワワ


大和 「ありがとうございます 電は優しいですね」スゥ…


金剛 「…落ち着いてくれて良かったデース もしこのままヒートアップしたらどうなっていたことやら…」


雷 「想像したくないわね」


大和 「さすがに駆逐艦に手出しはしませんよ 多少怒るぐらいはしたかと思いますが」


大和 「…それで電 ちょっとお願いを聞いてもらっもいいですか?」


電 「? なんですか?」


大和 「今のでかなりストレス溜めてしまったのであなたの体を堪能させてもらってもよろしいでしょうか?」///ハァハァ


電 「ーっへ 変態なのですー!!」


矢矧 「大和さんっ!?」


阿賀野 「ちょっ大和さんさすがにそれはまずいって!」ガシッ!! 大和を抑えて暴走させないよう食い止める


能代 「また小さい子に手を出すのはまずいわ!あなたこれで何回目だと思ってるの!!」ググッ… 同じく以下略


酒匂 「前科がかなりあるからもうこれ以上増やさないで!」ググッ…


大和 「だいじょうぶですよ 今更増えたところで問題ありません!」///

ԅ( ¯ิ∀ ¯ิԅ)グヘヘヘ


矢矧 「なんの解決にもなってません!」


比叡 「いっ電逃げてください!捕まったらエロ同人のようにされますよ!」


金剛 「いや比叡さすがにそれは言い過ぎデース 以前にも電は大和に襲われたことありますがそこまでしてなかったデス」


若葉 「なにかあれば私が身をていして守る!電 私の後ろに隠れろ!」


電 「ふぇぇ!?で、でも…」アタフタ


大和 「あら?若葉さんが代わりになってくれるんですか?私はどちらでも構いませんよ!」


大和 「では若葉さんの体をペロペロスハスハさせていただきます!!」///ズルズル…


阿賀野 「ちょっうそでしょ!?三人がかりで抑えてるのに力負けされてる!?」ズルズル…


能代 「大和さん落ち着いて!また懲罰房に送られるわよ!」ズルズル…


酒匂 「送られてもすぐ出てくるけど!誰も力で勝てないから檻とかぶっ壊して平然と出てくるけど!」


雷 「それはそれで問題だけど!?」



プルルルル…プルルルル……


若葉 「っん 電話か だれだ?」ゴソゴソ…スッ


電話 『着信・響』


若葉 「……うん なにか嫌な予感がする」ピッ


若葉 「もしもし」


響 『もしもし若葉かい?なにやら不埒な感じがしたから電話したがしてないかい』


若葉 「お前はほんとに勘が鋭いな…今大和さんに襲われそうになってるところだ」


響 『…ふーん 若葉は大和さんとしたいんだ へー』


若葉 「いやちがう 私が襲われそうなんだ お前の妹、電が襲われそうだから代わりに私が……」


響 『今大和さんいる?いるなら変わってくれるかい』


若葉 「っえ あ、あぁ わかった」


若葉 「大和さん 響から電話だ 変わってくれ」スッ


大和 「わたしにですか?なんでしょうか」ツカミッ


大和 「はいもしもし お電話変わりました大和です」


響 『やぁ総本部所属の大和さん 久しぶりだね 元気にしてた…なんでどうでもいいや』


響 『私の妹と若葉に手を出そうとしてるみたいじゃないか なにか言いたいことはあるかい?』


大和 「いただきます!」ドンッ!!


響 『』ビキッ!!


若葉 「ちょっ!?や、大和さん それはまずい!!」アタフタ


大和 「っえ?」


響 『…今からそっち向かうから首洗って待っててね?』ブチッ


大和 「っえ あ、切られました…」


若葉 「ーっ…や、大和さん 今とんでもないことをしたぞ」サー…


若葉 「悪いことは言わない 今すぐ帰ることを進める」


大和 「だいじょうぶですよ もし来たら二人まとめていただきますから!」///ジュルリ


若葉 「いやそういう問題じゃない!!」


電 「…響お姉ちゃんが怒ったところってあまり見たことないのです 普段怒らないからどういうふうに怒るんでしょうか?」


雷 「しかも若葉が絡んでるからたぶん本気で来るわ ある意味見ものね」


金剛 「でもさすがに相手が悪すぎるデース 相手は大和ですから駆逐艦の響じゃ勝ち目ないネ 吹雪たちは別として」


雷 「あれはもう駆逐艦じゃないわ 化け物よ」


電 「お姉ちゃんそれは失礼なのです…」


大和 「あー早く来ませんかね!二人を抱けるなんて最高です!」///グヘヘ


大和 「どのように抱きましょうか?二人合わせて貝【自己規制】させて眺めるのもいいですがやはりそこは私も混ざってペ【自己規制】するのもいいですよね!!」///ハァハァ


矢矧 「問題発言やめてください!!てかそれを駆逐艦たちの前で言わないでください!!」


阿賀野 「日本最強艦と呼ばれてるひとがこうだとちょっといやだよね…」


能代 「ちょっそれは思っても言わないでおきなさい さすがに失礼よ」


酒匂 「………」



扶桑 「…なにやらいやらしい話をしてるようですがなんの話しをしてるんですか?」タッタッタッ…


山城 「お、お姉様 それは触れないでおいた方が…」


叢雲 「ほんとよ いちいち反応することないわ」


翔鶴 「ほんとですね まぁそれをするのが扶桑さんだけど」


金剛 「扶桑、山城 それに翔鶴と叢雲」


比叡 「どこに行ってたんですか?南提督のところに行って様子を見て来たんですか」


扶桑 「いいえ 私と山城はちょっと装備を置いてから少し燃料などを補給してました 意外にもかなり減っていたので寄り道していました」


山城 「大人数で行っても迷惑だから私たちは後で行くのよ …本当はすぐ行きたかったけど」


翔鶴 「私も少し部屋に戻って必要なものを取りに行ってました」


叢雲 「私は翔鶴さんと一緒に着いてってたわ なにか手伝うことがあると思ってね」


大和 「翔鶴さん!今から若葉と響を食べますので止めないでくださいね!」///ハァハァ


翔鶴 「止めはしませんが嫌がっていたら止めますからね 止めても無理にしようとしたら本気出しますよ?」ニッコリ


大和 「ーっ…そ、それはないようにします」ビクッ…


若葉 「…大和さん わたしは別に怒ることはしないが響は怒るとものすごく怖いぞ いくら駆逐艦だからといって舐めない方がいい」


若葉 「何度か怒らせたことあるが許してもらえるのに何日もかかった その間慰めるのだって大変だったんだ…」


大和 「だいじょうぶですよ 私がふたりを抱けば万事解決です!」グッ


若葉 「なんの解決にもなってない…」


大和 「たしかここから東我原鎮守府はかなり距離ありましたよね?その間ちょっとつまみ食いさせてください♡」///ワキワキ


若葉 「わるいが私は響としかしない 他の奴とはしないと決めてるんだ」


大和 「では響さんが許可してくれたらいいですか?許可出してくれたらぺろぺろハスハスしていいですか!?」///ハァハァ


若葉 「響が許可するとは思えないが…」



…ザー……


扶桑 「…っん?」ピクッ


金剛 「どうかしましたカ?扶桑」


扶桑 「……なにか、ものすごい音を立ててこっちに向かってきてるような……?」


若葉 「…っえ」



ザー……!!


響 「ーっ!!!!」ザーッ!!!!… 南提督の速度型装甲と思われる装備を付けて凄まじい速度で扶桑達がいるところに向かってくる(南提督の装甲とは違い背中にもジェットを付けている&制御できてない)


雷 「響!?なにあの装備!やばっ!?」


若葉 「響っ!!止まれ 止まらないと壁に激突するぞ!」



響 「(ーっむ むり!勢いあり過ぎて手が操縦レバーに届かなっ!!)」ザーッ!!!!


電 「た、たいへんなのです!このままでは響お姉ちゃんが!!」


若葉 「ひびきっ!!」ダッ!!


金剛 「ちょっわかば!?」


若葉 「(響の進む方向に向かって抱きつけば軌道は変えれる!止めるのはあとでいいから鎮守府に激突する前に助けないと!!)」タッタッタッ!!…バシャンっ!! 響の進む方向に向かい助けようと…


扶桑 「山城 響を抑えるわよ!」バシャンッザーッ!!…


山城 「わかりました!」ザーッ!!…


扶桑 「若葉は私たちが抑えてる間にエンジンを止めて 横についてるレバーを弄れば止まるわ!」


若葉 「わかった!」



響 「(くっこのままだと激突する!なんとか手を伸ばして…!!)」ググッ… 手を操縦レバーに伸ばすが勢いが強く届かない


響 「(だめだ…届かない ぶつかる!!)」ザーッ!!!! 船を止める場所に突っ込んでいきぶつかろうと…



扶桑 「山城 衝撃吸収して!!」バッ!!


山城 「はい!!」ガシッ!! 響の右肩、右骨盤は扶桑が手で抑え、反対方向は山城が抑えて腕を曲げ衝撃を抑える


響 「ーっ…!!」ザァァァァーッ!!!!… 扶桑たちに抑えられるが背中に付けてるジェットに押されて勢いが止まらない


扶桑 「ーっ…山城 これ以上力入れちゃダメよ!響が潰れるわ!」ザァァーッ!!…


山城 「わかってます!若葉はやく!!」ザァァーッ!!…


若葉 「わかってる!」ザーッ!!…ガシッ!! すぐに響のもとに駆け寄りレバーに手をつける


若葉 「(このレバーを下ろせば…!!)」ガチャンッ


ザァァァーッ……… 電源をオフにされたことによりジェットは噴出をやめて徐々に速度が落ちていく



響 「ーっはぁ はぁ…はぁ………」ゼェ…ゼェ…


扶桑 「…止まったわね あぶなかったわね」


山城 「あとちょっとで壁にぶつかるところでしたね 間に合ってよかった…」


若葉 「響 だいじょうぶか!ケガとかしてないか!」


響 「ーっ…あぁ だいじょうぶだ 呼吸がしにくかった以外特に問題はない 酸素を補給すれば治る…」ハァ…ハァ…


若葉 「そうか よかった…」


若葉 「…それはそうと、この見慣れない換装はなんだ?背中にジェットエンジンが積んであるが」


響 「明石さんの発明品を借りたんだ すぐにここへ行けるものを貸してくれと言ったらこれを勧められてね…」ハァ…ハァ…


響 「使ったはいいけど勢い強すぎて操縦レバーに手かけられないし呼吸はしずらいしで不良品にも程がある 帰ったら怒る…」フゥ…


若葉 「…ほどほどにな」


響 「ありがとう扶桑さん、山城さん おかげで助かった」


扶桑 「間に合ってよかったわ」


山城 「どういたしまして」


響 「…さて」ザー…ヨット 海上から上がって大和の方へと向かう



大和 「響ちゃーん!来てくれたんですね 待ってましたよ!」


大和 「さぁ今すぐそのふっくらと膨らんだお胸をもみもみさわさわさせてもらいま…」///ワキワキ


響 「…」ギロッ!!


大和 「ーっ!?」ビクッ!!


響 「…大和さん 私言ったよね 首を洗って待っててって?」


響 「妹達だけじゃなく若葉にまで手を出そうとして…洒落になってないんだよ」


響 「まして私の彼女だよ?寝取るきかい」ビキッ!!


大和 「彼女っ!!?」


矢矧 「えっえぇ!?ふたりは付き合ってるんですか!?」


阿賀野 「女の子同士でなんて…ふつう?」


能代 「っえ う、うーん…どうだろ」


酒匂 「あわわわ…!!」///


雷 「ズバッと言ったわね 前回は隠すよう言ってたのに」


金剛 「ほんとネ バレてもいいほど怒ってるということデスネ」


比叡 「あそこまでイラついてる響初めて見ました…」


電 「あわわわ…!!」カタカタ…



若葉 「おぉ落ち着け響!私はなにもされてないし電もされてない だから怒る必要ないぞ!」


若葉 「お前以外の誰かに抱かれることはしないから安心しろ だから…な?」ドオドオ


響 「でも力でされたら勝てないだろ?相手が大和さんだから万に一つ勝ち目はない」


響 「それで抱かれないという保証はないよ たとえ若葉が望んでなくてもね」


若葉 「それは……」


響 「…まぁ もしそんなことになったら本気でわたしは大和さんを潰しに行くけどね 誰になんと言われようが…!」フッ


大和 「っ…こ、怖いこと言いますね でもさすがに力でしようとは思っていませんのでご安心を」タジ…


響 「へー 電のときは力でやろうとしてたって聞いたけど?」


大和 「電!?私力でなんてしてませんよね!っね!?」


電 「えっえと…それは……」フイッ


大和 「電!?」


響 「これはもう確定だね 力でやろうとしたんだね」ゴゴゴゴゴッ!!!!…


響 「なにか言い残す言葉はあるかい?あるなら聞いておくけど」


大和 「ま、待ってください!ほんとに無理やりではやろうとしてません!暴れてはいましたが決して力では…!!」アタフタ


響 「暴れてるということはそういうことじゃないのかい?普通に考えて」


大和 「ーっ…な、なら最後にお願いを聞いてください!!」


響 「おねがい?なんだい」


大和 「あなたと若葉さんの体を堪能したいので抱かせてください!!」ドンッ!!


響 「〇す」スチャッ 腰に付けていた主砲を手に取り大和に向ける(実弾)


若葉 「まてまて!!さすがにそれはまずい!いくら被弾程度しか与えられなくても仲間に攻撃するのは!!」


響 「だいじょうぶさ 大和さんは小さい子好きだから黙ってるさ」


響 「むしろ小さい子に攻撃されるなんてご褒美なんじゃないかな?攻撃されて喜びそうだけど」


大和 「さすがの私も攻撃されるのはいやですよ!?攻撃されたら痛いじゃないですか!」


響 「それを快楽にするのが大和さんだろ?小さい子に攻撃されてさぞ喜ぶだろう」


響 「さぁ処〇の時間だ 一発じゃ仕留められないから何発か当てて楽にしてあげるよ」


大和 「せめて一発で仕留めてくださいよ!いや死にたくはありませんが」


若葉 「…響 お前がそんなことをするやつだったなんて思わなかったよ 失望した」


響 「……っえ」ビクッ


若葉 「仲間に手を出すなんてやっちゃいけないことだと響もわかってるだろ なのにそれをしようとするなんて…ほんとにありえない」


若葉 「もしそのまま大和さんを撃ったらわたしはお前と別れる 今後一切話しもしない」


若葉 「今やめてくれるなら許す …どうする?」


響 「ちょ、待って!それ本気で言ってるのかい!?手を出されそうになったのに許すのか!?」


響 「手を出されてからじゃ遅いんだぞ!しかも相手は大和さんだから力じゃまず勝ち目がない 先手を打っておかないとやられる!」


若葉 「たしかにそうかもしれないがそれでも手はまだ出されてない 相手が先に出してくれば攻撃はしていい」


若葉 「よく言うだろ?先に手を出した方が負けだと それと一緒でこっちから手を出しちゃダメだ」


若葉 「響が心配してくれてることはわかってる 私のために思ってやろうとしてるのはすごく伝わる」


若葉 「でも仲間に手を出しちゃいけない なにもしてない相手に先に手を出せばこっちが悪くなる そうなると響が悪者になってしまう」


若葉 「わたしは響が悪者になってほしくない だからここは落ち着いて我慢してくれ」


響 「ーっ…で、でも……」ググッ…


若葉 「……今日はここで泊まっていくのか?」


響 「っえ えっと…用が済み次第帰ろうかと思ってたが」


若葉 「今日泊まっていかないか?南提督には私から言っておくから」


響 「…っえ?」


若葉 「提督や加賀さんにも伝えるから今日くらい泊まっても問題はない 雷たちと話もしたいだろ?」


響 「それは、まぁ…したいけど だがいきなりは……」


若葉 「今連絡するから待ってろ まずは加賀さんから…」スッピピピ… 懐から携帯を取り出す


響 「いやそこは提督からの方がいいと思うが…」


若葉 「提督は許してくれるさ 加賀さんがわからないから先に電話する」プルルル…プルルル…


若葉 「それにこっちに来てからずっと会ってなかっただろ?私もお前といろいろ話がしたい」


響 「ーっ…そ、そう」///カァァ…


大和 「ーっ…」///ウズッ… 若葉たちのやり取りを見て興奮し身体が疼き出して…


矢矧 「大和さんダメですよ さすがに今動いたらまずいです!」ガシッ!!


能代 「今手出したら若葉の説得が無駄になるから落ち着いて!」ググッ…


阿賀野 「てかこの状況で手を出そうとするとかヤバいでしょ タイミングが悪すぎる!」ググッ…


酒匂 「いやタイミングとかの問題じゃないと思うけど…」///



扶桑 「っ…」ウズウズ… からかいたい魂が湧き出てうずうずしている


山城 「お姉様 変なことしないでくださいね?」


翔鶴 「ふふっ!女の子同士なんてかわいらしいわね 駆逐艦同士で付き合うなんて!」///


叢雲 「そう?わたしは普通に旦那一筋だからわからないわ 別に女同士を否定するわけじゃないけど」


叢雲 「あのバカならふたりがイチャ付き合ってるのを見たら興奮するわね いなくてよかったわ…」ハァ…


翔鶴 「ほんとね でもnightさんがあなたを捨てるなんて思えないわ いくら小さい子が好きとはいえ、あなたが一番なことには違いないわよ」


叢雲 「当たり前でしょ もしわたしが一番じゃなかったらぶっ殺してやるわよ!」


叢雲 「それと私の旦那を奪っても殺すから覚えときなさい」


扶桑 「それはないのでご安心を わたしは提督一筋です」キッパリ


山城 「わたしもないです」キッパリ


翔鶴 「私の中では提督より良い方はいません nightさんも決して悪いわけではありませんので変に勘違いしないでくださいね」


叢雲 「…なんか、そんなキッパリ言われると複雑ね 奪われないのは嬉しいんだけど」



若葉 「…っあ 加賀さんか?若葉だが…」













医務室



医務妖精 「…これでよしっと」パチンッ


医務妖精 「麻酔は…まだ効いてますね 一ヶ月は無理に動かさないでくださいね」


提督 「っえ 一ヶ月も?無理」キッパリ


医務妖精 「いやムリって…」


上官 「お前さん少しは我慢せい 無理に動かすと傷ひらくぞ」


提督 「こんなのどうってことない 神経はもう繋げてあるんだろ?今は麻酔が効いてわからないが手とかもう動かせるよな」


医務妖精 「動かせなくはないですが……傷が開くので動かさないでください」


提督 「えー…」


提督(北) 「お兄ちゃん言うこと聞いて!無理しちゃダメだよ」


提督 「そんなこと言われてもな…」


上官 「まぁ命に別状ないようでよかった お前さんの手が切られたと聞いた時は本気で焦ったわい」


上官 「お前さんを打ち負かすやつが現れたら海軍は終わりじゃよ 吹雪が深海棲艦化して暴走したのを止めてケガしたのなら納得じゃ」


提督 「いやな納得だな…」


上官 「東、お前さん最近鎮守府に帰ってないだろ 加賀から文句の電話がわしのところに来るんだが」


提督(東) 「っ!!」ドキィっ!!


上官 「こやつといるのが楽しいのはわかるが仕事はちゃんとしてくれ まして連合軍に入ってるんだからだらけては困る」


提督(東) 「…すみません」


提督 「けど他の鎮守府との交流は大事だろ?お互い仲を深めればいろいろ息が合う行動が取れる」


上官 「取りすぎも良くないじゃろ 取ることを優先して仕事を疎かにされては困る」


上官 「仕事の量は極力少なくはしてるがいつまでも艦娘に任せていては困る …北、お主にも言っとるからな?」


提督(北) 「ーっ!!」ドキィっ!!


上官 「a meverickに甘えたい気持ちはわかるがいつまでも甘えっぱなしじゃいかんぞ そろそろ兄離れしないと…」


提督(北) 「いやだ!お兄ちゃんから離れたくない!!兄離れするくらいなら死んだ方がいい!!」


上官 「んっんー…そこまでか」


提督 「まぁ無理にしろとは俺も言わないがなるべくはしろよ?お前も独り立ちして立派な大人にならないといけないんだから」


提督(北) 「立派な大人になってお兄ちゃんと一緒にいる!それで万事解決だね!」


提督 「なんも解決してねぇ…」


提督 「…そういえば上官 西の仕事は減らしてくれてるか?この前電話で話したが」


上官 「安心せい 今までの仕事量より半分以下に抑えた 必要最低限の仕事だけしか頼んでない」


上官 「有能になっていけば行くほど頼りにされるからどうしても仕事量が多くなるからのう 西は現三番目の最高指揮官と呼ばれてるほどじゃ」


上官 「他のものに仕事を回したから影響はないだろう たぶん」


提督 「いや多分て…」


上官 「a meverick お前さんは当分休暇じゃ その腕じゃ出撃どころかまともに事務作業もできんじゃろ」


上官 「わしら海軍の中で一番の戦力じゃからお前さんが故障したままじゃ困る しっかり休め」


提督 「こんなのどうってことない 神経さえ繋がってればこのくらい…」


瑞鳳 「提督 無理はしないでください あなたがやられてしまっては元提督を助けられなくなります」


瑞鳳 「わたしも何度か骨折や切断などしたことありますがそんな早く治りませんでした 完全に動くまで約二ヶ月はかかりました」


瑞鳳 「切断を甘く見ないでください 休むときはちゃんと休んでください」ギロッ


鹿島 「ちょっ瑞鳳さん そんな睨みつけなくても…」


提督 「別に甘く見てるつもりはねぇよ 俺も過去に何度も取れたことがあるから痛みはわかる」


提督 「みんなからも無理しすぎだの休めだのって言われたことあるがそんな無理してるつもりはないんだがな …まぁ勝手にひとりで出撃して死にかけたことはよくあったが」


睦月 「それを無理してるって言うんじゃないのかにゃし…」


上官 「まったくじゃ」


提督 「それだけだろ …まぁ治るまで無理しないでおくよ 作戦に支障が出ても困るからな」


時雨 「あれ やけに素直だね?いつもなら平気だの無理してないって言うのに」


提督 「瑞鳳の言ってることはもっともだからな 現状のことを考えたら完全に治るまで待機してるのがいい」


提督 「しばらくは不便だな 吹雪もしばらくは動けないし、夕立たちも無理はできないから…」


瑞鳳 「不便なことがあれば私が代わりにしますので安心してください できる限りなんでもします」


瑞鶴 「ちょっ!?ず、瑞鳳 なんでもって言葉は…」アワワワ…


提督 「心配するな できる限りを付けてるからギリギリ平気だ 付けてなかったら怒ってたが」


瑞鳳 「提督の性格はもう把握してるので安心してください もしなんでもと言っても変なお願いをしないことはわかってるので」


提督 「信用されてるようでなによりだ」


天龍 「提督 ケガが治るまでは俺たちだけで出撃するから絶対に無理するなよ」


提督 「わかってるよ 治るまでは大人しくするから安心しろって」


龍田 「そう言って何度も無理したことあるわよー?今は納得してるけど時間が経てば無理してるかもしれないわ」


提督 「場合が場合なら無理はする 緊急性がない時は無理しないようするよ」


青葉 「すごく怪しいですね そう言って聞いた事今までないです…」


提督 「今回はちゃんと聞くから安心しろ 瑞鳳の元提督を助けるためには万全な状態じゃないとキツい」


提督 「過去準最高提督と呼ばれてるやつを相手に片手負傷の状態で戦うのは無謀だ しかも深海棲艦を指揮してるからよけいにな」


提督 「もし深海棲艦が攻めてきたらすまないがお前たちで対処をたのむ 旗艦は瑞鳳と天龍、ふたりで指揮を取ってくれ」


瑞鳳 「…っえ わたし!?」


天龍 「わかった 提督はいないから単独指揮はやめとくか?」


提督 「あぁ 絶対防壁のニ編成で動いてくれ 片方瑞鳳が指揮してもう片方はお前が指揮してくれ」


天龍 「了解 攻めてきたらそのように動く」


瑞鳳 「…あの、私ではなく元々の提督の艦娘に任せた方がいいのでは?みなさんがどう動くかまでは把握してません」


提督 「いやお前でいい 過去に旗艦と秘書をやってたならお前が一番適任だ 俺の艦娘たちも何度かやらせたことはあるが数多くない」


提督 「お前ならすぐみんなの動き把握できるだろ?元横須賀鎮守府エースさんよ」ニヤッ


瑞鳳 「っ! …わかりました 必ず期待に応えられるよう頑張ります」


瑞鳳 「天龍さん ここの指揮の取り方を教えてください 他の方たちの動き方なども含めて」


天龍 「おう任せろ!ビシバシ教えてやるから覚悟しとけよ」


瑞鳳 「はい!」


上官 「…なぁa meverick nightを代わりに指揮官にさせなくていいのか?あやつも過去三番目に最高指揮官と呼ばれていたものじゃぞ」


上官 「実力や指揮能力は高いと思うが…」


提督 「nightはサブだ あいつにやらせると駆逐艦の身が危なくなる」


night 「おいおい俺がそんな職権乱用すると思ってんのか?さすがの俺だってそんなことしねぇよ!」


提督 「念には念にな いくら叢雲がいるといっても油断はできない 現に過去、電に手を出してるからな」ギロッ


night 「あれはスキンシップだ!幼女を抱き抱えて持ち上げるのは紳士がやること!」


night 「持ち上げたらちょっと確かめさせてもらうだけだ 別に欲はない!」


提督 「欲望まみれじゃねぇか やっぱりお前は指揮官にできない」


提督 「…まぁ実力は知ってるから期待はしてるがな 戦力としては最高の人材だからそれは期待してるぞ」


night 「はははっ!お前に認められると嬉しいな お前ほどの実力者に期待されると気分が向上するよ」


night 「なら期待に応えられるようにしないとな お前の右腕は俺だから大いに期待してくれ!」


提督 「っえ いつの間に俺の右腕になったんだ?初耳なんだが」


提督 「俺の右腕は伊19と決まってるんだが」


night 「人間でだよ 艦娘を入れるな お前以外の人間が艦娘に勝てるわけないだろ」


提督 「俺以外を付けるな 俺も艦娘に勝てないに入れろ」


天龍 「いや艦娘より断然に強いだろ」


全員 「「うんうん」」


提督 「おまえら…」


提督 「…はぁ まぁ人間でならお前が右腕だな お前ほどの実力を持ったやつは他にいねぇ」


提督 「期待してるぞ night」


night 「おうよ!任せとけ!」


瑞鳳 「nightさん わたしもあなたのことは期待してます できる限りはなんでもしますのでよろしくお願いします」


night 「…こいつは驚いた まさか元横須賀鎮守府のエースに期待されるとは思わなかったよ」


night 「お前にまで期待されるなんてよほど信用されてるようだな だが俺には基本なにもしなくていい」


night 「俺はあくまでもa meverickの下につく者だ 立場的にはお前と一緒だからお互い協力しあって手伝い合えばいい」


night 「多少のお願いごとはするかもしれないが変に気を使わなくていい お前もなにかあれば気軽に言ってくれ」


瑞鳳 「…わかりました ではよろしくお願いします」


鹿島 「瑞鳳さん もしこの変態になにかされたらすぐ知らせてくださいね 駆けつけてすぐ捕まえますので」


如月 「もしくは私に言ってちょうだい?あなたの体を代償…ううん!対価として助けてあげるから!」///グヘヘ


瑞鳳 「いや私ひとりで倒すことできますから 鹿島さんはいいとして如月さんは結果的に同じだから意味ないんですが」


如月 「そんなことないわよ?男に抱かれるのと女に抱かれるのじゃ全然ちがうわ 好きでもない男に抱かれるくらいなら女に抱かれた方がいいでしょ?」///ハァハァ


瑞鳳 「私そういう趣味はないので あともしそういうことになったら反撃するので安心してください」


night 「そもそも俺も頼む気ないから心配するな なにも知らなかった時はまさぐろうと思ったが元横須賀鎮守府のエースなら話は別だ」


night 「もし手出したら殺されるし 元横須賀鎮守府提督を海軍に戻したとき殺される…だから手出さない」


提督 「わかってなくても出そうとするな」


night 「えー…」(´°Δ°)


鹿島 「やっぱりこの変態は排除した方がいいですね 南提督さん許可を?」スチャッ 腰につけている主砲を取り出してnightに向ける


提督 「出すわけないだろ やめろよ」


上官 「鹿島おちつけ あやつは変態だが指揮官としての素質はある それはお前さんも知ってるじゃろ」


上官 「ここはわしに免じて目をつぶってくれ」


鹿島 「……ではひとつ、お願いがあります」


上官 「なんじゃ?」


鹿島 「わたしとセッ」


上官 「それ以上言うな a meverickに頼め」


提督 「おい 今無理するなって言ったやつに振るんじゃねぇ」


上官 「無理しようとしてたんだから平気じゃろ それに男なら痛くても気持ちよくなれれば本望じゃろ?」


提督 「言ってることが無茶苦茶だな…」


鹿島 「二人相手でも構いませんよ?むしろ二人相手の方がわたし的には最高なんですが…!!」///グヘヘ


提督 「あー?今なんて言ったかな聞こえなかったなー もう一度言ってみろ」ガシッグググ!!!!…


鹿島 「むぐぐぐぐっ!!!!むぐーっ!!」パンパンパンパンッ!!!!… 頬を鷲掴みされてギブアップを申し出す


医務妖精 「ちょっ!?言ってる側から右手使わないで!!」アタフタ


医務妖精 「しかも手首使わないで!!てかなんで麻酔効いてるのに動くの!?」アワワワ


提督 「なんか動いた 感覚はねぇけど」


医務妖精 「やばいよそれ!早く離して!!傷が開いちゃう!!」


医務妖精 「てかもう開いてるでしょ!またつけ治さないと!!」


睦月 「てかもう完全にそこだけ改造しない?機械にすれば一瞬で動かすことできるよ」


睦月 「内部の機械部分と連結させれば可能にゃし 司令官が許可してくれたらすぐするよ?」


提督 「いや完全に機械にするのはちょっと…見た目も悪いし俺的にもせめて外部は生身で居たい」


睦月 「…じょうだんにゃし わかってるよ司令官が完全な機械人間になりたくないこと」


睦月 「睦月も司令官を完全な機械人間にしたくないから安心して ちゃんと断ってくれてありがとね」


提督 「どういたしまして」


医務妖精 「あぁ…完全に開いてるよ また縫い直しだよ」


医務妖精 「もう!動かないでと言ったのに せっかく縫ったのに!」カチャカチャ…


提督 「わるいな このバカが変なこと口走ったばかりに」


鹿島 「変なこととはなんですか!わたしは本気で言って…」


提督 「…」ゴキゴキッ 今度は左手を構えて骨を鳴らす


鹿島 「ーっ…」フイッ


上官 「…また騒ぎを起こすなよ?」


提督 「起こしたくて起こしてるわけじゃない このバカが問題発言してるのが悪い」


鹿島 「えっへん!問題発言を口にするのは得意ですからね!」ドヤッ


提督 「てめぇシバいてやろうか 今度は本気で握りつぶしてやるぞ」


鹿島 「すみませんでした 調子に乗りすぎました」

○| ̄|_


天龍 「ほんとお前は懲りないな…まぁそれがお前だから仕方ねぇけど」


時雨 「あはは…」


龍田 「うふふ〜?鹿島ちゃん調子乗りすぎね ちょっとおしおきが必要なようね?」スチャッ どこからともなく槍を取り出して構える


鹿島 「お仕置ですか!?女性にやられるなら本望です!!」///ハァハァ


龍田 「あらそう〜?それなら本気で【自己規制】あ、げ、る!」ニタァ


鹿島 「ごめんなさい マジと書いて本気で謝るのでやめてください そして今の龍田さん冗談抜きで怖いです」土下座


龍田 「うふふ〜?当たり前よ だって本気で怒ってるもの」ニコニコ


龍田 「提督の敵は私の敵でもあるの 敵ではなくいやな相手でも含まれるから…ね?」ヒュンヒュン


天龍 「あぶねっ!?おい龍田 おまえこんな狭いところで槍ぶん回すな!しかも大勢いる前で!!」


龍田 「安心して天龍ちゃん ちゃんと当たらないように把握してやってるから!」


提督 「だとしてもやめろ 万が一の時があるだろ」


龍田 「あらぁ?私が万が一にでも失敗するとでも?」


提督 「…龍田 今かなり機嫌わるいだろ 今のお前は理性が欠けてる」


提督 「そんな状況で完璧はありえない けが人が出る前にやめろ」


龍田 「わたしが本気で怒ってると思ってるの?いつもの冗談だとは…」


提督 「思わない」キッパリ


龍田 「…」


提督 「俺が気づかないとでも思ってるのか?いつもの冗談で言ってるように見えるが実際にはかなり怒ってる」


提督 「鹿島がふざけすぎてるのはわかるがそれくらいでイラつくな まして一軍のメンバーなんだから一軍としての自覚を持て」


龍田 「………」


如月 「…司令官 さすがに言い過ぎじゃ」


天龍 「いや言い過ぎじゃない むしろ足りないくらいだ」


天龍 「一軍としての自覚は持ってないと困る これがお前だったならまだ変わってたが龍田はお前と一緒というわけにはいかないんだ」


天龍 「厳しいかもしれないがそれが一軍のメンバーだ やたらめったら怒ることはしちゃいけない」


青葉 「まぁその後、おお甘やかしが来ますけどね 怒ったその日の夜、元提督の部屋に行くとめちゃくちゃ甘やかしてくれます」


提督 「おい余計なことは言わなくていい 今言った威厳がなくなるだろ」


睦月 「でも実際そうにゃし みんな知ってるよ」


全員 「「うんうん」」


提督 「…信頼されてるといろんなこと見透かされるな」ハァ…


瑞鳳 「信頼されてることはいいことですよ提督」


提督 「そりゃいいことだけども」


龍田 「…なら今日の夜、提督のお部屋に行っていいのかしら?」ニヤニヤ


提督(東) 「えぇっ!!?」///


提督 「龍田…お前みんながいる前でそういうこと言うな 誤解されるだろ」


龍田 「誤解?なにか誤解されるようなこと言ったかしら 普通に言ったつもりだけどー」


提督 「白々しいな 相変わらず」


提督 「でもわるいが相手するのはまた今度にしてくれないか 今は安静にしないといけないなら治ったらしてやる」


提督 「もちろん待たせる分、気が済むまでしてやるよ!」


龍田 「えーどうしようかしら?提督ならケガしててもできると思うけど」ニヤニヤ


龍田 「まぁでもしかたないわね それで手を打ってあげるわ」


提督 「ありがとよ」


時雨 「いいなー 僕も提督としたいよ」ムー


天龍 「いやお前も休まないとまずいだろ ケガが治るまでおとなしくしてろ」


時雨 「ぶー…」(・ε・` )













夜ー仮響&若葉の部屋前(上官と本部御一行帰宅)



はっ…んんっ!!


やぁ…だめ、激し……!


…すごく濡れてるよ いつもより出てるように思えるけどクチュッ…


あ、あたりまえだろ 他の鎮守府でこんなこと…


誘ったのは若葉だろ 今日泊まるよう言ったんだからこういうことするってわかってたと思うけどクチュクチュ…


んんっ!!そ、それはそうかもしれないが……


……あの司令官のことが気になるか?しばらくここに居たから情が湧いたか?


情は湧いたが恋愛的な情じゃない それは確実だから安心しろ


だがあの司令官はなかなか強くて優しいじゃないか 顔はいかついのに反して女性に優しく仲間思いで周りをよく見てる


私は若葉のことが好きだから南司令官を好きになることはないが私たちの司令官や北司令官、比叡さんとかはその優しさに惚れた


あの優しさに気づいたら若葉も惚れるんじゃないかと思った そうなると私のことは…


そんなことないから安心しろ 私もお前のことが好きだ


たしかに南司令官は優しくて強いがそれで響のことを好きにならなくなることはない


その証拠に…お、お前の手で……その けっこう濡れてる…だろ


……これが証明になるとでも?


っえ …ならないのか?


…うん これだけじゃならないな 触られて濡れるくらい誰でも起こりそうだよ


だからもっと気持ちよくするから今以上に濡らして そうすれば私に触られて気持ちよくなってるって信じるから


い、今以上か また難しいこと言うな…


…なら私もお前を気持ちよくしたい 一緒に気持ちよくなればお互いの気持ちが分かり合えると思う


もし嫌なら無理にとは言わないが…どうかな?


……一緒に気持ちよくならなかったら怒るからな


っえ …な、なるべく一緒にイけるようにするよ ズレたらごめん


その時はイキ散らかしすから


イキ散らかしす!?













数日後…(東たち、北たちは帰還)



医務室



吹雪 「ーっ…数日経ったのにまだ痛みが……」ズキズキ… ベッドの上で体を起こして座っている


提督 「今回は即効性薬使ったからな もう数日は痛み引かないだろ」医務室に置かれてる椅子に座って休んでる


瑞鳳 「鎮痛剤飲みますか?あまりにもひどいようでしたら即効性の注射を打ちますが」


吹雪 「……飲み薬の鎮痛剤ください 即効性だと体に負担がかかるので」


瑞鳳 「わかりました 今お持ちします」タッタッタッ…カチャカチャ


提督 「わるいな瑞鳳 医務の仕事も頼んじまって」


瑞鳳 「構いませんよ おふたりがケガしてる状況で医務を担当できる方が私以外いないんですから仕方ありません」カパッザー…


瑞鳳 「睦月も機械専門ですから病気やケガはどうにもなりません 元横須賀鎮守府で身につけた医療技術が役に立って良かったです」コポポポポ…


瑞鳳 「持ってきました 自分で飲めますか?」タッタッタッ…


吹雪 「飲めます ありがとうございます」カタッ


瑞鳳 「提督も飲んでおきますか?本部所属の医務妖精から頂いた痛み止め」


提督 「いや俺はいい あれかなり強いから手の感覚がなくなるんだよ」


提督 「感覚がなくなるくらいなら痛い方がいい このくらいならまだ我慢できるし」ズキズキ…


瑞鳳 「ガマンされても困るんですが…」


提督 「それより夕立と時雨は?今ドック入ってんだよな そろそろ上がらせてもいいんじゃないか?」


瑞鳳 「…そうですね そろそろ時間的にもいいぐらいなので上がらせましょうか」


吹雪 「時雨は腕だけなのでそこまで酷くありませんが夕立はまだ完全じゃないですから…んっ」ゴクッ…


瑞鳳 「睦月さんが言うにはもう少し様子見た方がいいようです ある程度は治ってるみたいですが無理するとまたヒビが入るかもしれないと言ってました」


瑞鳳 「なので普通に歩く分にはそこまで心配はいりません ただコケたり走ったりしたらかなり危険なので注意はしないといけません」


瑞鳳 「ちょっと見てきます」タッタッタッ…


提督 「あぁ 悪いがたのむ」


ガチャッ…パタンっ



提督 「…」


吹雪 「……すみません提督 わたしが暴走したばかりに…」


提督 「もう何度も聞いたよ 謝るな」


提督 「おまえはなんも悪くねぇ 暴走する可能性があることを知ってたのに許可したんだから悪いのは俺だ」


提督 「挙句の果てには止められなかったから完全に俺が悪い 止められてればここまで被害は出なかった」


提督 「弱くなったな俺も やっぱりみんなと再会できて嬉しくなったことに気が緩んだかな」


提督 「まっみんなに会わなければよかったなんて思わないがな むしろこうやってまたみんなとワイワイできてよかった」


吹雪 「…ほんとに変わりましたね 単独行動隊に入っていたときは一人でいいとずっと言ってたのに」


吹雪 「昔に戻って私は嬉しいですよ やはり提督はそうでないと!」


提督 「ははっ!そうかよ」


吹雪 「……私が気を失ってる間はとくに問題はなかったんですよね また暴走してたりなんか…」


提督 「何度も言ってるが特になにもないよ 暴走してからずっとお前は寝てた」


提督 「お前が意識を失ったのは約二日間 その間俺や瑞鳳、天龍に扶桑たちが見張ってたがなにもなかった」


提督 「あったとしたら寝てるときに苦しそうな顔してたくらいだ 薬の副作用が強すぎて寝てても苦しいんだろうと思ってた」


提督 「睦月が点滴で栄養剤打ったり全身マッサージしてたから栄養失調や筋肉が硬直することもないだろ」


提督 「お前が寝てる間の出来事はそのくらいかな とくに問題はないだろ?」


吹雪 「…そうですね ないようでよかったです」


吹雪 「……提督 ひとつお願いしてもいいですか?」


提督 「なんだ?」


吹雪 「無理ならいいんですが…少し 私を甘やかしてくれませんか?」


提督 「甘やかす?構わないがお前が無理するようなことはしないぞ」


吹雪 「だいじょうぶです 今の状況下で激しいことはお願いしません」


提督 「今の状況下でも言うなよ…?」


吹雪 「少し私の頭を撫でてくれませんか?撫でるだけなら無理はしてませんよね」


提督 「そうだな 撫でるくらいなら平気かな」スクッ


提督 「ただ長時間は撫でないぞ いくら撫でるだけとはいえ、疲労回復に影響が出ても困る」


吹雪 「わかってます お願いします」


提督 「…ちなみに聞くが今頭痛いんだよな 撫でて平気なのか?」


吹雪 「軽くでお願いします まだ薬が効いてないので」


提督 「無理に甘えなくてもいいんじゃないか…?頭痛いのに無理しなくても」


吹雪 「撫でて欲しいんです 甘えたいんです!なのでお願いします」


提督 「そこまでか まぁお前がいいなら」スゥ…ポンッ


吹雪 「〜♪」///ワシャワシャ…


吹雪 「(はぁぁ〜癒される♡提督に撫でられるのほんとに気持ちいい♡♡)」///


吹雪 「(頭痛いのもだんだんなくなってきてる たぶん気のせいだと思うけど和らぐ感覚がする…♡)」///


吹雪 「(このままずっと撫でて欲しい でも提督もケガしてるから無理はさせられないからもう少しだけ撫でてもらお!)」///


提督 「(吹雪めちゃくちゃご機嫌だな そんなに俺に撫でてもらうの好きか)」ナデナデ


提督 「(ここまで嬉しがると俺も癒されるな 無理してる感じもしないしこれならもう少し撫でてもいいな)」


吹雪 「〜♪」///ワシャワシャ…



…コンコンっ


提督、今いいか?


提督 「っん?天龍か いいぞ入って」スゥ… 一旦吹雪を撫でるのをやめると


吹雪 「あっ…」シュン…


邪魔するぜ


ガチャッ


天龍 「…っん なんか取り込み中だったか?吹雪の横にいるけど」


提督 「ちょっとな ただ頭撫でてただけだからそこまでのことじゃない」


提督 「なにか俺にようか?」


天龍 「いやなに 大したようじゃないんだが暇だったから鎮守府付近を警備しながら運動してたんだ」


天龍 「そのときになんか変な奴らを見かけてな」


提督 「…変なやつら?」


天龍 「イ級っぽかったんだがイ級にしては手足があってな 頭がイ級で二足歩行で海を走ってたんだ」


吹雪 「二足歩行でイ級の顔……」


提督 「…なぁ もしかしてそいつら、三人いなかったか?」


天龍 「……いたよ さんにんな」


提督 「ーっ…新型深海棲艦だ なんであいつらがこの近くに来てる?」


提督 「そいつらはなにしてた?予想でもいいから思ったことを教えてくれ」


天龍 「見た感じだと偵察ってところかな たぶん俺たちの存在はバレてないと思うが辺りを見渡してたから調べてただけだと思う」


天龍 「電探も持ってってたんだが反応しなかった おそらくステルス系の機材を積んでる」


天龍 「武器は酸素魚雷だけだと思う 他に積んでるのは見られなかった」


天龍 「これからは警備重視するか?奴らが来たら捕まえられるように」


提督 「……そうだな 捕まえるのはできればとして警備は重視しよう レーダーで反応しないなら肉眼で確かめるしかないからな」


提督 「みんなで交代しながら警備して夜は民間警備隊に任せよう いつでも出撃できるように最低限の装備は部屋に置くようにみんなに伝達してくれ」


天龍 「夜は民間警備隊に任せるのか?さすがにあぶなくないか」


天龍 「レーダーに反応しないし肉眼で見るにしても夜だから見えにくいぜ いくらサーチライトを付けて警備するにしても」


提督 「サーモングラフィを渡して警備してもらえばなんとかなるだろ あくまでも警備だから最低限の防衛用装備と緊急時の避難設備を徹底させる」


提督 「できれば二十四時間俺たちで警備したいが今は昔と違って人数が揃ってないからな みんな各鎮守府に移動しちまったから」


天龍 「呼び戻せばいいんじゃないか?上官に言えばすぐやってくれるだろ」


提督 「そうしたいのは山々だが各鎮守府の戦力が一気に落ちるだろうからそれはあまりやりたくないな 時雨たちの状況だったら話は別だが」


天龍 「…それもそうか」


吹雪 「なら評判の悪い鎮守府の指揮官をクビにして提督の管理下にするのはどうですか?そうすれば艦娘の数は増えますが」


提督 「俺複数の鎮守府管理しないといけないのか…?さすがにきついぞ」


提督 「伝言で済ませることができるならそれでいいが毎回そうするわけにはいかないだろ 各鎮守府に回るのは不可能だ」


天龍 「じゃあ作業員としてそこの提督に指揮させて管理は提督がすればいいんじゃね?権限なくすわけじゃないが立場を下げていつでも提督のところに情報が行くようになれば他の艦娘たちも喜ぶだろ」


提督 「その立場は上官だろ…あのバカが全体的に管理してるんだから俺がする必要ないと思うが」


提督 「まぁ評判が悪い鎮守府の指揮官をぶっ潰しにいくのは喜んでやるが他の鎮守府を管理するのは無理だ とてもじゃないが管理が追いつかない」


提督 「結局は俺の管理下になっても誰かに任せるだろうからこの案は却下だ」


天龍 「そっか だめか」


吹雪 「……提督の艦娘を派遣させて鎮守府を仕切らせるのはどうでしょう?艦娘ですが私たち一軍はみな単独行動や団体行動などの思考を心得てるので管理できるかと思います」


提督 「そしたらここの戦力が落ちちまうよ 部下である艦娘を指揮官にさせるのもあれだが、まずお前らが耐えられないだろ?」


提督 「選ぶとしたら吹雪、絶対にお前を選ぶからな お前は俺が単独行動隊に入ってからずっと一緒にいてずっと欲求不満をぶつけてたじゃないか」


提督 「俺なしで指揮なんて取れるのか?」


吹雪 「無理です なので誰かに任せましょう」キッパリ


天龍 「俺も無理だ もう提督から離れることはしたくねぇ」


提督 「……そんなはっきり言われるとさすがに恥ずかしいんだが」


吹雪 「事実を述べたまでです 私たちみんな、もう提督から離れることはしたくありません」


吹雪 「もう二度と提督を絶望に落としたくないので離れろと言われてもずっと一緒にいます あの時みたいに…もう手放しません」


天龍 「俺も手放さねぇぜ 俺たちは今だって後悔してんだ…あのとき、提督を救えてたらみんなバラバラにならなかったんだ」


天龍 「なにもできなくてマジで落ち込んだよ 龍田や如月もずっと気にしてるから派遣させるなよ」


提督 「嫌だからしないってば…」



睦月 「回診の時間にゃー ふたりとも容態はどう?」ガチャッ


提督 「おう睦月 今のところ問題はない 吹雪も今鎮痛剤飲んだばかりだがこれといって症状は出てない」


吹雪 「提督の言うとおり今のところ問題ありません」


睦月 「ならよかったにゃし!」


天龍 「睦月 ステルス機材を積んだ敵を発見することができるレーダーって作れるか?」


睦月 「えっステルス相手を探索する探知機?」


睦月 「んー…難しいにゃしね 作れなくはないけど全部がぜんぶ探知はできないと思う」


睦月 「ステルス機材を積んで主砲なんかを積んでるなら探知可能だけど副砲や小さい装備だけだと反応しないかも」


提督 「持ち運びじゃなく固定でもできないか?鎮守府に置いて使うなら大型でもいいんだが」


睦月 「………」


天龍 「無理そうなら無理にとは言わないぜ ステルス相手を探知すること自体が難しいから…」


睦月 「……持ち運びはキツイけど固定ならいけるかも でかくなってもいいよね?」


提督 「だいじょうぶだ でかくすれば広範囲にできるようならどんなにでかくなってもいい」


提督 「敷地内になにも使ってない倉庫があっただろ あれ全部とっぱらってあそこに建てていい」


睦月 「いいの!?あそこ全体使っていいの!?」(´✪▽✪`)


天龍 「…だれが撤去すんだ?あの倉庫」


提督 「俺の腕が正常だったら俺やったんだが…頼んでいいか?発破解体していいから」


天龍 「発破したら周り被害甚大だな 絶対ガラス割れるぜ…」


吹雪 「掃除も大変ですね 発破解体はやめてくださいね」


提督 「なんだつまらないな 発破解体したかったのに」


睦月 「いやいや 手怪我してるのになに言ってるの てか頼んでたのにやりたかったって…」


提督 「だって発破解体だぞ?豪快に破壊できるとか気持ちいいじゃねぇか!!」

*・'(*°∇°*)'・*


提督 「できれば木っ端微塵がいいがさすがにそこまではできねぇから仕方ないがやってみたいよな ダイナマイトとかプラスチック爆弾とか使ってよ!!」


天龍 「おいおいそんな火薬使ったら地面にまで被害出るだろ 地形まで変える気か」


提督 「そんな後先のこと考えてたらなにも出来ないだろ 地形が壊れたらコンクリートでも流し込んどけば治るよ」


吹雪 「治し方が雑ですね それでは治りませんよ」


睦月 「ほんとにゃし」


天龍 「まぁ解体は俺が適当にやっとくから任せてくれ 発破解体はしないが」


提督 「えーつまんないな 見たかったなー発破解体」


天龍 「子供じゃないんだからへんな駄々こねないでくれ」


吹雪 「人手が必要なら他の方にも手伝うよう呼びかけてください 私もまだ動けないので…」


天龍 「あぁそうするぜ 睦月、とりあえずどのくらいの広さが必要か教えてくれ 大体でいいから」


睦月 「わかったにゃし」


天龍 「それじゃ解体してくるからなにかあったら電話でも直でも連絡くれ 力仕事なら任せろ!」


提督 「じゃあ事務仕事は?」


天龍 「俺以外に頼んでくれ てかnightにやらせてくれ」


提督 「正直だな」



ガチャっ


如月 「司令官いるかしら?」


提督 「っん 如月か どうした?」


如月 「ちょっとお願いがあるのだけど…今いい?」


提督 「いま?なんだよ」


如月 「…」チラッ


吹雪 「? なんですかこっちを見て」


如月 「うふふ〜?しれいかん!!」ガバッ!!


提督 「うぉっ!?」ギュッ 突然如月に抱きしめられる


吹雪 「ーっな!?」


如月 「すぅぅぅ…はぁぁ すぅぅぅ…はぁぁ……!!」///


提督 「ちょっおま!匂い嗅ぐな!いきなりなにをするかと思えば!!」ググッ… 左手で襟元を掴み離れさせようとする


如月 「えへへ〜♡しれいかんの香り…♡♡」///グヘヘ


吹雪 「…天龍さん ちょっとわたしの主砲持ってきてもらっていいですか?この女潰します」ビキビキッ


天龍 「ここで暴れられても困るしお前まだ調子悪いんだからおとなしくしてろ」


天龍 「今ここで暴れて悪化しても困る 早く本調子に戻って欲しいからガマンしろ」


吹雪 「わたしがこれを見せられて我慢できるとでも?」


天龍 「気持ちはわかるけどよ…」


如月 「しれいかん ちゅ〜♡」ンッ…


提督 「やめろってば!てか人前でちゅうじゃねぇよ!」グググッ…


提督 「俺もまだ右手痛てぇんだから余計な力使わせるな しばらくは大人しくしててくれ」


如月 「ならちゅうして!そしたらやめてあげるから」


提督 「吹雪のいる前でそんなことできるか あっ先に言っておくが誰かの前じゃなければいいというわけじゃないからな」


如月 「じゃあどうすればしてくれるの?」


提督 「気が向いたらしてやるよ 今は気分じゃない」


如月 「えー!?なにそれひどい!!司令官の都合で決まるなんて自分勝手すぎるわ!」


提督 「気が乗らないだけだ 自分勝手じゃない」


睦月 「如月ちゃん帰るにゃしよ まだ司令官と吹雪ちゃんはケガ治ってないんだから無理させちゃいけないよ」


睦月 「あとで睦月が相手してあげるからっね?」


如月 「……三人でしたいわ」ブー…


睦月 「それはわかるけどダメだよ 早く行くよ」


如月 「はーい…」ムスッ


天龍 「そんじゃ俺も行くからはやくケガ治してくれよ?また来るぜ」


提督 「おう 悪いがいろいろ頼むよ」


吹雪 「すみませんがよろしくお願いします」


タッタッタッ…パタンっ


提督 「…」


吹雪 「…提督 鍵閉めてもらってもいいでしょうか?今度は邪魔されたくないので」


提督 「鍵閉めたら瑞鳳か戻って来れなくなるだろ あいつに医務任せてるのに」


吹雪 「開けようとしてきたら開ければいいだけです なので閉めてください」


提督 「それやましいことしてるってバレてるからな 鍵閉めてる=そういうことだから」


提督 「てか鍵閉めてもあいつにはマスターキー渡してるから開けられるし 閉まってたら普通に開けてくるだろ」


吹雪 「なんで渡したんですか!マスターキーは私だけでいいじゃないですか!」


提督 「天龍と一緒に指揮任せてるのに持たせない方がおかしいだろ いろいろ任せてんだから渡すよ」


提督 「して欲しい前にまだ治ってないんだからおとなしくしてろ 治ったら気が向いたときしてやるから」


吹雪 「この作品でもそういうことしてもいいじゃないですか…」ムスッ


提督 「メタイメタイ そういうことを言うな」


提督 「まぁ無でるくらいならしてやるからこれで我慢してくれ いいな?」


吹雪 「…わかりました」








ドッグ施設



時雨 「はぁぁ…気持ちいいぃぃ……」ブクブクブクブク… 下から泡が大量に出てきて体全体的に当たりマッサージされていく


夕立 「ぽぃぃ〜…楽になるぅぅ……」ブクブクブクブク…


時雨 「腕の痛みはかなり引いてきたからもうすぐ治るよ 体にはそこまで負担なくてよかったよ」


夕立 「でもまさか腕やられてるとは思わなかったっぽい 私が時雨にぶつけられたときは体だったからそっちだと思ってたのに」


時雨 「正直それは僕も思った でも逆に腕だけでよかったよ ご飯とか作業するときにはちょっと支障は起きるけど歩くことに関してはなにもないからね」


夕立 「いいよね腕だけで 私は体だから動くと激痛が走るよ…」


時雨 「吹雪も腕と深海棲艦化の負担があるからまだ数週間はまともに動けないだろうね しばらくふたりはゆっくりしてた方がいいよ」


夕立 「じっとしてるの苦手っぽい…」



ガラッ…


瑞鳳 「時雨さん夕立さん 体の方はどうですか?だいぶ楽になったでしょうか」ピチャピチャ…


時雨 「うんだいぶ楽になったよ 僕は明日ぐらいには万全だと思う」


夕立 「私はまだっぽい もう少しかかるかも…」


瑞鳳 「睦月さんもまだ治らないって言ってましたもんね 仕方ありません」


瑞鳳 「時雨さんはひとりで出れますか?補助が必要なら手伝いますよ」


時雨 「僕は平気だよ 片手使えないだけだからコケなければだいじょうぶ!」


夕立 「もう少し入っていたいかも 入ってる方が楽だから」


瑞鳳 「ですが長湯も体に良くないのでそろそろ上がった方が…」


夕立 「んー…それもそうだね わかったっぽい」


時雨 「それじゃ瑞鳳の邪魔にならないよう先に出るよ あまり迷惑かけちゃダメだよ?」ザバァ…


夕立 「さすがにかけないっぽい…」


瑞鳳 「気をつけてくださいね 転んだら大変ですからね」


時雨 「わかってるよ ちゃんと気をつけ」


ツルンっ


時雨 「る…」グラッ


夕立 「時雨っ!?」


瑞鳳 「っと だいじょうぶですか?」ポスッ よろける時雨をすぐさま受け止める


瑞鳳 「言ってる側からコケないでください コケたら洒落になりませんよ」


時雨 「あっうん ありがと…助かったよ」ット


瑞鳳 「お風呂場から出るまで補助します ここから出れば滑らないので」ガシッ 時雨の肩に自分の腕を組ませてコケないように支える


時雨 「あはは…そうしてもらった方がいいみたい 悪いけどおねがい」


瑞鳳 「すみませんが夕立さん 先に時雨さんを出すので待っててください」ピチャピチャ…


夕立 「わかったっぽい 時雨のことおねがいね」


夕立 「…わたしも補助してもらっても気をつけないと」













使ってない倉庫



天龍 「えーっと…ここを壊せば柱部分が壊れて ここも破壊すれば支えが一気に悪くなるっと」ンー… 倉庫解体するためにどこを壊すか考えてる


睦月 「角端を破壊するよりも横の柱を破壊した方がいいね 真ん中を壊したらこっちも破壊して…」


天龍 「めんどくせぇからもう全部柱破壊して壊すか?」


睦月 「それでもいいけど崩れた瞬間に起きる衝撃と爆風で周りに被害がなければいいけど」


天龍 「まわりに壁つけときゃ平気だろ 鉄の板でも木の板でも」


睦月 「木の板はちょっと心配にゃし…せめて鉄の板にしよ?」


天龍 「じゃあ鉄の板まわりにつけとくか たぶん一階くらいの高さまでの壁つけとけば平気だろ?」


睦月 「んっんー…せめて二階くらいはほしいかな それなりに大きい倉庫だから屋根が下に落ちた瞬間の衝撃のことを考えたら二階までいろんなものが飛びそう」


天龍 「そうか?じゃあ二階までの高さにするか」


天龍 「壊した倉庫の部品はどうすんだ?資材の代わりになるやつは全部仕分けるか?」


睦月 「んー…そうだね 鉄は全部溶かして一枚の鉄板にできるから柱に組み込まれてる鉄筋や屋根のトタンなんかは別にしといて」


睦月 「石材料でできてるものは砕いて砂や石にしてコンクリートの材料にするからそれもとっといて たぶん倉庫だから鉄や石でできてるから他の材料は使われてないはず…もしよくわからないものがあったらはじいといてほしいにゃし」


天龍 「あいよ しかしこの倉庫ひとりでやるのは骨が折れるな だれかに手伝ってもらうか」


睦月 「むしろなんでひとりでやろうとしたの…普通に考えてひとりじゃ無理でしょ」


天龍 「いやぶっ壊すだけなら俺だけでいいやと思ってたんだ だけど壊した部品を材料に変えるなら俺ひとりじゃきついと思ってな」


睦月 「無理にする必要はないよ?資源は上官さんが全部支給してくれるから困ってるわけじゃないし」


天龍 「でももったいねぇだろ?こんなでけぇ倉庫をぶっ壊したらそれなりに取れるんだから」


睦月 「もったいないのはわかるけど…」


天龍 「まっリサイクルのことは後回しでいいか とりあえず周りに壁付けるか」


天龍 「睦月は設計図やどこを破壊すれば効率よく壊せるのか調べといてくれ 壁やってくる」タッタッタッ…


睦月 「わかったにゃし」








演習場



金剛 「ファイヤー!!」ボンボゥン!!


電 「食らえなのです!!」ドンドゥン!!


雷 「当たりなさい!!」ドンドゥン!!



扶桑 「…」ザー…バシャバシャン 海上を走って至って普通に金剛たちの砲撃を避ける


金剛 「当たらないデース!なんでさっきから一発も当たらないんデスか!?」


雷 「ゼロ距離でも避けられるわよ…たしか扶桑さんって低速だったわよね?」ハァ…ハァ…


電 「完全に動きを読まれてるのです」ゼェ…ゼェ…


扶桑 「(…そろそろ限界かしら?かなり体力消費してるわね)」ザー…


扶桑 「(ならそろそろこちらから攻撃させてもらうわ!)」スチャッ 主砲を金剛に狙いを定めて構える


金剛 「っ!」ザー… 扶桑に主砲を向けられると同時に射線から外れようと横に移動する


雷 「ついに向けてきたわね 電!今金剛さんに主砲は向けられてるから私たちが攻撃するわよ!」スチャッ


電 「了解なのです!」スチャッ


扶桑 「(金剛さんに向けたことによって雷たちが攻める…悪くはないわね 金剛さんも向けられたことによって射線から逃れようと動いてるし)」


扶桑 「(でも考えが浅いわね そんなんじゃ私たち一軍には到底勝てないわ)」スゥ…ボンボンボゥン!!!! もうひとつの主砲を上に向けて空高く何発も打ち上げる



金剛 「why?真上に放った?」


雷 「どういうこと?なんで真上に砲弾を?」


扶桑 「よそ見してると当たりますよ」ボンボンボゥン!!!! 金剛に向けていた主砲を放ち雷たちの方にも撃



電 「っ! お姉ちゃん前!!」


雷 「わかってるわ 音で聞こえてる!」ザー…ヒュンヒュンッ 射線から逃れて横に演習弾が通っていく


雷 「(上に放たれた砲弾も気にしながら動かないと いつ落ちてくるかわからない!)」


金剛 「ファイヤー!!」ボンボゥン!!!!


扶桑 「がむしゃらに撃っても当たりませんよ あなた方の攻撃はすべて見切ってます」ヒュンヒュンッ…


扶桑 「そんなでは元横須賀鎮守府提督を救えませんよ!!」ボンボンボゥン!!!!



雷 「電!両サイドに避けて!」ザー!!…


電 「はいなのです!」ザー!!…


扶桑 「副砲があることもお忘れず」ドンドゥン!!!!片手ずつ雷と電に向けて副砲を放つ



電 「副砲ぐらいなら打ち返せるのです!」ドンドゥン!!


雷 「甘く見すぎよ!」ドンドゥン!!


扶桑 「…」スゥ…バシュシュンッ 足から酸素魚雷の形をした物を雷と電に向けて放つ



金剛 「ーっ!?」


金剛 「(足から酸素魚雷!?いやでも戦艦は酸素魚雷は装備できなかったはず…)」


金剛 「(しかも副砲の砲弾に目が行って酸素魚雷に気づいてない!まずいネ!!)」


金剛 「雷電!!酸素魚雷が向かってるネ!!」



雷 「えっ!?」バッ


電 「酸素魚雷!?」ザー!!… 的確に向かってくる酸素魚雷の射線から逃れるためその場から移動する


扶桑 「…狙い通りです!」ニコッ



電 「…っえ?」


雷 「ーっ!! しま!!」



ゴンガァンッ!!!!


電 「あばぁっ!!」頭上から扶桑が放った砲弾が降ってきて的中する

雷 「おごぉっ!!」


金剛 「雷電っ!!」


扶桑 「ふふっ!詰めが甘いですね 先程放った砲弾のことを忘れるなんて」


扶桑 「…ちなみに金剛さん あなたもまだまだですね」


金剛 「What?」ザー…



ゴンゴンっ!!!!


酸素魚雷(演習弾) 「「」」プカー…プカー… 金剛の背後に回って足元にぶつかり勢いをなくす


金剛 「……っえ」


金剛 「(これはさっきの酸素魚雷…なぜ私の後ろに?)」タラー…


扶桑 「だれも雷と電に狙ったなんて言ってませんよ?最初からあなたを狙っていたんです」


扶桑 「海の流れを全て読み計算して、どの位置からならあなたに向かうかを全て頭の中で考えていたんです」


扶桑 「あっもちろん金剛さんが動いていたら当たりませんでしたけどね 動かなかったので当たりました」


金剛 「…なんで戦艦のあなたが酸素魚雷を持ってるんデスか?戦艦には装備できないはずデース」


扶桑 「積もうと思えば積めますよ ただ精度は最悪ですがね」


扶桑 「しかも二発しか積めないので乱用はできませんし精度は最悪なので外したらただのゴミです 戦艦なのに積めない装備を持ち運ぶなんて効率が悪いに等しい」


扶桑 「そんなものを使うなら主砲の弾薬を積む方が効率がいいですからね 普通の方はそう思います」


扶桑 「…ですが私が一軍に入れたのはこれのおかげなんですよね 装備できない武器を装備可能にして実力を得たので」


扶桑 「っと すみません演習中に余計な話をしてしまって」


扶桑 「それじゃ再開しましょう タイマンですがあなたはまだ戦えるので降参は認めませんよ?」スチャッ


金剛 「…勝てる気しないデース てか今の酸素魚雷で大破判定じゃないんデスか?」スチャッ


扶桑 「中破にしましょう 大破でもいいんですがまだやり足りません」


金剛 「悪魔デース…」


扶桑 「雷、電 あなたたちは大破判定だから観戦席で見てて 攻撃は真似できなくても動きは覚えておいて」


電 「わ、わかったのです…」ヒリヒリ…


雷 「やっぱり痛いわね 演習弾とはいえ硬いから…」ズキズキ…


電 「ほんとなのです でも実弾じゃないからこれくらいで済んだのです」



扶桑 「それじゃ行きますよ!」ザーッ!!


金剛 「ばっちこいデース!!」ザーッ!!




山城 「…」カリカリ… 観戦席から扶桑たちの演習を見て記録してる


山城 「(雷と電脳天直撃で大破判定、金剛さんも背後から酸素魚雷を当てられ大破…ではなく中破判定、扶桑お姉様の判断で)」カリカリ…


山城 「(三対一であそこまでやられると一軍入団は不可能 二軍でも厳しいですね)」


山城 「(練度は高いんだけど経験がイイマイチ、正確に言えば私たちの経験が異常なだけだけど)」


山城 「……やっぱり他の鎮守府の方はそれなりの実力で止まってしまうのね 私たちみたいに本来の性能以上になることはない」


山城 「(私たちは提督が無理するから死に物狂いで訓練して性能以上の力を手に入れたけど、他の鎮守府の艦娘たちはそういうことしないようね)」


山城 「(まぁそうよね まず提督自信が戦うなんて他じゃありえないから提督の為に力を付けようと思う気持ち自体がそもそも違う)」


山城 「(安全なところから指示してる提督と比べたら守るいう気持ちが段違い 私たちと違って提督は主砲などの攻撃を喰らえば一撃で即死…運良く生きてられたとしても業務を再開できるかわからない)」


山城 「(それだけは絶対にさせまいとみんな猛特訓して絶対的な力を手に入れた わたしも提督の為に手に豆や次の日筋肉痛は当たり前、業務が終わっても夜遅くまで練習してた日々が今では懐かしいわ)」


山城 「(死に物狂いで力をつけたり合わない装備を使いこなせようと無理やり使ったりして身体の節々が痛くなりましたっけ)」


山城 「(どんなことがあっても提督は守らなくてはならない…みんなその気持ちが一番だった でも……)」




過去の提督 「………」ポタポタ… 絶望に落ちた表情で雨に打たれ、ずぶ濡れの状態で山城たちの前に立っている


山城 「ーっ…」




山城 「……あんな思いはもう二度とさせない ぜったいに守らなくてはならない」


山城 「……っと!記録付けないと 別のことを考えてたら手が止まってたわ」


山城 「えっと…お姉様はいつも素敵っと!」カリカリ…


雷 「山城さーん!」タッタッタッ…


電 「記録の方はどうですか?なにか手伝うことはありますか」


山城 「だいじょうぶ これくらいならひとりでできるわ」


山城 「それよりもさっきの動きだけど…軽めに言ってほしい?それとも厳しく言ってほしい?」


雷 「っえ」


電 「…なっなるべく優しくしてほしいのです」


山城 「なるべくね それじゃ最初の動きだけど…」



山城説明中…


雷 「ーっ…」:(´◦ω◦`):プルプル


電 「ーっ…」(;´ω`A;)ダラダラ


山城 「それであの盤面だとあんな動きじゃ敵の的だからふたりでいるときVを描くように別れて進む方がいいわ」クドクド…


山城 「そして終盤も全然だめ 上空に砲弾を撃ち込まれたのにそれを忘れるなんて艦娘としてあるまじき失態 あの失敗は次からないようにしなさい」


山城 「…ふぅ だいたいこれくらいかしら ぜんぶ理解できた?」


雷 「…ごめん 途中から右から左だったわ(意味、聞いてもすぐ抜ける)」


電 「も、もうやめてほしいのです 電のライフはゼロなのです…」カタカタ…


山城 「いやこれだけでメンタル削られても…と言いたいですがあなた方は元々精神面の特訓はしてなかったようなのでこれで削られても仕方ありません」


山城 「次から精神強化の訓練をした方がいいわね いかなる状況でも冷静に判断取れるようになれば格段に腕は上がるわ」


雷 「精神強化ってどうやるの?まさか個室に何日も監禁とか殴られたり蹴られたりするの…?」ゾクッ


山城 「いやそんなことしないわよ…殴られ蹴られは論外として個室監禁は最上級だからあなたたちじゃ無理よ」


電 「最上級!?えっあるのですか!?」


山城 「あるにはあるけど提督が一切禁止にしたけどね わたしたち艦娘が生み出した最上級方精神強化訓練」


山城 「提督に希望休出して連休をもらってやってたわ 補助付きで真っ暗闇の個室で何日も過ごすの」


山城 「もちろんその間は飲食一切禁止、さすがにトイレはあるけどそれ以外はない沈黙で暗黙の空間の中で精神を研ぎ澄ます行き過ぎた訓練をしてたの 私は三日で断念したけど」


雷 「三日っ!!?三日間も暗い部屋の中で過ごしてたの!?しかもご飯も食べないで!!」


山城 「えぇ なにも考えずにただただ集中することを絶対として何日も過ごしたわ 終わったあとはかなり体力消費しちゃって丸一日動けなくなっちゃったけどね」


電 「ーっ…せ、精神は大丈夫だったのですか?」


山城 「二日目までは保ったわ でも三日目にして集中力が途切れて一気に心が乱れたわ」


山城 「補助についてた吹雪に助けを求めて閉じ込められてた部屋から出れておかしくなる前に出ることは出来たけど…もし出れなかったらおかしくなってたわね」


山城 「その後は提督にバレてカンカンになって叱られたわ 身を削ってまで自分を強くしようとするなって激怒してたわ」


山城 「あなたのために強くなろうとしてるんだって反論したかったけど提督の言ってることは正しいから反論はしなかったけどね 現に精神を研ぎ澄ました結果飲まず食わずで二日間も部屋に閉じこもってたから少しばかり動きに支障が出ちゃってね」


山城 「体力や動きを戻すのに約一週間かかっちゃったの その間、提督がずっと付き添いで見てくれてたからほんとに迷惑かけちゃったわ」


雷 「えっ?なんで司令官が見てたの?妖精や他の艦娘が見てたんじゃないの」


山城 「提督も私が無理して精神を研ぎ澄ました理由をわかっていたから責任を感じちゃってたのよ 本人は暇だから見てるだけって言ってたけど執務をほったらかしてまで見てる指揮官がどこにいるんだって思ったわ」


山城 「みんなにも迷惑かけて結果的に提督にも迷惑かけちゃったからもう二度としないと誓ったわ 精神はその一件でかなり鍛えられてありとあらゆる状況でも冷静に判断できるようなったから結果オーライね」


山城 「だからあなたたちがやるとしたら私たちみたいな無理なやり方じゃなく一時間でもいいから正座して集中力を高めればいいわ」


雷 「正座…地味につらいわね」


電 「たった一時間だけでも高まるのですか?」


山城 「毎日やれば必ず精神が研ぎ澄まされるわ なにごとも手を抜かず真面目にやることが大事」


山城 「初めから一時間やって厳しそうなら最初のうちは三十分でも二十分でもいいからやることを進めるわ 無理してやっても身につかないし冷静さを失いだけだから」


山城 「慣れてきたら徐々に増やしていけばさらに強くなるから頑張ってね」


電 「わかったのです!これから毎日するのです!」


雷 「私じっとしてるの苦手だからできるかしら ちょっと不安…」


山城 「やってダメそうなら他の方法もあるからその時は聞いて 落ち着きがないひと用のやり方がね」


雷 「わかったわ!」 キエェェェェ!!!!!!ガンガンゴンゴスッ!!!!




金剛 「0(:3 _ )~」~プカー…プカー… 扶桑の集中砲火(演習弾)を食らい体力が尽きる


扶桑 「あらあら 戦闘中に遊ぶなんて随分と余裕みたいですね?早く立って応戦してください」ニコニコ


金剛 「…む、むり…デス あと遊んで…ないネ……」ピクピク…


金剛 「しかも今の判定は確実に轟沈デース…あれで大破はありえないネ……」


扶桑 「私が大破だと言えば大破になりますけど?」


金剛 「鬼デース!!てか大破判定ならもう戦えないデスよ!?なぜまだ戦わせようとするんデスか!」


金剛 「まさか大破進撃しろと言うんデスか!?シャレにならないネー!!」


扶桑 「大破進撃とは失礼ね 大破しても敵は止まってくれませんよ?」


扶桑 「戦争なのに相手のことを気遣う敵なんて本来いません 提督や私たちみたいな艦娘は別ですが」


扶桑 「大破すれば相手はやめてくれるんですか?見逃してくれると思いますか?」


扶桑 「私たちはいくつもの深海棲艦の命を奪ってきたのに相手は私たちの命は奪わないでくれると思うんですか?そんな都合のいい話はありません」


扶桑 「今の金剛さんはまさにその状況です あなたもいくつもの深海棲艦の命を奪ってきましたよね?戦争だから仕方ないとはいえ、殺めてきましたよね」


扶桑 「なのに自分のときは見逃してもらおうなんて甘いですよ 死にたくないのはお互い様です」


金剛 「ーっ……」ググッ…


扶桑 「……少々言いすぎましたね 同じ戦艦同士だったのでちょっとキツく言いました」


扶桑 「ですが戦場では情け容赦は無用です 敵に情けがあるなんて思わない方がいいですよ」


扶桑 「最悪の場合は大破進撃を目処に入れといてください 死にたくなければ我を忘れることも大事です」


金剛 「…わかったね Sorryね扶桑」


扶桑 「謝る必要はありません それじゃ今日の演習は終わりにしましょう」


扶桑 「また相手して欲しいときはいつでも声をかけてください とくに忙しくなければ喜んでお相手致します」


金剛 「了解ね!」



山城 「お姉様終わりましたか?さっそくですが付けた記録見ますか?」


扶桑 「私はあとでいいわ 先に金剛さんにさっきの演習の動きについて話してあげてくれるかしら?」


扶桑 「良い点と悪い点を細かくね」


山城 「わかりました 金剛さんおつかれかと思いますが来てくれますか?」


金剛 「わかったネ」ザー…


扶桑 「………」


扶桑 「(…今から私たちぐらいまで育てるのはかなり厳しいわね 時間が足りなすぎる)」


扶桑 「(リミットを元横須賀鎮守府提督救出までと考えると全然足りないわね ある程度は育てることできるけど…)」


扶桑 「(…いや、そもそも私たちと同じくらいまで育てようとするのが間違ってるわね 無理してまで育てる必要はない)」


扶桑 「(援護部隊として採用するのも一つの手 命中精度を極限まで上げてバックアップしてもらえば私たちもその分手が回せる…そっちの路線も考えておかないと)」


扶桑 「(提督はどっちで考えてるのかしら?メインで出すのかサブで出すのか わたし的にはサブだけど…)」


扶桑 「(もう少し調べておかないと)」



山城 「んであるからしてここの場面ではこういった方が良かったですね 万が一こう来たら肉弾戦の準備もしておくのも手です」


金剛 「肉弾戦慣れてないデース…」


山城 「肉弾戦なら天龍に頼むといいですよ いろんな武術を提督から習ってるので参考になると思います」


山城 「提督が動けるなら提督に教わった方がわかりやすいんですがね 今はケガしてるので無理はさせられません」


電 「あっあの!電たちも習っておいた方がいいですか?駆逐艦だから限度はあると思うのですが」


山城 「んー…あなたたちは無理しないでまずいと思ったら逃げるのが得策だと思うわ 戦艦や重巡級なら接近戦で戦ってもいいけど駆逐艦や軽巡は力不足だから押し負ける可能性が高いわ」


山城 「あっちなみにうちの天龍や吹雪とかは例外ね?あれは化け物だから」


雷&電&金 「「知ってる(のです・デース)」」


扶桑 「でも覚えといて損はないわ ある程度覚えて接近戦になった場合には相手を怯ませて距離をとる時に使えるわ」ザー…ヨット


山城 「ですが駆逐艦や軽巡では限度がありませんか?相手も軽巡級ならまだいいですが重巡級になったら怯ませられるかわかりませんよ」


扶桑 「ものは使いようと言うでしょ?なにも素手でやらなくても持ってる装備を使ってもいいのよ」


山城 「…主砲を鈍器にして使いますか?」


扶桑 「それもいいけど壊されたときはその部品を使って戦うのも一つの手だと思うわ 砲塔部分なんて武器にちょうどピッタリだし」


山城 「…短くないですか?さすがにあの長さじゃ戦いようがないと思いますが」


扶桑 「そんなことないわよ 相手の急所を着くには十分よ」


扶桑 「まぁ提督のと比べたら全然だけどね あれに勝てるものはいないわ」


山城 「ちょっお姉さま!!」


電 「? 司令官さんもなにか持ってるのですか?」


金剛 「いっ電 深く考えないことを進めるネ…」///カァァ…


雷 「電 司令官の持ってるものはね」


山城 「やめなさい雷 純粋な電を汚すんじゃない」


電 「?」


扶桑 「まぁそれはさておき、天龍に頼んで接近戦ができるようになれば行動範囲が広がるから覚えといて損はないわ」


扶桑 「慣れてきたら専用の武器を用意してもらえるから認めてもらえるまで頑張るといいわ」


金剛 「専用武器?そんなのあるんデスか?」


山城 「ありますよ 私たち一軍はみんな持ってます」


扶桑 「私と山城は同じものだけど対深海棲艦用大型ナイフを持ってるわ 睦月お手製のナイフがね!」スチャッ 懐からかなり大きめのナイフを取り出す


山城 「とは言っても滅多に使いませんがね 基本砲撃戦しかしないので接近戦になることが少ないですから」


山城 「しかも接近戦は提督と天龍、伊19や川内でやってたから他の方たちがやること自体少なかったです」


雷 「へー そうなんだ」


扶桑 「持ってみますか?私のナイフ」


金剛 「持ってみたいデース!」


扶桑 「はいどうぞ」スッ


金剛 「借りるデース!」ガシッ 扶桑からナイフを受け取り持ち上げようと…



ズシィッ!!!!


金剛 「ーっ!!?」ガクッ!! あまりの重さに離しそうになるがなんとか持ちこたえて支える


雷 「……っへ?」


電 「…金剛さん?どうかしたのですか?」


金剛 「ーっ…!!?」プルプル…


金剛 「(お、重い…見かけによらずかなりの重量!!戦艦である私でもキツイ!!)」


金剛 「(両手ならまだしも片手で扱えるような重さじゃないネ まともに接近戦なんてできない!!)」グググッ…


山城 「…さすが戦艦と言ったところですね 辛うじてでも持ててますね」


山城 「それは戦艦用に作られたものなので駆逐艦の方たちでは持てません あまりにも重すぎるので」


山城 「しかもそのナイフは特殊な構造をしてて手に持ったときだけ重くなるんです 重さと引き換えに切れ味と強さを上昇させると睦月が言ってました」


雷 「手に持ったときだけ重くなるの!?なにそれどんな作りよ!!」


電 「しかも私たちでは持てないなんてどんだけ重いのですか!?」


扶桑 「どのくらいかまでは忘れちゃったけどかなり重いわ 試しにふたりで待ってみる?」


雷 「…ふたりでなら持てるの?」


山城 「んー…ギリギリ、いや無理かな……?」


電 「…えっと、やめとくのです 持って怪我したらいやなので」


雷 「私もパスで 死にたくない」


扶桑 「さすがにそれはオーバーよ…」


山城 「持つとしたら吹雪のを借りるのがいいわ あの子のは駆逐艦専用で作られてるから持てるはずよ」


雷 「でも吹雪って化け物でしょ?司令官や戦艦を倒すほどの実力を持ってるひとのを借りるのもね…」


電 「なのです…」


扶桑 「それ吹雪に言っちゃダメよ?怒られるからね」


山城 「なら作り置きしてるものを借りてみたらどう?たぶん睦月のことだからあなた達の分作ってると思うわよ」


雷 「そうなの?」


扶桑 「可能性としてはありえますね 睦月は個人の武器を作るのが好きなうえ得意ですからもう作ってあってもおかしくありません」


山城 「一軍はみんな作られてるって話したけど二軍や他のみんなの分も作ってあるのよ ただまだ実力が足りてないから渡されてないだけでね」


扶桑 「ちょっと聞いてみるわ」ピッピッピツ


プルルルル…プルルルル…ピッ


睦月 『もしもし睦月にゃし』


扶桑 「睦月 今話しへいき?」


睦月 『だいじょうぶだよ どうかしたの?』


扶桑 「今金剛さんたちに接近戦に関する話しをしてたの それで私の接近武器を見せて貸したのだけど…」


睦月 『察したにゃし!みんなの分はもう作ってあるから持っていくよ』


扶桑 「あらそう?それじゃお願いできるかしら 今演習場にいるわ」


睦月 『演習場だね あと雷と電もいる?』


扶桑 「いるわ 全員分を持ってきてもらえると助かるわ」


睦月 『了解にゃし!如月ちゃん 今から演習場に…』


ブツッ


扶桑 「今睦月がみんなの持ってくるから待ってて もう作ってあるって!」


雷 「ほんと!?どんなのかしら かっこいいだといいわ!」


電 「電はかわいいのがいいのです 武器でかわいいのはどうかと思うのですが」


金剛 「私はバーニングな武器がいいデース!!」


山城 「そんな武器あるわけないでしょ 燃える武器なんて使ったら換装に異常が出るわ」


扶桑 「でも頼めば作りそうね 睦月なら異常が出ないようにできそうだけど…」


金剛 「それはそれですごいデース」



睦月 「みんなー!持ってきたよー」タッタッタッ…


如月 「扱いには気をつけなさいよ 睦月ちゃんの作った武器はかなり危ないからひとつでも扱い方を間違えたら大怪我するからね」カチャカチャカャ… 睦月に頼まれて全員分の接近武器を持ってくる


雷 「きたわ!あれが私たちの武器ね」


電 「どれがお姉ちゃんのでどれが私のなのですか?」


睦月 「今から渡すにゃし 如月ちゃんおねがい」


如月 「はーい!これが電のよ それでこれが雷でこれが金剛さんのよ」スッ


金剛 「これが私のですか…」スチャッ 鞘に収められた状態のナイフを受け取る


電 「思ったより軽いのです 先ほど金剛さんが重たそうにしてたのでかなり重量があると思ったのですが」ヒョイヒョイッ


雷 「やっぱりひとによって作りが違うの?」


睦月 「もちろん!戦艦や重巡とかで分けてるのもあるけど そのひとに合った物を徹底して作ってるにゃし!」


睦月 「それにまだ金剛さんたちは接近戦に慣れてないのもあるから初心者向けに作ってあるの 慣れてきたらそれに似合った物に作り直すぞよ!」


雷 「…」スゥー…スチャッ 鞘からナイフを取り出してどういう形をしてるのかを確かめる


電 「……なんか黄色いのです お姉ちゃんのも黄色いですがこれは…?」


睦月 「ふたりとも雷(かみなり)をイメージするから黄色くしたの ただの色付けだからみんなのと変わらないよ」


金剛 「私のは赤いデス てことはFIREデスか?」


睦月 「その通りにゃし!金剛さんはよくファイヤーって言うから火をイメージしたの」


睦月 「握った感じはどうかな?ちょうど収まるくらいの大きさにしたつもりだけど」


金剛 「しっくりくるネ 大きすぎず小さすぎずでちょうどいいデース」ギュッギュッ


雷 「私もちょうどいいわ てか丁度よすぎない?」


電 「…もしかして、私たちの体調べたのですか?調べたことないはずですが」


睦月 「むふふー!吾輩の目はありとあらゆる艦娘の体を図ることができるにゃし!」


睦月 「ミリ単位まで測れるぞよ 例えば電のスリーサイズは【自己規制】で身長は【自己規制】で体重は【自己規制】!!」


電 「にゃわーっ!!?いぃいきなりなにを言うのですか!!」///


金剛 「っえ あってるんデスか?」


電 「全部あってるのです!!ミリ単位まではわかりませんが!!」///


睦月 「初めて見た時よりも若干太ったよね 司令官のご飯や瑞鳳さんのご飯がおいしくて食べすぎたかにゃ?」


睦月 「三キロも太ったから少しお腹出てるように見えるけど着痩せするタイプだからそこまで気にならないぞよ!よかったね」


電 「やかましいのです!!」///


雷 「(そこまでわかるの!?やっぱり司令官の元艦娘たちは化け物ね…)」


金剛 「(…次から紅茶やクッキーは控えるようにするデース 太って公開処刑は免れたいネ)」


如月 「…睦月ちゃん みんなのお胸は大きくなった?電は若干大きくなった気がするけど」ヒソヒソ


睦月 「さすが如月ちゃん 会った時よりも少し大きくなってるよ!ニか三ぐらい」ヒソヒソ


電 「丸聞こえなのです!!勝手に測らないでください!!」///


雷 「電大きくなってるの!?それじゃ私は!!」


睦月 「………」


如月 「まだ成長期だから平気よ もっと大きくなったらボンキュッボンになるわ!」


雷 「…てことは、今は大きくなってないという事ね……」ズーン…


金剛 「ま、まだ雷は幼いから仕方ないデース!もっと大きくなれば胸も大きくなるネ!」


雷 「元からでかい金剛さんにフォローされても落ち込むだけよ…」ハァァ…


金剛 「うぐっ…で、でも!胸が大きくてもいいことないヨ?重いし汗かくと蒸れるし下は見えないし!!」アセアセ


雷 「あーなんかその大きな脂肪切り落としたくなっちゃったなー?今ここにあるナイフで切り落とそっかなー」

(●▽●)ハイライト


金剛 「ーっ!!」ゾワッ!!


扶桑 「なら大きくしてもらえばいいじゃない?すぐに大きくする方法あるわよ」


雷 「ほんとっ!?」パァァ!!


山城 「…お姉様 まさかとは思いますが……」


扶桑 「…うふふ あなたの察する通りよ!」ニヤニヤ


山城 「……雷 お姉様の言うことは信用しちゃだめだし聞いちゃダメよ」


雷 「なんでよ!胸を大きくできるならしたいわ ちっちゃいままなんていやよ!」


山城 「小さいは小さいなりにいいところがあるわ だからお姉様の言うことは絶対に聞いちゃダメ!」


電 「聞くとどうなるのですか?」


山城 「この作品がRー18になるわ だからダメよ」


金剛 「……っあ そういうことデスか…?」///カァァ…


雷 「? どういうこと?」


山城 「いえだから 聞かない方が…」


如月 「つーまーりー?こういうことよ!」スゥ…むにゅっ 音もなく雷の背後に回り胸を揉む


雷 「ひゃあぁぁぁっっ!!!?」///ビクゥッ!!


電 「おっお姉ちゃん!!?」///


睦月 「それじゃ睦月は電の胸を拝借させてもらうにゃし」むにゅっ


電 「ひゃあぁぁぁぁっ!!!?」///ビクゥッ!!


山城 「ちょっふたりとも!!」


如月 「うふふ♡ちっちゃけどちゃんとあるじゃない しかも揉みごたえがある程度に!」もみもみっ


如月 「この大きさでも十分司令官は喜んでくれるわ むしろ小さい方が喜ぶかも…?」キュッ


雷 「んんっ!!どっどういうこと…?」///ビクッ


睦月 「司令官は胸が小さい子が好きかもしれないの 予想だけどね」


電 「えぇっ!!?で、でもお嫁さんは伊19さんですからどっちかと言うと大きい方が好きなんじゃ…?」


如月 「女の直感ってやつよ …あーむ」パクッ


雷 「ひゃうっ!!!?」///ビクゥっ!! 如月に耳を食べられて体をびくつかせる


金剛 「如月!!?」///


如月 「んー♡雷の耳美味しいわ しかも反応が可愛すぎて興奮しちゃった♡」///カリカリッ


雷 「んんっ!!ちょっどこ触って…」///ビクビク…


山城 「如月 あなたいい加減に…」


如月 「あら?別に嫌がってないじゃない 完全に嫌がっているならやめるけど今の状況だと嫌がっているようには見えないわ」


如月 「ねぇ雷?胸大きくしたいんでしょ 大きくできる方法知ってるの」


如月 「もし私に身を委ねてくれれば必ず大きくしてあげる そして気持ちよくもしてあげるわ」


如月 「痛いことは一切しないから安心して だから…今から大きくしてみない?」///フニフニ…クリッ


雷 「あぁんっ!!お、おおきく……」///ビクビクッ!!


金剛 「ーっ…!!」///カァァ…!!


電 「如月ちゃんやめるのです!!お姉ちゃんは司令官さんとしたいはずなので他のひととは…」///


睦月 「予行練習は大事にゃしよ 受け身だけじゃなく多少の攻めも覚えて損はないぞよ」


睦月 「もちろんいやなら強制はしないけどね 女の子同士ならノーカンとも言えるし」


如月 「そーそー!ノーカンだから平気よ だから…ね?」///ツツー… 雷の胸からお腹を指でなぞり下の方へ進めていく


雷 「ちょっま…!!」///カァァ…


扶桑 「そこまでよ如月 さすがにやりすぎよ」ガシッ 下に進んでいく如月の腕を掴んで止める


如月 「っ!」


扶桑 「いくら予行練習しといた方がいいとはいえ、他人と性行為をするのはいささかどうかと思うわ するなら本当に好きな人とやるのが普通よ」


扶桑 「ひとの弱みを握るようなことはやめなさい いいわね」


如月 「ぶー…わかったわよ」スゥ…


扶桑 「睦月も誘わせるようなこと言わない 自分もしたいからって好きな人以外とするのはだめよ」


睦月 「ごめんにゃし でも練習した方がいいのは事実だよ?」


扶桑 「練習なんてしなくても提督が全部リードしてくれるから平気よ して欲しいことがあればお願いしてくるからその時に練習すればいいわ」


睦月 「…それとそっか」


山城 「…お姉様に言われても説得力ありませんね 言ってることは正論ですがいつも提督とさせようと囁くのでなるほどとは思えません」


扶桑 「否定はしないわ でも好きな人とできることって喜ばしいことじゃない」


扶桑 「どんな形でも思いを寄せてる人と繋がれたらどれほど喜ばしいことか 一度繋がったらもう元の関係には戻れない」


扶桑 「初めては提督でよかったわ もし初めてが元提督だったら………」


山城 「っ!! お姉様そのことは!!」


如月 「あらあらそれは残念ね 初めては司令官でよかったわね」


如月 「なら提督に上書きしてもらえばいいじゃない あのクソ野郎のことを忘れるくらい濃厚なSEXを!」


電&雷&金剛 「「ぶーっ!!!!」」///


睦月 「確かにその方がいいね 司令官と一緒にすれば嫌なことなんてきれいさっぱりにゃし!」


山城 「それは…たしかに、そうね」


電 「いやそこは否定しないのですか!!?」///グシッ


山城 「えっえぇ それに関してはみんなわかっていることなので否定は…」///


扶桑 「ふふっ!ごめんなさい 迷惑かけたわね」


扶桑 「昔のことなんてもうどうでもいいわ 私は今、また提督と一緒に居られることだけでも奇跡と思ってるから」


扶桑 「私だけじゃなく山城も思ってるわよね?」


山城 「…はい それはほんとに奇跡だと思っています 提督が戻るなんて思ってもなかったので」


山城 「伊19が沈んで川内も沈み…艦娘を大事にする提督にとって十分な辞める理由です」


山城 「自ら艦娘と関わるのをやめて単独行動隊にまで入ったのによく戻ってきましたよ 上官さんに戻るよう言われても頑として首を縦に振りませんでしたから」


扶桑 「ほんとね 最終的に上官さんの命令を聞いて戻ったようだけど、今まで断ってたのになぜ今回は受け入れたのかしら?」


山城 「さぁ わたしも詳しくは聞かされてないのでわかりません」


扶桑&山城 「「んー…」」


睦月 「まぁそんなことをいつまでも考えてても仕方ないにゃし!戻ってきたんだからそれでいいぞよ」


睦月 「そんなことよりも!金剛さんたちに渡したナイフどう?使いやすいかな」


睦月 「少し実践してみた方がわかりやすいと思うから…扶桑さん 金剛さんたちと手合わせしてほしいな」


扶桑 「いいですよ 少しやってみましょうか」


金剛 「えっいきなり実践ですか!?しかもまたやるんデスか!!?」


金剛 「もういやデース!!提督の元艦娘たちと戦うのは命がいくらあっても足りないネー!!」


扶桑 「なら足らせてください 戦場で敵は待ってくれませんよ」


扶桑 「ナイフは鞘から抜いた状態で来てください 私は素手で行きますので」


電&雷&金剛 「「……っえ」」


如月 「あらあらさすが扶桑さん 相手を舐めちらかしてるわね?ナイフ持った相手に素手でいくなんて」


扶桑 「別に舐めてないから誤解される言い方はやめてもらえるかしら ちゃんと理由があるから」


睦月 「…なにかあるの?睦月も舐めてるようにしか思えないにゃし」


扶桑 「無防備な相手でも容赦なく倒そうとする心を持たせたいんです もちろん敵意がなければする必要はありませがね」


扶桑 「金剛さんたちはまだいろいろと経験不足なので今からいろんなことを学ばせたいんです とくに相手がまだ争う意識があるかどうかを確認することを最優先にして」


金剛 「…それとナイフ素手での演習はどう関係があるんデスか?」


扶桑 「無防備な相手がまだ争う意識があるかを確かめるためです 武器が全て破壊されても力があります」


扶桑 「その力で殴られたり首を絞められたりしたら返り討ちに会う可能性もゼロではありません なので最低限の武器、ナイフを使って敵に近づき様子を伺うんです」


扶桑 「その敵役を私がやるので金剛さんたちは私の様子を伺って争う意識がないと判断したらナイフをしまってください もしあると判断したらナイフを構えてください」


雷 「至ってシンプルね もし間違えたらどうするの?」


扶桑 「そのときは容赦なく襲います 間違えた罰です」


金剛 「間違えたときの代償が大きいデース…」


扶桑 「実践時なら殺されてますからね それくらいは当然です」


扶桑 「それじゃ海上でやりましょうか 山城と如月はどうする?一緒にする?」


如月 「やってもいいけど私は本気で行くわよ?」


山城 「わたしも構いませんが」


扶桑 「睦月はどうする?無理はしなくていいけど」


睦月 「……やめとくよ 睦月は戦力外だから下手に立ってもやられるだけにゃし」


睦月 「開発中のバトルスーツが完成してればやってもよかったけど」


雷 「えっなにそれ バトルスーツ?」


睦月 「うん 睦月は主砲を持つことできないからロボットを作ってるの その中に入って操縦とかできるいわゆるガン〇ムみたいなやつ」


電 「えぇっ!?つっ作れるのですか!!?出来たら乗ってみたいのです!!」キラキラ


睦月 「まだ全然できてないから相当時間かかるよ 最低限動かす程度ならできるけど」


扶桑 「動かせるの?装備はまだつけてないのかしら」


睦月 「まだなにもつけてないにゃし 付ける以前にまだ重量に耐えきれなくて装甲が剥がれ落ちるから付けられないよ」


睦月 「いろいろ試行錯誤でやってるんだけどうまくいかないの それに他の仕事も立て込んでるから最近ずっと手つけてないし」


電 「…休みをもらってないのですか?」


睦月 「うん …は冗談として、睦月が好きでやってるだけだから司令官さんのせいじゃないよ」


睦月 「戦力じゃ力になれないからその分みんなの装備を徹底的に見ないといけないにゃし 休んでる暇があるなら少しでも見ないとね」


雷 「それはさすがにやりすぎじゃない?司令官ならこまめに休めって言うわよ」


睦月 「だいじょうぶ ちゃんと寝る時間は作ってるから!」


如月 「あら?睡眠時間は三時間ぐらいじゃなかったかしら わたしと夜遅くまでエッ〇してるのに♡」


全員(扶桑除く) 「「」」///ブーッ!!


睦月 「ちょっ如月ちゃん!!」///


扶桑 「三時間睡眠って…何時に寝てるの?」


如月 「んー…三時くらいかしら?夜十時くらいに始めるから」


扶桑 「ごっ五時間も連続でやってるの…?さすがに長すぎない?」


如月 「ぜんぜん長くないわ むしろ短いぐらいよ!」クワッ


如月 「睦月ちゃんや司令官となら一日やってもいいくらいよ 丸一日密着できるなんて最高じゃない!!」///


扶桑 「たしかに最高ですが腹上死しそうですね…」


如月 「好きな人として死ぬなら本望よ まして腹上死ならなおのことね!」フンッ!!


扶桑 「提督も死にそうですけど…」


山城 「おっお姉様 いい加減その話しをやめてください 小さい子たちもいるので」///


扶桑 「いいじゃない 最終的には同じ道を通るのだから」


山城 「まだ確定したわけではありません!変に興味を持たせることはしないでください!!」///


電 「ーっ…」///プシュー…


金剛 「っ…」プシュー…


雷 「(…早くわたしもしたいなぁ)」///←!?


扶桑 「それじゃそろそろ始めましようか 時間はそれなりにあげるのでよく考えて判断してください」


金剛 「はーい…(ものすごくやりたくないネ…)」
















医務室



龍田 「はーい新しい鎮痛剤よ これ飲んでおとなしくしてね」コトッ


提督 「わるいな ありがと」ゴクッ…


龍田 「はい吹雪 正露丸よ」スッ


吹雪 「はったおしますよ」


時雨 「あはは…龍田さん 吹雪にそういう冗談はやめといた方がいいよ」


夕立 「ぽい…殺されちゃうよ」


吹雪 「そこまでしませんよ…」


瑞鳳 「はい夕立さん 本部の医務妖精から処方された鎮痛薬です 劇薬なのでこれ飲んだら大人しくしてくださいね」スゥ…


夕立 「劇薬じゃなくてもいいんじゃないかな…?たしかもっと弱い鎮痛薬ももらったよね」


瑞鳳 「ありますが…今そんなに痛くないんですか?」


夕立 「今のところそこまでっぽい じっとするのが苦手だから少しでも動かせる弱い方がいいかも」


瑞鳳 「夕立さんがそれでいいなら構いませんが無理はしないでくださいね ただでさえじっとしてるのが苦手なんですから」タッタッタッ…


夕立 「気をつけるっぽい」


提督 「吹雪と夕立はここで寝ないといけないとして時雨はどうする?ほぼ完治に近いから自室に戻って寝てもいいが」


時雨 「提督と一緒にいたいからここで寝るよ てか寝かせて」キッパリ


提督 「いやおれ自室に戻るけど」


全員 「「ええーっ!!?」」


夕立 「あだだだだっ!!!!ず、ズッキーニ…!!」ズキズキ…


瑞鳳 「余裕あるのかないのかハッキリしてください…」


提督 「てかケガしてるのに大声出すよ…」


時雨 「だって提督が自室で寝るって言うから!なんでここで寝ないの!」


吹雪 「そうですよ!ここで寝てもいいじゃないですか!」


夕立 「ほんとほんとっぽい!あだだだ…」ズキズキ…


提督 「まだ治ってねぇんだからおとなしくしてろ 別に俺がいなくてもいいだろ?瑞鳳がいてくれんだから」


吹雪 「瑞鳳はケガの治療で提督は癒しです なのでここにいてください」


提督 「俺がいるだけで癒されんのか…?」


全員 「「うん(はい)」」


提督 「即答かよ…」


瑞鳳 「あはは…提督の艦娘らしいですね しかもど正直…」


瑞鳳 「正直すぎて困るよ…少しは躊躇してほしい」


吹雪 「躊躇ってたら提督抱いてくれないじゃないですか」


時雨&夕立 「「うんうん」」


提督 「そんなことないが…」


龍田 「そんなことあるのよ ハッキリ言わないとしないこと多いじゃない」


全員 「「うんうん」」


提督 「もういいわ!わかったよ 俺もここで寝るよ」


全員 「「わーい!!」」


提督 「瑞鳳 悪いがまた寝るから簡易的ベッドを頼む」


瑞鳳 「いや普通にベッドで寝ればいいじゃないですか 医務室のベッドは四つあるんですから」


提督 「お前が寝るようで使うだろ 俺は並べた椅子で寝るから使え」


瑞鳳 「けが人が遠慮しないでください わたしが簡易的ベッドで寝るので提督はベッド使ってください」


提督 「いや女を寝づらいところで寝かすわけには…」


時雨 「なら僕のベッドに来なよ 一緒ならあたたかいよ!」カモンカモン


夕立 「あっずるい!提督 わたしの方がいいっぽい!夕立温度高いよ!」


吹雪 「いやいや私の方がいいですよ っね?提督」


提督 「いや寝ねぇから…ベッドシングルだから窮屈だろ」


時雨 「寄せれば寝れるよ だからカモーン!」ポンホンッ


提督 「…瑞鳳 一緒に寝てやれ」


瑞鳳 「いやなんでですか…明らかにおかしいですよね」


瑞鳳 「みなさん気持ちはわかりますが万が一に備えてひとりで寝てください 一緒に寝てケガ部分に触れたりなどしたら危ないので」


全員 「「えぇー…」」(・ε・` )


龍田 「うふふ!瑞鳳はいつも冷静ね こんな状況でもちゃんと説得ができるなんて」


瑞鳳 「こういうときだからこそ冷静でいないといけないんです 下手に説得すると私の身が危ないんで…主に提督の艦娘たちになにされるかですが!」ハァ…


吹雪 「私たちは危なくありませんよ 危ないのは如月さんだけです」


時雨 「そうだよ 僕たちはなにもしないよ」


夕立 「ぽいぽいっ」


瑞鳳 「いやそういう意味ではありませんから…」


瑞鳳 「…ベッドの用意します ちょっと待っててください」タッタッタッ…


提督 「あっあぁ 悪いがたのむよ」








夜中



吹雪 「すぅー…すぅー…」


夕立 「ぽいー…ぽいー…」


提督 「すー…すー…」


瑞鳳 「すぅ…すぅ…」椅子で作った簡易的ベッドで寝てる


時雨 「……」モゾモゾ…


時雨 「(…寝れない 提督が近くで寝てるからムラムラして寝れない……)」///ムラムラ


時雨 「(でもここで自慰したらバレる 夕立だけならともかく吹雪がいたら絶対バレる)」///


時雨 「(でもこのままじゃ寝れないよぉ 欲求不満解消しないと…!!)」///ドキドキ…


時雨 「(……みんな、寝てるよね?吹雪さえ気をつければ平気だよね)」///


時雨 「(っ…よ、よし!)」///ムクッ


時雨 「(そーっと…そーっと…)」///スゥ…スタッコソコソ ゆっくりベッドから降りて静かに歩く



シャー… 仕切られてるカーテンをゆっくり開けて隣で寝てる提督のところに行く


提督 「すー…すー…」


時雨 「ーっ…」///ゴクリッ


時雨 「(…寝込みを襲うのはいやだけど 匂いを嗅ぐくらいなら…!!)」///タッタッタッ…



…寝込みを襲うのはダメですよ


時雨 「ーっ!!?」ドキィッ!!


吹雪 「…寝込みは襲うなと提督から言われてませんでしたか?自慰するだけなら構いませんが」時雨とは反対側で寝てるベッドから話しかける


吹雪 「するなら声抑えてくださいね 声出されたら私までそういう気分になってしまうので」


時雨 「っ…お、起きてたのかい?しかも静かに動いてたはずなんだけど」ダラダラ…


吹雪 「私を誰だと思ってるんですか?一軍三位ですよ 相手の気配なんかすぐわかります」


吹雪 「とくに下心あるとよくわかります 気配が一段と感じるので」


時雨 「っ…」アセアセ


吹雪 「…私は寝るので限度を超えない程度にお願いしますね」


時雨 「うっうん…」


吹雪 「……すぅ…すぅ…」


時雨 「はやい…もう寝たの?」


時雨 「(まさかバレるとは思ってなかった…今のでやる気が一気に冷めちゃったよ でもムラムラは止まらない…)」///ムラムラ


時雨 「(……寝込みさえ襲わなければいいんだよね なら匂い嗅いでするのはセーフ)」///


時雨 「(右手に当たらないように布団の中に入らないと 左側から入って…)」モゾモゾ…


提督 「…んぅ?」スゥ…


時雨 「っ!!」ビクッ!!


提督 「………」ボー… 半寝ぼけで時雨が入った隙間の中を覗いてる


時雨 「っ……」ドキドキ…


時雨 「(…お、起きた……?)」アセアセ


提督 「……もっと上に来い」


時雨 「えっ…あ、うん」モソモソ… 顔を提督の左腕まで持ってきて枕にする


提督 「…今日は特別だぞ 一緒に寝ると他のみんなも寝たがるから」


提督 「右手使えないから撫でられなくてわるいな 一緒に寝るだけでガマンしてくれ」


時雨 「…うん♡」///


提督 「すぅ…すぅ……」


時雨 「(…ほんとに提督は優しいな ケガしてるのに一緒に寝ていいなんて♡)」///


時雨 「(一緒に寝るのは基本ダメなのに今回だけ許してくれるなんて…あぁダメ、その優しさがまた興奮する♡♡)」///キュンキュン


時雨 「(ごめんね提督 ちょっと匂い嗅ぐね?手は出さないから安心して♡)」///


すぅー…


時雨 「(ふあぁぁぁっ!!♡♡は、鼻がっ鼻が刺激されるぅぅぅ♡♡♡♡)」///ゾクゾクゾクゾクッ!!!!


時雨 「(提督特有の匂いが嗅覚にもろ浴びて…やばいっヤバいよぉぉ!!♡♡)」///


時雨 「(もう我慢できない!!提督がわるいんだからね 僕を隣に寝かせちゃうのがいけないんだから!♡)」///ハァハァ…


時雨 「(声を殺して…誰にもバレないように……)」///スゥ…


クチュ…


時雨 「んっ…♡」///


時雨 「(やっやばい…提督の匂い嗅いだだけでここまで…♡♡)」///


時雨 「(あまり大きい音を立てないようにしないと 小さく…小さく……♡♡)」///クチュクチュ…



…ガンッ!!


時雨 「ーっ!!?」ビクゥッ!! どこからか大きい音が聞こえてきて瞬時になにかをやめる


時雨 「(…なっなに今の音?誰かが壁叩いた?)」///ドキドキ…


時雨 「(音的に吹雪や夕立が寝てる横側じゃない 薬が置いてある足を向かせてる方向から…そっちの方向にいるのは瑞鳳だけ……)」///


時雨 「(…も、もしかして 起きてる……?)」///バクバク…



瑞鳳 「っ…」///カァァ…


瑞鳳 「(あ、あまりにも強く叩きすぎた…さすがにこの強さは寝相じゃ済まされない)」///


瑞鳳 「(こんなところでそういうことしないでほしいんですが!!しかも私や吹雪たちがいるここで!!)」///


瑞鳳 「(するなら誰もいないところや自分たちの部屋でしてくださいよ!興奮してガマンできなくなったのはわかりますけども!!)」///


瑞鳳 「(…さすがにやめましたよね?あれだけ大きい音を立てたらやめるはず……)」///



……っん!


瑞鳳 「ーっ!」///ゴンッ 先程よりも抑えて棚を叩き音を強調させる


瑞鳳 「(音立てたのにまた始めようとしてる!なに考えてるんですか!!)」///


瑞鳳 「(他の方たちがいるところでバレててもやるなんて露出狂ですか!!するなら出て自分の部屋でしてください!!)」///



シーン…


瑞鳳 「っ……」///ドキドキ…


瑞鳳 「(…こ、今度こそやめた?)」///



………クチュッ


瑞鳳 「ーっ!」///ドキッ!!


瑞鳳 「(うそでしょ!?また再開し始めたよあの方!バレててもいいからしたい方が優先なんですか!!)」///


瑞鳳 「(これ以上壁叩いたら他の方が起きる可能性があるからあまり叩きたくないんですよね…巻き込んだらかわいそうですし)」///


瑞鳳 「(でもこのままだと私が寝不足になっちゃうからなんとか止めないと 止めるとしたら…)」///



クチュッ…クチュッ……


瑞鳳 「……時雨さん 大人しく寝てください もしくは誰もいない場所でしてください」///ボソボソ



クチュッ……


…シーン……



瑞鳳 「………」///


瑞鳳 「(…やめたかな?)」///



……シャー


時雨 「っ…っ……」///ハァ…ハァ… 顔を真っ赤にして興奮状態になりながらカーテンを開けて姿を現す(服は乱れて太ももからなにやら怪しい水が流れている)


瑞鳳 「ーっ!!」///ビクッ!!


瑞鳳 「(ちょっなんでその状態で出て来たの!?乱れすぎでしょ!!)」///


瑞鳳 「(てかベッドの横にテッシュあったでしょ!!それ使ってある程度拭いてから出て来てよ!!)」


時雨 「っ…瑞鳳 ちょっといいかな?」///ハァハァ…


瑞鳳 「……な、なんでしょうか(その状態で話しかけてこないでよ!!)」///クルッ 時雨に背中を向けて視線を合わせないようする


時雨 「僕もね?できれば頼りたくないんだけど 今提督の匂いを嗅がないとイケないんだ」///


時雨 「提督から離れた場所で自分の手でしてもイケないから欲求不満が解消されないんだ…でも誰かの手ならイクことができるの」///


時雨 「悪いけど手伝ってもらえるかな?僕のお楽しみを邪魔したんだから」///ドキドキ…


瑞鳳 「えぇぇっ!!?わ、わたしがですか!?(声抑え)」///


瑞鳳 「いやいや待ってください!!なぜ私なんですか!?私ではなく如月さんや睦月さんに頼めばいいじゃないですか!」///


時雨 「あのふたりには頼みたくない 頼んだらなにされるかわからないから…」///


瑞鳳 「(…なにするの?あのふたり)」///


時雨 「というわけで僕の部屋に行こうか 拒否権ないからね」///ヒョイッ 寝てる瑞鳳をお姫様抱っこで持ち上げる


瑞鳳 「ちょっ!?なに勝手に運ぼうとしてるんですか!!てかまだ治りかけなんですから無理しないでください!」///


時雨 「瑞鳳は軽いから平気だよ 暴れなければ痛くもないし」///


瑞鳳 「っ!」///ビクッ


瑞鳳 「(脅し…今ここで暴れたら痛めるから暴れるなということですか またケガしたら今後にも響くから…)」///


時雨 「ふふっ!急におとなしくなったね さすがに今の言葉は聞いたかい?」///


時雨 「汚いのはわかってるけど瑞鳳が邪魔しなければよかった話なんだからね あのままさせてくれたら満足したのに」///


時雨 「お望みなら瑞鳳も満足させてあげるよ?僕女子も抱いたことあるから気持ちよくできるよ」///


瑞鳳 「いやいいです!!しませんししなくていいです!てか時雨さん両立だったんですか!?」///


時雨 「正確には異性同士だけどね 前の鎮守府で無理やり抱かれてた子を慰めるために…ね」


瑞鳳 「っ!」ハッ


瑞鳳 「(そうだ 時雨さんは前の鎮守府で無理やり……)」


時雨 「…この話しは提督にしないでね 僕も良い思いしたわけじゃないからさ」


瑞鳳 「…ならなおさら提督に抱かれた方がいいんじゃないですか?好意を向けてない私が相手するのではなく」


時雨 「そうしたいのは山々なんだけどね この作品はS○Xは愚か、キスシーンも直接出さないから頼めないんだ」(キスシーンは一度だけ使いました)


瑞鳳 「時雨さんメタすぎです…」


時雨 「だから今日はお願いね ちなみに今までかなりガマンしてたから朝まで続いても文句言わないでね?」///


瑞鳳 「いや明日早いんですが!?せめて一回だけで収まってくださいよ!!」///


時雨 「一回で収まる方法でしてくれたら寝かせてあげるよ というわけでお願いね♡」///


瑞鳳 「いやだからしませんってば!!」///



…ガラッ


睦月 「にゃし!百合の気配にゃし!」

(☆∀☆)


時雨 「むっ睦月!?なんで起きて!!」ビクッ!!


瑞鳳 「睦月さん!ちょうどいいところに」


睦月 「三人抱けばいいの!?」///ハァハァ!!


時雨 「いやしなくていいから!君には頼まないから安心して」


瑞鳳 「すみませんが時雨さんだけ抱いてあげてもらえないでしょうか?かなりの欲求不満で興奮状態なんです」


時雨 「瑞鳳っ!!?」


睦月 「まかせてっ!女子を抱くのは大得意にゃし!」

( ・́∀・̀)グヘヘ


睦月 「あっ如月ちゃんは寝てるから睦月だけで相手するから安心して 如月ちゃんみたいに落とす気ではやらないから」


時雨 「っ! 如月寝てるの?」


睦月 「うん 昼間いろいろしてたから疲れちゃったみたい 部屋でぐっすり寝てるよ」


時雨 「……如月が寝てるなら安心かな いると必ずふたりして調子乗るからね」


睦月 「にゃはは…否定はしないにゃし」


時雨 「ねぇ瑞鳳 相手は睦月にしてもらうから一応監視として見ててくれない?暴走すると大変な目に遭うから」


瑞鳳 「いや監視って…おふたりがしてるのを見てないといけないんですか?」


時雨 「うん 如月は絶対だめだけど睦月だけならまだ安全な可能性があるの」


時雨 「でも一度スイッチ入っちゃうと大変なことになるから、もしなったら全力で止めてほしいんだ」


睦月 「あはは…やりすぎるとつい入っちゃうんだよね 如月ちゃんがいるとノリと勢いでやっちゃうにゃし」


瑞鳳 「如月さんといたら確実なんですか…(でも単体ならまだ制御が効くだけマシですね)」


瑞鳳 「…わかりました 睦月さんが暴走しないように見張っておきます その代わり私は一切欲求不満に関する解消はしませんからね」


時雨 「…ちょっともの足らなくなったらしてほしい、な?」///


瑞鳳 「睦月さんが暴走しても止めませんよ?」ギロッ


時雨 「はーい睦月だけで解消しまーす!」


睦月 「それじゃ時雨さんの部屋に行こう!もしくは司令の部屋に行く?」


時雨 「…いいね 提督の部屋なら匂いもあるし気持ちよくなれるかも」///


瑞鳳 「てか提督の部屋で自慰すればよかったのでは?布団とか匂いのついたものがあるので」


時雨 「あっ……」


瑞鳳 「……まぁ、睦月さんなら手馴れてるのですぐイけると思います 明日の影響が酷くならないために早く終わらせてください」


睦月 「なるべくそうするにゃし でも睦月もしたくなったら気持ちよくしてね?お預けは無理だから」


時雨 「もちろん あっこのことは如月には言わないでね もしバラしたら…わかってるよね?」ゴキゴキッ


睦月 「どんだけ如月ちゃんとするの嫌なの…?」


時雨 「死んでもいやだ」キッパリ


睦月 「………」


瑞鳳 「……えっと、早くするなら行きませんか?ただでさえ遅いので早く終わらせたいんですが」


時雨 「そうだね それじゃ行こうか」


睦月 「(ほんとに如月ちゃんは嫌われてるなぁ…昔はかなりやんちゃだったから仕方ないけどここまでなんて)」


睦月 「(なんとかしてあげないと…)」













朝ー食堂



瑞鳳 「ーっ…」///プシュー…机に顔を伏せて座ってる


時雨 「〜♪」ツヤツヤ 上機嫌で顔がテカテカしてる


睦月 「〜♪」ツヤツヤ 同じく以下略


天龍 「…なぁ お前らなにかあったか?明らかにいつもの雰囲気と違うんだが」


時雨 「べつにー?なんもないよ」


天龍 「ほんとか…?」


扶桑 「時雨 なにか嫌なことあった?それとも誰かに脅されてるの?」


時雨 「いやされてないよ むしろ上機嫌だから」


山城 「…睦月 あなた時雨になにかした?」


睦月 「なにもしてないよ うんなにも」


山城 「なんでなにもを二度言うのよ…怪しすぎるわ」


如月 「あらあら〜?もしかして、そのもしかして〜♪♡」///グヘヘ


金剛 「…瑞鳳 なにがあったネ?」


雷 「てかだいじょうぶ?かなり様子が変だけど」


電 「どこか痛いのですか?もしくは気分が悪いんですか?」


瑞鳳 「……いえ、気分などは悪くありません 心配なさらず」///


雷 「心配するなという方が無理あるわよ…」


瑞鳳 「(昨日のふたりは異常だった…女の子同士ってあんなに激しいものなの?)」///


瑞鳳 「(元提督としかしたことないからあんな激しいの知らない…てか激しすぎでしょ!!)」///ガンッ!! あまりの感情の高ぶりに机に拳をぶつける


全員 「「っ!?」」ビクッ!!


瑞鳳 「(あんなに激しいとか聞いてないよ!!時雨さんもノリノリで睦月さんに気持ちよくしてもらってたけど、あれ暴走してても受け入れてたでしょ!!)」///ガンガンッ!!


瑞鳳 「(しかも偽物の○○○まで使ってお互い気持ちよくなってたし…見張ってるこっちの身にもなって欲しいよ!!)」///ミシミシミシミシッ!!!!


天龍 「おぉおい瑞鳳!!机が壊れる!押し壊そうとするな!!」


瑞鳳 「(だいたい私居る必要あった!?いらなかったよね!!自分たちで気持ちよくなってたんだから私いらないよね!!)」///メキメキメキメキ!!!!


瑞鳳 「(私だって誰かがしてるのを見たら変な気分になるから!!よっぽど相手が嫌いだったりドン引きするようなプレイだったら話は別だけどそうじゃなければそういう気分になるから!!)」///バギィっ!!


金剛 「おぉっと!!?ご飯が落ちるデース!!」バッ!! 瞬時にテーブルに置いていたご飯を持ち上げる


雷 「ちょっと瑞鳳さん!テーブル壊さないでよ!!」


電 「おぉ落ち着くのです瑞鳳さん!!」アワワワ


瑞鳳 「ーっ…時雨さん、睦月さん すみませんが机片付けておいてください 私は部屋に戻ります」///カタッ


時雨 「えっ壊したの瑞鳳なのに…?」


瑞鳳 「誰のせいで壊したと思ってるんですか…?」///ギロっ!!


睦月 「おぉ…なかなかの眼光にゃし 背中にゾクってきたよ」


瑞鳳 「それと如月さん あなたはなにか問題起こしたらすぐ独房に入れますからね 皆さんに迷惑かけないように」///タッタッタッ…


如月 「あれ?私とばっちり?」


天龍 「…お前らなにしたんだ?瑞鳳があそこまで乱れるなんてよっぽどだぞ」


時雨 「えーなにもしてないよ?ねっ睦月」


睦月 「うん!なにもしてないよ うんなにも」


天龍 「いや怪しすぎんだろ…」


如月 「ねぇねぇ時雨 あなたもしかして睦月ちゃんとしたの?私ともしてくれる?」///ハァハァ


時雨 「勝手に妄想して興奮するのやめてくれないかな?殺すよ」ビキビキッ


如月 「あぁん!!いいわその眼光♡ゾクゾクしちゃう♡♡」///グヘヘヘ


時雨 「うん 殺す♡」(╬^∀^)ゴキゴキッ


睦月 「ちょちょちょっ!!やめて 如月ちゃんを殺さないで!!」アタフタ


睦月 「睦月からよーく言っとくから!それと睦月としたことも言わないから…ね?」ヒソヒソ


時雨 「……絶対他言無用だよ?」


睦月 「うん 絶対に言わない 約束する」


時雨 「…わかった」


如月 「はぁぁ…!!ふたりでなに話してるの?私に言えないことなんて……ものすごく興奮する♡!」///ハァハァ!!


如月 「ふたりでなにしたのよ?教えなさいよ!!」///


睦月 「なにもしてないよ それよりも如月ちゃん、それ以上調子乗ると今日明日はしてあげないよ」


如月 「……っえ」ビクッ


睦月 「いつもなら許してるけど今日はちょっと許せないかな それ以上したら明日までお預けだからね」


如月 「ーっちょ ちょっとまってよ!?たったそれだけで!!?」アワワワ


如月 「さすがにそれはひどいわ!私は一日一回エッ〇しないと死んじゃうのよ!?それを明日までお預けなんて!!」



金剛&雷&電 「「」」///ブーッ!!


山城 「ギャーっ!!!!私の方にご飯粒やおかずがー!!」


睦月 「いや一日二日で死なないから…たしかに辛いのはわかるけど性欲を解消できないだけで死ぬなんて聞いたことないよ」


如月 「私は死んじゃうの!!性欲ガマンなんてできるわけないでしょ!!」ドンッ!!


如月 「それに睦月ちゃんだってガマンできないでしょ!毎日してるのにしなかったらガマンできないでしょ!!」


睦月 「いやできるよ?ガマンするくらいならできるからね」


如月 「うそだっ!!」クワッ!!


睦月 「どこぞのレ〇じゃないんだからパクるのやめるぞよ」



金剛 「(まっ毎日してるデスか…)」///プシュー…


電 「(はわわわ!!え、えっちぃのです!!)」///アワワワ


雷 「(一日一回エッチ…毎日してたら身体休めなくない?ストレスは発散できるけど)」///←そこじゃない


扶桑 「…だいじょうぶ?山城 さんにんから集中砲火(吹き出し)食らったけど」


山城 「大丈夫ではありません…食べ終わったら着替えてきます 不幸だ……」ビチャァ…


山城 「…如月 今日の演習相手になりなさい ボッコボコにしてあげるから」ビキビキ


如月 「なんでわたしなの!?私のせいじゃないでしょ!!」


山城 「あんたが元凶だからよ あんたが騒がなければ私はさんにんから集中砲火されることなかったのよ」


山城 「演習弾で立ち上がれなくなるまで打ち込んであげるから覚悟しなさい」


如月 「理不尽だー!!」


如月 「…まぁいいわ 返り討ちにしてあげる!」ニタァ


天龍 「おまえらほどほどにしとけよ」


龍田 「うふふ!今日は一段と騒がしくなりそうね」


天龍 「笑いごとじゃねぇからな…」








医務室



提督 「すー…すー……」


吹雪 「すぅ…すぅ…」


夕立 「ぽいー…ぽいー…」



night 「…三人とも異常なさそうだな 異常なしっと」カリカリ… 容態チェック表に記録してる


叢雲 「脈も正常よ 熱や肌の色もいろいろ見たけど異常なし」スッジー 提督や吹雪たちの脈を測り肌色などを見てる


night 「あいよ!了解っと」カリカリ…


叢雲 「起きた時にすぐ飲めるよう薬用意するわ 三人の脈数とか全部メモして書いといたから記載しといて」スッ


night 「言ってくれればその通りに書いたのに…」ツカミッ


叢雲 「えーっと…南提督の薬は……これね」スッ


叢雲 「んでこっちが吹雪のでこれが夕立の…これ間違えたら洒落にならないわね もし深海棲艦化を抑える薬をなんともない艦娘に飲ませたらどうなるのかしら」


night 「なんも効果ないんじゃないか?あくまでも症状を抑えるだけでただまずいだけだと思うな」


叢雲 「んー…それだけじゃないような気がするけど」


night 「てかその薬使うのか?症状は収まってるから痛み止めとかだけでいいんじゃないか?」


叢雲 「あれそうだっけ?使わなかったっけ」


night 「たしか使ってなかったと思うが…まぁ全部用意しとけばいいだろ 使わなかったらしまえばいい」


叢雲 「そうね そうしましょう」カチャカチャ…


night 「…なぁ叢雲 今だけだがなんで俺が医務を任されたんだろ?ロリコンで警戒されてんのに」


叢雲 「私が居たからじゃない?あんただけなら絶対任されなかったけど」


night 「それはわかってるよ ただ居ても任されないと思ってたんだ まして時雨から言われるなんてな」


night 「俺のことは知ってるはずなのに…もしかして俺に気があるのか!?」

(☆∀☆)


叢雲 「っは?」ギロッ


night 「じっじょうだんだよ 本気にするなって!」アセアセ


night 「俺が好きなのは叢雲ただひとりだけだ それだけは絶対に間違いない」


叢雲 「どうだか 小さければ誰でもいいんじゃないの?」


night 「それは心外だな 小さければ誰でもいいわけじゃない ちゃんと性格や外見を気にする!」


night 「とくに叢雲はツンデレで優しくて世話焼きで俺がロリコンでも気にせず接してくれてるからほんとに最高の嫁だ!!お前以外はありえない!!」ドンッ!!


night 「それにだ 昼間はツンツンしてるが夜になると甘えモードになって俺に抱きつきながら寝るのがまたギャップ萌えですごい!!俺だって男だから好きな子に求められるのは嬉しい!」


night 「俺は紳士だから相手が乗り気じゃなければ手を出さないが誘われれば受け入れる 据え膳食わぬは男の恥、叢雲を乱れさせていいのは俺だけだ!!」バンッ!!


叢雲 「いきなりなに言ってんのよ!!こんなところで言うんじゃないバカっ!!」///


叢雲 「南提督や吹雪達がいるのよ!近くに誰かいるときに大声で言うんじゃないわよ!!」///


night 「えー寝てるからいいじゃん たぶん聞いてないよ」


叢雲 「聞いてる聞いてない以前に言うなって言ってんのよこの大バカ犯罪者!!」///


night 「ぐはっ!!そ、その言葉はダメージ入るぜ…俺の心が砕けそうだ!」プルプル…


叢雲 「なに言ってんのよ これだけで砕かれるほどやわな心してないでしょうが」


叢雲 「過去に何度も罵倒してきたのに今さらこの程度でダメージの1も入らないでしょうが」


night 「たしかに!」(・ω・)bグッ!




この作品の続きは【単独行動隊提督 18】になります

今後ともよろしくお願いします。


後書き

提督の装甲&技


重攻撃型装甲

攻撃重視の機装
武器は機関銃片手に四丁(計八丁)(二十口径)
サーベル二刀
ミサイル(直径4cmの小型ミサイル)【5発】
バズーカ(直径1mの小型バズーカ)【1発】
ブースター(主に海上を走るために必要な機械)

攻撃(火力) 40 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 10+5
速度(速力) 普通
殆んど戦闘用


重防御型装甲

防御中心の換装
武器はサーベル二刀のみ
超最速ブースター(重いため速度は出ない)
全体的にミサイルを受けてもなかなか壊れない鉄の盾防御装備
艦娘を治す機材付き(時間かかる)
バケツスプレーも付いてる(一瞬で修理できる)

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 100
速度(速力) 低速
使い時が難しい


重速度型装甲

速度重視の装甲
武器はサーベル二刀のみ
最速ブースター

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 0
速度(速力) 超高速
殆んど遠征用…?けっこう戦闘にも使っている





提督の技


睨みつけ(手加減)

メリット 「相手を気絶させるだけだが戦闘不能にする事が出来%E


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