【R-18】速水奏「貴方と私の誰にも言えない秘密の関係」【モバマス】
アイドルマスターシンデレラガールズの速水奏とプロデューサーのSSです。M気質のプロデューサーにお願いされて女王様を演じる奏ちゃんのお話。
モノローグ調
【2017/10/5】完結済
【2022/09/30】誤字脱字の修正。途中からルート分岐を追加
文章途中に
■■■分岐■■■
という行があり
そのまま下へ進むと、メルレ気味挿入ルート
後書きへ飛ぶと、奏ちゃんのペニバン装着ルート
後書きのルートが以前から掲載していたもの
いつからだったかしら、この倒錯した世界に足を踏み入れたのは…。
ここはVIP御用達の秘密クラブ。
性倒錯症の患者達が集う場所。
それにしてもプロデューサーさんは一体どこでこの場所を知ったのかしら。
さっきだってプレイルームへ向かうまでの廊下の先で、TVで見かけたことのある政治家の先生が若い女を連れて歩いていたわ。
でも、全裸に四つん這いで首を鎖で繋がれていたから、むしろ連れられてるって感じだったけれど。
ひょっとしたら、同じ趣味を持つお仲間からの誘いでもあったのかしら…なんて。
今、この部屋にいるのは立場を超えて背徳に満ちた淫佚(いんいつ)な関係に溺れる愚かな番(つが)い。
エロティックで薄暗い桃色のライトが彩る空間は、普段なら見ることさえも無いような拷問、拘束の道具で溢れているわ。
本来なら愛を語らうはずのベッドでさえも、ご丁寧に枷が付いているくらいだもの。
そう……ここはまるで別の世界。
ふふ、いつもと同じように落ち着いてみせたつもりでも、奥底から湧き上がる興奮は隠せないみたいね。
肌に喰いこむボンテージのタイトな締めつけと、より速く全身を巡る律動が私をさらに昂らせていく。
まるで気分はB級映画の女王様。
前に周子から絶対似合いそうなんて、遊び半分に揶揄(からか)われた事もあったわね。
まあ、実際には自分でもけっこう様になってる気がするのがちょっと釈だわ。
だから、貴方の評価も聞いてみようと思ったけれど…やめておくわね。
だって私のことなんてまるで見えていないんだもの。
上から覗き込んだ目の前の彼は、口だけ開いた全頭マスク。
膝を折った足は腿と脛をベルトで拘束されて正座の状態。
それに加えて後ろ手に掛けた手錠を支柱に繋がれ、身動きだって取れないでいる。
なのにさっきから何かを期待するみたいにソワソワと躰を震わせちゃっているんだもの。
全く…。わざわざこんな所にまで来て、他人に支配される願望を満たしたいだなんて本当に滑稽ね。
でも、そんなことを言っている私だって所詮は同じ穴の狢(むじな)。
いいわ、遊んであげる。
彼の顎に指を掛け、顔を更に上へ向けるように促すと、ピッと背筋を伸ばし躰を硬直させるの。
ハッ、ハッ、ハッと、大きく呼吸を繰り返すその様は、主人を前にした従順な大型犬みたい。
そうね、今の貴方は私に忠誠を誓うペットだもの。まだ待ての時間よ。
ゆっくりと過ぎていくこの時間が、口の中に溜めた唾をより熟成させるのだから。
30秒…、1分…、2分…。
まだよ、まだ待ての時間よ…。
二人だけの静まり返った部屋の中、微かに響くカチコチと時を刻む無機質な音色がいつもより時の流れを後らせているみたい。
プロデューサーさんはもう我慢の限界かしら。
ねえ、焦れったい?
ガチャガチャと柱に手錠がぶつかる事なんて御構い無しにその身を乗り出し、ポッカリ開いたオープンマウスの口枷から尖らせた舌を必死に伸ばしている。
ふふっ、キライじゃないわその態度。
純粋な欲望に従って私を求める姿が無様で愛らしいじゃない。
もう少しこのままでもいいけれど、彼の姿を見ていたら私もなんだか疼いてきちゃった。
お腹の下の方、女の部分がキュンて少し息苦しくなっているもの。
そう…、私も貴方も頃合いね♪
はい、あ~ん。
ご褒美の時間よ。
口の中に溜めたツバをたっぷりとあげるから、しっかりと受け止めなさい。
狙いを定めるのに尖らせたクチビルから舌先をチロリと出して、ほんの少しづつ垂らしたツバはくちゅりと水音を立てて落ちていく。
とろりと細い糸を引きながら重力に従う唾液の珠は、ゆったりとした軌跡を描いて彼の口の中へと吸い込まれていった。
どう、美味しいかしら?
唇を結び垂れた糸を断ち切って彼の様子を伺うと、ご褒美の到着にフゴフゴと呼吸を詰まらせながらも喜びに浸っているわ。
そんなに他人の唾液が好きだなんて、やっぱりプロデューサーさんは変態ね。
ほら、つぎ…。いくわよ。
私は彼を見下ろしながら、再び糸を垂らしていく。
出会った頃は貴方とのロマンスを期待した時もあったけれど、こんなに惨めな姿を晒す人だなんて思ってもみなかったわ。
イケメンで巨チンのくせに、とんだドエム男なんだもの。
残念なイケメンって、プロデューサーさんみたいな人の事よね。
このマスクの下だって今はどんな顔をしているのか見えなくても、とても見れたモノじゃないのが判るわ。
みんなに好かれる好青年でカッコいいと評判のプロデューサーさんがこんなにもド変態だって知ったら、アイドルを辞めちゃう娘がいるんじゃないかしら。
そんな彼は私のツバをしっかり口に溜めた後、愛撫するように喉を鳴らして愛おしむ。
ねぇ、まだお楽しみのところ悪いけれど、もうなくなっちゃったみたい…。
それにしてもプロデューサーさんの嬉しそうなこの表情。
口元以外はマスクで隠れているのにあからさまね。
なら、次のご褒美をあげようかしら。
私は二の腕まであるフィンガーレスのドレスグローブから人差し指を彼の口へと押し入れる。
!!
あら、ごめんなさい。
ちょっと奥まで行き過ぎたのかしら、喉まで入った指で嘔吐かせちゃったみたい。
少し苦しそうに咳き込んだプロデューサーさんが落ち着くのを待ってから私は再び指を添えた。
これなら大丈夫でしょ…。さあ、舐めて。
呼吸を整えた彼は閉じることができないその口で、舌の上に置かれた指先を丹念に舐めていく。
上下から前後左右の全てにわたり、ゆっくりと円を描くようにベロリと舌を絡ませ続けるの。
そう、爪の裏から指の付け根まで執拗なほどに何度でも…。
んふっ、舌先を使った繊細な愛撫に思わず声が漏れちゃう。
指の間、股の部分にベロンと舌を這わされると、まるでアソコを舐められてるみたいに想像しちゃう。
酔いしれるようにうっとりとした気分になった私は、もう一本を快楽の壺へと誘(いざな)われるように挿れた。
人差し指と中指の合わせて二つ。
まだ苦しくはなさそうだけれど少し狭くなったのかしら、ねっとりと舌を絡めた後は指の腹を撫でるようにしゃぶり始める。
始めは前後にゆっくりと動かしながら、だんだんとスピードを上げるように速く。
んっ…。
愛おしそうにしゃぶり尽くされる自分の指に瞳を閉じて神経を集中させていると、舌の動きが細かく伝わってくるのが分かるわ。
男性がフェラチオされる時もこんな感覚なのかしら。
何処からとも無く押し寄せる快感の波に頭の中が支配されちゃいそう。
指を舐められている…たったそれだけなのに感じちゃう。
唾液が纏わり付いてふやける程に長い時間をかけた口淫に、私の股間からはいつの間にかしっとりとした蜜が溢れていた。
ふふっ、いいじゃない。
恍惚に酔い痴れる私は昂る興奮を冷ますように彼の口から指を抜き去ると、唾液にまみれた先端を自らの舌で拭い搦め捕る。
あれだけ頑張ってくれたんだもの、もう少しプロデューサーさんを楽しませてあげなくちゃ。
そう…、次は嫌でも視界に入っちゃうココかしらね。
一呼吸おいた私は、ライトを反射しテカテカと光る彼のビキニパンツに照準を合わせると、その股間をピンヒールで踏み躙った。
卑猥な膨らみを上から踵でギューッと抑え付け、グリグリと強く押し込めば押し込む程に喜悦(きえつ)を含んで噎(むせ)び泣く様子に心が躍る。
あら、こんなことをされているのに嬉しいの?
苦しくも悦びを隠しきれない声色に私も楽しくなってきちゃうじゃない。
それにしても滑稽ね。とても無様な姿を晒してるくせにナニを膨らませるなんて。
それに付き合う私も人の事を言えないくらい、もう普通じゃないけれど。
全く…、プロデューサーさんは度が過ぎるわ。
節操無しなのが丸分かり、むき出しの上半身から乳首が硬く勃起しているのが見えるもの。
ねぇ…なにを期待しているのかしら?
こんなに乳首もペニスもビンビンにして。
虐(いじ)められているはずなのに勃起しちゃうだなんて、この…へ・ん・た・い。
うふっ、そんなプロデューサーさんにはプレゼントをあげるわ。
私はさらに強く、ヒールで股間を抉(えぐ)るように体重を掛けて踏み締めた。
そして無雑作に親指と人差し指で彼のコリコリの乳頭を捻り潰すようにギュゥッと摘む。
ビクンと躰が飛び跳ねて、奇声とも嬌声とも取れる叫びを上げるプロデューサーさん。
そのまま乳首を強く引っ張っると、伸びる皮に合わせて体も釣られて付いてくる。
ベルトを結ばれた足で、正座をしたまま前にのめりプルプルと震える様子はまるで産まれたての子鹿みたい。
純粋に生きるための行為と比較するには私たちは穢れてしまっているけれど…。
そう。これが異常だと分かっていても、もっと虐めてみたい衝動に駆られた私は乳頭に爪を立てたまま思いっきり引っぱってみたの。
芸人さんが洗濯バサミのコントでやるような、紐で引っ張られてバチンと取れるアレをイメージしてもらうと分かりやすいわね。
それにしても酷い鳴き声。雄叫びとでも言うのかしら?
前のめりになった姿勢から言葉にならない声を上げ、反転するように弓反りになった躰で悶え続けるプロデューサーさん。
あら…、爪で少し傷つけてしまったかしら、乳首から血が滲んでいるじゃない。
ちょっとサディスティックが過ぎたみたいだから、お詫びに慰めてあげるわね。
私は四つん這いの姿勢になると、彼の乳首の先端を吸いながら乳輪に円を描くように舌を這わせていく。
アイドルに乳首を舐めて貰えるだなんて本当に贅沢なんだから。
唾液で絡め取った彼の血を味わいながら、乳首をいじられる反応を見て楽しむ私。
さらに硬くなった乳頭をもてあそぶように咥えながらチューッと思い切り吸い上げて、その勢いのまま口を離すとチュポンと小気味良い音を立てる。
んっ、おいしい♪
もう片方も指で摘んで、コリコリとしたその触感を楽しみながら私が繰り返し乳首を攻めると、不意にビクンッと躰を大きく震わせたプロデューサーさんが上げる低く短い唸り声。
そして暫く小刻みに躰ゆらした後、不意にブルンって全身を弛緩させ長い安堵の息を吐いた。
えっ…、もしかして今ので射精してしまったの?
呆けるように天井を見上げる彼の姿は、口がだらしなく開き、その緩みきった口元から獣みたいに涎を垂らし続けている。
目が見えないから敏感になってしまうのは分かるけれど、今のがそんなに良かったなんて、どうしようもないマゾヒストの変態さんね。
私が確認するようにパンツの上に指先を被せると、さっきよりも小さくなったペニスの周りはグチュグチュと水っぽい音がする。
どうやら中は吐き出したザーメンでいっぱいみたい。
私だってこんなことになっているのに、自分だけ先に果てるだなんてズルイ人。
悶々とする私がそっと手を伸ばした先は、身につけているハイレグビキニのレザーショーツ。
プロデューサーさんが選んでくれたモノには、ご丁寧に股の間にまで開閉用のジッパーが付いているの。
我慢出来なくなった私はスッと立ち上がり、股間のスライダーに指を掛けていく。
チリチリと開く小さな音と共に、次第に露わになって行く女の園。
本当…、いい趣味だわ。
一体ナニを期待してこの衣装を選んだのかしら。
パックリと割れた黒いラバーショーツの門を潜(くぐ)ると、秘肉の扉はその隙間からたっぷりと愛液を滴らせ、テラテラとピンク色に光る割れ目を覗かせていた。
私もどうやら人の事は言えないみたい。
胸を押し上げる形のコルセットに身を包んだ乳房は先端がいやらしく勃起してボンテージの上まで浮かび上がり、アソコからはトロトロの涎を垂らして快楽を欲しているのだから。
私は支柱に繋がれたプロデューサーさんの口枷を解くと、頭を押さえつけながらその口へと秘所をあてがった。
片足を彼の肩から背中に跨ぐように乗り上げながらヴァギナを擦り付けいく。
んっ……。
大きく口を開けて迎え入れた彼が夢中になって雌の匂いの源へとむしゃぶりついてくるの。
ああんっ、いいわっ。
もっとザラザラの舌で掻き混ぜて頂戴。
鼻先でクリトリスを刺激されながら舌で膣内(なか)をいじられると、泉のように止め処無く愛液が湧き続けてくる。
時に激しく乱暴に、時に優しく繊細だったり。
尖らせた舌先で緩急を効かせて蠢く執拗な責めに、高まる快感から自然と腰がうねり出す。
あはっ、止まらないわ。
気持ちいい、気持ちいいのっ、プロデューサーさん。
今の私は顔が紅潮し、湿った息を深く漏れ出しているのが自分でも良く分かる。
もっと…、もっと…、私を快楽の世界へ導いて。
プロデューサーさんはさっきから何度となく、ジュルジュルと卑猥な音を立てながら嚥下を続けている。
私の股間はいつの間にやら太腿までもうベッチョリになっていた。
もちろん、プロデューサーさんのマスクも同じでビショビショ。
十中八九、これが自分の愛液だと分かってる。
でも恥ずかしいとか、形振りだなんて構っていられない。
ねぇ…続けて、プロデューサーさん。
今は、ただこの快感に躰を委ねたいの。
お願い……、早くイカせて。
私が絶頂への欲求から腰を前に突き出してヴァギナを強く押し付けると、彼の鼻端が充血して薄皮が剥けた敏感なクリトリスをグリグリと左右に転がすようにいじり倒してくるわ。
凄くイイッ…。
そこは女が敏感になってしまう急所の蕾。
私は官能の芽をいたぶられ、卑猥なダンスでも踊るかのように腰をクネらせながら喘ぎ続けた。
はああぁ、ああっ、あッ、あんン……ッ!
こんなにも貴方が上手だなんて、私の知らない誰と躰を重ねてきたのかを考えて悔しくなってきちゃう。
鼻先を押し付けられた赤い真珠に彼のマスク越しから伝わる鼻息のほのかな熱と、開いた口から肌にジワッと染み渡る生暖かい吐息が私の中で快感を高めるの。
それに…コッチも、んっ…、いいっ。
ラビアを掻き分け浸入する舌がジュルリと奥を刺激する。
彼の舌と唇の動きはなんだか飢えた旅人みたい。
内側から浸み出す愛液を貪欲に飲み干していくわ。
ゴクリ、ゴクリと喉を鳴らしながら続けられる激しい愛撫に、膣内がどんどん熱くなってウズウズしちゃう。
犯されるヴァギナの快感に頭の中が真っ白になっていくのをもっと強く受け止めたくて、思わず彼の頭を抱え込むように二つの腕がしがみ付く。
まるで、離さないでとお願いするみたいに絡めた足で彼の躰をキツく絞り上げていったわ。
アンッ、イイっ…、んっ、そのままッ…。
速まる彼の動きに翻弄されて、その甘い刺激に自ら進んで腰を振る。
そして訪れるめくるめく瞬間。
押し寄せる官能の渦の連続に、何時の間にやら片足立ちの爪先から頭のてっぺんまでピンと張り詰めたみたいに硬直していたの。
私の中に湧き上がるオーガズムと共に蜜壺の奥からは限界を知らせる合図が迸る。
それは堰を切ったように躰の中から溢れ出した女の射精液。
彼のクンニリングスで走り抜ける痙攣の強張りに、刹那の間意識を飛ばしてしまったわ。
天を見上げるように顎を反らしながら果てた私は、あまりの心地好さに瞳からは涙が溢れくる。
ああっ…、本当に、気持ちいい…。
波のように押し寄せる快楽で、躰が反射的に何度も飛び跳ねてしまったもの。
ずっとしがみ付くように抱き締めていた頭から手を離すと、全てを受け止めた彼の口からは溢れた出した愛液が、ポタリポタリと床に落ちてはいくつものシミを作り出す。
凄いわ…ね。
自分のことだけれど、こんなにもはしたなくて大きなシミを残すだなんて、どれだけ気持ちが良かったのかしら?
少し自虐的な笑みを浮かべた私は、ぐったりと力が抜けた躰を両手で支えるように、彼が拘束されている支柱へと撓垂(しなだ)れ掛かった。
それにしても気が遠くなる程の鮮烈な快感に随分と乱れてしまったわね。
快楽の余韻に浸りつつ安らぎを求めた私は、彼に絡めていた足を外してフラフラとその身をベットに投げる。
躰を包むベットシーツの冷たい感触が、桜色に染まった火照る肌から少しづつ熱を奪い去っていくわ。
張り付く汗が冷たくなるのを感じながら、甘い痺れが解けていく感覚と共に冷静さを少し取り戻した頭に蘇る鮮烈な記憶。
瞼を閉じれば幾つものストロボが焚かれたみたいに煌めくような快感の連続だった。
一人でする自慰行為では、こんなことにはならないのに…。
大きく息を吐いて少し落ち着きを取り戻し始めた私の耳へ届いてきたのはもう一人の荒い呼吸。
視線を送ると彼はまだ正座を続けながら、自らの舌を限界まで伸ばして何度も口元を撫で回していた。
ふふっ、そんなに美味しかったのかしら、私のラブジュース。
必死な彼を少し眺めていたらシーツの上を滑らせる指先が自然と股間に伸びていたわ。
さっきイッたばかりなのにもう発情してきちゃったみたい。
秘唇の内側をツプリと浸した指先に、彼の愛撫でほぐされた膣壁がねっとりと纏わり付いているもの。
このまま自慰を続けてもすぐに果ててしまいそうだけれど、それじゃさすがに悪いじゃない。
私は少し火照りが引いた躰を起こすと、彼の足を拘束するバンドと支柱から手錠に繋がる鎖を外していった。
そして腕を取り立つように促すと、そのままベッドに導いていく。
膝を少し笑わせながらゆっくりと立ち上がって歩き出したプロデューサーさん。
ずっと正座をしていたものね、ひょっとして足が痺れているのかしら?
トンッと、その躰を押してみたら、未だに手錠で後ろ手に拘束された彼は呆気なくシーツの海に呑み込まれる。
丘に上がった魚みたいに情け無いほどされるがままね。
そのままゴロンと転がる彼を仰向けにした私は、二つの足を思いっきり持ち上げるように掴んでみたの。
ふふっ、痺れているところを触られたからかしら、ピクピクって躰が飛び跳ねたわ。
でも、これからもっと楽しい事をしてあげるんだから少しくらいは我慢なさい。
私は掴んだその足を彼の頭の方までガバッと勢い良く押し込んでいく。
背中を丸めてお尻が高く上がったこの情け無い姿勢。ちんぐり返しって言うんでしょ。
さあ、その汚らしい中身をみせて♪
黒いビキニパンツを引き剥がすように彼の足から抜き取ると、中からベットリとした液体が溢れ出してくる。
さっきパンツの上から確認した時にもグチュグチュいっていたけれど凄い量ね。
いったい何日溜め込んでたのってくらいにペニスも陰嚢(ふぐり)もビチョ濡れだし、それに鼻が曲がりそうな程に強烈な匂い。
でも、何故なのかしら惹かれちゃう。
試しに脱がしたパンツに大量に付着したザーメンを啜り上げてみたの。
チュルチュルと響く卑猥な水音と生臭い喉越し…。
息を吐けば口内に残る精液の重い香りが鼻腔を抜けて漏れ出していく。
これが女としての本能なのかしら?
オスって感じいっぱいの匂いの塊に、なんだか頭がクラクラしちゃう。
私は一通り堪能したパンツを放り投げると、恥ずかしい格好のまま固まっている彼のペニスをキュッと掴んで擦り上げる。
ローションみたいな精液がヌメりを与えてクチュクチュと卑猥な音を立て始めると、すぐに我慢汁が加わって先端が泡立ち始めた。
ねえ、こんなのはどうかしら。
私はペニスを擦り続けながら、彼の肛門から陰嚢へと続く一筋の道へと舌を這わせていったの。
ツゥーッと何度も往復するように蟻の門渡りを舐めると、シーツを力強く掴んで悶える彼。
それに反発するみたいに彼のペニスが私の手の中でどんどん熱く硬くなっていくのが分かるわ。
前に、むず痒いけれど凄く気持ちイイって言っていたものね。
いつでもいいのよ、イッちゃいなさい。
我慢する必要なんてないんだから。
肛門をひと舐めした後、そのまま登り詰めて陰嚢に辿り着こうとした瞬間。
膨らんだペニスから勢い良く吹き出したザーメンが彼自身を襲う。
親指と人差し指で作ったリングがカリ首を前後する度にピクンと飛び起きたペニスから大量の精液が吐き出されていったわ。
ジェット噴射みたいにビュルビュルと飛び散ってはマスクを白く染め上げるさまは、まさにザーメンパック。
私がやった事だけれどかなり酷い絵面ね。
絞り出されたドロドロの精液はしだいに重力に負けて、マスクを伝いシーツへと流れ落ちていく。
見兼ねた私は指先で掬い取っては、それを彼の口元へと運んであげたの。
だってもったいないでしょう?
私の指に絡まるザーメンを赤ん坊のようしゃぶりながら飲み下す姿を見て、何故だか凄く興奮してきちゃった。
ねえ、貴方も悦んでくれているみたいだし、私も楽しませてもらうわよプロデューサーさん。
ツプリ…。
私は少し興味本位で舌をアヌスに差し込んでみる。
彼のペニスを緩やかに扱きながら、排泄器官を舌先でほじくるように犯してあげたの。
皺の寄った穴が唾液にまみれて徐々にほぐれていくのが分かるわ。
うふっ、くすぐったいの?気持ち良いの?
自慢じゃないけれど、私の舌って人より少し長いのよ♪
さっきから躰をクネクネと踊らせて、息が荒くなってきたプロデューサーさん。
彼のアヌスが収縮を繰り返す姿は、まるで海底で揺らぐイソギンチャクみたい。
今までこの長い舌を特に良いと思った事なんてなかったから、貴方が少しでも喜んでくれるのなら嬉しいわね。
ふふ、それにしても余りに気持ち良さそうな声を漏らすから、少し冒険してみたくなっちゃった。
ヒクヒクと震える肛門に向けてたっぷりと唾を落としてから指を挿れてみたの。
唾液のローションを潤滑油代わりに、差し込んだ中指で探るように内側の壁を押していく。
じっくりと場所をずらしながら少しづつ彼の直腸を犯す。
正に手探りの状態。
中指が根元のほうまで入り込んだ所でグリッて上に押し込んだら、プロデューサーさんが躰を浮かせて反応した。
ねぇ、ここかしら?
さっきよりもアヌスの収縮が激しくなって咥え込んだ指を離したがらない。
ふふっ、人に触られるのって自分で触るのとは全然違う感覚よね。
プロデューサーさんの躰がピクピクって過敏に反応しているのが伝わるわ。
アイドルに囲まれた日々の性欲のはけ口にアナニーにまで手を出してしまったプロデューサーさんのココは既に開発済み。
初めて聞いた時はちょっと可哀想な気もしたけれど、今日だってお尻の中まで綺麗に洗浄して来るくらいだもの。
ねっ、用意周到でしょ?
だからそのまま前立腺をゆっくりと刺激するように確かめてみたの。
ちなみに私はアナニーの話を聞いた事があるだけで、こうやって手伝うのは初めてよ。
ふふっ、シワシワの陰嚢が息をするみたいに激しく収縮して、自然と声が漏れてるじゃない。
ほら、ペニスだってもうこんなに大きくさせちゃって。
指の腹でさらに上へ持ち上げるように肉を押し込めば、指がズプンッて直腸の奥に呑み込まれていくわ。
探り当てた敏感な場所を刺激する度に、ほぐれたアヌスがキュッて締まるの。
そんな様子を見ているだけで、自然に笑みが溢れちゃう。
うふっ、もっと気持ち良くしてあげるわよプロデューサーさん。
私は突っ込んだ指はそのままに、刺激を続けながら次のターゲットへと目を付けた。
ピクピクと震える陰嚢の重みを計るように空いた掌でやんわりと包み込み、二つの睾丸をゆっくり揉みしだいた後、パクリと口一杯に頬張ってアメ玉を含むように舌で転がしもて遊んであげる。
コリコリの玉を片方づつ丁寧にしゃぶり甘噛みをすると、ペニスがどんどん硬く逞しくなっていくのが分かるわ。
右手でアヌスを責めながら、左手でペニスを扱き、陰嚢を口に含んでさらに刺激を続けていく。
あっという間に血管を浮き彫りにして脈動するほどに熱い塊となったペニス。
彼の反応を堪能した私が口に含んだ陰嚢を離し、ゆっくりアヌスから指を抜き去ると、プロデューサーさんはフーッと安堵の息を吐き出した。
ねえ、気持ち良かったでしょ。でも、ここからが本番なんだから。
■■■分岐■■■
私は一度躰を離して彼を仰向けにすると、後ろ手に拘束していた邪魔な手錠を外していく。
鬱血で真っ赤に染まる手首を今度はベッドに備え付けられた丈夫な枷に繋ぎ直してあげたの。ちゃんと足首もね。
支柱から延びる鎖がプロデューサーさんの腕を伸びきらせて絞り上げる様を見降ろしていると、まるでベッドに張り付けにされたみたい。
遊びの部分が無い造りだから、これじゃほとんど躰は動かせないわ。
それにしても、こんな風にされてるのにペニスをおっ勃てながら鼻息を荒くして悦んでいるんだもの。
ホント呆れるくらいに真性のドM。
じゃあ、そろそろしてあげる。私も待ちきれないから。
ペニスが動かないように左手で根元を抑え、垂直にいきり勃つその先端へヴァギナを押し当てた私は、筆を墨に浸(つ)けるみたいに入り口で二度三度と愛液にまぶしていく。
プロデューサーさんは次に始まる素股という名の擬似セックスへの期待で頭がいっぱいなのかしらね?
いつも通りならこのままヴァギナを擦り付けてペニスを扱くのだけれど…。
うふっ♪
ギンギンに尖ったペニスを目標に定めると、私は浮かせていた腰をジワリジワリと落とし込んでいったの。
M字に開脚したアソコはパックリと口を開いて、まるで彼を誘い込んでいるみたい。
逞しくなったペニスを熱を帯びた視線で覗き込んでいると、これから起こる初めてへの期待かしら。
体内を巡る血液がドクリと鐘を打つように騒ぎ出し、粘り気のあるいやらしいおツユを滴らせる膣口が、早くしてとまるで自分自身に急かされている気分だわ。
そう…。今、この瞬間に全身の神経が集中しているのが分かる。
いくわよ、犯してあげる。
大きく吸った息を吐き覚悟を決めると、今までの積もり積もった想いの丈をぶつけるように強張る躰を一気に沈めていく。
ン"ッ…、きたわっ、スッゴィ…。
挿入されたペニスをジュブッと卑猥な音色で歓迎する私。指でするオナニーとはまるで違うヴァギナで味わう初めての感覚は、ズドンとお腹の奥にまで響く極太の男性器だった。
大きいわっ…ね。
ガバッと膣内(なか)を無理矢理にこじ開けていくカリが躰の中で一際主張しているのが分かるわ。
そんな私の口から自然と吐き出されるのは苦悶の声。
パンパンに膨れたペニスが私の膣内を掻き分け奥へ進んでいくだけで息が詰まってしまうの。
でも、これが貴方の女になった証なのね。
少し遅れてやってきたジンジンと響く重い痛みは、まるで焼印を押されたみたいにアソコの内側で熱を放っている。
熱くて苦しい…。でも今は、その痛みでさえも気持ちがイイの。
ただ、ズッポリとはまった彼の巨チンが子宮を強烈に押し上げて、破裂するんじゃないかと思うほどに圧迫感が凄いわ。
あらっ、どうしたのプロデューサーさん。そんなに名前を呼ばなくたって、私は貴方のすぐ上にいるわよ。
以前のように素股じゃなくてビックリしちゃった?
アイドルとはセックスしないのが貴方の信条だものね。
何をしてるのかって?ねぇ、わざわざ聞かなくたって分かるでしょ。
私たち今、繋がってるの。
貴方のアイドルに対する特殊な性癖や、プラトニックな気持ちも理解しているつもりだれけれど、私だってそこまで都合のいい女じゃないわ。
あんなことを要求するのにSEXはしたくないだなんてワガママが過ぎるもの。
自分じゃ何もできない状態に拘束させて私を自由にしたのだから、これは貴方が悪いのよ。
初めて感じる痛みと悦び。そして心の片隅で胸を締め付ける罪悪感。
私は色々と渦巻く感情を自然と浮かんできた涙と共に噛み締めていた。
ねえ…。もう、戻れないのだから二人でこのまま溺れましょう。
そう囁きながらプロデューサーさんの下腹部に両手を乗せた私は、ゆっくりと腰を浮かせては打ち下ろす。
パチュン、パチュンと肉と肉がぶつかり合う音が次第に速く強くなっていくと、ようやく彼も腰を揺らし始めた。
ふふっ、やっとその気になってくれたのね♪
お互い意志の元、出し入れを繰り返す艶めかしい二人の繋ぎ目を見詰めていると、いけない事をしているのを改めて実感する。
ファンに対する裏切りともいえるアイドルとプロデューサーの交わり。
プロデューサーさんのガッチガチのフル勃起で下から突き上げられる度に、少し浮かび上がった躰を私が何度も押し返す。ヴァギナの中はジュプジュプに掻き混ぜられてもうトロトロ。
許されざる行為に心が締め付けられて、罪悪感が膨らめば膨らむほどに強烈な快感へと変換されてしまうの。
強くなり続ける感覚の中で今の私が夢中なのは、自分自身で感じる位置を探りながらのグラインド。
ちょっと後ろに体重を掛けると、膣内でペニスがグリグリあたって気持ちが良くて、頭の中ではもう脳内物質がダダ漏れなのか、上擦る声はいつもよりハイトーン。
怒張するカリ首に膣壁を抉られ、溢れる愛液を掻き出されながらの挿入に自分の物とは思えない声が出ちゃってる。
子宮の手前…ポルチオを刺激されながら、恥骨と恥骨の狭間でクリトリスが潰され上がるヨガリ声が恥ずかしいのに止められないわ。
快楽の信号に躰が支配されて、愛液の他に、汗も、涙も、涎も、鼻水さえも…。全身のありとあらゆる体液を垂れ流してる。
今、この瞬間。私自身も見たことがないくらい不細工な顔をしていると思うけれど、貴方がマスクを付けているのがせめてもの救いね。
欲望に呑まれたこんな淫らな姿、私より私の表情(かお)を知っている貴方にはまだ見せたくないもの。
でも、それはプロデューサーさんだって同じこと。
ペニスをビクンと大きく反応させる度、躰に力をいれて必死で我慢しているのを感じるから。
そこからはお互いがお互いを止められない、快感を求めるだけの盛りのついた獣になったみたい。ピストンされる度に子宮がゴリゴリって押し潰されるの。
バチン、バチンと、より激しくなった肉と肉とがぶつかり合う音に、グチュグチュに混ざり合った卑猥な水音が弾けてる。
こんなに容赦無く先っぽを捏ねつけられたら、嫌でも昂ってきちゃうじゃない。
自ら腰を振って、淫らに喘いで、オマンコの奥から降りてきた子宮にペニスがチュってキスをする度に意識が飛んじゃいそうになる。
彼のペニスで子宮ごと引き抜かれるんじゃないかって錯覚するのは、私がまだ初心(うぶ)だからなのかしら。
ただ、今の私は快楽の虜。全てを忘れ、高まっていく感覚を全身で感じていたい。
この気持ちの良い行為にまだ溺れていたいのに…。もう耐えられないくらいに私、ダメになっちゃってる。
ああ…、プロデューサーさんももう限界なのね。私の膣内でさっきよりペニスがパンパンに膨らんでるわ。
このゴムを付けない性行為。もしかしたらプロデューサーさんの子種を孕むかもしれない危険な生のセックスに、胸が掻き毟(むし)られるみたいに興奮しているの。
貴方の全てを受け止めるから、私の膣内に全てを吐き出してほしいから、今まで以上に腰を淫らに振り乱してしまう。
プロデューサーさんも私の名前を叫びながら歯を食いしばっているわ。
こんなに近くで繋がっているのだから何度も名前を呼ぶ必要なんてないはずなのに。
でも、頭の芯まで響く彼の呼び掛けに、私は『もっと』と声を上げて求め続けたの。
今、精神(こころ)も肉体(からだ)も満たされるような感覚に、無防備な私をさらけ出しちゃってる。
そして再び訪れた全てがフワフワに溶け落ちる瞬間。
高まるオーガズムに合わせるように、プロデューサーさんが最後の突き上げを繰り返すと、いっぱいに膨れあがった海綿体から雄々しい精を噴き上げてきたわ。
その爆発する感覚でイッてしまった私。
濃くて熱いビチビチの精子は粒の形が分かるほどにハッキリしてて、ビュルビュルと子宮にひたすら叩き付けられる強い射圧に脳味噌が裏返りそう。
ビクビクと脈打つペニスにディープキスをするみたいに子宮がむしゃぶり付いて離れたくないって訴えるように吸い付いているわ。
注ぎ込まれる彼の暖かい精液で躰が満たされていく感覚に、嗚咽にも似た喘ぎ声を出しながら彼の色に染め上げられる多幸感が広がっていく。
そう、これがわたしの初めて…。
射精の波を終えて少し躰が冷え始めた頃、ペニスを抜くと大量に吐き出された貴方の精液がゴポッと音を立てて膣口から溢れ出す。
ドロドロと流れ出したまだ暖かい体液は、少しだけ血に塗れた白濁液の痕だった。
最後の力で彼の拘束具を解いた私が、倒れ込むようにその厚い胸板に躰を寄せると彼はそっと受け入れてくれたの。
ゆっくりとした時間の中で、貴方の胸に抱かれながら交わす睦言(むつごと)。
何気ない会話に、肌を重ねるだけ、髪を梳いてもらうだけ、たったそれだけなのにこんなにも幸せを感じてしまう。そんな安らぎに満ちた二人だけのこの世界にいつまでも身を委ねていたいわ。
これは私がプロデューサーさんと出会ってから、共に過ごした今までで一番近い距離。
彼と私の匂いが充満したこの部屋の中、抱き締められながらその胸に顔を埋めると聞こえてくるのはうっとりとするような心地好い心音。
トクン、トクンと貴方が奏でる安らぎの鼓動を感じながら、明けない夜へと迷い込んでしまえたらいいのに。
そう願いながら、私は瞼をそっと閉じて眠りについた…。
Fin
■■■分岐■■■
私はベッドサイドに置かれていたローションに手を伸ばすと、先端を彼のアヌスへと差し込んだ。
ブビュッ、ビューッ‼︎
ギュッと握り締めたチューブは、はしたない音と共に大量の粘液を吐き出していったわ。
プロデューサーさんにローション浣腸までしちゃうだなんて、私も何をやってるのかしらね。
彼のお尻から溢れ出た粘液を手に掬って、五指にたっぷり絡めて捏ねていくと、充分な滑りを得たその指で出しては入れてを繰り返す。
中はもうすごいグチュグチュで、スムーズな挿入の度にどんどん入り口が拡がっていくわ。
中指、人差し指、薬指と本数を増やしても全然余裕なの。
彼のアヌスに突っ込んだ三本の指がジュップジュップと大量の水音を立てながらアヌスを掻き混ぜていく。
ただ抜き差しするだけじゃなく、回転させながら挿れてみたり、グイッと中を持ち上げてみたり。
壊れるんじゃないかってくらい本気で出し入れしても、心配するのが無駄なくらいに悦びの声を上げ続ける
アナニーで訓練された彼の括約筋はもう充分に弛緩して、指を抜けばポッカリと口をあけて暗い洞窟の入り口みたいに開いちゃった。
ふふっ、準備万端ね。
私はお尻の肉をベチンと強く叩いて合図を送ると、その躰を強引に転がした。
ちんぐり返しの姿勢からゴロンと真逆に、今度はうつ伏せになった彼。
後ろ手に手錠が掛けられたまま突っ伏すように頭をつけて、お尻を突き出している状態。
ねぇ、そろそろあなたが用意してくれたコレの出番じゃないかしら。
それはローションと一緒に置いてあったモノ。
ショーツを捨てた私が代わりに装着したのは、股間の間でテカテカと黒光りを放ちながらそそり立つ、男性器を模したペニスバンド。
プロデューサーさんがずっと欲しかったモノよね。
キュッとサイドのベルトをキツく締め上げ、自分に生えたペニスをマジマジと見つめながら扱いてみると、内側に仕込まれた突起が先端の揺れに反応してクリトリスを擦るように刺激してくるの。
あはっ、これなら私も一緒に気持ち良くなっちゃいそう。
本来なら無い自分のモノに興奮を隠せない私は、男性のシンボルにローション滑らせ塗りたくると、彼のお尻を両手で掴んで目の前にある穴へと照準を合わせる。
さんざんディルドで弄っていたとは思うけど、お尻は一人でしかしたことないって言ってたものね。
バージンを貰えると思うとなんだか嬉しくなってきちゃうわ。
貴方も期待しちゃってるんでしょう?
今から獣みたいなドギースタイルで犯してあげるから、初めて感じるアナルセックスをたっぷりと楽しみなさい。
ヒクヒクと誘うように開いた穴の中心に擬似ペニスの先端を充てがうと、彼の口から洩れ出した私の名前。
分かっているわプロデューサーさん、お尻の穴が早くシテって言ってるもの。
大丈夫、すぐに挿れてあげるからッ‼︎
私が思い切り腰を前に突き出すと、無機質の異物がズブンッと彼のアナルに飲み込まれていく。
あら、簡単…。
股間が彼のお尻に当たりその侵入を止めるまで、やすやすと咥え込まれちゃった。
そうよね、指三本よりは細いんだもの余裕よね。
私は腰を引いてペニスの先端を入り口まで戻すと、再び一番深い処まで叩き付ける。
掻き混ぜられ溢れ出るローションが粘度をあげて、ぶつかり合う二人の肉の間でネッチョリとした糸を引いてるわ。
なんだかすごく卑猥な見た目ね。
彼のお尻をグイッと両手で押し広げ、ペニスを出し入れする様子を眼下に楽しみながら腰を振り続けていったの。
私が突き上げる度にその衝撃で彼のペニスがブルンッ、ブルンッて揺れてるわ。
でもその衝撃は諸刃の剣。
ペニスバンドの内側に付けられたイボイボが容赦なく私のクリトリスを刺激してくる。
あんっ、気持ちイイ。
気持ち良過ぎて腰の動きが止まらないわ。
腰を振れば振るほどに私の中で快感が高まっていく。
加速する腰の動きに合わせて、プロデューサーさんはアシカみたいに動物じみた呻きを上げるの。
その鳴き声に征服欲が満たされてるっていうのかしら、なんだか彼を凌辱してる自分の姿が悦に入る。
男女を逆転させた普通とは言えないプレイに、倒錯した交尾の穴を使った性交なんて今の私たちにピッタリじゃない。
でも、こんな事を続けてたらいつかバカになっちゃいそう。
今の私は高まる快楽に全てを忘れ、捉われてしまったみたい。
この気持ちのイイ行為をまだ続けていたいのに、もう耐えられないくらいダメになっちゃってる。
さっきから私もプロデューサーさんも何度も私の名前を叫んでいるわ。
こんなに近くで繋がってるんだから名前なんて呼ぶ必要もないはずなのに。
でも、頭の芯まで響く彼の呼び掛けに嬉しくなって、私も名前を叫んじゃった。
無我夢中になった私は激しく腰を振りながら、彼のお尻が真っ赤に染まるくらい何度も掌を叩き付けたの。
バチン、バチンと叩かれて、彼のお尻が桃みたいに腫れている。
この狂った部屋で繰り広げられる彼との繋がり。
精神(こころ)も肉体(からだ)も満たされるような快感に、無防備な私をさらけ出しちゃってる。
それにまたきてるの、頭の中がフワフワって白く溶け落ちる瞬間。
躰がもうバラバラになっちゃいそう。
再び押し寄せるオーガズムに合わせるように突き上げを繰り返すと、プロデューサーさんがビクンと一際激しく躰を反応させる肛門アクメでいっぱいに膨れあがったペニスからビュルンビュルンと精を噴き出していった。
私も衝撃の連鎖に総身が痙攣のさざ波を立てると、上体を絞り尽くすように躰をよじらせながらイッてしまったの。
真っ白な世界で弾けるハレーションの後、気絶したのかと思うくらいに脱力した私は彼の背中へその身を預け覆い被さっていく。
んんっ………、頭がボーッとするわ。
虚ろな視線を宙に遊ばせた先にあるのはプロデューサーさんの厚い胸板。
ああ…、お互いに果てた後、彼の拘束を解いて抱き締め合っていたら、いつの間にか二人とも寝入ってしまったのね。
眠りに落ちるまでのまどろみの間、ゆったりとした時の中で、あなたの胸に抱かれながら髪を梳いてもらうだけで幸せだったわ。
心まで溶け出しそうな安らぎにいつ迄も身を委ねていたいとさえ思ってしまったもの。
彼と私の匂いが充満した部屋の中で、その胸に顔を埋めると聞こえてくるのは彼の心地好い心音。
それは私がプロデューサーさんと出会ってから、一緒に過ごしたどの日々よりも近い距離。
トクン、トクンと奏でる鼓動と共に、二人で過ごす甘やかな時間は私達だけの物語。
いつまで続くか分からないこの関係だから、私はあなたとの絆に印を残すわ。
いつまでも一番近くにいるのが私であることへの願いを込めて。
彼のココロに刻むように心臓(むね)へ唇の痕を付けた私はそっと瞼を閉じていった。
Fin
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