山風「寒い…おこた、出そ…」
早く出し過ぎた炬燵
駆逐艦の練度は99です
山風「提督全然出してくれないし、今いないみたいだし、内緒で出しちゃおっと…」
朝風「あれ?山風じゃない?こんなところでどうしたの?」
山風「あ、朝風」
朝風「はは~ん、さては山風も司令官に内緒でこたつ出そうしてたわね?最近急に寒くなりすぎよね~」
山風「朝風もおこた出しに来たの?」
朝風「だって司令官全然出そうとしないもの、私も手伝うって言ってるのに」
山風「そうだよね…寒くなってきたからおこた出さないと風邪ひいちゃうよね…」
朝風「去年だって出すの遅かったし、クリスマスに片付けて結局それっきりだったし」
山風「そういえば、提督おこたあんまり好きじゃないってお姉ちゃんから聞いたことある」
朝風「そうなの?って確かに司令官がこたつに入ってるのあんまり見たことがないわね」
「入ってたのって駆逐艦と一緒におやつ食べてる時くらいだったかも」
山風「でも私たちは寒いし…」
朝風「そうよね、私たちが風邪ひいても困るものね、だからこれは私たちのために必要なことよ!」
吹雪「二人とも困るよぉ、勝手に執務室の模様替えをしてもらっちゃ」
山風 ビクッ
朝風 ビクッ
朝風「ちょっと吹雪、脅かさないでよ!」
山風「なんなの、もう…」
吹雪「そんなこそこそしてる方が悪いんじゃない、ともかく勝手に模様替えをするのはダメかなあ」
朝風「なぁんでよお、こんなに寒かったら私たちも司令官も風邪ひいちゃうじゃない!」
山風「そうだ、そうだー」
吹雪「いやストーブたいてるからそんなに寒くはないはずなんだけど」
朝風「なに?司令官がこたつ好きじゃないから出したらダメってことなの?」
吹雪「白露ちゃんから聞いたのか知らないけどそれ、ちょっと間違ってるからね」
「正確に言うと、こたつを出すと執務室が駆逐艦のたまり場になって仕事に影響が出るから出したくないんだって」
「司令官も駆逐艦がこたつに入っているとつられて入っちゃって仕事にならない自覚があるから出さないの」
「特に初雪ちゃんと望月ちゃんが自室のように四六時中ごろごろしてるのが問題なんだって」
朝風「確かにこたつが出てると初雪も望月もずっと執務室にいるわね…」
山風「そういえば二人ともいつもいたね…」
吹雪「だから出す期間を短くしてるんだって司令官言ってたよ」
朝風「なんかそう言われちゃうと」
山風「何も言い返せない…」
吹雪「もう少ししたら出すと思うからそれまでは我慢してね」
朝風「そんなこと言っても最近寒過ぎよ~、吹雪だってホントはこたつ出したいんでしょ?」
吹雪「それはもちろん出したいに決まってるけど?」
「私だって我慢してるんだから」
まだまだ鎮守府秋祭り、秋刀魚祭り
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