だぐおん! 第5話
けいおん!でダグオンの第5話です。
ダグドリルは考えても割り当てが思いつきませんでしたので、このSSシリーズには登場しません。また、このSSシリーズでは原作と違いファイヤージャンボは大破しないため、ファイヤーショベルはブレイブ星人が普通に新戦力として唯に与えた物となっています。
朝、唯は鼻歌を歌いながら登校している。
唯「今日は間に合いそうだぞぉ…ってあー!」
唯の足下には突然、赤い穴が出現し、唯は引きずり込まれる。
そこは、ダグオンに任命されたときと同じ空間だった。
唯「ここはあの時の…てことは…」
ブレイブ星人「平沢唯…」
唯はあの時と同じくブレイブ星人に後ろから声を掛けられる。
唯「あ!やっぱりブレちゃん!」
ブレイブ星人「ブレちゃん?まあ…よい…平沢唯、お前に新たなダグビークルを与える!」
唯「え!?おいしい食べ物じゃないのぉ?」
ブレイブ星人「これからはサルガッソの囚人の攻撃も激しくなってくることが予想される…そこでダグオンとして最も積極的に活動しているお前にファイヤージャンボよりも強力なダグビークルを完成させた。」
するとブレイブ星人と唯の間に、巨大なパワーショベルが出現する。
唯「今度はパワーショベルかぁ…」
ブレイブ星人「このファイヤーショベルと合体すれば…ファイヤーダグオンを上回る力を手にし、またいずれはそれをさらに上回る力を手に入れるだろう…」
そうブレイブ星人が言ったあと、唯は現実世界に戻った。
唯「新しい力♪新しい力♪早く試したいな♪あ!ヤバイ!遅刻するぅ」
唯は急いで学校へ向かったが、結局遅刻となったようだ。
唯は昼休みに昼食を食べながら遅刻の原因を和に話していた。当然教室の皆に聞こえないように。
和「今日唯が遅刻した原因は、ブレイブ星人にまた異空間に引きずり込まれたからなの!」
唯「そうだよ!私はファイヤージャンボと同じくらいの大きさのビークルをもらったんだよ!」
和「それは、つまり唯にとって2号ロボになるわね。」
唯「早く試したいなぁ。」
和「宇宙人が現れないと平和でいいけど…」
その週の休日、ダグベースで5人は集まっていた。提案したのは澪だ。
律「結局来たけどなんで休日にダグベースに集めるんだよ!?休みくらいゆっくりしたいよ!」
澪「とか言って、もしその休みの日に宇宙人が現れたらどうするんだ?ブレイブ星人に選ばれた者として戦わない訳には行かないだろう。」
律「そりゃそうだけどさ!」
澪「和なんか一番に来たぞ!」
和「ま、私は澪と同じことちょうど考えてたから、唯を引っ張って連れてきたわ。」
唯「連れてこられました。」
律「お前な…」
澪「では、ミーティングを始めます。私たちがダグオンに選ばれて大分経ちましたが、宇宙人の攻撃も…」
澪がそこまで言いかけると、ダグベースのサルガッソ囚人センサーがピーピー響く。和がダグベース内のランプが点滅する地図をみて発生場所を確認する。
和「○○町の建設現場ね。皆、行きましょう!」
澪・律・紬「おー!」
唯(やっと新しい力が使える!)
その建設現場では、巨大な蟻型の宇宙人が暴れていた。クイーンザゴスだ。
各融合合体用のダグビークルで到着する変身した5人
和「こいつはでかいわね。」
澪「融合合体→火炎・重連・機獣の各合体で立ち向かおう!」
和「そうね。」
律・紬「おう!」
唯(私は火炎じゃないんだなぁ)
クイーンザゴスの前に、ライナーダグオン、シャドーダグオンが立ちふさがる。
ライナーダグオン(澪)「お前の好きにはさせんぞ!」
ライナーダグオンはクイーンザゴスに殴りかかるが、それをかわされ、返り討ちにされてしまう。
ライナーダグオン(澪・律・紬)「うわぁぁぁぁ!」
ライナーダグオンが倒れる。
シャドーダグオン「シャドーキャノン!」
シャドーダグオンが両すねの砲から光線を放つが、クイーンザゴスには通用せず、反撃されてシャドーダグオンも倒れてしまう。
シャドーダグオン「こんなときに唯はなにやってるのよ!」
するとファイヤーショベルが走行してきてクイーンザゴスに体当たりし、クイーンザゴスが倒れる。
ライナーダグオン(澪)「なんだあのパワーショベル?はじめてみるぞ。」
シャドーダグオン「まさか、あれが唯がブレイブ星人にもらったって言ってたビークルじゃ?」
ダグファイヤー「今こそ新しい力、試してみるよ!剛力合体!」
ダグファイヤーがそう叫ぶと、ファイヤーショベルは変形を始めた。上半身が立ち、続いてキャタピラが立ち、胸が開いてダグファイヤーがジャンプし胸が閉じる。
パワーダグオン「パッワー!ダグゥウォン!」
ファイヤーダグオンに変わる唯の2号ロボ、パワーダグオンの誕生だ。
ライナーダグオン(澪)「ファイヤーダグオンじゃない?唯、お前?」
パワーダグオン「なにこれ?体中に力がみなぎってくる!」
するとパワーダグオンはクイーンザゴスを持ち上げる
パワーダグオン「うぉぉ!はぁ!」
そして投げ飛ばした。
シャドーダグオン「なんて力なの!」
パワーダグオン「パワードリルアーム!」
パワーダグオンは右腕の横にあるショベルアームの先をバゲットからドリルに変え、ドリルを回転させながらクイーンザゴスに突っ込んで行った。
クイーンザゴス「キシャァーーーー!」
クイーンザゴスが爆発する。
パワーダグオン「これが、ファイヤーショベルの力…すごい!すごすぎる!」
その後、全員合体と変身を解除し、5人は夕焼けをバックに今日の戦いのことを話す。
律「2号ロボとかいいな唯は!私も戦車と合体してアーマーダグオン!とかやってみたいな~」
澪「律!お前は重連合体のコンプレックスを克服したんじゃなかったのか?」
律「そうだけど…例えばよ澪ちゅあん!」
澪「本音のくせに…嘘を付くな!」
澪が律を叩く。
和「きっと唯は私たちダグオンの中でも病み上がりで出撃したりとか、一番積極的に活動してきたから、ブレイブのに認められて新たにビークルを与えられたのよ。」
唯「けどパワーショベルてのが最初は驚いたよ。」
紬「あら?パワーショベルはいいと思うわよ。『力持ち!』って感じでね~パワーダグオン力持ちで格好良かったわ~」
唯「よろしくね!ファイヤーショベル。」
唯は目の前のファイヤーショベルにそう声をかけた
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