2016-12-31 00:49:07 更新

概要

とにかくヒマで特に読みたいss無い方は読んで感想くれるととっても嬉しいです
文章力、発想力が無いためゆっくり更新です…(;´∀`)
アイディアがあったら遠慮なくどうぞ('ω')
色々変えました(;一_一)



夏はいい


夏になると俺の心は明るくなる


いや、まあ俺だけなのかもしれないが……


何故、夏が好きだなんて思うようになったかなんて分からない


“涼”が好きだと思ったからなのかもしれない


“暑さ”が好きだと思ったからなのかもしれない


“賑わい”が好きだと思ったからなのかもしれない


まあ、理由なんてどうだっていい、俺はとにかく夏が好きだ




………


…………


…………とまあ、こんなことを考えながらふと榛名を見る


凄くいい笑顔で執務をしている


……そう、今は執務中だ


執務中に俺はぼんやりと夏について考えていたわけだ


もし、普通の人だったら注意するだろう


だが、榛名は注意しない、気づいても軽く微笑んでまた執務に戻る


彼女は働き者だ


いや、働き者と言うより仕事が好きなのだろう


毎日見ていれば分かる、


仕事をしている最中に仕事をしている事が快感でニマニマしちゃうのは彼女くらいだろう


そんな榛名の腕の動きを見てぼんやりと考える


嗚呼…榛名の二の腕から脇にかけてprprしたい…


~~~


なんだかんだ言って執務もひと段落付き、榛名と一緒に昼食に行くことにした


まあ、ほとんどすべて彼女がやってくれたようなものなんだけどね…


俺はただただ彼女のワキをどうやってペロペロするのかを考えていただけだし


………


食堂に入るとあまり人がいなかった


他の艦娘達はほとんど既に食事を済ませたのだろう


その証拠におやつの間宮アイスが一つしか残っていなかった


………


そういえば榛名は甘いものが好きなんだっけ


………


「お先どうぞ」


先に行くように榛名を促す


「まぁ提督は優しいのですね…でも榛名は大丈夫です」


謙虚だな


「うちの鎮守府はレディーファースト制だから」


そう言うと榛名は微笑みながら


「それでは失礼いたしますね」


と言って前に出た


この様子を見た人はきっと言うだろう


「こんな行為別に意味が無くね?」


とか


「どうせモテたいからやっているんだろう」


とか………


……まったくもって馬鹿らしい…


そんな浅はかな考えで俺は動いていない…


彼女に先に行かせたのはただ単に彼女の髪の香りを嗅ぐ……ハスハスッ……ためである。


………うん……いい香りだハスハスッ……


そしてこの行為を見た人は言うだろう


「こんなの犯罪だ」


とか


「どうせそのまま香りをオカズにご飯を食べるつもりだろう」


とか………


………まったくもって馬鹿らしい…


これは神性な儀式であった決して犯罪ではないし香りをオカズにご飯を食うなんて当たり前だ


むしろそうでなければ何のために嗅いでいるんだかわからん


「あら?」


………榛名が立ち止まったようだ


「ひえっ!?」


一体どうしたんだ?


「アイスが残り一つしかありませんね…」


なんだ、アイスの事か


そう思いながら 榛名の髪を嗅いでいた俺に対して文句を言おうと榛名と俺の間に割り込み文句を言おうとした瞬間に榛名が立ち止まってしまい、慌てて


自分も立ち止まるが俺が立ち止まらずに前かがみになった結果、谷間に顔をうずめられてしまった比叡 の胸から顔を離す


「ひぇっひぇんたい」


おいおい、ひぇーと変態が混ざってんぞ


「あ、比叡姉さま」


ようやく榛名も比叡の存在に気付いたようだ


比叡の存在は気づきにくい


それは影がうs……いや何でもない


「今失礼な事考えましたよね」


比叡がジト目で俺の事を睨んできて興奮する


「いや、別に…気配消すの上手すぎるなって思っただけ…」


「ウソですよね?影薄いとか思いましたよね?」


「否定はしない」


「そこは否定しましょうよ…」


「嘘だよ、お前みたいに騒がしいやつが目の前に現れて気づかない方がおかしい」


「それはそれでディスっているような…」


~~~


「で、わざと仕事を遅らせて皆がちょうどいない時間帯を狙ってやってきたわけですね?」


なぜ見抜いたし


「いや、そんな訳無いだろう?」


「そうですよ比叡お姉さま、今回の仕事が普段よりちょっと多かっただけです」


そう、今回の仕事は普段より少し重めだった、だから今回ばかりは金剛四姉妹に手伝ってもらう予定だったのだが…


「つーか金剛はどうした」


「お姉さまは1つ星から3つ星までの紅茶をめぐりに旅に出ました」


アイツはアホか


つーかなんだよ1つ星から3つ星までって…めぐって集めてどうするんだよ…つーか何だよ3つ星て…サントリーの3つ星紅茶じゃあだめなのかよ…


「はあ……」


溜息出ちゃう…


「………じゃあ霧島は?」


「霧島はメガネ探しの旅に出ました」


嘘だろ


驚いたわ


驚きすぎて顎外れたわ


………


嘘だよ


顎外れたは言い過ぎた


「で…比叡は今まで何を?」


「私は今まで金剛お姉さまの布団の香りを嗅いでいました。


何だよコイツ俺と同類じゃないか


「榛名は大丈夫です!」


榛名は大丈夫でも他が駄目なんだよ………


「不憫な妹ですね……」


お前が不憫にさせてるんだよ


「なあ榛名…」


「はい?榛名は大丈夫です」


「今からプールに涼みにでも行くか?」


「えっ?宜しいのですか?」


「えっ別に普段から海行ってるから別にいいんじゃ…」


「シャラップ」


………


クックックッ


これで榛名の太ももの付け根見ほうだい………


~~~


「それじゃあ俺は一人で潜ってるから皆は自由に泳いでいてくれ」


「はい!!榛名!!全力で遊びます!!」


「………」


「どうした?比叡」


「プールに来て潜るなんて司令は好き者ですね」


「……物好きと言え…」


~~~


プールの底から見える景色は最高だ


潜水艦はいつもこんな景色見ているんだろうな…


………


榛名の……太ももが…なめまかし……うっ


榛名の……南半球が……なめ……うっ


榛名の……ワキ……なめた……うっ


………


「提督長い間潜っていらっしゃいますけど大丈夫でしょうか…?」


「大丈夫です」


「助けに行った方が……」


「孕むからやめなさい」


~~~


うっ……もう……限界っ


流石にもうらめ…いったん浮上…


プールサイドに上がると耳の感じがおかしくなってるのに気づいた


「長い事潜っていたから耳が変になっちゃった……」


何となく榛名の方を見ると比叡と目が合った


「あっ痴漢…」


おいおい……


視姦ぐらい別にいいじゃないか


減るもんじゃないし…



ー金剛の帰還ー


「ヘーイ提督!たっだいまデース!」


なんか声が聞こえるが今は榛名の太ももを見るのに忙しいのでスルーする


「ヘーイ提督ゥー?」


何か声が近づいてきているが榛名のヒザを見るのに忙しいのでスルーする


「テ・イ・ト・クゥー」


耳元で何かを言われているが今は榛名のアキレス腱を見るのに忙しいのでスルーする。


「………」


榛名のつま先にしゃぶりつきたい


「…おっと…榛名がストッキングを穿いている写真を危うく落とすところだったデース…」


ナッナンダッテー!!!?


提督「金剛お帰り!さあ早くその写真を見せないさいぺろぺろ!」


金剛「ようやく反応してくれたけど…色々複雑デス…」


そう言いながら金剛は一枚の写真を差し出してきた


見るときわどい水着を着ている金剛が写っていた


金剛「………」


提督「………」


金剛「いやーんワタシのエッチな写真を見るなんてー提督のスケベ―(棒)」


提督「………」


金剛「………」


提督「…あ……ああ…」


提督「ああ…なんてことだ…俺の近くには金剛というとても魅力的な女性がいたという事に今更気づいてしまった」


金剛「本当デスかー?」


提督「ああ……キミの色気に俺はやられちまった」


提督「もう…キミしか見れない…」


金剛「そっ…そんな…ここではダメデース…」


提督「わかった…とりあえず…この後…イイかな?」


金剛「もっ…もちろんデース…」


金剛「ワタシの部屋で待ってマスね」


そう言うと金剛は自分の部屋に戻っていった…


提督「………」


とりあえず放置プレイ


~~~


提督「比叡、ちょっと頼みごとがあるんだが…」


比叡「今金剛お姉さまのニオイをたどるのに忙しいので」


提督「……金剛を犯したくはないかね?」


~~~


比叡に目隠しと拘束具を渡す


提督「金剛に目隠しさせて拘束しといてくれ、そしてその後に提督は1時間後に来る、と伝えておいて欲しい」


比叡「司令がそう命令したと言えば大丈夫でしょう」


提督「ああ、そうだな…そしてここからが重要だ…」


提督「金剛を拘束して1時間経過したら比叡の欲望を金剛にぶつけてくれ」


提督「方法は何だっていい…とにかく金剛を満足させるまでぶつけて欲しい」


提督「……とりあえずこれを渡しておく…」


比叡「これは?」


提督「お前の声の周波数を変化させ、俺の周波数に合わせる……つまりお前の声を俺の声にする道具だ」


比叡「………」


提督「………」


比叡「……いいのですか…?」


提督「構わん……ヤれ」


その夜は金剛にとってイキ地獄となった


     -完ー



      [霧島帰投]


<コンコン


提督「はいはいどうぞー」


<ガチャッ


霧島「ただいま帰りました」


提督「おお、お帰り……って…何その大量の荷物は?」


霧島「メガネです」


提督「………」


霧島「………」


提督「全部?」


霧島「はい、ほぼ全部」


提督「………随分と大量にあるな…」


霧島「はい、沢山買い込んできましたからね」


提督「いや、そりゃそうだけどさ」


霧島「?」


提督「つーかさ、メガネって沢山あっても使わなくないか?」


霧島「そんな事は無いんですよ?」


霧島「そもそもメガネにはたくさん種類があるのはご存知ですよね?」


提督「いや…知らんけど…」


霧島「メガネには大まかに分けて、ボストン、ウェリントン、ラウンド、スクウェア、オーバル、ディアドロップ、フォックス、バタフライと言った種類があります」


提督「…はあ…」


霧島「そして、その中にもさらに様々な種類のメガネが存在します」


提督「………」


霧島「例えばこのメガネですが…」ゴソゴソ


提督「………」


霧島「どちらもオーバル型なのですが…デザインが全く異なりますよね」


提督「………」


霧島「右のこれはフレームが太め…つまりフレームが主体となったデザイン…」


提督「……グゥ…」


霧島「それに対し、左のこれはフレームがあまりありません、レンズだけで勝負…といった意気込みが感じられます」


提督「……ムニャ……ムニャ……」


霧島「しかし!上から見ると一目瞭然ですが、なんとこのメガネ…フレームの色が角度によって変化するんです!」


提督「……ムニャ……榛名……」


霧島「そして驚くべきは………提督?何かおっしゃいました?」


提督「……俺を……ムニャ……殴ってくれ……」


霧島「はい!分かりました」グッ


<ゴスッ!!


~~~


提督「服が透けて見えるメガネでもあれば俺もメガネに興味が持てるのだがな…」鼻血ダラー


霧島「ある訳無いじゃないですか」


提督「じゃあ乳首の部分だけが透けて見えるメガネとか…」


霧島「ある訳無いじゃないですか」


提督「……使えないな……」


霧島「あなたはメガネを何だと思っているのですか…」あきれ顔


提督「見れない景色を見れるようにする道具?」


霧島「……合ってますね…」


提督「見たか!!」ドヤぁ


霧島「………」イラッ


<ゴスッ!!


~~~


提督「無いなら作ってしまえば良いじゃ無いか!!」鼻血ダラー


霧島「そんな発想に陥るなんて提督は危険な存在ですね」グッ


提督「ちょ!!ちょっと待ったー」アセアセッ


霧島「…何ですか?」


提督「そうやってすぐに俺の顔を殴るのは良くない!!鼻が折れたらどうすんだよ!」


霧島「……いえ…別に提督の排除を目的とした暴力行為ですので…そもそも鼻が折れるなんて気にする意味が無い気が…」


提督「お前のほうが危険な存在だろ!!」


霧島「………」


提督「ヒイッ!!ごめんなさい!!」ビクッ


霧島「………」


提督「……あっ!あんな所にメガネが生えてるー!」


霧島「メガネが生えてる!?」バッ


提督「クックックッ馬鹿め…」ガッ


霧島「ちょっと!提督!メガネなんて生えてないじゃないです…か…あれ?」


霧島「さっきまで手元にあったはずのオーバル型の緑のフレームのチタン合金製のメガネが見当たらない…?」キョロキョロ


提督「クックック…お探し物はこれかな?」ニヤニヤ


霧島「あっ!それです!提督!返して下さい!」


提督「ヤダね~」お尻ペンペン


霧島「………あ゙?」ギロッ


提督「ヒッ(ビクッ)……あ…あの…霧島さんのメガネ様を人質に取らせて頂いたので…出来れば抵抗は止めて頂きたく存じ上げ奉りま候…」ビクビク


霧島「その人質とは…これの事ですか?」スッ


提督「…あ…あれ?いつの間に…?さっきまで俺の手元にあったじゃん…」チラッ


メガネ「………」


提督「あんじゃん!!」


提督「俺の手元にあんじゃん!!」


提督「何だよそのメガネ!!」


霧島「スペアです!!」


提督「スペアかよ!!」


霧島「だから壊れても大丈夫!!」


提督「何だよその理屈!!訳わかんねえよ!!これだから脳筋は困るんだよ!!」


霧島「……脳筋じゃないですよ?」


提督「えっ」


霧島「私にはさらに別な策があるんです」


提督「はい?」


霧島「実はこのメガネ…」


提督「えっ?なに?怖い?」


霧島「三年間の保証書付きでもあるんです!!」


提督「ギャー!!……って…ええ…?」


霧島「つまり三年間は壊し放題…」ニヤリ


提督「いや、それは流石に違うと思うけど」


霧島「…とりあえず…私の大切なメガネを人質に取ったのは万死に値しますね」ユラリ


提督「いや…いっぱいあるから一つぐらいいいじゃん、それに保証書も」


霧島「………」ギロリ


提督「ひっ!!火に油を注いじゃったーー!!」ガクガク


霧島「そういえばこんなのも買って来たんですよ」ニッコリ


<木刀


提督「やめて!私に乱暴(ガチ)する気でしょう!グロ同人みたいに!グロ同人みたいに!」


霧島「………」ニコニコ


提督「いやっ…らめっ…来ないでっ」フルフル


霧島「この部屋は既に防音加工済み…だからいくらでも声を出してもいいんですよ?」満面の笑み


提督「そっそんなの求めてな…やっ!…らめっ!」


提督「らめー!!」


提督の悲鳴は響き渡らなかった


           -完ー


                     [二重でお見舞い ]



提督「ああ…もうこんな時刻か……ふぁ…あふ…」


提督「もう夕方か……思えば今日一日何も無かったな…」


提督「ずっと寝てるだけだし…寝る以外だと飯を食うか窓の外の景色見るくらいしか無いし」


提督「退屈なんだよな…」


提督「あ~あ……てゆーかさ~…何でさ~…」


提督「何で誰もお見舞いに来ねーんだよ!!!!!!」


提督「ふざけんなよ!!俺は提督だぞ!!仮にも上司だぞ!!」


提督「上司のお見舞いくらい行くだろ!!!」


提督「………はあ(溜息)……」


提督「……まあいいよ…百歩譲ってお見舞いは行かなくいいとするよ…」


提督「…でもさ…」


提督「俺にケガさせた霧島は別だよね!!普通はケガさせたらお見舞い行くよね!!」


提督「常識だよね!!!!!!」


提督「………」


提督「………まあいいや…」


提督「……はあ(溜息)……」


提督「……………」


提督「…まあいいよ……二百…いや、五百歩譲ってケガさせた側もお見舞いに来なくてもいいとするよ…」


提督「…でもさ…」


提督「普通は何かしらお詫びの電話の一本でも入れるよね!!」


提督「何で電話すらして来ねーんだよ!!ふざけんな!!」


提督「のんきに紅茶なんて飲んでる場合か!!」


提督「俺にも紅茶淹れてくれy……はっ!!」


提督「…………」


提督「紅茶淹れる暇あったら!!詫びの電話入れろー!!」


提督「………なんてね……ふふっ……」


提督「……ふふっ……うふふふふっ……あははっ……」


提督「………あ……はは……あれ?」


提督「何で俺泣いてるんだ?」


提督「お…おかしいな…」グスッ


提督「俺…メンタルには結構自信あったんだけどな…」


提督「鋼のメンタルだし……はっ!!」


提督「メタルメンタルだし笑」


提督「……………」


提督「うっ……ひぐっ……う…うえええ…」


提督「何でだよぉぉぉ!!何で俺の話相手が居ないんだよぉぉぉ!!」


提督「寂しいじゃねえかよ!!ふざけんじゃねえよ!!」


提督「ふざけんなよぉぉぉ……」


<プルルルル…プルルルル


提督「あ?あれ?電話?」


提督「あ、はい、モシモシ?」ガチャ


霧島「もしもし、霧島です、調子はどうですか?提督」


提督「あ…ああ…大丈夫…大丈夫だ」


霧島「なら良かったです、メンタルがやられていたらどうしようかと思っていましたよ」


提督「あ…ああ……まあ……大丈夫だ…」


霧島「……わかりました…それでは少し忙しいのでここら辺で電話を切らせていただきま」


提督「あ!!ちょっちょっと待ってくれ!!」


霧島「………何です?」


提督「あ…いや…その……」


提督「そっちの様子はどうだ?」


霧島「……ただ忙しいです……あなたが居ないから…」


提督「…へっ?」


霧島「早く回復してきて下さい」


提督「あっああ…任せてくれ」


霧島「……あっ!!そうそう、そういえば提督にお見舞いの品を渡すために赤城さんにお使いさせたのですが…」


提督「何となく分かるから別に言わなくてもいいよ、食っちまったんだろ?」


霧島「はい……」


提督「別にいいよ、仕方が無い、アイツは普段頑張っているんだからそれくらい許してやってくれ」


霧島「いえ…そういう訳には行きませんので…」


提督「何だよ…一体何したんだよ」


霧島「先ほどお見舞いの品を持たせてもう一回お使いに行ってもらいました」


提督「……はあ?……何でまた……それじゃあまた食べられちゃうじゃないか」


霧島「はい、ですので今回は工夫を凝らしました」


提督「工夫?」


霧島「はい!なので安心して下さい!きっとそろそろ到着すると思いますよ!」


提督「そうか、ところで工夫って何だよ?」


霧島「………知りたいですか?」


提督「うん、知りたい」


霧島「比叡お姉さまの手作り」


提督「ちょっと待て、ふざけるな」


霧島「私はふざけてなんかいません、真面目です」


提督「え…いや…嘘でしょ…ふざけ…」


<ガラッ


赤城「こんばんは提督、お見舞いの品をお持ちいたしましたよ」ニコッ


提督「あ…赤城…」


赤城「こちらです、残さず食べてください」パカッ


<フシュゥゥゥゥ(腐臭)


提督「ひっひぇええええ!!助けて!!霧島!!嫌だ!!食いたくない!!死にたくない!!」


霧島「…ごめんなさい…」


提督「ひぇ!?」


赤城「はい、あーん」


提督「嫌だ!!絶対嫌だ!!俺は絶対食べないぞ!!」


赤城「え…でも霧島さんから無理やりにでも提督の口に全てを押し込めって…」


提督「えっ……ちょっ……霧島さん?」


霧島「………」


赤城「はい、あーん」


提督「霧島…霧島ぁああああっ!!…ムグゥ!!」


赤城「まあ、大きく口を開けて頂けて嬉しいです、さあ、どんどん食べましょうね」ニコッ


提督の悲鳴は響き渡らなかった


                          ー完ー


比叡が作ったのは唐揚げです

腐臭はしますが腐っていません

ただし食べたら命に異常をきたす可能性があります

夜のテンションだから許して…




               [金剛のお見舞い]


金剛「Hey!提督!遊びに来たYo!」


提督「ラッパーかよ」


金剛「ん?楽器デスか?」


提督「ゴメン、ラッパじゃない」


金剛「お握りを包む…」


提督「ラップじゃない」


金剛「きゅうり大好き」


提督「河童じゃない」


金剛「あーでも無い、こーでも無い、ややこしくしちゃ」


提督「ややこしいのはお前だよ」ゴスッ←金剛の頭にチョップした音


金剛「いっ痛いデース!!」


提督「すまん」


金剛「……まあ良いデース…そんな事よりも…」


提督「ん?」


金剛「今日は提督に言いたいことがあって来マシた」


提督「うん?」


金剛「入院中は安静にしておかないとダメデース!」


提督「………うん、そうだな」


金剛「いくらワタシが魅力的だからと言って、毎晩毎晩ベット脇に来られては…///」


提督「ん?」


金剛「病院から鎮守府までわざわざ来て貰っテモ……その……困っちゃうっていうか…」


提督「………ああ……成る程、そうだな」(比叡か…)


金剛「ああ…提督を虜にしてしまう自分の魅力が怖いデース……はあ(溜息)」


< イラッ


提督「……なあ、金剛」


金剛「ハイ?」


提督「今度枕元にカレーの具材を置いておいて欲しい」


金剛「ホワット?何故デス?」


提督「金剛に食べさせてあげたいんだ、朝カレーを」


金剛「朝カレー……」


提督「頼む、俺に作らせてくれ」


金剛「でも」


提督「頼む…作りたいんだ…」


金剛「……んもーしょうがない人デース」


提督「ありがとう…」


金剛「……じゃあ今回はこれで帰るネ」


提督「おう、ありがとうな」


金剛「イエイエ、どーいたしマシて!」


~~~


「ひえ!?カレーの具材があります!」


「つまり…これはお姉さまが私にカレーを作って欲しい…という事ですね!」


「よぉおし!!気合い!入れて!行きます!」


~~~


提督「よお、調子はどうだい?」


金剛「……最悪デース……」


提督「いや~……しかし……ついて無いな~金剛も」


金剛「本当デス……まさかワタシが提督と同じ病院に入院するとは……」


提督「寒気と冷や汗が止まらなくなったんだっけ?ご愁傷様」


金剛「ついでに吐き気も……」


提督「そっか……」


金剛「デモ良かったデス、こうして提督と同じ病室にいれるので」


提督「……えっ?」


金剛「だって、寂しかったって…」


提督「……えっ…」


金剛「一人にして申し訳なかったデス」


提督「いっ……いや…」(何この罪悪感…)


金剛「デモ、ワタシが来たからには寂しさも和らぐデス」


提督「………」


金剛「どうしたデス?胸の辺りなんて抑えて…」


提督「………いや……申し訳ねぇなって……」


金剛「ハイ?何か言いマシた?」


提督「いや……実は…」


<プルルルル!プルルルル!


<ガチャ


金剛「ハイ、金剛デス…えっ?比叡?」


提督「ん?どうした?」


金剛「お見舞い?ワオ!嬉しいデース!!」


提督「………え…ヤな予感が…」


金剛「エッ?カレー?」


提督「………」


金剛「……ハイ……了解デス……」


提督「………」


金剛「………急がなくてもいいデス………じゃあ……」



<ガチャ


<ツー…ツー…


提督「………」


金剛「………」


提督・金剛「「脱獄」」



十三分後に窓枠にはまった金剛とフェンスに昇った状態で降りれなくなった提督が看護師によって助けられたのはまた別の話


        -完ー


このSSへの評価

3件評価されています


Abcdefg_gfedcbAさんから
2016-12-28 01:44:19

SS好きの名無しさんから
2016-12-04 10:04:25

よっこーさんから
2016-09-19 04:16:13

このSSへの応援

4件応援されています


SS好きの名無しさんから
2019-07-28 08:24:16

Abcdefg_gfedcbAさんから
2016-12-28 01:44:17

SS好きの名無しさんから
2016-12-04 10:04:28

よっこーさんから
2016-09-19 04:16:14

このSSへのコメント

6件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2016-07-18 02:18:45 ID: KEkr1boP

おお、伝説のたぬポンさんだ!
お久し振りの投稿、乙です!

2: たぬポン 2016-07-18 21:16:00 ID: hI92LxYm

コメントありがとうございます!!
伝説て…(;´∀`)
まさか自分の事を知っていてくれていたなんて嬉しい限りです(*^_^*)
これからちょっと忙しくなってしまい更新のスピードもあまりありませんが
の~んびりとみて頂けると嬉しいです('ω')ノ

3: ひまな人 2016-07-21 21:38:33 ID: Vx4rXjFb

1でコメントした者です。

なんてジェントルマンな提督だ。

よし、自分も見習って、
匂いをkg(血で真っ赤に染まっている)

4: たぬポン 2016-07-21 22:54:39 ID: E87-vmW0

ひまな人さんコメントありがとうございます!!

1コメのってひまな人さんだったんですね(笑)

そうです、紳士たるもの優雅でなくてはなりません

優雅にニオイをハスハスハs

    _人人人人人人_
    > 突然の死 <
     ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

5: よっこー 2016-09-19 04:19:01 ID: 7H5bCwH0

お初失礼しやす。ほい、誤字報告

霧島と提督のメガネとところ
提督「すぐに折れの顔を殴るのは良くない!!鼻が折れるだろ!」
~終了

変態的な提督とは、感情移入しながら見れてしまうので読み応えがありやす…ハッ
いえ、これは特には榛名にあんなことやそんなことをしたいってわけではなくて…ハッ

…霧島に俺のメガネ選んでほしいわ

次回の更新楽しみにしてやす

6: たぬポン 2016-09-19 23:13:50 ID: sD37rQvK

よっこーさん、コメント+評価+応援ありがとうございます!!

確かにミスってますね(笑)
これはアホだ…
ありがたく修正させていただきます!

それに色々感想を言って頂きとても嬉しいです!
これからも、ゆっくりですが、榛名にあんな事やこんな事をする予定ですよ(紳士的な笑み)


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