2017-02-19 21:53:04 更新


「ねぇゆきのん」


「何かしら」


「ヒッキー来ないね・・・部活」


「そうね」


「もしかしてヒッキーと喧嘩したの?」


「喧嘩なんてするわけがないのだけれど」


「だったらいいんだけどさ」


「・・・そういえば具合が悪いと言っていたわ」


「ゆきのん言うの遅いよ!!」


「本を読んでいて忘れていたわ」


「なんだー喧嘩して来ないのかと思ったー」


「私はそろそろ帰るわね」


「じゃぁ一緒に帰ろう?ゆきのん」


「私はよっていくところがあるから」


「えー、じゃぁ明日一緒に帰ろう!」


「そうね。明日一緒に帰りましょうか」


「じゃぁねーゆきのん」


「えぇそれでは明日」


・・・・・・・・

・・・・・・

ピンポーン


「誰だ・・こんな時間に

今日は家に小町も親もいねぇからな・・・

居留守を・・・って・・はぁ」


ガチャ

「こんばんわ」


「別に来なくていいって言っただろ。雪ノ下」


「少し気になったから・・・」


「まぁ・・・取りあえず入れ寒いだろ外じゃ」


「ごめんなさい・・・お邪魔するわね」


「いや、いいよ。取りあえず適当に座ってくれ」


「今日は誰もいないの?」


「あぁ小町なら明日休みだからって友達の家にいったしな」


「そう・・」


「すまんがお茶で我慢してくれ、飲み物がなくてな今」


「あ、ありがとう」


「・・・・・・」


「夕飯は食べたのかしら?」


「食欲がなくて食べてないな。それにちょっと一人だと

めんどうでな」


「そう・・・でも食べたほうがいいわ。台所を借りていいかしら?」


「・・・・いいけどお前は夕飯どうするんだよ」


「この際だから一緒に食べようと思ったのだけど」


「そう、ならいいけどよ」


「ねぇ比企谷くん・・・いえ八幡」


「・・・・何だよ雪乃」


「・・・好き」


「・・・・なぁ雪乃?」


「何かしら?」


「俺もそのお前のことは好きだが、今は俺の家だ

つまり分かるな?」


「私はその・・・八幡さえよければいいのだけど」


「・・・・お前後で後悔するぞ?」


「ただ貴方は早くその元気になるべきだと思うわ」


「そうだな」


「はい、うどん作ったから食べるといいわ」


「ありがとな」


「今日誰もいないのなら泊まっていっても平気よね」


「・・・はぁ?」


「だめ・・なの?八幡」


「まぁ時間も時間だからいいけど、着替え・・・俺の使ってないジャージでいいか?」


「えぇ」


「・・・あぁうどんありがとな」


「いいのよ別に」


「じゃぁ俺は寝てるから用があったら部屋にきてくれ」


「え、えぇ」


・・・・・・・

・・・・・・

・・・・・

ガラッ


「どうかしたのか?雪ノ下?」


「・・・いえ・・・ただ何してるか気になっただけ

なのだけど」


「そうか・・・」


「にしても体調は良くなさそうね」


「疲れてるだけだから別に気にしなくてもいいだろ」


「いえ、とても気になるわ」


「そうか、まぁおやすみ」


「えぇ、おやすみ」


_______


「Zzzz」スースー


「(こうやってみると八幡ってかっこいいわね・・・

それに・・・私の彼氏なのよね・・・多少くらい

キスをしたって嫌がれることはないはずよね・・・

八幡・・・)好き」


「・・・!(やべぇ・・・寝た振りがバレる。というか何だこいつ

滅茶苦茶可愛い女の子じゃねぇか)」


「少しくらい大丈夫よね・・」


「(・・・さりげなく添い寝するとかやばいやばい。本気で寝た振り

がばれる)」


「明日には元気になってね」ナデナデ


「(雪ノ下さんちょっとその僕おかしくなっちゃう)」


「・・・・」スースー


「(寝たのか、ただ俺を抱いたまま寝るなよ)」


________次の日の朝


「起きなさい八幡」


「・・・もう朝か」


「そうよ。それに学校もあるのだけれど」


「そうだったな」


「・・・・早く起きて朝食を食べましょう」


「おう」


「はい、どうぞ」


「すまん。ありがとう」


「ふふ・・・お口に合うかしら?」


「おう、さすが雪乃だな」


「・・・・・・」


「ごちそうさん」


「お粗末さまでした」


「じゃぁ着替えるか」


「そうね」


・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・


「よし行くか」


「そうね」


「なぁ」


「何かしら?」


「今日は早く帰るからよ」


「分かったわ」


____Fin


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