光の行方
前作、光を求めて…の続編です。横須賀鎮守府と大本営を爆破しその時に死んだとされた提督…。彼は名前を変えて暗殺者として生きていた…。彼と艦娘がこの世を正す為に戦う…(安価制)。
前作、光を求めて…の続編です。提督が新たな名前となってこの世を旅していく物語です。暗殺者として彼はこの世の何を変えていくのか…。
ープロローグー
天誅…幕末に人斬りが『天に変わって誅罰する』を訳して使われた言葉。幕末の京都は血にまみれ、華やかな舞台の裏側には血なまぐさい匂いが付き纏っていた。
時代経ち、現代へと移り変わる。それは青天の霹靂であった。突如大本営、横須賀鎮守府が爆破された。犯人は誰かわからず、真相は迷宮入りとなった。本来であればその犯人による自爆テロ…のはずであった。しかし彼は生きていた。あの燃え盛る鎮守府から脱出し、姿を変え名を変え生きていた。まるで地獄から蘇った羅刹天のように…。
これはある暗殺者と虐げられた艦娘が己の光を求めて足掻きながら戦う物語である。
ー第1章、影者ー
新月の夜、炎は水面を焦がし、煙は天を掴もうと空へと上る。転がるのは骸の山と血溜まり、響くのは怒号と叫び声である。
ヲ級「」←首なし
空母棲姫「」←斬殺
レ級「」←残骸
?「…」
戦艦棲姫「た…頼む…殺さないでくれ…」
?「…敗者の言い訳は知らん」べチャ!←液体(油)
戦艦棲姫「な…なんだ…ま…まさか…」
?「…今まで見下してきた人間に無惨に殺されながら地獄で悔いろ」ブン!←火
戦艦棲姫「や…やめ…ぎゃあああああ!!熱い!熱い!熱い!」
?「…苦しいか?だが、これは地獄への序章に過ぎない」ボォォォ!! ギャアアアア!!
戦艦棲姫「ご…ぼ…ぼぁ…」バタッ…
?「火葬は終わったな、弱い…」スタスタ…
屍だらけの建物を出た後、火が回った建物が倒壊する。火の粉は銀の蝶のように舞い、新月の夜を明るく照らした。基地をあと目に男はゆうゆうと去っていった…。
ー海岸ー
翌日、その男は海岸にいた。
男「…聞いたか?昨夜、深海棲艦の基地が襲撃されたらしい…」
男2「まじかよ…艦娘か?」
男「いや、海軍じゃないようだ。噂によると一人の男が全てやったらしい」
男2「…物騒だね…」
?「…」
彼の名は河上以蔵。元横須賀鎮守府の提督である。彼は元配下の艦娘を殺害し、果てには大本営と横須賀鎮守府を爆破した犯人。彼は鎮守府で死んだ…はずだった。しかし、生き延び、誰にも悟られず生きてきた。
以蔵「…」
彼は裏の世界では名のある暗殺者として、しかし決して表に出ず、風の如くこの世を旅していた。
ー砂浜ー
朝焼けは穏やかな水面を照らし、朝凪は静寂を感じさせる。以蔵は砂浜の一角で取った魚と筍を直火で焼いていた。彼は無口な人間であった。それには裏切られたという背景があるからだろう。また影に生きるものは真意を出さないという事もあるのだろう。
以蔵「…俺はただ生きるように生きるだけだ」
今日もまたいつもの時がすぎると思っていた。しかし、その静寂はかき消された。海の向こうから何かが来る。
以蔵「…」
それはヲ級、タ級、リ級の3人とそれが連れていた者は…
以蔵(…艦娘?しかも…なぜボロボロに…)
傍らで見ていた以蔵はすぐに気がついた。
以蔵(…鹵獲されたか)
?「…」
?2「…」
?3「…」
ボロボロになった服と枷をつけられた艦娘はこちらに助けを求める顔をしていた。
※安価を取ります。
(艦娘は3人です。前作と同じ名前(吹雪や赤城など)でも大丈夫です。その場合は前作とは別の艦娘となります)
吹雪(…くっ…取れない…)ガチャガチャ!
金剛「…ブッキー…取れそうデース?」
赤城「…ダメです…鍵がないと…」
ヲ級「…貴様ら、逃げようと思ってないか?」
吹雪「…!」
タ級「…お前らには逃げ道はない」ガシッ!
吹雪「ぐっ…ああ…」←首絞め
リ級「たとえこんな事をされても…お前らは抵抗すらできない…」パッ…
吹雪「がぁ?!」ゴホッゴホッ
ヲ級「…最も…基地で拷問して情報を吐かせるからそんな事はしないがな」ハハハ…!
吹雪「くっ…」
リ級「しかし…腹が減ったな…」
タ級「…あそこに料理してる奴がいるじゃねえか。しかも魚だ」
ヲ級「よし、お前奪ってこい。抵抗したら殺せ。しなくても殺せ」
リ級「了解!」ダダダ!
金剛「ダメデース!」
吹雪「に…にげてくだ…がぁ?!」
ヲ級「…どこに行く気だ?お前は目の前で守るべき人間が無惨に死ぬ様をみとけ」
吹雪「ぐっ…」
ー以蔵sideー
以蔵「…」
リ級「おい、人間。食料と金目の物を置いていけ。置いていけば見逃してやる」
以蔵(…さて…こいつは余裕で殺せる…ここで殺してもいいが…どうする?)
※安価を取ります。
どうする?>>4
1 殺害
2 様子見
3 逃げる
以蔵(…いや…待て。こいつらは艦娘を拷問すると言ってあいつらを基地に連れていくと言っていた。ならばここで殺るよりは…)
リ級「どうした?」
以蔵「ん…?!し…深海棲艦だ!!命は助けてくれ~~!!」ダダダ!!
リ級「」ポカーン…
艦娘「」ポカーン…
深海棲艦「」ポカーン…
以蔵は刀などの身につけているもの以外を置いて一目散に逃げた。それはリ級が主砲を構える間もなく、そして醜態を晒していたので呆気にとられたのだ。
リ級「…なんだアイツ…」
ヲ級「…放っておこう」
吹雪「な…何だったんでしょうか…」
赤城「…分かりません…ですがあの人は助かりましたね…」
タ級「さあ、お前たちも連れていくぞ」
金剛「は…放して欲しいデース!」
ー近くの小屋ー
以蔵「…あいつに着けた発信機は着いてるな」
以蔵「さて…今日の獲物を狙いに行くか…」
以蔵「…明石特製の俺専用の艤装をつけて…」
以蔵「…行くぞ」
ー深海棲艦の基地ー
タ級「…おい、こいつらを牢屋に入れるぞ」
リ級「さて…どんな声で話してくれるかな?」
赤城「…」
吹雪「…」
金剛「…」
ー正門ー
以蔵(すっかり夜になったか…さて…)
以蔵(正門には深海棲艦が2人…まあ、敵は来ないと油断してるな…何か話してる)
リ級2「…暇だな…」ファァ…
チ級「ああ…少し散歩しててもいいか?」
リ級「いいが…さっさと帰れよ」
ー以蔵(side)ー
以蔵(1人勝手に出かけたが…さてどうするか…)
※安価を取ります。
どうする?>>6
(なんでも構いません)
以蔵「…まずは誘き寄せるか」←鈴 スッ…
チリン…!
リ級「…ん?なんだ…」スタスタ…
リ級「…なにか音がしたが…この辺か?」
リ級「…鈴?なんで…」スッ…
以蔵はリ級の背後に降り立つと同時に脇差を抜いている。
リ級「? があああ?!」ザシュッ!←腱を切られた(腱を切られたら人間は動けない)
以蔵「じゃあな」スッ…
リ級「ごぼっ?!…」ザシュッ! バタッ…
リ級「」
以蔵「…お前は虫にでも食われてろ」
チ級「ん?あれ…あいつは…」
以蔵「…戻ってきたか」
チ級「…こっちか?」スタスタ…
以蔵「…好都合だ」
チ級「なに?!お前…?!どうし…」スッ…
チ級がリ級の死体見つけた時にはもう以蔵の射程距離に入っていた。以蔵は木から飛び降りて太刀をリ級へと刃を振りかざしていた。
チ級「があああ?!」←肩から胴にかけて刀で刺された
以蔵「地獄で悔いろ」
チ級「」
以蔵「…さて…潜入だ」
以蔵「…あの監視塔からいけるか…?」
以蔵「ならば…」グルグル…←鉤縄
ガキッ!
以蔵「…よし」スッ…スッ…スタッ!
以蔵「…見張りは無し。戦況の確認だ」
確認したところ、見張りは数人。しかもその殆どが1人で行動であった。
以蔵(近くには枯葉の集積地、そこで火計を起こせば一時的にでも目を集められるか…)
以蔵(ではこの火種を…)
そういうと以蔵は筒から丸く炭の練ったものを取り出した。
ー集積地ー
以蔵(…これでよし。後は空気を含めば爆発的に燃える…)
以蔵(さて…次の目的地は…)
※安価を取ります。
次はどこに行く?>>10
(なんでも構いません)
以蔵「…まずはあいつらを助けるか」
以蔵(その前にはまず場所を確かめる必要があるな…地図…もしくは人質を取って尋問か…)
以蔵(まずは情報集めだ)
ー本館、入口ー
ヲ級「…」
リ級「…」
以蔵(まずはあの見張りだな。音を鳴らして1人殺るか)
以蔵「…」スッ…←コイン ピン!
チャリーン!
ヲ級「…なんだ?」
リ級「…とりあえず私が行こう」スタスタ…
ー物陰ー
リ級「…確か…この辺…」スッ…
リ級「ムッ?!」ガシッ!
以蔵「よし、貴様に質問だ」
リ級「な…なんだきさ…?!」スッ…←短刀
以蔵「死にたくなければ答えるんだな」
※安価を取ります。
質問は?>>12
(質問は3つでお願いします)
以蔵「おい、捕虜はどこにやった」
リ級「な…なんの事…」グサッ!
リ級「ん゛ん゛ん゛!!」←口抑えられ
以蔵「…さっきの捕虜だよ」
リ級「た…多分地下牢に…」
以蔵「2つ目、仲間とその数は」
リ級「こ…これだ…」←紙
以蔵「…そうか。なら3つ目、最期の言葉はなんだ?」
リ級「?! 生かしてくれるんじゃ…」
以蔵「俺は死にたくなければとは言ったが、生かすとは一言も言ってないぞ」
リ級「し…」
以蔵「…」
リ級「侵入…がはっ?!」ザシュッ!←喉を斬った
ヲ級「ん?なんだって?」
以蔵「なんでもない。すぐ戻る」
ー入口ー
ヲ級「どうした?何かあったか?」
以蔵「いや…ただ…終わりの時間だとよ」←リ級の変装
ヲ級「そ…そうか…なら…」ドスッ!
ヲ級「?!…かはっ…」
以蔵「命がな」
ズッ…!
ヲ級「」
以蔵「…探すぞ」
ー館内ー
以蔵(さて…情報は…)
以蔵「…!」
地図「」
以蔵「…なるほどこれがここの見取り図か…だが…1箇所だけ不自然な場所が…」
その地図は東側の階段が途中まで書かれていて途中で途切れていた。
以蔵(そこが地下牢の入口…その前に…」
執務室「」
以蔵「…ここだな」
ー天井裏ー
以蔵「…ここだな。少し…ここに穴を…」ガッ…ガッ…←苦無で穴を開けた(そもそも苦無は開器(穴を開ける道具)だから合ってる
以蔵「…見えるのはお茶とポットか…もう少しここを開けてみるか」ガッ…ガッ…
深海提督「…」カキカキ…
ヲ級「♪~」
以蔵「…ビンゴ」
深海提督「ヲ級、お茶を入れてくれ」
ヲ級「ヲッケーです」スタスタ…
以蔵「…なら…ここはこれを使うか」←薬包(毒)
ヲ級「…♪~」コポコポ…
以蔵「…これを」ポタッ…←水で溶かした薬を湯呑みを投入
ヲ級「お茶です」
深海提督「ありがとう」
以蔵「…」
深海提督「…」ゴクッ…
ヲ級「…」ゴクッ…
深海提督「…?」
ヲ級「…ヲ?」
深海提督「が…あ…あああ…」パリン…
ヲ級「ど…どうし…」
深海提督「がはっ…がぼっ…」バタッ…
ヲ級「あ…ああ…」
戦艦棲姫「な…何事だ…?!」
こいつだ!こいつが提督を殺したんだ!毒を入れてな!
戦艦棲姫「な…なに?!早く連れていけ!こいつを処刑するぞ!」
ヲ級「や…やめろ~!」ズルズル…
以蔵「…」
スタッ…
以蔵「…なにか調べようか…」
深海提督「…う…が…」
以蔵「お前は死んどけ」ズバッ!
深海提督「」
以蔵「…これは…」
※安価を取ります。
何を見つけた?>>15
(なんでも構いません)
以蔵「…武器と…医療ポーチか…。武器は大丈夫だとしてポーチは貰おう…ん?」
以蔵(これは…コード表か…よし)←携帯型の読み取り機(イメージはメタルギアソリッド5の機械)
ビビビ…←読み取り中
以蔵「…よし」
以蔵「…この地図も読み込んでおこう。入口で分からない部分が分かるかも知れない」ビビビ…
以蔵「…やはり階段の先が地下牢のようだ。まずはそこに行こう」
ー10分後ー
以蔵「ここか…」
ガチャガチャ…
以蔵「鍵がかかっているな。ピッキングだ」
以蔵「…」カチャカチャ…
カチャン!
以蔵「開いた」ギィィ…
以蔵「…先に進もうか」
ー地下牢ー
以蔵「…なるほど、あまり居たくない所だな」
スタスタ…
以蔵「…中には死体も転がっている…。おそらく、自殺した奴や餓死した奴もいるんだろうな…」(人間の死体)
中継地に移送された捕虜は本陣へと送られ、そこで拷問、尋問を受ける。そして尋問を受け終わったら処刑、奴隷としての販売などまあ、悲惨な目が待ち受けている。古来から捕虜の扱いは難しく、白起のように大量虐殺をすれば敵味方に恨まれ、関羽のように捕虜を助ければそれが仇となることもある。
以蔵「…あれか?」
吹雪「…」
赤城「…」
金剛「…」
以蔵(見た感じは命に別状は無い、だが衰弱してるな…」
ガチャガチャ…カチャン!
吹雪「…?だ…誰ですか?」
以蔵「…」
吹雪「…助けに来てくれたんですか…」
以蔵「これの中に入れるぞ」
そう言って俺は3人をケースのような物に入れ、地下牢から脱出することにした。
以蔵「…さて…そろそろか…」
以蔵「…もう2箇所寄るか」ガラガラ…
ー外ー
戦艦棲姫「…?なんか焦げ臭いぞ?」
重巡棲姫「…だが火は出て無いぞ?」
ヲ級「…あそこから臭いがする…」
落ち葉の集積地「」←煙
ヲ級「…少し火元を探してみるか?」
重巡棲姫「気をつけろよ」
ガサガサ…
ヲ級「…おい、少し手伝ってくれ」
戦艦棲姫「…わかった」
ガサガサ…ガサッ…
ボオォォォォォ!!!
重巡棲姫「?!なんだ?!」
ヲ級「ぎゃああああああ!!」←巻き込まれた
戦艦棲姫「あついあ゛つい!!」←同上
ゴォォォォォ!!
それはまさに青天の霹靂であった。燻り続けた火種は酸素を吸って爆発的に燃えたのだ。さらに枯葉という乾燥した燃料がその炎を一気に大炎へと姿を変えた。
重巡棲姫「は…早く消火しなけれ…?!」
ゴォォォォォ!!…←兵糧庫炎上
バチバチ…!←武器庫炎上
重巡棲姫「ば…馬鹿な…?!」
ー武器庫ー
以蔵「…これであいつらは戦えないだろう。間も無くして火薬、そして重油に火がつく。これでこの中継地と深海棲艦はお終いだ」
集積地棲姫「お…お前!集めた物資を…!何をして…」ペトッ…!
以蔵「五月蝿いな…」←トリモチ手榴弾(深海棲艦が死ぬ火力)投げ
集積地棲姫「しゅ…しゅりゅうだ…ぎゃああああああ!!」ドガーン!
集積地棲姫「」←体が吹っ飛んだ
以蔵「…さて…脱出だ。食料は奪ったし、指揮官も殺した。手柄は十分」
以蔵「…このボートでも使うか…」←ボート
ブロロ…!
ー沖ー
以蔵「…こいつらも外に出すか…」パカッ…
吹雪「…」
赤城「…」
金剛「…」
以蔵「…ん?」
その時、彼方で赤い炎があがった。どうやら火薬に引火したようだ。その炎はまるで龍が天に昇るが如く空に上りその煙は天を掴もうとするほどに燃え上がった。
吹雪「うっ…?」
以蔵「…目覚めたか…」
その時、私が目にしたものは人間、そして遥か彼方で燃える炎…訳が分からなかった…。私達はさっきまで牢屋に居たはず…なんでかは分からない…顔も分からない人に助けられた…。そして…私は拷問の疲れ、そして忙しい数日の疲れで手足を拘束されたまま寝た…。私達はどうなるかは分からなかった。この人の目的も分からない…ただ…私達は少しほっとした。奴隷のように扱われる事だけは免れた…。空にはシリウスが光り、月は波で歪んでいた…。
ー第1章、~完~ー
ー第2章、拷問ー
翌朝、私は目を覚ました。昨日確かに捕まっていた…。目の前に広がるのは廃家屋…少なくとも牢屋では無さそうだ。
吹雪(手錠が外れてる…)
あの忌まわしき鎖は地面に外された状態で投げ出されていた。誰かがとってくれたのだろう。
赤城「…ん…うぅ…ここは…」ムクッ…
金剛「…朝日が眩しいデース…」ムクッ…
吹雪「あ…おはようございます…」
赤城「おはようございます…しかしここはどこですか?」
金剛「外に出てみるデース…」ガチャ…
ドアを開いた先にあったのは登り始めた太陽、そして旭日に照らされた海が広がっていた。
金剛「…綺麗な海デース…でも私達は捕まって…」
赤城「…誰かに助けて貰ったんですかね…」グゥゥ…
赤城「…そういえば何も食べてなかったですね…食料を…」
吹雪「…あそこに人がいますよ?」
金剛「…いい匂いがするデース…」
3人は男に近づいた。そこには肉と焼けた筍、お粥の様なものが炊かれていた。
吹雪「あ…あの…」
以蔵「…起きたか」
赤城(結構怖そうですね…)
金剛(なんだかbloodの臭いがするデース)
吹雪(血…ですか…)
以蔵「何をしてる、さっさと座れ」
艦娘「は…はい!」
ー2分後ー
赤城「あの…あなたは…」
以蔵「…河上以蔵、通りすがりの男だ」
吹雪「…貴方が助けたんですよね?あの深海棲艦の基地から…」
以蔵「…なんの事やら」
金剛「そうなのデース?」
吹雪「…ボートに乗った時に…ちらっと…」
赤城「…それなら改めてお礼させていただきます。ありがとうございました」ペコッ
以蔵「…別にいい。これを飲め」スッ…
吹雪「…これは?」
以蔵「生姜、フェンネルシード、桂皮、グローブを水で煮つめ、抹茶と蜂蜜を入れたチャイ風の栄養ドリンクだ」
以蔵「見たところ、お前たちは数日飯を食べていない。このまま勢いに食べると胃が痙攣して死ぬ。ならばまずは胃に負担のない水分を取るんだ。毒は入ってないから安心しろ」
赤城「…で…では…」ゴクッ…
金剛「あ…甘いデース…!」
以蔵「抹茶にはカフェインによる覚醒(目が覚めるなど)効果がある。蜂蜜はブドウ糖を含み、脳の栄養となる」
吹雪「…??」
少し分かりにくかったか…。ちなみにマサラ(香辛料の混ぜ合わせ)は発汗や緊張の緩和を促進する。
赤城「…よくわかりませんが…ありがとうございます」
以蔵「…さあ、食え」
吹雪「い…いただきます…」
それから3人は置いてあった物を食べ始めた。焼けた筍が1番美味かったらしい。熱い汁を飲んだことで生きた心地がしたようだ。動物が食べる物の中で焼くという物はとても大きな意味を持ち、暖かいものを食べる事は人間のみに与えられた特権であろう。
以蔵「…それを食べたら鎮守府にかえるんだ」
すると4人は暗い顔になった。
赤城「…私たちには帰る場所はありません…。連れてってください」
以蔵「…お前たちは鎮守府所属じゃないのか?」
吹雪「…追い出されたんです」
どうやら吹雪達は舞鶴の所属だったらしいがそこの提督はゲスで、戦果を上げないものには懲罰を繰り返し、任務に失敗すれば解体するという極悪人であった。戦果をあげられず閉じ込められた3人だが何とか脱出をしたがその道中で深海棲艦に捕まり、連行されていたという。
吹雪「…あそこにはまだ閉じ込められている子が…お願いいたします…!助けてあげてください!」
赤城「お願いします!」
金剛「お願いデース!」
※安価を取ります。
どうする?>>17
1 願いを聞く
2 条件付きで聞く
3 断る
以蔵「…断る」
吹雪「…えっ…」
以蔵「…お前らのような者に構う暇はない。俺は艦娘が嫌いだ」
赤城「で…ではなぜあの時…」
以蔵「あそこは中継地、あそこを燃やせばしばらくは攻めてこないと踏んだからだ。お前達を助けたのは副産物…予定になかった」
まあ、これは嘘だが。
金剛「な…なんでそんな事言うデース…」
以蔵「…お前たちは分かってないようだな。この世の現実を見せてやる」
ー村ー
赤城「…ここは…」
以蔵「…あれを見ても言えるか?」指さし
男「おい!それは俺の食料だ!!」
女「私のよ!!」
男「俺のだと言ってるんだ!!」ドガッ!
女「きゃああ!」
吹雪「ひ…酷い…」
以蔵「戦いで苦しむ者たちだ。お前たち艦娘に比べて一般人は生きることに苦しんでいる。少ない食料を奪うくらいな…」
金剛「…」
以蔵「この世の中を生き抜いてから誰かを頼れ。じゃあな」スタスタ…
艦娘「…」
ー10分後ー
以蔵「…」
艦娘「…」
以蔵「……」
艦娘「…」
以蔵「…なぜついてくる?」
艦娘「?!」
吹雪「あ…あなたしか頼る人が居ないから…」
以蔵「そうか。なら助けてやろう」
金剛「ほ…本当デース?!」
以蔵「ああ、ただし対価は払ってもらうぞ」
赤城「対価…?」
以蔵「…世の中、金であれ物であれ対価の物を貰ってこそ契約が結びつくものだ。別に金だけに限らん。物であれ、体であれ、また別のものであれ…俺の価値観で対価と仕事が合うか聞いてみるだけだ」
吹雪「…」
艦娘たちは困った。物と言っても今は何も持ってない。後で対価を渡そうにも困ってしまった。だが…これを逃せば…
赤城(もう…救いの手を差し伸べてくれないかもしれない…)
自分達がお金も道具もないまま自然に捨てられ、挙句仲間も助けられないまま死ぬ…。それだけは避けたいことであった。
吹雪「…対価を…払えばいいんですか?」
以蔵「…ああ」
吹雪「…なら…これはどうですか?」
※安価を取ります。
何を対価とする?>>20
(なんでも構いません)
赤城「…これを」←袋
以蔵「…これは?」
赤城「…私の家が代々受け継いだ物です。みんなの命がかかっているのであれば」
金剛「…いいのデース?あれは牢屋にも持ってった…」
赤城「…物と命は比べればどちらが価値があるかは明白。こんな時にもってても仕方ありません」
以蔵「…そうか…中身を見させて貰うぞ」
そこに入っていたのは小さな石であった。
赤城「…勾玉です」
以蔵「…なるほど…いいだろう。依頼を受けよう」
吹雪「…!ありがとうございます!」
以蔵「…お前たちの元鎮守府は?」
赤城「佐世保です」
提督「…ここは湘南…だったか。長く遠い旅になりそうだな」
こうして艦娘3人と1人の暗殺者が佐世保をめざして新たな旅が始まった…。
ー第1章~完~ー
ー第2章、樹海ー
その日、4人は空き小屋に泊まることにした。
吹雪「…大分使われてなさそうですが…いいんですか?」
以蔵「構わんさ、野宿よりマシだ」
赤城(少し綺麗にしたはずなのに…埃が…)ゴボゴホッ!
金剛「…これ…犯罪なのデハ…」
以蔵「れっきとした犯罪だよ。住居侵入罪、いわゆる不法侵入ってやつだ」
※刑法130条住居侵入罪…違反した場合3年以下の懲役または300万円以下の罰金
金剛「oh…」
提督「…雨風が防げて、電気があり、電気がある。贅沢な事だ」
提督「…さて…飯は深海棲艦から奪った食料か、自分たちで採取するか…どちらがいい?」
吹雪(本当にこの人でいいんですか…)ヒソヒソ…
赤城(ですが…私達にはどうしようも…)
金剛(…今は従うデース)
以蔵「出来たぞ」
牡丹鍋「」グツグツ…
以蔵「猪を前に取っておいて良かった」
吹雪「あの…これって…」
以蔵「ああ、狩ったんだよ」
吹雪(…この人何者…)
赤城「でも美味しそうです…」
金剛「た…食べてイイデース?」
以蔵「ああ」
赤城「では…いただきます!」ハムッ…
金剛「…!美味しいデース!」
吹雪「ほ…本当ですか?…!美味しい…」
以蔵「…少しやる事がある。先に食べたからあとは好きに食べてくれ」
赤城「いいんですか!」
以蔵「ああ」
ー10分後ー
赤城「美味しかった…」
吹雪「…あっという間に食べましたね…」
金剛「あんな物…初めて食べたデース」
赤城「…加賀さん達にも食べさせてあげたいな…」
吹雪「…あの人は何をしてるんでしょうか…」
金剛「確か外に行ったと思うデース」
吹雪「…手伝いましょう」
ー外ー
吹雪「…あそこにいました」
以蔵「…」パチパチ…
赤城「…何してるんですかね?」
金剛「Hey、何してるデース?」
以蔵「今日売る物を作ってる」
吹雪「今日売るもの?」
以蔵「…出来た」
ガシャガシャ…!
赤城「…炭?」
以蔵「木炭、竹炭だ。政府によって石油の使用が制限されている今、木炭や竹炭はかなり高額で取引されてる。生活必需品だからな…。だから多少値が張ろうともみんなが買い着くわけだ」
以蔵「ほら、鬼を狩る漫画でも主人公が、炭を売っていたが、あれはまだ電気が普及してなくて結構炭は売れたからなんだよ」
吹雪(鬼を狩る漫画?)※鬼滅の刃です。
以蔵「よし、これを背負ってくれるか」
赤城「は…はい…重たいですね」よいしょ
金剛「これをどうするデース?」
以蔵「売りに行くんだよ。少し、旅費にする」
ー神奈川県、市場ー
以蔵「済まない」ガラッ!
店主「いらっしゃい。また炭を持ってきてくれたのかい?」
以蔵「ああ、しばらくここには帰らないからな…。少し多めに持ってきた」
店主「…ふんふん…これなら…40万円でどうだい?」
以蔵「…いいのか?少し相場より高い気がするが」
店主「あんたの炭は評判が良くてな。高くても飛ぶように売れちまうんだよ。それにいつもうちに納品してくれるお礼だ。少し多いが持っていきな」
以蔵「…助かる」
店主「どこに行くかは分からないが、無事を祈ってるよ」
以蔵「ああ」
ー店の外ー
赤城「売れましたか?」
以蔵「ああ、よし、じゃあ行くか」
ー小田原市ー
赤城「…歩くんですか…」ハァハァ…
吹雪「流石に疲れました…」
金剛「ウゥ…足が棒のようデース…」ジンジン…
以蔵「…仕方ない、今日はここで休もう」
ーホテルー
金剛「oh!hotel!」ベットダイブ
以蔵「俺はそっちの部屋だからな」
吹雪「はい、色々ありがとうございます」
以蔵「それじゃ」バタン…
ー以蔵の宿部屋ー
以蔵「…さて…情報集めだ」カタカタ…
以蔵「…まずは佐世保鎮守府についてだ、悪行があるならばそれを調べないとな…」
ー30分後ー
以蔵「…なかなかえげつないことをしているな…」
以蔵「…こんな事をするか」
※安価を取ります。
どんな事をしていた?>>24
(3つでお願いします)
以蔵(出撃や遠征で使用する高速修復材や資材の売却、それも艦娘に売らずに私服をこやしてやがる)
以蔵(さらに裏帳簿もか…)
以蔵(俺もクズだがこいつもクズだな)
以蔵(1人で調べるのはここで限界…ならば蛇の道は蛇…専門家の出番だ)スタスタ…
ー路地裏ー
以蔵「…調べは着いたか?」
?「ああ、旦那。あんたの望み通りさ」
こいつの名前は伍代。俺の贔屓にしてる情報屋だ。他の客だと高く着く情報も他の人よりやすく仕入れられ、なおかつ正確である。
以蔵「…では佐世保の件について聞こうか」
伍代「ああ」パチン…ボッ…←タバコ
※安価を取ります。
資材売却以外でなにかやってる事は?>>26
(何個でも構いません)
伍代「公文書偽造に裏金、海軍の秘密漏洩…まあ、色々やってるね」フゥ…
以蔵「具体的には?」
伍代「まず公文書偽造は、旦那の知ってる資材の件だ。あれを誤魔化して自分の私服を肥やしてる件だ。そして裏金。そいつは金でのし上がった奴だ。その金も裏と繋がって手に入れた金らしい」
伍代「そして海軍の秘密漏洩…これで裏の金を稼いでるのさ」
まあ、想像より酷い奴だった。俺を見捨てた艦娘以上にな…。
伍代「それと旦那、ついでに調べた物だ。これはタダで渡そう」スッ…←封筒
以蔵「…そうかありがとう、チップだ」スッ…
伍代「また情報が欲しくなったらどうぞ」スタスタ…
以蔵「…まあ、殺し方は行く途中に考えるとして…まずは情報からだな」
ー部屋ー
以蔵「…」
以蔵(なるほど…わかりやすく調べてある…さすが伍代の情報だ)ペラッ…ペラッ…
以蔵「…ん?」
1つの資料に手を伸ばし読んだ時、反応が変わった。それは五代からタダで渡された資料だった。
以蔵(富士の樹海の中にオークションで売られた艦娘が別荘の中に閉じ込められている…か…)
伍代がただで売ったのがわかった気がする。あいつは俺の過去を知ってる。ならばいらないとおもってただでくれたんだろう。
以蔵(どうするべきか…)
※安価を取ります。
どうする?>>28
1 助けに向かう
2 放置
以蔵(…別にいいか。まずは佐世保からだ)
以蔵(明日、朝一に九州に行く。殺し方は行く途中に考えるとして…2日あれば行けるな)
以蔵(…寝るか…)
ー翌日ー
以蔵「…」
赤城「ん~♪駅弁が美味しいです~」
金剛「…あの人は何を考えてるデース?」
吹雪「…きっと私達には考えがつかないような事じゃないですかね…」
以蔵(始末の仕方は色々ある…まず考えられるのは刺殺、次に毒殺、撲殺、絞殺、溺死、または銃弾などでの暗殺など色々ある)
以蔵(ここに拷問を入れれば殺し方は多岐に渡る)
以蔵(…まずは偵察からだな)
ー翌日、佐世保市内ー
吹雪「…あの建物です」
以蔵「…そうか」
以蔵(まずは周囲の確認だ)
※安価を取ります。
何を見つけた?>>29
(なんでも構いません)
以蔵(海岸付近には見張りは…ん?)
?「…」ムシャムシャ…←生魚を食べてる
以蔵(…)
以蔵(…なんだあれ?)
吹雪「ど…どうしたんですか?」
以蔵「…はい」
吹雪「…ん?…あ…なるほど…」
赤城「なにか見つけたんですか?」
吹雪「…?さんが生魚食べてるんですよ…」
金剛「oh…」
以蔵「…あいつから話を聞くぞ」
ー海岸ー
?「…」ムシャムシャ…
以蔵「…こんなところで何してる」
?「?!」
以蔵「…女子が生魚に一心不乱に食べるってみっともないぞ」
?「な…何者!」ガチャ!←口に色々ついてる
吹雪「ま…待って!」
?「…吹雪?」
赤城「取り敢えず話を聞いてください」
※安価を取ります。
艦娘は?>>31
(1人でお願いします)
村雨「…ふ…吹雪達が生きてた…」
吹雪「村雨ちゃん?」
村雨「よ…よかった…」ポロポロ…
吹雪「だ…大丈夫?!」
村雨「うわぁぁぁ…!」ボロボロ…
ー近くの林ー
村雨「…温かいものなんて…もうどれだけ食べてないか…」
村雨「…染み渡るわ…」←味噌汁
金剛「…鎮守府はどうデース」
村雨「…最悪よ。私のように艦娘は飢えてるわ…。みんなもう限界…」ズズズ…
村雨「…脱走者が出れば追い詰めて、地下牢行き…。吹雪達のように何人か外に出ようとしたけどことごとく…」
赤城「…許せないですね」
村雨「…貴方は?」
以蔵「…通りすがりの商人だ」
村雨「…あまり詮索しない方が良さそうね」
以蔵「…なあ、あの鎮守府の提督の事について教えてくれ」
村雨「いいけど何するの?」
以蔵「依頼だからな、こいつらの」
村雨「…わかったわ」
※安価を取ります。
どんな行動をしてる?>>34
(なんでも構いません)
村雨「…奴は昼は艦娘に暴力と暴言を吐いて、夜は私服を肥やしたお金で贅沢をしてる…。奴の部下と一緒にね…。だから私は今日クラブに行くはずだから脱出の準備を…」
以蔵「…そうか、そのクラブの名は?」
村雨「たしか…ラ・マンっていうクラブだったわ」
フランス語で『恋人』か。ならば貴様が行くのは天国ではなく地獄にしてやろう。
村雨「…お願い、私も連れてって…」
以蔵「…これからやることは酷いことだぞ?」
村雨「…あいつに辛い目に合わせるならいい」
以蔵「…いいだろう」
ーラ・マンー
俺はラ・マンの店員に話をし、奴らに目隠しをしたまま部屋に案内するように命じた。店員は快く応じ、その夜、奴は1人の部下と共に呑気に目隠しされたまま部屋で女性を待ってた。
佐提「ぐふふ…早く来ないかな…」
部下「今日はこう言うプレイなんですかね?」
以蔵「…」
俺と村雨は油断している奴の背後から革バンドで一気に締め上げた。
佐提「何者…ぐべえぇぇぇ?!」ギュゥゥゥ…!
以蔵「地獄への案内人だよ」ギュゥゥゥ…!
村雨「今まで散々私たちを苦しめて…許せない…!」ギュゥゥゥ…!
部下「があぁぁぁぁ?!」
その後、2人を拉致した俺たちは近くの山小屋へと2人を連行した。
ー山小屋ー
佐提「貴様!こんなことをしてタダで済むと思うのか!」
部下「これは誘拐と監禁罪だろ!憲兵に訴えるぞ!」
以蔵「…まあ、よく騒ぐな」
以蔵「おい、こいつらに言うことはあるか?」
部下「所詮艦娘だろうが!お前らの代わりなんて山ほどいるんだよ!」
佐提「そうだ!この兵器野郎が!」
吹雪「…この…」
赤城「今まで皆さんを苦しめてきたのになんて事を…!」
金剛「許せないデース…!」
以蔵「反省の色なしか…村雨、バット貸してくれ」
村雨「はい」
以蔵「うるせぇんだよ!」ガギーン!←佐提殴り
佐提「がああああ?!」
以蔵「お前もだ!」ドガッ!
部下「ぐあああ?!」
外道が煩いので歯を折ってやった。
以蔵「お前達が今までこの子達に行った罪をその身で償え!お前達!」
※安価を取ります。
拷問は?>>36
(なんでも構わないです)
吹雪「はい!」←鎖
村雨「さて…天罰をうけてもらおうかしら?」←鎖
2人は佐提と部下に身体中に鎖を括り付けるとそのまま引っ張って行く。
佐提「痛い痛い!貴様ら…どこに連れていく気だ!」
赤城「少し頭が冷えるところですよ」
ー海ー
金剛「さっさと入るデース!」ドガッ!←2人蹴って海に落とした
佐提「ガボガボ…!貴様ら何をする気だ!」
部下「お…俺は泳げないんだ…!助けてくれ…!」ガボガボ…
以蔵「なに…少しばかりクルージングを楽しんでもらうだけだよ」ガチャガチャ…!←船に鎖をつけた
佐提「な…何をする気だ…!」
村雨「発進してもいい?」
以蔵「ああ」
村雨「それじゃあ…発進!」ブロロ…!
佐提「ま…待って…ガボガボ…!!」
部下「ガボガボ…!!」
これは17世紀に海軍が海賊を捕まえた際に行った拷問だ。海の中に海賊を落としてひたすら引きずり回すという刑罰。息はできず、低体温症、さらに船が途中で止まると船底のフジツボに体を削られる拷問だ。
以蔵「さあ、海軍らしく泳いで見ろ」
吹雪「あれ…息できてるんですかね…」ガボガボ…!
赤城「おそらく無理でしょう」ガボガボ…!
金剛「そんなの知ったことじゃないデース」
村雨「このままどこまで行く?」
以蔵「沖で止めてくれ」
ー沖ー
佐提「た…助けてくれ…俺が悪かった…」
部下「し…しぬ…」
どうやら死がまじかに迫ってきたので奴らが命乞いを始めた。
以蔵「そうか。村雨、この辺で停めてくれ」
村雨「分かったわ」
俺はそのまま2人の鎖を解いた。
佐提「あ…ありがとうございます…」
部下「た…助かった…」
以蔵「何言ってんだ?あれを見ろ」
佐提「あれ…?」
そこには艦隊を組んだ深海棲艦が来ていた。
以蔵「じゃあな。捕虜にされるか殺されるかどっちかわからんが後は好きにやりな」
赤城「…さようなら」
吹雪「せいぜい生き延びてくださいね」
金剛「see you」
村雨「じゃあね。二度と会わないと思うけど」
佐提「ま…待ってくれ…!助けて…!」
以蔵「てめぇも軍人なら腹括りな。じゃあな」
その後、奴らの生死は分からない。ただ、俺が離れたあと彼方には大きな水柱がたっていたんだからおそらく生きては来れないだろう。
ー佐世保市ー
以蔵「…依頼は完了した。じゃあな」
赤城「あ…あの!」
以蔵「…なんだ」
赤城「ありがとうございました…」
吹雪「あなたに助けられました」
以蔵「…そうか」
村雨「…ねぇ、鎮守府に着任しない?つてなら私が…」
以蔵「断る。俺はそんな柄じゃない」
ま…半年前に大本営と横須賀を爆破させたなんて言ったら驚くだろうな。
金剛「なら…!ついて行くのはイイデース?」
以蔵「…鎮守府に戻ればいいだろ」
吹雪「貴方のように困っている人を助けたいのです」
赤城「それに…軍には失望しましたし」
村雨「お願い!」
※安価を取ります。
どうする?>>38
1 許可する
2 断る
以蔵「…断る。着いてくるな」
赤城「な…なぜです」
以蔵「俺が艦娘が嫌いだからだ」
金剛「ならなんで…」
以蔵「金の匂いがした…ただそれだけ」
吹雪「…なんか嘘臭いですよ」
吹雪「ならなんでお金を取らなかったんですか」
以蔵「…これがそれだけの値だと感じただけだ」←勾玉
以蔵「お前らには帰る場所がある。俺にはねえんだよ」
以蔵「…依頼が入った、じゃあな」スタスタ…
村雨「ま…まって!名前を教えて!」
以蔵「…河上以蔵…」
スタスタ…
赤城「…ありがとうございました」
吹雪「…なんか…すごい人でしたね…」
金剛「YES…」
タタタ…
加賀「…!赤城さん…」
赤城「…加賀さん…」
加賀「…」ダキッ…
加賀「生きて…生きてたんですね…」
赤城「はい…」
加賀「…提督が帰ってきてないけど…あなた達がなにかしたの?」
赤城「…何もしてませんよ」
加賀「…聞かない方が良さそうですね」
赤城「これから新しい提督が来ます。私達で鎮守府を建て直しましょう」
加賀「はい。佐世保の町…日本を守るために…」
吹雪「さあ、帰りましょう」
金剛「久々にteaが飲みタイネ~」
ー新幹線ー
以蔵「…」
以蔵「…さて…次の仕事だ」
ー第2章〜完〜ー
ー第3章、樹海ー
俺は艦娘と別れた後に、情報屋伍代に話を聞きに行った。
以蔵「…こいつの件の情報はあるか?」
伍代「…珍しいな…あんたが艦娘を助けるなんて」
以蔵「…いい、教えてくれ」
伍代「了解」シュボッ…
伍代「旦那…オークションって知っているか?」
以蔵「…噂には聞いたことがある。拉致した艦娘を売る所だろ?」
伍代「ああ、前回樹海に住むやつの情報を話してなかったな。この富豪だ」
以蔵「…こいつは知らん奴はいない富豪じゃないか」
それは巷では有名な富豪であった。
伍代「奴はオークションで買った艦娘を富士の別荘へ連れて行ってやりたい放題やるそうだ。逃げ出したら見つけ出して拷問して殺すんだとよ」
以蔵「…そのオークションが開かれる場所とトラックの経路はわかるか?」
伍代「ああ、これだ」ピラッ…
これにより俺は外道を葬ることにした。伍代から受け取った2つの情報。オークションを襲撃するか、それとも移送中にトラックを奪って潜入するか…そのどちらかの作戦を取る為であった。
以蔵「…さて…どっちにするか…」
※安価を取ります。
1 オークションに潜入
2 移送トラックを襲撃
ー数日後、富士樹海ー
数日後、俺は富士の樹海にいた。俺は、伍代からの情報によりトラックが通る道筋に道具を持って待つことにした。
以蔵「…」←迷彩
木の上で食事をとりながら輸送用のトラックを待ちながら襲撃の準備を進めていた。
ブロロ…
以蔵(…来たか…)
林の奥からエンジン音を立てて護送トラックが近づいてきた。
以蔵「…さて…仕事か」カチャ…
ートラックー
?「…」
?2「…」
?3「…」
?4「…」
?5「…」
護送車の荷台に乗っていたのは枷をつけられて、全裸で縛られた5人の艦娘であった。
※安価を取ります。
艦娘は誰?>>43
(誰でも構いません)
長良(…揺られてもうどのくらい時間が経ったんだろう…)
五十鈴「…くっ…取れない…」ガチャガチャ!
名取「…」←俯き
由良「…私達、どうなるんだろう…」
鬼怒「少なくともろくな目に合わないよね…」
『うるさいぞ!!!』ドンドン!
五十鈴「なによ!こんなものなければあんた達なんて…!」
長良「…誰か助けて…」
ー樹海ー
以蔵「…」ガチャ…←崖に移動して銃構え
運転中に窓を開けることは推奨しない。なぜなら…
以蔵「…」ドーン!
以蔵「…ヒット」
ー護送車ー
運転手「ん?」ドーン!
バキューン!←首が飛んだ
運転手「」←首なし
こうなるからだ。そして運転手を失った車は暴走を始め、そのまま気に激突した。
ドーン!
ー車内ー
長良「な…なに?!」
名取「えっ?!えっ?!」
鬼怒「や…やばい…!」
由良「な…なにかに捕まっ…」
ドーン!
五十鈴「きゃぁぁ?!」
長良「な…何が起こったの?!」
鬼怒「…見て…」
由良「…な…なに…ひっ?!」
名取「し…死んでる…?!」
五十鈴「しかも頭ぶっ飛んでるわよ…」
長良「だけど…これはチャンスかも…!早く逃げないと…!」
由良「だけどここのドアあかないんだけど…!」
名取「は…早く逃げないと!」
長良「皆!手伝って!」
ー外ー
以蔵「…よし開けるか」
以蔵「…」ガチャガチャ…!
以蔵「…良し、開いた」
長良「えっ?!あい…うわぁ?!」バタッ!
五十鈴「きゃあ?!」
名取「な…なに?!」
由良「きゃあ?!」
鬼怒「うわぁ?!」
以蔵「…」
由良「痛た…えっ?」
五十鈴「き…きゃあ?!」←体隠し
名取「こ…この人武器を持ってる…?!」
長良「い…妹は殺さないで!わ…私が何でもするから!」
鬼怒「長良姉!私たちがやるから!」
彼女達は体を隠しながら、俺に口々に言ってきた。
以蔵「…ならば…」
※安価を取ります。
どうする?>>47
(何でも構いません)
以蔵「…手を出せ」
長良「な…何するの…!」
以蔵「いいから早く出せ」
長良「うぅ…」スッ…
以蔵「…」バチン!←枷破壊
長良「えっ…」
五十鈴「わ…私も破壊して!」
由良「お願いします!」
ー10分後ー
鬼怒「良かった…外れた…」
名取「あ…ありがとうございます」
以蔵「…これでも着ていけ」
五十鈴「…これは」
以蔵「ボロ布だ。ないよりマシだろ、この森をぬけて憲兵に駆け込め」
長良「あなたは?」
以蔵「この森の奥にお前達を買った奴がいるらしくてな。そいつの命を消してくる」
五十鈴「なら…!そいつのところに連れてって!」
以蔵「…艤装も持たない裸のお前達が戦えるか。お前達は駄馬のようなものだ」
由良「駄馬って…」
以蔵「働かない駄馬は要らないどころか足を引っ張ることになる」
鬼怒「だけど…お願い!」
※安価を取ります。
どうする?>>51
1 連れていく
2 置いていく
以蔵「…そこまで言うなら許可はする。だが邪魔した時点で俺はお前らを殺す。さっき言ったように駄馬は要らないどころか足を引っ張る」
五十鈴「…分かったわよ」
ー30分後、?ー
以蔵「…ここか」※死体は処理した
見張り「おう、遅かったな」
以蔵「渋滞と信号に巻き込まれてな」
見張り「そうか…じゃあまずは商品の確認からだ」ガチャ…
五十鈴「…」
見張り「? なぜこいつらは枷を…」ガシッ!
見張り「なにす…ガバッ…?!」グサッ!バタッ…
以蔵「…お前は知りすぎた」
長良「こ…殺し方が大胆すぎるよ…」
以蔵「この程度がいい」
名取「ひい…」
由良「あ…あの…何すればいいですか?」
以蔵「情報によれば今日主がここに来てるらしい。恐らくお前らをヤル気だったんだろう」
長良「なんてやつ…」
以蔵「なに、奴を冥土にすぐ送るから心配するな」
鬼怒「…それは?」
以蔵「ここの見取り図」
鬼怒「すごい精巧だけど…どこで手に入れた?」
以蔵「…聞きたいか?」
鬼怒「え…遠慮するよ…」
ー裏門ー
見張り「ふあぁ…」
以蔵「欠伸してるか」
五十鈴「…あの中に私たち以外の艦娘も…」
以蔵「いるだろうな」
五十鈴「ゲスめ…」
以蔵「…移動したようだな」
見張り「…」スタスタ…
以蔵「…」スッ…
以蔵「動くな」
見張り「?!う…撃たないでくれ…」←手を上げ
以蔵「ならお前に質問だ」
※安価を取ります。
質問は?>>53
(質問は3つです)
以蔵「…お前らの仲間は何人だ」
見張り「お…お前らはなにがもくて…むぐっ?!」ガチャ!←口に銃口
以蔵「俺に聞かれた事のみ応えろ」
見張り「ぼ…5人だ…」
以蔵「監禁した艦娘は?」
見張り「2人…地下室に閉じ込めてある…」
以蔵「ここの家の持ち主の場所は?」
見張り「い…今頃寝室でお楽しみ途中だと思う…」
長良「…ゲスめ…」
以蔵「…おまえ、生きたいか?」
見張り「…!生きたい!生かしてくれ…!」
見張り「俺だって脅されてここで警護させられてたんだ!生きて償いたい!」
以蔵「…そうか」
※安価を取ります。
どうする?>>55
1 殺害
2 解放
3 その他
以蔵「…ならお前を生かす条件をやろう」
見張り「な…なんだ?」
以蔵「ここの案内をお願いしよう。俺はここに奴隷を連れてきた運転手、そしてこいつらはその奴隷ということで中に入れてもらう」
見張り「わ…分かった…」
以蔵「もし失敗したり告った時は…」
見張り「時は…」
以蔵「お前をアイスピックで108回刺すかなますにしてやる」
見張り「は…はい!(従わなければ殺される…)」
ー玄関ー
見張り「こ…こちらが裏口です…。奴隷いつもこちらから…」
以蔵「…なら案内しろ」
見張り「ひっ…はい…」
ー主の部屋ー
コンコン…
主「ん?誰だ?」
見張り「奴隷を届けにまいりました」
主「そうか、案内しろ」
以蔵「…こちらが今回の奴隷となります」
長良「…」
五十鈴「…」
名取「…」
由良「…」
鬼怒「…」
主「ん…こいつらも使い捨て時か」
?「…」
?2「…」
※安価を取ります。
艦娘は?>>58
(2人でお願いします)
主「おい、こいつらを捨ててこい」
手下「へい」
松「…や…やめて…」
竹「姉貴から離れろ!」
手下「黙れ!」ドガッ!
竹「ガッ?!」
以蔵「…捨てる…とは?」
手下「ああ、ここの樹海に埋めるんだよ。勝手に野犬が食べるんだよ」
以蔵「…そうですか…なら…」ズッ…!
手下「えっ?…ぎゃあああああ?!」←腕を斬った
以蔵「そんな悪いことをする腕はいらないな」
主「な…お前は何をしている!」
以蔵「…冥土への使者だ、お前を裁きに来たぞ」
主「で…出会え出会え!早くこいつを殺せ!」
敵「なんだ?!」
敵2「か…刀を持ってるぞ!」
敵3「早く殺すぞ!」
※安価を取ります。
勝敗は?>>59
1 圧勝
2 辛勝
3 敗北…
以蔵「お前達には死んでもらうぞ」
敵「お…オラッ!」
以蔵「なるほど…素人だな」
敵「は…早く撃て!」
敵2「わかってい…?!」
以蔵「遅いぞ」←踏み込み
敵2「は…はや…ぐわあああ?!」ザシュッ!
敵3「な…なんだこいつは?!」
以蔵「戦場で足を止めるのは馬鹿のすることだ」ブン!←苦無
敵3「があ?!」ザシュッザシュッ!
敵「し…死ね!」バンバン!
以蔵「お前、銃口があってないぞ」ザッ!
以蔵「死ね」ザシュッ!
敵「があああ?!」バタッ…
主「ひ…ひい…」
以蔵「さて…眠ってもらおう」ブン!
主「があ?!」バタッ…
以蔵「さあ、拷問タイムだ」
ー樹海ー
以蔵「さて…こいつを起こすか」
主「」←木に吊るした
以蔵「起きろ、ゲス野郎」ドゴッ!
主「ゲバボ?!」ドガッ!
以蔵「おい、お前。こいつらを買ってヤラシイ事をしようとしてだが悔恨の念はあるか?」
主「…悔恨の念だと…ふざけるな!」
以蔵「何だと?」
主「俺の金で買った奴だろ!俺がどう使おうが勝手じゃねぇか!」
五十鈴「こいつ…!」
主「それにな、お前らはすぐ壊れるんだよ!だから俺…ゲブッ?!」
以蔵「下水みたいな息を吐くなよ」←口の中に石を突っ込み
主「痛てぇな!よくもやってくれ…ごあ?!」
長良「…うるさいよ」
以蔵「さて…お前をこれからどう教育してやろうか?」
もちろん授業料はその命だ。
※安価を取ります。
どうする?>>63
(なんでも構いません)
以蔵「まあ、いいや。お前にはこの子達にやらそうとした事をさせてもらう」←バケツ
主「な…なんだそれは…」
以蔵「さて…」バシャ!
主「くせぇ?!何やりあがった!」
以蔵「肉とか野犬が集まりやすい臭いのものを調合して作った特性の餌だよ」
以蔵「これからお前は野犬に食われるんだ。その太った肉はさぞかし美味いかもな」
以蔵「よし、これを縄に括り受けて四肢を木に張りつけろ」
松「う…うん」
竹「これでいいか?」ギュッ…
以蔵「ベネ。おい、外道。向こうを見てみろ」
主「えっ?!」
グルル…!
以蔵「臭いに釣られてきたようだな。お前はこの樹海で誰にもみられずに死ぬ。骨まで食われてな」
主「い…嫌だ…!助けてくれ…!」
以蔵「おい、お前たち行くぞ」
五十鈴「…じゃあね」
松「…」
長良「そのまま死ねば」
スタスタ…
や…やめろ~!!俺は食べ物じゃな…ぎゃあああああ?!!
その後、奴は誰にも看取られず数日後、白骨となって発見された。内蔵とかが食い尽くされたのだろう。ウジが湧いてとてもじゃ無いが常人なら気絶か嘔吐する光景が広がっていたらしい。
ー樹海、入口ー
長良「ねぇ、貴方軍の関係者でしょ?阿武隈知らない?」
知っている。阿武隈はもうこの世にはいない。俺が鎮守府を爆破させた時圧死させたんだからな※前作参照。
以蔵「…知らねぇ」
鬼怒「そうか…でもきっとどこかで元気にやってるよね」
以蔵「…」
長良「…ねぇ、私達も連れてって。もう…帰る場所なんてないから…」
以蔵「…どこかの軍基地に行けばいいだろ」
五十鈴「私達の裸見といて見捨てるなんてないわよね?」
以蔵「…あいにくだが、お前らを連れていくなんてできない」
名取「あ…あの…お願いします」
由良「なんでもしますから…」
鬼怒「お願い!ね?」
※安価を取ります。
どうする?>>65
1 連れていく
2 断る
以蔵「…連れていくことは無理だ。だが、受け入れ先は紹介しよう。ここにいけ」
五十鈴「こ…ここって呉じゃない!そんなお金ないわよ!」
以蔵「…路銀だ」ポン!
長良「こんなに貰っていいんですか?」
以蔵「服ぐらいは買ってやる。新幹線で行けるだろ」
ー富士宮駅ー
長良「…ありがとうございました」
以蔵「…俺は任務があるからここで行く」
名取「あ…あの…名前を教えてください!」
以蔵「…河上以蔵」
松「以蔵さん…ありがとうございました」
以蔵「…」スタスタ…
由良「…これ、どうしましょうか?」
鬼怒「…とりあえず呉に行こう」
ーその夜ー
プルル…
呉提『…よう、久しぶりだな』
以蔵「ああ」
呉提『…生きてたのか』
以蔵「何とか悪運強くな。それより」
呉提『ああ、受け入れた。どうやら奴隷になりそうなところを救ったらしいな』
以蔵「ああ、よろしく頼む」
呉提『ああ、またかけるよ』
ピッ…
以蔵「…」ゴクッ…
月夜は冷たく男を照らしていた。酒に映った月はゆがみながら小さく微かな光を出していた。
ー3章、~完~ー
ー4章、怨恨ー
その夜、以蔵はある場所にいた。表の華やかな舞台…式典やイベントのように明るい場所とは裏腹に闇の世界にもそのような場所がある。それは…
ー?ー
以蔵「…」
係員「さあ!丁方ないか!丁方ないか!」
以蔵「…半」
賽振「丁半駒揃いました…勝負!」バッ!
サイコロの目「…」3、2
賽振「三二の半!」
以蔵「…」
客「おいおい、これで何連勝目だよ…」
以蔵「…別に。ただの運だよ」
この手の博打は必ず仕掛けがある。それを以下に見破るかが大事となる。この賽振…イカサマをする時決まって少し遠くを見る。ま、だからこそこいつには隙があるんだが。
賽振「さあ、勝負されますか?」
以蔵「…いや、帰る」
これ以上長居したら厄介事に巻き込まれるからな。
ー賭場ー
以蔵「…」ふぅ…
伍代「旦那…どうでしたか?」
以蔵「ぼちぼちだな。で…俺を訪ねてきたのには依頼が入ったか」
伍代「はい、こちらです」
※安価を取ります。
次の依頼は?>>69
(何でも構いません)
伍代「…どうやら軍の司令からの命令だそうです。逃げ出した艦娘を1人始末して欲しいと」
以蔵「…なるほど…艦娘は?」
伍代「この子です」←写真
以蔵「…そうか」
伍代「受けるのですか?」
以蔵「…ああ」
伍代「この依頼主実は…」
以蔵「…」
ー3日後ー
?「うぅ…なんでこんな事に…」
?2「こんな所で死ぬのかな…皆…」
ザッザッ…
以蔵「…お前か」
?「?!誰?!」
以蔵「刺客だよ。お前たちを殺しに来た」
?「?!」
?2「ま…待て!」
※安価を取ります。
誰?>>51
(ふたりとします)
翔鶴「お願いします…私はどうなってもいいので瑞鶴だけは…妹だけは見逃してください…」
瑞鶴「翔鶴姉!」
以蔵「…おかしいな。抜け出したのは瑞鶴だけだと聞いたが…まあ、そんなことはどうでもいい」スッ…
以蔵「お前には来てもらうぞ」ドガッ!
翔鶴「がぁ?!」バタッ…
瑞鶴「翔鶴姉!キャア?!」ドガッ!バタッ…
以蔵「…」スタスタ…
ー?ー
瑞鶴「うっ…こ…ここは…」
翔鶴「瑞鶴…起きたのね」
瑞鶴「翔鶴姉…ここは…」
以蔵「ここは廃ビルだ。お前達は拷問される」
瑞鶴「…あいつでしょ…依頼者は…いくら貰ったの」
以蔵「お前に答える義理はない。俺はただ依頼に従ってるだけだ」
翔鶴「…」
以蔵「…お前たちは何をした?」
瑞鶴「…あいつの悪政を訴えようとして逃げた…それだけ…」
以蔵「本当にそれだけか?」
翔鶴「はい…」
瑞鶴「お願い…見逃して…そうしないとみんなが…」
以蔵(確かに殺すのは簡単。体の急所をやればこいつらは死ぬ。だが…)
※安価を取ります。
どうする?>>73
1 助ける
2 殺害
以蔵「…決めた」スッ…
瑞鶴「えっ…?!ちょっ…ちょっと待って!その刀でどうする気?!」
翔鶴「…命令の方が大事ですか…」
瑞鶴「…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ!!」
以蔵「…」スッ…
瑞鶴「や…やだ…来ないで…」
カツカツ…
瑞鶴「…!」ギュッ
ザクッ…!
瑞鶴「?!」ザクザク…ボトッ!←縄切断
翔鶴「えっ…?」ザクザク…ボトッ!←縄切断
以蔵「行け」
瑞鶴「い…いいの?」
以蔵「ゲスに金貰ってやるほど俺も腐ってはない。何処かに去れ」
翔鶴「い…いいんですか」
以蔵「…殺されたいのか?」
瑞鶴「う…うぅん…分かった…」
以蔵「それともあいつを殺りに行くか?」
瑞鶴「…えっ?」
以蔵「別に俺はあいつに従ってるわけじゃないしな」
瑞鶴「それはそれでいいとして…どうやってやるのよ」
以蔵「…なら…お前達には死んでもらおうか」
瑞鶴「へっ?」
翔鶴「死んでもらう…まさか…」
以蔵「お前らが考えてる事じゃない。そうだな…」
ー翌日ー
依頼主「殺ったか?」
以蔵「ああ、これを確認してくれ」パカッ!
依頼主「…確かにあいつらの首だ」
以蔵「以外に始末が簡単だったのでね」
依頼主「ふむ…ん?」
以蔵「…何でしょうか?」
依頼主「これ…瑞鶴の首じゃ…」パカッ!
ズドーン!←口からバズーカ
依頼主「」←首なし
『なんだ?!』『執務室だ!』
以蔵「…じゃあな。汚ぇ金は返しておくよ」バサッ!
ー回想ー
以蔵「死んでもらうと言っても簡単な事だ。お前らの首の型を取る。そこに暗殺道具を仕込むわけだ」
瑞鶴「でもそんなことできるの?」
以蔵「昔のソ連は傘で人を殺してたぐらいだ。できる」
※ソ連の殺人傘は相手に傘の先を差し込み、そこに毒を注入して殺すものです。実際にあるらしいですよ。
以蔵「昔の忍者も仕込み刀とかを使ってた。問題ない」
瑞鶴「…」
以蔵「始めるぞ」
ー翌日ー
瑞鶴「…あいつは?」
以蔵「…死んだ。頭を吹っ飛ばしてな」
翔鶴「は…はぁ…」
以蔵「どうやら誰かがあの後密告して調査が入るらしい。良かったな、新しい奴が来るぞ」
瑞鶴「う…うん…」
以蔵「…行け。殺されたいのか?」
翔鶴「わ…分かりました」
以蔵「ふん…」スタスタ…
瑞鶴「…あの!」
以蔵「…」
瑞鶴「ありがとう」
以蔵「…」
ー2週間後ー
以蔵「…」パチパチ…
以蔵「…さて…次はどうしようか」
以蔵(…元々死んだ身だ。なんでもやってやる)
ー第4章~完~ー
ー第5章、追手ー
ー大本営ー
?「ここの所各鎮守府の提督が始末されている。それもたった1人の男にだ」
?「…この写真に写っている男だ。顔は見れないが男ということは確実らしい」
部下「で…どうしたらよろしいのでしょうか。大将」
大将「…この男に懸賞金を掛けろ。捕まえた奴、殺した奴にはそれ相応の褒美が出るとな」
ー翌日ー
以蔵「…」スタスタ…
男「おい、見たか?昨日のニュース」
男2「ああ、写真の男を捕まえたら懸賞金だろ?でも見つかるかよ?」
男「案外近くにいたりしてな」
以蔵「…」スタスタ…
ー広場ー
軍曹「皆聞け!現在、我々軍の首脳を狙う不届き者がいる!その者に対し、指名手配をする。罪状は軍人殺害、破壊活動、スパイ防止法違反だ!」
民間人「そんな者に対して俺たちがなにかできるかよ、殺されるぞ!」
軍曹「もちろん、諸君たちには情報提供だけで協力金を出そう!値は200万円!」
男「おお!犯人の特徴は!」
軍曹「これが犯人の特徴だ!詳しい事は指名手配を確認してくれ!それでは協力を願う!」
女「200万円だって…!私も探そうかな?」
男「よせよ、命がいくつあっても足りねぇ」
女「だって200万円だよ?」
男「それだけ危険ってことだろ?行くぞ」
以蔵「…」
スタスタ…
以蔵(指名手配か…気をつけなければな…)スタスタ…
?「旦那」
以蔵「…?」
伍代「こちらです」
ー裏道ー
以蔵「伍代か。なにか入ったのか?」
伍代「それが…旦那の命を狙っている奴がいると情報が入りました」
以蔵「こんな生業としてるやつだ。狙う奴はごまんといるはずさ。で、誰だ」
伍代「こちらです」
76>>誰?
(艦娘でお願いします)
ー夜、林ー
以蔵「さて…今日はここで…」
ガサガサ…
以蔵(何かいるな)
以蔵(襲われぬように刀を…!)←背後に気配
?「やあ!」ブン!←刀を振りかぶった
以蔵「おっと」サッ!
以蔵「何もしていない市井の民をいきなり殺すのか」
?「お前が何もしてない市井の民だって?冗談じゃないね」
以蔵「鎮守府の生き残りか」
?「そうだよ。私が遠征から帰ってきた時、師匠達と皆は焼け殺されていた。そして鈴谷や熊野もあんたが手にかけたんでしょ!」チャキッ!←刀構え
以蔵「…その刀…どこかで見たかと思えば日向のやつか。だが、刀が不得手なお前が扱えるのか?最上」
最上「…この日の為に、あんたを殺すために…私は鍛錬してきた。あんたを殺すことで師匠たちの命は報われる…だから…」
最上「今日、元提督…あんたを殺す」
以蔵「…そうか」
以蔵「…なら、お前はここで誰にも見られずに死ぬ。海で死ぬ艦娘が丘の上で死ねるんだ。光栄だろ?」スッ…チャッ
最上「死ぬのは…あんただ!」ダッ!
※安価を取ります。
勝敗は?>>82
1 勝利(殺害)
2 勝利(生かす)
3 引き分け
4 敗北(逃走)
5 敗北(死亡)
以蔵「怒りは我を見失うぞ」スッ…
最上「うるさい!」ブン!
以蔵「フン!」ガキッ!←カウンター
最上「うわぁ?!」ドサッ!
以蔵「…その程度で俺を殺しに来たか」
最上「ま…まだまだ…!!」チャキッ!
以蔵「…」スッ…
最上「おりゃー!」ブン!
以蔵「…」スッ
最上「逃げるな!!」ブン!ブン!
以蔵「その程度か」
以蔵「なら、こっちから行かせてもらう」チャキッ!
最上「?!」
最上「や…やああぁぁ!!!」ブン!
以蔵「遅い!」ガキッ!ズバッ!
最上「があああ?!」ドサッ!←右腕斬られ
以蔵「俺に手を出した以上…死んでもらう」スッ
最上(こ…殺される…)
以蔵「地獄で日向によろしくな」スッ…
最上(…くっ…)
ウゥゥーーー!!!←サイレン
以蔵(…邪魔者が来たな)スッ…
最上「ま…待て!グッ…!」
以蔵「じゃあな。次会った時、殺してやる」スタスタ…
ー5分後ー
警官「大丈夫か?」
警官2「手首を切られている。ほっとくと出血多量で死んでしまう!」
婦警「すぐに救急車を!」
警官「…何があった?近所の方からなにか金属がぶつかり合う音がしたと情報が入ったから来てみたが…」
最上「…ここに、殺人鬼がいました。私はその殺人鬼に復讐しようとしましたが…」
警官「…取り敢えず病院へ。治療が終わったら取り調べを受けてもらう」
最上「…」
その後、最上の口から大本営、鎮守府爆破の犯人生きていたことが判明。以後、以蔵は第1級の指名手配犯として追われることとなる。
ー第6章、一点ー
以蔵が指名手配を受けてから1ヶ月。以蔵は海の上にいた。近くに深海棲艦が基地を構えたという知らせを受けたからだ。以蔵はこの基地を破壊することにした。
ー夜、太平洋○○島付近ー
以蔵(…あれか。新設したという基地は…)
以蔵(…情報で聞いてた通り堅剛な作りだ。だが、それも所詮は人が守っている…そこに隙がある)
以蔵(…以下に硬いダイヤモンドでも砕け散る一点を打てば容易く砕ける。要塞もただひとつの搦手を攻略すれば容易く砕け散る物だ)
※ダイヤの一点…ゴルゴ13『死闘ダイヤ・カット・ダイヤ』より。
ー基地、見張り台ー
リ級「」←暗殺済み
以蔵(さて…ここからどうやって忍び込もうか)
ガヤガヤ…
戦艦棲姫「最近、基地を次々に何者かに襲われているらしい。しっかり警備しろよ!」
ロ級「はい!」
以蔵「…なるほど…」
以蔵(…思った以上に戦力を増強している。正面から戦ったら俺が殺されるな)
以蔵(…なら、こいつの出番だ)スッ…←吹き矢
以蔵(あやつに…)スッ… フッ!
戦艦棲姫「?!」プスッ!
ヲ級「? どうした?」
戦艦棲姫「よ…よるな!来たら殺す!」
戦艦棲姫「う…うおおおおぉ!!!」ガチャ!
タ級「?!私は味方だぞ!!」
戦艦棲姫「死ねぇ!」ズドーン!
タ級「?! ぎゃああああ?!」ドガーン!
タ級「」←残骸
戦艦棲姫「うおおおおぉ!!」ズドーン!ズドーン!
深海棲艦「ぐわぁ?!」「ぎゃああああ!」
ヲ級「ら…乱心!は…早く報告しろ!それとこいつの始末を!」
深海棲艦「了解!!」
以蔵(やはり内部から崩壊してくれるのは楽だ。深海棲艦に聞く混乱毒があって助かった)
ー数時間後ー
戦艦棲姫「」←味方に撃たれて死亡
深海棲艦✕30「」←戦艦棲姫に殺された
ヲ級「ど…どんだけ強いんだよ…」はぁ…はぁ…
レ級「まさか味方を殺す羽目になるとはな」はぁ…はぁ…
スタッ!
ヲ級「誰…グブッ?!」グサッ!バタッ!
レ級「おいどうし…ガバッ!」グサッ!バタッ…
以蔵「悪いな。お前たちは犬死って訳だ」
戦艦棲姫「」
以蔵「…何のために生きていたんだろうな」スタスタ…
ー庁舎内ー
以蔵(…ガランとしているな)
以蔵(さっきの混乱で指揮系統が乱れている。今のうちに何か出来ないか…)
※安価を取ります。
何をする?>>85
(なんでも構いません)
以蔵(…以前、深海棲艦の基地に入った際に手に入れたコード表があったはずだ。電信室に行こう)
ー庁舎、電信室ー
以蔵(…あった。さてさて…ここのデータを盗ませてもらいますか…)
ー30分後ー
以蔵(…こんなものか。深海棲艦の基地、人員、そして物資。ここを襲撃すれば…)
以蔵(…さて…あともう一仕事だ)
ー執務室ー
深海提督「くっ…戦艦棲姫が暴れて30人以上死者が出ただと…」
ヲ級「は…はい…」
深海提督「すぐ原因を調べてくれ。敵襲の可能性がある」
ヲ級「し…しかし味方を同士討ちにする敵なんて…」
深海提督「いるかもしれんぞ。巷で噂の冥人とかな」
以蔵(…)
深海提督「…はぁ…これでお前との結婚も延期だな…。軍令部に叱責を食らう羽目になりそうだ」
ヲ級「…大丈夫ですよ、その時は軍をやめてどこか遠いところに行きましょう」
深海提督「…それもありかもな」
以蔵「…」
ー10分後ー
ヲ級「では私は外の様子を調査してきます」
深海提督「気をつけろよ、騒ぎが起こったとはいえ、危険が遠ざかったわけじゃない」
ヲ級「はい、行ってきます」
以蔵「…」
ー30分後ー
ヲ級「ただいま戻りました」
深海提督「お疲れ様。どうだった?」
ヲ級「…現場を見た感じは同士討ちかと…戦艦棲姫が集中砲火を食らっていたので何か他の深海棲艦と揉めたのではないかと…」
深海提督「…そうか…」
深海提督(…俺も身の振り方を考えないといかんか…)
深海提督「…外は寒かっただろう、コーヒーを入れるから少し待っていてくれ」
ヲ級「私も手伝います」スタスタ…
深海提督「ありがとう。ところでいい豆が入ったんだ。私のおすすめは…」ザクッ!
深海提督「ガバッ…?な…なんの真似だ…ヲ級…」パリン…
ヲ級(以蔵)「ヲ級は死んだぜ、お前の名を言いながらな…」
深海提督「…し…刺客だと…」
ヲ級「安心しろ、すぐやつの元へ送ってやる…」
深海提督「き…きさ…ま…」ズッ…
以蔵「…さらばだ」ザシュッ!!
深海提督「」首なし
以蔵「…あとは殲滅戦だ」スタスタ…
軍というのは頭を討ち取られた時点で瓦解する。無論、全ての兵が逃げる訳では無いが立ち止まって戦おうとする兵は少ない。元々同士討ちにて数を減らしてきた深海棲艦はまともに闘うことも出来ず、ある者は斬殺され、ある物は火に巻かれて…そしてある者は爆死した。
以蔵「…さて…これで終わりだな」カンカラン…
全てを殲滅した以蔵は火薬庫、弾薬庫、米倉庫に油をかけ、燃やした。たちまち火が周り炎上、爆発した基地は脆くも崩れ去った。
以蔵「…任務完了だ」スタスタ…
以蔵は船にて脱出、基地を焼く炎は遠くからでもしっかりと視認できた。そう…それはこの基地殲滅のために動いていた艦娘にも…。
ー以蔵が脱出して1時間後ー
?「…えっ…?なんですかあれ…」
?2「…攻めるはずの基地が燃えてる…!」
?3「…一体どういうこと…」
?4「…赤城さん、どうしますか?」
赤城「…何か起こったようですね…」
加賀「巷で話題の冥人…かしら…」
大和「…とりあえずなぜ燃えているのかだけでも確認した方が良さそうですね」
神通「…しかし…敵の罠という事も考えられます」
金剛「見た感じそんなことないと思いマース」
吹雪「…どうしますか」
赤城「…全軍、警戒し陣形を維持しながら基地へ…まずは様子を確かめます」
ー深海基地跡ー
赤城「…酷いですね…」
加賀「攻撃して来ないから上陸してみたけど…これ程とは…」
神通「…この深海棲艦…仲間の砲撃を受けて死んでます」
金剛「…仲間割れ…デショウカ?」
大和「いえ、それでは基地に火がついている理由がつきません」
吹雪「…?そこに誰かいるのですか?」
ヲ級「…?!」←秘書艦ではないヲ級
吹雪「ヲ…ヲ級!」ガチャ!
ヲ級「た…助けて…」
吹雪「…えっ?」
ヲ級「こ…降伏するから…攻撃しないから…だから…助けて…」
加賀「…生き残りでしょうか?」
赤城「…まずは聞いてみる必要がありそうですね…連行しましょうか」
赤城「呉鎮守府へ」
この基地襲撃は以蔵と過去の艦娘を結びつけることになる…。
ー第6部、~完~ー
ー第7部、追求ー
ー呉鎮守府ー
壊滅した基地で保護した深海棲艦を助けた艦娘達は急いで帰投した。
ー呉鎮守府、執務室ー
赤城「…以上が今回の出撃での出来事です」
呉提「…御苦労。にしても着いた時には基地が壊滅…か…」
赤城「保護した深海棲艦から事情聴取後、またあの基地を調査したいと思います。よろしいですか?」
呉提「ああ、許可しよう」
赤城「ありがとうございます。それでは…」スタスタ…
バタン…
呉提(…あいつのせいか…)
ー呉鎮守府、地下室ー
捕らえられたヲ級は地下室で尋問を受けていた。
加賀「…それで…あなたが見たものって何?そもそもあの鎮守府で何が起きたの」
ヲ級「…一つ一つ言います。まず…私たちは普通に生活してました。戦艦棲姫が暴れるまでは…」
加賀(…戦艦棲姫が?)
ヲ級「突然、気が狂ったように暴れだし、近くにいたほかの深海棲艦を…」
加賀「…」
ヲ級「…戦艦棲姫が暴れている間…私は隠れていた…ようやく戦艦棲姫が倒されたと思ったら急に人間が現れて深海棲艦を殺して建物の中に入っていった…」
神通「…人間?」
ヲ級「刀で2人の深海棲艦を殺してそのまま建物の中に入っていった…。声は男性に近かったかな…」
加賀(男性の人間…艦娘じゃなさそうね…)
ヲ級「それからはあっという間…1時間もしないうちに基地中に火が回って混乱していた時にその男は逃げ惑う仲間を惨殺していった…火に巻かれたり、斬られたり…」
加賀「…もう結構よ」
加賀(たった1人で基地に忍び込んで壊滅させた…そんな人間がこの世にいるって言うのかしら…)
加賀(にわかには信じ難いけど…だけどこの深海棲艦が言っていることが正しいのなら…)
加賀(…私達、軍は恐ろしい人間を敵に回した事になる…)
神通(…たった1人で基地を壊滅させた…度胸と技術、そして策謀にたけないと絶対にできない行為…)
神通(…恐ろしい…私達が束になっても勝てるかどうか分からない…)
加賀「…尋問は以上よ。これから貴方を艦娘に戻す作業をするわ」
ヲ級「えっ?」
加賀「安心しなさい、別に変なことをする訳じゃないわ。私達と同じようになるだけだから」
ヲ級「…」
加賀(…提督に報告して、今後の対策を練った方がいいわね…)
加賀(…それに…気になる出来事も起きたようだし)チラッ…
新聞『横須賀鎮守府の提督は生きていた?元配下の艦娘に直撃調査!』
加賀(…あの子に聞きに行きましょう)
ーその頃、提督は…ー
ー東京、府中市ー
紙が舞い、歓声が天を突き抜ける。以蔵は府中にいた。
ー府中競馬場、スタッフ控え室ー
以蔵「…悪いな、こんな所まで」
伍代「いや、構わん。お得意様がお呼びならどこでも駆けつけるってことが俺の仕事だ」
以蔵「…皮肉なものだ。海では泥沼なのに陸地では娯楽がある…。さも今が戦いをしてるって言うのにな…」
伍代「ああ…それはそれとして…」
以蔵「…なに?」
ー南西諸島、某海域ー
艦娘「…この辺に冥人が出るって聞いたけど…」
艦娘2「…こんな雨の中、しかも夜になんでこんな任務に行かなきゃならないのよ…」
艦娘3「仕方ないでしょ…大本営が冥人を捕まえろとかいう命令を出すから」
ー数日前、大本営ー
元帥「…今や我が日本は危機に瀕しておる。深海棲艦に加えて『冥人』という訳が分からない奴が我ら軍の存在を危機的なものにしておる」
元帥「全国の鎮守府に次ぐ。即刻『冥人』の捕縛を命ずる!生死は問わない。全力で冥人を捜索せよ!」
ー現在ー
艦娘4「…迷惑よね。いつも被害を被るのは私たちなんだから」
艦娘5「…?左前方、何か浮かんでる?」
艦娘6「…取り敢えず確認ね」
艦娘「…方陣で辺りを警戒。そのまま前進するわ」
艦娘「「「了解!!!」」」
ー?ー
艦娘「…何これ……」
深海棲艦ら「」←6人死んでる
艦娘2「殺された…深海棲艦?」
艦娘「…近くの僚艦が撃破したのかしら?」
艦娘「…なら、体には焦げ後が出来ているはず…なのに…」
艦娘4「…明らかに切断されて死んでいる…」
艦娘5「…まさか…」
艦娘6「…!2時の方向!」
以蔵「…」
艦娘「…な…何あれ…人?」
艦娘3「あれが…冥人かしら…」
以蔵「…」ザッ!
艦娘「!逃げたわよ!」
艦娘5「ま…待ちなさい!!」
河上以蔵…『光を求めて…』での提督。名前を変え、この世で暗殺者として生きていく。前作の艦娘とはもう別れている。
名前の由来…幕末四大人斬りの河上彦斎(るろうに剣心のモデル)と岡田以蔵(人斬り以蔵から)
ー武器ー
荒波一文字(打刀)
村正(脇差)
(共に改修済み)
ー暗具ー
苦無、毒薬、手榴弾、火種など
吹雪、赤城、金剛で。
投稿お疲れ様です!
浜風、浦風、磯風でどうですか?
1>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
2>>コメントありがとうございます!今回は見送らせていただきます。
3の逃げる。
それはもうわざとらしく一目散に。
で、後を尾行して基地まで付いて行って
以蔵の無双の時間!
>>5 コメントありがとうございます!採用させていただきます!
息を殺して深海棲艦を素早く殺す。これでお願いします。
>>6 コメントありがとうございます!採用させていただきます!
最近SS減ってきたので頑張って、続けてほしいです!
最近SS減ってきたので頑張って、続けてほしいです!
艦娘を助けにいくで
10>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
お疲れ様です。安価は、捕虜の居場所と、見張りの数でどうでしょうか?
艦娘の場所、他の仲間の位置、言い残したことは、あるか?でお願いします
12、13>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
三式歩兵銃と南部14年式拳銃と医療ポーチでお願いします
16>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
3でどうですか?
艦娘に優しくするのは、もう懲り懲りだしどうなろうが知ったことじゃないと言う感じで。
作者さんには、辛い選択肢ですが逆にどうなるかみたいと言う好奇心が…
2で
17>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
すみません多聞丸さんの作品は、ほとんど見ているのですが細かく覚えていなくて光を求めてでなんかプレゼントしたものがあればそれで
20>>コメントありがとうございます!挙げたもの…作者の僕でもなにか上げた覚えが…(基本拷問しか書いてなかったので…)再安価させていただきます。
赤城がお守りとして持っていた八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)でどうでしょう?
赤城本人は本物とは知らず、代々お守りとして受け継がれてたような感じで
23>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
遠征や任務で獲得したバケツを艦娘に使わず、他の鎮守符へ法外な値段で売り付け私腹を肥やしている。当然収支が合わなくなるので二重帳簿で管理している。とか如何でしょうか。
24>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
投稿お疲れ様です!
シンプルに
・公文書偽造
・海軍の情報漏洩
・裏金
でどうですか?
最近、投稿頻度が減ってきて頭を抱えてます…
26>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
そんなに焦らなくても僕は1週間に1回の時もありますから気楽に行きましょう(*´﹀`*)
今は、置いといて佐世保が終わったらにしましょう
28>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
投稿お疲れ様です!
海岸で艤装を置いて、生魚を一心不乱にかぶりついている艦娘達でどうですか?
以蔵(どういう状況…)
31>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
村雨でお願いします。
出来れば…吹雪達に加わる様にして欲しい
32>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
32ですが村雨を出して頂いて有難う御座いました!
提督の行動は昼間は艦娘達に無理難題&暴言を吐き
夜は裏で繋がっている軍の役人と一緒に豪遊三昧。
そんな提督に散々使われた村雨は吹雪達の様に
今夜脱走しようと決心して体力を蓄える為に
生魚だろうと喰っていた。
そこに吹雪達が来た…というのは如何ですか?
34>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
ホムコン見たいに吹っ飛ばせないかな?海まで行って深海の連中に殺られるでいいでしょ
37>>コメントありがとうございます!今回は違う拷問にします!
2で!
一緒に行動したら、他の作品と内容が被りそうですし…
2でお願いします。
まぁ、同行するとそれはちょっと………
2ですな。
吹雪達に餞別代わりに伍代からタダで貰った
封筒を渡す。
お前達で助けてみろと言って以蔵は立ち去って行った。
38~40>>コメントありがとうございます!では採用させていただきます!
2でお願いします。
多聞丸さん、逃亡提督と病んだ艦娘から逃げての投稿頻度が下がっているような気がしますが………
42>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!逃亡提督や病んだ艦娘も随時更新しますので楽しみにしてください!
阿武隈を除いた長良型で。
それと、今さらですが最初に助けた吹雪達は舞鶴、佐世保どっちの所属ですか?
最初、舞鶴って書いてあったのに途中から佐世保になっていたので…
44、45>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
大変失礼しました…。舞鶴ではなく佐世保にします!ご指摘ありがとうございます!
投稿お疲れ様です!
ぼろ布投げつけて、それで体隠してどっか行かせるでどうですか?
そして、自分事ですが艦これアーケードやってみようと思います!
アドバイスとかあったら、お願いします!
48>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
艦これアーケードのコツですか…。
1 アーケードは高レベルまで育てなくても改装カード(改、改二、中破カード)は出ますが、星付けが必要になります(最低でも出撃20回は必要)。また、自力で手に入れるのもいいですが、カードショップで必要なカード(オススメなのはタシュケント、出来れば改(今回のイベントで改が落ちるようになり、多少はレートが下がった)また飛龍、蒼龍の改二(艦載機)、その他自分の気に行ったカード(ただし、大鯨はオススメしない。龍鳳が実装されてないので大鯨カードが強制的に排出されるため))、北上などの重雷装巡洋艦も揃えておきたい。
2 覚えておきたい技は航空キャンセル、ケツ魚雷など色々ありますが説明するのが分かりにくいのでyoutubeを見ることをおすすめします(オススメなのは『コウの動画倉庫』さんです)。
3 最後、重要なのはニッケル(100円玉)を大量に持っていくこと!カード排出、ケッコンカッコカリにはニッケルがかかるので、多めに持っていくことをおすすめします。
僕はレベル97の乙提督ですが、最初はのんびりやればいいと思います!頑張ってください!
1の連れて行く。
投稿お疲れ様です!
2でどうですか?
額に銃口押し付けて
「来るな それともこいつ(運転手)みたいになりたいか?」
という感じで。
50>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
質問は
1 お前らの仲間は何人?
2 監禁した艦娘は何人?
3 主の居場所は?
で、お願いします。
これからも頑張って下さい作者様!
54>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
3番でお願いします。
内容は条件付きでお願いします。
同じく条件付きで。
被害に遭っていた娘に対面させて真偽を確かめるorほぼ確実に死ぬという役割を任せて覚悟の程を見る、という感じで。
55、56>>コメントありがとうございます!では採用させていただきます!
松と竹でお願いします。
58>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
1の圧倒でお願いします!
投稿お疲れ様です!
2でどうですか?
手下が陸or海の特殊部隊出身(以蔵も知ってる)という事で以蔵自身も何発か被弾すると言う流れでどうですか?
60>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
殴る蹴るの繰り返しでお願いします。
63>>コメントありがとうございます!殴る蹴るですか…少し変えますね。
前作での出来事をぼかしつつ、存在が異なるといえど姉妹(名取と阿武隈)を手にかけた事があると言う。それでも着いてくるか迫る。
投稿お疲れ様です!
2でどうですか?
この物語は艦娘の同行を控えた方が…
(主人公の一人旅の物語を見てみたいので…)
確かにね。
長良達は吹雪達の鎮守府行きかな?
以蔵に助けられたと言えば
迎えてくれそう。
66、67>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!(分かりました。今後は以蔵1人の旅にさせていただきます)
取引されている所を襲撃と誘拐して、海軍を本当の実態を暴いてほしいのはどうでしょうか?
69>>コメントありがとうございます!今回は別のものにさせていただきます。
投稿お疲れ様です!
翔鶴、瑞鶴でどうですか?
71>>コメントありがとうございます!採用させていただきます!
1で。
軍からの依頼という事で捕縛したが、自分の本来の目的は「この世を正す事」、道理に通らぬ依頼者の事など知った事ではない。
73>>コメントありがとうございます!採用させて頂きます!
絶対ヒューマンバグ大学の影響受けてるよ・・・
響でお願いします(1部で死んだ暁の復讐ということで)
コメントありがとうございます。響は仲間でありますので、再安価とさせていただきます。
久々の更新嬉しいです!お待ちしておりました!
敵対者…天龍でどうでしょう?
鎮守府崩壊をしぶとく生き延びるも、寝たきりで逃げられなかった龍田を喪い復讐の鬼と化していた、という体で。
78>>コメントありがとうございます。天龍は死んでいるんですよね…( ̄▽ ̄;)再安価いたします。
再度失礼いたします。
でしたら、最上はどうでしょう?
80>>コメントありがとうございます。採用させていただきます。
2でお願いします
77>> 敵と勘違いしてしまいました。大変申し訳ございませんでした。
82>>コメントありがとうございます!採用させていただきます。
投稿お疲れ様です!
システムをハッキングして暗号化された極秘データの解読でどうですか?
コメントありがとうございます!採用させていただきます
お久しぶりです!
時たま読み返しておりましたが、久々に更新されて嬉しいです!
断腸の思いで分かれた艦娘たち。点と線がつながるとき、一体何が起きるのか…この先も楽しみです!
↑非ログインにつき名無しになっていました。失礼いたしました。