モバP「キスしやすい身長差?」
身長差については色々あるうちの1つを取りました。
アイドルの身長については初期値を用いました。
モバP(以後P)「へぇー、キスしやすい身長差が10cm、ナデナデしやすい身長差が16cm、ギュッとしやすい身長差が22cmなのかー」
ちひろ「どうしたんですか、プロデューサーさん」
P「あ、ちひろさん、なんか今若い子たちの間でこんなのが流行ってるらしくて......」
ちひろ「......プロデューサーさん、これ、アイドルの子達に見せたらダメですよ?」
P「え?なんでですk...」
ガチャ
凛「おはよ、プロデューサー」
P「おはよー、凛、加蓮、奈緒」
ちひろ「ト、トラプリの3人......(震え声)」
加蓮「Pさん何見てるのー?」
P「え、えーっと...」
凛「キスしやすい身長差......?」
奈緒「なっ......!//」
ちひろ「あーあ、私もう知りませんよ?」
P(170cm)「いや、なんかこういうのが若い子の中で流行ってるらしいから、なにかに使えるかもって......」
凛(165cm)「奈緒......」ジロッ
奈緒(154cm)「な、なんだよっ」
加蓮(155cm)「奈緒、Pさんのナデナデしやすい身長差じゃーん」ニヤニヤ
P「............」スッ
奈緒「!!」
P「ホントだナデナデしやすい」ナデナデ
凛「」
奈緒「ち、ちょっ、急に頭撫でるなよっ!!!////」
加蓮「奈緒顔真っ赤ー」ニヤニヤ
ちひろ(154cm)「ちなみに私は奈緒ちゃんより1cm低いだけなので、私も撫でやすいと思いますよ?」
P「あ、ホントだ、1cmならそんなに変わりませんね」ナデナデ
ちひろ「......///」
凛「」
加蓮「じゃー私もー」
P「ほれほれ」ナデナデ
加蓮「んっ、ありがと///」
凛「」
凛「」
ガチャ
智絵里「お、おはようございます...」
かな子「おはようございます」
奈緒「あ、智絵里にかな子に...」
まゆ「おはようございまs......」
P「...」ナデナデ
加蓮「......///」
まゆ「Pさぁん?なにをやっているんですかぁ?」ハイライトオフ
奈緒「ま、まゆ......」
ーちひろ説明中ー
まゆ(153cm)「ならまゆのことも撫でやすいはずですよねぇ?」チラッ
凛「......っ」ギリッ
かな子(153cm)「じゃあ私も...」スッ
智絵里(153cm)「じ、じゃあ私も......」スッ
「「どーぞどーぞ」」
智絵里「...って、なんでやねん!」ペシッ
P「ダチ〇ウ倶楽部からのノリツッコミもできるようになったのか、えらいえらい」ナデナデ
智絵里「あ...ありがとうございます.........//」
まゆ「......Pさん?」
P「ほら、まゆも」ナデナデ
まゆ「うふふ...ありがとうございます...///」チラッ
凛「ぐぬぬぬ......」ギリッ
P「かな子ー」ナデナデ
かな子「あ、ありがとうございます//」
凛「.........」
ちひろ「プ、プロデューサーさん、そのくらいにした方が......」
P「え、あ、そうですね...」ナデナデ
ちひろ「ちょ、ちょっ、プロデューサーさん!?」
P「あっ、ごめんなさい!ついナデナデしやすくて...」
凛「......ふーん」
凛「.........ふーん!」
ー翌日ー
卯月「なるほど、それで今日は奈緒ちゃんや加蓮ちゃんじゃなくて私たちと一緒に事務所に行こうとしてるんですね!」
未央「しぶりんのクーデレいただきましたーっ!」
凛「べっ、別に私はクーデレなんかじゃ......」
未央「うんうん、分かるよしぶりん、素直になれないその気持ち!」フムフム
卯月「??凛ちゃん、素直になれないんですか?」
凛「う、卯月、違うって」
未央「まぁまぁ、プロデューサーに会えばしまむーも分かるって!」
ガチャ
NGs「おはようございまs......」
莉嘉「Pくーん!」ダキッ
美嘉「り、莉嘉!も、もう離れなって」モジモジ
P「そ、そうだぞ??」
莉嘉(149cm)「えー、だって、身長差がちょうどよければ抱きしめてくれるって聞いたもん!」
P「い、いや、言ってないぞそんなこと」
美嘉(162cm)「ほ、ほら、プロデューサーも困ってるじゃん!」
莉嘉「えーー......とゆーか、なんでお姉ちゃん顔が赤いの?」
美嘉「そ、そんなことないし!!」
美嘉「ちゃんと段階を踏んでから...とか考えてないし!///」
莉嘉「??」
P「??」
美嘉「あーもうっ、離れる離れるっ」グイッ
莉嘉「もー、お姉ちゃんひどいー」ブーブー
凛「.........」ムスッ
未央「あちゃー、しぶりんがお餅を焼いちゃってるよ」
卯月「プ、プロデューサーさん!」
P「ど、どうした?...ってかおはよう」
卯月「あっ、おはようございます......じゃなくて、身長差5cmって何にちょうどいいんですか!?」
P「えっ......えーっと、ちょっと調べてみるな」カタカタ
凛「............」
未央 ( '-' )bグッ(しまむーGJ!!)
P「......うーんと、5cmかぁ.....22cmが抱きしめやすくて16cmがナデナデしやすくて、10cmがキスしやすくて......」
卯月(159cm)「あ、じゃあ、私はだいたいキスしやすい身長差なんですね!」
凛「」
未央「し、しまむー!?」
卯月「あ、未央ちゃんも私とあんまり身長変わからないから、未央ちゃんもですね!」ニコッ
P「そ、そうだな」
未央(161cm)「笑顔で地雷を踏み抜くしまむー......恐ろしい子!」ゾゾゾ
卯月「えっ?」
凛「............」ゴゴゴ
P「り、凛?」
卯月「凛ちゃん!?」
未央「しまむー、これはしまむーが蒼の炎に焼かれるしかないよ......」クビヲフル
凛「............」ゴゴゴゴゴゴ!!!
卯月「ひっ、ひぃっ!!」
ー少し後ー
凛「今日ここに集まってもらったのは他でもない」
美波「ど、どうしたの凛ちゃん」
アナスタシア「凛、おこってます」
凛「私たちの危機なんだよ」
美波「危機?」
凛「私たちには共通点があるんだけど、なんだかわかる?」
アナスタシア「共通点...ですか?」
美波「うーん、なんだろう?」
凛(165cm)「それは......身長」
美波(165cm)「あぁ!」
アナスタシア(165cm)「хорошо!......なるほど、です」
凛「実はこんなことがあって......」カクカクシカジカ
ー凛説明中ー
凛「という訳で、このままだと身長差がある人たちにプロデューサーが食い潰されてしまうんだよ......!」
美波「そ、そんな!」
アナスタシア「それは...嫌です」
凛「だからみんなで対策を考えようってこと」
美波「なるほど!......うーん、どうしたらいいんだろう...身長差が少ないからこそ、ってことだよね?」
凛「うん、私達の身長を生かせるやつかな」
美波「難しいなぁ.........アーニャちゃんは何か考えある?」
アナスタシア「そう...ですね......身長が近い方が、目が合いやすい気がします」
凛「! ......それだ!」
美波「ナイスアイデア、アーニャちゃん!」
凛「身長差がないからこそ近づいて、プロデューサーに意識させる.........完璧な作戦!」
アナスタシア「では、早速やってみましょう♪」
ー事務所ー
ガチャ
凛「プロデューs......!?!?」
P「り、凛...」(窓際に追いやられてる)
楓「ダメです、顔を動かさないでくださいっ」クイッ
凛「な、なんで...2人で......見つめあって...」
P(170cm)「え、えーっと...逆さまつげが......」
楓(171cm)「急にまつ毛が刺さっちゃったみたいなので、取ってあげてるんです」
凛「そ、そうなんだ.........」
楓「プロデューサー、ちゃんと私を見てください」
P「は、はい」ドキッ
楓「.........」ウーン
P「...かっ、楓さんっ、近...」
楓「あ、見つけました」
P「ほ、本当ですか!」
楓「はい......だから、動かないでくださいね?」
P「わ、わかりました.........」
楓「............」
P「...............」
楓「......取れました」
P「ありがとうございます」
楓「いえ......プロデューサーにはいつもお世話になってますし」ニコッ
P「そ、そんなこと」
楓「............」ジーッ
P「............」
楓「............」ジーッ
P「......か、楓さん?」
楓「私の目の色、やっぱり変ですよね?」
P「えっ...そんなことないですよ!」
P「最初は少し驚きましたけど、とっても綺麗な色だと思います」
楓「ふふっ、おっどろいたんですか?」
P「...オッドアイだけに、ですか?流石ですね」
楓「いえ...こんなことが言えるようになったのも、プロデューサーのおかげですよ」
P「そんな、俺は何もできないですよ」
楓「そんなことないです......!」
P「楓さん...」
楓「......プロデューサーには、本当に...とても感謝しているんです」
P「楓さん...............」ドキッ
楓「............」
2人の間に流れる、エアポケットのような弛緩した空気。
それは普段ならば理性によって発せられたであろう危険信号が鳴ることを妨げた。
彼女が変かと聞いた目の色は、底知れぬ深みを持って見つめ返す。
吸い込まれそう、いや、本当に彼女の双眸に、俺は吸い込まれていった。
視界の彼女は静かに見つめ返す。
彼女の瞳の中の自分も見つめ返す。
徐々にそれらの輪郭もぼやけ、群青と碧で視界が満たされる。
息もかかるばかりに近づいて、
どちらともなく目を閉じて、
窓際の2つの影は、やがて1つになr...
凛「プロデューサー!!!!!!」
P「!」
楓「!」
凛「何やってるの!!!ほら、仕事して!!!!」
P「ご、ごめん......楓さんも、すみません...」
楓「いえ私は......じゃあ、続きは今度ということで」ニコッ
P「...!」ドキリ
楓「...この前、美味しいワインが飲めるフレンチを教えていただいたんです」
P「い、いやぁしかしこんな、しがないプロデューサー風情がフレンチなんて...」
楓「大丈夫ですよ、私もそういったお店は初めてですし...」
楓「...私達は、しがないプロデューサーとアイドルじゃなくて、さがない(差がない)プロデューサーとアイドル、ですから」フフッ
凛「............」
凛「..................」
凛「うまくないよ!!!!」
【番外編】
※本編とは関係ありません
ーあんきら身長差問題ー
きらり「............」ショボン
P「うん?きらり、どうした?」
きらり「あ、Pちゃん......ううん、なんでもないにぃ!」
P「......杏との身長差を気にしてるのか?」
きらり(182cm)「............」ピクッ
P「...ちょっと待ってな」
きらり「......???」
~~~~~~~
愛梨(161cm)「どうしたのPさん?」
杏(139cm)「なにさー、夕方までなんにもないんじゃなかったの?」
P「いやー、ちょっと、今日のあんきら成分を補給するために」
杏「なに言ってるのさ」ヤレヤレ
P「ふふ、そんなに余裕をこいていられるのも今のうちだぞ」
杏「えぇ?」
P「「ギュッとしやすい身長差は22cm......つまり愛梨と杏はギュッとしやすいはず!」
愛梨「へぇー、そうなんですかっ♪」ダキッ
杏「おうっ......ちょっと首が締まってるんだけど」ギュー
P「そして愛梨ときらりの身長差は21cm......抱きしめやすいはず......!」
きらり「!!」
杏「えっちょっ、この状態で後ろから来られたらしn...」
P「きらり!!ハグハグするんだっ!!!」
きらり「Pちゃんありがとにぃ!!☆杏ちゃん、愛梨ちゃん、一緒にハピハピするにぃ!!!!」ドドドドド
杏「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
後に双葉杏は語るのだった。
アラウンド90は時に凶器となる、と。
ー理想のカップルの身長差ー
ちひろ「そう言えば、理想のカップルの身長差なんてのもあるんですね」
P「みたいですねー、俺はあんまり気にしませんけど」
ちひろ「プロデューサーが気にしなくても、女の子はこういうのを気にするんですっ」カチカチ
P「??ちひろさん、誰にメールしてるんです?」
ちひろ「えーっと、加蓮ちゃんに」
P「なんで加蓮にメールを......ってあぁっ!!!!」
ピロリン
ちひろ「ざんねーん、もう送っちゃいましたー」ニヤニヤ
P「ち、ちひろさんっ、なんて送ったんですか!?」
ちひろ「いえ別にー、来週の日曜日にプロデューサーが加蓮ちゃんとデートしたがってるーってのを、理想のカップルの身長差が書いてあるサイトのURLと一緒に送っただけですよー」
P「」(絶句)
ちひろ「もう、周りの人にはバレバレなんですから、男らしく覚悟を決めてくださいっ」ニコッ
P「そ、そんなぁ...」
ガチャ
凛「デートと」ニヤッ
奈緒「聞いて」ニヤッ
P「」
P「身長差なんて、嫌いだぁ!!!!!」
理想のカップルの身長差→15cm
トラプリ謎の身長差
きらりも10cm差