2018-09-12 00:17:17 更新

前書き

ごめんなさい!演習は朝潮型ではなく白露型でした!訂正お願いします!


提督「ということでよろしく頼む。」



霞「言っている意味が分からないんだけど・・・取りあえず死にたいってことでいいのかしら?」ツーン



満潮「はぁ? 何バカ言ってんの?頭おかしいの?アホなの?死ぬの?」ツーン



曙「全く、とんだクソ提督の鎮守府に来ちゃったわ!どうしてくれんのよ!!!」ツーン



提督「死にたい?バカ?クソ・・・?」プルプル



提督「グスッ・・・ヒグッ・・・」ポロポロ



霞「な、なに泣いてんのよアンタ!それでもここの長なの!?」



満潮「そうよ!そんなんじゃ私たちの命なんて預けてらんないわ!」



曙「泣けばいいと思わないことね!このクソ提督!」



霞(ちょっと言いすぎちゃったかも・・・)



満潮(な、なによそんなに震えちゃって・・・)



曙(ど、どうしよう・・・傷つけちゃったかも・・・)



提督「ごめんな、グスッ・・・冷たくされたことがうれしくてつい・・・」グシグシ



霞&満潮&曙「「「はぁ!?」」」



提督「説明が遅れたね・・・君たちをこの鎮守府に呼んだのは君たちのその態度が故なんだよ。」



曙「私たちの態度?なに、じゃあアンタは罵られたいがために私たちを呼んだってこと?」



提督「大体あってる。」



曙「・・・・」



提督「この鎮守府のみんな異常に過保護だし底抜けを通り越して深遠なまでに優しいし・・・」



提督「昔はみんな個性的で楽しかったんだが、今では出会うなり撃ち合い発展してしまうほど険悪になってしまった・・・」



満潮「ちょ、ちょっと!私たちに戦闘以上のことを求められても困るんだけど!?」



提督「だが・・・」



霞「そうよ!それに優しいのなら問題ないじゃない!それがアンタにとって何が害になるっていうの?」



提督「なら聞くがお前たちは・・・一日で部屋から出る回数を制限されたことはあるか?」



霞「・・・?話が見えないわね、別にないけどそれがどうしたっていうのよ。」



提督「俺はあるぞ・・・一日で部屋を出ていい回数は5回だ。」



提督「ほかにもたくさんあるぞ?この鎮守府から出れないのはもちろん艦娘以外の人とは会うな喋るな見つめるなの3連コンボと来た。」



満潮「重症ね・・・」



提督「細かいのを数えればきりがないから省いているがな。」



提督「そんなわけで君たちにはこの鎮守府の雰囲気を打破して元の明るい鎮守府に戻してほしいんだ!!」



曙「・・・それって逆効果じゃない?」



提督「・・・え?」



満潮「当然でしょ?ていうか私たちに危険が及ぶじゃない。」



霞「やってられないわね、帰っていいかしら?」



提督「そんな!ちょっとぐらいいいじゃないかぁ!」



こうしてヘタレ提督と3人のツンデレによるヤンデレ攻略が始まるのであった。












提督「じゃあ取りあえず君たちの部屋に荷物を置いてくるといいよ。」



霞「そうね、そうしたいのだけれど・・・」



提督「ん?なにか問題でもあるのか?」



満潮「いや、案内は?私たち初めてきたのよ?」



提督「あぁ、君たちの部屋はここから出てまっすぐ進んだところを右に曲がって食堂を超えた先に渡り廊下があるからそこから別館に行ったところの3階の2号室だ。」



曙「いや、そうじゃなくて。アンタかここの艦娘が部屋まで案内してくれるんじゃないの?」



提督「え~?」



満潮「え~?じゃないでしょ!当たり前の事じゃない!」



提督「だって、俺外出回数が制限されてるしぃ?他の子たちも一触即発な雰囲気だしぃ?」



霞「はぁ・・・ホントめんどくさい鎮守府ねぇ・・・」



提督「うぅ・・・スマン。」キラキラ



満潮「私なんでこんな部隊に配属されたのかしら・・・」



提督「面目ありません・・・」キラキラ



曙「なんで罵られて輝いてんのよ!このクソ提督!」



提督「ここ最近冷たくされたことがなかったから新鮮でな・・・」キラキラ



霞「アンタほんとうにみじめよね。」



満潮「こんな意味分かんない奴なんて放っておいて速くいきましょう?」



曙「同意ね、こんなところにいれば私たちまで危ないわ。」



提督「いってらっしゃ~い!」












霞「さて、話を聞く限りこの廊下をしばらくまっすぐ行けばよかったのよね?」



満潮「えぇ、その先も覚えているわ。」



曙「・・・そう簡単に行けそうにないみたいね、そうなんでしょ?そこの四人組。」



暁「・・・」



響「・・・」



雷「・・・」



電「・・・」



曙「返事もできないのかしら?態度悪いわね、改めたほうが身のためだと思うけど?」



響「フン、入ってくるなり人の司令官をクソ呼ばわりするクソ女には言われたくないね。」ジロッ



曙「なっ・・・!?」



霞「はぁ、それで何の用?私たち疲れてるから早く部屋に帰って休みたいんだけど。」



雷「貴方たちと話してる司令官とても楽しそうだった・・・最近私たちにはあんな顔見せてくれなかったのに!」



雷「アンタ達のせいなんでしょ!?私たちに笑顔を見せてくれなくなったのは!返しなさいよ!私の司令官なのにっ!」ハイライトオフ



霞(・・・なるほど、これは確かに重症ね。)



霞「知らないわよ、アイツの事なんて。」



電「・・・司令官さんをアイツって言わないでください。」



霞「そんなの私の勝手でしょ?」



電「司令官さんに歯向かうのですか?」



霞「興味ないわそんなこと。」



電「・・・なら沈めなのです。」ハイライトオフ



霞「なに、やる気なの?受けて立つけど?」



響「司令官に無礼を働いたこと、その命をもって償うんだね。」ハイライトオフ



曙「煩いわね、一回沈んでみる?」



雷「返して返して返して返して返して返して返して・・・」ハイライトオフ



満潮「かかってきなさい、ものの数秒で沈めてあげる!」



暁「・・・皆、ちょっと待って。」



「「「「「「・・・」」」」」」



暁「私たちは司令官の道具なのよ?司令官の幸せのために生きている、そうでしょ?」



暁「今のところ司令官はその3人がお気に入りみたいだから沈めちゃったらきっと悲しんじゃうわ・・・」



暁「それは私たちの望みと反するわ、今はこれで引きあげましょう?」



響「・・・そうだったね、私たちは司令官の道具。望まれないことはしない。」



雷「司令官・・・速く私たちの想いを受け入れてほしいわ。こんなにもあなたのことを想っているのに。」



電「それは願いすぎですよ雷ちゃん、私たちは捨てられなければそれでいいのです。」



満潮「ちょ、ちょっと!?逃げるつもり!?」



響「君たちは司令官に気に入られてる、それだけで存在が認められたんだ。憎らしいが所謂合格って奴さ。」



暁「じゃあ私たちもう行くわね、様子見をするために来たようなものだし。」スタスタ



響「また会えるといいね。」スタスタ



雷「・・・許さないから。」ボソッ スタスタ



電「・・・」ペコッ スタスタ



霞「・・・なんだったのかしら。」



曙「さぁ?子供の癇癪じゃないの?可愛いじゃない。」



満潮「その割にはムキになってたわよね、アンタ?」ニヤ



曙「なっ・・・!?うっさいわね!アンタだってやる気だったじゃないの!」



満潮「えぇ~?私は別に~?」



曙「ぐぬぬ・・・・」



霞「はいはい、もうすぐ着くからおとなしくしててね。」











霞「・・・ここがわたし達のルームね。」



満潮「なんか三人にしては大きすぎるような気がするわ。」



曙「あら、大きすぎて困ることはないでしょう?早く入りましょうよ。」












霞「中は思ったより綺麗ね・・・」



曙「・・・なんだか寒いわ。」



満潮「ね、ねぇ。もう荷物整理しちゃわない?」



霞「なによ満潮、アンタなに焦ってんの?」



満潮「・・・言ってみただけよ、お互いのスペースを決めるためにね。」



曙「そうね、じゃあちゃっちゃと出しちゃいましょう。」



少女荷解き中・・・



霞「そういえば、ここに来る途中あの四人組以外誰ともすれ違わなかったわね。」



満潮「でも気配はあったわよ・・・誰かに監視でもされているみたいに。」



曙「つまり直接会って話をする分あの四人組はまだましってことね・・・」



霞「まぁそれは後で話すとして・・・」



ガラーン



満潮「これは圧巻ね・・・みんな荷物少なくない?」



霞「だって必要最低限のものしか持ってないし・・・」



曙「必要なもの以外合っても異動の邪魔になるだけだし・・・」



満潮「私たち似た者同士なのね・・・」



曙「それはそうとして、一応全部に名前書いてるか確認しておきましょう?」



霞「歯磨きセットにドライヤー、櫛、髪留め、枕、身分証明書に着替え・・・全部書いてあるわ。」



満潮「すごいわね・・・まさかそこまで同じだなんて・・・私も書いてあるわ・・・」



曙「なんかもう一種のシンパシーまで感じだしてきたわ・・・右に同じくよ。」



霞「ん?満潮、あんた鞄に何か残ってるわよ?」ゴソゴソ



満潮「あっ!それは・・・ちょっと!勝手に開けないでよ!!」



クマのぬいぐるみ「クマーッ!」



霞「ププッwかわいいところあるじゃない・・・」ケラケラ



満潮「うぅ・・・///バカッ!なんで開けちゃうのよぉ・・・」



霞「みんなの荷物を把握しておくのは同居人として当然の行為でしょう?」フフン



曙「・・・あっそう、ならアンタのものも確認しておかないとね。」ゴソゴソ



霞「あっ!ちょっ!待ちなさいったら!」



ねこのぬいぐるみ「にゃーっ!」



霞「・・えぇそうよ!それがないと眠れないのよ・・・!!なんか文句ある!?///」



満潮「あ、あーらそう?アンタもずいぶんかわいいじゃないw」



霞「・・・曙アンタ・・・!」



曙「あ~ら、どうかしたのかしら?もとはといえばあなたが始めたことじゃないの。」



満潮「・・・確かに。ここまでやったんだからわかるわよね?」



霞「・・・あんたも巻き込んでやるわ曙!アンタのカバン見せなさい!」



曙「どうぞご自由に、ま、入ってないんだけどね。」



満潮「・・・ふ~ん?じゃあこれは何かしら?」



小さな犬のぬいぐるみ「ぽいっ!」



曙「な、ななななっ!!なんでそれが・・・!」



霞「あ~ら!ぼのたんってばいい趣味してるのねw可愛いわ!」クスクス



満潮「そうねw小さいからって油断したのは失策だったんじゃない?」ケラケラ



曙「うぅ~///ぼのたんっていうなぁ!」



「「「・・・」」」



霞「・・・このことは私たち3人だけの秘密にしましょう?」



曙「・・・そうね、これ以上の争いは無意味だわ。」



満潮「・・・決まりね。」



奇妙な友好関係が結ばれた瞬間だった












霞「・・・んん」



満潮「はぁ~・・・」



曙「ふぅ・・・」



霞「暇ね。」



満潮「そうね。」



曙「なにかすることないかしら・・・」



霞「ゲームなんてものは持ってきてないしね、しりとりでもやる?」



満潮「いやよ、なんかもういいじゃない。このまま寝ましょう?」



曙「変な時間帯に寝たら生活リズムがズタズタになるわよ?」



満潮「ぐ・・・じゃあなにするのよ。」



コンコン



提督「おーい!3人ともはいってもいいかぁ~?」



霞「はぁ!?いいわけないでしょ帰りなさいよ!」



満潮「入ってきたら主砲をくらわせるわよ!?」



曙「クソ提督のくせに出しゃばってくるんじゃないわよ!」



提督「はいはい、失礼します。」ガチャ



霞「ちょっ!なに入ってきてんのよ!」



提督「いやね、そういう振りかなぁとおもってさ。」



提督「それにしても君たちの部屋は・・・」



満潮「・・・どうせ女の子らしい部屋じゃないわよ。バカにするなら帰ってちょうだい!」



提督「いやいや、知的な女性の部屋みたいで素敵だぞ?」ニコッ




霞&満潮&曙「「「・・・・っ!?////////」」」




曙「きゅきゅきゅ急ににゃにいってんのよ///クソ提督///!!!!」



提督「え、いや部屋の感想を言っただけ・・・」



霞「あ、あんまじろじろ見ないでよ!!何か用事があるんなら聞くから///」



提督「それは助かる!じつはな白露型の子たちが君たちとどうしても演習がしたいって聞かないんだよ。」



満潮「ふーん、着任したての私たちに演習を・・・?」



霞(まぁこの鎮守府の子たちなら嫉妬だと思うけどね。)



提督「悪いが頼まれてはくれないか?ささやかだが間宮チケットも用意してある。」



霞「っ!やるわ!!!任せておきなさい!ガンガン行くわよ!!!」キラキラ



満潮「遅いわね!!早くしなさい!すぐに始めるわよ!」キラキラ



曙「全く、このクソ提督は!早く準備なさいよ!」キラキラ



霞(間宮といえばあの伝説の甘味!それにあわよくばあのクズから頭撫でてもらえるかも・・・って何考えてんのよわたし!!!)



満潮(間宮!憧れだったのよねぇ・・・アーンとかのオプションとかついてきたり・・・っ!!!なんで私がこんなことを!!!)



曙(ま、間宮・・・ほ、本当にいいのかしら?提督に褒めてもらえるだけで十分なんだけど・・・っ!!!私のばかっ!)



提督(3人とも表情が忙しいな・・・見てて飽きないぞ。)



提督「まぁ、それはいいとして。演習会場まで案内するよ、ついてきてくれ。」



霞「・・・ハッ!ちょっ!待ちなさいよ!!!」



満潮「・・・・・///」カァァァ



曙「でも・・・くそていとく・・・・だし・・・///」ブツブツ












演習場



提督「ここが演習場だ!」



曙「へぇ、意外に広いじゃない。」キョロキョロ



霞「腕が鳴るわね。」



時雨「やぁ、提督。待ってたよ。」



夕立「提督ったらおそいっぽいぃ!!」



提督「すまないすまない、準備に手間取ってな。」



時雨「・・・それで、君たちが提督の言っている新人さんかな?」



霞「えぇ、霞よ。よろしく。」



満潮「同じく満潮よ。」



曙「曙よ・・・それで、演習相手の人数は?」



提督「この時雨、夕立の2人だ、大方君たちに合わせたというところだろう。」



満潮「ふ~ん?ずいぶんな自信じゃない。練度は大体どれくらいなの?」



提督「ん~、大体80ぐらいかなぁ?」



霞「なにが80ぐらいかなぁ?よっ!このクズ!!!!」ゲシッ



提督「アァ・・・!ありがとうございます!!!」バタン



夕立「・・・・っ!」ギリィ



時雨「待ちなよ夕立。提督、余韻に浸っているところ悪いんだけどそろそろ始めないかい?」



提督「あ、あぁ。すまないな、よし。それじゃあそれぞれ艤装の準備をしてくれ!」












霞「・・・まぁこんなものね。」



満潮「準備完了、いつでもいけるわ!」



曙「練度が高かろうが関係ないわ、押しとおるまでよ!」



時雨「・・・いつでもいけるよ。」



夕立「容赦はしないっぽい・・・」



提督「よし、それじゃあ両チーム戦闘配置についてくれ!」











時雨「夕立・・・目的、忘れないでよね。」



夕立「・・・わかってるっぽい。」



時雨「今回はあくまでも本質の見極めだ、頼んだよ?」



夕立「・・・ぽい。」














霞「はぁ、まさか初日から演習だなんてね。ついてないわ・・・」



満潮「全くね、それで連携とかどうするの?」



曙「考えるだけ無駄よ、どちらにせよ時間なんてないわ。」



霞「お互いのフォローは最小限に自分のやれることをする。でいいんじゃないの?」



曙「それで行きましょう。」



満潮「ま、演習だし。そこまで気張らなくてもいいんじゃない?」












提督「・・・よし、お互い位置についたようだな。」



提督『ん~、あ、あ、あ。よし!・・・・演習開始!!!!!!』













霞「合図よ!いきましょう!」



曙「えぇ!!」



満潮「よし!」



霞「取りあえずは単縦陣でいくわ!みんなついてきて!!」



曙「了解よ。」



満潮「わかったわ。」



霞(数の差はあれど相手の練度は私たちの倍以上・・・ならばみんなで固まって各個撃破を狙うのが定石!!)



曙(・・・フン、さっきの作戦会議はすべて嘘。ないとはおもうけれど盗聴の危険性がある以上、用心に越したことはないわ!)



満潮(基本だからこそ盲点、初心艦組の特権ね。)












時雨「ふ~ん、しっかりしてるじゃないか。」



夕立「・・・やっぱり夕立たちも一緒に行動してつぶしたほうが早いッぽい。」



時雨「・・・いや、このまま続けよう。」



夕立「わかったっぽい。」



時雨「それじゃあ行ってらっしゃい。」



夕立「けっこうやるっぽい・・・・」












霞「・・・っ!!右舷より敵影!警戒態勢!!!」



曙「くっ!こっち来んな!」チャキッ・・・・ドンッ



夕立「・・・遅いわ!」サッ



満潮「なっ!?かわされた!?」



霞「呆けている暇はないわ!早く撃ちなさい!!!!」ドンッ



夕立「ソロモンの悪夢、見せてあげる」スッ



曙&霞「「えっ・・・・!?」」



夕立「ふっとべっぼいっ!!!!」ドガァン



霞「キャァァァァ!!!」ザザザザザッ



曙「グウ・・・ッ!!!」ザザザザザッ



満潮「霞!曙!!!」



満潮(あの距離から一瞬で間合いを詰めてタックルで2人を吹き飛ばした!?そんなことふつうできないわよ!?)



時雨「・・・・おっ、ちゃんと一人残ってる。夕立、ちゃんとお仕事したんだね。」クスクス



満潮「ッ・・・!いつのまに!?」チャキッ



時雨「ついさっきさ、そんなことよりも・・・」



満潮「こないで!」チャキッ



時雨「おやおや、僕もずいぶんと嫌われたものだね。別に君に危害を加えるつもりはないよ。」



満潮(これが練度80の艦娘の圧力・・・?なんて強いのっ・・・)



時雨「震えているね?そんなに怖いかい?満潮・・・」スッ



満潮「・・・えっ?」



時雨「大丈夫さ、僕は君に話を聞きたいだけだからね。」



満潮「は、なし?」



時雨「そう、お話しさ。・・・提督についてどう思う?」



満潮「ふえっ///きゅ、急になにを・・・!?」カァァァァ・・・



時雨「・・・そのままの意味さ。」



満潮(そ、そんなこといわれても!まだ会って初日よ!?そ、そりゃ悪い奴には思えなかったけど・・・///)



満潮「な、なにそれ・・・意味分かんない・・・というか・・・その・・・///」ブツブツ・・・



時雨「・・・・へぇ、なるほどね。」



時雨「夕立、聞こえるかい?」



夕立『・・・聞こえてるっぽい。』



時雨「撤退するよ、目的は果たした。」



夕立『・・・了解したっぽい』



時雨「さて、聞いていた通り。僕たちは撤退するよ。君たちの勝ちだ。」



満潮「え?・・・ちょ、どういうことなの?」



時雨「そのままの意味さ、それじゃあね。『また』会おう。」スッ



満潮「・・・?なんだったのかしら・・・」












時雨「・・・フフッ、見つけた。」ニヤッ












提督「あれっ!時雨、演習は!?」



時雨「うん、僕たちの負けだよ。」



提督「それ本当なのか?」



時雨「フフッ、ゆるぎない事実だよ提督。」



提督「ほぉ・・・時雨がそう言うのならそうなんだろうな、見込みありそうな娘いたか?」



提督(やはりツンデレはヤンデレに勝てるのかもしれないな!!!こいつは朗報だ!!!)



時雨「うん、一人だけ。とてもいい子を見つけたよ。」



提督「一人だけ・・・・?霞か?曙か?満潮?」



時雨「・・・秘密だよ。」クスクス



提督「なっ!そんなこというなよ!せめてヒント!ヒント下さい!」



時雨「むぅ・・・そうだね、少しだけ教えてあげるよ。耳貸して?」



提督「??いいぞ・・・」



時雨「僕たちと『同じ』娘だよ。」ペロッ



提督「ふぁっ!?急に耳をなめるなよ!!!!」



時雨「フフフッ、ごちそうさま♪またね、提督。」



提督「・・・同じっていうのはどういう意味なのだろう。」














入渠施設



霞「いったた・・・」



曙「ホントありえない・・・」



満潮「・・・・」



曙「なんなのよアイツ!いきなり突っ込んでくるとかまともじゃないわよ!」



霞「えぇ、きっと普段から凶暴で粗暴に違いないわ・・・」



満潮「・・・・」



霞「で、なんでさっきからアンタはだんまりなわけ?」



満潮「・・・・えっ!?あ、な、なに???」



曙「なに、じゃなくてアンタがどうしたのよ。」



満潮「えっ・・・?それは・・・」



(・・・提督についてどう思う?)



満潮「っ!!!!」//////



霞「なに赤くなってんのよ?もしかしてのぼせちゃった?」



満潮「なんでもないわよっ!!早く出ましょう!?」ザバァ



曙&霞((怪しい・・・))











時雨と夕立の部屋



時雨「フフッ・・・提督・・・」カキカキ



時雨「『時雨がそう言うのならそうなんだろうな』・・・っと」カキカキ



夕立「やっぱり時雨は変わってるっぽい。」スンスン



時雨「ん?急にどうしたんだい夕立。」



夕立「提督さんとの会話をノートに記録して保管するのって普通じゃないっぽい。」



夕立「普通、提督さんとの会話は全部覚えていつでも思いだせるようにするでしょ?」



時雨「フフフッ、そうだね。・・・でも僕は提督との思い出は体でも覚えておきたいんだよ。」クスクス



夕立「なるほど・・・その発想はなかったっぽい。」クンクン



時雨「そんな夕立こそ、また提督の私物を盗んできてるじゃないか。」



夕立「だって・・・こうでもしないと・・・落ち着かないっぽい・・・」スンスン



時雨「・・・僕にもすこし貸してくれないかな?」



夕立「少しだけっぽい。」



時雨「ありがとう。」











そのころ執務室では



提督「な、なぁ?すこしぐらいそと出てもいいだろ?」



神通「だめです、提督は先ほどまで15分43秒も部屋の外に出られておりました。これ以上外出なされては体に障りますので、ご理解のほどを。」



提督「あんまりだぁぁ・・・・」











霞「ねぇねぇ~満潮ちゃん~ってばぁ」



曙「気になるじゃない~!おしえなさいよ~」



満潮「だ、だから!何にもなかったって言ってるでしょ///!!」カァァ・・・



霞「でもアンタこの質問するたびに頬染めてるじゃないの。・・・何もないってことはないでしょう?」



満潮「えっ!?嘘・・・」バッ



曙「今更隠したって遅いわよ、さぁ!素直に話しなさいな。」ジリッ



霞「早く楽になりなさい?・・・ね?ちょっとでいいから。」ジリッ



満潮「ちょ、ちょっと!なんでそんなに詰めてくるのよ!」



霞「そりゃアンタ、これから一緒に過ごす仲間なんだから隠し事はちょっとね~?」



満潮「そんな取ってつけたような理由で納得できるわけないでしょう!?」ダッ



曙「あっ!ちょっと!!どこ行くのよ!?」



霞「何ぼさっとしてんのよ!見失う前に追いかけるわよ!」タッタッタ



曙「も、もう!待ちなさいよ!」タッタッタ












満潮「はぁ・・・はぁ・・・!なんでこんなことにっ!!」タッタッタ



満潮(よしっ!この先を曲がれば執務室前ね!ここまでくればあいつらも・・・)



ドンッ!!



「きゃっ!!!」バタッ



満潮「あ・・・!ご、ごめんなさい!大丈夫ですか?」



「っ!!!触らないで!」バシッ



満潮「っ!?・・・な、なによ・・・・」



「あなた・・・見たことない顔ね・・・」



満潮「わ、私は満潮って言います。ここには着任したてで・・・」



「えっ・・・!?そうだったの!?ご、ごめんね・・・」ペコペコ



満潮(何なのこのひと・・・いきなり怒ったと思ったら急に頭を下げるなんて・・・)



満潮「いえいえ、気にしてないです。」



「なんていいこなのっ・・・私は阿武隈っていうの!よろしくね満潮ちゃん!」



満潮「え、えぇ。よろしくお願いします。」



阿武隈「でも満潮ちゃん、廊下を走っちゃダメだよ?あぶないからね。」



満潮「ごめんなさい・・・その、追われてて。」



阿武隈「追われてる・・・?まさかここの艦娘達から?・・・でも彼女たちも『同族』しか襲わないはず・・・」ブツブツ



阿武隈(あれ・・・そういえばさっき私もこの子を襲おうとしたんだっけ?・・・じゃあまさかこの子も?)チラッ



満潮「・・・?」



満潮(すごい見られてる・・・なんだろ・・・)



阿武隈(ん~、そんな風には見えないけどな・・・あたしの勘違いかな。)



満潮「あの、どうかしたんですか?」



阿武隈「うぇっ!?い、いや!なんでもないよ!?」アタフタ



満潮「そ、そうですか。」



満潮(もしかして結構変な人・・・?ちょっと探って今後の接し方を考えましょう)



満潮「あの。阿武隈さんはなぜここにいたんですか?」



阿武隈「えっ・・・あっ!・・・そうだった・・・」



満潮「?なにをみてるんですか?」



身を乗り出し確認するとそこには・・・












北上「ねぇ、提督さ~。これからごはん作るんだけど食べにきてよ~」ギュゥ



提督「え・・・///でも、俺今から少し他の娘達に用事があってだな・・・・その・・・///」



北上「・・・そんなことどうだっていいでしょ?今提督と話しているのは、誰?」ハイライトオフ



提督「な、なにを・・・」



北上「ん~なんでもないよ~、それよりなんで顔を赤らめてるのかなぁ~?」ギュゥ



提督「ちょっ!当たってるんだって///おまえの・・・お、おっ・・・なんでもない!」



北上「えぇ~?最後まで行ってみなよ~。ほらほら~。」ギュギュ



提督「おいおい!それ以上は・・・・」











阿武隈「・・・・・・・」ギリィ



満潮「・・・・」



阿武隈(なんなの、アイツ・・提督に・・・私の提督にその汚らしい体を擦りつけて・・・発情してんじゃないわよ・・・)



満潮(なんだろう・・・少し、少しだけ・・・心が痛い・・・)



阿武隈「なんとかして・・・私の提督から引きはがさないと・・・」



満潮「私の・・・・?」スゥ・・・



阿武隈「っ!!!!」ゾワッ



満潮「・・・?どうかしたんですか?」



阿武隈「えっ・・・いや・・・あれ?」



阿武隈(さっきの満潮ちゃん・・・私たちと同じ感じがした・・・。)



阿武隈(このこの本質・・・見極めなきゃね・・・敵になるかもしれないし・・・)



阿武隈「じゃ・・あたしはこれからあいつを始末してくるから・・・またね、満潮ちゃん。」タッタッタ



満潮「あ・・・はい。それでは。」(物騒ね・・・始末って・・・本当に雰囲気悪いわ・・・)



霞「あーーっ!こんなところにいたのねっ!!」ビシッ



曙「ゼェ・・・ゼェ・・・ちょっと・・・休憩を・・・」



満潮「なっ・・・!?」



霞「もうっ!逃げ足だけは早いんだから・・・」



満潮「アンタ達よくこんなところまで来たわね、普通に驚きなんだけど。」



曙「か、霞に強制されたのよ・・・」



霞「さぁ、ここまで私たちにさせたんだからさっさと教えて頂戴な。」



曙「私はあんたにさせられたんだけどね。」ボソッ



満潮「なっ・・・!?アンタたちまだそんなこといって・・・」



『ちょっと!!!提督さんから離れなさいよ!!』



満潮&霞&曙「「「!?」」」



曙「今すごい声が聞こえなかった・・・?」



満潮「この声・・・!さっきの!!」ダッ



霞「あっ!ちょっと!また逃げる気!?」ダッ



曙「もうっ!もうっ!なんで私ばっかり振り回されなきゃならないのよぉ!」ダッ












阿武隈「私の提督さんに触らないで!汚れたらどうすんのよ!!!」ハイライトオフ



北上「えぇ~、やだぁ~。ていうか提督は北上様のものだし。」ギュ



提督「ちょっ!?くっつき過ぎだって!!!」



阿武隈「提督さんもはやくそいつから離れて!」


~in物陰~


霞「・・・なかなか面白いことになってるわね」ヒソヒソ



曙「アンタはまだ言うか・・・・」ヒソヒソ



満潮「・・・」



霞「ん?どうしたのよ満潮、なんだか元気ないけれど。」ヒソヒソ



満潮「・・・・・・・」スタスタ



曙「ばっ・・・!?満潮!そっちに行っちゃ!!」












阿武隈「もう我慢の限界・・・提督さん、ごめんね。これから私・・・」ハイライトオフ



北上「うわぁ~、何かされちゃうかも~。怖いねぇ~。」ギュゥゥゥゥゥ



提督「ま、まってくれ!阿武隈!その艤装をこちらに向けてどうするつもりだ!?!?」



阿武隈「えへへ・・・だいじょうぶですよ・・・ていとくさんのよこをとびまわってるじゃまなむしをくじょするだけですので」



提督「おいなにする気なんだよこえーよ!仲間だろ!?」



北上「へぇ・・・提督ってばあたし以外にもそういうこと想ってたわけ・・・?許せないなぁ・・・」グググッ



提督「言ってる場合か!速く離れろよ!いたいいたいいたい!!」



ドガンッドガンッ!!



阿武隈「あ・・・っ!艤装が!!」



北上「・・・危ないじゃん、急に撃ってくるなんて。ねぇ・・・」



満潮「・・・」



北上「新人さん?」



阿武隈「満潮ちゃん!?どうしてまだここに・・・」



満潮「二人とも今すぐここから立ち去ってください。これ以上何かしでかすつもりなら・・・私が粛清します。」キッ



北上(ふぅん?やるっていうなら相手になるよ?・・・って普段ならいうんだけどねぇ・・・)チラッ



提督「おい!満潮!危ないから下がっていなさい!」



満潮「アンタは黙っていなさい。」



北上(はぁ・・・いやになるねぇ。提督のお気に入りとあれば手は出せないよ・・・)



北上「わかったわかった、私はさっさと部屋に帰るとしますよ~じゃあまたね提督~。」スタスタ



阿武隈「え・・ちょっ・・・」



満潮「・・・アナタはどうするの?」チャキッ



阿武隈(ま、間違いないわ・・・この子・・・『同族』だ・・・っ!駆逐艦にこんな力、出せるわけないもの・・・)



阿武隈「わ、わかった・・・!私も帰るから・・・っ!」タッタッタ



満潮「・・・ふぅ。なんとかなったわね・・・怪我はない・・?」



提督「すごい・・・・すごいぞ満潮!」ダキッ



満潮「ふえっ・・・!?!?//////」



提督「やっぱりそうなんだよ!ヤンデレへの対抗策はツンデレなんだ!!!!」ギュゥゥゥゥゥ



満潮「~~~~/////」



霞「ちょっとっ!なにやってんのよ!」



曙「うわぁ・・・気の毒なほど顔が真っ赤ね・・・」



提督「あっ!!!ご、ごめんよ満潮!」パッ



満潮「・・・・あっ・・・」シュン



提督「と、とりあえず助かったよ満潮!これ、間宮券。演習もお疲れさま!」



満潮「ありがと・・・」



霞「やったわ!さぁ、はやく食べに行きましょう♪」



曙「はぁ・・・甘さだけが私の癒しよ・・・」



提督「さぁ、満潮もいってくるといい。」



満潮「え・・・?そ、そうね。」



満潮(なんだろう、間宮券欲しかったはずなのに・・・今はもっと別のものが欲しい気がする・・・)















間宮



霞「えへへ~、夢みたいだわぁ・・・間宮さんのパフェが食べられるなんてぇ・・・」



曙「今は何でもいいわ、糖分がほしい・・・」



満潮「・・・」



霞「・・・ちょっと、これから最高のデザートが食べれるって時になんでそんなに辛気臭い顔してるワケ?」



満潮「わ、わたし?別にそんな顔してないと思うけど・・・」



霞「そんなわけないでしょ、まさかあの演習の事まだ引きずってるんじゃないでしょうね?」



満潮「・・・え?」



曙「霞の言いたいことはわかるわ、確かにアンタあの演習の後から様子がおかしかったもの。」



満潮「そんなこと・・・」


「大丈夫さ、僕は君に話を聞きたいだけだからね。」

「は、なし?」

「そう、お話しさ。・・・提督についてどう思う?」


満潮「・・・・////」



霞「ほらやっぱりそうじゃない、まぁなにかあったのでしょうけれど・・・今の時点では話してくれなさそうだし。」



曙「全く・・・碌な目に合わなかったのになんで頬を赤らめているのかしら・・・そっちの気があるのかしらね~?」



満潮「なっ・・・っ!?そんなんじゃないわよ////」



曙「ほらまた赤らめてる・・・」



霞「はいはい、満潮イジリはもうやめにしましょう?そろそろデザートの時間だし」



満潮「うぅぅ・・・・///」



間宮「はいはい~間宮特製パフェお待たせしました~」コトッ



三人「「「わぁ~~!!」」」キラキラ



霞「すごいわ・・・この迫力・・・っ!」



曙「ええっ!自然とスプーンが引き寄せられる!」



満潮「これが伝説の・・・甘味!」



霞「そ、それじゃあせ~のっ!」



三人「「「いただきますっ!」」」



曙「じゃあ早速・・・っ」パクッ



曙「んん~っ!おいしいっ!ちょっと!アンタたちも食べてみなさいよ!」キラキラ



霞「わ、わかってるわよ・・・!んっ」パクッ



霞「っっ~~~~!!!」キラキラ



曙「あははっ!声出てないじゃないの!アンタ」ニヤニヤ



満潮「じゃ、じゃあ私も・・・」パクッ



満潮「・・・甘い。」キラキラ



曙「ああ~こんなに美味しいモノ食べられるだなんて・・・さっきの演習やっただけはあるわぁ~」



霞「そうねぇ~、でも次こそは勝つわよ!!」



満潮「そうね、次こそは・・・だから、もっと強くならなくちゃね・・・」



曙「じゃあこのテンションついでに自主トレでもする?」



満潮「ええ!やれることは今のうちにやっておきましょう!」



霞「よしっ!そうと決まればさっさと行くわよ!」



「「「ごちそうさまでした~!」」」



間宮「うふふっ、は~い!頑張ってきて下さいね~!」フリフリ











深夜



霞「・・・むぅ」スヤスヤ



曙「みゅ・・・ん・・・」スヤスヤ



満潮「ん・・・んん」パチッ



満潮「・・・トイレ」ムクリ



満潮(さっきのトレーニングで幾つか問題点は見つかった。あとはこれを修正して練度向上に努めれば・・・)スタスタ



満潮(そう・・・この鎮守府の艦娘達はきっとものすごく強い。だから私も強くならないと・・・)スタスタ



満潮「じゃないと・・・アイツが・・・」ドンッ



「うおっ!?」ドンッ



満潮「きゃっ!」ドタッ



満潮「イテテ・・・あ、ごめんなさい!ボーっとしてたみたい。」



提督「いやいや、構わないよ。廊下がこう暗いと危ないよね。」



満潮「なっ、ななななななぁ!?////」



提督「大丈夫か満潮?どこか痛むのか!?」



満潮(な、なんでこんなところに司令官が!?)



満潮「別になんでもないわよっ・・・!ほっといてよね!」フンッ



提督「だ、だが・・・」



満潮「ああ!もう大丈夫だっていってるでしょ!はやくどっかいってよ!ウザイ!」タッタッタ



提督「ありがとうございます!」キラキラ



トイレ



満潮「ハァ・・・ハァ・・・」



満潮(どうしよう・・・またヒドイこと言っちゃった・・・)



満潮(司令官は私の事を心配してくれてたのよね・・・それなのに、私は・・・)



満潮「って!なんでまた変なこと考えてんのよ私っ!」ブンブン



満潮(ウジウジ悩むなんて私らしくない!)



満潮「そうよ・・・こういうのは強くなることで返していけばいいじゃない!」



満潮「そうすれば、アイツの傍に居られるし邪魔な奴らも・・・」グッ



満潮「あっ、トイレ・・・いかなくちゃ。」バタン






「・・・やっぱり、ボク達と一緒だね。」












早朝 鎮守府グラウンド



霞「・・・ふぅ、おはよう二人とも。」



曙「おはよう、アンタこんな朝早くからどこへ行くのかと思えば・・・」



満潮「まさか早朝自主トレだなんてね・・・ふぅあぁぁ~」



霞「ええ、私決めたことには全力で取り組むつもりだから。」



曙「はぁ、アンタ面倒くさい性格してるのね。まるで、自分を見ているようでやるせないわ・・・全く。」



満潮「今更何言ったって、私も自主トレしようとしてたしね・・・一緒にやりましょうか。」



霞「勝手にすれば?・・・いち、にぃ、さん・・・」



曙「ええ、勝手にするわ。いち、にぃ、さん、しぃ・・・」



満潮「素直じゃないわね・・・しょっ・・・いち、にぃ、さん・・・」



提督「おぉ、三人とも朝早くから自主トレか?感心だな!」タッタッタ



霞&曙&満潮「「「うっさいわねこの(クズ!)(クソ提督!)(アホッ!)」」」



提督「朝早くからありがとうございます!!!」キラキラ



提督「じゃあ引き続き頑張ってな!俺もジョギング(添い寝から逃げる)続きしなきゃだから!」タッタッタ



霞「はぁ~あ、朝からイヤなもの見たわねぇ。」



曙「せっかく張り切ってたのになぁ」



満潮「まぁいいじゃないの、朝からアイツに会えたんだから・・・」



曙「?何言ってんの、アイツにあったからテンション低いんじゃない。」



満潮「え?あっ、そうだったわね・・・何言ってんだろ、私・・・。」



霞「朝早くから動いてたからまだ寝ぼけてんじゃないの、顔でも洗ってきたら?」



満潮「そうね、そうしてくるわ・・・。」タッタッタ



艦͡娘寮共有洗面所



満潮「・・・」バシャバシャ



満潮「ふぅ」



満潮(此処に配属されてから、本当に碌なことがないわ・・・上司はおかしいし、同僚の艦娘に至ってはそれ以上にどうかしている。)



満潮(唯一まともなのは・・・まぁ、認めるのは癪に障るけれど私と同時に着任したあの二人だけだし・・・私、ここでやっていけるのかしら)



満潮「はぁ・・・」



時雨「溜息なんてついてどうしたんだい?」ヒョコッ



満潮「わわっ!?!?」ビクゥ



時雨「そんなに驚くなんて、ごめんね」クスクス



満潮(近くにいたのに全然気づけなかったっ!相変わらず不気味ね・・・さっさとこの場を離れたほうがよさそうね。)



満潮「別にいいわよ、じゃあ私はもう行くから・・・」



時雨「まぁ待ちなよ、満潮。君とはお友達になれそうだから僕的にはゆっくりとお話ししたいんだ」



満潮「悪いけれど、今は自主トレの途中だから」



時雨「・・・随分と嫌われてしまったようだね。」



満潮「じゃあ私もう行くから・・・後、アイツにも迷惑をかけないようにしなさいよね。」タッタッタ



時雨「・・・」



時雨「あと少し、かな」











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1: SS好きの名無しさん 2017-03-15 06:20:26 ID: kzM2rmfs

このタイプは新しいですな
期待しまくりです!

2: yazora 2017-03-15 18:51:00 ID: tj7hkVst

1≫コメントありがとうございます!新しいは貴重ですからw

3: SS好きの名無しさん 2017-03-15 19:54:16 ID: g83OcHyn

この3人が救いとは
最高じゃないですか!!
とても期待しています!
完走頑張ってください!
応援しています!

4: yazora 2017-03-15 19:58:35 ID: tj7hkVst

3≫息抜き作品なので完走するかは正直微妙なところですw

5: Gomashio 2017-03-17 01:17:02 ID: W-d8wgOH

師匠と呼ばせてください!!

6: yazora 2017-03-17 01:33:13 ID: cw6zneSl

5≫し、師匠ですか!?そこまであなたを突き動かすものがなんなのかが把握できません(笑)

7: とーご 2017-03-31 08:42:53 ID: jE-pij6H

このあとどう展開するのか気になりますw

8: yazora 2017-03-31 15:50:44 ID: 12jf1bSW

7≫コメントありがとうございます!若干見切り発車で始めたものなので気分によって割と変わりますw

9: SS好きの名無しさん 2017-04-09 20:30:07 ID: 7EbJWBr5

はよ続き(ノシ 'ω')ノシ バンバン

10: yazora 2017-04-09 21:46:00 ID: NGCWcpe5

9≫ネタが降ってくるのを待っている途中ですw少々お待ちください

11: SS好きの名無しさん 2017-06-23 19:50:25 ID: cxarzno1

続きを...続きを...!お願いします何でもするから((((( 'ω')))))

12: SS好きの名無しさん 2017-07-31 15:28:49 ID: DhZtC__r

11>>ん?お前今なんでもするって(テンプレ)

13: SS好きの名無しさん 2017-08-19 17:13:59 ID: QO_q5UkW

楽しみに待ってます(笑)

14: SS好きの名無しさん 2017-09-17 13:39:40 ID: 64_b33Xh

意外と速く堕ちたなw

15: SS好きの名無しさん 2017-11-18 21:21:55 ID: ZvgrxWRu

面白いw

16: SS好きの名無しさん 2017-11-18 23:40:11 ID: ZvgrxWRu

面白いw

17: SS好きの名無しさん 2018-09-16 18:53:25 ID: lxD3hLf-

ヤンこれ史に新たな一ページを刻み込みましたね

18: SS好きの名無しさん 2018-10-04 13:01:23 ID: D-mt2RzD

この鎮守府、水雷旗艦組もヤンデレなんだね…((((;゜Д゜))))
三人組vs最恐かつ最凶のヤンデレ川内型三姉妹(夜戦の鬼神、鬼の二水戦、鉄砲玉)のエンカウントとか見たいなぁ…で、殺意と表情だけで人を100人○した三姉妹を見て勇敢に立ち向かうも怯えて泣き出す三人組も見たいなぁ…


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