2017-08-09 00:17:08 更新

概要

春雨に朝起してもらえるような生活をめざすSSです!
嘘じゃないです!     


前書き

ども!初めましての方は初めまして、たくちゃんです!
またも進歩なくクソ文才ですが、何卒・・!!





夕立「遠征隊、帰還したっぽい!」




提督「お、お疲れ様だな、みんな」




夕立「無事遠征成功っぽい!」




提督「よしよし、みんなありがとうな、休んでいいぞ」




白露「提督~、私疲れたから間宮アイス食べたいなぁー?」ウワメヅカイ




提督「はは、もうその手は食わんぞ、一度お前らに餌付けをすると大変なことになるのはわかったからな」




白露「ちぇー、提督のケチ……」




提督「ほれ、これで普通のアイスでも買ってこい」チャリン




白露「本当!?やったぁ!」




夕立「あー!!白露だけずるいっぽい!提督さん、こういうの差別っていうっぽいー!」




提督「焦るな焦るな、ほら、みんなにもやるから」




夕立「っぽい!」




村雨「あらありがとう     ん~…私何買おうかしら」




提督「そう高価なものは買えないだろ、150円程度じゃ」ハハ




夕立「でもこういうやりくり感がたまらないっぽい」




提督「そうか     ほれ、時雨も春雨も遠慮せずに」




時雨「毎度悪いよ、そんな」




春雨「そうですよ、私たちにもお給料は出てるのに……」




提督「ははは!遠慮すんな、俺は給料あるのに使う時間がないんだ」




提督「ほら、お金もキチンと使われたほうが嬉しいだろ!」




提督「だからなんか適当になんか軽いもん買うでも貯金して大きい買い物するでも好きにしろ!」




時雨「……そんなに言うなら、もらうことにするよ、ありがとう提督」




春雨「はっはい、ありがとうございます、司令官」




時雨「ほら白露姉さんも夕立も提督にありがとう言って」




白露「ありがとね!提督!」




夕立「提督さん、ありがとう!大切に使うからね!」




提督「ったくどうせお菓子かアイスに消えるだろうに」ハハハ




夕立「ぐっ、何でわかるっぽい……!?」




村雨「それほど夕立が分かりやすい子だってことよ♪」フフフ




夕立「ちょ、村雨ー!それどういう意味ーー!!   あ、逃げんなっぽい!」ダダダダ




白露「お、追いかけっこかな、白露が一番、負けないんだから!」タッタッタッタ




時雨「やれやれ…じゃあ提督、僕たちも行ってくるよ」




提督「おう、仲良くな~」フリフリ












夕立「ぷはぁ!!!  走った後のジュースはおいしいっぽい!!」




村雨「相変わらず夕立ははやいわねぇ~…」ゼェゼェ




白露「夕立はともかくとして村雨は遅くなーい?」モグモグ




時雨「まったく、君たちは元気すぎさ」パクパク




白露「前に会った長門さんも言ってたよ、駆逐は元気が一番って!」




夕立「あははー白露はすぐ『一番』に反応しちゃうっぽい!」




白露「なにをーー!……って春雨、またなんも買ってないの?」




春雨「えっ!?あっ、はい、お金を貯めて買いたいものがあって・・・」




時雨「春雨、お給料もあるだろうに……車でも買うのかい?」フフフ




白露「お、いいね車!買ったらのせてー!」




村雨「まぁ免許がないけれどね」




春雨「そんなに高価なものでもないけれど…でも貯金してでも買いたいものがあるんです」




時雨「そうかい、まぁ春雨の好きなように使ってもだれも文句は言わないからね」




春雨「はい!」





春雨「ふふ……もう少し、です」














××鎮守府、ここは決して大きい鎮守府ではない




所属している艦艇も軽巡クラスが精々であった




しかし、いやそれゆえに艦娘たちと提督との結び付けは強固なものである




もちろん、この艦娘、春雨も例外ではなかった








提督「あれぇ…おっかしいなぁ、ここに置いておいたはずなんだが……」




時雨「戻ったよ…どうしたんだい?」




提督「おかえり時雨、いやな?ここに置いておいたはずの俺のハンカチがどっかいったんだよ」




時雨「……最近多いね、若年性認知症かい?」クスクス




提督「失礼な!いやでもここに置いたはずなんだよ……」




時雨「そういうときの提督の探してるものって、大体提督の行った場所に落ちてるよね」




提督「ぐっ、まぁいつもはそうなんだが…今日は確かにおいたんだ……」ブツブツ





コンコン




提督「あ、どうぞー」




春雨「司令官、これ…」




提督「あー!俺のハンカチじゃん!どこにあったんだ!?」




春雨「は、はい、さっき遠征の報告をした補給所に……」




時雨「…………やっぱり提督が置き忘れたんじゃないか」




提督「そういうことになるよなぁ…ん~……」




提督「というか春雨はどうして補給所に行ったんだ?」




春雨「はぇ!?  え、えぇっと…そうでした!私も忘れ物をしちゃったのを思い出しまして…」




提督「それでついでにってわけか、ありがとうなー!春雨ー!」ナデナデ




春雨「あっ、ふふふ、司令官、くすぐったいですよ~」





春雨「…では!私は失礼しますね♪」




提督「おう、ありがとうな!」



ガチャ・・・バタン




時雨「…………」
















春雨「ふふっ、司令官のハンカチ♪」











提督「うぅん…」




時雨「どうしたんだい?珍しくそんな神妙な面持ちで」




提督「一応軍人として心配になるわ、こんなに物忘れがひどいと…」




提督「もしも大切な機密が漏れたら…なんて思うとな」




時雨「そのことなんだけどね……」




提督「ん?なんだなんだ?」




時雨「実は………」











夜・・・・





ガチャ・・・





???「あれ…?ここにあったはずなのに……」




???「どこでしょう……?ここ…でもない」




???「あ、あったぁ!ありました!」




時雨「そこまでだよ!!」




???「!?」




時雨「やっぱり君だったんだね…」




時雨「春雨…!」




提督「春雨…」




春雨「ち、違うんです司令官!これは……!これは………」




時雨「これは…何だい?」




提督「…春雨、俺は別に怒ったりはしない……」




提督「だが…もうやめてくれないか?」




春雨「!!」




提督「このことは誰にも言わないし言うつもりもない…」




時雨「ああ、関係を壊したくないからね」




提督「そして…悪いがもうあまり俺に近づかないでくれないか……?」




春雨「!?  て、提督!そんな…」




提督「俺は昔から自分のものを取られたりするのが大嫌いなんだ…だから……」




提督「これからは…頼む」




提督「それとこれは返してもらうからな」ヒョイ




提督「それじゃあ…時雨ありがとう、もういいぞ」




時雨「ああ、おやすみ提督……ほら春雨、行くよ」




春雨「はい…………失礼します」




ガチャ・・・バタン






春雨の部屋・・・・





春雨「うっ、うう…じれいかんに……ぎらわれちゃった…」




春雨「う、うぐ…いやです、司令官……一緒にいたいでず………」




春雨「しれい……かん………………………」




春雨「…………………………………………………」






春雨「そっかぁ……そういうことだったんですね、司令官❤」














半月ほど後・・・・




提督(あれから半月程が経った……)




提督(やはりあの事があったからなのか、最近は春雨も元気がないように思える)




提督「なぁ時雨……」




時雨「何だい、提督」




提督「春雨に謝った方がいいかな?」




時雨「……たしかに少し元気がないというか、僕たちとも距離を置いているような気がするんだ」




提督「やっぱりか…俺も少しは言い過ぎたもんな、謝るほうがいいよな、うん」




時雨「謝った後にお小遣いでもあげればいいよ、春雨、今欲しいものがあるみたいだから」




時雨「すぐに立ち直るさ」フフ




提督「じゃあ欲しいもの直接あげた方がいいんじゃないか?」




時雨「ランボルギーニが欲しいです! とか言われても知らないよ?」クスクス




提督「あ…そ、それはさすがに無理だな」




提督「でも現金ってのもなんか嫌だしな、まぁできるだけ希望にそうようにするか」




時雨「ふふ、じゃあ思い立ったが吉日だよ、提督」




時雨「今日は残りの執務も少ないから、僕がやっておいてあげるからさ」




提督「お!いいのか!?」




時雨「うん、全然かまわないさ    さぁ早く行っておいで」




提督「おう、じゃあお言葉に甘えて……行ってくるよ」




時雨「うん、行ってらっしゃい」















春雨の部屋・・・




提督「春雨ーいるかー?」コンコン





提督「………あれ?  おーい春雨ー?」





提督「まさか!?何かあったんじゃ………!?」





提督「おい!春雨!いるか!?   …………悪いが入らせてもらうぞ!」マスターキーガチャ





提督「…春雨?   はぁ、なんだいないのか……」




提督「ん?なんだこれ…?  ああ、アルバムか…これは春雨が着任したときの写真、こっちは初のMVP……」




提督「はは、これなんか懐かしいな、みんなで一緒に正面の海で遊んだ時の写真か」




提督「あれ、このページやたらと厚いな…写真を何枚も入れているのか?」




提督「ちょっとだけ、ちょっとだけ……」






提督「…!? な、なんだこれ!?」




春雨「司令官?」




提督「!?  お、おう春雨……」カクシ




春雨「いったいどうしたんですか?」




提督「い、いや、少し確認したいことがあってな、マスターキーで入らせてもらったよ」




提督「じゃ、じゃあ用件は済んだから俺はこれで……」ガシッ




春雨「……後ろに隠していたのは…どうしたんですか?」ハイライトオフ




提督(ばれてる!? ……いや大丈夫なはずだ、とっさに隠したし)




提督「後ろに隠してた…?な、何のことだ春雨」




提督「そ、そうだそうだ春雨、お前に誤りに来たんだよ」




春雨「私に?」




提督「ああ、この間少し言い過ぎたかと思ってな、お詫びに欲しいものがあれば、と思ってな」




春雨「欲しい物なら何でもいいんですか?    




提督「まぁあんまり高価なものは勘弁な」ハハ




春雨「やったぁ!」パァ




提督(何とか切り抜けたか…?)




春雨「ぅ~ん…じゃあ私は………」




提督「お、なんだ?何が欲しい?」









春雨「司令官………………あなたが欲しいです❤」





提督「…は?」キョトン




春雨「そのアルバムの隠していた写真、見ちゃったんですよね…?」




春雨「司令官、あなたを隠し撮りした写真、見ちゃったんですよね…?」




春雨「ならわかってくれますよね?私が司令官のことを本当に大切に思っていること」




春雨「大切だから…大切だから私のものにしたいんです」




提督「…………春雨、すまない」




春雨「うふふ、司令官ったらまた私に冷たい態度をとって……」




春雨「この間私にひどいこと言ったのも、照れ隠しなんですよね、私わかりますよ」




提督「春雨」




春雨「いいんですよ?素直になっても  私は司令官のこと大好きですから、告白でも何でも受け入れますよ?」




提督「春雨!!」




春雨「どうしたんですか? 急に大声なんて…ああ!どうぞ、春雨の心の準備はバッチr「正直気持ちが悪い」




春雨「は……?」




提督「普通に考えれば当たり前だろ?自分のもの盗まれて、隠し撮りなんて……」




提督「部屋に勝手に入ったのは悪かった…がそれとこれとは話が別だ」




春雨「どうしてそんなひどいことを言うんですか!?」




提督「!?」ビクッ




春雨「何で何で何で何で! 司令官は私のことが好きなんです!だって私をこんなに大切にしてくれる!」




春雨「司令官、嘘、ですよね?ふふ、今すぐに嘘だといえば許してあげますよ、だって」




春雨「司令官は私の大切な、とーっても大切な 夫 ですから!」




提督「………………何を言っているんだ?春雨?  だって俺は、俺がケッコンしたのは……」





提督「時雨だぞ……!?」




春雨「………………………………」




春雨「私はあなたの妻、春雨ですよ?  冗談にしては悪質すぎますよ…?」




提督「く、来るな!」




春雨「もう…………私そろそろ怒っちゃいそうです…」




春雨「お仕置き…ですよ………?司令官………」ユラァ・・・




提督(逃げなきゃ…時雨でも誰のもとでもいから、逃げなきゃ……!)




提督「だ、誰かたすkむぐぅ!」




春雨「少し静かにしていてください、司令官……予定は少し早まっちゃうけど……」




提督「んーーーー!んーーー!!」




春雨「ふふ…すぐに終わりますよ、だから………ちょっとだけ眠っていてください、私の……」




春雨「私の愛しい………し・れ・い・か・ん❤」





直後、提督の後頭部に、何か硬いものがぶつかった感覚があった・・・・・



  そして提督は意識を失った・・・・・・


















そして・・・・




時雨「提督、遅いなぁ……」




彼女はひとり、主人が帰ってくるのをいつまでも、いつまでも待っていた・・・・・・・





















とある山奥にあるコテージ・・・




提督「……………っ!」




春雨「あ、やーっと起きてくれました!」




春雨「私心配したんですよ?少し強く殴りすぎたかなって…」




提督(体が重い…殴られただけじゃなく何か盛られたのか…?)




提督「……ここはどこだ」




春雨「ここですか?ここはとあるお方の別荘です」




提督「誰だ?誰がお前に協力してこの家を貸したんだ?」




春雨「さぁ?」




提督「……さぁ?とはどういうことだ…!?」




春雨「ごめんなさい、司令官と愛をはぐくむにはいい家だな、と思ったので…」




春雨「サクッとやってその辺に埋めてしまいました❤」




提督「!?  ……お前なんてことをしやがったんだ!!!」




春雨「どうしてですか?私は司令官のために頑張ったんですよ?ねぇ、ねぇ!」




提督「狂ってる…お前はおかしい……」




春雨「ひどいですね、司令官は… だけどお仕置きする時間はたくさんありますから」




春雨「ゆっくり…ゆーっくりと愛してあげますね❤」




提督(クソッ!  時雨、夕立…誰でもいい、誰か助けてくれ…!)




春雨「では…司令官、少し失礼しますね?」




提督「!!  やめろ春雨!なんだそれは!」




春雨「え? …何って手錠と目隠しですよ  司令官のことは信じてますが、念のため、です」シュルシュル




提督(クソッ、体が思うように動かない…!)




春雨「ここをこうして……よし♪」ガチャン




提督(何も見えないか、安物の布ならあるいは…と期待したが……)




春雨「うふふ、何も見えないでしょう?専用のものですから」




春雨「でも安心してください、司令官」




春雨「私がずーっと、一緒にいてお世話してあげますよ♪」




春雨「さぁ、お腹も減ったでしょう、まずはご飯にしましょうね」




提督(さっきから妙にいい匂いがすると思ったが…そういうことか」




春雨「よい…しょっと   はい! 春雨特製、おかゆです」




春雨「司令官は少し気だるいでしょうから…食べやすいおかゆにしてみました」




提督(やはり食べない方がいいか? 何が入っているかわからんし…)




提督(だが何かあったときに備えて食べておくか…? 春雨の発言から考えると俺が死ぬような毒は入っていないように感じる…)




春雨「司令官ー?」




提督(何か入っていたとしても…精々今のような気だるさが起こるくらいのものだろう…)




春雨「司令官!」バン!




提督「!?」ビクッ




春雨「あはっ、やっと気付いたくれました…ほら、目隠しがあると食べにくいでしょう?だから…」




提督「あ、ああ、目隠しをとってくれr「違います、あーん、してください?」




提督「あーん?」




春雨「はい、お口あーん、してください」




春雨「言ったでしょう?あなたの身の回りのお世話、ぜーんぶやるって」




提督「…全部って食事もか?」




春雨「当たり前ですよ? …食事だけじゃありません、起床、洗面、排泄、入浴、就寝………ぜーんぶ私と一緒です❤」




提督「………………」




春雨「ほら、冷めちゃいますよ? 司令官?あーん」




提督は心の底から絶望しながらも・・・





提督「……」アーン、パクッ





春雨の指示に従うしかなかったのだった・・・





春雨「うふふ、えらいですよ、司令官♪」ナデナデ
















一か月後・・・




春雨「今日は雨がすごいですね…お買い物いけませんね、これでは……」




春雨「そういえば司令官」




提督「なんだ春雨」




春雨「今日でちょうど一か月なんですよ、私と司令官との同棲生活を始めて」




提督「そうか…もうそんなに経ったのか……」




春雨「そうですよね、時間の感覚無くなっちゃいますよね、ずっとこのコテージにいるんですから」




提督「そうか、俺と違って春雨は街の方まで買い物に行ってくれてるもんな」




春雨「はい! でも司令官のためですから!」




提督「ふふ、春雨は優しいな…」




春雨「あ、そろそろお昼にしましょうか…作ってきますね♪」




提督「ああ、いつもありがとう」









春雨「ふふ…うふふふ………」




春雨(私はあの日からずっと司令官に寄り添いました)




春雨(徹底的に教えてあげました…『私と一緒にいること』の心地よさを……)




春雨(洗脳…? うふふ、似たようなこともしましたね、ですがそれもこれも司令官のため…)




春雨(そして司令官はわかってくれた! 時雨姉さんよりも、誰よりも私の方が大切だってことを!)




春雨(そう、司令官は騙されていたの…でももう違う、私がいる、私しかいない…!)




春雨「うふふ、あははは!」




提督「春雨~? どうしたんだ?突然笑い出してー」




春雨「いえ、ただの思い出し笑いですから心配しなくても大丈夫ですよ」




春雨「あ、もうすぐにお食事お持ちしますからね」




提督「おう、テーブルの準備はできているぞ」




春雨「よ…っと……はいどうぞ、春雨特製のカレーですよ」




提督「ああ、いただきます   …じゃあ春雨、いつも通り頼む」




春雨「はい!  じゃああーんしていてくださいね」パクッ




春雨「んっ、ん…ぷはっ……はむ、ん…」




春雨「ぷはっ……うふふ、どうですか、私の口移しカレーのお味は?」




提督「ああ、いつも通りおいしいよ、春雨」




春雨「私の唾液…まずくなかったですか?」




提督「何を言っているんだ?そんなわけないじゃないか」




春雨「ふふ、よかった♪」




提督「春雨が一緒に居てくれて本当に助かるよ」




春雨「うふふ、私も司令官と一緒に入れて幸せですよ❤」




提督「さぁ冷めちゃいけない、春雨、また頼む」




春雨「はい!   では、行きますね……」















夜・・・




春雨「もう時間も遅いです、そろそろ寝ましょうか」




提督「ああ……思えば一か月前はここに鎖でつながれてたのか…」




提督「我ながらバカだったな、あの時は  全部春雨の言う通りにして春雨を好きになっていれば」




提督「もっと早くに気付いていれば……」




春雨「いいえ司令官、それは違いますよ❤」




春雨「今こうして一緒に過ごして、一緒に生きている、二人っきりでいること」




春雨「私を選んでくれたこと…それだけで私は嬉しいし幸せですよ♪」




提督「春雨…」




春雨「だから今は一緒にお休みしましょう、明日もまた二人っきりで、一緒の時間を過ごすために…」




提督「ああ…そう…だな……おやすみ、はる……さめ……………」




春雨「はい、おやすみなさい、あなた❤」


















  チュンチュン・・・




春雨「うふふ、かわいい寝顔…」




春雨「もう、一生離しませんよ」ギュー




提督「う、ぅうん…春雨…?」




春雨「あっ! ごめんなさい、起こしちゃいましたか」




春雨「このままあなたの寝顔を見ていたかったですけど…仕方ないですね♪」









春雨「おはようございます、司令官(あ・な・た)❤」


























時雨「あれから一か月か…」




時雨(あの日、提督は春雨の部屋に行ったっきり帰ってこなかった)




時雨(心配になっていろいろなところを探したけど、提督はどこにもいなかった)




時雨(こんな小さい鎮守府でも機能させないといけないからすぐにほかの提督が派遣された…)




時雨(新しい提督はいい人だ、静かな人だけどみんなにやさしいし無理な出撃もしない…)




時雨(夕立たちの評価も上々だ…………けれど……)




時雨「提督……僕はもう限界だよ…!」




時雨「何がいけなかったんだい!?  僕が…何か悪いことをしてしまったのかい!?」




時雨は叫ぶ、大雨の夜空に向かって・・・




それでも、その慟哭は・・・・・・・・・雨音にかき消されて届かない・・・




時雨「うっ…っう………止まない雨も…あるのか……」




否、届いたとしても、二度と彼女の想い人はその思いに答えることは、ないのだろう・・・・・・






















ガチャ




春雨「司令官ー…ってあら?」




モヌカノカラ




春雨「もう…今更になって照れちゃって…」




春雨「今日こそ体を重ねましょうと…約束したのに」




春雨「見つけてあげますよ、絶対に……」ハイライトオフ












提督(もう限界だ…  もとより春雨からは隙をみて逃げ出そうと思っていたが…)




提督(春雨と性交渉なんて…とてもじゃないができない…)




提督(そもそもアイツにいい顔をしていたのは逃げ出すため…)




提督(計画は早まってしまったが…なんとかアイツのもとから逃げ出すことができた…)




提督(この機を逃す手はない…!  軍部でも鎮守府でもどこでもいい…はやく逃げ込まなければ)




タッタッタッタ







提督「はぁはぁ……」




提督(だいぶ歩いたが…やはり鎮守府からは本当に離れているらしいな…)




提督(ここから最も近い軍関係施設を探すしかなさそうだ…)




提督(誰かに案内所の場所を聞こう)




???「あのっ!」




提督「!?」ビクッ




春雨「あの…何かお困りでしょうか?」




提督「ひっ…!」ササッ




春雨「ど、どうされたんですか!?」




提督(何故だ…? なぜこんなにも春雨が早く…  GPSの類は確認済み…ならどうして…)




青年「こら、春雨、こちらの方がびっくりしていらっしゃるだろう」




春雨「あ…司令官、ごめんなさい」




青年「うちの春雨が突然びっくりさせてしまい、失礼しました」スッ




提督「い、いえ、こちらこそ…」




提督(そうか、別の鎮守府の春雨だったのか…)




提督(いや、そうなると好都合だ…)




青年「どうされましたか…? 見たところ服もボロボロ… 何かありましたかな?」




青年「私は提督をやっているものでして…多少の厄介ごとならうちで引き受けましょう」




提督「ああ、すみません…すこし事情が複雑でして…」




提督「厚かましいのですが…少しあなたの鎮守府でお話しできないでしょうか…」




青年「…すみません、軍規に触れかねないので…」




春雨(別)「いえ、この人が怪しい人には見えません…どうか私からもお願いします」




青年「…その根拠は…?」




春雨(別)「『目』です、この人の目を見て私は怪しい人には見えませんでした」




青年「……フフッ」




春雨(別)「わ、私、何かおかしいことを言ってしまったでしょうか!?」




青年「いえ、私があなたを見つけた時も、『目』がきれいな人だから、といってついてきてくれたのを思い出してしまって」




青年「私は春雨、あなたの『眼』を信じましょう」




春雨(別)「!   ありがとうございます!」パァァ




提督(ああ… こんな信頼関係が築けていたら……俺は………)




提督(俺たちはああはならなかったのかもしれないな……)




青年「あ、失礼しました、ではついてきてください、私の鎮守府にご案内いたします」




提督「…助かります」















青年「では事情とやらをお聞きしましょうか」




提督「ええ……」




ーーーTalking nowーーー



青年「………それはなんとも…」




青年「春雨!」




春雨(別)「は、はいっ!」




青年「ここ最近の提督の失踪事件を探してきてくれ、至急頼む!」




春雨(別)「はいっ  すぐに!」タタッ






春雨(別)「どうぞ」スッ




青年「ありがとう、助かるよ」




青年「……確かにこの情報を見ると…似ているような…」




青年「とはいえ確認をさせていただきますね」




提督「はい」




青年「階級は?」




提督「中佐です」




青年「艦の保有数は?」




提督「23です」




ーーーーーーーーーーーーーー





青年「では最後の質問です」




青年「あなたが愛し、ケッコンしたのは誰ですか?」




提督「それは…」




ーーーーーーーー



時雨『大丈夫かい?  手伝うよ』



時雨『ごめんね…大破、しちゃったよ…   え…?体? 大丈夫だけど…  なんでそんなこと……』



時雨『君は面白いことを言うね、嫌いじゃないよ、提督のそういうところ」



時雨『これを…僕に…?    ぅっうう…  違うよ提督…これは……嬉し泣き…だよ……」



時雨『ふふふ、もう君のいない生活なんて耐えられなくなっちゃうかもね』



時雨『好きだよ、提督  君は僕の大切な……」



春雨「好きですよ、司令官? あなたも…春雨のこと…好き、ですよね?」



ーーーーーーーーーーーーーーーーー




提督「っ!?」




青年「ど、どうしましたか!?」




提督「い、いえ、少しめまいがしただけです、すみません」




提督(クソッ…  なんで…なんで春雨が出てくるんだ……  クソッ…!)




提督「私のケッコン相手、でしたよね…」




提督「それは『時雨』です」  




提督「時雨が………時雨だけが私が…唯一愛した女性です」






青年「……いいでしょう   これからはあなたを〇×鎮守府の提督と認定」




青年「よってこれからは我々があなたを軍規定のもと、保護します」













提督(あれから俺はここの提督の助力により提督業に復帰した)




提督(俺の後任の提督もいい人で大本営への異動を快く受け入れてくれた)




提督(俺はまたこうして…)




時雨「…? どうしたんだい?」




提督「いや、またこうして時雨と一緒にご飯が食べられるなんて…って思ってさ」




時雨「ふふっ、僕もだよ」




時雨「…ずっと好きでいるからね、提督♪」








提督(だが…時々考える………)




提督(春雨はどうなったんだろう………)




提督(もし……もし俺がきちんと向き合っていたら………と)




提督(………)




提督(春雨はまだ…………生きているのだろうか)















一年後・・・




時雨「じゃあ提督、演習に行ってくるね」




提督「ああ、気を付けて」




時雨「ふふ、大丈夫さ、きっと勝利してくるさ」




提督「期待して待っているからな」ハハハ




ーーーーーー





提督「ふぅ、なかなかに暇だな」




提督「思えばここ最近あまり一人でいることはなかったな」




提督「執務が終われば久々に羽を伸ばすのもありかもな」




提督「まぁ『執務が終われば』だがな!」ハッハッハ




ガチャ・・・





提督「ん? 誰だ? ノックぐらいして…」




提督「な…!? 何でお前g(ビリリリリリリリリリ



ドサッ




春雨「……そろそろ時雨姉さんとのおままごとは終わり…」




春雨「正妻のお迎えですよ………愛しの司令官❤」





















提督「……ぅ…ううん?」




時雨「提督!? 目が覚めたのかい!?」




提督「ここは… なんで俺は医務室に……」




時雨「僕たちより先に遠征から帰ってきた吹雪たちが執務室で倒れていた君を見つけてね」




時雨「ここに運んできたらしい… 提督、無理しすぎだよ、倒れる直前も執務をしていたんじゃないのかい?」




提督「そうかな……?   ダメだ、頭にもやがかかったようで思い出せない…」




時雨「あっ!  無理をしないで、起きたばかりだからあまり頭を使わない方がいい」




時雨「…今はゆっくり休んで、焦る必要はないんだからね?」




提督「ああ…すまない」












提督「……………」ボー・・・




時雨「…提督?」




提督「……」ボー・・・




時雨「提督? おーい、大丈夫かい?」




提督「っ…ああ、すまんすまん、ボーっとしてた」




時雨「最近多いね、更年期かい?」クスクス




提督「…かもなー……」




時雨「……本当に大丈夫かい? 無理はいけないよ?」




提督「といってもきちんと寝ているし、そこまで執務が大変なわけではないからな、問題ないよ、多分」




提督「もう少しで休みだし、ボーっとしちゃうのかもな」ハハハ




時雨「有休中、どうやって遊ぼうか、って?」




提督「そうそう、そんな感じ」




時雨「…って、せめて執務中はきちんとしておくれよ!」




提督「あはは! すまんて、冗談だよ、冗談」




時雨「本当かなぁ……?」ジーー




提督「ホントホント」




時雨「むぅーー…」






提督(実を言うとそれが原因だ、俺がボーっとしているのは)




提督(有給休暇を取ったのは…   俺の部屋の鍵付きの棚、そこにいつの間にか彫られていた…)




提督(『〇月×〇日  14時に〇□県△×公園来て下さい、一人だけで』という文章が気になったからだ)




提督(鍵といってもそこまで厳重なものでもないし、重要なものが入っているわけではない、精々鎮守府で撮った写真くらいだ)




提督(だからこの際鍵がどうこうはどうでもいいのだが……)




提督(それ以上に不安になる要因は、『何が何でもここに行かなくてはいけない』『このことは誰にも言ってはいけない』

という二つの義務感があるから、いや…)




提督(その義務感がなぜ湧いてくるのか、本当に検討がつかないからだ)




時雨「♪~~~」




提督(正直時雨に相談して連れていきたいのだが……そう切り出そうとした瞬間、背中に悪寒が走るんだ)




提督(………なんにせよすぐに真実がわかるだろう、このまま話さずにいよう)




時雨「♪~~    …どうしたんだい? じっと見つめて//」




提督「いや……」




提督「幸せだな、と思って…さ」














提督「………ここ、でよかったんだよな…?」




ガヤガヤ・・・




提督「にしてもこんな白昼から呼び出さなくともいいじゃないか」




提督「公園だし、周りに変な人扱いされていないか心配だ……」




提督「……」




提督「…もう約束の時間から10分は経ったが…来る気配がないな」




提督(考えたくはないが…夕立辺りがイタズラでもしたのかもな)




提督(……考えれば考えるほどそんな気がしてきたな)




提督「あーあ、帰ろ帰ろ、無駄な時間だったな」スクッ




提督「もしあいつらの誰かの仕業だったら…帰ってうんと叱ってやろう……」






春雨「帰っちゃうんですか?」




提督「!?」ビクッ




春雨「いけないですね、言ったはずですよ? 『待っていてください』と」




提督(な、なんだ…!? 金縛りにでもあったかのように体が動かない…!)




春雨「まぁ……お仕置きの時間はたくさんありますし、いいでしょう」




提督(それ以前に……  この女の子は誰なんだ…?)




春雨「ついてきてください、司令官(あなた)♪」




提督(体が勝手に…!?)




春雨「前の家は借りたものでしたからね、今度のはきちんとした新居ですよ、安心してください♪」テクテク・・・







 



  

春雨「はい♪  つきましたよ、ここが私たちのお家です!」




提督(…ここまでの会話を聞いている限り、この娘は俺の…いわゆる彼女、というものなのか…?)ガチャ




提督(だが俺には鎮守府に時雨がいるし……そもそもそうであったならそんな大事なことを忘れているというのもおかしい)




春雨「ねぇ司令官」




提督「!! …な、なんでしょう」




春雨「今、時雨姉さんのこと、考えていましたよね?」




提督「い、いや、そんなことは…がッ」




春雨「私、ウソつかれるの、嫌いなんです  だって悲しいじゃないですか、愛している人に嘘をつかれるのって」ギュゥゥ




春雨「ねぇ、司令官?」ハイライトオフ




提督「く、苦しい… やめて…くれ……!」




春雨「今後私に噓をつかないと約束できますか?」




提督「いいから……はやく…離して……」




春雨「 で き ま す か ! ? 」




提督「!?」ビクッ




提督「で、できます……!」




春雨「ならよし、約束ですからね?」シュル・・・




提督「あ、ああ、今後一切嘘はつかない……」




春雨「では今度も正直に答えてくださいね?   …時雨姉さんの何について考えていたんですか?」




提督「それは…」




春雨「答えられませんか?」




提督「い、いや!  ただ、君のことが思い出せなくて…もしかして彼女…だったのかな、と」




提督「でも俺には鎮守府に時雨がいるから…って考えていたんだ、嘘じゃない、本当だ!」




提督(というか…時雨『姉さん』…?  時雨の妹…? ということは艦娘?」




提督(思い出せない…何か、重要なことなはずなのに……)




春雨「…そうでしたぁ!!  今の司令官は私のこと、覚えていないんですもんね!」




提督「今の…俺……?」




春雨「今、思い出させてあげますね?」




提督「!!」スッ




春雨「ふふ、構えなくても大丈夫ですよ、首はしめませんから」




春雨「少しだけ痛いだけですだけです、はい、うなじの部分を出してください」




提督「こう…か……?」




春雨「はい、そうです♪  ではいきますね?」




春雨「……はむっ」




提督「がっ!?」ビクーン!




『ふぅ。こんなところですかね… いい顔していますね、司令官❤』



『少し失礼しますね   はむっ…………ぷはっ』



『次にこうやって私がうなじをかんだ時、あなたはすべてを思い出します』



『私のこと、私にされたこと、ぜんぶ』



『うふふ、今から楽しみです、司令官がどんな反応をするのか』



『では一旦、おやすみなさい♪』








提督「うああああああああああああああああ!!!!」




春雨「うふふふ、思い出してくれたみたいですね」




提督「俺は…なんで………どうしてあんなことを…忘れて……」




春雨「あははは! そう、そうです、その顔です!!」




春雨「あの時の顔! 自分じゃどうしようもないことを悟って!絶望して! たまらない…」ウットリ




提督「た、助け「ダメですよ?」




春雨「もう逃げることなんかできないんです、だって」




春雨「私はあなたのもの、記憶が戻ったのなら覚えていますよね?」




春雨「あのログハウス、そしてあの時の鎮守府での、 た い け ん ♪ 」




提督(ま、まだだ…! まだ肉体は動く、今ならまだ逃げられる!!)




春雨「ここを押せば…」グッ




提督「ぐああぁぁぁぁああああああああ!!」ズキーン!




春雨「足に激痛が走りますよね♪」




春雨「ここを叩いてあげると…」スパーン




提督「ぐっ……腕が…動かない…!」




春雨「腕の筋肉が動かなくなっちゃいますよね♪」




春雨「そして……  こうすると…」




提督「…!!  や、やめてくれ、それは、それだけは……!!!」




春雨「うふふふ、あははは!   やめてほしいですか? キ ス ❤ 」




提督「頼む…俺はまだ……時雨が好きでいたい……」




春雨「大丈夫ですよ、そんな『おままごと』終わらせてあげます」




春雨「大丈夫です、あなたはそこにいるだけでいい、それだけで幸せになれる」




春雨「もう誰も見えなくなる、私しか見えなくなる」




春雨「あなたは私からの幸せを、私からだけの幸せだけを甘受する」




春雨「文字通り、『飼われ』るんです」




提督「やめろ…やめてくれ…お前はおかしい、狂っている」




春雨「もう何を言っても無駄なんですから、ね?」




提督「く、来るな!  この化け物!!」




春雨「………化け物、ですか、ひどいです、司令官」




春雨「少し気が変わりました、あなたには…その状態のままで堕ちてもらいましょう」




提督「……え?」




春雨「素直にキスを受け入れていればよかったのに…」




春雨「そうすればこれから受ける『罰』は『幸せ』になったのに…」




春雨「これから司令官にはあの時の罰すべてを受けてもらいます」




提督「あの時の拷問……すべて……?」




春雨「拷問じゃありません、罰ですっ!」




春雨「…では一つ目、いきましょうか」




提督「冗談じゃない! ぜんぶだと…!?  死ぬ、死んじゃう!! やめてやめてやめてやめて!!!」ズルズル・・・




提督「誰かぁぁぁ!!! たす、助けてぇぇぇ!!!!」




春雨「あ~…   これからこの悲鳴がずっと聞けるんですよね、ゾクゾクしてきます♪」








『痛い? 痛いですよね?   …でもそれがたまらないっ!!』




『もっとあがいてください、ほら、もう少し耐えれば終わりますよ~』




『アハハハハハハ!! 最高!さいっこう!!  もっと聞かせてください! 司令官の ひ め い ❤ 』









提督「………………………」ピクピク




春雨「…ふぅ、こんなところですかね」




春雨「ほら、虫けらみたいに転がっていないで起きてください」ゲシッ




提督「が…」




春雨「はぁ、まあいいです、まだ時間はたっぷりありますからね」




提督「!  ま、まだ続くのか…!?」




春雨「いえ、今日はもうおしまい、です」




春雨「司令官には『寝ていて』くれないといけませんから」




提督「寝る…?    まさか…!」




春雨「はい♪  察しがいいですね、司令官」




提督「また忘れるのか…!? 俺は」




提督「また忘れて、ここにきて……繰り返すのか…!?」




春雨「そうです、司令官!  また私に会うために『今』の司令官は寝ていてもらわなきゃいけないんです!」




春雨「そうしてまた、こうして愛し合うんです!!」




春雨「うふふふ、なんだか織姫と彦星みたいですね」




春雨「あ、安心してください、さすがに一年に一回しか会えないなんて寂しいことはしませんから」




春雨「次はいつにしましょうか♪  明日?明後日?一週間後?一か月後?」




提督「忘れる……そうか、俺はまた、これを繰り返すのか……」




提督「あはは…もう好きにしてくれ………」




春雨「もう、つまらないですね、『前』はもう少し抵抗してきたのに」




春雨「では一週間後にしましょうか、ちょうどよく私の嗜虐欲も溜まってくるころでしょう」




春雨「では……一旦おやすみなさい、司令官❤」






























提督「ただいま…」




時雨「やっと帰ってきたね、遅かったじゃないか」




提督「親父が返してくれなかったんだよ、遅くまでお酌を頼まれちまってさ」ハハハ




提督「ついてはまた一週間後に来てくれってさ、ほんとこっちも大変だっつーの」




時雨「僕にはわからないけど、お父さんは大切にしたほうがいいと思うよ?」




提督「お、時雨の許しもらったぜ、これで親父と飲むっていう口実で酒が飲める!」




時雨「も、もう! …別に禁止するわけじゃないけれどほどほどにね?」




提督「大丈夫だって!」




時雨「まあ、君も頑張っているからね、僕は信頼して待っていられるよ」




提督「褒めても何も出ないぞー」




時雨「本心さ」




提督「ったく、照れるじゃねぇか…    よっし!気を取り直して、本日も執務、頑張っていきますか!!」




時雨「おー!!」


















一週間後・・・


某所・・・





春雨「ぷはっ……………」




提督「俺は……何を…………?」




春雨「うふふふ……」





春雨「おはようございます、 あ な た ❤ 」





後書き

お読みいただきありがとうございます!   とりあえず本編終了、かな?    初のヤンデレSSだったので多分随所におかしいところとかあると思いますので、ご指摘いただけるとありがたいです!
また、「こういうEND見たい」というリクエストもあればどうぞ!
では、お付き合いいただき、ありがとうございました!!


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2023-01-25 13:29:34

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2021-08-08 23:41:58

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2019-11-07 20:50:29

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2017-11-18 11:23:50

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2017-08-08 04:13:15

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このSSへのコメント

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1: 伊10 2017-07-08 01:58:36 ID: 6H7jyYWk

春雨が「貯金してるんです」と言うところの会話文の中に「貯金したいもの」という文があるのですが、これは誤字ですよね?
また、ビックリマークやクエスチョンマークのあとは全角スペースで区切っている箇所が一つだけあるのですが、この形で統一した方がいいと思います。
あと、中点「・」よりも三点リーダー「…」の方が沈黙を表現する際には適切なので、三点リーダーを「複数」個で運用することをオススメします。
後ろの点二つはさして必要なことではありませんが、ヤンデレ春雨とはいいとこ突いてると思ったので失礼させていただきました。更新楽しみにしてます!

2: SS好きの名無しさん 2017-07-08 07:45:49 ID: xHWPj4LV

時雨。おそろしいこ。

3: たくちゃん 2017-07-08 21:19:26 ID: heRn-lLK

1さん、コメントありがとうございます!
完全に誤字ですね・・・あと書き方のご指導ありがとうございます、なんですが・・・PC不自由人なので2つ目のご指摘がよくわからなくてですね・・具体的におっしゃっていただければ幸いです!


2さん、コメントありがとうございます!
時雨は頭脳派かつ鼻が利くようなキャラなイメージがあって・・・
ただこのSSでは恐ろしいことをするような子にするつもりはありませんのでご安心くださいw

4: 伊10 2017-07-08 23:48:21 ID: 6H7jyYWk

>>3
「てん」で変換すると「・」や「:」などがあると思うのですが、その中に「…」があると思います。これが3点リーダーで、小説の書き方としてマナーというかルールというか、規定づけられているのです。なので3点リーダーや、また「—」の横棒などは1個、3個で使うのではなく、2個、4個で使った方がいいのです。
ラノベなんかでも「……」や「——」という表現を見ませんか? もちろん法になっているわけではないので「やってはダメ」というわけではありませんが、「やっておいた方がいい」部類には入るものです。
そういうことで言えばたくちゃんさんのSSは中点を奇数個で使用されていたのでアドバイスさせていただいた次第です。

5: SS好きの名無しさん 2017-07-09 10:02:34 ID: s4sMQTzq

いや失礼。
時雨君があくまで自分は動かずに春雨ちゃんというライバルを
巧く除外したなあと。提督君からしたら時雨君はアドバイザーで
そして時雨君はその信用を巧く扱い。春雨ちゃんをライバルから追い落とした

6: たくちゃん 2017-07-09 20:58:10 ID: oPxCj8EH

4さん
こうでしょうか…?


5さん
時雨は除外とかそういうことをしたつもりではないんです…
このあと判明させるつもりなんですが提督と時雨は実は・・・って感じなんで時雨は春雨のことライバルとも思ってない、という設定です

7: SS好きの名無しさん 2017-07-09 23:18:54 ID: yxbjjfjA

続きが早く気になります!
春雨のヤンデレもありですね。とりあえずめっちゃ続きが気になります!

8: 伊10 2017-07-10 00:53:49 ID: HjCHfxe0

>>6
こうですね……
それをもう一つ足せば模範的な沈黙表現になるのですが、最初にも言った通り強制的なものでもないので無理に合わせていただく必要もないですよ(;'∀')

9: SS好きの名無しさん 2017-07-10 05:12:32 ID: QrR9im6K

時雨ー。
速く来てくれーw

10: たくちゃん 2017-07-10 22:17:24 ID: Pc8ZTON1

7さん
コメントありがとうございます!少しずつですが投稿していきます!

8さん
なるほど、ありがとうございました、これから使っていきますね!

9さん
コメントありがとうございます!
時雨、来るといいですね(遠い目)

11: SS好きの名無しさん 2017-08-08 04:14:20 ID: ys7gqaW0

全くやっぱりヤンデレは最高だぜ!

12: たくちゃん 2017-08-08 23:19:47 ID: -GB7tICr

11さん、コメントありがとうございます!
そういえば春雨ちゃんって駆逐艦ですよね、うん、見た目結構幼いですよね、はい    下手したら小学生、はなくとも中学生くらいですよね
しかも提督の嫁は時雨ですよね、これも駆逐艦ですよね

こ の S S の 提 督 、ロ リ コ ン 説

13: SS好きの名無しさん 2017-08-24 13:32:24 ID: 8kgFUO1b

おお神よw
この憐れな生け贄に救いと救済をw
アーメン

14: たくちゃん 2017-08-25 00:00:43 ID: PkpEmkW6

13さん、コメントありがとうございます!
救い?救済?何言ってるんですか定期的に春雨ちゃんにいじめてもらえるとか救い以外の何物でもないんだよなぁ(錯乱)

15: カープ連覇!@二航戦提督 2017-10-23 13:04:29 ID: Lrg3AwmQ

は、春雨ちゃんはこんなに一途で怖い子な子だったのかぁ…。おや?こんな所に誰が訪ね…はっ!?




更新待ってます!



16: たくちゃん 2017-10-23 23:46:00 ID: jJWmbyTp

15さん、コメントありがとうございます!
そうだよ(便乗) 怖いかはともかく一途な可愛い子なのだけは確かです
みんなも春雨ちゃんを育てよう!(現在Lv70…)


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