2021-01-07 04:39:40 更新

概要

平行する別世界の物語の外伝と言う名の……ネタの放置場ですm(_)m
更に需要が無い物となっているので、物凄く生暖かい目でお願いします
お手数をおかけしますが、本編は分割板の方を見てもらえれば幸いです
メンテナンス前の保管作業ですm(__)m


前書き

CASE:8 北方に羽ばたくQuetzalcoatlus
       新年あけてました!おめでとうございます!……失踪に片脚を突っ込んでますが、今年も
       よろしくお願いいたします!……前々から準備していて結局少しも可愛さが出せなかった……

CASE:9 spoilerは唐突に
       いやぁ……ストックしていた(つもりの)ネタがあったので……こっちの世界の補足で足して
       貰いました……本編の10の途中でちょろっと二人の名前が出ているので良かったらどうぞ
       です(露骨な宣伝)

CASE:1 瑞鳳と北方棲姫と球磨と多摩を可愛く表現するのは難しい(自分だけ)本当は龍驤の出番の筈
       だけど……彗星と二式艦上偵察機とかの違いを語らすのは辛い……筈

CASE:2 お二人に登場済みと、登場できない(文章力不足)艦娘を纏めて貰っただけです(泣)
       どうせどんどこ増えますし……(海外艦?……あっちはあっちで……ね?)

CASE:3 リハビリ作なのに独自設定てんこ盛りでごめんなさい(泣)しかも前後編の予定(泣)

CASE:3.5  色々ごめんなさい(泣)ネタばれの加賀さんの主砲の資料が見つからない(泣)
          あげくに赤城さん改二とか加賀さん改二で追い打ちを…………

CASE:4 文句でなかったからセーフかな?…0話…というか-1話にあたる話です……実際にいた方
       とは関係ございません!

CASE:5 同じ場面なのに何故こうなった悪例……これ真剣に熟考中に出るんだよな(泣)

CASE:6 本編3000pv本当にありがとうございます…何故か2番目に伸びてたお二人に出て
       もらいました……軽いネタバレですが質問コーナーっていう事で……

CASE:7 ちょっとしたquestion
       フライングパンケーキとか何て美味しい兵器を実装しちゃうなんて…これは何やっても良い筈




CASE :8  北方に羽ばたくQuetzalcoatlus




国後  「…………もう!ここは帝國海軍の要塞なの!なんてモノを寄こすのよー!!」



    全ての音をかき消すように、吹き荒れている地吹雪さえも凌駕する大声が響く幌延地下要塞



球磨  「何事クマ!?」(サンタコスver.)


国後  「あー……ごめんなさい……つい大声を……」


球磨  「大丈夫クマか?……とうとう自分の胃だけじゃなくて他の人の鼓膜まで壊しにきたかと思ったクマよ?」


     と言いながら水差しから水を注ぎ、国後に渡す


国後  「ありがとうです……確かに潜水艦対策として研究してたけれど……って音響兵器と違うわ!」


球磨  「感情の起伏が激しいクマねー」


瑞鳳  「そうですよ?そんな未だに丸くなって目を覚まさない多摩さんにも効かないような体外衝撃波結石破砕術なんかよりも、

     実績がありすぎるJu87のサイレンのがより効果があります!」


国後  「そこじゃないんだけどね……」


球磨  「……いつの間にか来ているクマ……」


瑞鳳  「でも、飛行機のお話し以外であんなに大声を出す事があるんですか?」(゜ω゚)?


国後  「……今回は偶々その飛行機関係だったけれど……」


瑞鳳  「やはり私の出番だった!」


球磨  「大声だけでそこまで読むとは怖いクマねー……」


瑞鳳  「いやー///そんなに私の九九艦爆の脚が可愛いなんて///」


国後  「違うのだけれども……まぁ丁度良かったわ、今度艦娘じゃない方の飛龍がここに配置されるみたいなのよね……」


瑞鳳  「……それは少々妙なお話しですねー……」


国後  「でしょう!……要塞化されているとはいえここは海軍基地なのに……陸軍さんの基地航空隊さん達が来てもいきなり

     洋上航法とかの補助とかしにくいのに……」


瑞鳳  「そもそもいきなり重爆ではなくて先ずは軽爆の配備からが普通じゃないかな?……航続距離も数も系譜もそうですしー

     それにいきなり四式重爆撃機の飛龍じゃなくて、一〇〇式重爆撃機の呑龍のがまだ数と実績が……」


球磨  「考えている内容が合っているようで合っていないクマねー……」


国後  「……多少此処を預かる身として、お勉強したけれどダメだったわ……」


瑞鳳  「まぁ……ひょっとしたら陸上型の深海棲艦に対抗する為にとも考えたのですが……あっちには効果無さげなんですよね……

     逆にほっぽちゃんの目に入る方が色々と危険かなー…」


国後  「!!……確かにそれは危険ね……この前、瑞鳳がほっぽちゃんから高高度爆撃機の情報が無かったら秋水とか間に合わなかった

     らしいから……その逆もあり得るわね……」


瑞鳳  「……あの時はたまたまそのお話しになっていたので……まさかの妹ちゃんとの二人がかりで局地戦闘機や襲撃機のやりとりの

     の間にポロっと……」


球磨  「多摩が訳解らなさ過ぎて寝ちゃった時の奴クマか……危うく永遠の冬眠に入りかけてたクマねー……」


国後  「……まぁ来るものは、仕方ないからせめて待遇や出来る限りのサポートはしましょう……瑞鳳も手伝って貰っても構わない

     かしら?……ほっぽちゃん達の相手もあるけれど……」


瑞鳳  「構いませんよ!寧ろウェルカムです!!」







北方棲姫「……ナルホド…"ペギー"ガ配置サレルノカ…」


北方棲妹「アネキ、ソレハ?」


北方棲姫「……コノマエ、ベル達ニ頼ンデ、球磨ト多摩ニ盗聴器ヲツケテ貰ッタノダ」エッヘン!


北方棲妹「サスガ、アネキ!…ナカナカノ悪ダナー」


ほっぽ 「そうかな?」キョトン?


せいまい「……これだから怖いんだよなー……」


北方棲姫「……マァ"ソニア"ヤ"ランディー"ヤラ"ニック"ハ、マダミタイダカラ、マダコチラノ余地ハアルナ……」







                  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






CASE:9 spoilerは唐突に



33  「閣下、件の皇国海軍実験小隊からの艦種実験資料が届きました」


百鬼  「ふむ……艦種によるがそれなりな結果のようだな……」


33  「それって、この間の川を遡上させた奴ですか?……まさか鮭と競争する羽目になるとは思いませんでした……」


百鬼  「……貴様はその鮭すらに負けておっただろうが……まさか利根大堰で頭をぶつけて大破着底するとはな……」


33  「いやぁ……まさかの罠でした……」


百鬼  「まぁ潜水艦娘のデーターも取れたからよしとするか……他の艦娘みたいに水面には立てぬのか?」


33  「その手がありました!」


百鬼  「……まぁよい……これによると大型艦はともかく駆逐艦程度なら河川でもある程度の遡上は可能だが、火砲等の性能は落ち

     当然ながら魚雷等は運用出来ないようだな……」


33  「その辺は仕方ないかと……そもそも今現在いる艦娘達は外洋用なので……こっちにはまだ二見さんや熱海さんは来ていませんし

     ねー」


百鬼  「……河川砲艦か……兎に角"こっち"の世界でも"あっち"の世界の性能比較出来ると解ったのは解ったな」


33  「……閣下その言い方は……」


百鬼  「当然じゃろ?……良いか、参謀たるものあらゆる分野の情報を精査し、応用推考し、如何なる状況にも即応しなければならん……

     それが例え自らの常識から外れようとな?」


33  「……まぁ私たちの存在が非常識と思われているのは解りました」


百鬼  「だからこそ精査するのだ……今回の結果も深海棲艦共の一つの可能性を潰せるかもしれないからな……当然対策も立てやすく

     なるという事だ」


33  「未知な部分がお互い多いですからねぇ……」


百鬼  「……まぁだから面白いのだが」


33  「こっわ」


百鬼  「……何がじゃ?」


33  「閣下の純粋に微笑むお顔初めて見ました!……いつもはこう……目が笑ってないと言うかこう笑いながら一人殺りましたよー

     っていう怖い笑みとか……」


百鬼  「……ああ儂だが……今度の回天と伏龍と桜花を混ぜて作る為の実験の……そうだ、それに桜弾も入れてある艦娘に実験を

     させようと思うのだが……」


33  「やめてくださいよ!……いくらなんでも抹殺は勘弁してください!」


百鬼  「……なら人の顔色を覗く暇があったら少しでもな?」


33  「はーい……今後気を付けます!!





                   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







CASE:1   北方に潜むFELLOW?





                ……北方地区の最前線、幌筵泊地近海……






宗谷「大丈夫ですか?」


 前を歩く宗谷ちゃんが、かろうじて、手を振ってくれているのが解る


瑞鳳「大丈夫だよ……だけど北方って凄く寒いのね?」


宗谷「そうですか?私には丁度良いですよ?」


 何時ものオドオドした態度は無く、見た目相応に……元気よくピョンピョンと地吹雪の中を飛び回っている


瑞鳳「それは宗谷ちゃんは砕氷船でもあるからでしょ?…それに私こんな寒い所に来た事ないし…」


 こんなことなら…伊勢さんや隼鷹さんから何か防寒服でも借りてくれば良かった……あっちこっちブカブカで諦めたけど…


宗谷「……!私のお友達がお迎えに来たみたいですよ!」


瑞鳳「えっ?こんなに凍った海に?」


 ブンブンと元気一杯に手を振る先には、何か大きな影が近づいて来る……あの距離であの大きさって何!?


瑞鳳「だ、大丈夫なの?」……シャン…シャン……


宗谷「大丈夫だよ!」シャン…シャン…シャン……


 何か変な音と共に、影がどんどん大きくなってくる


瑞鳳「うう~…この天候じゃ弓矢も使えないし…」シャン!シャン!シャン!


宗谷「来た来た来た!」


 地吹雪の中から出て来たのは


球磨「やっばり宗谷ちゃんだクマ!」(X,masVer)


多摩「白熊じゃなかったニャー…」(秋刀魚大漁旗Ver)


宗谷「皆久しぶり!」(犬雪船15頭)


瑞鳳「えっ?球磨さん達?犬そり?何故秋刀魚?」


球磨「あー、今、幌筵要塞建設中だから、食料が足りないクマ」


 そういって、黒いマントを瑞鳳に着ける


多摩「そうニャ、それに今の時期なら、犬雪船の方が便利だニャ」


 マフラーや手袋等を渡しながら、秋刀魚をかじり始める


宗谷「資材とか一杯持ってきましたよ!皆の分もね」


 周りの樺太犬さん達が、物凄い勢いで尻尾を振って喜びを表している


瑞鳳「あっ…ありがとうございます……暖かい……」


球磨「いくら艦娘とはいえ、そんな薄着じゃ駄目だクマ」


多摩「遠くからみたら、白熊かと思ったニャー」


瑞鳳「服がこれしか無かったので……」


球磨「まぁ良いクマ、とにかく幌筵に帰るクマ」




                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





国後「わざわざこんな所まで来て貰ってごめんなさいね」


瑞鳳「いいえ、本来ならば教導隊の鳳翔さんか隼鷹さんに来て貰う筈だったのですが……」


国後「いえ、瑞鳳さんが来てくれただけでも有り難いわ…」


 そう言って国後中将は机の上に、自分の身体より大きな地図を広げる


国後「早速で申し訳ないけれど、話は何処まで聞いているかしら?」


瑞鳳「えっと……半年前にここに姫級の深海棲艦が出現したのでしたよね?」


 たしか半年前にはぐれ深海棲艦ぐらいしかいなかったこの海域に突然棲姫が出現…しかし大湊の初瀬大将率いる艦隊が押し戻したと  

 なんかの記録を思い出す


瑞鳳「……えっとそれで、春までに幌筵に要塞を作って迎撃準備を整えるのですよね?国後中将」


国後「クナで構わないわよ?…そうよ、春には滑走路も出来て、陸軍さんの飛行隊も来るのだけど…少し困った問題があってね……」


 どう対処して良いのか心底困った顔をしている


国後「そのね?……噂の棲姫がね…最近よく此処に遊びに来るのよ…彼女の遊び相手が出来る艦娘が此処には居なくてね……」


瑞鳳「えっ!?遊び相手ですか?だって相手は深海棲艦で、しかも姫級ですよね?」


国後「そうよ……来るのは北方棲姫…通称”ほっぽちゃん”よ」


 苦虫を一個艦隊噛み潰した様な…なんとも渋過ぎる顔に酷い疲れが伺える


国後「いえ……初瀬大将が決めた事だし…平和的に済むならそれに越した事はないのだけど……子供相手は苦手なのよ…」


 ……見た目的には完全に同学年…もしくは更に幼い容姿を棚に上げている


瑞鳳「……球磨さんや多摩さん達なら大丈夫じゃないのかな?」


国後「そうだけど…あの娘陸上型だし、私達は水上戦闘艦だから、話が合わない事もあってね……」


瑞鳳「……それで航空母艦の私が呼ばれたんですね……」


国後「もう一つあるの…その二人の話によると、彼女には欲しい物があるらしいのよ…”ゼロ”が欲しいらしいの」


瑞鳳「え~……いくら何でも敵である深海棲艦に装備品の情報を渡すのは……」


国後「そうよ、いくら何でもそれは出来ないの!だけど、初瀬大将からは『仲良くしてね?』と釘を刺されているし…」


瑞鳳「……解りました、とりあえず話をしてみます」


国後「頼んだわよ……」


そう言って、机の引き出しから錠剤を取り出す


国後「強敵や仲間を助ける為の戦いなら……幾等でも耐えられるのだけど…このような戦いは胃に悪くてね……」


瑞鳳「あ~……でも、このような戦いも必要な事ですよ?」


 お茶用のお湯を執務机に置く


国後「ありがとう……つい愚痴った上に気を使わせちゃったわね」


瑞鳳「いえいえ、大丈夫ですよ…それにお話できる深海棲艦の姫級にも興味ありますし」


 この身体に生まれ変わって、意思の疎通が出来るのは楽しいし、まして敵である深海棲艦と話せるのはとても好奇心がそそられる


瑞鳳「北方棲姫…ほっぽちゃんか……どんな娘だろう?」


 後になって気付くけど……それは好奇心は猫をも殺すよね~って言う言葉を思い出すだけだっただけど





                   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





 あれから三日後、冬の北方海域にしては珍しく晴れわたり、日向ぼっこの多摩さんが丸くなってお昼寝している時にやってきた


球磨「瑞鳳!ほっぽちゃんが来たクマ!多摩も起きるクマよ!」


多摩「…来ちゃったかニャ……もう少し寝たかったニャ~……」


球磨「さっさと目を覚ますクマ!」


瑞鳳「球磨さん、そんなにあわてなくても……」


球磨「ほっぽちゃんのたこ焼(?)が近づいているクマ…あの二個はじゃれているつもりだけかもしれないけど……結構被害が馬鹿に出来

   ないクマよ」


多摩「フニャ~!(ゴシゴシ)…良し!準備完了ニャー!」


瑞鳳「え~…遊びって物理ってことなのかな?」


球磨「ほっぽちゃん自身は大丈夫クマっ……瑞鳳はほっぽちゃんの話を聞いてくれれば良いクマよ」


瑞鳳「解ったわ、行きましょう」




                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




ほっぽ「……オマエ、ダレダ?」


瑞鳳「え~と、祥鳳型軽空母の瑞鳳だよ?あなたがほっぽちゃん?」


見た目幼女な深海棲艦(…私?私は大丈夫!)に屈んで自己紹介をする


北方棲姫「…祥鳳型軽空母…あるいは瑞鳳型航空母艦…運送艦として起工され、1940年12月27日、航空母艦になった艦娘ですね?」


瑞鳳「えっ?」


 突然目の前の幼女(だから私は大丈夫)が突然私の前世をある程度正確に言うなんて………


ほっぽ「ほっぽハほっぽダヨ?アノ子タチハ、メル、ト、ベル、ダヨ?」


 向こうで多摩さん達にじゃれついている(?)たこ焼(?)を指差しながら自己紹介をする


瑞鳳「…よろしくね、ほっぽちゃん」


ほっぽ「ウン!」


 物凄い無邪気な笑顔を向けてくれる……とても深海棲艦に見えないのよねぇ……さっきのアレは気のせいかな?


ほっぽ「アノネ、ほっぽ"ゼロ"ガホシイノ…メル、ト、ベル、ノアソビドウグデ……」


 早速来た!たこ焼(?)の名前が引っ掛かるけれど、これはお姉さん(?)の腕の見せ所!


瑞鳳「それはちょっと難しいかな?私の九九艦爆じゃ駄目かな?」


 当然模型だけど、脚が可愛い九九艦爆ちゃんならば大丈夫な筈!


北方棲姫「……いや、確かにその九九式艦上爆撃機は脚は可愛いが……ほっぽが欲しいのは"バル"ではなく"ゼロ"なんですよ」


瑞鳳「……えっ?」


 今、間違いなく流暢に九九艦爆ちゃんの事しゃべったよね?


ほっぽ「ダメカナ?」ニッコリ?


瑞鳳「駄目だよ?」ニッコリ?


北方棲姫「……ふむ、こちらとしては模型でも構わなかったのだが……零戦三二型や零戦五二型でも構わないけれど?」


 いやいやいや……"ゼロ"の…つまり零式艦上戦闘機二一型の上位機種だって無理だよ?それにもう隠すつもりもないでしょう?


瑞鳳「…同じ型式だからねぇ……因みに、五二型丙とか五二型甲とか五三型とか、爆戦の六二型と六三型とかも駄目よ?」


北方棲姫「……だったら二式水上戦闘機…"ルーフ"でも構わないが?」


瑞鳳「元は同じ型番の零式艦上戦闘機でしょ!?」


ほっぽ「ダメカナ?」キョトン?


瑞鳳「駄目だよ?」キョトン?


北方棲姫「となると、一一型や五四型も駄目か……ラバウルで作られたと言う複座改造機ならどうだろうか?」


瑞鳳「東京の国立科学博物館に置いてある機体ね……って!結局元は同じ零式艦上戦闘機!」


北方棲姫「う~ん…この際用途が変わってしまってはいるが……零戦四二型や、九九式二号四型20mm斜銃を搭載した零夜戦や、

     陸上運用の一二型でも大丈夫だぞ?」


瑞鳳「同じだから!しかも一機しか無いプロトタイプとか、斜銃とか、翼端折り畳み機構と着艦フックを無くしただけの一二型なんて、

   マニアック過ぎでしょ?!」


北方棲姫「……零式練習戦闘機はいらないぞ?あれはほとんどが特攻機に…」


瑞鳳「…そこは運営さんの話について行くのにぇ……」


ほっぽ「ダメカナ?」首傾げ


瑞鳳「駄目だよ?」首傾げ


ほっぽ「ナラ、レップーオイテク?」


瑞鳳「駄目です!因みに烈風改はもちろん、十七試艦上戦闘機や烈風一一型、烈風高高度運用型も駄目だからね」


北方棲姫「むぅ……"サム"も駄目か……この際"ジョージ"でも良いよ?」


瑞鳳「もう!紫電も紫電改も駄目!一一型甲・乙・丙も、二一型甲も、三二型や試作型も含めて全部駄目!もちろん強風もよ?!」


北方棲姫「先に"レックス"まで言われてしまったか……最近"トニー"や"ジャック"が配備されつつあるが、その娘達は?」


瑞鳳「飛燕や雷電は陸軍機だからなぁ~……って、航空母艦の私の管轄じゃないわよ?……それに今度は隼とか疾風とか挙句の果て

   には震電改とか秋水に閃電とかも言うつもりでしょう?」




                      アーダコーダ…ウダウダデー…




球磨「……多摩、あの二人……実は物凄く仲良しではないクマ?」


多摩「……何だかんだ言って、しっかりと話についていっているニャ……」



 ……その後、飛行機の細部(過ぎる)にいたる応酬が続き、互いの知識が尽きるまで三日はかかったと言う……





                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




国後「……ご苦労様でした…瑞鳳さん」


瑞鳳「はい!」ツヤツヤ


国後「報告書は読ませて貰ったけれど……引き続き此処に居てくれるのかしら?」


瑞鳳「はい!今度は負けません!」メラメラ


国後「勝ち負けでは無いと思うのだけど…」


瑞鳳「いいえ!お互いに九九艦爆は脚が可愛い事を認識しているので、大丈夫です!」


国後「……まぁ頑張ってね……」


 当分の間、国後の胃薬生活が続きそうだ……



   ……好奇心は猫をも殺す……地獄は好奇心の強い者のためにつくられている……



瑞鳳「今度会う時が楽しみ~♪銀河とか深山とか富嶽とか~……そういえば南山もお話ししてないしな~……九七式艦上攻撃機改試作三号

   戊型(空六号電探改装備機)と九七式艦上攻撃機試作三号爆弾搭載型(三式空六号無線電信機改装備機)夜間作戦型との違いや……

   そうそう、二式陸上偵察機と月光も……」



   ……こうして地獄(マニアの集い)は作られたのであった……





                  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





CASE:2  発令人事のPassion 




          ある日ある時の臨時帝國総合司令部一室(帝國海軍航海士官学校)




鹿島「香取姉さん……なんでこんな書類整理を私達がやるの?」


香取「文句を言わないの鹿島……それに仕事中に姉呼びはやめなさい」


鹿島「別に二人しか居ないから良いじゃないの…」


香取「とにかく口よりも手を動かしなさい…兵站部の速吸さんが困っているのよ?」


鹿島「は~い」




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                                                                                       皇国海軍令 第〇〇号



  "天"号作戦(第一号~第四号)参加予定案 


 総指揮 大本営付総参報長:百鬼珀夜 皇国元帥


 第一攻略連合艦隊(琉球諸島海域担当)司令長官:千道千穂 皇国特務大将


    第一攻略艦隊(主力攻略艦隊):大和


        臨時第二水雷戦隊:矢矧         

          臨時第十七駆逐隊:磯風、浜風、雪風   

          臨時第二一駆逐隊:初霜、霞、朝霜

          臨時第四一駆逐隊:暁、響、雷、電


    第二攻略艦隊(攻略支援艦隊):長門、陸奥、妙高、羽黒


         臨時第一航空戦隊:赤城、加賀

         臨時第二航空戦隊:蒼龍、飛龍

         臨時第三航空戦隊:千歳、千代田

         臨時第五航空戦隊:翔鶴、瑞鶴


       支援哨戒戦隊:高雄、愛宕、古鷹、加古

         

         臨時第一水雷戦隊:阿武隈

           臨時第二軽巡隊:北上、大井、木曾

           臨時第五軽巡隊:天龍、龍田、夕張

           臨時第三駆逐隊:五月雨、島風

           臨時第六駆逐隊:綾波、時雨、夕立


     第三攻略艦隊(特務攻略艦隊)司令官:一一皇国准将 旗艦  叢雲


        臨時特務戦隊:那智、足柄、明石、間宮

          臨時第四航空戦隊:あきつ丸、大淀  

          臨時第三軽巡隊:川内、神通、那珂

          臨時第五潜水戦隊:伊401、伊168、伊8、伊19、伊26、伊58、呂500、まるゆ






 第二攻略連合艦隊(沖ノ島海域担当)司令長官:三笠 帝國大将


    第一攻略艦隊(主力攻略艦隊):武蔵


      臨時攻略第一戦隊:利根、筑摩

        

        臨時第三水雷戦隊:能代          

          臨時第七駆逐隊:朧、曙、漣、潮   

          臨時第二駆逐隊:村雨、春雨、早霜、清霜

          臨時第四駆逐隊:野分、嵐、萩風、舞風

          臨時第十駆逐隊:秋雲、夕雲、巻雲、風雲



    第二攻略艦隊(攻略支援艦隊):榛名


         臨時第六航空戦隊:伊勢、日向、隼鷹

         臨時第七航空戦隊:雲龍、天城、葛城

         臨時第八航空戦隊:大鳳、祥鳳、龍鳳


       攻略支援戦隊:摩耶、鳥海

         

         臨時第四水雷戦隊:酒匂

           臨時第十九駆逐隊:深雪、磯波、浦波、敷波

           臨時第三一駆逐隊:長波、高波、沖波、藤波

           臨時第六一駆逐隊:秋月、照月、初月



     第三攻略艦隊(攻略哨戒艦隊) 三隈、鈴谷、熊野


       臨時哨戒戦隊:青葉、衣笠

          

         臨時第四水雷戦隊:酒匂          

           臨時第十航空戦隊:鳳翔、瑞穂、秋津洲 

           臨時第十六駆逐隊:初風、天津風、時津風

           臨時第五駆逐隊:朝風、春風、松風、旗風

           臨時第八潜水戦隊:伊13、伊14




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鹿島「……で大丈夫ですか?」


香取「まだよ、各地区の残留警備隊と哨戒艦隊も作成しないと」


鹿島「え~……残りは長良型の軽巡と、睦月型、白露型、陽炎型と海防艦くらいですぅ…しかも毎日編成変えしているから書いたそばから

   旧くなりますよ?」


香取「それもそうね……良いわ、残りは近海警備長代理の長良さんと北方警備部長の国後さんにお願いしましょう」


鹿島「良かった!……だけど、見れば見るほど本当に総力戦です」


香取「そうね、しかも更に南海区の残存兵力も加わるみたいよ?」


鹿島「薩摩、安芸両元帥の残存兵力ですか……確か最後にあそこから脱出してきたのは、あの二水戦でしたね」


香取「そうよ、あれから一年位経っているけれど……正式な救出作戦ではなくてこんな作戦のついでにするなんて…」


鹿島「……大丈夫ですよ!……(小声)それに聞いた噂によるとなんか裏の作戦が有るらしいですよ?」


香取「……それ、アノ人の発案らしいわよ?」


鹿島「アノ人?」


香取「いたでしょ?帝國海軍航海学校始まって以来の総合成績最低値を叩き出したアノ誰かさんよ…」


鹿島「……居ましたね……あの時の補習は物凄く大変でした……」


香取「だから余計に心配だわ…富士校長に何か考えがあるらしいけれど……そういえば………」


鹿島「何か嫌~な予感……」


香取「南海区の行方不明、轟沈未確認艦リストも頼まれていたわ…」


鹿島「それこそキリがないんじゃ…」


香取「取り合えず、解る所から始めるわよ、金剛型の……」




     …………鎮守府の闇は(ある意味)暗い…………





                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






 CASE:3  錬度向上はONE STEPにあらず




葛城「ついにやっと着いた!瑞鶴先輩がいらっしゃる鹿屋基地に!」


雲龍「葛城、まだ最寄りの駅に着いただけよ?」


天城「そうよ?それにそんな大声をだすと……周りの方達が吃驚してしまいますよ?」


大鳳「………どちらかと言うと貴女達の格好の方が吃驚していたけれど…」


 …… 東京からここまでの間の様々な騒動を思い出す…


大鳳「…いくら海上封鎖中って言っても……まさか汽車でここまで来させるなんて…しかも一般の寝台車で……」


秋月「駅弁のおにぎり美味しかったですよ?」


初月「うん、笹の葉に包まれていて香りも良かったし」


大鳳「……で涼月達と連絡はついたの?」


秋月「えっと……なんか上野発の夜行列車に乗っちゃったらしくて…」


初月「駅降りたら雪景色で吃驚していたらしい…姉さん達らしいなー」


大鳳「……なんで祥鳳と龍鳳が一緒にいて……なんで東京駅出発なのに上野なのよ?」


秋月「多分涼月の迷子スキルと冬月の思い込みスキルが合わさった結果かと?」


初月「照月姉さんも大変だな…」


大鳳「……まぁいいわ……後で朧さんに怒って貰いますか…」


初月「……流石の僕でも朧さんとあの蟹先輩相手は厳しいな…」


大鳳「蟹先輩?」


初月「そう蟹先輩…容赦ないからな…」


大鳳「ただの蟹さんでしょ?朧さんの艤装にいる…」


秋月「この前蟹先輩、お猿さんにおにぎり取られそうになっていましたが、見事に返り討ちにしていましたしねー」


葛城「…で、私の瑞鶴先輩はどこですか?」


大鳳「ツッコむ前に新たなボケを投入しないで下さい!」


葛城「ボケとは何よ!私と瑞鶴先輩の愛は!姉妹愛や仲間愛に勝るとも劣らない崇高なものなのよ?」


大鳳「そんな事知りません!そもそも今回の遠征は私達の錬度を上げに来たんですよ?…雲龍さん達も何か……」


雲龍「あっ……てふてふさんが…」フラ~


天城「うっ…持病の癪で改二前の姿に……」_(:3」∠)_


大鳳「…………鳳翔さんにいいつけますよ?」


雲龍「それは困る…一汁一菜の朝食は鳳翔さんのではないと力が…」


天城「また改二状態で腹巻着けられたら大変ですし…」


葛城「くっ…いくら鳳翔さんでも私と瑞鶴先輩の愛は止められません!」



 ……しばし篤く見つめ合う大鳳と葛城…先に動いたのは



大鳳「…あっ!あそこに見えるのは瑞鶴先輩さん!」ユビサシ!


葛城「どこ!?私の瑞鶴先輩!!」マガジンデドーン!!



  頭にマガジンが刺さったまま倒れる葛城



初月「……なんにしても角は痛いな…」


大鳳「……仕方なかったのよ…こうするしか…」


天城「………なにか急に景色が断崖絶壁ちっくになりましたけれど?」


秋月「少し古いですけれど、アニメの初登場シーンかな?」



 そうやって駅前でワイワイ騒いでいると当然のごとく



警官「…あの~…すいませんが少々そこの交番まで来て貰えませんか?」



 結局事情聴衆で一時間、心配で迎えにきた鹿屋基地司令も一緒に引っ掻きまわして更に二時間後………



千道「まったく!此処に配属されて私の事知らないなんて、あの警官絶対にモグリね!」プンスカ!


長門「まぁ千道司令官はあまり外に出ないからな」


千道「……だからといって五月雨ちゃんの妹扱いは無いんじゃないかな?アメちゃん美味しかったけれど」


長門「地元の交渉事とかを、すべて五月雨秘書艦に任せている方が問題かと?」


千道「…だってぇ~色々メンドクサイし~五月雨ちゃん可愛いし……」


長門「可愛いのは解る…が面倒が解らないのだが…」


大鳳「えっと…助けて頂きありがとうございました!」


千道「あー良いのよー大鳳ちゃん達は何にも悪くないからー……悪いのは寧ろこんな時期に演習を組んだ馬鹿共が」プンスカ!


初月「お願いしたのは確か……富士校長だったかと?」


千道「うん、誰も悪くないわね!」ウンウン!


長門「電文とか来ていないのか?」


千道「…今日の朝ね……五月雨ちゃんが部屋ごと全部引っ繰り返しちゃってね~……」


長門「またお茶運ぼうとして下の床板ごと引っ繰り返したのか…」


千道「五月雨ちゃんの数ある良い所が出ちゃったから仕方無いよね?」


長門「そうだな……仕方ないな」


大鳳「えっと…本題にいってもよろしいですか?」


千道「あ~ごめんなさいね~……五月雨ちゃんの話だけで100,000文字超えちゃうからね~……さて演習なんだけれど…」


 そう言って大鳳、雲龍、天城、葛城、秋月、初月を順番に見る


千道「…錬度的に十分じゃない?それに装備だって富士教導隊の良い奴だしね~」


大鳳「いいえ、それが本当は涼月さん達も入れての機動部隊どうしの演習だったのですが……」


長門「…千道司令官、電報あったぞ」


千道「みせてー……あーなるほどねー」


 大鳳、雲龍、天城、葛城、秋月、初月「???」


千道「要約するとねー…実戦経験させる前に、歴戦経験豊富な艦娘達にもまれなさいってことね~」


長門「そして鹿屋基地の艦娘達はこの前の反省をしろって事だな?」


大鳳「この前?」


千道「……あんな八十一式弾撃てるのは富士校長達くらいでしょ?」


長門「確かにあんな三式弾の化け物は私でも厳しいのだが……実際に存在する以上対処しなければいけないからな」


秋月「三式弾のお化け?八十一式弾…ですか?」


千道「そうよ?3×3=9で、更に9×9=81で八十一式弾」


大鳳「ええっと……三式弾の三式ってそういう意味ではないかと?」


千道「どっかの馬鹿の所の優秀で可愛い艦娘が作ったらしいけれどね~」


長門「ともかく、一番実戦経験がある鹿屋機動部隊と富士教導機動艦隊で演習するのだな?」


葛城「そんな!いくら演習といえども……愛しい瑞鶴先輩と戦うなんて…」


天城「…そういえば、翔鶴先輩は最後の最後まで瑞鶴先輩を庇い続けた結果……被害担当艦になられたらしいですね」


葛城「……つまりは……瑞鶴先輩に向かう攻撃を全て受け止めきれれば……瑞鶴先輩のすべては葛城のものに!流石お姉さま!!」


千道「えーと…しょっちゅう爆撃貰うけれど、まだ瑞鶴ちゃんは私のものになっていないよ?」


大鳳「で・す・か・ら!私達は演習に来たのですって!」


秋月「…できれば私達もあまり瑞鶴さんとは戦いたくないかな…」


初月「僕もかな」


雲龍「…そういえば二人共あの時一緒だったわね…」


長門「……千道司令官、上手くすればあの問題も解決するのでは?」


大鳳「あの問題とは?」


千道「皆のアイドルの瑞鶴ちゃんがねー…なんか伸び悩んでいるのよー」


葛城「えっ!?あの瑞鶴先輩が?」


雲龍「……今も昔もあんなに好戦果あげているのに?」


天城「今は装甲空母になっていらっしゃいますよね?」


大鳳「噴式だって装備できていた筈ですよ?」


千道「まぁ理由ははっきりしているから伸び悩みって表現はあんまり適切じゃないけれどねー」


長門「あの四隻が規格外なだけだからな…」


秋月「朧さんと蟹先輩さんが、錬度と長10cm砲ちゃんだけでは落としきれないと言っていましたが…」


大鳳「鳳翔さんも言っていましたね…錬度や装備のその先が重要だと…」


葛城「そんなに差がでちゃうんですか?瑞鶴先輩だって負けていない筈です!」


千道「実際に体験した方のが良さげね…一、二航戦連合vs瑞鶴ちゃん親衛隊で演習組んでみる?」


長門「……千歳と千代田は艦載機の補充に行っているから、4対8になってしまうが……勝負になるのか?」


千道「大丈夫でしょ?翔鶴ちゃんもいるし、防空駆逐艦も二人いるから大怪我はしないでしょ?」


葛城「えっ!?こっちが負けそうなの?」


大鳳「…流石に装甲空母3、正規空母3、防空駆逐艦2で負ける要素がなさそうですが…」


長門「いや…せめて千歳と千代田か、もしくは一緒にこれなかった祥鳳達がいればあるいは……」


千道「まぁ実際体験させた方が良いって……瑞鶴ちゃん達は今日強制的に休ませたから、1500からの演習に間に合いそうだしね~」



                    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



CASE:3.5  Improvementは一日にあらず



  先に、個人的に面白そうなネタをやらせて貰います m(_ _)m……別に誰も待っていないか(泣) 


  そして……そうこうしているうちにネタに入れてた赤城さん改二は出るわ加賀さんの改二の噂も出るわで没の嵐に(泣)





                    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





CASE:4  動く地面と動かない流れ




 本編より少し前のお話………此処は陸軍騎兵捜索実験隊本部……


連隊長「おう、あきつ丸にまるゆ!丁度良かった…少し時間貰えるか?」


あきつ丸「二支連隊長殿!」ケイレイ!


まるゆ「は、はい!なんなりと!」ケイレイ!


二支「そんなに堅くなるなwなんだなんだ元分隊長の奴と、態度が思いっきり違うなw」


あきつ丸「……あの分隊長殿は問題児すぎましたので…であります」


まるゆ「それに人間的にも色々違い過ぎですよ?…です」


二支「まぁそういってやるなw…確かによく落馬もするし、まさかの陸軍士官試験も派手に落ちたが……俺が一番期待している

   奴なんだぞ?」


あきつ丸「二支連隊長殿の愛馬…はるか号殿の方が優秀でありますよ……」


まるゆ「そうですね………ところで御用事はなんでしょうか?」


二支「ああ、ちょっと俺の四四式騎兵銃の整備を頼みたい…そっちの妖精さん作だから人間の俺では壊しそうだからな」


まるゆ「そういう事でしたら、しっかり掃除させていただきます!」


二支「そうか、なら準備しとくから後で二人で俺の部屋でやってくれ」


あきつ丸「いや…しかし……」


二支「こっちも色々聞きたい事もあるからな?じゃあまっているぞ」





                       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





あきつ丸「失礼…」


まるゆ「します!」


二支「おお来たな!実は親父殿が良いお茶を送ってきてなー……飲みながらやってくれ」


まるゆ「えーっと…まるゆは騎兵銃を分解掃除するので御先にどうぞ、あきつ丸さん」


あきつ丸「良いのですか?まるゆ殿?」


二支「……海の妖精さん作なのに水分は駄目なのか?」


まるゆ「えーっと……一応火器ですし、この四四式騎兵銃は連隊長用に作られた特別製なので…」


二支「大発動艇だったかな?…あきつ丸君達が妖精さん達と遊んでいた時に出てきたなんかちっこい三八式歩兵銃から作ったのに

   駄目なのか」


あきつ丸「遊んでたのは分隊長でして…あっちの話をしたら、面白がって八九式中戦車の模型を乗せてしまいまして……そうしたら何故か

     妖精さん達が勝手に……」


二支「なるほどね……そのあたりは深海棲艦の火器類も同じかな?」


あきつ丸「さぁ?その辺は解りかねますが……ただ沖ノ島やキス島、南海区の島々の防衛戦の記録を見ますと、ありえるかも…であります」


二支「…確か深海棲艦は陸に上がると、こちらの口径と同程度の火力まで下がるらしいな?こちらの火器は相変わらず効きにくいが」


あきつ丸「残念ながらまだ実戦では見ていませんので…ただ私達艦娘も同等になりますので……おそらくは」


二支「なるほどなるほど……これはあきつ丸君達の考えでいいが、海から強行上陸し、内陸に陣地作成さえすれば……我々人間の火器でも

   深海棲艦を倒せると思うか?」


あきつ丸「……正直難しいと思います……まず前提の海岸近くまで行くのも厳しいかと」


まるゆ「最近は姫級や鬼級の他にも、陸上型の存在も噂されていますから……もし上手く上陸できたとして陣地ができてもやられてしまう

    可能性が…」


二支「ふぅ…そんな噂もあるのか……相変わらず情報の統制がなっていないな…」


あきつ丸「二支連隊長殿?」


二支「いや…こっちの話だ……あきつ丸君達の話は参考になった…ありがとう」


あきつ丸「いえいえ!……お役に立てましたか?」


二支「……正直に言うと少し遅かったけれどな」


あきつ丸「二支連隊長殿?なにか自分達がしでかしましたか?」


二支「いや?何もしていないぞ?むしろ俺が気づくのが遅すぎただけだ」


あきつ丸・まるゆ「………」


二支「実は明日には、あきつ丸君達には帝國海軍に帰隊の通知が来る」


あきつ丸「そうでありますか…」


二支「こっちの世界では帝國陸軍はないからな……」


あきつ丸「二支連隊長殿、その使い分けは…」


二支「分隊長の……奴の話は中々面白いからなw」


まるゆ「まるゆ達にとって二支連隊長殿の傍がこっちの帝國陸軍と思っています!」


二支「…ありがとう…だが君達を硫黄島まで連れて行く訳にはいかない」


あきつ丸・まるゆ「!!」


二支「その反応はやっぱりだな……まぁあっちの俺みたくならないようにやってみるか」


あきつ丸「……辞令が出たのでありますか?」


二支「ああ……第109師団直轄の戦車第26連隊長…そのまま過ぎて信じるしかないだろ?」


まるゆ「二支連隊長殿!まるゆ達も一緒に連れて行って下さい!」


あきつ丸「そうであります!それこそあきつ丸とまるゆ殿の力が必要かと」


二支「駄目だ……君達で言う所の陸戦隊や陸上機が、こちらの世界では圧倒的に足りない」


あきつ丸・まるゆ「………」


二支「足りないから君達にやってほしい……これからの時代を創る奴らの為にもな……まぁ俺もそう簡単にはくたばらないがなw」


あきつ丸「……解りました……全力でやらせていただきます!」


まるゆ「二支連隊長殿……騎兵銃の掃除終わりました…」


二支「……なんだなんだ?水分駄目って言っときながらビショビショじゃないかw…これでは持っていけないぞ?」


まるゆ「!す、すいません!すぐに拭きます!」


二支「…いや、その様子だと二、三日油につけないとすぐに錆びて使い物にならないな」


あきつ丸「そ、そんな……」


二支「持っていけ…邪魔になるようなら海軍に入った分隊長の奴にあげとけw」


あきつ丸「いや、しかしこの銃は深海棲艦にも効きますが?」


二支「なおさらあいつに渡してくれ…いつか役に立つだろうからな」




  次の日、予定通りあきつ丸とまるゆは帝國海軍に戻り、二支連隊長も転属するが、それはまた別の話に……






                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






CASE:5  ifな闘い、surprisingな結果



                これはある、忘れ去られてしまうべき闘いの記録である




                          某島において




あきつ丸「クッ……制空権は取られてしまったでありますか………」


秋津洲「………必死に取ってくれたこの制空権………後は純粋な殴り合いかも!」(荒ぶる鷹のポーズ)


あきつ丸「……こやつ出来るであります…だが陸での格闘戦ならこのあきつ丸……負けやせぬぞ!」(地を這う蛇のポーズ)




     ジリジリと互いに間合いを詰めていく……そこには確かに互いの力量を感じるのには十分な時間と間であった




あきつ丸・秋津洲「これは……先に動いた方が負ける!!」カモ!




                    ピリピリとした空気のまま、時間が過ぎていく




秋津洲「…………」カモ…(疲れてフラミンゴの足の入れ替えポーズ)


あきつ丸「…………」(疲れて猪木アリポーズ)




叢雲「…………どういう事なのかしら?」


「……あきつ丸君の場合、四十八の関節技を会得しているからあのポーズは中々理にはかなっている……艦娘の闘いじゃないけれど(泣)」


叢雲「…そう言えばアンタの脱柵対策で覚えていたんだっけ…」


「非常に痛かった(泣)……一方の可愛いのに厚化粧ちゃんの方は何か秘策でもあるのか?」



秋津洲「…………くっ………隙がないなら作るだけかも!秋津洲流戦闘航海術を見せてやるかも!」


「なにぃ!飛んだだと!?」


秋津洲「制空権を取った今、頭上からの攻撃は有利かも!」




        空を力強く飛ぶ一匹のフラミンゴの様に獲物に向かって力強く頭上を飛んでいく




あきつ丸「…………甘いであります跳刃地背拳!」


「今度はあきつ丸君が背中を地面につけたまま同じ高さまで飛んだ!」



         どんな理屈だがわからないが、とにかく秘奥義を繰り出しあきつ丸も飛んでいく!



秋津洲「かも?」


あきつ丸「これで高さは同じであります!」


秋津洲「まだまだかも!秋津洲流戦闘航海術秘奥義…………かもかも百裂拳!」


あきつ丸「ならばこちらは、カ号百裂拳であります!」





  カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号        かもかもかもかもかもかもかもかもかもかもかもかもかも

  号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ号カ        もかもかもかもかもかもかもかもかもかもかもかもかもか

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あきつ丸・秋津洲「《カも!!》」(無数の拳を繰り出し空中で互いの拳がぶつかり合う!!)


「おおっと!見た目は派手な拳の応酬でしたが、実は互いの攻撃は1発もヒットせず!!……どう見ますか?解説の叢雲さん」


叢雲「ほうね(ポリポリ)無駄に文字数を使っただけでお互いにノーダメージ…この勝負は長引くわね」ポップコーンオイヒイ…


「実に的確な解説ありがとうございます……さてここ忘れ去りし島特設リングにも日が落ちようとしてます」



                  複数の有志の艦娘による探照灯「ピカー」



叢雲「お互いにありまくる隙を見逃しまくっているからね(ゴクゴク)何かのきっかけで動くわよ」(タピオカオイヒイ…)


あきつ丸「……今度はこっちからいくであります!!」


「おおっと!!先に動いたのはあきつ丸選手(?)仰向けの状態から腕の力だけでスライディングし、秋津洲選手(?)の脚を挟みにいった!!」


叢雲「いわゆる゛蟹挟゛ね(パクパク)柔道とかでは禁止されているけれど、ここではそんなの関係ないわね」(ドーナツオイヒイ…)


秋津洲「かも!!」


「しかーし、秋津洲選手ジャンプ一番で避け、そのままフットスタンプで反撃に出る!!」


叢雲「秋津洲は絶対に捕まらないのが勝利の鍵だけど(ズルズル)この反撃は中々勇気がないとできないわね」(オウドンオイヒイ…)


あきつ丸「好機であります!!」


「ここであきつ丸選手!逆立ちでフットスタンプを避け、左腕を軸に回転し、脚を取りにいく!!」


叢雲「寝技師相手にはこれが恐いのよ(ズズッ)どんな体勢からでも相手の身体の一部を掴んでしまえば秒殺に持っていけるわ」(オチャオイヒイ…)


秋津洲「やらせないかも!!」


「後方にバク転しながらのムーンサルトキック!!空中に綺麗な半月を描くものの惜しくも空振りだー!!」


叢雲「攻防一致の技で辛くも逃れたわね(パクパク)むしろ空振りになったお陰で間合いが秋津洲に有利になったわ」(ヨウカンオカワリー)


「なるほどなるほど……さぁある意味変な方向に盛り上がってしまったノーロープノーレフリーの忘れ去られし島決戦の勝負の行方は

 どうなってしまうのでしょうか!?」


叢雲「……積んでいる装備的にもレベル的にもこのまま夜戦にいってもお互いに決定打はない筈よ」(オカワリマダー?)


秋津洲「………この一撃にかけるかも!」


あきつ丸「………ならば、四十八の関節技を持って受けて立つのであります!」


「両者最後の攻撃に移る様です!!思い返せば数年前……秋津洲チャレンジが一世を風靡して以来、久々に熱い闘いに今!終止符が

 打たれようとしています!!」


叢雲「………あの時の様な泥試合再びって訳ね……」




    ???「ちょーーーっと待つピョン!」





「おおっと!ここで謎の兎さんの乱入だー!!」



卯月「私達を差し置いて、最終決戦を気取るなピョン!!まずは卯月のムーンサルトプレスを食らってからだピョン!」



大鯨「ですね……華麗なビックホエールハントを見せてあげます!」



まるゆ「私だっているんですからね!ある人間魚雷さん直伝のツームストンドライバーで駆け上がります!」



明石「ちょっと!私を巻き込まないでよ!」



「さぁ大変なことになってまいりました!まさかこの島に、かつて最弱無勝の名を欲しいままにしてきたキング…もとい、クイーンof○○

 

 と言われてしまった、ある意味選ばれた艦娘達が一堂に会してしまったー!」




神州丸「フフフ……私の変幻自在のフランケンシュタイナーも忘れてはいけませんよ?」




「ここに来て新たな太ももガチ勢の参戦で益々混乱を極める、超新生日本海軍艦娘プロレス…残念ながらお時間が迫って参りました!」

 

叢雲「…………」


「最後に解説の叢雲さん一言お願いします」


叢雲「羊羹おかわり」


「ありがとうございます……次回柱島体育館特設リングにて会いましょう!さよならさよならさよなら」









叢雲「……………どうでもいいけどあんたらちゃんと水着かなんかにしなさいよ……全部パンチラどころじゃないんだから…………

   

   後、まるゆのその技は逆に水着だと密着度高すぎて危険が危ないわよ……」






                   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







CASE:6 本編3000pv本当にありがとうございます




伊33「と、言う訳で3000pvです」


百鬼 「…………そんな大切な事に……我々を使うのか……一体何を考えておるんだ……」


33 「……何も考えていないかと?」


百鬼 「……まぁ良い……でだ、何をするのかね?……まさか本当に勢いだけで言っていないだろうな?」


33 「いえ、完全に勢いです……本来ならば安価なり、リクエストなり取ると思うのですが……」


百鬼 「そんな器用な事が出来る訳なかろうが……精々出来ても、この世界を話すぐらいではないかな……」


33 「それでいきましょう閣下」


百鬼 「…………初期の頃に色々と教えてもらってたのだが……まぁ良い……正直言ってわかり難い部分もあるしな」


33 「…また偉そうに……」


百鬼 「……場所が変わっても性格は治らんのか………取り敢えず貴様が質問してみろ」


33 「えぇ……こっちにぶん投げですか……では新実装された家具の潜水艦のぬいぐるみは私ですか?」


百鬼 「知るか!……………噂では伊47らしいが……貴様は相当難しいと思うぞ?」


33 「デスヨネー……では以上です」


百鬼 「………で?」


33 「……そんなに見つめないで下さいよー…照れます///」


百鬼 「……あーもしもし皇国海軍実験小隊か?私だ…今丁度いい解体希望潜水艦がおってだな……」


33 「ちょっと!可愛い部下のお茶目なテヘペロ案件じゃないですか!?」


百鬼 「……だったら真面目にやらんか……」


33 「は~い……そういえば閣下達は゛皇国海軍゛で、私達艦娘側は゛帝國海軍゛の使い分けは何時からですか?」


百鬼 「そうじゃな………貴様達が生まれた前の世代…つまりは三笠達と深海棲艦が現れた頃からだな」


33 「えぇっと……確か何処かで突然発生した深海棲艦が跳梁跋扈し始めた頃……でしたっけ?」


百鬼 「……ざっくりと話せばそうじゃな……あの頃の我々は対抗手段が手探りでな……」


33 「あー……年寄りの苦労話はいいですので……電話かけないで!」


百鬼 「……まぁ良い……奴らは海流に乗って世界中で暴れておった……でだ、我が国は四方を海に囲まれているじゃろう?」


33 「そう、ですね……そう考えれは対抗手段が乏しい我々側にとっては海からの攻勢は分が悪過ぎる……」


百鬼 「その通りだ……だがその時に各地のある場所からあ奴らが出てきたのだ」


33 「それが三笠長官達ですか?」


百鬼 「……も、じゃな……当時完全に味方として出てきたのが三笠達と言うのが正解じゃろう」


33 「も?……という事は……違う娘もいたということか……」


百鬼 「そうじゃな……だがその第3勢力というべき存在は三笠達が纏めたり、討伐して行ったのじゃ……゛帝國海軍゛としてな」


33 「なるほどです……妖精さんも同じタイミングで?」


百鬼 「……あいつらはわからん……何時の間にかおったな……だが時期的に一緒じゃろうな」


33 「使い分けはなんとなくわかりました……゛帝國海軍゛側に統帥権を持つ元帥がいないのは、あくまでも自主防衛組織の一部

    だから……ですね?」


百鬼 「その通りだ……あくまでも我々はこの国の一部にすぎん……そこに艦娘も、住んでいる我々も関係ない訳ではない」


33 「なるほどです……いやー勉強になるなー」


百鬼 「…………貴様は立場と有り様が違うと前から言うておるじゃろうが?」


33 「あっ……これはお説教されちゃうパターンだ……」


百鬼 「参謀として此処にいるからには常にだな?」


33 「あー閣下殿……3000pv御意見御鞭撻御質問はここで処理させてもらっても構いませんでしょうか?」


百鬼 「……別に構わんが、需要は全くないと思うがな……まぁ良い、しっかりと精査してから持ってくるが良い」


33 「………まぁ~った上から目線で偉そうに……」


百鬼 「……あーもしもし?私だが…今目の前に新型砲の耐久標的に最適な潜水艦娘がおってだな……」


33 「しっかりと精査させて頂きます!……だから標的艦は嫌ー!」






                   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






CASE:7  ちょっとしたquestion




33 「あの~ちょっと質問してもよろしいでしょうか?」


百鬼 「………ほう……珍しいな……貴様からの質問とはな……なんだ言ってみよ」


33 「いえいえ、ちょっとこの間の最後に、『今目の前に新型砲の耐久標的に最適な潜水艦娘がおってだな……』とおっしゃって

    いましたが…よくよく考えたら私潜水艦娘だから砲撃は潜っちゃったら効かないんですよね~……ひょっとしたら元帥閣下の

    優しさだったのかな~って……」


百鬼 「………………何を言っているのだ?そんな事をする必要もないし…しかも新型砲と言っているではないか……水中でも効く様にな」


33 「優しさの欠片もなかった!」ガーン


百鬼 「………まぁ確かにしっかりと確立していないから、そこは誤解を生じるかもしれん……済まなかったな、今度は確実に沈める事を

    考えておく」


33 「やめてください……しかし実験小隊の方々も色々と研究開発されているんですね……でも水面跳弾とか反跳爆撃とかで結局の

    ところ、そんなに水中の潜水艦娘まで届かないんじゃないんですか?いい角度で入っても海水の摩擦とかも凄いと思いますし」


百鬼 「確かにな……弾頭を二重にして着水と共に分離して海水との摩擦を軽減したり、弾頭そのものを魚雷や爆雷にするなどして研究開発

    しているが中々な……」


33 「何それ怖い……そんな私達潜水艦よりもっと水上艦対策に心血を注いで欲しいところなんですけれど……」


百鬼 「当然しておるぞ?ただ貴様達潜水艦はその特性上撃破は中々難しい上に厄介だからな……」


33 「………まぁ任務上そういう存在なので……しかし本当に色々な事をしているのですね……」


百鬼 「兵器というのは試行錯誤の連続でもあるからな……しかも相手は未知な相手じゃから色々な方向から検証しなければならん」


33 「深海棲艦も突拍子もないからな……」


百鬼 「今の所は陸上型に対応したモノを開発しとるらしいが……Нож Разведчика Специальныйとか拳銃付軍刀とか挙句の果てには

    Panjandrumとか言い出しおって……」


33 「煮詰まってますね……妖精さんなら出来そうですが……それ完全にЭК-9ちゃんの好みですよね……」


百鬼 「……一応ЭК-31……海防艦占守からの助言らしいが……XF5Uまで出てくると最早何が出ても儂は驚かんぞ……」


33 「………妖精さん気まぐれすぎるからな……」


百鬼 「だな……そんなあやふやなモノに頼らずしっかりと検証と実績を積んで欲しい所だ」


33 「頑張って欲しいところですね」


百鬼 「………他人事の様に言っているが貴様もだぞ?ここは一つ自らの艦体を実験艦としてだな?」


33 「勘弁してください!」


百鬼 「ならしっかりと参報としてだな?各国の兵器や性能評価等も仕事の内だぞ?そもそもだな……」


33 「あっやべ……これは確実に長くなる奴だ……」(あっやべ……これは確実に長くなる奴だ……)


百鬼 「……だから口に出ていると何度も……」



    まだまだ伊33の苦難は続いていく…………



後書き

超脳内妄想自分設定なので、あの艦娘が居ないとか言って下さい!
責任はとる!……とりたい……とれるのか?……とれないかも……そもそも自分には無理(泣)
この辺で簡便して下さいm(_)m


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-: - 2018-09-30 13:03:45 ID: -

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3: ぴぃすう 2020-04-21 15:53:59 ID: S:3C_aky

>?????さんこんちゃ♪

あはは♪CASE5読んで爆笑してしまいましたわ(^o^)ワハハ

しっかり寝不足でタクシー運転しとりますよ(笑)

4: ????? 2020-04-22 01:20:18 ID: S:3kS225

ぴぃすうさんありがとうございます(仮眠明け)

笑っていただければ幸いですw

喜怒哀楽を出すのは今のご時勢で身体の免疫力アップにもいいとかなんとか……

こっちも夜勤中ですので寝不足は書いてはらしましょうw

5: ぴぃすう 2020-05-15 13:53:14 ID: S:rbCOjA

こんちゃ~♪

マニアの集い=地獄…いやぁ激しく同意ですなぁ♡(笑)

6: ????? 2020-05-15 15:16:30 ID: S:y8lH_-

こんちゃわ~なのです!

どんなモノであれ、その道を極めた方々は凄いですからね……
ほとんどお話しの内容が呪文かお経にしか聞こえない……

本当はXF5Uは、この二人に言わせようと思ったのですが想像以上に地獄
の窯がでかすぎて収集出来なかったのはこっちの力量不足(泣)

読んで頂きありがとうございました!


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-: - 2018-09-30 07:23:17 ID: -

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