2022-05-17 22:02:02 更新

概要

昔、水色の悪魔として恐れられていた提督は、執事として目立たず元帥の元で働いていたが、ある日、ブラック環境で違法労働を艦娘にさせていた前提督が憲兵に捕まったことにより、その代わりとして鎮守府に提督として配属されることに...
嫌がりながらも、ちゃんと仕事をこなす提督に対して、鎮守府の艦娘達は、提督に対してだんだんと惹かれていき…
これは、異名を持つ提督と艦娘達のシリアスありのドタバタコメディ劇場(の予定)です。


第二章


艦娘達の提督息抜き作戦会議

《襲撃から数日後》


【司令室】


提督「向こうの提督からの許可を貰えて、扶桑達の配属は昨日完了したが…問題が火大佐なんだよなぁ…!」アタマカカエ

提督「くっそ…いいアイデアが思いつかない…!」アタマガリガリ


火大佐をどうしていいか分からない提督を、ドアの隙間から何人かの艦娘達が見ていた。


金剛「最近のテイトクは、ずっとあんな感じデース…」ヒソヒソ

加賀「しかも、ここの所忙しそうわね…」ヒソヒソ

北上「でも、私達にできそうなことは…」ヒソヒソ

電「あまり思いつかないのです…」ヒソヒソ

大淀「取りあえず、バレる前に撤退して、第三会議室に皆さんを集めましょう…」ヒソヒソ

金剛「そうデスネー」ヒソヒソ

提督(あの5人…何やってるんだ?)


提督にあっさりバレている五人であった。


【第三会議室】


ガヤガヤ


大淀「皆さん、静かにしてください…」


シーン


大淀「では、改めまして…こほん…皆さんに集まって貰ったのは、提督についてです!」

大淀「大体の人達は気づいているでしょう…提督がここの所、ずっと頭を抱えていることを!」クワッ!

大淀「そこで、何とか提督に息抜きをしてもらうべく…何かないか、皆さんのアイデアを聞かせてください」

赤城「はい!大食いたいk大淀「却下で…」ビシッ

赤城「くっ…!」

吹雪「はい…!お買い物なんてどうでしょう」

大淀「そうなると……血が流れそうなので残念ながら…」

吹雪「ですよねー…」

武蔵「ふむ…ここはやはり、祭りがいいと思うぞ!」

大淀「ま、祭りですか…」

武蔵「うむ!祭りならば、皆で息抜きでき、この鎮守府内でできる!…しかもだ、提督の浴衣姿も見れると思うぞ…!」

大淀以外の艦娘s「っ!!!」ピッシャーン!

金剛「テイトクの浴衣姿…goodデース!!」

大淀「あの~…皆さん?」

加賀「流石に、気分が高揚します…」

大淀「ですから、みn北上「いいねいいね…折角だし、皆も着ようか」

大淀「あの…話を聞いt白露「提督の浴衣姿…」ニヤニヤ

大淀「…」

長門「そうとなったら、私が提督に許可を貰ってこよう!」

吹雪「頼みましたよ、長門さーん…!」

長門「大船に乗ったつもりで任せておけ…!」ガチャ

大淀(弟君、OKですのかな…?)


【司令室】


提督「だぁ~!!考えたら考えるほど、頭がこんがらがる!」アタマガリガリ


タッタッタッタッタバーン


長門「失礼する!」

提督「うおっ…!…おい長門、ノックをしてから入ってくれ…」

長門「したつもりだったが…すまなかった」

提督(走ってきた勢いのまま入ってきたよな…?)

提督「で、どうした?何かあったのか?」

長門「ふむ…!実はな、皆が祭りをやりたいって言っててな…!」

提督「…」ピクッ

長門「完全に、皆が祭りをやる気満々でな…」

提督「…だがら俺に許可を取りに来たのか…」

長門「嗚呼…!鎮守府を一部を祭り会場にしようと思ってるため、どうしても提督の許可が欲しくな」

提督「……………いいんじゃねぇか?最初に会った時に言ったように、基本は自由にしていいって言ったし…」

長門「!本当か…!」

提督「男に二言はない…」

長門「了解した。皆に伝えてくる…提督も参加してくれよな…?」ガチャパタン

提督「……祭り…か…」


《回想》

??「兄ちゃん、あれ買って~!」

??「お父さんやお母さんに言ってくれ…俺の財布がもうすっからかんだよ…」

??「えぇ~…」

??「帰ったら、ゲームしたるからな?我慢してくれ」

??「…うん!分かった!」


提督「…あれから十数年経ってるのか……時というものは、早いものだ…」ボウシヲフカクカブリ


お祭り準備

《2日後》


提督「すごい速さで、祭り会場が出来てるな…」マドカラカイジョウヲミテハ

大淀「許可してよかったの…?」フワンソウニ

提督「なんで?」クビカシゲ

大淀「だって、あの事があってから、お祭りに行かなくなったでしょ?」

提督「…確かにあまり行きたくないが、アイツらがしたいって言ってんだ、昔のことをダラダラと引きずっている1人のためにやらないより、大勢が楽しめるなら、やるほうがマシだ…」

大淀「弟君がそういうなら…」

提督「……ちょっと、祭り会場を見てくる…」ガタッ

大淀「はい!行ってらっしゃい!」

提督「嗚呼…」ガチャ

大淀「……辛かったら、泣いていいのよ…」ボソッ

提督「……」パタン


《祭り会場》


コーンコーン、ガガガガガガン

ソノカナヅチトッテ~

ハーイ!

ナガトサーン!ソノシザイコッチニモッテキテクダサーイ!

リョウカイシタ!


提督「この勢いなら今日にでも出来そうだな…」

武蔵「むっ!提督、来ていたのか…」

提督「嗚呼…少し気になってな」

武蔵「そうか、しかし、食材とかの関係で、やるのは明日になるらしいぞ」

提督「明日か…」

武蔵「嗚呼…だから、いつでもできるように、屋台などのセッティングを急ピッチに進めているんだ」

提督「へぇー…あれは、櫓か?」マンナカノドダイヲユビサシ

武蔵「うむ、皆で盆踊りを踊ろうとなってな!」

提督「そいつは、楽しみだ…!」


ムサシサーン!テツダッテクダサーイ!


武蔵「すまん提督、もう行かなくては…」

提督「嗚呼、行ってこい」

武蔵「では、失礼する……あっ、提督」ピタッ

提督「ん?どうした?」

武蔵「祭りのときには、是非浴衣で来てくれ…では!」ダッタッタッタッタッタッ

提督「…浴衣か、久々に来てみるとするか…」


後書き

【艦これ】提督「...皆が色々な服を着る?」大淀「安価です」 sstokosokuho.com/ss/read/22846
良ければ、こちらもよろしくお願いします!


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H.Curbler54さんから
2022-05-15 01:40:06

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2022-05-15 01:40:08

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