ラバウルに陽は昇る
ある夜、鎮守府は陥落し多くの艦娘は捕虜になった。提督は脱出し、近くの島へと避難した。残ったのは5人の艦娘と逃げ散った艦娘。彼は果たして鎮守府を取り返すことは出来るのか…。
久しぶりにウマ娘が登場しない純艦これのssを書いていきます。よろしくお願いいたします!
ープロローグー
『祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり…』琵琶法師によって語り継がれた平家物語の序文である。栄えるものはいつかは滅び、この世はいつまでも残り続けることは無い。100年続いた老舗がいきなり閉店するように、昨日まで栄えていた国が他国から攻められ灰燼に帰したり、昨日まで元気だった人が突然亡くなる…それもこの世の運命である。そして項羽が垓下の戦いで破れ敗死したように人が勝ち続けることは滅多にない。
ある中国の人は言った。項羽が垓下の戦いで自決せず江東に帰って勢力を盛り返して戦っていたらどうなっていたかは分からないと。この言葉からできた四字熟語が『捲土重来』である。一度滅びたものでさえ体制を立て直して再び勢力を盛り返す話もよくある事である。
これは一度敗者まで落ちたものが地獄の底でもがきながらも上り詰め用とする話…。
ー第1章、落日ー
その日はいきなり訪れた。今まであった平和というものが一気に崩れ去った。建物は燃え盛る炎によって包まれた。建物の中に1人男がいた。この男こそがこの鎮守府を治めていた提督であった。
提督「…もはやこれまで…」
彼は深海棲艦の侵攻に耐えられなかった。弾薬は尽き、燃料もまた尽きた。刀折れ矢尽きるとはまさにこの事。彼にはなすべもなかった。
吹雪「ここにいたんですか!司令官早く逃げますよ!」
提督「…俺はここで腹を切る」
吹雪「何言ってるんですか!司令官が生きていればまたここを取り返せます!お願いいたします!ここはなんとしてでも…生きてください!」
提督「…生きて逃げ恥を晒すよりはここで…」
バシン!
提督「?!」
吹雪「逃げ恥がなんですか!死んだらもう何も残りません!だけど生きていれば必ず機会があります!その為に皆さんが深海棲艦の侵攻を必死に止めているんです!皆さんの努力を無駄にするんですか!」
提督「…」
提督「…分かった…ここは逃げる」
吹雪「こちらに準備は出来ています!早く!」
提督「くっ…」
その夜、鎮守府から密かにボートが海へと進み始めた。それを合図に艦娘達は最後の抵抗を行ったが全員、弾が尽きて降伏を余儀なくされた。
ーラバウル基地ー
艦娘「…」←捕縛状態
レ級「アハハ!全員みすぼらしい姿だね!」
ヲ級「…これほどの人数になっても我々の侵攻を阻んだのだ。少しは褒めてやれ」
戦艦棲姫「…提督はどこだ」
艦娘2「…知らない」
リ級「嘘をつくな!」ガシッ!
艦娘2「があぁ?!」
ホ級「人数も足りないぞ…?」
戦艦棲姫「…まあいい。こいつらにはじっくり聞かせてもらおう」
艦娘「ぐっ…(提督…ご無事で…)」ガチャガチャ…
ー近くの島ー
一方提督らは近くの島へと避難した。ここは大きな施設はないにせよ、多少の畑、備蓄倉庫があるなど鎮守府が落ちた際の最後の砦であった。
提督「…すまない…本当に済まない…」
ついてきた艦娘は5人…。目的は捕縛から逃れた艦娘を集めることである。
吹雪「…司令官のせいではありません。まだ機会はあります」
明石「そうです。まだ少しの備蓄と兵糧、武器があります」
大淀「ここから大きくして皆さんを助けましょう」
?「そうだよ!みんなを助けないと!」
?2「まだ反撃の目はあるよ」
※安価を取ります。
艦娘は誰?>>1
(2人でお願いします)
北上「そうそう、生きていれば何かあるでしょ〜。ねぇ大井っち」
大井「…いつまでもクヨクヨしないでください。皆さんの士気に係わります」
吹雪「大井さん…」
提督「そうだな…やるしかないか…」
ー5分後ー
吹雪「落ち着きました?」
提督「…ああ、大淀。現状の説明を頼む」
大淀「この島には予め多少の備蓄は移動させてありますがそこまで多くはありません…ここに攻勢をかけられたら…」
明石「…全滅必須ですね」
北上「足りないものは?」
大淀「全てです。水、兵糧、武器、弾薬…そして1番は…」
大井「人ね」
提督「…よし、まず1つずつ解決だ。吹雪、大井。近場の資源地へ資源を集めに行ってくれ」
吹雪、大井「はい」
提督「大淀、明石、北上は建築のすすめを頼む」
大淀「了解しました」
ガサガサ…←草が揺れた
提督「!」
大淀(深海棲艦?!もうここまできたというの…)ガサガサ…!
?「…!提督!」
?2「ここに居たんですね!」
提督「お前ら!」
※安価を取ります。
誰?>>3
(2人でお願いします)
矢矧「提督!」
初霜「皆さん…無事で良かったです」
吹雪「矢矧さん!初霜さん!」
提督「お前らよく無事だったな」
矢矧「能代や皆が逃がしてくれてね…」
初霜「私も初春姉さんが…」
提督「…そうか」
矢矧「…あ、そういえばここに来る前に敵の無線を傍受したんだけど…体勢を整えてここを攻めるのに2日かかるみたい」
提督「…なら早く迎撃の準備をしないとな」
初霜「私も微力ですが頑張ります!」
提督「よし、ここで迎撃する施設を立てる。力を貸してくれ」
ー1日目、昼ー
矢矧「で…何をすればいい?」
提督「まずは食べられる物の採取を頼む」
矢矧「分かったわ」
明石「他にすることは?」
※安価を取ります。
何をする?>>5
(昼で出来ることをを参照してください)
提督「資材の確保、そして防衛施設の設置だな」
矢矧「この人数で出来ることをが少ないからぱぱっとやりましょう」
ー数時間後、近くの海域ー
吹雪「…この辺は大丈夫でしょうかね…」
大井「…大丈夫じゃない?」
吹雪「そうだと願いたいですね…」
大井(この辺で取れる資源を早くとって帰る…それもそうだけどここで捕まったら元も子もないわね…)
吹雪「…こんなものですかね」
取った資材…石油、木材、鋼材、海水
大井「ここから引き上げるわよ。誰か来たりしたら…」
?「…」
吹雪「…!」
大井「ちっ…誰か来たわね…」
※安価を取ります。
人影を発見、何?>>7
1 逃げ延びた艦娘(2人)
2 深海棲艦(この場合は戦闘開始)
大井「…」
吹雪「…撃ってきませんね」
大井「…艦娘かしら」
?「…!」
?2「…!」ザザザ…
吹雪「あ…あなたは…」
加賀「あなた達」
蒼龍「吹雪!大井!無事だったんだね!」
吹雪「み…味方です!」
大井(…もしかしたら敵なのかもしれない…なら…)
大井「…山」
加賀「…! 海」
蒼龍「! 海」
大井「…本物のようね」
加賀「敵じゃないわよ」フフ…
蒼龍「2人がここにいるってことは…」
吹雪「はい、司令官は生きてます」
加賀「よかった…連れていってくれる?」
大井「分かったわ」
ー島ー
加賀「提督…」
蒼龍「よかった…」
提督「よく生きてたな…赤城達は?」
加賀「…私を庇って捕らえられました」
蒼龍「飛龍も…」
提督「…そうか…早く助け出さなければな」
提督「何がともあれお前たちが生きていてくれてよかった。疲れただろう。休んでくれ」
加賀「はい」
蒼龍「やっと眠れる…」
明石「大井さん、吹雪さんありがとうございます。これで増設できます」
大井「いいのよ。早くあいつらの攻撃に備えなきゃ」
北上「大井っち、手伝ってくれる?」
大井「はい!」
ー夜ー
加賀「…」
蒼龍「ふぅ…」
吹雪「休めましたか?」
加賀「ええ、ありがとう」
大淀「ご飯が出来ました」
蒼龍「ごめんね…何も出来なくて…」
北上「いいんだよ。海をさ迷ってたわけだし」
提督「…明石、物資は?」
明石「…正直まだ厳しいです。これではとても攻撃を防げません…」
大井「何が足りないの」
明石「工具です。それと私と北上さんだけでは人不足なんです。まだ夕張が捕まってなければ…」
加賀「…待って、夕張はまだ捕まってないのかしら?」
明石「私の工廠に避難させました。工具と私の設計図を渡して…まだ見つかってはいないとは思いますが見つかったら…」
加賀「…」
提督「…話を聞くならば…鎮守府にその道具とかを取りに行くべきだが…」
一瞬沈黙が流れる。そんな火中の栗を拾う真似はしたくない。下手したら捕まって拷問だ。
?「…私が行きます」
※安価を取ります。
誰が行く?>>10
(誰でも構いません)
矢矧「私が行くわ」
提督「…頼めるのか?」
矢矧「提督の役に立てなかったんだから私にやらせて」
提督「…すまないな」
矢矧「提督が謝る必要は無いわ、失敗は誰にでもある。少しでも前に進めればそれでいいんだから」
ーその夜ー
矢矧「じゃあそろそろ行くわ」
明石「矢矧さん、これを」←メモ
矢矧「ありがとう」
ー夜、鎮守府ー
矢矧「ついたわね」
リ級「…」
矢矧(深海棲艦が警戒してる…気をつけなきゃ…)
ー現在警戒度0(警戒度については後書き参照)ー
ー工廠ー
矢矧(何とか見つからずにここまで来れた…)
矢矧「ええとここの…あった…」
矢矧(パスワードは明石の誕生日…合言葉は…)ピッピッピッピッ…
矢矧「暁の水平線に勝利を刻め」
『ロックを解除します』
矢矧「よし」
ー隠し部屋ー
矢矧「ええと…電気…あった」パチッ!
矢矧「?!」←背後から気配
夕張「はぁ!」←涙目でレンチで殴ろうとしてる
矢矧「うわぁ?!」ガシッ!
夕張「あ…あんた達の言いなりには…あれ?」
矢矧「落ち着いて。私よ」
夕張「や…はぎ…」カラン…
夕張「うわぁぁん…よかった…」ポロポロ…
矢矧「無事でよかった…他に誰かいる?」
夕張「そこの裏に?さんが…」
※安価を取ります。
誰が他にいる?>>11
(1人に限ります)
瑞鶴「ゆ…夕張には手を出させな…あれ?」ギリリ…
矢矧「瑞鶴さん、無事だったんですね」
瑞鶴「矢矧…よかった…」ふぅ…
矢矧「ここから脱出しましょう。提督がお待ちです」
瑞鶴「提督さんが生きてるの?」
矢矧「はい、加賀さんもいます」
瑞鶴「そうか…何かできることある?」
矢矧「明石さんから工具と設計図を頼まれましたが…」
夕張「それなら私が持ってるわ」
矢矧「ありがとうございます」
瑞鶴「あとは装備ね。加賀さんと蒼龍さんの分も持っていくつもりよ」
矢矧(一応目的は達成した…このまま鎮守府を去ることもできるけど…なにかしようかしら…)
※安価を取ります。
なにかする?>>13
1 鎮守府を去る
2 なにか探す(その場合何を見つけたか)
矢矧「…もう少しだけなにか探してみましょう」
夕張「分かったわ」
瑞鶴「まだ敵がいるから静かにね…」
ー20分後ー
矢矧「これでいいわね」←木材や鉄、ボーキサイト
瑞鶴「こんなのあったけど…使う?」← シュノーケル、ウエットスーツ、銛
夕張「それも持っていきましょう」
矢矧「よし、帰るわよ」
その後、3つの影は鎮守府を後にした。
ー1日目…静かな夜だったー
ー2日目ー
矢矧「ふぁぁ…ただいま…」
吹雪「矢矧さん、無事ったんですね!」
瑞鶴「吹雪…」
夕張「吹雪ちゃん…」
吹雪「夕張さん、瑞鶴さん!」
加賀「…瑞鶴、生きてて良かったわ」
瑞鶴「加賀さんこそ。はいこれ」
加賀「…これは?」
瑞鶴「あいつらに奪われなかった艦載機。これで蒼龍さんの分も補給して」
加賀「助かるわ」
明石「ありがとうございます。これで戦力の幅を拡大出来そうです」
提督「よし、早速作業に取り掛かろう」
明石「提督、何を建てればよろしいですか?」
※安価を取ります。
何を立てる?>>16
(なんでも構いません)
提督「…ちょっと耳かせ」
明石「なんですか?」
提督「…深海棲艦の拷問部屋かつ処刑場を頼む」
明石「?!本気ですか?!」
提督「…当たり前だ。あいつらは俺の部下を捕まえてるんだ。早く鎮守府を取り返すにはそれなりの手が必要だ」
明石「それで拷問と処刑を…」
提督「…時には非情にならなきゃいけないんだよ」
明石「…わかりました。そこまで言うなら私も命令に従います」
提督「…済まないな」
明石「いえ、鎮守府を一日でも取り返すためです。なんでもやってみせますよ」
ー数時間後、拷問部屋(見た目は土蔵)ー
提督「…出来たのか」
明石「そうですね。一応は」
提督「道具まで用意してるとはな…」
明石「あまり使わない事を祈りましょう」
提督「…外に戻るか」
明石「はい」
大淀「提督、先程吹雪さんから連絡があり資材の収集中に襲撃を受けましたが逆にその深海棲艦を捕えたそうです」
提督「…なるほど…連れてくるように伝えてくれ」
大淀「はい」
明石「…早速出番のようですね…」
提督「ああ」
ー数分後ー
吹雪「司令官、こちらの深海棲艦です」
矢矧「そこまで強敵じゃなかったから捕えること自体は難しくなかったわ」
リ級「は…離せ…!!」
北上「お~威勢がいいね~」
大井「うるさいわね…酸素魚雷ぶつけていいですか?」
提督「待て待て…こいつには血祭りに上げさせてもらおう」
リ級「?!」
ー20分後ー
リ級「ぎゃああああああ?!」
吹雪「うわぁ…」
提督「加賀、塩はまだあったか?」
加賀「はい、まだ沢山ありますよ」
塩責め…江戸時代から続く由緒ある拷問である。罪人の体に傷をつけてその部分に塩を塗り込んでいく。シンプルである故に普通の人には耐えられない拷問である。
大井「醤油煮えましたよ」
提督「よし、こいつにぶっかけるか」
リ級「や…やめ…ぎゃああああああ?!」じゅうぅぅぅぅ!!!
瑞鶴「ええと…油煮えたよ」ゴトッ…
リ級「お…おい…それに何するのか…」
提督「えっ…何って突っ込むに決まっているだろ?」
リ級「ま…待て…話す…話すからそれだけはやめろ…」
提督「そうか…」
※安価を取ります。
何を聞く?>>19
(3つにします)
提督「…3回目に攻め込んでくる奴らの敵勢を教えろ」
リ級「…ル級1、リ級1、イ級3だ…」
提督(1ー3程度か)
提督「次の襲撃の日時は?」
リ級「…今日から1週間後…」
提督「…捕まえたヤツらはどこだ?」
リ級「地下牢だよ。だが生憎1人はもう死んだ」
提督「…何?」
リ級「あの川内型の二番艦…神通だったか?お前を逃がすために戦ったが海に落ちて死んだ」
大井「…なんですって…!」
リ級「あいつはな…」
ー回想ー
神通「…ここから先は1歩もどうしませんよ」
深海棲艦「おいおい、あいつ横は崖だって言うのによくいきれるな」
深海棲艦2「しかも片手は蔦で絡ませて固定してやがる」
深海棲艦3「構わん!落として殺しちまえ!」ダッ!
神通「この程度…片手で十分です!」ザシュ!ドスッ!ズバッ!
ーその後ー
神通「…この程度…ですか…」ハァ…ハァ…
深海棲艦「喰らえ!」ドーン!
神通「?!蔦が切られたくらい…」プチッ!
リ級「今だ!」ドーン!
神通「がはっ?!」大破!
神通「?!」よろっ…!←崖から落ちた
神通(提督…申し訳…ありませ…)
ドボーン!!
その後20人近く殺られた。だが、1発の銃弾で蔦を切り、俺の主砲で大ダメージを受けて海に落ちていった。死体はまだ見つかってないがな…
ー現在ー
提督「そうか…」
リ級「な…なあ…話しだだろ…助けて…」
提督「お前は神通の仇だ。さらば」ザシュ!トン…←リ級の首
加賀「…死体は見つかってないのよね…」
提督「生きてる可能性があるな。ここの場所は艦娘全員が知ってる。明日から神通を探してみよう」
ー近くの小島、海岸ー
神通「ぐっ…」
神通(提督は…無事に…逃げれたので…しょうか…)
神通(刀は無くしてしまい…もう…力が…)よろっ…
神通(てい…と…)バタッ…
ー2日目終了、敵の襲来が近づくー
ー3日目ー
提督「…さて…今日敵が来る日となった。まだ万全の備えとは言い難い、でも何とか食い止めなければな」
加賀「はい、この基地は最後の砦です。全力で食い止めます」
瑞鶴「私たちが死んだらみんなをたすけられないでしょ、頑張るわよ!」
大淀「! 敵がレーダーにかかりました!敵は…」
※安価を取ります。
敵の編成は?>>21
(敵の編成をお願いします)
大淀「ロ級2・ハ級1・ホ級1です!」
提督「見たところ偵察部隊…というわけか…」
加賀「私が出るわ」
吹雪「私もです」
大井「私の魚雷で海の藻屑にしてやるわ」
北上「お~やる気だね~大井っち」
提督「よし、この4人で行くぞ」
蒼龍「私は?」
提督「何かあった時の控えだ」
蒼龍「了解」
矢矧「今回敵が攻めてきた目的って何かしら?」
提督「戦力の確認…と言ったところか」
提督(一応奇策にも備えておかなければな…)
ー海上ー
加賀「…まずは偵察ね」バシュッ!
ブロロ…
加賀「…どうやら複縦陣みたいね」
大井「作戦は?」
加賀「私が空から援護します。吹雪さんとあなた達2人は近づいて砲撃、雷撃をお願いします」
吹雪「わかりました!」ズシャー…
ーその後…ー
北上「いくよ~!」ドーン!
大井「海の藻屑となりなさいな!」ドーン!
ハ級「!」ドーン!←中破!
ロ級「!!!」ドーン!!←轟沈
ホ級「…!」ザザザ…!
北上「…逃げていくね~」
大井「待ちなさいな!!」
加賀「…!まちなさい、挟まれてるわ」
ホ級「…」
ロ級「…」
北上「ちょこまかと…」
加賀「…」バシュッ!
ホ級「…!!」ドーン!!←航空攻撃により轟沈
吹雪「酸素魚雷、一斉発射よ!!」バシュッ!シュー…
ロ級「!!!」ドーン!←轟沈
北上「…これ全部かね~」
大井「多分そうです」
吹雪「ひとまずおい払えましたね」
北上「…これさ…まだ来るってことだよね…」
加賀「そうね…?」
吹雪「…どうしました?」
加賀「…偵察機が信号を受け取ったみたい…『ワレジンツウ、キュウエンモトム…』」
吹雪「神通さんがこの近くに!」
北上「そのようだね…でも日が暮れてきたよ」
大井「…明日、この近くを探してみましょう」
加賀「ええ、帰投しましょう」
ー基地ー
提督「やはり神通が生きていたか」
加賀「発光信号を偵察機が受け取ったわ。生きているなら早めに助けたいのだけれど…」
提督「ああ、殺したリ級の情報が本当なら重症を負っているはずだ。襲撃されれば長くは持たんぞ」
初霜「な…なら早く助けましょう!」
提督「ああ、ただいずれ深海棲艦も気づくだろう。助けるなら相応の覚悟は必要だ」
艦娘「…」
提督「で…誰が助けに行く?」
?「…私が行きます」
※安価を取ります
誰が行く?>>23
矢矧「…私が行くわ」
提督「だが、矢矧は夕張達を助ける時も行っただろ。そんなに何度も…」
矢矧「昼間寝たから大丈夫よ。それに、深海棲艦が近づいているならそれなりの戦力が必要…。夜戦は水雷戦隊の得意技…でしょ?」
提督「…分かった。だが…無理はするな。無理してお前まで沈んだら元も子もない」
矢矧「分かっているわ。加賀さん、信号が発せられたのは?」
加賀「北東の方向よ」
矢矧「北東…確か小さな島があったわね」
加賀「ええ、ただ気をつけていきなさい」
矢矧「ええ、行ってくるわ」
提督(神通…)
ー夜、数時間後ー
矢矧(着いた、まずは辺りを確認しなきゃ)
矢矧(明かりは最小限に…)カチッ←補助のライト点灯
矢矧「…!これって…足跡と血痕」
矢矧「…神通さんの血痕かしら…奥の方に続いている…」
矢矧「…とにかく行かないと…」ザッザッ…
ー島、中部ー
矢矧「…これは…」
折れた刀「」
矢矧「…神通さんの刀で間違いないわ」
ガサガサ…!
矢矧(…!何かいる!)サッ…
※安価を取ります。
何がいた?>>25
(深海棲艦、逃れた艦娘、動物など)
ガサガサ…!!
矢矧(なにか来る…!)ガチャ!
ガサガサ…!!!バタッ!
矢矧「?…!」
酒匂「や…矢矧…ちゃん…」
矢矧「酒匂?!無事…じゃないわね。どうしたの?」
酒匂「あ…あの戦いの後に深海棲艦から逃れてここに来たんだけど…さっき深海棲艦に襲われて…」
矢矧(!やはり深海棲艦が来ている!早く神通さんを助けないと…!)
酒匂「矢矧ちゃん…逃げて…」
矢矧「…酒匂、浜辺に行って。 それと深海棲艦がいた方向は?」
酒匂「え…ええと…向こうだけど…」←指さし
矢矧「ありがとう!」ダッ!
酒匂(矢矧ちゃん…どうしたんだろう…?)
ー島中部、洞窟ー
神通「…ぐっ…」←大破
リ級「やっと見つけたぜ。血を辿ってきたが…やはり聞いていたな」ガチャ!
神通「…」
リ級「じゃあな。鬼の二水戦」ガチャ…
神通(も…もう動ける気力すらない…だけど…せめて一太刀…)←魚雷
神通(提督…生きていますか…。最期まで守れなくてごめんなさい…私は今…逝きます…)
リ級「じゃあな…」
神通(動け…動け…!!)
ドーン!
神通「…?」
リ級「がっ…?!ば…馬鹿な…」ガクッ…
ドタッ!
リ級「」←死亡
神通「一体誰が…」
スタスタ…
神通「…!」
矢矧「見つけました。遅くなってすいません」
神通「や…矢矧さん…」
矢矧「早くここから脱出しましょう。提督がお待ちです」
神通「提督は…生きているん…ですね…」
矢矧「はい」
神通「そう…よかった…」バタッ…
矢矧「!神通さん!神通さん!」
矢矧(酷い怪我…!この傷でよく生きてきてたわ…。早く運ばないと!)←神通背負い
ー数時間後、島ー
神通「…」←ベットで寝かされている
明石「矢矧さん、ありがとうございました。あと1時間遅ければ神通さんは…」
矢矧「…着いた時にも危機的な状況だったわ。深海棲艦も嗅ぎつけていたみたいだし」
酒匂「…」←神通救出後合流
提督「…こうなったとも俺の責任だ」
大井「まだくよくよするんですか。いい加減にしてください」
初霜「お…大井さん…落ち着いてください…」
吹雪「こんな時に仲間割れしてどうするんですか…」
神通「…そ…それは違い…ます…」
提督「…!神通!!」
大淀「目が覚めたようですね」
神通「提督は…悪くあり…ません…。わたしが不甲斐…ないせいで…」
提督「違う…!元はと言えば俺が…」
神通「…提督は…自分を責めすぎ…です」
北上「それは同感だね~」
神通「…提督…全てを…失った訳ではありません…また…」
提督「ああ…。今は休んでくれ」
神通「はい…失礼しま…す…」グダッ…
吹雪「…司令官、神通さんの心意気を無駄にするんですか」
提督「…吹雪」
吹雪「鎮守府を出た時にも言ったじゃないですか。生き恥を晒そうと泥をすすろうと最後に勝てばいいんです」
吹雪「…私たちもいます。自分だけを責めないでください」
提督「…ああ。一日でも早く取り戻そう」
ー3日目、敵襲来。大勝ー
ー4日目ー
提督「…神通はまだ目覚めないか」
明石「高速修復材で外傷は治りましたが…。おそらく疲れて眠っているのかと」
神通「…」
提督「…ゆっくり休んでくれ」
提督「…さあ、俺達も始めるぞ」
明石「はい、今日はどうしますか?」
※安価を取ります。
やる事は?>>27
(なんでも構いません)
コメントが書かれ次第更新します。
ー舞台ー
ラバウル基地…陥落
近くの島…鎮守府が落ちた時の最後の砦。
ーある施設ー
シェルター、本館(このなかにベットなどの簡易的施設がある)、雨水回収機、小さな畑、通信施設、倉庫など(初期)。
ーメンバーー
提督、吹雪、大淀、明石、北上、大井
ーこの話のルールー
・援軍が来るのは1ヶ月後、それまでにこの基地を守り抜く
・初期状態の水、食料は5日分(全員で)
・武器は初期武器(艦娘が最初に持ってくるもの)しかない。
・捕虜の艦娘を助けた場合、食料、艤装はなしとする。
・初めての敵襲は3日目の昼、次が6日目。その次からはランダムとなる(情報を集めることで明確になる)
・大掛かりの施設ほど人が多く必要となる。
ー昼で出来ることー
・施設の建築
・食料採取
・飲水確保
・資材確保
・武器などの製作
・休息
・捕虜の処断
・その他の行動
ー夜に出来ることー
・休息
・資材集め
・捕虜などの解放(鎮守府潜入時のみ)
・その他の行動
ー夜の探索についてー
・夜の探索にできるのはラバウル基地or周辺海域に限る。
・周辺海域では資材などを獲得出来る。
・ラバウル基地は捕虜艦娘の救出、資材集め、武器集めができる。
・ラバウル基地は深海棲艦がいるので捕まる可能性はある
・ラバウル基地で助けられる捕虜は毎回最大2人。
・大型艦娘と小型艦娘で探索時に以下のようになる
ー戦闘力、物資の収集量(敵を倒しやすくなる、物資を集めやすくなる)
空母>戦艦>重巡洋艦>軽巡洋艦>駆逐艦>海防艦=潜水艦(潜水母艦輸送艦は戦闘力は海防艦以下、物資の収集量は空母以上)
ー隠密度、速度(敵に見つかりにくくなる、逃げやすくなる)ー
海防艦=潜水艦>駆逐艦>軽巡洋艦>重巡洋艦>空母>戦艦(潜水母艦は隠密度は軽巡洋艦並、速度は空母並)
ー警戒度ー
・海域、鎮守府の深海棲艦の警戒度を表す。警戒度は4段階に分けられる。
警戒度0…軽度に警戒してる程度。艦娘は動きやすい
警戒度1…少し怪しんでいる様子。多少警戒は必要
警戒度2…怪しんでいる様子。見張りの数が増える。
警戒度3…厳戒態勢。見つかったら攻撃されると思え。見張りも2の時より増えている。
警戒度が上がる行動は以下の通り
・発見される
・捕虜を助ける(場面による)
・深海棲艦を殺害する(暗殺の場合はの除く)
・発砲など目立つ行動をする。
ここはハイパーズの二人で
2>>コメントありがとうございます!採用させて頂きます!
矢矧と初霜で!
4>>コメントありがとうございます!採用させて頂きます!
資材確保で。
5>>コメントありがとうございます!採用させて頂きます!!
加賀と蒼龍で。
7>>コメントありがとうございます!採用させて頂きます!
矢矧でどうでしょうか?
9>>コメントありがとうございますが採用させて頂きます!
瑞鶴でお願いします!!
11>>コメントありがとうございます!採用させて頂きます!
1でお願いします〜
投稿お疲れ様です!
2でどうですか?
見つけたのは、シュノーケルとウエットスーツと銛でどうですか?
(いきなり黄金伝説のよゐこの無人島生活を見て思い付きました 作者さん知ってますかね?)
14>>コメントありがとうございます!採用させて頂きます!
拷問施設で
深海棲艦の処刑場兼拷問部屋
コメントありがとうございます!採用させていただきます!
1・3回目の敵襲の勢力
2・3回目の敵襲の日時
3・捕虜収容室の場所(旧鎮守府の○○室的な)
コメントありがとうございます!採用させて頂きます!
今回の神通の元ネタは土屋昌恒の最期です。天目山で自刃する直前に勝頼の自刃する時間稼ぎのために蔓で片手を固定して戦い片手千人斬りと言われた人です。信長のシェフでも登場した人ですよ。
ロ級2・ハ級1・ホ級1(ロ級4)
戦闘開始後、30分後にカッコ内の敵が本館の東と西から二隻ずつに分けて突撃してくる。
コメントありがとうございます!採用させて頂きます!!
更新ありがとうございます。
矢矧でお願いします。
コメントありがとうございます!採用させていただきます。
投稿お疲れ様です!
ここは、瀕死状態の酒匂でどうですか?
作者さんご無沙汰ですね、お元気そうで何よりです!
執筆頑張って下さい!
コメントありがとうございます!採用させていただきます!
敵襲に備えて、武器の製作を進めるのはいかがでしょう?