2019-07-01 01:54:46 更新

【前説】

けものフレンズ一期最終回後の1ヶ月の間のお話です。

ラッキービーストは新しい個体にあのレンズみたいなのをはめ込んでいるので本編のラッキービーストと同一個体です。(中身は本人)

なお、今作品はけものフレンズの二次創作です。では本編をどうぞ!







黒色の来訪者


サーバル「かばんちゃん元気にしてるかな~」


ヒョイッ ヒョイッ


かばんはジャパリとしょかんでいつものように博士達にカレーを作りに行っています。


サーバル「ここの別れ道は真っ直ぐ!

ちょっくし~ん」


???「やぁサーバル」

サーバル「うみゃ?」


サーバルに喋りかけたのはボスこと

ラッキービーストだった。


サーバル「あれ?ボスが喋る何てビックリしたよーあれ?今かばんちゃんは居ないしなんでー?」

ラッキーさん「実はねかばんが僕とフレンズとの間にあった喋っちゃダメっていう決まりをパークガイド権限により一部解除したんだよ」

サーバル「つまり、これからはお喋り相手になってくれるっていうこと?」

ラッキーさん「そういう事だね」

サーバル「これからはよろしくね!ボス!」

ラッキーさん「よろしく。ところでサーバル僕はこれからジャパリとしょかんに向かうけど乗っていくかい?」

サーバル「乗りたい乗りたーい」


サーバルとボスはジャパリバスでとしょかんまで向かった。


章タイトル

ジャパリとしょかん


ラッキーさん「じゃあ僕はジャパリバスを止めてくるね」

サーバル「さっきに行ってるね!」


ボスは駐車場の方へと向かって行った。


サーバル「早くかばんちゃんに会いたいなぁー炊飯場?そんな名前の所にいるはず!

早く行かなきゃ...っとまずは博士達に挨拶して来なきゃだって前に.


回想

「いいですかサーバル、このジャパリとしょかんに来たからにはまず主に声をかけるです」「かけるです」

「じゃなきゃジャパリまん貰うです」

「貰うです」


サーバル(それは嫌だから声かけよーっと)


(サーバルちゃん!)


サーバル「?かばんちゃんの声...それより博士の所に行かなくちゃ!」


ガチャ


「こんにちは!私はサーバル!」

コノハ博士「何ですか?サーバル」

サーバル「あ、博士!お邪魔するよ!」

コノハ博士「今、かばんがご飯作ってるですあげないのです!」

ミミちゃん助手「あげないのです」

サーバル「ええー」


コノハ博士「冗談です」ミミちゃん助手「さすがにそこまで鬼じゃないです」

サーバル「食べていいの?」

コノハ博士「ちょっとなら」ミミちゃん助手「食べていいです」

サーバル「わーやったー」


コノハ博士「まだですかね」

ミミちゃん助手「全く、遅いですねお腹ペコペコなのです」

サーバル「見てこようか?」

コノハ博士「止めとけです。待つのも立派な勉強なのです」


ラッキーさん「やぁ皆」

サーバル「あ、ボスお帰り!ずいぶんおっきな荷物持ってるね」

ラッキーさん「博士と助手、頼まれてた特選野菜詰め合わせセットだよ」

コノハ博士「ありがとうなのですそこで少し休んでくといいのです」

ミミちゃん助手「後でかばんに見せる事にしましょう。きっと喜ぶのです」


すると、としょかんの扉が開いてかばんが料理を持って入ってきた。


かばん「遅れてごめんなさい!ってあれサーバルちゃん来ちゃったの?」

サーバル「えへへ来ちゃった♪」

かばん「どうしよう料理一つ足りない...」

サーバル「え?かばんちゃん3つ料理持って来てるよね?」

かばん「え?いやこれ僕のご飯...」


コノハ博士「全く、サーバルは食い意地だけは一人前です。かばん、お前の分はお前で食べろです」

サーバル「ええー」

かばん「ですよね!博士の言うとおりだよサーバルちゃん!」

サーバル「そんなぁー」

ミミちゃん助手「しょうがないですね

サーバル、少し私の分あげるです」

サーバル「ありがとー」


コノハ博士「さて、カレーを食べるよです」パクッ

ミミちゃん助手「美味しい匂いがするのです!」

パクッ

サーバル「美味しみんみー」

パクッ

コノハ博士(小声)「ちょっと助手来るのです」ミミちゃん助手(小声)「はい、博士」

コノハ博士(小声)「サーバル、お前も来るです」

サーバル(小声)「え?うん!」


コノハ博士「あ、そういえば私の自室のジャパリまんが消えてるです誰か心当たりは無いですか?」

サーバル「だだだだだだ、だれだろー?」

ミミちゃん助手「もしかしてサーバルですか?」

サーバル「ごめんなさいもうしないよぉ…」

コノハ博士「サーバルお前ですか!全くついて来いですみっちりお説教です!」

サーバル「ご飯は?」

コノハ博士「そんなの後で食わせてあげるです!かばんちょっと出てるです!」

かばん「はーい」


章タイトル

コノハ博士の部屋


コノハ博士「サーバル率直に聞くです

あのかばんどこかおかしいと思いませんか?」

サーバル「うん...何かいつものかばんちゃんと違うよ!いつもなら自分より他人の事を気遣ってくれるかばんちゃんが「これは僕のって」言うはず無いもん!それにかばんちゃんは私のつまみ食いの癖知ってるから博士のジャパリまんつまみ食いの犯人は私って気づくはず!」

コノハ博士「そうですね..ってつまみ食いをしたらダメなのです!」

ミミちゃん助手「では、あれは何者です?見かけは完全に彼女です」

コノハ博士「そこです、そこが一番疑問です」

サーバル「そういえばここに来る途中でかばんちゃんに呼ばれた気がしたんだよね」

コノハ博士「そうですか、もしかしたらそれが本物のかばんかも知れないですね」

サーバル「どうやって調べれば良いんだろう?」

ミミちゃん助手「博士、ここは仕方ないです「あれ」の話でもするのです」

コノハ博士「あれ」ですか良いんですか?もし、万が一という事があればそれは最悪の結果を生みますよ」

サーバル「あれ」って何のこと?」


コノハ博士「サーバル達も見ているはずですサンドスター山の五号目に墜落しているー












ヒトの罪の象徴を」

[newpage]


サーバル「ヒトの罪?かばんちゃん達の種族の事?そんな罪だなんてかばんちゃんは悪くないよ!」

ミミちゃん助手「かばんを悪いだなんて言って無いですかばんの仲間が悪い事をしたのですそれを罪と表現しただけなのです」

コノハ博士「本を持ってきたのですこの妙な形をしたのを覚えてませんか?」

サーバル「確か...こんなのが地面に突き刺さってたような...」

コノハ博士「名前をB-2爆撃機といいます」

サーバル「B-2爆撃機...」

ミミちゃん助手「この中には沢山の爆弾が入っていて高高度から正確に爆撃出来るです当たったらいくらフレンズと言えど痛い思いをするです」


サーバル「これを教えてどうするの?」

コノハ博士「かばんもこれを見てるはずです。なので、例えば「あぁこれ、B-2っていうんですね」とか「あのときの...」とか言ったら十中八九本物のかばんです」

ミミちゃん助手「ですがもし、セルリアンでしたらどうなるかは不明です」

サーバル「相当決まったら話に行こー」

コノハ博士「早すぎなのです」



かばん「あ、サーバルちゃんお帰り!博士のジャパリまん食べちゃダメじゃない!」

サーバル「あーあれ私じゃなかったみたい」

かばん「そうなんだ良かったねサーバルちゃん」

コノハ博士「かばん、サーバルお願いがあるのです

かばん「お願い?」

サーバル「なになにー?」

ミミちゃん助手「サンドスター山にセルリアンがいて困ってるです。お前達で退治してきて欲しいです」

サーバル「まっかせってよ!退治してこればいいでしょ!フッフーン!」

コノハ博士「かばんにもお願いするのです」

かばん「サンドスター山のどの辺りにセルリアンはいるんですか?」

コノハ博士「丁度、この「B-2」という飛行機の辺りにいるのです!」

かばん「B-2...分かりました!早速いってきます!」


コノハ博士「さて、行くのならサーバルに渡したい物があるのですかばんはラッキービーストと先にバスに行っていてほしいです」

かばん「え?そうですか?」

ラッキーさん「さ、かばん僕らは先に行っていようか」

かばん「は、はい」


コノハ博士「さて、行きましたかではサーバルついてこいなのです」


サーバルはコノハ博士に連れられとある書棚まで連れてかれた。


サーバル「みゃ?ここは本棚?何かあるの?」


コノハ博士は本を一つ取り、本棚の奥にある扉を開けボタンを押した。


サーバル「本棚の形が変わったよ!なにこれなにこれ!」

コノハ博士「いいからついてこいなのです」


扉の先にはエレベーターがあり地下へと進んでいってるようだ。


コノハ博士「さぁついたです!」

ミミちゃん助手「しっかりと目に焼き付けろです!」

サーバル「うわぁ!なにこれ!」


エレベーターを降りた先は研究所のような所だった。


コノハ博士「その昔、フレンズの研究はここで行われていたです」

ミミちゃん助手「我々アフリカオオコノハズク、ワシミミズクは代々ここを守るように言われているのです」

サーバル「そうなんだー」

コノハ博士「目的はここじゃないです」

ミミちゃん助手「目的はこれですよ」


コノハ博士の手には拳銃が握られていた。


サーバル「それ!当たったら痛い奴だよね!こっちに向けないでよー」

コノハ博士「サーバル、目を瞑ってろです」


パァン

サーバル「ウギャァァァァァァ....

ヒィ!冷た....ってなにこの水?ペロッ

しょっぱいよ!もしかして海の水?」

コノハ博士「そうなのですこれは海水を入れてある対セルリアン拳銃

題して「セイ水」なのです!」

サーバル「これ普通の水鉄砲だよね?」

ミミちゃん助手「何を言うですかサーバルこれは普通の水鉄砲とは訳が違うのです!」

コノハ博士「いいですか?圧縮した空気を入れてあるので飛距離が倍以上飛ぶのです!そして圧縮した空気を入れる容器あって本物のマガジンみたいにリロードも出来るのです!」

サーバル「そうなんだー博士達の説明長いからもう行っちゃうね!」


シュタタタ


コノハ博士「行ってしまいましたね....」

ミミちゃん助手「我々は本物のかばんを探す事にするのです」

コノハ博士「そうしましょう助手」

ミミちゃん助手「はい博士!」


ジャパリバスの中


かばん「遅かったねサーバルちゃん」

サーバル「そうだねかばんちゃんなかなか軍手が見つからなくて...」

かばん「そうなんだ」

ラッキーさん「帰るのが遅くなりそうだからスピードを上げるよ、しっかり掴まっててね」

かばん&サーバル「「うん!」」


サンドスターの山 五号目付近


かばん「あれが....B-2」

サーバル「ねぇ?かばんちゃんあれ見てどう思う?」

かばん「どうって言われてもなぁーちょっと大きい位かな?」

サーバル「あのときアライグマがいきなり押し掛けて来てかばんちゃん倒されちゃったよね」

かばん「え?そうだっけ?まあ、アライグマって凶暴だって言うからね」

サーバル「かばんちゃん、アライグマの事、アライさんとかアライグマさんって呼んでなかった?」

かばん「あ、そうだった僕ってば...」

サーバル「本物のかばんちゃんを返してよ!あなたは誰?」




かばん?「やっぱり気付いていたんだねサーバルちゃん」

サーバル「あなたは誰なの?」

かばん?「僕は....「黒かばん」とでも名乗っておこうか」


そう言い終えると黒かばんは薄暗い色へと変わっていった。


サーバル「色が変わって..あなたもしかしてあの時の.......この前のおかえし!」

サーバルは持っていた水鉄砲を構えた。


黒かばん「フフフそんな小さな拳銃で何が出来るのかな?」


バシャッ


黒かばん「うわぁ!これ海水じゃないか体が固まっていくよぉぉぉぉ」

バシャッ

バシャッ

サーバルは間髪入れずに撃ち込んだ。


黒かばん「なんてね」

黒かばんはライフル銃を取り出した。


黒かばん「これが何か分かるかい?

対アニマルガール用に作られた特殊弾さ」


サーバル「そんな....セルリアンなのになんで倒せないの?」

黒かばん「ウフフ何でだろうね?ヒントは僕の元のセルリアンと本物のかばんちゃんにあるよ」

サーバル「黒セルリアンとかばんちゃん?何だろう?」

黒かばん「答えはいずれ分かるよ君達を天国に送るからそこでねぇ!!!!さぁ終わりだよ」


パシュッン

ライフルの発砲音かと思ったが様子が違う


黒かばんが目を押さえてる目からは血を流しているようだ。


黒かばん「ぐはぁぁぁぁぁなんだこれ只の銃弾じゃない!」


???「煙幕弾を撃つのです!」

???「はい!」


バシュン


???「助けに来たよ!サーバルちゃん!」


サーバル「えっ?なに?」


サーバルは近くを銃弾がとんだ事により耳が聞こえにくくなっている。


かばん「サーバルちゃん!大丈夫?」

サーバル「うみぁ!かばんちゃんを返してよ!」

かばん「僕は本物のかばんだよ!」

コノハ博士「サーバル、本物のかばんなのですよ!」

サーバル「じゃあ私と最初にした話はなに?」「食べないでください」

「かばんちゃんが料理作ってて私の分だけ無かったらどうする?」「サーバルちゃんに僕の分あげちゃうねまた作ればいいんだし」「ジャパリまんつまみ食いするのは?」「サーバルちゃんだよね前、ろっじでも食べてたし」「最後、アライグマの呼び方」「アライさん、アライグマさん」

サーバル「本物だー」

ダキッ

かばん「サーバルちゃん苦しいよ...」


黒かばん「あなた達一体...何で撃った」

かばん「対物ライフルです」

黒かばん「バレットか....どうりで痛い訳だ」

かばん「これで止めです!」


かばんはグレネードランチャーを発射した。


ドコーン


コノハ博士「サーバル、かばん乗るです!」

かばん「はいっ!サーバルちゃん捕まっててね」

サーバル「博士、大丈夫?」

コノハ博士「こんな時に頑張らないでどうするです。助手後はよろしくです」

「はい、博士」


遠く離れた木の枝の所


ミミちゃん助手「今度立ち上がったら終わりです」


爆煙が晴れていく


ミミちゃん助手「目標 偽物のかばん....食らえです!」


ダァッン


黒かばん「そこにいましたか」

黒かばんは狙撃銃を取り出し射撃姿勢を取った。


ミミちゃん助手「外れた!?もう一度!」

ダァッン

黒かばん「フフッ」

ダァッン


パリーン


コノハ博士「助手?何の音ですか?」

ミミちゃん助手「スコープに直撃しました。割れてしまいました」

コノハ博士「怪我は?」

ミミちゃん助手「大丈夫です。それよりそっちに奴が向かっているのです!」


コノハ博士「...どっちが射撃上手いですか?」

サーバル「わ、私さっきの音怖くて撃てない...」

かばん「ここは僕が!」

コノハ博士「なら、89式を渡しとくです。

替えの弾倉は私のポッケの中に...後ろは頼むです、サーバル?」

サーバル「うん?」

コノハ博士「お前は耳を塞ぐのです!」


かばん「後ろから猛スピードで来てます...って何でしょうあれ?」


黒かばんには飛行機のような翼が生えている。


コノハ博士「あれは飛行機の翼です!あいつやっぱり...かばん!早く撃つのです!」

かばん「食らえ!」


ダタタン、ダタン


黒かばん「どこ狙ってるんですか?全く検討違いの所に当たってますよ?」


かばん「う...何で当たらないんだ」」

コノハ博士「動きが素早すぎるのです!」

黒かばん「こっちからもいくよ!」

かばん「あれは...ロケットランチャーです!早く遠くへ!」


バヒューン

ドゴーン


黒かばん「木に当たりましたか...」


コノハ博士「あんなのが当たったら一溜まりも無いです!」「博士、遅れました」

コノハ博士「助手!」「スコープの替えはなかったです。なので[[rb:直接標準 > アイアンサイト]]です」

「博士、0になったら垂直上昇してください9,8,7,6,5,4,3,2博士今です」


黒かばん「上に隠れるつもりかな?」

ミミちゃん助手「...今です!」

ダァッン

黒かばんは地面に叩きつけられた。


ミミちゃん助手「博士、偽かばんは倒しました。早くジャパリバスまで!ボス、この先の道路までバスを..」

ラッキーさん「まかせて」


コノハ博士「見えましたジャパリバスです!」


シュタッ


ミミちゃん助手「ボス!サーバル達が乗ったです!早くとしょかんまで!」

ラッキーさん「最大出力で行くから何かに掴まっててね」



コノハ博士「なんとか撒きましたね」

サーバル「かばんちゃん会えて良かったよ...」

かばん「本当、ごめんね僕気を失ってたみたいで」

サーバル「大丈夫だよ!こうして本物のかばんちゃんにまた会えたんだから!」

かばん「サーバルちゃん...」

ラッキーさん「うん?かばん運転を代わってもらってもいいかな?」

かばん「どうしました?ラッキーさん」


運転手はかばんに変更となった。


ラッキーさん「アップデートが必要ですアップデートしてください」

サーバル「うみゃ?ボスどうしたの?」

ラッキーさん「真ん中のボタンを押してアップデートをしてください」


コノハ博士「ここを押せば..おや?なんですかこの紙切れは何々?」


「アップデートしないで、そのまま待っててね」


サーバル「そうなのボス?」

ラッキーさん「アップデート...が中止されました。っどうやら紙の指示にしたがったくれたようだね」

サーバル「さっきのアップデート止めちゃって良かったの?」

ラッキーさん「僕をアップデートしてくれる人間なんて居ないんだからさっきのはおそらく...罠だねきっとウイルスが仕込まれてたんじゃないかな?」

コノハ博士「じゃあ他のラッキービーストは?」

ラッキーさん「僕と違って自動でアップデートされるはずだからおそらく....」

ミミちゃん助手「そんな....」

コノハ博士「こんな時こそ仲間を呼ぶのです!としょかんに戻ったら早速呼び出しましょう!」


数時間後


コノハ博士「ここを抜けたらとしょかんまで後少しなのです!」


キュイイイイン


サーバル「なにこのおっきな音ビックリしたよ!」

コノハ博士「助手まさか....」

ミミちゃん助手「あれは、もう壊れて使い物にならないはずなのですありえないです」


かばん達の目の前にラッキービーストがどこからか落ちてきた。


かばん「なんでしょうあれ...あ!ぶつかっちゃう止めなきゃ」

ラッキーさん「かばん!止まっちゃダメだよこのまま進もう」

かばん「え?でもこのままだとぶつかりますよ?」

ラッキーさん「そのままぶつかるしか無いね」

かばん「え?そうですか....」


かばんはスピードを上げ始めた。

そしてぶつかるとラッキービーストは地面に埋まっていた...そして。


ドゴーン


かばん「え?そんな僕が....」

サーバル「すっごい音!ビックリしたよー」

コノハ博士「ラッキービーストまさかあれは...」

ラッキーさん「そうだねあれは爆弾さ

全く、黒かばんとやらは酷い事をするね。

かばん「え?じゃあ僕が壊した訳じゃ...」

ラッキーさん「そうだよかばんが壊した訳じゃないよ」


ミミちゃん助手「博士、サーバル、かばん上を見るです!」

コノハ博士「そんな...あれをどうやって」

サーバル「何あれ何あれ!かばんちゃん」

かばん「ぼ、僕もしらないなぁ」


上空をB-2爆撃機が旋回していた。


[newpage]


ラッキーさん「緊急事態だから安全の為、窓ガラスを防弾ガラスに変更するよ窓も全部閉めるよ...あっサーバル上の天板も閉めておいて」

サーバル「はーい」


上空のB-2は旋回を止めこちらに向かって来ている。


コノハ博士「かばん、早くとしょかんに向かうです!そうしないと...フレンズがみんな、みんなぁぁぁぁし....死んじゃう...です」

ミミちゃん助手「博士落ち着いてください...あなたこの島の長ですよね?あなたがこの一大事の時に泣いていて何も変わりませんよ!長なら我々、仲間に命令をお出し下さい」

コノハ博士「...分かりました。少し!取り乱しましたが決心しました。[[rb:奴ら > 黒かばん]]を撃退するのです!その為にはフレンズの同志を集める必要があります。としょかんには各地へ放送を流せる設備がありますなのでとしょかんへ何としてでも帰りますよ!」



全員「「「「「おーーーーーー」」」」」



コノハ博士「我々が奴を引き付けるのでかばん達はその隙に先にとしょかんに向かうのです!としょかんで落ち合おうなのです!」

かばん「はい!分かりました」

サーバル「分かったよ!」

ミミちゃん助手「サーバル、かばんを頼みますよ」

サーバル「うん!」


博士&助手「「行ってくるです!!」」


博士達は黒かばんを止めるためジャパリバスを飛び出した。


かばん「じゃあちょっとスピードを上げるね、サーバルちゃん何かに掴まってて!」

サーバル「うん!」


コノハ博士「あれがB-2ですか大きいですね助手」

ミミちゃん助手「ですね...あっ黒かばんなのです!」

黒かばん「懲りないですね僕に勝てるはずなんて無いのに...」

コノハ博士「フレンズは絶対に諦めないのです!何度でも立ち上がりそしてお前を倒すでしょう!」

ジャキッ

ミミちゃん助手「えぇそして我々はフレンズの長とその助手です。我々が諦めるなんてありえないのです」

ジャキッ


二人「「食らえ黒かばん!」」


黒かばん「食らうのはそちらでは?」

ジャキッ


サーバル「上から凄い音が聞こえるね」

かばん「そうだね...あ、ジャパリとしょかんが見えたよ!」

ラッキーさん「後少しだね」

かばん「よし、到着!」

サーバル「早く...えっと放送?設備はどこだろー」

かばん「あ、博士に聞くの忘れてた...」

ラッキーさん「これだよ!これだよ!」


ボスの近くにはマイクとパネルのような物が置かれてた。まだ電源はしっかりと入るようだ。


かばん「じゃあ、僕が喋るね」


「フレンズの皆さんえっとこんにちはかばんです。今、B-2っていう危ないのがこのジャパリパークを襲撃しています。なので皆さんの力が必要です。至急としょかんまでお集まり下さい!以上です。」


その頃アンイン橋付近では


コツメカワウソ「たーのしーはあるのかな?」

ジャガー「いや、無いと思う」



その頃ジャパリカフェでは


アルパカ「やっとぉお客さんが来てくれたよぉ~ありがとうねぇ~」


かばん(放送)こんにちはかばんです。今~B-2っていう危ないのがー


パフィン「あ、としょかんに行かなきゃダメみたい!」

スタタ


アルパカ「....お茶、飲んでけよぉ

ペェッ」


その頃遺跡では


ツチノコ「おい、スナネコ!としょかんへ行くぞぉー」

スナネコ「そうですねーあ、面白そうな壺ー」

ツチノコ「さっさと行くぞ!」


その頃こはんでは


アメリカビーバー「これはとしょかんに行かなきゃヤバいっすね」

プレリードック「行くであります!」


その頃へいげんでは


ヘラジカ「よし、ヘラジカ軍、全軍突撃~」

仲間達「おぉ~」

ヘラジカ「ハシビロコウ、上からの偵察は任せたぞ」

ハシビロコウ「うん、分かった」



ライオン「行っちゃったね~ヘラジカ」

オーロックス「我々も向かわなくていいのか?」

ライオン「うーん気乗りしないなぁ...まぁ行くかー」


その頃ゆきやまでは


カピバラ「温泉サイコー」

キタキツネ「温泉サイコー」

ギンギツネ「もうそろそろ上がりなさい!」

キタキツネ「えぇーもうちょっと入ってたい」

ギンギツネ「入り過ぎ!」

キタキツネ「入ったら入ったらで文句言うよね?」

ギンギツネ「あなたねぇ...」


「こんにちはかばんです...」


キタキツネ「かばんの声だ...」

ギンギツネ「としょかんで何かあったのかしら?」

キタキツネ「ギンギツネ、としょかんに行こう」

ギンギツネ「えぇ行きましょ」

(なんか変なスイッチ入った?)


その頃ロッジでは

アリツカゲラ「はい、はいありがとうございましたーっとこれで今ロッジにお泊まり中のフレンズさんはオオカミさんとキリンさん....」


「こんにちはかばんです...」


アリツカゲラ「あれ?かばんさんの声がこの機械からあれ?」


ドバン


アミメキリン「なんですかこの放送は!これはきっと大事件よ!」

タイリクオオカミ「いい所だったけど友達は守らなくちゃね」

アリツカゲラ「じゃあロッジをclauseにしておくので早速としょかんまでいきましょうか」

二人「「おぉー」」


その頃キョウシュウエリアのどこかでは


ヒグマ「よし、セルリアンはいないようだな」

キンシコウ「サーバルやかばんもね」

ヒグマ「///何言ってるんだよ!こないだ会ったばっかりだろ?」

キンシコウ「そうでしたね」

リカオン「それよりボス、ボスいませんか?」

ヒグマ「そういえばさっきから見かけなくなったな」


「こんにちはかばんです...」


ヒグマ(ついに、幻聴が...)

キンシコウ「あれこの声はかばん?」

リカオン「本当ですね!」

ヒグマ(あ、本人か)

「早速、助けに行くぞ!」

みんな「「はい!」」


その頃フェネアラ達は


アライグマ「まんまるのあれとイカダの材料が無いのだーフェネック、どこにあるのだ?」

フェネック「さー私も知らなーい」


「こんにちは、かばんです...」


アライグマ「あ!あそこの機械?が何か喋ってるなのだ!」

フェネック「本当だー」

アライグマ「早速行ってみるのだ!」

ダッダッタ

フェネック(ちゃんと機械の方に走って行ってるから大丈夫かな?)

「アライさーん急いじゃダメだってばー」


その頃としょかんでは

かばん「これでみんな来てくれるのかな?」

サーバル「来てくれると思うよ!みんなを信じよう!」

かばん「うん!」


ドーンと部屋の扉が開いたと思うとそこには博士と助手が居た。


コノハ博士「何とか黒かばんを撃退しました」

ミミちゃん助手「お前らの放送も良く聞こえたのです」

コノハ博士「我々は!」「疲れたので」

「寝るです」


サーバル「えー寝ちゃうの?」

かばん「サーバルちゃん、無理させたらダメだよ」


ピンポーン


サーバル「うみゃ!何の音?」

コノハ博士「きっと誰か来たです。そこの壁にインターホンがあるので見とくです」


「あれぇ押したよねぇ押したのにぃ博士達出て来ないにぇ」

「すぐには出て来れないんじゃない?」


かばん(ねぇサーバルちゃん、本当にアルパカさんとトキさんかな?ちょっと問題を出そうよ)

サーバル(そうしよー)


「問題」


アルパカ「問題?何だろうねぇ」


「僕が初めてアルパカさんのお店へ来店した時は何を頼みましたか?」


アルパカ「なにって...紅茶....あっ!ボスの充電しに来たんだから飲まなかったねぇ!次にサーバルが来たときに飲んだねぇ!」


「正解です。次はトキさんです」

「分かったわ」


「問題ラッキーさんはトキさんの声を何の動物に例えていたでしょう」


トキ「......カラスに似た濁った声」


「正解です....トキさんの歌僕は好きですよ!」


二人はとしょかんの中へと入っていた。


かばん「かくかくしかじかでして」


アルパカ「うわぁそれは大変だねぇ他のフレンズもぉ呼ばなきゃぁあたしたちぃだけじゃ何ともならんよー」

かばん「ほかの方ももうそろそろ着くとは思いますけど...」


ピンポーン


かばん「あっ誰か来たみたいですね」


数時間後...


かばん「これでここのエリアにいるフレンズのほとんどの方が来てくれたかな?」


コノハ博士「揃いましたか?」

サーバル「博士!寝てなくて大丈夫なの?」

コノハ博士「我々ならもう大丈夫なのです!」」「大丈夫です!」


コノハ博士「なら作戦を説明するです!お前ら集まれなのです」


コノハ博士「作戦はまず、としょかんの前に防空部隊を置くのです、ここの奴は空くる敵を撃ち落とすのです。ここには目の良いフレンズを置いときます」

かばん「あの、博士ちょっといいですか?」

コノハ博士「なんですかかばん?」

かばん「なぜ黒かばんは墜落して動かなくたB-2を復活させる事が出来たんですか?それと、黒かばんの姿形が僕に似てるのも気になります」

コノハ博士「それは...」

博士は少し言葉を詰まらせるが、直ぐに話し始めた。

[newpage]



コノハ博士「先になぜ黒かばんがかばんに似てるのかと言うとかばん、あの色のセルリアンを覚えてますよね?」

かばん「まさか...黒セルリアン?」


みんな「エェーーーーー」


ヘラジカ「こないだ倒したばかりだろ復活やけに早くないか?」

ヒグマ「黒セルリアン...また奴と戦うのか」

かばん「まさか...この前黒セルリアンに食べられた時に」

コノハ博士「えぇその時にかばんの情報がセルリアンに渡ったのでしょう」

サーバル「でもなんで直せたの?」


コノハ博士「かばん、この壊れた本を直してみて下さい」

かばん「はい!えっとここをこうして...あれ?どうやったら直るんだろう分かんないしなんかめんどくさい...」

サーバル「えぇ!かばんちゃんこの前これひょひょいのひょいって直してたじゃんしかもこの前「こんなの朝飯前だよー」なんて言ってたじゃんなんでー」

コノハ博士「やはりですね助手」「えぇ博士」「かばん、きっとセルリアンに

創作意欲と、軽めの記憶を奪われたのです」

かばん「えっ?記憶?僕の...」

コノハ博士「えぇかばんのヒトのしての記憶、そして意欲を使いあのボロボロとなったB-2を修理し、ラッキービーストをクラックさせたのでしょう」

サーバル「あのおっきな音のあれは?」

コノハ博士「あれもヒトの造り出した武器ですね因みにあの武器はここの地下にもあるのです」


ツチノコ「おい!博士話していいのか?あれは...」

コノハ博士「ツチノコもそういえばそうでしたねあなたはみつかりにくいですねセルリアンにも...」

ジャガー「それはどういう意味だ?地下と何か関係あるのか?武器がどうとか...」

コノハ博士「簡単にいえば.............

我々アフリカオオコノハズクと」「ワシミズクは」「「大昔からこのジャパリとしょかんの主、助手なのです!」」

ジャガー「それでここの地下を知ってるという訳か...しかしツチノコは何でだ?彼女は...」

コノハ博士「ツチノコとの関係は我々と同じくフレンズ第一世代の生き残りなのですよ」


みんな「「フレンズ第一世代?」」


???「遅れてごめんなさい!」

コノハ博士「誰ですか?このいいときに」

かばん「あ、あれは」

プリンセス!

コウテイ!

ジェーン!

イワビー!

ふるるー!

五人揃って~PPP(ペパプ)!

プリンセス「いや~ごめんなさい放送がかかった時、丁度レッスン中でー」

コノハ博士「緊急事態の時にまでレッスンを優先するとは...アイドルの鏡なのですね」

コウテイ「その時私は気絶してた...」

コノハ博士「危うく一生気絶しなきゃならなくなってたのですよ?気を付けろなのです!」

ジェーン「似合う髪飾りを探してて...」

コノハ博士「レッスン中になにやってるのですか!」

イワビー「ツッコミの練習だぜー」

コノハ博士「それ、ボケですよね?」

フルル「ごはん~」

コノハ博士「お前がごはんになってたのかも知れませんよ?っと全くマネージャーのマーゲイ?でしたか?お前は何をやってたのですか?お前がレッスン中止にしてー」

マーゲイ「(;´Д`)ハァハァしてました...」

コノハ博士「...もう何も言わないのです」

「論外なのです」

コノハ博士「と...冗談は置いといて丁度いいです、お前らPPPの初代...「当時はPIPでしたかね?そいつらが出始めの頃よりさらに昔...人類が後にフレンズと呼ばれる

アニマルガールを見つけた時...それが我々の生まれた時代...まだ人間と共存していた輝かしい時代...懐かしいですねあの頃は...」「えぇ博士」

かばん「一体当時何があったんですか?」


コノハ博士「訳を話せば長くなります」



「昔、我々はヒトと凄く仲が良くコミュニケーションまで取れたのでヒトの新しい友として大いに喜ばれました。そして数世紀が経った頃、大型の総合動物園ジャパリパークが出来ましたが...」

かばん「が?」

「そのジャパリパークはヒトの作り出したフレンズの人体実験の施設だったのです」


かばん「人体実験?ってヒトとフレンズは仲が良かったのでは?」


「政府...というか各国の首脳は恐れたのですよ、いつか動物紛いの連中に我々のポストを奪われるのではと...



そして―[[rb:彼等 > ヒト]]は絶滅種のフレンズの研究中にとんでもない物を造り出してしまった―それこそが

「セルリアン」なのです」


[newpage]

コノハ博士「そしてヒトは軍隊を使い

[[rb:我々 > フレンズ]]を捕獲しだしたのですよ当然、ヒトの中にも我々を助けてくれる優しいヒトもいましたが..

ある時、ジャパリパークは閉鎖されてしまいました。フレンズが人間を襲った...らしいです」

サーバル「らしい?」

ミミちゃん助手「詳しい事は博士も知らないのですよ」

ヒグマ「誰が襲ったんだ?」

コノハ博士「一応、フレンズ以外の可能性だと...

・セルリアン

・軍隊

・ジャパリパークで飼育されている普通の野性動物

位ですかね?」


かばん「それで一体何が...」

コノハ博士「それから反フレンズ組織等が生まれ我々フレンズは差別されました。

ジャパリパークは勿論、閉鎖されているので我々達はジャパリパーク内でのみ暮らし始めましたが、

奴らは対フレンズ兵器「セルリアン」を使い爆撃しはじめました。」

サーバル「そんなヒドーイ!」

ミミちゃん助手「ですがそれだけでは無かったのですよ」

サーバル「?」

ヘラジカ「何かあったのか?」

コノハ博士「セルリアンを大量にサンドスター山に投下したためサンドスターローが大量発生しなおかつ爆撃もあったため

四神の防壁は壊されサンドスターの結晶もローへと変化してしまいヒトの乗っていた乗り物は次々に墜落していきました結果的にヒトは








数を極端に減らしました」



かばん「...そうだったんですか.........僕の仲間がセルリアンを...」

サーバル「かばんちゃんは悪く無いよ!悪いのはその政府?の人間だよ!」

かばん「うん」

ヘラジカ「かばん、サーバルの言うとおりだぞお前がセルリアンを作ったわけじゃ無いんだ」

アルパカ「はい紅茶飲もぉー飲んだら楽になるよぉ!」

かばん「ありがとうございます!」


ラッキーさん「警告!警告!まもなくB-2が来るよ!」

ジャガー「なんか知らんがくるようだな」

アルパカ「お茶の準備しとくねぇ」

ツチノコ「ふんっ!スナネコ、行くぞ」

スナネコ「分かりました!」

ビーバー「プレリーさん頑張るっすよ」

プレリードック「頑張るでありまーす」

ヘラジカ「よし!お前らいつも通りだ頑張るぞ!」ヘラジカ軍「うぉーーーー」

ペパプ「歌って・踊って・戦います!」

キタキツネ「燃えてきた!」

ギンギツネ「暑くなりすぎよ!」

オオカミ「よし頑張るとするか」

アミメキリン「先生について行きます!」

ヒグマ「かばんの記憶を取り戻すぞ!」

リカオン・キンシコウ「「はい!」」


かばん「皆さん僕のために...ありがとうございます!」

サーバル「うーん?あれー?」

かばん「サーバルちゃんどうしたの?」

サーバル「カバとアライグマ達がいない?」


コノハ博士「カバは既に配置済みです遅めの到着だったので先に配置させてもらいましたが、あのバカは知らんのです!」

「知らないのです。どこかで迷っているのでは?」


???「フッハッハー!バカとは失礼なのだ!」

サーバル「あ、アライグマ!」

かばん「道、迷いませんでした?」

アライさん「あれくらいどぉーってことないのだ、なフェネック!」

フェネック「今回ばかりは凄かったよー

アライさーん」


所変わりとしょかん出入口付近


ヘラジカ「ライオン、合同で奇襲をかけるそっちの指示は頼んだぞ」

ライオン「...」

ヘラジカ「おい!ライオンどうした?まさか眠いのか?」


ライオン「相手ラッキービーストなんでしょ?」

ヘラジカ「そうだ」

ライオン「私は戦いたく無いねー

ボスは仲間だしー」


ヘラジカはライオンの頬をおもいっきり叩いた。


ライオン「ッッ痛いじゃねーか」

ヘラジカ「いいかライオン、これはもう戦争だ!ボスの自爆攻撃に当たればこれの倍以上痛いんだぞそれでいいのか?仲間も大勢、傷つくぞ?...これは余り言いたく無いがもうボスは...敵だ

セルリアンと同じ、倒さなきゃならない敵なんだ。私だって出来るなら倒したく無い。ライオン、友を守りたいのなら私について来いそうでないのならお前はリーダー失格だ」


そういい終えるとヘラジカは戸を開けこう言い放った。


「ヘラジカ軍!全軍突撃~」

「おぉーーーーーー」


ミミちゃん助手(無線)ヘラジカ聞こえますか?


ヘラジカ「聞こえるぞ!」

コノハ博士「お前らの持っている武器がライフル銃なのです。当たったら痛いのです。それを敵に向けて下に付いてるトリガーを引くと弾が発射されるのです」

ミミちゃん助手「それを使ってラッキービーストを倒せですよ」


ヘラジカ「博士が言った通りだ各自の判断で撃ってよし!」

ハシビロコウ「ヘラジカさん」

ヘラジカ「どうした?」

ハシビロコウ「散開して撃った方が敵から攻撃受けにくそう」

ヘラジカ「うん?...あーそうだなぁ!一人で攻めるより目標が増えると当たらない奴が出るはずだもんな」


シロサイ「あ!ヘラジカ様ラッキービーストですわ!」


としょかん近くの森から大量のラッキービーストが攻めて来ている。


ヘラジカ「よし!攻撃開始~」


ダタッンダタタ


コノハ博士「どうやらヘラジカ達が戦闘開始のようですね...上空偵察部隊はどうですか?何か見えますか?」


トキ「何も見えないって前線から連絡」


コノハ博士「そうですか...レーダーはどうですか?かばん」

かばん「それが見方が分からなくて...」

ミミちゃん助手「要は、ここに赤い点がって...博士!としょかんに近づく高速目標多数!」

コノハ博士「本当ですか助手!」

ミミちゃん助手「後三分でとしょかん上空に到達!」

コノハ博士「ヘラジカ!近くで何か大きな音しませんか?」

ヘラジカ「音?さっきからババッバとかいう音は聞こえてるが...」

コノハ博士「それなのです!早くそこから離れろなのです!」


ヘラジカ達の近くからヘリコプターが近づいていた。


コノハ博士「あれは...軍用ヘリ!助手、図鑑を取ってくるのです!」

ミミちゃん助手「持ってきました」

コノハ博士「どれどれ...あれは陸上自衛隊のAH-1S、海兵隊のAH-1Zそして

陸上自衛隊のAH-64D、ブラックホークもいますね」

ミミちゃん助手「更に高速目標接近!」

コノハ博士「あれは...F-15E?ヤバイのです!戦闘機なのです!」

コノハ博士「ヘラジカ!直ぐに待避、一旦下がれなのです!」

ヘラジカ「くっ!残念だが皆撤退するぞ!」

オオアルマジロ「と言われても」

パンカメちゃん「この状況逃げさせてもらえ無さそうな雰囲気でござる...」

シロサイ「ここは私達におまかせ下さい!ヘラジカ様はお逃げに...」

ヤマアラシ「ヘラジカ様退却するです~」

ハシビロコウ「....逃げて、私が引き付けるから」

ヘラジカ「いいや!私一人じゃ引かないぞみんなが居て「仲間」だろ?散る時はみんな一緒だ」

みんな「ヘラジカ様...」

ヘラジカ「よし、ヘラジカ軍突撃だ!」


コノハ博士「やめろです!私はもう仲間を失いたく無いのです。もうフレンズが死ぬのを見たくないのです!」


???「さっきはごめんヘラジカを見ていたら吹っ切れた」


バリンッ


ラッキービースト1「アッ」

ラッキービースト2「ソンナ、イチゲキナンテ」


風に鬣を靡かせながら颯爽とAH-1Sのコックピットを貫いたフレンズがいた。


???「これ、落ちるぞ!怪我するから離れろ!」


ーそれはライオンだった。


ヘラジカ「ライオン!」

ライオン「めんご、めんご~遅くなってごめんね!」

ヘラジカ「...おう!待ってたぞ!ライオン!」

ヘラジカ(もう大丈夫なのか?ライオン)

ライオン(あぁ迷惑かけたな、もう吹っ切れた)


黒かばん「...ラッキービーストに

指示、フレンズを排除せよ!」


改ラッキービースト「リョウカイフレンズ

ヲハイジョセヨ、クリカエスフレンズヲハイジョセヨ」


ラッキービースト3「リョウカイ、フレンズヲハイジョシマス。モクヒョウ、ライオン、ヘラジカグン」


ウィィィィィィィン


パンカメちゃん「でっかい銃が動き出したでござる..」

ライオン「皆、撤退するよ!急げ~」


黒かばん「逃がしませんよ。各機、

攻撃開始」


AH-1S,AH-1Z,AH-64Dが攻撃を開始した。


バパッッッッッッッッン


ヘラジカ「うぉ!!!!撃ってきやがった皆、後少しでとしょかんだぞ!」


ラッキービースト3「ツギハユウドウミサイルヲツカウヨ」


ライオン「何かこっちにくる!絶対危ない奴だな皆早く逃げるぞ」


???「僕の仲間に手を出すな!」


バァッン


カーン

ドゴーン


???「ハクトウワシさんお願いします」

ハクトウワシ「OK!あれを撃ち落とせばいいのね!」


ダタタン、ダタタ

AH-1Zが墜落した。


黒かばん「あれは...対空砲ですかそしてあれはかばん!」


かばん「ライオンさん、ヘラジカさん大丈夫ですか?」

ライオン「あぁ怪我してる奴は居ないみたいだ。はぁー疲れた、疲れたー」

ヘラジカ「かばんのお陰で助かったぞありがとう」


かばんは上空のB-2を睨んでいる。


黒かばん「何ですかこっちをみて...F-15を投入せよ」


改ラッキービースト「リョウカイ、F-15ハッシンセヨ」

ラッキービースト4「リョウカイ、ハッシンスル」


轟音を出しながら戦闘機が飛び立った。


???「あそこが飛行機の巣なのだ!」

???「本当だねー」

???「敵の飛行機の巣を見つけたのだ!」

コノハ博士「よくやりましたね、場所を教えろなのです、アライグマ」

アライさん「ってここは何処なのだ?」

コノハ博士「全く...フェネックそこは何処ですか?」

フェネック「うんとねーパンフレットのA3の5の地点かなー山の反対側だよー」

コノハ博士「そうですか、今、トキが向かったのでトキに掴まり、としょかんへ戻ってください」

アライさん、フェネック「了解なのだ!

あいよー」


ッピ


コノハ博士(これで作戦通りに事が進みそうなのです)

「かばんは戻りました?」

かばん「あ、はい」

コノハ博士「では、かばんこれから奴に勝つ唯一の方法で戦いに望みます。かばん、まずはこれを見て操縦の仕方を覚えてください」

かばん「え?これって...」

コノハ博士「もちろん戦闘機の操縦方法なのです」

かばん「僕こんなの...」

コノハ博士「やる前から諦めるななのです!やって出来なかったら諦めろなのです!」

かばん「...はい!頑張ります」


[newpage]



コノハ博士「仕方ないのでここは私が乗せて行ってあげるです。かばん戦闘機の操縦の仕方はわかりましたか?」

かばん「何となくかなちょっと複雑で...」

コノハ博士「分かりました。では行きますよなるべく低空で向かうので頭には注意しててくださいね」


博士は音もなく飛び立って行った。


コノハ博士「敵は?」

かばん「見当たりませんね」


フッ


かばん「今のは!?」

コノハ博士「トキですよアライグマ達も一緒にいましたし」

かばん「良かった...あ!前方にヘリコプター!」

コノハ博士「このスティンガーで撃ち落としてやるです!」


バヒューン


ラッキービースト5「アッ」

ラッキービースト6「サッキカラリスキルバッカリ」


ドコーン


コノハ博士「かばんごめんなさいです。ここで切りはなすしかなさそうですジャパリパークの命運はかばんに託します。ではここで降りて下さいです!」


かばんは飛び降りた。そしてパラシュートを展開して戦闘機へと近づいてゆく


黒かばん「なるほど...そういう事か後は頼みます」

改ラッキービースト「ワカッタヨイッテラッシャイ」


黒かばんはB-2から飛び出し飛行モードに移行した。


コノハ博士「どうですかかばん動けますか?」

かばん「はい!」

コノハ博士「黒かばんはそっちの方に向かって行ってるです」

かばん「...はい」

ラッキーさん「かばん準備が出来たよ」

かばん「ラッキーさんいたんですか」

ラッキーさん「僕はレーダー探知をしておくからかばんは辺りに敵がいないか見てね」

かばん「はい!」

ラッキーさん「それじゃあ行こうか。

ブレーキ解除、スロットル始動、発進!」


ファァァァァァァン


轟音を上げかばんの戦闘機は飛び立って行った。


ラッキーさん「かばん、離陸成功おめでとう」

かばん「ありがとうございます...」

ラッキーさん「ま、うかうかしてられないね上空に敵、黒かばんだ。」

かばん「あ、本当だ」

ラッキービースト「あっちの方が有利だねかばん、ここはロールして旋回しよう」

かばん「はい!ロール曲がる事だな...」


黒かばん「ロールか追跡してあげる!」

ラッキーさん「今だかばん!操縦桿を更に引いて曲がるんだそして正面に黒かばんが来たら...」

かばん「機関砲ですね!」


かばんの戦闘機は黒かばんの後ろへ接近した。


ブゥンンンンン


黒かばんは地面へ落ちて行く...

かばん「やりましたねラッキーさん!」

ラッキーさん「かばん、念のため爆撃をしよう」

かばん「はい」


ラッキーさん「かばん爆弾は一発しかないから慎重にね」

かばん「はい」

ラッキーさん「対地攻撃進路侵入...今だよ爆弾投下」


ドゴーン


見事、黒かばんへ直撃した。


かばん「よし!やりましたよラッキーさん」

ラッキーさん「頑張ったねかばんさぁ、早いとこ着陸しよう」

かばん「はい!」


かばん「皆さん!見事黒かばんを倒しましたよ!」

コノハ博士「かばん!頑張りましたね博士が褒めてあげるのです!」


サーバル「おーいかばんちゃーん」

ツチノコ「大丈夫そうかー?」


かばん「みんな!来てくれたんだ」

コノハ博士「こっちですよー」


サーバル「かばんちゃ...後ろ!」


黒かばん「フゥ...結構大怪我だったけどまだ大丈夫だね」

かばん(博士...)

コノハ博士(かばん、いきますよ)


ザシュッ


黒かばん「ウッッ痛い...」


かばん&博士は急いでフレンズ達の元へ走った。


コノハ博士「よし、合流出来ましたね作戦を発表します」


サーバル「ええーそんな簡単な事だったの!?」

コノハ博士「えぇ簡単な事こそ難しいのですよ。ではかばん、サーバル、フェネックで奴、黒かばんに止めを」


かばん「では、手筈通りに」

サーバル「フェネック!行くよー」

フェネック「あいよっと!」


黒かばん「二人、同時攻撃?こんなの簡単に...」


ザシュ


黒かばん「フレンズ硬化防壁発動!」

かばん「ドリャアーーー」


バシュッン


かばん「えい!」

ザシッュ


黒かばん「あ....そんな....」


ドタッ


黒かばんは地面へ倒れこんだ


コノハ博士「どうですか?我々の作戦は

黒かばんお前は対フレンズ回復と対セルリアン回復どっちも使用しています。では...2つ同時に攻めた場合お前は何になるのですか?そこで止めをさせば...お前に勝てます。」


ラッキーさん「上空のB-2が動き出したよ」

かばん「えっ?」

ラッキーさん「このままだととしょかんに墜落するね」

コノハ博士「何ですって!早く止めなきゃ」

黒かばん「止めるのは難しいですよ」

かばん「生きてたんだ」

黒かばん「かばん、黒セルリアンとしての僕はもう死んだよ、今喋ってるのはセルリアンでもフレンズでもなく人ですら無いそんな存在さ」

かばん「なにしに来たの?」

偽かばん「あれを止めに」

コノハ博士「嘘を言うななのです!騙されませんよ」

偽かばん「あれをとしょかんへ落とせ等という命令を僕は出してませんよ、あれはラッキービースト自らの意思です。かばんのもつ正規のパークガイド権限を使えば元に戻せますよ」

コノハ博士「ふーん本当ですかねー」

かばん「博士、僕は行きます!」

コノハ博士「嘘ですよこんな話、信じられません」

かばん「僕は、彼女を信じようと思います

もう敵では無いんですから」

コノハ博士「さっきの黒セルリアンの部分は消えたという事ですか?」

かばん「えぇだって僕の記憶、戻りましたし」

コノハ博士「は?」

かばん「料理のレシピとか思い出しました」

コノハ博士「かばん、もう少し早く言えなのです!しょうがないですねささっと行ってこいなのです!博士は責任とらんのです!」

偽かばん「じゃあ、かばん僕の背中に乗って...じゃあ行くよ!」


かばん達は飛び立った。


サーバル「かばんちゃん...」

アライさん「サーバルもついて行ったら良かったなのだ」

サーバル「あれは...二人で行ってこそだと思う私なんかじゃ足手まといだよ...」

フェネック「えらく落ち込んでるねーまー分かるけどー戻ってきたら美味しい料理作ってくれるよー」

サーバル「うん!そうだよねアライグマ、フェネック!としょかんで待ってようよ!」

アライさん「賛成なのだ!」

フェネック「あれ?B-2としょかんに落ちるんじゃ無かったっけ?まあーいいかー」


B-2機内


かばん「あの!ラッキーさん?」

改ラッキービースト「...カバンナニカヨウカナ?イマイソガシインダヨネアトニシテネ」

かばん「パークガイドですけど?」


改ラッキービースト「失礼しました。何でしょう?」

かばん「今すぐここからパラシュートを使って脱出してください!」

改ラッキービースト「了解!みんなここからパラシュートを使って脱出するぞ!」


次々、ラッキービーストがB-2から脱出して行っている。


かばん「あの?これ、無事に着陸なんて事は...」

改ラッキービースト「それは無理だね既に最終調整済み、進路変更不可だよパークガイドさんも早く脱出してくださいね」


かばん「だって...その何て呼べいいか分からないけどもう一人の僕もう、逃げよっか死ぬことは無いでしょまた、作り直せばいいんだし」

偽かばん「それより一度だけでいいから「かばん」って呼んでくれないかな?」



かばん「かばん」

偽かばん「ありがとう、本物のかばん

やっぱり本物にコピー何かが勝てないね...

だって僕はコピーした時から成長は全く無いそして君は確実に成長している...それが僕の敗因だね」


と言うと偽かばんはかばんを突飛ばした。


偽かばん「さてと、ありったけの爆薬持ってきてて正解だったな。よし...あとはこのボタンを押せば...僕の命も終わるのか」


偽かばんは泣きながらこう言った...


「本物がこうなって無くて良かった...」



後日、としょかんの外れの花畑にて


サーバル「いやービックリしたねーあのB-2?てのが墜落して火事になっちゃったのあんなのもうごめんだよね!...ってかばんちゃん?聞いてる?」

かばん「ごめん、ごめん聞いてたよ」

サーバル「本当かなー?ってそういうばさっきからかばんちゃん何作ってるの?」

かばん「花束だよ」

サーバル「私にくれるの!?」

かばん「違う、これはサーバルちゃんにあげる物じゃないよ...もう一人の僕にだよ...」

サーバル「えーあいつ用?ずるーい!」

かばん「はい、はい今度作ってあげるから今日は許してね」

サーバル「わーいやったー」





かばん(ありがとうもう一人の僕、けど君が僕達にしてきた事は許せない...だからこの花束を贈るね

さようならもう一人の僕)


かばんの花束...

黄色い百合の花とマリーゴールド


終わり


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