2021-01-07 17:47:20 更新

概要

平行する別世界の物語  分割版9になります     

齟齬が苦慮してままならない……タイトルを付けるならこうなります(泣)

メンテナンス後の保管作業ですm(__)m


前書き

真ん中あたりで、色々あって書いた時期が空いてしまったので、かなり凝縮してしまいましたが……

まぁみられていないからいいや(泣)

少しの訂正と添削しただけなので、何かおかしい所があったらツッコミ等お願いします





叢雲  「どうしたの?!」


電   「解らないのです…後ろから見ていたら、突然雷お姉ちゃんが蛇行を始めたのです!」


足柄  「私が来た時にはもう倒れていて…」


電   「雷お姉ちゃん!しっかりするのです!」


雷   「……大…丈夫……よ…」


明石  「…電ちゃん、ちょっとそのままで」



 ………明石君がテキパキと雷ちゃんの身体を調べ始める



「どうかな?雷ちゃんの様子は?」



 ………よく見ると、凄い汗をかいていて、苦しそうに胸を激しく前後させて呼吸をしている



明石  「……えっ?なんで?」


電   「どうしちゃったんですか?雷ちゃんは大丈夫なのですか?」


明石  「…深海棲艦化しかけています!なんで?」


「と、とにかく運ぼう!、此処だと詳しく調べられない」


雷   「駄目よ…あの娘が…寂しがるか……ら……」


明石  「雷ちゃん?……駄目です…気を失いました」


叢雲  「……なんか嫌な感覚があるわね…じっと見られている様な感覚が…」



 ………月明かりに照らされる海面を睨みながら叢雲が呟く



「…仕方が無い、艦隊を止めて雷ちゃんをドラム缶群の所に連れて行こう、叢雲は前衛の川内君達と……」


叢雲  「……少し遅かったみたいね…」


足柄  「そうね…しかもまだまだ増えそうね」



 ………二人の視線の先の海面に…次々と浮かんでくる影が



「……あれはワ級か?…いやそれだけじゃない!」


電  「…うそ…なのです!」



 次々と浮かぶワ級が囲む様に……水面に浮かんできたその姿は……



「何の冗談かな?」


叢雲「冗談にしてはタチが悪過ぎるわね…」



 月明かりに照らされる海面には……雷ちゃんそっくりな…ナニかが浮かんでいた






                       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






初霜  「那智さん…ワ級さんの数がどんどん増えています」


暁   「もう!雷が大変な時に来るなんて!レディーの風上にも置けないわ!」


那智  「落ち着け…レディーはこんな時こそ落ち着く者だぞ?」


暁   「でも!でも!!」


響   「……姉さん、今は落ち着こうよ?」


まるゆ 「そうだよ?雷ちゃんなら絶対大丈夫だから」


那智  「大淀、川内達の方はどうだ?」


大淀  「川内さん達の方にもワ級が出てきているみたいですが…今の所全て非武装タイプのみですね」


那智  「解った……ならば時雨を初霜の位置になる様に時計回りで再配置する!初霜、暁、響達は、提督達の方へ!」


暁   「那智さん!」


那智  「…多分向こうのが最前線だ…気を抜くなよ?」






                    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







川内  「……皆は那智さんの指示通りに、なるべくワ級を刺激しない様に動いてね、特に夕立はね?」


夕立  「ひどいっぽい!いくら夕立でもわかるっぽい!」


時雨  「夕立はかなり前科があるからね」


神通  「…大丈夫……ちゃんと止めてあげるから」


那珂  「息の根まで止めちゃ駄目だよ?」


綾波  「流石にそこまでは?」


夕張  「それでも止まるかな?」


川内  「大丈夫!だって夜戦だもん!」


夕立  「そうだそうだ!」ッポイ!


川内  「それと、夕張の位置には私がいくよ」


夕張  「場所の交換かしら?」


川内  「そうだね、夕張の方が火力が高いし、管制もその方がしやすいかな?」


夕張  「解ったわ」


時雨  「それでは、いくよ?」


夕立  「っぽい!」





                        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







??  「カエレ…ル?……カエレ…ナイ?……カエサナイ!」







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「……よし!とにもかくにも一旦落ち着こう!…見た所実際の雷ちゃんよりは結構胸部装甲があって、腰から下が残念ながらなくて、 

 下着も見れなくてとても残念で……あっ、でもでも!自分は別に下着フェチじゃないよ?むしろ何も着けていないのが好みだよ?

 本当だよ?その点アノ娘は、上半身透けるくらい薄着で、しかも隠そうとしていない所とか、なんか変なオーラを発していて、こう

 …なんとも言えない色気があって、元気花丸印の雷ちゃんには無い、憂いに満ちたあの表情もまた、なんかこう掻き立てられる!…

 まるで茄子が食べれなくて、食堂で一人俯きながら………」バキッ!



叢雲  「五月蠅い!そして自分の性癖を長々と言うな!」


足柄  「とりあえず、提督の趣味はほっといて…アノ娘、駆逐棲姫よね?」


明石  「特徴的な艤装から…おそらく駆逐棲姫の亜種だとは思います」


 周りに集まってくるワ級が周りを囲むが、ソノ娘は月を見上げたまま動かない


電   「…アノ娘と、雷お姉ちゃんには……何か関係はあるのですか?」


叢雲  「…解らないわね、雷は気絶したままだし、ここは海の真ん中だけど……深海棲艦が出てくる場所ではない筈よね…」


「…イタタ(泣)……とにかく刺激しない様にそ~と離れた方が……」


 ………が、時既遅く


暁   「雷!あなた…なんて格好してんのよ!!」


響   「雷は此処に寝ているよ?」


電   「暁お姉ちゃん!アノ娘は雷お姉ちゃんでは無いのです!」


暁   「雷が二人!暁達って五人姉妹だったけ!?大体あんな色気のある妹を持った覚えがないわよ!」


「ちょっ!あんまり騒ぐと気付かれちゃうよ(泣)」


あきつ丸「連れて来たタイミングが悪かったのであります……」


叢雲  「こちらに気付いたわね…来るわよ!」






                      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







夕張  「那智さん!ワ級の数がどんどん増えているわよ!」


那智  「まだだ!私達は挺身浸透艦隊なんだぞ?こんな所で戦火を交えたら……下手すれば両海域の深海棲艦まで呼びかねん!」


時雨  「だから夕立!絶対にこちらから動いちゃ駄目だよ?」


夕立  「う~!解っているっぽい!だけど、だけど!」


神通  「…これは中々良い精神修行ですね……」


那珂  「神通ちゃん?物凄い殺気を放っているよ?」


26  「帰ってきたら、こんなに一杯居るなんて!」


まるゆ 「あれ?なんか様子が変わってきたよ?」


大淀  「赤い発色?elite化している?」


綾波  「那智さん!このままでは!」


那智  「解っている!だがギリギリまで我慢だ!」






                        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







川内  「……艦隊とワ級輸送群からは、こっそり抜けれたけれど…発生源が見つからないよ…」







                        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






??  「……ナカマ?…テキ?……カンケイ…ナイ……」


 ……ソウ、カンケイナイ……


??  「……ダレニモ…ミトラレズ……シズメバ…イッショヨ!」






                           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






叢雲  「くっ!な、なんとか受け止めれたわ!」


「流石叢雲!でもできれば自分は分離して欲しかった(泣)」


叢雲  「そんなの無理に決まっているでしょ!」


 両腕に握った”提督殺し”を挟んで、力比べが始まる


足柄  「拙いわね!周りのワ級達がelite化しているわ!」


「駄目ですよ!下手に手を出したら…この辺の深海棲艦達が此処に集まって来ちゃう(泣)」


あきつ丸「しかし分隊長殿、その駆逐棲姫モドキは、完全に我々の事を狙っているのであります!」


 あきつ丸君を始め、次々と砲撃体勢に入る


「やめて(泣)叢雲はともかく……自分は巻き込まれたら死んじゃう!」


叢雲  「五月蠅い!こうなったらアンタも一緒よ!」


 じりじりと押され始める


叢雲  「いざとなったら……この馬鹿ごと撃ちなさい!」


「いやだ!どうせ死ぬなら叢雲なんかじゃなくて、もっとこう!優しくて、可愛くて、出るところは出ていて、どんな事でも甘やかして

 くれる様な…清く、美しい、ダメ人間製造機みたいな娘の方が良い!」


叢雲  「目の前に、アンタの下らない理想と似た娘がいるわよ!」


「!?確かにちょっと有りかな~って思ったけれど…その娘、深海棲艦さんでしょう!?海の底に沈められちゃうよ(泣)」


響   「…何か真剣にやっているのが馬鹿みたいだね…」


暁   「…でも何故か、ワ級達の動きが止まったわ!」


電   「…雷お姉ちゃん!」


明石  「雷ちゃん?大丈夫?無理に動かないで!」



雷   「大丈夫よ…司令官……その娘は…私よ…」

イカヅチ「ダイジョウブヨ…シレイカン…ソノコハ…ワタシヨ…」



 二人の口からまったく同じ言葉を呟く



「雷ちゃん?…まさか、アチラの世界の雷ちゃんか!」



雷   「……その娘達はずっと…一人で沈んでて…寂しかったのよ…」

イカヅチ「……ソノコタチハズット…ヒトリデシズンデテ…サビシカッタノヨ…」



叢雲  「…!雷!しっかりと支えてあげるから、洗い浚い吐き出しなさい!」






                      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






??  「ナンデ?ナンデウゴカナイ?オナジハズデショ?」


初霜  「………同じかもしれませんが……雷さんには、お姉さん達や…お友達が沢山います…」


??  「……キサマハ!?…ナゼココガ?」


初霜  「…私は……あなたに呼ばれましたよ?」


??  「ナンデ!ナンデ、イマニナッテ、ワタシヲミツケルノ!」


初霜  「………解りませんか?…あなたは今でも叫んでいますよ?……『畝傍を見つけて』と」


ウネビ  「ソウダ……ワタシハ、”畝傍”…」


初霜  「畝傍さん…一緒に帰りましょう……」


ウネビ 「ダマレ!イマゴロ、ミツケテオイテ!ワタシノ、スミカハ、ココノミナゾコダ!」


初霜  「畝傍さん……」


ウネビ 「シマイ?トモダチ?ナラバ、トモニシズメバ、イッショダロ?」


初霜  「!させません!皆さんは…私が守ります!」







                        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







雷   「…この娘達は…此処で沈んだ…輸送船達よ…」

イカヅチ「…コノコタチハ…ココデシズンダ…ユソウセンタチヨ…」



響   「……この海域は…南号作戦を始め、幾多の輸送船団が沈んだ場所…だったね」


「しまった!言われて見れば、そうだった(泣)」


叢雲  「アンタね!そういう事は早く思い出しなさいよ!」


「しょうが無いでしょ!趣味で転んだ知識じゃ、細かい作戦とか覚えていないよ(泣)」



雷   「…大なり小なり…私達は…沈んだわ…記録や記憶以外にも……」

イカヅチ「…ダイナリショウナリ…ワタシタチハ…シズンダワ…キロクヤキオクイガイニモ……」



「ほらぁ!記録や記憶に無いのは、幾等なんでも厳しすぎるよ(泣)」


叢雲  「五月蠅いわよ!少しは黙って聞きなさい!」


明石  「駄目よ!雷ちゃん、今まともに動けないのに!」



雷   「大丈夫よ……ソノ深海棲艦は、イカヅチなんだから…」

イカヅチ「ダイジョウブヨ……その艦娘ハ、雷ナンダカラ……」



足柄  「ちょっと待ちなさい雷ちゃん!それは自沈と変わらないわよ!」


叢雲  「雷!あんた馬鹿な考えはやめなさい!」


あきつ丸「!駄目であります!雷殿!」



雷   「離して!雷はアノ娘なのよ!自沈すれば…他の娘も居なくなって、アノ娘達も寂しくなくなるの!」

イカヅチ「ハナセ!艦娘ハ、イカヅチナノヨ!ショブンシテモラエレバ、ナカマト、トモニカエレル!」



電   「絶対に離さないのです!電はお姉ちゃんだって助けたいのです!」


暁   「バカ雷!こんな時こそお姉ちゃん達に頼りなさいよ!」


叢雲  「あんただけ水底に逝かせないわよ!」


イカヅチ「ダッタラ…ミンナ、シズメ!」





                         ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






綾波  「那智さん!今度はflagship化していますよ!」


26  「大変大変大変!あの数で全部そうなったら大変だよー?」


夕立  「まだ?まだまだ待つっぽい?!」


時雨  「今ならばまだ間に合うよ?」


神通  「……私が先陣をきりましょうか?」


那珂  「神通ちゃんが…完全にスイッチ入っちゃっているよ~!」


那智  「…夕張、場所を変わってくれないかな?」


夕張  「えっ?でも射撃管制艦は那智さんじゃ…」


那智  「大淀と夕張の二人でやって貰えれば良い……頼めるかな?」


大淀  「出来ますけれど…那智さんは前に?」



 ………夕張と場所を交換し、更に前に進む



夕立  「那智さんズルイ!夕立も!」


那智  「もう少し待っていてくれないかな?」



 ………通りすがりに夕立の頭を優しく撫で、神通の肩を一度叩いて、更に前に進む



那智  「………この辺りだな」



 ………クルリっと後ろを向き、指示を出す



那智  「此処を最終防護射撃点と定める!……私が撃たれるまで撃つな!」


綾波  「那智さん!」


那智  「動かないでくれ……でなければ私から撃つことになる!」







                         ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







ウネビ 「エエイ!チョコマカト!」


 振り回す帆檣型薙刀の間合い内で、必殺になりえる攻撃をかわし続ける


初霜 「させません!」


 ウネビが艤装の砲身を向けると、初霜はすかさず自分の単装砲を差し込み撃たせない


ウネビ 「……ナカナカ、シズンデハ、クレナイワネ?」


初霜  「……畝傍さんこそ手加減されていませんか?」


ウネビ 「……ワタシノ、アトノフネハ、ショウカクセンハ、ヤッテイナイト、キイテイタガ?」


初霜  「こちらの世界では以外と使われている方が居ますよ」ニッコリ


ウネビ 「……タノシソウ、ダナ、ダガ!」


 片手で振っていた、帆檣型薙刀の刀身を掴んで折り、そのまま垂直に切り付ける


初霜  「…………」


ウネビ 「コノキシュウスラ、フクイチマイデ、ヨケルカ…」


 前が切られ、服がはだけてしまっているが、両腕の単装砲はウネビの砲口を外さない


初霜  「ごめんなさい…悪くない斬撃でしたけれど…」


川内  「本当だね、でも私達の火力じゃしょうがないよね?」


 畝傍の背後に突き刺した川内の魚雷と、密着射撃のくぐもった砲音がかすかに聞こえた…







                       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







叢雲  「やれるもんなら、やってみなさい!」


「ちょっと待って!そのまま攻撃したら、自分にも被害が(泣)」


叢雲  「そんな事言われたって、じゃあどうするのよ!」


「こうするの!」


 叢雲の艤装に跳びつき(チョット!)叢雲の身体を伝って(ヘンナトコロサワルナ!)イカヅチちゃんにしがみ付く


イカヅチ「ナニヲスル!」


「思ってた通りの理想的な大きさ!じゃなくて…もう止めよ?」(スリスリ)


イカヅチ「マタ、イカヅチニ、ヒトリデ、シズメ、トイウノ?」


「一人ではなかった…だろう?…それにあの娘達を守るために戦った雷ちゃんが…自分達を沈めれる訳が無い」(スリスリ)


イカヅチ「シッタヨウナ、クチヲキクナ!」


「知っているよ?雷ちゃんは皆の…お世話を良くやっていたよね?」(スリスリ)


イカヅチ「ソレハ、艦娘ノ雷だ!」


「そうだよ、君は雷ちゃんを通して、自分達の事を見ていたんだ…そうだろう?」(スリスリ)


イカヅチ「ウルサイ!ダマレ!」


「……もう一つ聞こうか?さっきから君だけが話しているけれど、もう君はイカヅチちゃんじゃ無いよね?」(スリスリ)


叢雲  「?!どうゆう意味よ?」


「この成長しすぎている…胸部装甲で確信した!明石さん…もう雷ちゃんは深海棲艦化していないよね?」(スリスリ)


明石  「えっ?(ゴソゴソ)本当だ、治っています!」


イカヅチ(仮)「バカナ!ドウチョウシテイタ、ハズダ!」


「同調か…それが君の能力なんだね?」(スリスリ)


響   「…見抜いたのは凄いけど…」


暁   「…女の娘の胸に抱きついて、解るなんて…」


あきつ丸「そう言えば昔、大佐殿を抜いて、”ドキドキパフパフ当て大会”で優勝していたであります」


「そうだけど、違うの!…雷ちゃんのお艦すぎる心と、深海棲艦の負の心が合わなかっただけ!」(スリスリ)


雷   「私の心?」


「そうだよ、雷ちゃんの沈んでも皆を助けたい心が、自分だけっていう負の感情に勝ったんだよ」(スリスリ)


叢雲  「あまり誉められた事では無いわね…もう少し自分も大事にしなさい!」


電   「雷お姉ちゃん、私達は姉妹なのです!昔も今もずっと一緒なのです!」


暁   「当たり前よ!私達、第六駆逐隊は一心同体なのよ!」


響   「естественноだね…一人でも欠けたらもう私達ではないよ」


イカヅチ(仮)「クッ、ナラバ、ワキュウタチヲ!」


「動かせるのかい?ワ級達を呼び寄せたのは……雷ちゃんの力じゃないかな?」(スリスリ)


あきつ丸「そうなのでありますか?」


「この丁度良い胸部装甲ちゃん以外は攻撃してこなかっただろう?無意識に止めているんだ…雷ちゃんが」(スリスリ)


明石  「それだったら…雷ちゃんが願えば……ワ級達はいなくなるの?」


雷   「……嫌よ!あの子達は沈められた輸送船なのよ!皆、助けてあげて!」


イカヅチ(仮)「ダッタラ、ワタシニ、シズメラレナサイ!」


叢雲  「お断りよ!あんただけ沈めば良いのよ!」


「ぎゃー!そのまま押さないで(泣)自分潰れちゃう(泣)……あれ?前門の胸に後門の胸…むしろこれって幸せ?」(挟まれ)


雷   「もう、やめてよ!」







                    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







川内  「……流石だね、結局破壊出来たのは艤装だけだね」


ウネビ(壊)「…スコシ、カルク、ナッタダケダナ?」


初霜  「でも、もう砲撃は出来ませんよね?……再生も難しいみたいですし」


ウネビ(壊)「ダッタラ、ドウスル?マダ、シズマナイゾ?」


川内  「……あなたみたいな深海棲艦は確か…何回も倒さないと駄目なタイプだよね?」


初霜  「そして、もうそのギミックも外れています……次で終わりの筈です」


ウネビ(壊)「……タメシテ、ミルカ?」


初霜  「私は皆を守れればそれで良いのです…引いて下さい畝傍さん……」


ウネビ(壊)「…………アマイナ!」





                      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






夕立  「見て見て!ワ級達が!」


時雨  「……共食い?」


綾波  「ちょっと…グロいですね……」


夕張  「まさか、深海棲艦の近代化改修?」


神通  「…あれはあれで……」


那珂  「神通ちゃん?笑顔が凄く怖いよ!?」


まるゆ 「那智さん!そこだと巻き込まれちゃいますよ!」


大淀  「早くこちらに戻ってください!」


那智  「……何故だ…何故突然共食いなんか始めたんだ?」






                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







ウネビ(壊)「…バカナ?カタテデ、ウケトメタ、ダト?」


川内  「ちょっと!いくらなんでも無茶だよ!?」


初霜  「…痛いですが…これを待っていました!」


  薙刀の刃を掴み、換装しなおした連装砲に挟んでへし折る


初霜  「後は帆柱だけです…まだ戦いますか?」


川内  「初霜ちゃん……そこまで無力化させても多分無駄だよ?」


  間合いを詰めようとするが、帆柱に牽制され、近づけない


ウネビ(壊)「ソコノ、ケイジュンノイウトオリダ、ソレデハ、ヒカナイゾ?」


初霜  「何度も言いますが…私は皆を守れれば、それで満足なの」


ウネビ(壊)「ハナシニナラナイナ、ソモソモワタシハ"敵"ナノダゾ?」


初霜  「そうでしょうか?私を呼んだアノ声は確かに聴こえてましたよ?」


川内  「声?そんな声なんか聴こえなかったよ?…物凄い悪寒はあったけれど…」


  隙を突こうとするが、やはり踏み込めない


初霜  「私達は畝傍さんを見つけました…だから!」


ウネビ(壊)「……ナラバ、キサマラガ、コチラニクレバヨイ」


川内  「それは出来ない相談だよ…そもそも私達は深海棲艦を沈める存在だよ?」


初霜  「……………」


ウネビ(壊)「ソウダナ……ナラバキサマラノ、"提督"ニ、キイテミヨウカ?」


川内  「そう言って、なんか仕掛けるのかな?」


ウネビ(壊)「ツイテコイ、イマ、モウヒトリノ、ウネビガ、提督ヲ、ツカマエタ」


初霜  「畝傍さん……」





                    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







雷   「やめて!あなた達がそれをやったら消滅しちゃう!」


「…何がおきているのかな?」(挟まれ中)


叢雲  「今、ワ級達が、共食いをしているわ!」(挟み中)


イカヅチ(仮)「ナゼダ!キサマラモ、シズメラレタ、フネナノニ!」(挟み中)


「共食い?どうゆう事?」(挟まれ中)


明石  「多分…近代化改修です!深海棲艦はこうやって合成しているのね!」


あきつ丸「それにしては…なんだか様子がおかしいのでありますが?」


響   「……雷、今消滅って言ってたけれど、どういう意味だい?」


雷   「あの娘達……ああやって合成しあって自滅しようとしているのよ!」


暁   「えっと…うん!解らないわ!」


電   「過剰な合成で、自爆……なのです!」


イカヅチ(仮)「バカナヤツラダ、ソンナコトシテモ、ダレモヨロコバナイ」(挟み中)


「解らないかな?…雷ちゃんの能力で集まった娘達だよ?一番影響を与えているのも雷ちゃんだよ?」(挟まれ中)


イカヅチ(仮)「ナン…ダト?」(挟み中)


「そして、無意識でも、敵でも助けたい心が…ああいう行動を取らせているんだ……見えないけれど(泣)」(挟まれ中)


??  「バカバカシイ、ケッキョクハ、ジコギセイカ?」(挟み中)


「違うね…結局の所、深海棲艦も救うことになるね」(挟まれ中)


??  「マスマス、イミガ、ワカラナイナ?」(挟み中)


「負の暗い闇から開放されるんだ…それは自分達人間には絶対できない…艦娘達だから出来る事だよね?」(挟まれ中)


??  「……ソレガワカルトハ…サスガハ、"提督"…カ…」(挟み中)


叢雲  「そうよ、こんな馬鹿でも一応提督なのよ…だからあんたも一緒に合成されなさい!」(挟み中)


ウネビ(仮)「……オボエテオクゾ……"一提督"ドノ……ワタシノ、ナマエハ"畝傍"ダ」(挟み中)







                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







「………貴女は畝傍さんでしたか…確かシンガポールを出港後、迷子になっちゃった……ドジっ娘さんでしたよね?」(挟まれ中)


ウネビ(仮)「…イイカタニ、アクイヲ、カンジルガ…マァ、イイワ、ソノ畝傍ダ」(抱き寄せ)


叢雲  「ちょっと!何なの!?」(離され)


ウネビ(仮)「一提督…コチラニキマセンカ?」(抱き締め)


叢雲  「なっ?!いきなり何を言うのよ!あんた深海棲艦でしょう!」


ウネビ(仮)「コノ人ハ、艦娘デハナイゾ?ソレニ、キメルノハ、コノ人ダロ?」(熱い抱擁)


「やばい……あんまり無い理性が吹っ飛びそうだ……」(抱きつき顔埋め)



あきつ丸「いけないのであります!分隊長殿の百ある弱点を的確に突く攻撃であります!」

ウネビ(仮)「コチラニ、クレバ、イロイロト、タノシメルゾ?」



明石  「多すぎない?…いいえ、逆に少ないのかしら?」

ウネビ(仮)「コチラデハ、ジブンニ、スナオニ、ナレルゾ?」



雷   「司令官!あんまり雷の身体に……その///」

ウネビ(仮)「ソウダナ、コノ、カラダモ、スキニツカエルゾ?」



足柄  「こっちにだって、より精練されたボディーがあるわよ!」

ウネビ(仮)「ワタシノ、ノウリョクヲツカエバ、イロイロナボディーニ、デキルゾ?」



電   「もう、洗濯物とか別々にしないのです!」

ウネビ(仮)「ソンナ、ヒセイサンテキナ、モノナド、シナクテモ、イイノダゾ?」



暁   「私達に叩き込んだ、努力、根性、友情、勝利に、水雷魂なレディー力はどうなるのよ!」

ウネビ(仮)「コチラモ、ダツリョク、タイダ、ニゲミチ、モソロッテイルゾ?」



26  「大変大変大変!ワ級合体個体がこっちに……なんか合体している!」

ウネビ(仮)「キタミタイネ……イッセキナラ、ウゴカセルワ」



那智  「なんだ?!何がおきているのだ?!」

ウネビ(仮)「アナタタチノ、提督ヲ、コチラガワニ、カンユウチュウヨ?」



神通  「……密着状態からの攻撃…では無いみたいですね…」

ウネビ(仮)「カレカラ、キテクレタノダ……ソレニ、人デハ、キズスラ、ツカナイワ」



綾波  「だったら早く離れて下さい!」

ウネビ(仮)「イヤ、ソノマエカラ、ダキツイテ、イタゾ?」



夕張  「あ~…それで提督動けないのね……」

ウネビ(仮)「ソウダ、ソノトオリダ」



大淀  「不潔です!えっちな事は駄目ですよ!」

ウネビ(仮)「…ソウ、イワレテモ、ズット、ムネニカオヲ、ウズメラレテイタ、ノダガ」



まるゆ 「つまり、また分隊長の悪い癖が出たのですね…」

ウネビ(仮)「ソウダ、ダカラ提督ハ、ワレワレガ、モラウゾ?」



時雨  「…提督には失望したよ……そう言えば前からだったね…」

ウネビ(仮)「……イイノカ?深海ニ、ツレテカエッテモ?」



夕立  「よ~~~く考えたら提督さんが別にいなくても大丈夫っぽい!」

ウネビ(仮)「……キサマ、ホントウニ、提督カ?」



「提督だよ(泣)と、言うか…何か色々おかしくない?!なんかまた、このまま自分ごと沈められそうな勢いは?!」(抱きつきパフパフ中)



一同 「「「「「「「「「「「だから、その行動が悪い!!」」」」」」」」」」ナノデス!!



「泳げないんだからしょうがないでしょ!?それに誰もこんな風に、撫で撫でパフパフ、させてくれないでしょう!?」(スリスリパフパフ中)



叢雲  「……ちょっといいかしら?」(首根っこ掴み)


ウネビ(仮)「カマワンガ……」(手放し)


叢雲  「…この馬鹿タレ!!……」(頭のアレ叩きつけ)


「ぎゃぁー!!後頭部にナニかがブッ刺さった(泣)」(チョンマゲ!)


叢雲  「こんなヤツ熨斗着けて、くれてあげるわ!!」(放り投げ)


ウネビ(仮)「……オカエリ?」(受け止め)


「ただいま……じゃないよ!今のやりとりで、自分を取り戻すチャンスだったでしょ(泣)」(チョンマゲフリフリ)


叢雲  「……あまりの駄目さ加減に…怒りの方が勝っていたわ…」


ウネビ(仮)「…トリアエズ、モラッテイクゾ?」


「ちょっと待て!自分の意思は!?深海なんかに行きたくないよ(泣)」(チョンマゲブンブン)


ウネビ(仮)「ココマデ、キラワレテイルノニ、マダ、艦娘タチニ、ツクスノ?」


「……だって…夢と希望の自堕落御気楽極楽わくわく恩給年金生活inヴァルハラ計画が台無しに(泣)」(ママー!!)


ウネビ(仮)「………?ナンダ?ソレハ?」


「……平和な海を取り戻し、皆仲良く穏やかにすごす計画なんだけど…何だろう?何故かどんどん遠ざかる………」(ムネニカオウズメ)


ウネビ(仮)「……ホントウニ、ソンナコトハ、カノウダト?」


「……やらないと何も始まらないからね…少なくとも今はまだ深海棲艦側に往くには……自分の計画には程遠いかな」(ダイシュキホールド)


叢雲  「だからアンタは行動が伴っていないのよ!」


「だって男の本性だからしょうがないの!この魔性の御胸様には逆らえないでしょ!?だから助けて下さい!お願いします(キリッ)」


ウネビ(仮)「ジカンギレダ…モウヒトリノ、ウネビモ、キタナ」






                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






ウネビ(壊)「…ドウヤラ提督ドノハ、コチラガワニ、キテクレルヨウダナ?」


川内  「う~ん…この艦隊の一番弱い所を突かれちゃったか……」


初霜  「て、提督?」


「川内君に初霜君?いや、これは色々あってだね……」(カオウズメ中)


初霜  「……ああ、畝傍さんの魚雷管の角度を直してるんですね」ニッコリ


叢雲  「違うわよ!この馬鹿が自ら飛び込んで行ったのよ!」


初霜  「そうなのですか?…それでは、電探の調整をしているんですね」(ニッコリ)


ウネビ(仮)「ワタシニハ、デンタンモ、ギョライモナイガ?」


那智  「……ひょっとして初霜は…」


明石  「…以外と天然さんなのですが……何かいつもと違うような…」


響   「……姉さん、雷、電、気がついたかい?」


暁   「…流石に気付くわよ…」


電   「なのです…」


雷   「……私も動けるわ…那智さん、お願いがあるのだけど……」

     ゴニョゴニヨ…ヒソヒソ…ナノデス…






                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







初霜  「?……それでは、一体なにを直しているのですか?」


叢雲  「何も直していないわよ!この馬鹿はただ単に自分の欲望に負けているのよ!」


ウネビ(壊)「……トニカク、ブソウカイジョヲ、シテモラオウカ?」


ウネビ(仮)「アナタタチノ、提督サンハ、コチラニイルノダカラ?」


初霜  「そう言えば…そうゆう約束でしたね?……はい、どうぞ」ッポイ


川内  「ちょっ!そんなあっさり!?」



           初霜はあっさりと、連装砲や魚雷等のすべての武器を、ウネビ(壊)の目の前に放る



雷   「!那智さん!今よ!」


那智  「よし!行けぇ!」


暁   「超級レディー電影弾ーー!!」



 謎の技名を叫びながら、暁ちゃんが那智さんに投げられ、探照灯を回転させながら凄い勢いで飛んでくる!……見えないけれど(泣)



ウネビ(壊)「ソンナ、マヤカシムダダ!」



 投げ捨てた初霜君の武装から目を離し、飛んでくるレディー(笑)に対し構える……見えないけれど(泣)



電   「なのです!!」



 ウネビに捕まる直前に暁ちゃんの錨に掴まっていた電ちゃんが、二人の方向変更しながら魚雷を横に払う!……見えないけれど(泣)



ウネビ(壊)「イイ、レンケイダガ、ムダダゾ?」



 両手を広げる感じで、左手で魚雷を掴み、右手でレディー(笑)を捕まえようとする……見えないけれど(泣)



響   「урааааааааа!!!!!」



 最後に、電ちゃんの錨を掴んできた勢いそのままに、両脇の装甲板を前にして響君が体当たりをしてきた!……見えないけれど(泣)



ウネビ(壊)「ムダダト、イッテイル!」



 向かってくる装甲板を足場にして、一瞬宙に浮くウネビ(壊)!


 ……これは見えたのかって?だってさ~、次の攻撃は自分自身だったしな……


「あ゛ぁ゛ー!!ま~た弾変わりなのね(泣)」



雷「ごめんなさい司令官!イカヅチには錨が無いから!」

イカヅチ「ゴメンナサイ、シレイカン!雷ニハ、イカリガナイカラ!」



ウネビ(壊)「グッ!同期ガハズレタノカ?」


 流石に空中ではどうしようもなく、お互い海面に叩きつけられる(泣)


叢雲  「動かないでよ?動くと遠慮無く刺すわよ?」


「溺れちゃう(泣)助けてムラえもん!」


叢雲  「この馬鹿!何処掴んでいるのよ!」


「知らないよ!どうせ何処も掴めないだろ!」


叢雲  「なんですって!?爆雷投射機に括り付けて海の底に沈めてあげるわ?!」


「やめてあげて(泣)打ち出されて、沈められて、爆発しちゃうから!合計三回しんじゃうの(泣)」


ウネビ(壊)「……イマダ!」


叢雲  「待ちなさい!…離しなさいよ!!逃げられちゃうでしょ!?」


足柄  「逃がさないわよ!」


那智  「やめろ足柄!今撃ったら作戦自体が無駄になる!」


ウネビ(壊)「……サクセンダト?…ナルホド…ドウリデ、ホウゲキシテコナイワケダ…」


「あー…えーっと…そうそう今からちょっと南の島にバカンスにね?畝傍さんもどう?似合うと思いますよ?マイクロビキニとか?」


叢雲  「すぐにばれる嘘に自分の妄想を混ぜるな!」


ウネビ(壊)「……トイウコトハ、コノママココデ、ホカノ深海棲艦ヲヨベバ、カナリノ、イヤガラセニナルナ?」



 そう言って立ち上がるが、その目的は果たされなかった



初霜  「駄目です!畝傍さん避けて下さい!」


雷   「ダメよ!あなた達がそんな事しちゃダメなのよ!」

イカヅチ「だめヨ!アナタタチガソンナコトシチャだめナノヨ!」



二人(三人?)が叫ぶと同時に、共食いして奇形し肥大化したワ級が海面下から浮上し、ウネビを飲み込み、そのまま沈んでいく……



「………こんな所で鯨の捕食が見れるとは…」


叢雲  「そんな良いものじゃないでしょ!?」



雷 「司令官!あの子達を助けてあげて!」

イカヅチ「シレイカン!アノ子タチヲ助ケテ上げて!」



「……明石さん、過度な近代化改装を直す方法はありますか?」


明石  「前例が無いからなんとも…私達にはストッパーみたいなのがありますし、尚且つ相手は深海棲艦ですから……」



雷   「アア…どんどん潜ってイッチャウ…」

イカヅチ「ああ、どんどんモグッテいっちゃう……」



「……なんか雷ちゃんの深海棲艦化が進んでない?」


明石  「えっ!?なんで?さっきまで止まっていたのに」






                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







叢雲  「……雷!今すぐイカヅチとの同調をやめなさい!」


雷   「いやよ!今ヤメタラ、あの子達が、またシズンデシマウ」

イカヅチ「イヤヨ!今止めたら、アノ子タチガ、またシズンデシマウ……」



叢雲  「無理よ!その改装はしてはいけないのよ!」


明石  「まさか更なる改装…雷ちゃんの改二化?」


「何それ?自分的にはイカヅチちゃんのが好みだけど……特に胸部装甲とか」


明石  「そんな甘いもんじゃないんですよ!?同じ艦娘の私だってどういう条件で改二なるのか解らないのに!」


川内  「いや……アレは普通の改二じゃないよ?」


叢雲  「私が言っているのはそんなんじゃないわよ!」


「???益々意味が解らないけれど、とにかくイカヅチちゃんとの同期をやめさせればいいんでしょ?」



雷   「司令官は、マタ、イカヅチに、あの子達ヲ、ミステロトイウノ?」

ウネビ 「ソウダ!アノ子タチヲ助ケルニハこっちにキナサイ……」



叢雲  「もう本当にしつこい!雷はこちら側なのよ!あんた達の所には行かせないわよ!」



雷   「…ワタシガ深海にカエレバ助ケレルノ?」

ウネビ 「そうだ、こちら側に改装すれば助けれるぞ?」



「……やっと解った!艦娘の深海棲艦への完全改装化の事か!」


叢雲  「解っていないわよ!完全改装化ではなくて、生まれ変わりなのよ!」


「違うんかい!……えっと…つまりはこっちの世界では、始めから深海棲艦として存在する事になるのかな?」


叢雲  「それに近いけれど違うわよ!……同じ様になった艦娘をよく知っているわ!その末路もね!」



畝傍  「そうか…私以外にもそんな艦娘がいたのか…だが遅かったな?」

雷   「………………」



暁・響・電「雷!」



 雷ちゃんは…いつもの生気に満ちた表情が消え、変わりに生まれ変わった…イカヅチこと畝傍が始めから存在していたかの様に立っている



畝傍  「……なるほど…な……これが艦娘か………思ったほど良くはないな?」


叢雲  「貴様!!」


 今まで見たこと無いほど叢雲が激昂する


畝傍「沈めるのか?艦娘の私を?いや…貴様達に沈められるのか?」


「叢雲!やめてくれ!なんかよく解らないけれど…なんか凄く拙いのは自分でも解るぞ!?」


 ………いくら馬鹿な自分でも解る……





           艦娘は艦娘を沈められない





 ……ただ両方の記憶と知識がある自分には、条件付きだが、いくつか可能になる事もまた解ってしまっている……



畝傍  「まぁやってみるがいいさ…深海棲艦は常に仲間を欲しているからな?」



「やっばりな!そんなくそったれな理由もあるんんかい!」



 艦娘の敵……つまり深海棲艦になれば、当然敵である艦娘は倒せる…つまり自らを深海棲艦にさせる事になる……なんなのそんなの?



 ……自らの存在意義を消すのは自殺と変わらない



 じゃなかったら周りの皆…特に叢雲がとっくにやっているだろうしな……ではもう一つの方法は?



畝傍  「提督殿?命令を出す時は慎重にな?この畝傍の体は雷でもあるのだからな?」



「………駄目なのか(泣)……」



畝傍  「雷撃処分でも砲撃処分でも構わないぞ?私はウネビに戻るが……雷や艦娘を処分させた艦娘まではどうなるか知らないがな」



川内  「提督……申し訳ないけれど”こっち”では処分させた艦娘も……深海棲艦になるよ…」



 川内君の目線の先には…神通君と那珂ちゃんがいる……



「経験済みか(泣)……なんだよ!打つ手がないじゃん!」



畝傍  「なるほどなるほど……つまりはこうやれば我々の勝ちなのだな?」



電   「雷ちゃん!起きてなのです!」

響   「六駆は皆がいて六駆なんだよ?」

暁   「司令官!雷を助けられないの?」

雷   「………………………………」



畝傍  「雷を助けたいのなら、そうだな…こっち側に来れば良い……提督なんて当てにならないぞ?」



 ………確かにその通りですけれど!まだ方法があるはず!考えろ!!



初霜  「まだ方法はありますよ」



 無い頭を、煙が出るくらい高回転中に、初霜君が何も装備していない右手を上げる



畝傍  「……何の真似だ?」



初霜? 「…………が傷ついているのを、見る趣味は無いからな……」



 ん?なんか初霜君の感じが変わった?それとも考えすぎて自分の頭が壊れたのかな?



初霜? 「変な事を考えさせる前に……そうだな……一つの方法を試させて貰うか…皆絶対に手をだすなよ?」



叢雲  「何する気なの?初霜」



初霜? 「黙って見ていてくれ、叢雲」



 なんか男前に前にでる初霜君……絶対いつもの初霜君じゃない!



畝傍  「……だから何の真似だ?」



初霜? 「……この距離なら外さないだろ?さぁ思う存分に私を攻撃しろ!」







                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







畝傍  「……どういう意味だ?」



初霜? 「意味は無いが?……君は元々深海棲艦だろ?だったら艦娘を沈めることに躊躇は無い筈」



 初霜?君は、はだけてしまっている前も隠さずに、どんどん近づいていく



畝傍 「なんだ?身体が勝手に……避ける…だと?」



 一定の距離を保ちつつジリジリと後ろに下がる畝傍



初霜? 「大丈夫だ、さあこい!」



叢雲  「初霜!やめなさい!自分から沈みに行くなんて!」



「初霜(?)君!相手から手を出させても、結局は処分と変わらない!」




 先に攻撃させてからの、反逆罪としての海没処分……しかしそれも無駄なのは川内君の眼が語っている




初霜(?)「黙って見ていてほしいんだが…」



 横目でこっちを見つつ、更に無防備に近づく



初霜(?)「大丈夫だ、問題無い……どうせあんまり効かないし……」



 なぜか少し残念そうに呟く



畝傍  「なら何故来る!……何故この身体は避ける?」



初霜(?)「……右脇腹は空いているぞ?」


 

 そう呟き、再び右腕を上げる



初霜(?)「それとも自慢の錨が無いと駄目なのか?」



畝傍  「なめるな!私は畝傍だ!」



 そう叫び、左の手刀を初霜の右脇腹に突き刺す



(?) 「痛いぞ…だが……悪くない」



 ………肘まで刺さり、それどころか反対側に手まで出ているのに、まったく痛そうなそぶりも見せずに畝傍を捕まえる



(?) 「さて……衝突事故での沈没だと、どうかな?」



畝傍  「!?貴様それが目的か?くっ抜けない!ハナセ!」



(?) 「随分慌てているな…まぁ気持ちは解るがな?」



 ジタバタと暴れられ、胴中に凄まじい痛みがある筈なのに……あれ?ひょっとして悦に入っていない?



(?) 「ところで叢雲……深雪の時はどうだったのだ?」



叢雲  「………なんで…今そんな事を聞くのよ!」



(?)「いや……こうなった艦娘の末路とか言っていたからな……電がこっちに来たのも、ほぼ初霜と同時期だったからな」



叢雲  「……アンタ何者?」



(?)「まぁ同じ事をしても、そもそも此処の雷では無くなるか……朝日みたいに成られても困る」



畝傍  「ソコマデ解ってイルなら、一緒に沈むか?」



(?) 「いや?初霜ならともかく…私にそんな趣味はない……それより大分口調が深海側に戻っているな?」



 暴れる右腕と左肩を掴むその姿は、傍から見ると……まるで情熱的なワルツを踊っている様にしか見えない



(?) 「……正に【艦娘は踊る、されど進まず】だな」



畝傍  「何をネラッテいる?時間ギレか?幾らマッテモ無駄だぞ?」



(?) 「そうかな?お前の慌てぶりを見ていると……もう一つの方法のが有効そうだ」



 えっ!?まだ方法あるの?と言うかもう…情報量が多すぎて頭破裂しますけれど?!元々スカスカですけれど(泣)



畝傍  「ソンナものある訳無い!ヤレルものならヤッテみろ!!」



 えーっと、戦没に、処分に、事故による損失もダメ……ならそれ以外の方法は?……有る訳ねーよ(泣)



(?)  「それもそうだな……」





       (?)君がワルツの終着点に選んだのは……





























暁   「いつの間にここまで?」

電   「なのです…」

響   「初霜?……雷?」

雷   「………………………………………………」






























(?) 「……お膳立ては済ませたよ…姉上」























雷(?)「やっとわらわの出番かえ?」











畝傍  「なん…だと」



 突然動きだした雷?ちゃんによる、右肩の主砲の密着砲撃で、畝傍の背中から胸にかけて大穴が空く



(?) 「ふむ……痛いけど……こんなものか……」ガックリ…



 平然(?)と、畝傍を突き破った弾丸を受け止め、且つ、胴中の腕を引き抜く



雷(?)「当たり前じゃ!そもそも自分の性癖を、妹の身体で試すでない!」ブン!!


 雷(?)ちゃんの錨の突っ込みが(?)君の頭に突き刺さる!


(?) 「うむ、思った通りだ…やはり雷の錨は悪くはない」


雷(?)「付ける薬が無いの~」



畝傍  「………バカな……別個に存在する同じ艦による自沈ダト!?」



(?) 「そうだ…だから同型艦なのか、それとも雷そのものの複製か……試して貰ったぞ?」


雷(?)「そして複製である事がわかったのじゃ……だから雷による、イカヅチのための自沈が可能になったのじゃ……」



「そうか…自沈処分か!……あれ?となると雷ちゃんは?」



(?) 「…イカヅチと雷の…二つの身体を欲しがったために、雷を艤装妖精さんにしたのが失敗だったな」


 ………崩れゆく畝傍だったものを見ながら呟く


雷(?)「そうじゃな、もし【特III型の5番艦】として存在しとったら……打つ手は標的艦としての抹殺位しかなかったからのう」


    雷ちゃんらしからぬ物凄く怖い笑顔で続ける


雷(?)「まぁそうゆう道を選んでくれれば、わらわのできた妹は全力で提督殿を始め、艦娘達を助けるじゃろうし…」


    そして少し憐れみに満ちた眼で


雷(?)「当然お主もじゃよ?畝傍……まぁすべては遅すぎたのじゃがのぅ」



  ……初霜君なら説得するだろうし…深海棲艦になってしまった…補給艦の娘達さえ助けようとした雷ちゃんなら絶対に見捨てないだろう



畝傍  「マダダ…マダ私には深海棲艦の身体が……」


(?) 「悪いけれど無駄だ…さっきワ級達と姉さんが一緒に連れていったよ」


雷(?)「言ったじゃろ?遅すぎじゃと……光も届かぬ水底で反省し、来世に生かすのじゃな」


(?) 「永劫に近い放置プレイか……うむ、悪くない」


雷(?)「悪いに決まっておろうが!この愚妹が!」グサリ!


(?) 「姉上…中々痛いぞ?……次は斜め45度のこの角度からで頼む!」


雷(?)「本当に付ける薬が無いのう……初霜が戻る前に治しておくのじゃぞ?」


(?) 「わかっているよ姉上……だけどその前に」


雷(?)「うむ、雷も帰ってくる前に提督殿達に挨拶しなければな?賢妹もお世話になっておるし」




      ………月明りの中沈む畝傍に背を向け、こちらを見る二人はいろんな意味で怖かった(泣)






                   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







叢雲  「あんた達は一体「いえいえ、こっちの」耳元で急に声を出すな///」ナゲッ!


「溺れる(泣)た、助けて(泣)」バシャバシャ


(?) 「水攻めか……それも悪くない」


「悪いよ(泣)いいから早く助けてください(泣)」ブクブク


叢雲  「…………」ヒョイッ


 黙って"提督殺し"で吊り上げてくれた……


「ありがとう叢雲……また吊らされ提督になっちゃったけれど(泣)」


雷(?)「別にかまわんぞえ?見慣れた風景じゃしの~」


(?) 「確かに…ある意味うら……羨ましいな」チラッ


雷(?)「ツッコまないぞよ?」


(?) 「…………」ガックリ…


「とにかく助かりました、ありがとうございます」


雷(?)「いやいや、お世話になっておる賢妹のためじゃ…当然であろう」


「いえいえ、こちらこそお世話にされっぱなしです(泣)……初霜君を妹と呼ぶあなたは初春さんですね?」


雷(初春) 「そうじゃ、わらわは初春じゃ、こっちは愚妹の」


初霜(若葉)「若葉だ…」


「……ですか…ところで雷ちゃんは艤装妖精さんにされてしまったそうですが……無事なんですよね?」


明石  「そうでした!そんな事されて大丈夫なんですか?」


夕張  「私も!そこんところが気になります!」


雷(初春)「うむ…とりあえずは大丈夫じゃ……畝傍の奴、雷を艤装妖精さんと同調させて、その上で艦内の窯を消しおったからの~」


明石  「艤装妖精さんに封印して、更に艦娘そのものの活動すら停止させたのか…」


 人間で言う所の仮死状態にした後で魂の交換をしたという感じなのか……


雷(初春)「その通りじゃ、今入れなおしているが……昔もここも少し時間がかかるからの~」


夕張「う~…その辺りは自分で自分を解剖検査とかできないからなー…」


初霜(若葉)「艦娘ならできない事もないが…死ぬほど痛いぞ?……だが、それも」


「二人とも怖い発想はやめて(泣)……初春さんはどうやって雷ちゃんに?」


雷(初春)「わらわは昔…雷とは少し縁があっての~……雷の主砲の一つは元々わらわのじゃ」


明石  「……と言う事は、兵装妖精さんから、雷ちゃんの身体に?」


夕張「艤装と兵装は別系統……今まで妖精さんの意思疎通の誤差だったと思っていたのは、そうゆう理由が……」


初霜(若葉)「だから詳しく調べるためにもな?自己解体検査を私にだな」


「二人とも話がずれるからやめて(泣)……だったらすぐに出来なかったのですか?」


雷(初春)「難しかったのぅ~…なにせ条件が艦娘の史実に絡むから…わらわ達は畝傍とは、こっちともあちらとも接点が無いゆえに……」


初霜(若葉)「だから私が確認した……雷と衝突事故を起こしたのは私だからな……良い思い出だ」


「ニムちゃんと同じか……始めは深海棲艦としてこちらに来ていたと……」


26 「なになになに!私、深海棲艦だったの?」


夕立 「そうだよ?夕立がぽいぽい君で捕まえたっぽい!」ッポイ!


叢雲 「……ついでに姉の深雪もそうだったわ…まぁ雷みたいに、両方揃ってではなかったけれど」


雷(初春)「そこが問題じゃったのじゃ…中には同艦でも艦種とかが変わるからの~…まぁそんな例はあまりないが…」


時雨 「…………山城のあの姿は夢じゃなかったのかな?」


「触れちゃいけない違う歴史まで触れないで(泣)」


那智 「ならば、あのワ級達はどうなんだ?深海棲艦の畝傍を飲み込む前までは…畝傍と同調していた筈だが?」


初霜(若葉)「あの少し前から、ワ級達を手伝っていたのは……子日姉さんだ」


「……子日さんまで居たんですか……どんなイカサマを使ったんですか?」


雷(初春)「風が吹けば桶屋は儲かるじゃろ?雷とわらわの縁から…雷と守れなかった輸送船の縁を、わらわの姉妹の縁で無理やりな?」


初霜(若葉)「因みに姉さんは、応急修理要員の妖精さんに紛れ込んで行ったから……これを用意したのは明石かな?」


明石  「いいえ……多分朝日師匠ですね…兵装や艤装をそんな風に弄れるのは…」


「自分が乗る三畳式移動鎮守府には自爆(ロマン)装置を付けるくせに(泣)」


響  「雷が心配していたワ級達はそのまま海の底なのかい?」


電  「できれば助けてあげたいのです!」


暁  「妹の心配事は姉の一大事!なんとかなりませんか?初春さん!」


雷(初春)「そこは大丈夫じゃ……もっとも雷と近代化改修の形で戻ってくるがな」


夕張 「なるほど……同調できるくらいだからその辺りの問題も無さげね」


雷(初春)「そもそも子日をワ級に送れたのはそなた達のおかげじゃ……あれで畝傍の気が逸れなければ、その後の今も無い」


初霜(若葉)「あの四連撃……一度食らってみたいものだ」


足柄  「そういえばどこかの戦艦も、確か三連撃までだったような……」


「いけない……さぼっている間に実装されちゃった話をしてはいけない(泣)」


初霜(若葉)「……姉上、残念ながら初霜の傷も治ってしまいました」


雷(初春)「妹を直して残念がるでない……そろそろ子日の奴も帰ってくる筈じゃ…雷の近代化改修が始まっているからのぅ」


「……胸部装甲…じゃなかった、見た目は変わっていませんが?」


川内  「変わるのは改二から……もっとも色々条件があるけれどね」


那珂  「那珂ちゃんのは、ステージ衣装だけどね~」


綾波  「改二なってすら、動かないアイドルとしての精神……みならわないと」メモメモ


初霜(若葉)「姉上そろそろ……」


雷(初春)「そうじゃな……提督殿、頼みがあるのじゃが?」


「なんですか?此処に着任してくれるのですか?そのために、今ここで建造ですか?後は任せてゆうゆう自適なD計画生活が

 出来るんですね!」


叢雲  「一方的な脳内妄想をおしつけようとするな!」


「はい(泣)……で、なんでしょうか?今作戦中なのですが、できるだけの事はしますよ……着任してもらいたいのは本当なんですが…」


雷(初春)「……ありがたいことじゃが…それはできないのぅ……」


「……お願いと関係しているのですか?」


雷(初春)「そうじゃ…わらわ達の賢妹……初霜にはこの事を話さないでいてほしいのじゃ」


「えっ?確かにクールMな姉や、自傷行為愛好家の姉や、被虐性欲推進艦娘な姉を、隠したい気持ちはよーーーーーく解りますが…」


初霜(若葉)「いいぞ!もっとだ!まだまだ足りないぞ!!」


「えぇっ…(ドン引き)……とにかく!初霜君はお姉さん達に会いたがっている筈ですよ?」


雷(初春)「まだその時では無いのじゃ……提督殿も含めてな…」


 ………そういって雷(初春)さんは皆を順番に見て、最後に叢雲に


「特に頼むぞよ?叢雲殿……アノ戦の鍵はまだ、揃ってはおらぬからな?」


叢雲  「な、なによ?アノ戦?鍵?意味が解んないわよ!」


雷(初春)「………時間切れじゃ……とにかく頼み申したぞ……」


暁・響・電「「「雷!」」」


 倒れこむ雷ちゃんに、すぐに暁ちゃん達がかけよる


初霜(若葉)「大丈夫だ…窯の圧が上がっているから…雷はすぐに意識を取り戻す」


雷   「…司令官…皆……ごめんなさい……」






                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







明石君と夕張君が慌てて雷ちゃんの所に行く


「雷ちゃん大丈夫かな?」


明石  「……先ほどの初春さんの言うとおりならば……大丈夫ですね」


夕張  「艤装妖精さんや、兵装妖精さんたちもいつもの妖精さんですね」


「そうか、それは良かった……」


雷   「大丈夫です……意識は、はっきりしてたし…子日さんからも全部……それよりも皆、雷の我が儘で…ごめんなさい……」


「そこは、ごめんなさいじゃなくて、ありがとうかな?…じゃなかったら自分は何回叢雲に沈められていたか(泣)」


叢雲  「たまにはまともな事を言うわね…そうね、次はないわよ?」


雷   「えっ!?でも!雷の行動で皆を危険に……それに作戦だって…」


電   「そんな事言ったら、電だって最初から一緒にいて、何もできなかったなのです!」


暁   「そうよ!雷の行いは、暁達第六駆の行いよ!」


響   「そうだね……私達は四人で一つだからね」


明石  「だったら始めの雷ちゃんの状態を見抜けなかった私にも」


那智  「……と言うことは、前線指揮旗艦として、勝手に暁達を配置換えした私にも責任があるな」


神通  「いいえ、あの場面で逸る私達を止め、適切な処置をしていました…責任は私達にも」


那珂  「あ~、そう考えると~那珂ちゃんもそうだね~」


夕立  「夕立もウズウズしていたから同じっぽい!」


綾波  「そうですね……確かにあの時はそうでしたね」


時雨  「僕もそうかな?…うんそうだったね」


まるゆ 「まるゆだって居ないといけなかったのに…」


あきつ丸「そうでありますな……此処に暁殿達を連れてきた、あきつ丸にも責任はあるのであります!」


川内  「……そこまで行くと、持ち場を勝手に離れて、畝傍を見つけちゃった私と初霜ちゃんにも責任はあるね」


26  「え~っと…そうだ!私なんかワ級達見逃しちゃったし!」


足柄  「あれは仕方ないわよ…突然湧いて出てきたんだから…私の方が雷に近くに居て、すぐ気付いたらこんな事になる前にね…」


大淀  「いえいえ、そもそも艦隊運用、統制管理責任艦は私なので、私にも責任が」


叢雲  「この艦隊の旗艦は私なのよ?よってすべての責任はこの馬鹿が取るのよ?」


「ちょっとまって!最初に自分良い事言ったよね?なんで悪者になっちゃう流れなのかな(泣)」


初霜(若葉)「そこで、良い事を言えないのが流石だな……折角の高感度の上げ時を見逃すとは……」


叢雲  「気付くような奴だったら、雷だってあんな行動は出来ないでしょ?」


初霜(若葉)「そうだな…甘すぎる考えだが…それも悪くない……それに」



 ………そう呟いて、畝傍だった残骸から、特III型の特徴の一つの装甲板を拾ってくる



初霜(若葉)「雷…確かに君の行動は、間違っていたかもしれないが、ある意味合っていた」


雷   「どういう事?」


初霜(若葉)「いずれ解る……少なくとも君は自分の妹と、未来のこの艦隊を救えるのだからな」



 ………そう言って、拾ってきた装甲板を渡す



初霜(若葉)「それは、特III型の5番艦……になるはずだった艦娘の物だ……特III型の皆で大事にするんだぞ?」


「今も昔も存在しない艦娘の?」


叢雲  「……さっき初春が言っていた鍵ってまさか」


初霜(若葉)「そうだな……もっとも叢雲も覚えている筈だが?」


叢雲  「覚えている?私が?知らないわよそんなの!」


初霜(若葉)「……そろそろ初霜が起きてしまうな……」


叢雲  「待ちなさい!人にもやもやさせといて帰らないでよ!」


初霜  「……あれ?ここは?」


「……おかえり、初霜君」


   ………若葉君の雰囲気が消え、いつもの掴み所がもふもふしている雰囲気に戻っている……


初霜  「はい、ただいまです提督……あっ!そう言えば畝傍さんは?」


叢雲  「あいつは「えーっと…そうそう、お話したら結構良い娘で、今度ワ級君達と南の島のバカンスに行く約束をね?」なんなのよ!」



小声《約束したでしょ?初霜君には話さないって》

叢雲《そうだけど!そんな下手な誤魔化しで良いわけないでしょ!》



初霜  「?」


雷   「えーっとね…司令官が説得してくれたのは本当なのよ?」


電   「なのです!」


暁   「そうよ!れでぃーはうそつかないわよ!」


響   「そうだよね?皆」


一同  「「「「「「「「「「「「「「そうそう!まさかのマイクロビキニで説得していたよ」」」」」」」」」」」」」」」ナノデス!


初霜  「そうなんですね、良かったです」ニッコリ


一同  ((((((((((((((信じちゃったよ!))))))))))))))))ナノデス!


「これも普段の自分の仁徳のなせる業か…」ウンウン


叢雲  「初霜が素直すぎるだけで、むしろアンタは反面提督なのよ」


初霜  「……そういえば、間宮さんは?ドラム缶も見えませんし?」


「あっ!そう言えば、もし何かあった時は戦線離脱をお願いしていたんだった(泣)」


叢雲  「それを早く言いなさいよ!みんな早く戻るわよ!」ナノデス!


「もう(泣)作戦初日から散々だよ(泣)」















































初霜  「…………霓さんの装甲板、大事にしてあげて下さいね」ニッコリ




後書き

黒い歴史がまた1ページ……

真っ黒なのにもう一つ………霓は(にじ)と読みます……一応念のために……


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-: - 2018-10-07 06:40:30 ID: -

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