おもちゃばこ 17 「まじょ…」
注意事項
エロ本よ
この物語は18禁です
この物語はフィクションです
実在の氏名、団体、あとなんやかんやとは一切合切関係がありません
また、すべてのエロい人達の為に理想と現実の区別は付けてくださいね
まぁ、現実なんてしょーもないものだけど一応ね
清潔感を四角く切り取ったような部屋
病室でなければ、保健室といった風体の
部屋の隅に置かれた机、そこに腰掛けているのは一人の女
纏っている白衣から、ここの主であるのが容易に想像できた
「はい、こんばんは…。今日はどうしたの?」
あなたに気付いた女が、腰掛けてた椅子を回して立ち上がる
白衣に浮かび上がるような黒く長い髪
白い肌に、赤い唇が弧を描き優しそうに微笑んでいる
「そうよね、日常なんて退屈だもの…」
それじゃあ、と間を置いて、赤い瞳があなたを覗き込んでくる
それから少しして、何か思いついた様に口を開いた
「今回はそう、小さなサバトのお話ね」
ー
それは、毎夜の事になっていた
簡素な家に、一つしか無いベッドの上
寝ている自分の隣で、自身を慰めている女の子
吐息が聞こえる
くぐもったような、恥じらうような、戸惑うような
時間が立つにつれ、その吐息は熱を増し、次第に声へと変わっていた
「ぁぅ…ゃ…」
むずがる子供のようだった
それでも、届かない快楽に縋るみたいに、次第に次第に行為へと没頭していく
寝る、どころではない
寝ている振りをするのでさえ難しい
その吐息に、ため息に、声に、肌に、その熱に、浮かされているのは彼女だけじゃなかった
想像してしまって仕方がないのだ
綺麗な小麦の肌に這い回る細い指、その小さな膨らみと愛らしい乳首とを
頬に張り付く金糸の髪、心地よさに緩む顔、涙が雫を引いた後
しなやかな足とその間、濡れそぼる割れ目を思うと、自分の高ぶりを彼女の中に吐き出したくなってしまう
「ミリィ…」
想像してしまった彼女との情事
思わず呟いてしまった名前に、その気配が はた と止む
気まずい沈黙だった
どっちもどっちに、預けた背中から顔色を伺うみたいにして様子を探っている
夜の帳、虫の音、漏れる月明かり
そんな静かな時間が幾らか続いた時
「ねぇ…キミ、起きてる…?」
先に動いたのはミリィの方だった
布団の中で身体を回し、上から顔を覗き込まれる
「その…ごめん…」
なんでか謝ってしまった
良い悪いの話をするなら、同じ布団の中でしてしまっているミリィの方にこそだが
どうしてか、行けないものを見てしまった様な気がして、最後まで見ない振りを出来なかった自分が恥ずかしい
「うん…いいよ。いいからさ…」
そっと、ミリィに抱きしめられる
震える細い腕は多分に怖がっているように思えた
「しよ?」
誘いの言葉、文字にすれば2文字程度だったけれど
触れ合う身体が強張るのが容易に伝わってきた
初めてミリィと肌を重ねた日から、こういう事をするのは随分と久しぶりだった
触れ合う機会は増えた
手を握ったり、抱きつかれたり、軽くキスを交わしたりと
そのキスでさえ、軽く唇を合わせる簡単なものでしか無く、時折もどかしさも覚えていた
お互いに、もう一度なんて言い出せななかったんだ
初めての時は、魔物に襲われて
いっぱい怖い思いをして、寂しくて、心細くて、一人になりたくなくて、一人にしたくなくて
けれど終わってみれば、恥ずかしさも手伝ってか、何処か無かったことの様に振る舞い合っていた
たとえ、目に付かない所で、求められているのに気づいていても
自分からもう一度なんてのは…
久しぶりに挿れたミリィの中は、その感想も感動も感じる暇なんて無かった
歓喜
その一言が全てのように、自分ものがミリィの中で打ち震えている
別の生き物の様に暴れては、それに引きずれて自分の腰が跳ねまわっていた
気を抜けば、すぐにでも射精しそうだった
それほどにミリィの中は気持ちがよく、彼女の姿は艶めいて見える
小麦色に差し込む赤、熱を孕む程に、押し付け合う肌がぬめりを帯びていく
射精の後かと思うほど、先走りが愛液と混ざり合い、互いの唾液を混ぜあっては啜り合う
その姿が真っ当だったとは思わない
幼いばかりの性欲に、前戯なんて考えもなく
ただただ、発情しきった彼女の中に自分のものを押し込むだけの性交
思い合ってる余裕は無かった、思いやる必要さえ無かった
あどけない彼女の顔、愛らしく笑ういつもの笑顔
風のように爽やかだったその声で、新芽のようなその唇で
その全部が塗りつぶされていく、その全部が嘘だとでも言うように
笑っていた
気持ちがいいと声を上げ、その心地よさに顔を綻ばせて
それがどんな物かは分からない
一人前の娼婦のようだと、実物を見た後では言えたかもしれないけれど
ただ…
自分の上で、自分の物で、快楽によがっている女がいると
その全部が自分のもので、その全部を好き出来ると思えば、はち切れそうな程に込み上げてくるものがあった
たまらず声が漏れた
それがどっちのものだったかも分からないうちに、気持ちよさが体中を巡っていく
押し付け合う身体が ぴたりと嵌った様だった
彼女の一番深い所に、自分の物が届いている
柔らかい先端を包み込まれる、固くなった竿を撫でられる
押し付ければ押し付けるほど沈み込んで、ようやくと見つけた出口に自分の全部を吐き出していた
「あぁぁぁぁっ!? あっあっぁぁっぅぅあっ…!?」
仰け反る彼女の身体
突き抜けていく快楽、それでも離したくないと腰を押し付けている
跳ねる肉棒に合わせて小さな身体が震えている
何度も、何度も、何回でも…
震える度に、震える程に、中に吐き出される精液
その刺激に恍惚とした声を漏らしながら、もっとと欲しがるように、膣は肉棒を締め上げ続けていた
翌日
憑き物が落ちたとでも言えば良いのか
おはようと挨拶を交わした時には、いつものミリィの姿だった
向けられた愛らしい笑顔
昨夜の情事が嘘のよう
声を上げて鳴いていたミリィ、気持ちがいいと縋り付いてきたミリィ
もっととせがまれ、ミリィの中に吐き出した時の恍惚とした笑顔
そんな夜の情景を重ねてみてしまい、熱くなった顔を隠すように目を背けてしまった
「…ごめんね、昨日は…」
笑顔が曇る、その気遣いが心苦しい
キミが誘ってくれないからだって…
いっそ自分のせいしてくれた方が楽なほどだった
ー
「買い物って?」
ミリィに手を引かれるままに森を抜けると、そこには街があった
大きくも小さくもない印象だった。村や集落というのは立派過ぎて、都市というのは大人しい風合いの
ミリィが門の人と2・3言葉を交わすと、さっさと街の中へと入っていく
馴れた様子で路地を歩き、店に入っては狼の牙や、薬草等
森で取れたものを、他の物や、お金と交換してを繰り返す
最後に立ち寄った所は教会の様だった
だった、というのも
その出で立ちは随分と古ぼけていて、町外れに佇む姿は遠ざけられている様にも見える
「いらっしゃいミリィ」
迎えてくれたのは温かな声
修道服を取り繕っただけの 貧相な格好でこそあったけれど
柔らかいその微笑みは、人を安心させるのには十分で、思わず見惚れてしまうほどだった
それは、ミリィも同じのようで
街中で、頑なにかぶり続けていたフードを外し、強張ってばかりの表情も幾らか落ち着いて見える
貧乏なのはお互い様らしい
なけなしの物々交換と僅かなお金
それを商売と呼んだら、街で見た横柄な商人たちが気前良く見えるほど
言ってしまえば共助の関係らしかった
ミリィでは手に入れづらいものを、シスターでは手に入れづらいものを持ち寄っている具合に
商談、というには柔らかい歓談の後
当然といえば当然の様に、矛先は自分に向いていた
とはいえ
聞かれるほどには、答えられる事も少なく
結局は、森でミリィに拾われた男の子という立場に落ち着いた
「困ったことがあればいつでも」
きっと本心なんだろう
疑う余地もないほど、温かい笑顔に見送られて教会を後にする
ー
「初めての街はどうだった?」
森に入った途端、息苦しさを拭い去るみたいにフードを外し
かったるそうに肩を回すと、ぐーっと背を伸ばすミリィ
年寄りくさいと言いたくもあるけど、あの息苦しさを考えれば見ない振りも出来た
「ミリィは、嫌そうだったね?」
「まぁね…仕方がないけどさ」
嫌われてるの?
なんて風には聞けなかった
誰も彼もが普通に話はしてくれるが、良くて よそよそしくて、悪ければ とげとげしい
ミリィの態度が悪かったと言う訳でもなく
被っていたフードこそ無礼だったとは言え、向けられていた奇異の視線はそれ以上だった
「人の街に亜人がいたらそんなもんよ」
なんでもない風には言うけれど、その横顔は何処か寂しそうに見える
「帰ろう?」
ミリィの手を取る、せめて自分だけは一緒にいると伝えたかった
「うん…」
それが、伝わったかどうかは分からないけれど
ただ、ミリィが小さく頷くと、握った手と一緒に身体を寄せてくる
近くに感じる体温
頬を撫でる柔らかい髪の感触と、ほのかに感じる彼女の匂い
顔が熱くなるのを止められず、その熱に、昨夜の光景を燻り出される
「思い出さないでよ…恥ずかしい…」
「ごめん…」
気づいて、気づかれて、お互い顔を赤くして、それでも離れられずに森の中を歩いていた
ー
「先に行って…」
森の入口から少し歩いた後、ふと、ミリィに背中を押された
理由は言わず、それを聞き出すでも無く、小走りに大きな木の陰へと隠れ、その木陰から彼女の後ろ姿を覗き込むと
呆れるような感じで肩をすくめた後、前に向き直っていた
別に、逃げろとは言われなかったのだ、文句を言われる筋もないけれど…
もし…
そう言われていても、多分にもう少し離れた先で見ていただろう
どうにも、ミリィを一人で置いて逃げるのは不安があったし
そう思ったから、ミリィも逃げろなんて言わなかったと思いたい
「いつまで付いてくるつもり?」
弓を構え、ミリィが矢を向けた先
気づかれた事に驚いたのか
鬱蒼と茂る藪が慌てて揺れだすと、木陰から飛び出した小さな影が
ごろり…
なにかに蹴躓いて、その場で転がり出てきた
「ご、ごめんなさいっ、ちがうんですっ、ゆるしてぇ…」
そうして、転がり出てきたその娘は、何もしないうちから泣き出した
毒気を抜かれた
一瞬走った緊張は、一瞬で弛緩した
肩越しに振り返るミリィと目が合うと、頷くでもなく首を横に振る
それに答えるように、ミリィが肩をすくめると弓を下ろしていた
「大丈夫?」
啜り泣くその娘を助け起こすと、転がったトンガリ帽子を被せ直す
あまりに、森を歩く格好ではなかった
纏うローブは端々に何かに引っ掛けた跡があり
ブカブカの衣服も、サイズの合わない靴も、動きやすさには程遠い
大事そうに被り直したトンガリ帽子は、広いツバも手伝って視界も悪く、またバランスを崩してはずれ落ちる
「あ、はい、ごめんなさい…」
よろよろと立ち上がる女の子
ようやくと顔を上げても、その背格好は自分たちよりも更に一つ二つは低いくらいで
本当に、何をしに森の中まで付いてきたのかが分からない
「迷ったんなら出口は向こうよ?」
歩いてきた獣道を指差して、追い払うようにミリィが手をふる
「いえ、そう、でなくて、その…」
けれど、ミリィが手をふる程に、首を振って否定する女の子
何かを伝えようと、口をためらわせて、それでもミリィの方から目を離さないでいた
見かねた、というよりも仕方がなかった
見た目は小さな女の子だったとしても、こんな森の中にいる不自然に、警戒を解けずにいるミリィ
怪訝な視線を向けられて、射すくめられる小さな女の子
だとしても、伝えたいことがあるのか、逃げ出したい身体を抱えてミリィを見上げている
「ちょっ…キミ…」
「大丈夫だから」
渋るミリィを横にやり、女の子の顔を覗き込む
不思議な顔つきだった
小さな女の子、愛らしい少女の風貌と、それ自体はそうなんだけど
まるでそう、人形のような無機質さ
光を灯さない瞳も、生気の薄い白い肌も、帽子の隙間から伸びる前髪も、色あせ干からびていた
「あのお姉ちゃんに何かよう?」
上手く出来ただろうか?
その異様さに、それでも努めて顔色は変えないように女の子に話しかけると
「うん…」と、小さな頷きが返ってきた
「お姉さん…最近魔物に襲われなかった?」
その言葉にミリィの顔が若干険しくなる
ほぼ睨み返すように女の子を見据えるけれど、やがて その無機質な瞳を嫌うように目をそらし
「まぁ…」
バツが悪そうに頷いて返す
「体、大丈夫? どこか変じゃない?」
心配そう、でいいのだろうか?
声音だけはそんな風に、けれど顔色は変わらずにミリィを見上げている女の子
「別に、変な所なんて…ぁ…」
そういったミリィの口が止まり、思い当たる節でもあるように言葉を濁す
「そう…やっぱり…」
そんなミリィの様子に、納得するように女の子が頷くと、その濁した言葉の先を引き継いだ
「お腹、疼くんでしょう?」
その言葉に、ミリィは否定も肯定もしなかった
ー
妙な空気の中、いつもより時間をかけて家に帰り着くと
あらためて、女の子と向き合った
良くも悪くも人形のような女の子
その可憐さも、その愛らしさも、その精巧さも、その無機質さも、とんがり帽子と一緒に抱え込み、小さく頭を下げた
「はじめまして、ニーナって呼んで」
淡々と始まった自己紹介の中、取ってつけたように聞こえる「魔女」という言葉
「そこのお姉さんと同じ、亜人だね」
それはミリィも気づいていたようで、つまらなそうに鼻を鳴らしていた
「魔女?」
「お兄さんは、見るのは初めて?」
不意に出た疑問の言葉に、女の子、ニーナは自嘲気味に答えた
「たとえば、お兄さんが転んで怪我をしたらニーナのせいしてもいいって、そういう種族だよ」
ー
「ねぇお姉さん、最後にエッチをしたのはいつ?」
その質問に、僕も、もちろんミリィも、昨夜とは言い出せなかった
「答えづらいのは分かるけど、お姉さんの中に残っている種
いよいよとなったらお姉さんの血でも肉でも使って芽を出そうとするよ?」
ニーナが言うには、先日、ミリィを襲った魔物の種が残っているらしく
ミリィの自慰が激しくなったのも、昨夜の情事も、発芽の為の栄養を求めてミリィの体を発情させているせいだと
「なんでかな、ああいうのは人の精が大好きだから」
発情を抑えるだけなら、定期的に精を…エッチでもしてれば一時は落ち着くだろうけど
それも芽が出る間だけ、芽が出たあとの事なんて、考えたくもないよね
例えば、体を好きに弄られて、更に精を集める道具にされるか
あるいは、体を好きに弄られて、種をばらまく道具にされるか
もしくは、体を好きに弄られて、何かを孕む苗床にされるか
どっちにしろ、ろくな未来は待ってないだろうと
「どうしたら良い?」
そこまで言われては、聞くことは一つだった
そうして、不安になる僕を落ち着かせるように、ニーナが無機質な笑顔を浮かべ「まかせて」と、しっかりと頷いた
ー
「お兄さんの精液が欲しいの…」
淡々と言うニーナに、僕も、もちろんミリィも顔を見合わせてしまった
薬を作るのに それが必要だとニーナは言う
それは良い、譲ってそこまでは良いとして
「なら、別に脱がなくても…」
徐々に広がっていく白磁の肌を見ていられず、たまらずに目を背ける
「ねぇ? 君は、魔女って聞いたら何を思い浮かべる?」
問われるままに考える
例えば老婆が、例えば大きな釜が、例えば怪しい色の液体が
それらは全部間違いじゃないけれど、老いた魔女が行き着く先で
「ほんとはね、自分の身体を使うものなんだよ?」
ニーナの近づいてくる気配がする
相変わらずそっちを見ることが出来なくて
ヒヤリとした感覚が、冷めた指の先だと遅れて気づく
「毒でも薬でも、自分の中に溜め込んで色んな事をするの…早い人はすぐに死んじゃうけれど…」
頬を撫でられ、首筋をたどって指が落ちていく
開いた胸元から指先を忍び込まされると、冷めた指先が体中を撫でていく
異様な感覚だった
自分より小さな女の子に体中を撫で回されている
くすぐったいと思っていたのも初めだけ
だんだんと冷えた指先に血が通い始め、人肌に近づく程に心地よさを感じていた
ダメだと言って引き剥がせ
頭の奥で声がする
難しいことではないはずなのに
その小さな体を押しのけられず、這い回る指先から伝わる心地よさに流されていく
ちゅっ…
頬に触れた優しい温もり
冷えた指先とは対象的に、そこには生の温もりが色づいていた
「お兄さん…えっちしよ?」
ドクンっと、心臓が高鳴るのを抑えられなかった
恥ずかしかったからじゃない、それだけだった訳もない
ニーナの指先が僕のモノに触れていたからでもない
思い出してしまった、思い返していた
初めてミリィと肌を重ねた夜を、快楽だけを求めた昨日の夜を
ニーナの冷えた指先から伝わる心地よさに、ミリィにされた時を重ねて
触れる唇の温かさに、自分の唇を合わせたくなっていた
鍵のようにピタリと重ね、伸ばした舌でお互いを慰め合う
それはとても…
ミリィの顔がニーナの顔に置き換わっていくようだった
心地よさも手伝って、次第にぼやけていく頭の中
目の前にある女の子の唇が、とても魅力的に映ってしまう
甘い、とても甘い…
自分の唾液の味なんて分かりもしないのに、ミリィの唾液の味なんて感じる余裕もなかったのに
どうしてか…
その唇は、その舌は、その吐息は、その唾液だけは
痺れるほどに甘ったるい
むせ返りそうなのに、もっと舐めていたくてニーナの口の中に舌を伸ばす
それを拒むでもなく、ただ優しく受け止められると、絡ませた舌に甘い痺れが広がっていく
押し付けあった唇と唇
その間から溢れる唾液を掬い上げるように、ニーナの頬に舌を伸ばす
そのまま頬にキスをして、首筋に唾液を塗り拡げ、乾いた舌をニーナの口の中に浸していく
どこを舐めても甘かった
どこに触れても柔らかかった
冷たい肌に、自分の体温が染み込んで、次第に火照っていくのが堪らなかった
気づけば、自分から手を伸ばし、ニーナの冷えた肌を弄っていた
より冷たいところを探し、彼女の肌を温める様に撫で回す
気づけば、お互いに裸だった
僕は彼女に、彼女は僕に、互いの身体を撫で回して、邪魔な衣服を剥いでいく
濡れた感触と熱さ
股間に感じる冷たさは、ニーナの指先じゃなくて先走りに濡れた自分の肉棒だった
「ふふっ」
ニーナが微笑む
その無機質な笑顔に朱を落とし、もう一度と口づけを交わした後、僕の股間に顔を沈めていった
冷たいと、思ったのも束の間だった
熱を持った自分の肉棒が、すぐにニーナの口の中を火照らせる
だらだら と、絡みついてくる唾液を、その小さな舌がまとわりつくようにして塗り拡げていく
指でされるのとはまるで違う
指先よりも、さらに柔らかい舌の感触
細くも、しなやかでもないけれど、広くて、なめまかしい感触が肉棒全部を舐めあげていく
ドクンっ…
腰が跳ねるのを抑えられない
ニーナの顔を離すつもりが、その実、逃さないようにと抑え込んでいるみたいだった
押さえつける僕の手に逆らって、ニーナの口が僕のモノから離れていく
遠のいていく快楽、もう少しで、もう少しだったのに…
頭を振る
あのまま流れに任せてニーナの口に出さなくて良かったと、残った理性が息を吐くが、身体はそうは言ってなかった
物足りない、吐き出したい、今すぐにでもニーナの頭を捕まえて欲望の限りを尽くしたいとすら考え始める
ちゅっ…
痺れるような刺激が、肉棒が伝わってくる
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ…
何度も、何度もそれはやってきて、からかうように僕のモノを啄んでは逃げていく
「ニーナ…それ…」
たまらない
やめてくれ?
続けて欲しい?
それすらも分からないほどに、言葉が出てこなかった
「ふふっ…可愛い…」
ちゅっ…
もう一度、ニーナの唇が肉棒に触れる
ドクンっ…
跳ねる肉棒に合わせて、心臓も高鳴る
下にも、上にも、心臓が2つあるみたいに、どくどく と脈を打っている
先走りに交じる白濁に、射精の予感は感じるのに
絶妙な力加減で、ニーナはそれをさせてはくれなかった
あと少し、あと少しでいいのに…
たまらずに股間に伸ばした手でさえ払いのけられて、抵抗もできずにベッドに押し倒されていた
「お兄さん…出すなら、ニーナの中に、ね?」
その無機質な表情から、そのあどけない唇から紡がれるには、あまりに暴力的な言葉だった
自分より小さな女の子が、自分の上に跨っている
隠すものは何もなく、白い肌を惜しげもなく晒している
もう、顔を背けるなんて出来なかった
熱を孕む吐息も、快楽に焦がれた肌の色も
濡れた唇、細い手足、愛らしい膨らみに咲く桜色の乳首
つぅっと、太ももから流れ落ちていく愛液の雫
先端が、ニーナの割れ目を押し開く
すると、抱えていた愛液が溢れだし、肉棒をしとどに濡らしていった
「ぁっ…」
細い声が、ニーナの口から漏れる
腰が沈むほどに喉を鳴らして、鳴くようなか細い嬌声だった
ニーナの腰は止まらない
小さな割れ目は、見た目以上にキツくはあったけれど
大量の愛液と先走りのおかげか、抵抗を感じる事もなく奥へと進んでいく
呑み込まれているみたいだった
先端が包み込まれる、上下左右から舌で舐められているみたいで、それ以上に気持ちよくて
奥へ奥へと招かれているみたいに割れ目の中が蠢いて、誘われるままに肉棒を沈めていく
射精感なんて忘れるほどの快楽
もっとと思えたのは、このままニーナの中で射精して終わりだなんて考えたくもなかった
もっとと思えたのは、このままニーナの中を掻き回したいと思ったから
それはとても気持ちがいいと…
肉棒がから伝わってくる刺激が、重なる肌の温もりがそう予感させていた
しなだれ掛かってくるニーナの小さな身体を優しく抱きとめて、どちらからでもなく舌を伸ばす
届かない唇を強引に触れ合わせ、離したくないと舌を抱き合わせる
それも長くは続かず、名残惜しそうに離れる唇からは透明な雫が糸を引いていった
気づけば、肉棒の根本を僅かに残して、ニーナの中が埋め尽くされる
ゆっくりと、身体を起こすニーナ
灰色の髪が流れ、胸元をくすぐっていく
くちゅり…
先に動いたのはニーナの方だった
僅かに残った根本を押し込むように身体を落とすと、肉棒の先端に感じるこそばゆさ
硬いような柔らかいような、舌で舐められているようで、ブラシで撫でられていようで
「ぁっ…ぁぅっ…はぁ、はぁ…っ」
ニーナの嬌声が止まらない
自分の奥へ肉棒を招き入れる度
細い喉で、息苦しそうに何度も喘ぎながら、声をうわづらせて鳴いている
窓から差し込む月明かり
浮かび上がるようなニーナの身体
色づいた白い肌、涙のように流れる灰色の髪が、汗にまみれて肌に張り付く
快楽に身体を仰け反らせ、か細い嬌声を上げながら、それでも腰を揺らすのを止めない
いや、止められなかったのは自分の方だった
今にも崩れてしまいそうなニーナの身体を支えるつもりで伸ばした手は
いつしか、彼女の腰を抑え込み、そこへ肉棒を押し付けている
何度も、何度も腰を打ち付け、その度にニーナの身体が浮ついていた
僕が突き上げ、彼女が落とす
奥と先端をこすり合わせ、痺れる快楽に息を吐く
それを何度も繰り返し、それは何回もは続かない
ドクンっ…
思い出した様な射精感が背筋を駆け抜ける
早く、早くと、吐き出してしまいたくて、心臓が早鐘をうち、肉棒もそれに合わせて震えだす
ニーナの細い腰を掴んで肉棒を押し込むと、今度は彼女の腰が逃げ始める
届きそうで届かないもどかしさ
一番奥へ、子宮の中を満たしたい
そんな男の欲望は、その手前で届かない
「に、ニーナ…ぼく、もう…」
抗議とも言えない嗚咽
だけど、腰の動きだけは確実に荒くなり、問い詰めるようにニーナの中を責め立てていた
「い、いっしょに…一緒じゃないと…ダメ、だから…」
「そんなの…もう…」
忘れていた
このえっちが、自分の精液を手に入れる為で、その精液はミリィを助けるために必要で
そんな事を忘れて、忘れるほどに気持ちが良くて
内心で、ミリィに謝りながらも、肉棒から伝わる快感に抗えなかった
「良いよ…わたしの、ニーナのせいして、良いから、全部、出しちゃって…ね?」
免罪符にもなりはしない
なのに、快楽に濡れる唇から紡がれる言葉に全てが許されるようだった
こんな小さな女の子とキスをして、こんな小さな女の子の中に突き入れて
こんな小さな女の子を鳴かせて、こんな小さな女の子の中を満たす
こんな小さな女の子のせいにして
こんな小さな女の子を汚していく
先端がニーナの最奥へと押し付けられる
やっと、やっと、やっと…
舌で舐められる様な快感、ブラシで撫でられるような快感
それを突き抜けて、さらに奥へと滑り込んだ様な気がした
キスをされた時のよう
先端を唇で啄まれるような感覚
ニーナの声が聞こえる
一際大きな声で鳴いている
身体が震えて、力が抜ける、落ちてきたニーナの腰を捕まえて、肉棒が更に奥へと入り込む
そのまま何かに吸い上げられるようだった
ニーナの中が蠢いて、肉棒全体をなであげる
跳ね上がる肉棒を動かす事も許さずに、ぎゅっと締め付けられるようだった
たださえ狭いニーナの中
締め上げられる肉棒が、昇ってくる精液の邪魔をする
もどかしい快感が、じわじわと肉棒をせり上がってくるのに耐えきれずに、さらに激しく彼女の中を責め立てた
ふと、力が抜けたようだった
白い快感が身体を包み込む
先端までたどり着いた精液が一度吐き出されると、今までのもどかしさが嘘のように
むしろ、その分だけ快感を増して、彼女の中を白濁で汚していく
腰の動きが止まらない
どくどく と、肉棒が脈動を続けている
もうすっかりと、根本まで入り込んだ肉棒
子宮口をこじ開けて、その中を自分の精液で汚していく
気持ちいい、気持ちいい、気持ちがいい…
ニーナの鳴き声が鈴鳴りの様に聞こえて、それがさらに快感を煽っていく
気持ちいい、気持ちいい、気持ちがいい…
彼女の中が蠢いている
出しているのか、吸い出されているのかも分からずに、ただ快楽に身を任せていた
ー
そんな光景を見ていられなかった
彼を取られたような気がする
そんなヤキモチは多分にあった
いくら私のためって言っても、あんな風にされたら、そんな風に見せつけられたら
お腹が、子宮が熱くて、疼いて、仕方がなかった
最初は顔をそむけていた
見たいものではなかったけれど、二人っきりにするのもしゃくで
彼は嫌がってはいたけれど「女の子を外で待たせるのも?」と、あの子に言われて引き下がっていた
それよりも「その方が捗るから」と、無機質に微笑んでいたのが気にかかる
私に見せつけてどうするつもりなんだろうかと…
二人の喘ぎ声の中、もんもんと考えて
ふと、感じる匂いに胸が熱くなっていた
あの子の愛液の匂いの中、まじり始める精液の気配
白く濁った匂いが鼻を付くと、もっと嗅ぎたくなって、大きく息を吸い込んだ
一度気づいた匂いは、もう振り払うことも出来ず、呼吸の度に鼻に入ってくる
次第に声も艶を増し、水音でさえも聞こえ始めていた
じわり…
滲み出すのが止められない
下着が汚れる前に、そっと下にずらすと、差し込んだ月明かりを愛液が照り返す
「はぁ…はぁ…はぁ…」
息が荒くなる
手が動くの止められない
疼く身体を慰める為に、そっと割れ目に指をあてがう
「あぁぁっ…」
誤魔化しようもない快感だった
触れただけなのに、痺れるくらいの快感が全身を包み込む
指先が、吸い込まれるように沈んでいった
くちゅり…くちゅり…くちゅり…
指先で割れ目をなぞる、指先が割れ目の中へ入っていく、指先が割れ目の中で動いている
くちゅり…くちゅり…くちゅり…
聞こえる水音
「あっ…!?」
不意に出た嬌声に、慌てて口をつむぎ、指の動きをおしとめる
くちゅり…くちゅり…くちゅり…
それでも音は止まらなかった
「ぁっ…ぁぅっ…はぁ、はぁ…っ」
それでも声は聞こえていた
私の知らない誰かの声と、私の知ってる彼の声…
二人の情事に背を向けて、再び指を動かし始める
動きは次第に大体になっていき
まるで別の生き物のように勝手に動き回っては、割れ目の中を這い回る
声が出る、水音が鳴る、けど止められない
それが誰のものかなんて、もう分かりやしないし
濁っていく頭の中では、どうでも良くなっていた
指を根本まで差し込んで、更に奥を刺激する
もう座ってもいられずに、冷たい床に身体を投げ出した
転がる視界の中
見上げるベッドの上では、あの子が快楽に喘いでいる
「に、ニーナ…ぼく、もう…」
彼の声が聞こえる、精液の匂いが強くなる
指の動きが激しくなる、身体を丸めて溢れる欲望を必死に耐えるしか出来なかった
本当なら、あそこには自分がいたのに
本当なら、その精液は自分のものだったのに
耐えれないほどの切なさに、体中を締め上げられているみたいだった
それから少しでも逃れるために、必死に割れ目の中を指で掻き回す
それが彼の指先だと嘯いて
それが彼の おちんちんだって差し込む指先を増やしていく
指の形に広がった割れ目に、おちんちんを想像して腰を揺り動かした
濡れた指先で乳首をつまみ、彼に吸われた夜を思い出す
愛液で どろどろになった乳首、想像した彼の舌先と、唇の動きに合わせて乳首を責める
もっと、もっと、彼のが欲しいのに
切なくて苦しいばっかりの快楽は、それでも心を痺れさせ、身体を絶頂へと追いやっていく
激しくなっていく水音
隠すことも出来ない嬌声
指先を押し込みながら、手首にクリトリスを押し付ける
「キミ…キミの、欲しいよぉ…私、こんな…ぁぁぅっ…!?」
滑る指が、爪の先で乳首を引っ掻いた
予期せぬ快感に身体が捩れる
それが呼び水になり、急に熱を増した身体はあっけなく上り詰めてしまった
「あっ、あっ、あぁぁぁっ!?」
抱きしめるように身体が縮こまる
足の指を握りしめ、股の間に押し込んだ手を逃さないようにと挟み込む
指先をぴんっと伸ばし、届くはずのない奥を手招いて
抱きしめた腕に、乳首を押し付けては喘ぎ鳴く
「はっ…はっ…はぁ…ぅっ…」
力が抜ける
戻ってきた理性が泣きそうな声を上げている
情けない…
抱いたヤキモチも、止められない性欲も、自分がえっちな女の子みたいで
それでもし、彼に嫌われたらと、怖くて仕方ない
ふっと…
精液の匂いがキツくなる
上がる二人の嬌声が耳に届く
どくんっ…
否が応にもお腹が熱くなる
さっきしたばかりなのに、それでお腹を満たしたくてしょうがない
「もぅ…やだよぉ…」
涙以上に溢れる愛液を誤魔化すために、再び指先を股間に充てがうしかなかった
ー
嘘をついた訳じゃないけども、チャンスだとは思った
魔女によって事情は様々だろうけど
少なくとも他人の精液を手に入れるというのは間違いなく面倒くさい
抵抗が無いなら身体を売るのが楽だろう
金があるなら貧民街にでも行けばいい
ただし
お金もなく、体つきも貧相な自分にとっては、そのどれもが難しい
たださえ、嫌われ者の魔女という立場
身を守るすべもおぼつかない若い身空では、命の危険さえ付きまとう
街で見かけた二人の子供
一人はエルフで、一人は人間で
珍しい組み合わせに惹かれる興味よりも、かすかに漂う魔物の残滓が気になった
多分に襲われたのだろう
そして、その残滓は未だに身体を苛んでいるように見える
うまく行けば楽に取り入れるかもしれない
下心は確かにある
助けてあげたいというのも無くはないが、正当な取引の延長だ
魔物の残滓、つまりは呪い
それは、私達魔女の得意分野で、付け加えるのも取り外すのも訳はなく
私にとっては片手間みたいなものだった
案外と簡単に話は付いた
最初こそ、警戒されはしたものの
日々強くなる呪いの影響と、男の子の素直さも手伝ってくれた
そうして、小汚い大人に身体を差し出す事もなく
そこそこの快楽と、質の良い精液が私の胎を満たしていた
ベッドの上にミリィを引き上げた時には、もうすっかり出来上がっていた
肌のどこに触れても声を上げ、股の間を濡らす始末
場末の娼婦ですらも見せない痴態に、いよいよ切羽詰まっているだろうのが見て取れる
「それじゃあ…始める、ね?」
ミリィの喉が鳴る
物欲しそうな視線が私の股間に注がれているのがわかる
「ニーナ…君の、それ?」
彼の疑問に頷いて答えた
おちんちん、肉棒、ペニス、呼び方は色々だけれど、今の私が股間に生やしているもの
「ごめんなさい。薬は、直接お腹にいれないといけないから…」
どうして?
なんて疑問は晴れていないが、それでもこれからすることを察して彼が口を閉じる
「お姉さん…いやかもしれないけど」
緩みきったミリィの身体に覆いかぶさる
緩く振られる首、押しのけようと肩に掛かる手
拒絶の意志は弱々しく、その意志に反して両足は受け入れるように開いていった
抵抗はなかった
生やした おちんちんの先がミリィの割れ目に沈み込むと
歓喜に沸き立ち、奥に誘うように蠢き出す
多少残っていた拒絶の色は、それだけで掻き消えて
いつの間にか、しなやかに手足に抱きしめられていた
はぁ…はぁ…はぁ…
けれど、荒い息遣いはお互い様だった
これは取引だ、治療の為だと言い訳しても
割れ目の奥にまで、おちんちんが届いた時の快感に身体が溶けそうになっていた
自分が女の子だって忘れそうな程の快楽
とって付けた おちんちんから伝わる甘い痺れ
女の子を犯すためだけの物は、生やした自分でさえ犯されているようだった
「はぁっ…はぁっ…ぅぅっ、お姉さん…お姉さん…っ!」
呼吸が乱れていく、心が淫れていく
女の子を組み敷いて、その中に おちんちんを突き入れる快感
腰を揺する度に、上がる嬌声に唆されて、もっと強くミリィの中を掻き回していく
「に、にぃなぁ…だめ、わたし、こんな…ああぁっ!?」
ダメだと言ったそばから、喉を鳴らし、身体を仰け反らせる
浮き上がった腰に吸い寄せられて、おちんちんがミリィを突き上げると、身体を震わせて絶頂に達したようだった
ただ、お互いにそれだけでは満足出来ずにいた
出したいと、出されたい
届かない欲望に近づく為に、さらに激しく抱き合った
貪るように唇を重ね、押しのけた先に唾液を流し込む
ミリィがえづくのも構わずに、抵抗する舌を押さえつけ、口の中を満たしていくと
ごくっ…
ついには喉が鳴り、溜まった唾液が少しずつミリィの腹の中に落ちていく
たまらない快感だった
おちんちんから伝わるそれとはまた違う
身体じゃなくて、心がざわつくような快感
無垢な女の子を、自分のモノで埋め尽くしていく、自分の物にしてしまう
きっと、その瞬間から私は男の子になっていたのかもしれなかった
生やしただけのつもりが
その衝動に抗えずにミリィを犯し尽くしたいと、そればっかりを考えている
ほら…
普段なら気にもとめないような膨らみが
柔らかな先にある固くなった乳首が、魅力的でしょうがない
私に突かれる度に、ふるふると震えて、誘っているのかと勘違いしたってしょうがない
ちゅっ…
その下側にキスをして、掬い上げるように舌を這わせる
「ぅぁぁぁっ…」
ミリィの喉が鳴る、たまらずに私は吐息を漏らす
舌先に感じる滑らかな感触、感じ取った汗の甘さ、押し返してくる乳首の固さ
そのどれもが、私に恍惚をもたらしてくれた
もっと…
それを味わいたいと口を開き
すっかり固くなった乳首を、私の唾液で濡れた先端を口に含んだ
達したのだろうか?
ミリィが胸を仰け反らせて、声を上げている
しきりに声を上げながら、私の頭に手を置いて
押し付けたいのか、押しのけたいのか、自分でも分かっていないようだった
ただ一つ…
確実だったのは
唇に挟んだ乳首を啄んで、飛び出た先を舌先で虐めてあげると
きゅぅっ…
割れ目が締まり、抱きしめられた おちんちんから、溜まらない快感が流れてくる事だった
ある意味お兄さんを尊敬する
気を抜けばすぐにでも出して仕舞いそうなのに、あんなに我慢していたなんて
もともと男の子だから耐えられたのだろうか?
それにしたって、毎晩一緒にいて、あんまりしてない感じがするのは理解できなかった
こんなに気持ちがいいなら、他のことなんてどうでも良くなりそうなのに
「ねぇ、お姉さん…」
乳首から口を離し、ミリィの顔を覗き込む
もう何度絶頂したのだろう
すっかり紅潮し、緩んだ表情を涙で濡らし
閉まらない口から誰のとも分からない涎を溢している
腰を揺する度に声を上げ
絶頂の波に飲まれる度に、言葉を忘れて泣き叫ぶ
もう理性なんて何処にもなかった
それはそうだろう
身体の中からは、魔物の種に快楽を炙られて、外からは私のおちんちんに掻き乱される
だって言うのに
いつまでたっても得られない精液に、空回りしたみたいに絶頂を繰り返す
想像してしまう
今、ミリィの中に射精したらどんなにか、彼女の胎の中を私の白濁で塗りつぶしたらどんなにか
どんな顔をするのだろう、どんな声で鳴くのだろう
泣き叫んで、喚いて、自分より小さな女の子に縋り付くしか無くて
ごくりっ…
そんな衝動を飲み込んで、自分のお腹に手を置いた
私の中で薬が出来るまで もう少し
何ならいっそ、終わるのが惜しいほどだったけれど
男の子の快楽は射精を求めて止まなかった
「ねぇ、お姉さん…」
もう一度呼びかける
ようやく灯った理性の色
それも明滅していて、今にでも消えてしまいそうだった
悪い子だと思う
正しく私は魔女なんだろうと思う
だからこれは、開き直るんではなくて、居直っただけなんだと思う
「お兄さんに見られているよ?」
その一言で、おぼろげだった ミリィの理性がはっきりと戻ったみたいだった
「み、みないで…」
弱々しい言葉、たどたどしい言葉
今更思い出したみたいに、身体を捩って身を隠そうとする
けれど、おちんちんで突かれる度に快楽に流されて声を上げる
きゅぅっ…
割れ目の奥がまた締まる
もしかしたら案外とお姉さんは変態なのかもしれない
お兄さんを意識した途端に、その羞恥までも快楽に変えてしまう
本当に魔物のせいなのか疑わしい程に、私の おちんちんを締め上げていた
ようやくと絶頂の波が収まり、力が抜けたことで おちんちんがまた奥まで突き刺さる
「やぁぁぁぁっ!?」
その刺激に、快楽に声を上げ、身体を縮こまらせて、再び絶頂への準備を始める ミリィ
終わらない終わりようもない
精液を胎の中に満たすまで、胎の中の種が終わらせる訳がない
もしかしたら、どこかで壊れてしまうかもしれない
「あぁ…」
知らず、漏れたため息は、きっと恍惚としていたことだろう
快楽に壊れるミリィの姿はきっと恍惚としていることだろう
ミリィの身体を持ち上げて、今度は私が下になる
私を下敷きにしたことで、身体が沈み、おちんちんが奥まで突き刺さった
多分、射精してしまっていた
それほどの快楽が、おちんちんを伝わって、体中を甘い痺れで苛んでくる
壊れそうなのは私も同じだった
薬ができるまで、少しだけ ミリィの身体で気持ちよくなろうと思っていたのに
今はもう、薬が出来るまでの 後少しが煩わしい、今すぐにでも射精感を発散したくて仕方がない
しなだれかかってくるミリィの身体
何度も絶頂した彼女が羨ましくて、妬ましくって
もっと意地悪をしてやろうと、逃げられないように その身体を抱きしめる
目と目が合う、いたずらにキスをして、微笑んだ
「お兄さん、後ろ、開いてるよ?」
びくんっ…
反応したのが見て取れる
さっきあんなに私の中に出したのに、もうあんなに固くして
「後ろ…って?」
とぼけている風でもない、単純に知識がないだけなんだろうと思い
「お尻…」
そう付け加えると
びくんっ…
また、お兄さんの おちんちんが跳ね上がる
「ゃ、きみ…まって、だめ…だから…」
息も絶え絶えに「やめて」と、懇願するミリィ
その姿が可愛らしくって、もっと意地悪をしてしまいたくなる
「でもお姉さん…お尻にも薬いれないと…?」
それだけで、抵抗が弱くなる
これも治療の延長だと、言ってしまえば溶けかかった理性は簡単に諦める
どうしてお兄さんの おちんちんが薬になるのかなんて考えもせずに
仕方がないと諦めて、その先の快楽に期待を寄せる
「ぁっ…」
お兄さんの手がお尻に触れる
逃げたいのか、誘っているのか、揺れているお尻を捕まえると
ぐっ…
お姉さんのお尻の穴に、おちんちんを押し込んでいった
その顔はなんと言ったら良かったのか
好きな人の前で犯されて、好きな人にお尻を犯されて
感じて、感じて、絶頂している女の子の顔なんて、どう表現したら良かったのか
それは、紛れもなくサバトと呼べるものだった
たった3人だけの小さな夜会
けれど、そこに孕んだ快楽の熱はむせ返るほどだった
女の子の上に跨る少女
小麦色の肌を沸き立たせ、涙と涎で顔を汚し
汗で張り付いた金糸の髪に、体中を縛れているみたいだった
女の子に生えている おちんちんに疑問を持つ余裕もなく
愛しいものに するように腰をおとし、後ろからは男の子の肉棒に責め立てられていた
正気なんて何処にもない、ひたすらに快楽だけがそこにはあった
「はぁ…お姉さん…」
見上げるミリィの身体は美しかった
快楽で崩れる顔も、張り付いた金糸の髪も、幼いながらに均整の取れた身体も
私のおちんちん に突かれて喘ぐ声も、お兄さんの肉棒に犯されて仰け反る背中も
「こっち…来て?」
ミリィの顔を抱き寄せる
だらしなく開いた唇を塞ぐようにキスを交わし、その耳元で囁いた
「そろそろ、出すね?」
おちんちんが熱くなるのを感じた
さらに固さを増して震え始める下半身に、もう自分でも我慢が効かなくなっていた
「み、みりぃ…みりぃ…ぁぅっ!」
お兄さんも 限界のようだった
お尻を犯しながら、お姉さんの胸を揉みしだいていた両手が滑るように腰に下がっていく
私とお兄さんとで、お姉さんの腰を奪い会いながら、競うように おちんちんを押し付け合う
「やっ、やぁぁっ!? ふ、たりとも、まって、もっと…!?」
堪らなかったのはきっとお姉さんの方だろう
前も後ろも おちんちんで犯されて 、群がる両手に抱かれては、逃げることも出来ずに穴を犯されている
もっと…
そうは言うけれど、それが「もっと優しくしてなのか」「もっと激しくしてなのか」
もうどっちでも良かった。優しくなんて出来ないし、激しくして欲しいなら遠慮もない
「に、にーな ちゃんっ、きみ、もっ…わたしっ、だめぇっ!?」
予感がした
絶頂の気配
お姉さんと、お兄さんと、そうして私のと
しがみつくようにお兄さんがお姉さんのお腹に手を回す
支えきれず、倒れ込んできたお姉さんと手をつなぎ、女の子どうしで甘い口づけを交わす
お互いの喘ぎ声を交換して
おちんちんを突き立てて、おちんちんを受け入れて
どくんっ…!
視界が明滅する
「あっ…」
抜けたコルク栓の様に、あっけない声が漏れると、堰を切ったように おちんちんが震えだす
どくんっ…どくんっ…
自分でも分からないほどの声が出ていた
どくんっ…どくんっ…
止められない衝動に、繋ぎあった手を握り合う
どくんっ…どくんっ…
射精からの開放感、少女を犯している高揚と、子宮を汚したことへの満足と
どくんっ…どくんっ…
お姉さんの腰が落ちてくる
近づいてくる子宮、もっととせがむように割れ目の奥が蠢いている
どくんっ…どくんっ…
押し付けられる身体に、さらなる快楽を感じて お姉さんが鳴いている
どくんっ…どくんっ…
後ろの穴はお兄さんの 肉棒で犯されて、その中を白濁色が埋めていく
どくんっ…どくんっ…
ぽたぽたと、顔に白く濁った液体が顔に掛かる
勢い余って抜け出たお兄さんの肉棒から、有り余った精液が降り注ぎ、私とミリィの身体を汚していく
どくんっ…どくんっ…
絶頂が止まらない
割れ目も、お尻も、おちんちんを抱きしめて精液を絞り上げていく
どくんっ…どくんっ…どくんっ…
どくんっ…どくんっ…
どくんっ…
…
ー
翌朝
「お姉さん、お兄さん、お大事に…」
そう言って、二人に頭を下げる ニーナ
けれど、二人とも何処かよそよそしく、距離を開けていた
魔物の影響は昨夜の行為ですっかりと消えていた
ミリィも、もう大丈夫だと言っていたし、それでも二人の様子がおかしいのは、きっと昨日の副作用だろう
まあ、あんな風に、犯して犯されたのでは無理もないけれど
「ねぇ、お兄さん…」
仕方がなくもないが、これもアフターケアかと思い、やっぱり、ただの商談だと思い直す
「よかったら、また精液くださいね?」
そういうと、すぐに お兄さんの顔が赤くなっていた
何を思い返したのか、手にとるような俯き様に、少し可笑しくなる
「そ、そんなのっ、ダメだからっ」
うつむいたお兄さんを庇うように前に立つミリィ
そんな彼女に手招きをして、内緒話を一つした
「埋め合わせと言ってはなんですが、媚薬…さしあげますよ?」
言葉はない
ただ、耳打ちをしたそばから、とがった耳が赤くなり、鼻先をくすぐるように跳ね上がった
「売れば大金になりますし…つかえば、もっと、ね?」
ー
追い出されるその前にミリィの家から退散した
枕でも投げつけたのだろうか、閉まる扉に遅れて響く軽い音
色好い返事ではないけれど、交渉の余地はありそうだった
「はぁ…お兄さん、良いなぁ…」
まぁ、人のことを言えた義理もない
恍惚と息を漏らしながら、下腹部に手を当て、優しく撫で擦る
あの夜、あの時、激しくも、優しくて、温かった、あの夜
思い出す程に、じんっと下腹部が痺れて甘い吐息を増やしていく
「ん~…」
太陽の光に目を細め、トンガリ帽子を目深に被る
見上げたそれは、翌朝と言うには ちと日が経ちすぎていた
ーおしまいー
ふたなりっていうか、普段は無くても良いんだけど
する時は生えてくるのって便利でいいわよね
女の子同士のエッチも悪くはないけれど
おちんちんに犯されている女の子はもう一つ上のエロさがあるわ
さぁ、今日は此処までよ。右手はまだ元気かしら?出すものは出した?
少しでも興奮してくれたのなら、これ幸いね
それじゃあ、また次の夜にでも ちゃぉ~♪
このSSへのコメント