霞がいなければ…
今回は自尊心の高い提督と霞のお話です
初めましての方は初めまして! クソ文才たくちゃんでございます!
艦娘のキャラ崩壊注意です!
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
まったく、こんなこともできないの?
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
お前にいくらかけたと思っているんだ、失望させないでくれ
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
あのご両親の子とは思えないわね
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
ちょっと、あなたがいると邪魔なんだけど
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
それに比べてあいつは・・・
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
もういい、職はやるからどこかへ行け ここまでとはな
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
はぁ…真面目にやってくれる?
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
ちょっと!!
「ごめんなさい…ごめんn」
すごいじゃない、まさか提督の才能があったなんて!
「…え?」
何もできない僕だった
でも、見えたのだ、『妖精』が
『妖精』が見える、それすなわち提督になれる資質があるということだ
僕は決心した
ここから変わるんだと
もう二度と無能扱いされてたまるか
上から指図されてたまるか
これが
これこそが
僕の…いや俺の持つ唯一の才能だ、長所だ
俺は無能なんかじゃない
ただ巡り合わせが悪かっただけ
これからは、俺が他人に命令する番だ
見ていろ、俺は偉大であると、認めさせてやる
僕の存在価値を… 証明してやる…!!
・・・
金剛「Heyテートク! 出撃の報告書ネー」
提督「お疲れ様、その辺に置いておいてくれ」
提督「今日はもう休んでていいよ」
金剛「ネーテートク、働きづめは体にpoisonデスヨ?」
提督「大丈夫さ、適度に休んでるし体も動かしてるから」
提督「それに君たちが働いているのに休むのも悪い」
金剛「テートクがいいならいいデスケド… 今度気晴らしにお茶飲みにでも来てくだサーイ」
提督「うん、前向きに検討するよ」
ガチャ・・・バタン
提督(やはりいいな、部下を持つというのは)
提督(命令して、適度に労われば喜んで働く)
提督(それにこの提督という立場もいい… 正義の名のもとに身分が保証されている)
提督(そして戦果をあげれば他人から優秀と認められる)
提督(最高じゃあないか…)
提督「そこそこ出撃させて、時たま出る大型倒せば評価されるイージーモード」
提督「あっはっは! まさしく成功者!」
提督「散々俺をコケにした連中に見せてやりたいな、俺の今の姿を!」
提督「それとも奴らもう死んでるかもな、深海棲艦の攻撃で!」
コンコン
提督「まずっ… ど、どうぞー」
霞「失礼するわ」
提督「…やぁ霞 どうしたんだい」
霞「遠征のローテ、改善点があるんじゃないかと思って直談判しに来たわ」
提督「ほう?」
霞「正直に言うわね、アンタって人の気持ち考えたことある?」
提督「…」
提督(これだ…)
霞「ここ! 後この辺も! 同じ子を出しすぎよ!! 疲れるにきまってるでしょ!?」
提督(こいつだけは俺に反抗してくる… それもずかずかと!)
霞「あと時間に余裕を持たせなさいっての! 前よりは改善したけどぎちぎちすぎよ!!」
提督(上官への遠慮とか気遣いってもんを知らんのかこいつは)
霞「艦娘が丈夫とはいえ人よ! 疲労だってするの!」
提督(しかも正論で言い返せないことばかり…)
霞「聞いてるの!?」
提督「…あ、あぁ」
霞「ったく何年提督やってるのよ!」
霞「明後日までに変えておきなさい、わかった?」
提督「はいはい」
霞「はいは一回!!」
霞「ったく」ガチャバァン!
提督「…」
提督「…あの小娘!」
提督(あいつだけだ… 俺に歯向かうのは…)
提督(ほかの奴らは俺に忖度するってのに…)
提督(いつか必ず…)
・・・
霞「ふぅ」
霞「まったく…」
霞「私がいないと本当にダメね」
・・・
榛名「提督、遠征の編成を変更されたんですか?」
提督「…あぁ」
榛名「これは… 提督流石です」
提督「そ、そうか?」
榛名「はい! 前回のものは効率的にはよかったんですけど、タイトすぎるのではと思っていたんです」
榛名「今回のは素晴らしいです!」
榛名「報告に上がろうかとも思っていたのですが、必要なかったようですね」
提督「…そうか」
提督(…アイツの立てた計画の方が優れている、だと…)
提督(クソッ…」
榛名「? 何かおっしゃりました?」
提督「あぁいや、違うんだ 榛名もそろそろ疲れてきただろうと思ってな」
提督「よし決めた、榛名 今日は上がっていいぞ」
榛名「そ、そんな悪いですよ まだ5時ですよ?」
提督「今日は珍しく本格出撃もあって報告書も大変だったろうからいいよ」
提督「それに榛名のおかげでその書類もあらかた片付いたし」
榛名「ほ、本当によろしいのでしょうか?」
提督「うん、大丈夫だって、ヘーキヘーキ、ヘーキだから」
榛名「ありがとうございます! それでは榛名、本日の秘書艦任務を終了し、待機状態に移行します」
榛名「お疲れ様でした」
提督「はい、お疲れ様」
ガチャ・・・バタン
提督「…」
提督「…本当に、疲れるな」
提督(いい提督を演じるのも、他人に優しくするのも…)
提督(…自分の無能を、また自覚させられるのも……)
提督「はぁ…」
提督(俺は… あの頃から変われているんだろうか)
提督(いや、やめよう… 俺は確かに変わっている、強くなったんだ…)
・・・
霞「失礼するわ!」
提督「…あぁおはよう まだ約束の時間じゃないけど」
霞「5分前行動は基本! そのもっと前につくべきだって言ったわよね!?」
提督「…そうだったね」
霞「まぁ、今日に関してはきちんとできたみたいだし、えらいじゃない」
提督「どうも」
霞「それじゃ、執務を始めましょう」
・・・
コンコン
大淀「大淀でーす」
提督「入っていいぞ」
大淀「失礼します あ、霞ちゃん」
霞「大淀、ちゃんづけはいらないって言ったわよね?」
大淀「あー、ごめんね、つい言っちゃうの」
提督「礼号作戦の時の縁ってところかい?」
大淀「そうですそうです 短い時間でしたけどあの時はなかなか楽しくて…」
提督「なるほど、ぜひ…」
霞「…で? 用件はなんなの?」
提督「…今度また」
大淀「霞ちゃんは相変わらず真面目ね っと、で用件なんですけど」
大淀「さっき本部から撃破目標について伝達があったんですよ、これです」
提督「…ほう」
大淀「諸準備は一任するそうです、これまでの功績ゆえでしょうね」
提督「わかった、出来るだけ早く編成などを整えて撃破しよう」
大淀「ありがとうございます、それでは」
大淀「じゃあね、霞」
霞「えぇ、あんたも頑張んなさい」
ガチャ・・・バタン
霞「じゃあ作戦と編成決めましょ」
提督「は? 早すぎやしないか?」
霞「出来るだけ早くって言ったのはアンタでしょうに」
提督「それはそうだが…」
霞「それに執務も今日はついさっき片付いてるわけだし、丁度いいじゃない」
提督「…そうか」
霞「不服そうね、文句があるならはっきり言いなさいな」
提督「…別にないさ」
霞「そ、じゃあやりましょうよ」
提督「わかった」
・・・
霞「あー! ここに駆逐艦なんか入れたらきついに決まってるじゃない!」
提督「いやだがこれが最短、効率的で…」
霞「大破が続いたら元も子もないじゃない、ここは大回りでも外周を行くべきよ!」
提督「それは違う! うちの駆逐の練度なら十分突破可能と踏んでだ!」
提督「中破以下なら中枢は叩けるし、沈まない!」
霞「そもそも中破なら沈まないなんて、誰が決めたのよ!?」
霞「それにね!! 確かにここだけなら突破は可能でしょう!! でもそのあと奇襲にでもあったらどうするの!?」
提督「そんなことはほぼない! 周辺の偵察の上だぞ!? 万に一つある程度だ」
霞「万に一つが起こってからじゃ遅いのよ!」
提督(いつもこれだ…!)
提督(俺が作戦を立てるときにはほぼほぼ霞が口を出してくる…!)
提督(それも俺の痛いところを的確に)
提督「お前は味方を信じていないのか!?」
霞「信じてるわよ!! でもそのキャパを超えた事態を予測しろっていってんのよ!!」
霞「それに信じている味方を失いたくないのよ!!」
提督(しかも霞がかかわった作戦の方がたいていうまくいく…対して俺は…)
提督「うるせぇ!! とりあえず従ってればいいんだよ!!」
霞「なんなのよ急に!口答え!?」
提督「まずそもそも俺はお前の上官だぞ!?」
提督「お前の意見を聞き入れるか否かは俺の判断なんだ!!」
提督「今回は俺の考えを貫くぞ!!」
提督「口答えはするなよ!」
提督「ハァ・・・ハァ・・・」
霞「…焦ってるのかしら?」
提督「っ… そんなわけ…」
霞「いえ、アンタ今余裕がない感じだから」
霞「一度冷静になりましょう、ね?」
提督(こ、こいつ…)
霞「感情に任せた決定が一番危ういわ、えぇそう、お茶でも飲みましょう」
提督「…必要ない」
霞「ちょっと…」
提督「…確かに感情的になっていた面もあるが、この作戦で大した問題はないはずだ」
提督「今回は俺の案でいく、決定事項だ」
霞「…そう、わかったわ」
提督「お前はもう今日はいい、下がれ」
霞「…もし何か困ったこととか手伝えることがあったら…」
提督「下がれ」
霞「…そ」
ガチャ・・・バタン
提督「俺はいつまでも無能じゃないんだ…!」
提督「あんな小娘に、いつまでもおもりをされている奴じゃないんだ…!」
提督「証明してやる…!」
・・・作戦当日、司令室
長門『提督、こちら旗艦の長門だ』
提督「ご苦労、どうだった?」
長門『二艦隊目を撃沈したところだ、今の所艦隊は無傷 提督の指揮のおかげだな』
提督「それほどでもないさ」
提督「…ミーティングでも言ったが次が鬼門だ」
提督「…照月!」
照月『はい!』
提督「今回はお前にかかっている 防空はもちろんのこと、お前が被弾したら作戦続行は不可能だ」
照月『は…はい…』
提督「頑張ってくれ」
照月『て、照月、全力で頑張ります…』
提督「うむ、では進撃!」
・・・
提督「中破…か」
照月『ご、ごめんなさい…』ボロッ
提督「いや、中破なら大丈夫だ…」
提督「むしろよく抑えてくれた、あぁ…」
提督「中破なら一撃で沈むこともない、大丈夫だ…」
――――――――
霞「中破なら沈まないなんて、誰が決めたのよ!?」
霞「万に一つが起こってからじゃ遅いのよ!」
――――――――
提督「…大丈夫だ…」
長門『了解、みんな行くぞ!』
・・・
提督「敵艦隊全滅、状況終了」
長門『…被害報告です』
長門『照月大破、那珂中破、由良中破、以上』
提督「…よし、よくやってくれた」
提督「被害艦を囲みつつ帰投せよ」
提督「道中何かあればすぐ報告してくれ」
長門『了解した、通信終了』ブチッ
提督「…フフフ」
提督「フハハ…!」
提督「フハハハハハ!!」
提督「なんだ、大丈夫じゃないか!」
提督「何が万が一だ、そんなことあるわけがないんだ!」
提督「最短ルートで、最短で、敵を撃破できた!」
提督「はは、これは評価も上がることだろうな!」
提督「ハハハ…!」
コンコン
提督「…誰だ」
霞「霞よ、入るわよ」
提督「…」ニヤッ
提督「あぁ、いいぞ、入れ入れ」
霞「失礼するわね」ガチャ
提督「やぁ霞! 何の用かな?」
霞「えぇ、演習の成果表よ、確認して頂戴」
提督「どれ… ふむ、いいじゃないか」
霞「上機嫌ね、なんか」
提督「あぁ、そう!俺は上機嫌なんだ!」
提督「聞いてくれ、あの作戦が成功だ、しかも一発で!」
提督「お前が否定し、俺に歯向かってまで止めた作戦を、だ!」
提督「どうだ、徹底した安全策のお前よりも俺の作戦の方がずっと素晴らしいじゃないか!」
提督(悔しいだろ… そのはずだ霞! 俺の方がずっと優秀だと知って…!!)
霞「そう」
提督(…は?)
提督(それだけ? 悔しくないのか…?)
霞「でも気を抜くんじゃないわよ、帰りだって何があるかはわからない」
提督(俺に抵抗して… 反抗して… だから出し抜いてやったのに…?)
霞「調子に乗ると悪いことが起こるわ、次回以降も気を引き締めなさいな」
提督「てめぇ…」
霞「? 言いたいことがあるなら眼を見て言いなさいな」
提督「てめぇのその態度が気に入らねぇ…!」
霞「…」
提督「ちいせぇくせに…! ガキのくせに…! 俺を下に見るその目が気に入らねぇ!」
霞「…落ち着きなさい」
提督「飄々として見透かしたみたいな…!」
霞「…」
提督「…」ギリギリ
霞「怖いの?」
提督「…は、ハハハ! 怖い?なにが?」
霞「失敗するのが」
提督「…!」
霞「そして失敗を怖がっているのが私にばれることが」
提督「…黙れ」
霞「急いては事を仕損じるわよ」
提督「…出ろ、今すぐ」
霞「書類、手伝うわよ」
提督「…いいから出ろ…!」
霞「…」
霞「…はいはい、お邪魔したわね」
ガチャ・・・
バタン
提督「…」ズルズル・・・
提督「…失敗が怖い? ハハハ…」
提督「…違う、僕は… 失敗続きだった頃とは…!」ブルブル
・・・
霞「あらあら、子犬みたいに怯えちゃって」
霞「今にわかるわよ」
・・・
「…とく、いとく…」
提督「…!」ハッ
長門「提督、どうしたというんだ 珍しくボーっとして」
提督「…いやすまない、少し考え事を…」
長門「焦ったような表情だが… 作戦は大成功したんだ、素直に喜んでくれんとこっちもへこむ」
提督「あぁそうだな、うん、成功したんだ…」
提督「…コホン これを上に話せば昇進のネタになるはずだ、それにもっと強い敵とも戦えるだろう」
長門「ふふっ、胸が熱いな」
提督「…お前のその軍人気質は流石だよ」
長門「演習だろうと実戦だろうと、強い敵と戦い、勝つ…それこそ私が私たる理由だからな」
長門「提督はどうなんだ? 何か理由があって戦っているのか?」
提督「…理由、ね」
提督「…認められたいからだろうな」
長門「ふふっ、強欲なのだな、提督は」
提督「?」
長門「提督という出世街道、しかも若くしていくつもの作戦を完遂している」
長門「なのにまだ認められ足りないと?」
提督「まぁ… 確かにそれもそうか」
長門「そうだ、自信を持て ではな」
ガチャ・・・バタン
提督(なんとなくわかってはいる)
提督(認められたいんだ)
提督(自分が不可欠な存在であると扱われたい)
提督「…バカバカしいな」
提督(…長門の言う通り認められてなどいるのだ、しかしそれは上司として、駒として)
提督(使えなくなったら困るけど、そうなっても未練なく捨てる程度のもの)
提督(そうじゃない、俺がなりたいのは、これ以上なく立派で、替えの利かない存在)
提督(そしてその位置で与えられる称賛と羨望…そして承認)
提督「失敗だらけで、叱責と失望だけを与えられた人間らしい、ほんっとバカバカしい望みだな」フッ
提督「そもそも長門たち高練度勢からは信頼もされている… もう気にする必要もないじゃないか」
提督「そう… 十分じゃないか」
ジリリリリ・・・
提督「!!」ビクッ
提督「…電話か」
提督「ここの電話一々音が大きくてびっくりするんだよなー はい、こちら…え、あ…!?」
提督「大将!?」
・・・
大将『…というわけだ、頼んだぜ』
提督「な、なるほど…! ですがそんな大役をなぜ私が…」
大将『前回の迅速な対応作戦完了を見て、元帥がな』
提督「っ…!?」
提督「あ、あの元帥が… 直々に…?」
大将『あぁ、なんだかんだでお前は戦果を積み重ねている、地道な努力の証拠だ』
大将『んで、努力には報いてやらなきゃってぇことらしく、元帥がお前に作戦やったってわけだ』
提督「あ、ありがとうございます!」
大将『礼言うのは俺じゃねぇだろうよ、俺はただ伝言しただけ』
大将『いうなら元帥か、努力し続けたてめぇに言え、そいじゃな』
提督「…フハハ、そうか、やっぱり努力は報われる…!」
提督「よかった、本当に…」
提督「無能だ無駄だとさげすまれても、続けてきた甲斐があった!」
提督「フフフ… ハハハ…!」
提督「さぁ、作戦を立てよう… 俺が有能だと示すための、な!!」
提督「怖いもんか…楽しいくらいだよ、霞ィ!!」
・・・
大将「…よろしかったんで?」
大将「元帥」
元帥「何がじゃ?」
大将「あのガキに作戦任せて」
元帥「ふむ…」
元帥「奴は恐らく目標を倒して帰るじゃろうな」
大将「…ならあなたの目的は…」
元帥「…その後」
元帥「あのわっぱがどう動くかじゃ」
大将「…ミスったら?」
元帥「…」
元帥「その程度、ということじゃ」
・・・
長門『…目標……沈黙…!!』
長門『繰り返す…目標、沈黙!!』
提督&その他「「「「「や……」」」」」
提督&その他「「「「「ったああああああああああああああああああああああ!!!」」」」」
提督「よく…よくやってくれた…!」
提督「全部…お前たちのおかげだ」
長門『そうではない…あなたの指揮あってこそだ』
提督「照れるな… だが誉めるのは後でもできる…帰ってこい」
長門『あぁ… そうしよう』
長門『…提督』
提督「なんだ、長門」
長門『ありがとう』
提督「別れのセリフみたいに言うな …無事に帰ってこい」
長門『あぁ』ブチッ
提督「…さて、と」
提督(…)
――――――――
霞「気をつけなさい」
提督「っ… 霞、いつの間に入ってきていたんだ」
霞「ドア、開いてたわよ」
提督「そ、そうか」
提督「…作戦の訓練のハズだろう」
霞「えぇ、この後ね ちょっと顔を出させてもらったの」
提督(…また口でも出す気か)
霞「でもまぁこのメンバーなら、目標は達成できるでしょうね」
提督「お前が入っているから、か?」
霞「そんなことはないわ、別に私がいようといまいと大した影響はない」
提督「ほう? 今回はやけに弱気じゃないか」
霞「別に?」
霞「私はわかっているもの、自分の実力もなにも アンタとは違うわ」
提督「…」
霞「ま、行って帰ってくるまでが作戦よ、忘れないようにね」
提督「…どうしてお前はそう上からなんだ?」
霞「あら、そう聞こえた?」
霞「ただの賛辞と忠告のつもりだったのだけれど」
提督「…まぁいい、問題はないさ」
提督「何かあればすぐに伝えるよう長門には伝えた、それに」
提督「来た最短ルートを戻るだけだ、海域離脱までそう時間はかからない」
霞「…忠告したわよね? 急いては事をし損じるって」
提督「急いてなどない、ただ奴らの疲労を考えて欺瞞航路をとるよりも…」
霞「違うわ、アンタは早く彼女たちを戻ってこさせたいだけ」
霞「失うのが怖いから、一心不乱に、無計画に最短ルートを走っているだけ」
提督「…ちが「違くないわ、怖いんでしょう?」
霞「いつ襲ってくるかわからない脅威が怖くて、急いで来た道戻るんでしょう?」
霞「…そんなの、読まれて当然だとも思いもせずに」
提督「っ…! だから事前の偵察は…」
霞「事前の偵察をして戻った直後にそこに敵が現れたら?」
提督「そんな無茶苦茶な確率が…!」
霞「あら、戦争ってそういうものでしょう」
霞「回避するために、千の備えをして一でも使えば上々」
霞「違うかしら?」
提督「っ…」
霞「今回も作戦の前に忠告はしたわ」
霞「でもその危険性を訴えても取り合わず、執務室に逃げたんだものね」
霞「長門秘書艦のいる執務室に あなたは彼女に全幅の信頼を…いや、ただただ依存されているだけかしら?」
霞「アンタ任せにして、戦うしか考えない脳筋」
提督「いい加減にしろ!」
霞「…さて、どうなるかしら」
霞「一回耐えても、第二波、第三波… いつまでもつかしら」
霞「ま、どれも可能性でしかないわ」
霞「…でも応援を送るなら早くすることね、手遅れになる前に」
霞「それじゃあ、行ってくるわ」ガチャ・・・バタン
――――――――
提督「…違う!!」
提督(怖いなんてあるもんか… これが効率的なんだ…!)
長門『提督…!』ザザザ
提督「!?」
長門『すまない…! 油断した! 敵の空襲だ』
提督「損害は!?」
長門『あぁ…損害は軽い、私が小破、金剛が深めの中破といったところだ』
提督「よかった…」
「一回耐えても、第二波、第三波… いつまでもつかしら」
提督「っ! 長門、警戒を厳にしろ! 次の敵が来るかもしれない!!」
長門『承知した、みんな、全速力かつ警戒を強めてッ……―――――――――」ザーーー・・・
提督「長門…? 長門…」
「応援を送るなら早くしなさい、手遅れになる前にね」
提督(…っ!!)
提督「…大淀!!」
大淀「は、はい!」
提督「緊急で救出用の艦隊を編成してくれ! 今すぐ!!」
大淀「りょ、了解しました!」
提督「クソ… 頼んだぞ…!!!」
・・・
榛名「…提督、もう捜索から一週間がたちました」
榛名「大本営から直々に捜索打ち切りが伝えられました」
榛名「もう…金剛お姉さまは…みんなは…!」
提督「…報告ありがとう」
提督「…すまない、一人にしてはくれないかい…?」
榛名「…勝手、ですね」
提督「…」
榛名「あれからずっと、提督は一人にしてくれの一辺倒…!」
榛名「お姉さまへの謝罪もない…!」
榛名「鎮守府の運営は大淀さんに任せて」
榛名「そんなに…!」
提督「…」
榛名「そんなに昇進の目がなくなったことがショックですか!?」
提督「…」
――――――――
捜索から四日後、数名の艦娘の救出に成功したとはいえ、いまだ半数以上が行方不明
もはや生存は絶望的、そんなときに、一本の電話がかかってきた
相手は大将
作戦目標はともかく 鎮守府の最高戦力数人の欠落
短絡的な作戦計画 効率至上主義な運営
そして本来秘書艦にも、当然霞にも渡さない裏業務の書類を突き付けられた
なるほど、俺は切り捨てられたのだ すぐにわかった
そして与えられたのは二つ下の立場と、主力の消えたこの鎮守府
生き残った高練度勢も軒並み引き抜かれ
俺は昇進の目を潰された
…ならば少なくとも
榛名たちの大型艦には…
俺を嫌ってここからいなくなってもらうのが彼女たちのためだ
俺と道連れは…金剛にも申し訳ない
残るのは駆逐艦くらいでいい
贖罪というにはおこがましいがそれで…
――――――――
提督「…そうだよ」
榛名「…やっぱりそうでしたか」
提督「…昇進のためなら汚くても上の言うこと全部やっただろうし」
提督「…売れというなら君たちを売ることも売ったって良かった」
榛名「…見損ないました」
榛名「金剛お姉さまは、こんな男に…!!」
提督「出ていくなら勝手にしてくれ」
提督「榛名、戦艦の君にはこんな下っ端の鎮守府は不釣り合いだ」
榛名「…いいえ」
提督「?」
榛名「こんな鎮守府、榛名だけではなく…」
提督「…おい」
榛名「艦娘誰にとっても不釣り合いです!!」
提督「…!?」
榛名「榛名は全部スマホで流していました、今の会話全部!!」
榛名「この鎮守府、全体に!!」
提督「…お、お前……」
榛名「みんなあなたの敵です!」
榛名「あなたを、艦娘権限を使って罷免します!」
榛名「理由はもちろん、おわかりですね!? あなたが皆さんを利用し、偽っていたからです!」
榛名「罷免の条件は所属艦娘の5分の4以上の賛成!」
榛名「この会話で皆さんが賛成してくれるはずです!」
榛名「覚悟の用意をしておいてください!! 問答無用で軍から去ってもらいます!会議にもかけられるかもしれません!」
榛名「刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいてください! いいですね!?」
榛名「さよならです、『元』提督!!」
・・・数週間後、某市
俺はすべてを失った
上に切り捨てられ、鎮守府のメンバーに罷免された
残ったのは貯金、得たものは僅かな退職金、そして偽りの名だった
俺を恨む艦娘が殺しに来ないようにという本営の最低限の配慮か
はたまた恥さらしには死んでもらい、別の人生をということか
元提督「…」ズズズ・・・
狭いアパートで独り、今日もカップヌードルをすする生活
…もはや生きる意味はあるのだろうか
いつでも考える
僕はもう誰でもなく、行く場所も帰る場所もない
ずっと一人なのだろうか、そうだろうな
もう誰かを従えるという優越に浸ることはない
誰かに認められることもない
僕の存在証明は、見事失敗に終わったのだ
ではエンディングといこうじゃないか
元提督「…」
どうしてだろう
元提督「…」プルプル
どうしてナイフを握るこの手は動かないんだ
元提督「死ぬことすら…怖いのかよ…」
元提督「失ったら嫌だったもの全部失ったのに…!」
元提督「今度は命を失うのが怖いのか…!?」
元提督「臆病者…! 死ね…死んじまえよ…!!」ブルブル
元提督「…クソ……」カチャン
元提督「…死なせてくれよ、強欲な臆病者ッ…!」
霞「無様ね」
元提督「!?」
元提督「…どうして、霞!? なんで、なんでお前が…!?」
霞「鍵開けっ放しとは相変わらず不用心だこと、お邪魔するわ」スタスタ
元提督「…く、来るな、目的はなんだ!? そもそもどうしてお前が…!」
霞「…」スタスタ
元提督「…と、とまれ、お願い、お願いします、謝る、謝るから命は…!」
霞「…」
元提督「…ヒッ…」
元提督「…な、なんなんだ、目的は…!?」
霞「…」クスッ
元提督「…?」ブルブル
霞「…怯えちゃって、ホント無様」
霞「唯一あった立場の優位も失って私が怖いのかしら?」
元提督「…! てめぇ…!」
霞「ふふ、調子が戻ってきたのかしら、それとも…」
霞「また無理して強がっているだけかしら?」
元提督「…何の真似だ!! 何が目的だ…!」
元提督「そもそもお前は沈んで…!」
霞「…落ち着きなさい、危害を加えようというわけじゃないわ」
霞「連れ戻すわけでもない… そもそも戻れはしないもの、アンタは」
元提督「…」
霞「悔しい?」
元提督「…うるさい!!」
霞「私たちを沈めちゃって」
元提督「…」
霞「痛かったわぁ、本当に」
霞「隣見たらね、長門さんが瞳孔開きっぱなしで半分になってるの」
霞「最後に粘ってた金剛さんが私に逃げてって言ってね」
霞「だから逃げたの」
霞「命からがら」
元提督「…」
霞「まったく、無能に付き合わされるって大変ね」
霞「真の敵は味方って意味が分かった気がするもの」クスクス
元提督「…黙れ」
霞「あら、まさか口答えとは思わなかったわ」
元提督「鎮守府背負うってことがどういうことなのかも知らない駆逐艦風情が!!」
元提督「俺は頑張った! 頑張ったさ!!」
元提督「上の期待に応えなきゃ出世の目は消えちまう…!」
元提督「だからできるだけ効率的に!頑張ったさ!!」
元提督「でも失敗したんだ!」
元提督「長門たちには本当に申し訳ないと思ってる… 仇討ちもできない情けない奴であわせる顔がない…!」
霞「あら、じゃあ代わりに残った私に尽くしてくれるかしら?」
霞「お金はそこそこ溜まっているんでしょう?普通に暮らせるぐらい」
元提督「…てめぇ…!!」
元提督「ふざけんなよ… てめぇのせいで……」
元提督「そうだ…」
元提督「そうだよ… お前が色々と口を出してこなければ…!!」
元提督「…こなければ…」
元提督「…」(いや…)
霞「言いたいことがあるの?」
元提督(こいつが一々口を出していなければ… 効率だけの俺の作戦はずっと前に失敗していた)
元提督「お前が…いなければ…… 俺は…」
霞「私がいなければ」
元提督(俺は… 編成も、遠征も、演習も、作戦も……)
霞「アンタはどうだったって?」クスッ
元提督(霞がいなければ、ダメだった…)
元提督「…」ギリッ
霞「私がいないと、ダメだったって?」
元提督「…うるさい……」
元提督「…僕は、無能なんかじゃない…」
元提督「妖精が見えるんだ… 提督になれる、一握りの人間なんだ…」
元提督「見下してきた奴らなんか目じゃないくらい、立派になったんだ…」
元提督「無能なんかじゃないんだ…」
元提督「僕は… 昔とは違う…違うんだ、違う…あの頃とは!!」
元提督「何もできなくて、何をするにも馬鹿にされたあの頃とは…!!」
元提督「提督になって、出世して!!」
元提督「今度は僕が奴らを見下ろす番なのに…!」
元提督「なのに… どうして…」
元提督「結局僕は…」
霞「そう、あなたはダメだった」
霞「どんな気持ちかしら? 結局自分が無能だってことに気づかされて?」
霞「そもそもアンタなんて…「黙ってろォ!!」ドン!
霞「…壁ドンというやつかしら? 嬉しいわね」クク
元提督「もういい…! てめぇと話してるとどうにかなりそうなんだ…!」
元提督「何するにも口出してきて…! 煽ってるのか!?」
霞「もちろん」
元提督「…そうか、そうなんだな」
元提督「…もういい」
元提督「お前に散々にされたんだ…」
元提督「お前を殺してやる」
元提督「そうして俺も死ぬ」
霞「あら、意気地なしのあなたにそんなことができるの?」
霞「自分のことも刺せないあなたが?」
元提督「……うるさァい!!」シュッ
ドスッ
元提督「…」ハァハァ
霞「…」
元提督「…うっ… 血が…」
霞「ダメじゃない」
元提督「…え…?」カラン・・・
霞「ナイフを刺せば人が死ぬわけじゃないわ こんなところ刺したってね、ダメなのよ」
霞「血が流れて、アンタの罪悪感や恐怖が増すだけ」
元提督「…あ、あぁ…」ズルズル
霞「刺すならここ」トントン
霞「やってごらんなさいな」
霞「ほら、もう一度ナイフを握って」
霞「正確に私の心臓に刃を突き立てるの、いい?」
元提督「…く、狂ってる…!」ブルブル
霞「落ち着かないならゆっくりでいいわ、きちんと刺してね」
元提督「…う、うわあああああ!!!!」ザシュザシュ
元提督「…死ね! 死んで! 死んでくれ!! お願いだから…!」
霞「…」ニコ
元提督「その目を やめてくれ…!
元提督「なんなんだ、それは…!!」
元提督「やめろぉ… やめてくれぇ…!!」
ザシュッ
元提督「…怖い……よぉ……」
元提督「…」ブルブル
霞「…言ったじゃない、心臓を狙いなさいって」
元提督「…!?」
霞「何を驚いているの?」
霞「私は艦娘よ? この程度…」
霞「あの作戦でアンタに負わされた傷に比べれば…」
元提督「…あ、あぁ…」
元提督「…ごべ、ごめんなざい……」
霞「怖いのよね」
霞「ナイフが」
霞「血が」
霞「死ぬのが」
霞「殺すのが」
霞「そして私が」
元提督(なんで生きてる…!?)
元提督(あんなに刺して…)
元提督(怖い)
元提督(怖いんだよ… 逃げなきゃ…)
元提督(逃げなきゃ…!!)
元提督「う、うわあああ!!」ダッ
霞「逃がすわけが…ないじゃない!!」ガシッ
元提督「ぐあっ!?」
霞「見て、この傷… アンタが無謀な作戦立ててその帰り道負った傷…」
霞「右目はもう半分くらい視野がないの、見える?目が半分白くなってね?」
霞「脇腹もごっそりえぐられてね、それで右足もやけどでこんなにドロドロになってるの!!」
元提督「ひっ… 気持ち悪っ…!?」
霞「気持ち悪い、ですって…? フフ」
霞「ほら、こっち見て…? 見て、見なさい、見なさいったら!!」
霞「気持ち悪いでしょ?気色悪いでしょ!? だから見なさい、もっと見なさい!!」
霞「これがアンタのしたことよ!! アンタの責任!! アンタの無能のせいで負った傷!!!」
霞「自分がどれだけ無能で使えないか、よーーーくわかるでしょう!?」
霞「あなたもやってみましょ? すごく痛いわよ?」フフッ
元提督「…もうわかった…あやまる……あやまるからぁ……!!」
霞「…謝る? なにを?」
元提督「全部…全部…だよ……!」
元提督「僕が悪かったんだ…」
元提督「バカみたいな作戦でみんなを沈めて…」
元提督「作戦立案能力もないくせに、変なことして…」
元提督「大して力もないのに威張り散らして…」
元提督「勝手に自分を才能あるとか思ってて…」
元提督「無能なのに無駄に頑張ってて…」
元提督「無能のくせに…」
元提督「生きててごめんなさぃ…!!!」
元提督「生きる価値なんてないのに…」
元提督「生きててごめんなさい…」
元提督「ごめんなさい…」ブルブル
霞「ようやく、分かったのね」
霞「自分に生きる価値のない人間だって」
霞「じゃあ死ぬ? 死んでみる?」っナイフ
元提督「…!?」ビクッ
霞「…フフッ、それも怖いんだものね」
霞「じゃあ私が何の価値もないアンタに生きる意味をあげるわ」
霞「アンタは私と一生一緒にいるの… そう一生!!」
霞「私を傷を負わせた十字架を、一生背負って生きるのよ!!」
霞「アンタは一生私のそばにいて、罪の意識にさいなまれ続けなさい」
元提督「ごめんなさい…ごめんなさい…」ブルブル
霞「そ、一生そうして謝っていなさい 許すことなんてないけれど」
霞「私の傍にいなさい」
霞「そう、いつまでも」
・・・
最初は、ただ鼓舞するつもりだった
この子は、プライドが高いのだろうから、私に責められたら逆ギレして
勢いでもなんでも、バネにして強くなるだろうと
そう思ってミスは厳しく指摘して
わざと大きな態度で当たった
いつか、私を出し抜くような子になってくれると思って
…でも違った
この子はただの臆病者だった
失敗するのが怖くて
ただ最短ルートを目をつむりながら走ってるだけ
やることなすこと危なっかしくて、こんなんじゃいつか失敗するのは目に見えてた
そのくせ歪んだプライドだけは人一倍強くて
口出しされるといつも不機嫌になる
誰かに認めてほしい、存在価値が欲しい、その一心で生きてるだけ
まるで本当に子供みたいで
可愛かった
だから壊してやることにした
そのメッキ、丸ごと
ボロボロにすることにした
存在価値なんてないって、教えることにした
何の苦労もなかった
今までしてきたことを一度しなければいい
ただ、一度好きにやらせればいい
それで勝手に破滅する
調子に乗って、勝手に失敗してくれる
…結果はもちろんそうなった
そしてこのザマだ
代償にしてはこの傷はかなりキツいけれど、まぁ大したことじゃない
この傷のおかげで、繋ぎ止められた
一生消えない傷と罪を
この子みたいなクズは一生私のそばにいるしかないの
そうでないとこの子の価値はなくなる
霞「アンタの生きる意味は、この私」
霞「私がいなくなったら、アンタに生きる意味はないの」
霞「いい?」
霞「私があなたの全てなの」
暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか
なんかお久しぶりです、大学に入ってから時間もモチベもなくて全然書けなかったので久々の投稿になります
終わり!閉廷!以上! 提督くんは霞ちゃんは幸せな同棲をして終了
コメントもらえると作者が喜びますのでよろしければ☻
期待です。応援してます
暑くなってきましたねw
夏なんで当たり前の事ですが。
彼はコンプレックスが裏返ったタイプか。
しかし霞君も言い方が悪い。上から押さえつければ反発する。しかし押しすぎれば破裂する。
はあーうまくいかんね。因みに修理するときのどんな采配してるのよ、本当に迷惑だわ!でブチギレタヨw言うこと聞かんのお前らだろ?修理してるだけ有り難いと思え!
おお!待ってた!
最後の霞の台詞からして
提督の為に…と、キツい事を言っている
と思いたい。
どのような結果を迎えるかは提督次第かも
霞ちゃんの私がいないとダメなんだから好きすぎてヤバイ
時々現れる大型を刈れる戦術を普通の人は何度も失敗して苦労して倒すのをイージモードとはね。その時点で彼の才能も異常だと言える。成らば多少の遠征に置ける失敗も普通の人がするミスで多少は多めに見るものだ。更に改善もしてるときた。努力に対しての罵声と正論は言葉の暴力であり彼の戦術の才能を否定することでもある。長文失礼しました
霞だけの様だな。
曙、満潮…は未着任。
その者達が着任したらどうなるのか?
自尊心高い人って見栄に依存してる事多いから
大体が性悪ばかりだけどここの提督君はまだまともそうっすね…
正直な所。ボノタンのくそ提督に全く殺意を感じないw例えるなら家に馴染んできたけど素直に近づいてあまえられない子猫のようだ。そして満ち潮は何だかんだで補給の時は御礼を言える子であり。修理の時は仲間を心配出来る優しい子。
けど霞よ。あんたは無理だ!デレは見れる形でないとわからんし期間限定の水着の時はでれを見せたが水着が終わったら本性出したね。漸くと思った私の心を折りやがって
おいおい思いっきり失敗フラグ建てましたよこの提督さんは…
嫌な予感しかしない・・・そして期待する私
皆様、コメントありがとうございます!
1さん
ありがとうございます! ご期待に沿えるかはわかりませんが頑張ってみます!
2さん
もーあつくて体がついていきませんわ・・・
(まぁゲームの固定音声に文句言ってもね)
3さん
お待たせしました! ちょっとやる気とかモチベとかが死んでたもんで…
4さん
心を鬼にしたお母さん感ありますあります
5さん
正直書いてる自分はこういうセリフ結構はずいんですけどねw
まぁ霞にはぴったりなセリフな気が
6さん
ゲーム内とはちょっと違って、大型っていうのはせいぜいヲ級とかル級とかのことです イベントみたいなのはガチ大将とかそういう人が当たっているみたいな感じ
なので彼の活躍は別に才能とかじゃなくて艦娘の強さによるものです
7さん
(面白そうですけど今回はとりあえずその予定は)ないです
8さん
多分、性悪(小声)
ていうより自尊心の化け物みたいな感じです
9さん
そうですか? 霞はツンとかデレっていうよりお母さん的な厳しさなんすよね、だからあんまムカつかないっていうか
此さ提督の休日は何時よ。
彼にとって諸にブラックやん。
落ち着け。霞くん。先ずは彼に休暇を
与えた後でもっと優しく指導するんだ。
なんで香取さんいないかな?きっとかれには霞くんより香取姉ちゃんの方が上手く行くタイプだ。
一週間の猶予が有ったとしても
急いで事にあたるよりは、先ずは偵察と
実際にぶつかった時の強さで判断するものだ。無理矢理だと犠牲が出る。提督よ。いざというときの為にも遊軍を頼んだ方がいい。2か。偵察に回し。2かで
援軍を頼み。最後の2かで撃破するんだ。バーナーを溶かすんだ!まあ後半以外は外れが多いけどねw
ゲームシステム的に後詰めとか用意できたらねえ。先陣やられたら中陣と交代とか。正直さ。撤退の事考えると霞くんの言いたいこともわかるが言い方と言うものがあるのよ。成らば提督の案を採用しつつ。後詰めを用意出来たら完璧でしょうとね。
おおっ! 待ってましたぁ!お疲れさまで有りまぁす!
霞ちゃん。彼は焦ってるんじゃない。ただ認めてほしい。その上で改善策を冷静に語るんだ。
彼も言葉が足りない。相手の戦力。中枢の手応えをそして資源の事を考えると最短でゆき偵察が撃破出来る戦力か計り。その上で本体を動かすと。
彼はわかいうえに失敗の傷をまだ知らない子供なのだな。諺に急がば回れとある。もっと視野を広げるんだ。
17さんの失敗の傷が艦娘の轟沈では
ありませんように。
皆様、コメントありがとうございます!
10さん
ご安心を! 当方の作品では立てたフラグは捨てずにキチンと回収致しますので!
11さん
多分予想通りのハッピーエンド()ですw
13さん
休暇は当然あります、書く意味もないので書いてないだけです
ない袖は振れぬのです、そもそも指導というよりも忠告、談判ですし
14さん
そうです、きちんと用意をするべきなんです!
彼がそうするかはどーーーーでしょうね?
15さん
まぁ正直彼が失敗するように書いてるんで(小声)
16さん
お待たせしたであります! コメント感謝です!
17さん
実際彼は焦っていますよ ほら、自分より部下の方が優秀とか認めたくないでしょう?ぬるま湯につかってるんで、そこまで考えてはいません、結果さえあればいいタイプです
18さん
さてどうでしょうか、うふふふふふ
失敗も糧に出来れば強さになるんよw
彼は自分の弱さを自覚しながらも他者の
意見を聞いてない。優秀出ないなら。
優秀な家臣の知恵と力を借りればいい。
提督よ。君は自分の心に負けてるんだ。
凝りゃあかんわ。自分に負けたもの。
其は他者の意見を聴かぬ者なり。いう人が居るだけ幸せだと思えるか?どうかだ
霞くんも見捨て始めてる
第一さ。危険な作戦にも関わらずダメコン積んでない時点で話にならんわ。家は皆主力。具体的に言うとe面に臨む部隊には穴明てダメコン積むわ!全くもう
何度も助けられる旅に200円。ジュース一本。お茶一本と呟いてるw特に三面のほっぽちゃんに何度も大破させられたかw
霞くんが自分に依存させるための仕込みに入ってる。おお未来日記のユッキーのようにはなるんじゃないぞ!絶対に陰で恍惚のヤンデレポーズやりながらかわいいなあw子犬のように震えて。私だけの提督とか言ってそうw逃げろー。超逃げろー。ゆのはあかんわ。あかんのや
今回の作戦で言うならば大型と小型の部隊を両方動かすと言う手もあった。そして大型の指揮を発案者の霞くんに任せ。
自分は小型の指揮を取り。挟撃するという策も取れた筈だ。彼は固定概念に固まり。柔軟性を失っている。霞くんも其を提案しないところを見ると。あああかんわ。突き落として俺は駄目なんだとか
一回の失敗で挫けた所に入り込む気や。
おおおもう怖いわー。
提督よ。先ずは自分のこれ迄の否定の人生を長門や由来さんに相談してご覧。
それだけでも辛かったね。怖かったね。
と肯定去れるだけでも楽に馴れる。
彼には香取さんのような大人の女性が必要だ。正しく成長させるのは自分だけだ。しかし外部の刺激も必要なんだ。
提督よ自分を語り知ってもらいなさい。
其が団結力になる。
22さんの未来日記のヤンデレクイーンって
自分に依存してくれるのなら
誰でも良かったと思うが?
それはさておき、この作品のタイトル
「霞がいなければ…」だけどラストには
霞がいなければ…俺、僕は駄目なんだってなりそう
彼が霞くんの事を小さい癖に生意気だとか遂に隠してた本音を暴露してしまった。もう彼の虚栄心という鎧はボロボロよ。あかんよ。霞ちゃん絶対に心の中で笑顔に成ってるw私だけに本音を暴露したと。その上で本心を揺さぶり余裕を奪う気だ!教え導くのではなく依存させるのが最終的目標か?逃げろーw相手が悪すぎるわ!
誰だって失敗は怖いんだよ。だからねダメコン使うのよ。保険掛けるのよ。
提督よ先ずは其処を理解しよう。失敗しない人などいないんだよ。皆ね弱いんだよ。だからお互いに寄り添い知恵を勇気を借りるんだ。
霞ちゃんタイプって思考停止した精神論とスパルタ押し付けて相手に
迷惑かける無能が多いイメージ有るだけに配慮、安全優先で提督宥める
寛容さ有るここの霞ちゃん有能だなあ。
態度は流石に受け取り手次第だが
霞くんの欠点はその指摘と言い方が強すぎるのよね。其を許さずに受け入れられない人もいるんよ。もっと優しく声を荒げずに言えればこんな事に成らんのに。彼は今自分の敵が見えてない。
霞みちゃんが敵に見えて本質の自己研鑽を怠ってる。本当の敵のは自分の中の記憶。弱いんだね。
哀れですらある。カトリーヌ速く来てくれこのままじゃ手をくれになる。
コメントありがとうございます、すごく似たような文体のコメントがいっぱいあるのは気のせいですかね(すっとぼけ)
20さん
子供みたいなもんだからね、しょうがないね
21さん
うちやってないです(小声)
22さん
ヒロインおかしいけど作品としては結構面白かった印象
23さん
仕方ないね♂(レ)
24さん
香取お好きなんですね☻
25さん
そうなんですかね? 結構ユッキー自体に惚れてた印象ですけど
それはそうと …私の下書きでも見ていらっしゃいます?
26さん
逃げられたら苦労はしないんだよなぁ・・・
27さん
そうやって人を頼れなかった弱さの結果がこれだよ!!
28さん
確かに語気強い人って無能多いっすよね、できもしないこと押しつけてくる的な とはいえここの霞は宥めてるっていうより、寛容=なめられてると感じさせることで逆に提督くんの怒りを買うように計算してるって感じですが
29さん
まぁ返信の通り霞は全部計算ずくなので語気が強いのもわざとなわけでして 香取お好きなんすね☻
やはり地獄を見てきた霞ちゃんの方が一枚上手か。悲しいなあ。失う前にもっと自分に素直になれたらね。だが問題はその後だ。折れてもいいんだ。打ち直した刀はより強度になる。踏ん張り処だぞ。
いやあ何度も失礼しました。彼も香取さんなら経験者だろうし彼も素直に聞き入れる事が出来ると思うんですよ。彼の言葉のなかの相手の身体的特徴からね
見下すその言葉に成らば対等以上の存在を付けるのがベストと思ったのです。
元帥と大将との会話も気になる。
今作も目が離せない展開に
なってきました!
榛名達も勝手過ぎるなあ。
これ迄の世話に成った恩を彼の痛みも
考えられずに自分の事ばかりで反吐が出る。誰だって失敗は悔しくて悲しい。
結果だけ見れば中核は撃った功績に免じて昇格とかだろうに。しかし裏帳簿か。
誰がリークしたかな?そしてそれ自体はさほど珍しいものでもない。彼も自分を見つめ直す良い機会だ。もっと別の職場探しなよ。
少なくとも数名は生存者を助ける事が出来た事を喜び彼を慰めて奮起させるべきだったな。自分の怒りに囚われて目の前の本質を見失った榛名には軍人出はなく犠牲をこれ迄出さないように優しくした事が仇に成ったか。そして彼もこんな家族殺しの側に居たくないだろう?他の場所に行っても頑張れと応援するべきだった。言葉が優しさが足りなかった。彼女たちは軍人出はなく甘やかされたアマチュアだった。
ワザップジョルノ入ってて草
上が求める人材は大将や元帥の言葉を
見るに此処から這い上がれるかどうかだ。恐らくは建てた経歴と最短ルートを見透せる効率化の才能はある。多分ですが別の場所に移動が妥当でしょう。さあ
霞ちゃんに言われた事を吸収して成長出来るかどうかだね。金剛の最後の台詞。バルハラで提督の武運長久を願うを忘れるな。死んだものの死を無為にするなよ。提督よ
皆さん、コメントありがとうございます!
31さん
彼に立ち直れるほどの強さがあるでしょうかねぇ
32さん
香取であっても部下は部下みたいな感じで結局聞き入れない気もしますけどね
33さん
大人のお遊びみたいなもんです
34さん
姉を失った上であそこまで言われた彼女の心を考えるべきだと思いますけどね
35さん
同上 艦娘の心も考えるべきです
36さん
あれ聞きながら書いてたからしょうがないね
普通に草が生えて仕方なかった
37さん
そんな強い人間だったら苦労しないんだよなぁ
は、ハッピーエンドだな・・・(汗
大丈夫、霞とならきっとうまくやれるさ(ハイライトオフ
依存症や此さw詰まりは彼をてに入れるための布石で味方すらその為の更には修理せずに苦痛まで武器にしながらの依存やあ!相手が悪すぎた。ヤンデレ。いや此はもっと怖いものや。彼もとんでもないものに惚れられたなあ
家の霞ちゃんレベル99がこうなってないと良いけど。怖いわー。夏だからといってホラーで締めるとはやりますねw
まあ流石に誰も沈めてないけど気いつけよう。
皆さん、コメントありがとうございます!
ウユシキザンカさん
私の作品でハッピーエンドでない作品などあったでしょうか!いやない!!(反語) ウユシキザンカさんのお話も大体そうですもんね!!
40さん
提督くんが子供な分霞もやりやすかったと思います
41さん
書いてる本人言うのも何ですけどうちは霞全然育ててないんで安心ですね!
クソ提督め...なにが艦娘のせいだ。無能なお前のせいだろうが。お前が沈めた。殺した。少女を殺した。無惨に殺した。
お前が殺したお前が殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺したした殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺したした殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺したした殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した少女達を!!お前が!!無能で!!何も出来ない!!お前が!!艦娘の!!人生を奪って!!殺した!!
とか言って欲しかった
榛名がワザップジョルノしてて盛大にコーヒーを吹いた。
おっそうだな(適当)
皆さん、コメントありがとうございます!
43,44さん
なんかいい感じですね…
今から入れてもいいくらい
45さん
だって!!ふざける場所が!なかったんですもん!!
46さん
そうだよ(適当)
なんだ、ハッピーエンドか、
こうゆう作品好きなので出会えてよかった。
面白かったです!!
わーお。俺の黒歴史コメがここにも…
若気の至りって怖いな…
でもやっぱり考えさせられるな。