2024-06-28 00:03:34 更新

概要

総武高の生徒会長 一色いろは が、奉仕部に持って来た依頼『文月学園との交流会』を受け、雪ノ下、由比ヶ浜、比企谷は文月学園へと向かうのだった…


前書き

注意 各キャラの口調が変かもしれません。それでも見たいと言う方はどうぞ見ていってください。暇潰し程度にはなるかと思います
文章の一部を編集したので一度見た人も初めての方も見ていただければ幸いです



一色から文月学園との交流会の話を


聞かされてから一週間が経った。


その間に文月学園との交流会について


詳しい事を聞かされた。


話によると俺たちが文月学園に


平塚先生が車で送迎する


手筈となっているらしい。


あと、奉仕部に当日行けない生徒会の


メンバーが来て


『役員の仕事を押し付けてしまい申し訳無い。今度、お礼をします』


とかなんとか言ってきた。


まぁ、しっかりとお礼を


入れるんだからまだマシか。


だが…誰が好き好んで休日に他校へ


行かなくちゃいけねぇんだよ…


また、折本みたいに中学の同級生


が居たらどうすんだよ。


まぁ居たら居たらで適当にやるしか無いな…


最悪、忘れ去られている可能性まである。


さて、最初の述べたようにあれから


約一週間が経った。


そう、文月学園に行く日だ…


俺たちは文月学園に行く際に


平塚先生が車で送ってくれる。


おかげで朝早くから小町に起こされ、


休日なのに制服を着て学校に向かう


ハメになるとは…


重い足を動かし、学校へと向かう。


学校に着くと校門付近に、


白いワゴン車の周りに4人の人影があった。


どうやら自分が最後のようだ。


由比ヶ浜「ヒッキー遅いし!」


雪ノ下「さすが、遅刻谷君…名前の通り、遅刻するのね」


一色「先輩、遅いですよ〜、普通は男が先に来るのが常識ですよ!」


八幡「悪かったよ…」


て言うか、いっぺんに喋らない


でもらいますか


俺は聖徳太子じゃ無いんだから、


いっぺんに全員の話聞けないの


平塚「比企谷で最後だな。よし全員、車に乗ってくれ。出発するぞ」


そう言って、総武高の校門前に停めてある


ワゴン車に乗り込んだ。


またレンタカーなのね…


その金はどこから出てるのかしら…


車で移動すること数十分…


文月学園に到着した。


平塚「着いたぞ」


由比ヶ浜「なんか普通の高校だね」


一色「なんかイメージと違います…」


雪ノ下「あなた達は学校に何を求めているの…」


八幡「………」


あぁ…祭りの場所はぁ…ここかぁ…


って言ったら鏡の世界で


闘わなきゃいけなくなるな


闘わなければ生き残れない!!!


平塚「では私はあちらの先生方に挨拶して来るか。君達はあちらの生徒と仲良く

やっといて来れ」


そう言って平塚先生はこの文月学園の


教師・来賓用の駐車場に車を停めに行った


いろは「では、私たちも行きますか」


由比ヶ浜「そうだね」


雪ノ下「そうしましょうか」


八幡「そうだな」


少し歩いたら人影が見えてきた。ざっとみ


8、9人程度か…ウチとは大違いだな。


???「あの人達が総武高の人かな?」


???「だろうな。話によるとあちらの生徒会連中らしいな」


???「……!男1人に女が3人だと…!」


???「生徒会とはその様なものじゃろ」


???「なんだかワクワクして来ますね」


???「ウチはここ(日本)に来てから他校と関わりがなかったからドキドキして来たわ…」


???「…私もなんだか緊急してきた」


???「代表…いつもは緊急しないくせに…


???「アハハハ、どんな人達か楽しみだね」


いろは「あの〜あなた達が文月学園の…」


霧島「…はい、私が文月学園2年Aクラス代表

霧島翔子です」


優子「同じくAクラスの木下優子よ。よろしくね」


工藤「ボクもAクラスの工藤愛子。よろしくね〜」


坂本「2年Fクラス代表、坂本雄二だ。よろしくな」


吉井「同じくFクラスの吉井明久です。よろしくね」


秀吉「同じくFクラスの木下秀吉じゃ。今日はよろしく頼むのじゃ。ちなみに先に紹介したのはワシの双子の姉上じゃ」


ムッツリーニ「……同じくFクラス、土屋康太」


姫路「は、初めまして、Fクラスの姫路瑞希です

。よ、よろしくお願いします」ペコリ


島田「Fクラスの島田美波です。よ、よろしくね」汗ダラダラ


ん?Fクラスって確か最低ランクのはずだ。


もし俺がここの先生なら最低ランクの


Fクラスに頼まずにB・Cクラスに頼む…


でも、俺たちみたいに人数が


足りなかったからFクラスに頼んだだろうな…


いろは「先輩…どうしましょ〜私以外全員2年生

ですよぉ」コソコソ


八幡「知るかよ…」


あと、耳元で喋らないでもらいますか…


お前の声で心がぴょんぴょんしちゃうから


雪ノ下「普通に接すれば良いのよ」


由比ヶ浜「そうだよ、いろはちゃん!普通に普通に」


一色「初めまして、文月学園の皆さん。私は総武高1年で生徒会会長の一色いろはでぇす。今日はよろしくお願いしますね」ペコリ


雪ノ下「初めまして総武高等学校2年の雪ノ下雪乃です。今日はお互いの友好関係を深めましょう」


由比ヶ浜「同じく、総武高2年の由比ヶ浜結衣です!今日はよろしくねぇ」


八幡「……総武高2年…比企谷八幡…よろしく」


雪ノ下「……」チラッ


優子・工藤・島田・秀吉「「「ん?」」」

ペタン&壁


雪ノ下「……」ヨシッ


雪ノ下「……」チラッ


霧島・姫路「「ん?」」ボイン&バイン


雪ノ下「……」ショボーン…


大丈夫、まだ希望はあるぞ。


遺伝的に考えて。


ってあれ?前にも言った様な…


これってデジャブってやつか。


まぁ良いか…


それにしても文月学園にいる女子は


全員綺麗と言うより可愛いな…


特に女なのにズボンを履いている子なんか


特に可愛い…告って振られるレベルだわ。


秀吉「ん?あぁそうじゃった。比企谷と言ったな。わしはこう見えても男じゃ。くれぐれも勘違いはしないで欲しいのじゃ」


比企谷「え?まじで?その見た目で?」


あの見た目で戸塚と同レベルの男…


これがまさしく男の娘か…


由比ヶ浜「ヒッキーどこ見てるし…」袖グイ


雪ノ下「比企谷君、早くその腐った目を空か地面に向けなさい。でないと私達の学校の評判が下がってしまうわ」


いろは「先輩はこんなにも可愛い後輩が近くに居るのに他校の女子の方がいいんですかぁ?」


???「「チッ…」」


おい誰だ、舌打ちしたのは…


まさかこの状況を羨ましいって


奴の妬みなのか?


それに目の前に居る文月学園の男子2人が


すんごい顔で下唇を噛んでるし…



霧島「…雄二」


坂本「ん?なんだ?翔子」


目潰し


坂本「ぐぉぉぉぉ⁉︎目が、目がぁぁぁぁ⁉︎」


霧島「雄二が見惚れていいのは私だけ…」


うわぁ…この学校やばそうだな…


女子が男子に目潰しする光景なんて


初めて見たぞ…


それも指の第一関節まで入っていたぞ…


ヤベェよここ…


優子「だ、代表!ダメですよ、他校が訪問してるんだからそういう事しちゃ!そう言うのはみんなが見てないとこでやって下さい」コソコソ


おい今、みんなが見てないとこでやれって


言ったぞ…


あれ以上のことをするのかよ…


霧島「…みんなが見てないとこでヤれなんて…優子はいやらしい…」


優子「そう言う意味じゃ無い!」


工藤「ねぇムッツリーニ君?」ニヤニヤ


土屋「……何だ?」


工藤「チラッ」スカートを少したくし上げる


土屋「……!!!」鼻血ブッシュ〜


工藤「他校の子なんだからいつもみたいにしちゃダメだよ、ムッツリーニ君」


土屋「……く…工藤愛子…お、俺を殺す気か…」


いろは「あ…あの〜ここっていつもこうなんですかぁ?」


優子「あ、いえいえ!今日は皆さんが来てるので皆、テンションが上がってるだけですよ!」


雪ノ下「で、予定ではもう学校内案内の時間だけど、いつまでここに居るわけなの」


由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん⁉︎」


この状況で冷静なの多分お前だけだよ…


明久「えっ!もうそんな時間なの!ほら、霧島さん、雄二なんかより総武高の人を相手にしたいと!」


霧島「…分かった。では、これから我が文月学園を案内したいと思います。私達について来て下さい」


さっきの自己紹介の時に霧島って言う奴が


俺達を学園内を案内するようだ。


霧島の印象は雪ノ下に


雰囲気が似ているが霧島は雪ノ下の様に


ぼっちと言う訳ではなさそうだ。


後、さっき目潰しされて居た坂本って


やつは目を押さえながら


フラフラと俺達の後について来ている。


それを何も知らない一般人が見たら


通報するレベルだ


マジで大丈夫かよこの学校…


霧島「まず始めに紹介するのは私達が使っている2-Aクラス…」


そう言って2-Aと言うプレートがある教室の扉


を開けるとそこには部屋があった…


各個室がありシステムデスクと椅子が


そこにあると言うものだった。


教室と言われれば教室と思うが、


教室の隅にドリンクバーや菓子


が有ったがそこには触れないでおこう…


一言でここを表すならかなり金掛けた


会社のオフィスって感じだな。


由比ヶ浜「ねぇゆきのん!この教室すっごく広いよ!」


雪ノ下「確かにここまで教室が広いとは驚いたわ…」


一色「すっごく広いですね〜」


一色「私、ここに転入しようかな…あっ、でも先輩と会えなくなるからやめよ」ボソ


なんか一色がボソッと呟いたがどうせ、


葉山と一緒に転校したいとかだろな…


吉井「いつ来てもAクラスって広いよねぇ…ウチ(Fクラス)とは大違いだよ…」


坂本「何当たり前のこと言ってんだ明久…だが、試召戦争に勝てば俺達のモノになるんだぞ」


秀吉「それは勝てればの話じゃろ雄二よ」


土屋「……だが、作戦次第では勝てる見込みはある」


姫路「皆さんまだ諦めてないんですね…」


島田「ホント、諦めの悪い連中よね」


と言うことは、このFクラスの連中は


1度Aクラスに試召戦争吹っかけて


負けたってことだな。


まぁ最低成績の連中の集まりが 


最高成績の連中に勝てるわけがない。


例えるなら、ヤ〇チャがフ〇ーザーに


勝負を挑むぐらいの無謀さ。


優子「貴女達まだ諦めて無かったのね…まぁあの時は、私も危うくやらそうになったけどね」


霧島「…次の試召戦争でも手を抜かない」


雄二「あぁ、その時はこちらも全力で行かしてもらうぜ」


工藤「アハハハ、また楽しみが増えたな〜」


ここまで、戦争って言葉を入れて話すのに


違和感を覚える。


やはり、この学校は普通の学校とは


違うらしいな。あと、そんなに戦争って


言葉を言うと


『諸君、私は〜』とか


『一心不乱の大戦争を!』とか


クラスの連中の前で演説する奴が


現れ無ければ良いんだが…


まぁ俺はここ(文月学園)に


居ないから良いがな。


由比ヶ浜「良いな〜私もこんな教室で勉強したいなぁ。ねっ!ゆきのん!」


雪ノ下「はぁ〜私は遠慮しとくわ…毎日パソコンに向き合っては目が疲れてしまうもの…」


由比ヶ浜「アハハハ…確かに毎日パソコンはキツイかも…」


一色「私も、生徒会の仕事でパソコンに向き合うことが多くなって以前より目が悪くなった気がしますぅ…」


優子「心配はないですよ。流石の私達も毎日パソコンに向き合って勉強するわけでは有りません。ちゃんと黒板を見て、ペンでノートを執る勉強もしてます」


どうやら由比ヶ浜達の会話を聞いて、


Aクラスの確か…


木下優子ってやつが補足を入れた。


由比ヶ浜「へぇ〜そうなんだ」


雪ノ下「確かに、パソコンに毎日向き合っては辛いものね」


一色「ちゃんと対策してるんですねぇ」


霧島「…では次の教室に移動します」


そして、俺たちはAクラス&Fクラスの


連中に連れられ文月学園の


各教室を見回った。


この学校で俺のクラスを


照らし合わせるならCクラス並の


設備だった。Eクラスになると


小学校の頃に使っていた古い木材で


作られた机だった


…どんだけ厳しんだよこの学校は…


そして俺たちは


最後のクラスFクラスに来た。


霧島「…ここがこの学園で最低成績の人が入るクラスのFクラス」


優子「だ、代表…ここも紹介するんですか?本来ならDクラスで教室見学は終わっていますよ?」コソコソ


霧島「…だけど、この学園の全てを見せないと…」コソコソ


優子「せめて、Eクラスで終わって入れば

Fクラスに来なくて済んでいたのに…

はぁ〜…」


耳が良いから前にいる霧島と木下(姉)の


会話が聞こえて来た。


本来なら、パンフレットに載っている


Dクラスまで紹介するはずだったが


結局、全てのクラスを紹介するらしい。


こちとら早く終わって家に帰って


マイリトルシスターの小町に


癒されたいんだが霧島はそれを


許してくれなそうだ…


吉井「へぇ〜僕達のクラスも紹介するんだ〜でも大丈夫かなぁ?」


坂本「大丈夫だろ、他のFクラス連中は今日は来てないからな。総武高の奴に手を出す奴はいないだろ」


土屋「……教室を見られても良いがあいつらだけは見られたらヤバい」


秀吉「その通りじゃな…あの連中が比企谷を見たら嫉妬のあまり何かするのでは無いか不安じゃからなぁ…」


姫路「だけど、教室を見られたら見られたでちょっと恥ずかしいです…」


島田「他の連中が居ないだけマシよ…」


比企谷「…なぁ坂本、本来ならDクラスまでの紹介だったんだろ?」


坂本「ん?あぁその通りだ」


比企谷「多分だが、あんたらが言ってる連中いると思うぞ?なんか話し声するし…」


Fクラス一同「「「え!?」」」


由比ヶ浜「どんな感じかなぁ、

楽しみだなぁ」


雪ノ下「やはりFクラスというのはEクラスより設備が酷いのかしら…」


一色「でも、面白そうですねぇ」


霧島「…では開けます」


坂本「待て!翔子、開けるな!」


翔子「え?」


ガラガラッ


西村「あ〜このように…ん?なんだ霧島

Fクラスになんか用があるのか?」


霧島「え?西村先生?」


優子「ど、どうして西村先生がここに…」


工藤「今日ってFクラスも、休みじゃ無いんですか?」


西村「本来ならな…だがな、ここにいるバカ共の成績が悪すぎて、補習しない訳に行かんのだ…」


西村「しかし、なんでお前らが…あぁ、そうか今日は総武高校との交流会だったなぁ。しかし、Fクラスは見学予定には入っていなかったはずだが…」


霧島「…文月学園の教室を全て見せようとして、Fクラスまで見学させようとしました」


西村「良い心がけだが、Fクラスまで見せる必要はあるか?こんなボロい教室見たってなんの意味もない気がするが…まぁ良いだろ。そろそろ休み時間だからなその間に見学させる様に」


由比ヶ浜「結構、ボロいね」


雪ノ下「由比ヶ浜さん、例えそれが真実であろうとあまり大声で言うものではないわ」


お前もちゃっかりボロいって言ってる


様なものだぞ


一色「何だが、さっき面白そうって言って申し訳なくなってきましたよ…」


キーンコンカーコン


西村「ん、時間か。よしお前ら今日の数学はここまでだ。次は生物をやるからなそれまで準備をしておく様に。それと総武高校の生徒も来ていることだし、休み時間はすこし多めに20分とする。以上」


何だろ…あの西村って


先生の声を聞いていると


『ソ〇モンよ私は帰ってきたー‼︎』とか


『良いセ〇スだ』


とか言う渋い声の超大物声優の声に


超絶似ていた…


良いなぁ俺だったら西村先生の


授業だったら喜んで受ける自信がある


須川+Fクラスギロリッ


何故だろう…教室にいるFクラス連中


が俺に向けている視線が妙に痛い


と言うか怖い…


須川「なぁ君ぃ、そこに居る彼女達とはどう言う関係なんだい?」ピキッ


福原「返答次第では他校だろうが容赦無く異端審問会にかけちゃうぞ☆」パキッ


あ、死んだ…俺死んだわ…


さらば我が


マイリトルシスター小町&マイエンジェル戸塚…


お前達に会えて俺の人生は楽しかったぜ…


坂本「明久!」


吉井「OK雄二!起動(アウェイクン)!そして試獣召喚(サモン)!」


突如と現れ、四角い空間が俺たちを

覆ったあとに、


俺の膝あたりに届くか届かないかぐらいの


人形の様なものが現れた。


しかも吉井に似た顔立ちで学ランに木刀を


持ったひと昔のヤンキーって格好をした

 

モノが俺を護るかのように立っていた。


坂本「俺たちも行くぞ!試獣召喚(サモン)!」


土屋「……試獣召喚(サモン)」


秀吉「試獣召喚(サモン)!」


坂本、土屋、秀吉もさもん?


とか言う謎の言葉と同時に人形の様なもの


が新たに3体現れた


横溝「何故だ!何故邪魔するのだ坂本にムッツリーニ!貴様らも本来、こちら側の人間のはずだ!」


福原「ムッツリーニ、貴様は我々FFF団の一員だと思っていたが…我々の邪魔をする様では遠慮なく行くぞ!」


須川「吉井、坂本、ムッツリーニ…もし貴様らが負けたら情け無用で異端審問会でとてつもない罰を受けて貰うからな!」


秀吉「ワシもおるのじゃが…まぁ良かろう」


須川+Fクラスのモブ達

『『試獣召喚(サモン)‼︎』』


次々と人形の様なものが現れ、


各自武器を持っていて今にも攻撃しそうだった


由比ヶ浜「な、何あれぇ〜」


雪ノ下「あれが噂に聞く、試験召喚獣…」


一色「獣と言うより人形ですねぇ〜」


工藤「えーと比企谷君だっけ?こっちにきた方が良いよ」


比企谷「えっ?あ、あぁ…そうだな…」


一色「あのぉ、しょうかんじゅう?って危なくないんですかぁ?」


優子「ご心配なく。召喚獣は人にダメージを与えられません。しかも、今あのバk…もといFクラスの生徒達が今いる空間でしか召喚獣は活動出来ません、物体も持ち上げられません。なので1人を除いて危険はありませんよ。あと本来では召喚フィールドは担当教科の先生が召喚を承認し、その先生が担当する教科のフィールドが出ます」


ん?1人を除いては?どう言う事だ?まさか、と


ある召喚獣は特殊能力で俺達に危害を


食えられるって事か?


雪ノ下「それはどう言う事かしら?」


優子「それは…見えますか?あそこにいるバk…じゃ無くて先程からいた吉井君って生徒の召喚獣だけは物体に触れられます」


おい、あんたいつもはFクラス連中を


バカって呼んでんのか?


由比ヶ浜「なんでぇ?」


島田「それはアk…吉井が観察処分者だからよ」


由比ヶ浜「かんさつしょぶんしゃ?」


優子「観察処分者とはこの学校で問題ばかり起こす生徒のことです。主に先生達が運ぶ様な重い荷物など運ぶので彼の召喚獣だけが物体に触ることが出来るのです。簡単に言えば雑用係です」


姫路「でも、明久君は喧嘩とか万引きをして観察処分者になったんじゃありませんよ」


一色「と言うと」


島田「なんでも、手荷物検査で取られた没収品を取り返す時に西村先生の大事にしていた古本を売ったんだって。ご丁寧に生徒手帳を見せて。それで観察処分者になったのよ」


結局、他人のもの盗んでんじゃねぇか…


一色「でも何でそんなことしたんですかぁ?没収品を取り返しただけならまだしもどうして売ったんですかぁ?」


島田「でも、アk…吉井が観察処分者になる前日にゆずk…妹が私の欲しかったぬいぐるみをプレゼントしてくれたのよ。でも結構高かったし、妹のお小遣いでも買えないのに…」


まさかと思うが、その吉井ってやつは


自分の没収された物と先生の古本売って


その島田の妹にその金をあげたってことか?


あり得ない…


そんな偶然がこの世にあるわけ無い…


あっ、でも神は俺に小町と言う


世界一可愛い妹と戸塚と言う


天使を授けてくれた。


ま、そんな偶然あっても良いか


雪ノ下「まさかと思うけど、その吉井君は先生の大事にしていた古本を売って、売ったお金で貴方の妹さんに寄付してあげたってことかしら」


島田「ん〜私にもよく分からないのよ。妹は吉井のことを『バカなお兄ちゃん』って呼んでたから初めて会ったのはいつかは分からないのよね」


一色「もし、雪ノ下先輩の言っていることが当たっていれば吉井先輩はその…言いにくいんですがバカ…何ですか?」


島田「気にしないで、吉井はどうしようもないバカだから」ニコッ


何だ、島田の眩しい笑顔は…


まさか島田は吉井のことを…


雪ノ下「(まさか、島田さんは吉井君のことが好きなのかしら?)」


一色「(まさか、島田先輩は吉井先輩のことを?)」


由比ヶ浜「島田ちゃんは吉井君のことが好きなんだね〜」


ファッ!このバカ、みんなが言わない様にした


ことを平然と言いやがった!


そこに痺れる、憧れるゥゥゥゥ!


雪ノ下「由比ヶ浜さん、あまり人の秘密を口に出さない方がいいわ。まして人の色恋沙汰は特に」


一色「結衣先輩…」


島田「そ、そんな事ないわよ!」バキッ


ワァーオ…


島田の後ろにあった教室の壁が割れた…


どんだけ力あんのあんた?見た目は子供、


頭脳は大人と言う名探偵に出てくる


空手女なの?


姫路「そ、そうですよ!美波ちゃんは吉井君のことなんか好きじゃないですよ!

吉井君の好きな人は胸が大きい人なんですから!」バイーン


島田「………」ピキッ


姫路って奴も相当アレな奴だな…


良かったこの学校に入学しなくて…


島田「み、瑞希…今発言はどう言う事かしら?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ


姫路「そ、そのままの意味なんです!吉井君は胸が大きいが好きなんですよ!前に吉井君の家にあった、その…え、エッチな本にはみんな胸が大きい女の人ばかりだったんです!」


須川+Fクラスモブ『『ギロリッ』』


須川「吉井〜貴様は我々、異端審問会の鉄の掟を忘れた様だなぁ〜ましてや女の子を男の家に連れ込むとは〜

拷問してから死刑ェェー!!」


吉井「姫路さん!何でこのタイミングでなんて事を言うだ!ま、待ってみんな!誤解なんだ!」


須川「あぁ聞いてやるよ、遺言としてな!」


吉井「待って!遺言って何⁉︎違うんだ!どうして姫路さんが僕の聖書(エロ本)を知ってるかと言うとね?雄二達とテスト勉強するために僕の家に来たんだよ!それで姉さんに聖書(エロ本)をみんなにバラしたんだよ!」


須川「本当なのか、坂本」


坂本・土屋・秀吉「「「違う(のじゃ)」」」


須川+Fクラス『『『死ーー刑!!!』』』


吉井「ちょっ!雄二!秀吉!ムッツリーニ!どうして僕を裏切るの⁉︎ちょっ!須川君にみんな、そんな持ってたら危ないよね⁉︎あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


ガラッ!


西村「お前ら全員席につけ、補習授業を始めるぞ」


須川+Fクラス『『『チッ…は〜い』』』


福原「あと少しだったんだが…」ボソッ


横溝「後で〇す!」ボソッ


須川「楽しみだ…吉井を拷問にかけてからの死刑にするのは…」コソッ


あーあぁ…吉井は死んだなこりゃ…せめて葬式には出てやろ


吉井「さ、さぁ次の見学場所に行こうか霧島さん!」


優子「そうね、バk…Fクラスも授業があることだし我々もそろそろ別のところを案内しないと。行きましょうか代表」



霧島「…分かった。では次のところを案内しに行きましょう」


吉井「危なかったぁ〜いやぁ〜あと少しで殺されるとこだったよぉ〜」


坂本「お前がなんかバカやって死にかけるのはあたり前のことだろ?」


土屋「……いつもの事」


秀吉「そうじゃ」


吉井「元を言えば雄二達が嘘を言うからでしょっ!?」


坂本「だがな明久。あのまま言い訳を言い続けてもお前は須川達に殺されること決定だったぞ?」


吉井「…確かに…」


坂本「だったら嘘言ったって変わんねえよ」


吉井「だからって嘘をつかないでよ!余計に須川君達が僕を殺そうとするんじゃないか!」


島田「ほらバカやってないで行くわよ」


Fクラスでの見学が終わり、


次に教室以外の案内となったが


案外早く終わり最後に理事長室へと


向かうだけになった。


ここの学園長ってどんな人何だろうか?


やっぱり男でハゲで


白ひげ生やした老人だろうか?


まぁ学園長との挨拶さえ済めば家に帰るんだ。


あと少しの辛抱だ…待ってろよ小町


あと少しでお兄ちゃん帰るからな!


霧島「…ここが学園長室です。今日は総武高との交流会について少しお話を聞きたいそうです」


由比ヶ浜「ヘェ〜本当にがくえんちょうしつ?ってあるんだねぇ〜」


比企谷「由比ヶ浜、学園長って意味を分かって言ってるのか?」


由比ヶ浜「うっ…分からないで言いました…」シュン


雪ノ下「はぁ〜由比ヶ浜さんにも分かるように説明すると学園長はこの学園を創立した人よ。ちなみに学校の校長と学園長は役職としては同じよ。ただ校長は任期制みたいなもので任期が来たら別の学校に行くのよ」


一色「ヘェ〜校長と学園長は呼び方が違うだけで役職的には一緒なんですねぇ〜初めて知りました〜」


霧島「…では入ります」


コンコン


学園長「入りな」


霧島「失礼します。学園長、総武高校の生徒達を連れて来ました」


学園長「良く来たねぇ〜歓迎するよ」


俺の予想していた学園長とは違い、 


初老のばあさんだった。


顔にはシワは有るものの、


見た目の割に声がしっかりと


聞き取りやすいほどの大きさだった。


学園長「我が校へようこそ、総武高の生徒諸君。私がこの文月学園の学園長、藤堂カヲルよろしくさね」


比企谷「おい、一色。俺たちも自己紹介した方が良いんじゃないか?」コソコソ


一色「ですよね。分かりました」


一色「ゴホンッ。えぇ〜総武高校一年で生徒会長の一色いろはです! 本日は文月学園との交流会はとても良いものだと思ってます!」


ゴホンって自分で言っちゃう時点で


あざといわぁ〜


どうやったらお前のように


あざとくできるのかしら?


雪ノ下「総武高校から参りました。

2年J組雪ノ下雪乃です。今日は貴校との

交流会は大変良いものだと思っております」


由比ヶ浜「えっ?み、みんな礼儀正しいよぉ〜ヒッキーどうすればいい⁉︎」コソコソ


比企谷「知るかよ…てきとうに名前言って今日の感想言えば良いんじゃねぇの」


というか、あんたらはそんなに


耳元で喋るのが好きなのん?


由比ヶ浜「え、えっと〜そ、総武高から来ました2年Fクラスの由比ヶ浜結衣です!きょ、今日は文月学園とのこうりゅうかい?で楽しいことがたくさんあったので帰ったら学校の友達にも文月学園の良いところを言いたいと思いましゅ!」


比企谷「(あっ噛んだ)」


雪ノ下「(噛んだわね)」


一色「(噛みましたね)」


吉井「(噛んだね)」


坂本「(噛んだな)」


土屋「(…噛んだ)」


秀吉「(噛んだのじゃ)」


姫路「(噛んでしまいましたね…多分由比ヶ浜さんの立場なら私もあの場で噛んじゃった気がします…)」


島田「(噛んだ)」


霧島「(…噛んだ)」


優子「(噛んじゃったわね)」


工藤「(あちゃ〜噛んじゃったねぇ〜)」


由比ヶ浜「……」カァ///


比企谷「俺が最後か…えぇ…総武高2年Fクラス…比企谷八幡です…今日は文月学園との交流会はおr…自分の中では最高の思い出になったかと思います…」


学園長「それは嬉しいねぇ〜うちはまだ創立してばっかりだしましてや召喚獣を使った試験校ときた。そんなもんだから他校との関わりがあまり無いんだよ。そこに、あんたらの平塚先生がうちと総武高との交流会の話を持ち出してくれたのさ」


やっぱりあの人か…


学園長「そしたら数日後には平塚先生がうちとの交流会を開けることになったんだよ。んで今に至るわけさ」


あの人何やったらそんな話に上がすぐに


許可出すんだよ…ちょっと怖い…


学園長「ところであんたら、うちの召喚獣はもう見たかい?」


一色「はいすでにFクラスで召喚獣を少し見させていただきました」


学園長「そ、そうかい…なら話は早いねぇ〜ちょいとあんたらにもうちの召喚獣をだしてみないかい?」


吉井「えっ?ここの生徒以外でも召喚獣出せるの?」


学園長「普通は出せないけど、平塚先生からどうしてもって頼まれたからねぇ特別に調整したのさ」


俺たちも召喚獣って出せるのか…


ちょいと楽しみだ。


なんだか幽〇紋(ス〇ンド)を


出すみたいで内心ドキドキしている…


一色「私達も召喚獣出せるんですねぇ〜楽しみですぅ」


雪ノ下「猫の形にはならないのかしら…」ボソッ


お前どんだけ猫好きなんだよ…


由比ヶ浜「あたしは犬の方が良いなぁ…」


そう言えば少し前に犬か猫かって


由比ヶ浜と雪ノ下が揉めて


俺にどっちって聞いてきたなぁ…


結局戸塚が言ったウサギを可愛いって


言ったけど…


学園長「すまないねぇ…あいにく召喚獣は獣型にはなれないんだよ…悪いねぇ…

だが、純粋な獣型って言う案は気に入ったね」


雪ノ下「そ、そうなんですか…」


由比ヶ浜「ちょっと残念かも…」


学園長「気を取り直して吉井、腕輪を起動させな」


吉井「わかりましたよ…ババァ長…起動(アウェイクン)!」


さっきFクラスで見た四角い空間が

 

学園長室を覆った


学園長「さぁ、『試験召喚獣召喚サモン!』ってあんた達が言えば召喚獣が目の前に出てくるさ」


一色「…先輩先に言って下さい…」


雪ノ下「そうね、まずは比企谷君が先に言うのが一番ね」


由比ヶ浜「ヒッキー…お願い」ウルウル


比企谷「なんで俺が実験台にならなくちゃいかんなだ…」


くそ…実験台なんてやだ!何か、何かこいつら


に先に召喚獣を出させる方法はないのか⁉︎


メモ帳、ペン…


そうだ!カキカキ


雪ノ下「何をしてるのかしら?早く召喚しなさい」


クククッ…今に見てろよ…


比企谷「お前らこれなんて読むか知ってるか?」


一色「…先輩、私を馬鹿にしてるんですか?」


由比ヶ浜「簡単だよヒッキー…私だって漢字読めるんだからね!」


雪ノ下「…どうやら比企谷君は私達を馬鹿にしているようね…」


比企谷「じゃあもう一度聞く。これはなんて読むんだ?」


一色・由比ヶ浜・雪ノ下「「「格差問題」」」


ボフンッ×3


一色「えッ!なんで召喚獣が出せてるんですか!」


由比ヶ浜「えっ?えっ?ど、ど、どうして?」


雪ノ下「…そう言うことね…一色さん、由比ヶ浜さん…格差問題には召喚獣召喚に必要な言葉『サモン』という言葉が入ってるのよ…私達はまんまとあの男に嵌められたのよ…」


3人の前には3人に似た召喚獣が立っていた。一


色前には髪の色は亜麻色。


顔は一色と同じ何処か幼さを


感じさせられる。


いかにも一色を小さくした感じ。


由比ヶ浜も雪ノ下も同じく2人を


小さくした感じだった。


あと、3人の召喚獣の持ってる武器は


一色は槍、


由比ヶ浜はトゲ付きのグローブ、


雪ノ下は双剣だった…


比企谷「ふっ…俺を実験台にしようとした報いみたいなもんだ…」


由比ヶ浜「……」プク〜


一色「……」ジト〜〜


雪ノ下「……」ゴ・ゴ・ゴ・ゴッ


比企谷「ほんじゃ、これで俺も安全に召喚獣を出せるなサモn…」


雪ノ下「待ちなさい」


比企谷「…なんだよ」


雪ノ下「そう言えば…貴方…ウチの学校の左門さんと一緒にデートしていたらしいわね…」


突然、雪ノ下が訳の分からない事を


言ってきた


比企谷「は、はぁ?左門さんって誰だよ?」


ボフンッ


比企谷「…!なん…だと!」


俺の目の前に俺と似ていて目が死んでる召喚獣が


出てきた…ちなみに持っている武器は真剣だった


…真剣…侍…チャンバラだ…


ってどこの侍戦隊だよ…


一色「アハッ、召喚獣でも先輩のは目が死んでますねぇ〜」


由比ヶ浜「あはははヒッキーらしい召喚獣だね!」


雪ノ下「ふふふッ…まんまと騙されたのね比企谷君」


一色「流石雪ノ下先輩!見事先輩にいっぱい食わしてやりましたね!」


由比ヶ浜「やったねゆきのん!」


そうか…左門って奴は存在せず、


俺が動揺してサモンって言うと思ったから


そんな話をしたのか…


吉井「なんだか面白い人達だね〜」


坂本「テメェも同じことされたじゃねか」


吉井「雄二だって同じような事されたじゃ無いか!」


学園長「カッカッカァ中々面白いことをするんじゃないか。気に入ったよ」


ドドドドドドドドッッ!!!


島田「なんだか外がうるさいわね」


バンッ!!!


須川+FFF団「吉井!覚悟ぉぉぉぉぉ!!!」


吉井「えっ!須川君にみんな⁉︎どうして!」


須川「さっき言ったはずだ…お前を死刑にするとなッ!」


仕方がない…今日案内してくれた礼として


助けてやるか


ザッ


須川「?なんだこの召喚獣…目が死んでるぞ…」


福原「ホントだ…召喚者が目が死んでたら召喚獣の目が死んでるんだな」


横溝「ほ、ほら親は子に似るって言うからじゃないか…きっとそれだよ…」


フォローになってねぇよ…


須川「だがしかし、他校生だろうが

我々に刃向かうというのであれば

問答無用で手を出すぞ…

それでもいいのか?」


比企谷「吉井…このフィールドは国語科か?」コソコソ


吉井「え?このフィールドはフリーだから特には決まってないけど…」コソコソ


比企谷「…それが聞ければ大丈夫だ」

コソコソ


須川「一応警告はしたが

逃げないようだなぁ…

そこは褒めてやるがそれが最後の言葉になるぞ…他校生!」


須川+Fクラス「「「『試獣召喚(サモン)』!!!」」」


ボフンッ!!!


須川「それじゃ行かしてもらうぞ!」


須川+Fクラス「「「覚悟ぉぉぉぉぉ!!!」」」

向かってくる須川たちの


召喚獣に俺の召喚獣が


真剣で立ち向かうと召喚獣の


右腕に腕輪のよう


なものが付いていたのが見えた。


しかしそんな


ことに構ってられず真剣で

一振りしようとしたら、


腕輪が光り俺の召喚獣が一振り終えると


須川たちの召喚獣が全て消えていた…


須川+Fクラス「「「な、なにぃぃぃぃぃぃ!!!」」」


ドタドタドタッッ!!!


西村「戦死者は補習ぅぅぅぅ!!」


須川「嫌ダァァァァ」


横溝「補習が終わったばかりなのにぃぃぃ」


福原「地獄の補習は懲り懲りだぁぁぁぁぁぁ」


モブ1「俺は最初から反対だったんだぁぁぁぁ」


モブ2「俺、この補習が終わったらナンパしに行くんだ…」涙ポロリ


坂本「…おいババァどうなってんだこれは」


学園長「さっき言ったじゃ無いか。特別に調整したって…そんな事も忘れたのかい。平塚先生からここに居る4人の成績をこちらに送って貰ったのを召喚獣に反映させたのさ」


そう言えば…文月学園に来る3日ぐらい前に


平塚先生から大量のテストを渡されたっけ?


あれは、キツかったな…


なんせ、1時間で問題無制限だもんな…


だが、中学1年から高校2年までの


範囲だったからまだ解けたな


というか、さっきの腕輪なんだったんだ…


って言うか良いのかよ…


一応テストの点数も個人情報に


含まれると思うんだが…もしバレたら


平塚先生大変なことになるんじゃ…


学園長「比企谷といったかね。あの召喚獣がはめていた腕輪はね、どれかの科目を400点以上取った者だけが使える腕輪だよ。通常の召喚獣には使えない力を引き出せるんだよ。」


つまり、今のフィールドは俺の得意な文系だった

って事か…もし、理系だったと思うと


カッコつけて即負けって1番ダサいやられ方して


補修コースだったのか…


ともあれ、一安心だ…


一色「つまり、今の私達って雪ノ下先輩に闘いを挑んだら負けるって事ですからね?」


比企谷「だろうな。雪ノ下は学年1位を誇るからな…」


雪ノ下「では比企谷君…勝負しない?」


比企谷「なんで負けると分かっていて勝負を挑まなくちゃいけないんだよ…」


雪ノ下「それはさっき私達を嵌めたからよ」


まだ根に持ってたのかよ!


比企谷「わ、悪かったよ…すまなかったよ…」


雪ノ下「わかれば良いのよ」


コンコン


学園長「入りな」


高橋「学園長、時間です」


学園長「そうかい…まぁ総武高生と話は出来たから良しとするかい…」


一色・由比ヶ浜・雪ノ下・比企谷「「「「本当に今日はありがとうございました!」」」」


数分後…文月学園校門前


霧島「…では最後に記念撮影をして解散となります。みなさん並んでください」


平塚「写真は任せてくれたまえ。さっ、みんな並んだ並んだぁ」


一色「私は先輩のとーなり!」


由比ヶ浜「あっ!いろはちゃんずるい!私もヒッキーの隣が良い!べ、別にヒッキーが文月学園の子と隣に写るのが嫌だとかじゃ無いからね!」


吉井・土屋「「チッ…」」


テンプレツンデレありがとうございます!


昔の俺なら勘違いして


告って振られていただろう…


だが今の俺は鋼のメンタルを


持っているからな簡単に勘違いはしない!


雪ノ下「……」シュン…


由比ヶ浜「ゆきのん…ヒッキーの後ろでも良い写真は撮れるよ…」コソコソ


雪ノ下「大丈夫よ、由比ヶ浜さん。私は決してこのモテ企谷君の隣で写真を撮ろうなんて思ってないから」


褒めてんのそのあだ名?


平塚「そろそろ撮るぞ〜〜」


霧島「…いつでも大丈夫です」


平塚「はいチーズ」


カシャッ


平塚「では、我々はこれで失礼するとするか」


一色「そうですね。なんだかんだで結構時間過ぎちゃいましたしね」


由比ヶ浜「でも、なんだか寂しい感じがしちゃうなぁ」


雪ノ下「これだけ濃い学校を見せらたからじゃ無いかしら」


さらっとひでぇ事を言うな…


ん?あれはFクラスの土屋とか


言うやつだったな


…なんで手招きしてるだ?


俺に来いと言ってるんだろうか?


ちょっと行ってみるか…


比企谷「すいませんがちょっと待ってて下さい…」タッタッタ


平塚「お、おい比企谷!なんだぁトイレか?」


比企谷「俺になんか用か?確か土屋だったか?」


土屋「……これに興味は無いか?」ニヤリ


こ、これは!


一色に由比ヶ浜、雪ノ下のスカートの中が


見えるか見えないかぐらいの


際どい写真や一色と由比ヶ浜の制服の隙間


から見えるブラの写真ばかりだった…


胸の写真に関しての雪ノ下のは


無かったのは触れないでおこう…


比企谷「こ、これがどうしたんだ?」


普通に盗撮で訴えて勝てるレベルのもの


ばかりだ。


土屋「……全部で1500円で取引しないか?」


高い!だが全部で何枚あるか


分からないが少なくても30枚以上はある…


1枚100円以上の価値はある!


安い…むしろお釣りが来るくらいだ…


土屋「……普段なら1枚で500円だが他校生だから特別に大サービス…」


…財布には野口が3枚ほど揃っているが…


土屋「…今ならウチのも付けておく」


比企谷「…買った」


土屋「……毎度あり」ニヤリ


俺の財布から野口が1枚と小銭が消え、


代わりに3人の写真と文月学園の


美少女の写真が大量に手に入れた…


さて、小町にバレないように


隠しておかないとな…


比企谷「んじゃそろそろ帰るわ」


土屋「……また来るときにはムッツリ商会をご贔屓に」


比企谷「また、来るときがあればお世話になるかもな」タッタッタ


平塚「遅いぞ比企谷!早く乗れ出発するぞ!」


比企谷「すいません…」


一色「先輩、遅いですぅ」


由比ヶ浜「ヒッキー遅いし!」


雪ノ下「あら、一番早く帰りたそうな比企谷君があえて帰りを遅くするなんて熱でもあるのからしら」


比企谷「悪かったって」


平塚先生が運転するワゴン車の


助手席に乗り、


窓を開けたら今日文月学園を案内した連中


が別れの言葉を言ってきた


霧島「…ではまた何処かで逢いましょう」


優子「今日は楽しかったわ。ありがとね」


工藤「アハハハ、また会えると良いね〜じゃあねぇ〜」


吉井「比企谷君があの時助けてくれてありがとうね。助かったよ…でもねこの後に僕はまた須川君達に追われることになるから最後に感謝の言葉を君に言えて嬉しかったよ…さよなら…」涙ポロリ


坂本「今日は楽しかったぜ、また来いよじゃあな」


土屋「……また来るといい」


秀吉「今日は新鮮な気持ちで学園をまわれたからのぅ、お礼がしたいくらいじゃ。それとウチには演劇部があるからたまに見に来ると良いぞ。その時には最前列で演劇を見せるのじゃ」


姫路「あまり皆さんと話せませんでしたが今日のことはきっと忘れませんからね!」ウルウル


島田「今日は楽しかったわ…ありがとね…それとあのことは忘れてね!またね!」


おい、1人だけマジのお別れの言葉だぞ…


そして誰も吉井につっこまないし…


マジで大丈夫かよ…


全員からの別れの言葉を聴き終わり


俺たちの乗るワゴン車は出発した。


平塚先生はこのまま4人を自宅まで届けると


言い出し俺たちはそれに


甘えることにした。


それを聞いて3人は安堵したのか


歩き疲れたのか分からないが3人は眠りに


ついた。平塚先生は後ろの3人を


見てわざと遠回りして帰ることにした。


全くなんて良い先生なんだ…


早く誰か貰ってあげて!


平塚「比企谷から見て文月学園はどんな学校だったか?」


比企谷「そうですね…ひと言で言うなら…

『バカとテストと召喚獣』ですかね」


平塚「ふっ…なんだいそれは?」


比企谷「分かりませんがなぜか頭の中で自然と出たんですよね…」


平塚「そうか…お前らしくない捻くれなしの答えだな」


比企谷「先生…それって軽く俺のことdisってないっすか?それじゃまるで俺が捻くれ者じゃないですか」


平塚「おや、今更かね?」


比企谷「まぁ冗談ですけど」


平塚「私は本気だったがな」


比企谷「でしょうね…自分がどんな性格かは誰かよりも知ってますから」


平塚「おっと、そんな話してたらもう比企谷の家だ。降りる準備しておけよ」


比企谷「了解です」


その後すぐ家に着き3人を起こさないように平塚


先生にお礼を言いドアを閉めた。


そこで今日の文月学園との


交流会が終わった。


よく言うだろ?


「お家に帰るまでが遠足です」


って。だからここで交流会は終わったと


言える


しかし今日の交流会は普通と言えるの


だろうか?


いきなり女子が男子の目を潰すし、


女子の近くにいる男子と言うだけで


絡んできたり、オカルトと科学が融合した


召喚獣で戦ったりしたしなぁ…


『やはり俺の文月学園交流会は間違っている』


後書き

最後まで読んで頂きありがとうございます。
これにて『俺ガイル』×『バカテス』のクロスオーバーSSは完結です。如何でしたでしょうか?
私の好きな物と好きな物を組み合わせて急遽作った記憶があります。ご不明な点等有れば修正しますのでコメントして下さい。


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2017-07-24 02:38:13

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SS好きの名無しさんから
2021-02-17 16:04:04

SS好きの名無しさんから
2020-12-31 01:11:57

SS好きの名無しさんから
2017-07-24 02:38:17

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2017-08-25 19:48:04 ID: rW_D5Ayv

総武高校のテスト(最高100点満点)をどう反映させたら400点越えになるのか……

2: 冴えない作者 2017-08-26 23:21:48 ID: dkmeUMZf

1<<ご指摘ありがとうございます!今回の件は私がそこまで総武高の事を調べていなかった為に起きた事です…また、テストの反映についてはよく考えずにこのSSをかいた為によく変わらない設定になってしまいました。本当に申し訳ありません


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