2015-07-31 22:16:17 更新

概要

加賀さんのキャラが多少崩壊
全力で加賀さんが提督をオトしに行きます


前書き

提督sideは提督の内情を、加賀sideは加賀とその仲間たちの内情を書いたものです。



加賀side



加賀(私は正規空母加賀。栄えある一航戦として、艦娘として転生した今も艦隊を勝利に導きます。)


加賀(秘書艦としても、冷静かつ必要最小限の言動、そして正確な仕事ぶりで各鎮守府から評価されています。)


加賀(私は感情表現が苦手なのだけど、そこに惹かれる提督も多いと聞きます。)


加賀(しかし、それは他の鎮守府の提督の話。)


加賀(私達の提督については…これからお話しましょう。)



執務室


提督「おはよう、加賀さん」


加賀「おはようございます、提督」


加賀(これが私達の提督。階級は中の上と言ったところ。)


提督「今日も加賀さんは綺麗だね~」


加賀「……仕事に入りましょう」


提督「はーい……」トボトボ


加賀(この程度のことで勘違いをしてはいけません。)


加賀(彼は完全に下心無しで言っているのです。)


加賀(このような言葉に気分を高揚させていた己が恨めしいです。)




提督「」カリカリカリ


加賀「」カリカリカリ



ドア「」バタン


金剛「Hey,提督ゥー!今日の出撃はどこへデスカ?」


提督「今日は金剛はお休みかな、重巡のレベリングも兼ねてパシーが中心だし」


加賀(彼女は高速戦艦金剛。彼女とは数ヶ月前に提督を巡って最終決戦をしました。)


加賀(死闘の末、私が勝利をし、彼女は今では私を応援してくれる人の1人です。)


加賀(この鎮守府ではみんなが私の味方です。)


加賀(そもそも、私の気持ちに気づいていないのは提督ただ1人ですが。)


金剛「むぅー、私も出撃したいデース!」


提督「まぁまぁ、今日は休め!」


金剛「Oh, 今日は厄日デース………」



ドア「」バタン



加賀(今日こそ、一航戦加賀の名に賭けて、私を惚れさせたこの提督をオトしてみせます)





加賀「」カリカリカリ


提督「」カリカリカリ



加賀「提督、そろそろ開発の時間です。」


提督「あ、ホントだ。加賀さん、今日も頼むわ!」


加賀「わかりました」



~~工廠~~


加賀(私は開発はあまり得意ではありません。)


加賀(しかし、妖精さん達も私を応援してくれる仲間であるため、まず失敗しません。)


20/60/10/100


流星改

烈風

爆戦

烈風


加賀「やりました。」


妖精「………」ドヤァ


加賀「」ナデナデ


加賀(こうしたみなさんのためにも、オトさなければならないのです。)



~~執務室~~


加賀「戻りました。」


提督「お疲れさん」


翔鶴「お疲れ様です、加賀さん」


加賀「翔鶴、なぜあなたがここに?」


翔鶴「提督にお茶をお入れしようかと…でも、なかなかおいしく入れられなくて」


加賀「はぁ…お茶も満足に入れられなくてどうするのですか」


加賀(さすが五航戦の大人しい方。昨日の打ち合わせ通り完璧だわ。)


翔鶴(えっとここで、セリフっと)


翔鶴「加賀さん、入れ方を教えてくれませんか?」


加賀「なぜ私がそのような……」


翔鶴「」シュゥン


加賀「……わかったわ、よく見てなさい」


翔鶴「加賀さん、ありがとうございます!!」


加賀「別にあなたの為ではないわ、提督にまずいお茶を出されても困りますし。」


翔鶴(鉄板の加賀さん×五航戦に加え古典的なツンデレ。陳腐化してはいますがその破壊力は健在。これにはさすがの提督も笑みを禁じえないはず!)チラッ



提督「」カリカリカリ



加賀翔鶴((見ていない!!!!!))



加賀(まだよ五航戦。これからが一航戦の戦いです。)


加賀「お湯を沸騰させないのが肝心です。」


翔鶴「なるほど!だからおいしくなかったのですね!」


加賀「提督、お茶が入りました。」


提督「おう、ありがと、そこにおいておいてくれ。」


加賀「そうでした、提督は猫舌でしたね。」


加賀「少し冷ましましょう。」


加賀「」フーフー


翔鶴(こっ、これはっ!息を吹くことで唇を尖らせることになり、提督の方から見るとまるでキス顔!)


翔鶴(そして息で冷ますことで自然と顔が下がり、そこから提督を見ようとするとなんと上目遣いに!)


翔鶴(背の高い加賀さんが不得意とする庇護欲を誘うような姿勢、仕草を、お茶を入れ、冷まそうとする女らしさと共に見せるなんて、世の中の男性のキャパを軽く超えてしまうに違いありません!!!)


翔鶴(これなら提督も……)チラッ



提督「」ガサゴソ



加賀翔鶴((ハンコの朱肉を探してる!!!))



加賀「頭にきました。」


翔鶴「か、加賀さん!?」


提督「えっ??」


加賀「…………冷めましたのでどうぞ。」


提督「あ、ありがとー。ってあれ、んで加賀さん怒ってるの??」


加賀「怒ってません。」


提督「そうかなぁ……翔鶴、俺なんかした??」


翔鶴「いえ…逆に何もしてません……」


提督「??」



~~~~~~~~~~~~



加賀「」カリカリカリ


提督「」カリカリカリ


加賀「」カリカリカリ


提督「…加賀さん、機嫌直してよー」


加賀「どうして私が怒ってるのかわかったら直します」


提督「うーん、なんでだろ……」


提督「加賀さんがいない間に、俺と翔鶴が仲良くしてたから?なーんちゃっ……加賀さん顔が怖い顔が怖い」


加賀「もっと頭にきました。」


提督「うぅ、そんなに怒らないで加賀さん……」


提督「あっ、この前差し入れでもらったこの羊羹をあげるから!」


加賀(やはりその羊羹を使ってきましたか。提督は私が知らないと思っているようですが、その羊羹を提督にあげたこの鎮守府近くの町の町長も私の協力者。)


加賀(少し高めの羊羹であるためこの提督なら食べずにとっておくでしょうが、その羊羹はそろそろ期限が近づいてきています。)


加賀(そのタイミングでこうして私が腹を立てることでそれを使って私の機嫌をとってくるのは火を見るより明らか。)


加賀(いつまでも機嫌を悪くしているのも心象が悪いでしょうし、この提督が不機嫌の理由をわかるとも思えません。)


加賀(これにより自然と私が機嫌を直し、かつ次の作戦へと入れます。)


加賀「仕方がありません。その羊羹で手を打ちましょう。」


加賀(今です!)


ドア「」バァン


赤城「提督っ、大鳳さんの胸が…って、おいしそうな羊羹ですね!」


提督「赤城…なんてタイミングだ……いや、それより大鳳がどうしたって?」


赤城「羹に懲りて膾を吹くということわざがありますが、提督は羊羹でも冷ましそうですね!」


提督「いや、だから大鳳の胸がどうしたんだよ…」


赤城「胸といえば、加賀さん、最近胸が大きくなってきたと聞きますが?」


加賀(赤城さんの大根役者っぷりがひどいですが、この提督の前では問題ないでしょう。)


加賀「そうでしょうか、あまり気にしていないのでわかりません。」


赤城「提督、どう思われますか?」


赤城(この反応で、提督が加賀さんをどういった目で見ているかがわかりますね)


提督「加賀さんの胸………?そ、そういうのは男性にはあまりき、聞かない方がいいんじゃないの?」


赤城(!!珍しく手応えアリです!)


加賀(やりました)


赤城「提督は私たちの体調を管理する意味でも、もっとよく見ていいと思いますよ。ほら、加賀さん、胸当てを外してご覧なさい」


加賀「赤城さんがいうのなら……」ゴトッ


赤城(きました、加賀さんの淡白さ、クールさからは想像のつかないこの女性ホルモン)


赤城(普段は胸当てで隠しているためあまり目立ちませんが、そのポテンシャルでは蒼龍に次ぎます)


赤城(加賀さん自身とのギャップ+普段とのギャップによる衝撃の大きさは計り知れないものがあります)


赤城(少しでも鼻の下を伸ばしていたら加賀さんをそうした魅力ある女性として見ていると言えるでしょう)チラッ


提督「」手で目を隠して赤面



赤加賀(ウブかっ!!!!」



提督「えっ、えっ??」


赤城「思わず声でちゃいましたよ!何ですかあなたは、今おいくちゅでちゅか、ごちゃいですか!!!」


加賀「落ち着いてください赤城さん」


赤城「私だってどんな反応をされても冷静に返すつもりでしたがこれはないですよ!!」


赤城「手で目を隠すって、女の子の着替えをみちゃった小学生ですよ!?!?」


提督「し、小学生……」


赤城「提督、失礼ですが、女性とのお付き合いの経験は?」


提督「ぐ、軍は男社会だったもので……」


赤城「…では、最近女性と2人きりでお話したのはいつですか?」


提督「き、昨日加賀さんと………」


赤城「とおおおお↑おおおおお↓」


提督「いたっ!!加賀さん助けて!!」


~~~~~~~~


熊野「クシュン!」


鈴谷「あれ、くまのん風邪~??」


熊野「いえ、きっとどこかで私の噂をされているのですわ…」


~~~~~~~~


加賀「赤城さん、いったん外で落ち着きましょう」


赤城「加賀さん!今日という日でありながらこの態度、もう我慢がなりませんよ!」ズルズル


加賀「ダメです赤城さん、抑えてください」ズリズリ



ドア「」バタン



提督「なんなんだ今日は………」


~~~~~~~


赤城「加賀さん!離して下さい!」


加賀「赤城さん、落ち着いてください」


赤城「はぁ、はぁ………」


加賀「落ち着きましたか」


赤城「加賀さん…心中お察しします」


加賀「………………」


赤城「いいのですか、あのままで」


加賀「……今日はまだチャンスがあります」


赤城「……惚れた女の弱みね」フフッ


加賀「………………」


赤城「でも、1つだけ励みになることがありますよ?」


加賀「なんですか?」


赤城「私、最近2人きりで話した“女性”を聞いたのよ?」


加賀「!!」


加賀「…さすがに気分が高揚します//」ポッ


赤城「大丈夫、提督はあなたをちゃんと“女性”として見てるわ」




ーーヒトマルマルマルーー


加賀「提督、そろそろ演習の時間です。」


提督「そうだな、うーん、今日の相手も潜水艦隊か…」


提督「ここ数日ずっと相手が潜水艦隊なんだがなんでだ?」


加賀「なにか不満でも?潜水艦だとわかっていれば苦労する相手ではなく、喜ばしいことだと思うのですが。」


提督「まぁ、そうなんだけどさぁー」


加賀(近隣一帯の鎮守府には事情を話し、正規空母である私が演習に出る必要のない潜水艦隊で演習を組む事を了承してもらっているので当然です。)


加賀「…時間もあまりありませんので、編成を決めてください。あまり練度の足りていない駆逐艦を中心に選ぶべきかと思います。」


提督「そうだね。じゃあ、旗艦山城、随伴に弥生、卯月、白露、時雨、夕立、でいこう」


加賀(作戦通りです。)


加賀「よいかと思います。では呼びましょう」



~~~~~~~


白露「いっちばーん!!」


時雨「白露姉さん、ちゃんとノックはしないとダメだよ…」


夕立「時雨は真面目すぎるっぽい!」


卯月「うーちゃんだぴょん!演習頑張るぴょん!」


弥生「演習…頑張り…ます…」


提督「相変わらず元気だな~」


卯月「あっ、加賀さんだぴょん!」


加賀「…なにかしら?」


卯月「すきあり、だぴょん!!」シュッ


加賀「」パラッ


加賀「髪ゴムを返してください。」


卯月「嫌だぴょーん!遊んで欲しいぴょん!」


加賀「……ふざけないでください」ゴゴゴ


時雨(心配だったけど、卯月はちゃんと練習通りにできたみたいだね。)


提督「まぁまぁ加賀さん、そんなに怒らないで」


加賀「しかし………」コマリガオ


提督「まだ演習まで時間はあるし、すこし遊んであげな」


加賀「…わかりました」


加賀(作戦通りです。やりました。)


夕立「加賀さん、遊んでくれるっぽい??」


白露「私が一番に遊ぶ!!」


卯月「うーちゃんのおかげだぴょん!!」


加賀「はぁ…そんなに慌てなくても大丈夫ですよ」


弥生「遊んでもらっちゃって…いいの…?」


加賀「提督がそういうのなら仕方ありません。」



~~~~~~


ポーイ!!ピョン!!イッチバーン!!



加賀「………」フフッ



時雨(女の武器は涙だとよく言うけれど、加賀さんは笑顔がとても魅力的だと思うんだ。)


時雨(ホントは大きい加賀さんの感情の起伏が表に出た時の自然な笑顔、それに髪を下ろして卯月達と遊ぶ事で母性が全面に出ていて、とてもステキだ。)


時雨(これなら提督も…と言うのは甘い考えだね)チラッ


提督「」温かい目


時雨(!!!これはチャンスだね)


時雨「提督、どうしたんだい?」


提督「いや、加賀の髪綺麗だな、と思って」


時雨「…そうだね、普段はまとめてるからね」


提督「……シャンプー何使ってるのかな?」


時雨「……………」


提督「……………」


時雨「えっと、僕が聞き間違えたのかな、もう一度言ってくれないかな」


提督「?加賀はシャンプー何使ってるのかなって気になったんだ」


時雨「……君には失望したよ」


提督「え?なんで?あ、気持ち悪かったか??」


時雨「……もういいんだ」




提督side



提督(あ、やべ、2分遅刻かも。加賀さんもういるのかなー、怒られねーかなー)


提督「おはよう、加賀さん」


加賀「おはようございます、提督」


提督(お、怒ってない………?)


提督「今日も加賀さんは綺麗だね~」


加賀「……仕事に入りましょう」


提督「はーい……」トボトボ


提督(やっぱ怒ってるじゃん………)



提督「」カリカリカリ


提督(やべー、絶対怒ってる加賀さん)


加賀「」カリカリカリ



金剛「Hey,提督ゥー!今日の出撃はどこデスカ?」


提督(金剛ナイス!)


提督「今日は金剛はお休みかな、重巡のレベリングも兼ねてパシーが中心だし」


提督(ってか最近ヲ級とか空母系の敵が全然いないんだよなー)


提督(オリョールとかアルフォンシーノとか敵がほとんど艦隊を成してないし)


金剛「むぅー、私も出撃したいデース!」


提督「まぁまぁ、今日は休め!」


金剛「Oh, 今日は厄日デース………」


提督(こいつ、デキるなw)



ドア「」バタン


提督(あ、やべ、無駄話とかで怒られそう……)



加賀「」カリカリカリ


提督「」カリカリカリ


提督(どうやって機嫌を直そう………)



加賀「提督、そろそろ開発の時間です。」


提督「あ、ホントだ。加賀さん、今日も頼むわ!」


提督(加賀さん得意の開発で、元気にならないかなぁ…)


加賀「わかりました」


ドア「」バタン


提督「ふぅ……さて、今日の予定は、っと」


提督「あれ、ひらがなで“!んさがか”って書いてある…なんのことだ?」


ドア「」ガチャ


翔鶴「失礼します」


提督「おぉ、翔鶴か、どうした?」


翔鶴「特に大きな用事はないのですが、提督にお茶を入れようかと…」


提督「わざわざすまんね…じゃあ頼むよ」


提督(いつもは加賀さんに入れてもらってるんだけどな)



翔鶴「」コポコポコポ



翔鶴「入りました」


提督「お、ありがとう」フーフー


翔鶴「あら、提督、猫舌ですか?」


提督「あぁ、すまんな、すこし冷ますぞ」


翔鶴「どうぞ」ニコッ


提督「じゃあ、いただくぞ」ゴクッ


翔鶴「どうですか……加賀さんとどっちが美味しいですか?」


提督「翔鶴のも美味しいが、加賀さんのには勝てないかな~」


翔鶴「やっぱりですか…加賀さんはお茶を入れるのもうまいのですね…」


提督「まぁ、加賀さんだもんなー、俺も加賀さんには頭が上がらないよ………」


翔鶴「フフッ…加賀さんはいい奥さんになりそうですね………」


提督「そうだなぁ…一体どんな男と結ばれるのやら?」


翔鶴「そ、そうですね……」


翔鶴(今ここに加賀さんがいなくてよかったわ……)



ドア「」バタン


加賀「戻りました。」


提督「お疲れさん」


翔鶴「お疲れ様です、加賀さん」


加賀「翔鶴、なぜあなたがここに?」


翔鶴「提督にお茶をお入れしようかと…でも、なかなかおいしく入れられなくて」


加賀「はぁ…お茶も満足に入れられなくてどうするのですか」


提督(あー、また加賀さん一航戦モードだ…)シラナイフリシラナイフリ


翔鶴「加賀さん、入れ方を教えてくれませんか?」


加賀「なぜ私がそのような……」


翔鶴「」シュゥン


加賀「……わかったわ、よく見てなさい」


翔鶴「加賀さん、ありがとうございます!!」


加賀「別にあなたの為ではないわ、提督にまずいお茶を出されても困りますし。」



提督「」カリカリカリ


提督(私は関係ありませんよー)



翔鶴「………」


加賀「………」


加賀「お湯を沸騰させないのが肝心です。」


翔鶴「なるほど!だからおいしくなかったのですね!」


提督(あ、なんかちょっと平和な雰囲気に)


加賀「提督、お茶が入りました。」


提督「おう、ありがと、そこにおいておいてくれ。」


加賀「そうでした、提督は猫舌でしたね。」

提督(あれ、朱肉がねぇわ)


加賀「少し冷ましましょう。」

提督(あれー?落っことしたのかなー)


加賀「」フーフー

提督(うわ、机の下に落ちてたわ…まぁいっか、見つかったし!)



加賀「頭にきました。」



翔鶴「か、加賀さん!?」


提督「えっ??」(俺なんかした!?)


加賀「…………冷めましたのでどうぞ。」


提督「あ、ありがとー。ってあれ、加賀さん怒ってる??」(うわなんかめっちゃ怒ってるじゃん)


加賀「怒ってません。」


提督「そうかなぁ……翔鶴、俺なんかした??」

提督(大天使翔鶴なら!)


翔鶴「いえ…逆に何もしてません……」


提督「??」

提督(え、どゆこと??)




加賀「」カリカリカリ


提督「」カリカリカリ


提督(うわー、こりゃ完全におこですわ)


加賀「」カリカリカリ


提督「…加賀さん、機嫌直してよー」


加賀「どうして私が怒ってるのかわかったら直します」


提督「うーん、なんでだろ……」


提督(そ、そう来たか…… 加賀さんが怒る前に俺がしてたのは翔鶴と会話!ってことはまさか……)


提督(なーんてことはないけど、黙ってる訳にもいかんしなー)


提督「加賀さんがいない間に、俺と翔鶴が仲良くしてたから?なーんちゃっ……加賀さん顔が怖い顔が怖い」


加賀「もっと頭にきました。」


提督(やべっ、火に油を注いだ)


提督「うぅ、そんなに怒らないで加賀さん……」


提督「あっ、この前差し入れでもらったこの羊羹をあげるから!」


提督(ドヤッ、この前たまたま加賀さんがいない時にこの鎮守府近くの街の町長からいただいたちよっと高そうな羊羹!)


提督(もったいなくって食べてなかったらいつの間にか賞味期限やばくなってきちゃったってのは内緒だけど、これで加賀さんの機嫌が直れば一石二鳥!)


加賀「仕方がありません。その羊羹で手を打ちましょう。」


提督(やったぜ、加賀さんも甘いものには弱いな)ニヤッ


ドア「」バァン


提督(うん?)


赤城「提督っ、大鳳さんの胸が…って、おいしそうな羊羹ですね!」


提督「赤城…なんてタイミングだ……いや、それより大鳳がどうしたって?」


赤城「羹に懲りて膾を吹くということわざがありますが、提督は羊羹でも冷ましそうですね!」


提督「いや、だから大鳳の胸がどうしたんだよ…」


提督(気にしてるんだから言ってやるなよ……)


赤城「胸といえば、加賀さん、最近胸が大きくなってきたと聞きますが?」


提督(こいつは何を言ってるんだ。)


加賀「そうでしょうか、あまり気にしていないのでわかりません。」


赤城「提督、どう思われますか?」


提督(何このキラーパス。果たしてこの回答に正解というモノがあるのだろうか(哲学)どう答えても変な空気になるし、龍驤みたいに茶化せる相手じゃないしってかよりによって加賀さんだし)


提督「加賀さんの胸………?そ、そういうのは男性にはあまりき、聞かない方がいいんじゃないの?」


提督(ってゆーか単純に恥ずかしい)


赤城「提督は私たちの体調を管理する意味でも、もっとよく見ていいと思いますよ。ほら、加賀さん、胸当てを外してご覧なさい」


提督(こいつはホントに何を言ってるんだ、ってか、加賀さんがそんなこと俺に対してするわけないじゃないか)


加賀「赤城さんがいうのなら……」ゴトッ


提督(えっ、なにやってるの加賀さん、あなたこーゆーのに乗ってくるタイプの人でしたっけ?それとも赤城だから?赤城の前ではこーゆーキャラなの??普段とのギャップヤバいんですけどギャップ萌え~とか言ってる場合じゃなくて、そんな加賀さんの胸なんてガン見できるわけ無いでしょこの俺に。刺激が強過ぎるわ。)


提督「」手で目を隠して赤面


提督(これが模範回答ドヤッ)



赤加賀「ーーーかっ!!!!」



提督「えっ、えっ??」


赤城「思わず声でちゃいましたよ!何ですかあなたは、今おいくちゅでちゅか、ごちゃいですか!!!」


提督(にじゅうはっちゃいでちゅ………)


加賀「落ち着いてください赤城さん」


提督(そうそう、それでこそ加賀さん。止めるのちょっと遅い気もするけど)


赤城「私だってどんな反応をされても冷静に返すつもりでしたがこれはないですよ!!」


赤城「手で目を隠すって、女の子の着替えをみちゃった小学生ですよ!?!?」


提督「し、小学生……」


提督(は、はっちゃいでちゅ………)


赤城「提督、失礼ですが、女性とのお付き合いの経験は?」


提督「ぐ、軍は男社会だったもので……」


提督(手も繋いだことありません……)


赤城「…では、最近女性と2人きりでお話したのはいつですか?」


提督「き、昨日加賀さんと………」


赤城「とおおおお↑おおおおお↓」


提督「いたっ!!加賀さん助けて!!」


提督(なんで熊野アタックされんの俺!?!?)


~~~~~~~~


熊野「クシュン!」


鈴谷「あれ、くまのん風邪~??」


熊野「いえ、きっとどこかで私の噂をされているのですわ…」


~~~~~~~~


加賀「赤城さん、いったん外で落ち着きましょう」


提督(チーン………)


赤城「加賀さん!今日という日でありながらこの態度、もう我慢がなりませんよ!」ズルズル


加賀「ダメです赤城さん、抑えてください」ズリズリ



ドア「」バタン



提督「なんなんだ今日は………」


提督(赤城に加賀さんに、怒られてばっかりだな……)


提督(俺何かしたかなぁ……うーん、なにか大事なことを忘れてるような…)


~~~~~~~


赤城「加賀さん!離して下さい!」


加賀「赤城さん、落ち着いてください」


赤城「はぁ、はぁ………」


加賀「落ち着きましたか」


赤城「加賀さん…心中お察しします」


加賀「………………」


赤城「いいのですか、あのままで」


加賀「……今日はまだチャンスがあります」


赤城「……惚れた女の弱みね」フフッ


加賀「………………」


赤城「でも、1つだけ励みになることがありますよ?」


加賀「なんですか?」


赤城「私、最近2人きりで話した“女性”を聞いたのよ?」


加賀「!!」


加賀「…さすがに気分が高揚します//」ポッ


赤城「大丈夫、提督はあなたをちゃんと“女性”として見てるわ」



加賀side


ーーヒトヒトマルマルーー


加賀「そろそろお腹がすきました。」


提督「そうだな、昼だな、今日は瑞鳳がお昼を作りに来てくれるらしくてな、楽しみだわ」


加賀「聞いていません。」


加賀(聞いています。)


提督「あれ、そうなの?あ、もしかして、もうお昼の用意しちゃってた…?」


加賀「えぇまぁ、おかずのみですが。」


提督「大丈夫!今俺めちゃくちゃ腹減ってるから両方食べられる!!」


加賀「そうはいいましても瑞鳳は……」


加賀(もちろん知ってますが一応の演技です)


提督「今聞いてみるよ!」


提督(内線)「もしもし瑞鳳?お昼なんだけど、加賀さんも一緒で大丈夫?」


加賀(計画通りです。)


提督(内線)「え、あ、そう?大丈夫?おー、ありがとー、じゃあ、また後でなー」ガチャッ


提督「大丈夫だってー」


加賀「そうですか、それならば私に異論はありません。」


提督「よーし、じゃあ瑞鳳が来るヒトフタサンマルまでに仕事を片付けてしまおう!」


加賀「わかりました。」



青葉「」コソコソ……



~~~~~~


提督「ふぅ、一段落、加賀さんはどう?」


加賀「私も今区切りがつきました。」


ドア「」ガチャ


瑞鳳「提督、加賀さん、お昼お持ちしました!」


提督「お、ジャストタイミング!」


加賀「瑞鳳、急にごめんなさいね」


瑞鳳「いいんですよ加賀さんっ!私も加賀さんの料理食べたいですしっ」


加賀「机を片付けましょう。」ガタゴト



提督「美味しそうだな!」


提督「加賀さんは肉じゃがで、瑞鳳がご飯と、味噌汁と…漬け物…………?」


加賀(あら?焼き魚のはずでは?)


瑞鳳「じゃあ、いただきましょう!!」


提督「そ、そうだな!」


全員「いただきまs……」


瑞鳳「あーーーーっっ!!」


提督「ど、どうした?」


加賀(?)


瑞鳳「提督………? あの…私、卵焼きもいっぱい焼いたんだけど…食べりゅ?」


提督「」


加賀「」


加賀(聞いてません!!)




~~~~~~


ーー鎮守府大食堂ーー


大型モニター「……食べりゅ?」



青葉「さぁ!突然始まりました!加賀さんvs瑞鳳さんによる嫁力(よめりょく)対決!!!」


艦娘s「」ワァーッ!!!!


青葉「実況は僭越ながら私青葉、解説は赤城さんでお送りします!!」


赤城「一航戦赤城、参ります!」


艦娘s「」パチパチパチ


青葉「今回のこの対決ですが、この鎮守府の皆さんに“加賀さんの可愛いところ”を聞いた結果、“冷静な加賀さんが慌ててるところ”という回答が多かったため企画しました!」


赤城「良い作戦だと思います!今のままでは加賀さんの計画通りに進むだけですからね」


青葉「この大型モニターは明石さんと夕張さんに協力を頂いております!」


青葉「さて、今の状況を整理します。」


青葉「肉じゃがでアピールするはずの場面でしたが、味方であるはずの瑞鳳さんがまさかの卵焼き攻撃!」


赤城「加賀さんのこんな顔、久々に見ました」


青葉「瑞鳳さんには全力で提督をオトしにいってもらっています!この強敵を前に、加賀さんはどう出るのかっ!!」


~~~~~~~


瑞鳳「提督………? あの…私、卵焼きもいっぱい焼いたんだけど…食べりゅ?」


提督「」


加賀「」


加賀(聞いてません!!)



提督「」


瑞鳳「…………」


提督「」


瑞鳳「……提督?」


提督「……はっ、気を失っていた」


提督「も、もちろん食べるぞ瑞鳳!」


瑞鳳「わっ、ほんと? えへへ…よかった…」


加賀「」


瑞鳳「じゃあほら提督、あーん」


加賀「」


提督「あ、あーーん?」アーン


瑞鳳「はいっ、美味しいっ??」


提督「美味しぃ~」トロン


瑞鳳「やったー!!えへへへ…」チラッ


加賀(!)


加賀(この娘、わざとやってる!)



~~~~~~~~~


青葉「瑞鳳さんの意味有りげな視線!!」


赤城「これはまずいです加賀さん。瑞鳳さんは加賀さんにない魅力がありますからね。しかし、このまま黙っている加賀さんでもありませんよ!」


~~~~~~~~~


加賀(一航戦の加賀として、このままやられっぱなしではいられません)


加賀(なんとかして提督の意識を私に引き込まなければ!)



瑞鳳「提督、もっと食べりゅ?」


提督「食べりゅうううううう!!!」


加賀「提督」


提督「ふぁい?」


加賀(提督が瑞鳳を完全に毒気を抜かれている!)


加賀(は、はやく、なんとか……)


加賀「わ、私の肉じゃがも、食べま、食べ…りゅ?」


提督「」


瑞鳳「」


~~~~~~~~~


青葉「」


赤城「」


艦娘s「」


全員「食べりゅううううううううううう!」


青葉「加賀さんまさかの食べりゅ攻撃!!!」


赤城「加賀さん完全にテンパってますね。わざわざ相手のフィールドで戦う必要ないのに……」


青葉「ですがこの破壊力は抜群!!一瞬、この鎮守府の空気が止まりました!」


赤城「あ、執務室の時間が動き始めたようです!」


~~~~~~~~~~


提督「た、食べます……」


加賀「……待ってください」


加賀「…どうぞ」


提督「…どうぞ?」


加賀「……あ、あーん」プルプル


提督「」


瑞鳳「」


~~~~~~~~~~


青葉「あーんにも果敢に挑む加賀さん!」


赤城「食べりゅ?と言った以上、引くに引けなくなってますね」


青葉「箸を持つ手が震えてますが」


赤城「おそらくこれが加賀さん史上初のあーんでしょうし、緊張しているのかと」


青葉「こんな加賀さん早々見れませんね!」


~~~~~~~~~~


加賀「……あ、あーん」


提督「」


瑞鳳「」


提督「」


加賀「……あーん!!」ナミダメ


提督「…あ、あーん」アーン


提督「」モグモグ


加賀「…どうですか」


提督「お、おいしいです……」


~~~~~~~~


青葉「加賀さんちょっと涙目になってませんか?」


赤城「加賀さんの“負けたくない”と言う意地と、“一航戦”としてのプライドが戦いっているのでしょうね…」モライナキ


青葉「ですか!まだ終わりませんよ加賀さん!」


~~~~~~~~


瑞鳳「ねぇ提督~、私の卵焼きと加賀さんの肉じゃが、どっちが美味しかったー?」


提督「えっ」


加賀「」


~~~~~~~~


青葉「きました!瑞鳳さんの爆弾発言!!」


赤城「状況がさらにカオスになりましたね……」


赤城「あの提督に、上手くこの言葉をかわすことなどできないでしょうし」


青葉「青葉も同感です!」


~~~~~~~~


瑞鳳「提督~、どっちぃー?」


提督「り、両方美味しかったぞ!」


加賀(ホッ……)


瑞鳳「じゃあ、どっちを毎日食べたいー?」


提督「うーん、えーっと………」


加賀「」


~~~~~~~~


青葉「瑞鳳さんの追撃は緩みません!」


赤城「そうでした、この戦いは嫁力対決でしたね」


~~~~~~~~


瑞鳳「じゃあ、どっちを毎日食べたいー?」


提督「うーん、えーっと………」


加賀「」


提督「それ言わなきゃダメ?」


瑞鳳「だーめっ!」


加賀(私は聞きたくありません…)


提督「そうだなぁー、加賀さんの肉じゃがが、俺のおふくろの味ににてたかな………?」


瑞鳳「じゃあ加賀さん?」


提督「ず、瑞鳳の卵焼きも美味しかったけどな?でもなんかこう、良く分からないけど加賀さんの肉じゃがはもっと美味しく感じた……かな?」


加賀「やりました」ウルッ


提督「あと、加賀さん可愛かったし」


加賀「」ボンッ


瑞鳳「て、提督っ」


提督「加賀さん絶対いいお嫁さんになるよな~」


加賀「」バタッ


瑞鳳「提督!!加賀さんが!!!」


提督「!?か、加賀さん!?!?」


提督「急いで工廠に運ぶぞ!!!」オヒメサマダッコ


瑞鳳「は、はい!!」



ーー工廠ーー


提督「明石、加賀は大丈夫か?」


明石「ええ、まぁ、少し、休めば大丈夫かと思います」


提督「そうか…よかった………」


明石「提督…気をつけてくださいよ?」


提督「え?なにをだ?」


明石「わからないのならいいです……」


提督「??」


明石「とにかく!艦娘のみんな、特に加賀さんの気持ちをよく考えて行動してくださいね!!!」


提督「お、おう………」


~~~~~~~


赤城「加賀さん、大丈夫ですか?」


加賀「えぇ……倒れてしまうなんて面目ないわ…」


赤城「うふふ…加賀さん、とっても可愛らしかったですよ?」


加賀「!……なぜそれを…………?」


赤城「あっ、いえ、えーっと……」


加賀「……………」ムスッ


赤城「あ、加賀さん、ここまで提督にお姫様抱っこされてきたんですよ?知ってますか??」


加賀「」ボンッ


赤城(ホントかわいいわね加賀さん…)



~~~~~~~~~


ーー執務室ーー


金剛「Hey,提督ぅ~!加賀の代わりに秘書艦にきたネー!」


提督「すまんな金剛、加賀はまだ少し休ませたいのでな」


金剛「さすが、提督は優しいネー!」


提督「いや、明石にな、もっとみんなの気持ちを考えろと言われてしまってな……」


提督「加賀が疲れてたことに気付けなかったから倒れてしまったんだと反省してな……」


金剛「Oh……さ、さすが提督ネー………」


金剛(こーゆー面でもさすがネ……)


提督「じゃあ、残った書類を片付けてしまおう!後少しだから頑張ろうなー」


金剛「い、Yes~!」



提督「…………」カリカリカリ


金剛「…………」カリカリカリ


提督「…………」カリカリカリ


金剛「…………」


提督「…………」カリカリカリ


金剛「……提督は結婚しないんデスカ?」


提督「」ブハッ


提督「いきなり何を言うんだよ……コーヒー飛ばしちまったじゃねーか……」


金剛「だって~、提督もそろそろそーゆー歳デスヨネ?」


提督「別にそんな事無いがな……」


金剛「…で!するんデスカ??」


提督「し、しねーよ!!ってか相手がいねーよ!!」


金剛「そうデスカ……」


金剛(やっぱり加賀のattackに気づいていないのデスネ)


金剛「じゃあ提督!提督の恋愛運を占ってもらうといいネー!」


提督「え、誰にだ?わざわざ占い師を呼ぶほどでもないと思うが??」


金剛「熊野の占いが当たると最近評判デース!提督も占ってもらうといいネー!!」


提督「熊野が!?意外だな…」


金剛(さすがに怪しかったデスカネ?)


提督「まぁでも、おもしろそうだし行ってみよう!」


金剛「Yes! レッツゴーデース!!」


金剛(やっぱり提督は提督ネ……)


~~~~~~~


金剛「熊野~?May I come in??」


熊野「あら金剛さんに提督も!よろしくてよ!」


提督「熊野いきなりすまんな」


鈴谷「あ、提督じゃーん、ちぃーす!」


提督「おー、鈴谷もおじゃまするぞー」


熊野「それで、熊野になにか御用?」


金剛「提督の結婚運を占って欲しいんデース!!」


金剛(もちろん、熊野も仕掛け人デス!)


鈴谷「あー、占いねー!熊野の占いよく当たるもんねー!」


提督「やっぱりそうなのか??」


鈴谷「そーだよー、最初はみんな信じてなかったけど、ズバズバ当ててくから最近はすごい人気なんだよねー」


鈴谷(まぁホントはあんまり当たんないけど…)


提督「熊野すごいなー!!」


熊野「れ、レディーの嗜みですわ!」


熊野(以前に占いの本を読んだことがあるだけですが、加賀さんのため仕方ないですわね)


金剛「じゃあー、早速お願いしマス!!」


熊野「承りましてよ! 鈴谷、準備をお願いします」


鈴谷「おっけー!」


提督「ん?準備??」


鈴谷「いやちょっと、降りやすくするためのね…」


提督「!?なにが降りるの!?」


カーテン「」シャーッ


マッチ「」シュッ


ロウソク「」


金剛(ウソなのになかなか本格的デス!)


熊野「……それでは提督、こちらに」スッ


提督「お、おう……」


熊野「……お座りください」


提督「は、はい……」


鈴谷(提督が雰囲気に飲まれて敬語になってるウケる)


熊野「」シュッシュッシュッ


熊野「……このカードの中から1枚選んでください」


提督「これで……」


熊野「………ここにおいてください」


提督「」スッ


熊野「…………………」


熊野「…………………」


提督「…………………」


熊野「…………………」


提督「……く、熊野?」


鈴谷「シィーッ、提督、静かにして!」


提督「す、すまん……」


熊野「…………………」


提督「…………………」


熊野「……!」


提督「?」


熊野「とおおおお↑おおおお↓!!!」


提督「」ビクッ


熊野「…………………」


提督「…………………」


熊野「ひゃああああ!」


提督「」ビクッ


熊野「……出ました」


金剛(コレ、演技ですヨネ……?)


提督「は、はい……」


熊野「提督、あなたはとてもお優しいお人のようですね。そのため、周りの人からも慕われ、それは時に恋愛感情へとも発展するようです。提督、恋愛経験は?」


提督「いえ全く……」


熊野「……では、告白されたことは?」


提督「……ないと思うが」


熊野「はぁ……おそらく、提督ご自身が気づいていないだけで、女性からのアプローチは幾度となくあったはずです。」


熊野「あなたはよく周囲の女性から呆れられたりなさいません?」


提督「あぁ……確かに多いかもしれない…」


熊野「それですわ!提督は自ら恋愛の芽を潰していらっしゃるのです!!」


提督「なんてこった……」


金剛(今日だけで既に何回潰しているのでショウ…)


熊野「ですが!!」


提督「」ビクッ


熊野「まだチャンスがありますわ!!!」


提督「本当か熊野!!」


熊野「えぇまぁ…しかし、次が最後と言っても過言ではありませんわ!」


熊野「提督、あなたには今婚期がやってきております!」


熊野「近いうち…いえ、今日にでも2つ…そして1つのチャンスが巡ってまいりますの!」


提督「今日!?」


熊野「しかし問題は、3つのうち2つは悪魔のささやき…badendですわ」


熊野「見事1つだけの天使の導き、trueendを見極めることが叶いましたら、その方は将来に渡っての伴侶となるでしょう!!!」


鈴谷(熊野、こっちの道で食べていけそうだよね…)


提督「その1つを見極めるヒントってあるのか??」


熊野「ヒント…ですの?」


熊野「そうですわね……」


熊野「これを差し上げましょう」


提督「……これは、匂い袋?」


熊野「そうですわ、中身はラベンダー…」


提督「…うーん、どこかで嗅いだことがある匂いだなぁ……とっても身近で」


熊野「フフッ、さぁ、わたくしにできるのはここまでですわ」


熊野「あとは提督が頑張ってください」


提督「おう、ありがとうな熊野!」


熊野「いえいえ、今度お買い物に付き合ってくださいまし!」


提督「うーむ、考えておく……」


提督「じゃー戻るか金剛!」


金剛「Yes!」




~~~~~~


ーー執務室ーー


提督「すごかったな熊野……」


金剛「良かったデスネ!婚期ナウみたいじゃないですカ!!」


提督「らしいな…だがしかし、今日いきなり3つも来るわk……」


電話「」ジリリリリ


提督「うん?」


提督「はい、もしもし、こ、これは元帥殿!!」


金剛(Niceなタイミングネ元帥殿!!)


提督「はっ、とんでもございません!…はぁ、まだでありますが……えっ、私がお見合い!?」


提督「いやしかし…いえ、恋人がいるわけでは……いえ、とんでもありません!」


提督「はい……はい、感謝いたします、では……」


電話「」ガチャッ


金剛「お見合い……って聞こえましたケド……」


提督「信じられん、元帥殿直々にお見合いの連絡が…」


金剛「早速熊野の占いが当たってマス!!!」


金剛(当ててるんですケド………)


金剛(元帥殿は赤城の前の鎮守府での提督デス!)


提督「だが、さすがにあと2つはーー」


電話「」ジリリリリ


提督「」


提督「まじか」


提督「もしもし…あっ、町内会長!」


金剛(会長大活躍デース!)


提督「いえいえ、こちらこそお世話になっております、はい……はぁ…そうですが………」


提督「はい!?いえ…そういう訳では……」


提督「わかりました、失礼いたします……」ガチャッ


金剛「まさかと思いますケド、お見合いのお話デスカ?」


提督「……そのまさかだ」


金剛「ジーザス!!!!」


提督「……これからは熊野を崇め奉らないとな」


金剛「そうデスネ……」


金剛「ところで!提督はどーするんデスカ??」


提督「見合いか?そりゃー、一応受けるが……」


金剛「受けたら断りにくいのではないデスカ?」


提督「まぁな…だが、そこは一生のことだし、断るときはしっかり断るが……」


金剛「ふーん……加賀にはなんと言うのデスカ?」


提督「加賀?あぁ、秘書艦だもんな、ちゃんと話さなきゃな」


金剛(そう言う事ではないのですケド……)



~~~~~~~


加賀(そろそろ体調も戻りましたし、秘書艦の任に戻りましょう)


加賀(しかし、私はこれから先の作戦を知らされていません)


加賀(最後には提督から…と言うのが計画のはずですが、果たしてどういった手段を取るのか………)


加賀(……あの提督からそういった言葉を聞けるとはとても思わないのですが。)


加賀(などと考えてる間に執務室についてしまいました)


?「…元帥……見合い…………恋人…………熊野…占い…」


加賀(!!)


加賀(提督にお見合いの話?しかも元帥殿より?)


加賀(それになぜ熊野の名前が?)


加賀(提督に恋人がいるというの?)


加賀(そんな…ばかな……)


加賀(……部屋に入りにくくなってしまいました)


加賀(赤城さんに計画かどうかを聞いてきましょう)


~~~~~~~


スタスタスタ


金剛(?誰かが執務室に来て、入らずに戻っていきまシタ)


金剛(お見合いについて知ってるいるのはごく少数デスカラ、変な噂が立たないといいのデスガ…)


金剛(まぁ、赤城は知っているので例え加賀でも問題nothingデスケド……maybe…)


金剛「提督ゥ!加賀にも伝えますが、まず青葉にバレないようにするのが大事ネー!」


提督「確かにな……あいつにバレるとめんどくさそうだ」


金剛「Yes!このことはワタシと提督のsecretにするデース!」


提督「おう、そうだな!」


金剛「じゃあ、この残りの書類を片付けまショー!」


提督「はぁ…悩みの種が増えたなぁ……」


金剛「…提督に悩みなんてあるんデスカ?」


提督「……それを言ってくれるな」


金剛「冗談デース!提督には悩みがあるはずデース!」


提督「??なんのことだ??」


金剛「ワタシという未来のwifeと一緒にいてドキドキして仕方がないという悩みデース!」


提督「お、おう……」


金剛「なんデスカその反応ハ!!」


提督「いやだって、そーゆーこと自分で言うのすごいなって」


金剛「提督が鈍感なのがダメなのデース!」


提督「俺は鈍感じゃないぞ??」


金剛「寝言はwhile sleeping で言うネー!」


提督「えっ??」


金剛「もういいデス……とにかく提督はお見合いをどうするか考えるネー!」


提督「そ、そうだな……あとこの匂い袋…」


金剛「うーん、いい香りデース!」


提督「!この匂いに覚えがあるのか??」


金剛「いえ、ないデスケド……」


提督「ラベンダーの花言葉ってなんなんだろうなぁ」


金剛(!!提督にしては鋭いデス!!)


提督「誰か花言葉に詳しい人っているか??」


金剛「うーん、榛名が花言葉の本を持ってたような気がしマース!」


提督「よし、じゃあ書類書き終わったら榛名の所に行くぞー」


金剛「All rightネー!」



~~~~~~~


一航戦の部屋


ドア「」ガチャッ


加賀「赤城さん、少し聞きたいことが」


赤城「なんでしょう加賀さん」


加賀「それが………」カクカクシカジカ


赤城「…提督に縁談ですか……しかも恋人?」


赤城(縁談は私たちが仕組んでいますが、恋人については知りませんね……)


加賀「おそらく提督に縁談があったのですが、恋人を理由に断ったのかと……」


赤城(あの提督に限って、恋人とは考えにくいのですが………)


赤城「縁談に関しては私たちも知りません…恋人についてはなおさらです……」


加賀「…やはりそうですか」


赤城「ですが、提督に恋人がいるのはやはり考えにくいかと…しかも熊野さんは私たちの計画を知る人ですし」


加賀「だといいのですが」


赤城「…それで、もし、縁談や恋人が本当だったとして、加賀さんはどうするんですか?」


加賀「…………………」


赤城「身を引きますか?」


加賀「…………嫌です」


赤城(こういうところは駄々っ子のようね…)


赤城「ならば、加賀さんが悩む必要はありませんね」


加賀「?」


赤城「先ほどまでしていた提督へのアタックを、なんとしても今日、成就させるのですよ!」


赤城「加賀さん、今日という日に、実らせる必要があるのですよ」


加賀「……そうですね」


加賀「私としたことが、つい弱気になってしまっていました」


加賀「提督を…オトしてみせます!」


加賀(応援してくださる人達のためにも、そう簡単に諦めるわけにはいきません)


赤城「加賀さん、その意気ですよ」


赤城「まずは、改めて索敵から……」


赤城「十分力を貯めてから一気に叩きましょう!」


加賀「はいっ!」


赤城(なんとかシナリオに戻せたわね)




~~~~~~~


カリカリカリカリ


提督「金剛、後どれくらいだ?」


金剛「Just a minute please… Yes!! ちょうど今、終わったネー!」


提督「よし、じゃあ榛名のところにいくぞー」


金剛「All rightネ!!」



ーー金剛型の部屋ーー



金剛「Hey~榛名!提督がご用事ダヨー!」


提督「榛名、邪魔するぞー」


榛名「あ、お姉様に提督!」


榛名「榛名にご用事とはなんでしょうか?」


榛名(花言葉……もうここまで来ましたか)


金剛「榛名に花言葉を教えてもらいに来たネー!」


榛名「花言葉ですか………?」


提督「実はこーゆー訳なんだわ」カクカクシカジカ


榛名「…なるほど、ならなら榛名にお任せください!」スッ


榛名「これが花言葉の本です。提督はなんのお花の花言葉をお探しなのですか?」


提督「ラベンダーなんだが……」


榛名「ラベンダーですね……」パラパラ


榛名(ラベンダーですよね……)


榛名「ありました。諸説あるようですか、“期待”、“沈黙”、“あなたを待っています”、“期待に答えてください”などですね」


榛名(こんなにわかり易く加賀さんっぽいヒントを出してしまって、榛名は大丈夫でしょうか……)


提督「うーむ………」


金榛(悩むことですか(ネ)?)


金剛「なにか思い当たりますカ??」


提督「これだけじゃなんとも……」


金榛(……………。)


榛名(手強いですねお姉様)


金剛(でも、まだまだ諦めるわけにはいかないネ!)


金剛(榛名、あれをやるネ!!)


榛名(わかりましたお姉様!)


榛名「は、榛名、思いつきました!!」


提督「!榛名は心当たりがあるのか??」


榛名「は、はい!!ラベンダーと言ったら榛名です!!」


??「」ビクッ


提督「…………はい??」


金剛「ノ、No~!!ラベンダーと言ったら、この帰国子女の金剛デース!!」


金剛「提督はワタシと結ばれるdestinyだったのデース!!!!」


??「」ビクッ


提督「な、何を言ってるんだお前ら」


榛名「榛名のこのダズル迷彩、ラベンダーの花言葉にぴったりですよね!!!!」


提督「え、どこが??」


金剛「No~、ワタシ程沈黙が似合う艦娘もそういないネー!」


提督「いやそれは違う」


榛名「榛名はラベンダーで大丈夫です!!!!」


提督「大丈夫とかいう問題じゃないから……」


金剛「ワタシのどこが不満なのデスカ!!!」


提督「不満ってゆーか、金剛は沈黙とかそーゆーのじゃなくて、元気いっぱいでバーニングラブこそが金剛だし、そこが可愛いんだろ」ハァ…


金剛「も、もぉ~、時間と場所をわきまえるネー///」クネクネ


榛名(お姉様がやられてしまいました!)


榛名「で、では、榛名はどこがダメなのですか?」


提督「榛名もダメなんかじゃないぞ?」


提督「榛名は確かに金剛に比べれば大人しいが、それは相手を立てるとゆーか自分を抑えると言った方面の魅力があるよな、まさに大和撫子、楚々としてとても素敵だと思うぞ?」ハァ……


榛名「は、榛名……感激です………!!!」ウルウル


??「」グスッ


??「」バタバタバタ


提督「あれっ、金剛大丈夫か?」


金剛「えへへ~//////」


提督「おーい、金剛~??」


金剛「もぉ~、提督ゥ~////////」


提督「榛名、金剛が壊れたんだが」


榛名「は、榛名は大丈夫です!!!」


提督「え、なにが?」


榛名「榛名は大丈夫ったら大丈夫です!!!」


提督「榛名もか………」


~~~~~~~~


しばらくして………


提督「やっと2人ともこっちの世界に戻ってきたな」


金剛「提督がいきなり可愛いとか言うのが悪いのデース////」


金剛(思わず役割を忘れてしまいマシタ!)


提督「だって、別に本当のことだしな」


金剛「///////」


榛名「榛名はお嫁さんになっても大丈夫です!!」


提督「そうか、金剛も榛名も、いい旦那を見つけられるといいな!!」


金榛「………」


金榛(忘れてました(マシタ)、この人はそーゆー人です)


提督「え?どした??」


榛名「榛名はこの話はもう大丈夫なので、話を戻しましょう」


提督「え、なんか2人怒ってる?」


榛名「榛名は大丈夫です。」


榛名「さっさとラベンダーについて考えてください」


提督「う、うーん……ラベンダーかぁ………」


金剛「ラベンダーデース……」


榛名「ラベンダーとその花言葉についてイメージをふくらませてください!」


提督「色的には青系だよなぁ……」


金榛(!!!!珍しく鋭い!!)


榛名「続けてください!!!」


提督「あとは、口数が少ない人かなぁ……」


金榛(!!!さすがにここまで来たら………)


提督「期待?はよくわかんねぇけど……」


榛名(加賀さんの着任した時のセリフを思い出してはくれませんか……)


~~~~~~

榛名の回想


加賀「あなたが私の提督なの?それなりに期待しているわ」


~~~~~~


提督「うーん………誰だろ……………」



金榛(………ゴクリ)




提督「あっ!弥生か!!!!」




金榛「」ズコッ



榛名「なんでそうなるんですか!!!!!」


榛名「確かに青くて無口ですけど!!!」


榛名「榛名はもう大丈夫じゃありません!!!!」


榛名「いいですか?提督は日頃から注意力が…………」クドクドクド


金剛(Oh,…あの榛名が怒るってるネ…)


榛名「もっと細なことに気をつけてください!!」


提督「す、すまん………」



提督side



~~~~~~~


カリカリカリカリ


提督「金剛、後どれくらいだ?」


金剛「Just a minute please… Yes!! ちょうど今、終わったネー!」


提督「よし、じゃあ榛名のところにいくぞー」


金剛「All rightネ!!」



ーー金剛型の部屋ーー



金剛「Hey~榛名!提督がご用事ダヨー!」


提督「榛名、邪魔するぞー」


榛名「あ、お姉様に提督!」


榛名「榛名にご用事とはなんでしょうか?」


金剛「榛名に花言葉を教えてもらいに来たネー!」


榛名「花言葉ですか………?」


提督「実はこーゆー訳なんだわ」カクカクシカジカ


提督(熊野のアドバイスだもんなー、信憑性があるよな)


榛名「…なるほど、ならなら榛名にお任せください!」スッ


榛名「これが花言葉の本です。提督はなんのお花の花言葉をお探しなのですか?」


提督「ラベンダーなんだが……」


榛名「ラベンダーですね……」パラパラ


榛名「ありました。諸説あるようですか、“期待”、“沈黙”、“あなたを待っています”、“期待に答えてください”などですね」


提督「うーむ………」


提督(案外具体的だなー)


金剛「なにか思い当たりますカ??」


提督「これだけじゃなんとも……」


提督(誰かっぽい気もしなくはない…かな?)


榛名「は、榛名、思いつきました!!」


提督「!榛名は心当たりがあるのか??」


提督(お、さすが榛名!)


榛名「は、はい!!ラベンダーと言ったら榛名です!!」


??「」ビクッ


提督「…………はい??」


提督(榛名ってちょっとアホの子だっけ??)


金剛「ノ、No~!!ラベンダーと言ったら、この帰国子女の金剛デース!!」


金剛「提督はワタシと結ばれるdestinyだったのデース!!!!」


??「」ビクッ


提督「な、何を言ってるんだお前ら」


提督(流れが急すぎる)


榛名「榛名のこのダズル迷彩、ラベンダーの花言葉にぴったりですよね!!!!」


提督「え、どこが??」


提督(ちょ、俺の知ってる榛名じゃないんですけど)


金剛「No~、ワタシ程沈黙が似合う艦娘もそういないネー!」


提督「いやそれは違う」


提督(断じて違う)


榛名「榛名はラベンダーで大丈夫です!!!!」


提督「大丈夫とかいう問題じゃないから……」


提督(大丈夫じゃない榛名だろ……)


金剛「ワタシのどこが不満なのデスカ!!!」


提督「不満ってゆーか、金剛は沈黙とかそーゆーのじゃなくて、元気いっぱいでバーニングラブこそが金剛だし、そこが可愛いんだろ」ハァ…


提督(まったく、未来の旦那が羨ましいぜ……)


金剛「も、もぉ~、時間と場所をわきまえるネー///」クネクネ


榛名「で、では、榛名はどこがダメなのですか?」


提督「榛名もダメなんかじゃないぞ?」


提督(今はちょっとアホの子だがな)


提督「榛名は確かに金剛に比べれば大人しいが、それは相手を立てるとゆーか自分を抑えると言った方面の魅力があるよな、まさに大和撫子、楚々としてとても素敵だと思うぞ?」ハァ……


提督(変な男に引っかからないことを願うぞ……)


榛名「は、榛名……感激です………!!!」ウルウル


??「」グスッ


??「」バタバタバタ


提督「あれっ、金剛大丈夫か?」


金剛「えへへ~//////」


提督「おーい、金剛~??」


金剛「もぉ~、提督ゥ~////////」


提督「榛名、金剛が壊れたんだが」


榛名「は、榛名は大丈夫です!!!」


提督「え、なにが?」


榛名「榛名は大丈夫ったら大丈夫です!!!」


提督「榛名もか………」


提督(2人とも、体調でも悪いのかな?)


~~~~~~~~


しばらくして………


提督「やっと2人ともこっちの世界に戻ってきたな」


金剛「提督がいきなり可愛いとか言うのが悪いのデース////」


提督「だって、別に本当のことだしな」


金剛「///////」


提督(可愛い)


榛名「榛名はお嫁さんになっても大丈夫です!!」


提督「そうか、金剛も榛名も、いい旦那を見つけられるといいな!!」


金榛「………」


提督「え?どした??」


提督(あれ、俺またなんか言った?)


榛名「榛名はこの話はもう大丈夫なので、話を戻しましょう」


提督「え、なんか2人怒ってる?」


提督(榛名が怖い……)


榛名「榛名は大丈夫です。」


榛名「さっさとラベンダーについて考えてください」


提督「う、うーん……ラベンダーかぁ………」


提督(榛名って、さっさと、とかいう子だっけ??)


金剛「ラベンダーデース……」


榛名「ラベンダーとその花言葉についてイメージをふくらませてください!」


提督「色的には青系だよなぁ……」


榛名「続けてください!!!」


提督「あとは、口数が少ない人かなぁ……」


提督「期待?はよくわかんねぇけど……」


提督「うーん………誰だろ……………」


提督(青ったら、弥生とか浦風とか響かな?しかし、蒼龍もそのものズバリだし……)


提督(口数が少ないのは弥生とか若葉とかユーちゃんとかかな…あーでも、加賀も少ないっちゃ少ないかなあと神通)


提督(うーん、加賀はそーいえば青いなぁー)


提督(となると、弥生か加賀?しかし、加賀は俺に1ミリも期待してないだろうしな)


提督(俺よりよっぽど烈風の方が信頼度高そう……)


提督(そりゃそうか、俺は制空値ねーしなー)


提督(となると、やはりここは………)



提督「あっ!弥生か!!!!」




金榛「」ズコッ



提督(え??ズコッって、芸人かよ!)


榛名「なんでそうなるんですか!!!!!」


榛名「確かに青くて無口ですけど!!!」


榛名「榛名はもう大丈夫じゃありません!!!!」


榛名「いいですか?提督は日頃から注意力が…………」クドクドクド


提督(うわぁぁ、榛名がぁ………)


榛名「もっと細なことに気をつけてください!!」


提督「す、すまん………」


提督(榛名って怒るとこうなるのか……気をつけよう…)


加賀side


~~~~~~~


ーー赤城と加賀の部屋ーー



赤城「」~♪



ドア「」ガチャッ


加賀「赤城さん……」グスッ


赤城「か、加賀さん!?どうして泣いているの?」


加賀「実は………」カクカクシカジカ


赤城「金剛さんと榛名さんが提督に告白して、提督がそれを受けた??」


赤城(どうしてそんなことに……?)


加賀「はい……2人が提督に言い寄って、すると提督は2人のことを可愛いって……」グスン


赤城(きっと提督は告白と思っていないいつものパターンだと思うのですが……)


赤城「それで、加賀さんは逃げてきたのですか?」


加賀「はい………」


赤城(加賀さんのメンタルが想像以上に弱い…)


赤城「加賀さん、あの提督のことですよ、きっと告白とすら受け取ってませんよ…」


加賀「ですが……」


赤城「加賀さんだって、日常的にかわいいとか言われたりしませんか?きっとそれも同じだと思いますよ?」


加賀「しかし……」


赤城「あの提督が急にそういった恋愛の機微を理解するようになるとは思えません。だから加賀さん、心配しないでくださいな」


加賀「…………」


赤城(…少し落ち着いたかしら)


加賀「赤城さんの方が私よりよっぽど提督のことをよく理解しているじゃないですか!…どうせ私なんて、暗くて表情に乏しくて可愛げの無いつまらい女です……」グスッ


赤城(うわぁ、加賀さんめんどくさい…)


赤城「加賀さん、冷静になってください」


加賀「私は冷静です!」


赤城「全く冷静じゃありません!そんなに卑屈にならないでください!」


加賀「私のような女は卑屈でちょうどいいんです!どうせ元々陰湿でくどくどしくて……」


赤城「」ピシッ


加賀「!!」(小破)


赤城「おだまりなさい!!あなたが諦めてどうするのですか!!!」


加賀「………」


赤城「見損ないましたよ加賀さん。」


赤城「確かにあの提督は強敵です。ちょっとやそっとじゃオチないでしょう。」


赤城「ですが、だからこそあなたには多くの仲間がいるのではないですか?」


加賀「………!!」


赤城「あなたに協力してくれる鎮守府のみんなや妖精さん、町の人やその他大勢の人の協力を得ていることを忘れたのですか?」


赤城「あなたが諦めてしまって、その方たちにどう顔向けするのですか!!」


加賀「……………」


加賀「ごめんなさい、赤城さん……」


加賀「私が間違っていました。」


加賀「私は、1人なんかじゃないんですね」


赤城「その通りですよ加賀さん。加賀さんには、私たちがついています。みんな、あなたと提督の幸せを願っています。」


加賀「ごめんなさい、つい忘れてしまっていました。」


赤城「わかれば良いのですよ」ニコッ


加賀「……しかし、今のこの状況は芳しくありません」


赤城「そうですね…では、少し早いですが詰めに入るとします。」


加賀「詰め……?」


赤城「加賀さんには後で説明しますね」


赤城「しかし、問題は準備に少し時間がかかる点です。計画を前倒しにする分、提督が気づかないように時間を稼ぐ必要があります……」


加賀「…どうすれば?」


赤城「仕方がありません、手荒な真似はしたくありませんでしたが、“二航戦”を使う時が来たようです」


加賀「し、しかしそれでは提督が……!」


赤城「はい…しかし、確実に数時間は稼げます…」


赤城「この際、生温いことは言っていられません!」


加賀「………致し方ありませんね」


赤城「では、まず準備に取り掛かります。」


赤城「青葉さん!」パンパン


「」シュタッ


青葉「お呼びでしょうか赤城さん!」


加賀(一体どこから……?)


赤城「プランWを前倒しにします。準備をお願いできますか?」


青葉「了解ですっ!!青葉、頑張っちゃいますね!」シュタッ


加賀(……消えました)


赤城「では、二航戦を呼びに行きましょう」


加賀(…提督、どうかご無事で…………)



提督side



提督「あぁー、酷い目にあった……」


提督「榛名が怒るとあんなになるとはな…怒らせないように気を付けなければ………」


金剛「アレは提督が悪いネー!」


提督「そうなのか!?ってか、榛名はなんで怒ったんだ?」


金剛「……テートクにはきっとわからないネ」


提督「??」


金剛「……それより、ラベンダーの人に出会ったら、提督はどーするんデスカ?」


提督「…そうだな、うーん……………」


提督「……ど、どうすればいいんだろう?」


金剛「」ズコッ


金剛「ワタシはお笑い芸人じゃないネー!!なんどもコケさせないでクダサイ!!!!」


提督「す、すまん」


提督「しかし、どうすればいいのかわからなくてな…」


金剛「じゃー、ワタシからadviceするネー!!」


金剛「もし、ラベンダーの人が提督の知り合いだったら、迷わず求婚するネー!」


金剛「でも、知り合いじゃなかったら、その場で連絡先を聞くだけにするネー!!」


提督「どっちにしろハードル高すぎなんだが…」


金剛「No~!テートクはこれくらいもできなくて、結婚ができると思ってるんデスカ?」


金剛「甘ったれてんじゃないネー!!!」


提督「す、すまん……」


金剛「……とにかく、今の婚期がlast chanceネー!! なんとしてもモノにするデース!!」


提督「お、おう……」



~~~~~~


提督(そうは言われたものの、いきなり求婚なんてできるかよ……)


提督(特に知り合いとか、後で絶対気まずくなるだろ……)


提督(だが、熊野も最後の婚期とか言ってたし……)


提督(結婚はしたいなぁ…こんな俺でも………)


提督(結婚するならどんな人がいいんだろう)


提督(別に、選り好みできるようなご身分じゃねぇけど………)


提督(うーん、あんまりやかましい人は大変かな)


提督(しっかりしてて、仕事がてきて、背が高くて綺麗な人がいいなぁ……)


提督(って、言ってて悲しくなってくるぜ)


提督(あれ、工廠になにか用があった気がするな)ガチャ


提督(あれ、妙に鎮守府が静かだな?)


提督(うん?あれは、連装砲ちゃん?)


連装砲ちゃん(?)「」シュン


提督(あ、違う、連装砲くんだ)


提督(天津風に怒られてしまうなー)


提督「連装砲くん、どうしたんだい?」シャガミ


??「今です!!」


「」ダッ


「」ダッ


提督「うん?」


蒼龍飛龍「二航戦サンド!!!」


提督「おまっ………ぐはっ」バタリ


??「申し訳ありません提督……」


飛龍「良かったんですか赤城さん…?」


赤城「私も覚悟の上です……」


蒼龍「恥ずかしかったです………」


赤城「助かります、蒼龍に飛龍。」


飛龍「提督は大丈夫なんでしょうか……」


赤城「恐らく、あまりのことに鼻血を出して気絶してしまっているだけかと」


赤城「貴方達だからこそですよ!」


蒼龍「喜んでいいものやら………」


赤城「それはそうと、貴方達もプランWの手伝いをお願いします!」


二航戦「わかりました!!」


No side



No side


~~~~~~~


at救護室


提督「う、うーん…………」


提督「あれ、俺はどうしてここに?」


提督(確か、連装砲くんを廊下で見つけて、近寄ったら何かに頭を………)


提督(殴られてないってか、むしろなんかソフトな…)


提督(まぁいいか、今はどこも痛まないし)


提督(しかし、救護室だってのに、妖精さんも誰もいないな)


提督(それに、随分と静かだ)


提督(みんな出かけてるのか??)



ドカーーーーン!!!!!



提督「な、なんだ!?」



ウーー↑ウーー↓ウーー↑ウーー↓



提督「今度はサイレン!?」


提督「敵襲か!!」ダッ



ドカーーーーン!!!!!



提督「これは、海の方向!埠頭か!!」ダッ



~~~~~~~


ヲ級「テイトクヲ、ダセ」


加賀(小破)「くっ………」


艦娘s「」アワアワ


ヲ級「コノ、カガサ…アオイクウボノイノチガオシクナイノカ!」


艦娘s(……赤城さんの演技がひどい!!!)


ヲ級(赤城)「ワタシヲ、ナメルナヨ!」


ヲ級(赤城)「」ブンッ!


ドカーーーーン!!


艦娘s(爆弾を自分で投げた!!!)


ヲ級(赤城)「フフフ、コワイカ…」


天龍「はぁっ!?俺のセリフ取るんじゃねぇ!!」



提督「な、何があったんだ!?」


金剛「て、提督ゥー!!さっきいきなりヲ級が現れテ、加賀を人質に取ったデース!!」


提督「な、なにっ!?!?」



ヲ級「オマエガテイトクカ……」


加賀(小破)「提督っ、来てはなりません!!!」


提督「加賀!!!」


提督「おい、加賀を離せ!!!」


ヲ級(赤城)(ふふ、提督、私の名演技に騙されてますね!)


ヲ級「ソレハ、コチラノヨウキュウガ、ミタサレテカラダ」


提督「くそっ……要求はなんだ!!」


ヲ級「マズハ、タクサンノボーキサイト!」


提督「資源を奪う気か!」


ヲ級「コノ、クウボノイノチニクラベレバ、ヤスイモノダロウ」


ヲ級「フタツメハ…」


提督(くそっ、まだあるのか!)


ヲ級「ボーキサイト!」


提督「はい?」


ヲ級「ミッツメハ、ボーキサイトダ!!!」


提督「…………」


艦娘s「………」


加賀「…………」


加賀「フンッ!」バシッ


ヲ級「あんっ!」(小破)


提督(うん?どこかできいたことある声?)


ヲ級(小破)「ゴホンゴハン……」


提督(変な咳払いだな)


ヲ級(小破)「ヨウキュウハ、イジョウダ!ドウスルテイトク!」


提督「く、くそっ………」


提督「しかし、加賀には変えられん……」


加賀「なりません!!敵に屈するなど、あってはなりません!!!」


提督「しかし、それでは加賀が!!!」


加賀「かまいません!!!!!」


提督「……それでいい訳が無いだろう!!!」


加賀「!」


提督「俺たちは、深海棲艦を倒すために戦っている。国のために、命をかけて戦っている!だがな、敵を倒すためにそう簡単に命を捨てていいのか!?」


提督「違うだろ、そうじゃねぇだろ!履き違えんじゃねぇぞ!守りたいモノがあるから、戦っているんだろうが!!!」


提督「いいか、大事なのは一度も負けねぇことじゃねぇんだよ!何があっても、例え何度失敗しても諦めねぇことなんだよ!」


提督「100回失敗したら100回起き上がる、1000回失敗したら1000回這いあがる!たったそれだけの事を、どうしてやる前から諦めちまうんだよ!」


提督「俺たちが守りたいものには、加賀だって含まれてるんだよ!!」


艦娘s「…………」ホロリ


ヲ級(赤城)「…………」


加賀「……………」


加賀(このままでは私が殴られるのでは……?)


提督「そのふざけた幻想は、俺が全部……」


ヲ級(赤城)「うるさーーい!!!」



ドカーーーーン!!!!!



提督「加賀っ!!!!」


金剛「加賀が爆風で飛んできマース!!」


提督「」キャッチ


提督「加賀っ!!!」


提督「大丈夫か加賀!!!!」


加賀(大破)「…え、えぇ……なんとか」


加賀(赤城さんやり過ぎです…)


提督「よかった!!!!」ギュッ


加賀「………」


加賀「………」ギュッ



艦娘sパチパチパチ


ヲ級(赤城大破)テッシュウ



提督「………」ギュッ


加賀「………」グスッ


提督「………」


加賀「………提督、もう私は大丈夫ですよ?」


提督「あっ……すまん、嫌だよな………」スッ


加賀(はぁ、やっぱりこの人は……)


加賀「………」ギュッ


提督「……加賀?」


加賀「わざわざ言わせないでください」


提督「お、おう……」ギュッ



提督「…………?」


提督(加賀いい香りするな……)



提督「………こんな時に悪いんだが、加賀からする香り…もしかしてラベンダー……?」


加賀「……そうですが」



提督「……………」


加賀「……………」


提督「……………」


加賀「………ラベンダーがどうかしたのですか」


提督「……………」


加賀「……………」


提督「……加賀」


加賀「……はい」











提督「結婚しよう」













加賀「……はい」













ーー後日ーー



青葉「とゆーわけで、絶対にオトす正妻空母加賀さんvs絶対にオチない鈍感提督は、加賀さんに軍配が上がったわけです!!!」


艦娘s「おぉ~!」パチパチ


赤城「そう言えば、普段はヘタレな提督が、よくあの時はあんな説教かませましたね」


青葉「あぁ、それに関しては明石さんに協力をいただきまして………」スッ


赤城「……主人公になる薬?」


青葉「これで、提督に主人公補正がかかったって訳ですよ!!!」


赤城「…危うく加賀さんがそげぶされそうになってましたけどね」


青葉「それに関しては青葉も予想外で!!」


赤城「艦爆の爆弾を地面に叩きつける羽目になりましたよ……」



~~~~~


加賀「提督…お茶が入りました」


提督「ありがとう、加賀」


加賀「………」


提督「………」


「……クスッ」


加賀「なんですか提督?」


提督「加賀だって今笑っただろ?」


加賀「…………クスッ」


提督「あ、ほら笑った」


「…………愛していますよ」


「……俺もだ」



ドア「」バタン


金剛「Hey~!Too hot だからwaterを差しに来たネー!!!」


提督「…………」


加賀「…………」


金剛「ソ、Sorryネ……」


加賀「はぁ……それはそうと、ラベンダーってなんのことだったんですか?」


提督「あぁ、それは熊野に結婚運を占ってもらった時になー」


金剛「Lucky itemがラベンダーだったのデース!!」


加賀「なるほど、それであの時私にラベンダーかどうかを聞いたのですね」


提督「そうだ、熊野にはお礼を言いに行かないとなー」


提督「ついでにまた占ってもらうかな?」


金剛(まずいデース!)


金剛「て、提督ゥ、熊野は最近もう降りてこなくなったノデ、もう占えないデース!!!」


提督「なんだ、残念だな……お礼だけにするか」


加賀「占いなんて必要ないですよ」ボソッ


提督「うん?」


加賀「……」ギュッ


提督「お、おい……」


加賀「ずっと一緒です……」


提督「………」ギュッ



金剛「だ、誰か!!もっとwaterが必要デース!!!」




fin.



やっとこさ後日談書き始めました!

合わせて見てくれると嬉しいです!!

瑞鶴「鎧袖一触よ、心配いらないわ」

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1: たぬポン 2015-05-29 21:29:18 ID: HbPyjpCE

面白いです!!読んでいて楽しいです!!もう最高です!!

これからも更新を楽しみに待っております!!

2: しらこ 2015-06-02 20:24:15 ID: a9ulax2G

にじゅうはっちゃいで轟沈した。
ギャグとして完成され過ぎている。

3: 日本丸 2015-06-05 17:34:24 ID: k-4uDQSr

おそくなりましたが、コメントありがとうございます!!

実はこの話も佳境に入ってきています!

最後まで読んでいただけると嬉しいです!

4: 日本丸 2015-06-30 19:37:41 ID: QhNjXsAR


一応完結…しました。

1か月も完結にかかってしまい、申し訳ない限りです。

後日談等については、やるかどうか考え中です。

読んでくださり、ありがとうございました!

5: SS好きの名無しさん 2015-06-30 20:46:01 ID: zSirk3EK

後日談か…読んでみたいなぁ(チラッ

6: SS好きの名無しさん 2015-07-01 08:01:13 ID: 0AC7GoS2

面白かった!後日談もぜひ!

7: SS好きの名無しさん 2015-07-02 10:07:47 ID: kqepWaHd

よかったです!

8: しらこ 2015-07-28 16:16:04 ID: 0ARG50KY

遅ればせながら読ませていただきました。
長く続いた(不毛な)戦いでしたが、更新ペースも定期的で最後まで飽きずに読み切ることができました。視点を変えて描写を分ける事によって、一つのギャグに別々のツッコミをさせる笑いのテクニックや、二人が急接近する最後の流れは見事と言うほかありません。後日談楽しみにさせていただきます。

9: SS好きの名無しさん 2017-04-11 02:23:00 ID: o_CI3JVc

微妙

10: SS好きの名無しさん 2017-05-06 20:50:36 ID: HmfjMg5u

提督が勝てよ…。そのほうがオチ的に良いよ。


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1: たぬポン 2015-05-29 21:32:44 ID: HbPyjpCE

面白い!!頑張って落とそうとしているのに普通にすれ違っていくこの感じが好きです!!

2: SS好きの名無しさん 2015-06-03 22:49:10 ID: MxPlgjWT

かなり面白い
期待してます

3: SS好きの名無しさん 2015-06-08 01:52:49 ID: _jkqQtRL

加賀さん可愛い!!

4: SS好きの名無しさん 2015-06-16 21:33:02 ID: f9j3H6AS

加賀さん可愛いしギャグも面白い?‼

5: しらこ 2015-07-28 16:32:10 ID: 0ARG50KY

全てにおいて用意周到な加賀VS全てのフラグをことごとくスルーする鈍感提督。
終わりのない追い駆けっこがついに決着!?
鎮守府全体を操り最後の戦いを挑む加賀に対し、提督は朴念仁を貫き通せるのか!思わぬアクシデントにも見舞われ、崩れる加賀の計画、そのとき提督のとった行動とは?
二人の長く(不毛な)戦いの軌跡を特とご覧あれ!


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