母港歌会
指揮官の思いつきで開くことにした
母港歌会。
はたしてどんな句を作り上げたのでしょうか?
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午後1時 母港宴会場
指揮官を始め多くのKAN-SENが集まった。
実は遡ること数ヶ月前のこと。
指揮官「フッド少しいいか?」
フッド「いかがなさいました?」
指揮官「実はだな、歌会を開きたいと
思っているのだ。」
フッド「うた…かい…ですか?それはどんな行事でして?」
指揮官「お題に合わせてみんなから短歌を綴って、それをみんなの前で発表するんだよ。歌と聞くと音楽のようにも捉えられるとは思うけどね。」
フッド「そういえば、お茶会の時にも指揮官様は短歌というのを綴られていましたからね。皆さんの作文スキルを見る上ではよろしいと思いますよ。しかしどう綴ればよろしいのですか?」
指揮官「俳句なら五七五で季語を要する。短歌は五七五のあとに七七と組む。
例えるなら
[手を止めて 部屋の窓から 外眺め
瞳に写りし 瑠璃色の海原]といった感じで綴るのさ。」
フッド「大変素敵ですわ。重桜のすばらしい文化なのですね。これなら私も出来そうですわ。」
そう言って指揮官は通達を出した。
長門「それではこれより、歌会を執り
行います。始めに第一首、エンタープライズ。」
エンタープライズの句
「Sea breeze Flying ocean Step by step Left in the ear White wave tone」
訳「海風が たなびく海原 ひた歩み
耳に残りし 白波の音色」
長門「続きまして
第二首、プリンツ・オイゲン。」
オイゲンの句
「Raumfenster Die aufgehende Sonne Beim Zuschauen Die heutigen Tage Verbringen Sie mit mir」
訳「部屋の窓 昇る朝日を 眺めつつ
今日の日々を 我が身と過ごす」
長門「続きまして第三首、三笠。」
三笠の句
「人々の 穏やかな時を 日々眺め
横須賀の街に 我が身たたずむ」
長門「続きまして第四首、ベルファスト」
ベルファストの句
「Cross over River rich River Thames
I play every day Water surface tone」
訳「晴れ渡る 川面豊かな テムズ川
日々奏でてる 水面の音色」
長門「続きまして第五首、ジャン・バール」
ジャン・バールの句
「Ciel nuageux gris et vagues agitées Même si ce corps se termine Continuez」
訳「灰色に 曇りし空と 荒波を
この身が果てても ひた進みゆく」
長門「続きまして第六首、逸仙」
逸仙の句
「草原 从蔓延的悬崖 海景房 明亮的蓝色水面 闪蓝」
訳「草原の 広がる崖から 海眺め
瑠璃色の水面(みなも)青く輝く」
長門「続きまして第七首、アヴローラ」
アヴローラの句
「Белоснежка Приходить с гаванью История полетов На поверхности замерзшей воды Думай о моей родине」
訳「白雪の 港を同志と 歩み行き
凍える水面(みなも)に 祖国を想う」
長門「続きまして第八首、リットリオ」
リットリオの句
「Quando le onde Faccia di pesce Dalla roccia Riflesso negli occhi Mare Adriatico」
訳「波際の 魚顔出す 岩場から
瞳に映りし アドリアの海」
長門「続きまして第九首 フッド」
フッドの句
「From the port Looking at the crimson Sunset The end of today Tell myself」
訳「港から 眺める深紅の 夕焼けが
今日の終わりを 我が身に告げる」
長門「続きまして第十首、指揮官」
最後に指揮官の句が読まれる。
指揮官の句
「雨風が 吹き荒れる海を 越えゆかば
青空の海に 虹が広がる」
こうして、母港の歌会が閉会した。
指揮官「どれもみんな素敵で思い思いの句だったな。」
フッド「またいつか開きたいですね。指揮官様。」
フッドはにこやかに指揮官に笑みを浮かべた。
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