千歳「綾乃ちゃんが生徒会のお金使い込んどるらしいんや.....」
キャラ崩壊しません
生徒会室に千歳、向日葵、櫻子の三人がいる
向日葵「ちょ、先輩それホントなんですの?」
千歳「正確なことはまだ。でも、何かを隠蔽してることは確かなんや。ちょっとこの上半期の報告書見てみ」
櫻子「?(報告書を見る)特におかしいようには思えないけど?」
千歳「ここにサッカー部用にサッカーゴール買い替え費ってあるやろ?でも実際にサッカー部に支給されてたんは買い替え代ではなく修理代だったんや.......」
向日葵「なるほど、その浮いた分の金を、杉浦先輩が着服したと」
櫻子「あ・・・・。」
千歳「他にも似たような隠蔽工作の跡があちこちに見られるんや」
向日葵「それは放っておけませんね」
千歳「突きとめようや!真相を!」
三人、まずごらく部へ向かう
向日葵「どうして娯楽部が怪しいと思うんですの?」
千歳「考えてもみいや。歳納さんの毎日のラムレーズン代、相当な額やけど、歳納さんにそんな財力があるのか・・・。」
櫻子「・・・!」
千歳「そして、毎回のように何か出てくる沢山の遊び道具!歳納さんは家を探したら懐かしいものが出てきたって説明してるらしいけど、ホンマやろか?」
向日葵「つまり、杉浦先輩は着服した金を大好きな歳納先輩に貢いでいると」
櫻子「ずるい!私にプリン奢るのは渋るくせに!」
向日葵「そういう問題ではありませんわ・・・。」
千歳「とにかく行ってみようや。歳納京子ーーー!」ガラッ
旧茶道部室。あかり、ちなつ、京子、結衣がいる。そして机の上には大量の札束が!
京子「おー千歳ー。何の用?」
向日葵「あっ、あなた達っ!その札束はっ・・・。」
京子「はっ、ふ、不正を見られたっ!?どうしやす代官様ァ!」
櫻子「じゃ、じゃあやっぱり!」
結衣「おい京子ふざけるな。千歳、これはミラクるん同人誌の売り上げなんだ。驚かせてごめんね」
千歳「ああ、綾乃ちゃんからやないのね・・・。」ホッ
京子「綾乃?ああ、3人共綾乃を探してるのかあ。ここにはいないよ」
あかり「櫻子ちゃん、今みんなと億万長者ごっこしてるんだけど、一緒にやらない?」
櫻子「お、やるやる!」
向日葵「そんな暇ありませんわよ。失礼しましたぁ」
千歳、向日葵、櫻子は旧茶道部室を出る
向日葵「ごらく部の遊興費は京子の同人誌の収益から来ていたんですね」
千歳「むーむむむ、次は綾乃ちゃんちや!」
3人、学校を出て杉浦宅へ。綾乃は不在。3人は綾乃母によって綾乃の部屋に通される
千歳「よし、綾乃ちゃんが帰ってくる前にこの部屋を捜索するんや!」
向日葵「泥棒みたいで少し抵抗はありますけど、これも学校の秩序の為ですわ!」
10分後
向日葵「お、押し入れの中にいかにも怪しげな金庫がありますわ!」
千歳「ホンマや!でも、ダイヤル式の鍵がかかってるようや・・・。」
櫻子「任せて!こういうのの開け方知ってる!」
向日葵「なんで知ってるんですの・・・。」
櫻子「ちなつちゃんに教えてもらった!なんか船見先輩の家にお邪魔した時用の技とか何とか、意味わからんこと言ってたけど」
向日葵(ちなつ・・・恐ろしい子・・・!)
櫻子「うーん・・・(クリクリクリ、ガチャッ)あ!開いた!」
千歳「どれどれ(中を覗きこむ)・・・あー・・・。」
向日葵「歳納先輩の写真ばっかりですわね・・・。」
千歳「どうやら家に証拠になるものは持ち込んでないようやね」
向日葵「学校に戻りましょう」
3人、学校に戻る。そして生徒会室の前まで来ると・・・。
櫻子「あ!もう下校時刻過ぎてるのに、生徒会室の明かりがついてる!」
向日葵「しっ、中で誰かが話してますわ。廊下の壁にへばりついて盗み聞きしましょう」
3人、壁にへばりつく。室内には綾乃、松本、西垣がいるようだった。
綾乃「これで報告書は誤魔化せるでしょう」
西垣「いやー、綾乃は天才だな」
松本「・・・・・・・・・・」
千歳(先生が絡んどるん!?)
西垣「でも、そろそろバレるんじゃないか?」
綾乃「何言ってるんですか先生、不正を監査するのが生徒会。その生徒会が不正をやってるんなら、誰がそれに気づくっていうんです」
松本「・・・・・・・・・・」
西垣「ははっ、そうだな、二人の言う通りだな」
千歳「(ううっ、もう聞いてられない!)綾乃ーーーー!」
千歳、生徒会室内に突撃。向日葵と櫻子もそれに続く。
綾乃「うひゃあ!?」
綾乃、持っていた紙を取り落とす
千歳「ん?これは?」
『請求書・壁修理代』
『請求書・床修理代』
『請求書・天井修理代』
向日葵「ま、まさか、杉浦先輩が隠蔽していたものって・・・!」
櫻子「西垣先生が爆発で壊したものの修理代・・・!」
西垣「あ、池田にはバレてたか。いやー、これ以上ものを壊したとなるとクビになっちまうのでね、学校の方には黙っといて生徒会から修理代を出してもらってたんだ」
綾乃「西垣先生が辞めちゃうのは嫌だって会長が言うから、私も協力してっ・・・て、千歳?」
千歳「・・・西垣・・・あんたってやつは恥ずかしくないのか・・・生徒に・・・綾乃ちゃんにこんなことやらせてえええええ!」メラメラメラメラ
向日葵「櫻子!やっておしまい!」
櫻子「らじゃー!」西垣に飛びかかる
西垣「全く校長も物分かりが・・・ってうわあああああああああ」
松本「・・・・・・・・・・(先生さようなら)」
終
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