2020-10-26 18:05:08 更新

概要

最終回です。正直スマブラさせてたときはこんな終わり方するとは思ってなかった。ついにアリスが本当の思いを明かすときです……


前書き

【前回のあらすじ】
全ての真実が判明した。健一の転生は仕組まれていたものだった。そして仕組んだ本人である[創造者]ことアリスに託された使命を全うした健一は地面に倒れる。
彼の運命は……
そしてアリスの本心は……


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健一(ああ、もう駄目だな俺…周りに誰もいないんだし、こんなに愛されたのに、結局死ぬのは一人でかよ…日頃の行いとか、もっと愛してあげればよかったなぁ……ん?)



リン『健一さん!ねえ健一さん!』


ノート『嫌よ!あなたが死ぬのだけは!』


エル『悔しいですが貴方達と同意です。健一様が死なれては困ります』


ノート『ずいぶん落ち着いてるわね』


エル『本心では怖いですよ……でも健一様にそのような感情を見せたくありませんので』


健一『うう…丸聞こえだよ…』


リン『健一さん!生きてたの!?』


健一『まあな…でももう駄目そうだよ…能力使いきったみたいだし』


エル『回復能力も通じません……』


リン『えっ?じゃあ健一さん死んじゃうってこと?』


エル『悔しいですが持って、数時間…ううっ』


健一『何だ泣くなよ…』


エル『涙を拭いてもらうのは久しぶりですね』


リン『やだ、やだぁ……』


ノート『何で、何でよ!何であなたが…!』


健一『元々俺はこうなる運命だったんだよ』


エル『しかし、死ぬことはないのですよ?』


健一『はぁ、だいぶ言い残していることもあるのに、やりたいこともあるのになぁ…じゃ、言い残したことは言っておこうか』



健一『リン……』


リン『なぁに?』


健一『何かあっという間だったよな、でも料理得意だったなんて知らなかったよ。またお前の味噌汁が食べたかったんだけど、もう駄目そうだ』


『抱きしめた時思ったんだ。こんなに小さいのに色々抱えて…こんな子を残して死ぬのか……』


リン『ううっ、健一さん!味噌汁なんていくらでも作ってあげるから!だから絶対!絶対に死んじゃ駄目だよ?約束だよ…?』


健一『絶対、か。そうだなぁ…約束、その約束、俺に守れるかなぁ…』


リン『絶対に守れるよ!』


健一『そうだといいよなぁ』



健一『ノート……』


ノート『何?』


健一『何か一番苦労をかけた気もするよ。お前も辛かったよな?遊園地行ったり、料理食べに行ったり…花火、綺麗だったなぁ…』


『あの日のノートは花火よりずっと綺麗だった…その、せめて俺がもう少しちゃんと気付ける人だったら、もっとお前は笑えてたよなぁ、何かもう今更謝っても謝りきれないよ…』


ノート『今そんなこと言わなくていいのよ!だったら、もっと生きなさいよ!そして私にもっとちゃんと謝って、もっと私を笑顔にしなさいよ!そうするまで、絶対、生きてもらうんだから…!』


健一『はぁ、そうだよな…正論だよなぁ』 


ノート『そう思うならちゃんと生きなさいよ?』



健一『はぁ…エル……』


エル『何ですか?』


健一『お前は俺にいろんなことを教えてくれたよな、スマブラとか、そしてあんま言いたくないこともやってしまったよなぁ…てかスマブラやってたときはこうなるって思ってた人は今いないよなぁ…俺もエルに、何か一つぐらい教えてやれたらなぁって、そう思うんだ…』


エル『せめて生きる方法を教えてあげられたら良かったのに、すみません』


健一『謝らなくて良いよ…人はいつか絶対死んでしまう、それが早いか遅いかの違いだよ…』


エル『そんなこと言う人ではないでしょう?それぐらい分かっていますよ…?』


健一『…お前らもう泣かなくていいよ…多分アリスが記憶消してくれるよ』


リン『あれ?そういえばアリスは?』


健一『そういえば…』(バシュンッ)


三人『『『えっ?』』』


~その思いは神のみぞ知る~

健一『あれ?ここどこだ?ベッド?』


アリス『……久しぶりだな』


健一『俺は何でこんな所に来たんだ?』


アリス『私が連れて来たんだ』


健一『何でそんなこと……』


アリス『別に何でもいいだろう?』


健一(本当はもっとあいつらに言いたいことあったんだけどなぁ…まあ多分彼女なりに目的があるんだろうな)


アリス『…空間の分離が始まっているな』


健一『じゃあ頼むよ』


アリス『いよいよ自分が死を迎えるというのにずいぶん余裕そうだな』


健一『……もう終わりで良いんじゃないか?』


アリス『はっ?』


健一『どうせその冷めた態度も、俺に好かれたくないから仕方なくやっているんだろ?』


アリス『…全てお見通しって所か』


健一『うう、お前の姿が見えなくなってきた…俺もそろそろ終わりかな』


アリス『記憶は私がどうにかしてやるよ』


健一『じゃあ頼む』


アリス(もちろん本当は忘れたくなんてない…だけどこれが結局こいつの為なんだな、私だけが辛い思いをしてればいい…そう、私だけが……)


健一『ア、アリス…』


アリス『ん、どうした?』


健一『俺は…お前のことが……』(ガクッ…)


アリス『健一?おい!』



健一(どこだ?…ん?あれ、秋葉原駅か?えっ救急車?そうか…俺はあっちの世界だったら死んでそんな時間ないってことか…じゃあ今なら影響なく帰れるのか。なら…)

      

     


      『健一、健一っ!』




(えっ、アリス?そうだ、俺言えてたのか?)


『私は、今までずっと我慢してたんだよ……でも今失ってやっと後悔したんだよ!』


(ごめんな、俺…)


『健一、私は君を失ったらもう誰も隣にいなくなるんだよ…?』


(……元々のパートナーぐらいいるだろ)


『君の前で言える訳無かったけど、私の世界の健一はもう既に死んでるんだよ』


(そういうこと?てか聞こえてんの?)


『だから……寂しかったんだよ。それで君に代わりになって欲しかった、でも他のメンバーを呼んだから、もう無理だったんだよ』


(そうか…ならごめん、代わりになれなくて、君のために何もできないで、本当駄目な人だよなぁ)


『でも君は私には勿体ない人だ。だから他のメンバーの誰かとなら、幸せになれると思ったよ。でも私が君のことを好きになったんだよ…こんなこと、生きてるうちに、増してや他の人がいるときに言える訳なかった…だからこの世界が崩れる、私が君のことを忘れてしまう前に…言うんだ』



(そうだ、そうだよ……アリス…俺はお前に言いたいことがある!いくらでも、何個もある!何時間だって君の魅力を話せる!だから俺は絶対に生きる!アリス、俺は帰るよ、帰って言うよ!)



(俺は、アリスのことが…)



         

         『私は、健一のことが……』


     

   

      『『大好きだって!』』




~True end~

健一『ん、んっ…』


アリス『健一?おい、健一!?』



健一『アリス…アリスっ!』(ギュッ)


アリス『ど、どうした!?』


健一『ただいま!それと…大好きだアリス!』


アリス『…うん!私も健一のこと大好きだよ!』


健一『体に違和感がない…何でだ?』


アリス『私にも分からないけど、もう生きてるだけ良いよ!』


健一『ああ…じゃあ帰るか!』


アリス『うん、でも帰る前に…』


 

          ちゅっ……



健一『ん?……ん~っ!?』


アリス『んっ、今まで我慢していたんだよ?これぐらい許してよ?』


健一『まあ、いいけど…(何今の!?めっちゃ気持ち良かったんだけど!もう一回したいけど、でも…いや、我慢する理由なんてないよなぁ)』


アリス『おい、どうし(ちゅっ)…ん?んっ……ああっ、何だ、やっぱり君も気持ち良かったんだな』


健一『…ああ、ときどきまた、な』


アリス『…まあこの世界も、恐らくもう無くなってしまうんだけどな』


健一『大丈夫だよ(両手を掲げ)』この世界はずっと残り続ける!”』(キイイイインッ…)


 

    『この世界はずっと残り続ける!”』

  (キイイィィンッ…)



アリス『……世界の分離が止まった?おい、お前の能力は尽きたんじゃないのか?』


健一『今の俺の能力は“未来を創る能力”だよ、その力で止めたんだよ』


アリス『なるほど…じゃあまあ帰るか』


健一(この状態で手を差し伸べてみたら…)(スッ)


アリス(手繋いで欲しいのか…じゃあ)(だきっ)


健一『はっ?いや俺は手を繋いで欲しいだけで何も抱きついてくれ、とは言ってないよ!?』


アリス『予想の先を行くのが神の能力だよ』


健一『ていうか、こんな状況誰かに見られたらどうするんだよ?』


アリス『誰も見てないから大丈夫だよ…いっそ見せ付けてしまえば良いんだよ』


健一『ええっ…まあ、良いけど』



(別場所)

リン『健一さん……』


ノート『どこに行ったのよ…』


エル『人は死ぬと天に召されるって、聞いたことがあります』


ノート『何で、何でそんなこと言うのよ…!』


リン『健一さん死んじゃったら、みんな離れ離れになるのかな……?』


ノート『そうかしらね』


エル『そうですね…ん?この反応…健一さんは生きていますよ!』


ノート『うそ!?どこ?どこにいるのよ!』


エル『そんなに遠くありません、7kmぐらい先の地点です!』


ノート『なら私先に行くわ!加速:限界突破!』(ギュンッ!)


リン『待ってよ~!創造:飛行機!』


エル『このエルも乗せてください』


リン『分かった!行くよ~!』(ドギュンッ!)



アリス『何か欲しい物とかある?』


健一『え~っ…壊れたプロコン』


アリス『…夢ないな』


健一『ノートが徹夜で勇者対策したせいで十字キーがぶっ壊れたんだよ』


アリス『というかこの腕絡める姿勢、意外と疲れるんだな』


健一『じゃあ外せばいいじゃない』


アリス『どうせ君が外したくないだろうから…私もこの姿勢がいいし』


健一『お見通しってことか……ん?』



ノート『(ドドドド)何やってんのよぉぉぉ!!』



健一『えっノート!?って、ちょっと待って止まってくれ…うわぁぁっ!』

   

         (ドカァァン!)


健一『…あ、あのノート、お前大丈夫?』


ノート『あなた達さっき腕絡めてたじゃない!何なの?ねえアリス、あなたどういうつもりよ!』


健一『と、とりあえず、体、大丈夫?』


ノート『スーパーアーマーだからダメージないの知ってるでしょ?ていうかアリス、あなたそういう人だったかしら?』


アリス『いや、こいつが生きてたことにまず突っ込もうと思わないのかよ』


ノート『そうだった、あなた生きてたなら真っ直ぐ帰ってきてよ!もう心配したのよ!死んじゃったんじゃないかって!』


健一『ごめんな…心配させて』


ノート『(ぎゅっ)死なれたら…困るんだから』


健一『はいはい』


リン『あっ!健一さ…ねえノート!』


エル『何をしているのですか?』


リン『ん~!健一さんはリンがぎゅってする!』


エル『このエルも混ぜてください』


健一(ぎゅっ)(ガシッ)『っ!(ドサッ)お、お前達、もっと勢い抑えられないのか!?』


リン『約束、守ってくれたねっ!』


エル『何かこの世界残り続けるみたいですしもう心配いりませんね…』


健一『お前達…もう泣くなよ……』


リン『泣いてなんて、ないもん…』


ノート『ていうかあなた達、どきなさいよ!』


エル『貴方が退くべきですよ』


リン『二人とも退いてよ!健一さんはリンのものなんだよ!』


ノート『はぁーっ!?私のよ!』


エル『健一様はどちらのものでもありません。このエルのです』


健一『もめるな人の前で…』


アリス『……プロコン買って帰ろ』


健一『お前達帰ってスマブラで勝負しない?』


ノート『いいわね!ならそれで勝った人が今夜添い寝するってことで!』


健一『勝手に決めるなよ!』


リン『負けないよ~!』


エル『ぶちかましてあげます』


アリス『負ける覚悟しな』


健一『もう帰ろうよ』


リン『!ねえリンちょっとトイレ行くね!』


ノート『なら私も行くわ!』


エル『では私は手を洗ってきます』


健一『おう』



 (私は別に使い潰すつもりで「誰か」を呼んで、他の三人に惚れさせて、それこそ私のことは意識させないし、別に覚えてなくていいと思ってた。でも今は違う。健一、君で良かった。君を、リンを、ノートを、エルを、ここに導いて良かった。私は初めて誰かを好きになった。誰かに愛された。健一、君が私の「運命の人」で良かった。もし再び転生しても私は君を選ぶし、君も私を選んでくれるのだろう。こんな気持ちになったのはやはり君が…健一、だから…ありがとう)


リン『あっ、健一さん!帰るよ~』


健一『分かった~』


エル『では行きましょう』


リン『あっ、帰る前に……』



リン『帰る前に…健一さん、大好きっ!』


ノート『なっ!なら……大好きよ!』


エル『では…健一様、貴方が大好きですよ』


健一(えっ何やばい、俺死ぬの?)


エル『そういえば、健一様は結局誰のことが一番好きなのですか?』


健一『えっ、えっ急に?』


ノート『そうよ!そろそろ選びなさいよ!』


リン『そうだよ~』


健一(やばい、やっぱ俺死ぬの?)


ノート『ねえ誰、誰なのよ!』


エル『そうですよ…』


健一(分かったけど絶対選びきれない…でも何か答える必要あるよなぁ…もうこれが答えだ)

     

  

     『じゃあ…全員好きじゃ駄目?』



リン『……もうそれでいいよ』


健一『いいの?』


ノート『でもそのうちちゃんと選びなさいよ』


エル『ではそのうち』


リン『じゃ、帰ろうか!』


健一『おう!』


リン『手繋いで!』


ノート『駄目よ!私が繋ぐのよ!』


エル『いえいえこのエルですよ』


健一(誰がいいかな…)(きゅっ)『…えっ?』

 

   アリス『残念だな。こいつは私のだよ』


三人『『『ええっ!?』』』


健一『……はっ?』


ノート『あなたそんな人だった?』


エル『本当ですよ』


健一『もうみんなで繋げば解決するんじゃね?』


リン『じゃあおんぶして~!』


健一『ぐぼぉ!?おい急に乗るな!』


ノート『なっ…!じゃあ私右手!』


エル『ではエルは左手を』


健一『はいはい』



健一(この世界は幸せに包まれている。それは多分これからも続くのだろう。さて、この話は一旦終了という訳ですが、多分)


アリス『トゥルーエンド、ってことだな』


健一『ハッピーエンドでいいだろ』


アリス『いや……私の想定するハッピーエンドは君やリン達を元の世界に返して全て忘れることだった。でも君はそれを超越するどころか私も幸せにしてしまった訳だから…だから、これが私と君にとって本当のエンディングなんだと思うよ』


健一『…えっ?』


アリス『健一…お願いがあるんだ』

健一『ん?珍しいな、何だ?』

    


   アリス『私を一生幸せにしてくれる?』



健一『えっ?あ、はい…』


アリス『これで君は私のものだ』


健一『えっ?何そういうこと!?』


アリス『そういうことだ』


健一『じゃあ、元々アリスは俺のだったら?』


アリス『……その答えが一番嬉しいよ』



リン『あっそうだ!この気持ちは言葉にしたいからやっぱりもう一回言うね!』


ノート『そうね!何度言ってもいいものね!』


エル『悔しいですが、みんな思っていることは同じみたいですね、では…』


アリス(それが答えか。この気持ちはちゃんと言うべきだよな。だから…)

 



『健一さんっ……』

           『ねえあなた…』

 『健一様…』

             『健一……』



      『大好きだよっ!』

      『大好きよ!』

      『大好きですよ』

      『大好きだ』


                 ~fin~


後書き

今後もたまに短編を挙げます。

P.S.
リンとノートとエルの良いところ足して下さい。
それが本当のアリスだと思います。

ところでこの物語って誰エンドなんでしょうか?個人的にはアリス寄りのハーレムエンドだと思いますが……


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