2017-08-07 00:26:42 更新

概要

「提督と蒼龍」を詳しく解説した話です。
前の「提督と蒼龍」と内容が少し違うかもしれませんが、最後は同じ結末です。


前書き

要望がありましたので、頑張ってまとめて書いてみます。


「今日の月は雲一つなくて綺麗・・・」


夜空を見ながら呟く彼女は・・・航空母艦の蒼龍。


「半年経ったのね・・・早いなぁ~。」


部屋から空を見つめて過去を振り返る。


「そうだ・・・飛龍に手紙書こう!」


蒼龍は便箋を出して書き始める。


「飛龍、元気でやってる?  私は新しい鎮守府で・・・」



・・・・・・

・・・




「航空母艦・蒼龍! 参ります!」


蒼龍率いる空母部隊が出撃。


・・・・・・


いつもと同じ出撃、いつもと同じ戦闘・・・敵を殲滅して・・・そして、いつもと同じ帰還・・・そうなるはずだった・・・でも、


「痛っ!!」


敵の砲撃により、蒼龍は被弾してしまう。


「蒼龍さん! 大丈夫ですか?」


皆が心配する中・・・


「大丈夫! これより、反撃を開始します!」


そう言って蒼龍は弓を弾くが・・・


「えっ!?」



指に力が入らない・・・どうして? 



蒼龍は指を見て・・・


「ああ・・・指が・・・」


弓を弾くために必要な指が先ほどの被弾によって欠損していた。


「嘘・・・これじゃあ反撃できない。」


蒼龍の反撃を待つ皆、しかし、彼女は反撃できずにその場に腰を下ろす。


「!? 何をしているんですか蒼龍さん! 早く反撃を!!」


「・・・・・・」


既に敵部隊の追撃が開始されようとしていた。


敵が主砲を構え、蒼龍たちにロックオン・・・砲撃開始・・・の刹那、


「こっちよ!」


援軍で駆け付けた飛龍部隊の応戦により、敵部隊は壊滅、蒼龍たちは無事に済んだ。


「どうしたの? 大丈夫、蒼龍?」


「・・・うん、大丈夫。 助けてくれてありがとう!」


蒼龍と飛龍部隊は一緒に帰還した。


・・・・・・


すぐに入渠、傷は癒えたが・・・欠損した指は戻ることはなかった。


その後、何度も弓を弾く練習をするも・・・上手くいかず、蒼龍は徐々に部屋に籠るようになった。


唯一部屋から出る時は、飛龍が出撃する時か、食堂へ行くときである。


最初は心配をしてくれた提督も、次第に蒼龍を避けるようになり、艦娘達も蒼龍を避けるようになった。


ある日の事・・・


「異動!?」


その場にいた飛龍は驚く。


「蒼龍を異動させるんですか!?」


「仕方がない・・・ここにいても、出撃はできない、食費だけ掛かる、はっきり言って迷惑なんだ。」


「そんな・・・私から蒼龍に弓の練習をするように言います! ですから、異動だけは・・・」


「ダメだ! あいつはずっと部屋に籠ったままじゃないか! 今さら練習なんてすると思うか?」


「・・・・・・」


「もう決まったことだ・・・蒼龍は明日から、別の施設へ行ってもらう・・・以上だ。」


・・・・・・


その後、蒼龍は執務室に呼ばれ、移動命令を出された。蒼龍は何も言わずに提督の命令に従った。


・・・・・・


「元気でね・・・何かあったらすぐに私を呼んでね!」


「ありがとう飛龍・・・私は大丈夫だから・・・飛龍も頑張ってね。」


蒼龍を送ったのは飛龍のたった一人だけ・・・


「蒼龍! 絶対に諦めないで~!!」


飛龍の励ましを受けて蒼龍は鎮守府を去った。



・・・・・・


着いた場所は鎮守府ではなかった、ここは・・・「障害艦娘施設」。


蒼龍のように欠損し、障害を持った艦娘や、暴力を受けて心に傷を持った艦娘たちが集まる施設だった。


入り口には哀れむ表情の憲兵たちが出迎え、案内される。


「今日から君はここで住んでもらう。」


案内された場所は、広くもなく狭くもないが・・・何人かの先客がいた。


この施設の主な役割は何もなく、ただ自由にしていいと言うものだ、もちろん・・・出撃なんてない。


蒼龍よりも先にいた艦娘は、片目を失って詮索能力が落ちたことで捨てられた軽巡の子や、


敵戦艦に腕を吹き飛ばされて、普段通り行動できない重巡の子・・・酷い提督に性的虐待をされて


心に深い傷を持った潜水艦の子がいた・・・


皆、「提督が憎い」 「提督が許せない!」 「あいつなんか死んでしまえ!」と


聞くだけで嫌になってしまう内容が常に耳に入る。


蒼龍も指を欠損して出撃が出来なくなり、それだけで捨てられてしまった艦娘・・・同じ境遇なだけに周りに


すぐに打ち解けた。


出張で食事を作ってくれる鳳翔さんも皆に同情的で、「可哀そうに・・・」 「皆、元気を出して!」と


いつも励ましてくれます。


最初は蒼龍も冷静で、皆の意見を聞いたり返したりで何の問題もなかった・・・


でも、何日も・・・何日もこの生活が続く中で蒼龍は次第に、


「どうして私たちだけこんなつらい生活をしているの?」


「どうして提督は私を捨てたの?」


と、提督に対しての憎しみを持つようになる・・・そして、


軽巡の艦娘がいつものように提督への憎しみを口にしたところで、


「それなら、提督達に復讐しようよ!」


蒼龍の言葉に皆驚き、


「そんなことしたら、どんな処罰を受けるか・・・」


「憎いと言ったけど、復讐したいわけじゃ・・・」


と、皆最初はためらった・・・しかし、蒼龍は、


「今しかないよ! 今逃したらまたいつできるかわかんないよ!」


蒼龍の後押しで皆は復讐することを決意した。


最初の標的は憲兵たち・・・


蒼龍が息を切らして憲兵たちに訴える。


「憲兵さん! 皆の様子がおかしいんです!」


何事かと思い、憲兵らが駆け付ける・・・その真上から、


「!? 何だ!? 上から鉄骨が!!」



ガシャアアアアン!!!!



憲兵たちが下敷きになり、皆意識を失う。


「・・・・・・」


蒼龍が確認して、


「上手くいった・・・皆出てきて!」


蒼龍が叫ぶと、隠れていた皆が出てくる。


「ベストタイミングだったわ! 皆よくやったね!」


蒼龍は上機嫌である、しかし、皆の表情は険しい。


「こんなことやってよかったの?」


「憲兵たちが怪我してる・・・早く手当てしないと・・・」


「蒼龍さんは何で笑っていられるの?」


と複雑な気持ちである。


この時の蒼龍は冷静さが欠けていたというか、頭の中の何かが壊れた状態だった・・・でないと、目の前で憲兵が


倒れているのに上機嫌になるはずがない。


「何です? 何事ですか!?」


駆け付けた鳳翔さんが見て・・・


「皆何をやっているんですか!? 早く憲兵さんたちの手当てを・・・」


鳳翔さんが顔を上げると、一瞬背筋が凍る・・・鳳翔さんが見たのは、蒼龍の黒く濁った目だった。


「蒼龍さん?」


「鳳翔さん、こんな奴ら手当なんかしなくていいよ。 外に放り出せばいいんじゃない?」


そう言って皆に指示をすると、憲兵たち全員を外に放り出した。


「蒼龍さん! やめて下さい!!」


鳳翔さんが必死に説得するも・・・


「鳳翔さん・・・後で、お願いがあるのですが、聞いてくれます?」


復讐に走り、皆を操り、その瞳は完全に人の理性を失っている光景に鳳翔さんはただ恐れているだけだった。


・・・・・・


「えっ!? 食事に毒を!?」


「はい、お願いします。」


「できません! 蒼龍さんの気持ちはわかりますが、いくらなんでもそこまでしなくても・・・」


「鳳翔さん。」


「・・・・・・」


「私は入れて欲しい、と言っているのです。 私に少しでも同情してくれているのなら私のお願いを聞いてください。」


「・・・・・・」


その時の鳳翔さんの気持ちは複雑だった・・・皆のために作っている自分の料理に毒を入れる行為は、料理人として


最低の行為だからだ・・・でも、蒼龍があんな狂気に走ったのは提督が原因と言うのも明らかである・・・そして、


「・・・わかりました。 でも、致死量の毒は入れません・・・あくまで、苦しむ程度のものです。」


「・・・協力ありがとね。」


「・・・・・・」


自分の力では到底蒼龍を救うことが出来ない、誰か彼女を止めて! 鳳翔さんの気持ちはそれだけだった。


・・・・・・


憲兵たちが重傷で施設から出された数日後、


統括している提督がやって来て、蒼龍はまた皆に指示を出す。


廊下を歩いていれば、仕掛けた罠で提督を負傷させ、鳳翔さんに食事を持って行かせ、後に発作を起こさせ、


蒼龍が迫真の演技で提督に「大丈夫ですか?」と救いの手を差し伸べる。


それは救いでも何でもなく、提督がすぐに出て行かないようにさせるための作戦である。


こうして蒼龍だけは提督の味方と信じ込ませ、また皆に指示をして提督を痛めつける、食事に発作を起こさせる


薬品を混ぜて、発症すれば蒼龍が心配したふりをして、駆け付ける・・・の繰り返し。


最初の提督は体に後遺症が残り、除隊した。


後から来た提督は周りの誹謗中傷の嵐で鬱を発症する。


また来た提督は鳳翔さんが作った料理に劇薬を入れて、苦しめる。


何度も苦しめたせいで半身不随になり、普段通りの生活が出来なくなった。


それでも、彼女の行動はエスカレートしていった。


最初はただ「私たちの苦しみを味合わせてやりたい!」程度の気持ちが今では「復讐! 復讐! なんて楽しいの!」と


完全に狂った様子が伺えた。


施設の皆も進んでやっているのではなく、蒼龍に逆らうのが怖くてやむなく従っているに過ぎない。


それに、「憎い」と愚痴をこぼしていたのも自分たちであり、それを言い続けた結果、


彼女が凶行に走った姿を見て、責任を感じていたこともあった。


施設の皆と鳳翔さんは悟った。「もう蒼龍さんを止めることはできない。」・・・と。


提督が施設から去り続き、いつしかこの施設は危険地帯として、誰も近寄らなくなった。


それすら、蒼龍は「復讐は成された」と誰よりも喜んでいた。


それから提督が来なくなり、しばらくの間、皆は安心して暮らすことができた。


来ればまたやりたくもない復讐をすることになるのだから・・・


提督達が来なくなって数か月後に、新たな提督が出張でやってくる。


当然蒼龍は、皆に指示、鳳翔さんにもいつも通りの毒混入を要請する。


ただ、蒼龍にとって唯一の誤算があった、それはこの提督の存在感。


皆が誹謗中傷で怒号するも、全く応じない。 鳳翔さんが毒を盛った料理を差し出しても、「悪いが、もう一度作ってくれないか?」


と、全ての手の内を読まれているかのように蒼龍の復讐を回避した。


彼女は苛立ち、皆に武器を持たせ、脅すように強要するも、提督は動じず逆に、皆が提督を恐れてしまい、


誰も手を出すことも言う事もなくなってしまった。


鳳翔さんも説得されたようで、毒を入れていたことも全て白状していた。


ただ、皆と鳳翔さんは全員「蒼龍さんが命令した」とは言わなかった。


それは彼女に対する同情と彼女を止められなかった自分たちの責任によるものだったからだ。


提督は皆の気持ちを理解していたのか、蒼龍と話をすることになった。


黒幕が蒼龍だってことも、提督にはお見通しで彼女に事情を聴く。


蒼龍は提督に欠損した指を見せ、同時に欠損したせいで捨てられた事実が頭によぎり、提督に向かって叫んだ。


「何で? 何で私を捨てたの? ねぇ、何で!?」


その時の蒼龍の顔は完全に狂気に満ち憎しみに支配された表情だった。


「私を捨てた提督に復讐をして何が悪いの! ねぇ、何が悪いのよ!!」


外で聞いていた皆が見守る中、蒼龍の話を聞いた提督が冷ややかな目で静かに口を開く。


「欠損して出撃できないお前がなぜ生活できるんだ?」


提督の言葉に蒼龍は一瞬、人としての理性を取り戻し、我に返る。


「この施設に支給される障害手当と提督達の給料があるから生活ができるんだろ?」


「・・・・・・」


「つまりお前は、出撃せずに生活してるという事はただの給料泥棒ってことだな。」


「・・・・・・」


「本来ならばこの施設は障害の艦娘たちがリハビリを兼ねて元の鎮守府に復帰させるために


 建てられた施設なんだよ。」


「・・・・・・」


「それをお前・・・いや、お前たちは立場をわきまえず、復讐に走った。」


「・・・・・・」


「復帰するチャンスを逃し、挙句に施設の給料を悪用、そして逆恨みの復讐・・・哀れだな。」


「・・・・・・」


そこまで言われ、蒼龍は目が覚め、やっと事の重大さに気付いた。


それでも、提督は容赦なく、


「このことは全て上に報告しておくから。」


「そ、そんな・・・提督・・・待ってください。」


「都合のいい復讐の代償はさぞ重いことだろうね。」


そう言って、提督は鎮守府から出て行った。


「・・・・・・」


彼女はずっと下を向き、後悔をするが既に遅い。


「・・・蒼龍さん。」


皆が駆け付けて蒼龍を囲む。


「やっと目が覚めたんだね、よかった。」


「蒼龍さん、皆で罪を償おう。」


「私たちにも責任があったから・・・一緒に出頭しましょう。」


その言葉に、


「皆・・・ごめんね・・・本当に・・・ごめんね。」


泣きながら必死に謝る。


「・・・でも、皆に指示したのは私だから・・・私一人で償うから。」


そう言って、施設を飛び出す。


・・・・・・


提督の前で土下座をして叫ぶ。


「私が全て・・・全て私が悪いんです!」


「私が皆に指示を出しました、鳳翔さんにも毒を入れるようにも言いました、全部私が悪いんです!」


「私が処罰を受けます! ですから、皆は許してください!」


「・・・・・・」


必死に謝る蒼龍に提督は、


「なら、覚悟はできているんだな?」


威圧とも言える重い言葉に・・・


「・・・はい、どんな処罰でも受けます!」


「よし、ならオレについてこい!」


そう言って、蒼龍は提督についていくことになった。


「蒼龍さん!」


皆が駆け付けて、


「提督! 私たちにも罰を・・・」


「私も・・・提督の事を憎んでいました!」


「蒼龍さんだけ罰を受けるなんて不公平です。」


皆が蒼龍を庇う、それに対して提督は言う。


「・・・蒼龍、わかるか?」


「・・・・・・」


「お前はこんなに優しい子たちを利用して、自分のためだけに復讐をやったんだ・・・」


「・・・・・・」


蒼龍はまた涙を流す。


「さて・・・行くか。」


提督と蒼龍はその場から去る・・・



・・・・・・


「・・・・・・」


連れてこられた場所は・・・弓道場?


正面には複数の的と隣には弓と無数の矢が・・・


「提督・・・これは?」


「見ればわかるだろう、リハビリだよ。」


提督はそれだけ伝えて、


「全ての的の中心を射抜くまで、この部屋から出ることは許さん。覚悟があるなら死ぬ気でやってみろ!」


扉に鍵を閉めて立ち去る。


「・・・・・・」


しばらく持ってなかった弓・・・それを手に取り、矢を持ち弓を弾こうとする。


「・・・・・・」


当然ながら、欠損しているため、力が入らない・・・途中で何度も矢を落としてしまう。


「・・・くっ!」


辛うじて矢を放つも、的まで届かず地面に落ちる。


それでも、蒼龍は何度も矢を弾こうとする。


・・・・・・


何本の矢を放った? 100本? いや、2、300本以上放ったはず・・・


「・・・・・・」


それでも、的の中心を射抜くことが出来なかった。


途中で提督がやって来て、「お前はやる気があるのか?」と説教を受ける。


彼女は悔しながらも、必死で耐える。


「死ぬ気でやれ! 2,300本? せめて愚痴るなら1万本位放ってから言え!」


提督は蒼龍を貶した。


「・・・・・・」


彼女の気持ちには悔しさと無力さが残る。


悔しいと言うのは、提督に馬鹿にされて悔しいのではなく、自分が出来ないことによる悔しさである。


逆に提督には感謝の気持ちを持っていた。


1つは自分を復讐から目を覚ましてくれたこと、もう1つは出撃させるためにリハビリを


許可してくれていること・・・自分にもう一度出撃させるチャンスを与えていることだ。


それからは、がむしゃらに弓を放ち続ける。


提督が指が欠損しても弾ける弓を作ってくれて、大分楽になったことで的にやっと命中するようになった。


後は精度の問題・・・それは、昔出撃していた時のように、思い出すしかない・・・とにかくやるしかない!


・・・・・・


一日なんてすぐに終わる、寝る・食べる時間以外は全て矢を放っていた。


指に豆ができても・・・豆が潰れても・・・出血しても・・・矢を放ち続けた。


1か月が過ぎ・・・3カ月が過ぎ・・・そして、約半年後・・・


全ての的の中心に矢を射抜くことが出来た、それは、リハビリを終えたという事。


「お前はこれからは部隊に入ってもらい、出撃してもらう・・・戦果を期待する。」


・・・・・・



私は皆から旗艦に任命され、今も旗艦を務めています。


「・・・・・・」


私にはあの時、意地が無かった。


欠損していても、諦めずに出撃をしたい意向を示していれば良かったはず・・・


なのに、自分で努力をせず、それどころか原因を全て提督のせいにして挙句に復讐に走ってしまった。


提督が私の目を覚ましてくれなかったら、今でも復讐をし続けていたかもしれません。


処罰を覚悟していたけど、提督は元々そんなつもりはなかったようで、私にチャンスをくれた。


あの施設はどうなったのか・・・


提督の話では、私の願い通りに処罰はされずに、何の問題なく生活しているとのこと。


鳳翔さんはお咎めなしで元の鎮守府に戻って、料理を作り続けているそうです。


提督には返しても返しきれない恩を頂きました。


その恩に報いるため、私は出撃で戦果を取ろうと思います。




航空母艦・蒼龍! 出撃します!



・・・・・・

・・・




「よし、書けた! 後は切手を貼って・・・と。」


糊を付けて切手を貼ると、外に設置してあるポストに入れる。


・・・・・・


飛龍とは手紙で今でもやり取りしている。


本当は会って話をしたいけど、鎮守府が違うと休みが合わず、中々難しいところ・・・


でも、お互い元気なのは確か・・・私は飛龍の活躍と無事を祈る。


「・・・ふぁ・・・もうそろそろ寝ようかなぁ~。」


時計を見ると日付が変わっていた。


「明日は出撃だから、頑張らないとね!」


そう言って彼女は意気込み、就寝した。









「提督と蒼龍」改 終









 


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2017-08-30 20:59:47

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2017-08-19 16:48:12

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SS好きの名無しさんから
2017-08-30 20:59:48

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2017-08-19 16:48:16

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2017-08-19 16:48:07 ID: jaO1pLTo

人はね。幸せだと下らない事に夢中になり。
感謝を忘れて快楽に走るんだねえ。
子の子達は人間だ。幸せだと感じるのだからね。


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