長月「次の作戦が12月だって?」
ちょっと遅いイベント
駆逐艦の練度は99です
長月「水無月それは本当なのか?」
水無月「本当だよ、ながなが。駆逐艦の間では今その話題で持ちきりだよ」
長月「しかしよりにもよって12月とは…さっき執務室に行ったら司令官がぶつぶつ言っていたのはそういうことか」
水無月「通達があったのは昨日らしいけど司令官そうとう荒れてたみたいだよ」
長月「12月開始となるとクリスマスに被る可能性が高いからな、それは荒れるだろう」
水無月「前から思ってたんだけどさ、なんで司令官はクリスマスがあんなに好きなの?」
望月「なんだ水無月知らないのか?」
水無月「もっちー起きてたんだ」
望月「起きてたよ、ったくなんで二人とも勝手に部屋入って来て炬燵にも入ってるんだよ」
水無月「いやあ、ほら、炬燵あるのここだけだし」
望月「この炬燵はあたしが司令官と交渉して執務室に出すまでここで使っていいってことになったんだから実質あたしのもんだろ?」
「苦労したんだぜ~、ほんと」
水無月「そういうところは面倒がらないよね」
望月「そりゃそうさ、なんてったって炬燵だもんね~」
長月「司令官がクリスマスが好きな話はどうなったんだ?」
望月「ああそれね~、って長月も知ってるんだから長月から話してくれよ」
長月「自分で反応しておいてそれか」
望月「いいじゃんかさ減るもんでもないし」
水無月「どっちでもいいから話してよぉ」
長月「まあ大した話じゃないんだが」
「提督が鎮守府にきた最初のクリスマス、つまり私たちにとっても最初のクリスマスだったわけだが」
「輸送作戦明けということもあって鎮守府はかなりぼろぼろの状態だったんだがささやかながらパーティをしたんだ」
「今思えばケーキもチキンも飾り付けもお世辞にも豪勢とは言えなかったけどそれでも私たちにはとても煌びやかなものだったんだ」
「特に白露がえらく気に入ってな、『クリスマスが一年で一番好き』なんて言い出してそれを司令官が真に受けてしまってな」
「それ以来司令官はクリスマスが大好きなんだ」
水無月「そういうことがあったんだ」
長月「だからまああれだ、クリスマスにやたらと力を入れているのはそういうわけだ」
水無月「ふーん、ねえ、もっちーはさ、って寝てるし…」
望月 zzz
水無月「ながながはさ、クリスマス好き?」
長月「もちろん好きだぞ、水無月はどうなんだ?」
水無月「そりゃあ好きだよ、ケーキも美味しいし、バルジつくけど…」
長月「私たちが楽しんでると司令官も楽しそうだしな」
水無月「ながながはさー、今年もサンタの格好するの?」
長月「もちろんだ、なんといっても」
「去年司令官がとても喜んでくれたからな!」
勘弁してくれ
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