2020-06-01 18:47:03 更新

概要

異世界転生ハーレムものです。


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???『健一さん、大好きっ!』


???『あなたのことが…す、好きよ!』


???『健一様…もっと愛して下さい』


???『私は君のことが……』


もしゲームの世界に生きることになったら…

推しから本当に愛されるようになったら………



俺の名は佐藤健一。まあ普通の高2である。ついでに言うとゲーヲタである。今日は『ストーリーズ』(俺がやっているゲーム)のイベントで外出している。さて、会場はこのへんか……っ!?


???『君!危ないぞ!』


……えっ?

 

目の前にはおそらく俺と同じくらいの歳だと思われる女子学生、そして明らかに信号無視したであろう暴走車。


 違う。あの子って…アリ……っ!?


 体が勝手に動く。

 

 人は誰かを助ける為なら考えを捨てるらしい。


とっさにその子を押し、気づいたときにはーーー



         ドンッ!



…ああ、死んだな。本当、あっさりしてるなぁ。というか、会場の手前で死んだなんて、ファンとして恥さらしにも程があるだろうなぁ……



    あの子は……救われたのか?




    『………シテ……ドウシテ……』


 えっ、声……?それもおそらく女子の……


  『ドウシテ、タスケタノ………?』


 えーっと、これは俺の中での仮定の話だ。多分この声はさっき助けた女の子の声だろう。仮にそれが合ってるとすると……


健一『あの状況で助けない訳ないよね?』


???『そう…私、あなたの世界の人じゃないのによく助ける気に…』


健一『ちょっと待ってわからないんだけど』


???『だろうね……私はアリス・ノブリス。私自身の世界の、あなたとは違う世界の住人。』


健一『えっ……アリス?』(そうだ…俺が助けたのはアリスの服を着た…本物?)


アリス『ん?どうしたんだ?』


健一『いや、あのとりあえず、元の世界に帰して欲しいんですけど』


アリス『それは出来ない。なぜなら君は私をかばって死んだからだ。』


健一(やっぱり俺は死んだんだ…いやそんなことどうだって良い!彼女が本物のアリス…俺の推しだとするならば……)


アリス『全く…私のような人をかばって死を迎えるなんて…君も不運だな…ただ私はさっきも言った通り生き返してやる力はない…本当不運だな』


健一『いやSSクラスの癖に使えないな……』


アリス『そんな言い方……ちょっと待て、君はなぜ私がSSクラスだと知っているんだ?』


健一『あ、俺あなたの世界知ってるんで…全ルートクリアして、エンドロール世界謳歌中なんで』


アリス『……私はゲームの中の存在なのか?よくわからないが…とりあえず、君を死なせてしまったお詫びと、助けてもらったお礼として、私の世界に招待しよう。』


   

    『最高級の待遇をもって。』



健一『……ん?って、これ!』

 

この場所…この建物…知っている。どうやら俺はストーリーズの世界に転生したらしい。見る風景が基本それだからである。ところで、彼女の言っている『最高級の待遇』とは……?



アリス『どうも。君が“クリア”した世界へ。』


健一『んで、最高級の待遇って?』


アリス『君がクリアしたそのものにした。』


健一『強くてニューゲームってやつか。ん?』


???『健一さ~ん!』


健一『ちょっうわっ!痛て………って、リン!』


リン『そうだよ~!会いたかったよ!だって健一さん、ずっと帰ってこなかったんだもん!』


彼女はリン・ナタリア。俺の(ゲーム内での)ヒロイン2である。(えっ1?アリスでしょ。)


???『はあ……ずっとって、たかだか二時間とかの話じゃないのよ』


リン『も~う、ノートは健一さんに冷たすぎ!そんな態度とってると、リンが健一さんのこと取っちゃうよ~!』


ノート『なっ………!?』


彼女はノート。ヒロインその3。名字もないのを俺が拾ったら寄ってきた。


いや、それ以前に彼女らはそれぞれ『別ルート』のヒロインなはずであり、共存はありえないはずなのだが…どういうことだ?


アリス『あ、ヒロイン一人だと寂しいだろうから、全員呼んでみた。私も含めハーレム生活を楽しもうじゃないか。』


えっ……この作品でハーレムはまずくないか?

ゲーム自体が狂う、というか全員まとめて攻略するの無理ゲーじゃない?


アリス『安心しろ。全員攻略後にしておいた。』


 じゃ、安心だな。……ん?



モンスター『グルルル………』

さてどうするか……今俺の推測が当たっているなら、俺はクリア後の能力を使える訳だ。なら……


    

    『(手を前に出し)“消し飛べ”』



モンスター『ズウゥゥゥン………(倒れる)』


やっぱりだ…!俺のクリア後の能力はーーー


アリス『言ったことが現実になる能力。』


あっ。そういえば彼女の能力は相手の言動を予測するものだった。くそ、決める場面だったのに。


リン『あ~!デカブツだ~!』


ノート『言ってくれれば仕留めてあげたのに』


リン『そうやって好かれようとして~!』


ノート『そっ、そんなことないのに!』


アリス『そんなこと言うと思ったよ』


こんな人達と三人と同居するのか…一人でも結構つらいのに負担三倍どころじゃないよな……

      


                 続く


後書き

元々健一がいた世界で健一が好きなゲームのヒロインがアリス達です。以下設定↓

アリス→最初に出会う。ここで彼女の質問に答えゲームが開始される。ただ彼女を選ぶなら他のヒロイン全員のフラグを回避する必要があるため難易度は最高レベルである。

リン→次に出会う。最初から一定好感を得ているため難易度は最も低い。また能力が強いためゲーム自体の難易度も当然……

ノート→2-3で出会う。最初は敵の奴隷として一度戦う。その後チームに加えるかどうか選べる。加えるとイベントが発生し、その後攻略すると速度の成長が早く全キャラ最速となる。

※架空の設定です。あと本編にはそれほど関係ありません。


このSSへの評価

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DELTA ONEさんから
2019-06-25 22:24:24

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SS好きの名無しさんから
2019-06-25 22:24:24

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: DELTA ONE 2019-06-25 22:25:22 ID: S:4QaH2X

異世界ファンタジー好きだから楽しみです
(⌒▽⌒)
しかも俺TUEEEE系ハーレム物ならなおのことよし!


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