2018-06-27 22:08:59 更新

概要

修正完了(完了日 2018/6/27)
この作品は【幻想郷闇汚染危機 2】の続きです
霊夢のスペル技にはオリジナル技が含まれています 詳しくは後書きをご覧ください


前書き

ライル・ディスト(偽名)

外の世界から来た外来人
風を自由自在に操ることが出来、自分の世界の中心核となる存在
多重人格も持っていて、いろいろな能力が使える
性格は至って普通 かなりの仲間思いで特に女性には優しい(厳しくする時は厳しくする)
名前は偽名らしい


ミレイユ・ディスト(本名 ミレイユ・ブリリアント)

回復担当の多重人格者の一人
性格は天然でいつものほほーんとしてる
怒ると怖いかはわからないが本気にするととんでもなく強くなる
画像検索で【ミレイユ・ブリリアント】と入力すると元ネタにしたキャラが出てきます 検索してみてくださいね?


ブレイク・ディスト

無効を操る多重人格者の一人
性格は危ない この多重人格者と接する時は危ないから気をつけながら話しかけた方がいい
能力が無効しか使えないため攻撃方法は素手で攻撃しかないため単体で出てくることはほぼないだろう


キール・ディスト

諸刃の拳を使う多重人格者の一人
性格は言葉使いは多少荒いが根はいい人
能力を無効にされても諸刃の拳を使う事が出来る
体力を大幅に使うため、あまり多用することが出来ない上ブレイクと同じく素手で攻撃しかない為単体で出てくることはほぼないだろう


ぜウル・ディスト

未来を見る事が出来る多重人格者の一人
性格は不明
能力もたまにしか使えないためあまり役には立たない…?


ナイト・ディスト

闇を操る事が出来る多重人格者の一人
性格はブレイク以上に危険
敵味方関係なく攻撃する危ない人格者
ライルに止めてもらわなければかなり危険な者の為、あまり姿は出されない








数分後…



ライル 「…どうだ 少しは落ち着いたか?」


霊夢 「…えぇ 大体落ち着いたわ…」


ライル 「そうか それで一体なにがあったんだ?走って俺の部屋まで来て しかも血相変えてまで来たが」


霊夢 「…笑わないで聞いてくれる?」


ライル 「…ふざけた話じゃなければ」


霊夢 「…夢の中でライルが女の人に殺されてるのを見て、しかもその夢がまたいやな感じがしたからよけいに心配になって…」ギュッ


ライル 「…女の人?」


霊夢 「金髪でライルと同じくらいの背で…たしか、ミントって言ってた気がするわ」


ライル 「っ!? 霊夢も見たのか!?俺と同じ夢を!?」


霊夢 「…っえ?」


ライル 「あっ!?(やべっ!?)」


ライル 「いっいや、言葉を間違えた 気にするな…」


霊夢 「…ライルも見たの?女の人に殺された夢を…?」


ライル 「…」


ライル 「…あぁ、俺も霊夢と同じ夢を見たよ 自分が殺される夢をな」


霊夢 「…同じ夢を見るなんて……」


ライル 「…なぁ霊夢 一つ聞いていいか」


霊夢 「なに?」


ライル 「ミントは俺の事…なんて呼んでた?」


霊夢 「…それが、そのミントって言う人がライルの名前を言ってたんだと思うけどそこだけなぜか聞こえなかったのよ ノイズが走ったようなそんな感じで…なんでかはわからないけど…」


ライル 「…そうか(それなら良かった 俺の本当の名前聞かれてなくて…)」


霊夢 「…ねぇライル 2つほど聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」


ライル 「なんだ?」


霊夢 「夢の中で出てきたミントって女の人は知り合いなの?なんかそんな感じに見てたのだけど」


ライル 「…そうだな 霊夢だけには話しておくか 本当はあまり話したくないんだけど…」


ライル 「ミントは俺が小さい時に初めて出来た大切な友達だった かけがけのない人でもあった」


ライル 「俺が落ち込んでる時や誰かにいじめられていた時に必ず助けに来てくれた 本当に優しい奴だった…でも!」ギリッ!!


ライル 「ミントに助けられながら数年経った時【闇の住民 間宮に殺されたんだ!!】」ギリッ!!


霊夢 「っえ!?殺され…!」


ライル 「俺が油断した隙に間宮はミントの心臓部にめがけて闇の槍を…投げて刺したんだ 守る暇もなく…」


ライル 「間宮はそれが済んだらすぐにどこか消えていった ミントをやって気が済んだのか俺が殺そうとした時にはもういなかった…」


ライル 「それ以来おれは間宮を見る度にそのことを思い出してあいつに無我夢中に向かって殺しに行くんだ ほかの事は一切考えず、あいつを殺すだけに!」ギリッ


霊夢 「…ライルが間宮相手になるといつもキレていたのはそういう事だったのね 辛い事を話させてごめん」


ライル 「別にいいよ それともう1つはなんだ」


霊夢 「…ライルの名前 貴方の本当の名前を知りたいの」


ライル 「っ!?」ドキッ!!


霊夢 「ライルの名前は偽名なんでしょ?そうなんでしょ」


ライル 「…なんのことだ 俺にはわからないんだが…」


霊夢 「違うんでしょ!」


ライル 「…」


霊夢 「お願い 本当の名前を教えて」


ライル 「…言えない」


霊夢 「どうして?」


ライル 「その名前のせいで…俺の近くに居た人は皆不幸になったんだ だから言えない」


霊夢 「それは考え過ぎよ ライルはマイナス思考が強いからよけいに考え過ぎよ!」


ライル 「…」


霊夢 「(…と言っても無駄ね 今の調子じゃ…とてもじゃないけど)」


霊夢 「…いいわ 言いたくないなら無理に言えなんて言わないわ 無理に言ってもらって落ち込まれても困るしね」


ライル 「…ごめんな?霊夢」


霊夢 「気にしないで …それと、1つお願いがあるんだけど」


ライル 「…なんだ?」


霊夢 「嫌だったらいいんだけど…一緒に寝てもいいかしら?二人っきりで…!」///クネクネ


ライル 「…かまわないよ」


霊夢 「…っえ?」いつもなら一人で寝るから出ていけと言われるのに今回はいいよと言われて戸惑う


ライル 「…」


霊夢 「…あーっもう!しっかりしなさい!ライルらしくないわよ?」


ライル 「…」


霊夢 「…ライル」スッ…


ギュッ ライルを抱きしめる


ライル 「…」


霊夢 「ライル 一人で悩みを抱え込まないで?一人で抱え込んでもあなたじゃ解決できないでしょ」


ライル 「…別に、抱え込んでなんか……」


霊夢 「自分を素直にさせて ライルは私に話せない事があるのとミントの事で悩んでいるんでしょ?昔はよくわたしに悩み事を話してくれていたものね」


ライル 「…」


霊夢 「私は気にしてないわ 誰にでも話せないことぐらいある…わたしもあなたに言えないことだってあるわ それが普通なんだから」


ライル 「…霊夢!」ツツー…


霊夢 「ライル…」ギュッ


ライル 「…うっ…うぅ…」ポロッ…ポロッ…


霊夢 「やっと素直になってくれたわね?ライル うれしいわ」


ライル 「…反則だよ?俺はっ人前では泣かないって…決めてたのにっ!」ポロッ…ポロッ…


霊夢 「見てないから安心して?だから今は思いっきり泣きなさい」


ライル 「…うっ…うっ…」ポタッポタッ…


霊夢 「素直になってくれてありがとね ライル」








数分後…


ライル 「…」///


霊夢 「落ち着いた?ライル」ニコニコ


ライル 「…落ち着いたけど霊夢に泣き顔見られた 泣き顔は見られないようにしてたのに…」///


霊夢 「見てないわよ 本当は見たかったけど?」ニコニコ


ライル 「…見なくていい」///


霊夢 「ふふっ!」ニコニコ


ライル 「…ふぁっんん…」(_ _*)οΟ


霊夢 「落ち着いたら眠くなったのね?」クスッ


ライル 「…そうかもしれないな」


霊夢 「それじゃ、私はこの辺で…」スクッ ライルから離れて立ち上がる


ライル 「ここで寝てもいいぞ 今日はな」


霊夢 「…っえ?」


ライル 「今は落ち着いてるから普通に言ってるぞ 別に嫌だったらいいけど…どうする?」


霊夢 「…いいの?一緒に寝ても」


ライル 「あぁ 構わないよ!」


霊夢 「…それじゃ、一緒に寝かせてもらうわ!」


ライル 「おう!」













朝ーライルの寝室



タッタッタッ…


スゥー…


魔理沙 「ライル朝だぜー あと霊夢が見当たらないんだが知らない…か?」



霊夢 「すぅ…すぅ…」ライルに抱きつかれながら寝てる


ライル 「すぅー…すぅー…」霊夢を胸の中にすっぽり入れるようにして寝てる


魔理沙 「…」


魔理沙 「っ!!!?」///ボッ!!


霊夢 「すぅ…すぅ…」


ライル 「すぅー…すぅー…」


魔理沙 「…あっ…あっ!?」///


藍 「魔理沙 霊夢は居たか?」タッタッタッ…


魔理沙 「…」///スゥ… ライルの部屋に指を差す


藍 「? そこはライルが寝てる部屋ではないか…」フイッ



霊夢 「すぅ…すぅ…」


ライル 「すぅー…すぅー…」


藍 「…みっ」


藍 「巫女であるお前が殿方と一夜過ごすとはなにごとだっ!!!!」ビュンッ!!【式輝 狐狸妖怪レーザー】を放つ


魔理沙 「ちょっ藍!?」


ライル 「っ!? ブレイク!!」ガバッ シュンッ 瞬時に起き上がって左手にブレイクを発動させる


キュインッ!!シュゥゥ… 藍が出したレーザーが消滅する


藍 「…無効化されたか」


ライル 「寝てる時は本気でやめてくれないか?まじで心臓に悪い…」


藍 「お前が霊夢と不埒な事をしているからいけないんだ!!」


ライル 「…一緒に寝てただけなんだけど?」


藍 「一緒に寝てる時点で問題なんだ!!」


ライル 「…。」


魔理沙 「まぁまぁ?藍もヤキモチを焼くなって ライルと一緒に寝られなかったからってよぉ?」(・∀・)ニヤニヤ


藍 「焼いてないわ!!なにを言うかこの娘は!」


ライル 「…昨日夜遅くまで起きてたからもう少し寝かせてくれないか?まだ眠いんだ…くぁっ!んん…」ムニャムニャ…


藍 「霊夢に手を出さなければ良いぞ?」


ライル 「俺は女に手を出さないし出したくもない まして寝てるなら尚更そんなことはしないから安心しろ」


藍 「…わかった その言葉信じよう」


藍 「(紫様が言った通り女思いだな 寝ぼけているのに目が本気だ)」


藍 「朝食はテーブルの上に置いておくぞ?いいな」


ライル 「あぁ わるいな…ふぁあっ」


魔理沙 「それじゃ霊夢を襲うなよ?ライル」


ライル 「わかってるよ ふぁっんん…」


藍 「行くぞ 魔理沙」


魔理沙 「おう!」


タッタッタッ…


ライル 「…」ボー…


ライル 「…もう一回寝よう」モソモソ… 布団の中に再び入る













数時間後…



タッタッタッ!!…


スパーンッ!!


チルノ 「霊夢!今日こそお前を倒しに来たぞ!!」タッタッタッ!!


大妖精 「ちょっチルノちゃん!さっき魔理沙さんがまだ寝てるって言ってたからもうちょっと静かにしないと!?」


ルーミア 「そーなのかー?」


チルノ 「寝込みを襲えば相手は攻撃してこない…ってあれ?」


大妖精 「どうしたの?チルノちゃん」


ルーミア 「どーしたのだー?」


チルノ 「…霊夢の隣にいる人ってだれだ?」


大妖精 「っえ?…人間、みたいだね?」


ルーミア 「食べていいのかー?」


大妖精 「ルーミアちゃん…さすがにそれはやめた方がいいと思うよ?」


チルノ 「じゃあ大ちゃんが食べてみれば?」


大妖精 「なんで!?私妖怪じゃないよ!?」Σ(゚д゚)


チルノ 「人間はうまいってルーミアが言ってたから」


ルーミア 「うまいぞー?」


大妖精 「妖怪と妖精を一緒にしちゃ駄目だよチルノちゃん!?」


チルノ 「…それもそうだね?」


ルーミア 「うまいのに…」


霊夢 「すぅ…すぅ…」


ライル 「すぅー…すぅー…」


チルノ 「…それより、攻撃しても平気かな?」


大妖精 「霊夢さんが起きたら退治されちゃうよ?」


ルーミア 「そーなのだー!」


チルノ 「一発で倒せば平気だよ!こんなの楽勝らくしょう!」


ライル 「倒せなければどうなるだろうな?」


チルノ&大妖精 「「…っえ?」」


ルーミア 「起きたのだー!」


ライル 「まったく 小さい子がそんな物騒な事を言っちゃいけないぞ?」ヨット


チルノ 「アタイはさいきょーだから平気だよ!」


ライル 「(答えになってない…)」


大妖精 「すみません!寝ているところを起こしてしまって…騒がしかったですよね?」


ライル 「いや 俺も寝すぎてたから起こしてくれてちょうど良かったよ?ありがとな」


大妖精 「そっそうですか?それなら良かったです」ホッ…


ライル 「それで君達は何の用でここに来たんだ?見たところ…妖精っぽいが(たぶん妖精だのな?この前あったスターたちみたいな感じだが…)」


チルノ 「霊夢と弾幕ごっこしに来たんだ!今日こそ勝ってやるんだから!」


ライル 「…弾幕ごっこか……」ハァ…


ライル 「(そう言えば紅魔館って所に行った時も弾幕ごっこって遊びをやったなぁ?…本気で死ぬ思いしたな あの二人…いや、フランの方はもうキチガイでしかなかった……)」


ルーミア 「お前村の人達が着てる服と違うのだー?」


大妖精 「確かに村の人達が着ている服装と違いますね?」


ライル 「俺は外来人だからな」


チルノ 「外来人?」


ルーミア 「ってなんなのだー?」


大妖精 「外の世界から来た人の事だよ!?忘れちゃったの!?」


チルノ 「外の世界?」


ルーミア 「だー?」


大妖精 「先生が教えてくれてたよ!?しかも一昨日教えてもらったばかりだよ!?」


チルノ 「覚えてない」


ルーミア 「忘れたのだー」


大妖精 「…」


ライル 「…先生って慧音の事か?」


大妖精 「はい!私たちは慧音先生から色々な事を教えてもらっているんです」


ライル 「慧音は本当に子供の成長を見るの好きだな?あの性格で教師は本当に似合ってるよ」


大妖精 「慧音先生を知っているんですか?」


ライル 「あぁ 慧音とはちょっとした縁があってな?」


チルノ 「…そういえば昨日の先生怖いくらいに笑顔だったね?ずっと笑ってたけど…」


ルーミア 「一人になった時はもっと怖かったのだー!」


大妖精 「授業中でも【ライルがこの世界に…///】と言いながら踊ってましたね?」


ライル 「踊ってた!?授業中にか!?」


チルノ&大妖精&ルーミア 「「うん(はい)だー」」


ライル 「(慧音…どんだけ俺が来たことに喜んでるんだよ?授業中に踊るなよ…)」


霊夢 「すぅ…すぅ…」


チルノ 「…霊夢まだ起きそうにないな?これじゃ弾幕ごっこができない…」


ライル 「なら代わりに俺が相手しようか?」


チルノ 「…っえ?弾幕ごっこ知ってるのか?」


ライル 「多少は知ってるよ 昨日他の奴とやったからな?」


ルーミア 「スペルカードはー?」


ライル 「ない」


大妖精 「…どうやって遊ぶんですか?」


ライル 「風を使えば問題ないだろ?」ヒュー… 手の平に風の塊を作って見せる


チルノ 「なら大丈夫!」


ルーミア 「だー!」


大妖精 「カードじゃないよ!?」


ライル 「傷つけないようにするからだいじょうぶだよ?」


大妖精 「…ちょっと耳良いですか?」パタパタ…


ライル 「っん なんだ?」


大妖精 「チルノちゃんは妖精の中でも強い方なんです しかも力加減ができないので怪我をする可能性が…」ヒソヒソ


ライル 「…」


チルノ 「あたいは最強だからお前なんか一瞬で倒してやる!」


ルーミア 「だー!」


ライル 「…忠告ありがとう そうには見えないけど警戒しとくよ?」ヒソヒソ


大妖精 「お願いします」ヒソヒソ








博麗神社ー中庭



チルノ 「一秒でやっつけてやる!」


ルーミア 「やるー!」


大妖精 「よろしくお願いします」


ライル 「こちらこそよろしくな(さてと、相手は子供だから手加減しないとな いくらチルノって子がなかなか強いとは言っても子供は子供だからな ケガさせないようにしないと)」


チルノ 「先手必勝!【アイシクルフォール】」ヒュー…ビュンッ!! 氷柱を作りだしてライルに向けて飛ばす


大妖精 「チルノちゃんカード出して使おうよ!?というか弾幕でやろうよ!?普通にそれ氷柱だよ!?」


ライル 「氷か?なら…」スッ


ライル 「熱風!」ビュゥゥゥゥゥッッッ!!!!…


氷柱 「」ジュワッ!!シュゥゥ… 熱風で氷柱は溶けて蒸発する


チルノ 「あっつ!?」チルノ達にも熱風が襲いかかる


ルーミア 「熱いのだー!!」


ライル 「…あれ、大ちゃんは?姿が見えない」キョロキョロ



大妖精 「隙あり!」ヒュンッ!! 瞬間移動でライルの背後をとる


ライル 「っな!?」


ライル 「(いつの間に後ろを取った!?全然気が付かなかった!)」


大妖精 「えーい!」ビューン!!


…ポスンッ


ライル 「…」大妖精から突進されるが勢いが弱いためダメージなし


大妖精 「…あっあれ?」


ライル 「…なにがしたかったんだ?今の突進、まったく速度が出てなかったから痛くないんだが…」


大妖精 「私が囮になってチルノちゃん達がその隙に攻撃するはずなんですが…?」


ライル 「あぁ そういう作戦か?でも残念だが二人はそこで伸びてるぞ」


大妖精 「…っえ?」



チルノ 「…熱い」グテー… まだ熱風が吹いて溶けかけてる


ルーミア 「のだー…」グテー… 溶けてはないが暑すぎてグてってる


大妖精 「…なにをしたんですか?」


ライル 「熱風を吹かしてるだけだが?」


大妖精 「っえ 熱風!?チルノちゃんが溶けちゃう!?」


ライル 「っえ!溶けるの!?」


大妖精 「チルノちゃんは氷の妖精なんです!今すぐ熱風を止めてください!?」


ライル 「わかった!今熱風を止めて冷風を出して冷まさせてあげないとな!」ヒュー… 熱風を止める


ビューーー!!!! 冷風をチルノたちの周囲に吹き起こす



チルノ 「生き返るー!!」ヒュー…


ルーミア 「寒いのだー!!」ガタガタ…


ライル 「…もう一人の女の子も氷の妖精か?寒がってるんだが…」


大妖精 「いえ、ルーミアちゃんは妖精ではなく妖怪です チルノちゃんとは違って冷たい風はあまり好きじゃないんです」


ライル 「…そうか」ヒュー…


チルノ 「あたいふっかーつ!」


ルーミア 「寒いけど復活なのだー!てか寒いのだー!!」


ライル 「まだ続けるか?続けるならまだやるけど」ヒュー… 冷風を止める


チルノ 「当たり前なことを言うな!お前を倒して霊夢を倒すんだからやめるわけないだろ!」


ルーミア 「んだんだー!」


ライル 「大ちゃんはどうする まだ続けるか?」


大妖精 「チルノちゃんたちがまだやるみたいなので私もやります!」


ライル 「よし!ならもう一回…」


バタンッ!! ライルの寝室の襖が勢いよく開く



霊夢 「ラーイルー!」ダンッ!! ライルの方に向かって飛んで行く


ライル 「…っえ?」


霊夢 「受け止めて!」ヒュー…


ライル 「いっいきなり!?」バッ!!


ボスッ!!!!


霊夢 「おはよう!ライル?」ニコッ


ライル 「あっあぁ…おはよう?霊夢」霊夢を抱きついて受け止める


チルノ 「霊夢!起きたなら私と勝負しろ!」


ルーミア 「しろー!」


霊夢 「【夢想封印!!】」ビュンッ!! 無数の霊符をチルノ達に向けて放つ


チュドーン!!!!


チルノ&ルーミア 「「ぎゃあぁぁぁぁぁっっっ!!!!」」


ピチューン!!


大妖精 「チルノちゃん!?ルーミアちゃん!?」


霊夢 「私とライルの時間を邪魔しないでちょうだい?」


ライル 「(ひっひでぇ 子供相手に容赦ねぇ…)」


霊夢 「…さて、もう一匹も始末しないと?」スッ 霊符を構える


大妖精 「ひぃっ!!!?」ビクッ!!


ライル 「霊夢 別にいちいちしなくてもいいだろ?大ちゃんが邪魔してくるとは思えないんだが」


霊夢 「…それもそうね あの子なら時と場合を考えるから倒す必要はないわね」スゥ… 霊符を懐にしまう


大妖精 「ほっ…」


ライル 「てか、お前はいつまで抱きついてるんだ 早く降りてくれないか?」


霊夢 「ダメよ!今日はずっと抱きついてるわ!」ギュッ!!


ライル 「ずっとは無理だろ…」


霊夢 「じゃあもう少しだけお願い!っね?」


ライル 「…まぁもう少しだけならいいけど?」


霊夢 「ライルも私を抱いて?もちろん力強くね!」


ライル 「…わかったよ」ギュッ 霊夢を抱きしめる力を強くする


霊夢 「えへへ〜!ライルに抱きしめてもらえてわたし幸せ〜!」///デレデレ


ライル 「まったく…」///


大妖精 「ーっ…」///


チルノ 「うーん…っは!?」ガバッ


チルノ 「霊夢!私と勝負…ってあれ?」


霊夢 「夢想封i」


ライル 「霊夢 それ以上はやめてやれ」


霊夢 「邪魔されそう…」


ライル 「して来たらやっていいよ もちろん手加減してな?」


霊夢 「…わかったわ」ムスッ


ライル 「(そんなに退治したかったのか…?この子一体過去にどれだけ霊夢に恨みを持たれるようなことしてるんだ…?)」


チルノ 「大ちゃん なんでそんなに顔を赤くさせてんだ?風邪でも引いたのか?」


大妖精 「っえ!?きっ気にしないでチルノちゃん!何でもないよ!?」///


チルノ 「熱でもあるのか?なんなら冷やしてやるぞ!」


大妖精 「大丈夫だよチルノちゃん!それより二人の邪魔をしてたらまた退治されちゃうよ!」///


チルノ 「? なにか変だぞ?大ちゃん」


大妖精 「なんでもないから平気だよ!それより早くルーミアちゃんを運んで早く帰ろう!?」パタパタ…


チルノ 「っえ?わ、わかった…」


チルノ 「(どうしたんだろ?大ちゃん)」パタパタ…


大妖精 「また遊びに来ますね!霊夢さん ライルさん!」///


チルノ 「次は二人共やっつけてやる!」


ルーミア 「」チーン… 運ばれてる


霊夢 「いつでもいらっしゃい?相手になってあげるわ」


ライル 「またなー」


パタパタ…


ライル 「…あれ?」


霊夢 「? どうしたの?」


ライル 「俺、大ちゃんに名前教えてないのになんで知ってんだろう?」


霊夢 「私が叫んでライルの事呼んでたからそれを聞いたんじゃないかしら?」


ライル 「…そう言えば俺の名前を叫びながら飛んで抱きついてきたな?」


霊夢 「先に抱きしめたのはライルでしょ?」


ライル 「霊夢がいきなり飛んで、しかも受け止めてって言われたんだから抱きしめる以外にないだろ?」


霊夢 「腕で止めるとかは?」


ライル 「あの速さで腕なんかで受け止めたら腕が当たった場所にもろ反動を受けるから抱きしめたんだよ」


霊夢 「…胸が大きければ良かったのね?」シュン…


ライル 「なんで胸!?胸は関係なくないか!?」


霊夢 「胸が大きければ反動を抑えられたかもしれないわ…」


ライル 「…それは俺が胸を狙って受け止めて欲しかったってことか(?てか、胸があったとしても反動強いと思うが…)」


霊夢 「えぇ そうすればライルの理性が切れて襲ってくれると思ったのに…」


ライル 「なんでだよ…あと俺は胸の大きさなんか気にしてないからな?」


霊夢 「…ほんと?」


ライル 「あぁ 胸の大きさで決める男は最低だからな だから俺はそんな真似は絶対しない!」


霊夢 「…ライル!」パァァ!!


ライル 「それに受け止めた時に抱きつけたんだから良いじゃないか?別に胸なんかじゃなくても」


霊夢 「…それもそうね?抱きついてもらえたんだからそっちの方がいいわね」


ライル 「だろ?さて、歯磨いて顔洗って飯にするぞ?」


霊夢 「えぇ!」


タッタッタッ…








茶の間(移動&朝食スキップ)



霊夢&ライル 「「ごちそうさま」」


ライル 「片付けは俺がやるよ」カチャカチャ… タッタッタッ…


霊夢 「ありがとう お願いするわ」 スー…ストンッ


スパーン!! 中庭に続く襖が勢いよく開く


魔理沙 「霊夢ー!!」


××× 『…』魔理沙の隣に居る


霊夢 「…もうちょっと優しく開けられないの?」


魔理沙 「私にそんな言葉はないぜ!」


霊夢 「はぁ…んで、何のよう?」


魔理沙 「明日宴会するぜ!」


霊夢 「どこで?」


魔理沙 「ここの庭でだ!」


霊夢 「…また急に言うわね?」


魔理沙 「そう言う事で後は頼むぜ!」


霊夢 「めんどくさいわね…」ハァ… タッタッタッ…


ライル 「どうしたんだ?霊夢」スー… 洗い物が終わって茶の間に戻ってくる


魔理沙 「よぉライル!明日宴会するぜ!」


ライル 「…俺はパスで」


霊夢 「ライルは強制参加よ!」


ライル 「…理由は?」


霊夢 「皆で飲んだ方が楽しいからよ!」


魔理沙 「そう言うことだぜ!」


ライル 「…酒飲まないでいいなら付き合うぞ?」


霊夢 「他に飲み物ないわよ?」


ライル 「酒だけしか飲まないのか!?てかそれ宴会と言わないで飲み会と言わないか!?」


魔理沙 「あと料理があるぜ!まっ各自持ち込みだけどな?」


ライル 「…飲んだとしても少量しか飲まないからな?それでいいなら参加するよ」ハァッ…


霊夢 「私的には参加してくれるだけでも嬉しいわ!」


ライル 「はいはい?…っん?」


××× 『…』魔理沙の隣からずっと動かない


霊夢 「どうしたの?ライル」


ライル 「…アリス?さっきから黙りだけどどうした?」


アリス? 『…』


魔理沙 「? ライル アリスならさっき自分の家に帰ったぜ?」


ライル 「…っえ?でもそこに…ってあれ?」(゚ー゚;三 ;゚ー゚) アリスの姿が見えなくなる


霊夢 「それより宴会には誰が参加するの?」


魔理沙 「一応人通り声をかけたら全員大丈夫だそうだぜ!」


ライル 「(霊夢と魔理沙は見えていなかったのか?今確かにアリスが居たはずなのに…)」 ヨクミンナリョウショウシタワネ?


ライル 「(…なんだろうこの感じ すごい胸騒ぎがする…アリスの身になにかあったのか?)」 ワタシノサソイカタガヨカッタンダゼ!!


ライル 「魔理沙 アリスの家ってどこにあるんだ?」 ハイハイ?


魔理沙 「っえ?私と一緒でここから向こうの方に進んだ魔法の森に住んでるけど」スッ


ライル 「わかった 霊夢ちょっとアリスの家に行ってくる」


霊夢 「浮気っ!?」


ライル 「…」ジッ… 真剣な表情をして霊夢をじっと見る


霊夢 「っ! …わかったわ すぐに行ってきなさい」


魔理沙 「っえ!?」


ライル 「すまない 行ってくる!」タッタッタッ!!…


ビュンッ!! ヒュー!!…



魔理沙 「…霊夢 ライルを行かせちまったけどいいのか?浮気されちまうかもしれないぜ?」


霊夢 「ライルは真剣な眼をしていたわ 浮気なんかしないわよ」


魔理沙 「…っえ?」


霊夢 「ライルは相手の目線に合わせて無言で見てきたら真剣な時を現すのよ 疚しい事や変な事は一切考えてない…ライルが嫌な予感をした時だけさっき見たいな目をするの」


魔理沙 「…それじゃ、アリスの所に行くって言ったのはアリスの身に何かあったかもしれないってことか!?」


霊夢 「それはわからないわ それに絶対とは言いきれないけど、私がライルの世界にいた時に何度か見た事あるけど…」


霊夢 「【ライルの直感 一度も外れたことないわ】」













アリスの家



ヒュー…スタッ


ライル 「…ここか?アリスの家」


ライル 「森の中に建つ一軒家…ちょっと不気味だな でもアリスはここに住んでるんだよな?」


ライル 「(…大丈夫かな?アリス なにも起きてなければいいんだが…)」タッタッタッ…








アリスの家ー部屋の中



アリス 「はぁ…はぁ…うぅぅっっ!!!!」ズキズキッッ!!!! 椅子に座って頭を抑えてる


アリス 「頭が凄く痛い!それに苦しい…!」ハァッハァッ…


アリス 「しかも目眩もする…なんで?風邪って感じじゃないし…私、どうしちゃったの…?」ハァッハァッ…


コンコン


アリスイルカ?


アリス 「…その声、ライル?」ハァッハァッ…


ソウダ イキナリデワルイケドハイッテモヘイキカ?


アリス 「…平気っよ?入って来て…も……」フラァ…


アリス!?


バタンッ!!


アリス 「」グラッ… 椅子から横に倒れていく


ライル 「アリス!!」ダッ!!


ガバッ 倒れるアリスを受け止める


アリス 「…ライっル……」ハァッ…ハァッ…


ライル 「だっ大丈夫か!?すごく顔色悪いぞ!大熱でも出したか!」


アリス 「…わからない でも、風邪って感じじゃないの…風邪とは何か違う感じがするのっ…」ハァッ…ハァッ…


ライル 「…風邪じゃない?ならなんだと思うんだ?」


アリス 「それはわからないわ こんな事っ初めてだから…」ハァッハァッ…


ライル 「…ブレイク使ってみるけど良いか?」


アリス 「…お願いするわ やってみて…?」ハァッ…ハァッ…


ライル 「ブレイク 頼む」ヒュンッ スッ… 左手にブレイクを出してアリスに近づける


キュインッ



ズバンッ!!!!!!


ライル 「…っえ?」ボトンッ ライルの左肩から刃物で切られて腕が床に転げ落ちる


アリス? 「…っふ!」ニヤッ 闇の剣でライルの左腕を切り取る


ライル 「があぁぁぁぁあぁあぁあああぁぁっっっ!!!!!!!」ブシャァッッッ!!!!!! 左腕を切られて激痛が走り血が大量放出する


アリス? 「うふふ!いいわねぇその叫び声?たまらないわ」ゾクゾクッ


ライル 「うぁあぁぁ…うぅぅっっっ!!!!!!」ダラダラ… 膝を床に尽かして激痛にこらえながら切り取られた腕の部分をもう片方の手で抑える


アリス? 「もっと叫んで欲しいわ!もっと、もっと叫んでちょうだい!!」ゾクゾクッ!!


ライル 「…お前 ミナだろ?っくぅ!!」ズキズキッッッ!!!!!!


ミナ 「あら?よく私だってわかったわね 姿形違うのに?」


ライル 「闇の住民で人の痛がる姿を眺めて楽しむやつはお前以外にはいないからな…っ!」ハァ…ハァ…


ミナ 「ふふ?確かに私以外の闇住民は殺すことだけであって相手の痛がる姿を見てもなんとも思わないからね」


ライル 「元人間として最低なやつだな?お前…」ハァ…ハァ…


ミナ 「あんたに言われたくないわよ 【人間嫌いの貴方にわね】」


ライル 「…」


ミナ 「さてと、あなたに一発食らわせることができたから満足だわ?貴方の叫び声も聞いたし、楽に死なせてあげるわ」スゥ… 闇の剣を振り上げる


ライル 「…出番だ【ナイト】 思う存分暴れてやれ」ヒュンッ


シュンッ


ドスゥッ!!!!


ミナ 「…っえ?」溝部分に闇の短刀を刺される


ナイト 「あいよ!」ニヤッ


ミナ 「…なっ…に?ゴフッ!」ビチャァッ!! 口から血を吹き出し周りに飛び散らせる


ナイト 「俺の闇、お味はどうだ?ミナちゃんよぉ おいしすぎて声出なかったか?」ニヤッ


ミナ 「おっお前、私はこの身体を借りてるのに…普通に攻撃をっぐぅ!!」ガクンッ


ナイト 「その心配はない お前がその身体から離れたとき、その傷はお前が持っていくことになるからなぁ!」ニタァ


ミナ 「なにっ!?ばかな!そんな事ありえるわけが!?」


ナイト 「なるんだよ残念ながらなぁ!俺の技は特殊でねぇ まっお前も闇技だからお前のも特殊だがな」ニタァ


ミナ 「っく!」ズキィッ


ナイト 「さてと、お前がその身体から出て行くまでの間…たっぷり遊んでやるからよぉ!」シュンッ 闇の短刀を作り出し手に持ち構える


ミナ 「ひぃっ!?なっなんで左手を切り取ったのに元気なのよあんた!普通のやつなら発狂もんよ!!」ゾクゥッ!!


ナイト 「激痛で麻痺したんだろ?今は全然痛くないぜ!それに俺は片手だけでも十分に力を発揮できるから片手なくなったところで影響はねぇけどな!」ニヤッ


ミナ 「…だったら!」ギリッ


ミナ 「もう片方の腕を取って何も出来ないようにしてあげるわ!!」シュンッ 闇のナイフを作り出して手に持ち構える


ミナ 「【Jack the Ripper】」ヒュンッ!! 瞬速に動いてライルの正面に立つ



Jack the Ripper=瞬速に相手の目の前に瞬間移動して懐刀や短刀で首元や腕を断裂させる技



ナイト 「…ムダだ!」スゥ…


ナイト 「【ミッドナイト・クラリネット】」シュンッ



ミッドナイト・クラリネット=相手に見えない闇の糸を作り出し相手の手足に縛り付け、動きを止めたり操ったりすることが出来る技



シュルル…


ミナ 「っ!?」ビタッ!! ライルにナイフで切りつけようとしたら何かに引っ張られ動くことが出来なくなる


ナイト 「…まだやるかい?ミナちゃんよぉ やるならお相手するぜぇ?」ニヤッ


ミナ 「(身体が…動かない!なんで!?)」グググッ…


ナイト 「口は開けるはずだぞ?口まで塞いでないぜ」


ミナ 「…なにをしたの?」


ナイト 「お前の行動を操っただけだよ?とは言っても短時間しか操れないけどなぁ」ニヤッ


ミナ 「ーっ卑劣な事を!」ギリッ!!


ナイト 「いきなり左手を切った奴が何を言うか?それで、まだ殺るのかい?やるならお相手するぜぇ!」


ミナ 「…止めておくわ 今動けない状態で戦うとしてもいい案が思いつかないわ」


ナイト 「なら早くアリスの体から出ていけ 本体がうるさいからなぁ?」


ミナ 「…わかったわよ」


スゥゥ…


アリス 「」フラァ…


ナイト 「…」ポスッ 倒れてくるアリスを受け止める


ヒュンッ


ライル 「…ふぅ」


アリス 「すぅ…すぅ…」ライルに寄りかかりながら寝ている


ライル 「…良かった 元に戻ったみたいだな?ケガもしてないみたいだしほんとによかったよ」


ライル 「さて、俺の腕は…っと?」



ビチャァ… 周り一面血しぶきまみれで殺人があったかのような感じになっている


ライル 「【…蒸発】」ヒュー…


ブクブクブクブク!!!!… 周りの血を蒸発させて目立たなくさせる


ライル 「…完全には無理か まぁ仕方ない」ヒュー… 風で自分の腕を取る


ライル 「ミレイユ」


ミレイユ 『精密な細胞までは無理です』脳内で会話する


ライル 「だよな…」ハァ…


ミレイユ 『他人のでしたら出来ましたけど自分の腕だと精密なところまでは…』


ライル 「この世界に腕の良い医者はいるかな?」


ミレイユ 『その前にお金が…』


ライル 「確かに…自分の世界の金しかないな」


ミレイユ 『一緒だったら良かったんですけどね?まぁ一緒だとは思いませんが…』


ライル 『そもそもこっちの世界の金ってどんなのだろ?』


ミレイユ 『昔って感じがしますから一銭二銭だったりして?』


ライル 「まさか?」


ライル&ミレイユ 「『…まさかな?』」


ライル 「…とりあえず一旦霊夢の所に戻るか ここにいても仕方ないし、霊夢なら良い腕の医者がいるかどうかわかるだろ」


ミレイユ 『アリスさんも連れて行ってあげてください このような惨劇があった場所に置いていかないであげてください』


ライル 「わかってるよ それとミレイユ、ひとつ聞きたいことがあるんだが?」


ミレイユ 『なんですか?』


ライル 「今は風で血を止めてるけどお前の能力で血を止めるだけでもまずいよな?」


ミレイユ 『腕が付かなくなっても良いのでしたら治療しますよ?』


ライル 「やめてくれ…」


ライル 「とりあえず急いで行こう 俺の体力だって無限じゃないから霊夢に腕の良い医者が居ないか聞いてみよう」タッタッタッ…













博麗神社ー中庭



ヒュー…


ライル 「っと?」スタッ


アリス 「…」ライルに運ばれてる


ライル 「霊夢 今帰ったぞー」


シーン…


ライル 「…あれ、誰も居ないのか?」



? 「いるよ」


ライル 「…見ない顔だな?(…いつの間に背後にいた?全然気がつかなかった…)」


萃香 「私からしたらあんたが見ない顔だよ」


ライル 「…それもそうだな?言われてみれば」


萃香 「…それとあんた、ものすごい血の臭いがするけどどうしたんだい?尋常じゃないよこの血の量の臭い」


ライル 「っ!?」ギクッ


萃香 「それにアリスにも血の跡が付いているし、あんたの左の肩幅も明らかにおかしい…あんた、左腕どうしたんだい?」


ライル 「…霊夢は居ないよな」


萃香 「霊夢なら明日の宴会の準備で人里に行ってるよ もうしばらくは帰ってこないよ」


ライル 「君はグロイの大丈夫か?」


萃香 「平気だけど…あるのかい?」


ライル 「…」スッ 風で後ろに隠していた自分の腕を見せる


萃香 「…綺麗な切り口だね でも刃物で切り取られたって感じじゃないみたいだけど…?」


ライル 「…そこまでわかるとはな?」


萃香 「誰にやられたんだい?」


ライル 「…」


萃香 「…まさか、アリスにやられたのかい!?」


ライル 「…正確には操られていたアリスにやられたって言った方がいいな?」


萃香 「操られてた?」


ライル 「あぁ だからアリスのせいじゃない」


萃香 「…誰がアリスを操っていたんだい?」


ライル 「…闇の住民と言ってわかるか?」


萃香 「…闇の住民?」


ライル 「知らないみたいだな まぁ知らないのも無理はない あいつらは裏でコソコソと動くことが多い奴らだからな」


萃香 「そいつらにやられたのかい?」


ライル 「あぁ 俺はそいつらに狙われてるからな」


萃香 「…狙われてる?」


ライル 「っと?自己紹介がまだだったな 俺は…」


萃香 「知ってるよ」


ライル 「…っえ?」


萃香 「霊夢から話聞いてるよ 霊夢の彼氏、ライル・ディストだろ?」


ライル 「違うから!?」


萃香 「私は伊吹萃香だ よろしく」


ライル 「またスルー…毎度まいどはキツいぞ…」(-言-)ハァ…


萃香 「それより腕の方は平気なのかい?大丈夫そうには見えないけど…」


ライル 「…アリスを頼めるか?」スッ 右手で抱えてたアリスを萃香に渡す


萃香 「っえ?あっあぁ わかった」ヨット


ライル 「…」フラァ…


…バタンッ


萃香 「…っえ?」


ライル 「」地面に倒れて動かなくなる


萃香 「おっおい!あんた大丈夫かい!?」


ライル 「」ダラダラ… 切り口から大量出血して流れ出てくる


萃香 「っ!? さっきまで血なんか出ていなかったのになぜ!?」


ライル 「」ダラダラ…


萃香 「こいつはまずい!?早く永遠亭に連れて行かないと!」ヨット ライルを持ち上げる


タッタッタッ…













次の日の昼(宴会は次の日に延期)



永遠亭ー個人病室



ヒュー… 窓から心地よい風がカーテンをなびかせて吹いてくる


ライル 「…っん」スゥ…


ライル 「…あれ?ここは…」


鈴仙 「あっ気がつきましたか?」


ライル 「…君は?」


鈴仙 「鈴仙・優曇華・イナバと申します 鈴仙と呼んで下さい」


ライル 「…あれ?左手が…」取れたはずの左手が付いてる事に気づく


鈴仙 「師匠が付けたんですよ?あなたが運ばれた時は驚きましたよ 普通の方なら失血死してましたよ」


ライル 「(そうか…あの時、血は止めていたけど体力の消費が激しかったから…)」 シショウモオドロイテマシタヨ?ドウヤッテイキテイタノカッテイッテマシタヨ


鈴仙 「あっ今廊下に霊夢達がいますので呼んできますね?」タッタッタッ…


ライル 「呼ばないでいいよ 騒がしくなるから」


鈴仙 「…っえ?」ガラッ


ダッ!!


霊夢 「ライル!!」タッタッタッ!!


ガバッ!!


ライル 「うぉっ!?」霊夢に飛びつかれる


魔理沙 「ライルー!!」ガバッ!!


ライル 「なんで!?」魔理沙にも飛びつかれる


魔理沙 「面白そうだったから!」


鈴仙 「っ!!!!!?」///カァァ


霊夢 「ライル!!腕はだいじょうぶ!?痛くない!?」


ライル 「大丈夫だよ?ちゃんと指も動くし痛くもないよ」


霊夢 「ほんと!本当に平気なの!?」


ライル 「あぁ!平気だよ 心配させて悪かったな?」


霊夢 「…よかった!」ジワァ…


ライル 「おっおい!?なにも泣く事ないだろ!なくことは!」


霊夢 「だって…!」ポタッポタッ…


ライル 「…そっそれよりアリスは?」


萃香 「廊下で寝てるよ 安心しな」タッタッタッ…


ライル 「萃香…」


永琳 「目を覚ましたようね」タッタッタッ…


鈴仙 「師匠…」///


永琳 「うどんげ あなたも抱きついてくれば良いじゃない?霊夢たちと一緒に」


鈴仙 「なっなにを言ってるんですか師匠!?私はそういう意味で顔を赤くしてたんじゃありません!!」///


霊夢 「永琳!ライルの容態はどうなの!?平気なの!?」


永琳 「…ちょっと左手を見せてくれるかしら?」


ライル 「はい」スッ 永琳に左手を見せる


永琳 「…完全に治ってるわね なんでこんなにも早く治ってるのかしら?」


霊夢 「てことはもう大丈夫ってことですか?」


永琳 「えぇ…でも不思議ね」


魔理沙 「なにがだ?」


永琳 「腕と神経はちゃんと付けたけどこんなにも早く傷は治らないわ 早くて一ヶ月かかるというのに…」


ライル 「俺が運ばれてから何時間経ってるんですか?」


永琳 「あなまが運ばれて来た時は昨日のお昼くらい…今は次の日の昼だから一日ぐらいしか経ってないわ」


ライル 「一日…」


鈴仙 「どういう身体の付き方をしてるんでんしょうね 普通ならありえないです」


永琳 「気になるわね?」ニヤッ


ライル 「っ!?」ゾクッ


霊夢 「? どうしたの?ライル」


ライル 「…いや なんでもない…(なんか悪寒が…)」


永琳 「(…感鋭いわね?っち!)」


ガララッ


アリス 「…」タッタッタッ ライルの病室に入ってくる


ライル 「ようアリス!お前も目を覚ましたみたいだな?どこもケガしてないようでよかったよ」


アリス 「…」


ライル 「…アリス?」


アリス 「…ねぇ、ライル」


ライル 「なんだ?」


アリス 「…絶対かはわからないけど【あなた、人間嫌いなの?】」


霊夢&魔理沙 「「…っえ?」」


ライル 「…」


アリス 「それにライルの腕を切ったのも私なんじゃないかと思うんだけど…違うかしら?」


ライル 「…」


霊夢 「…ライル?」


ライル 「…アリス以外廊下に出てくれないか?少しアリスと二人で話がしたい」


霊夢 「っえ?」


魔理沙 「別にいいじゃないか?私たちも聞いても」


ライル 「…」


萃香 「…皆、ライルの言う通り廊下に行くよ」


永琳 「そうね うどんげ行くわよ?」


鈴仙 「はっはい!」


タッタッタッ…


霊夢 「…私も居ちゃだめなの?」


ライル 「…」


萃香 「霊夢 早く出るよ」


霊夢 「…魔理沙 行くわよ」


魔理沙 「…おう」


タッタッタッ…パタンッ



アリス 「…」


ライル 「…覚えてるのか?アリスが俺にしたこと」


アリス 「…えぇ でも私の意志でしたかはわからないわ 私はライルを殺そうとしてたのかわ…」






廊下側



魔理沙 「…」廊下に置いてある椅子に座ってる


霊夢 「…ライル、私たちの事どう思ってるのかしら」


魔理沙 「…さぁな」


霊夢 「…アリスが言ってたこと、ほんとなのかしら?ライルが人間嫌いってこと…」


紫 「聞きたい?その話し」パカッ 隙間から霊夢たちの前に現れる


霊夢 「…紫 知ってるの?ライルの人間嫌いのこと?」


紫 「えぇ知ってるわ?でも、それは昔の事よ」






ライル 「アリスは何もしてないから気にすることないよ 自分の意思でやったわけじゃないんだからなにも悪くない」


アリス 「でも私の手でやった事には違いないわ!私が操られてなければライルは…!」ググッ!!


ライル 「…その話は一旦置いといて、人間嫌いの事を話してもいいかな?変に誤解されたくないから早めに話しておきたいんだけど」


アリス 「…えぇ わかったわ」


ライル 「と言っても人間嫌いだったのは昔の事だけどな?」






霊夢 「昔の話?」


紫 「えぇ ライルが自分の世界の人に嫌われてるって事は知ってるわね?」


霊夢 「…あまり口に出したくないけどライルがいろんな人に悪口を言われているのを何回も見かけた事があるから知ってるわ」


紫 「ライルはそれが原因で人間嫌いになったのよ」


魔理沙 「それは私でもそうなるぜ さすがに毎回言われてたら…」


紫 「けどライルは八歳の時から人間嫌いだったのよ」






アリス 「八歳の時から?」


ライル 「あぁ 俺はその時から虐めを受けていたんだ…毎日のようにな」


アリス 「…っえ?」






紫 「ライルがなんでその時から虐められていたのかはわからないわ そんな歳からずっといじめられるなんて相当ね …でも、十歳中盤の時ぐらいにたった一人の仲間が出来たの」


霊夢 「…ミント」


紫 「っ!? なんでその名前を知ってるの?ライルはその話だけは誰にもしなかったはずなのに」


霊夢 「ライルに教えてもらったわ 詳しくは聞かされてないけどね?」


紫 「…霊夢には話したのね?なら話が早いわ ライルは初めて仲間が出来たと喜んでいたわずっと一人だったライルにもとうとう仲間と呼べる人ができたのだから喜ぶのはふつうよね」


紫 「…でも、それも三年で消え去ったわ 無残にもね」






アリス 「消え去った?」


ライル 「この前、博麗神社に現れた二人目の闇の住民 間宮って奴を覚えているか?」


アリス 「…無言で霊夢を殺ろうとしてた奴のことね?」


ライル 「あぁ そいつに…俺の大事な友人が殺されたんだ 俺の目の前でミントは…!!」


ライル 「俺はミントが殺されたショックで絶望感に襲われた その時の俺は人間嫌いだったからある計画を立てちまったんだ…」


アリス 「…計画?」


ライル 「【…人類抹殺計画】」




霊夢 「っえ!?」


魔理沙 「なっ!?」


萃香 「…」


紫 「それが昔ライルが立てた計画よ すべての人間を恨むようになって作り出されたのが人類抹殺計画 ミントが殺されたからこんな計画が立てられちゃったのよ」


霊夢 「…ライルがそんな計画を?」


魔理沙 「信じられないぜ あんなに優しい奴が…」


萃香 「ずいぶんと馬鹿な計画を立てたもんだね そんな事を考えつくなんてどうかしてるよ」


紫 「ライルだってそんな計画を立てるつもりなんて一ミリもなかったわよ?だけどミントを失ったうえ、周りから虐めを食らっていたからそんな事を考えてしまったんだと思うわ」


萃香 「…」


紫 「それにその計画を考えなくさせたのが霊夢 あなたよ?」


霊夢 「…わたし?」


紫 「えぇ 霊夢に会ってから徐々に心を開けるようになって人類抹殺計画を考えなくなったのよ 霊夢と一緒にいることが楽しかったようね?あの人間嫌いだったライルをあそこまで戻させるなんてさすがね」


霊夢 「わたしとくに何もしてないけど…てか、なんでそこまでライルの事知ってるの?流石に詳しすぎない?」


魔理沙 「確かにライルのこと詳しすぎるぜ なんでそんなに知ってるか私も聞きたいぜ」


紫 「ライルの母親だからよ」


霊夢&魔理沙&萃香 「「っえ!!!?」」


紫 「…冗談よ 本気にしないでちょうだい」


霊夢 「びっくりした〜…」ハァー…


魔理沙 「マジかと思ったぜー…」ハァ-…


萃香 「そういう冗談はやめろ 私はそういうの嫌いだ」


紫 「そうするわ?さすがに冗談の壁を超えてるわね」


霊夢 「話せないなら話せないって言えば良いじゃない そんな遠回しに言わなくても」


紫 「そうやってはっきり言ったら教えろって言うじゃない?」


霊夢 「もちろん 当たり前なことを言わせないで!」


紫 「…帰るわ」スゥ…


霊夢 「あっ待ちなさい!」


隙間 「シマリマース」シュゥゥ… 隙間は閉じて消滅する


霊夢 「っち!逃げたわね」


萃香&魔理沙 「(待てって言われて待つ奴は居ないだろ…)」


霊夢 「…はぁ ライルに抱きついてこよ」タッタッタッ…


萃香&魔理沙 「(ライル関係ないのに…かわいそうにライル)」








アリス 「…あなたが人間嫌いだったことはわかったわ でも、私がライルを殺そうとしたことは変わらないわ…」


ライル 「俺は気にしてないって言ってもか?」


アリス 「えぇ…やったことには違いないんだからあなたが気にしないと言っても私は気にするわ」


ライル 「…はぁ アリスちょっとこっち来てくれないか?」


アリス 「…?」タッタッタッ…


ライル 「…」スッ…


ガシッ…グイッ


アリス 「…っえ?てっきゃあ!」ヨロッ ライルに腕を掴まれて引っ張られる


ガバッ


アリス 「っ!?」///ライルに抱きしめられて受け止められる


ライル 「…やっぱりアリスは小ぶりだからすっぽり入るな?」


アリス 「らっライル!?いきなりどうしたの!?いきなり抱きついて…」///


ライル 「…俺に言った時みたいに自分を責めないでくれ アリス」


アリス 「っ!」


ライル 「俺は気にしてない アリスは自分の意思でやってない だから自分を責めないでくれ」


ライル 「アリスも俺に言ってくれただろ?一々そんなことを考えてたら救えるものも救えないって だからその時みたいにもう気にしないでくれ」


アリス 「…ライル…」


アリス 「…でも、私は…」


ガラッ


霊夢 「ライルー!私を抱きつい…て」


ライル 「…」アリスを抱きしめてる


アリス 「…」ライルに抱きしめられてる


霊夢 「…」


ライル 「…よっよぉ?霊夢 これは…その?」サー…


アリス 「ーっ…」サー…


霊夢 「…」スッ 霊符を取り出す


ライル 「(やばっ!?)霊夢!!」ビュゥゥゥッッッ!!


霊夢 「っえ?きゃあっ!?」ビュゥンッ!! 風で背中を押されてライルの元に寄せられる


ライル 「っと」ポスッ 霊夢をもう片方の手で受け止める


霊夢 「…浮気は許さないわよ?」


ライル 「付き合ってもないのに浮気もなにも関係ないだろ」


霊夢 「むー!!」(。˘•ε•˘。)


ライル 「ほっぺを膨らましてると可愛い顔が台無しだぞ?霊夢」


霊夢 「ライルのせいだもん!」


ライル 「夜一緒に寝てあげるからそれで許してくれ?」


アリス 「っえ!?」///


霊夢 「寝るだけじゃ許さない」


ライル 「…希望は?」


霊夢 「襲われたい!」


ライル 「それ以外で」


霊夢 「襲ってほしい!」


ライル 「言葉を変えても駄目」


霊夢 「…襲っていい?」


ライル 「だめ」


霊夢 「むー!!それじゃ全部だめじゃん!!」


ライル 「お前はそれ以外にないのか!?」


霊夢 「ない!!」キッパリ


ライル 「(即答…)」


アリス 「…」///


ライル 「…霊夢 恥じらいって言葉を知ってるか?」


霊夢 「ライル以外には言わないから大丈夫よ!」( • ̀ω ⁃᷄)✧キリッ


ライル 「(だめだ、こいつになに言っても無駄だ…)」



魔理沙 「…ライル大変だな?」開けっ放しにしたドアから覗いてる


萃香 「そうだな…」ハァ…



霊夢 「ねぇライル 襲っちゃだめ?」


ライル 「…襲う自信があるならいいよ?」ハァ…

ライル

霊夢 「わかった!!」スッ!!の秘部にめがけて腕を伸ば…


ライル 「っ!?」ガシッ!! すぐに霊夢の腕を抑える


霊夢 「離して!」グググッ…


ライル 「…お前はどこを触ろうとしてるのかな?」グググッ…


霊夢 「男せい…」


ライル 「絶対言うな!!」


アリス 「?」


霊夢 「じゃあ言わないから触らせ…」


ライル 「絶対だめだ!!」


霊夢 「むーっ!!!!」



魔理沙 「…霊夢なにを言いかけたんだろ?」


萃香 「聞かない事を進めるよ…」ハァ…


魔理沙 「?」


萃香 「てか、霊夢ってあんなキャラだったか?もっとクールだったような気がするんだが」


魔理沙 「ライルの前だといつもあぁなるぜ?」


萃香 「…強いのか?」


魔理沙 「紫を負かしたとか聞いたような…?」


萃香 「っえ!?あの隙間妖怪を!?」


魔理沙 「ちょっ!?声がでかいぜ!」



ライル 「どうした?急に大声出して」


萃香 「あっいや、気にしないでくれ?別になんともないから」


ライル 「そうか?ならいいけど」


霊夢 「ライル!一回だけでいいから襲って!」


ライル 「却下!!」


アリス 「〜っ…」///



萃香 「…焦った 思わずでかい声出しちまったよ…」フゥ…


魔理沙 「まったくだぜ いきなり大声出すからびっくりしたぜ」


萃香 「いやぁ まさかあの紫が負けるとは思わなくてな?すまない」


魔理沙 「手加減したんだと私は思うぜ?あの紫が負けるとは思えないぜ」


萃香 「あの隙間妖怪が手を抜くとは思えないけどねぇ」


魔理沙 「たしかに…」


永琳 「確かにじゃないわよ?まったく」魔理沙の背後から現れる


魔理沙 「でたーっ!!!?」ビクッ!!


永琳 「病院で叫ばないでちょうだい」バシッ 診察版で魔理沙の頭を叩く


魔理沙 「いてっ!」


萃香 「すまないね 大声出して」


永琳 「わかればいいわ」タッタッタッ…



永琳 「どう?調子はいかがかし…」


霊夢 「なんで私みたいなかわいい人を襲わないの!?おかしいでしょ!」


ライル 「襲いたくないって言ってるだろ!てか自分で可愛いって言うな!」


アリス 「ライル!私も可愛いわよね!?私もかわいいわよね!?」(//@▽@//)あまりの恥ずかしさにパニクってる


ライル 「アリス!?目が回ってるけど落ち着け!」


永琳 「…元気そうね?」


ライル 「見てないで助けて下さいよ!?逆にまた傷口が開きますよ!」


永琳 「退院する?」


ライル 「しますけど助けて下さい!」


永琳 「それじゃ退院手続きするから霊夢来てちょうだい?」


霊夢 「…なんでわたし?」


永琳 「あなたがライルのこと一番知ってそうだからよ」


霊夢 「…わかったわ」ヨイショッ


永琳 「(そこは納得するのね…)」


アリス 「〜っ」///


ライル 「…はぁ、こっちの金って一体どんなのなんだ?」


霊夢 「こんなのよ?」スッ ポケットから一銭を出して見せる


ライル 「…マジで?」


霊夢 「えぇ 逆にライルの世界の方が驚いたわ?一銭二銭なんてどこも書いてなくて百円や二百円って書いてあったんだから」


魔理沙 「百円!?」


萃香 「二百円!?」


永琳 「ぼったくりの値段ね…」


ライル 「俺の世界じゃ普通だが?」


永琳 「私が作った薬品でもそこまでしないわ」


ライル 「…っん?ちょっとまって 先生って医師だよな?薬剤調合師免許持ってるのか?」


永琳 「この世界にそんなの必要ないわよ」


ライル 「…っえ それじゃ…作った薬の効力はどうやって調べてるんだ?」


永琳 「うどんげを使って調べてるわ」


ライル 「(最低だこの人!実験台をさっきの人にやらせてるのかよ!)」


永琳 「さて、長話はこれぐらいにして早く退院手続きするわよ」


霊夢 「そうね 行きましょう」


タッタッタッ…


ライル 「…あっアリスー?」


アリス 「…っは!?私、一体なにを…?」正気に戻って先程あったことを覚えていない


ライル 「なにも思い出すな 思い出したらまたパニクる」


アリス 「…っえ?」













永遠亭ー出入り口



ライル 「世話になったな?先生 次は来ないようにするよ」


永琳 「そうして欲しいわね でも、また怪我したらいらっしゃい」


ライル 「そうさせてもらうよ それじゃ行くぞ?」


ヒュー…













博麗神社ー賽銭箱前



ヒュー…


ライル 「よっと ふぅ…やっと着いたな」


魔理沙 「だぜ!」


アリス 「そうね」


萃香 「だね!」


霊夢 「なんで皆ここに集まるのよ…来てもなにもないでしょ?」


魔理沙 「暇だから!」


アリス 「なんとなく」


萃香 「私もなんとなく!」


霊夢 「…はぁ…」


ライル 「そろそろ夕食にするか?」


魔理沙 「賛成だぜ!」


霊夢 「あんたらは帰りなさい!」


魔理沙 「…たしかに、さすがに二日も家空けてたらどうなってるかわからないから帰るぜ」


アリス 「私も家に帰って人形を作るから帰るわ」


萃香 「私も自分の住み家に帰って早く寝るとしようかな?」


ライル 「…みんな帰っちまうのか?」


アリス 「えぇ これ以上泊まるのも失礼だから今日は帰るわ」


魔理沙 「私もキノコを収穫しないとそろそろなくなりそうだからな?帰らせてもらうぜ」


ライル 「そっそうか?なら仕方ないか…うん、しかたない……」オドオド


アリス&魔理沙&萃香 「「?」」


ポンッ


ライル 「っ!?」ビクッ!! 肩に手を当てられる


霊夢 「なにを焦ってるのかしら?ラ・イ・ル?」ニコッ


ライル 「ーっ…」サー…


魔理沙 「…頑張れ」


萃香 「南無…」


アリス 「…やっぱり泊まるわ」


霊夢&魔理沙&萃香 「「…っえ?」」


ライル 「そうか!?そうしてくれるとありがたっむぐ!?」


霊夢 「アリス 今日は帰って人形を作るのよね 今日は帰った方がいいわよ?」ライルの口を塞いでしゃべらせないようにさせる


アリス 「今上海を家まで送って道具を持ってこさせるわ」スッ


上海 「シャンハーイ!」ヒュー… アリスの家まで飛んでいく


霊夢 「でっでも!連泊するのは失礼だって…」


アリス 「ライルから許可貰えばいいかしら?」


霊夢 「…ライル?」(¬_¬)ジー


ライル 「(霊夢の視線が痛い…ものすごく痛い……)」


アリス 「ライル 良いかしら?」


霊夢 「…」


萃香 「…」


魔理沙 「…」


ライル 「…アリスが泊まりたいなら良いけど…」


アリス 「泊まりたいわ」


ライル 「許可すぐっ!?」


霊夢 「だめだって!!」再びライルの口を塞ぐ


アリス 「…ライル いい?」


ライル 「〜〜〜っ!!!!」(゚ェ゚(。_。(゚ェ゚(。_。*)コクコク 口を塞がれた状態で勢いよく首を縦に振る


霊夢 「…」(¬_¬)ジー


アリス 「それじゃ泊まらせてもらうわね?霊夢」


霊夢 「…しょうがないわね?わかったわよ 今日も泊まっていきなさい」


アリス 「ありがとう 霊夢」


霊夢 「ただし!」


アリス 「?」


霊夢 「…後で手伝って欲しいことがあるから一緒に手伝いなさい いいわね?」


アリス 「…手伝いってなにを手伝うのかしら?」


霊夢 「後で話すわ」


アリス 「?」


魔理沙 「それじゃ私は帰るぜ!」フワー…


萃香 「私も帰らせてもらうよ それじゃ」タッタッタッ…


ライル 「おう!またな」 ヒュー… タッタッタッ…


ライル 「…さて、俺も人里に行って夕食の材料を買ってくるか?」フワー……


霊夢 「ライル 宴会は明日になったから材料を多めに買ってきてもらえるかしら」


ライル 「わかった」ヒュー…


アリス 「(慧音に見つからなければいいけど…)」


霊夢 「…さてと?ライルも行ったことだし、手伝って欲しいことを話すわね」


アリス 「? ライルが居ると話せない事なの?」


霊夢 「えぇ ここで話すのもなんだし、中で話すわ」タッタッタッ…


アリス 「?」タッタッタッ…













数時間後ー夜 博麗神社



ヒュー…


ライル 「ふぅ…やっと帰ってこれた……」ヨット


ライル 「どこの店行っても慧音の付き人だの彼氏だの夫だのって…しかも慧音にも見つかるし大変だったよ」ハァ…






数十分前…



アリガトウゴザイマシター!!


ライル 「ふぅ これぐらいあれば足りるかな?かなり買ったから明日使う材料もこれで十分だと思うが」ヒュー… 風で野菜や魚、果物を運んでる


ライル 「こっちの世界でも俺が持ってる金が使えたから助かったな?逆になんで使えるかは深く考えないけど…」


ライル 「まっ俺的には助かるけどな」



タッタッタッ…


ガバッ!!


ライル 「うぉっと!?」ヨロッ


慧音 「ライルー!!会いたかったぞ!!」ヾ(〃^∇^)ノ ライルの背後から抱きつく


ライル 「けっ慧音か?いきなり抱きつくなよ 驚くじゃないか」


慧音 「ライルがなかなか会いに来てくれないのが悪いのだ!!まったくお主というやつは私という者がいながら放っておくなんてひどいぞ!」


ライル 「俺のせいかよ…てか、俺はお前と付き合ってないからな?」


慧音 「まぁそれはいい それよりライルは何をしている…と言いたいが見たところ買い物をしていたみたいだな?」


ライル 「あぁ 今日の夕食と明日の宴会の食材を買いたしにな」


慧音 「お主も参加するのか?」


ライル 「強制的にな…霊夢が参加しろってうるさいんだ……」ハァ…


慧音 「…大変だなお主も 霊夢の駄々を聞いてやって」


ライル 「まぁ慣れてるから良いんだけどな?外の世界にいる時もうるさかったし」


慧音 「過去にあんな事が会ったというのにか?」


ライル 「…」


慧音 「お主はもう少し自分自身を甘くしてはどうだ いつまでも縛っているから忘れられないんだぞ?」スッ… ライルから離れる


ライル 「…俺の過去を相手がどうこう言う権利はない それに俺は自分には厳しく仲間には甘くする…それが俺の考えだ」


ライル 「とは言っても、たまに厳しくしたりするけどな?甘えさせっぱなしじゃろくな奴にならないからな 特に霊夢は…」ハァ…


慧音 「…」


ライル 「…慧音?」


ガバッ!!


ライル 「っ!?」再び慧音に抱きつかれる


慧音 「仲間に甘くするのなら私にも甘くしてくれると言う事だな?そうだよな」クネクネ


ライル 「その後の話聞いてた!?てか離れろ!」


慧音 「さぁライル!私を思う存分襲ってくれ!!」///ハァッハァッ


ライル 「人が居るど真ん中でなに言ってるんだ!?」



村人A 「慧音さんがまたもやあの者に大胆差を広げているぞ!」 ガヤガヤザワザワ…


村人B 「恥ずかしくないのかな…?」ガヤガヤザワザワ…


村人C 「慧音さんがあれくらいで恥じるような方ではない!」ガヤガヤザワザワ…


村人D 「そうよ!博麗の巫女から奪っちゃえー!!」 ガヤガヤザワザワ…


村人E 「慧音さんの結婚式絶対参加しますよ!!」 ガヤガヤザワザワ…


ライル 「なんでそうなる!?あと俺は霊夢と付き合ってないぞ!?」


村人D 「だったら襲っちゃえー!!」


ライル 「なんでだ!!!?」


慧音 「さぁライル 私は準備万端だ!いつでも良いぞ?」///ハァハァ


ライル 「妹紅ー!!」



ダダダダダ!!!!…


妹紅 「死ねぇぇぇぇぇっっっ!!!!!!」ボォォォォッッッ!!!!!! 両手に火を付けながらライルに近づいてくる


ライル 「やっぱり来なくていい!!!?」ヒュンッ 左手にブレイク発動


村人A 「あっつ!!!?」


村人B 「熱いー!!!?」


村人C 「妹紅が本気で怒ってるぞ!!」


村人D 「三角関係!?」


村人E 「三角結婚!?」


妹紅 「お前らも死ねぇぇぇっっっ!!!!!!」ボオォォゥンッッッ!!!!!! 村人に火を投げつける


ボゥンッッ!!!!!!


村人D&E 「「熱いぃぃぃっっっ!!!!!!」」 当たりはしなかったものの近くに火を落とされて熱気で熱がる


妹紅 「うぉぉぉぉぉっっっ!!!!!!」ボォォォォッッッ!!!!!!


ライル 「まともに食らったらチリ一つなくなりそうだな…ここまで熱気が伝わってくる」タラー…


慧音 「やめないか妹紅!!そんなことをしてもならないぞ!」


妹紅 「私は、認めないぞぉぉぉぉっっっ!!!!!!」ボオォォゥンッッッ!!!!!! ドデカイ炎の塊をライルに向けて投げつける


ライル 「(火を投げてきたか…なら)」


ライル 「【無の境地】」ブワッ!!!!


キュインッ!!シュゥゥ… 火の玉消失


妹紅 「っち!!」


ライル 「」ヒュンッ!! 一瞬にして妹紅の背後をとる


妹紅 「その手は…」


ガバッ


妹紅 「っ!!!!!?」///ライルに抱きつかれる


慧音 「っ!?」


ライル 「とりあえず落ち着け?妹紅 暴れると他のみんなにまで迷惑をかけるから」


妹紅 「〜っ!!!!!?」///パクパク いきなり抱きつかれてパニクってる


慧音 「ライルー!!!!!!」ダダダダダ!!!!!!…


ライル 「…次は慧音か」ハァ…






ライル 「その後慧音が泣きついてきて大変だったな?なかなか泣き止んでくれなかったから…」ハァッ…


ライル 「…さっさと中に入ろう」タッタッタッ…













博麗神社



ガララ…


ライル 「ただいまー…?」


アリス 「〜っ」///猫耳を付けながら巫女服を着て玄関の前に座っている


ライル 「…」


アリス 「…おっお帰りなさい ライニャン!」///


ライル 「…どうした?その格好 なにかあったか…?」


アリス 「そっその、これは……」///


霊夢 「ライルー!お帰りなさいだワン!」タッタッタッ… 犬耳を付けてライルの元にやってくる


ライル 「お前もか霊夢…」


早苗 「私も居ますシャー!」タッタッタッ… 蛇の着ぐるみを着てライルの元にやってくる


ライル 「…。」


早苗 「…あれ?」


霊夢 「だからやめた方が良いって言ったじゃない 龍の着物じゃライルを落とせないわよ」


早苗 「龍じゃありません!蛇さんです!」


アリス 「(はっ恥ずかしい…!!)」///カァァ


ライル 「…なにしてるんだ?お前たちは」


霊夢 「ライルをどうやったら落とせるかを考えてたら早苗がたまたま来てコスプレってものをしたらどうかって聞いたからやってみたの!」


早苗 「たしかにたまたま用事があったから来ましたけどたまたまって言わないでください…」


霊夢 「そう言えばそんなこと言ってたわね それで用事ってなに?」


早苗 「はい!実はですね?」


ライル 「夕食作ってくる」タッタッタッ…


霊夢 「あっだめ!!」ガバッ!! ライルの腰辺りに飛びついて抱きつく


ライル 「ちょっ!?まだ荷物持って!?」グラッ


バタンッ!!


ライル 「」ころんで顔面に強打


霊夢 「」(○□○)


アリス 「」(○□○)


早苗 「」(○□○)


ライル 「…」スクッスッ…


霊夢 「…らっライル だいじょうぶ…?」タラー…


ライル 「…霊夢」


霊夢 「なっなに…?」ビクッ


ライル 「ケガしてないか?」


アリス&早苗 「「っえ!?」」


霊夢 「うん…私は平気だけどライルは?」


ライル 「鼻をちょっと打っただけで平気だよ?」ダラー…


霊夢「両方の穴から鼻血出てるけど本当にだいじょうぶ…?」


アリス 「(痛そう…)」


早苗 「(鼻折れてないでしょうか ものすごく心配です…)」


ライル 「…霊夢 悪いけど今日の夕食代わりに作ってくれないか?」ツマミッ 鼻を指で挟んで鼻血が出ないようする


霊夢 「わ、わかったわ」


ライル 「俺は少し茶の間で寝っ転がる…」 タッタッタッ…


アリス 「…よく怒らなかったわねライル 私なら怒ってるわ」


早苗 「普通の方なら怒りますよ?ライルさんは優しすぎます」


アリス 「たしかに…」


霊夢 「うふふ?ちょっと作戦とは違ったけど、これはこれでいいわね?これでライルは…うふ、うふふふ?うふふふふっ!」


アリス 「…ほんとにやるの?私はあまり乗る気しないけど…」


早苗 「なにをですか?」


霊夢 「早苗 何の用があったかは知らないけど手伝いなさい!」


早苗 「…はい?」













茶の間



ライル 「…」寝っ転がり鼻血を止めてる


ライル 「鼻痛てぇ…さっき反応が遅れて風を出せなかったからなぁ?もろ強打したよ…」ズキズキ…


ライル 「骨は折れてないみたいだから良かった 退院してすぐ病院に行くハメになったら洒落にならん…」ハァ…


スー…


霊夢 「ライル!ご飯できたわよ!」タッタッタッ… お盆の上におかずを乗せて持ってくる


アリス 「…」///タッタッタッ…


早苗 「私も手伝いました!」タッタッタッ…ストンッ


ライル 「すまないな?夕飯を作ってもらって」


霊夢 「構わないわよこれくらい 気にしないで」カタッカタッ… おかずをちゃぶ台の上に置いていく


早苗 「鼻は大丈夫ですか?ライルさん 見た感じ大丈夫そうに見えますが」カタッカタッ…


ライル 「あぁ 血も止まったし大丈夫だよ?心配させてすまないな」ヨット


アリス 「…」///カタッカタッ…


ライル 「…? アリス なに顔を赤くさせてるんだ?特になにかされてたわけじゃないよな 調理場静かだったし」


アリス 「っえ!?なっなんでもないわ!気にしないで!」///


ライル 「…?」


霊夢 「ライル 今日早苗も泊まるからね?」


早苗 「泊まります!」(。ò ∀ ó。)ドヤッ


ライル 「俺は構わないけど神奈子さんから許可もらったのか?」


早苗 「…」


早苗 「はい お許しをもらいました」ニコッ


ライル 「…そうか」


霊夢 「早苗 早く食器を並べるわよ?」カチャカチャ…


早苗 「はーい!」カチャカチャ…


アリス 「…」///カチャカチャ…


ライル 「(…神奈子さん、絶対許可出してないな?今ごろわめいてるだろうな…)」













一方、守矢神社では…



神奈子 「早苗ー!!早苗ー!!さーなーえー!!!?」ウガー!! 発狂しながら叫んでいる


諏訪子 「うるさいよ!さっきから早苗早苗ってやかましいんだよ!!」(#゚Д゚)ゴルァ!!


神奈子 「だって早苗が!早苗がー!?」。゚((ΩДΩ`))゚。


諏訪子 「霊夢の所に泊まりに行っただけでしょ!一々騒ぐんじゃない!!」


神奈子 「早苗が本格的な女になってしまう(意味深)!!!?」。゚((ΩДΩ`))゚。


諏訪子 「ライルの事だから平気でしょ?あの子あぁ見えてそこんところはしっかりしてるから」


神奈子 「早苗ー!!今すぐ帰って来てくれー!!早苗ーっっっ!!!!!!」。゚((ΩДΩ`))゚。


諏訪子 「…ダメだこりゃ」ハァ… サナエー!!













数十分後…(夕食スキップ)



四人 「「ごちそうさま(でした)」」


ライル 「洗い物は俺がやるから先に風呂入ってると良いよ」カチャカチャ… みんなが使った食器をかき集める


早苗 「いえ、一緒に入りましょう!」


ライル 「洗い物があるから無理だ 終わっても入らないけどな」タッタッタッ…


早苗 「ライルさーん!!」(´口)ァーン


霊夢 「大丈夫よ?早苗 夜になれば…ね?」ニコッ


早苗 「…それもそうですね?夜になれば…!」ニコッ


アリス 「…」///













夜ー霊夢達の寝室(風呂や歯磨きなどいろいろスキップ)



霊夢 「一緒に寝てくれるって言ってたのに…」ムスッ


早苗 「まぁまぁ?霊夢さん ライルさんが別の部屋で寝てくれていた方がやりやすいではありませんか?」


霊夢 「…それもそうね?」


アリス 「…」///ヌイヌイ… 人形を縫っているがおぼつかない手つきで縫っている


アリス 「(はっ恥ずかしくて人形作りに集中出来ない…)」///













数時間後ー深夜



ライルの寝室



ライル 「はぁ…はぁ…くぅっ!」ハァッハァッ… 息を荒くさせながら布団の上でうずくまってる


ライル 「なんだ?この症状…頭が、ぼーっとして…身体もっ熱い……」ハァッハァッ…


ライル 「…あいつら、料理に何か盛ったか?霊夢と早苗なら、やりかねない!…くそっ!」ハァッハァッ…


ライル 「平常心をっ保させないと…!」ハァッハァッ…



タッタッタッ…


アリス 「…ライル?」ライルの部屋の扉前から話しかける


ライル 「っ! アリス!?」


アリス 「身体…大丈夫?」


ライル 「…なにか知ってるのか?今俺の状態を知ってるみたいだが…」ハァッハァッ…


アリス 「えぇ 霊夢がライルの料理に媚薬を盛ってたのよ 私も料理作りに関わってたから知ってるわ」


ライル 「その長本人は今どうしてるんだ?」ハァッハァッ…


アリス 「縛りつけておいたわ」


ライル 「早苗もか?」ハァッハァッ……


アリス 「えぇ 早苗も縛り付けておいたわ?ここに来れないようにね」






一方霊夢達の寝室では…



上海人形 「…」パタパタ… 縄を手に持って飛んでる


蓬莱人形 「…」パタパタ… 同じく縄を持って飛んでる


霊夢 「んーっ!んーっ!んーっっ!!」ジタバタジタバタ… 口を塞がれて、縄で手足縛りつけられて身動き出来ない


早苗 「んーっ! んーっ!んーっっ!!」ジタバタジタバタ… 同じく口を塞がれて、手足縛りつけられて身動き出来ない






ライル 「…先に手を打ってくれてありがとな?おかげで助かったよ…」ハァッハァッ…


アリス 「私は霊夢達がやりすぎと思ったからやったまでよ 礼を言われる事じゃないわ」


ライル 「…ツンデレ?」ハァッハァッ…


アリス 「なっ!?いっいきなりなにを言うのよ!私は当たり前の事をしただけよ!それなのになんでツンデレって言葉が出てくるのよ!?」///


ライル 「うーん…なんでだろうな?」


アリス 「自分でもわかってないの!?」


ライル 「はははっ!まぁどっちにしろ今は俺には近づくなよ?まじでヤバイから…」ハァッハァッ…


アリス 「かなりひどいの?」


ライル 「あぁ 今誰かが中に入ってきたら誰でも襲っちまいそうなくらいヤバイ…今でもやっと理性が持ってるぐらいだから……」ハァッハァッ…


アリス 「男でも?」


ライル 「いや男はないと思うけど…」ハァッハァッ…


アリス 「…」


スー…


アリス 「入るわよ?」


ライル 「俺の話聞いてたか!?」


アリス 「…案外普通ね?もっと乱れてるかと思ったわ」タッタッタッ…パタンッ ライルの寝室に入って襖を閉める


ライル 「早く出ろ!!本気でヤバイんだからマジで出てくれ!!!?」


アリス 「…」


タッタッタッ… アリスはライルの言葉を聞かず近寄る


ライル 「っ!?」スッ アリスが近寄って来るため瞬時に目をつぶる


アリス 「なぜ目をつぶるの?あなたは臆病者なの?」スッ ライルの目の前に座る


ライル 「誰かを襲うくらいなら死んだ方がマシだ…俺は襲うようなことはしたくないんだ」///ハァハァ…


アリス 「男としてみっともないわよ」


ライル 「こんな状態で襲いたくない…今は薬のせいでこうなってるんだからな……」///ハァハァ…


アリス 「薬を使わなくても襲わないんでしょ?」


ライル 「…」///


アリス 「私的には相手から攻めてもらった方がいいと思うのだけど やっぱりリードするのは男の方だからね」


ライル 「自分の理性が切れる可能性があるから襲いたくないんだ 無理にして理性が聞かなくなったら相手は…」///


アリス 「…」スッ…


ギュッ


ライル 「っ!?」///アリスに抱きつかれる


アリス 「襲いたくないのでしょ?だったら我慢していなさいよ そのままずっとね」


ライル 「あっアリス!?やめろ!!マジでヤバイんだから…!!」///ドキドキッ!! 抱きつかれて頭に血が上り興奮してくる


アリス 「…」ライルの言うことを聞かず抱きしめたままでいる


ライル 「~っく!!」スッ


ガバッ!!


アリス 「きゃあ!!」ドサッ ライルに押し倒される


ライル 「~っ!!!!(やばい…理性が!!!!)」///プルプル… まだ目をつぶりながらアリスを押し倒して我慢する


アリス 「…っふふ!抑えるんじゃなかったの?ライル」クスッ


ライル 「アリスが…悪いんだろ?俺を誘惑して…」///プルプル…


アリス 「私は抱きついただけよ?誘惑なんてしてないわ」


ライル 「…怖くないのか?男に押し倒されて怖いと思わないのか?」


アリス 「怖いと思っていたらこんな事しないわよ?…まぁ正直、ちょっと怖いけどね…」///フフッ


ライル 「…アリス…」///スゥ…


アリス 「やっと目を開けたわね?それで、この後は…どうするのかしら?」///ドキドキ…


ライル 「…どうなっても知らないからな?」///


アリス 「大丈夫よ ちゃんと覚悟決めてきたんだから…っね!」///


ライル 「…アリス」///



タッタッタッ!!…


スパーン!!


霊夢 「こらー!!アリス抜け駆けは許さないわ…よ?」


アリス 「…」ライルに押し倒されて受け入れ状態に入ってる


ライル 「…」アリスを押し倒してもう襲います状態に入ってる


霊夢 「…」


霊夢 「」ブチッ!!スッ 印籠玉をどこからともなく出す


ライル 「霊夢!俺だけに当てろ!?」


アリス 「っえ!?」


霊夢 「ライルの…」スゥ…


霊夢 「浮気ものー!!!!」ブンッ!! 印籠玉を二つライルにめがけて投げる



ガンッ!!


ライル 「がぁっ!!!!」頭に印籠玉を思いっきりぶつけられる


ボスッ!!!!


ライル 「おぼぅおっ!!!!!!」次は腹に思いっきりぶつけられる


パタンッ…


アリス 「ライル!?」


ライル 「」チーン… 二発食らって気絶する


霊夢 「アリス!私を縛っておいてなにライルとセッ【自己規制】しようとしてるのよ!!」


アリス 「あなたのせいでライルが辛い思いをしていたのよ!私は辛い思いをしてるライルを助けようとしただけよ!」


霊夢 「だったら私でも良かったじゃない!私がライルの相手でも!」


アリス 「あなたの場合は襲う側になるでしょ!」


霊夢 「最初はそうするわ!でも媚薬入りの料理を食べたライルは抑えることはできない…だから立場逆転になって私が襲われるのよ!」


アリス 「…はぁ、あなたに何言っても無駄のようね?もういいわ もう何も言わない」


霊夢 「よろしい!」


アリス 「…でも気になるわね?」


霊夢 「なにが?」


アリス 「普通の男の人なら襲ってくるはずなのにライルは襲うことを拒絶してた…なぜかしら?」


霊夢 「理性が失う可能性があるから襲わないってライルから聞いたことはあるわ 相手を痛い目に合わせたくないからって」


アリス 「本当にそれだけなのかしら…?」


霊夢 「さぁ?そこまではわからないわ」


アリス 「うーん…」


霊夢 「とにかく!次は抜け駆けはしないようにしてよね?私だってライルの事狙ってるんだから」


アリス 「散々ライルに誘惑していた人がそれ言う…?」ボソッ


霊夢 「何か言った?」


アリス 「べつに?」


ライル 「」チーン 気絶中













深夜ー霊夢達の寝室



上海人形 「」機能停止中


蓬莱人形 「」同じく機能停止中


早苗 「…」(TT)シクシク… 縛られたまま


早苗 「(霊夢さん…ひどいです 解けたなら私のも解いてくださいよ…)」(TT) 身動きひとつできない


早苗 「(ライルさんになら放置プレイされても多少は構いませんけど霊夢に放置されるのは…)」


タッタッタッ… 通路の方から足音が聞こえる


早苗 「(…おや?霊夢さん帰ってきたのでしょうか?)」


早苗 「(でも変ですね 霊夢さんならライルさんの所に行ったらそのまま居続けると思うのですけど…?)」←調理場で霊夢からライルに対する話しを何度も聞いて知った


…タッタッタッ


早苗 「(…この部屋の襖の前に立ち止まった……?)」


スパーン!!ダッ!! 勢いよく襖が開けられ何者かが走ってくる


早苗 「(っえ!?)」


? 「」スッ


ドスッ!!


早苗 「んんっ!!!!!?」腹に拳を食らう


パタンッ…


早苗 「」腹を殴られて気を失う


? 「…」













ライルの部屋



ライル 「…っん?」スッ…


ライル 「…今なにか勢いある音がしたような?」スクッ



霊夢 「すぅ…すぅ…」ライルの隣で寝てる


アリス 「すぅ…すぅ…」霊夢とは反対側でライルの隣で寝てる


ライル 「…霊夢とアリスはここにいるってことは早苗か?」


ライル 「…媚薬の効果は切れてるな これなら行っても大丈夫だな」ヨット


タッタッタッ…








霊夢の部屋に通じる通路



ライル 「…」タッタッタッ…


ライル 「(…なんだろう この胸騒ぎ…?)」


ライル 「(早苗が居る部屋に近づくに連れて嫌な予感が増してくる…)」


ライル 「(なんでだ?なんか早苗の見に何かあったのか?でも誰かが入ってきたような気配なんて…)」


バキャーンッ!! ライルの目の前で早苗が寝ていた部屋の襖がバラバラになって横切る


ライル 「っ!?」


? 「…」タッタッタッ 部屋から出てきてライルの存在に気づき立ち止まる


ライル 「…間宮?」


早苗 「」間宮に運ばれてる


間宮 「…」


ライル 「ーってめぇ!!早苗になにをした!?」


間宮 「…」


ライル 「ーっ!!」ギリッ!!シュンッ 風の剣を作って手に持つ


ライル 「死ねぇぇ!!!!」ビュンッ!! 風を纏って速度を高めて間宮に近寄る


間宮 「…」スッ


ライル 「居合斬り!!!!」シュンッ!!!! 瞬足で風の剣を切りつける


間宮 「」ポイッ


早苗 「」ライルに向けて投げられる


ライル 「っな!?」ピタッ 早苗が目の前に投げられて攻撃を止める


間宮 「」ヒュンッ!! スキをついて瞬時にライルの目の前に立つ


ライル 「(やばっ!?)」


間宮 「…」スッ 闇ナイフを作り出して手に持つ


シュンッ…グサッ!!


ライル 「っ!!!!!!」ナイフを脳天に刺される


間宮 「」グサッ!!


ライル 「」さらにナイフを胸元にも刺される


バタンッ…



間宮 「…」


ライル 「」ダラダラ… 血を大量に流しながら倒れる…


間宮 「…」タッタッタッ ガシッ


早苗 「」再び間宮に担がれる


間宮 「…」タッタッタッ…


ザッザッザッ… 中庭に出てどこかに行こうと…



…マテヨ


間宮 「…」ザッザッザッ


ライル 「…誰が連れてって良いって行ったよ?おい」ヨロッ… 頭と胸から大量出血してるしながら立ち上がる


間宮 「…」ドサッ


早苗 「」無造作に中庭に置かれる


ライル 「お前だけは…許さねぇぞ?間宮」ハァ…ハァ…


間宮 「」ヒュンッ!! 一瞬にしてライルの目の前に立つ


ライル 「…リミッター解除」


間宮 「っ!?」


ライル 「うおぉおぉぉおおおぉぉ!!!!!!」ゴキゴキゴキゴキ!!!!!! 全筋肉を限界以上に引き上がる



リミッター解除=キール・ディストの技で自分の全筋肉を活性化させる技 いつもの身体能力より数倍の身体能力を発揮させることが出来るがその分体力を大幅に負担させる



間宮 「」ヒュンッ!! ライルから素早く離れ…


ライル 「逃がすかよ!!」ビュンッ!! 逃げる間宮を追いかけて間宮の目の前に立つ


間宮 「っ!?」


ライル 「【三大拳…】」スッ…


ライル 「【bread】」ガンッ!! 右ストレート


間宮 「っ!!」顔面にbreadを食らう


ライル 「【burst】」ドスッ!! 左ストレート


間宮 「っ!!」胸にburstを食らう


ライル 「【徹甲弾】」ブンッ!! 特殊な右ストレート


間宮 「…」ニヤッ


パシッ!!


ライル 「…っえ?」徹甲弾を間宮の手の平で止められる


間宮 「徹甲弾」ブンッ!!


ドスゥッ!!!!!!


ライル 「っ!!!!!?」間宮から胸元に徹甲弾を食らう


ズザァァァ!!… 勢いでライルはかなり後ろまで飛ばされる


間宮 「…」


ライル 「なっ…なんっで?」プルプル…


ドゥンッ!!!!


ライル 「がはぁっっ!!!!!!」ビチャァッ!!!! 徹甲弾の反動で中庭に口から吐いた血を撒き散らす


間宮 「…」


タッタッタッ…


霊夢 「なんの音?…っ!?」


アリス 「あの時の闇住民!!」


間宮 「…」スゥ…


タッタッタッ… 間宮は霊夢たちが居る方へ歩いていく


ライル 「っ!? 間宮!!霊夢たちに近づくんじゃねぇ!!ぐふっ!!」ビチャッ



霊夢 「…よくも」


間宮 「」ピクッ


霊夢 「よくもライルをっ!!」バッ!!!! 大量の霊符を懐から取り出す


ライル 「霊夢!!手を出すなっかは!!!!」ビチャァッ!!


間宮 「…」微動だに動かない


霊夢 「【禁符殺 木端微塵符】」 ビュンッ!!!!



禁符殺 木端微塵符=霊符で相手をバラバラにする霊夢のオリジナル禁止技 弾幕ごっこには使用出来ないため活用する場面は本気で誰かを殺そうとした時だけしかないだろう



ライル 「やめろ!!返り討ちに会うぞ!!!!」


霊夢 「死になさい!!間宮!!!!」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュッッッ!!!!!! 霊符を大量的に使用し間宮に向けて放ち続ける


間宮 「…」スッ…



パンッ!!


霊符「」サー… 手の平で音を出すと同時に霊夢が放ち続けていた霊符が一瞬にして砂と化す


霊夢 「…っえ?」ドスッ!!!!


間宮 「」一瞬にして霊夢の前に立ち、闇の刀で霊夢の心臓を貫く


アリス 「っ!?」


ライル 「…れっ」


ライル 「霊夢ーーーっ!!!!!!」


間宮 「…」シュンッ 闇の刀を消滅させる


霊夢「かはっ!!…っ」フラッ…ドサッ 闇の刀を消滅させると同時に床へ倒れ込む


アリス 「霊夢!しっかりして!?霊夢!!」


霊夢 「」ドクドク… 心臓の部分から大量に血が流れ出てくる


アリス 「お願い目を覚まして!霊夢!!霊夢ー!!」


間宮 「…」タッタッタッ… なぜかアリスに目を付けずライルの元に近づいていく


ライル 「…嘘だろ?俺のせいで…霊夢が…死んだ?…」


ライル 「…霊夢……」





















? 『…ライル ごめんね…?』脳裏に横切る過去の記憶






…フフフフフ…


間宮 「っ!?」


ライル 「ふふっふふふふふふふ…」


ライル 「あっはははははは!!!!はははははは!!!!ははっははははは!!!!!!」ツツー…【目から黒い涙がこぼれ落ちてくる】


アリス 「…ライル?」


ライル 「あはははは!!!!はははははは!!!!ははははははっ!!!!!!」


間宮 「…」いきなりライルが笑いだして驚き、ライルの目の前で立ち止まっている


ライル 「あはははは!!!!はははははは…はは…っ!!!!!!」ギリッ!!!!!!


ライル 「あぁあぁぁぁああああぁぁっっっ!!!!!!」ビュンッ!!!!!



ゴスゥッッッ!!!!!!


間宮 「っ!!!?」あまりにも早い速度でライルが目の前に現れ、顔の骨が折れるぐらいの拳を食らう


ライル 「うぁぁぁああぁあっっっ!!!!!!」ブンッ!!!!!!


ゴシャアァァッッッ!!!!!!


間宮 「かはぁっ!!!!!?」胸元にライルの拳を食らいあばら骨が数本逝かれる


ライル 「うおぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!!!」ブンッッッ!!!!!! 拳を下から上へ振り上げる


ゴヂンッッッ!!!!!!


間宮 「ごぉぉっ!!!!!!」顎に拳を入れられ上の歯と下の歯がぶつかり合う(アッパーで顎を強打される)



アリス 「…らっライルが本気で怒ってる?」 ガンッ!!ゴンッ!!ドスッ!!ゴッ!!


アリス 「(あのいつも優しいライルが本気で怒ってる…いつもの怒りじゃない 霊夢がやられたことで本気になってる!)」



ライル 「うおぉぉおぉおおぉぉっっっ!!!!!!」ガンッ!!ドスッ!!ゴスッ!!ゴッ!!


間宮 「っっっ!!!!!!」ゴンッ!!ドスッ!!ガンッ!!バキッ!!


ライル 「お前だけは!!お前だけは絶対に許さねぇ!!!!間宮ーっっっ!!!!!!」ガンッドスッバキッベキッ!!!!!!


ライル 「うぉぉおぁああぁぁっっっ!!!!!!」ブンッ!!!! 回し蹴りを間宮に食らわせる


間宮 「っー舐めるな!!!!」シュンッ!! 今まで沈黙状態だった間宮が沈黙を破り、瞬時にライルの背後を取る


アリス 「ライル!うしろ…」


ガシッ!!


間宮 「っ!?」後ろを向いているライルに頭を掴まれる


ライル 「うぉぉぉぉおおぉぉぉっっっ!!!!!!!!」グワンッ!!!!


ガンッ!!!!


間宮 「っ!!!!!!」中庭に置いてある庭石に顔面を勢いをつけられぶつけられる


ライル 「お前だけは!!お前だけは許さねぇ!!!!」ガンッ!!!!ガンッ!!!!


間宮 「っ!!!!!!」ガンッ!!!!ガンッ!!!!


ライル 「うぉぉぉぉらぁぁっっっ!!!!!!」ブォンッ!!!! 間宮を勢いをつけて上空に投げる


間宮 「っ!!!?」


ライル 「ミレイユ!!」


ヒュンッ


ミレイユ 「はい!」スタッ ミレイユがライルの人格からではなく姿形を見せて現れる


アリス 「っえ!!!?」


ライル 「【bad】」


グニャ~… 間宮を吹っ飛ばたした方の空間が歪みだす


ミレイユ 「【death】」ヒュゥゥゥッッッ!!!!!! ミレイユの上空に黒い球体を作りだす


ライル&ミレイユ 「「【night】」」 ビュゥゥゥゥゥンッッッ!!!!!! 黒い球体を間宮に向けて放つ



bad・death・night=ライルとミレイユの協力技 ライルが空間を歪ませミレイユが闇の球体を作り出し当たった者は歪んだ空間の中で闇の球体が永遠に暴れ続け死ぬまで痛み苦しむ 属性闇



間宮 「っ!!!!!!」


シュゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!… 間宮は黒い球体に飲み込まれ永遠に痛み苦しむ…



ライル 「…ふぅ…」スゥ…


ミレイユ 「大丈夫ですかライルさん 傷の方は…」タッタッタッ


ライル 「俺は平気だ?それより霊夢を頼む…」ハァ…ハァ…


ミレイユ 「はい!」タッタッタッ…


ライル 「…」ハァ…ハァ…


ライル 「間宮が死ぬまで…保つかな?」ハァ…ハァ…



ミレイユ 「アリスさん!霊夢さんの容態はどうですか!?」タッタッタッ!!…


アリス 「…それが、さっきから血を止めようと回復魔法をかけてるのだけど止まらないの…それどころか傷も治ろうとしないの 一体どうなってるの?」


霊夢 「」ダラダラ… アリスがいくら回復魔法をかけても傷は塞がらず血が流れ出ている


ミレイユ 「闇の攻撃は特殊な技ですから普通の回復魔法では治らないんです 光の回復魔法を使わないと闇の攻撃を受けた傷は治りません」


アリス 「あなた 光の回復魔法使えるの?」


ミレイユ 「はい!任せてください」スッ 貫かれた霊夢の心臓部分に手を当てる


ミレイユ 「【…Shine high healing】」



Shine high healing=光の回復魔法 高性能で闇の傷をも癒すミレイユ限定の技



シュゥゥゥゥゥ… ミレイユの手の平に光が集まり霊夢の心臓部分に開けられた風穴を癒していく


霊夢 「」シュゥゥゥゥゥ…


霊夢 「…っん」ピクッ


アリス 「霊夢!」


霊夢 「…あれ?私…死んでない?」


ミレイユ 「死んでませんよ 傷は塞いだので無理しなければ大丈夫です!」


霊夢 「…だれ?」


アリス 「ミレイユよ」


霊夢 「っえ!?ミレイユ!?」


ミレイユ 「やはり驚きますよね?私が出てきていることに」


霊夢 「私より胸があるなんて…こんなのミレイユじゃないわ!!」


ミレイユ 「胸ですか!?」(ちなみにミレイユの胸はかなり大きいです 詳しくは画像検索でミレイユ・ブリリアントと検索してみてください それと同じキャラ設定にしています)



キュインッ


ブワンッッ!!!! 先程間宮に放った闇の球体が破壊され空間も元に戻される


霊夢&アリス&ミレイユ 「「…っえ?」」


? 「」スタッ 黒い球体壊して地上に降りてくる


ライル 「…うっ嘘だろ…?なんで…」


霊夢 「あっあいつは!?」


? 「この程度じゃ私を倒せないよ?ライル もっと強力な技を出してこないと?」フフッ


ライル 「…なんで、なんで間宮がお前なんだよ!?」


ライル 「【ミント!!】」


ミント 「うふふ!おどろいた?」


ミレイユ 「…ミントさん…」


ミント 「久しぶりね?【ミレイユ・ブリリアント】」


霊夢 「…っえ?」


アリス 「ミレイユ…ブリリアント?」


ミント 「貴女も大変ね?ライルの手伝いなんかの為に呼び出されて 嫌にならないのかしら?」


ミレイユ 「私はライルさんに作られた人格です ミントさんが口出しする権利はありません!」


ミント 「うふふ?それもそうね」


ライル 「…なんで、なんで間宮がミントに…?」ハァ…ハァ…


ミント 「まだわからないの?私が間宮だったってことよ?ライル」


ライル 「…うそだ?そんなわけが…」ハァ…ハァ…



アリス 「…霊夢 あの人間は一体だれ?ライルの顔見知りみたいだけど…」


霊夢 「ミント…かつてライルの大切な人だった人よ」


アリス 「っえ!?」


霊夢「まさか闇の住民になっているなんてね 最悪ね…このままじゃまずいわ」


アリス 「ちょ、ちょっと待って!私はライルから大切な人は間宮に殺されたって聞いたわよ!?」


霊夢 「…っえ?」


アリス 「ライルの大切な人って過去一人だけでしょ!?でもその一人だけしかいない筈の大切な人が間宮だったっておかしくない!?」


霊夢 「…えっと?つまり…どういうこと?」


アリス 「【間宮に殺された筈のミントが間宮だった】っておかしくないかってことよ!?」


ミント 「ふふっ!ライルはそう言ってたの?」


アリス 「…っえ?」


ライル 「やめろ!!それだけは言うな!!」


ミント 「たしかに私は人の手によって殺されたわ?しかも残酷に…ね?」ニヤッ


ライル 「やめろーっっっ!!!!!!」


ドクンッ!!!!


ライル 「がはぁっっっ!!!!!?」ガクッ 心臓に激痛が走り力が抜け膝をつける


霊夢 「ライル!?」


ミント 「あらあら?そろそろミレイユがかけた応急魔法が切れそうみたいだね ライル」


ライル 「〜っくぅっ!!」ハァ…ハァ…


ミレイユ 「(まずいです!?ライルさんにかけた【応急時短回復魔法】が切れかかっています!)」


ミレイユ 「(はやく回復させないと…でも、ミントさんが近過ぎて回復しにいけません 一体、どうすれば!)」


トントンッ


ミレイユ 「?」肩をつつかれる


霊夢 「私とアリスでミントの気を引くからその隙にライルをお願い!」ヒソヒソ


アリス 「…上海 頼むわよ?」ヒソヒソ


上海人形 「シャンハーイ」ヒソヒソ


ミレイユ 「っ! わかりました!」



ミント 「今なら簡単に貴方を殺せるね?…でも、それじゃつまらない」


ミント 「貴方を闇のどん底まで落としてから殺す方が面白そうだね?そうすれば闇の住民にもなるかもしれないし!」ニタァ


ライル 「…やっやめてくれっごふっ!!」ビチャァッ!!!! 回復魔法の効力が薄れてきて傷が開いてくる


ミント 「私は人の手によって殺された しかも無残に殺されたの!その私を殺した人とは…!」


ライル 「やめろーっっっ!!!!!!」


霊夢 「【霊符 夢想封印】」ビュンッ!! 多数の霊符がミントの元に飛んでいく


ミント 「っ!」ヒュンッ 闇の剣を作り出す


ミント 「はぁっ!!」サササササンッッッ!!!!!!


霊符「」スパスパッ!!シュゥゥ… 霊符が切られて効力が失う


アリス 「上海!」スッ


上海人形 「シャンハーイ!」シュンッ!! 槍を持ってミントに向かって突撃する


ミント 「セスナ!」ブワッ!!


キィンッ!! 闇のオーラで上海の攻撃を防ぐ


上海人形 「シャンハーイ!」ブワンッ!! セスナで吹き飛ばされる



ミレイユ 「っと!」ガバッ!! ライルを抱き抱えてミントから離れる


ミント 「っな!?」


ライル 「…ミレイユ…」ハァ…ハァ…


ミレイユ 「もう少しの辛抱です!頑張ってください!」タッタッタッ!!…



ミント 「…なるほどね?二人が私を引き付けてその隙にライルを救出…ねぇ?」


ミント 「でも、そんな奴助けたってなんの意味もないよ?使えないただのゴミなんだから」クスッ


霊夢 「そんな事ないわ!ライルはゴミなんかじゃない!!」


アリス 「ライルは私達を守る為に闘ってくれてるのよ!そんな仲間思いの人を見殺しになんてできないわ!」


ライル 「…二人共っゴフ!!」


ミレイユ 「ライルさん!治療中に喋ってはいけません!」シュゥゥ… 回復魔法をかけてライルの傷を塞いでいく


ミント 「ふふっ!ほんとおもしろいねあなたたち でも、そんな思いも一瞬でぶち壊してあげるよ!」


ライル 「っ!? やめろ!!それだけはっガハッ!!」ビチャァッ!!


ミレイユ 「ライルさん!!」シュゥゥ…


ミント 「うふふ!ライルの慌てぶり…いつ見てもおもしろいね?思わず顔がにやけちゃうよ」ニヤッ


ミレイユ 「…ミントさん これ以上ライルさんに傷付けるのをやめてもらえませんか?」シュゥゥ…


ミント 「あら 私はもう手出してないよ?」


ミレイユ 「言葉でライルさんを傷付けてます!これ以上ライルさんに傷付けるのであれば私は許しません!」シュゥゥ…


霊夢 「私だって許さないわ!ライルを散々打倒して許されると思わないことね!!」スッ 霊符を手に持ち威嚇する


アリス 「同感ね ライルの元大切な人でも許されることじゃないわ!!」スッ


上海人形 「シャンハーイ!」シャキッ 上海人形を操り戦闘態勢に入る


ミント 「…っぷ!あっははははは!!あなた達三人でなにができるって言うの!?まさか三人で私を倒せるとでも思ってるの?」


霊夢&アリス 「「…」」


ミレイユ 「【…私があなたを倒します】」


霊夢&アリス 「「…っえ?」」


ミント 「回復魔法しか使えないあなたが?笑わせないで欲しいな あなたじゃ私を倒す事はできないよ?」


ミレイユ 「生憎ですけど私は攻撃魔法も

使えますよ …最強で最凶と呼ばれる攻撃魔法も…です」


霊夢&アリス 「「…っえ?」」


ライル 「ミレイユ!?お前まさか!!」


ミレイユ 「このまま引いて下さるんでしたらお見逃し致します …どうしますか?ミントさん」


ミント 「…っふ!いいわ 受けて立つわ」


ミント 「【guran high death night】以外の攻撃技があると言うなら見せてもらおうじゃない?どうせハッタリに決まってるわ!」


ミレイユ 「…わかりました わたしは警告しましたからね」スクッ タッタッタッ…


ライル 「ミレイユ!おまえまさかあの技を使う気か!?あの技はいかなる時でも使うなって言ったよな!それを使ったらお前はっ!!」


ミレイユ 「大丈夫ですよ?ライルさん」


ミレイユ 「【だって…私は作られた人格なんですからまた作れるじゃないですか?】」


霊夢&アリス 「「…っえ?」」


ミレイユ 「全ての光と闇を裏返す魔法…お見せ致します!」


ライル 「やめろ!!ミレイユ!!!!」ガバッ ダッ!!


ミレイユ 「【魔法制限解除】」ヒュンッ


ビュゥゥゥゥゥッッッ!!!!!! ミレイユの周りから凄まじい風が吹き荒れる


霊夢 「きゃあっ!」ブワンッ!! ミレイユの周りから出てる風に飛ばされる


アリス 「きゃっ!?」ブワンッ!! 同じくミレイユから出てる風に飛ばされる


ライル 「二人とも!!」ヒュンッ!!


ポスッ 飛ばされた二人を瞬時に受け止める


霊夢 「あっありがとうライル 身体は大丈夫なの?」


ライル 「無理には動かせないけどなんとかいけるよ」


アリス 「ライル ミレイユが言ってた事どういうことなの!?それに今ミレイユはなにしようとしてるの!?」


ライル 「ミレイユが言ってた事はあとで話す 今ミレイユが使おうとしてるのは…」


ライル 「【世界三代魔法 光と闇のエトランゼ】って言う最強魔法だ!」



ミント 「…あなた、なんでその技を使えるの?世界三第魔法の一つを…」 ビュゥゥゥッッッ!!!!!!


ミレイユ 「そんな事はどうでもいいです まだ戦闘をする気になりますか?なんでしたら今から引いてくれても構わないんですよ」


ミント 「…」



ビュゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!…


ライル 「ーっく!!」ビュゥンッ!! ミレイユのところに行こうとするが凄まじい風が吹き荒れているせいで近づくことができない


ライル 「だめだ ぜんぜん近づけねぇ…まずいぞ?このままじゃミレイユが!」 ビュゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!…


霊夢 「ライル 今ミレイユが使おうとしてる光と闇のエトランゼって技はそんなにやばい魔法なの?」


ライル 「…あの魔法は【全世界の魔法の中でも三番目に最強と言われてる魔法なんだ…別の意味でな】」


アリス 「別の意味?」


ライル 「どんな相手でも一撃でこの世からチリ一つ残さないで消滅させる事が出来る…【自分諸共にな】」


霊夢&アリス 「「っえ!!!?」」


ライル 「あの技だけは絶対に使うなって言っておいたのに今ミレイユは使おうとしてるんだ!どうにかしてミレイユを止めないと…あいつが死んじまう」


霊夢 「…そうだ!ライル ブレイクを使えば!」


ライル 「無理だ ミレイユに近づけない以上ブレイク出したところでどうすることもできない 無の境地を出してもこの風がじゃまで範囲内に入れない ミレイユに触れられなければ止めるのはむりだ!」


アリス 「そんな…」


ライル 「(どうすればいい!早くしないとミレイユがほんとに死んじまう!それだけは絶対させない!!)」


ライル 「(でも今この風が吹いてるせいで強い風を吹かせることかできない 離れれば強い風を吹かすことはできるが離れたら意味がない!)」


ライル 「(…そういえば、紫の能力は異次元空間を作って色々な場所に行けるものだったよな?…いやだめだ!あの異次元空間は能力で作られた空間だから中を通ってる時にブレイクを出したら確実に空間が壊れちまう!!)」


ライル 「(【一瞬でミレイユのところに行ければなんとかできるのに!!なにか方法はないか…!!】)」ギリッ!!











霧の湖ー?の家



? 「…っん?」ピクッ


? 「…なんだろう?今の感じ」


? 「…」


? 「【誰かが…呼んでる?】」













ビュウゥウゥゥッッッ!!!!!!



ミレイユ 「…どうしますか?ミントさん まだ続けますか?」


ミント 「…」


ミント 「(…まさかミレイユが三第魔法を使えるとは思わなかったな さすがにこれを食らったら私もタダじゃすまない…いや、消滅するね)」


ミント 「(これはさすがに予想外ね このまま引くのが賢明な判断だけど…)」


ミレイユ 「…」 ビュゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!…


ミント 「…いいよ やってあげようじゃない!」ニヤッ


ミント 「私は闇の住民 人を殺す事が使命とされた人間!こんなところで怖じ気付くわけにはいかないよ!!」


ミレイユ 「…そうですか わかりました…では、私と一緒にこの世から消えてもらいます」


ミレイユ 「全魔力開放!!」キィンッ!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッ!!!!!!!!!! 凄まじい風が吹き荒れて地響きが鳴り響く


ミント 「〜っっっ!!!!!!」ゾクゥッ!!!!!!


ミント 「(まさかここまでだったなんてね ほんとに予想外だったな…)」 ビュゥゥゥッッッ!!!!!!


ミレイユ 「…いきます(さよなら…ライルさん)」 ゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!…


ミレイユ 「【世界三第魔法 光と闇のエトラン…】」 ヒュンッ!!


ライル 「やめろ!ミレイユ!!」スッ ミレイユの背後に現れて手を伸ばす


ミレイユ 「…っえ?」ガシッ ライルの左手がミレイユの肩に触れる


キュインッ!!シュゥゥ… 世界三第魔法 光と闇のエトランゼの魔法が消滅して風や地響きが収まっていく


ミント 「…っえ?」


ミレイユ 「…ライルさん なぜ私の後ろに居るんですか?近づけないように大風を吹かしていたのに」


ライル 「【大ちゃん】のおかげで来れたんだ!偶然にも大ちゃんが来てくれて助かったよ?」


ミレイユ 「…大ちゃん?」



大妖精 「うぅ…」クラクラ… 大風に飛ばされて意識が朦朧してる


霊夢 「よくやったわ大妖精!おかげで助かったわ!」


アリス 「あなたなかなかやるじゃない!見直したわ!」



ミレイユ 「…あの子は朝方来た妖精ですか?」


ライル 「あぁそうだ!あの子は【瞬間移動】が使えるからそれを使って飛ばしてもらったんだ ほんとに来てくれてよかったよ!」


ミレイユ 「…なぜそのような事をしたんですか?」


ライル 「…っえ?」


ミレイユ 「あのまま光と闇のエトランゼをミントさんに放っていればミントさんは消滅して二度とライルさんと会うことはなかったんですよ!それなのになぜ止めたんですか!」


ライル 「なんでって…」


ミント 「ふふ!ミレイユの言う通りだね?ライルも馬鹿だね あのままミレイユが光と闇のエトランゼを使っていればライルは私と二度と会うことはなかったのに?」


ライル 「…仲間を失ってまでお前を殺りたくない 殺るなら俺は誰も死なせないでお前を殺す!」


ライル 「【例え何度でも蘇るミレイユ】を犠牲にするのだって俺はいやだ!」


ミレイユ 「…ライルさん……」


ミント 「私を敵と見なすのね?」


ライル 「あぁ!お前はミントの皮をかぶった偽物!だからお前は俺が殺す!!」


ライル 「このライル・ディスト 自分の命をかけてお前を殺すことを誓う!必ずお前を殺して闇の住民も滅ぼすことを自分の体に刻みこむ!!」


ミント 「…うふふ ふふ、ふふふふふ…!!」クククッ


ミント 「あっはははは!!上等よ!ライルは私を敵と見なしたのなら次から私は遠慮なくあなた達を殺してあげるわ!」


ライル 「その時は全力でお前を殺すまでだ!!」


ミント 「うふふ その言葉が聞きたかったよ?ライル」


ミント 「今日は帰るけど次会った時は…楽しみだね?」シュンッ 異次元空間を作り出す


ライル 「必ず仕留めてやるよ その時まで勝負はお預けだ」


ミント 「ふふっそうね 最後の戦い…楽しみにしてるね?」タッタッタッ…


シュンッ… ミントは異次元空間の中に入っていき空間が閉じて消える


ライル 「…」


霊夢 「…ライル……」


ライル 「…ミレイユ 自分がどういう存在なのかを霊夢達に話してやれ」


ミレイユ 「…ライルさんはどちらへ行くんですか?」


ライル 「疲れたからもう寝る」タッタッタッ…


ミレイユ 「…わかりました おやすみなさい」


アリス 「…ライル…」


霊夢 「…」


ミレイユ 「…とりあえず、部屋に戻って私がどういう存在かをお話しますので入りましょう」


霊夢 「…そうね そうしましょうか」


早苗 「」←ずっと放置













ライルの寝室



ライル 「…」虚ろな目をして布団の上に体育座りをして座ってる


ライル 「…ミント……なんで……なんで、闇の住民に………」


ライル 「【たしかにあの時、お前を殺したのは俺だ 俺が油断したばかりに操られて…ミントは俺を助けるためにわざと俺の攻撃をくらって戻してくれた……】」


ライル 「【…でも、あの時おれを操ったのは間宮だ 間宮がなんでお前なんだ?ミント おかしくないか?】」


ライル 「…もうなにがなんだかわからなくなってきた なんで…こんなことに……」



タッタッタッ…


…ライル オキテル?


ライル 「…」


…ハイルワヨ?


スー…


霊夢 「…起きてるなら返事ぐらいしてよ」


ライル 「…」


霊夢 「…ミレイユから聞いたわ ミレイユがどういう存在なのか全部…ね」タッタッタッ…スッ ライルの隣に座りこむ


霊夢 「【自分が一人じゃ生きていけないと思って黒魔術を使ってミレイユを作り出したって聞いたんだけど…本当なの?】」


ライル 「…あぁ 本当だ」


霊夢 「…正直驚いたわ そんな魔術があるなんて思ってなかったわ 魔法とか魔術っていろいろ不思議ね」


ライル 「…ミレイユは?」


霊夢 「早苗達の寝顔見て鼻血出してたわ」


ライル 「…そうか」






一方ミレイユ達は… 霊夢達の寝室



早苗 「すぅ…すぅ…」布団に寝かされてる


大妖精 「すぅ…すぅ…」同じく布団に寝かされて寝てる


ミレイユ 「…」///ポタッ…ポタッ… 早苗達の寝顔見て鼻血を垂らしてる(ミレイユもある程度風が使えるため、血は垂らしても風で受け止めてる)


アリス 「…ミレイユ あなた死ぬわよ?」


ミレイユ 「大丈夫です!このくらいでは死にません!!」(///✪▽✪///)ダラー…


アリス 「いや、このくらいって…かなり出てるわよ?」


ミレイユ 「はぁ…襲いたいです 特に豊満な胸を持ってる早苗さんを襲いたいです!あっでも大妖精さんもけっこうなかなか…」///ダラー…


アリス 「(ミレイユ…あんた完全に危ない人よ ミレイユがこんなに危ない人だとは思わなかったわ…)」






ライル 「…あいつ、あぁ見えて人の寝顔を見て楽しむからな なにで楽しむかまではわかんないけど…」


霊夢 「ミレイユはいつ頃あなたの中に戻るの?」


ライル 「…出してから丸一日絶たないと戻らない」


霊夢 「…と言う事は日付が変わる今日の零時ぐらいまでは居るってことよね?」


ライル 「…そういうことになる」


霊夢 「それなら宴会に入ってもらわないといけないわね!ミレイユってお酒飲めるのかしら?」


ライル 「…知らん」


霊夢 「…ちなみにミレイユ以外も出せるの?」


ライル 「…無理」


霊夢 「…まぁ、出せたとしても出さない方がいいわね?ミレイユ以外ろくな奴いないし」


ライル 「…」


霊夢 「…ライル」スゥ…


ギュッ… 霊夢は背後からライルを抱きつく


ライル 「…霊夢 俺…生きてる意味、あるのかな…?」


霊夢 「あるに決まってるでしょ?当たり前な事言わせないで」


ライル 「…俺的には今生きてる自分が不思議でしょうがないよ…」


霊夢 「不思議じゃないわ 生きていて当たり前なのよ」


ライル 「…霊夢」


霊夢 「なに?」


ライル 「…俺を」


ライル 「【殺してくれないか?】」


霊夢 「…っえ?」


ライル 「…」


霊夢 「…ライル 今なんて…?」


ライル 「…俺を殺してくれって言ったんだ」


霊夢 「…なんでそんな事言うのよ ライルらしくないわよ」


ライル 「…無能な自分が嫌だからだ……」


霊夢 「そんな事ないわ あなたは仲間を守って…」


ライル 「守れてないじゃないかっ!!!!」


霊夢 「っ!」ビクッ


ライル 「皆を守るって言ったのに…お前やアリスを守れなかった……守るって言ったのに、守れなかったじゃねぇか……」ググッ…


ライル 「そんな自分が…嫌なんだよ……」ツツー…


霊夢 「…ライル」


ライル 「【…やっぱり、仲間なんて居ない方が良いんだな?】」スゥ… 目の中の光が消えて黒く黒ずむ


霊夢 「っ!?」


ライル 「仲間が居るから悲しみを背負うし罪悪感も乗ってくる…そもそも仲間なんて作ってなにになるんだ…?」


霊夢 「ライル落ち着いて!それ以上悪い思考をしないで!」


ライル 「仲間どころか俺以外に生きてる奴らを生かしておく必要あるのか?やっぱりあの作戦を実行させるべきだよな」


ライル 「【人類抹殺計画…これを実行させれば良いだけだよな!】」ニタァ


霊夢 「…ライル…!!」ググッ… ライルのマイナス思考を止められない事に自分を悔やむ


ライル 「…でも」


霊夢 「…っえ?」


ライル 「でも、そんな事したら…霊夢やみんなはどうなる?」


ライル 「仲間なんていらない 敵とみなしたいのに…俺の中で拒絶する……」


ライル 「俺は…おかしくなったのか?なんで…なんで……」


霊夢 「…いいえ あなたは壊れてなんかいないわ 正常よ」


ライル 「嘘だ 俺が…こんな心を持ってるわけ…」


霊夢 「持ってるじゃない?素敵な心!」


ライル 「俺は…仲間なんて!」ツツー…


霊夢 「欲しいのよね?たくさん」


ライル 「俺は…人類抹殺計画を!」ポタッ…ポタッ…


霊夢 「実行したくないのよね 私にはわかるわ」


ライル 「俺は…俺はっ!!」ポタッ…ポタッ…


霊夢 「自分を支えてくれる人が近くに居て欲しいのよね」


ライル 「違う!!俺は、そんな人なんか!!」


霊夢 「【支えてくれる人以外にも仲間が居て欲しいのよね?】」


ライル 「っ!!」


霊夢 「今のライルは支えてくれる人も居る 仲間だっているじゃない?だから心配しなくても平気よ」


ライル 「…違う 俺に…仲間なんて……」ポタッ…ポタッ…


霊夢 「…あーっもう!」スッ 抱きしめるのをやめてライルから離れる


霊夢 「ライル!こっち向いて」


ライル 「…」クルッ…


…ギュッ 霊夢はライルを前から抱きしめる


ライル 「…霊夢?」


霊夢 「これでライルの顔は見えないわね」


ライル 「っ!」


霊夢 「さっきの抱き方だと見えちゃうからね?ライルは泣き顔見られたくないのよね」


ライル 「…霊夢……俺は、生きてて…いいのか…?」ポタッポタッ…


霊夢 「当たり前でしょ?生きてないと私が許さないわ」


ライル 「俺を…支えてくれるか……?」ポタッポタッ…


霊夢 「もちろん!間違った方向に行ったら必ず戻してあげるわ」


ライル 「…また、仲間を守れなかったら……」ポタッポタッ…


霊夢 「絶対に守れる保証なんてどこにもないでしょ?ライルはライルの限界まで仲間を守ればいいのよ」


ライル 「…でも、守れなかったら…みんなの視線が……」ポタッポタッ…


霊夢 「守ろうとして守れなかったとしても誰も文句言わないしあなたを冷たい目で見たりしないわ」


ライル 「…霊夢、お前は…優しすぎるよ……!」ポタッポタッ…


霊夢 「ライルの方が優しすぎるわ 仲間の事を思って涙を流して、落ち込んで、責任を自分だけ背負ってるんだから?」


霊夢 「…でも、一人で背負わないで?ライル一人で背負ってたらいつか潰れてしまうわ だから…」


霊夢 「【私にもその積もりに積もった荷物を分けて そうすれば軽くなるでしょ?】」


ライル 「…いや、そんなことはしない」


霊夢 「…っえ?」 スッ… ライルが霊夢の腕を退けて離れる


ライル 「自分の責任は自分だけで背負う それが俺の決まり事だ だから他の奴には誰にも背負わせない」


霊夢 「ライル!それだとあなたはまた!」


ライル 「でも…」ポスッ 霊夢の胸辺りに顔を落とす


ライル 「これ以上…また背負うことになったら……」


ライル 「【少しでも良い…一緒に、背負ってくれないか…?】」ポタッポタッ…


霊夢 「っ!」


霊夢 「…少しとは言わず、半分ぐらい背負ってあげるわ?それで平等になるでしょ!」ニコッ ライルが助けを求めてくれた事に安心して笑顔が出る








この続きは幻想郷闇汚染危機4になります

今後とも幻想郷闇汚染危機をよろしくお願いしますm(_ _)m


後書き

ライルの技

竜巻 「相手の周りに風を回らせて竜巻を起こして攻撃する」属性 風

光剣の風 「光の剣を作って闇の住民相手に大ダメージを与える剣」属性 光

風の剣 「風で剣の形をした物 切れ味はもちろん錆びることや切れ味が悪くなることはない(相手の攻撃に耐えきれなくて折れることはある)」属性 風

風分身 「自分の姿をした自分を作り出す技 最高百人まで作れるが場所によっては数が限られる(主に風が吹かないところ)」属性 風

BAD END NIGHT(バッド エンド ナイト) 「空間を歪ませて相手の心臓に強大な衝撃を与える一撃瀕死技…だが、相手が闇の濃度が濃ければ濃いほど威力が弱まる」属性 闇


ミレイユの技

ヒーリング 「人の傷や風邪を治す技…平たく言えば良くある治療魔法」属性 光

Shine high healing(シャイン ハイ ヒーリング) 「光の回復魔法 高性能で闇の傷をも癒すミレイユ限定の技」属性・光

Gran hai death night(グラン ハイ デス ナイト) 「ミレイユ唯一の最強攻撃技 自分の頭上に黒い球体を出現させその球体を相手にぶつける 当たった相手は屍と化す…が相手の闇の濃度が濃ければ濃いほど相手へのダメージが弱まり屍と化す事が出来ない時もある」属性 光&闇


ライル&ミレイユの協力技

bad・death・night(バッド・デス・ナイト) 「ライルとミレイユの協力技 ライルが空間を歪ませミレイユが闇の球体を作り出し当たった者は歪んだ空間の中で闇の球体が永遠に暴れ続け死ぬまで痛み苦しむ」属性 闇


ブレイクの技

無効 「その名の通り相手のありとあらゆる能力を無効化する事が出来る ブレイク自身が出てきた場合身体のどこに当たっても無効化する事が出来る…がライルが一部しか出さなかった場合出した部分に当たらなければ無効化する事が出来ない 範囲系能力なら自分だけ無効化出来る」属性 無

無の境地 「自分から半径五m以内の能力攻撃を無効にする 自分も無効」属性 無


キールの技

徹甲弾 「相手に拳が入れば数秒後再び食らった分の威力が襲いかかる」属性 物理

三大拳 bullet&burst&徹甲弾 「拳を三回ぶつける技 自分の体力を一気に減らして威力を高める為あまり連続では出せない」属性 物理

リミッター解除 「自分の全筋肉を活性化させる技 いつもの身体能力より数倍の身体能力を発揮させることが出来るがその分体力を大幅に使う」属性 物理


ゼウルの技

不明


ナイトの技

暗転 「太陽や光の入りを曲げて周囲を暗くする技 真っ暗にすることは出来ないため使い勝手が難しい」属性 闇


霊夢のオリジナル技

霊符 『魔想封印』=霊符を相手に向けて放ち札が相手のどこかに付けば相手の動きを封じることが出来る(風で剥がれたりブレイクの無効を使われたらどうしようもできない)

霊符 『呪術封印』=対象者に札が付けばその対象者は一切の能力を使うことが出来なくなる(剥がされたりすれば意味がない)

禁符殺 『木端微塵符』=霊符で相手をバラバラにする霊夢のオリジナル禁止技 弾幕ごっこには使用出来ないため活用する場面は本気で誰かを殺そうとした時だけしかないだろう


敵の技

セスナ 「自分の周りに黒いオーラを出して自分の身を守る技 範囲的に防御出来るがそこまで防御力がない為 強い攻撃は受け止めることが出来ない」属性 闇

フルナイトシールド 「闇に覆われた盾を自分の目の前に出す技 防御は高いが前が見えなくなるのがデメリット」属性 闇

闇 ブラックバード 「カラスみたいな黒い鳥を作り出して突撃させて攻撃する技 攻撃力はなかなか高いが防御がないため、攻撃を食らったら消滅してしまう」属性 闇










世界三代魔法


世界最強魔法 【未公開】


世界次最強魔法 【未公開】


世界三次最強魔法 【光と闇のエトランゼ】

【光と闇をも反転させることが出来る最強魔法 使用者と対象者は必ずこの世から消滅し、魂も消滅してしまう悪魔のような魔法】
【使用者 ミレイユ・ディスト(本名 ミレイユ・ブリリアント)】


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