「ねぇ・・・比企谷くん」

「なんだよ」

「由比ヶ浜さん遅いわね」

「そうだな」

「あなた何かあったの？」

「なんもねぇだろ、由比ヶ浜と喋ることすくねぇしな」

「そう・・・ならいいのだけれど」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ「雪ノ下今日な」

「あの、平塚先生ノックを」

「それでな雪ノ下、今日由比ヶ浜は体調不良で休みだそうだ」

「そうですか」

「まぁそういうことだ。後は任せたぞー」

「はぁ・・・」

「ため息なんてついてどうかしたの？珍しいわね」

「いや・・・何でもねぇよ」

「そう、少しだけなら話を聞いてあげてもいいと

思ったのだけど」

「お前こそ珍しいな、俺に優しくするなんて」

「そうかしら？ボッチのあなたに話かけてる時点で

いつも優しいのではないかしら」

「あーそうですか」

「しかしあなたがため息なんて珍しいから何かあったら

聞いてあげようと思ったのだけど」

「特にねぇ・・な、ちょっと疲れただけだよ」

「そう、ならいいけど」

「まぁなんだ、変な気使わせたならごめんな、

俺先帰るわ」

「待ちなさい。ニゲガヤ君？」

「何だよ、というか逃げてないだろまだ」

「これから逃げようとしてるから待ちなさいと声を

かけたのだけれど疎いのね」

「はいはい、でなんだよ？」

「取りあえず座りなさい」

「分かったよ・・・」

「ねぇ比企谷くん近くに寄ってもいいかしら？」

「何でだよ。お前がよければいいんじゃねぇの」

「そう・・・」

「・・・・・・」

「・・・・」

「（近い近いこれ普通なら好きになる・・・いやもう彼女だったわ）」

「・・・ねぇ八幡？」

「なんだよ」

「何か嫌なことあったの？」

「嫌な事なんて常にあるだろ。ちょっと色々な」

「そう、いくら傷つくことになれてるあなたといえども

私はそんな貴方を見ていると少しばかし傷つくわ」

「そうか・・・」

「そうね」

「まぁ平気だ。永遠ボッチの俺にはこれぐらい日常だな」

「そう・・・そういえば八幡、来週空いてるかしら？」

「空いてるな。まぁ空いてないなんて嘘言ったって意味が

ないだろうけどな」

「でしょうね。それなら来週由比ヶ浜さんと一緒に買い物

へ行きましょう」

「まぁいいぞ」

「ふふ・・・」

「何でちょっと満足そうなんだよ」

「いえなんでもないわ」

「さっきまで辛辣なことしか言ってなかったのにな」

「それは・・・由比ヶ浜さんや平塚先生が来るものだと思っていたから」

「そうですか」

「そうよ」

～～～～fin?