「改二にしてよ!!」
白露型(時雨・村雨・夕立)が改二になる中で、白露にも遂に改二実装されることになったが・・・
※思い付きです(笑)
「提督ぅ~、あたしの話聞いてる~?」
側で頬を「ぷぅ~」っと膨らませながら顔を近づける白露。
「聞いてるって、それで? 一体何の用だ?」
提督の質問に、
「言わなくても分かるでしょ?」
「・・・・・・」
「分からないです。」と言いたい提督、
「あたしさぁ、練度いくつか知ってる~?」
「知ってるよ、練度98だろ?」
「そうそうあたしさぁ、頑張って練度98だよ、98!! 本当に頑張ったんだよ!!」
「そうだね、白露には本当に感謝してるよ。」
「てへへ~♪」
白露は上機嫌だ、
「・・・じゃなくて! ほら、最近あたしにも遂にさ・・・来たでしょ~♪」
「・・・・・・」
「更なる改装・・・改二実装案!!」
「・・・あ~。」
白露が最近様子がおかしいなと思ったら「それが目的だったのね」と気づいた提督。
「ほら・・・時雨と夕立も改二、村雨も遂に改二になっちゃったし・・・後は、あたしだけ。 だからぁ~・・・」
白露は意を決したように叫ぶ、
「あたしも改二にしてよ!!」
「・・・・・・」
提督は悩んだ。
「提督ぅ~、白露も! 改二! 改二にしてよ か・い・二!」
「・・・・・・」
「あたしが改二になれば白露型四姉妹全員改二だよ! 凄い事だよ! 凄い事だよね!!」
「・・・うん、凄い事だね。」
「でしょ! だ~か~ら! 提督! 今すぐ改二にして、お願い!!」
「・・・・・・」
とても悩む提督・・・「どうしよう、”戦闘詳報”が無いって口が裂けても言えない。」
「て・い・と・く。 か・い・二♪ 早くぅ~♪」
白露は期待の目で見つめている。
「と、取り敢えず先に演習に向かってくれ。 その後、もう一度話をしよう、な?」
「え~っ、今すぐ改装して欲しいのに・・・」
白露は不満げだが、
「うん、分かった。 提督からの指示だし・・・終わってからまた話しようね。 じゃあ行って来る♪」
白露はステップしながら執務室から出て行った。
・・・・・・
「やったね! 白露勝っちゃったぁ~!」
全部で5回の演習中、4回の勝利・・・その内MVPは白露だった。
「おめでとう白露、遂に練度が99になったわね。」
「あっ、本当だ! えへへ~♪ 練度MAXじゃん!」
姉妹艦の村雨に「おめでとう」と言われ更に上機嫌の白露。
「提督ぅ~! 今戻ったよ!」
白露が勢いよく入ってくる。
「おかえり・・・白露も遂に練度99か、おめでとう!」
「うん、提督もありがとう!」
「よし、じゃあ白露。 これを受け取ってくれ。」
そう言って、提督は机の引き出しから何かを取り出す。
「・・・・・・」
白露はわくわくしていた。
「遂に”改装許可書”が貰える~♪」と思ったのだろう、改装後の自分はどれだけ強くなるんだろうと想像しながら
提督から書類を渡されるのを待つ白露。
しかし、渡されたのは改装許可書ではなく・・・
「練度最大おめでとう! これからもオレと鎮守府を支えてくれ!」
と、提督から指輪を渡された。
「・・・・・・」
「えっ、改装許可書じゃないのぉ~!?」とがっかりしつつも、
「わぁ~っ、本物の指輪だ、綺麗~♪」と喜ぶ白露。
「提督、ありがとね♪」
素直に喜ぶ白露だが、
「・・・それで、改二の話はどうなったかなぁ~?」
すぐに話題が変わってしまった。
・・・・・・
「戦闘詳報が・・・無いって?」
提督は素直に白状する、
「本当に済まないと思ってる・・・白露を改装するには”戦闘詳報”が必要なんだ。 だから手に入れるまで
もう少し待ってくれないか?」
提督は謝りつつ、今後の入手計画を説明したが、
「提督のバカぁ!! 嘘つき!!」
白露は激怒した。
「何さ・・・村雨の時は必死にその戦闘詳報ってアイテムを見つけて改装してたのに、あたしの場合は
無いって・・・提督にとってあたしはその程度の扱いだったの!!?」
「違う、そんなわけないだろう! 白露はオレにとって大切な艦娘だ、本当に悪かった! 手に入れたら真っ先に
改装するから・・・もう少し待ってくれないか?」
「嫌だ! 手に入れたらって、いつになるわけ!? 明日? 明後日? いつなの!?」
「・・・・・・」
余程ショックだったのか次第に泣き出して、
「提督のバカぁ!! 何が「練度最大おめでとう」よ・・・あたしの機嫌を取るためにやった演技だったわけ?
ふざけないで! こんな指輪なんかいらない!!」
白露は指輪を窓の外に投げ捨てた。
「!? おい、何をするんだ!」
提督は白露の行動に驚き、
「1人の女の子の願いすら叶えてくれない酷い提督からの指輪なんていらない!!」
白露の態度に遂に提督も、
「そうか、分かったよ。 オレの勘違いだった・・・オレの前から消えてくれ。」
提督も遂に我慢できず怒りを露わにする。
結局、白露は改二実装は見送りとなった。
・・・・・・
「白露、開けるっぽい~。」
夕立は心配でドアを叩くが、
「・・・返事が無いっぽい~。」
夕立は諦めてその場から去る。
「そう、白露はまだ落ち込んでいるんだ。」
白露を除く時雨・村雨・夕立が部屋で相談をしていた。
「まぁ、確かにその”戦闘詳報”ってアイテムは入手が特殊だからすぐに手に入れられるわけではないけど・・・」
そう言いつつ、自身がそのアイテムを使って改二になっているので強く言えない村雨。
「素直に練度で改二になっていれば良かったけど・・・」
時雨たちのように練度で改装なら楽な事は無いが・・・
「でも、条件がそのアイテム必須だからね・・・提督もあれ以来、白露を無視するようになったし・・・」
時雨たちは「はぁ~」っとため息をつく。
「・・・ほとぼりが冷めるのを待ちましょう、今は2人ともそっとしておいた方がいいわ。」
村雨の意見に賛同する時雨と夕立。
・・・・・・
それから一週間が経過、
相変わらず提督と白露の間に壁が出来たままだ。
嫉妬だろうか、時雨たちとも会話しなくなった白露、
出撃も演習もせず部屋に閉じこもっているだけの白露に皆が心配していた頃、
意外な事で彼女は立ち直ることに・・・
それは、時雨たちの必死の説得で一緒に演習に参加した時の事、
演習相手は・・・自分たちと同じ白露・時雨・村雨に夕立。
「? あれ?」
白露は気づく、
「もう1人のあたしと村雨、改二になってないけど?」
確かに、他の鎮守府の白露と村雨は改二実装されていない・・・改のままで練度は100超え。
演習前は短時間なら、お互い会話することを許可されている。
「何で改二になってないの? 提督に断られたの?」
白露の意見に、
「提督が「改のままがいい」と言ったから。」
「・・・・・・」
意外な答えだった。
「提督が「改二で強くなるのはいい事だ、でもオレとしてはそのままでも十分に強いと思う。
だからそのままの姿でいて欲しい」って。」
「・・・・・・」
「確かに改装したい気持ちはあるけど提督は「強さ」よりも「私たち」を見てくれている・・・
だったら改二にならなくてもありかなぁ~って♪」
「・・・・・・」
白露は思った、「改二になってないのに、あっちの白露と村雨は何て幸せそうな顔をしているんだろう」と。
その後、演習を開始・・・結果は、向こう側の勝利だった。
「凄い、戦略も整っていたしあたしたちの攻撃も簡単に躱して・・・」
白露は「何も改二が全てじゃない?」と思うようになった。
・・・・・・
「・・・・・・」
帰還後、白露が・・・
「ごめん、皆は先に部屋に戻ってて! あたしはちょっと寄り道していくから!」
と、時雨たちを後にした。
「確か・・・ここだったような・・・」
白露は執務室の窓から見て反対の生い茂った草むらを掻き分ける・・・何かを探している?
「・・・・・・」
白露が探していた物、それは提督から練度最大になった事で貰えた指輪。
「・・・・・・」
でも、改二の事で頭がいっぱいだった白露は提督の準備不足に苛立ち、そして指輪を捨ててしまった。
「・・・・・・」
ずっと一緒にいたから分かる、白露が強くなって一番喜んだのは姉妹たちよりも提督だった、
だから、すぐに改装できなくて辛かったのは白露だけじゃない、提督だって本当は申し訳なく思っていたのだ。
「どうしてあの時、自分の事しか考えなかったんだろう・・・」
白露はあの時の行動を後悔していた。
「・・・指輪、見つけなきゃ。」
白露はその後も必死で草むらを掻き分け探して行く。
・・・・・・
「見つからない、見つからないよぉ~。」
指輪が見つからない、あれから一週間が経っている・・・犬が咥えて持って行ったか、それとも風に持っていかれたか、
「・・・・・・」
白露が諦めかけていたその時、
「やっぱりここにいたんだ。」
振り向くと、そこには時雨たちがいて、
「僕たちも探そう、白露の指輪。」
そう言って、時雨たちも一緒に探し始める。
「み、皆!」
「絶対に見つけて、提督に謝ろう?」
「うん、すぐに改装できないのは残念だけど、ケッコンは祝うべきよ♪」
「くんくん、指輪の匂いがするっぽい~!」
時雨たちの行いに、
「ありがとう、皆。」
顔を泥だらけにしつつも、時雨たちに感謝する白露。
・・・・・・
4人で捜索・・・そして、
「見つけたっぽい~!」
夕立が指輪らしきものを拾った。
「良かった・・・白露の指輪が見つかって。」
無くなったと諦めていた白露に元気が戻った・・・が、
「でも、凄い錆びだらけっぽい~。」
夕立は錆びついた指輪を白露に渡す。
「・・・・・・」
よくよく考えれば、捨ててから1週間が経っている・・・その間に雨やら猛暑やらで気温や環境の変化が大きかった、
指輪はその環境下で錆びだらけになっていた。
「どうしよう、これじゃあ提督に顔を合わせられないよぉ~。」
がっかりする白露に、
「明石さんの所に行って見よう、もしかしたら修復できるかもよ?」
時雨の提案に白露たちは工廠場へと向かう。
・・・・・・
明石に事情を説明して錆びた指輪を渡すが、
「う~ん、鉄とかだったら別にいいんですが・・・銀の指輪ですからね~。」
下手をすると余計に研磨してしまって丸い形状が保てないかもしれないと言われた。
「まぁ、地道ですがブラシにクリームを塗ってゆっくりと研磨して行けばいいかもしれませんね。」
そう言って、工廠場奥からブラシと研磨専用クリームを持って来た。
「それで、いつ終わりますか?」
白露の言葉に、
「申し訳ありません、これから戦艦の武器開発があるんで・・・時間がある時でしか出来ません。」
明石によると、「時間があれば」の時に研磨するという事で、最低でも1か月は掛かると言う。
「・・・・・・」
流石に長すぎると思ったのか、
「明石さん、その研磨ってあたしでも出来る?」
「白露ちゃんが? 出来なくはないですけど本当に地道な作業ですよ? 途中で諦めるかもしれませんよ?」
「・・・・・・」
それでも、白露は「元はと言えば自分が悪いから」と言い聞かせ、
「白露がやります、だからそのブラシとクリームを貸して!」
明石から道具を借りて、部屋で1人指輪の研磨を始めた。
「白露、どう? 指輪は綺麗になった?」
村雨が扉を開け様子を伺うが、
「・・・・・・」
ひたすら指輪をブラシでゴシゴシする白露の姿が・・・
「・・・・・・」
村雨が入って来たことにも気づいていないのか、ただ黙々とブラシで研磨する白露。
「そっとしておきましょう。」
そう思い、部屋から出て行く村雨。
・・・・・・
研磨を始めて1週間・・・遂に、
「やっと綺麗になった! ほら、皆見て・・・元の輝きに戻ったよ!!」
白露は輝きを取り戻した指輪を嵌めて時雨に見せる。
「頑張ったね! これで後は提督に白露の気持ちを伝えないとね。」
「うん、提督にこの前の事をちゃんと謝って、それから「ありがとう」って言って来るよ。」
そう思い、外に出ようとした手前、
「大変っぽい~! 提督さんが!」
夕立が大慌てで部屋に入って来た。
「? 提督がどうしたの?」
白露の言葉に、
「提督さんが・・・過労で倒れて入院したっぽい~!!」
夕立の知らせに白露は耳を疑った。
・・・・・・
「提督!」
提督が搬送された病室に白露がやってくる。
「・・・・・・」
提督は眠っている。
「どう言う事? 一体何があったの?」
白露の問いに、
「執務と出撃任務をこなしていた今日の朝、いきなり意識を失って倒れたんだ。」
側で看病していた長波が答える。
「どうして? どうしてそんな無茶したの!?」
白露が叫ぶと、
「何か、あるアイテムを手に入れる任務を見つけたって言ってたぞ。」
「? あるアイテム?」
「何て名前だっけ? 戦闘何たら・・・だったかな。」
「・・・・・・」
戦闘詳報の事だ・・・
「どうしても必要だからって、皆に出撃を指示して当の提督は、ずっと不休で仕事をしていたから・・・無理が祟ったんだろ。」
「・・・・・・」
「どうして欲しかったのか知らないけど、死ぬことになったら元も子もないだろう!」
寝ている提督に愚痴をこぼした長波、
「看ててくれてありがとう、今度は私が代わるから長波は部屋に戻って休んで。」
長波の代わりに村雨が提督の側で見守る。
「おう、昨日の夜から全く眠ってないからな、お言葉に甘えて帰らせてもらうよ。」
そう言って、長波は欠伸をしつつ帰って行った。
「・・・・・・」
白露は何も言えない。
「何だかんだ言って、提督は白露の事を大事に想っていたってことね。」
村雨が口を開く。
「・・・・・・」
「私が見ておくから白露は鎮守府に戻ったら? 確かこれから遠征任務があるんでしょう?」
「・・・・・・」
白露はその場に立ちすくんでいる。
「白露? 白露ったら!」
「!? な、何?」
村雨が何度も叫んでようやく気付いた白露。
「遠征任務があるんでしょう?」
「・・・・・・」
白露は涙ながらに村雨を見つめる。
「・・・・・・」
白露は何も言わないが、今何を考えているのか・・・村雨には分かっていた、
「はいはい、白露が提督を看ていたいのね・・・じゃあ私が代わりに遠征に行っておくから、後はよろしくね♪」
そう言って、村雨は病室から出て行く。
「提督ぅ・・・提督。」
白露は提督の手を握って、
「あたしが・・・あたしがあの時我儘言っちゃったから、ごめんなさい・・・ごめんなさい。」
手を強く握りしめながら白露は何度も提督に謝っていた。
・・・・・・
「・・・う~ん。」
白露が目覚めると、
「あれ・・・あれあれ!?」
何故か白露が病室のベッドに寝ていた。
「何で? さっきまで提督が寝てたよね?」
そう思っていると、
「何だ、起きてたか。」
振り向くと、そこには提督がいた。
「て、提督!」
白露は驚く、
「オレの手を握ったままいびきを掻きながら熟睡してたぞ、白露。」
「・・・・・・」
「全く、オレの事が心配で来たのか、ただ寝に来たのかどっちだよ・・・」
提督は「はぁ~」っとため息をつく。
「て、提督ぅ。」
白露が答える。
「ごめんなさい・・・あの時、我儘言っちゃってしかも、指輪を投げ捨てちゃって。」
白露は深々と頭を下げる。
「・・・・・・」
提督は無言のままだ。
「指輪探して見つかって、指に嵌めてるから・・・絶対に大切にするから、許して・・・ごめんなさい。」
そう言って、提督に嵌めた指輪を見せる。
「・・・・・・」
提督はそのままベッドに戻り、
「オレの方こそ、改装したかったのにオレの力不足で出来なくて、悪かったな白露。」
提督も謝り、
「ううん、あたしは改装して提督のために頑張りたかっただけ・・・でも、今はこのままでいいと思ってる。」
「? どうして?」
提督の問いに、
「改装だけが全てじゃないって、教えてくれた人がいたの。」
演習で会ったもう1人の白露、改装をしてないのにとても幸せそうな顔をしていた。
「提督はどっちがいい? 改装後と今のまま?」
白露の問いに、
「・・・オレとしては、今の方が好きだよ。 時雨たちのように印象がガラッと変わると結構驚くからな。」
提督の言葉に、
「じゃあこのままでいいよ、白露改のままでいいから♪」
安心したのか提督の膝で寝てしまう。
「おいおい、緊張の糸が解けたと思ったらまた寝ちまった。」
「やれやれ」と思い、隣のベッドに寝かせ布団を掛けてあげた提督。
・・・・・・
提督は1週間後に復帰、執務を再開した。
「無理は絶対しちゃ駄目だよ! また倒れても白露はか弱いから担げないからね!」
「はいはい、心配してくれてるのか貶しているのかどっちだよ?」
そう言いつつ、お互いで笑いながらいつものように執務仕事が始まった。
ある日の事、
「提督ぅ、白露呼んだぁ?」
執務室に白露がやって来た。
「ほら、皆が頑張ってくれたから手に入ったぞ。」
提督から何かを渡された・・・それは、
「これって、戦闘詳報じゃん!?」
白露は驚く、
「でも、提督は今のあたしのままでいいって?」
「ああ、オレはな。 でも、最終的な判断は任せるよ。 改装してもいいし、そのままでも構わない、
オレはお前の事が好きだから。」
「・・・・・・」
「白露に任せるよ。」
そう言って、提督は執務仕事に戻る。
・・・・・・
「・・・・・・」
白露は部屋で戦闘詳報を眺めながら、考えていた。
「どうしよう、提督は今のままでいいって言ってるし・・・でも、あたしが改装すれば白露型4姉妹が全員改二になって
戦力がアップできるし・・・」
白露は「むむむ・・・」としばらく考え込み、
「どうするかは明日になってから考えよう!」
そう言って、白露は眠りに就いた・・・眠かったのだろうか?
・・・・・・
・・・
・
翌日、白露は改装を・・・
受けた?
受けなかった?
「受けた」と選んだ方はこちらへ、
「これで皆改二になったね♪」
悩んだ末に白露は更なる改装をした。
「おめでとう白露、これでもっと活躍できるね!」
時雨も白露の改装に喜んだ、
「うん、もっといっぱい活躍して提督に褒めてもらっちゃおう♪」
「褒めてもらうっぽい~♪」
夕立も同じ気持ちだ。
「提督には会った? 出撃する前に改装後の姿を披露してあげたら?」
村雨の言葉に、
「そうだね・・・でも、今から出撃だし帰ってからでいいよ。」
白露の言葉に、
「いいよ、僕たちは待ってるから・・・会いに行ってきて。」
「行ってくるっぽい~♪」
「皆・・・ありがとう!」
皆の気遣いに感謝して白露は執務室へ向かった。
「提督ぅ~!」
白露は扉を思いきり開けた。
「・・・え~っと、どちらさんですか?」
提督が思わず尋ねると、
「もうっ! 妻の事を忘れたの!? それともあたしが綺麗過ぎて気づかなかった~?」
白露がにやけていると、
「ふっ、冗談だよ白露。 改装おめでとう! 更なる活躍を期待するぞ。」
提督が答えると、何を思ったのか白露が提督に抱き着く、
「提督、ありがとう。 あたし・・・これからも提督のために頑張るから。」
「ああ、期待してるよ。 でも、絶対に無茶はするなよ?」
お互いに気持ちを伝えた後、
「じゃあ、これから皆と出撃してきます! 戦果を期待しててね~♪」
「ああ、分かった。」
提督は敬礼をする、
「あ、後4人分のアイスを用意しておいてね~♪」
そう言って、白露は執務室から出て行く。
「ははは、中身はいつもと変わらずだな~。」
そう言って、椅子に戻り白露たちの活躍を願いながら今日も執務に励むのだった。
「改二にしてよ!!」 エンド1
「受けなかった」と選んだ方はこちらへ、
結局、提督が望む通りに改のままで生きることにした白露。
「せっかく戦闘詳報が手に入ってこれで白露型姉妹が改二になれるって言うのに・・・」
時雨は残念そうに口を開く。
「いいの、あたしが決めたことだから。 それに提督は最初に指輪をくれたし、その後すぐに改装なんて
ちょっと贅沢過ぎじゃないかなぁ~って。」
「まぁ、白露が決めた事なら別にいいんだけどね。」
「それにさ、春雨ももしかしたら更なる改装案が出るかもしれないでしょ? ならその時に”戦闘詳報”が
必要だったらあたしの分をあげてもいいし。」
「あらあら・・・白露のために提督が手に入れたのにね。」
「あたしはお姉ちゃん、妹が改装したいなら長女として譲ってあげるのが義務ってもの!」
それを聞いて「流石お姉ちゃん」と時雨たちは思った。
「じゃあ演習に行こう! あたしたち白露型の力を見せつけてやるわよ!」
白露が皆に鼓舞する。
時雨たちも白露に続いて「おーっ!」っと意気込みながら演習場へと進んでいくのだった。
「改二にしてよ!!」 エンド2
かく言う私の鎮守府の白露ちゃんは練度最大に程遠い上に戦闘詳報を持っていないため、
毎日のように、「提督のバカぁ! 嘘つき!!」と言われておりました・・・が、今日やっとの事で(7月17日)
戦闘詳報を手に入れることが出来ましたので、白露ちゃんを改装できました♪
「提督、ありがとねぇ~♪」だって~・・・女って怖いです・・・提督業は辛いです~(笑)
乙です。白露達が指輪探し始めた時の話で
すでに提督が拾って大本営に指輪を返納する代わりに戦闘詳報を受け取る
戦闘詳報が手に入り改装できる事と改装した白露を見て純粋に喜ぶ提督。
仲直りして改装できる事にはしゃぎ喜ぶ白露、改二になった後に指輪を代価に戦闘詳報と得た事を聞き
その指輪は二度と手に入らずもうケッコンできないことに絶望する白露。
という勝手な妄想してました。
成程! その結末は思いつかなかった!
機会があれば絶望エンドにも挑戦してみます。、
コメントありがとうございました!
更新お疲れ様です。私の鎮守府は村雨に戦闘諜報使っちゃったので無いですねぇ。まぁ、改装設計図もないんですがね...
長波を改二にして、出現する編成任務の後に出る任務
(3ヵ月に一度のクォータリー任務)で戦闘詳報が手に入ると知り、
長波を先に改二にしました。白露もその任務で戦闘詳報を手に入れて
改二にしましたよ。 改装設計図は勲章4つ必要ですからね~。一か月に
地道にやるしかないですね。知ってるかと思いますが、
1-5は航空戦艦・軽空母・軽巡2
2-5は重巡4と航巡2で上、しかし、夜戦で大破になる確率あり
戦艦4と空母2で下ルート、ただしルート逸れる場合あり
で1日で勲章2つ手に入れられますよ。
高レベルなら3,4,5のエクストラにも挑戦して頑張って手に入れましょう♪
5の4でしかも長波や沖波とかレアカンを三隻でしたルートのヤセンマス!鬼畜やあ。本当に勲章はともかく時報は余計な
システムだよ!しかも長波改2の時点で回収に一個要求されるし。鬼畜やあ