[アズレン短編⑬]リトルたち ロイヤル編
アズレン短編13作目はリトルイラストリアス、リトルレナウン、ベルちゃんメインです。
午前9時 ロイヤル寮 屋外
レナウンとリトルレナウンが剣の素振りをしていた。
リトルレナウン「えいっ!えいっ!えいっ!!えいっ!」
レナウン「ふん!ふん!ふん!ふん!」
リトルレナウン「えいっ!えいっ!えいっ!!えいっ!」
レナウン「ふん!ふん!ふん!ふん!」
しばらくして
レナウン「リトル、少し休憩しましょう。」
リトルレナウン「はい」
するとベルちゃんとベルファスト(以下、ベル)がレモネードを持ってきた。
ベル 「お疲れさまです。レモネードをお持ちしました。どうぞお召し上がりくださいませ。」
レナウン「ありがとうございます。」
リトルレナウン「ありがとう。」
ベルちゃんはレモネードをグラスに注ぐ。
ベルちゃん「レナウンさまどうぞ。」
レナウン「ありがとう!いただきます。」
ベルちゃん「リトルレナウンもどうぞ。」
リトルレナウン「ありがとう。」
二人はレモネードをごくごくと飲み始めた。
ベル「日々の鍛練お疲れさまでございます。ですが無理だけはなさらないようお願いします。」
レナウン「お気遣い感謝します。」
しばらくして
レナウン「リトル、それでは再び参りましょう。」
リトルレナウン「はい!」
こうしてレナウンとリトルレナウンは再び素振りを始めた。
午後12時 母港執務室
イラストリアスとリトルイラストリアスは指揮官とフッドと共に昼食を共にしていた。
昼食はベルお手製のパンケーキだ。
指揮官「美味しいな。」
フッド「ええ、そうですわね。」
リトルイラストリアス
「このパンケーキおいしい!」
イラストリアス「あら、良かったわ。」
しばらくして
リトルイラストリアスは眠そうになった。
イラストリアス「あらリトルも眠たそうですわ。なんか私も…。」
イラストリアスとリトルイラストリアスは執務室のソファーに横たわるとすやすやと昼寝を始めた。指揮官はタオルケットを持ってきてイラストリアスとリトルイラストリアスにかけてあげた。
午後3時 母港ロイヤル寮 庭園
新緑深まる庭園で、ベルとベルちゃんがお茶会の準備をしていた。
ベルちゃん「ご準備できました。」
エディンバラ「ベル、こっちも準備も出来たわよ。」
しばらくして
お茶会に指揮官とフッドとクイーンエリザベス(以下、QE)とキングジョージ5世(以下KG)がやって来た。
指揮官「お茶会にお招きいただき感謝します。」
QE「私たちだけでは寂しかったから招待してあげただけよ。」
フッド「指揮官にそんな風に言ってはいけませんよ陛下。」
QE「失礼したわ。」
指揮官「いいよいいよ。」
ベルちゃんが紅茶を入れたティーカップを皆に差し出した。
指揮官「おいしい紅茶だな。」
ベル「本日はダージリンをご用意しました。」
ベルちゃん「どうぞごゆっくりおたのしみくださいませ」
それから数分後
指揮官は胸ポケットから短冊と筆ペンを取り出した。
ベルちゃん「ごしゅじんさま、それで何をなさられるのですか?」
と、ベルちゃんが聞くと
指揮官「これで短歌を綴るんだよ。」
ベルちゃん「(たんか)ですか?」
しばらくして
指揮官「よしできた。」
ベルちゃん「できました?」
指揮官は短歌を読んだ
指揮官「青々と 照らす青葉の 庭に咲く
空ぞ仰ぎし 向日葵の花」
フッド「さすが指揮官、素敵な句ですわ。」
KG「指揮官にその趣味があったのは存じていたが、まさかこれほどまでに素敵だとは。」
QE「素晴らしいじゃない。」
指揮官「庭に咲いていた向日葵を見てね思い付いたんだよ。」
しばらくたって
指揮官は一礼をして執務室に戻った。
夜8時 浴場
リトルたちとベルとイラストリアスとレナウンが入浴中である。
リトルレナウン「そうだ、指揮官が教えてくれたけど、私たちでせなかを洗い合わない?」
ベルちゃん「いいですわね。」
リトルイラストリアス「そうですね。」
リトルたちはお互いの背中を洗い合っていた。
それを見たレナウンたちは
レナウン「背中を洗い合うことでお互い仲良くなれると指揮官が言っていました。実際私もリトルから背中を洗ってもらいましたし洗ってあげましたよ。」
イラストリアス「洗い合うって仲良しの
象徴ですわ」
ベル「大変素敵だと思います。」
しばらくして浴槽に浸かった。
リトルレナウン「お風呂気持ちいいね。」
リトルイラストリアス「ゆかげんもいいわね。」
ベルちゃん「そうですわね。」
とても気持ち良さそうに入浴していた。
夜21時
リトルレナウン「みんなおやすみ。」
リトルイラストリアス「おやすみなさい。」
ベルちゃん「おやすみなさいませ。」
それぞれ寝室に向かい、みんなすやすやと眠った。
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