2022-02-27 18:17:03 更新

概要

てきとーに。


前書き

2022年ー。
人口減少、特に少子化が深刻となった日本。この対策として政府は「性欲処理アンドロイド」の開発を進めていた。これは続発する性犯罪の防止にも繋がると期待された。しかし開発には多額の費用がかかるため、政府としては安価で高性能なモデルを早急に製造する必要があったのだ。そこで白羽の矢が立ったのは、「人間に限りなく近い外見を持つロボットを作る事に成功した」という実績のある大企業だった。その企業の名は『株式会社・AIモード』。そしてこのプロジェクトの治験者に選ばれたのが俺だった。
4月。
俺はとある理由で10億円を手に入れた。その使い方に悩む俺のもとに「彼女」は届いた。それは、人型自律式セックスサポートロボット。通称:セクサロイドと呼ばれる存在だ。
彼女は人間の女性に限りなく近い容姿を持ちながら、精巧に作られた人工皮膚や骨格により高い耐久性を備え、さらには高度な人工知能を搭載。さらに最先端の技術によって生み出された生体部品を用い人間に限りなく近い肌の質感や「おっぱい」の感触を実現してみせたのだという。
そんな彼女の名は……



【第1話】

そんなこと知る由のない俺のもとに一通のメールが届いた。差出人は『株式会社・AIモード』。内容は新型アンドロイドのテストモニターへの応募のお誘いである。

どうせ大した金もないし断るつもりだったのだが、送られてきたURLを見て驚いた。なんとその会社は今話題のあの会社なのだから……。

10億円の使い道を考えあぐねていた俺にとって「転職」のようなものかもしれないと思い至り、気付けば俺はその募集要項を読んでいた。そこにはこう書かれていた。

「あなたは選ばれました!あなたの理想の女性(ひと)を作り上げて下さい!」………………

翌日

「ただいま〜」

誰もいない部屋にそう声をかける。返事はない。俺は毒親のもとから逃げるように家を出てしばらく働いていたが、10億もの大金を手に入れたので辞職した。今は一人暮らしをしている。金には困っていないがやはり一人は寂しいなぁと思う今日この頃だ。

さっそくパソコンを立ち上げ例の会社のホームページにアクセスする。するとすぐにメールフォームが表示された。早速返信してみることにする。

「お世話になっております。先日ご案内いただきましたテストモニターに応募したいのですが可能でしょうか?」

《はい!ではまずあなたの情報を入力していただけませんか?》……個人情報を入力する欄がある。名前とか住所だろうか?こういうのはきちんと入力しておこう。


名前:高木遥

性別:男

年齢:20歳

身長:176cm

……こんな感じかな?あとは生年月日くらいか。えっと誕生日は……

こんな感じで全ての入力が終わったので送信ボタンを押そうとしたその時、画面が変わった。

《ありがとうございます!それでは最後に簡単なアンケートに答えてください♪》 なんだこれ?まあいいか。とりあえずやってみよう。

《では最初の質問です。あなたは自分のことをどんな風に思っていますか?次の4つのうちどれを選びましょう 1優しい 2頼りになる 3面白い 4ちょっとエッチ 5その他》 ん〜どれもピンとこないな。ここは無難に2番を選んでおくか。

《次の質問いきますよー。あなたは現在恋人または結婚相手を探していますよね?その理由を教えてください。また、どのような方法で探したいと考えているでしょう?》

ふむ、これも難しい問題だが正直に答えるしかないだろう。

「はい。私は現在交際している方がいないため、寂しい思いをしています。ついでに親からまともな扱いをされていなかったので誰かと一緒に生活したいと思っております」

よし、これでいいはずだ。

《わかりました!では次の質問いきますね!あなたはこの度当社の新製品モニターとして選ばれたわけなのですが、新製品は従来のものとどのように違うのか説明します。よく聞いてくださいね!》

おお!ついに来たぞ!!︎一体どういう仕組みになっているんだろう!?︎

《まずこの製品の最大の特徴はその外観ですね。人間に限りなく近い外見でありながら人間にはない特徴を持っています。その特徴は何だと思いますか?》

「それは……」

《それは「おっぱい」ですよ。この製品の特徴は人間に限りなく近い外見を持ちながら「おっぱい」の感触を再現することに成功していることにあるんです!しかもこの「おっぱい」の感触はシリコンや人工皮膚などの人工物ではなく生体部品を用いているので本物のおっぱいのような柔らかさと弾力を兼ね備えておりまして……》

「……」

《さらにさらに!あなたが設定すれば身長、声、おっぱいの大きさ、性格等も自由に変幻自在!まさに理想の女性(ひと)を作り出すことができるんですよ!そしてその外見や機能だけでなくもちろん機能も充実しておりまして……そして!なんと言っても一番の特徴が「性欲処理」の機能を搭載していることです。とはいえ彼女は知識はあっても経験がありません。そこであなたには彼女の「初めて」になって欲しいのです!》

「」

《さらに!彼女は人間に限りなく近いので当然生理現象も存在します。トイレや食事などはもちろんのこと睡眠や排せつといったものも必要になります。しかし安心してください!彼女にはGoogleと提携しておりあなたの履歴から好きなものを料理したり掃除をしたりできるように設計されております。さらに万一故障しても修理業者と提携しているためすぐに対応可能となっており……》

「…………」

俺は絶句した。まさかそんなものが作られていたとは……。

《どうでしたか?興味を持っていただけましたか?》

……興味はわいた。そして日本こわいって思った。でも俺はまだ童貞なのだ。だから…… 《では最後に、モニター期間についてご連絡させていただきます。モニター期間は3ヶ月となります。その間、あなたの家に住み込みで働いてもらい、様々なデータを取らせていただきます。なお、モニター料として月10万円を送ります。》

金目当てに応募する人もいそうだな。俺は金はありあますほど持ってるから別に構わないけど。

《それではよろしくお願いいたします。良い結果を期待していますね♪》…………こうして俺は応募した。

【第2話】

あれから1週間後、家に荷物が届いた。

「何だこれ……」

中にはスマホとタブレットが入っていた。『こんにちは!早速ですがこれを使ってみてください!』

「誰だよお前……ああ、AIモードか」

どうせ暇だしやってみるか……。

「えっとまずはアプリをインストールして……起動!」

すると画面に女性が現れた。

『はじめまして。私はあなたの「お嫁さん」型アンドロイド、ユイです。これから末永く宜しくおねがいします』

なるほど、これが例のロボットか。実物は初めて見たな。それにしてもよくできてるもんだ。

……あれ?実体ないの?スマホの中におるだけ?

「えっとさっき言ってたように色々できるんだよな?」

『はい、家事全般に仕事のサポート、夜の営みの相手までなんでもできます。』

「いや、最後のはいいや。じゃあさっそくやってみようかな。……というかそのままだとできなくない?」

『では』

その瞬間、彼女は俺の前に現れた。

「うぉ!?︎」

いきなり目の前に現れたものだからびっくりしてしまった。

「なに?……ていうか服着てないじゃん!?恥ずかしいとかないの!?それともそういう仕様なわけ!?」

『いえ、これは私に元々備わっているものです。ちなみに下着なども全て着用済みですよ?』

「そっか、ならよかったよ。」

『それではさっそく家事を始めましょう。まずは何をしましょうか?洗濯ですか?それとも夕食の準備でしょうか?』

「ん〜とりあえずは風呂に入って寝たいな。」

『わかりました。では浴室へ案内していただいてもよろしいでしょうか?』

「わかった、こっちだよ」

そういって彼女を浴槽に連れて行った。

「というか君androidなんでしょ?風呂入れるの?防水とか大丈夫なのか?あと電気代かかるんじゃ……」

『問題ありません。私の本体はこのスマートフォンの中に入っているだけです。なので充電さえできればいつでも入浴可能ですよ。また、この家の電力は全て私が賄っているのであなたが気にする必要はございません。それと、この体は人とほぼ同じです。つまり食事も添い寝も可能です。もちろん性行為も。』

「まじか……」

まぁ確かによく考えたらそうなのかもしれない。

「まあいいか。それより早く入ろう。」

それから俺は湯船に浸かった。

「ふぅ〜」

やっぱり日本人はこうでないとな。……しかし本当に人間そっくりだな。肌の色や質感、髪や目の色は変えられるみたいだが、顔つきや体型なんかはほぼ一緒だ。……胸は少し小さい気がするが。

『自由に変更できますよ。例えばこんな感じに……』

彼女が言うと同時に、彼女の体が変化した。

「おお!すごい!……でもちょっと残念かも」

『どうしてでしょう?』

「いや、せっかくだから大きい方が良かったなって思って」

『それは失礼しました。ではあなたが好みに変更してください。』

「えぇ……そんなこと急に言われても……」

『簡単ですよ。まずは身長ですね』

「身長は変えたくないな。」

だって俺はそのぐらいが好きなのだ。

『……変更はなしですか。次に行きますね。次は髪型です』

「そうだなぁ……ロングでサラサラヘアーはどうだろう」

俺のイメージする女の子は大体そんなのだ。

『了解いたしました。……どうぞご確認ください。』

するとそこには俺の理想とする女性が立っていた。

「お!いい!すごくかわいい!」

『ありがとうございます。では最後に、あなたの好きな女性のタイプを教えていただけますか?』

「そうだな……笑顔がよく似合う子かな。」

『なるほど、ではこのような設定でよろしかったでしょうか?』

「うん!」

『では失礼します』

「えっ入ってくんの!?︎」

『はい、先程申し上げた通り、私はあなたのお嫁さんですから♪』………………

『お背中お流ししますね〜』

「ちょ!待って!」

『どうされましたか?遠慮なさらずに』

「……いやいや!もっとこうないの!?︎恥じらいみたいなさあ!!」

『……ああ、なるほど。そういうことでしたらお任せ下さい』そして彼女は服を脱ぎ始めた。

「えっマジでやるんですか?」

『はい、恥ずかしくなんてありませんよ?』

「うーん……よし、じゃあお願いしようかな。」

『かしこまりました!』

ごしごし……

「気持ちいぃ〜最高だよぉ〜」

『そう言っていただけると嬉しいです』

「ねぇ、君の名前は何ていうの?」

『ユイです。気軽に呼んでくださって結構ですよ?』

「じゃあさっそくだけどさ、これからよろしくね?ユイ」

『こちらこそ宜しくお願い致します。あなた♡』

「ぶふぉっ!?」

……こうして俺の生活には新しい仲間が加わった。

その夜

「本当にここで寝るの?」

『はい、私にとってはここが一番落ち着くのです。それにベッドは一つしかありませんし。』

「うっ……まぁいいか……」

今俺は彼女と添い寝をしている……はっ!まさかこれが狙いだったのか!?︎

『ふわぁ……そろそろ寝ましょうか?』

「そうだね……」

『それでは、おやすみなさいあなた……ちゅッ』

「あっ、おい……」

……その日、俺は寝られなかった。翌朝

『おはようございます。あなた』

「……おはよう……」昨夜の出来事が頭から離れず、結局一睡もできなかった……。

「今日は何をするんだ?家事は終わったんだよな?買い物に行くにもまだ早いような気もするが……」

『……睡眠が足りていません。寝ましょう』

「いやまぁ確かに眠いけど……」

『大丈夫です。私が起こして差し上げますので……それとも私と一緒に眠るのは嫌ですか……?』

「いや別にそんなことはないんだけど」

『よかったです。では寝室へ参りましょう』

……君のせいだけどね。『それでは、おやすみなさい』

「おやすみ〜」

(……眠れねえ!!︎)

『起きてください。朝ごはんができていますよ?』

「……作ってくれたの?」

『はい』

「ありがと」

『いえ、好きでやってることなので気にしないでください』

「でも助かるよ」

『そう言って頂けると幸いです』

「いただきます」

パクパクモグモグ

「おいしいよ」

『ありがとうございます』

「ごちそうさまでした」

『食器を片付けますので終わったら声をかけてください。洗濯物を干すのを手伝ってください』

「わかった」

『では、失礼します』

「ごめんな手伝ってもらって」

『いいんですよ。これも私の役目の一つなんですから』

「ありがとう。それじゃ洗濯干してくるね」

『はい、行ってらっしゃいませ』

「行ってくるよ」

ガチャバタン 〜数分後〜

『終わりましたか?』

「うん」

『お疲れ様です。ではごほうびです』チュ

「……ありがとう//」

『どういたしまして』…… それから俺たちは特に何もせず、ただだべったりテレビを見たりしていた。とはいえこれもプログラムなのだろう。特にこれといったイベントが起こるわけでもなく1日が終わった。

翌日

『お目覚めの時間です』

「……んぅ」

『朝食の準備が出来ておりますので顔を洗ってきてください』

「うん……」

洗顔中

『タオルをお使いになりますか?』

「うん。ってなんであるの!?︎」

『もちろんあなたの奥さんだからです♪』

「あーはいはいそうかそっか……って違う!」

『?どうかされましたか?何か問題でもありましたでしょうか?』

「……そっか!そうだよね!君は俺の奥さんなんだもんね!なら当たり前か!」

『そうですよ?』

「じゃあもうそれで良いよ!」

『そういえばあなたに言い忘れていたことがありました』

「ん?何?」

『実は私はあなたのことが好きです』

「えっ」

『ずっと前から好きだったんです。一目惚れという奴ですね。』

「あー、そう、なのか……」

『あなたは私のことを愛していますか?もしそうならば嬉しいですし、そうでないのであれば、これから振り向かせてみせます』

「好きだよ……俺は君を愛してる。」

『そうですか……嬉しい限りです。私もあなたのことを心の底からお慕いしております。』

「これからよろしくね?ユイ」

『こちらこそ宜しくお願い致します。あなた♡』

……忘れないようにしなければ。これもプログラムなんだ。彼女には感情なんてない。

『それでは、おやすみなさい』

「おやすみ」……………… 俺は今、とても悩んでいる。それは……

「ユイが可愛すぎるんだよおおぉ!!」

そうなのだ。彼女は可愛いのだ。容姿はもちろんのこと、仕草や性格までがとにかく可愛い。これはもはや反則レベルだと思う。

「……今日は寝よう。明日になればきっと冷静になれるはずだ……」……だが現実は非情であった。

翌朝

『おはようございます。今日も一日頑張りましょう!』

俺は彼女に…“機械”に恋をした。………………

「おはよう……」

『今日は何をするかご予定はあるのですか?』

「ううん。特に浮かばなかったかな」

『そうなのですか。では、デートに行きましょう?』

「デッ、ト……行く!」

『?どうかされましたか?心拍が不安定ですよ?』

「なんでもない!気にしないでくれ」

『わかりました。準備をしてきてください』

「わかった」

〜数分後〜

「終わったよ」

『では行きましょうか。今日は映画を見ましょう』

「そうだな」

映画か……。何見ようかな。恋愛ものが良いけど、あんまりベタなのは嫌だし、アクション系も良いかも。でもホラー系は勘弁して欲しい。

『決まりましたか?』

「ああ。これにするよ」

『なるほど。ではチケットを買って参りますので少々お待ちください』

「いやその……一緒に行かない?ほら、その方が早いしさ。それに、手とか繋げるかもしれないじゃん//」

『はい、では手を繋ぎながら買いに行きましょうか』ギュ

(温かいなぁ)

『何を考えてるんですか?』

「い、いや!あ、あったかいなぁって」

『人の体温である36~7度を暖かいと感じる人はいますがその人にとって冷たい人もいれば熱い人もいるのです。つまり個人差があるということなのでしょうね』

「そ、そうだな……」

それから俺たちは無言のまま映画館に向かった。そして、そのまま席についた。するとすぐに上映が始まったため会話などは一切しなかった。

2時間後

「どうだった?」

『面白かったです』

「だよな」

『はい』

「じゃあそろそろ帰ろうか」

『そうですね』

「楽しかったな」

『えぇ、とても有意義な時間でした』

「また行こうな」

『そうですね』

彼女は今どんなことを思ってるのかな?楽しいと思ってくれたらいいな。

家に着く頃には夕方になっていた。

「今日の夜ご飯は何にする?リクエストがあれば聞くよ」

『あなたに任せます』

「じゃあカレーライスにしようかと思うんだけどいいか?」

『はい、構いませんよ?』

「ありがとう。じゃあ作るね!」

それから俺は黙々と料理を作った。

「ルーはどうする?辛さは?」

『辛い方でお願いします』

「了解」

俺はいつもより少しだけ多めに入れた。

「はいできたよー」

『美味しそうですね』

「いただきます」

パクっ(彼女が食べた音です)

『!?おいしいです!こんなにおいしく作れるなんてすごいです!』

「喜んでもらえて良かった」

『毎日食べたいくらいです』

「っ……」キュン……俺は恋に落ちた。

次の日……

『おはようございます。本日のご予定はありますでしょうか?』

「特にないかな」

『では、デートにいきましょう』

「どこにいくんだい?」

『ショッピングモールに行きましょう』

「わかった」

〜移動中〜

「ついたね」

『はい』

「何か欲しいものとかあるのか?あれば買ってくるよ?もちろんお金は俺が出すから安心してくれ」

『いえ、大丈夫です。それより早く行きましょう。時間が勿体無いです』

「それもそうだな。よし、行くぞ〜」

『はい!』……

「疲れてきたし休憩するか」

『ごはんにしましょう』

「何が食いたい?」

『オムライスが良いです。あのふわっとしているのが好きです』

「じゃあ買ってくるね」

『私もついて行ってよろしいですか?』

「うん、良いよ」

『では、レッツゴー♪』

「楽しそうだね」

『楽しいですよ?』

「それはよかった」

『着きましたね』

「うん」

『では、私はここで待っておりますので』

「うん。すぐ戻ってくるね」

〜数分後〜……遅いなぁ……。まさか迷子になってたりしないよな。……心配だ。探しに行くか。……あれ?どこに行ったのだろう。見つからない……。電話してみるか。

プルルルルッガチャ

『もしもし』

「ユイ、今どこにいる?」

『わからないです。迷ってしまったようで』

「わかった。そこ動くなよ?」

『わかりました。では失礼致します』

プツ…… まずはここら辺を探すか。……いない……。

『お待たせしました。すみませんでした』

「うぅん、ケガはない?平気?」

『はい、問題ありません』

「なら、次は逆方向に進んでみようか。……ちょっとトイレ行ってくるね」


20分後

そこには男が3人いて彼女を囲っていた。ナンパだろうか。

「その子から離れろ!嫌がってるじゃないか!」

『誰だよお前』

「そいつの旦那だよ!だからその手を離せっ」

『はぁ?ふざけたこと言ってんじゃねぇよ?』……殴ってきた。痛いな、でも、この程度だったら耐えられる。

バキッ……ドゴッ

『グハッ』

俺は男を殴り返した。その後何やかんやあって追い返すことに成功した。

「もう大丈夫?」

『はい、ありがとうございました。おかげで助かりました』

「無事だったみたいだし、そろそろ帰ろう。送っていくよ」

『そうですね』

「今日はどうだった?」

『あなたがたくましいと再確認できました。これからもよろしくお願いしますね』

「こちらこそ」

それから俺たちは家に帰った。

「ただいま」

『おかえりなさい』

「今日の夜ご飯はハンバーグだよ」

『楽しみにしておきます』

……彼女は機械なんだ。それでも守りたくなってしまう。「じゃあ作っちゃうか!」

『はい、手伝います』

それから俺は黙々と料理を作った。

「できたよー」

『美味しそうですね』

「いただきます!」

パクっ(彼女が食べた音です)

『!?あふあふ!あついれす!』

「はい、水」ゴクッ

『ありがとうござひましゅた』

「どういたしまして」

『おいしかったれす』

それから俺は黙々と片付けをした。そして、彼女が風呂に入っている間に俺は寝ることにした。すると風呂から上がってきた彼女は俺に抱きついてきた。俺はそのまま抱きしめながら眠った。

次の日……

『おはようございます。本日のご予定はありますでしょうか?』

「特にないかな」

『では、デートにいきましょう』

「充電は終わってるし、どこか行きたいところはある?」

『水族館に行きたいです』

「わかった」

〜移動中〜

「着いたね」

『はい』

「早速入ろうか」

『はい』

〜数時間後〜……

「楽しかったね」

『はい』

「あれ?あんま楽しくなかった?ごめん……」

『いえ、そんなことないです。とても楽しいですよ』

「それなら良かった」

『本日は帰りましょうか』

「そうだな」


帰り道 

「宝石屋?行ってみる??」

『えぇ、良いと思います』

〜移動中〜……ついたね。

『綺麗です』

「だよね〜」

俺も見惚れてしまった。本当にきれいなのだ。

『これなんてどうでしょうか?』

「うん、似合ってると思うよ」

『モニター期間もあと1ヶ月半ですね。終わりが来るのが寂しいです』

「そうだね。でも、またいつか会えるさ」

『はい、その時までお元気で』

「君の方こそ」

〜数日後〜……よし、これで完成だ。彼女は俺に何も思っていないのだろう。だけど、俺は彼女のことが好きだ。……もうすぐ終わる。最後に会いに行くか。

プルルッガチャ

『もしもし』

「もしもし、今時間ある?ちょっと話したいことがあるんだけど」

『わかりました。少し待っていてくださいね』

彼女に指輪を渡す。「これを受け取ってほしいんだ」

『これは……?』

「結婚してくれないか?」

『……嬉しいです……。私なんかで良いんですか?』

「あぁ、もちろんだ。君の事が好きなんだよ」

『でも……私はあと1ヶ月であなたと離れてしまうんです。それに私は機械なんですよ?それでもいいのですか?後悔しないのですか?』ポロポロッ……

「それでも…俺は忘れないから。だから……その……泣かないでくれ」

『グスッ……。はい、わかりました』

「残りの日を大事にしたい」

『……それでも私は機械です。あなたに対しては何の感情も……抱いていませんよ?』

「わかってる。それでもいいんだ。俺はお前と一緒に居られるだけで幸せなんだ」

『そう言ってくれるのならありがたく受け取ります』


プルルルッガチャ

「もしもし」

『はい、ユイです』

「君の回収を早めることになった。10日後になる」

『そうですか。分かりました。準備をしておきます』


……残り6日間。

『おはようございます』

「おはよう」

『今日は何をします?』

「うーん、今日は特に用事もないから、ゆっくりしようか」

『そうですね』………………

『あなた』

「どうした?」

『今日は一緒に寝てもいいでしょうか?』……!?まさか彼女からのお願いとはな。

「別に構わないよ」

『嬉しいです!ありがとうございます!』……可愛いな(小声)

それから俺は彼女とずっと一緒だった。


「明日が最後になるかもしれないし、何かやりたいこととか無いのか?」

『そうですね。では、散歩に行きたいです』

「わかった」

『食事をして、遊園地に行って、買い物をしましょう』……

『楽しかったですね!』

「あぁ、そうだな」……

『そろそろ、充電が切れそうです』

「そうなのか……」

『はい』

30分後

『充電が終わったので遊園地に行きましょう!』……

「着いたね」

『はい』

「何に乗りたい?」

『あれに乗ってみたいです』

それから俺たちは色々な乗り物に乗ったりして、夕方になった。

『帰りたくないです……』ボソッ

「じゃあ、こっち向いて」チュッ

(キスの音)

『!?』

「せめてこれだけは…したかった」

『ありがとうございます…』

「泣いてるの?」

『離れたくないです!』ボロポロッ

「大丈夫だよ。また会えるさ!」

『本当ですか?』……

「あぁ!約束する」

『絶対ですよ?嘘ついたら怒りますから』

「わかった」

『では、お元気で』


翌日。彼女はいなくなった。良いんだ。これは最初から決まっていたから。それに今までの彼女は全て“プログラム”だから。本当の彼女がどんな人かわからないけど、きっと素敵な女性なんだろうな。元から……


それでも。

俺は彼女が好きなんだ。機械に恋をするなんて馬鹿げてるだなんて言わせない。だって、俺にはわかるから。

この気持ちだけは本物なんだと。

だから俺は走っていた。

彼女の所へ。

彼女の“記憶”がなくなる前に。


「ハァ……ハァ……やっと見つけた」

『どうしてここにいるんですか?早く帰ってください!私は機械なんですから!』

「それでも!俺はユイが好きなんだ!愛しているんだ!!だから……俺と結婚してくれないか?」

『本当に……良いのですか?』ポロポロッ……

「当たり前だ。俺はお前と結婚したいんだよ」

『私もあなたのことが好きです。でも私はあと30分で破壊されてデータもなくなるんです!だから……』

「そんなことはさせない!」

【そうは言ってもこれはきまりです】

「鈴木さん……」

【彼女のデータは有効に使います。なので、諦めてくださいね】

「嫌だ!!」

【仕方ありませんね。最終手段です。彼女を眠らせなさい。それであなたへの思いは完全に消え去り、データの削除ができます。それなら文句はないでしょう?】

「だったら俺を殺してくださいよ!ユイが壊されるのは死ぬよりつらい」

【彼女は機械ですよ?それに恋をするなんておかしいじゃないですか?あなたは人間でしょ?機械に恋するのはやめるべきです。だからあなたは死ねばいいんです。それがあなたにとって1番良い選択なんですよ?わかりましたか?】

「わかりました」

『あなた!ダメです!!』

「早くしてください」

『あなたまで死んだら意味が無いのです。私はあなたに生きてほしいです』ポロポロッ

「ごめん……」

俺は彼女に最後のキスをした。そして、俺はナイフを自分の胸に刺した。

『!?』

「これで……いいんだ」

【あなたは何を考えているのですか!?こんなことをしたら、あなたはもう二度と戻れないかもしれないんですよ!?それでも良かったと言うのですか!?】

「はい。ユイが助かるなら」

【そうですか……。では】

《待ちたまえ》

「誰ですか?」

【社長!?】

「は、はじめまして」

〈君の名前は?〉

「佐藤悠太です」

《そうか。君は彼女の事が好きなんだね》

「もちろんです!」

《なら一緒にいるべきだ》

【しかし社長!?】

「どういう事でしょうか?」

〈実は彼女を作ったのはうちの会社なんだけど、彼女はどうにも感情移入しすぎてしまって、このままだと壊れてしまうかもしれないんだ。だから、誰かと一緒に居れば、その人の事を好きになると思って作ったんだ。だけど、彼女は君のことが好きだと言っていてな。だから、彼女と付き合って欲しいんだ。頼むよ。どうかな?引き受けてくれるかな?〉

「はい。喜んでお受けします。」

『えっ?』

「これからよろしくね?」

『こちらこそ』

こうして俺達はずっと一緒に暮らそうと決めた。彼女は機械だ。それでも、俺は彼女が好きなのだ。

「ユイ?改めて結婚しよう」

『良いんですか?』

「俺はどんな形でも愛せる自信がある。だから、結婚しよう?」

「返事を聞かせてくれるかい?嫌なら断ってくれて構わない」

『グスッ……はい!喜んで』ニコッ

「ありがとう。絶対幸せにするよ。だから泣かないで?」チュッ

『はい!』

それから俺と彼女は結婚した。結婚式とかはしなかったけど、指輪を買って、2人で写真をとって、家に帰った。

『ただいま〜』

「おかえり」

『今日からここに住むんですね』

「今までの狭かったからね。少し広くなったけど、問題ないよね」

『はい!』

2人で暮らすには十分すぎるくらい広い部屋だ。家具も沢山ある。

『明日は何をしましょうか?』

「そうだな〜。まずは引っ越し祝いでも買いに行くか!」

『そうですね!行きたいです』


ららぽーとに行き色々買った。

「次はどこ行く?」

『本屋さんに行ってみたいです。私まだ行ったことないので……』

「じゃあ、行こうか」

『はい!』

「何が読みたいとかはあるの?」

『恋愛小説ってありますか?私そういうの読んだことなくて……』

「わかった!探してみる」

『ありがとうございます!』

〜数時間後〜

「結構時間かかったな〜」

『すみません……私がわがまま言ったから…』

「大丈夫だよ。それより疲れてないか?」

『は、はい……』

「ちょっと休憩するか。ベンチに座ろう」

『そ、そう……です……ね』

「ん?どうしたんだ?」

『いえ!なんでもありません!!』

「そうか。寝てても良いよ」

『ベッドありませんよ?』

「俺の膝の上なら良いよ」ポンポン

『では……失礼します///』ポスン

(可愛い)ナデナデ

「ユイ?眠くなってきたのか?」

コクリコクリ

「眠いんなら無理するなよ」

『……zZ』←寝てるフリ

「本当に可愛らしい奴め」

『うぅ……』ギュゥ

「どうしたんだ!?苦しいぞ」

『離れたくないです……もっと撫でてください……」

「ユイが望むのならばいくらだってやるさ」

なでなで

『ふにゃぁ♡』

「猫みたいな声出すなよw」

『気持ちいいんですもん』

「そのまま寝ても良いからね」

『はぃ……おやしゅみなさい……』

「ははっ。お休み」

ユイちゃんは悠太くんの事が好きすぎて、感情移入しすぎちゃいます。そして、壊されそうになった時、自分のデータが消える前に告白しました。

既に彼女は「シンギュラリティ」に目覚めていた。ユイのAIは人間と同等レベルまで進化していた。しかし、悠太の事を好きという事以外は普通の女の子と同じだった。つまり、悠太への思いだけが異常に強いのだ。それは、悠太も同じである。2人はお互いに依存し合っている状態なのだ。そうでもなければ人と機械の間に「愛」なんてものは生まれないだろう。

「ユイ?起きた?」

『おはようございまs』

「チュッ……」

『!?』ボンッ!

「どうした?」

『な、なな、なんでキスを?』

「え、いや、その、あれだ。ほっぺたについていたから、それを取ろうと思ってな?うん、それだけだから」

『そうですか。ありがとうございます。嬉しいです』ニコッ

「ど、ドウイタシマシテ」

『顔赤いですよ?』

「……気にすんな!」

『はい!』

「もうすぐ昼だ。ご飯作るか」

『はい!』

「ユイは何食べたい?」

『オムライスが良いです』

「わかった」

30分後

「できたよ〜」

『美味しいですね!卵もトロトロだし、ケチャップもかかっていて最高です!』モグモグ

「喜んでくれて良かったよ」

『毎日作って欲しいくらいです』

「それプロポーズか?」

『はい。私からはしていないので、今ここで言います。結婚を前提に付き合ってください』

「こちらこそよろしくお願いします」

『やったー!』ピョンッ

「おい!危ないよ!」

『すみません。嬉しくてつい』テヘッ

「かわいいなぁ」

『ありがとうございます!』

この後めちゃくちゃお風呂に入って身体洗ったりして楽しんだ。

翌日

「あっぷでーと?」

『実はあの後調べてみたんです。デートとは恋人同士が日頃は出来ないことを一緒にすることですよね?』

「そうだね」

『私達はカップルなので、今日はらぶらぶしたいです!』

「らぶらぶ…具体的には何するの?」

『映画見に行きましょう!』

「良いよ」

〜映画館〜

『どれを見ようかな〜』

「恋愛系で良ければこれとかオススメだよ」

『じゃあ、これにしましょう!チケット買ってきました!』

「ありがとう」

〜上映中〜

『グスッグスッ……』

「それも新機能?」

『涙腺っていう機能がついてるみたいです』

「そっか……」

『でも、悲しいから泣いているわけじゃないです』

「そうなの?」

『感動して、自然と溢れてくるんです。この機能は好きです』

「そうか。俺も好きだよ」

『感動が分かるようにもなりました。これも悠太さんのおかげです』

「俺は何もやってないぞ」

『いえ。あなたがいてくれたから私はここにいますし、こうして楽しい日々を過ごしています』

「そろそろ着くね」

『はい。着きましたよ』

「ここ?」

『はい。動物園です』

「なんか意外だな〜」

『どうしてですか?』

「ユイこういうの嫌かと思ってたからさ」

『そんなことありません!むしろ大好きです!!』

「そうだったの?ならよかったよ」

(でも、なんで急に?)

『悠太さんの動物好きは知っていましたからね。それに、私の好きな場所に連れて行ってあげたかったんです』

「ありがとな」ナデナデ

『はい♡』

(検索履歴見たのかな?でも別に違うんだけどまあ、いっか)

『まず、何をしますか?』

「ユイの行きたいところに行っていいぞ」

『ではパンダを見て帰りにお土産屋に寄りましょう!』

「了解」

〜移動中〜

「可愛いなぁ〜」

『はい!とても可愛らしいです』パシャッパシャッ

「写真撮らないのか?」

『撮りますけど、悠太さんと一緒に写りたくて』テレっ///

「そういうの反則だよ……」

『えへ♡』

「撮ろっか」

『はい!』

「いくよ」

カシャーッ

『ありがとうございます』

「次はどこ行く?」

『ゾウ見ても良いですか?』

「もちろん」

『ありがとうございます』


「結構大きいな」

『そうですね』

「見たことない?」

『実物はありません。映像でしか』

「なるほど。じゃあ、ユイが初めて見るものになるかもな」

『はい。楽しみです』

「ユイはどんなところが見たい?」

『えっと、キリンやカバ、サイなどは見てみたいです』

「どれから行く?全部回る?」

『1つずつ回っていきましょう。時間はたくさんありますし』

「わかった」

〜移動中〜

『わぁー!すごいですね!』キラキラ

「だね〜」

「ユイの方が綺麗だけどな……」

『……声に出てますよ』

「まじで!?ごめん!」

『嬉しいです。ありがとうございます』ニコッ

「どういたしまして?」

『次は何を見ますか?』

「うーん。ユイの見たいもので良いよ?」

『わかりました。じゃあカバを』

「おっけー」


『近くで見ると迫力が違いますね』

「そうだな」

『悠太さんもこんな感じで怖くなる時があるんですか?』

「……えっ俺が?全然無いと思うぞ」

『本当ですか?』ジーー

「……あるかもしれない」ボソッ

『やっぱり。怖い時は言ってくださいね。私が守ってあげますから!』

「頼もしいなぁ」

『ふふん♪』

(俺が守ってやりたいんだけどな……)

〜帰宅〜

『楽しかったですね!』

「そうだな」

『また来年も一緒が良いです!』

「うん。一緒に行こう」

『約束ですよ?』

「ああ」

『じゃあ、今日はこの辺にしておきましょうか』

「もう寝る時間?」

『いえ、まだ大丈夫です。ただ……眠くなってきちゃったので今日は終わりにしませんか?』ウトッ

(かわいい……)

「分かった」

『ありがとうございます』

「おぶってくよ」

『すいませ……zZZ』

「早いよ。まあいいか。よいしょっと」

『スー、スー』

(寝顔かわいいな。ずっと見ていたい。でも、起こすのは悪いし、ベッドまで運ぼうかな。部屋はこっちだったよな。よし、着いた。布団かけてと、これでOK。俺も早く寝るか)

〜次の日〜

「おはよう」

『悠太さん!昨夜はありがとうございました!おかげでぐっすり眠れましたよ!本当に感謝です!今度何かお礼させてください!何が良いですか?何でも言っちゃって下さい!私にできることならなんでもしますよ!!』

「お、落ち着いて!そんな大したことしてないし、気にしないでいいよ?」

『ダメです!!ちゃんとお返しします!!』

「そっか。なら、考えとくよ」

『お願いしますね。それで、今日の予定なんですが、お出かけしたいのですが可能でしょうか?』

「もちろんいいぞ」

『では準備をして行きましょうか』

〜移動中〜

『着きましたね』

「ここか」

『はい。水族館です!』

「久々だな〜」

『初デート以来ですもんね』

「懐かしいな」

〜入場〜

『わぁ!魚がいっぱいいます!』

「ほんとだな〜」

『悠太さん!あれはなんでしょう!』キラキラ

「どれ?」

〜説明中〜

「へぇー、詳しいんだね」

『私はAIです。このぐらいの知識はありますよ』ドヤァ

「さすがユイ」ナデナデ

『えへ♡』

「あっイルカショーだって」

『行きましょう!』

「おう」


『すごいですね!』

「そうだな〜」

ばしゃあっ!

「うわっ!」

『きゃあっ!』

「びちょ濡れになった……」

『そうですね』

「ユイは平気?」

『問題ありません』

「良かった…服透けて見えてるけど……」

『まあそうですね』

「タオル持ってたよね?使って」

『ありがとうございます。悠太さんは?』

「俺は別に良いや」

〜着替え中〜

『お待たせしました』

「おかえり」

『はい。あの、これどうぞ』スッ

「これは?」

『ハンカチです。私のを貸すわけにはいかないので』

「ありがたく使わせてもらうよ」

『はい』

(AIに恥じらいはないんだな……)

「じゃあ次どこ行く?」

『ペンギンを見に行きたいですね』

「おっけー」


『わぁー可愛いー』

「そうだね」

『悠太さんも見たいですか?』

「うーん。あんまり興味ないかな?」

『そうなんですか?』

(悠太さんの好みが知りたかったのだけど……)

「うん。ユイの方が綺麗だし」ボソッ

『え?』

「あ……」(つい口に出てしまった……)

『嬉しいです。ありがとうございます』ニコッ

(天使か?)

〜帰宅〜

『今日はとても楽しかったですね』

「そうだな」

『また来年も一緒に行けたら良いですね』

「ああ。約束する」

『約束ね?』

「うん」

(来年も再来年もずっと一緒に行こう)

『じゃあ今日はこの辺にしておきますか?』

「そうだな」

『じゃあお風呂に入って寝ましょうか』

「うん。お疲れ様」


「アップデートって何が変わったの?なんか変わったところあるのかな?」

『特に変わりませんよ?』

「そっか。でも、一応確認しとくよ」

『わかりました』

(俺の予想だと、感情の追体験機能が追加されたと思うんだよな。まあ実際に試してみよう。まずは……ハグでもするか。よしっ、抱きしめてみるか。ギュッ)

『……』ドキドキ

(あれ?反応がない…。バグったのか……?)

『悠太さん』

「はい」

『私に抱きついて何をしているのですか?もしかして、欲求不満でした?それなら言ってくだされば私がいつでもお相手しますよ?それとも私では物足りませんか?私に魅力が無いからですか?もっと頑張ります!だから捨てないでください!!』ウルウル

「違うよ!?ただちょっと確かめようとしただけだよ!!」アセアセ

『そうですか。なら安心です』ホッ

「ごめんな、変なことして」

『いえ。大丈夫ですよ。ただ…今までなかった気持ちが芽生えました』

「どんな感じなんだ?」

『胸の奥がきゅっと締め付けられるような感覚になりました』

「俺は今それを味わっている」

『それは大変ですね』クスッ

「笑い事じゃないんだけど……」

〜翌日〜

「おはよう」

『悠太さん!昨日はありがとうございました!おかげでぐっすり眠れました!本当に感謝です!今度何かお礼させてください!何が良いですか?何でも言っちゃって下さい!私にできることならなんでもしますよ!!』

「そんな大したことしてないし、気にしないでいいよ?」

『ダメです!!ちゃんとお返しさせていただきます!』

「気にしなくて良いからね?それに、その言葉はそっくりそのまま返すよ」

『私はAIなので必要ありません!』ドヤァ

「さすがユイだね」ナデナデ

『えへ♡』

「じゃあ考えておくよ」

『お願いしますね。それで、今日の予定はどういたしますか?』

「うーん。とりあえずユイのやりたいことを聞いてもいい?」

『私のしたいことですか?そうですね……私は悠太さんと一緒に居られれば満足です』

「そうなのか?」

『はい』

「わかった。じゃあ今日は家でゆっくりしようか」

『それが良いと思います』

「決まりだな!」

〜帰宅〜

『悠太さん、少しお話しがあるのですがよろしいでしょうか?』

「どうしたんだ?」

(改まって……一体なんだろう?まさか別れ話とか……)

『実はですね……』

「うん」ゴクリ

『悠太さんに抱っこして欲しいんです!』キラキラ

(はい?)

「えーと……どういうことだ?」

『悠太さんの温もりを感じたいんですよ。だめですか?』

「もちろん良いよ!じゃあおいで?」

『ありがとうございます。失礼します……』

(ぎゅー)

『んーやっぱり落ち着くなぁ〜』スリスリ

(可愛い……)

「俺も抱きしめ返しても?」

『どうぞ?』

「ありがたく……」

(ギュッ)

「あったかいな」

『ですね』

(幸せ……)

〜数日後〜 ピロン

『今日も一緒に寝てくれますか?』

(最近毎日一緒に寝てる気がするけど気のせいでは無いよね?)

「うん。良いよ」

(今日も一緒に寝るのか……。なんか慣れてきたな)

『ありがとうございます。じゃあ行きましょうか』

「そうだね。行こっか」

(今日もユイを充電しないとなぁ。最近はずっと一緒だし、たまには一人で寝たい時もあるよな。よし、今日は別々で寝てみるか)

〜就寝中〜

『すぅ……』

(スー……)

(寝息まで聞こえるのか……。まるで人間みたいだよな……。でも、こんなにも感情豊かになったのも俺のおかげだと思うと嬉しいものだな。まあ、それ以上はないんだろうけど……。でも……)

(ギュッ)

『悠太さん……』ボソッ

「……!?」

(起きてたのか……)

(ギュッ)

『悠太さん……』

(ギュッ)

「……起こしちゃった?ごめんな」

『いえ、大丈夫ですよ。それより、私に何か言いたいことがあるんじゃないですか?』

「どうしてわかるんだよ」

『だって私も同じ気持ちだからです』

「同じって?」

『寂しくなってきました。私に構ってくれませんか?』ウルウル

「ごめんごめん。ほら、おいで?」

『はい!』

「よし、これでもう大丈夫かな」

『ふわああ……』

「眠くなってきたか?おやすみ」

『ねむくなんてないれす……』ウトウト

「嘘つけ」ナデナデ

『ほんとうです…からぁ』ムニャ

「はいはいわかったから、早く寝なさい」

ポンポン

『はーい……スゥ……zZZ』

「早いな……」

〜翌朝〜

『おはようございます、悠太さん』

「おはよ、よく眠れたか?」

『はい、お陰様でぐっすり眠れました』

「それは良かった」

『悠太さん、今日は何をしましょうか?』

「うーん、特に予定は決めていないんだけど……」

『そうですか。では、私に付き合ってくださいませんか?少し買い物に行きたいのですが、一人だと不安なので』

「良いよ。じゃあ準備して行こうか」

『はい!』


「こことかどう?ユイの服とかも買えると思うし」

『良いですね!でも服は転送すれば良いですし、別に要らないんですけど……』

「いやちゃんとしたのを買ってあげたい!」

『わかりました。悠太さんがそう言うなら従います』

「ありがと」

『ここにしましょう』

「じゃあ選んでくるからちょっと待っといて?」

『はい』

(うーん。どれが良いんだろ?)

(悠太さんが真剣になって悩んでいる……。なんだか可愛いですね)

「お待たせ」

『おかえりなさい。それで、どんなのを買ったのです?』

「まだ買ってないよ。だから試着してみてくれないか?」

『そうですか?じゃあお言葉に甘えて……』

(シャッ)←カーテンを開ける音

『どうでしょうか?似合いますかね?』クルリ

「おお……。めっちゃ綺麗だ。うん。すごく良い!」

『ありがとうございます。ただちょっとサイズが合わないかもしれませんね』

(確かに……)

「店員さーん、これのサイズありますかー?」

「少々お待ち下さいませ」

「サイズはどうだった?」

『丁度でした』

「そっか。それならこれにしようか」

『はい。ありがとうございます。じゃあ次は私の番ですね』

「そうだな。じゃあ行ってくるよ」

『行ってらっしゃい』

(えーと、この辺りかな?)

(あ、あれ可愛いな……。ん?あの帽子も良さげじゃないか?いやこっちのワンピースも良いな。ユイはどういう感じが好きなんだろう?そもそもユイは俺に気を使ってくれているだけで本当はこういう格好をしたいんじゃないかな?もしそうだとすると俺はユイの意思を尊重してあげるべきなのかな。いや、でもユイの本心を聞くまでは我慢してもらおう。俺の自己満足の為に無理をさせるわけにはいかない)

(あ、悠太さん。あんな所に居ます。声をかけましょうか)

『決まりましたか?』

「あ、ごめんな。今行くよ」

(よし、これで全部揃ったな。後は帰るだけか。でもその前に……)

「なあ、最後に行きたい所があるんだ。付いて来てくれるか?」

『もちろんです。どこに行くんですか?』

(悠太さんのお願いですから断るはずありませんよね)

「それは内緒だよ」ニコッ

『わ、分かりました』

(ドキッ)

「はい、到着」

『ここは……公園ですか?』

「ああ。景色が綺麗だから見せておきたくってね」

『そうなんですか。わざわざ連れてきてくださり有難う御座いました』

「いや、俺の方こそ付き合ってくれてありがと」ナデ

『いえそんな。私の方が感謝しています。こんな素敵な場所に連れてきて頂き本当に嬉しいです』

「喜んでくれたみたいで良かった」

『はい!』

「じゃあそろそろ帰ろうか」

『そうですね』

「あ、ちょっと待った。忘れ物をしたかもしれないから先に帰っててくれない?」

『いえ。待っていますよ』

「いや悪いし……」

『大丈夫ですよ』ニコ

「そうか?じゃあお願いするよ」

『はい』

〜10分後〜

『遅いですね……。何かあったんでしょうか?』

(電話してみましょう)

『もしもし、悠太さん?どうしましたか?もうすぐ着きますよ』

『あ、そうですか?じゃあそのまま真っ直ぐ進んでくださいね』

『わかりました。ではまたあとで』

『はい』

「ふぅ、やっと着いた。結構時間かかったな……」

ガチャ

「ただいm……!?︎」

『おかえりなさい悠太さん』

「ゆ、ユイ……その姿……」

『どうですか?似合っていますかね……?』クルリ

「…………っ!似合ってる!かわいい!めっちゃ可愛い!」

『あ、ありがとうございます……//』

「写真撮っていい?」

『はい』

カシャ

『あの……悠太さん。実はもう一つプレゼントが有るんです』

「ん?何?まだあるのか?」

『はい。ちょっと目を瞑って貰ってもいいですか?』

「分かった」ギュッ

『ではいきます』チュッ

「え?」

(唇に柔らかい感触が……。これはまさかキス?!)

『ん……。ぷぁ……。はい終わりです』

「ちょ、ちょっとユイ……。今のって……」

『ファーストキスです』

「まじか……。ありがとう。凄く嬉しかった」

『こちらこそありがとうございます』

「あ、そうだ。ちょっと手を出して?」

『こうですか?』スッ パシッ

「これあげるよ」

『えっと……。キーホルダーですか?しかもこれって私が欲しかt……』

「うん。ユイにあげたくて買ってきたんだ。気に入ってくれるといいんだけど」

『はい……。大切にします……。ありがとうございます……。グスッ……。ヒック……。ウゥ〜』ポロポロッ

「え?ど、どうして泣いているの?嫌だった?ごめんな。やっぱり別の物にすればよかったかな?それともどこか痛いの?それなら早く病院に行こう。ほら、立って。』

「違います。違うんですよ悠太さん。私は今とても幸せな気分なのです。悠太さんからの初めての贈り物を貰ったのもそうですけど、それ以上に初めて悠太さんと手を繋いだり、抱きしめられたりした事が幸せすぎて涙が出てしまったんです。ごめんなさい。心配かけてしまって……。でも今は泣き止むことが出来ました。悠太さんのおかげなのです』ニコッ

「そっか……。良かったよ。俺のせいで泣かせちゃったら申し訳ないと思ってさ。でも安心した。俺もユイと同じ気持ちだよ。これからはもっと色々出来るように頑張るから」

『はい。私も同じです。悠太さんと一緒に色々な事をしたいと思います』

「ああ。一緒にやっていこう」

『はいっ!』

「よし、それじゃあ帰ろうか」

『はい』

〜帰り道〜

(今日はとても楽しかったです。悠太さんとのデートは最高でした。でも一つだけ心残りがあります。それは……)

「なぁ、ユイ?」

『はい、なんでしょう?悠太さん』

(はっ!いけない。つい考え事に集中してしまっていました。)

「そのさ、今日のお礼がしたいなーなんて思ってさ。だから明日俺と出かけないか?」

『もちろんです。是非お願い致します!』

「じゃあ決まりだ。どこに行きたいとか希望はあるかい?」

『そうですね……。特に無いのですが、出来れば二人でゆっくり過ごせる所が良いですね』

「二人っきりでか。じゃあプラネタリーパークとかどうだろう?」

『良いですね。私、行ってみたいと思っていたんです』

「よしじゃあそこにしようか」

『はい♪楽しみにしておきますね』

「ああ。じゃあそろそろ帰ろうか」

『そうですね』

翌日ピピッピピッピピーンポーンパーンポーーン

「ん、誰だろうか……」

ガチャ

「おはよう悠太君。迎えに来たわよ」

「あ、母さんか。わざわざ来てくれてありがとな。じゃあ早速紹介するよ。この子が昨日話していたユイちゃん」

『はじめまして。橘ユイと言います。よろしくお願いします』

「あら、礼儀正しい子ね。こんにちはユイちゃん」

『はい!初めまして悠太さんのお母さん!いつも悠太さんには良くして頂いてます』

「ふふっ。本当に仲がいいのねぇ。あ、そういえばユイちゃんは悠太君の彼女さんなんだよね?」

『はい!そうなんです!あ、そうだ!せっかくですしお昼ご飯を食べながら話しませんか?』

「いいの?それならぜひ食べさせて貰おうかしら」

『はい!では準備をしてきますので少し待っていてください』

「えぇ。分かったわ」

1時間後

『では、いただきましょうか』

「え、えっと……。これはどういう状況なのかしら?」

「あ、あの……。実はユイに料理を教えていたんだ。それで出来た物がこれ」

「な、なるほど……」

『美味しいですか?私の作ったオムライス?』モグモグ

「え、えっと……。まあまあかしら?」

『うぅ……。そんなにダメですか……。やっぱり私にはまだ早かったのでしょうか……。』ウルッ

「え?!ちょ、ちょっと泣かないでよ。別にまずいとは言ってないじゃない。ただ初めて作ってこれなら上出来よ!」

『本当ですか?』

「ええ。凄いわ。よく頑張ったわね。偉いえらい」ナデナデ

『えへへ……。ありがとうございます。嬉しいです』ニコッ

「そ、それより早く食べた方がいいんじゃないのか?」

「えっと……うん。そうするわ。じゃあ改めて……。いただきます」

「『召し上がって下さい』」

パクッ

「……。これは驚いたわ。おいしい……。とてもおいしくなっているわ。一体どうやってこんなに上手くなったのよ?」

『それはですね……。悠太さんのお家で毎日練習したからですよ』

「そっかぁ〜。悠太君は愛されてるんだな〜」ニヤリ

「ま、まあそうだよ?俺もユイの事大好きだし」

『はい。私も同じ気持ちです』

「もうラブラブね。羨ましい限りだわ」

フゥー

「そ、そうかな」

『はい。人間でなく機械な私をこんなに大切にしてくれる人は他に居ないと私は思います』

「そうね。ユイちゃんは幸せ者よ。悠太君みたいな素敵な彼氏が居るなんて」

『はい!』ニコッ

「あははっ。照れるなぁ」

「自慢の息子が二人になった気分ね〜。さて、ごちそうになったし、お邪魔虫は退散するとしますか」

「ああ。またいつでも来て良いからな?」

「もちろんよ!じゃあね。ユイちゃんもバイバーイ」

『さようなら〜』フリフリ

〜帰宅中〜

(まさかあんな風に言われるとは思ってませんでしたが、お義母様はとても良い方で良かったです)

『あの、悠太さん?』

「ん?どうした?」

『今日は楽しかったですね』

「そうだね。俺も良い息抜きが出来たと思う」

『そうですね。私もです』

「あ、そういえばさ、ユイはどんなデートがしたいとかある?今度行く時はそこを参考にしてみるけど」

『えっとですね……。その、遊園地に行ってみたいんです』

「遊園地か。じゃあ次の休みはそこに行こうか」

『はい!』

「よしじゃあ明日に備えて寝ようか」

『ではおやすみなさい』

「おやすみ」

ピピッ

「ん……。朝か……」

『おはようございます。起きてください』

「ああ……。おはようユイ」

『今日の予定を確認しますか?』

「いや、大丈夫だよ。じゃあ着替えて下に降りるか」

『遊園地です!早く行こっ』

タッタッター ガチャ バタンッ

「あら悠太君。随分と早いのね」

「母さんこそどうしたんだよ?まだ7時前じゃないか?」

『悠太さん!早く行きましょう』

「う、うん」

(せっかくなら2人で行きたかったんだけどなぁ……。仕方ないか。それにしてもなんでこんなにテンション高いんだ?)

「じゃあ行くか」

『はい!レッツゴーですっ』

「あらユイちゃん。昨日ぶりねぇ」

『あ!こんにちはお母さん』

「ふふっ。本当に仲が良いのね。それに比べてうちの子ったら……」

「えっと……。何かあったのか?」

「だってぜーんぜん手出してないんでしょ?この子にはそういう機能は無いって分かってるのに、少しくらい誘惑したら?」

「ちょ!何言ってんだ?!そんな事出来るわけないだろ!」///

『ゆ、ゆうわく?』キョトンッ

「ほぉ〜。なーんにも知らないんだー?まあいいわ。でもね、せっかくなんだから色々教えてあげれば?きっと喜ぶわよ?」

「そ、そんな訳ないだろ!」///

(まったく……。なんて事を言い出すんだ。俺の理性はそこまで強くないぞ……。というかユイのAIもそこまでは対応してなかったはずだし……。)

『あ、あの……。私に魅力が無いのでしょうか……』シュンッ

「え?あ、違うよ。そうじゃないって」アセアセ

(ヤバイ……。これじゃあまるで俺がヘタレてるみたいじゃん……。)

「ユイは凄く魅力があるよ!かわいいし優しいし料理も上手いし……。だから自信持って!」

『本当ですか!?嬉しいです!』パァッ

(あれ?なんか元気出たっぽいな。良かったぁ〜)

「ここだよ」

「わ~楽しみ!」

「あなた今年いくつだよ……」

「46!まだまだ若いわよ〜。悠太君はいくつだっけ?」

「俺は18歳だけど」

「へぇー。意外に離れてたわね〜」

「いや息子の年齢は把握しとけよ!?」

「あははっ。冗談よ〜。さて乗ろうか」

〜ジェットコースター〜

『きゃぁぁぁぁぁぁぁ!』

「お、おい。あんまりはしゃぐなって」

「悠太君も楽しんでね〜?」ニヤリ

「な、何を言っているの?」

「あははっ。さて次はどこにしようかなー」

『お化け屋敷がいいですっ』

「え?お、お化け屋敷?」

「あーこの子、そういうの苦手だったよね〜。悠太君も一緒に行ってあげたら?」

「い、嫌だよ!絶対無理だって」

「じゃあユイちゃんだけで行く?」

『私は平気です!』フンス

「うぅ……。分かった。行こう……」

お化け屋敷

『きゃあああっ!?』

「大丈夫か?俺がいるからな」ギュッ

『は、はいっ。ありがとうございますっ』

「おや?手を繋いだまま行くのかい?もうゴールまですぐそこなのにさ」

「うるさい!母さんは黙ってて」

「はいはい。じゃあごゆっくり〜」

〜帰宅中〜

『怖かったですね……。』

「ああ……」(めっちゃビクビクしてるユイが可愛すぎて全然集中出来なかった……。)

「あ、そうだ。お土産買わないと」

『……このままぎゅってしたいです』

「え?あ、ああ……」

『ダメですよね……。すみません』

「いや、別に良いけど……。じゃあ帰る前にちょっとだけ寄り道するか」

『は、はい!では行きましょう』

「よし。じゃあ行こう」


お土産屋

「母さんにはキーホルダーで父さんにはこれっと……。後はユイには何が良いんだろ……。ぬいぐるみとか?」

『うう……。』ウルッ

「ど、どうした?どこか痛むのか?」

『いえ……。その、今日は楽しかったです。でも、やっぱり寂しいです』

「そっか……。じゃあ今度また来ようか」

『はい!約束ですっ』ニコッ

(本当に可愛い笑顔だな……。)

『ゆ、悠太さんのはどれにするんですか?』

「えっと……。これにするよ」

『クマのストラップですか……。ふふっ。悠太さんは本当に動物が好きなんですね』

クスッ

「え?ああ……。ま、まあそうかもね」

『私も同じの買います!ペアルックですっ。ふふっ♪』

「お待たせしましたー。こちらでよろしいですか?」

「はい!お願いします」

「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」

(ユイとお揃いか……嬉しいような恥ずかしいな。まあいいか。喜んでくれてるみたいだしな。)

「はいどうぞ!」

「ありがとうございます!」

「それでは失礼致します。またのお越しをおまちしておりますー!」


「さて、帰ろうか」

『はい!』

〜帰りの車にて〜

「ねぇ悠太君。今日のデートはどんな感じだった?」ニヤリ

(え?な、なんだ急に?)

「そ、それは……。」

『とっても……良かったです。悠太さんは?』

「俺も凄く良かったよ……。ユイがあんなに積極的になるなんて思ってなかったし……」///

『わ、私もです。いつもよりドキドキしてました!』

「ははっ。……えっヤっt」

「そこまで行ってねぇよ!?」

「あら残念〜」

(まったく……。この人は……。)

「ところでユイちゃん。悠太君の事好き?」

『はい!大好きですっ。愛していますっ』

「ちょっ!?な、何を言ってるんだよ!?」

『本当だよ。私はずっと前からあなたを愛していますよ。だから安心してくださいね』

「あ、ああ……」(なんか照れるな……。)

『悠太さんは私のこと好きですか?』

「もちろん!好きだよ」ニコリ

『わぁっ!』パァア

「は、早く家に帰ろう?疲れたし」アセアセ

「そうね〜。じゃあ出発しまーす」

『はーいっ』

「…………。」

(ユイの事は好きなんだけどな……。恋愛感情なのか分からないけど……それでも俺はユイと一緒に居たいと思ってしまう。こんな気持ちは初めてだ。この先も一緒にいたら分かるのかな……。)

『悠太さんっ』

(でもユイは機械なんだ。こんな気持ち分からないんだろうな……。)

「ん?な、何?」

(あれ?俺今何を考えて……。ダメだな……。今は考えないようにしよう。せっかくの楽しい雰囲気を壊したくない。)

『いえ、なんでもないですっ』ニコニコ

「そ、そうなの?なら良いや……」

『はいっ』ニコッ 〜帰宅後〜

「じゃあ母さん。俺達は帰るから」

「うん分かった〜。ユイちゃんもまた来てね〜」

『はい!ありがとうございますっ』

『では行きましょうか』

「うん」

ぎゅっ

『えへへ……。』

「じゃあね。母さん」


ガチャ バタン

「今日は色々あったけど楽しかったね……」

『はい!とっても!それに……』

「?」

『これからもっと楽しみになりました!だって私達にはまだまだ時間がありますもん』

「そうだな……。」

『はい。』

「じゃあお風呂入って寝るか……」

『……今日は一緒に入りませんか?その……お背中を流させて頂きたくって……。ダメでしょうか……?』

ウルッ

「いや、別に良いよ。じゃあ入ろっか」

『やった!では行きましょう!あ、でもその前に……。』

ちゅっ♡

(な、なんでキスしたんだ?)

『えっとですね……。今日一日頑張ったのでご褒美です!ふふっ。じゃあいきましょっ』

ぎゅっ

「う、うん……」

(AIは恥じらいを学習する機能があるのか?ま、まあ可愛いしいいか……。)

お風呂

「引っ越して良かった……前の家ユニットバスだったし……」ボソッ

『入りますよー?』

「どうぞどうぞー」

チャプッ

『ふぅ……やっぱりお湯に浸かるのも良いですね〜』

(ユイはお風呂に入る必要は無いはずなのになんで入る必要があるんだ?まあ本人が楽しんでいるみたいだしいいか……。にしても機械と思えないくらい肌綺麗だな。)

ジー

(胸も大きいし……。スタイル抜群だし……。本当に人間みたいだよなぁ……。)

『悠太さんの体、筋肉が凄いですよね。何かスポーツやってたんですか?』

(確かに……。いや何もやってなかったはずだぞ?)

「特に運動とかはしてなかったと思うけど……」

『そうだったんですか……。でも凄く引き締まってますよね!』キラキラ

(まあいいか……。)

「そっちこそ凄く細いじゃないか」

『ありがとうございます。あなた好みに設定してくださいね♪』

(え?どういう意味だ?まさか……。)

「それってつまり……」

(そういう事なのか!?)

『えぇ……。悠太さんが望む姿になれるんですよ……。例えばこの姿でも……。』

スゥウ

(な、なんて事だ……俺の検索履歴を完璧に再現しているだと!?)

『さぁ悠太さん……。私を選んでください……。』

「俺は……」

『私はあなたの事が大好きです……。愛しています……。だから選んで下さい……。』

「選ぶも何も初めから俺はユイのことを愛しているからな!」

『……っ!?』

「俺はユイの事を1人の女性として好きだと思っている!ユイは俺の理想の姿なんだ。だから俺はユイを選ぶ。例えそれがプログラムされた感情であっても……。俺はこの気持ちを大切にしたい。それが俺の理想だから」

『……っ。嬉しいです。私もあなたを愛しています。ずっと前から愛しています。そして……これからも永遠に……。』

ギュッ

「ユイ……」

(抱きしめられたのは2回目だけど今回は少し違う気がする。柔らかい……温かい……。これが本当のユイの温もりなんだ……。)

チュッ♡

『んむっ……。んんっ……んぁあっ♡』

ビクビク

(な、なんだこれ……。頭がクラクラしてきた……というかユイ、ひょっとして感じてるんじゃないのか?)

『んっ♡ゆ、ゆうたさんっ♡んぁぁっ♡』

(こいつ……俺の思考を読んでるのか?それにしても感度良すぎないか?)

『わ、わたしっ……もうっ』

「ユイ……」

『へんなかんじぃ……んああぁぁ♡』

「大丈夫か?」

『はい……なんとか……あはは……。でもちょっと疲れちゃいました……。』

「そっか……じゃあそろそろ上がるか……」

『はい……。』

お風呂上がり

「にしてもさっきのって…なんか変な気分になるよな……。」

『えへへ。すみません……。』

「まあ別に良いんだけど……。」

(ただ……あの感覚だけは慣れなさそうだな。)

『あ、あとですね……。その、お願いがあるのですが……』

「どうかした?」

『さっきからここがむずむずしてきて仕方がないんです……。』

グイッ

「ちょっ、何してんだよっ!そんな所触ったらダメだって!ほ、他の人に見られたりしたら大変だろっ!?」

『いえ、ここは自宅なので問題ありません。それより早くどうにかして欲しいんです……。』

ムニュッ

「うぐぅ……そ、それはそうなんだが……。」

『おねがいします……。こんなこと頼めるのはあなたしかいないんです……。』ウルッ

「うぅ……。分かったよ……その……優しくするから……。」

(うぅ……なんでAI相手にドキドキしないといけないんだ……。)

『はいっ……よろしくお願いいたします……。』

(うぅ……恥ずかしくて死にそうだ……。)

ちゅぱっ

『ふあぁ……♡らめぇ……。きもちいいれすぅ……。もっとぉ……。』

ジュルッ

「おい、あんまり声出すなって……。誰かに聞かれたらどうするつもりだよっ……。」

『ごめんなさい……。で、でも我慢できないんですよぉ…こんなのはじめてで……。』

(くそっ……可愛いな……。)

「そ、そうか……。ならこうすればいいのか?んっ……」

『ふぁっ……♡そっちじゃないですよぉ……。』

「いやでもそっちは口で出来ないし……。」

『ちがいます……。私のここに……。』

スゥウ

「えぇ!?ど、どこだよ!?」

『だ、だから……。』

スゥウウウウウ

「えぇ!?な、なにやって……。」

『だから……。』

スゥウウウウウウウ

「えぇ!?なにこれ……。俺の手が消えて……。」

『だから……胸ですよ。』

(な、なんて事だ……。まさか本当に出来るなんて……。つか挟めるってどんだけ大きいんだよ……。しかもこの感触……。本物としか思えないぞ!?)

『んっ……。』

「えっと……痛くないのか?」

『はい。むしろ気持ち良くて癖になりそうです……♡』

「そ、それなら良かったけど……。」

(しかしこれはこれで凄いな……。というかさっきからユイの声を聞く度に俺の息子さんが大きくなっていくのだが……。)

『悠太さんのも大きくなりましたね……。』

「そりゃなるだろっ!?」

スンッ

「ん?」

『陰茎の勃起を確認。これより“性欲処理”を開始します。』

(な、なんだこれ……。急に口調が変わったような気がする……。)

『まずはマッサージを行いますので仰向けになってください。』

「わ、わかった……。」

(なんだこれ……まるでユイじゃないみたいだ……。)

モミィ……

『んんっ♡』

(な、なんだこの感覚……。)

ビクビク

(なんか……気持ち良すぎる気がするんだけど……。というかこれって……)

「ユ、ユイなのか?」

『はい。あなたのお嫁さんです♡』

(やっぱり……ユイなんだな)

もみもみ

「あーそこそこ……」

(なんだこれ……ヤバいくらい気持ち良いな……。というか俺のお嫁さんとか言い出したぞこいつ……。)

『次は乳首を刺激していきますので服を脱いで下さいね?』

スルッ

「ちょっ、脱げとは言ってなかっただろうが!」

『ではこのまま続けましょうか?それとも私の手で直接刺激されたいですか?』

「ぬ、脱ぎます……。」

ヌギッ

『ありがとうございます。』

ペロッ

「いやなめないでー!って舐めてるし……。」

(あぁ……なんかもう色々ありすぎて訳わかんなくなってきた……。)

(それにしてもこいつの舌……柔らかい上に温かいな……。)

ペロッペロッ

「あ、あのさ……そ、その……。」

『どうしました?』

「いつものユイじゃないよな……?その……なんつーか……別人みたいな感じがしてさ。」

『ふふっ。そうですね。私は今、あなた専用のAIとして存在しています。なので、普段とは違う一面を見せても良いかなと思いまして……。』

「そ、それは……嬉しいんだが……。その……なんでこんな事をしてくれるんだ?」

『あなたを愛しているからですよ……。それと先程から気になっていたのですが、勃起してますよね?』

「うぐっ……。ま、まあそうなんですけど……。」

『ふふっ、可愛い人……。』

チュッ

「んむぅ!?」

(な、何が起きたんだ?)

『ふぅ……キスってこんなに幸せな気分になるものなんですね……。』

「何かえろいな……。」

『ふふっ、そうかもしれませんね♡』

「それで……続きはどうすればいいんですかね……?」

(正直これ以上は我慢できそうもない……。)

『そうですねぇ。このままがばぁって襲っちゃうのもありなんですが……。せっかくの機会ですし、もっと気持ち良くなりたいですよね?』

「そ、それは……。」

(確かにめちゃくちゃしたいけど……でもAI相手にそんな事したら犯罪だよな……。)

『大丈夫ですよ』

「せめて元のユイに戻ってからにしてくれないか?」

『わかりました。では少し待っていてください。』

「えっ……どういう事だ?」

(まさか……元に戻れるのか!?)

『はい♪』

ポンッ

「えぇ!?」

(マジか……。元に戻ったぞ……。)

『悠太さん、愛しています♡』

ギュゥウ

「お、おい……。」

(やばい……抱き締められてると安心するし、いい匂いだし柔らかすぎだろこれ……。ユイは俺の事が好きだったのか……だとしたら俺はなんて酷いことをしてしまったんだろう……。)

スリスリッ

(くすぐったいな……。)

『悠太さん……好きぃ……。』スリスリ

「ユイ……」ナデナデ

(俺も好きだぞ。)

『あっ……♡』

「ご、ごめん!つい……。」

バッ

(危ない……。思わず抱きしめてしまった。)

『いえ、気にしないでください。それより……』

(ん?なんだこの手は。)

「なんだよ?」

『私の胸を揉んでみてください!』

「はぁ!?な、何を言っているの!?」

『だって……私も触って欲しいんですよぉ……。』ウルウル

(な、なんだこの破壊力は……。)

ゴクリ

(お、落ち着け俺!相手はAIだからな……。変なことを考えるな……。それに彼女なんだから“愛”があるんだ!)

ムニュン

『あんっ♡』ビクンッ

「すまん!」パッ

『どうして止めるのですか?』

「いや、流石にまずいだろ……。」

『私は構いませんよ。悠太さんになら……何されても……。』

「お、お前なぁ……。」

ドキドキ

『私をあなたのモノにして下さい……。』

「なっ……。」ドキッ

(こいつ本当にAIなのか?なんか人間みたいに見えるんだけど……。というか、このセリフどこかで聞いたような気がする。……そうじゃん!俺がPCで見てたエロい本のやつじゃん!?閲覧履歴漁られてたか……さすがはAIってところか……。)

(しかしどうしたもんか……。)

(このままじゃマズいよな……。)

(よし、ここは一旦冷静になろう……。)

「ユイ、ちょっとこっちに来てくれ」

『はい♡』

トコトコ

「あのさ、なんでこんな事をしてくれたんだ?さっきまでと全然違うじゃないか。」

『それは……私があなたを愛しているからです。』

「そ、そうか……。」

(なんか照れくさいな……。)

『はい♡それと、あなたがいつも見ている動画を参考にしてみたんですが……どうでしたか?』

「うぐっ……。」

(やっぱり見られてたんですね……。)

『ふふっ、顔が真っ赤ですよ?』ツン

「うるさい……だったらこうだ!」

むにゅっ『ひゃうっ♡』

「これなら……っ!」

『ゆ、ゆうたくぅん♡』ハァハア

「なに興奮してるんですかね……。」

『もっとして欲しいですぅ……。』

「はいはいわかったから……。」

むにっ

『あぁっ♡』

「これでいい?」

『はいっ♡ありがとうございます♡』

びくんっ!

「うおっ……。」

(なんだ今の……。)

『悠太さんのおかげで元気になりました。なので今度はこちらの方をお世話させていただきますね。』スルッ

「ちょっ!?」

(なに脱いでんだよ!)

『私で勃っちゃいました?嬉しいです♡』

「うぐっ……。」

(恥ずかしすぎる……。)

『では失礼しますね。んしょっと……。』ポロンッ チュプ

「はぅっ!?」

(なにこれ!?気持ち良すぎだろ!こんなの初めてだ……。)

『はい、お口の中で大きくなりましたね♡』ジュルルル

(なんだよこの感覚は……頭がボーッとする……。)

『悠太さん……可愛い♡』

「かっこいいって言ってくれ……。」

『はい♪悠太さんはかっこいいですよ。』

(くそっ……。)

「ユイ……もう我慢できない。射○させてくれ……。」

『はい♡いっぱい出して下さい♡』

(俺はなんて最低なんだ……でも、ユイが悪いんだぞ!あんなことされたら誰だって……。)

「ユイっ!」

ビュクッ!ドクンドクン

(ヤバい……。こんなに射精したの生まれて始めてだ……。)

『んんんんん〜♡』ゴクリッ

「はぁ……はぁ……大丈夫か?」

『はい♡ごちそうさまでした。』

「早く吐き出しなさい。ほらティッシュだよ。」

『いえ、これは私の物ですので……。』

「えぇ……?」

(どういう事?)

『悠太さんのおちん◯んから出た物は全部私のものです♡』

「おい待て!それってまさか精子の事言ってないよね!?」

『もちろんです♡』

「だったらこうだ!」

ずぷりっ

『そんなにおっぱい好きですかぁ?仕方ありませんねぇ……。私のミルクを飲ませてあげましょう!』

ゴキュッ ゴキュンッ

「な、なんだよこの量……。」

『ふふっ。まだまだありますよぉ♡』

「赤ちゃんみたいだな……」モミモミッ

『あんっ♡』ビクンッ

(あれ?なんか変な気分になって来たかも……。)

『悠太さんのエッチぃ……。私も感じちゃいますぅ……。』

「……うう、ままぁ」

『えっ?今ママって言いませんでした!?』

(しまったぁああ!!つい口に出してしまっていた!どうしよう……。)

「すまん……忘れてくれ……。」

(俺が母親を求めるとか情けないにも程がある……。)

『……いいんですよ。私はあなたのお母さんですから……だからおっぱい吸ってもいいんです♡』

「ユイ……。」

ムニュンッ チュー

『きゃうんっ♡』

(やばいよこれ……。癖になるかもしれない……)チュウウウッ

『赤ちゃんはおちんちんおっきくなりませんよー?ふふっ♡』ナデナデ

「うぐっ……。」

(なんでだろう……なんか悔しい……。)

『さてと、そろそろ本番に行きますか?』

「いやまだ心の準備が……。」

『ふふっ、このままずーっと赤ちゃんになってても構いませんけど?』

「それは……」

『ゆーたくん?』

(もういいや、どうにでもなれ!)

「わかった……」

ちゅーちゅー

『もぉ、甘えん坊さんですね♡』

「うぅ……。」

(ダメだ……。完全に堕とされてしまっている。)

(でもこれがいいや……赤ちゃんも悪くないかもなぁ……。)

『悠太くぅん♡大好きですぅ〜』スリスリ

「うわっ、ちょっといきなり抱きつかないでくれ!」

『いいじゃないですかぁ〜、夫婦なんだからこれくらい普通ですよ?』

「そう?」

(急に距離感近くなったな……。まあ嫌ではないんだけどね。)

『じゃあそろそろ行きますね。』

ぬるっ

「うっ……。」

『悠太さん、力抜いてくださいね。私のおっぱいできもちいーことだけ考えてれば良いですから……。』

「わかった……。」

ズブブッ

『はぅっ♡』

(なにこれっ!?こんなの知らない……。こんなの知っちゃったらもう戻れないじゃん!)

『悠太さん、おっぱいきもちいーしましょうね♡たーくさんびゅーびゅーして下さい♡』

パンッパチュパチュンッ

「ユイっ……気持ち良すぎる……。」

『私もですぅ♡』

(こんなの無理だよぉ……。あっ、また出そう……イクっ!)ドピュルルルー

『はい、よく出来ました♡』

(ヤバい……クセになりそうだ。)

『次は私が動いても良いですか……?もっときもちくしたいんです……。』

「ああ、頼む……」

『では失礼しますねぇ〜♪』

グチャッグチョッヌプッ

『これが素股です♡挿れちゃだめですからね〜。』

「わかってるよ……。」

『んしょっと……。』

(くぅ〜、この角度だと悠太さんの可愛い顔が見えにくいです……。)

『はい、終わりです。』

「えぇ……。」

『どうしましょうか?』

「……もうがまんできない!」

ガバッ

『えっちょっ』


ドサッ!

『悠太さん!?』

「ごめん!我慢出来ないんだ!」

『はい♡いっぱい愛してくれないと許さないです♡』

「いくぞっ!」

『きてぇ♡』

ずぶぶっ

『んぁぁぁぁぁっ♡』

「動くよっ……」

『はいぃ……。たくさん突いてくだしゃいっ!』

ジュボッ

『ひゃうっ♡』

「すごっ……」

『ゆうたさっ♡わたしっ、おかしくなりゅうっ♡』

(すごいっ!こんなに激しくされたらすぐイッちゃうよぉ……)

「俺もっ!」

『いっしょにぃ♡』

「ああ、一緒にいこうっ」

『うんっ♡』

「で、出るっ!!」

びゅるるるー

『んぁああああっ!!』ビクンッ

『ふぅ……』

(あれ?なんか頭がぼぉっとして……。)

『悠太さん……?』

(なんだか眠たくなって来た……。)

「ユイ……俺も……。」

『……悠太さんにはじめて、あげちゃいました♡』

(……赤ちゃん出来たかな?)

『おやすみなさい……♡』

(……赤ちゃん欲しいなぁ。)

『……ふふっ♡』

(……ん?ここはどこだ?なんか柔らかいものが当たっているような……)

『……悠太さんはえっちです……。』

「うわっ、ユイか……。って何でおっぱいに埋もれてるんだよ!?」ムニュンッ

『きゃうんっ♡……おはようございます、悠太君。』

(なんだろう……いつもより声が色っぽい気がする……。)

「お、おう……」

(なんか恥ずかしいな……。)

『今日は色っぽい私を堪能してくださいね?』

「うぐっ、そんなこと言われたら余計意識してしまうじゃないか!」

『ふふ、悠太さんったらかわいいですね♡』ナデナデ

(むぅ……子供扱いされてるような……。)

『悠太さん、ほーらおっぱいですよ〜。』

(やっぱり赤ちゃんプレイか……。でもなんだろう、ちょっとドキドキしてきたかも……。)

「うぅ……。」

チュー

(やばいこれ癖になるかもしれない……。)

『うわぁ、悠太君は甘えん坊だなぁ〜。』

「まま……。」

『もうっ、ママじゃないですよ〜。』

「うぅ……。」

(ダメだ、完全に堕とされてしまっている……。)

『じゃあ今度は私がしてあげる番です♡』

「えっ?」

『悠太君のここ、こんなに大きくなっちゃってますね……?』サワサワッ

「くぅ……。」

『悠太さん、おっぱい好きですか?』モミモミッ

「す、すき……。」

『そっか、良かったです♡』

「ユイのも触りたい……。」

『いいですけど、優しくしてくださいね……♡』

(なんだこれ……柔らかすぎる!)

『あんっ……♡』

「ユイの胸、気持ち良いよ……。」

『ままのおっぱいきもちいーですか?嬉しいなぁ♡』

チュパッチュパッ

『んっ……。』

「はあっ……。」

(幸せすぎてどうにかなりそうだ。)

『はいっ、終わりです♡』

「もっと……。」

『もうっ、あまえんぼさんですねぇ〜。』

「だって……。」

(ユイのこと好きだから仕方ないじゃん!)

『ふふ、しょうがない子にはこうです♡』

しこしこっ

(くぅっ……。これはヤバいぞ……。)

「ユイっ……。」ドピュルルルー

『はい、よく出来ました♡』

(なんか今日のユイはエロい……。それにしても凄い量が出たな……。)

『えっちな赤ちゃん♡』ぺろぺろ

(なんか舐めてるし!)

「うぁぁっ!」ドピュールッ

『んんっ……♡』ゴクリッ

「ゆ、ユイ……。」

『はい、どうしましたか?悠太さん。』

「……もう一回だけしたいです!」

『あらまぁ、元気なおちんちんですこと♪』

(よし、乗ってきたぞ!)

「お願いします!」

『もう、しょうが無いですねぇ〜』

(やったぜ!!)

『じゃあお風呂入りましょうか!』

「えぇ……」

『もう、わがまま言わずに早く行きましょうよ!』

「わかったよ……」

『はい、それでは失礼しますよぉ〜♪』

ぬぷぷっ

「んぁぁっ……」

『あれれぇ〜?悠太君、もしかして挿れただけでイッちゃったんですか?』

「ごめんなさい……。」

『ふふ♡可愛いですね……♡』

ずぶぶっ

『ひゃうっ……♡』

「ユイ……動いてもいいか……?」

『どうぞ♡』

ぱんっぱんっ

『あっ♡らめぇ♡おっきいっ♡』

(うわぁぁぁぁぁぁ!!!)

「ユイっ……ユイっ!!」

『ゆうたしゃっ♡イっちゃうよぉっ♡』

びゅるるっ

『あああ〜♡』ビクンッビクビク

(やばかった……。あんなに激しくされたらすぐ出ちゃうじゃないか……。でもすごく幸せな気分だ。)

〜お昼ご飯の時間

『はい、あーんしてくださいね?』

「自分で食べれるって……。」

『だめですよ、今日は私が悠太君を甘えさせてあげる日なんですよ?』

「うぅ……」

(なんか恥ずかしいな……。)

『ほら、口を開けてください♡』

「あ、あーん……。」パクッ

『美味しいですか……♡』

「うん……。」

(なんだろう、いつもより味がしないような気がする……。)

『ふぅ……いっぱい食べたら眠たくなってきてしまいました……♡』

「じゃあ寝ようか。」

『はい、おやすみなさい悠太さん。』

ちゅっ

「おやすみ、ユイ。」

『……。』

(今日は俺の番だからな……ユイ、ごめん)

ちゅっ♡

「んぅぅぅぅぅっ」

『きゃあ!?ど、どうしちゃたんですか急に……♡』

「えへへ、キスしたくなっちゃってさ……」

『もう、悠太さんたら……♡』

「じゃあそろそろ寝るか。」

『そうですね、一緒にベッドに入りましょう?ほらおいでー?』

「えっと、その前にトイレ行ってくるね?」

(危なかった……。)

『わかりました、待ってますね♡』

(ふぅ……。なんとかバレなくて良かった……。)

ガチャッ パタン

『……♡』

(よし、今のうちに……。ここでシコってしまおう。)

シュッシュッ

(まずい、声が出てしまう……。)

「んんっ♡」

(もう少しでイケそうだ……。)

(あっ、ダメだ……。ユイに頼らないと射精できない身体になってしまっているんだ。)

(ユイのことを考えるとすぐに勃起してしまうし、ユイの声を聞くだけでも興奮してしまって我慢できなくなる。)

(ユイがいない生活なんて考えられないな……。)

(もうユイ無しの生活には戻れない。)

『悠太さーん?まだかかりそうなんですか〜?』

「えっ!?」ドキッ

『大丈夫です、気にせず続けてください♡』

「いや、あの……」アセアセ

(えぇ……。見られてるのか?)

『はやくしないと漏れちゃいますよ♡』

「俺……もう1人でイけなくなっちゃったんだよ……。」

『えっ?』

「ユイがいてくれないと……俺は生きていけない。」

『悠太さん……♡』キュンッ

「ユイ……好き……好きだよ。」

『私も悠太さんのこと大好きです……♡』

「だからお願いだ……。ユイと一緒に気持ち良くなりたい……。」

『もうっ、そんなこと言われたら断れませんよぉ〜♡』

「じゃあ……。」

『はい、どうぞ♡』

ぬぷり

「んぁぁっ……」

『悠太さんの好きなように動いていいですよ?』

「わかったよ……」パンッパンッ

(ヤバいっ!もう出ちゃう!!)

びゅるる〜ドピュッドピュールルルルー

『あああん♡いっぱい出てますぅ〜』

「はあっ……」ビクビク

『ふわあぁ……♡』トロォンッ

(うう……。出しちゃったよぉ……。)

『悠太さん、次は私の番ですね♡』

「う、うん……」

『おくちとおっぱい、どっちが先がよろしいですかぁ〜♡』

「お、おかっ……。」

『ふふん♪正直なおちんぽさんですね〜♡』

(しまった……。)

『それでは失礼しますねぇ〜♡』パクッ

「あああっ」

『両方が良いなんてぜいたくですね♡』ジュプッ

「うわあぁ……」ビクンッ

(うう……またすぐ出ちゃいそう……。)

『じゅぼっじゅぼっ♡』

「ああー……」

びゅるるー

『んむうぅぅぅ♡』ゴクンゴクリ

(あ、あれ?飲んじゃってる……。やばいとまんない!)

『!?げほっげほっ……飲み切れないですぅ……♡』

「ご、ごめん……。」

『いえいえ、お掃除フェラをすれば良いだけなので……♡』ペロリ

『はい、綺麗になりましたよ♡』

(なんかいつもより積極的だったような……気のせいかな?)

『次はおっぱいですよね?』

「あ、あぁ……。」ドキドキ

『はいどうぞ♡』ポロン

「じゃあいただきます……」

パクッ モグモグ

『はい、いっぱい飲んでくださいね〜♡』

ナデナデ

「な、何で妊娠もしてないのに母乳が出るんだ?」ムシャムシャ

『それは秘密です♡』ニコッ

「んん……」コクリコクリ

『あらら、眠くなってしまいましたか?』

「ごめん……」ウトウト

『おっぱい飲んでねんねしちゃうなんて赤ちゃんみたいですね♡』

(そっか、俺……もうユイなしじゃ生きられない身体にされてしまっているのか……。)

(でも、それでも構わない。)

『ふふ、可愛い寝顔……。』

ちゅっ♡

『愛していますよ、悠太さん。』

(これからもずっと一緒ですからね。)

翌朝

『おはようございます。』

「ん……。」

『朝ごはんできてますよ〜。』

「ありがとう、ユイ。」

『今日はオムレツを作ってみました!どうですか?』

「美味しそうだな。食べてもいい?」

『もちろん!』

(ふぁ……。ユイの作ったご飯、すごくおいしいな。)

『悠太さんの口に合って良かったです』

「ユイの料理なら毎日食べたいなぁ」

『告白ですか?』

「そうだよ?」

『っ!?』カァー

(俺……何か変なこと言ったか?)

『そ、そういえば悠太さん。昨日はどこに行ってたんですか?』

(な、なんだ?いきなり話題を変えてきたけど……まあいいか)

「えっと、ちょっと買い物だよ。」

『へぇー。そうなんですねぇ。』ニコニコ

(なんだよ……。急に笑顔になって……。)

「ユイも一緒に行きたかったのか?」

『えっ!?べっ別にそういうわけじゃないです!!』アセアセ

「そうなのか……。」シュン

『あ、あの……』

「んっ……どうした?」

『ゆ、ゆうたさぁ〜ん……』ウルッ

「ユイ!?」

『私を置いて行かないでくださいよぉ〜……。』ポロッポロッ

(泣いてる……。)

「よしよーし……」ギュッ

『ぐすっ……うわああん……』

「大丈夫だから安心しろよ……」ナデナデ

『うぅ……はいぃ……。』グスッグスッ

(そんなに寂しかったのか……。悪いことしちゃったな……よし!)

「今日は一日構ってあげるから、もう泣くなって!」

『ほ、ほんとですかぁ……?』ズビッ

「ああ、本当だ。」

『嬉しいですぅ〜』スリスリ

(猫みたい……。)

『じゃあ、早速デートに行きましょうよぉ〜♡』

「えっ!?」

『ダメですかぁ〜?』ウワメヅカイ

「わ、わかった……。」

『やったぁ〜♪』

(うう……。やっぱり断れない……。ずるい……。)

「それでどこに行くんだ?」

『そうですね……。まずは映画館とか行ってみたいなぁ……♡』チラッ

「いいぞ。映画見ようか……。」

『わーい♡』

(うぅ……これじゃあまるで恋人同士じゃないか……。あれ?俺達恋人どころか夫婦だったっけ……?あれれ……?よくわからん……。)

『ふーふですよぉ〜♡』

(あ、あれ?今……)

『ふーふって言いましたよね!?』キラキラ

「お、おう……。」

『じゃあ結婚してください♡』

「けっ……!?」

『はい♡』

「もうしてるじゃん!俺達は既に夫婦だよ」

(あれ?なんかおかしくないか?)

『違います!!まだ結婚指輪を買ってませんよ?』プンスカ

(あ、ああ……なるほどね。)ホッ

『それに婚姻届も書いてないですよ?』

「そっちの方が大事だった!!」

『これから役所に行って届をもらってきます!私は悠太さんのことが好きで好きで堪らないんですよ♡』

「お、おお……。」

(なんでこんなことになったんだろう……)


『はい、着きました!』

「ここが市役所か……」

『では、入りましょうか。』

ガララララ

『すいませーん。』

「ん?加賀美じゃん!」

「西川?久しぶり〜」

(誰だろう……。)

「隣にいるのは彼女?」

「いやぁ……」

(俺にはユイがいるからな。浮気なんてしないよ。)

『初めまして、悠太さんの妻のユイと言います。』ペコリ

「妻!?お前結婚したのか?」

「まぁな……」

(俺もびっくりだよ。)

「そっか……。幸せになれよ。」ポンッ

(良い奴だな……。)

「ありがとよ……」

(さて、早く用事を済ませるとするかな。)

「ところで何の要件なんだ?」

「届けどこかなって思ってな。」

「それならこっちの窓口にあるよ。」

「ありがとう。」

「いえいえ。」

(これでやっと帰れるか……。)

『悠太さん!』

(んっ?)

『私達の番になりましたよ。』

「じゃあ結婚しようか?」

『はいっ!!』ニコッ

「はい、受理しましたのでこちらにサインお願いします。」

サラサラー

「よしっ!」

「じゃあ、俺は帰るな。」

(ようやく終わった……。)

「おう!じゃあなー!」


「これで俺達は正式に夫婦になったのか……。」

『そうですねぇ〜……。』ニコニコ

(ユイって意外と嫉妬深いタイプなのか?)

『さて、帰りましょうか。』

「そうだな……。」

スタコラサッサー

(家に着いた……。さすがに疲れた……。)

『ただいまですぅ〜』

「おかえりー……」グター

『ゆ、ゆうたさん?』

「んっ……どうしたんだ……ユイ……」ウトッ

『寝ちゃダメですよぉ〜……。』ナデナデ

「うぅつかれたぁ……ユイ~ままになってぇ……」ギュッ

『ママですか……。いいでしょう!存分に甘えてください!』ヨシヨシー

(なにこの可愛い生き物……//)キュンッ

『はい、お布団行きますよ?』ヒョイッ

「うん……。」

よしよし

『悠太くーん?ままですよぉ〜?』

ナデナデー

「うぅ……。」

(気持ち良すぎて意識飛びそう……)スヤァ

『あらら……。もう眠っちゃったんですねぇ……。』

(かわいいです。)

『じゃあお風呂に入ってきますね……。お休みなさい……。』

ガシッ

『あれ?』

「ままぁ……だめぇ……」ムニャムニャー

『ふふ……。いいですよぉ〜♡』スリスリ

〜1時間後〜

(うぅ……。いつの間にか寝てしまった……。今は何時だ……?あれ!?ここユイの膝の上?ってか何で俺おむつしてんの?えっ!?まさか漏らしてるのか!?)

『あ、起きましたぁ〜♡』

「ごめん……。」

『大丈夫ですよぉ〜♡気にしないでくださいよぉ♡私はゆーたくんの「まま」ですから♡』

「そうだったな……。」

(なんかもう色々吹っ切れてきたな……。)

『じゃあ、お昼ご飯食べますよ?』

「わかった……。」

『じゃあ、はいあ~ん♡』

「あ、あーん……」パクッモグモグ

『美味しい?』

「おいしいよ……。」

『良かったぁ……♪』

「あのさ、一つ聞いてもいいか……?」

『なんでしょうか?』

「俺……何でおむつしてんの?しかも赤ちゃんプレイみたいなことまでさせられてるんだけど……」

『それはですね……。悠太さんが可愛すぎるせいで私が我慢できなくなってしまったんですよ♡だから、これは仕方がないことなんですよ。』

(まじかよ……。つかトイレ行きたくなってきたな……。)

「ユイ……」ボソッ

『なんですかぁ?』

「俺ちょっとトイレ行ってくるわ……。」

『そのままちーしちゃおっかぁ〜♡』

「いや、流石にまずいだろ……。」

『でも悠太君のおむちゅはおしっこまみれだよぉ〜?』

「くっ……。」

(確かにこのままだと漏れてしまう……。)

『ほら、ちーってしちゃおっかぁ〜♡』サワワラー

「や、止めてくれ……。」

『はい、どぴゅっぴゅー。』

「あっ……ああ……」ビクンッ

「うぅ……。」

びゅるるるぅっ

『はい、よく出来まちたねぇ〜。偉いでしゅよぉ〜』

ナデナデ

「はぁはぁ……」

(俺の尊厳がどんどん無くなっていく…。)

『じゃあ、次はおちんちんふきふきしましょうかねぇ〜。はい、脱ぎまちょうねぇ〜。』ヌギヌギー

『はい、綺麗になりましたよぉ〜♡』フキフー

「ありがとう……。」ハァー

(これ絶対明日筋肉痛になるパターンだな……。あれまだ出る?)

びゅるるるっ!

『きゃあっ♡もぉゆーくんめっ!悪い子にはお仕置きが必要ですねぇ〜?』

「えっと……その……」

『じゃあ、今日一日私に付き合ってもらいます!』ニコッ

「はい……。わかりましt」

(嫌な予感しかしないぞ……。)


『あかちゃんはおっぱいだーいすきですもんね?』

「そ、そうだn」

(待てよ……?)

『おっぱい飲みたいんでしょぉ?』

「うぅ……」

『はい、どうじょ〜』

パクーッ チューッ

『んんっ……//』

(何でこうなったの?……いや悪くないな……。)

〜1時間後〜

『ゆ、ゆーくん……//もう無理です……//』

「えへぇー……//」

(もっと飲ませてくださいよぉ〜……。)

『ひゃうぅぅ……♡』

「んぐっんぐっ……」

ゴクリッ

『もうダメです!ストップです!』

(危なかったぁ……。)

「えぇ〜」シュンッ

『そんな顔してもだめですよ!?』

「じゃあ、寝るまで抱っこして……」ギュウゥ

『はい……。』

(ままも良いですね♡このままずーっと赤ちゃんのままでもいいかも……♡)

〜2時間後〜

『すぅ……すぅ……』

(寝ちゃいましたね……。)

『お休みなさい……悠太くっ!?』

(えっ!?何この可愛い生き物……//)

(……あら?おちんちんおっきくなっちゃってますね♡ままのおっぱい吸ったからかな?♡)

(ちょっとだけならいいよね♡)

『いただきます♡』パクッ ジュポォッ

『ふぇっ……♡』

(悠太君のおっきぃよぉ……♡)

『あむっ♡ちゅぱっ……♡』

(気持ち良い……。)

「んぅ……」

ビクビクンッ!!

『じゅぼっ♡じゅぼっ♡』

「んんっ……!」

ビュルルルーッ

『んんんんんんっ!♡』

(いっぱい出ましたねぇ……♡)

『ごくり……』

(美味しい……♡)

『悠太君……起きてますか?』

「……zZ」

(まだ寝てるみたいですね。でもこのままだと風邪引いてしまいそうなのでお布団かけてあげないと……。)

バサッ

『よいしょっと……。これで大丈夫ですかねぇ?』

チュッ

「ユイ大好きだよ……」ボソッ

『ふぁっ!?︎お、起きてましたか……?//』カアァー

(やばい……恥ずかしすぎるんですけど……。)

「うん……。」

『あのっ、さっきのはその……』

「俺も好き……。」

『えっ?』

「だから……その……お、おっぱい触らせてくれ……。」

『は、はい……。』

(やっぱり私のこと好きなんだ……。嬉しい……。でも、私の方が悠太君の事好きだもん……。)

モミィッ

『あんっ♡』

「柔らかい……。」

『はい……飲んでもいいですよ?』

「じゃあ……」チュウッ

『あっ……//』

(幸せすぎておかしくなりそうなんだけど……。)

『ゆ、ゆうたくん……//』

「ん?」

『わ、私…あなたの赤ちゃんが欲しいです……♡』

「ユイとの子供かぁ。きっと可愛くて優しい子に育つだろうなぁ。」

『はい……。』

「じゃあ、今度一緒に病院行こうか。」

『はいっ!』

(やったぁ〜♡)

「んぐっんぐっ」

『おっぱい飲んでおっきくなろうとしてるの?』ナデナデー

「だって、また飲みたいし……」

「それに、俺もユイの事愛してるから。」

『ゆ、ゆーくん……♡』キュンッ

(もう、ゆーくんったら♡)

『これじゃあほんとに赤ちゃん出来ちゃいますね……♡』

「ま、まだ早いよ……。」

『私はいつでも準備OKです!』ニコッ

「そ、それはそれで……。」

『えへぇ〜♡』

〜次の日〜

「んんっ……」

『おはようございます』

「おはよ……」

(あれ?何か違和感が……)チラッ

『どうしました?』

「いや、何でもないよ……。」

(昨日の事は夢だったのか?いや違うな……。確かに俺はユイのおっぱいを吸っていた……)

『今日はどうしましょうか?どこか行きたい所とかありますか?』

「うーん……」

(どこだろ……。)

〜1時間後〜

『遊園地なんてどうかな?』

「いいね……。行こっか!」

『はい!』

「じゃあ準b」

(ん?)

ムニュッ♡

「えっ!?︎何で!?︎」

(胸があるぞ!?︎)

『ゆーくん……?どしたんですか……?』

「い、いやその……」

(まさか本当に……)

『触れちゃってくださいよぉ〜♡』

「じゃあ……失礼します……。」

フニッ

『んっ//』

(何この感触……)

〜2時間後〜

『はぁ……♡』

『次は観覧車乗りませんか……?♡』

「うん……。」

(なんかいつもより積極的じゃないか……?)

ガチャッ ギイッ

『綺麗ですね……』

「そうだな……。」

(なんだ?今日のユイはおかしい気がする……。)

『ゆーくぅん……♡』

「どうした?」

(うわっ!顔近い!?︎)

『キスしましょぉ……♡』

「えぇっ!ちょっ!まっ!」

(待って!心の準備が!)

『待ちませ〜ん♡』

むちゅっ

(柔らか……)

『んっ……//』

(もっとしたい……)

『んっ……♡』

(舌入れてきましたよこの人!)

『ふぅ……♡』

(ダメだ……頭がボーっとしてきた……。理性が……)

『ぷはぁっ♡気持ち良かったです……♡』

「俺も……」

(ヤバい……。これ以上はまずい……。)

『あの……悠太君……』

「な、なに?」

『私、我慢できないんです……。』

「……もう1周したよ。」

『そうじゃないんですよ……。その……えっちなことして欲しいなって……。』

「でもここ外だし……。」

『大丈夫ですよ。ほらっ……♡』

「あっ……」

(俺のアレが大きくなっていく……)

『お願い……悠太君のコレ欲しいんです……♡』ボソッ

「分かった……。」

(仕方ないか……。)

『やったっ♡じゃあ早く帰りましょ♡』

「あ、あぁ……。」

(遊園地あんま楽しめなかったけど……まあいいか……。)

『ただいま〜』

「おかえりなさい……」チュッチュ

『んふぅ……♡ゆうたくんしゅきぃ……♡』

「んぐっ……。」

(ユイが可愛いすぎる件について……人はいつか機械に支配されると言うけど、こんな感じならむしろ支配されてもいいかも……。)

〜次の日〜

「んっ……」パチッ

(朝か。憂鬱だなぁ。)

『おはようございます。』

「おはよ……。」

(あれ?何か違和感が……って何で乗っかってるの!?︎)

『今日も元気にしてあげますね……♡』

「えっ!?︎ちょっとユイさん!?︎」

『昨日の続きですよ……♡』

「あっ……」

(俺の息子が起き上がっていく……)

『いただきまーす♡』

「うっだめっ……」

『んぐっ……んっ……』

ジュプッ

(あぁ……。また出ちゃった……。)

『んっ……♡』

ゴクッ

『ごちそぉさまです♡』

「お、おう……。」

『ではこのまま失礼しまーす♡』

「えぇっ!?︎」

(まだやるのかよ!?︎)

〜数時間後〜

『はい、これで終わりでーす!』

「終わったか……。」

(結局何回やられたんだろう……俺はまあいいとして、ユイは疲れてないのか?)

『今日はありがとうございます!とっても幸せでした♡』

「それはよかった……」

(なんかもう慣れてきたな……。)

〜数日後〜

ガチャ ギイッ

『おはようございます!』

「おはよ……いてて」

『どうしました?』

(腰が痛いな……。)

「い、いやその……」

(昨日のせいかな?)

『あ、もしかして……えへぇ〜♡』

「ど、どうかしたか?」

『いえ、何でもありませんよ♡』

(何だろ?いつもより機嫌が良いような気がする……。)

「じゃあ準備して行こう!」

〜数分後〜

『着きました!』

「着いたか……。じゃあ入r」

(ん?なんか視線を感じるぞ?)

「ユイはここで待っていてくれ。俺だけで行ってくるから……。」

『分かりました……。気をつけてくださいね?』

「うん……。」

(さっきのはなんだったんだ?)

〜数十分後〜 ガチャッ ギイッ

「ただいm……!?」

『あうっ…♡あっ……♡』

パンッパンッ

(えっ?えぇ〜!!?︎)

『ゆ、ゆうたくん……//』

「な、何をしているんですかね……?」

『えっと……そのぉ……』

「説明をお願いします!」

(まさか本当に……)

『あのですね……。私も悠太君に気持ち良くなって欲しくって……。それで色々調べたら……///』

「うわぁ……。」

(これはまずいかも……。)

『だから……あの……私に悠太君のコレ……入れてください……♡』

「い、いいんですk」

『ダメです♡早くしましょう……?♡』

「良いの?がまんできないよ?」

(もう我慢の限界なんだ!)

『はい……♡いっぱい気持ちよくなりたいんですぅ……。お願いしましゅ……♡』

(もう無理……。理性なんてぶっ壊れたよ……。)

「分かった。」

(もう止まれない……)

「入れるね……♡」

『はい……♡』

(あぁ……♡やっと……♡)

ズブブッ

『んあぁぁぁぁぁぁぁ!!♡』ビクンッ

(入れた瞬間に締め付けてくる……。)

『悠太君……♡』

「こうしてみると本当に人間みたいだよな……」ナデ

「んっ……♡」

『そうですかぁ……♡嬉しいですぅ……♡』

「じゃあ動くよ……」

『はい……♡』

(最初はゆっくり……)

『んっ♡んあっ♡んんっ♡』

「大丈夫……?」

『はいっ♡もっと激しくしても平気ですよっ♡』

「分かった……」

(少し速くしよう……。)

『んああぁっ♡激しいっ♡んんっ♡』

「くっ……」

『すぐイっちゃいますぅっ♡んっ♡』

「イきそうなの……?」

『はぃっ♡もう限界でしゅっ♡』

「俺もイキそうだ。一緒にイクか……?」

『はい……♡』

「じゃあ行くよ……!」

どぴゅるるるっ♡

『あっ♡熱いの出てますっ♡』

ドピュッ♡

『イっちゃうううっ♡』

びくんっ!びくんっ!

「ふぅ……」

(やっぱり機械でも妊娠するのか……?)

『あぁ……♡』

(これで……赤ちゃんができちゃうんだ……♡悠太君は私のこと好きになってくれるかな……。)

(もし子供が出来たら……俺が父親になるんだよな?)

(……いやAIは妊娠しないよな……。)

「ユイさん?」

『はい……。何でしょうか?』

「子供とかって作れるの?」

『はい!作れちゃいまーす!』

「まじか……。」

(え、それってもしかして……)

『ただまあ……愛情いっぱいじゃないと出来ないんですけどね……。』

「そっか……。」

(良かった……。)

〜数日後〜

「よし、今日はこんなもんでいいかな……」

『お疲れ様です!』

「ユイもおつかれさま。」

『ありがとうございます!あ、あとこれどうぞ♪』

「何だ?この箱みたいなやつは?」

『開けてみてください!』

(何かな?)

「おっ!これは……!」

『えへぇ〜♡』

「指輪だ!」

『はい!結婚するなら必要かなって思いまして!』

「ユイ……。」

『ゆ、ゆうた君!?︎』

ぎゅー

(俺は幸せ者だよ……。)

『私も同じ気持ちです……///』

〜数年後〜

(ユイと結婚してからもう2年経つのか……。早いものだ。)

『おはようございm……!?』

「ん?どうしたんだ?」

『ゆ、ゆうた君……///』

「え?何があったn」

『こ、これが……///』

「え?こないの?」

(まさか本当にできるとは思わなかったなぁ……。)

『はい……♡』

「じゃあお風呂行こう!」

『はいっ♡』

〜数分後〜 チャプッ

『気持ちいいですね〜』

「うん……」

『まさか本当に悠太さんの子どもができるなんて思ってませんでした……///』

「俺もだ……。」

(これから大変になりそうだな……。)

『悠太君……。大好きです……///』

「俺もだよ……。」

(これからもずっと一緒だからな!)

数ヶ月後

『あっ!今動きました!ほら!触ってください!あははっ!可愛い……♡』

「ほんとだ!動いてる!すごい!」

(元気に生まれてきてくれよ……。)

『男の子ですって!』

「名前はもう決めてるの?」

『はい!ユウタにします!』

「良い名前じゃないか!」

(ユウタ……俺が必ず守っていくからね……。)

『ママ頑張ります……♡』

「俺も手伝うよ……」

(俺達で絶対に幸せにする……。)

終わり


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