2017-02-21 22:52:52 更新

概要

けいおん!でダグオンの10話です。

最終回ですので書いていて寂しくなりました。



憂「覚えてる?約束……」


唯と憂が家で会話している。どうやら明日姉妹で出かけるようだ。


唯「覚えてる!」


憂「お姉ちゃん言ってみて!」


唯「え?」


憂「お姉ちゃん早く!」


唯「明日12時、○○橋のそばの時計台がある銀行の前だよね?」


憂は頷く。


憂「そう。明日はお姉ちゃんは午前中病院に行くから、その帰りにそこで待ち合わせだよ。時計台のそばの銀行は明日お姉ちゃんが行く病院に近いから。お昼ご飯と映画と、それからカラオケも忘れないようにね。」


唯「はぁい……」


ダグベースでは梓がコンピューターを操作。するとセンサーが反応する。


梓「ん?エネルギー反応?」


梓はダグベースの前に行ってみるが、何もなかった。


梓「何もない……」


後ろから掃除ロボットが現れる。


それにはジェノサイドが取り付いていた。


ジェノサイド「我はジェノサイド……」


掃除ロボットが爆発。


梓「うわあっ!」


梓は吹き飛んだ。


梓「ジェノサイド……」


ジェノサイドがファイヤージャンボに憑依。


ファイヤージャンボが起動し、発進する。


ビルの窓ガラスが次々と割れていく。


それを唯も見ていた。


唯「ファイヤージャンボ?」


ファイヤージャンボからファイヤーラダー、レスキューが飛び出す。


ファイヤージャンボがファイヤーダグオンのボディに変形し、両腕にファイヤーラダー、ファイヤーレスキューが合体し、ファイヤーダグオンが完成する。


ダグベースでは澪・律・紬・梓がモニターでファイヤーダグオンを見ていた。


律「ジェノサイドが生きていたなんて。」


澪「ジェノサイドの目的は地球との融合だと言ってたな。」


唯が道路にそびえるファイヤーダグオンの元に駆けつける。


唯「ファイヤーダグオン!」


ファイヤーダグオン「我が名はジェノサイド―――絶対にして完璧な存在……」


するとファイヤーダグオンは両手にエネルギーを集め始める。


ファイヤーダグオン「うおおお―――っ!」


エネルギーは見る見るうちに巨大化し始める。唯はそれを避けようと逃げ出す。


唯「くそぉ……」


和「唯!」


唯「和ちゃん!」


そこへ和の乗るシャドーホークが飛来し、唯を乗せて飛び去る。


一方ダグベース。


梓「地球と、ジェノサイドが融合していきます……」


紬「まさに、超生命体……」


梓「ダグ光波バリア、全開!」


ダグ光波バリアが発動し、桜ヶ丘高校周辺がバリアに包まれる。


シャドーホークは何とかその中に入る。


地球の周りが紫に包まれていく。


梓「私たちも時間の問題です! ダグ光波バリアが、いつまで持ち応えるか……」


モニターにファイヤーダグオンが映る。


ファイヤーダグオン「いずれお前たちも私の一部となる……私は地球と完全に1つとなる。その瞬間、私は新しい星に生まれ変わる―――」


梓「あ……」


律「梓どうした?」


梓「人がいる。ダグ光波バリアの中にまだ人が残っています!」


澪「よし。その人々をバリアの中央に避難させるんだ!手分けして校舎に誘導する!」


律「おっけ!」


澪「梓、お前はダグベースを頼む。今は、地球最後の砦だ!」


梓「はい!」


市街地ではジェノサイドと融合した人々が青年を捕らえてエネルギーの中へ引っ張り出す。


青年「やめろ……助けて!」


青年の色が紫に染まっていく。


青年「来るな―――」


青年は気を失う。


青年「我こそは絶対にして完璧なる存在……我こそは……」


人々「絶対にして……」「完璧なる存在……」


人々が凶器を持って前に進む。


サラリーマン「に、逃げろ―――!」


他の人々は逃げる。


洗脳されていない人々「うわああ―――っ!」


唯「桜ヶ丘高校に逃げてください!」


唯は生身で避難誘導していた。


すると憂がやってくる。


憂「お姉ちゃん!」


唯「憂……早く校舎へ!」


憂「お姉ちゃんは?」


唯「……いいから行って!」


憂「お姉ちゃん!気をつけて……」


憂は唯にそう言って前を向いて校舎へ走っていった。


桜ヶ丘高校の近くでは変身した澪と律がジェノサイドに融合された人々を近づけないようにしていた。


澪「シールドスモーク!」


澪はダグテクターの各部のマフラーから煙を噴射し、人々を錯乱させる。


澪「相手は人間だ!絶対に傷つけるな!」


律「わかってるって!」


変身した紬は校舎へと融合されていない人々を避難誘導していた。


紬「校舎に急いでください!」


子供たち「ありがとうダグオン!」


ファイヤーダグオン「無駄だ……地球上の全ては我が手の内にある―――」


ファイヤーダグオンの操る戦闘機がミサイルを発射し、周辺が爆発。


もう1発発射され、校舎に当たり、そこが爆発する。


そこにライナーダグオンとシャドーダグオンが現れ、盾となる。


憂「ダグオン……」


前方から次々とミサイルが発射されるが、ライナーダグオンとシャドーダグオンが代わりに受け止める。


ライナーダグオン(澪)「ぐぁぁぁぁぁ!和!校舎に命中させるな!」


シャドーダグオン「OK澪!」


一方聡は、家の方に逃げ込んでいた。


聡「うわぁ!」


しかし、戦いの爆風に吹き飛んでしまう。


猫「にゃー…」


聡が吹き飛んだ隅の岩で猫が鳴いていた、


前にはナイフや棒を持つ人々がいた。


聡「くっ!」


聡は猫を抱いて反対に走り出す。


ダグベースでは、ダグ光波バリアに限界が近づいていた。


梓「ジェネレーターが……このままじゃバリアが持たない!」


聡は校舎の屋上に逃げ込んだ。


しかし、前はフェンスでもう逃げられない。


聡「うわぁっ!」


するとそこへ唯が人々を軽く殴って気絶させる。


聡「唯さん、地球はどうなっちまうんだ?」


唯「君はそれでもダグオンなの!?」


聡「どういうこと?」


唯「ダグオンってのは、勇者を意味する言葉なの!聡君の勇気が、小さな命を救ったじゃない……」


聡「俺が、ダグオン?」


唯「例えそれがどんな困難だろうと、最後まであきらめるない!それがダグオンだよ!」


聡「唯さん…」


唯「見ていて聡君……ダグオン最後の戦いを!」


聡「え?」


唯は聡にダグコマンダーを見せる。


聡「それは?」


唯「トライダグオン!」


ユイがファイヤーユイにトライダグオンする。


唯「ファイヤー、ユイ!」


聡「唯さんがダグオン?てことは姉ちゃんも…」


唯「ファイヤーストラトス!」


ファイヤーストラトスが屋上まで登り、唯を乗せて地面に飛び降り、どこかに向かう。


シャドーダグオン「唯!なにを?」


ライナーダグオン(澪)「ジェノサイドに同化されるぞ!」


唯「これが青春だよ! 融合合体!」


ファイヤーユイがファイヤーストラトスとダグファイヤーに融合合体する。


ダグファイヤー「ダグファイヤー!剛力合体!」


パワーダグオンにダグファイヤーが合体。


パワーダグオン「パワーダグオン!」


パワーダグオンがファイヤーダグオンの前に立つ。


ファイヤーダグオン「愚かな!」


パワーダグオン「や!」


パワーダグオンがファイヤーダグオンの後ろにまわり、両腕を抑える。


パワーダグオン「あずにゃん!超火炎合体だよ!」


梓「超火炎合体?」


パワーダグオン「早く! バリアが破られる前に……」


梓「で、でも……そんなことをすれば先輩が!」


パワーダグオン「考えてる暇はないよ!」


校舎のガラスがジェノサイドに洗脳された人々に棒でわられ、ジェノサイドに洗脳された人々が入ってくる。


パワーダグオンの足も紫に染まり始める。


聡「唯さん!」


パワーダグオン「ぐぁっ!あずにゃん早く!」


梓「わかりました。唯先輩、やります!」


ダグベースが浮上し、超火炎合体光波が

ファイヤーダグオンとパワーダグオンに浴びせられる。


唯「超火炎合体!」


パワーダグオンとファイヤーダグオンがスーパーファイヤーダグオンに超火炎合体する。


スーパーファイヤーダグオン「スーパー、ファイヤー、ダグーオン!」


そのタイミングでダグベースが大爆発。


ライナーダグオン(澪)「ダグベース…」


梓が変身・サンダーイーグルに変形して飛行している。梓は爆発直前に脱出したのだ。


それによりジェノサイドのオーラが校舎に迫ってきた。


ジェノサイドに操られた人々が止まる。


ファイヤーダグオン「うおおお―――っ!」


ジェノサイドの周りの空間が消えた。


スーパーファイヤーダグオンの暗いなにもない精神世界に、2体のスーパーファイヤーダグオンが現れ、ジェノサイドと唯の姿に変わる。


ジェノサイド「何の真似だ?」


唯「地球をあなたから守ってやる!」


ジェノサイド「それで勝ったつもりか?」


唯「いいや! 私とあなたは今や一心同体。勝負はこれからだよ!」


スーパーファイヤーダグオンがジェットエンジンを噴射させ、地上を後にする。


ライナーダグオン(澪・律・紬)「唯(ちゃん)!」


シャドーダグオン「唯!」


聡「唯さん!」


憂「お姉ちゃーーん!」


スーパーファイヤーダグオンの精神世界では、唯とジェノサイドのバトルが続いていた。


ジェノサイド「無駄だ」


ジェノサイドが消えて唯の背後に現れる。


ジェノサイド「お前の心を支配するなど、容易いこと……」


唯「私はあなたなどに支配されない!」


ジェノサイド「大人しく私に従え……そして私は新しい星に生まれ変わる」


唯「誰も従わないよ!」


ジェノサイド「逆らうな!」


唯「うわああっ!」


唯がジェノサイドに引きずり込まれそうになる。


ジェノサイド「逆らうな……降伏すればお前はその苦痛から解放される。私に跪け!」


唯「うわああっ!! ぐっ……嫌だ! 私の心は……私の、者だよ……誰の、物でもない」


引きずり込まれそうになった唯はなんとか力ずくで抜け出す。


ジェノサイド「人間の精神など所詮弱いもの……さあ、お前の心を味わわせ!」


唯「人間は弱くないよ!」


スーパーファイヤーダグオンの装甲が崩れ落ちていく。


ボロボロのスーパーファイヤーダグオンは高い大空に到着した。


唯「あなたと心中する!」


ジェノサイド「本気か?やめろぉぉ!」


スーパーファイヤーダグオンが大気圏に突入する。


スーパーファイヤーダグオンが大爆発。


そこからダグファイヤーが登場する。


ダグファイヤー「私は、ダグオンだぁ―――」


最後にダグファイヤーも大爆発する。


それを最後に唯は消息を絶ち、連絡が取れなくなったため、翌朝、ダグターボ、アーマー、ウイング、シャドー、が山、空、水中を探していた。


ダグターボ(どこだ、唯?)


ダグアーマー(唯……)


ダグウイング(唯ちゃん……)


ダグシャドー(唯!)


宇宙空間では梓が生身でサンダーシャトルを操縦し地球の周りを探していた。


そしたら何かが光る。


梓「あれは……」


ダグファイヤーの一部と思われる物体だった。


こちらは桜ヶ丘高校校庭


澪「どう……?」


沈黙する一同。


澪「手掛かり、なかったのか?……」


和「唯が戻ってきたら私が厳重注意するわ。」


律「全くだ。連絡の1本も入れねぇでよ!」


紬「携帯と通信機が故障してるのよ。きっと……」


すると、ジェット噴射音が響いた。


紬「梓ちゃん……」


サンダーシャトルが着陸する。


一同の前に梓によって置かれたのはダグファイヤーの諸侯。


澪「ダグファイヤーの、諸侯だ……」


梓「あの、大爆発で宇宙にはじき出されたんです……軌道上に漂っていました」


律「それで唯は……唯はどこだ?」


梓「発見したのは、これだけです……まさか、ひょっとして唯先輩は……」


憂「梓ちゃんそんなものが何なの? そんな破片が見つかったからって、一体なんだって言うの?」


温厚な憂が珍しく感情的になった。


和「憂……」


憂「黙ってないでなんか言ってください。ねぇ、澪さん?」


だが、澪は今も無言のままだった。


憂「お姉ちゃんは死んでない……お姉ちゃんは死なないから!」


憂が走り出す。


梓「憂…そんな……」


憂は河原の斜面でしゃがみこんでいた。

それをさわ子が見つける。


さわ子「あら、憂ちゃん。」


憂「さわ子先生、お姉ちゃんがいないんです……」


さわ子「ん?」


憂「今日、病院帰りのお姉ちゃんと待ち合わせして出かける約束をしていたのに、いないんです……」


さわ子「『背を速水、岩に背かるる瀧川の、割れてもすえに逢わんとぞ思う』。約束したのなら、待ち合わせの場所で唯ちゃんを待ってあげてよ。多少、いい加減なところはあるけど、唯ちゃんは約束は守る子よ……そうじゃない?」


憂が立ち上がる。


憂「はいっ!」


憂が去る。


さわ子「唯ちゃん……」


公園では、聡が昨日助けた猫をあやしていた。


聡「唯さんや澪さん、そして姉ちゃんが、ダグオンだったなんて。」


一方、憂は待ち合わせ場所の時計台の前にやってくる。


時刻は11時を過ぎていた。


憂(あと1時間か……)


ゲーセンでは律が1人でインベーダーゲームで遊んでいた。


律「このゲームは唯とやったことあるな。」


すると律は右の筐体に唯の幻覚を見る。


ゲームもゲームオーバーとなってしまう。


律「やっぱ唯がいないとつまんねぇゲーム……」


律は外に出る。


純「あら……」


律の前に梓の同級生、鈴木純が現れる。


純「律先輩?」


律「ん?」


純「律先輩なんか元気ないですね…


律「そんなことない…」


純「律先輩どうしたのですか?」


律「別に……」


純「なんだか全然元気ないじゃない……すごく無理しています。」


律「純……」


純「なにがあったか知らないですが、元気出してください。」


時計台では、時刻がついに12時になった。12時のチャイムが響く。


憂(12時……予定ならお姉ちゃんが来るはず。お姉ちゃん…どこにいるの?)


海岸では、澪と律が立って海を見ていた。


律「澪、ふと思ったんだけど……ブレイブ星人が私たちをダグオンに選んだこと、偶然ではなかったかも……」


澪「なぜそう思うんだ?」


律「なんかさ、みんな、唯のことが大好きで……」


澪「それは違う。お前やムギや和は好きかもしれないが、私は唯のことが嫌いだ!」


律「澪……?」


澪「楽譜は読めないし、コードはよく忘れるし、学園祭の時なんか、あいつ、ギター忘れて取りに帰ったじゃないか!」


律「…」


澪「あいつは……粗野で、単細胞で、軽薄で、お調子者で……全く、全く……手の焼ける……」


律「手の焼ける?やっぱ澪はそれ以上言えないか?」


澪が背を向ける。


澪「律……すまないが、私を1人にしてくれないか?」


律「仕方ないねぇ澪ちゃんは……」


律は澪の元から去る。


澪「唯……生きて、生きていてくれ……」


澪の目には涙があふれていた。


部室では、紬が梓に紅茶を淹れていた。

それを一口飲む梓。


梓「おいしいですね!飲んだことない味がします!」


紬「このお茶の葉はね、イギリス王室からも認定されたブランドなの。サルガッソの宇宙人を全滅させたら、その打ち上げでここでみんなに振る舞う予定だったの。」


梓「へぇ、すごいですね。」


紬「でも、こんなもの……」


紬が震えだす。


梓「短い間でしたけど、先輩たちと一緒に仕事が出来て本当によかった。無事ですよね?唯先輩は……ん?」


紬「無意味よ!」


梓「ムギ先輩……」


紬「いくら、こんなに良いお茶を用意しても、唯ちゃんが帰ってこなかったら無意味よ!」


その頃時計台では、雪が振りだした。


憂「雪…」


和は、生徒会室に引きこもっていた。


和(唯は、小さいときも勝手にどこか行ってみんなに心配掛けたことあったが、こんなに長い間姿を消して見つからないなんてはじめてだわ。)


澪は夜の街を彷徨っていた。


そこへファイヤーストラトスそっくりのパトカーが澪を横切り、止まる。


ドアが開き、澪はそこから降りる唯の幻覚を見る。


澪(唯…)


パトカーから警官2人が出てくる。


警官1「あちらだ!」


警官2「はい!」


時計台の前では22時になった今でも唯を待ち続けている。憂は、体に雪を被っていて、しゃがみこんでいる。


憂(お姉ちゃん…そろそろ来てよ…)


憂は目に大量の涙をためている。


?「うーーいー」


憂の後ろから、聞覚えのある声が聞こえる。憂がその声に振り返ると、そこには謎の影がいた。


?「憂…寒かったでしょ……」


憂「お姉ちゃん……」


その影が街灯に照らされて明るくなる。それはなんと、憂が愛する姉の姿だった。


唯「ごめんね待たせて……映画館、閉まっているね。」


憂「お姉ちゃん……」


傷だらけの唯は足を引きずりながら憂に近づく。


唯「カラオケなら、開いてるかな?」


憂「お姉ちゃーん!」


憂が走ってとっさに唯に抱きつく。


唯「憂……」


唯は憂をしっかりと抱きしめている


そこに、澪、律、紬、和、そして梓も偶然通り掛かる


唯は憂の涙を手で拭う。


一同は唯の元にかける。


翌日、海岸で空間が開き、その中にガードホーク、タイガー、ウルフ、シャドージェット、ウイング、アーマー、ターボライナーが空間に入り込み終わって空間が閉じる。


澪「戦いが終わったから、ビークルも引退だね!」


唯「これも…」


唯はダグコマンダーを外そうとするが、梓が止める。


梓「それは取っといてください。」


律「梓、地球に、軽音部に残れるようになったか?」


梓「あ、その件ですが、私も上に相談した所、許可が降りましたので、これからも仲間です。」


唯が梓を抱き締める。


唯「あずにゃんとこれからも一緒なんて嬉しいよ!」


梓「ちょっと唯先輩…」


澪「まあ、これで、私たちが卒業しても部員 0にはならないな。律!唯!戦いが完全に終わったから、これからは真面目に練習だぞ!」


唯・律「え?」


澪「当たり前だろう。特に部長の律がそんなんでどうする!」


それから1年経過し、唯ら4人は軽音部を卒業するが、変わりに憂、純、そして新入生の斉藤菫、奥田直が加入し、廃部が免れる。梓は菫と直に自分たちがダグオンてことを話していた。


直「部長とその先輩がダグオンだったとは驚きですね。」


憂「この地球が今も存在するのはお姉ちゃんのあの命がけの行動のおかげだよ。お姉ちゃんは本当に無茶するから。」


菫「私も紬お嬢様が戦っていたなんて知りませんでした。」


純「私も、最近憂と梓から聞いた。」


梓「私は短い間しか一緒に戦えなかったけどね。さあ、練習するよ。」


純「何を練習するの?」


梓「先輩たちが卒業するときに残したこの曲。」


梓は純に歌詞カードを渡す。


純「『輝け!ダグオン』?」


梓「この曲を先輩たちが卒業するちょっと前に演奏したら楽しかったから。譜面渡すね。」


梓が直以外の3人にそれぞれの担当譜面を配る。


純「難しそうできるかな?」


憂「私たちならきっとできるよ。」


菫「よし、行きますよ。1、2、3、4!」


チャーララ♪チャララ♪チャーララ♪チャララ♪チャーララ♪チャララ♪チャーラー♪


梓がイントロのギターを弾く。


梓「あーおーいほーしに、せんーりつがはしーるー。


くーろーいあーらーしー、ちかーづーくとーきー、こころーのおーくで、めざーめるヒーロー、とーびたつーのだ、ふりーむーかずーにー 、ダーグーオーン、かがやけダーグオーン 。


へーいわー、まもるなーまーえさー。


ダーグーオーン、わたしたちダーグオーン。


ゆーめはー、ぜったいわーたーさーないー。


あーふーれーるゆーき、てーにしたいならー、つよくつよく、ゆうーじょうー、しんじることさー。


きーずーつーくこーとーも、おーそれはしない。むげんだいのみーらーいをー、えーがーくそのーたーめに。」


チャラララン♪


完。


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