【メタルギア×艦これ】ありえないかもしれないひとつの物語
メタルギアソリッド ピースウォーカーから、メタルギアソリッド ザ ファントムペインまでのストーリーを艦これ×MGSで作成。完全ifストーリー
既に似たようなものがありますが、パクリにならないように頑張ります
作者は携帯投稿が主流です。ご容赦を。
艦隊これくしょん〜艦これ〜 と メタルギアソリッドのクロスオーバーです。
一応R-15(原作:PW基準)
PWからTPPをクロスオーバーでIFストーリー
SS初投稿
地の文がふくまれます
キャラ崩壊があるかもしれません
※重要 歴史的な表現があり、一応調べてはますが、 あくまで二次創作なので多少の時代錯誤や、実際の団体や組織、地名には一切関係ありません。ここの全てが真実だとは思わないようにして下さい。
以上が許せる方のみ、伝説の英雄のありえないかもしれないひとつの物語をご覧ください
MSF所属(順不同)
戦艦
金剛、比叡、榛名、霧島、長門、陸奥、
伊勢、日向、ビスマルク
計9隻
正規空母
加賀、瑞鶴、赤城、翔鶴
計2隻
重巡洋艦
愛宕、鈴谷、熊野、高雄、青葉
計5隻
軽巡洋艦
大井、北上、夕張、大淀、長良、五十鈴、那珂
計7隻
駆逐艦
吹雪、睦月、如月、夕立、時雨
計5隻
給糧艦
間宮
計1隻
工作艦
明石
計1隻
計30隻
序章 着任
注意:まだ艦娘はでてきません。
〜1974年。南米・コロンビア〜
スネーク「日本に来て欲しい?」
海自兵隊「はい。実は3年前から日本周辺海域において、深海棲艦を名乗る未知の生命体が我が日本に度々侵攻してくるのです。我々も、何とか対抗策を練ってはいるのですが、未だ、危機を脱していません。そこで、我々に協力して頂きたいのです。」
ミラー「日本は、軍隊を持たない国となったんじゃないか?」
海自兵隊「確かに、日本は軍隊を放棄する第9条を宣言しています。ですが、我々の命が窮地に立った今、そのような余裕を持つことは出来ません」
スネーク「少し、こっちでも考えさせてくれ。ひとまず、今日のところは御引き取り願いたい」
〜〜〜
スネーク「カズ、どう思う?」
ミラー「話の筋は通るが、少しきな臭い。あの男の言う通り、確かに太平洋。主に日本周辺に、異変が起きているのも最近じゃよく聞く。だが・・・」
スネーク「日本で何故俺たちの存在を知っている者がいるのか?」
ミラー「そうだ。そこが少し引っかかる」
スネーク「調べるまでもない。恐らくGHQだ。」
ミラー「ってことは、これの依頼元をたどればアメリカ側ってことか。」
スネーク「4年のサンヒエロニモ半島のことで、俺のことを少なからず嫌う者もいる。その少なからずが、GHQにいても不思議ではないだろう」
ミラー「ならこの依頼。俺たちに請けるメリットがない。むしろあんたの身の方が危ない。だが、最近デカい山場がないから、俺たちの生活も危うい。そこでボス。もう一度あの男に会って話してみるのはどうだ?」
スネーク「何故だ?俺を殺す気か?」
ミラー「もちろん、ただで請けるつもりはない。俺たちにとって有利な条件を付ける。それを飲んだら請ける。拒めば請けない。」
スネーク「飲んだらシロ。飲まなければクロか。いいだろう」
〜〜〜
数日後
ミラー「今回の依頼、俺たちは前向きに考えている。そこで、俺たちがこの依頼を請けるにあたり、少しばかり条件を付けさせて欲しい。」
ミラー「1つ。必要な資源やその他は、そちらでまかなって欲しい。
2つ。俺たちは、1つの軍隊だ。傭兵として様々な戦場に兵士を派遣する。そのため、多くの人員を収納可能は施設を提供してもらいたい。
3つ。俺たちにまわってきた兵士や兵器等の指揮権を俺たちに渡すことだ。」
海自兵隊「・・・分かりました。あなた方に来ていただけるならこれ程心強いことはありません。その条件。飲みましょう」
〜〜〜
スネーク「と、いうわけで。今日からこの横須賀鎮守府で指揮官を務めることになった スネークだ」
待たせたな
序章 完
第1章 着任
日本 神奈川県 横須賀鎮守府
ミラー「基本的にこの鎮守府に関する運営は、この俺、カズヒラ・ミラーが預かる。また、出撃時や演習時のバックアップも担当する」
スネーク「俺は、出撃や演習を預かる。一応大まかに話は聞いている。これから頼むぞ」
叢雲「私は特型駆逐艦、5番艦の叢雲よ。アンタ達2人が、私の司令官でいいのかしら?」
ミラー「そうだな。ただし、あくまでおれは副司令。トップはスネークだ」
叢雲「なら司令官って呼んだらややこしいわね。何とかならないの?」
スネーク「そうだな。なら俺のことはボスと呼べ」
叢雲「はぁ?」
スネーク「冗談だ。スネークでいい」
叢雲「ふん。だったらボスってよんであげるわ」
スネーク達は彼女に、いや、彼女達に会うことを少しためらった。それは、彼女達が『人ならざるもの』だからではない。終戦を迎えたものの、敵として対立し、互いを殺しあったことにである。
ーー俺たちは彼女らの家族を殺した。
そのことを気にかけていた。しかし、彼女は何らためらわずに、彼らと言葉を交わした。それをみて、気にやむ必要はないと思った。
叢雲「話は聞いているってことは、何をすればいいか分かっていると捉えていいわね?」
スネーク「ああ、大丈夫だ。あともう1人来るはずだが、到着が遅れるらしい。まぁ、1日あれば来ると思うがな・・・」
ミラー「ならスネーク、訓練をしたらどうだ?叢雲は、銃を握ったことは?」
叢雲「艦娘は基本海上で戦うし、実際戦いで使うことはないけど、訓練でならあるわ」
ミラー「なら好都合だ。ボス。久々に皆でやるのはどうだ?」
叢雲「みんな?」
ミラー「俺たちの、前からいた仲間さ。元々軍隊だった俺たちはこっちに来る前、仲間の兵士に別れを告げたんだ。お前達が来る必要はないと。だがみんな離れなかった。ボスについていくと聞かなかった」
叢雲「随分と慕われているのね」
ミラー「そうだな。さて、みんなを集めて行くとするか」
叢雲「そうね。あなた達の実力も見てみたいし。早く行きましょ」
〜〜〜移動中〜〜〜
叢雲「さっき日本に来る前にいた兵士も居るっていってたわよね?彼らはどんな立ち位置になるの?ここにいる以上、日本の兵隊に含まれるの?」
ミラー「ここに来る条件として、ここの全ての軍権はボスのものだ。日本にいても、前の軍隊『MSF』の兵隊だ」
叢雲「分かったわ。なら私もアンタ達の『所有物』なのね」
スネーク「表現が少しアレだが、まぁそうだな。カズ、俺はこっちだな?」
ミラー「そうだ。俺はあっちでボスの腕を久々に見せて貰おう」
叢雲「手前の階段は出入り口じゃない。訓練場は2つ目の階段でしょ?」
スネーク「あぁ・・・そっちだったのか・・・」
叢雲 , ミラー「頼む(ぞ)わよボス、しっかりして(くれ)」
スネーク「」
〜〜〜
横須賀鎮守府 射撃訓練場
ミラー《スネーク、聞こえるか?》(スピーカー音声)
スネーク「良好だ、カズ」
ミラー《よし、では射撃訓練といこう。今から的を7つ用意する。どれだけ速く的に当てられるかタイムアタックだ。準備はいいか?》
スネーク「よし、いつでもこい!」
ミラー《スタンバイ‼︎》
〜〜〜
スネーク「よし!」
ミラー《それまで!タイム、2秒62》
MSF兵達「流石です、ボス‼︎」
叢雲「す・・・凄い」
ミラー「そうだろう。なんてったって俺たちのボスだからな」
ミラー《スネーク、みんなをそっちに向かわせる。指導してやってくれ》
〜〜〜
数時間後
ミラー《よし!訓練終了だ!》
スネーク「よし、一旦休憩だ」
叢雲「あ・・・アンタ達、いつもこんな大量にやるの?」
スネーク , MSF兵「あぁ、そうだが?」
叢雲「絶対おかしいわアンタら」
スネーク , MSF兵「いやぁ、それほどでも(照)」
叢雲「」
スネーク「冗談だ。しかし、中々いい腕をしてるな叢雲」
叢雲「そ・・・そうかしら?」
スネーク「銃を地面と平行にして撃つ、馬賊撃ち。戦場で余り使うものじゃないな。俺の知り合いに使う奴がいたが、あのときはバイクだったしな。白兵戦でつかうのはやめた方がいい。だか、悪くはなかった」
ーーいいセンスだ
第1章 着任 完
小ネタ CQC
スネーク「よし、じゃあ次はCQCだ。叢雲は・・・休んでいい」
ミラー《おい、スネーク。今日は随分とハードだな》
スネーク「カズ、お前も入れ」
ミラー《よし、今から行く。手加減は無しだ!》
〜〜〜
叢雲(スネークがミラーの関節を外しては治し、外しては治し。かなりエグいわこれ。他の兵士も似たようなことしてるし・・・)
ギャーイタイ ボス、タンマタンマ ギャー
叢雲(絶対おかしいわこいつら・・・)
この数日後、叢雲はスネークやミラーにCQCをみっちり仕込まれたが、それはまた、別のお話。
小ネタ CQC 完
第2章 出撃
1日後
叢雲「ボス、アンタが昨日言っていたもう1人の艦娘が到着したわよ」
大井「こんにちはー。球磨型軽巡洋艦の4番艦、大井です。どうぞ、よろしくお願い致しますね。」
ミラー「俺はミラー。カズヒラ・ミラーだ。こっちはスネーク。鎮守府運営は俺が担当するが、ここのトップはスネークだ。」
大井「スネーク・・・へ、蛇!!?!!!?!嫌ぁ、蛇嫌い‼︎」トラウマ オン
スネーク「」(何だこいつ・・・)
ミラー「」(可愛い・・・)
叢雲「」(大井さんてこんなキャラだったっけ?)
数分後
ミラー「ま・・・まぁこれで人数は揃った。では早速出撃だ。ボス、彼女達と共に行ってくれ」
スネーク「分かった。行くぞ、お前達」
叢雲「了解」ゞ
大井「あぁ、私ったら人前であんなに・・・」
スネーク「まぁ、気にするな。誰だって苦手なものはあるさ」
大井「余り無責任なこと言ってるとぶっ飛ばしますよ」ニコッ
スネーク「止めておけ。出撃前に怪我してどうすんだ。女子供に手を挙げる趣味はないし、そもそも君が話を聞かずにわめいていただけじゃないか」
大井「ぶっ飛ばしていいですか?」
叢雲「ストップ‼︎速く行きましょ」(はぁ・・・私がしっかりしないと・・・)
〜〜〜
海上 スネークin戦艦三笠
ミラー《みんな、聞こえるか》
スネーク達「「問題無し!」」
ミラー《よし。今回は鎮守府周辺の海域にいる深海棲艦の掃討だ。細かい指示はスネークに聞いてくれ。敵に何か動きがあれば、逐一無線を送る。
スネークは海上に出る場合、海自から支給された戦艦『三笠』に乗ってもらう。そこから彼女達に指示してくれ。ただし、この船にはまともな装備は残っていない。精々、支援としての砲撃ができるくらいだ。
叢雲達は三笠を護衛しつつ戦ってもらう。三笠には燃料、弾薬を積んであり、僅かながらだが、叢雲達の修復も可能だ。いわば、君達の母艦だな。その事を頭に入れておいてくれ》
スネーク「頼むぞ、2人とも」
大井「・・・全く、何でこいつのお守り(おもり)しながら戦わなきゃならないのよ」ボソッ
スネーク「何だ、まだ根に持ってるのか?」
大井「・・・一発だけなら誤射で済むわよね。どう思います北上さん?えっ、大丈夫でスか?ナラウチマスネ」イラッ
叢雲「・・・敵影補足。1時の方向」
ミラー「あんたも苦労するな」
叢雲「あら?なんなら私と変わってみる」
ミラー「すいませーん」orz
〜〜〜
ミラー《いいぞ、敵影無し。ミッション完了だ。帰投してくれ》
三笠内部
スネーク「お疲れさん」
叢雲「ボスの方こそお疲れ様」
大井「どうですか?初めての実践は(煽り)」
スネーク「・・・まぁ、海上での実践は初めてだしな。中々大変だった」
叢雲「なんか元気なさそうね」
大井「もしかして深海棲艦が怖かったんですか?」ケラケラ
叢雲「まぁまぁ、もういいでしょ2人とも。それより楽しい話をしましょうよ」
スネーク 大井「「そうだな(ね)」」
叢雲「実は私最近、映画を観るようになったの。面白そうな映画だから、副司令も兵士も含めてみんなで観てみない?」
大井「なんていう映画?」
叢雲「あぁ、えーっと『レンフィールド』って言う吸血k」
スネーク「止めてくれ」
叢雲 大井「「えっ?」」
スネーク「いや、なんでもない」
叢雲「・・・その映画はね、ドラキュr」
スネーク「止めてくれ!」
大井「・・・さっきから何なんですか?魚雷撃ちますよ?」
叢雲「ボス、嫌いなの?」
スネーク「何が?」
叢雲「ドラキュr」
スネーク「俺があんなものを怖れると思うか!?所詮あれは空想だ!いかによくできたものであっても‼︎」
叢雲(あぁ、嫌いなんだ。余計な事しちゃったな)
大井「wwwwwww」(必死ww過ぎるwww)
スネーク「何だ大井、何か言いたい事があるのか?」
大井「いえwwなんでもありませフフッwwww」
スネーク「あるんだろ‼︎」
叢雲「ボスは落ち着きなさいな。大井さんは笑いすぎ」
スネーク「あぁ、すまない。ただ、話を聞くと毎晩夢に出る。だから聞きたくなかった」
叢雲「そうだったのね。それは悪かったは」(意外と面白い人なのね)
大井「はい、すいませんでした♪」(意外と可愛げある人なのね)
その晩、結局映画は上映され、スネークは無理矢理観せられ、あの夢を見ました。
第2章 出撃 完
小ネタ ドラキュラ
2章から約1ヶ月後位まで進みます。
大井「最近ボスの訓練がハード過ぎるわ」
叢雲「確かに最近はキツイわ。射撃、CQC、座学、昼食後もそれの繰り返し」
長良「あれは長良としてもキツイわ」
金剛「長良が言ってるなら随分とstrangeでhardな訓練ネ・・・」
大井「だから少しお仕置きでもしてあげようかと思って・・・これを・・・」
金剛「Wow,大井も随分とcrazyネー」
大井「魚雷撃っていいですか?」
金剛「No.Thank youネ。遠慮しときマース」
叢雲「確かに効果あるかもしれないけど・・・何されるかわからないわよ?」(随分と前のことを根に持ってるわこの人)
大井「大丈夫よ・・・多分」
その晩 深夜2時
ヴァンパイア in 大井
スネーク into the ベッド
大井「よく寝てるわ。よし、じゃあ早速・・・」
スネーク「Zzz・・・」モットクワセロ
大井「Wake up snake boy」トントン
スネーク「う、うーん。朝か?」
大井「God morning! Big Boss!!」(重低音ボイス)
スネーク「う、うわあああぁぁぁぁぁ‼︎」ガクッ
大井「ナンチャッテ♪びっくりしました?・・・ってボス!ちょっと大丈夫?
メディック! メディック‼︎」
ワータイヘンダ ミラーフクシレェ
ナンダイッタイ…ウワーシヌナボス!!
この騒動は勿論ミラーの耳に入り、大井含む艦娘はこっぴどく怒られた。また、騒動の発端となった訓練の量も、ミラー監修のもと、軽減された。
新しく配属された艦娘に、この騒動を目撃した艦娘がそれを伝えていった。それを聞いた艦娘は、ここでなら楽しくやって行けそうだと評判の種となった。
小ネタ ドラキュラ 完
第3章 因縁
第2章から数時間後
ミラー「ボス、朗報だ。鎮守府周辺海域解放に伴い、流通が以前より容易になった。おかげで多くの資源がこっちに来るようになった。だから今回は建造を予定している。」
叢雲「建造って言ったって妖精さんがいないじゃない。」
ミラー「いや、もうすぐ今日分の資源がくる。そこにあんたが言った妖精さんとやらも来るそうだ。そして、それらを護衛するためにやって来る艦娘も、俺たちで使ってやって欲しいと」
スネーク「誰が来るかは聞いてないのか?」
ミラー「あぁ。だが、かなりの人数が来るらしい。空母が2、戦艦が5、重、軽巡洋艦が5、駆逐艦が5、と聞いている」
大井「ちょっとまって、多すぎないですか?」
叢雲「確かに近海は敵が少なくなったとは言え、まだまだ危険であることには変わらないわ。でも流石にこの人数は異例ね」
スネーク「到着はいつ頃だ?」
ミラー「あと1時間あれば着くらしい。それまでは、訓練でもしたらどうだ?」
叢雲 , 大井「「ちょっ」」
〜〜〜
鎮守府内港
ミラー「あれだな。目視できる距離ならすぐ着くだろう」
叢雲 , 大井「「ソウデスネ・・・」」
スネーク「どうした?何かあったのか?」←原因
叢雲 , 大井「「ナンデモナイデス・・・」」
スネーク「?」
そして予定時刻通りに物資は届き、互いに自己紹介をすませた。
今回この鎮守府に配属された艦娘は
金剛、比叡、長門、陸奥、ビスマルク
戦艦5隻
加賀、瑞鶴 空母2隻
愛宕、並びに 北上、夕張、明石、大淀
重巡洋艦1隻、軽巡洋艦4隻
吹雪、睦月、如月、夕立、時雨
駆逐艦5隻
そして、給糧艦 間宮が配属となった。
皆がかつての仲間、友人、姉妹と談笑している中で、ミラーがひとつ気になることがあった。彼女達が自己紹介をしたあたりからだ。スネークがひと言も話さなかったのである。その理由は、1人の艦娘の一言で明らかになった。
長門「我らが司令官2人は、アメリカ人なのだろう?何故私達に協力する。かつて敵同士だった私達に」
スネークとミラーが危惧した事が、現実になってしまった。そうだ。大戦中、日本と米国は互いに敵同士であった。恨みつらみはあれど、親交を深める筋合いはない。
長門「私は大戦を生き延びた船だ。殆どの仲間を戦場で失ったにも関わらず、私は戦場で沈む事はなかった」
スネーク「やっぱり、あの『長門』か」
そう。長門はビキニ環礁で起きたクロスロード作戦の水爆実験において、沈められた船だ。戦いで沈まずに、あの光で、自らを失った。
スネークも、ビキニ環礁の水爆実験に被爆した人間だ。子孫を残せない体となったのだ。
日本と米国という、対立した関係。ビキニ環礁という共通点。互いがどう思っているのかは分からないが、お互いに『核』という呪縛から解かれる事はない。
ともかく、長門はスネークの下に着くつもりはないと言って聞かなかった。そこで、急遽対決を行うこととなった。対決の勝った方の言い分を認めるというものだ。
勝負方法は長門側が決め、2勝した側の勝ちという事らしい。ただし、人間にもできる事を行うことは厳守させられた。
第3章 因縁 完
小ネタ イギリス
金剛がメイン?として出てきますが、スネークとは英語で会話しているため、片言の日本語になりません。ただし、英文を書くほどの才はないので、日本語表記となります。
つまり
金剛「とてもcuteなdogデース」ではなく
金剛「とても可愛い犬ですね」と表記するという事です。
それでもwelconeネー‼︎
という方のみ、前置きが長くなりましたが、ご覧ください。
とある日のティータイム
スネーク「金剛はイギリス産まれと言ったな」
金剛「それがどうかしましたか?」
スネーク「いや、大した話じゃないんだが、昔の知り合いにイギリス人がいてな、そいつに暖かいコーヒーを飲んでゆっくりしたいと俺が言ったんだ」
金剛「そしたら彼は何ていったのですか?」
スネーク「君はよくあの下品な泥水を飲めるなと言われてな。」
金剛「随分と面白い人ですね」
スネーク「あぁ。だからイギリス人はコーヒーを飲まないものなのかと聞こうと思ったんだ」
金剛「イギリスにもコーヒーを飲む文化はありました。でも、約18世紀辺りには、コーヒー文化は廃れていったそうです。それはコーヒーより紅茶の方が国内で多く出回るようになったからとも言われてます。ともかく、そこまで毛嫌いする人もなかなかいませんよ」
スネーク「そうなのか。そろそろ戻るとするか。悪かったな邪魔をして」
金剛「いえいえ、とんでもありません。とても楽しい時間でしたよ。私はもう少し楽しんでから伺いますね。」
スネーク「あぁ、じゃあな。」
そう言ってスネークは、金剛の部屋を去った。スネークが話した『彼』とは、かつてスネークイーター作戦で、上官だった男だ。コードネームはゼロ。本名はデビット・オウその人であった。
かなりの変人であったので、イギリス人はみんなおかしな奴しかいないのかとスネーク自身、思っていたらしい。が彼女、金剛のようにまともな奴は居るのだと、思ったようだった。
そして、数分後。仕事に取り掛かろうとしたその時である。
金剛「私の紅茶が無くなってるネー‼︎
drinkしたのは誰ですカー‼︎Tea timeにTeaが無かったら唯のtimeにしかならないネー‼︎Why‼︎なんで無駄にtimeをspendしなくちゃならないノー‼︎」
金剛の怒号が鎮守府中に鳴り響いた。
やっぱイギリス人はどこか変だ。
小ネタ イギリス 完
第4章 対決
そして、スネーク対長門の決闘の火蓋は切って落とされた。どちらも対等に行える勝負。ということで、釣り対決、が行われた。
長門「よし、始めは釣り対決だ」
スネーク「釣り?ここでやるのか?」
長門「平和的な対決だろう?釣り経験は?」
スネーク「スピアフィッシイングならな」
長門「ふむ。モリでか」
スネーク「いや、モリとナイフだ」
長門「ナイフ?」
スネーク「あの時はモリなんて便利な物は無かったからな。川に潜って良く魚を獲ったものだ」
長門「だが、今回は竿を使う。今までの様にはいかないだろうな」
スネーク「そうだな。まぁ、始めよう」
MSF兵「では、今から1時間。スタンバイ!」
5分後
スネーク「お、きたぞ」
長門「何⁉︎」
スネーク「そりゃぁぁぁ‼︎」
一同「おぉ!」
長門「で、でかい・・・」
〜〜〜
ミラー「流石ボスだ‼︎鰹かあれは?」
大井「」(ここら辺鰹獲れたっけ?)
叢雲「」(獲れる訳ないじゃない。どんな強運の持ち主よ)
大井「(こいつ、直接脳内に)」
さらに5分後
スネーク「よしきた‼︎」
長門「また⁉︎」
スネーク「ほいさっ‼︎」
一同「おぉ‼︎」
〜〜〜
ミラー「また釣れたぞ‼︎」
大井「また釣ったわ鰹」
叢雲「しかも鰹が宙に舞ってるし」
またさらに5分後
スネーク「よし‼︎」
長門「」
スネーク「ふんっ‼︎」
〜〜〜
ミラー「また違う魚だな。あれは・・・鯛か‼︎」
大井「さっきまでよりは小さい魚だし、現実的だけど・・・」
叢雲「ここら辺で釣れる魚じゃないし、あれ1m近くあるわ・・・」
大井「長門さんに同情するわ」
そして・・・
MSF兵「それまで‼︎」
スネーク「ふぅ・・・。そっちは何匹釣った?」
長門「・・・3匹」
スネーク「小さいな・・・これじゃ食えんぞ」
長門「そっちは・・・8匹。しかも2匹は鰹・・・それ以外も1m近くある・・・」
MSF兵「それでは、勝負あり。ボス‼︎」
MSF兵達「流石です、ボス‼︎」
長門 鯵2匹、鮭1匹
スネーク 鰹2匹、鯛2匹、鮭2匹、ウツボ1匹
結果 スネークの圧勝
長門「では、次は早食い対決だ」
スネーク「分かった」
長門「ルールは簡単。出された料理を早く食べたほうが勝ちだ。出されるものはお互いに同じもので、食べる物も同じだ」
スネーク「ほう。何だ?」
長門「魚料理だ」
スネーク「魚か・・・」
長門「そうだ。しかも、生だ」
スネーク「生魚・・・」
長門「嫌いか?」
スネーク「レストランで注文するほどではないがな」
〜〜〜
ミラー「フッ」
叢雲「どうしたの?」
ミラー「いや、俺とボスが初めて会った時と全く同じだと思ってな」
〜〜〜
スネーク「で?魚は」
長門「あれだ」
スネーク「さっき釣った魚か」
長門「そうだ。早速始めよう」
MSF兵「スタンバイ‼︎」
長門「(流石に生魚は食べれないだろうな・・・)」つ鯛
スネーク「2年ぶりか・・・久々にやってみるか」つ鯛
スネーク「サバイバルビュアー‼︎」
長門「サバイ・・・えっ?」
ングッ
長門「うわ、そんな一息に・・・」
プハァ
スネーク「うますぎる‼︎」
スタミナが大きく回復した▼
一同「おぉ‼︎」
長門「な・・・」
スネーク「美味いな。鯛」つ鯵
長門「生魚食べられるのか・・・」つ鯛
ングッ プハァ
スネーク「美味い」
スタミナが大きく回復した▼
一同「おぉ‼︎」
スネーク「何してる?お前も食え」
長門「・・・」つ鯛
スネーク「前に鯵の一種を食べたが、こっちは美味いな」つ鰹
ングッ プハァ
スネーク「最高だ‼︎」
一同「おぉ‼︎‼︎」
長門「ハラワタまで食べてる・・・」
長門「あっ、寄生虫が・・・」
スネーク「良く噛めば死ぬ。問題ない」
〜〜〜
ミラー「懐かしいなぁ。全く同じだ」ケラケラ
叢雲「やっぱおかしいわあいつ」ハァ・・・
大井「お互い苦労するわね」ハァ・・・
〜〜〜
長門「待った‼︎」
スネーク「?」
長門「もう・・・もういい・・・」
スネーク「何言ってるんだ。折角釣ったんだ。全部食うぞ‼︎」
長門「」
長門「そういえばここに入れたウツボや鮭は?」
???「お待たせしました。ウツボの煮付けと鮭のムニエル作りました」
長門「って・・・比叡‼︎」
比叡「はい!比叡。気合い!入れて!作りました‼︎」
〜〜〜
金剛「チョット待っテ‼︎何で比叡が料理を作ってるノー‼︎」
叢雲「アレどう見ても言った物には見えないわ」
大井「流石に私も食えなんて言えないわアレは」
〜〜〜
長門「何でお前が作った」
比叡「はい‼︎ボスがあまりに美味しそうに食べていたので私も料理を作ってみたくなりました‼︎」
長門「スネーク、少し」
スネーク「どうした?」
長門「比叡の料理は料理とは言えない。毒物だ。比叡の料理で多くの人数が病院送りだ。悪いことは言わない。止めておこう」
スネーク「そうか」
ーーで、味は?
長門「はぁ?」
スネーク「味。美味いのか?」
長門「話を聞いていなかったのか?」
スネーク「聞いてたさ。だが、食ったら美味いかもしれないだろ?それに、折角俺たちの為に作ってくれたんだ。俺たちが食べるべきだ」
長門「」(頭おかしいんじゃないかこいつ・・・)
〜〜〜
金剛「チ・・・チョット待つネーボス。比叡の料理だけは絶対食べちゃダメデース‼︎」
大井「なに?アレ食べる気⁉︎」
北上「すごい人だね〜」
明石「ボスの頭、修理したほうが良いですね。絶対」
吹雪「ボスー!それだけはやめてください‼︎」
夕立「もしかして、ボスってちょっとおかしいっぽい?」
時雨「ちょっとどころじゃないよね」
加賀「馬鹿ね」
瑞鶴「今回ばかりはアンタに同意するわ」
陸奥「あら、あらあら〜。骨だけは拾っておくわ〜」
愛宕「あらあら、それなら貴女の姉の骨も拾う羽目になるわ〜」
叢雲「金剛さんもうなぎゼリーとか作ってたけどアレより酷くはないわよね」
睦月「うなぎゼリーは・・・ね」
如月「比叡さんのものよりは何百倍もマシだと思うわ〜。死人はでないし」
ビスマルク「さ・・・流石自由の国アメリカ」
〜〜〜
スネーク「よし、ならいただくぞ。比叡」
比叡「はい‼︎どうぞ召し上がれ‼︎」
長門「(スネークの目が、クリスマスを待つ、子供みたいだ。私も腹をくくるか・・・)」
長門「南無三‼︎」
スネーク「・・・なんだこれ・・・」バタンキュー
食中毒、毒状態になった▼
長門「」バタンキュー
ミラー「うわああぁぁぁ‼︎ボスゥゥゥゥ‼︎死ぬな、ボス‼︎」
MSF兵達「ボス‼︎死なないでくださいボス‼︎」
艦娘一同「はぁ・・・だから言ったのに・・・」
北上「いやーまったく面白い人だね〜」
比叡「わぁ!ふたりとも喜んでくれましたー‼︎」
結果: CV山猫「邪魔が入った。またやろう!」
第4章 対決 完
小ネタですが、今回は無しです。長門との絡みを終えたら今回の分も書くので、勘弁してください。
第5章 和解
比叡の惨劇から1日後。長門はまだ目を覚まさなかったが、その原因であるスネークは、ものすごくピンピンしている。
明石「まったく、なんてことしてるんですか!危うく轟沈するところだったんですよ長門さん」
スネーク「あれ程のものとは知らずについ・・・」
明石「やっぱ頭の中修理してみますか?・・・って長門さん!!大丈夫ですか?」
長門「う・・・うむ」
明石「良かった。では、皆さんを呼んできますね」
バタンッ
スネーク「ほんとに済まなかった」
長門「いや、もういい。ところで、そっちは平気なのか?」
スネーク「あぁ。あれぐらいで死ぬほどヤワな体じゃない」
長門「(その割には食中毒やら見えた気がするが黙っておこう)実は、話したいことがあったんだ」
スネーク「なんだ?」
長門「何故、今回のことにわざわざ付き合った。無理矢理にでも従わせることだってできたはずだ。それにあの行為は反逆も同然だ。何故なんだ」
スネーク「あぁ。実は、君をスカウトしたかったんだ」
長門「私を?」
スネーク「そうだ。君をだ」
長門「何故?」
スネーク「俺とお前は似ているからだ。過去を思い出させるようで悪いが、ビキニ環礁での水爆実験で、戦艦長門は、命を絶った。そうだな?」
長門「そうだ。私はあの光を最期に沈んだ。戦場でなく、あの光で」
スネーク「実はその時、俺もそこに居たんだ。ビキニ環礁に。俺は水爆実験で、被爆したんだ。子供は作れなくなった。人間は、種を増やすことが生きる理由だと言われている。それができなくなったなら、死んだも同然だ」
長門「そうだったのか・・・」
スネーク「あぁ。それにもう一つ」
長門「なんだ」
スネーク「戦うことでしか自分を見出せないやつがいる。『生まれつき』か、『誰かにそうさせられた』かのどちらかだ君は戦艦長門ととして生まれつき。俺は、俺の師匠からそうさせられたんだ」
長門「・・・」
スネーク「そういった同じ境遇にある連中だったら、仲間になった方がいい。殺しあったり、闘いあったりするならな」
スネーク「だから俺はあんたをスカウトする。俺のところに来い、長門」
スネーク「共に戦おう、長門。ビッグセブンの名を持つなら、お前のデカさをみせみろ」
長門「ふっ・・・そこまで言われたら、私も断れない」
長門「ビッグセブンの力。あなどるなよ、ボス」
スネーク「あぁ。頼むぞ。『戦艦長門』」
スネーク |扉| 艦娘達
明石「みんなを呼んできたのに、いつの間にかものすごく入りにくい空間になってしまいました・・・」
叢雲「まさかボスにあんな過去があったなんてね」
陸奥「あらあら〜長門のあんな笑顔初めて見るわ〜」
愛宕「ええ。とってもいい笑顔」
北上「始めはおかしな人だと思ったけど、いいとこあるね〜痺れるねぇ〜」
夕立「ボスって、結構いい人っぽい」
時雨「そうだね。ちょっと変なところもあるけど」
大井「それも愛嬌ってやつね」
金剛「Yes.初めてmeetした時はかなりdifferentな人だったけドーいい人そうデスネー。あと、yesterdayにうなぎゼリーに文句言ったヤツ、今なら別にnot angryだから、ショージキに出てくるネー‼︎」
叢雲「」
睦月「」
如月「」
ミラー「昨日の敵は今日の友。良い言葉じゃないか」
艦娘達「ミラー副司令、いつの間に⁉︎」
ミラー「おいおい、若干胸が痛むぞ・・・。まぁ冗談はさておき、丸く収まったそうじゃないか。ボスはここにいるんだな。ボス!」
スネーク「カズ、どうした?」
ミラー「いや、スネーク。あんたに謝っておきたい話と良い報せがあるんだが、先に謝っていいか?」
スネーク「あぁ、なんだ?」
ミラー「実は、あんたの噂を聞いてMSFに入隊するものが大勢いてな。彼等には、あらゆる戦場に派遣していたんだ。これを俺の独断で行ってしまい、事後報告にしてしまったことを謝りたい」
ミラー「次に、良い報せなんだが。ヨーロッパ方面へ送った兵士から連絡があってな、無事に成功したらしい。そこで、ワインが手に入ったらしくてな。その部隊が、もうすぐ到着する。なにやらことが丸く収まったらいじゃないか。どうだ?パーティーでもやってみるか?」
スネーク「いいじゃないか。やるか!」
ミラー「そうこなくっちゃな、ボス‼︎」
結果、パーティが行われ、皆が楽しい時間を過ごした。そして最中に、長門は今まで見たことがない、未来に希望を持った笑顔で、スネークに言った。
ーーありがとう、ボス
〜〜日本国内 某所〜〜
???「そうか。やはり駄目か」
???「長門を使うのはいい案だったがな。奴をみくびっていた」
???「まさか、説き伏せてしまうとは。いやぁ、お見それした」
???「ビッグボスの名は伊達ではなかったということだ。ともかく、また新しい個体を送る必要があるな」
第5章 和解 完
小ネタ 訓練
第5章から、約3日後
大井「私に教官をやれ?」
ミラー「ああ。実は、一般の鎮守府には司令官の補助的な役割の『秘書艦』と呼ばれるものがいるそうじゃないか」
大井「ええ。秘書艦になったものは司令官の秘書として 書類整理、誤字脱字がないかの確認、雑務とかをやったりね」
叢雲「うちの鎮守府には、比較的にかなり優秀な艦娘が揃ってるし、秘書艦やらせてみたらいいじゃない」
ミラー「そうか、考えておこう」
大井「まぁ、ごく一部の人間は、秘書艦に秘書という立場を利用して破廉恥な命令をさせる者もいるわ」
ミラー「そうなのか?・・・いや、だいぶ話が逸れた」
ミラー「話を戻そう。今の所、ここの運営に関しては俺一人でも問題ない。そこでだ。ここの長はボスだ。『ボスの秘書艦』ということで、ここでは『練習艦』として、艦娘達にとっての教官を作ろうと思っている」
大井「だから『私』ですか?」
ミラー「そうだ。もし1人が嫌なら、誰かを付けてもいいぞ」
大井「だ・・・だったら北かm」
ミラー「北上を除いてな」
大井「なに言ってるんですか?魚雷を今ここで撃たれるか、海上で『的』になるか、好きな方をどうぞ。どちらも歓迎しますよ♪」
ミラー「俺としては『叢雲』を付けようとしたんだがな」
叢雲「(スルースキル高いなぁ・・・)私が?」
ミラー「あぁ。1日違いだが、ここに初めて来た2人だかr」
大井「無視しないで貰えます?」
ミラー「・・・初めて来た2人だからこそ、教えられることもあるかと思ってな」
大井「無視すんなやゴルァ」
ミラー「頼めるか?叢雲」
叢雲「ええ。構わないわ」
大井「沈め!」(魚雷蹴り)
ミラー「おっと。(魚雷キャッチ)そうか、地上でどう撃つか気になったが、蹴って飛ばすとは思わなかった。話を聞かなかったから、てっきり断ったのかと・・・」
大井「べ・・・別に嫌とは言ってないでしょ?」
ミラー「そうか。なら頼んだぞ。2人とも、ボスを手伝ってやってくれ」
大井「ええ。お任せください♪」
叢雲「」(あの魚雷、多分120は速度出てたわ。それを1mの距離で掴むって・・・ボスだけじゃないわおかしいのは)
鎮守府地下2階 訓練施設 闘技部屋
艦娘、MSF兵達が合同練習
スネーク「よし、今日も始めるぞ。お前達はいつも通りだ。気を抜くな」
MSF兵達「わかりました、ボス‼︎」
スネーク「では、今回の訓練はCQCだ。叢雲は身に染みて理解しているし、大井も経験者だ。そこで、叢雲は駆逐艦を。大井は軽、重巡を。俺は、空母、戦艦を担当する」
スネーク「CQC。『クロース・クオータース・コンバット』の略だが、日本語に訳せば、『近接格闘術』とも言う。俺や周りの連中は技能の一つとして行っているが、君達はトレーニングの一環と思ってくれ」
スネーク「では、手本を見せる。誰か、ひとりこっちに来てくれ」
MSF兵「よろしくお願いします」
〜講義中〜
(MGS3やPWでのムービーにあったCQCを教えていると、イメージして頂くと分かりやすいと思います)
スネーク「と、まぁこんなものだな。そして、これに慣れれば多対1が可能だ。お前達!訓練を中断して、全員俺にかかってこい」
MSF兵達「わかりました、ボス。よろしくお願いします!」
そして、ものの数秒で約数10人のMSF兵を無力化
スネーク「いいか、これを目標にするんだ。実際敵を無力化する際には関節を外すが、お前達はしなくていい。それじゃあ始めろ」
そして、スネークと彼女達の訓練は始まった。皆、かなりいい腕をしているとスネークは言った。特に、軽、重巡達はずば抜けて高く、戦艦とやりあえるほどであったそうだ。素が良かったのかもしれないが、やはり大井の存在が大きいかもしれない。
彼女は、欠点に対し、的確なアドバイスを出していた。練習艦としての腕は落ちていないようだ。その腕をスネークが見て、今後、艦娘内での訓練では正式に教官として任命されることとなった。
そして、CQCの訓練が終了した後は、実践演習が行われることになるが、それはまた別の話。
小ネタ 訓練 完
小ネタ 建造
スネーク達が訓練をしていた時、ミラーは『建造』を行っていた。スネークに話したところ
「細かい設定は苦手だ。カズに任せる」
と言われたので、ミラーが建造を行うことになった。長門とやりあったりと暇がなかったので、今回が初めてだ。
ミラー「よし、じゃあ妖精さん。頼むぞ」
妖精「?」
ミラー「あぁ、そうだな・・・軽巡洋艦を2隻頼めるか?」
妖精「!」 Σb
〜1時間後
長良「軽巡、長良です。よろしくお願いします!」
ミラー「よくきたな。俺たちの鎮守府にようこそ。俺はミラー。ここの副司令だ。ここの運営は、俺が担当しているが、ここの長は訓練中だ。地下にいるから、後で行ってみてくれ。そういえば、もうひとりは?」
妖精「(´・ω・`)」
ミラー「あぁ、夕張が被ったから破棄したんだな。ありがとう。ならもう一回やってくれるか?」
妖精「(`・ω・´)ゞ」
〜数分後
長良「一応聞いたけど、訓練所は・・・あった!」
扉<モット、モットダ。コノイタミヲズットマッテイタ
扉<ハヤクオレヲツカマエテミセロ
長良「何やってんだろ・・・失礼しまーす・・・」
ソウダ、イイゾ
タタカイノキホンハカクトウダ
注:CQCの訓練です。
長良「」
長良「し・・・失礼いたしましたー」
長良「な・・・なにあれ?半裸の男性達が絡み合ってる」(注:CQCの訓練です)
長良「いや、何かの間違い。落ち着くのよ長良。もういちど確認して・・・失礼しまーす」
<マダダ、マダオワッテナイ!
<CQCナラオレノホウガウエダ
注:CQCの訓練ry
長良「」 バタン
長良「間違いない。男同士で汗だくで絡み合ってる」(注:CQCのry)
長良「でも、曲がりなりにも軍隊だし・・・そんな歪んだものは・・・もういちど、もういちどだけ確認するよ」
長良「失礼しまーす」
<ヘブンヘイコウゼ‼︎
<ナルホド、イイセンスダ!
長良「」
長良「き・・・筋肉隆々な男達が汗だくでハァハァしながら絡み合ってる⁉︎」
(注:CQCだよ。エロくないよ)
そして長良は勘違いをしながら約2週間過ごした。誤解だと気がついたのは、第2回 合同練習の時だったという。
ミラー「あぁ、2回目に作られた奴は那珂と言ったな。余りにうるさかったんで、ボスに預けたら前より騒がしくなくなったが・・・あんた、彼女になにしたんだ?」
小ネタ 建造 完
第6章 計画
長門との騒動から約1ヶ月(小ネタ ドラキュラの数日後)。
この鎮守府も、そこそこの規模となった。スネークの的確な戦術で、様々な海域が解放され、多くの艦娘が送られてくるようになった。また、ミラーの運営により、多くの艦娘が建造され、50は降らない
また、MSFとしての運営も好景気だ。スネークのカリスマ性や英雄の名は伊達ではなく、世界各国から優秀な人材が集まった。中にはソ連やアメリカ、日本と中国といった、因縁深い連中もいるがいるにも関わらず、決して争いは起きなかった。
そんな中、MSFにとある依頼が回ってきた。
ミラー「スネーク、初めて会った海上自衛隊の男を覚えているか?」
スネーク「あぁ。奴がどうかしたのか?」
ミラー「あの男を仲介人として、海上自衛隊から依頼が来た。国家に反逆しようとしている4人を排除して欲しいというものだ」
スネーク「そいつらは、艦娘の指揮官なのか?」
ミラー「ああ。だからこそ、俺は引っかかるところがある」
スネーク「何故、俺たちに依頼するのか」
ミラー「そうだ。本来なら陸自の憲兵隊が行うような仕事だ。それが憲兵側でなく、俺たちにまわってきたんだ」
スネーク「憲兵隊が手を出せない程の高官。または、憲兵隊を裏で牛耳る事が可能な連中という事か」
ミラー「そうなるな・・・スネーク、少し待ってくれ」
ミラー「横須賀鎮守府だ・・・。そうか、分かった」
ミラー「スネーク、目標の4人の内の1人の鎮守府から、艦娘が逃走した。排除しろとの依頼だが、何か情報を持っているかもしれん。身柄を確保してくれ」
スネーク「わかった。カズ、フルトン回収器の準備をしろ」
〜〜〜
伊勢「なんとか撒いたね」
日向「ああ。だが、気は抜けない。これだけは、絶対に世界に出回る訳にはいかない」
鈴谷「これからどうする気?あそこまでやって、絶対に周りから狙われてるよ鈴谷達」
熊野「これはどうするつもりですの?」
伊勢「あの人に渡すつもりよ」
鈴谷「あの人?」
熊野「誰ですの?」
日向「ビッグボスだ。そうだろう伊勢」
伊勢「ええ」
鈴谷「なら早く行こう」
〜3時間後
小笠原諸島 硫黄島
熊野「ここでなら少し休めそうですわ」
鈴谷「今思えば、トラック諸島からずっと動きっぱなしだもんね」
日向「まぁ、そうなるな」
伊勢「じゃあ、1時間ここで休もう。あまり、一ヶ所に留まると見つかるかもしれないしね」
⁇?「やっぱりここに来た。確かにあの距離を休まずに行ける訳がないよな。先回りして正解だった」
鈴谷「ま・・・まさか」
伊勢「提督⁉︎」
大佐「そうだ。あんたらの提督だ。よくもまぁ、鎮守府の通信機器を御丁寧にぶっ壊してから逃げるとはな。まぁ、地下にあった予備の設備には気づかなかったろうな」
伊勢「そんな・・・」
大佐「おやおや、やっぱりお前たちだったのか。カマをかけたらあたりだったとは。まだまだだなお前達」
日向「なんてことだ・・・」
大佐「既に周辺は閉鎖した。さぁ、戻って来るんだ。今なら任務放棄の罪だけで済ませてやる」
スネーク「まだまだなのはお前の方だろう大佐」
大佐「な・・・貴様、どうやってここに来た⁉︎」
スネーク「お前の部下はみんな眠ってもらった」
〜〜〜
叢雲「まさか、CQCが役に立つ時が来るとは思わなかったわ」
大井「深海棲艦相手なら気がひけるけど艦娘相手なら確かに有効ね、これ」
(アニメ最終話で唯一深海棲艦を掴んだ艦娘)
〜〜〜
大佐「クソッ!どいつもこいつも、役立たずのクズどもめ‼︎」
大佐「ビッグボス、今ここで死ね‼︎」ナイフ
スネーク「甘いぞ!」CQC
大佐「グハッ!クソッ、アメリカ人め‼︎」
スネーク「刃先がブレてるぞ」CQC首絞め
大佐「」気絶
スネーク「ふぅ。カズ、ヘリを用意しろ。回収してくれ」
ミラー《おい、どうする気だ》
スネーク「話だけでもしてみろ。何か知っているかもしれんぞ」
ミラー《わかった。すぐヘリを向かわせる》
スネーク「よし、こちらスネーク。叢雲、大井、聞こえるか?」
叢雲《ええ、聞こえるわ》
大井《なんですか?》
スネーク「さっき渡した機械があるだろ?あれを背中につけておけ」
叢雲《わかったわ》
大井《了解》
スネーク「さて、君たちも付けてくれ」つ フルトン回収器
パイロット《こちらモルフォ、作戦展開地域に到着しました。ボス、いつでもどうぞ》
鈴谷「ねぇ、これ何?」
スネーク「お互いすこし離れてその場にいろ、鳥になれるぞ」ピビッ
パシュ 大佐「」 回収
パシュ 伊勢「うわ、ちょっと何これひゃぁ‼︎」 回収
パシュ 日向「伊勢、何処に行くすんだ?うわっ!」 回収
パシュ 鈴谷「え、ウソ⁉︎うわ、やあぁぁ‼︎」 回収
パシュ 熊野「ひゃぁっ!わ・・・わたくしもですの?とぉぉ↑おう↓ 」回収
〜〜〜
叢雲「なんか物凄い悲鳴が聞こえたわ」
大井「とゆうか、何に使うのよこれ」
パシュ 叢雲「えっ⁉︎何この風船・・・きゃぁぁぁ‼︎」 回収
パシュ 大井「ちょっ・・・私高いの無理‼︎イヤァァァァ‼︎」回収
ミラー《よし、全員無事回収した》
パシュ スネーク「(帰ったら怒号の嵐だな・・・)」 回収
MISSION COMPLETED
MISSION INFO UPDATED
回収機が、鎮守府に到着しました
横須賀鎮守府
MSF兵達「お帰りなさいです、ボス!」
ミラー「無事でなによりだ、ボス」
スネーク「どうだ、何か話したか?」
ミラー「いや、なかなか口を割らない。そういえば、あんたが回収した艦娘達が話をしたいそうだ。客室で待たせてある」
横須賀鎮守府 客室
客室に入ったところ、案の定怒号の嵐だった。特に、叢雲、大井はスネークに文句を言うためだけに、部屋で待っていた
叢雲「ちょっとあんた‼︎何よあれ、殺す気⁉︎」
スネーク「なんだ?お気に召さなかったか?」
大井「そうではなくて、事前に何か言ったらどうなんですか?」(怒)
スネーク「説明したら納得するのか?特に大井」
大井「」
鈴谷「ま・・・まぁ、助かったわけだし、結果オーライってことで」
熊野「空というのも、良いものですわね」
日向「うむ、やはり時代は航空戦艦だな」
伊勢「さりげなく私達、陸、海、空、全部網羅したわ」
ミラー「スネーク、待たせたな」
スネーク「ちょっ・・・俺の台詞」
スネーク「・・・まあいい。それで、話したいことって?」
伊勢「実は、私達の提督は国に反逆しようと企んでいました」
日向「多くの兵器を、海の向こうから大量に輸入していたんだ」
鈴谷「その中に、ある設計図のようなものが有ったの」
熊野「そしてわたくし達はそれを見てしまったのです」
日向「生憎、私達も詳しくはわからなかったが、これだけは絶対に作ってはいけないことは分かった」
伊勢「それがこれよ」つ設計図
スネーク「プロジェクト名『ピースメーカー』?これは・・・」
ーー核搭載兵器
コードネーム『イメイゴ』
第6章 計画 完
小ネタ 葉巻
叢雲「あら、あんた煙草吸ってるの?」
スネーク「いや」フゥー
叢雲「わたしの目の前で吸ってるじゃない」
スネーク「は・ま・き」
叢雲「はぁ?」
スネーク「俺が吸っているのは葉巻だ。煙草じゃない」
叢雲「同じじゃない」
スネーク「かなり違う。芳醇な香りに、豊かな風味。立ち昇る煙は、もはや官能的とすら・・・」
叢雲「ちょっと、乙女との会話にそんな表現使わないで。まぁ、それはともかく、喫煙は体に悪いって言われてるんだから、余り吸うのはどうかと思うわ」
スネーク「まぁ、少しは気をつけるが、俺の数少ない楽しみだ。あまり奪ってくれるな」
叢雲「あっそ。勝手にすればいいじゃない」
スネーク「あーすまん。少し明石のところに行ってくる」
叢雲「はいはい」
スネーク「すまないな、そっち頼むぞ」
叢雲「(葉巻は吸ったまま行くのね)」
叢雲「はぁ、 身体が心配だから気をつけてって言えばよかったのに・・・。素直になれないなぁ、わたし」
廊下にて
北上「やっほーボス」
スネーク「おお、どうした?どこか出かけるのか」
吹雪「ボス、私も居ますけど・・・」
北上「まあね。大井っちと少し買い物にねー」
スネーク「そうか」
大井「すいませーん北上さん。少し遅れてしまって・・・って、ちょっと、何吸ってるんですか」
吹雪「私も居ますけど・・・」
スネーク「?葉巻だが」
大井「吸うのやめてもらえません?被害を被るのは先から出ている煙を吸う私達なんですよ?ヤニの匂いとか嫌いなんですよ私」
吹雪「私も・・・居ますけど・・・」
大井「大体なんですか?煙草吸う人って。カッコつけかなんかですか?大体吸ってる人間よりその周りにいる方が身体に悪いってどういう--」
スネーク「なぁ、さっきからずっと怒ってるのは俺に対してなのか?」
吹雪「私も・・・少し怒ってますけど」
北上「まぁ、怒ってると言うより心配してるんじゃないかな大井っちは」
スネーク「そうなのか?」
吹雪「私は・・・心配より、怒ってますけど・・・」
北上「そうだよ。・・・って気がつかなかったの?」
スネーク「何が?」
北上「大井っちの言動」
スネーク「あぁ」
北上「・・・ボスってさ、朴念仁って言われたことない?」
吹雪「ボス、流石の私もこれは泣きますよ・・・」
スネーク「あるぞ。どういう意味なんだ?」
北上「・・・ヒミツ」
スネーク「おい!」
北上「じゃあね〜。いこ、大井っち」ズルズル
大井「だいたい身体に悪いって知っていながら吸うってこと自体が頭ん中どうなってんのっていう話で--」
スネーク「??」
吹雪「もう・・・いいです・・・」
明石の工廠
スネーク「明石、この前頼んだアレだが・・・」
明石「はい、できてますよ」
スネーク「あぁ、すまないな。全く。あの装備が欲しいだなんだと、苦労かけるな」
明石「いいえ、気にしないでください。ここが私の戦場で、これは任務ですから。きっと、みんなボスの力になりたいんですよ」
スネーク「そうか。ところで、余り関係ない話なんだが、艦娘ってのは煙草は吸わないのか?」
明石「いえ、そんな事はないと思いますよ。吸わない人が多いだけで、完全に本人の嗜好ですよ。それがどうかしましたか?」
スネーク「いや、葉巻を吸っていたら、みんなから色々言われてな」
明石「それはきっと、みんな心配してくれてるんですよ。みんな、ボスのこと大好きですから」
スネーク「そうか」
明石「はい!私達は誰も沈まずに、ボスと一緒に生きていたいって思ってますから。だから、先に死なないでくださいよ?これは、この鎮守府みんなの願いでもあり、ボスこそが、私達の心の拠り所ですから」
〜翌日〜
ミラー「ボス、珍しいじゃないか。あんたが葉巻を吸わないなんて」
スネーク「なに、『彼女達』からの『小さな贈り物』だ」
小ネタ 葉巻 完
第6章 結束
熊野「なにか、わかりましたの?」
スネーク「あぁ、だが・・・」
鈴谷「どうしたの?」
スネーク「・・・君たちには、とてもじゃないが話せない」
ミラー「・・・」
伊勢「大丈夫よ。私たちはあるがままを受け入れるわ。だから話して?」
日向「あぁ。私たちはそこまでヤワじゃない。聞かせてくれ」
スネーク「・・・なら話すが、落ち着いて聞いてくれ」
スネーク「この国に、核が持ち込まれようとしているそれも大量にだ」
ミラー「馬鹿な‼︎日本は唯一核を撃たれた国だ。あれがどれほど恐ろしいものか、日本人なら皆が知っているはずだ‼︎」
伊勢「そんな・・・私たちの提督が・・・」
鈴谷「鈴谷たちの国に核兵器を持ち込もうとしていたなんて・・・」
ミラー「日本はポツダム宣言の後、非核三原則を唱えた。核を持たない。撃たない。持ち込ませないだ。大戦中の反省を活かしたものだが、今それが打ち消されようとしている」
熊野「えぇ。只事ではありませんわ」
伊勢「この事実を知っているのは私たちだけだ」
スネーク「カズ。とりあえずみんなを集めてくれ。今すぐだ」
〜〜〜
ミラー「皆、心して聞いてくれ。俺たちはあるツテで、日本に核が持ち込まれようとしている事実を知った。君たちならもちろんわかるだろう。あれがどれだけの人々を恐れさせ、どれだけの命をうばっていったか」
ミラー「俺はこう見えて、日本人の母と、アメリカ人の父の間に産まれた男だ。
俺にとっても、これだけは黙っていられない」
長門「ちょっと待て、日本は核を否定した国だ」
スネーク「あぁ。日本が非核三原則なる物を唱えていることは知っている。それを破ってまで、核を手に入れたい連中がいるということだ」
ミラー「このことは、俺たち日本人だけの問題じゃない」
スネーク「あぁ。核を生み出したのが人類なら、人類にはそれを止める義務がある。国や思想は関係ない。全人類の義務だ。」
スネーク「だが君たちは、友が在り、家族がいる。俺たちに着けば、それらと戦うことになる。MSFは総力を挙げて戦うが、君たちはいま一度考えて欲しい」
長門「何を言ってるんだ、ボス」
スネーク「長門・・・」
長門「私は言ったはずだ。『あなたに私の命を預ける』と。何があろうと、私はあなたについて行く。それに、核だけは何としても使わせない。ここまで理由を言って私を外すつもりはないな、ボス」
陸奥「あらあら。この陸奥を使わないなんて言わないわよね、ボス」
金剛「モチロン。私も協力しまース。それに、例え私のsistersが敵になっても話せばきっとわかってくれまース‼︎」
比叡「はい!比叡も、気合い、入れて、協力します!」
伊勢「もちろん、私たちも」
日向「ああ。黙って見ているわけにはいかない」
鈴谷「鈴谷だって忘れないでよー‼︎」
熊野「わたくしも。共に参りますわ」
叢雲「わたしも参加するわ。3人4脚で、初めからやってきたじゃない」
大井「もちろん私も。3人でここまで来たんですから、外れる気はありませんよ」
ミラー「おい、そこに俺は入ってるのか?」
結果、1人もかけることはなかった。核の脅威から守るべきものを守るためか、ボスのカリスマ故か。いや、これ以上は止めておこう
明石「ボス、私はかつて言いました。『みんな、ボスと一緒に居たい。あなたが私たちの心の拠り所だ』って。忘れたわけじゃありませんよね?」
スネーク「ああ。しっかり覚えてるぞ」
ミラー「ボス、感謝する。」
ミラー「では、これより俺たちは、奴らの計画を打ち破る為に活動する。核だけは撃たせるどころか、持ち込ませることさえ許さない。いいか、皆でボスをバックアップするんだ」
スネーク「みんな、頼むぞ」
一同「わかりました、ボス‼︎」
???「まさか、我々の素性どころか計画まで話すとは・・・何をお考えなのか」
???「彼なりの考えがあるんじゃねーか?今更あの人の事なんざ、考えたって無駄だ」
???「まぁ、先ずは目先の事だ。『あの博士』は始末しておくべきだろう。彼の身柄が向こうに渡れば、我らに勝利は無い」
???「それは同感だ。なら、俺が向かおう」
第6章 結束 完
小ネタ サバイバル
(本編がマジ展開だったので、少しお遊びで書きました。面白いかな?)
現在、横須賀鎮守府では、補給艦である間宮が糧食担当となっている。実際に口にするとわかるが、彼女の食事はかなり美味い。だが、ボスが変な事を言い出してな・・・
スネーク「あの時の食事が懐かしい・・・」
ミラー「ボ・・・ボス、何を言いだすんだ突然」
スネーク「いや、確かにこの料理は美味すぎる‼︎」
スネーク「だがな、ジャングルで喰っていたものが少し懐かしいと思ってな」
ミラー「(まずい、ボスの目がクリスマスを楽しみにしている子供の目だ。絶対何か言いだすぞこの人!)」
スネーク「カズ、サバイバルでもやるか‼︎」
ミラー「(言っちゃったよこの人!絶対やる気だ)」
ミラー「ボス、いくらなんでもそれは無理だ。大体、話が急過ぎて俺もついて行けん」
スネーク「なに、簡単な事だ。訓練の一環として、サバイバル訓練を行うということだ」
ミラー「な・・・何だボスぅ。そう言ってくれれば真っ先に賛成したのに ーー」
スネーク「それに、あの時の物が食えそうだしな」
ミラー「(結局それが目的か)」
ミラー「まぁ、サバイバル訓練はいい案だな。わかった、早速手配しよう」
スネーク「頼むぞ、カズ」
〜そして、翌日〜
ミラー「それでは今から、(ボスの勝手な願望による)サバイバル訓練を開始する。今回は、ボスが直々にお前たちにサバイバルの知識を教えてくれる。いいな」
MSF兵達「わかりました‼︎」
叢雲「いやいや、私たちはわかりましたじゃ無いんだけど」
ミラー「なんだ、何が不満なんだ」
大井「いや、私たち艦ですよ?」
北上「海でサバイバルする事なさそうだし〜」
金剛「ワタシ達には」
比叡「必要無いと」
大淀(初登場)「思いますが」
加賀「第一、この忙しいときに」
瑞鶴「艦隊もMSFも休ませて」
伊勢「居残り組まで作って」
日向「こんな人もいない」
鈴谷「山奥に」
熊野「わたくし達を連れて来た」
長門「理由は何だ」
陸奥「あ・・・あらあら〜」
ミラー「お前ら右から順に話すな。なんだその連携。あと陸奥、自分の前で終わったからって『あらあら』で誤魔化すな」
陸奥「あらあらあら〜」
叢雲「で、なんで私たちも?」
ミラー「実はな、兵士たちには話していないんだが・・・」
ミラー「ボスが、ジャングルにいた時を思い出して・・・」
金剛「Remember?」
大井「それで?」
ミラー「みんなで、サバイバルをやろうとか言い出して・・・その・・・」
ミラー「いや、すまなかった。ボスを止められなくて」
艦娘達「はぁ・・・」
叢雲「ボスの下は苦労するわ」
ミラー「本当に、すまない」orz
大井「私も今回は同情するわ」
北上「まぁ、堅苦しい人よりはやりやすいけどね〜」
鈴谷「多分ここに居るみんなの意見が一致すると思うよ」
日向「まぁ、そうなるな」
加賀「不本意だけど、五航戦の瑞の鶴とも一致しそうね」
瑞鶴「奇遇だわー。私も一航戦の青い方と『今回ばかり』はね」
ミラー「まぁ、今回だけでも付き合ってやってくれ」
艦娘達「りょーかいしました。はぁ・・・」(げんなり
スネーク「なら、最初は飯だな」(ワクワク
そして、全員で山を散策。様々な動物、植物をキャプチャーし、食事タイムになった。
スネーク「いやぁ、大漁だな。食べ甲斐があるな」
叢雲「なんて人なの・・・」
大井「本当に・・・」
北上「ナイフだけで・・・」
比叡「魚を・・・」
金剛「captureして・・・」
大淀「蜘蛛やら・・・」
加賀「蝉やら・・・」
瑞鶴「捕まえて・・・」
伊勢「ナイフだけで・・・」
日向「蛇まで捕まえて・・・」
鈴谷「毒を持っていようが・・・」
熊野「関係なく捕まえて・・・」
長門「それを食うと言うのだから・・・」
陸奥「完璧に共食いね・・・」
ミラー「おっ、最後まで回ったな」
ミラー「まぁいい。ボス、満足したか?」
スネーク「あぁ。満足だ」
金剛「ところで、比叡がいないデースネー」
比叡「ボス‼︎さっきそこで、椎茸がありました‼︎沢山持ってきたのでどうぞ‼︎」
金剛「Wow。さすがMy sisterネー。アレ?なんかこの光景見たことあるようナ・・・」
スネーク「おぉ、凄いじゃないか‼︎・・・うむ、まぁ頂こう」ングッ プハァ
スネーク「ぐぅっ‼︎。比叡め、毒じゃないか・・・‼︎」バタンキュー
毒だった▼
ミラー「うわあぁぁぁぁボスぅぅぅぅぅ‼︎」
金剛「アァ・・・やっぱり・・・」
衛生兵「これは、椎茸じゃありませんね」
ミラー「じゃあ、何だ?」
衛生兵「『ウラルツキヨタケ』。毒キノコですね」
小ネタ サバイバル 完
第7章 博士
ミラー「よし、ではボス。これからあんたには2つの事をやってもらう。1つ、先の依頼の通り、残りの3人の身柄を確保すること。2つ、日本に輸入されようとしている核兵器の在り処をつとめ、阻止する事」
スネーク「わかった。だが、闇雲に探しても埒があかない」
ミラー「そうだな。実は、諜報能力に長けた兵士を俺がリストアップして、そいつらを、日本にある鎮守府に向かわせた。そこで、かなり資材の出入りが激しい場所を突き止めた」
スネーク「ほう、かなり優秀な連中だな」
ミラー「あぁ。ボスには、そこに向かってもらいたい。そして、あの大佐にも話を聞いてみる。何か話す気になればいいがな」
作戦展開地域 道中
ミラー《ボス、聞こえるか‼︎》
スネーク「どうした?カズ」
ミラー《スネーク、すまない。奴が、大佐が脱走した!》
スネーク「何だって⁉︎」
ミラー《すまない。看守が休息を取っている間に逃げられた》
スネーク「その看守はどうした?」
ミラー《命は無事だが、発見時は気絶していたらしい。やられたな》
スネーク「処遇は?」
ミラー《自分から独房に入ると聞かなかった。ボスに会わせる顔がないと》
スネーク「なら、そいつに言っておけ
」
「気にするな。細かく指示をしなかった俺たちの責任だ。だが、納得いかないなら、俺のCQCの訓練に付き合ってもらう」
ミラー《わかった、そのまま伝える。作戦を続けてくれ》
青森県むつ市 大港町
スネーク「こちらスネーク。カズ、聞こえるか」
ミラー《良好だ。では、ミッションの説明をする》
ミラー《本ミッションは、大湊警備府で頻繁に行われている流通の裏を突き止める。及び、大湊警備府責任者であり排除依頼のある『中将』の拘束だ》
スネーク「わかった。これより『大湊警備府潜入作戦』を開始する」
〜〜〜
スネーク「カズ、聞こえるか」
ミラー《ボス、どうした》
スネーク「無事、建物の中に潜入できたが・・・」
ミラー《何かあったのか?》
スネーク「ダンボールを被りたくなった」
ミラー《・・・真面目にやってくれ》
スネーク「冗談だ。実は、建物の正面を含む全ての出入口、建物外周に監視カメラが大量に設置されている」
ミラー《何か隠しておきたい物が置かれているか》
スネーク「ここの『中将』がかなりの重要人物か」
ミラー《何はともあれ、十分警戒してくれ》
スネーク「それとだ。見張りや哨戒が1人もいない」
ミラー《カメラに対して内部が手薄・・・ボス、少しでも兵力をそっちに回そう》
スネーク「あぁ。頼むぞ」
〜〜〜
大湊警備府内 執務室
スネーク「カズ、こちらスネーク。執務室に潜入した」
ミラー《執務室に誰も居ない。とりあえず、資材流通に関しての資料がないか調べてくれ。慎重にな》
スネーク「これは・・・」
ミラー《何か情報が?》
スネーク「あぁ。運び込まれた資材のリストだ。核に関しては書かれていないが・・・」
スネーク「すべてソビエト連邦から送られている」
ミラー《何故だ?GHQ旗下であり、同盟関係なら合衆国から送られるのが妥当だろう。奴らの狙いは何だ》
スネーク「一応持ち帰る。それ以外は・・・『貴官の功績を讃えーー』これは違う。『貴官への最終通知』これは・・・何かわかるかもしれん」
スネーク「カズ、一応ひと通りは調べたがあれぐらいだな」
ミラー《わかった。では中将の捜索を頼む》
〜〜〜
大湊警備府 工廠
???「待ってくれ、話が違う‼︎」
???「今更何を言ってんだあんた。あれは既に決定したんだ。あんたら非戦闘員が口出しする必要はない」
⁇?「あれは、相手に対して攻撃するために作ったんじゃない‼︎あくまで自衛用だ‼︎」
⁇?「あんたが勝手なイメージでそう作っただけで、実際使うのは俺たちだ」
スネーク「カズ、中将を発見。なにやら男と口論しているようだ」
ミラー《そうか。気づかれぬよう、慎重にな》
⁇?「大体、おかしいじゃないか。あれだけの被害をうけた日本がまた戦争をするなんて」
中将「何度も言わせるな。あんたが出る幕じゃない。あまり口ごたえするなよ、どうやってあんたを始末するか楽しみになっちまうじゃないか」
⁇?「ぼ・・・僕を殺すのか?あれの制作に、僕は必要ないから・・・」
中将「ほぅ、自覚があるのか」
中将「ま、あんたを殺したところで意味はないしな。そろそろここもやばいしな」
⁇?「な・・・なにを言ってるんだ」
中将「ここにいたら俺が殺されるってことだ」
スネーク「動くな‼︎」
中将「おぉ、やっときたか」
⁇?「だ・・・誰だあんた。こいつらの仲間か」
中将「『俺たちの仲間か?』か。お前も『俺たち』側だろうによ」
中将「ビッグボス‼︎この男は用済みだが、この計画の礎を作った男だ。こいつから話を聞いてみたらどうだ?」
中将「まぁ、俺の気分次第だかな。そいつから話を聞く前にあんた達を片付けるか、そいつから話を聞いた後に片付けるか。」
スネーク「なら、お前を片付けてからそいつに話を聞こう」
中将「人の提案を跳ね除けて。いやらしい人間だ」
スネーク「お前にだけは言われたくないがな」
中将「ひとつだけ言っておく。俺はあの青二才とは違う。必ず勝つ方法を取らせてもらう」
そう言うや否や、彼は体に力を入れ始めると服に筋肉の形が浮かび上がる。そしてさらに力を入れると、服が引きちぎれるほどになった。
⁇?「あいつ、まさかここでやる気か⁉︎」
スネーク「おいお前、離れてろ‼︎」
⁇?「う・・・うわぁぁぁぁ!」
スネーク「お前の着用しているのは、米軍で開発中のマッスルスーツだな?」
(ソリダスの着用して居た物)
中将「少し違う。米軍で開発中の物をその男が完成させた。どうだ?武器は捨てて、格闘で勝負をつけるのは」
スネーク「俺に勝てるのか?」
中将「勝つ方法を取ると言っただろう。さぁ、いくぞぉぉぉぉぉぉ‼︎」
実際口だけでなく、この中将はかなりの実力を持っている。マッスルスーツのアシストもあるかも知れないが、ほぼ互角の戦いだった。
ただ・・・
中将「どうした?ビッグボスがこんなものとは。聞いて呆れるな」
スネーク「おい、お前。そのスーツの弱点は知っているが、聞きたいか?」
中将「なんだ、藪から棒に」
スネーク「その弱点を突けば、1発の銃弾で勝負は決まる」
中将「ほぅ。ならやってみろよ、1発だけ撃たせてやるよ。ほら」
スネーク つ麻酔銃 Mk.22 パシュ
中将「ほげっ⁉︎」ヘッドショット
中将「」Zzz
スネーク「お前の装備もお前自身も、頭が弱かったな」ドャァ
ミラー《上手い!座布団一枚‼︎》
スネーク「カズ、中将を無力化。任務は達成だ。それと、もうひとつ収穫だ。ここで働いている研究者がいるが、話を聞けるかもしれん」
ミラー《う・・・うむ、そうか。ならヘリを向かわせる》
研究者「いやぁ、驚いたよ。あいつらとやり合うなんてね」
スネーク「あんた、ここの研究者か?」
研究者「あぁ。ここで雇われてる・・・いや、『雇われていた』かな」
研究者「ヒューイって呼んでくれ」
スネーク「ヒューイ?・・・あんた、米国出身か?」
ヒューイ「そうだよ。海を渡った日本に連れてこられて、研究を強いられたアメリカ人だ」
スネーク「どちらにせよ、ここには居られないだろう。少し俺たちの所にきて欲しい。聞きたいことがある」
ヒューイ「それは・・・僕を・・・僕を匿ってくれるってこと?」
スネーク「俺たちはあんたに聞きたいことがあるだけだ。その後は、お前の自由にしろ」
ヒューイ「じゃあ、彼女達もつれて行ってあげて。ここの下のフロアにいる。着いてきて」
〜〜〜
大湊警備府 工廠 地下1階 独房
ヒューイ「ここだよ」
スネーク「彼女達ってのは、艦娘のことだったのか」
ヒューイ「なんだ、知ってたんだ」
スネーク「まぁな」
⁇?「・・・誰・・・ですか」
スネーク「ここの中将に話があってな。お願いしたが、なかなか聞いてもらえなかったんで眠ってもらった」
?⁇「彼の・・・仲間では無いのですね」
ヒューイ「あぁ。まだ名前を教えてなかったね。左側から赤城、翔鶴、榛名、霧島、高雄、五十鈴だ」
ヒューイ「今更だけど、僕は君をなんて呼んだらいい?」
スネーク「スネークでいい」
ヒューイ「わかったよ。スネーク」
榛名「スネーク?」
霧島「もしかして、あのビッグボスですか?」
スネーク「なんだ、知っていたのか。とりあえず話は後だ。率直に聞く。ここを出たいか?」
艦娘達「」コクッ
スネーク「わかった。君たちにも話を聞きたい。俺の所にきて欲しい」
赤城「ひとつ、聞きたいことが・・・」
スネーク「なんだ?」
赤城「ここにいる皆、親友、姉妹の行方が知れずに途方に暮れていました。あなたは、私達の大切な者の居場所をご存知ありませんか?」
スネーク「カズ」
ミラー《あぁ、聞いている。いま彼女達を集めた。皆、俺たちの所にいる》
スネーク「皆無事だ。俺の所にいる」
赤城「あぁ・・・よかった」
翔鶴「なら、長居は無用ですね。早く行きましょう」
パイロット《こちらモルフォ。ランディングゾーンに到着しました。ボス、どうぞ》
スネーク「俺たちのヘリが到着した。乗ってくれ」
MISSION COMPLETED
MISSION INFO UPDATED
第7章 博士 完
第8章 証言
横須賀鎮守府 客室
大湊警備府の中将と、同施設で研究を強制させられていた研究者『ヒューイ』及び、地下に軟禁させられていた艦娘を回収したスネーク。話を聞くためヒューイらを客室に待機させて置いたが、時は数十分前にさかのぼる。
〜〜〜
横須賀鎮守府 執務室
スネーク「カズ、中将はどうした?」
ミラー「あぁ。独房にぶち込んでおいた。大丈夫だ。見張りも看守も強化した」
ミラー「だがスネーク。スタッフ全員あんたの役に立ちたがっている。そこで、鎮守府内で複数の『班』を作った。既に実行に移してあり、艦娘とMSF兵の合同で編成している。メンバーに関しては俺がリストアップし配置させたが、ボスに考えがあれば自由に配置してくれ」
ミラー「班は全部で5つだ。研究開発、諜報、支援、糧食、医療だ。今はこれで全てだが、必要に応じて随時増やしていく」
ミラー「研究開発班は、あんたの武器装備の開発。また、艦娘達が使う艤装の開発、修理も行う。担当する艦娘は、明石、夕張だ」
ミラー「諜報班は、知っての通りだ。担当は空母連中を考えているが、まだ未定だ」
ミラー「支援班は、あんたが作戦の実行中に必要な物資を補給要請する際に活動する。担当は俺だ」
ミラー「糧食班も、説明はいらないな。担当は間宮だ」
ミラー「医療班は、あんたやスタッフ連中が怪我や病気を発症した際に治療活動を行う。また、艦娘の修復もここで行う。担当は明石だが、彼女にはこっちを優先してもらう」
スネーク「あぁ。わかった」
ミラー「よし、なら話を聞きに行こう。客室にまたせている」
横須賀鎮守府内 客室道中
スネーク「カズ、大湊に居た艦娘達はどうした?」
ミラー「赤城と翔鶴を客室に待機させたが、彼女達も含めて外傷が酷い。命に別状はないが、中には精神的苦痛を与えられてPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症した者もいる。明石や医療班スタッフが診てくれているが、あんたも顔を出してやってくれ」
横須賀鎮守府内 客室
ヒューイ「やぁ、スネーク。待ってたよ」
スネーク「待たせたな。さっそくで悪いが、聞きたいことがある。君たちも何か知っていたら話してほしい」
赤城 翔鶴「」コクッ
スネーク「では早速だが、俺たちはこの日本に核を持ち込もうとしている連中がいることを突き止めた。その事について何か知らないか?」
ヒューイ「実は彼らは、当初の段階では核兵器を持ち込むつもりはなかったんだ。GHQの支配から逃れる為に、自衛用の兵器を作る事になったんだ」
スネーク「その計画が『ピースメーカー』で、兵器が『イメイゴ』か」
ヒューイ「そう。兵器名のイメイゴは、成虫の意味だ。僕はそれを作る為にプロトタイプ機も作っていった。それで結果的に完成した兵器に、イメイゴの名をつけたんだ」
ミラー「そのプロトタイプ機と、イメイゴはどこにある」
ヒューイ「プロトタイプ機は全部で3つあった。それぞれ『ピューパ』、『コクーン』、『オウレリア』という名をつけた」
ヒューイ「けれど、それら全ては実際には使い物にならなかった。ピューパ、コクーンは対人戦には向いていても、兵器には敵わなかった。オウレリアは、防衛に向いていても他国に脅威を与えるほどの物にはならなかった」
ヒューイ「未知の存在である深海棲艦と互角にやりあえる力を持った兵器。それが最低ラインだった」
スネーク「それが、蛹から蝶への進化だった」
ヒューイ「そう。蛹や繭では話にならず、羽化を直前に控えた蛹でも対等にはならなかった。そこに一つの手を加えることによって羽化して、成虫になり、初めて対等に渡り合える力を持った」
ミラー「その、イメイゴという兵器はどんなものなんだ?」
ヒューイ「二本の脚で移動する、二足歩行兵器だ」
スネーク「二足歩行・・・」
ヒューイ「どうしたの?スネーク」
スネーク「ソ連の技術者、『グラーニン』が同じような物を作ろうとしていた」
ヒューイ「えっ⁉︎グラーニンを知っているのかい?」
スネーク「あいつには1度世話になった」
ヒューイ「へぇ。実は、僕とグラーニンは手紙でやりとりをしていた事があったんだ」
スネーク「何故?」
ヒューイ「僕も、二足歩行兵器の開発を夢見ていたんだ。グラーニンと同じさ」
スネーク「そうか・・・グラーニンが言っていた東側の友人ってのはあんただったのか」
ヒューイ「うん。けど、それがどうしたの?」
スネーク「いや、やつが言っていたのを思い出してな。二足歩行兵器に、グラーニンは『メタルギア』と呼んでいた」
ヒューイ「メタルギア・・・どんな意味なんだい?」
スネーク「そのままの意味だ。『金属の歯車』だ。奴はこう言っていたーー自分の技術は、歩兵と兵器を繋ぐ黄金の歯車になるーーと」
ヒューイ「メタルギアか・・・自分の技術を否定するような言い方だけど、いい名前だね」
ミラー「話を戻そう。あんたがさっき言った、オウレリアに手を加えて成虫になったと言ったな。何をしたんだ?」
ヒューイ「二足歩行自体は、オウレリアの設計段階で決まったんだ。けど、オウレリアと深海棲艦の間には『陸と海』という巨大な壁があったんだ」
ヒューイ「そこで、あの男。中将が言ったんだ」
ヒューイ「ーーオウレリアのパーツに艦娘の艤装を組み込めーーって」
ミラー「まさか、大湊に軟禁されていた彼女達の・・・⁉︎」
ヒューイ「・・・考えたくないけれど、多分彼女達の艤装だ」
ヒューイ「・・・ごめん。あの男に研究を強要されたからって・・・許されることじゃないけれど、本当にごめん」
赤城「・・・」
翔鶴「・・・」
スネーク「君たちが無理して聞くような話じゃない。明石のところに行っても構わないぞ」
赤城「・・・いえ、大丈夫です」
翔鶴「はい、続けて下さい・・・」
ミラー「・・・それで、イメイゴになったことで、オウレリアとどう変わったんだ」
ヒューイ「そもそも、二足歩行というのは全ての要素を計算して初めて可能になる。だから初めから作り直す必要があったんだ」
ヒューイ「そして、艦娘の艤装を組み込むことによって、機体自体で水上を移動する事ができるようになって、深海棲艦に対して確実にダメージを与えられる武器を搭載できるようになったんだ。つまり、未知の力と同等になったというわけだ」
スネーク「じゃあ博士。あんたが中将に言った話が違うというのは?」
ヒューイ「イメイゴに核を搭載するという話だ」
ミラー「未知の存在と対等に渡り合える力を持っているそれだけでも十分な抑止力になるが、さらに核を搭載する。馬鹿げてる」
スネーク「とりあえずイメイゴを探し出す必要があるな。博士、心当たりは?」
ヒューイ「ごめん、わからない。僕は2日前に、イメイゴの製作から外されたんだ。その理由を聞くために大湊にいたんだ」
ミラー「そうか。地道に探すしかないな」
第8章 証言 完
第9章 告白
〜数時間後
加賀「ミラー副司令。失礼します、加賀です」ガチャ
ミラー「どうした?」
加賀「ミラー副司令。私・・・いえ、正規空母加賀、瑞鶴両名は本日、謝罪に伺いました」
ミラー「どういうことだ」
加賀「瑞鶴」
瑞鶴「失礼します」 つ縄ーーーー大佐
大佐「お前ら、ただで済むと思うな‼︎」
加賀「加賀、瑞鶴両名は、ここにいる海自大佐の脱出を幇助しました。」
瑞鶴「どのような処遇でも、甘んじて受けます」
ミラー「・・・とりあえず、大佐は牢にぶちこむ。誰かいるか‼︎」
MSF兵 A B「副司令、及びでしょうか!」
ミラー「この男を独房に入れろ」
MSF兵 A 「はっ‼︎」ゞ
MSF兵 B 「ほら、歩け‼︎」(蹴り
大佐「加賀、瑞鶴。目をかけてやったというに、恩を忘れやがって‼︎ただじゃおかねぇぞ‼︎」
MSF兵 A「黙って歩け‼︎」(蹴り
大佐「お前らも、我々に喧嘩を売るとは命知らずめが‼︎」
MSF兵 A 「3度目はないぞ。黙って歩け‼︎」(蹴り
大佐「お前たちは終わりだ‼︎フゥハハハハノ\‼︎」(夜神月並みの高笑い)
MSF兵 B 「うるさい!!!!」(蹴り
大佐「グフゥッ」STN
MSF兵 B「それでは、失礼します」ゞ
MSF兵 A「失礼します」ゞ(大佐抱え
瑞鶴「」(あのまま運ぶの?)
加賀「」(威勢だけはよかったわね)
ミラー「では、詳しく聞こうか。罰を受けるつもりのようだが、それを決めるのはボスだ。いま、ボスを呼ぶから少しーー」
スネーク「どうした、カズ」
ミラー「す・・・スネーク、あんたいつからそこに」
スネーク「始めからいたぞ。で、やつの脱走を幇助した理由はなんだ?」
加賀「・・・私には、かけがえのない親友の赤城さん」
瑞鶴「私には、唯一無二の姉の翔鶴姉ぇ」
加賀「私たちの大切な人を人質にして、ここの情報を彼らに流すことを強要されていました」
ミラー「彼ら?」
瑞鶴「大佐、中将の連中よ。奴らのいいなりになるしかなかったのよ私たちは。終いには、俺をここから出さなければ赤城さんや翔鶴姉ぇの命は無いって、大佐に言われて・・・」
スネーク「だからあの時にも、俺たちに姿を現さなかった」
加賀「はい。しかしボス。あなたが彼女等を助けていただきました」
瑞鶴「翔鶴姉ぇが無事なら、あいつ等に従う必要はないからね。大湊での報告は伝えずに、大佐に近づいて」
加賀「彼の身柄を確保しました。ですが、それで今までを帳消しにはできません。どんな罰でも受ける覚悟です」
瑞鶴「ボス、どうか処罰を」
スネーク「わかった。なら少し話をしよう。赤城と翔鶴から言伝があってな。ーーこの写真を渡してくれーーと」
加賀「これは・・・」
スネーク「彼女達は、君たちを心配していた。この写真を握りしめて君たちの無事を祈っていたそうだ」
スネーク「お前たちの再開を邪魔したくはないが、加賀の言った通りだ。黙認することはできない」
スネーク「奴の脱走の幇助、及び機密情報の流出。罪は重いぞ」
ミラー「なら、およそ4ヶ月から半年の禁固刑が妥当だと思うが・・・」
スネーク「そこまではしなくていい。彼女達にもやむを得ない事情はある。少しは軽くしてやれ」
ミラー「・・・わかった。なら2ヶ月くらいでーー」
瑞鶴「・・・待ってよ・・・」
スネーク「なんだ?」
瑞鶴「何で・・・何で罪を軽くするのよ・・・」
瑞鶴「私たちは、貴方や他の人たちの命を危険な目に合わせた・・・。それなのにどうしてよ・・・。翔鶴姉ぇや、他の艦娘にも、会わせる顔がないじゃない‼︎」
瑞鶴「死にたい・・・」グスッ
加賀「瑞鶴、何をーー」
スネーク「そうか、じゃあ楽にしてやる‼︎」
瑞鶴「‼︎」
ミラー「ボス‼︎何を言ってるんだ‼︎」
スネーク「カズ、こいつらは俺やカズだけじゃない。スタッフ全員の、自分の仲間の命を売った。本人が望んでるなら、それに応えてやるべきだ」
スネーク「さぁ、自分を悔いろ!せめてもの慈悲だ。一発で終わらせてやる」
スネーク「そこに跪け。せめて最期は大切な者の写真を見つめながら逝け」
スネーク「お前はどうする、加賀」
ミラー「ボス‼︎」
加賀「そうね。後輩だけに罪をなすりつけたみたいで、いい気はしないわ。私も、殺してください」
そう言うと、加賀は瑞鶴と同じように膝と掌を床につけた。
加賀「ひとつだけ、お願いしてもよろしいでしょうか?」
スネーク「なんだ」
加賀「この写真を、赤城さんに返していただけますか」
瑞鶴「なら私も、これを翔鶴姉ぇに」
2人は、今まで見ていた写真を床に置き、自分の血で汚れないように自分の前に差し出した
スネーク「わかった。約束する」
加賀 瑞鶴「ボス、申し訳ありませんでした。そして・・・」
加賀 瑞鶴「ーーさようなら、赤城さん(翔鶴姉ぇ)ーー」
そして、スネークは銃の引き金に手をかける
スネーク「ーーよく狙え、お前は1人の人間を殺すんだーー」
その言葉を言い終えるや否や、スネークは銃の引き金を2回引いた。しかし銃弾は彼女達の体を突き抜けることはなく、彼女達の前にある写真に写った彼女達の心臓を撃った。
スネーク「お前達、顔を上げて写真を見ろ」
スネーク「弾丸は無駄にしたが、命は無駄にするな」
スネーク「いいか、お前達。奴らに手を貸した加賀、瑞鶴は今ここで死んだ。わかるか。お前達は今ここで死んで、そして生まれ変わった。その新しい命を俺に預けろ」
スネーク「それと、約束して欲しい。今後一切、命を無駄にするようなことはするな」
瑞鶴「・・・わかったわ。約束する」
加賀「わかりました」
加賀「航空母艦、一航戦『加賀』。これより貴方に命を預けます」
瑞鶴「同じく、翔鶴型航空母艦の2番艦『瑞鶴』。貴方のために戦います!」
ミラー「ボス・・・。かなり焦ったぞ。ともかく、大佐の失踪事故はカタがついたな。せっかく仲間も増えたことだし、またパーティでもするか‼︎」
スネーク「カズ、お前はいつも・・・まぁ、今回ばかりはやるか‼︎」
ミラー「よし!早速準備だ。お前達も手伝え」
加賀「パーティ・・・。流石に気分が高揚します」
瑞鶴「今回くらい料理ばっかりかっさらうのは止めたらどうなのよ。だから焼き鳥とか言われるのよ」
加賀「七面鳥が何か喚いているわね」
瑞鶴「誰が七面鳥よ、この鉄仮面‼︎」
加賀「頭にきました」
ミラー「ボス、少し黙らせるために独房にぶち込んでもいいか?」
スネーク「いや、あれだけ元気があるなら独房に入れるのは勿体無い。俺がCQCをみっちり仕込んでやろう」
ミラー「ほぅ、そうだな。お前達喜べ、ボスが直々にCQCを仕込んでくれるそうだ」
加賀 瑞鶴「すいませんでした‼︎」
スネーク「ほら、さっさと始めるぞ」
〜〜〜
日本某所
⁇?「加賀、瑞鶴との交信はロスト。大佐、中将はやつの手の中か」
⁇?「申し訳ありません。中将に赤城、翔鶴の身柄を受け渡した私のミスです」
⁇?「謝罪はそれだけか‼︎」
⁇?「あの博士の身柄が、やつに渡ったことは全くの予想外の出来事でありまして・・・大変申し訳ありませんでした」
⁇?「あの博士はこの計画の全てを知っている。あれを作ったのは奴だ」
⁇?「奴は2日前に、研究主任の職を解きました。あの博士は、アレの搭載を知りません」
⁇?「・・・まぁ、それだけでも防げただけでも良しとしよう」
第9章 告白 完
小ネタ 明石の工廠〜午前〜
(小ネタは基本的に時系列はありません。あくまで『小ネタ』としてご覧下さい(矛盾が産まれたからとか口が裂けても言えない) )
明石「ボス、近日中に『明石の改修工廠』を設立したいので許可を下さい!」
スネーク「なんだ、藪から棒に」
明石「明石の改修工廠を設立する許可を下さい!」
スネーク「だから、何をするんだそこで」
明石「明石の改修工廠では、本来艦娘を修理するには工廠で修復する必要があります。しかし、改修工廠を設立できれば泊地での修理で、小破までの艦娘の修理が可能です」
明石「また、艦娘が使用する装備。艤装の改修を行うことができますよ」
スネーク「俺の装備は改修できないのか?」
明石「できますよ・・・多分」
スネーク「多分・・・。まぁカズがいいと言えば良いんじゃないか?」
明石「本当ですか?ありがとうございます‼︎」
そして数日後、明石の改修工廠は完成した。
ミラー「ボス、明石から連絡があった。例の改修工廠が完成したから来て欲しいと言っている」
スネーク「わかった。行ってこよう」
〜明石の改修工廠〜
〜推奨BGM 明石の工廠〜
明石「ボス、明石の工廠へようこそ」
スネーク「完成したんだってな。よかったじゃないか」
明石「はい、これからよろしくお願いします!」
スネーク「始めてこの鎮守府に来た時に話したと思うが、艦娘の運用はカズに任せてある。俺がここに来るのは今日が最後かもな」
明石「別に用がなくても良いですからいらして下さい。一人で暇なので、話し相手になってくれたらなぁって」
スネーク「暇だったらな」
明石「それに、もしボス自身の装備の改修にいらしてもいいじゃないですか。それまでに私、勉強しておきますから」
スネーク「あぁ。その時になったら考えよう」
明石「それじゃあ、何を改修します?」
スネーク「おいおい、早速仕事の話か」
明石「だって・・・」
スネーク「なら、時間もちょうどいいし昼飯にするか」
明石「お昼ですか!行きましょう」
〜食堂〜
〜推奨BGM 鎮守府の午後〜
スネーク「間宮、いるか?」
間宮「あらボス、昼食ですか」
スネーク「まぁな。いや、飯を食わないのに来る奴はいないだろう」
間宮「いえ、いますよ」
スネーク「誰だ?」
間宮「加賀さん」
スネーク「あぁ・・・」
間宮「まぁ、それはさておき何にしましょうか」
スネーク「そうだな・・・」
叢雲「あら、ボスじゃない」
スネーク「おぉ、叢雲か」
叢雲「メニューが決まらないってところかしら」
スネーク「まぁな。ふむ、どうするかな」
大井「あら、吸血鬼が嫌いなボスじゃないですか」
スネーク「・・・お前はわざとやってるだろ」
大井「あらー何のことかしらー」(棒)
スネーク「はぁ・・・。ところでいつも居る北上はどうした?」
大井「あのグラサンが勝手に私の北上さんを連れだして任務に追いやったんですよ。何とかならないんですか?あのグラサン」
スネーク「・・・ここの運営はカズに任せてあるしな。俺に言われても困るんだがな」
大井「全くグラサンも眼帯もまるで役立たずじゃない」ボソッ
スネーク「お前後で訓練場な」
大井「ざんねーん。私午後から長距離遠征入ってまーす」
スネーク「」カチンッ
大井「ぎゃーごめんなさいごめんなさいぎゃー折れる。折れちゃいます私の腕」
叢雲「綺麗なアームロックだわ」
間宮「やめて、それ以上いけない」
スネーク「少しスッキリした。さあて、どうするかな」
間宮「(まだ決まってなかったのね)」
スネーク「そうだ、蛇とかないのか?」
全員「あるわけないでしょ」
スネーク「」
スネーク「美味い」(結局寿司にした)
叢雲「それにしても、あんた生魚食べられたのね」
スネーク「日本人しか生魚を食べないと言われているらしいが、実際はそんなことはないぞ」
明石「そういえば、ボスやMSFのスタッフは随分と流暢な日本語を話しますけど、ボスはアメリカ生まれですよね」
スネーク「・・・アメリカ生まれかは知らないが、アメリカ人の血は入っているな。日本語に関しては、カズが日本とアメリカのハーフだからな」
大井「あのグラサンハーフだったのね」
スネーク「お前もう一回アームロックくらうか?」
大井「申し訳ありませんでした」
スネーク「母親が日本人で、父親がアメリカだったかな?詳しくは自分で聞いてみろ」
叢雲「あと、初めて会った時に気になったんだけど、なんであんたは眼帯をしているの」
大井「中二病じゃないんですか」ケラケラ
スネーク「それで済んだら良かったんだがな。・・・飯時に話す内容じゃないが、聞きたいか?」
明石「ボスが話して頂けるなら是非」
スネーク「・・・10年前、俺はソ連領内である任務を遂行していた。その時敵に捕まって拷問中にな」
明石「そこで何があったんですか?」
スネーク「右目をリボルバーで撃たれた。角膜が破損したから二度と治らないと言われてな」
スネーク「まぁ、10年も経てば慣れてくるしな。今じゃ前と見え方は大きくは変わらない」
大井「なんか・・・すいません」
スネーク「10年も前の話だ。気にするな」ワシャワシャ
大井「ちょっと、気安く触らないでもらえますか!」
スネーク「辛気臭い顔より、そっちの方がいい」
大井「むぅ・・・」
スネーク「ほら、メシは終わりだ。午後の出撃、行って来い!」
〜〜〜
明石「ボスはこれからどうします?」
スネーク「そうだな。午後も暇だし、改修工廠にいるか」
明石「一緒に出撃に行ったらいいじゃないですか」
スネーク「一人で暇なんだろう?」
明石「えぇ、そりゃあまぁ・・・」
スネーク「だったら話し相手になってやる。君が良ければな」
明石「それじゃあ、お願いします」
スネーク「じゃあ、行こうか」
明石「はい、ボス!」
小ネタ 明石の工廠〜午前〜 完
小ネタ 明石の工廠〜午後〜
現在 14:00
明石「ふわぁ〜。食事の後は眠くなりますね」
スネーク「そうだな。まぁ、今日始まったばかりだしな。あまり肩に力を入れ過ぎずに、気楽にやればいい」
夕張「明石ぃ〜居る〜?」
明石「はい、居ますよ」
夕張「ごめーん、ちょっと装備に関して・・・って、ボス⁉︎」
スネーク「どうした?」
夕張「いや、明石とボスが一緒に居るのが珍しくて、つい・・・」
スネーク「まぁ、暇だったからな。今日は明石の話し相手だ」
夕張「その割には話してなかったけど、何やってるんですか?」
スネーク「武器のメンテナンスだ。必要な時に咄嗟に使えるようにな。戦場では一瞬のタイムラグも許されない。その結果に待っているのは死だけだ」
夕張「ボス、その銃を少し見せてください」
スネーク「これか?ほれ」
夕張「『M1911AI』ですか。45口径のハンドガンですね」
スネーク「ほぅ、詳しいじゃないか」
夕張「私、陸で使われている武器をひと目見たかったんですよ。でも、一般的に使われているものとはかなり違いますね」
スネーク「いやぁ、かなりなんてものじゃない。これは10年間使っている銃なんだが、それがわかるだけでも大したもんだ」
明石「(どうしよう、全然分からない)」
スネーク「どうだ、試し撃ちしてみるか?」
夕張「えっ⁉︎良いんですか?」
スネーク「ああ。ただし、今日以外ならな」
夕張「じゃあ約束して下さい。1週間以内にやらせてください」
スネーク「ああ。約束しよう。ところで、明石に渡すものがあったんじゃないか?」
夕張「ああ⁉︎忘れてた!」
夕張「明石、これ。ミラー副司令から改修よろしくって」
明石「わかった。やっとくね」
夕張「よし、それじゃあね明石。ボス、失礼します」
スネーク「あぁ。午後も頑張れよ」
明石「よし、ひとつ目成功、と。」
〜〜〜
明石「よし、出来た!全て問題なし、と」
スネーク「明石、その書類、カズのところなら俺が持って行こう」
明石「良いのですか?」
スネーク「あぁ。作業で疲れただろ?少しでも休んでおけ」
明石「それじゃあ、よろしくお願いします。ボス」
横須賀鎮守府内 執務室
スネーク「カズ、居るか」
ミラー「ボス、あんた今までどこにいたんだ?」
スネーク「明石のところにいたが?」
ミラー「さっきは居なかったぞ」
スネーク「だったら食堂で昼飯を食っていたな」
ミラー「じゃあ何だ?俺が書類と睨み合っている間ボスは明石と仲良く会話して、昼飯は食堂で飯を食っていたと?俺はカップ麺なのに?」
スネーク「まぁ、そうなるな」
ミラー「ボス、ずっと一緒に居るな言わないが、まだやることはあるだろう。少しは風紀ってものを考えーー」
スネーク「お前愛宕にちょっかい出していることをMSFの女性スタッフに言いふらすぞ」
ミラー「・・・何で知っているんだ」
スネーク「まぁな」(ニヤリ
ミラー「・・・わかった。今回は見なかった事にしよう」
それ以来、明石の工廠には誰もこなかった。そして・・・
現在時刻 17:00
明石「それじゃあ、今日はもう店じまいですね」
スネーク「まぁ、初日だからな。特に大規模な出撃はなかったが、その時は助けて貰うぞ」
明石「お任せ下さい。ボス、今日は楽しかったです。また今度いらしてください。それまでに武器の勉強しておきますから」
スネーク「そうか。それは楽しみだ。じゃあまた今度な」
明石「はい!」
小ネタ 明石の工廠〜午後〜 完
小ネタ 悪癖
横須賀鎮守府内 シャワールーム
スネーク「カズ、お前また新しく入ってきた女兵士に手を出したらしいじゃないか」全裸(以下略)
ミラー「・・・ボス、毎回毎回なんで知ってるんだ?」全裸(以下略)
スネーク「俺のところに言いに来たからだ。『ミラー副司令の悪癖をどうにかしてください』ってな」
スネーク「それと、愛宕からも似たような事を言われたぞ。『ミラー副司令からセクハラ紛いの行為を受けた』と」
スネーク「兵士に手を出すのも余りいい事じゃないが、彼女達にも手を出すのはどうかと思うぞ。お前がいくら金髪のパリジェンヌに憧れているとはいえ、兵士達や彼女達の士気を下げるような行為を平然と行うのはーー」
ミラー「・・・なぁ、ボス。反省はするが、男の性(さが)ってものがある以上どうしようもならないものもある。あと、あんたの言うことも一理あるが、一言言わせてくれ」
ミラー「あんたは俺の親父か‼︎」
ミラー「少しくらい黙認してくれたって良いじゃないか。大体こんな所で話すよ うなことでもないし・・・あっ⁉︎」
スネーク「どうした」
ミラー「俺がモテるのが気に入らないのか?」
スネーク「カズ、ちょっと表でろ。久々にキレちまったよ」
ミラー「あんた、数日前にもキレてたろ大井に対して」
スネーク「・・・表でろや」
〜〜〜
長良「さぁて走り込みも終わったし、シャワーでも浴びておこうかな・・・って誰かいる?」
キレチマッタヨ アンタスウジツマエニモ
長良「ボスと副司令?なんか怖い声だけど・・・」
次の瞬間、シャワールームの扉が思い切り開き、スネークとミラーは殴り合っていた。しかも全裸で。
長良「ひゃあ‼︎何?何事‼︎」
スネーク「お前、これで少しは懲りろ‼︎」殴り
ミラー「やったな‼︎」殴り
スネーク「いいパンチだ。だが、俺には効かん‼︎」殴り
長良「ボスと副司令が、全裸で殴り合ってる⁉︎どんな関係なのこの2人‼︎」
叢雲「普通に喧嘩しているだけじゃない」
大井「騒がしいと思ったらこの2人は・・・」
ダレカー‼︎ ボストフクシレイガ‼︎
叢雲「あっちもあっちで騒がしいし・・・」
大井 叢雲「はぁ・・・」
大井「まぁ、とにかく止めさせましょ」
叢雲「この人達の下は大変だわ・・・」
大井「2人ともいつまでやってるんですか。いい加減止めたらどうです?」
叢雲「多分それじゃ止める気ないわよ」
大井「なら物理的に黙らせましょう。楽でいいわ」
大井 叢雲「あんたら、せめて服を着ろ‼︎」股蹴り
スネーク ミラー「ぐわぁぁぁぁぁぁ‼︎」クリティカルヒット(Golden ball)
Miller has died
BGM MGSPW ゲームオーバー
ーーマスターミラーが死んだ⁉︎
スネーク、タイムパラドックスだ
未来を変えてはいけない
未来を知ることだ‼︎ーー
小ネタ 悪癖 完
第10章 平和を作る者
横須賀鎮守府内 執務室
ミラー「ボス、諜報班から緊急の連絡があった。日本の九州地方にある『佐世保鎮守府』に不穏な動きがあったようだ」
スネーク「佐世保鎮守府?あそこは空襲で一部が焼失したと聞いたことがあるが?」
ミラー「ああ。俺たちに依頼してきたあの男に話を聞いてみたが、深海棲艦の襲来と共に修繕され、日本における主要鎮守府として再運用されているらしい」
スネーク「なるほど。なら奴らがいる可能性があるという事だな」
ミラー「そうだ。そして、あんたが持ち帰ってくれた書類から、大湊から輸送された資材が佐世保に流れていることも掴んだ。十中八九間違いないだろう」
スネーク「なら、早いとこ出発しよう。カズ、いつも通り頼むぞ」
ミラー「了解だ。任せておけ」
〜佐世保鎮守府道中〜
明石《ボス、聞こえますか?》
スネーク「明石か、聞こえるぞ」
明石《工作艦 明石 は佐世保の海軍工廠で作られた船です。なので、佐世保鎮守府ならびに周辺地域のサポートをさせて頂きます。他にも、軽巡 北上 、夕張。駆逐艦 睦月、夕立も佐世保出身なので、彼女達にも手伝って頂きます》
長良《私も佐世保生まれなんだけどなぁ・・・》
夕張《まぁ・・・明石も色々忙しいしさ、許してあげて。ね?》
長良《はい・・・》
スネーク「・・・」
明石《私たちが使う無線の周波数は
146.29です。全員で同じ周波数を使用するので、この周波数を使えばさっき説明した全員に繋がります》
スネーク「わかった。明石」
明石《はい、なんでしょう?》
スネーク「長良に後でちゃんと謝っておけ」
明石《何をですか?》
スネーク「・・・」
長良《いいですよ。遅れてきた私が悪いんだし・・・部屋に戻りますね》
夕張《ちょ、ちょっと待ってー‼︎長良ー‼︎》
北上《wwww》
夕張《北上さんも笑ってないで何とかしてくださいよ‼︎》
北上《いやー、面白いからこのままで良いんじゃない?》
夕張《もうやだー‼︎この人たちー‼︎》
スネーク「夕張」
夕張《何ですか?》半泣き
スネーク「同情する」
夕張《はい・・・》半泣き
〜〜〜
佐世保鎮守府正面
スネーク「カズ、こちらスネーク。到着したぞ」
ミラー《予定通りだな。小ネタ3話分のブランクがあるとは思えん》
スネーク「余計なお世話だ」
ミラー《すいませーん》
ミラー《・・・まぁともかく、今回のミッションは佐世保鎮守府の指揮官である『大将』の確保。ならびに『イメイゴ』に関する資料を持ち帰ることだ。何かあれば、無線で連絡してくれ》
スネーク「わかった」
佐世保鎮守府内
スネーク「カズ、鎮守府内に潜入した」
ミラー《どうした、ボス。遅かったじゃないか》
スネーク「鎮守府の見張りが大湊よりかなり厳重になっていて、少し時間を食った。かなり歓迎されているな」
ミラー《そうか。余程な機密情報が其処にはあるんだろうな》
スネーク「それと、哨戒している奴ら。あれはおそらく陸軍だな」
ミラー《陸軍?陸上自衛隊ということか?》
スネーク「何かおかしいと思わないか」
ミラー《確かに。陸と海は対立が激しい。大戦中の名残だ》
ミラー《深海棲艦の襲来。日本の状況は大戦中と変わらない》
スネーク「それにも関わらずだ。あと、哨戒兵に尋問してみたんだが、大将は昨日から姿が無いそうだ」
ミラー《そうか。だが、警戒は怠らないでくれよ。それと、証拠だけでも持ち帰ることも忘れないでくれ》
佐世保鎮守府内 執務室
スネーク「カズ、執務室に入った。哨戒兵から聞いた通り、大将の姿は無い。さっさと見つけるとするか」
ミラー《わかった。だが、敵がいつ部屋に入って来るかもわからないからな》
スネーク「わかってる。すぐ終わらせる・・・と、これは・・・」
ミラー《何か見つけたか?》
スネーク「ああ。大湊から輸送された資材は佐世保を経由して『呉鎮守府』に流れているそうだ」
ミラー《そうか・・・他は何かわかるか?》
スネーク「いや、もう少し探してみよう」
〜〜〜
スネーク「これは・・・また設計図か?」
ミラー《設計図?一体何の・・・ん?》
スネーク「カズ、どうした」
ミラー《ボス、今すぐそこから離脱しろ‼︎》
スネーク「どうした!」
ミラー《スネーク、深海棲艦の群れが佐世保鎮守府に集まっている!》
ミラー《な・・・なんだこの数は》
スネーク「どうしたんだ、カズ!」
ミラー《数が尋常じゃない。200、250、300、まだ増えている‼︎》
< シンカイセイカンダ‼︎>
<ウテ! ウテ‼︎ >
<ミサイルハマダカ!>
スネーク「まずい、カズ、切るぞ!」
〜〜〜
スネーク「カズ、ヘリを出せるか?」
ミラー《今向かわせているが、少し時間がかかるぞ》
スネーク「わかった。現在、哨戒兵が応戦しているが、長くは持たないだろう」
明石《ボス、ご無事ですか?》
スネーク「明石か。あぁ、今のところはな」
明石《ボス、私たちもそちらに向かいます》
スネーク「まて、早まるな‼︎ここに来ても死ぬだけだ。大丈夫だ。俺は必ず戻る」
明石《ボス・・・》
北上《フラグ建てないでよー。辛気臭いじゃん》
明石《ボス、必ず帰ってきてください。まだまだお話したいこともありますから》
夕張《だから止めてって‼︎》
スネーク「・・・」
パイロット《こちらモルフォ。ボス、あと5分程でそちらに向かいます》
スネーク「爆発音⁉︎もう奴らの射程圏内に入ったのか‼︎」
???「誰かいるか!此処はもうすぐ崩れるぞ‼︎」
スネーク「お前!何やってんだ、早く逃げろ‼︎」
???「誰だ‼︎」
スネーク「話は後だ、此処を出るぞ‼︎」
???「だから誰なんだあんた‼︎」
???「いや、あんた・・・もしかしてビッグボスか?」
スネーク「話は良いから逃げるぞ‼︎」
???「あんたビッグボスなんだろ・・・って、うわぁぁぁぁぁぁ‼︎」
スネーク「クソッ!天井が崩れてきたか‼︎」
???「道も塞がれちまった・・・」
スネーク「天井・・・そうか‼︎」
パイロット『こちらモルフォ。佐世保鎮守府上空で待機中。敵の攻撃が激しい。迅速に頼みます、ボス‼︎』
スネーク「よし、お前これを体に着けろ」つ フルトン回収機
???「わ・・・わかった」
???「・・・よし、大丈夫だ。ところで何だこれ?」
スネーク「崩れた天井の下に立ってくれ」
???「あ・・・あぁ」
スネーク「よし、そのままだ。衝撃に注意しろ」ピビッ
パシュ ???「うおっ‼︎なんだこれは‼︎うわぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」 回収
パシュ スネーク 「カズ、今から帰投する」
ミラー《なるほど、その手があったか。さすがボス‼︎》
MISSION INFO UPDATED
MISSION COMPLETED
回収機が到着しました
〜ヘリ機内〜
???「ふぅ、死ぬかと思ったぜ。せめて一言言ってくれれば良かったのによ」
スネーク「なに、言ったらあの回収機を自分からつけるとも思わなかったしな。おっと、自己紹介がまだだったな」
ジョナサン「俺はジョナサンだ。よろしくな」
スネーク「俺はスネークだ。・・・ジョナサンってどこかで・・・」
ジョナサン「名前なんて、同じやつは山ほどいるだろ?」
スネーク「・・・そうだな。ところであんたは何で佐世保に居た?」
ジョナサン「日本から依頼があったんだ。深海棲艦の存在は知っているか?」
スネーク「まぁな」
ジョナサン「その深海棲艦に対抗する為の兵器を作る為に、資材が必要だから回してくれってな」
スネーク「ソ連から資材が輸入されているのは知っているが、少し気になることがあってな」
ジョナサン「・・・その話は、一応最重要機密として扱われている筈だが・・・どんなことだ?」
スネーク「日本とソ連の関係はそこまで良好ではなかったと記憶している。北方領土関連とかな」
ジョナサン「・・・そうだな。だがソ連は日本から近い。少なからず上の奴は日本近海を戦場にして、ソ連側に被害が及ばないようにとか考えているんだろうな」
ジョナサン「まぁ、俺が日本に居るのはその資材の搬入の為だがな。どんな奴が狙ってくるかわからないから、護衛として日本に送られたんだ」
スネーク「そうか。お前を助ける為に連れてきてしまったが、どうする?国に戻るか?」
ジョナサン「・・・あんたと、話をしてみたかったんだ。ビッグボス」
スネーク「何故その名前を?」
ジョナサン「俺、かなり軍部では上の方なんだ。それなりの情報網は持ってる」
スネーク「そんな男が何故こんな雑務の様な仕事を請けた?」
ジョナサン「俺・・・実は亡命を考えていたんだ。彼らのやり方が嫌いだった。だが・・・」
スネーク「後ろめたさがあるか?」
ジョナサン「そうだ。俺には・・・踏み出す勇気が無いんだ・・・」
スネーク「『お前は何に忠を尽くす?』」
ジョナサン「忠を・・・尽くす?」
スネーク「俺の師匠の言葉だ。『国や恩師でもない。国家や思想でもなく、自分に忠を尽くす』。俺自身、まだ意味を見いだせていない」
ジョナサン「国や思想でなく、自分に忠を・・・。」
ジョナサン「ビッグボス。俺をあんたの仲間にしてくれ。あんたの話を聞いて吹っ切れた」
スネーク「ありがとう」
ジョナサン「こちらこそ、世話になるぞ。ビッグボス」
スネーク「スネークでいい」
ジョナサン「わかった。スネーク」
〜〜〜
横須賀鎮守府内 執務室
スネーク「カズ、何かわかったか?」
ミラー「いま、研究開発班が総力を挙げて解析中だ」
ヒューイ「スネーク、僕だよ」ノック音
スネーク「ヒューイか、いいぞ」
ヒューイ「お待たせ、スネーク」
明石「ボス、ご無事でなによりです」
スネーク「あぁ。心配掛けたな、明石。夕張も、お疲れさん」
ミラー「・・・で、何がわかったんだ」
ヒューイ「ごめん。よく調べたけどわからかった。唯一分かったのは、この設計図に書かれているものは、この世界中に存在しない物ってことだけだ」
スネーク「世界中に存在しない・・・。夕張達は?」
夕張「・・・ごめんなさい」
明石「私たちにもこれはわかりませんでした」
ミラー「そうか。話すとは思えないが、独房連中から話を聞いてみるか」
スネーク「だったら俺も行こう」
夕張「ボス、貴方自身が赴くのは危険ではありませんか?」
スネーク「だったら、君たちにも護衛として着いて来てもらおう」
明石「それなら少しは安心ですけど・・・」
スネーク「よし、だったら明石と夕張、そして・・・長良にも来て貰うか」
明石「わかりました。でもどうして長良さん?」
スネーク「赤城、翔鶴には合わせるわけにはいかない。加賀、瑞鶴、長門は奴らに会ったら殺しかねん。駆逐艦達は危害が及ぶかもしれん」
明石「わかりました。なら今すぐ連れてきます!」
〜〜〜
横須賀鎮守府内 独房
ミラー「お前達、大将の鎮守府からある設計図を押収した。この設計図に書かれているものは、世界中のどこにも存在しない物ということは分かったが、話す気は無いか?」
大佐「お前らに話す事など何もない!」
中将「我々が簡単に口を割ると思ったか?さっさと首を刎ねたらどうだ!」
スネーク「日本のサムライ精神には感服するが、敵に回すと厄介なもんだな。サムライってのは。昔のお前みたいなら良かったんだがな、カズ」
ミラー「ボス、あまり昔の事は・・・」
長良「昔の事?」
スネーク「あぁ。あいつは近づいてきた俺に対してーー」
ミラー「ボス、頼むから止めてくれよ」
長良「そんなやましい事なんだ」
スネーク「そんなことはない。やつは近づいてきた俺を殺ろうとーー」
ミラー「あーあー聞こえないー」
長良「や・・・や・・・犯る⁉︎な・・・なんて破廉恥な・・・」
夕張「長良、お前さん病気だ。明石に診てもらおう。な?」
明石「お任せください!バッチリ修理しますよ‼︎」
大佐「お前ら!俺たち抜きで関係ない漫才すんな‼︎」
長良「ぬ・・・抜く⁉︎なんて汚らわしい・・・」
明石「長良さーん、修理しますよー!」
夕張「さっきから長良さんいじめが酷すぎませんか⁉︎」
夕張以外 「お前も加わってただろ‼︎」
夕張「・・・」
(;_;)
夕張「そんなみんなして責めなくても良いじゃないですか〜」(T_T)
ミラー「お前ら2人、何うちの夕張泣かしてくれてんだ‼︎」
大佐 中将「俺らかよっ‼︎」∑(゚Д゚)
夕張「ボス、怖いよあの人達〜」(泣)
スネーク「そうか、怖かったな〜大丈夫だぞ〜」よしよし
明石「ち・・・ちょっと夕張・・・ハッ‼︎」
ーーこのとき、明石に電流が走るーー
明石「(この娘、ボスに見えないように私の方を向いて笑っている!ニタァって不敵な笑みで‼︎)」
明石「(夕張、卑しい娘!)」
大佐「というかお前ら‼︎話聞く気ないなら帰れよ‼︎」
中将「そうだ!くだらない漫才しやがって‼︎」
一同「じゃあ、そうするよ」
大佐 中将「はぁ?」
ミラー「話す気はないんだろ?」
大佐「あ・・・当たり前だ‼︎」
中将「お前らに話すことはない‼︎」
ミラー「じゃあ、撤収!」
明石「お疲れ様でした」
夕張「お疲れ様」
長良「じゃあ、今から走り込み行ってきます!」
スネーク「気をつけろよ。じゃあ俺らも行くか、カズ」
ミラー「そうだな。今日の夕飯はどうする?」
スネーク「そうだなぁ、寿司にするか」扉閉める
ミラー「あんた寿司ばっかだな」扉越し
ウマインダカライイダロ ソウダナ、オレモスシニスルカ
大佐「何なんだよ、あいつら」
中将「あんな奴らに負けたのかよ俺ら」
大佐「なんで変人しか居ないんだ?」
中将「俺が知るかよ」
看守「五月蝿いぞ。静かにしろ‼︎」
大佐 中将「お前のボスに言えよ‼︎」
〜〜〜
明石「しっかし、私が考えた『相手を怒らせて話を聞こう作戦』。失敗しましたね」
スネーク「(初めから)」
ミラー「(成功するとは)」
夕張「(思っちゃいねーよ)」
明石「どうします、ボス?」
スネーク「そうだな、やはり赤城達に聞いてみるか」(初めから)
ミラー「そうだな。ボス、それが良い」(こうしておけば)
夕張「賛成です!」(良かったなぁ)
明石「じゃあ、そうしましょう!」
明石以外「(面倒くさいな、こいつ)」
明石「?」
〜〜〜
横須賀鎮守府内 執務室
ミラー「赤城、翔鶴。この設計図に書かれているものが何か知らないか?」
赤城「・・・これはどこで?」
スネーク「佐世保鎮守府の大将の所から押収したものだ」
翔鶴「赤城先輩、これ・・・」
赤城「ええ。間違いないわね」
ヒューイ「何か知っているのかい?」
赤城「はい。この兵器はーー」
ーー過去に破棄された兵器です。
名前を『超重力砲』と呼ばれていました
第10章 平和を作るもの 完
第11章 超重力砲
スネーク「超重力砲?」
赤城「はい。おそらく、これを知る者も少なくなってきているのですね」
ミラー「どういうことだ?」
赤城「私たち艦娘は、深海棲艦との戦いで命を失います。これを『轟沈』または『ロスト』と呼ばれています」
スネーク「あぁ、それはわかるぞ」
赤城「そして艦娘は、この世界中に同じ者は存在しないのです」
ミラー「それは、詳しく話して貰えるか?」
赤城「はい。日本に存在する鎮守府、そしてそこの司令官の下にいる艦娘は、同じ艦娘は存在しないのです」
赤城「例えば、私『赤城』は現在ボスの下に存在します。であれば、他の司令官は『赤城』を保有することは出来ません」
スネーク「なるほど、それは理解できた」
赤城「そしてここからが、私のお話しした『知る者が居なくなる』の本題です」
赤城「私たち艦娘は命を落とすと、そのロストした艦娘を、また他の司令官が保有できる様になります。ですが、それはロストした艦娘ではなく、姿や形、声が同じの別物です」
赤城「何故なら、かつての司令官の記憶や練度も真っ白な状態で産まれるからです」
スネーク「随分と、酷な話だな」
赤城「はい。工廠で建造された艦娘は、かつての司令官との関係と練度を失っているということです。ただ、唯一覚えているのは、自分に関するものです。名前、生まれ、姉妹関係、大戦中の記憶、艤装の運用」
ミラー「つまりだ、建造された艦娘は、かつての司令官と歩んだ記憶だけを失い姿を現わす、ということか」
赤城「そうなります。これが災いになり、悲劇を生む事もありますが、此処では止めましょう」
スネーク「ということは、深海棲艦との古い戦いの記憶を持っている者は1度も沈む事のなかった連中ということか」
赤城「そうです。古いと言っても3年位ですが。実践を多く積んだ艦娘とでも言いましょうか、自賛する気はありませんが、私も、翔鶴さんも、かなり生き残って居ますよ」
ミラー「そうか。であれば、超重力砲という代物も、どういう経緯で手に入ったか知っているんだな」
翔鶴「それは、私から説明させていただきます」
スネーク「あぁ、頼む」
翔鶴「今から1年と少し前に、霧と共に現れた船がありました。深海棲艦とは別物です。その霧と共に現れた船を、我々は『霧の艦隊』と呼んでいました」
翔鶴「そして霧の艦隊は、深海棲艦と手を組み、我々に危害を加えてきました」
翔鶴「時同じくして、霧の艦隊に対抗する一隻の船と邂逅しました。その船とクルー達は、別の世界の人間と船であり、霧の艦隊も彼らと同じく別世界のものである事がわかりました」
翔鶴「その船とクルー達の協力もあり、我々は霧の艦隊との対戦に勝利。彼らも、自身の世界に戻る事になりました」
翔鶴「そのとき、協力していたクルーの方々より、霧の艦隊と対等にやり合う兵器を友好の証として、我々に譲って頂きました」
スネーク「それが、超重力砲?」
翔鶴「はい。霧の艦隊にも、超重力砲を使用する船があり、それらと1戦交わりましたが、あの兵器の威力は恐ろしいものでした」
ミラー「譲り受けたというのは?」
翔鶴「中将にですよ」
ミラー「あの男か?」
翔鶴「はい、彼に初めて出逢った時は、とても優しい方でした。ですが、その超重力砲の存在が、彼を大きく変えてしまったのでしょう」
スネーク「深海棲艦を超える未知の存在と対峙できる兵器か。恐ろしいな」
ミラー「まさか、イメイゴにこの超重力砲を載せるつもりなのか?」
翔鶴「恐らく、その可能性が高いかと」
ミラー「深海棲艦と対峙できる兵装を搭載し、深海棲艦をも超える未知の存在である霧の艦隊が使用した虎の子兵器をそれに搭載か。笑えんな・・・」
スネーク「とにかく、そんな化物を使わせる訳には行かないな。核の有無に関わらずだ」
ミラー「まだどのように超重力砲を用いるのかはわからない。イメイゴへの搭載はあくまで仮説に過ぎないがな。核の存在も忘れてはならない。どちらか片方でも使われたら終わりだ」
ミラー「その前に核兵器の存在、及びイメイゴと超重力砲の格納場所をいち早く発見できる様に、MSF一同、尽力しよう」
〜〜〜
日本国内 某所
大将「これでよろしかったのですか?」
???「構わん。よくやったぞ」
大将「しかし、何故敵方に情報を与えるのですか?我々にとっては不利な状況ではありませんか?」
???「わからないならばそれで良い。向こう側も気づく事はないだろう。だが、奴らの行動には目を光らせろ。何かあれば随時私に報告するのだ」
大将「そちらに抜かりはありません。恐らく彼らも知らないでしょう。彼らの中に、我々のスパイがいることを」
???「そうか、だが気を抜くな。何時までもあいつが『こちら側』だと考えるな」
大将「私はあの様なヘマは致しません。それでは、また後日」
???「あぁ。そろそろ実行に移すぞ。後戻りはできない」
大将「構いませんよ。この国の為です。命は惜しくはありません」
???「ふっ・・・やはりお前は変わった奴だな」
大将「お互い様です」
???「よく言うわ。では、ピースメーカー計画を最終段階に移すぞ」
大将「わかりました」
ーー『閣下』
第11章 超重力砲 完
小ネタ 秋の味覚
ミラー「ボス、大将の下にいた艦娘達だが、榛名、霧島が回復した」
スネーク「もう平気なのか?」
ミラー「あぁ。残りの艦娘は、外傷は完治したが、かなり重度のPTSDを患っている。回復には、もう少し時間がかかるな」
スネーク「そうか。まぁ、ふたりだけでも回復できたのは喜ぶべきだな」
ミラー「そうだな。ところでボス、今日本では『秋刀魚』が美味い時期だそうだ」
スネーク「おぉ!そうか‼︎」
ミラー「あ・・・あぁ。そこで、『秋刀魚漁』をして欲しいと、あの男から依頼があった。彼女達と交流を深める為に良いかと思ってな」
ミラー「なんでも、釣った秋刀魚の数に応じて海自の方から特別手当が出るらしいんだが・・・」
ミラー「ボス・・・や・・・やる?」
スネーク「もちろんだ!全員を集めろ‼︎釣って釣って釣りまくるぞ‼︎」
ミラー「わかった。招集を掛けよう」
(俺たちにこんな依頼回して、どうなっても知らんぞあの男)
〜〜〜
横須賀鎮守府 波止場
(アニメ4話に出たあの場所です。)
ミラー「ではこれより、『横須賀鎮守府 秋刀魚祭り』を開催する。各々、大漁に秋刀魚を釣ってやれ」
叢雲「いやいや、待ちなさいよ」
ミラー「なんだ、さっきも話た通り、これは海自の方から送られた正式な依頼だぞ」
叢雲「だからって・・・ねぇ」
ミラー「なんだ、気乗りしないのか」
叢雲「ならあんた、逆に聞くけど気乗りする艦娘はいるのかしら」
北上「たまにはこんな事も良いよね〜大井っち」
大井「はい、北上さん♪」(秋刀魚釣りなんてどうでも良いけど、北上さんが楽しそうだから今回ばかりは許します)
夕立「ソロモンの悪夢、秋刀魚に見せてやるっぽい♪」
時雨「夕立、秋刀魚に何か恨みでもあるのかい?」
長門「陸奥、私が秋刀魚を釣り上げる。お前は焼け」
陸奥「第三砲塔、何してるの?」
赤城「一航戦、赤城!釣ります‼︎焼きます‼︎‼︎食べます‼︎‼︎‼︎」(キラ付け完了
加賀「ここは赤城さんでも譲れません」(キラ付けry
比叡「よーし。気合、入れて、釣ります‼︎」
榛名「本当に・・・大丈夫なのですか?ここの鎮守府は」
金剛「No problemデース!榛名も思いっきりenjoyするネー!」
霧島「巻き網漁だゴルァ‼︎」
金剛「Wow!霧島は初めからとってもExcitingネー!」
翔鶴「瑞鶴、大丈夫?秋刀魚釣りよ」
瑞鶴「翔鶴姉ぇ、それじゃあ扶桑さんになってるわ」
叢雲「いっぱいいるじゃない」∑(゚Д゚)
ミラー「そうだろ。じゃあ俺も釣るか。ボス、俺の分も取って置いてくれよ!」
叢雲「・・・」
叢雲「まともなのは私だけか‼︎」
1時間後
スネーク「秋刀魚だらけだぞ、カズ!かなり釣れたぞ」
ミラー「そうだな。ボス、そろそろ良いんじゃないか・・・?」
スネーク「何言ってるんだ!まだまだ足りん‼︎もっと釣るぞ‼︎」
赤城「流石ボス!私も負けていられません‼︎」
加賀「私も、まだまだやれます」
スネーク「そうだろ?もっと釣るぞ‼︎」
ミラー「(あぁ。やっぱりこうなるよな)」
ミラー「スネーク、少し離れるぞ」
スネーク「あ・・・あぁ」
〜数分後〜
ミラー「ボス、あんたの堂々たる戦ぶりに、俺は感銘を受けた。そこで、俺たちから大漁祈願の舞を躍らせてくれ」
スネーク「おぉ、ついにやる気になったか!」
ミラー「あぁ!あんたばかりに良い顔はさせられない。ここで少し目立っておかないとな。読者や艦娘に舐められたままじゃ俺も引き下がれん。ミュージック・スタート‼︎」
BGM 鎮守府秋刀魚祭り
MSF兵 A「ミラー副司令、俺にもやらせてください‼︎」
MSF兵 B「俺も、お願いします!」
ミラー「よし、お前達も踊れ‼︎上を脱ぐんだぞ!」
結果、MSF兵の男性兵士の9割がミラーと舞った。むさ苦しかった。
ミラー 男性兵士「アッソレ‼︎ハーヨイショ‼︎ソレソレソレソレ‼︎ハイッヨイヤッサ‼︎」
オォ‼︎ サスガミラーフクシレイ‼︎
イイゾ‼︎
イイセンスダ‼︎
ミラー「さぁ、そろそろ温まってきたぞ!よし!下も脱ぐか‼︎」
叢雲「馬鹿げた事を」
大井「言わないでください?」
スネーク「カズ、やり過ぎだ」
ミラー「祭りの雰囲気にやられました。申し訳ありません」(土下座
那珂「じゃあ、これからは那珂ちゃんがーー」
なんやかんやあって順調に祭りは続き
那珂「えっ‼︎那珂ちゃんカット⁉︎」
はい、カットです。
那珂「那珂ちゃんの事は嫌いでも、この物語のことはきらーー」
〜〜〜
ミラー「ボス・・・随分釣ったな・・・」
スネーク「あぁ・・・」
ミラー「400はあるぞ・・・」
スネーク「あぁ・・・」
ミラー「やり過ぎたな・・・」
スネーク「・・・そうだな・・・」
ミラー「海自の方も、ここまでは要らないだろう」
スネーク「そうだろうな」
ミラー「当分の間秋刀魚料理だな・・・」
スネーク「だ・・・大丈夫だ、問題ない」
数日後
ニュースキャスター「今年は秋刀魚の不漁により、全国で秋刀魚の値上がりが確認されております。秋の味覚である秋刀魚が、我々の食卓に並ぶ事は少なくなるでしょう」
一同「ハシャギ過ぎた・・・」orz ズーン
小ネタ 秋の味覚 完
小ネタ 明石の工廠 〜武器編〜
明石「ボス、あの時の約束通り、新しい武器を開発してみました」
スネーク「おぉ、そうか。なら見せて貰おう」
明石「はい、これです!」
スネーク「な・・・なんだこの銃は?」
明石「名前は・・・まだ決まっていませんが、どうでしょう?」
スネーク「どうでしょうって言われてもな・・・」
明石「ちなみにこれ、麻酔弾を射出する銃ですよ。あくまで自衛用に作った物なので」
スネーク「俺が使っているMk22麻酔銃は非公式で作られた物だ。未だに実用化には至っていない。お前、ちゃんと確認したか?麻酔薬は多すぎると相手を殺すこともあるぞ」
明石「・・・だ、大丈夫です!大丈夫・・・」
スネーク「はぁ。まぁどんな銃なのか説明してくれ」
明石「はい、これは先程話した通りの麻酔銃ですが、ただの麻酔銃じゃありませんよ。『消音麻酔銃』なんです!」
スネーク「・・・その割にはサプレッサーが付けられていないが?」
明石「この銃は、銃自体に消音技術を使わずに、射出する弾丸に消音技術を兼ね備えた代物です」
スネーク「弾丸に消音技術?そんなものが可能なのか?」
明石「今ボスの目の前にあるじゃないですか。まぁ、かなり大変でしたけど」
明石「弾丸について説明すると、麻酔弾とピストンを内蔵した弾丸ケースを用います」
明石「弾丸を射出する際に、発射ガスが弾丸ケースに装填されて、そのガスがケース内のピストンを押して、ピストンに押された弾丸が射出される仕組みになっています」
明石「装填されたガスは、ケース内のピストンによって、ケース外に出ることはありません。つまり、銃声がしなくなると言うことです」
スネーク「なるほど・・・。大したもんだな」
明石「それに、着脱可能なレーザーサイトとフラッシュライトも付けておきました」
スネーク「おぉ、気が利くじゃないか」
明石「そして、なんとしてもこの銃の凄いところは、リベレーターにそっくりなところですよ」
スネーク「なんだって?」
明石「リベレーターですよ。リベレーター。第二次大戦中に、主にヨーロッパレジスタンス組織に供給された、あのリベレーターですよ。技術自体は難しくありませんでしたが、リベレーターそっくりに作るのは大変でした」
スネーク「何度もリベレーター言わなくてもわかる。だが何故だ?」
明石「はい?」
スネーク「どうしてリベレーターに似せたんだ?」
明石「だって・・・」
スネーク「どうした?」
明石「たまには、ふざけたかったから・・・」照れ
スネーク「・・・」(十分ふざけてたじゃないか) 【11章参照】
スネーク「(いや、待てよ。まさか、あれ本気で考え出したアイディアだっていうのか?)」
スネーク「(というか、たまにはふざけたかったって初めからおふざけで作ったのかこの銃は。にしてもかなりのクオリティだが・・・)」
スネーク「ともかく、ふざけるのは今回だけにしてくれ。だが・・・」
明石「なんでしょう?」
スネーク「弾丸の消音技術はかなり良かったぞ。それ位の技術を持っているなら、技術者としてもっと凄い物を作ってくれ。待ってるぞ」
明石「は・・・はい!お任せ下さい‼︎」
スネーク「まぁ、この銃は実際に使えないがな」
明石「(´・ω・`)」
スネーク「そんな顔するな。何時でも待ってやるから。な?」
明石「むぅ・・・なら次こそぎゃふんと言わせてみせますよ!」
スネーク「あぁ。楽しみだ」
小ネタ 明石の工廠 〜武器編〜 完
小ネタ 明石の工廠 〜装備編〜
明石『ボス、新しく開発したものをお見せしたいので、来て頂いてもよろしいですか?』
スネーク「わかった。今行くぞ」
明石『それでは、お待ちしています、ボス!』
ミラー「どうした、ボス?」
スネーク「明石が新しく開発した物を見て欲しいと。お前も来い」
ミラー「わかった。少し待ってくれ」
〜〜〜
明石「ボス、お待ちして居ました!あら、ミラー副司令も。明石の工廠へようこそ」
ミラー「何か新しい物を開発したそうじゃないか」
明石「はい、今回は自信作です!」
スネーク「またリベレーターに似せた物じゃないよな?」
明石「少しは信用してくださいよ、ボス。聞いて驚かないでください。今回作ったのは」
明石「ダンボールです‼︎」
ミラー「・・・」
スネーク「おぉ‼︎ダンボールか‼︎」
明石「はい、そのダンボールがこちらになります」
スネーク「3分クッキングみたいだな。まぁそれは置いといて・・・」
スネーク ミラー「な・・・なんだ・・・これは・・・」
明石「その名も、『ダンボール戦車』です‼︎」
スネーク「ダンボール・・・」
ミラー「戦車・・・?」
明石「はい。戦車と同じように、砲撃が可能です」
スネーク「ほう・・・」
明石「使用した砲弾は、グレネード弾です。今装填してあるのは、一般的に使われる、火薬を爆発させる『グレネード』ですが、マグネシウムを利用して猛烈な光と音を発生させる『スタン弾』と」
明石「着弾地点に煙を発生させて敵の目を晦ませる『スモーク弾』。同じく着弾地点に睡眠ガスを充満させる『睡眠弾』を自由に変更できます」
スネーク「なん・・・だと・・・」
明石「ボス、いかがでしょう?」
ミラー「おい、明石。いくらボスがダンボール好きだからって流石にこれはボスでもーー」
スネーク「す・・・素晴らしい‼︎」
ミラー「はぁ?」
明石「本当ですか⁉︎」
ミラー「ボス、正気か?いくらなんでも戦車と見間違えるやつは流石にーー」
スネーク「ステルス性と攻撃力の見事な融合。無骨なデザインも素晴らしい。まさに完璧な設計と言えるだろう!」
明石「よかった〜。頑張った甲斐がありました!」
ミラー「本気で言っているのか⁉︎ボス‼︎」
スネーク「本気も何もこれは後世に残る傑作だ‼︎カズ、まさか理解出来ないとは言わないよな?」
スネーク「明石。本当に素晴らしい物を作ってくれた。ありがとう!」
明石「そこまで喜んで頂けて、私も嬉しいです!」
スネーク「あぁ。大切に使わせてもらうぞ」
ミラー「(俺はもう2人について行けん)」
スネーク「カズ‼︎」
ミラー「(今度は俺かよ⁉︎)」
スネーク「今改めて思った。お前を副司令にして正解だった。ありがとう」
ミラー「あ・・・あぁ。こちらこそ・・・ありがとう・・・」
デキレバイロチガイガホシイナ。
ワカリマシタ、カイハツニトリカカリマス
ミラー「そんな・・・俺が・・・俺がおかしいのか?それとも・・・あの2人がおかしいのか?」
そしてミラーは、考える事を止めた
小ネタ 明石の工廠 〜装備編〜 完
第12章 脱走者
横須賀鎮守府内 執務室
ミラー「スネーク、俺たちは今まで奴らの動きに合わせて動いていた。だが、俺たちは事前に奴らの動きを掴んだ。今度はこちらから仕掛けよう」
スネーク「動きを掴んだ?どうやって?」
ミラー「あぁ、独房の連中が話してくれた」
スネーク「口を割ったのか⁉︎」
ミラー「いや、奴らの会話を看守が録音していた。全く馬鹿な連中だ」
スネーク「そうか。で、奴らは何処に」
ミラー「奴らは『呉鎮守府』に居るそうだ。あんたが佐世保て回収した書類にも、呉まで運ぶと書かれてあったもんだから、事前に斥候を向かわせたが、対空レーダーを確認したそうだ。空路では無理だ」
スネーク「ならどうする。陸か?」
ミラー「陸路では無理だ。あそこは観光地ではないからな。近づくだけで怪しまれる」
ミラー「海路は海路でかなり厳しいぞ」
スネーク「どういうことだ?」
ミラー「呉鎮守府は、瀬戸内海に面した場所だ。瀬戸内海は、本州、四国、九州の3つの陸地の間に存在する。それに干満差が激しく、強力な潮流が流れている海だ。まさに『要害堅固の地』と言えるだろう」
スネーク「また随分なアトラクションだな」
ミラー「あぁ。どうする、ボス?」
スネーク「海から行こう。彼女達に招集をかけろ」
ミラー「ボス、本当に海からで良いんだな?」
スネーク「あぁ。彼女達を連れて行かないと、艦これとのクロスオーバーの意味がないからな」
ミラー「メタ発言をヤメロォ!」
スネーク「冗談だ。行くぞ」
ミラー「あ・・・あぁ」
〜〜〜
横須賀鎮守府内 作戦会議中
ミラー「と、言うわけだ。俺たちは今から呉鎮守府に殴り込みをかける。今回は、ボスと君たち艦娘の合同作戦だ。いいな」
艦娘達「わかりました‼︎」
スネーク「いいか。今回の相手は深海棲艦ではない。人間だ。お前達は今から人を、国を助ける存在ではなくなるかもしれない。そのことを理解してくれ」
長門「・・・ボス、私から1つ言わせてくれ。初めにあの連中と対峙する際に、私は言った『私は貴方と共にいる』と。悪に手を染めようと、私達は貴方から離れることはしない」
長門「それは、ここにいる全ての艦娘の思いだ」
艦娘達「」(頷き)
スネーク「そうだったな。長門、今こそお前の力を見せる時だ」
長門「もちろんだ。ビッグ7の力、侮るなよ!」
スネーク「ああ。頼むぞ」
〜〜〜
ミラー「ではこれより、呉鎮守府強襲艦隊を編成する。作戦プランは、艦隊で呉鎮守府に接近。ボスが単独で鎮守府に潜入し、大将ともう一人の身柄を確保。イメイゴと超重力砲の破壊だ」
ミラー「今回は大規模作戦だ。第1、第2艦隊で、連合艦隊を編成し、第3艦隊も組み込むぞ」
ミラー「第1艦隊、及び連合艦隊旗艦を長門。第2艦隊旗艦。及び連合艦隊副旗艦を陸奥。第3艦隊旗艦。及び連合艦隊副旗艦は、病み上がりで申し訳ないが、赤城とする。3人とも、頼むぞ」
長門「あぁ。任せてくれ」
陸奥「任せて」
赤城「お任せください」
ミラー「では第1艦隊は、旗艦長門、金剛、霧島、北川、大井、加賀」
ミラー「第2艦隊は、副旗艦陸奥、翔鶴、瑞鶴、鈴谷、熊野、叢雲」
ミラー「第3艦隊は、副旗艦赤城、伊勢、日向、榛名、比叡、愛宕とする」
ミラー「今回は、ボスも出撃する。いつも通り、戦艦『三笠』に乗ってもらう。三笠は第2艦隊の護衛をうけながら、呉まで向かってくれ」
ミラー「第1艦隊艦隊は先行し、単横陣を展開、第2艦隊を護る盾となってくれ。敵艦を発見次第、戦闘開始だ」
ミラー「第2艦隊は先に説明した通りだ。単横陣を展開し、三笠を護ってくれ。陸奥、叢雲は三笠の両舷に。翔鶴、瑞鶴は、陸奥と叢雲の隣に。鈴谷、熊野は陣の両側にそれぞれ展開してくれ」
ミラー「第3艦隊は、第2艦隊の後方を防衛してくれ。後方からの襲撃に備え、場合によっては、艦隊を後方から支援するんだ」
ミラー「なお、赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴は随時艦載機を発艦。敵を炙り出せ。いいか!」
艦娘達「わかりました‼︎」
ミラー「よし。MSFの兵士諸君は、ボスの後方支援だ。ボスからの要請にいち早く応えられるようにしておけ‼︎」
MSF兵達「了解です!ミラー副司令‼︎」
〜〜〜
〜数時間後〜
ミラー「ボス、全員の出撃準備が完了した」
スネーク「そうか」
ミラー「今回、俺は全面的にバックアップの指揮をとる。支援が必要なら言ってくれ」
スネーク「わかった。いいな、お前たち」
ーー全艦、抜錨‼︎
BGM 連合艦隊の出撃
〜〜〜
ーーCALLーー
スネーク「全艦、聞こえるか?」
長門《あぁ、聞こえる》
陸奥《問題ないわ》
赤城《通信、良好です》
スネーク「艦載機の方はどうだ?」
赤城《全機、敵の発見情報はありません》
スネーク「そうか。警戒を怠るなよ」
赤城《もちろんです。ご安心を》
明石《ボス、聞こえますか?》
スネーク「明石か、どうした?」
明石《現在、ボスが乗船している『三笠』ですが、エメリッヒ博士と夕張、そして私明石が、兵装の改良を加えました》
明石《今回の改良で、三笠は対人、対兵器の武装と対深海棲艦の武装との交換が可能になりました》
スネーク「ほう」
明石《ですが、対深海棲艦の武装を使用する際は細心の注意を払ってください》
スネーク「どういうことだ?まさか、手抜きやふざけて作ったとは言わないよな」
明石《そんなことじゃありませんよ‼︎少しは信用して下さい》
明石《いいですか、対深海棲艦の武装は、我々艦娘が使用する『艤装』の技術を応用したものです。深海棲艦に対しても効果があるものですが、それは艦娘に対しても同様です。周りの艦娘に当てない様に注意して下さい》
スネーク「わかった。ところで1つ気になることがあるんだが・・・」
明石《何ですか?》
スネーク「君は今、三笠の船内にあるドックに入るんだろう?無線なんか使わずに直接言いに来ればいいだろう」
明石《だって、ドックの調整に手間取っちゃって・・・少しくらい手伝ってくれても良いんじゃないですか?》
スネーク「・・・いつもすまないな。全て任せてしまって」
明石《ボス・・・いえ、好きでやっていることですから、気になさらないで下さい》
一同「(やだなぁ、この甘い空間)」
赤城《ボス、偵察機が敵艦を発見しました』》
一同「(深海棲艦GJ‼︎)」(`・ω・´)b
スネーク「敵の数と位置は?」
赤城《駆逐3、軽巡2、軽空母3、8時の方向。距離8千です!》
スネーク「そうか。全艦、砲撃ーー」
長門《ボス、前方に、敵艦と思しき影を確認した!》
霧島《敵情報、更新します。戦艦1、空母3、重巡と軽巡が1です》
陸奥《挟み撃ち⁉︎》
北川《ちぇ。面倒なことになっちゃったよ〜》
ーーCALLーー
スネーク「カズ、挟まれた!」
ミラー《ボス、こっちでも確認した。俺たちの依頼人である海自の方からの伝言をそのまま伝える『後方の敵は我々に。貴官は前方の敵を殲滅してくれ』だそうだ》
スネーク「わかった。カズ、一旦切るぞ」
スネーク「全艦、前方の敵のみを狙え。繰り返す、前方の敵のみを狙え」
艦娘達《了解‼︎》
赤城『ボス、私達空母が先に仕掛けます』
スネーク「いいぞ、やれ!」
赤城《第一次攻撃隊、発艦して下さい!》
加賀《ここは譲れません》
翔鶴《全航空隊、発艦始め》
瑞鶴《第二次攻撃隊。稼働機、全機発艦!》
ミラー《かなりのオーバーキルだな》
スネーク「カズ⁉︎いきなり話すな」
ミラー《ボス⁉︎切ったんじゃないのか?》
スネーク「あぁ・・・切ってなかったな」
叢雲《真面目にやんなさいよあんた達‼︎》
赤城《敵空母を轟沈、戦艦、及び軽巡、重巡洋艦小破》
長門《後は私達に任せろ。全主砲、斉射!撃ぇーッ‼︎》
陸奥《選り取り見取りね、撃て!》
加賀《ボス、敵艦、沈黙しました》
スネーク「わかった。全員無事か?」
長門《全員無傷だ。安心してくれ》
スネーク「よし、進むぞ!」
ーーCALLーー
ミラー《ボス、海自からの援軍だ。回線繋ぐぞ》
海自兵隊《ビッグボス、お久しぶりです。たった今、私の艦娘が貴方の艦隊と、敵艦を捉えました。援護させます。》
スネーク「あぁ、助かる」
海自兵隊《今から、私の艦隊の旗艦に回線を繋げさせます》
スネーク「わかった」
ーーCALLーー
???《貴方が、ビッグボスですか?》
スネーク「そうだ。君は?」
蒼龍《はい、私は艦隊旗艦で、正規空母『蒼龍』です。援護させて頂きます》
スネーク「あぁ、頼むぞ」
海自兵隊《我々にお任せください。貴方がたは呉へ!急いでください》
スネーク「わかった。全艦、そのまま呉に向かうぞ」
艦娘達《了解‼︎》
〜〜〜
〜瀬戸内海〜
ミラー《ついたな》
スネーク「あぁ、瀬戸内海だ。呉までもうすぐだな」
ミラー《ボス、説明した通りだ。幸い雨はここ最近降らなかったが、それでも潮流はそこそこ強い。心してくれ》
スネーク「わかった」
ーーCALLーー
長門《ボス、長門だ》
スネーク「どうした?」
長門《私と赤城、愛宕は、呉の海軍工廠で造られた船だ。少しだが、呉周辺には詳しい。詳しくは、赤城から聞いてくれ》
スネーク「わかった。赤城」
赤城《はい。ここ瀬戸内海は、潮流が強い海で知られています。ですが一方で、古くから交通の大動脈としても知られています》
スネーク「(なるほど)」
赤城《ですが、潮流が強いことが仇になり、海賊達の根城になった時期もありました。瀬戸内海の海賊達は強い潮流で訓練を続けていたため、潮流を読む能力が高くなり、技術が高い船乗りの集まりになっていました。その名残は、今も残っています。対峙する際はご注意を》
スネーク「(本当に分かってんのか?)」
赤城《また、神聖な場所として、古くから信仰を集めており、神社が多く立てられています。航海の神である『住吉三神』を祀った『住吉神社』。海の上に浮かぶ神社『厳島神社』が代表的ですね》
スネーク「(さっぱりわからん)」
赤城《あと、瀬戸内海は漁業が盛んな場所であることも知られて居ますね》
スネーク「そうなのか⁉︎」
ミラー《(食いついたな・・・どっちが魚なんだか・・・)』
赤城《はい!瀬戸内海は、ある意味巨大な養殖場とも呼ばれています。あぁ・・・どうしましょう・・・》
スネーク「どうした?」
赤城《あの・・・ボス、お腹が》
スネーク「?」
赤城《お腹が空いてしまいました・・・》
一同「・・・」
加賀《赤城さん・・・》
赤城《あ!いえ、気になさらないで下さい!》
スネーク「・・・」
赤城《あ・・・あははー・・・》
一同「・・・」
スネーク「赤城、さっきの説明で、180度見る目が変わったんだがな、今の発言でまた180度変わった」
赤城《じ・・・じゃあ、名誉挽回で先程の続きを》
ミラー《(まだ続くのか。話長いなぁ)》
赤城《先程お話しした、巨大な養殖場と言われる理由ですがーー》
ミラー《赤城、ボスは十分わかったそうだ。そうだろう》
スネーク「あ・・・あぁ、はっきりとわかった!」
赤城《本当ですか〜?》(訝しげ)
スネーク「もちろんだとも。当然だろ」
スネーク「カズ、そろそろ作戦を始めるぞ!」
ミラー《うむ、そうしてくれ。頼んだぞ、スネーク』
赤城《・・・》
明石《ちょっと赤城さん‼︎私の役を奪わないでくださいよ!!》
叢雲《全く、落ち着きがないわねぇ》
一同「(ほんと、余裕そうだなぁ。ボス)」
愛宕《私、何も喋って無いのに・・・》
〜〜〜
スネーク「なるほど。これは随分ときついな・・・」
長門《中部、四国の海岸が歪な形になっているから、雨が降らなくてもかなりの強さはある》
赤城《雨が降ったら、私達は艦載機を出せませんし、その面では良かったんですけどね》
霧島《ボス、前方に影が見えます》
スネーク「新手か?」
霧島《いえ、あれは・・・艦娘ですね》
スネーク「艦娘だって?呉の所属か?」
長門《真っ直ぐ向かってきてるのか?》
北川《あれ?もしかして『青葉』じゃない?》
大井《確かに、そうですね》
金剛《見たところ、かなりSeriousなDamageを受けてるようデース・・・》
長門《モールス信号か?あの光は》
スネーク「モールス信号?明るい内にやってどうすんだ」
長門《さぁな》
スネーク「なんだ・・・『ワ・レ・ア・オ・バ』・・・『我青葉』か?」
霧島《どうやら、救難信号のようですね》
長門《青葉が信号を送る・・・相当切羽詰まってるな》
北川《なら、助けてあげるしかないよね〜、ボス?》
スネーク「そうだな。全艦、青葉に近づくぞ。空母は警戒を怠るな」
赤城《わかりました》
加賀《問題ないわ》
翔鶴 瑞鶴《了解‼︎》
〜〜〜
長門「青葉、一体どうしたのだ?救難信号など・・・」
青葉「あぁ、良かった〜。今回は味方で安心しました」
長門「味方か分からないにも関わらずに送ったのか・・・」
霧島「ボス、青葉に外傷はありますが、一先ず無事です。いかがしましょう」
スネーク《そうだな、三笠の中に連れてきてくれ》
霧島「わかりました。長門さん、青葉さんを三笠の船内に」
長門「わかった。青葉、とりあえず私達の提督に会ってくれ。歩けるな?」
青葉「は・・・はい」
〜〜〜
〜三笠船内〜
スネーク「長門、彼女をドックに入れてやれ。修復材が幾つかあったはずだ。使ってやれ」
長門「了解した。さぁ、青葉」
大井《ボス、三笠の中に入れるなら私達も入れて欲しいのですが》(威圧)
北川《ボス〜、少しくらい休ませてくれてもいいじゃん》
スネーク「はぁ・・・わかった。入れ」
〜〜〜
スネーク「今から青葉と話をするが、彼女を不安にさせない為に、少し俺の身分を偽る。口裏を合わせてくれ」
叢雲 大井 明石 金剛「了解‼︎」
スネーク「・・・いや、そんな5人も来ることは無いだろう」
叢雲「そりゃあ、ねぇ?」
大井「ボスが変な事をしない様に」
明石「見張っておこうと思いまして」
金剛「of course‼︎」
長門「いや、私はこの4人を止めに来ただけだが」
スネーク「じゃあ、金剛以外来てくれ」
金剛「Why⁉︎ボスー、どういうことデース」
スネーク「やかましいから」
金剛「S○IT‼︎」
スネーク「こらこら、汚い言葉を使うな」
長門「話を進めてくれるか?」
スネーク「長門、金剛を連れて行ってくれ。他は行くぞ」
金剛「Oh My God‼︎」
スネーク「(やかましいなぁ)」
ーーCALLーー
ミラー《ボス・・・その・・・言いにくい事があるんだが・・・》
スネーク「なんだ?」
ミラー《あの・・・エラーが発生した・・・》
スネーク「エラー?」
ミラー《あぁ・・・呉まで辿り着けない》
スネーク「いったいどういうーー」
???《ブラックアウト‼︎》
ーー通信エラーが発生したため、
お手数ですが、オンラインゲームトップより
ゲームの再開をお願いしますーー
スネーク「ゲームが違うぞ‼︎いろんな意味で」
ミラー《すまない、俺の管理ミスだ》
スネーク「いやいやいや」
ミラー《呉には辿り着けない!》
スネーク「それだけはわかった」
ミラー《ボス・・・1度、横須賀まで戻って来てくれ・・・》
スネーク「はぁ・・・、わかった。全員撤収!」
金剛「Why⁉︎」
長門「撤収⁉︎」
大井「ここまできて、何言ってんですか?」
赤城「何故、撤収命令を?」
スネーク「・・・エラーが出た」
艦娘達「あっ・・・(察し)」
スネーク「まぁ、ここから横須賀ならそこそこ時間はあるし、青葉から話を聞く事話をかわりないがな」
〜三笠船内 待機室〜
スネーク「青葉、入るぞ」コンコン
青葉「はい、どうぞ」
スネーク「俺が、彼女達の提督だ。俺の事は、スネークと呼んでくれ」
青葉「わかりました。でも、なんで瀬戸内海に?」
スネーク「俺は、提督である傍ら、鳥類学者としても活動していてな」
青葉「鳥類学者?」
スネーク「あぁ、ツバメを撮りに来ようと思ってな。この時期、ツバメは南に移るからそこを写真に収めようと」
青葉「ふぅーん」
明石「(逆に怪しまれてるんじゃ・・・)」
スネーク「まぁ、そんなことはどうでも良いが」
叢雲「(自分のことをどうでもいいって・・・)」
スネーク「何故、君は救難信号を?」
青葉「はい。青葉は呉に所属する艦娘でした。でも・・・」
スネーク「どうした。言いたくなければ今は言わなくても良い。気が落ち着いたら話してくれれば」
青葉「いえ、大丈夫です。青葉、あの呉鎮守府に居るのが怖くなって逃げ出してきたんです」
スネーク「何かあったのか」
青葉「青葉が見たのは、とても大きなロボットでした。二足の脚で立っていた」
スネーク「ロボット?」
青葉「はい。提督からスクープの匂いがしたので見つからないようについて行ったら・・・」
スネーク「それを見つけたと」
青葉「提督に話を聞こうとしたら、物凄い形相で近づいて来て・・・それで・・・」
スネーク「それで?」
青葉「『消えて貰うしかない』って言って、青葉を捕まえようとしたんです」
青葉「何か怒らせてしまったのかと思って謝ったのに、許してくれなかった・・・」
スネーク「人間相手だったら、君達艦娘なら返り討ちに出来たんじゃないか?」
青葉以外の艦娘達「・・・」
青葉「確かに、提督だったら返り討ちにできました。でも、青葉を捕まえたのは、提督じゃないんです」
青葉「青葉を捕まえたのは、呉鎮守府にいた艦娘全員なんです。でも、明らかに青葉が知っているみんなじゃありませんでした」
スネーク「どういうことだ?」
青葉「・・・すいません。青葉、少し思いだすのが怖くなって・・・」
スネーク「そうか。なら俺たちは出て行くから、休んでくれ」
青葉「ま・・・、待ってください‼︎」
スネーク「どうした?」
青葉「青葉・・・、ちょっと1人でいるのが怖くって・・・」
スネーク「・・・わかった。ならここに居る誰かを、君につけよう」
青葉「・・・できれば、貴方にいて欲しいです・・・」
スネーク「えっ⁉︎」
青葉以外の艦娘達「」ジトーッ
スネーク「・・・なら、ここに居る全員で、君の元に居るというのはどうだ?」
青葉「迷惑でなければ、大勢いたほうが・・・」
スネーク「なら決定だな。いいな、お前達」
艦娘達「わかりました、ボス‼︎」
スネーク「おい!」
艦娘達「あっ・・・」
青葉「ボス?もしかして貴方、あのビッグボスですか⁉︎」
スネーク「・・・あぁ。そうだ」
青葉「こ・・・これは大スクープです‼︎あのビッグボスが、本当に日本にいるなんて‼︎」
スネーク「何故君はその名前を?」
青葉「青葉、取材が大好きで、いろんな人からスクープを聞いていたんです。その中で、ビッグボスと呼ばれる英雄がいるって聞いて・・・」
スネーク「誰から聞いたんだ、その話は」
青葉「最近では、艦娘達、引いては海上自衛隊の人間のほぼ全員が知っています。『伝説の男と呼ばれた人が、私達を助けてくれる』って。」
スネーク「深海棲艦からか?」
青葉「はい。でも・・・」
スネーク「?」
青葉「今は『日米安全保障条約』のもとに同盟国という関係ですけど、かつては敵同士だった青葉達になんで協力してくれるんですか?」
スネーク「どういうことだ?」
青葉「貴方には、私達を助けるメリットがないんじゃないですか?それに、青葉達は米国と戦って、負けて、命を失いました。なのに叢雲さんや大井さん、明石さんは貴方を恨んだりしないんですか?」
叢雲「少なくとも、私らはボスを恨んだりしないわ」
大井「確かに、ボスに対しての当たりが強い娘もいるけど・・・」
明石「みんな、ボスのことが好きで集まっていますから」
スネーク「俺だってそうだ。アメリカのエゴに従って、日本に来たわけじゃない。俺も、艦娘達も、俺の部隊の兵士だって、自分が居たいからいるんだ」
スネーク「俺たち兵士は、政府や誰かの道具ではない。確かに、俺たちは戦いの中でしか生きられない使い捨ての兵士だ。だが俺たちはいつも自分の意思で戦っている。誰かに強要されたからじゃない。自分の意思でここに立っている」
青葉「誰かの為じゃなくて、自分の為に・・・」
スネーク「あぁ、そうだ」
青葉「・・・お願いです。青葉を貴方の艦隊に入れてください!これは誰かに強要されたからじゃなくて、青葉自身の意思です‼︎」
スネーク「わかった。青葉。俺たちは、
君を歓迎する。カズ、艦娘が1名入隊するぞ」
ミラー《了解した。ボス、帰りを待ってるぞ》
青葉「では改めまして、青葉です。トラック諸島方面へ進出して、中部太平洋作戦を支えました。従軍作家さんも乗り込んで青葉のスタッフの仕事ぶりを取材したことも。最期のときは、呉の港で。動かす油もなかったけど、青葉、がんばりました。ボス、これからよろしくお願いします‼︎」
スネーク「あぁ、よろしくな」
操舵手《ボス、まもなく横須賀に着きます》
スネーク「そうか。じゃあ、向こうについてから話を聞こうか。大丈夫か?」
青葉「はい!大丈夫です」
〜〜〜
横須賀鎮守府内 客室
スネーク「じゃあ、頼むぞ」
青葉「はい。呉で見た光景は、おぞましいものでした。艦娘達が、まるで人形のようだったんです」
スネーク「人形?」
青葉「自分の意思で動いていない、誰かに糸で操られたみたいでした」
明石「人形・・・。誰かに操られたような・・・」
スネーク「何かわかったのか?」
叢雲「ボス。私達は確かに提督と慕う人間であればその人に従うわ」
大井「でも、私達にも意思はありますよ。提督が大きな間違いを行なっているかどうかくらいは、理解出来る位にはね」
明石「でも、人間から見たら私達は道具なんですよ。それも、意思を持って、強大な力を持った。恐らく青葉さんがそこで見たのは・・・」
明石「『意思を奪われた艦娘』かもしれません」
スネーク「意思を奪われた艦娘?」
明石「はい・・・でも・・・」
スネーク「どうしたんだ?」
明石「ボス、貴方がこの話に耐えきれる自信がありますか?」
スネーク「何?」
明石「私がお話するのは恐らく、日本の暗部に関わるかも知れません。でも、あくまで噂の一つで、確証はありません」
スネーク「大丈夫だ。話せ。だが、お前はいいのか?そんな話をして」
明石「大丈夫です。貴方がいれば・・・。私はどんなことにも耐えられます」
スネーク「明石・・・」
一同「(まただよ、この空気)」
青葉「これはスクープになりますよ〜。題してーー」
叢雲「止めなさい」
青葉「う〜ん。いい記事になると思ったのに・・・」
ミラー「ボス・・・」
大井「さっさと初めてもらえますか?」
スネーク「いかんいかん、流されるところだった」
明石「むぅ・・・。わかりました」
明石「基本的に艦隊指揮を行う提督は、提督自らが艦娘達に指示を出して艦隊を動かします。でも、それを面倒と感じる提督も居るらしく、極秘裏に開発されたシステムがあると言う噂がありました」
青葉「その話は、青葉も聞きました。艦娘達の間でもかなりインパクトがあったらしくて、多くの艦娘が話していました」
明石「ここからは、あくまで私の憶測の域ですが」
スネーク「構わない。話してくれ」
明石「その開発されたシステムが、呉の艦娘達に使われたのかもしれません」
明石「恐らくそのシステムは『艦娘の自動化』かもしれません」
ミラー「艦娘の自動化・・・」
明石「意識を奪うのではなくて、提督が与えた任務に対して、疑問も持たずに遂行させるというものでしょう。恐らくは」
明石「例えば、『誰かを捕まえろ』という命令を出せば、『何故捕まえるのか?』、『捕まえてどうするのか?』といった疑問を持たずに、ただ『捕まえる』という命令を遂行する。と言うことでしょうね。多分、青葉さんが襲われたのも、同じようなことだと思います」
明石「でも、それを利用して1つの鎮守府が反乱を起こしたところで、脅威にはなりません。他の鎮守府が潰しにかかりますから」
スネーク「そうだな。幾ら優秀な歩兵でも、100人相手にはできない」
一同「(あんたは出来そうだけどな)」
スネーク「少し話をずらすが、ならどうして青葉は自動化しなかったんだ?『始末する』でなく、自動化させれば良かったんじゃないか?」
明石「それは私にもわかりません。システムが未完成なのか、敵方に真意があるのか・・・」
明石「まぁ、話を戻します。では仮に、自動化した艦娘を何かの兵器に乗せるとしましょう。どうなると思いますか?」
ミラー「既に兵器として生きている君たちが兵器に乗ったところで、大した強要にはならないと思うがな」
明石「本当にそう思いですか?」
ミラー「違うっていうのか?」
スネーク「カズ、まずは話を聞こう。続けてくれ」
明石「艦娘の戦闘技術は、戦闘を積み重ねる事によって上がっていきます。それはご存知ですね」
スネーク「あぁ。『経験値による練度の向上』だな。聞いているよ」
明石「では、艦娘の知識も同じように、経験の積み重ねで兵器の技術を身につけたとしましょう」
スネーク「そうすれば、人間と同じようにその兵器を扱える?」
明石「恐らく。艦娘は、深海棲艦と対峙出来るということを除けば、思考も、能力も、人間となんら変わりません」
ミラー「まさか・・・」
スネーク「艦娘による『AI技術』ということか。それも、人間と近い思考をもった『AI』になるということだな」
明石「恐らく、それは不可能ではないと思います」
ミラー「そのまさかだが、仮にその自動化された艦娘を『イメイゴ』に搭乗させれば・・・」
スネーク「『AI兵器』それも、人智を超えた兵器を搭載した『二足歩行AI兵器』か」
明石「もちろん、そんなシステムは、違法とされています。艦娘にも人権が与えらるようになりましたから」
スネーク「カズ、ヒューイを呼んでくれ」
ミラー「わかった」
〜数分後〜
ヒューイ「呼んだかい?スネーク」
スネーク「ヒューイ。『イメイゴ』に艦娘を搭乗させて、操作させる。可能だと思うか。」
ヒューイ「・・・二足歩行兵器は、歩行時にかなりの衝撃がある。人間ならぐちゃぐちゃになる位のね。だから、AIを乗せる前提で作った兵器なんだ。だけど、あいつらは突如、有人機として開発しろと言ってきた」
スネーク「つまり、可能だということだな?」
ヒューイ「そうだね。まさか艦娘を使って二足歩行兵器を運用するなんて、夢にも思わなかった。そう考えると、僕はなんて物を作ってしまったんだろう」
スネーク「過去を悔やんでも仕方ない。問題は、そいつをどうやって使わせないかだ」
ヒューイ「そうだね。頼む。なんとしても、奴らに使わせないでくれ‼︎」
ミラー「スネーク、悠長にしていられない状況なんだが、彼女達も疲労が溜まっている。それに、三笠もあまり酷使出来ない。呉に向かうのは、また別の機会になるな」
スネーク「わかった。とりあえず、斥候をだしておけ」
ミラー「了解した」
第12章 脱走者 完
第13章 呉へ
第12章から数日後
ミラー「スネーク、今回こそ呉に向かうぞ」
スネーク「また三笠で行くのか」
ミラー「いや、今回はヘリで向かう」
スネーク「カズ。お前確か、呉には対空レーダー置かれているからヘリでは近づけないと言ってたじゃないか」
ミラー「諜報班のスタッフが気を利かせてくれてな。対空レーダーをぶっ壊してくれた」
スネーク「諜報班まじぱねぇ」
ミラー「スネーク、口調がおかしいぞ」
スネーク「・・・まぁ、ヘリで近づけるようになった、と」
ミラー「そうだ。艦娘も同行させる。彼女達には海から向かってもらい、万が一に備えて海上から呉を爆撃出来るように手配させる。もちろん、MSFも頼ってくれ。出発は、2時間後だ」
スネーク「わかった」
ミラー「それと、佐世保鎮守府で監禁されていた艦娘だが、全員回復した」
スネーク「そうか。問題は?」
ミラー「これといって、報告はない。だが・・・」
スネーク「どうした?」
ミラー「彼女達は、回復したばかりだというのに、あんたの力になると言って聞かないんだ」
スネーク「彼女達は、どこにいる」
ミラー「部屋で安静にさせている。既に回復した榛名、霧島は知っての通り、あんたに同行させるが・・・」
スネーク「彼女達が行きたがっているなら、行かせてやれ」
ミラー「ボス⁉︎」
スネーク「カズ、艤装を手配しておけ」
ミラー「・・・わかった。急がせよう」
〜2時間後〜
横須賀鎮守府 ヘリパッド
ミラー「スネーク、奴らは呉鎮守府に居る。イメイゴを使わせる訳にはいかん。何としても阻止してくれ‼︎」
スネーク「カズ、バックアップを頼むぞ‼︎」
ミラー「任せてくれ。俺たちも後で合流する」
ジョナサン「ボス、俺も同行させてくれ」
スネーク「・・・1人の方が気楽なんだがなぁ」
ジョナサン「あんたが乗るヘリで待機しているさ。多少の医術は心得ているから、回収した兵士や、あんたが負傷した状態でヘリに帰ってきたら、治療してやるよ」
スネーク「それは助かるな。なら頼むぞ」
ジョナサン「任せておけ」
スネーク「よし、乗ったぞ。ヘリを出せ‼︎」
パイロット《上昇開始‼︎》
〜〜〜
〜ヘリ機内〜
ーーCALLーー
ヒューイ《ボス、聞こえる?》
スネーク「ヒューイか。どうした?」
ヒューイ《君が、イメイゴを破壊するって聞いてね。対イメイゴ用の武装を開発中だ》
スネーク「そうか。博士、あれはお前が作ったものだ。お前自身が、あの兵器について1番詳しい。頼むぞ」
ヒューイ《もちろんだ、スネーク。完成までもう少し待ってくれ》
ーーCALLーー
ミラー《ボス、話がある》
スネーク「どうした、カズ」
ミラー《帰ったら、酒を用意させる。45年物だ。度数は24。あんたの気に入ってるあれだ》
スネーク「わかった。楽しみにしておこう」
ーーCALLーー
スネーク「カズ、聞こえるか?」
ミラー《良好だ、スネーク》
スネーク「いったい、どうしたんだ?」
ミラー《少し引っかかる事があってな。誰にも聞かれたくなかったから、周波数を変えてもらった》
ミラー《スネーク、思い返してみると、何もかもが上手く行き過ぎてないか?》
スネーク「どういう意味だ?」
ミラー《俺たちはあの男から依頼を請けた。深海棲艦と対峙する為に、日本の艦船を擬人化した存在である『艦娘』を俺たちの指揮下に置かせた。そして、今回の騒動だ。》
ミラー《イメイゴに関する情報が、いとも簡単に手に入る。設計図はもちろん。開発者、ソ連との関与、イメイゴとの関与の疑いがある鎮守府からの脱走者》
ミラー《偶然にもほどがある。誰かの掌の上で動かされている気がしてならない。だから俺はこう思う》
ミラー《『俺たちの中に、加賀と瑞鶴とは別のスパイが潜り込んでいる』と》
スネーク「仮にスパイがいたとしても、何の関連性が?」
ミラー《真意はわからんが、奴らは、俺たちにわざと情報を与えているのかもしれん。俺たちと対等な立場で戦うつもりなのか・・・》
スネーク「騎士道精神のつもりか?」
ミラー《さあな。だが、少なくともMSFの兵士である可能性は低いと思う。だから、艦娘の中にいると考えている。敵が敵だからな》
ミラー《MSFのスタッフには、横須賀に待機中の艦娘の監視を命じておいた。何かわかれば連絡する。あんたも、同行した艦娘に目を光らせてくれ》
スネーク「了解」
〜呉鎮守府〜
スネーク「カズ、聞こえるか?」
ミラー《予定通りだな、スネーク。今回のミッションは、前回と同様だ。大将の身柄を確保、イメイゴを使わせるな》
スネーク「わかってる。目視できる範囲を偵察しているんだが、呉鎮守府の哨戒兵も陸自の兵装だ。武器もソ連製だな・・・」
スネーク「あれは・・・ハインドか?」
ミラー《日本の陸自と海自が、ソ連と通じている確定的な証拠だな。用心してくれ》
スネーク「わかった。これより潜入を開始する。サポートは任せたぞ」
ミラー《もちろんだ、ボス》
〜〜〜
ーーCALLーー
スネーク「カズ、敵を尋問した。呉鎮守府の地下にある工廠に、イメイゴらしき物があるらしい」
ミラー《少し待ってくれ。青葉にかわる》
青葉《ボス、呼びましたかぁ?》
スネーク「青葉、呉鎮守府の地下に工廠があるらしいが、本当か?」
青葉《はい、青葉もこの目で見ました。提督をつけた先には、確かに工廠がありました。でも、明らかに艦娘の整備に作られた物じゃありません》
スネーク「そこで、二足歩行兵器を見たんだな?」
青葉《はい》
スネーク「わかった、ありがとう。ヒューイ」
ヒューイ《呼んだかい?スネーク》
スネーク「対イメイゴ用の武装は、どうなっている?」
ヒューイ《完成はしたけれど、まだ調整中だ。もう少し待ってくれ》
スネーク「なぁ、博士。その武装ってのは、どんな物なんだ?」
ヒューイ《聞いて驚かないでよ。艦娘が使っている『艤装』の技術を応用したものだ。人間が使う武器と、艤装は別物だからね》
スネーク「そういえば、何で艤装は人間に使えないんだ?」
ヒューイ《それはーー》
スネーク「なるほど、明石に聞けばいいことだな。明石」
明石《はい。艦娘が使う艤装を、人間が使えない理由は色々言われていますが、恐らくは『人間が作った物ではない』からだと思います》
スネーク「確かに、艤装は妖精が作っているが、それに何の関係が?」
明石《・・・私も余り詳しくないんですよね・・・》
スネーク「・・・」
明石《まぁ、艦娘が知っていたらそれはそれで問題ですけどね。軍の最高機密ですし・・・》
スネーク「お寿司」
ミラー《ボス、何言ってるんだ?》
ヒューイ《・・・ボス、話を戻していいかい?》
ヒューイ《対イメイゴ用の武器は、一般的な弾薬と、艤装の弾薬を混合させた物だ》
スネーク「金剛?」
(金剛「Hey!ボス‼︎Lets Shoot‼︎ぶちかましてくだサーイ‼︎」)
スネーク「?」
ミラー《ボス、『金剛』じゃなくて『混合』。ミックスだ》
スネーク「あぁ、混合か」
ヒューイ《・・・》
ヒューイ《艤装の威力は、人間が作った物なら簡単に壊せるほどだ。イメイゴは、艤装を組み込んだ物だからね。並大抵の武器じゃ効き目がない。》
ヒューイ《艤装が使えれば一番良いんだけどね。人間には扱えない。艤装よりかは効果が薄いけど、無いよりはいい》
スネーク「それ、大丈夫なのか?」
明石《大丈夫ですよ。私が作りましたから。大丈夫です・・・大丈夫・・・》
スネーク「一気に不安になったな」
明石《少しは信用して下さいよぉ〜》
\ (>Д<)/
ミラー《ボス、そこを抜ければ地下工廠だ》
スネーク「了解」
〜〜〜
〜地下工廠〜
スネーク「カズ、地下工廠に着いたぞ。イメイゴの姿はないが・・・」
ミラー《運び出された後か・・・》
スネーク「このモニターに映っているのがイメイゴか」
ミラー《これが、イメイゴ・・・》
スネーク「あの左肩に載っているのが超重力砲か」
大将「来たな、ビッグボス‼︎」
スネーク「お前が呉の大将か」
大将「そうだ。どこまでこの計画ついて知っているのかは知らんが、既にイメイゴは起動待機状態だ。超重力砲もスタンバイ。これで何時でも核を撃てる」
スネーク「核?本当に撃つ気か」
大将「そうだ。超重力砲の砲弾に、核を用いる。本来の超重力砲は、未知のエネルギーを放出するものだが、それを核発射に使えるように改造した。未知のエネルギーは、俺たちには作り出せなかったからな」
スネーク「お前たちの目的は何だ」
大将「簡単な話だ。俺たち日本人が、自由になる為だ」
スネーク「自由?」
大将「俺たち日本人は、大戦に敗北した。その結果、日本はアメリカの属国扱いだ」
大将「アメリカのもとでは、俺たち日本人に自由はない。イメイゴを持ってしてアメリカからの庇護を断ち切って、日本をかつての帝国とする!俺たちは、アメリカを倒して、自由になる‼︎」
大将「まさしく、Sons of libertyになるのだ‼︎」
スネーク「パクんな‼︎」
大将「ビッグボス‼︎貴様の相棒に情報を与え、ここに誘き寄せたのは俺なんだよ」
スネーク「だからパクんな‼︎」
大将「貴様はかつて、ソ連領内で『シャゴホッド』を破壊。サンヒエロニモ半島で『RAXA』を破壊した」
大将「貴様が破壊できない兵器である事をアメリカ、ソ連に証明できればイメイゴの名前は世界中に伝わる」
スネーク「させるか‼︎」
⁇?「止まれ、ビッグボス‼︎」
スネーク「お前は‼︎」
ミラー《海自の兵士‼︎》
大将「お待ちしていました、閣下」
元帥「予定より手間取った。ここの制圧にな」
大将「閣下、何をーー」
大将「ぐわっ!は・・・離せ‼︎貴様ら‼︎」
元帥「海自が所有する艦娘の存在と各鎮守府。我々『陸自』だけではこうも上手くは行かなかった。感謝するぞ『海自』の大将」
大将「何⁉︎貴様‼︎」
陸自元帥「お前の『愛国心』とやらを利用させてもらった。あの、くだらないちっぽけなプライドをな」
大将「貴様・・・何が望みだ‼︎」
陸自元帥「ソ連に、イメイゴを引き渡す」
大将「貴様‼︎ふざけるな‼︎これは、俺たち日本人が作った物だ‼︎それに、何の得が‼︎」
陸自元帥「ただで渡す訳ではない。イメイゴをソ連に引き渡せば、彼らはイメイゴを使ってアメリカと対立しようとする。どうなると思う」
陸自元帥「『イメイゴは核を撃てる』という事実をソ連が知れば、イメイゴを絶対的な切り札として、ソ連はアメリカに核を撃つ。たとえ各国からの弾圧があっても、イメイゴなら制圧できる。そうすれば、世界は再び核の脅威の下に争う」
陸自元帥「世界は、ソ連から放たれた核で、再び大戦が始まる‼︎」
陸自元帥「第3次世界大戦の幕引きだ‼︎」
大将「貴様、それでも誇り高き日本人か‼︎」
陸自元帥「誇りで飯は食えん。お前は少し、現実を見る必要があるな」
陸自元帥「さぁ、入って来るんだ‼︎」
青葉「ボス、ごめんなさい・・・」
スネーク「青葉⁉︎」
陸自元帥「やっぱり貴方の下にいましたか。この若僧も口ばかりだ。全く使えない・・・」
陸自元帥「青葉、君は大将の下にいた。そして彼に解体すると脅されたそうじゃないか」
陸自元帥「それに、君の大切な仲間に君を襲わさせた」
陸自元帥「さぁ、この銃を貸してあげるから、彼を撃ちなさい」
ーーそう言うと、元帥は自分の銃を青葉に持たせたーー
大将「な・・・貴様‼︎」
スネーク「やめろ‼︎」
青葉「あ・・・青葉が、彼を・・・」
陸自元帥「そうだ。君が撃つんだ。良いのか?彼を許して。こいつがやった事は、許される行為ではない」
陸自元帥「こいつが君にやった事は、死の報復に値する」
青葉「青葉が・・・この銃で、提督を撃つんですか・・・?」
陸自元帥「そうだ。撃て。私が狙いを定めてあげるから、君は引き金を引けばいい」
青葉「・・・提督は・・・優しい方で、いつも青葉の話を楽しみにしてくれた人でした・・・。でも、大切な仲間に青葉を襲わさせた張本人で・・・」
陸自元帥「そうだ。辛かっただろう。さぁ、撃つんだ!」
大将「あ・・・青葉・・・すまなかった・・・」
青葉「でも・・・青葉には、提督は撃てません・・・。あんな事をされても、提督は・・・青葉にとって大切な人だから・・・」グスッ
陸自元帥「さすが、艦娘。いつまでたってもただの道具だ・・・」
ーーそう言うや否や、元帥は青葉の腕を大将の方へ誘導しーー
大将「⁉︎。待て‼︎」
バンッ
大将「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」
青葉「て・・・提督‼︎」
陸自元帥「報復には、死んだ手(dead hand)が相応しい」
青葉「いやあぁぁぁぁぁ‼︎提督‼︎」
大将「き・・・貴様、わざと外しやがって・・・」
陸自元帥「君にはまだやってもらうことがあるからな。イメイゴを統括する艦娘への指示系統。その権限を譲って貰おうか。彼女は君の言葉にしか従わないからね。君が一言、彼女に言ってくれればいい。『権限を私に譲る』と」
陸自元帥「さて、彼が口を割るまでに、貴方との話を済ませましょう。ビッグボス」
スネーク「話だと?」
陸自元帥「貴方はGHQの関与を疑ったそうではないですか。ですが、彼らは既に撤退済み。これは、我々日本が独自に進めた計画です」
陸自元帥「私は貴方に依頼をした際、深海棲艦と対峙する為と言いました。それは間違いありません。でも、本命は『イメイゴに搭乗させる艦娘の育成』なのですよ」
陸自元帥「だから我々は、貴方に艦娘の全指揮を譲渡し、貴方の軍隊の駐屯を認めました」
スネーク「呉に向かう俺たちを援護したのは何故だ。きまぐれか?」
陸自元帥「貴方の艦娘に、轟沈されては困るからですよ。あの戦いもあってか、貴方の艦娘はなかなかの練度になりました。ありがとうございます」
スネーク「貴様、どこまで人を‼︎」
陸自元帥「良くぞ彼女達をあそこまでの艦娘に仕上げてくれましたね。あの、何の取り柄もないただの道具を。貴方こそまさに、『20世紀における最も完璧な人間』ですよ」
大将「チェ・ゲバラ・・・か」
陸自元帥「そう。そして伝説と謳われた英雄は、日本人によって始末される」
陸自元帥「伝説とは所詮、大したことはない。虚実だ‼︎」
陸自元帥「それを今、このビッグボスが証明してくれる。見ておけ。伝説と謳われた男が、呆気なく死んでいく様を‼︎」
ウオォォォォォォ‼︎
セイシャ‼︎
ドゴーン
ウテッ‼︎
陸自元帥「何事だ‼︎」
陸自兵士「報告‼︎閣下、多数の兵士と艦娘が、呉に猛攻撃を‼︎」
陸自元帥「何だと‼︎」
ミラー「撃て!Go!Go!Go!」
ジョナサン「撃てえぇ‼︎突っ込めぇ‼︎」
ウオォォォォォォ‼︎
トツゲキダアァァァァァ‼︎
コロセエェェェ‼︎
長門「全主砲、斉射‼︎ てぇーー‼︎」
叢雲「沈め‼︎」
大井「海の藻屑となりなさいな‼︎」
赤城「装備換装急いで!第二次攻撃隊、全機発艦‼︎」
ミラー《仲間に当てるなよ‼︎》
艦娘達「わかってる‼︎」
赤城「敵の数、減りました!」
長門「よし!艦隊。この長門に続け‼︎」
グアァァァ!
ウワアァァァ!
陸自兵士「閣下、お逃げください‼︎ぐわぁぁぁ‼︎」
陸自元帥「クソッ‼︎」
長門「貴様、動くな‼︎」
陸自元帥「同士に砲口を向けるな!人形共がぁ‼︎」
長門「私達を人形扱いする貴様に、同士扱いされる筋合いはない‼︎」
叢雲「私達にだって、意思はある‼︎」
大井「私達は、人間のいいなりになるただの道具じゃありません」
赤城「私達の道は、私達で拓きます‼︎」
陸奥「長門、核の脅威は防げたわ。もう貴女や多くの人が、核で傷つくことはない」
長門「あぁ。本当に良かった」
ジョナサン「スネーク、無事か⁉︎」
スネーク「あぁ。大丈夫だ」
長門「勝利の・・・ボス!」
MSF兵 A「VIC BOSS・・・」
MSF兵 B「VIC BOSS」
MSF兵 C「VIC BOSS!」
一同「VIC BOSS!!」
VIC BOSS!VICBOSS!VICBOSS!
VICBOSS! VICBOSS!VICBOSS!
スネーク「まるで、ジャンヌダルクだな。お前達」
叢雲「なに言ってんの。みんな、あんたの為にやってきたんだから」
陸奥「これからも、提督として頑張ってもらわなきゃ」
大井「まだまだ、死なれたら困りますよ。ボス」
長門「まだ、勝負の決着もついていないしな」
赤城「貴方に命を救われましたから、今回は恩返しです」
スネーク「ありがとう。よく来てくれたな」
VIC BOSS!VICBOSS!VICBOSS!
VICBOSS! VICBOSS!VICBOSS!
〜〜〜
スネーク「青葉の様子は?」
ミラー《今は落ち着いたが、安静にしておくべきだな。俺たちとは、別のヘリに乗せた。彼女の希望だ》
スネーク「大将と元帥は?」
ミラー《元帥は独房にぶち込んでおく。大将は、失血が・・・。助かるかは分からん》
ジョナサン《こっちも頑張ってるんだがな。横須賀まで保てば、回復の見込みがあるが・・・》
ミラー《ボス、あんたは?》
スネーク「『彼女』を助けに行く」
ミラー《イメイゴか?》
スネーク「あのままにはしておけない」
パイロット《こちらモルフォ。イメイゴまでお送りします。ボス、お乗りください》
ミラー《・・・祝杯の用意をさせる。仮初めの、平和を祝おう》
〜〜〜
大将「くっ・・・グフッ・・・ふふっ・・・」ピッ
カチッ カチッ カチッ カチッ カチッ ピー
大将「ふふっ・・・ふはっ・・・よし、これでいい‼︎」ピッ
ミラー「なんの音だ⁉︎」
元帥「この死に損ないが、やりやがった‼︎」
大将「これからは・・・悪夢の始まりだ・・・」ピッ
〜〜〜
ーーCALLーー
ミラー《ボス、あいつが・・・イメイゴを起動させやがった‼︎》
スネーク「何だと?」
〜〜〜
ミラー「貴様、どういうつもりだ!」
大将「言ったはずだ。起動準備は完了していた。後は俺からの指示があれば動き出す」ピッ
大将「あいつには、アメリカに核攻撃を行なうように命令を下した。じきに、核攻撃を実行するだろう」
ピッ
〜〜〜
ミラー《スネーク、奴は事前に、核攻撃を行なうようにイメイゴに命令を下していたそうだ》
スネーク「何だって!目標はどこだ!」
ミラー《攻撃目標はアメリカだが、あの野郎、えらい事をしでかす気だ》
〜〜〜
大将「アメリカへの核攻撃。ソ連から行っただけでは、大戦の火蓋を切って落としただけだ。我々日本が、アメリカに核攻撃行う。そうすれば、反米感情に火がつく事になる」ピッ
大将「アメリカの属国である日本が、牙を剥く。アメリカがGHQを日本に置き、統治を行なったのは各国が周知している話だ」ピッ
大将「管理者であるアメリカが、管理する日本から攻撃を受けたと各国に伝われば、アメリカの管理意識に
各国が疑いを持つ」ピッ
大将「それに真っ先に食いつくのはソ連だ。対アメリカを掲げて、各国に戦争を持ちかける」ピッ
大将「それだけでなく、アメリカ国内でも反日感情が出てくるだろう。そこで、アメリカは日本に報復を行う」ピッ
ミラー「貴様、何を考えている」
元帥「この若僧は、イメイゴの存在を世界各国に知らしめて、日本が軍を持つ各国と対等に渡り合える国であると証明する事だ」
〜〜〜
ミラー《日本がアメリカに核攻撃を行う事で、アメリカの属国に対しての管理意識が低い事を各国に知らしめる。そしてアメリカ国内で反日感情を高めることによってーー》
スネーク「アメリカは日本への報復を国民に迫られる。日・米・ソだけじゃ済まないかもな」
ミラー《奴の思惑通りに事が進めば、報復の連鎖が!》
〜〜〜
大将「さぁ、イメイゴよ!私の夢を実現してくれ‼︎」ピッ
ーー指示を入力ーー
アメリカへの核攻撃
ーー設定中ーー
進行状況
■■■■■■■■■■■■
|ーーーーーーーー|ーーーーーーーー|
0_____________50____________100
70%
ーーERRORーー
指示を撤回することは出来ません
ーー現在の目標は日honiheatndgpatdtjtaj:2765%jgdxnp;2463gdtdjtjpmmgdpt¥t%2df¥t%564852463gdtdjtjpmmgdpt¥t%23gdtdjtjpmmgdpt¥t%22463gdtdjtjpmmgdpt22463gdtdjtjpajmjdmgdgbgwpagmdmhm23mdg50164;jmkyrchaadqyhmkohmqolmhmhmkmhmgmpvrvqzjpoqyrdgot%2df¥t%564852463gdtdjtjpmmgdpt¥t%23gdtdjtjpmt%56485mgdpt¥t%22463gdtdーー
ーー現行プログラムーー
depths of the sea
大将「何?何だこれは!」ピッ
〜〜〜
スネーク「カズ、イメイゴが動き出したぞ‼︎」
イメイゴ《シ・・・メ・・・》
イメイゴ《シ・・・ズ・・・メ・・・》
イメイゴ《沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ沈メ!!!!!!!》
〜〜〜
大将「クソッ!あの出来損ないが・・・グハッ」ピッピッピッピッ
大将「おのれ・・・おのれ!忌々しい、人形があぁぁぁぁぁ‼︎」ピッピッピッピッピッピッ
ピー
〜〜〜
イメイゴ《沈メ 沈メ》
イメイゴ《深ク 海ノ底へ》
イメイゴ《冷タキ海ヘ、沈メ‼︎》
スネーク「どうなってるんだ‼︎」
明石《ボス、貴方の近辺に、強大な深海棲艦の反応を感知しました‼︎》
スネーク「何⁉︎まさか・・・」
イメイゴ《沈メ 水底ヘ!》
明石《深海棲艦の反応は、イメイゴの内部からです‼︎》
ミラー《なんてことだ・・・スネーク‼︎》
スネーク「どうした」
ミラー《大将が、息を引き取った。それと、今のイメイゴは奴が望んだものでは無いようだ》
ミラー《奴がイメイゴ起動に使ったディスプレーに、異常が発生しているみたいなんだが・・・》
ミラー《これは・・・》
スネーク「カズ?」
ミラー《ディスプレーに表記されている文字だが『depths of the sea』とある》
スネーク「『海のどん底』・・・深海⁉︎」
ミラー《まずいぞ。もしあれが深海棲艦としての意識を持っているなら、奴は見境なく攻撃する!》
イメイゴ《ドコマデモ、ドコマデモ、沈ンデイケ‼︎》
ミラー《まずい!スネーク、イメイゴを止めてくれ!》
スネーク「クソッ、ヒューイ‼︎」
ヒューイ《スネーク、待たせたね。対イメイゴ用の武器が完成した。そっちに送るよ》
スネーク「わかった!」
赤城《ボス!援護に向かいます》
大井《勝手に死なないで下さいよ!》
ミラー《ボス、MSFも準備できた。あんたから、彼らに指示を出してくれ‼︎》
ーーサァ、来イ!!!!ーー
第13章 呉へ 完
第14章 本土近海及び内陸防衛作戦
注意:地の文、多く含みます
推奨BGM MI作戦 ボス戦
ミラー《ボス!イメイゴを止めてくれ!》
ヒューイ《スネーク、イメイゴの兵装について軽く話す。聞き流してくれても良い》
ヒューイ《イメイゴに搭載した武器は、超重力砲、ロックオン式の6連ミサイル、機銃、Sマインが搭載されている。けれどこれらの兵装は、深海棲艦と艦娘のどちらにも有効な武器に改良されている。だからって、人間が無傷で済むものじゃない。注意して》
スネーク「わかった」
ミラー《支援要請を受領した。すぐ向かわせる》
スネーク「よしきた!」
ミラー《ボス、早く!》
スネーク「わかってる!」
スネーク「サバイバルビュアー‼︎」
▶︎costume
▶︎battle dress
ーーバトル!ーー
ーー待たせたな!ーー
イメイゴ《主砲準備良シ。全門斉射》
ミラー《ボス、建物の影に隠れろ!》
スネーク「危なっ‼︎」ローリング
ヒューイ《スネーク、対イメイゴ用の武器は、ガトリングとミサイルランチャー2つだ。弾薬は沢山ある。気にしないでくれ》
ミラー《残弾が足りなくなったら随時送る。あんたは思いっきり銃弾を浴びせれば良い!》
スネーク「わかった!」
加賀《ボス、横須賀で待機中の一部の艦娘を率いてきました》
赤城《ボス、私達も到着しました。攻撃の指示をお願いします》
スネーク「あぁ、任せろ‼︎」
ーーイメイゴは、高い唸り声を上げる。何もかもを滅ぼすためにーー
イメイゴ《サァ、来イ!暗ク、冷タイ水底ニ、沈メ!!》
〜〜〜
ーースネークは、イメイゴに向けて多くのミサイルを当てる。だがーー
スネーク「クソッ!中々硬いな」
イメイゴ《ーー核発射シーケンスーー》
イメイゴ《ーー発射角度、設定完了ーー》
イメイゴ《ーー超重力砲スタンバイーー》
イメイゴ《発射マデ、4分》
スネーク「何⁉︎」
ミラー《スネーク、イメイゴを止めろ!超重力砲を、核を撃たせるな!》
ーーミラーが言い終わるや否や、スネークはありったけの火力を浴びせる。だが、イメイゴのカウントは一向に止まらないーー
スネーク「クソッ!各員、砲撃用意!!」
ミラー《よし!ボス、マーカーを設置してくれ》
スネーク「よし。カズ、いいぞ!」
支援砲撃マーカー射出器
イメイゴ《核発射マデ、残リ3分》
ミラー《マーカー確認。打ちまくれ‼︎》
MSF兵《了解!ボス、巻き込まれないようにご注意下さい!》
長門《ボス、私達も支援する。注意しろ》
赤城《第一次攻撃隊、全機発艦!》
加賀《ここは譲れません》
翔鶴《ボスに助けていただいたこの命》
瑞鶴《いまこそ、恩を返すときね!》
伊勢《さぁ、やるわよ!》
伊勢《あぁ、ボスから貰った命だ。私達もやろう》
長門《全艦、撃ぇー!!》
ーースネークが与えたダメージは、確実にイメイゴに蓄積されていた。彼女達の攻撃に音を上げ、イメイゴの右足が爆発。同時に、大きな火の手が上がるーー
イメイゴ《ーー脚部損傷、ダメージコントロールーー》
ミラー《よし!脚一本ぶっ壊したぞ!》
ヒューイ《確かにダメージはかなり与えたけど、駆動系統はまだ生きてる。動けなくなった訳じゃないよ!》
ミラー《だそうだ。気を抜くな、スネーク!》
イメイゴ《ーー自己防衛開始ーー》
イメイゴ《忌々シイ!沈メ!!》ミサイル発射
スネーク「まずい!全艦、回避行動に移行!奴の動きに注意しろ!」
艦娘達《了解!》
ミラー《ボス、弾薬を送る。受け取ってくれ》
スネーク「あぁ、頼む」
瑞鶴《ちょ、危ない!》
長門《全艦、退避!》
ウワー‼︎
ヤバイヤバイ!
シヌ、シンジャウヨアンナノ!
オチツケ‼︎
スネーク「ロボットとたわむれる、うら若い艦娘達・・・」
ミラー《絵になるな・・・》
ヒューイ《君たちも、わかるのかい?この素晴らしさが・・・》
君も、オタクかい?
俺もーー
叢雲《あんたら‼︎》
大井《少しは援護したらどうですか?》 (魚雷発射)
スネーク「うおっ!お前、俺に何か恨みでもあるのか!」HIT
叢雲《(その通りよ)》(魚雷発射)
スネーク「ふざけるな!」HIT
長門《(まったくだ)》
〜〜〜
スネーク「全く、ヒューイはなんて物を作ったんだ」
ミラー《大丈夫か、スネーク》
スネーク「あぁ。俺はまだ大丈夫だが・・・」
叢雲《あんたが援護しなかったおかげでね・・・》
大井《残弾残りわずかよ・・・》
ーーCALLーー
ジョナサン《スネーク、聞こえるか》
スネーク「ジョナサンか、どうした?」
ジョナサン《彼女達の弾薬が少なくなると思ってな、三笠を持ってきた。武装を外して、艦娘の補給や修理に特化させた。使うか?》
スネーク「おぉ、助かる!」
ジョナサン《お前ら!弾薬を持ってきた。無くなったら俺に言ってくれ!負傷した場合も同様だ!》
ワァー!
タスカッタ!
シヌカトオモッタ!
スネーク「(あれ?俺の面目丸つぶれじゃ?)」
〜〜〜
ミラー《ボス、もう一度ぶっ放せ‼︎》
スネーク「わかった。全艦、敵の動きを読んで行動。いつでも支援砲撃に対処できるようにしろ!カズ、頼むぞ!」
全員《了解!》
イメイゴ《沈メ、誇リト共ニ!》
スネーク「ぬうおぉぉぉぉぉぉ!!」ガトリング乱射
ーー今度は左足から爆発が起こる。ダメージコントロールを発動させたとはいえ、片脚で巨体を支えるのは無理がある。スネークはそれに目をつけ、左足にガトリングを放った。ーー
ーー分かりやすくいうと、ギプスをしている人間の、ギプスをしていない側の足を執拗に攻撃するという非常に汚いやりかーー(殴り)
イメイゴ《ーー脚部損傷。ダメージコントロールーー》
ミラー《よし!またやったぞ!!》
イメイゴ《調子ニ・・・、乗ルナ!!》
イメイゴ《何モカモ、沈メ!!》
イメイゴ《ーー核発射シーケンスーー》
イメイゴ《ーー発射角度、設定完了ーー》
イメイゴ《ーー超重力砲スタンバイーー》
イメイゴ《発射マデ、2分》
ミラー《ボス、また奴は撃つ気だ!止めろ!!》
スネーク「わかってる!」支援砲撃マーカー射出器
ミラー《マーカー確認。撃ちまくれ!!》
MSF兵《了解!ナパーム投下します。ボス、ご注意を!》
長門《ボス、気をつけろ!!》
長門《全艦、撃てぇー!!》
イメイゴ《私ハ、絶対ニ沈マナイ!!》
ミラー《よし!ボス、ゲージは残り僅かだ!撃てえぇぇぇ!》
スネーク「終わりだぁぁぁぁ!!」ミサイル発射
艦娘達《(ゲージって何?)》
イメイゴ《ーー機体大破・・・。制御・・・不能・・・。機能・・・停・・・止・・・ーー》
イメイゴ《沈ムノハ・・・私か・・・。ソウだナ・・・コれで・・・》
イメイゴ《これで・・・良かったのよ・・・。きっと・・・》
《ーーホントウニ、イイノカ?ーー》
《ーーコウナッタノハ、アノオトコノセイダゾーー》
ミラー《静止した・・・?》
スネーク「明石、深海棲艦の反応は⁉︎」
明石《微弱ですが、まだ残っています!》
《ーーもう、良いのーー》
《ーーナゼ?ーー》
《ーー彼女達を見て、気づいたのーー》
《ーー過去に囚われる、生き方はしない。前を見て、未来を望むべきだってーー》
《ーーウソダーー》
《ーーオマエハ、アノオトコヲユルシテイナイーー》
《ーーオマエノイッテイルコトハ、ウソダーー》
《ーーいいえ。私の言葉は本心よーー》
《ーー嘘を言っているのは、貴女よーー》
《ーーダマレーー》
《ーー許していないのは、貴女ーー》
《ーーダマレ!ーー》
《ーー憎んでいるのは、貴女自身ーー》
《ーーダマレ!!ーー》
《ーーダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレーー》
《ーーダマレ!!!!ーー》
明石《ボス、深海棲艦の反応が、急激に増幅中です!!》
推奨BGM 反撃!第二次SN攻略作戦 後半部ボス戦
イメイゴ《ーー再・・・起動ーー》
スネーク「何⁉︎」
ミラー《馬鹿な、あの状態で⁉︎》
ヒューイ《どういう事なんだ⁉︎あんなボロボロで、動けるはずがない!》
ミラー《スネーク!気をつけろ!!》
イメイゴ《ユルサナイ!》
イメイゴ《ナニモカモ、ホロンデシマエバイイ!!》
イメイゴ《ワタシヲクルシメル、スベテ!!!》
イメイゴ《ウミノソコニ!!!!》
イメイゴ《キエロ!!!!!》超重力砲スタンバイ
ミラー《あいつ、意地でも撃つ気か!》
スネーク「クソッ!やめろ!!」ミサイル発射
艦娘達《止まれえぇぇぇぇぇ!!!!》砲撃
イメイゴ《ーー損傷拡大。機能、一時停止ーー》
スネーク「やったか⁉︎」
明石《ボス、イメイゴに取り付けられている、円柱状の物が見えますか?》
スネーク「あぁ、見えるぞ」
明石《深海棲艦の反応は、その中から出ています!》
ヒューイ《それは、無人機として設計するときに載せるつもりだったAIポッドだ。ポッド内には、AIなどの機械は入っていないから、空洞になっているはずだ。》
スネーク「反応はまだあるのか?」
明石《はい・・・。まさか!》
スネーク「空洞ってことは、あの中に艦娘がいるかもしれない」
ミラー《ボス、危険だ!やめてくれ!!》
明石《ボス、中にあるのは深海棲艦の反応だけで、艦娘が居るとは限りません。やめてください!》
赤城《ボス、もう一度、お考え直しください!》
全員《ボス!!》
スネーク「いいか。この戦いは、俺たちが始めたんだ。なら俺たちには、この戦いを止める義務がある」
ミラー《ボス⁉︎》
スネーク「カズ、行ってくる」
赤城《ボス、おやめください!》
長門《ボス、貴方が行く必要はない!》
叢雲《そうよ!貴方が命を賭ける必要はないわ!》
大井《そうよ!もし貴方が死んだら、残された私達はどうなるのよ!》
明石《ボス、お願いします!行かないでください!》
明石《お願いですから・・・行かないでください・・・》ポロポロ
叢雲《私達を・・・置いて行かないでよ・・・ボス・・・》ポロポロ
大井《私達は二度と・・・大切な人を失いたくないのよ・・・》ポロポロ
スネーク「大丈夫だ。必ず戻ってくる。カズ、頼むぞ!!」
ミラー《ボス!》
ボスゥゥゥゥゥゥゥ!!!!
第14章 本土近海及び内陸防衛作戦
完
第15章 追憶の欠片
地の文含みます
イメイゴ AIポッド内
スネーク「かなり、暗いな。何も見えない」
スネーク「周りには・・・何もない。声が響かない」
ーースネークは、自身がとった行動を思いだす。イメイゴのAIポッドに入ったのだ。艦娘を救うために。すると、どこからか声が聞こえるーー
《ーー誰ですか?貴方ーー》
《ーー待っていたんだ。君をーー》
ーー今まで暗く、何も見えなかった空間に映像が浮かぶ。一人の男と、艦娘の会話だーー
《ーー私を、待っていた?ーー》
《ーーそう。私が、君の提督だーー》
スネーク「あいつ・・・大将か⁉︎」
大将(以下、提督)《よろしく。『大和』》
ーー『大和』と呼ばれた艦娘は、少しの戸惑いを見せながらも、凛とした声で返すーー
大和《はい。よろしくお願いします!》
スネーク「何だ?これは」
大和《提督‼︎》
ーースネークは、声がする方へと体を向けるーー
大和《提督、大和に対して『ホテル』って言うのやめてくださいよぉ〜》
提督《何で?》
大和《提督がホテルホテル言うから、駆逐艦の子達まで私をホテルって言うんですよ?挙句の果てに、『ホテル』が私の名前みたいに言う子だって・・・》
提督《ホテルホテルうるさいなぁ》
大和《提督のせいじゃないですかぁ!》
提督《わかったよ。ホテル》
大和《ほら!ほらまた言った!!》
提督《わかった。わかったよ大和。俺からきちんとみんなに言っておくからさ》
大和《お願いしますよ?提督》
提督《あぁ、そうだ。大和》
大和《何ですか?》
提督《そろそろ昼飯の時間だ。食いに行こう》
大和《いえいえ、大和が作りますよ》
提督《お!助かるね》
大和《お任せ下さい!大和ホテル自慢の料理をーー》
提督《いま自分で言ったよな『ホテル』って》
大和《もう!》
大和《第一艦隊、全艦帰投しました》
提督《お疲れ。今回のMVPは大和だ。おめでとう》
大和《大和が1番ですか。少し晴れがましいですね》
提督《そんなことはないよ。いつも助けて貰って、ありがとな》
大和《はい!次の海戦も、お任せ下さいね》
叢雲《ちょっと、あんた!》
大井《私達も頑張ったんですけど、何か言うことないんですか?》
スネーク「叢雲と大井か⁉︎」
提督《あぁ、お疲れ》
加賀《提督、補給をお願いしても?》
提督《ああ。構わんよ》
赤城《提督!私も行ってきます!!》
提督《てめぇは駄目だ!!》
赤城《えぇっ?》Σ(゚д゚lll)
提督《嘘だよ。行ってこい》
大和《ふふっ》
スネーク「赤城、加賀・・・」
ーーそれからも、あの『大将』と『 大和』の会話が続く。2人は面白おかしく話している。他の艦娘がいる中でもお構いなく、2人だけの空間で。だが、それはいつまでも続かなかったーー
大和《提督、退却の指示を!これ以上は無理です!》
叢雲《大丈夫よ!これくらい》
大井《心配性ね。問題ないわよ》
大和《だって・・・》
大和《貴方達、沈みかけてるんですよ・・・》
提督《大和、損傷は?》
大和《叢雲、大井が大破しています。これ以上は・・・》
提督《仕方ない。全艦、撤退だ》
大井《その必要はないわ》
叢雲《前方に、深海棲艦の群れがあるわ》
提督《な・・・お前た・・・お・・・きこ・・・とう・・・》
大和《提督⁉︎提督!!》
大和《まさか・・・通信障害⁉︎》
叢雲《きっとやつらね、頭を使うようになるなんて思わなかったけど》
大井《叢雲・・・》
叢雲《わかってるわよ・・・》
叢雲《大和。貴女、逃げなさい》
大和《え⁉︎》
叢雲《私たちを置いて、先に撤退しなさい》
大和《ま・・・待って!それなら私がーー》
大井《貴女が沈んだら、悲しむ人がいるでしょう?》
大和《貴女にだって・・・》
叢雲《『武蔵』のことじゃないわよ》
大井《貴女には、提督がいるでしょう》
叢雲《どうせ、私たちは航行が難しいし》
大井《逃げるよりは、戦って沈んだ方がね》
大和《やめてください!私がーー》
叢雲《大和『さん』。お願いします》
大井《私たちの最期の我儘。聞いて下さい》
スネーク「あいつら・・・」
大和《提督。第一艦隊、旗艦大和。帰投しました・・・》
提督《あぁ・・・。おかえり》
大和《・・・すいません。少し、休ませてください・・・》
提督《あぁ・・・》
大和《提督?何をしているのでしょうか・・・》
大和《ていとーー》
提督《ええ、駄目でした》
提督《あれでは、使い物になりませんね》
提督《はい。解体するしか・・・》
提督《えっ⁉︎・・・なるほど、了解しました》
提督《叢雲と大井が・・・えぇ、彼女を。はい》
提督《いえ、使い道がないガラクタ人形共でしたから、かえって清々しましたよ》
大和《そんな・・・あの提督が?》
大和《提督、待ってください!貴方、何を考えているんですか!!》
提督《なんの話だ》
大和《赤城さんを『中将』。加賀さんを『大佐』の元に向かわせたことです!》
提督《少し、口を謹め。上からの命令だ。一介の軍人の言葉で跳ね返せるものじゃない》
大和《それだけじゃありません!貴方、私を助けてくれた彼女達に向かってーー》
提督《どうした?大和》スイッチオン
大和《いいえ、何でも御座いません・・・》(虚ろな目)
提督《そうかそうか。なぁ、大和。お前は深海棲艦が許せないよなぁ?》
大和《はい・・・》
提督《深海棲艦を滅ぼしたいよなぁ?》
大和《はい・・・》
提督《少し、『俺たち』の手伝いをしてくれれば、お前の望みは叶うんだがなぁ?》
大和《・・・喜んで、お手伝いしますよ・・・。提督》
提督《はい、貴方のご教示通りに》
提督《はい。彼女は快く受け入れてくれましたよ》
提督《イメイゴは、彼女・・・》
提督《大和にやらせます》
提督《俺たちは、アメリカからの庇護を断ち切って、自由になる!》
大和《・・・え?》
提督《あんたが破壊できない兵器だと世界に証明できれば、イメイゴの存在は大きなものとなる!》
元帥《第三次大戦の幕開けだ!!》
大和《・・・私は・・・》
大和《私は、利用されただけ・・・?》
大和《私が嫌いだった・・・》
大和《戦争をまた始めさせるために》
《ーーユルセナイデショーー》
《ーーワタシガナントカシテアゲルヨーー》
《ーーダカラーー》
《ーーアナタノココロヲチョウダイ?ーー》
ーーそうして、映像が途切れたーー
スネーク「大和・・・君は」
ーー次の瞬間、辺り一面が強烈な光に包まれる。スネークが目を開けると、前には大和の姿があったーー
スネーク「大和か?・・・」
スネーク「さぁ、ここから出よう」
大和《・・・》
スネーク「立てるか?」
大和《・・・》
スネーク「・・・意識がないか。荒っぽいが、我慢してくれ」
ーーそう言って、スネークは大和を担ぎ上げる。そして、自身が入ってきた出口を探すのだったーー
第15章 追憶の欠片 完
第16章 終わらぬ悪夢
呉鎮守府 陸地
スネークがポッドに入ってから約6分
ミラー《ボス・・・》
叢雲「ボス・・・。ちゃんと帰って来なさいよ・・・」
北上「大井っち、大丈夫?」
大井「はい・・・。心配かけてごめんなさい。北上さん・・・」
長門「副司令、明石は?」
ミラー「あぁ、かなりショックが大きかったようだ。部屋で寝込んでる」
赤城「無理もないですよ」
瑞鶴「私たちだって・・・」
加賀「副司令。お願いがあります」
ミラー《駄目だ!ボスを探しに行くつもりだろう》
加賀「はい」
ミラー《いいか?ボスは必ず戻ってくる。俺たちは、それを待つんだ。ボスを待つことが、俺たちの、唯一の義務だ》
ガコン
スネーク「ふぅ。待たせたな!」
ミラー《ボス!》
叢雲「ボス!良かった・・・」
北上「大井っち、帰ってきたよ!」
大井「ま・・・まぁ、ちゃんと戻って来るって分かってましたし・・・」
大井《本当に・・・世話が焼ける人なんだから・・・》
スネーク「安心するのは早いぞ」
明石《ボス!!ちゃんと、戻ってきてくれた・・・!!》
スネーク「あぁ、済まなかったな。心配かけて」
明石《良かった・・・。本当に良かった‼︎》
スネーク「明石、イメイゴからの深海棲艦の反応は?」
明石《え?あっ、はい!現在のところ、反応はありません》
赤城「ボス、貴方が抱えていらっしゃるのは?」
スネーク「あぁ、『大和』だ」
赤城「戦艦、大和ですか?」
スネーク「そうだ。一緒にいたことがあるな?」
赤城「え・・・えぇ。何故ご存知で?」
スネーク「彼女からの贈り物だ」
赤城「?」
スネーク「気にするな。さぁ、まずはこいつだ」
スネーク「大和がイメイゴの中にいた。恐らく、彼女が操っていたんだろう。だが、どうも彼女は深海棲艦に意識を乗っ取られたそうだ」
ミラー《その話は、彼女から?》
スネーク「・・・少し、スピリチュアルな体験をしてな・・・。話すと長くなるが、まぁ、彼女からだ」
ミラー《?。ともかく、イメイゴを動かしている艦娘を救出したんだ。ミッション完了ーー》
明石《ボス!深海棲艦の反応が・・・》
スネーク「何⁉︎」
赤城「・・・!。ボス!!」
イメイゴ《ユルサナイ・・・ユルサナイ!!》
イメイゴ《ーー自己修復機能作動ーー》
イメイゴ《ーー活動維持の為、超重力砲を除くすべての武器をパージしますーー》
イメイゴ《オマエタチ・・・モロトモ・・・ウミニシズメル!!》
イメイゴ《ワタシヲクルシメルスベテヲ!ユルサナイ!!》
イメイゴ《シズメ!》
イメイゴ《シズメ!!》
ミラー《こいつ・・・まだ撃つ気か⁉︎》
ヒューイ《ありえない・・・。あれだけの損傷に加えて、操縦士がいないんだ。動くはずがない・・・。まさか‼︎》
スネーク「どうした?ヒューイ」
ヒューイ《深海棲艦の意識が、イメイゴと同化しているのか・・・?》
ミラー《どういうことだ?》
ヒューイ《彼女。大和が取り憑かれた深海棲艦が、イメイゴに取り憑いたのかも・・・》
長門「ボス!」
スネーク「各艦、砲撃!奴を止めろ!」
艦娘達「了解!!」
スネーク「何故だ・・・」
スネーク「何故止まらない!」
スネーク「何故だ!!」
スネーク「俺には、わからない!!」
スネーク「何がお前をそこまで突き動かすんだ!!」
スネーク「答えろ!!」
スネーク「教えてくれ!!」
スネーク「大和!!!!」
イメイゴ《ーー核発射シーケンスーー》
イメイゴ《ーー発射角度、設定完了ーー》
イメイゴ《ーー超重力砲スタンバイーー》
長門《まずい、撃ぇ!》
イメイゴ《ーー発射まで、5分ーー》
大井《効いてない⁉︎》
長門《怯むな!撃て!》
赤城《加賀さん、私たちも!》
加賀《ええ》
翔鶴「瑞鶴、私達も」
瑞鶴《艦爆に切り替え!攻撃隊、全機発艦!》
イメイゴ《ーー発射まで、4分ーー》
長門《ボス!奴が・・・。イメイゴが止まらない!》
赤城《大和!!》
スネーク「止めろ・・・」
スネーク「なんとしても、こいつを止めろ!!」
スネーク「ぬううぅぅぅぅぅぅぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
第16章 終わらぬ悪夢 完
第17章 ghost in the machine
地の文入ります
スネーク「撃て!撃てぇ!!」
ミラー《砲撃だ!やれ!!》
MSF兵《了解!斉射!!》
スネーク「止まれ!」
スネーク「止まれ!!」
スネーク「止まれ!!!!」
ーースネーク達は、止まることなく銃を撃つ。いままでの攻撃もあってか、イメイゴの様々な場所から爆発が起こる。足から。胴体から。そしてーー
イメイゴ《ーー損傷拡大。核発射シーケンス停止ーー》
ーーもはやそれは、かつての姿とは別物と言えるほどに破損したイメイゴだった。
スネーク「明石!」
明石《・・・まだ、残ってます・・・》
長門《なら、また動き出す可能性が・・・》
赤城《あの超重力砲だけでも破壊できれば・・・》
ヒューイ《イメイゴの兵装には、強化コーティングが施してある。損傷は与えられても、完璧に破壊するのは難しい》
スネーク「何なら破壊出来る?」
ヒューイ《・・・核爆弾なら・・・》
スネーク「ふざけるな!!!」
ヒューイ《ふざけてない!防衛のためとは言え、核戦争にも耐える様に設計されたんだ!》
ミラー《何か手はないのか!》
ヒューイ《機体を海に落とせれば!見ての通りに損傷が酷い。水が入り込めば、機体をショートさせられるかもしれない!》
ミラー《相重量は?》
ヒューイ《少なくても600トン》
ミラー《無理だ!こいつをどうやって・・・!》
イメイゴ《ーー超・・・重力・・・砲、エネ・・・ルギー充填ーー》
イメイゴ《ハッシャ・・・マ・・・デ、アト210ビョ・・・ウ》
ミラー《こいつ・・・!!》
イメイゴ《ハ・・・ッシャ・・・マデ・・・、200ビョ・・・ウ》
イメイゴ《ハッシャマデま・・・で190ビョウ》
イメイゴ《180》
イメイゴ《170》
ーーイメイゴは、もはや形を持っていない、おんぼろな姿になっている。駆動系の軋む音。モーターの音などが、まるで泣いているかの様な音を放つーー
イメイゴ《160》
ーーだが、イメイゴはカウントを止めない。何が『彼女』突き動かすのか。知るのは彼女自身ーー
イメイゴ《150》
ーーところが、イメイゴのカウントが段々とおかしくなっていく。意識が朦朧としている。息も絶え絶えになりながも、何かを語り続ける病人の様にーー
イメイゴ《1・・・50・・・》
イメイゴ《1・・・4・・・40・・・40・・・ビョ・・・1・・・30》
イメイゴ《1・・・20・・・秒》
ーーそして、イメイゴは立ちあがる。ただそれは、立ち塞がる悪夢ではなかった。大切な何かを、愛する何かを護ろうとする盾の様にーー
ーー平和の唄を歌いながらーー
The carpenters Sing 日本語歌詞
《ーーもう、いいでしょう?ーー》
《ーー貴女が苦しいのは、私が一番わかってるーー》
《ーーだって、貴女はーー》
《ーー私なんだからーー》
《ーー貴女は、寂しいのよねーー》
《ーーあの暗くて、冷たい海に沈むのがーー》
《ーー怖いのでしょうーー》
《ーー誰かに忘れられるのがーー》
《ーー私は、悲しいのーー》
《ーー平和を、見られなかった事がーー》
《ーーあの人との時間がーー》
《ーー貴女は、そんな私の一部なのよーー》
《ーーもう、いいのよーー》
《ーー私は、もう何も恨まないーー》
《ーー私はずっとここにいるから。貴女と一緒にーー》
《ーーだからーー》
《ーーお疲れ様ーー》
《ーー『私』ーー》
《ーーワカッターー》
《ーーモウ、ナニモクルシマナクテイインダヨネーー》
《ーーアナタモ、オツカレサマーー》
《ーーオツカレサマ。ワタシーー》
《ーーアリガトウーー》
《ーーワタシーー》
赤城《この唄は・・・大和が・・・?》
ミラー《スネーク・・・イメイゴが!》
ーーイメイゴはゆっくりと動き出す。ある場所を目指してーー
スネーク「自分から・・・海に入る気か・・・?」
加賀《自己犠牲・・・?》
長門《深海棲艦が取る様な行動じゃない・・・》
赤城《まるで・・・大和の意識がイメイゴにあるみたい・・・》
ヒューイ《何故だ・・・?》
ヒューイ《まるで・・・まるで科学を否定する様な事ばかりが起こっている・・・》
ヒューイ《明らかに、論理的思考じゃない・・・》
ジョナサン《これが・・・人でない者がとった決断・・・》
ミラー《スネーク、大和は・・・?》
スネーク「そうだ。大和・・・!」
ーースネークは、大和がいた場所に目をやる。するとそこにはーー
スネーク「大和・・・?」
スネーク「おい、大和!」
ーー彼女の体が、消えかけているのだ。まばゆい光と共にーー
スネーク「大和・・・」
ーー彼女の顔には、何ひとつ曇りがなかった。何かを成し遂げた、希望に満ち溢れた笑顔だ。その笑顔のまま、大和は光と共に空へと消えたーー
赤城《ボス、イメイゴが海中に沈没》
明石《同時に、深海棲艦の反応。なくなりました》
ミラー《ボス、イメイゴの・・・。核の脅威は去った。ミッション完了だ・・・》
ーーこれは、数ある歴史の中のほんの一ページ。その中の、決して表舞台には立つ事のない物語ーー
ーー伝説の男が見た、ありえないひとつの物語ーー
第17章 Ghost in The machine 完
後書きに重大発表あり。
最終章 BIG BOSS
ミラー「スネーク、まだここにいたのか。みんな、あんたを待っている。さぁ、帰ろう」
スネーク「俺はもう、戻らない」
ミラー「えっ⁉︎」
スネーク「断ち切れたよ」
ミラー「スネーク、何を言ってーー」
スネーク「迷いは断ち切れた!」
ミラー「どういうことだ?」
スネーク「俺は、間違っていたかもしれん」
スネーク「裏切られた気分だ」
ミラー「何を言ってるんだ」
スネーク「彼女。大和は、戦うために作られた『艦娘』だ。彼女は、イメイゴを沈めた。自分を犠牲にしてまで」
スネーク「その行動は、『彼女』に似たものを、俺に焼き付けた」
スネーク「『彼女』は俺に殺される事で、アメリカに身の潔白を証明した」
スネーク「大和は、イメイゴを海に沈めることで、世界を核の脅威から守った」
スネーク「戦うことしかできない者が、生業である『武器』捨てたんだ!」
スネーク「『彼女』は、武器を捨てたことで、それまでの人生と、俺を含む全てのものを否定した」
スネーク「命を捧げることで、軍人の全てを放棄した。経験も、信念も、名前も、地位も、俺も。何もかも全てだ!」
ミラー「それが、裏切られたと?」
スネーク「なら俺は、『彼女』とは別の選択をする」
スネーク「俺は、『彼女』とは違う未来を生きる」
スネーク「カズ、皆に知らせろ」
スネーク「今日から俺は」
スネーク「『BIG BOSS』だ!!」
最終章 BIG BOSS 完
皆様、このような拙い文章にお付き合い下さり、ありがとうございました。
最終章 BIG BOSSをもって、物語は幕を降ろさせていただきます。もちろん、GZ〜TPPは書きます。
書いてみたいと考えてあるものがあり、MGSそっちのけになるかもしれませんが、ご容赦ください。MGSは何があっても必ず完成させます。
次に立てようと考えているのは、このSSで使わなかった小ネタ、ストーリーの補完などを書いていくものを考えています。小ネタや、気になる点を読者の皆様から応募しておりますので、お気楽にコメントをどうぞ。
その次には、GZに入るための物語を短いですが書きます。
続きは【メタルギア×艦これ】天国の外側
となります。
えっ⁉︎大事なものが抜けてる?艦娘達にやらせるのは酷なので無しにしました。彼女達にあんな役はやらせません!(親心)
イメイゴの外見は?というコメントがありましたが、REXとサヘラントロプとピースウォーカーを足して割ったような物です。
脚はREX。ヘッドがサヘラン。武装の位置がピースウォーカーのような感じです。
ヒューイとストレンジラブ博士の絡みは、この物語では作りません。ヒューイというあだ名は、2人がNASAに居た時にストレンジラブがつけたという事にします。
PWでは、ヒューイが作った二足歩行兵器にAIを搭載する為に、コールドマンがストレンジラブを連れてきた。しかし、日本が欲しがったのは二足歩行兵器だけなので、ストレンジラブは必要ない。という話です
ぶっちゃけ、ヒューイのHappy ever after(幸せに暮らしましたとさ)は、作者自身が見たくなかったので。(身勝手)
それと、PV回数が5000を超えており私自身驚いています。見てくださる方々。ならびに、ご指摘や感想、こんなネタが見たいなどの様々なご意見を頂けましたことを誠に嬉しく思います。ありがとうございます。
このssは、ピースウォーカーとMGSⅤの2分割構成を考えております。
皆様、数々のご意見やご感想ありがとうございます。大変、励みになります。特に、先達であらせられるirondome様よりご感想を頂けたことが、何よりの喜びです。ありがとうございます。
ながもんハンター様より、句読点等が多いとご指摘を頂き、第7章でヒューイと出会ってから少し意識してみましたが、如何でしょうか。私自身ss初心者なので、ご指摘を頂けるだけでも力になるので皆様も遠慮なくおっしゃってください。
追記8:瑞鶴の会話文で、翔鶴指す際に『翔鶴姉ぇ』と表記した事ですが、『翔鶴姉』と一般的に使われているそうなのですが漢字ばかりで見辛くなると判断したために『翔鶴姉ぇ』としました。違和感を感じるかも知れませんがご容赦ください。
ここまでの長文にお付き合い下さり、ありがとうございます。
楽しみです続き待ってます。
いつか比叡カレーでMGS3の無線みたいなノリでカレーを食べたスネークが、不味すぎる!ボンカレーの方が旨いぞ
といったのがあったらいいなぁ
あっ>>2だけど回収されてたでござる、やったぜ。
「不味すぎるッ!」じゃなくて「なんだこれェ…」の方だったか。
あと4章までの知らぬ間に艦娘達が増えまくってることに驚いた。
まだ書かれてないだけでフルトン回収されたことのある艦娘も何人かいるのだろうか
次に見たいネタは武器の通信をスネークと明石で見たいなぁ(話題振り)
>>2
第3章で、大本営から何十人か送られてきた者から出してます。あまりにさらっとしか書いていなかったので、分かりにくかったかも知れません。
続き楽しみです頑張ってください!
中々口を割らない三下な大佐には、ストレンジラブ博士のやったような(PW)拷問か
オセロット(MGSの無印)のやつか…それてもTPPで屑化したヒューイにした拷問をするか
どこまで耐えられるかな…フフフ
このまま行けばZEKEでるのかな?w
是非とも完走して貰いたい良いSSです、ケミカルバーガーを作って更新を楽しみにしています。
同じくメタギア×艦これのssを書かせてもらってるものですが、毎回楽しく読ませてもらってます。もっとはやらないですかね、これ関係のss。というかはやれ。
頑張ってください。
この衛生兵、まさかエイハブ!?
もしかすると句点は使いすぎないほうがいいかもしれません。会話がプツプツになっちゃう。かなり期待であります!
おお!まさかメタルギアと艦これのクロス作品があったとは…驚きです!それに面白いし!
それと、この様子じゃ、サンディニスタの面々やパス、セシールも出てこなさそうだな…日本だし。
………久しぶりにPSPに電源でもつけてピースウォーカーでもやろうかな
なんとっ、モブ大佐が脱走したとは警備脆すぎィ!
艦娘すら脱獄に気付けてない時点で、お先が真っ暗だなぁ…
うげぇ、TPPで屑化してしまったヒューイやないかい…この世界線では、まともな生き方が出来たらいいなぁ…
なんでだろうか…この明石の工廠でピースウォーカーのダンボールで作られた戦車が出来そうな気がする
PWのフルトンはおかしかったな〜。
天井だろうと、地下だろうとお構いなく回収できたからな〜。
ジャナサンと聞いて一瞬生きてたのか!ってなったけど流石に別人だよな…。
ピースウォーカーではジョニーは出てこなかったけどここでは出てくるのかなwktk
何だかんだPWはネタが豊富で面白いなぁ。
あのチコの名シーン大好きだわ。
いい感じにネタとマッチしていて面白い。
出た段ボール戦車
ダンボール戦車に出番はあるのかな?
2がいいと思います。
2で、お願いします
3でおねがいします
せっかくですし。
二足歩行兵器に艦娘を乗せるのか…。でも、ストレンジラブ博士は確実に否定しそうな案だな。
有人宇宙飛行テストでのザ・ボスのような犠牲?を出させないようにAIつくるのに没頭した人だし。
一応ヒューイっていうあだ名名乗ってるから会ってるとは思うけど…。
唐突な、ヒデオw
イメイゴは、サヘラントロプスみたいな見た目なのかな?
こいつまともな日本語使えないのか?
文章に違和感しか感じないわ
ソリッドの方見てみたい。
キャラ壊れのギャグ、たまに入る顔文字がクッソ寒い