2020-02-26 23:12:42 更新

前書き

少し前に書いたバレンタインの飛龍さんのおはなしです


飛龍「・・・うーん・・・どうしよう。」


蒼龍「どうかしたの?飛龍。」


飛龍「いや・・・指揮官にチョコ渡したいんだけどさ・・・」


蒼龍「そのまま渡してしまえばいいんじゃないかしら?」


飛龍「・・・」


蒼龍「何かあった?」


飛龍「僕も一応指揮官とケッコン済なんだけどさ。」


蒼龍「そうね。」


飛龍「・・・ウェールズさんや綾波ちゃんやホーネットみたいに第一艦隊なわけでもデンバーや赤城さんと加賀さんみたいに鎮圧部隊でもないただの委託組の僕があげるのが気が引けてね・・・」


蒼龍「あの指揮官は指揮に関しては確かにポンコツですが仲間のことは皆大切にしてくれてる方ですよ。気にすることありません。ぶつかって玉砕してきなさい。」


飛龍「僕が玉砕する前提ですか御姉様!?」


蒼龍「反応する余裕があるなら大丈夫ね。」


飛龍「・・・とりあえず行ってきます!」ダッ!


       ~執務室~


指揮官「クソネミ」


ガチャァ


指揮官「あ?何で急にタンスが・・・・」


大鳳「」ニッコリ


指揮官「・・・どうしてそこにいるんだ大鳳。」


大鳳「今日なんの日か分かります?」


指揮官「何だっけ。」


大鳳「とぼけても無駄ですよ~。先ほどおっしゃってたじゃないですか~バレンタインですよバレンタイン。」


指揮官「・・・あぁ~。そう言えばそうだっけか」


大鳳「と言うわけでどうぞ!」つチョコ


指揮官「ありがとう。ホワイトデーに返すよ」


大鳳「お返しは良いですのよ。」


大鳳「勝手にお返しは貰うので。」ボソッ


指揮官「えっ?」


大鳳「何でもないですわ。それでは。」


ガチャパタン


指揮官「・・・一応鍵とか頑丈にしとくか。」



オンデゥルルルルァァァァ!




ファァァァァァッ!?



ドガッシャァァァン!


指揮官「・・・今度はなんだ?」


デンバー「指揮官!」


指揮官「デンバーか。」


デンバー「やっと帰ってこれたよ。」


指揮官「お疲れ様。で、さっき凄い音したけど何か知らないかデンバー。」


デンバー「・・・シラナイナー」


赤城「デンバー?」ゴゴゴゴゴ


デンバー「げ・・・」


赤城「こっちに来なさい。話があるわ。」ピキピキ


デンバー「また後でね指揮官。」


指揮官「あぁ。」


パタン


指揮官「」ハァー


指揮官「・・・何か視線を感じるんだが。」


飛龍「・・・」ジー


指揮官「飛龍か。何だ?」


飛龍「あー・・・え~と・・・そのー・・・」


指揮官「・・・何だ?」


飛龍「・・・え~と。指揮官!」


指揮官「なんだよ。」


飛龍「戦闘訓練に付き合って。」


指揮官「は?え?俺指揮官やってる一般人だよ?」


飛龍「一般人(の領域から逸脱してる人)でしょ?」


指揮官「よしわかった表出ろ。」


飛龍(あかん・・・)


           ~少女フルボッコ中~


指揮官「・・・」


飛龍「死ぬかと思った・・・」


指揮官「手加減したろ。」


飛龍「とりあえず食堂いきましょ。」


指揮官「?あぁ。」


        ~食堂~


指揮官「食堂とかいつぶりだろ・・・昔は来てたけど。」


飛龍「最近は大体出掛けてるか食事どころじゃないかですからね。」


指揮官「いやぁここまで不幸に不幸が続くと幸せ来ても良いよねって思えてくるわ。」


飛龍「そんなこと言ってもまだジョジョの究極生命体カー〇ばりのヤベー奴来てないから序の口ですよ指揮官。」


指揮官「そんなん来たらそれこそ俺死ぬわ。」


飛龍「妥協してワム〇とかエシディ〇。」


指揮官「俺波紋使いじゃないんだけど。」


飛龍「波紋(物理)ならいつもしてるじゃないですか。」


指揮官「お前に今すぐしてやろうか?」ニッコリ


飛龍「嘘です!嘘ですから指揮官!死んじゃう!僕本当に死んじゃうから!」


ジャンバール「イチャついて無いで早く選べバカップルども。」


飛龍「これのどこがイチャついてるように見えるんですかジャンバールさん!」


指揮官「店長のオススメで。」


ジャンバール「お前らバカ二名のハンバーグなら今すぐ作るが?」


指揮官「てか何でお前食堂担当なんだ?」


ジャンバール「日替わり担当で今日は俺なんだ。」


指揮官「お前料理できんの?」


ジャンバール「多少だがな。」


指揮官「無難にカレーで。今は知らんけど作り置きあるやろ」


ジャンバール「お前今絶対「あっこいつに料理させちゃダメだわ」ってなったろ。」


指揮官「俺の勘がやめろって言ってきた」


ジャンバール「表出ろ。」


飛龍「あの~注文・・・」


ジャンバール「チッ」


指揮官「命拾いしたな。」


飛龍「うーんじゃぁ僕はカツカレーで。」


指揮官「俺知~らね。」


ジャンバール「あ゙?」


飛龍「落ち着いてくださいジャンバールさん。」


ジャンバール「じゃ俺は作ってくる。」スタスタ


飛龍「指揮官。」


指揮官「ん?」


飛龍「ジャンバールさんってもしかして揚げ物作るの苦手だったりするんですか?」


指揮官「俺の聞く限りだと機械油で揚げ物作ろうとしたなんて話聞いたぞ。」


飛龍「えっ」


ヒュン! ガッ!


指揮官「物騒で地獄耳な料理長だなぁ。」包丁掴みながら


飛龍「怒らせること言うからでしょ。」


指揮官「こう見えても俺は信頼してるんだぞ?陸戦突撃部隊隊長だし。」


飛龍「そんなのあったんですか・・・」


指揮官「縁の下の力持ちってな。結構活躍してくれてるぞ?」


ジャンバール「ほらバカども。注文した奴だ。」


指揮官「ありがとう。」


飛龍「ありがとうございます。」


指揮官「うん。やっぱり作り置きしてるやつやな。」


ジャンバール「セミの脱け殻ぶちこんでやろうか。」


指揮官「ジャイアンかお前は。」


飛龍「うん!美味しい!」


指揮官「料理人解体ショー始まりそう。」


ジャンバール「お前を解体してやろうか。」


指揮官「キャー不束者ですわ~(裏声)」


ジャンバール「よし殺す今すぐ殺す。」


指揮官「よし表出ろ。」


飛龍「おちついてくださいよ二人とも・・・」


       ~波止場~


指揮官「いつものところだなぁ。」


飛龍「メタいなぁ。」


指揮官「まぁなんだかんだここ景色良いよな。出撃で嫌でも見るから見慣れたけどさ」


飛龍「ですねぇ。イベントとか発狂しながら回ってましたよねぇ」


指揮官「エンジョイ勢の頑張りどころさん。」


飛龍「で。え~と指揮官。」


指揮官「ん?」


飛龍「いつもお仕事お疲れさまです。」


指揮官「あ?あぁ。ありがとう?お前らも頑張ってるしな。」


飛龍「そう言うわけで僕からのせめてものプレゼントです!どうぞ!」つチョコ


指揮官「ありがとう。」


飛龍「そ、それじゃ!指揮官!」ダッ!


指揮官「そう言えば俺も執務サボってた!ヤベーウェールズと綾波に殺される!」ダッ!


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