2023-03-19 20:36:44 更新

概要

艦これの二次創作SSとなっております。またオリジナル設定などを含むため苦手な方は以下略…
順次艦娘の方々を出し来ていきたいと思います。何か問題等があるような場合においては対処いたしますのでコメント等をいただけたら幸いです。
まさかのメイン5作目!過去作の内容が若干入っておりますが読まなくてもわかるよう努力はしているつもりです!
読んでいただけて大変うれしいです!更新は不定期となります。何分初心者なものご容赦ください。


前書き

2人のちょっと不思議な提督たちが特殊な環境に放り込まれも艦娘たちとドタバタしながら生活して行くというようなストーリー。今回はまさかの提督と女提督が不在!!さあ?どうなることやら…



失礼しま~す!衣笠さんです!こちら特殊鎮守府、艦隊調査保護局です。ここでは通常のお仕事だけではなく、解体となった鎮守府や悪い人たちから艦娘を保護したり、そのための調査を行うことも私たちのお仕事です!しかも司令官が2人いらっしゃったり、深海の方もいらっしゃるとっても不思議な鎮守府です!



青葉「よくできました!」ワシャワシャ



衣笠「犬か!やめい!」



青葉「お手!」



衣笠「青葉ぁ…なんで青葉がやらないの?」



青葉「大人の事情。」



衣笠「は?」



青葉「わかってください。大人の事情です」



衣笠「大人の事情って…おしえてよ~?」



青葉「それ以上いけない」ニカー



衣笠「ひぃ…」



青葉「では…本編どうぞ…衣笠…こっち来て…」ガシッ!



衣笠「いや!はなせ!力つよ!?引きずられて!?聞いただけでしょ!ねえってば!」



アオバハナシテ! キヌガササンガワルカッタ! ズリズリズリ… イヤァアアアア!




―――――――――――

――1128 執務室



叢雲「鈴谷。その資料取ってもらえるかしら?」



鈴谷「はいはい。」



叢雲「ありがとう。まったく…あの2人の書類の処理速度は半端じゃないわね…」



電「はいなのです…」



大淀「電ちゃん!そろそろ時間ですよ!」



電「もうそんな時間なのです!?」



鈴谷「出撃組の帰投だね~」



ガチャ!



加賀「ただいまもどりました。」

瑞鶴「たっだいま~」

古鷹「任務完了です!」



叢雲「お疲れさま。あれ?吹雪と三日月、暁はどうしたの?」



加賀「かすり傷ですが、一応先に入渠させました。」



電「了解なのです。加賀さんたちは怪我もなさそうなのでよかったのです!」



加賀「がいs」



瑞鶴「鎧袖一触よ」ドヤァ



古鷹「あはは!加賀さんさきこされましたね!」



鈴谷「でも、瑞鶴がそれ言うと軽い感じる…」



加賀「そうね。」フフフ



瑞鶴「ひっどーーーい!」



大淀「言葉が似合うように頑張ってくださいね?それでは後程、報告書お願いします。」



古鷹「了解です。それと提督さんたちって今日からでしたっけ?」



叢雲「そうね…健康診断と定期訓練。3日間の予定よ。」



電「その間、私たちが代行なのです。」



瑞鶴「がんばってねー!」



叢雲「ありがとう。」



鈴谷「あれ?今日と明日、演習組んでなかたっけ?」



電「そうなのです。女司令官さんからオーダーはもらってるのです!」



加賀「だれなの?」



叢雲「ええ…今日は祥鳳、榛名、鈴谷、皐月、三日月、文月よ。」



鈴谷「わお!鈴谷も入ってるんですけけど!?」



電「はい!頑張ってくださいなのです!」



鈴谷「がんばるよぉ…」



古鷹「お願いしますね?相手の提督さんの情報は?」



大淀「階級は少佐。なんか有名人みたいですよ?これ写真です。」



鈴谷・瑞鶴「「 ああ!この人!? 」」



加賀「知ってるの?」



瑞鶴「たしか…このあたりの雑誌に……これこれ!」



古鷹「海軍の情報誌……思い出しました!今年のイケメン提督ランキング1位の人です!たしか…PP鎮守府の人ですよね?」



叢雲「ふーん。」



電「はわわ…ほんとに1位なのです…」



鈴谷「たしか最近急上昇中で艦隊も相当らしいよ!」



瑞鶴「しかも実家は海軍とも提携してる開発企業の御曹司。」



叢雲「ふーん。」



大淀「あれ?興味なさそうですね?」ニコニコ



鈴谷「だって叢雲はねぇ…ていtムゴ!ふもふもくむふうう!(叢雲苦しい!)」



叢雲「はいはい!お昼食べて準備しましょう!」



大淀・電・加賀・瑞鶴・古鷹「「「 …… 」」」ニコニコ



叢雲「なんで無言で微笑みかけてるのよ!!」



オヒルニスルノデス! キョウノオヒルハナニカシラ? ニザカナタベタイナァ…



叢雲「なんで、スルーするのよ!ちょっと!…はぁ…鈴谷もお昼行くわよ…鈴谷?」



鈴谷「」チーン



叢雲「あ…鈴谷ぁアアアアアア!!!」




――1300 母港



鈴谷「ライバルを消しにかかる叢雲…」ニター



叢雲「だから、わるかったって…」



電「泥沼愛憎劇なのです…」ニコニコ



大淀「おお、こわいこわい!」ニコニコ



叢雲「3人とも私で遊んでない!?」



鈴谷・電・大淀「「「 否定はしない(のです)! 」」」



叢雲「あんたたちぃい…」



大淀「あ!きたみたいですよ!」



少佐「お待たせいたしまして申し訳ございません。PP鎮守府の提督の少佐です。本から演習を組んでいただきありがとうございます。」ニコリ



叢雲「こちらこそ、遠いところはるばるありがとうございます。■■鎮守府、提督代行の叢雲です。」



電「同じく女提督代行の電なのです。」



少佐「これはかわいらしいお嬢様方…そちらの提督と女提督様から不在の件はお話いただいてますので…」



大淀「大淀と申します。そちらの艦隊の方々は?」



少佐「あれ?…あのクズども…ま、これで…」ボソッ



叢雲「……」ピクッ



少佐「あ!いた!おーい!こっちだ!なにやってんだ!!」



扶桑「遅れて申し訳りません!山城の装備に不具合が出てしましまして…」



山城「いつものことながら…不幸だわ…」



少佐「ったく…これだから…まあいい。全員いるな?」



扶桑「はい。そろってます。」



少佐「よろしい。手間をかけさせるな。」



扶桑「失礼しました。」



叢雲「よろしければ演習の前にこちらで、そちらの装備の点検いたしましょうか?」



少佐「それはありがたい!お願いいします!」



扶桑「運びますね?」

山城「姉さま私も運びます!」



叢雲「助かります。では他の方々はこちらに。応接室でお待ちください。大淀。お願い。」



大淀「ではこちらに。」



少佐「それでは失礼して…お前たち迷惑かけるなよ!」カツカツ



電「皆さんこちらにどうぞなのです!」




――1330 工廠



明石「いらっしゃいませー!どうしたんですか?」



叢雲「こちら今日と明日の演習相手の方々。」



明石「明石です!よろしくお願いします!」



扶桑「代表としてご挨拶させていただきます。よろしくお願いいたします。」



山城「綺麗な工廠ね。」



明石「ありがとうございます!整ってないと間違えますからね…」



叢雲「演習前に装備の点検お願いできる?」



明石「そうでね…大体30分もあれば点検しときます!」



叢雲「わかったわ。その間、応接室にいるわね?」



明石「了解です!できたら無線で呼びますね~」



叢雲「おねがいね?」



明石「夕張!手伝って!」



叢雲「どこに向かって…」



ガタガタガタ!!!



扶桑・山城「「 きゃ!! 」」



明石「ごめんなさい…ちょっとそこどいてもらえますか?」



扶桑「は、はい!」



夕張「びっくりしたぁ…閉じ込められたかと思った…」ガチャ



叢雲「どこから出てきてるのよ…床下って…」



夕張「ここの地下はデータ管理室なんです!と言うか…この2人はどなた?」



叢雲「今日と明日の演習相手の人たちよ。」



夕張「そうですか!よろしくです!」



扶桑「よろしくお願いします!」



山城「よろしく。」



叢雲「では2人ともこちらにどうぞ?」




――1345 応接室



最上「綺麗だね?」



朝雲「そうね。」



山雲「そうね~…うちも、もう少し綺麗になればいいのだけれど…」



少佐「ああ?文句あんのか?おい。あるんなら言ってみろよ…」



山雲「い、いえ~…ありません。」



少佐「ならだまってろ。このウスノロ…」



満潮「……」チッ



少佐「満潮。」バシン!



満潮「きゃ!」バタン!



最上「満潮!!大丈夫?」



満潮「へ、平気よ…」



少佐「司令官に対して舌打ちした罰だ。」



最上「提督…」



少佐「なんだ?最上?文句あるのか?言ってもいいぞ?」パキパキ



最上「いいえ…ありません。」



少佐「そうか…とっとと座ってろ。俺のイメージが悪くなるだろ…」



電「失礼するのです!」コンコン



少佐「ほら。早くしろ……すいません!どうぞ!」



電「失礼するのです。お茶をお持ちいたしました!」



大淀「どうぞ?」コトッ



少佐「ありがとうございます!」



叢雲「30分ほどで点検が終わりますのでもうしばらくお待ちください。」



少佐「いや~。できたお嬢さんたちだ!うちも見習ってほしいものだよ…」



叢雲「……演習の際、指令室を準備しておきますので後程ご連絡いたします。必要なものがございましたら、私か電、大淀にお申し付けください。できる範囲でご用意いたします。」



少佐「ありがとう。」



叢雲「では、もうしばらくお待ちください。御用の際にはそちらのベルをお使いください。電、大淀、ちょっといいかしら?」



大淀「はい?」

電「はいなのです?」



叢雲「失礼します。」



少佐「はい。どうも!」ニコリ




――1350 執務室



叢雲「ごめんなさい。外にだれもいないわね?」



電「はいなのです」



大淀「ええ。」



叢雲「よし…川内?神通?いる?」



神通『今、川内と部屋にいますが?どうかされました?』



叢雲「すぐ、執務室来られる?」



川内「よんだ!?」



大淀「本棚の裏から!?」



神通「お呼びでしょうか?」



電「窓からなのです!?」



叢雲「どこから現れてるのよ…まあいいわ。大淀、電、さっき艦娘1人の頬が赤かったの気づいた?」



電「赤いのは気が付いたのですが…」



大淀「ええ…同じく…」



叢雲「おかしくない?片側だけ赤かった。それも人の手の大きさくらいに…」



大淀「…艦娘への暴力行為…」



叢雲「ええ…あまりの危険行為をとがめるのであれば問題は無いのだけれど…ここに到着時にはあれは無かった…しかし、今はある。その間危険な行為をする場所がない。というと…」



電「調査保護案件の可能性なのです…」



叢雲「川内、神通。少佐の監視をばれないように行ってほしいの。お願いできるかしら?」



川内「まかせて!」



神通「了解しました!」



叢雲「一応この調査用カメラで撮影もお願い…ただ盗撮と言う形となるから気を付けて…」



川内・神通「「 了解! 」」



叢雲「お願い。」



川内「じゃあね?」ガチャ!パタン!



神通「失礼します。」ガチャ!パタン!



大淀「この執務室どうなってるんですか?」



叢雲「気にしてはだめよ…」



電「何もないといいのですが…」



叢雲「とりあえず…いまはここまでにしておきましょう…」



明石『叢雲~?点検終了。いつでも大丈夫だよ!』



叢雲「了解!さて…まずは目の前の演習を頑張りましょう!」



電「はいなのです!」



大淀「了解です!」




――1410 演習場(入口)



山城「はぁ…もう演習なのね…それにしても装備がピカピカだわ…」



朝雲「明石さんが磨いてくれたみたいよ?」



山雲「軽くなったきがするわ~。」



扶桑「がんばりましょう。皆さん。」



最上「満潮、顔…大丈夫?」



満潮「ええ…いつものことだから…」



山城「満潮!さっきから顔を隠してたのって!また殴られたの!?」



満潮「気にしないで…」



山城「ごめんね…かばってあげられなくて…」



扶桑「ごめんなさい…」



満潮「なんで扶桑と山城が謝るのよ…2人だって日頃殴られてでしょ?」



扶桑「ですが…」



山城「文句言ってやる!!」



満潮「だめ!!」ガシッ!



山城「な!?」



満潮「言っても今度は山城が殴られるだけ!だから…」



山城「だけど!」



扶桑「山城…もう一度本部の憲兵に話してみましょう…最上と朝雲と山雲は殴られたりしてませんか?」



最上「うん。」

朝雲「大丈夫よ。」

山雲「大丈夫です~。」



扶桑「そう…」



山城「………」ギリッ



扶桑「今は耐えましょう…」




――1420 演習場(外野)



青葉「おお!あれがイケメン1位少佐ですか~。さすがにかっこいいですねぇ…」



衣笠「そうだね~」



夕立「なんだかあの少佐さんは嫌いっぽい…」



時雨「そう?優しそうな感じするけど?」



青葉「人それぞれですからね!」



衣笠「相手の艦娘さんたち出てきましたよ~」



時雨「おーーい!扶桑~!山城~!ほかの皆も~!」



夕立「知り合いっぽい?」



時雨「うん!」



衣笠「手を振ってくれてますよ!」



時雨「元気そう!」フリフリ



青葉「どういうお知り合いで?」



時雨「学校時代の実習班のメンバーなんだ!」



青葉「そうでしたか~。意外なところで会えましたね?」



時雨「うん!」



衣笠「さ~て…衣笠さんは演習判定の機材のチェックに行ってきますね~」



青葉「青葉は録画機材のチェックします!」




――1425 演習場(フィールド)



祥鳳「祥鳳です!本日はよろしくお願いします!」

榛名「榛名です。よろしくお願いいたします。」

鈴谷「鈴谷だよ。よろしく!」

皐月「ボクは皐月!よろしくね!」

文月「文月って言うの~。よろしくぅ~」

三日月「三日月です。お願いします。」



扶桑「扶桑です。よろしくお願いします。」

山城「妹の山城です。よろしくお願い致します。」

最上「最上です!お願いします!」

満潮「満潮よ。お願いするわ。」

朝雲「朝雲です!よろしく。」

山雲「山雲です~。よろしくお願いしますね~。」



榛名「あの~…」



満潮「はい?」



榛名「頬大丈夫ですか?」



満潮「き、気にしないで!ちょっと緊張で転んだだけだから!」



皐月「湿布か何かもらってこようか?」



満潮「大丈夫!こんなの平気よ!」



三日月「無理しないでくださいね?」



満潮「ありがと!」



叢雲『両方とも準備いいかしら?』



祥鳳「大丈夫です!」



扶桑「問題ありません!」



叢雲『了解。少佐様もよろしいでしょうか?』



少佐『いつでもいいよ。よろしくね!』



叢雲『それでは戦闘準備!…………1430演習開始!!』




――■■鎮守府側(フィールド西)



祥鳳「行きます!制空権確保します!」ブーン



皐月「ボクは中央に!三日月、文月!祥鳳の右舷と左舷のガード!」



文月・三日月「「 了解 」」



鈴谷「榛名さん!いくよ!」

榛名「了解しました!撃ちます!」




――PP鎮守府側(フィールド東)



少佐『作戦通りにやれ。いいな?失敗は許さない。』



扶桑「了解…」



扶桑「山城。索敵しますよ!」

山城「了解!」



最上「榛名さんと鈴谷さんが出てきた!満潮、出るよ!」

満潮「見えてるわ。行くわよ!」



朝雲「山雲!扶桑について!」

山雲「わかったわ~。」




――フィールド中央



鈴谷「やっぱり索敵来たね!でも…」ドーン!



榛名「こちらも砲撃します!」ドーン!



鈴谷「よっし!2機撃破!」



祥鳳『まだだめです!あと3機来ます!』



最上「満潮!撃って!」



満潮「わかってる!」ドーン!ドーン!



鈴谷「来てた!?あっぶな~…」



最上「そっちには行っちゃだめだよ!」ドーン!ドーン!ドーン!



榛名「鈴谷さん!」



鈴谷「当ってないよ!大丈夫!」



満潮「今よ!」



扶桑「合わせて!山城!」ガコン!

山城「もちろん!姉さま!」ガコン!



鈴谷「榛名!狙われてる!」



榛名「回避します!」



ズダダダダダダダ!!



扶桑「きゃ!」

山城「うわ!」



祥鳳『鈴谷さん、榛名さん。今のうちに体制を立て直してください。制空権は…確保しました!』



鈴谷「了解!」



榛名「鈴谷さん!左!」



朝雲「なめないでよ!」



鈴谷「おっと……中破しちゃった…ここは全力で逃げまーす!」ザー



扶桑「朝雲!お見事です!」



榛名「鈴谷さんは榛名の後ろに!…撃ちます!」ドーン!ドーン!



山城「届いてませんよ!」



鈴谷「榛名~ありがと~」



榛名「いえいえ!いまです!祥鳳さん!」



祥鳳『了解です!』



扶桑「砲撃は囮!?でも…当たりませんよ!」



山城「残念でしたね!」



皐月「どんどん撃つよ!」ドーン!ドーン!



最上「回避!」



満潮「ええ!」



皐月「まだまだ!」ドーン!ドーン!



最上「すごい撃ってくる……あれ!?祥鳳さんの周りの2人がいない!?」



満潮「扶桑!山城!山雲!」



文月「これでもくらえ~!」

三日月「えぇい!」



山雲「お2人とも!」ザー!



ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!



山雲「うーん ちょーっと…」中破

扶桑「きゃぁぁぁ!?」小破

山城「私まで!?被弾!?弾薬庫に火は回ってない?」小破



三日月「文月お姉ちゃん!大丈夫ですか!?」ザー



文月「大丈夫!山雲さんのがちょっと当たっただけ。引くよ~!」小破




――演習場(外野)



暁「始まってるわね?」



青葉「おかえりなさい。遠征はいかがでした?」



初霜「無事完了です!」



熊野「全員無傷ですわ。こちらは…あら、鈴谷が中破判定ですわ…あの子ったら足を引っ張らないかしら?」



時雨「鈴谷さんなら大丈夫だよ!もう立て直してるし!」



青葉「相手さんもなかなかですね~…おっと…榛名さんが小破判定ですか…最上さんのが当たりましたね。」



初霜「あの、扶桑さんと山城さんって小破状態ですよね?」



時雨「そうだよ。すごいよね…小破状態でもあそこまで正確に射撃できてるもん。」



夕立「駆逐の人が抜け出してっぽい!三日月ちゃん気づいてない!」



青葉「皐月さんがかばいましたね…小破判定です。」



叢雲『演習終了!1510終了時刻です。勝敗判定は……引き分けです!』



暁「まあまあの結果じゃない?」



青葉「そうですね!」



夕立「時雨~。お仕事っぽい~」



時雨「間宮さんのとこいってもらってこようか?」



初霜「お手伝いします?」



時雨「大丈夫!演習の人たちに飲み物とか配るだけだから!」



初霜「何かあったら言ってくださいね?」



時雨「ありがと!」




――1520 PP鎮守府仮指令室




少佐「そろった?」



扶桑「はい。」



少佐「引き分けか……山城。」



山城「なによ…」



少佐「なに余計なとこで小破してんだよ!!」バシン!!



山城「きゃあ!!」バタン!



扶桑「山城!」ガバッ!



少佐「たっくよ…扶桑!お前も小破しやがって!」ゲシッ!ガスッ!



最上「やめてよ!」



少佐「うるせえ!!」バシン!



最上「つっ…」



朝雲「最上!…なんでいつもいつも殴るのよ!私達だって頑張ってるじゃない!!」



少佐「あ?あれでか?道具が生意気なこと言うじゃねぇよ!!」



満潮「あんたねぇ!!!」



少佐「どうする気だ?また憲兵に電話するか?いいぞ?無駄な努力だけどな?」



扶桑「なぜそれを!?」



少佐「教えねえよ!」ゲシッ!



扶桑「痛ッ…」バタリ



少佐「最高……話は戻るけど、やっぱりお前は不幸な艦娘だからなの?なぁ?山城?」グリグリ



山城「あああああ!」



山雲「あ…ああ…」ガクガク



扶桑「やめてください!お願いします!責任は私にあります!だから!」



時雨「失礼しまーす!お飲み物おもち…」



少佐「あ?」



時雨「何やってるんだよ…お前…」ギロッ



少佐「できの悪い艦娘をしつけてるだけど?」



時雨「その足をどけろ!!!」ガシャン!



少佐「めんどくせえ…そっちこそ武器おさめてよ。な?」



時雨「……」



少佐「どけないと…このまま山城の頭を踏みつぶしちゃうよ?」ギリギリ!



山城「あああああああ!!」



時雨「わかった!しまうから!やめて!」



少佐「そうそう!物わかりがいいね~…そういう子嫌いじゃないよ!」



時雨「……」



少佐「あのね?おれ憲兵の上層部にパイプあるから報告しても無駄だからね?もしこのことを誰かに言ったら…わかるよね…」



時雨「……」



少佐「返事!!」ギリギリ!



山城「ああああああああ!!」



時雨「わかったから!わかったから!やめて!!」



少佐「返事できたからやめてあげるよ。」スッ



時雨「大丈夫!?」



山城「だい、じょうぶ…」



少佐「そうだ…こいつらにお風呂かしてあげて!ほら俺の周りには綺麗なのしかいらないからさ!」



時雨「…みんな…行こう…」



少佐「とっととしろ!!このノロマども!!」




――1550 執務室



祥鳳「以上で報告書終わりです。」



叢雲「了解。お疲れさま!夜の食事会まで休んで?」



祥鳳「了解です。提督代理もがんばってください!」



電「ありがとうなのです。」



ガチャ! パタン!



川内「ちょうどよかった!」



電「今度は机の引き出しなのです…」



神通「他にもありますけど…見てください…」



祥鳳「お2人とも…え?」



川内「細かいことはあと!あの少佐ひどいよ!」



叢雲「ちょっとまって!祥鳳さん、事情はあとで話すから部屋の前で誰も来ないように見張っててもらえない?もし少佐が来たらノックを3回お願い!」



祥鳳「は、はい!では!」パタン



叢雲「いいわよ。」



川内「これ…」



アアアアア! ヤメテヨ! ウルセエ! ナニシテルンダヨ!………



大淀「これは…」



神通「演習の後に撮影しました…ひどいです…」



電「時雨ちゃんですか?」



叢雲「そうね…」



祥鳳「すいません!時雨が!向こうの扶桑さんたちといらっしゃいましたけど…」ガチャ



叢雲「すぐに入れてちょうだい!電は青葉に至急執務室に来るように連絡!」



時雨「入るよ!」



大淀「事情は把握してます!早く中へ!」



扶桑「失礼いたします。」



祥鳳「見張っておくのでご安心を!」パタン



電「ありがとうなのです!明石さん!聞こえてるのです?」



明石『はいはーい!なんですかー?』



電「救急手当の道具をもってきてほしいのです!」



明石『了解!すぐ行きます!執務室でいいですね?』



電「お願いするのです!」



時雨「叢雲!扶桑さんたちを保護して!」



叢雲「ええ。そのつもりよ。実はね…カクカクシカジカ…で監視させてもらっていたわ…」



朝雲「じゃあ…さっきのも…」



叢雲「ええ。映像として残ってる…でも…盗撮だから…証拠にはならない。」



青葉「お待たせしました~」ガラッ



電「川内さんたちと同じところから!?」



青葉「これ早くていいですな~あはは!で御用は?」



叢雲「ちょっとまってね…申し遅れました。私、提督代理兼、艦隊調査保護局の執行官の叢雲です。」



山雲「保護局?」



電「そうなのです。こういった案件を調査したり、被害を受けている艦娘さんたちを保護するのもお仕事のうちなのです。」



朝雲「でも…憲兵に何回も助けてほしいと連絡しても…取りあってもらえなかったわ…」



扶桑「ええ…」



時雨「どうやらあの少佐上層部にパイプがあるみたい…」



大淀「そうですか…しかし、元帥直属ですのでご安心を。」ニコッ



満潮「ほんとなの?」



明石「お待たせしました!どういうことですか?」ガチャ パタン



叢雲「あとで説明するわ。とりあえず軽く傷だけ見てもらえるかしら?」



明石「はい!じゃ山城さんからみますね?」



山城「ありがとう。」



叢雲「話は戻るけど、時雨も保護対象だったわ、」



最上「そうなの?時雨?」



時雨「うん!助けてもらったんだ!」



コンコンコン! スミマセン! ショウササマガイラッシャイマシタガ…



叢雲「ちょっとまって!今片づけるから!……そっちの本棚のうらに部屋があるからはいってて。明石さんも。」



時雨「わかった。」



ミンナコッチ… ガラガラ… ハイッテハイッテ… パタリ



叢雲「よし。どうぞ!お待たせしました!」



祥鳳「どうぞ!」ガチャ



少佐「お忙しいところ申し訳ないね…もう1つボードを借りられないかな?」



叢雲「ボードですね?後程お持ちいたしますので、お部屋でお待ちください。」



少佐「助かるよ~。どうもね!」ガチャ



祥鳳「では私はもう少し待ってますね?」



電「わかったのです!もうちょっと待っててほしいのです!」



祥鳳「わかりました。では。」パタン



叢雲「……………祥鳳…大丈夫?」



コンコン!



電「ばれなかったのですね…」



大淀「皆さんいいですよ!」



川内「意外といい部屋だね!」



最上「ありがとうございました。」



叢雲「いいのよ。それで話は戻るけどあなた方を保護対象にしようと思ってるのだけどいいかしら?」



山城「お願いするわ…」



扶桑「ええ…お願いします。」



時雨「ボクからもお願い!」



電「決まったのです!」



青葉「あの~…なんで呼ばれたのでしょうか…」



叢雲「あ…忘れてた…」



青葉「ひどい…」ウソナキ



叢雲「冗談よ。扶桑さんたちが暴行を受けたりして傷やあざがあったりしたら、そこの写真を撮っておきたいのだけれど…いいかしら?」



最上「いいよ。まず、山城からかな?」



山城「わかったわ。どうぞ。」



青葉「では失礼しますね…」パシャッ



山城「あとは…ここ…」ヌギッ



電「ひどいのです…」



青葉「撮りますね…」パシャッ



――10分後



青葉「撮影完了です。」



叢雲「……ただ捕まえるだけじゃぁねぇ…」



大淀「そうですね…どうしてやりましょうか…」



電「とりあえずこれから考えるのです。」



叢雲「そうね…ではみなさん。とりあえずお風呂でリラックスしてきてください!」



明石「お風呂ではがれてもまた貼りなおしたりしますので!」



神通「ではここからどうぞ?直接お風呂までつながってます。」ガチャリ



朝雲「天井から階段!?」



大淀「なんで変な改築されてるですか?」



川内「ここの設計、女提督さんがしたらしいよ?」



電「納得なのです!」



満潮「ここの提督が2人いるのも変わってるけど…鎮守府自体が変わってるのね…」



叢雲「うちの司令官達が一番変わってるかもね…」ニコニコ



大淀「その提督に恋しちゃってる叢雲さんも変わってるってことですか?」ニコニコ



叢雲「なにを言っちゃってくれてるの!?///」



扶桑「うふふふ」ニコニコ



山城「不幸だわ…(叢雲が)」



叢雲「早くお風呂いきなさーーーーい!」



祥鳳「何かありましたか!?」ガチャ!



叢雲「ご、ごめんなさい!なんでもないわ!」




――1800 食堂



大和「少佐様?どうぞ?」



少佐「ありがとう。いや~美人さんにお酌してもらえるとは!」



大和「まあ…お上手で」



少佐「ここの提督さんたちは幸せ者だね~」



大和「そうですか?」



少佐「うちのはどうも幸薄な感じでさ…イヤになるよ…」



大和「皆さん頑張ってらっしゃるんですから…」



少佐「さあね…ちょっと失礼?…お嬢様方?僕に何か御用かな?」



村雨「い、いえ!雑誌にのってた人だなぁって…」



初春「うむ。写真で見るのと実物は違うものじゃな…」



少佐「実物はどうだい?」



村雨「かっこいいです!」



少佐「ありがとう!」



初春「うむ。まあまあじゃな。」



少佐「これはこれは!(こいつ…)」



――――――――――――



那智「最上も元気そうでなによりだ。」



最上「那智さんもお元気そうで!」



吹雪「お知り合いですか?」



那智「ああ…昔な…ちょっと痛い話だがな…」



最上「あれは仕方ないですよ…」



高雄「何があったんですか?」



最上「学校時代に運動場からの帰り道にぶつかちゃってね…」



那智「転んだ拍子に私は首をひねってしまってな…しかし、最上は後頭部を打ち付けてしまって2週間目を覚まさず、3週目も終わりかけたころようやく目を覚ましたんだ。」



高雄「そんなことがあったんですか…今は大丈夫なんですか?」



最上「はい。今は後遺症も何もなく過ごしてます。」ニコッ



吹雪「よかったですね~…もしもっとひどかったら…」



那智「取返しのつかないことになっていたな…すまなかった…」



最上「気にしないでください!元気なんですから!」



響「話が進んでるようだね。飲み物とおつまみ持ってきたよ。」



那智「おお!ありがとう。響。一緒に飲むか?」



響「いいのかい?」



最上「もちろんいいですよ!」



響「じゃあせっかくだから合席させてもらうよ。」



吹雪「じゃあ私のとなりどうぞ?」



高雄「とりあえず乾杯しましょうか!響ちゃんが持ってきてくれたお酒もありますし!」



響「皆の分ついどいたよ。はい。どうぞ。」



那智「ありがとう!よし!」



最上「はい!」



吹雪「では!」



那智・最上・吹雪・高雄・響「「「 かんぱーい! 」」」ゴクリ!



那智「!?」

最上「か!?」

吹雪「!?!?」

高雄「ケホッ!」



響「みんなどうしたんだい?」



吹雪「何ですかこれ…や、焼ける…」



響「ウォッカだよ。いいやつ部屋から持ってきたんだ。」



那智「先に…言ってくれ…」



高雄「きついですわ…」



最上「おいしいですね…」



那智「最上!?」



響「そうかい?ではもう一杯。」



最上「ありがとうございます!いただきます……おいしい!」



響「よかった。」



那智「最上平気なのか!?」



最上「はい!全然平気です!」



吹雪「そ、そうですか…」



那智・吹雪・高雄((( 絶対に酒豪だ… )))




―――――――――――



朝雲「おいしいわね!山雲!」



山雲「そうね~。おいしいわね~。」



夕立「お料理の追加っぽい~」



朝雲「もしかして…夕立?」



夕立「朝雲っぽい~」



山雲「知り合い~?」



朝雲「学校の時の演習の時1回ね。久しぶり。誰だかわからなかったわ…」



夕立「ひどいっぽい~!」



朝雲「ごめんごめん!」



雷「は~い!新しい飲み物よ!」



山雲「ありがと~。こんなにおいしいごはんは久しぶりね~」



朝雲「こら!山雲!」チラッ



山雲「ごめんなさ~い。」



夕立「そういえば満潮がいないっぽい?」



朝雲「あれ?どこ行ったんだろ?」



雷「あれそうじゃないかしら?島風ちゃんと話してるわ。」



夕立「満潮ちゃ~ん!島風~!こっちで一緒にお話するっぽい~」



島風「よんだ?」



満潮「なにかしら?」



朝雲「せっかくだから皆で食べながら話そうと思ってね!」



満潮「そうね。私、飲み物もらっていいかしら?」



雷「何がいいかしら?お酒?」



島風「私、オレンジジュース!」



満潮「私もそれでお願いするわ。」



雷「了解したわ。」トクトク



山雲「そういえばここの提督さんたちってどんな人~?」



夕立「いい2人っぽいよ~。出撃から帰ってくるとナデナデしてくれるっぽい!」



朝雲「へぇ~…」



島風「でもちょっとしたことで口喧嘩初めて、叢雲に怒られるのが名物。」



満潮「名物になるほど!?」



雷「やるときはやるのよ?はいどうぞ!司令官は腕っぷし強くて武器の扱いもお手の物。女司令官は頭が良くて、奇妙だけど的確な作戦を立ててくれるの!」



山雲「べた褒めね~」



夕立「そっちの少佐さんだってイケメンっぽい!」



満潮「顔だけよ…あんな奴…」



朝雲「そうよ…」



島風「??」



山雲「そ、そういえば~!このご飯はどなたが作ってるのかしら~?」



雷「間宮さんよ?」



朝雲「間宮さんいるの!?いいな~!」



イツモツクッテクレルッポイ! ジャアコレゼンブ? ソウヨ! ヤイノヤイノ……




―――――――――――



榛名「先ほどはありがとうございました!」



扶桑「こちらこそありがとうございます。」



山城「あなたもなかなかやるわね。」



榛名「ありがとうございます。姉妹そろっての出撃っていいですよね?」



扶桑「そうね。呼吸が合いやすいし。何より私のことを理解してくれているから助かるわ。」



山城「姉さまぁ」



榛名「仲がほんとによろしいですね!」ニコニコ



山城「榛名さんは金剛型ですよね?この間別の鎮守との演習の時に他の3人の方とお会いしましたよ?」



榛名「そうですか!お元気そうでよかったです!」



扶桑「そういえば…そこの金剛さんが『最近手紙送っても戻ってきちゃうデース…』ていってましたよ?」



榛名「あ…そうでした…いろいろ忙しくてこちらの住所を移したことを伝えるの忘れてました…」



扶桑「聞いていいのか迷うのですが…保護されたってことでしょうか?」



榛名「はい!ここの艦娘の方々はほとんどが保護されてそのままここに配属になった方々ですよ?」



山城「本当だったんだ…」



榛名「なぜそれを?」



扶桑「時雨から聞きまして…」



榛名「そうでしたか。」



山城「時雨が幸せそうでよかった。」



扶桑「そういえば叢雲さんや電さんたちが見当たりませんね?」



榛名「きっと執務室だと思います。明石さんや夕張さんも見当たりませんから…明日の演習の準備や皆さんの装備点検してくれてると思います!」



山城「至れり尽くせりだわ…」




―――同時刻 執務室



電「集まれそうな人だけ集まって来てもらったのです。」



叢雲「集まってくれてありがとう。大和さん、そっちに少佐はいる?」



大和『いらっしゃいますよ。何か動きがありましたら通信いたしますね?』



夕張「さてと、どういうことでしょうか?」



電「とりあえずこの映像をみてほしいのです…川内さん。お願いするのです。」



川内「かけるよ~」



アアアアア! ヤメテヨ! ウルセエ! ナニシテルンダヨ!………



加賀「暴力ですか…」



赤城「ひどいです…」



衣笠「時雨大丈夫だった?」



時雨「うん平気」



叢雲「保護しようと思うのだけれど?」



祥鳳「賛成です。」



叢雲「保護するのは明日と明後日のうちにと思うのだけれど…どうかしら?」



青葉「そうですね。扶桑さんたちがこちらにいるうちにですよね。司令官さんたちへの連絡は?」



電「連絡は入れたのですが…まだ返信が来ないのです…」



夕張「提督達抜きでやるってことですね?」



叢雲「そうね。でもやるしかない。みんな協力して!」



一同「「「 もちろん! 」」」



赤城「何から始めますか?」



衣笠「元帥に連絡入れといた方がいいんじゃないですか?」



皐月「それは必要かもね」



叢雲「そうね。そうしましょう」



衣笠「じゃあ今連絡入れてみますね?もしもし、本部ですか?衣笠です…はい…」



明石「ただ捕まえるのも、いやですね…少し痛い目にもあってもらわないと…」



川内「やっちゃう?」シャキン!

神通「構いませんよ?」シャキン!



暁「だめよ!ちゃんと捕まえなきゃ!!」アセアセ



大淀「そうです。暗殺はだめです。」



川内「じゃあ、夜戦?」



神通「夜戦って…どうするつもりですか…」



叢雲「夜戦…ねぇ…」



時雨「保護するにも証拠も集めないと…この映像は使えないし…」



青葉「跡やあざの写真は撮りましたが…」



電「その写真は使えるのです。でも、艦娘が出撃中に受けたものだと主張されてしまえば…だめになっちゃうのです…」



皐月「やっていたことを言わせるとかできないかな…」



加賀「日記とかあれば…」



祥鳳「あとは音声記録とかですね…」



衣笠「すみません!今夜2100に会議しようと言ってますが大丈夫ですか?」



叢雲「いいわ!」



衣笠「了解です!では後程…」



明石「あれ?少佐って今日ここ泊まるんですよね?」



夕張「会議中入ってこられたら…」



青葉「お酒のませてグデングデンにさせちゃったらどうです?」



叢雲「様子聞いてみるわ。大和さん。聞こえる?」



大和『失礼しますね?…はい。聞こえてます。どうされました?』



叢雲「少佐ってお酒強い感じ?」



大和『いえ…そこまでは…今はほとんど。お酒は最初だけです。今は飲んでません。』



雷「じゃあ、響お姉ちゃんに言って飲みやすいお酒いっぱいのませてほしいのです」



大和『了解しました。』



電「お願いするのです。」



大和『わかりました。響ちゃん!ちょっといいかしら…』



明石「響ちゃんは、お酒詳しいですからね」



大淀「そして強い…」



電「姉妹の中でずば抜けてるのです。それより作戦なのです…」



叢雲「まずは2100までに情報を集めましょう。少佐については青葉、衣笠、夕張でお願い。」



青葉・衣笠・夕張「「「 了解! 」」」



叢雲「扶桑さん達には保護の件は伝わっているはずだから、会議前に写真以外の証拠を聞いてみましょう。」



一同「「「 了解! 」」」



明石「とりあえず少佐の部屋と仮指令室に小型カメラとか小型録音機等の設置もしておきます?」



電「おねがいするのです!」



大淀「夜間などは1時間交代くらいで見回りをしたらどうでしょうか?会議中や非常事態のためにも」



加賀「そうね。しておいた方がいいと思うわ。」



時雨「みんな…ありがとう!」



叢雲「何言ってるのよ。時雨も執行補佐官なんだから、頑張りましょう。ね?」



時雨「うん!」



明石「ではでは。川内と神通はカメラつけるの手伝って?」



川内・神通「「 はい! 」」



皐月「作戦内容はどうするの?」



叢雲「どうしましょうか…」



電「あれを参考にしてみるのです!」



叢雲「ああ、あれ!」



電「あれなら何か書いてありそうなのです!」



明石「あれってなんですか?」



電「女司令官さんの作戦ノートなのです。」



青葉「それならいい案がでてきそうですね!」



暁「会議の時、扶桑さんたちも参加してもらった方がいいんじゃない?」



電「その方がいいかもしれないのです。」



夕張「そういえば、最近リコリスさん達どうしたんですか?」



叢雲「今、元の深海の基地に帰ってるわ。」



赤城「なぜですか?」



電「野暮用と言っていたのです。」



青葉「いつ頃帰ってくるんですかね?もし、初合わせしたら大変じゃないですか?」



大淀「たしか…今日の2230には帰ると言ってましたね。」



明石「その点は大丈夫です。改築の後、私と夕張、女提督さんで専用の通路作っときましたから!」ブイ!



夕張「ぜーーーーったいに見つからないと思います!」フンス!



祥鳳「なら安心ですね?」ニコニコ



叢雲「そのころ出迎えに私と電で行ってきた方がいいかしらね?」



電「そうするのです。」



大淀「1843ですか…そろそろ私たちも食堂に戻りましょう。」



電「見回りの組み合わせは考えて、会議の後に報告するのです!」



叢雲「何か質問のある人!……………ないなら解散!行動開始!」



一同「「「「 おーーーーー!! 」」」」




――1913 食堂



叢雲「班分けはあれで大丈夫よね?」テクテク



電「大丈夫なのです。」テクテク



叢雲「大和さん。お疲れさま。あれ?少佐は?」



大和「酔いつぶれて、とりあえずあちらのソファに寝かせてあります。」



電「グッジョブなのです。」



明石「部屋の準備できましたよ~」



叢雲「手伝いありがとう。とりあえず部屋にぶち込んどきましょう。」



大和「わかりました。では私運びますね?」



叢雲「私も行くわ。電。あとのことお願い」



電「わかったのです!」



叢雲「少佐!起きてください!少佐!」



少佐「ん?ああ…叢雲さんか…おはようございます。何時ですか?」



叢雲「1920です!だいぶお飲みになられましたね?」



少佐「うん。おいしかったからつい…すまないけど…」



叢雲「部屋の準備が出来てますのでお連れします。」



少佐「ありがと…よいしょ…そうだ…おい!扶桑!」



扶桑「はい…」



少佐「0000に部屋。わかった?」



扶桑「……はい…」



叢雲「…行きますよ!」テクテク



少佐「お願いします…うう…」テクテク



大和「こちらに…」テクテク



電「……行ったのですね……まず…響お姉ちゃん。カクテルを作るのをやめるのです…」



響「なぜだい?」カシャカシャ



電「周りを見るのです…」



熊野「いいですの?鈴谷!大体あなたは思わせぶりな態度を取ってですね!?聞いてます!?」グデ~ン



鈴谷「聞いてるけど飲みながらの説教はやめてよ~…」



初霜「初春さん!大丈夫ですか?」



初春「うむ…少し…休ませてほしいのじゃ…」



瑞鶴「赤城しぇんぱい!食べ過ぎれす!」グデ~ン



赤城「ええと…まだ6杯しかお替りしてませんよ?」



夕立「ぽわぽわするっぽい~」グデ~ン



時雨「夕立?ここいいよ?」



山城「私ってさ…不幸の星の元に生まれてしまったのよ…きっとそうなのよ…」グデ~ン



最上「山城さん!そんなことないですよ!お水飲んでください!」



響「なにか変かい?」



電「酔ってる人が多すぎるのです!」



響「そういわれても…大和から言われて飲ませてたら、他にも飲みたいって人たちが出てきただけだよ?だから、みんなの分を作ってお替りしたい人にはお替りをあげただけ。」



電「何を作ったのです?」



響「ルシアン」



電「響お姉ちゃん。アウトなのです…」



暁「響!電!」



電「暁お姉ちゃん!?なんなのです!?」



暁「アナタ達の姉なの!そこわかってる!?」グビグビグビ



響「気にいったんだね。よかった。」



電「よくないのです…響お姉ちゃん…暁お姉ちゃんをどっかにやっておいてほしいのです…」



響「了解。行くよ、暁。」



電「あと2100から会議がるのです。なるべく参加できるように酔いをさましておいてほしいのです。」



響「わかった。」



ワタシハレディー! ワカッタカラ。 ガヤガヤ……



電「皆さん!聞いてくださいなのです!大事なお話があるのです!」



文月「なに~?」



電「2100から大きい方の会議室で会議なのです!なるべく全員参加です!酔いがひどい人は無理に参加しなくても構わないのですが、なるべく参加してほしいのです!」



リョーカイー! 2100ネー! ガヤガヤ…



那智「電。何の会議なんだ?」



電「会議の時お話するのです。」



那智「わかった。」



電「扶桑さん?ちょっとよろしいのです?」



扶桑「はい。なんでしょうか?」



電「扶桑さんたちも大会議室での会議に参加してほしいのです。大丈夫なのです?」



扶桑「ええ。構いません。」



電「その前にお聞きしたいこととかがあるのでこの後、大会議室でお話を聞かせてほしいのです。」



扶桑「わかりました。」



電「行くときにおよびするのでそれまでお待ちくださいなのです。」



扶桑「はい。お願いします。」



電「こちらこそなのです!」



叢雲「お疲れさま。どうなった?」



電「会議前に扶桑さんたちからお話を聞くことにしたのです。」



叢雲「了解。話を聞くのは…電と大淀、私、あと時雨でいいかしら?」



大淀「大丈夫だと思います。」



電「とりあえず私たちも軽くごはんを食べるのです。」



大淀「そうしましょう。腹が減ってはなんとやらですよ?」




――2010 大会議室



電「ご足労をおかけするのです。」



山城「大丈夫よ。」



叢雲「そういってもらえると助かるわ。」



大淀「少佐は…寝てます。」



満潮「監視してるの?」



電「はい。これなです。」



朝雲「赤外線…寝てるわ…」



叢雲「早速なのだけれど…少佐から受けたことを記録してるものとか持ってないかしら?」



大淀「例えば…日記、音声データ…」



扶桑「ありません…」



満潮「あるわ…」



電「何があるのです?」



満潮「私の日記、と映像データ…でも…映像は…あんまり…見せたくない…」



山城「どんな映像?」



満潮「……扶桑の……少佐のパソコンに入ってた…」



扶桑「……あれ……ですか?」



満潮「……うん…」



扶桑「ありがとう。満潮。私は大丈夫だから。ね?あるならお渡しして?」



満潮「いいの?」



扶桑「ええ。」ニコリ



満潮「…はい。」



叢雲「では、預かるわ…この中に入ってる映像は限られた人以外には見せない方がいいかしらね…」



満潮「そうして。お願い。」



叢雲「ただ、元帥に内容を言わないといけないの。とりあえず元帥直属の鳳翔っていう人がいるからその人には確認してもらうことになるけどいいかしら。もちろんプライバシーには配慮するわ。」



扶桑「大丈夫です。ありがとうございます。」



満潮「日記は、2100に持っていくわ。それでいい?」



電「ありがとうなのです。大丈夫なのです」



叢雲「他にあいつの弱みになりそうなことは…」



山雲「父親に弱いわ~。」



大淀「どういうことですか?」



朝雲「そうね…前に父親から電話が来たとき、今までにないくらい緊張していたわ。」



叢雲「そう…」



最上「本当に大丈夫かな…疑ってるわけじゃないんだけど…さ…上層部とのパイプがさ…」



大淀「そうですね…そっちのあぶり出しの方も考えないと…」



叢雲「そうね…あと、0000に少佐から呼ばれてたみたいだけど…何があるの?」



扶桑「その映像と同じことです…」



叢雲「まだ見てないから言うのもなんだけど…行かなくていいわ。ほっときなさい。」



扶桑「でも…」



大淀「こちらでどうにかしますのでご安心を!」



山雲「じゃあ…少佐を気にせずゆっくり寝られるってことかしら~?」



叢雲「ええ。休んでちょうだい。夜に見回りもする予定だから。」



朝雲「ありがとうございます!」



電「もう、扶桑さんたちに手出しさせないのです!」



大淀「そうですね!」



叢雲「いい考えがあるわ。また明石さんに頼まないといけないけど…」



大淀「大丈夫でしょう。もしもの時は全員で。」



扶桑「本当に…なんと言ったらいいのか…」



叢雲「いいのよ。まだ、時間はあるわね。ここでおしゃべりでもしてましょうか?」



電「そうするのです!」



満潮「聞いてもいいかしら?」



大淀「どうぞ?」



満潮「ここには改や改二装備の人っていないわよね?なんで?」



叢雲「改?改二?なにそれ?」



大淀「あれ、聞いてませんでしたか?提督と女提督が戻られたら装備等の支給するとおっしゃってましたが…」



電「何も聞いてないのです!初耳なのです!」



叢雲「私もよ。」



大淀「そうですか…まあ、そういうことです。」



叢雲「なんでもいいわ。任務に支障がなければ。」



山城「ちなみに、姉さまと私は改装備よ。演習の資料に書いてなかった?」



叢雲「あ!この改ってそういうことなのね!やっとわかったわ!」



最上「もしかして…今まで気づかなかったの?」



叢雲・電「「 はい(なのです)! 」」



扶桑達((( ほんとに大丈夫なのかなぁ… )))




――2100 大会議室



叢雲「何だかんだで全員いるわね。では、会議をはじめます!川内、神通少佐の監視お願いね。」



川内・神通「「 了解! 」」



衣笠「じゃあ元帥につなげるね?」



叢雲「お願いするわ!」



元帥『諸君!遅くに集まってもらってすまない!』



叢雲「敬礼!」



艦娘「「…」」ビシッ!!



元帥『ありがとう!楽にしてくれて構わない。で、どうしたんだ?』



叢雲「司令官と女司令官が不在ですが…保護の案件が生じまして…緊急の保護を行いたいと考えております。」



元帥『提督と女提督は、まだ定期訓練中だ…戻るのは早くて明後日の午後だったな…仕方ないな。お前たちだけでやれそうか?』



叢雲「何とかします。そこでなんですがまだ経緯を知らない者たちもおりますので初めから説明させていただいてもよろしいでしょうか?」



元帥『わかった。とりあえず提督と女提督への報告はこちらでするからな。』



叢雲「ありがとうございます。あと鳳翔さんも一緒にお願いいたします。」



鳳翔『元帥のお隣にいますから大丈夫ですよ。』ニコニコ



叢雲「感謝します!では、始めましょう。」



電「まず経緯からお話するのです。実は………カクカクシカジカ………なのです。そこで保護することとなりました。」



叢雲「よって対象はこちらにもいらっしゃいます艦娘、扶桑、山城、最上、満潮、朝雲、山雲の6名!被疑者、PP鎮守府少佐!」



元帥『まて!いまPP鎮守府と言ったか!?』



電「はい。その通りなのです。」



元帥『……そうか……続けてくれ。』



叢雲「では…証拠はある程度はそろっています。しかし、私たちの職務上、怪我などは職務上のものなど、言いがかりにより効力がなくなる危険性もあります。そこで本人からの自供も手に入ればと考えています。」



電「しかも、何度も扶桑さんたちは憲兵に助けを求めていますが…上層部にパイプがあるとのことらしく、もみ消されているそうなのです。」



元帥『……』



時雨「ボク、聞いたんだ!本人の口から!」



叢雲「そうね…」



元帥『よいかみんな…』



電「はいなのです!」



元帥『その少佐を逮捕したければ本人の自供は必須だ。もちろんその録音も。』



叢雲「どういうことです?有名人だからなのです?」



元帥『それだけではない…そやつの親が問題なのだ…知っている者もいるだろうが、その少佐は海軍と兵器部門で提携している企業の御曹司だ。上層部にパイプがあるのもわかる。』



叢雲「わかりました。」



元帥『パイプの件についてはこちらで調査して衣笠に連絡する。よいか?』



衣笠「わかりました。」



電「おねがいするのです。」



元帥『うむ。そちらは任せるよいな?』



叢雲「はい。了解しました。」



元帥『それで、証拠は何があるか把握しておきたい。』



電「被害写真、日記、あとは映像があるのです。」



叢雲「その映像の確認なのですが…」



元帥『わかっている。わしは調査を始める。報告は鳳翔。頼んだ。』



叢雲「映像はプライバシーに配慮したいので確認の間、皆は楽にしていて。鳳翔さんお願いします。」



鳳翔『了解しました。』



衣笠「じゃあ流しますね…ここ押せば叢雲さんと向こうの画面にしか流れないようにしてありますから。音声はイヤホンに…」



叢雲「ありがとう。電。じゃあ…」



電「はいなのです。」



ポチッ ヤア!フソウ!ワカルナ? …ハイ… パサリ… イイナガメダ…ナ! バシン!

キャア! ソウソウ! バシン!バシン! イタイ! オネガイシマス!モウ…コンナコト! ウルセェ!……



鳳翔『もういいです。確認しました。配慮して取り扱うことをお約束します。』



叢雲「ありがとうございます。」



鳳翔『そのデータはそちらで保管しておいてください。』



叢雲「了解しました。」



鳳翔『ほかに元帥に伝えたいことはありますか?』



電「大丈夫なのです。」



鳳翔『わかりました。何かあったらすぐに連絡くださいね?協力できそうなことは直ぐに手配いたしますので。』



叢雲「ありがとうございます。」



鳳翔『ではみなさん!お願いします!』プツン



電「とういうことなのです。皆さん!ご協力お願いするのです!」



リィウカーイ! ショウコツカンデヤル! ドウシテクレヨウカシラ?ガヤガヤ…



扶桑「ありがとうございます!皆さん!」



PP艦娘「「「 ありがとうございます! 」」」



叢雲「さて…実はちょっと前から青葉と衣笠、夕張でお願いしていたんだけど情報は何かある?こちらでは父親に弱いという点と言う情報は入ってるわ。」



青葉「まず青葉から報告しますね!過去に女性に対する暴行で訴えられたことがありましたが…訴えが取り下げられていたことがあることがわかりました。お金で解決したみたいです。」



皐月「ほんとにクズだね…」



青葉「そのお金の出どころは親が出したとのことです。その時父親は大変お怒りでその女性の前に連れてきたとき少佐の顔ははれていたそうです。また父親も土下座しながら謝罪したとのことです。」



高雄「まぁ…」



青葉「ちなみに軽く両親については、夕張さんからお願いします!」



夕張「はい!母親は早くに死別。12歳から父親との暮らしだそうです。あと父親の方はさっきも元帥閣下らのお話の通りです。しかし、少佐と違い常識人でむしろ女性の地位向上を推進している方らしいです。以上です。」



衣笠「あともう1つ!噂程度ですが…整形疑惑があります。あくまで噂ですが…」



叢雲「ありがとう。ある程度の情報は集まったのだけれど…その父親も使いたいわね…そうだ、明日の演習予定って何だった?」



大淀「ええ…午前中は懇談会と基礎訓練、午後は1400と2000から演習です。」



電「2000…あのノートの作戦が使えそうなのです!」



叢雲「もしかして…『誰もいなくなった』作戦だっけ?あれは…艦隊の作戦じゃなくて集団暗殺の作戦じゃなかったかしら?」



吹雪「あのー…叢雲さん?いま…なんと言いました?」



叢雲「暗殺…」



吹雪「物騒ですよ!?」



電「暗殺はしないのです!ただ…こんな作戦どうですか?」



――10分後



電「…………どうなのです?」



サンセイ! イイネ! ヤッテヤロウヨ! ガヤガヤ…



電「どうやら決まりなのです!」



叢雲「じゃあ!最終確認!さっきの内容でいいと思う人は挙手をお願いします!」



艦娘全員「「「 はい! 」」」



電「決定なのです!演習メンバーは明日報告するのです。明日はここに0825に集合でお願いするのです。」



叢雲「協力お願いします!それでは一端解散しますが、見回りの件での組み合わせは各自の端末にすぐに送信しておきます。衣笠、さっきの件元帥に連絡をお願い。」



衣笠「明後日の0900でいいよね?」



叢雲「いいわ。お願い。」



夕張「衣笠さん!さっきの噂、もうちょっと調べてもいいですか?」



衣笠「いいけど…あんまり情報ないかもですよ?」



夕張「大丈夫です。ちょっと気になることがありましたので。と言うことでいいですか?」



電「お願いするのです。」



衣笠「了解~。早速手配しちゃいますね~」



明石「カメラですが、今は少佐さんの部屋と仮指令室だけですけど…これから設置するのは主要な場所以外はダミーでいいですよね!」



電「大丈夫なのです!」



明石「了解。人でもお借りしちゃいますよ?



叢雲「問題ないわ。」



明石「どうも!空母の方々と戦艦の方々…あと重巡の方々もお手伝いお願いします!工廠の方にいったん来ていただけますか?」



加賀「了解しました。赤城さん行きましょう。」



赤城「はい!瑞鶴さん?大丈夫ですか?」



瑞鶴「うん。とりあえず…」



祥鳳「無理しないでくださいね。」



大和「お水お持ちしましょうか?」



瑞鶴「ちょっとほしいかも…」



加賀「あなたって子は…」



那智「大和、大丈夫だ。私のをやる。」



瑞鶴「ありがと~……よし!いける!」



古鷹「お仕事頑張りましょう!」



青葉「カメラですか~…いいですね~…」



鈴谷「どさくさに紛れて変なもの仕込まないでよ?」



熊野「まあ…悪趣味ですわ…」



青葉「ひどくないですか!?そんなことしませんよ!この間、古鷹さんのお風呂上りをちょっと撮った蔵になにかあったような…」



古鷹「とぼけても無駄です。青葉……やっぱり撮ってましたねぇ…」ガシッ



青葉「だって被写体が艶やかで!もうこれは撮るしかないと!古鷹さんの美しさを世に出さなくてはと!ほんのり濡れた髪に鎖骨から流れる水滴!それに……」



古鷹「もうやめて!それ以上はやめてぇええ///」



フルタカガマッカダゾ? イワナクテイイデスヨ~! ホントダ~ アオバァ!



叢雲「なるべく静かにね!」



電「あははは…なのです…扶桑さんたち大丈夫なのです…みんなやるときはやるのです…」



山城「少し…不安だわ…」



朝雲(あ、不幸じゃないんだ…珍しい…)



叢雲「まあ、通常運転ね…うん…」



電「扶桑さんたちの部屋は寮の方へ移させてもらうのです。寮へはカードキー式で少佐は入れないのです。」



叢雲「そうね。その方がいいわね」



満潮「安心だわ。」



電「全部、司令官さんたちがやってくれたのです。」



山雲「いい司令さん達なのね~…うらやましいわ~。」



叢雲「ええ。さて、夕立に時雨。扶桑さんたちを各部屋まで案内してあげて。」



夕立「了解っぽい!」

時雨「わかったよ!」



叢雲「もう1つ。あと1時間くらいしたら来てもらいところがあるのだけれど…いいかしら?」



朝雲「大丈夫よ!どこ?」



電「時雨ちゃんと、夕立ちゃんに案内してもらってほしいのです!」



夕立「了解っぽい!それじゃそれまで部屋で休んでるっぽい!」



川内「ねえねえ。私たちは?」



神通「このまま監視でいいですか?」



大淀「お願いはしますが、少し休んできてください。私が変わってますので。」



間宮「私は皆さんのお夜食作っておきますね?川内さんと神通さんも何か作りますので食堂の方へ!」



電「ありがとうなのです!」



神通「ありがとうございます!川内、いきましょう。」



川内「じゃあよろしく!」



大淀「はい。お任せください。」ニコリ



初霜「あのー!私たちはどこかのお手伝いした方がいいですよね?」



電「じゃあ、警邏以外の人は間宮さんのお手伝いに回ってほしいのです。」



叢雲「皐月と三日月はリコリスたちの迎えに付き合ってほしいわ。」



皐月・三日月「「 了解! 」」



吹雪「最初の警邏は私と…島風ちゃんか。島風ちゃん!行きましょう!」



島風「了解!レッツゴー!!」



暁「さあ!行くわよ!」



雷「何つくるのかしら?」



響「ボルシチでもつくろうかな…」



初春「初霜よ!わらわたちも向かうぞ!」



初霜「はい!そうしましょう!」



文月「じゃああたし達も!村雨~!」



村雨「了解よ!」



電「2156なのです!迎えに行っちゃうのです?」



叢雲「そうしましょう。じゃあ大淀ここの鍵お願いしてもいいかしら?」



大淀「はい!私は執務室の方にいますので。」



電「ありがとうなのです。」




――2234 地下・深海艦専用入り口



電「司令官さんたちってすごいのです…作戦を考えて、作戦の配置まで考えて…」



皐月「そのうえプランBとかCとかまで考えてるんでしょ?きっと。」



叢雲「ええ…作戦がうまく行くか…今、不安で仕方ないわ。ものすごいプレッシャーよ…これに耐えているのであれば、あの2人…やっぱりすごいわ。」



三日月「大丈夫ですよ。皆で力を合わせればですよ!」



叢雲「そうね…」



ザパーン!



飛行場姫「タダイマ!」



ル級「アラ、オムカエ?アリガト」



皐月「お帰り!」



南方棲鬼「コレ、オミヤゲ!」



電「ありがとうなのです!あれ?リ級さんとレ級さんはどうしたのです?」



飛行場姫「ソノウチクル。アト…」



叢雲「あと?」



レ級「タダイマ!」



リ級「タダイマ…ネエサンタチ…コッチ」



三日月「姉さんたち?」



叢雲「ま、まさか…」



ザパーン!ザパーン!



離島棲鬼「ココナノネ?コンバンハ。」



戦艦棲姫「フーン…イイトコジャナイ?」



叢雲「……」

電「……」

皐月「……」

三日月「……」



飛行場姫「ドウシタ?」



叢雲「あの…確認なんだけど…敵?」



離島棲鬼「アナタタチシダイヨ?」



戦艦棲姫「フツツカモノデスガヨロシクネ?」



電「報告なのです…司令官さん達になのです…」



皐月「じゃあ!仲間だね!」



三日月「とりあえず場所をかえましょうか?」



ル級「ニモツハ、ワタシガハコンドクワ。」



叢雲「あ、ありがとう。とりあえずこっちへ…」



戦艦棲姫「ドウモ~!」



レ級「アハハハハハハ!」




――2245 寮地下・深海艦談話室



叢雲「さてと。まず自己紹介をお願いします。」



離島棲鬼「離島棲鬼ヨ。ヨロシク。」



戦艦棲姫「戦艦棲姫トイイマ~ス!ヨ・ロ・シ・ク!」



叢雲「ええ。自己紹介ありがとうございます。はい。」



電「リコリスさん。どのような事情なのです?」



飛行場姫「ココノコトハナシタラ…」



戦艦棲姫「キイテルウチニ、ココニキタクナッタノヨ!」



離島棲鬼「ソノトウリヨ。アナタタチノ海域デ、敵対スルヒツヨウガナイノハ、ワカッテイタカラ。リコリスタチモイルコトダシ、イッショニクラセナイカト。」



三日月「では、ここで?」



南方棲鬼「許可デル?」



叢雲「まあ、うん。仮でならいいんじゃないかしら?」



電「確定はまだ出せなのです。それでいいのであればなのです」



ル級「アッサリネ?」



叢雲「だってねぇ…『おお!また深海の人が仲間にるのか!』とか…」



電「『やった!やっほ~!』とか言い出すに決まってるのです!」



皐月「うん。言うね。」



三日月「敵より仲間の方がいいです。」



離島棲鬼「アリガトウ。」



戦艦棲姫「ヤサシクシテネ?」



叢雲「はいはい。と言うわけで、部屋とかはリコリスに任せるわ。」



飛行場姫「リョウカイ。」



電「さて、こちのお話をするのです。」



ル級「ナニカアッタノ?」



叢雲「実は……」



―――――――――――



叢雲「…と言うこと。」



離島棲鬼「コレガ、リコリストカガイッテタ別ノオシゴトナノネ?」



飛行場姫「ソウ。」



叢雲「それでなんだけどね……カクカクシカジカ…………話は以上。協力してくれる?」



飛行場姫「ワカッタ。」



戦艦棲姫「ワタシモヤッテイイノ?」



電「協力してくれると助かるのです!」



離島棲鬼「イイケド。マサカ艦娘ノタメニ、ウゴクヒガクルトハネ…」



レ級「アバレルゾ!アバレルゾ!」



皐月「レ級はいつも楽しそうだね?」



レ級「アハハ!三日月モ!アバレルゾ♪」



三日月「え、あ、はい!あばれるぞ♪…これでいいですか?」



戦艦棲姫「カワイイ!」ギュー



三日月「あわわ!」



叢雲「仲がよろしいことで。これならなんとかなりそうね。」



電「そろそろ。扶桑さんたちを呼ぶのです?」



叢雲「そうね?夕立。時雨。地下の談話室のところまで連れてきてもらえるかしら?」



時雨『了解!すぐ行くよ!』



――5分後



時雨『連れてきたよ!』コンコン



叢雲「入っていいわ!」



夕立「皆帰って…あれ?増えてるっぽい!」



時雨「ほんとだ!今晩は!」



南方棲鬼「コンバンハ!」



離島棲鬼「オジャマシテルワ。」



戦艦棲姫「ド~モ~!」



扶桑「え??」

山城「………」

最上「なんで!?」

満潮「!?!?」

朝雲「は?」

山雲「あら~…」



満潮「武装展開!」ガコン



電「その必要はないのです!」



満潮「敵をかばう気!?」



叢雲「敵じゃないわよ。」



最上「満潮。とりあえず武器を収めて、話を聞こうよ。」



扶桑「そうしましょう?」



満潮「……わかったわ。」



皐月「とりあえず、ボク達の仲間の深海艦の人たちです!たった今2名追加されたけど!」



飛行場姫「ヨロシク。」



山城「ここはなんなの?」



リ級「ワタシタチノ…ダンワシツ。」



山城「いや!ちがう!この鎮守府はどうなっているのって話よ!」



叢雲「まあ。うん。おかしいわよね?でも、これが普通だからねぇ?ねぇ?時雨。」



時雨「そうだね…変わってるけど…仲間だからね!」



ル級「オチャイレテキマスネ?」



三日月「お手伝いします。」



ル級「アリガトウ。三日月。」



朝雲「もしかして…住んでるのかしら…」



レ級「ソウ!アハハハ!」



山雲「あははは~…」



夕立「リコリスたちも作戦に参加するっぽい?」



叢雲「そうよ。事情はすべて話してあるわ。」



扶桑「そうなんですか!?」



電「やっぱりあれには現実味がある方がいいのです!もちろん模擬弾は使うのです!」



南方棲鬼「マカセテ!」



扶桑「そ、そうですか…よろしくお願いします!」



叢雲「と言うわけで作戦の確認をしようと思うのだけれど…ル級と三日月が戻ったら始めましょう!」



ル級「オマタセシマシタ。ソチャデスガ…」



三日月「どうぞ。」



最上「ありがとうございます!」



満潮「……」



飛行場姫「シンパイ?」ニコニコ



満潮「ええ。まだ信用できない。」



山城「満潮…」



離島棲鬼「ヤルキナラ、トックニヤッテルワヨ。」



満潮「ほら!見なさい!」



離島棲鬼「デモヤラナイワヨ?ダッテココ、床暖ハイッテルモノ!!!!」



満潮「は?」



離島棲鬼「ワタシ、床暖ハジメテ!サイコウ!アッタカクテ…ネソウ…」ゴロン



戦艦棲姫「ネナイデ!」



皐月「ネコか!」



満潮「……」フルフル

扶桑「……」フルフル



朝雲「み、満潮?」

山城「姉さま?」



満潮「あはははは!私が馬鹿だった見たい!あははは!」

扶桑「私も…限界です!」クスクス



戦艦棲姫「アネガ…モウシワケナイデス…」



電「そっちが姉なのです!?」



満潮「あ~…笑った!でも変なことしようとしたら本気で撃つわよ?」



飛行場姫「ドウゾ。ブイ。」



皐月「あの~そろそろ作戦の話した方がよくない?2300になっちゃうよ?」



叢雲「そんな時間!?じゃあ話始めるわね!!それでなんだけど……」



―――――――――――――



扶桑「了解しました!お願いします!」



飛行場姫「ハイハイ!」



リ級「オシゴト…ヤル。」



叢雲「これでこちらの準備は完了ね。」



明石『明石で~す。設置完了です。』



電「ありがとうなのです。」



間宮『お夜食できてますよ~!食堂に取に来てくださいね~!』



叢雲「各自休んでもらって構わないわ。お疲れさま!ありがとう!」



明石『いえいえ。また明日!』



間宮『皆さんの分ありますので終わりましたらもっていってくださいね?そういえば深海艦の方たちはどうしましたか?』



叢雲「ここにいるわ。」



間宮『食べますか?お送りしますよ?』



南方棲鬼「タベル!タベル!」



間宮『うふふ。聞こえました。お送りします。そちらにいくつお送りします?20個でいいですか?』



飛行場姫「ウン!ダイジョウブ!」



間宮『では、エレベーターで送りますね?』



ウィーーーーーン!ガコン!



レ級「トドイタ!」



リ級「オイシソウ…」



ル級「器ハ、アラッテカラオカエシシマスネ。」



間宮『ありがとうございます!では私もお休みさせていただきます!お先に失礼します!』



電「お疲れさまなのです!」



叢雲「私達も退散しましょうか?」



夕立「おにぎりもらって時雨と警邏に行っぽい!」



時雨「その前に扶桑たちを部屋に案内しないとね。」



山城「お願いするわ。」



皐月「ボクはここで時間来るまで深海の人たちと話してるよ。いい?」



三日月「私もそうしたいです!」



ル級「イイワヨ!」



戦艦棲姫「モチロン!オハナシシマショウ!」



叢雲「了解。明日は0825に大会議室で作戦の最終確認するからリコリスたちはテレビでつなげてね?」



飛行場姫「リョウカイ!0825ネ!」




――0102 少佐宿泊部屋



少佐「ああ…飲み過ぎた…どの子を誘ってみようかな~…それにしても扶桑…こねぇ…1時間も待たせて…」



――さらに1時間



少佐「なんで来ねえだよ…あの女…あぁ…イライラする…」



―――さらに30分



少佐「なんでこねぇんだよ!!くそアマ!!」ガツン!



コンコン



少佐「は、はい!」



神通『ドア越しに失礼いたします。軽巡の神通です。いかがなさいましたか?大きな物音が聞こえたもので…』



少佐「い、いや!なんでもない!ただ夢見が悪くて落ちただけだ!」



神通『お怪我はありませんか?』



少佐「大丈夫!そうだ!君はこんな時間までどうしたんだい?」



神通『お客様がお泊りのため、安全のため警邏をしようと言うこととなりまして。その警邏中でございます。』



少佐「そうなのか。」



神通『少佐さんは特に有名人ですので…常にだれかが警邏していますので…』



少佐「わざわざありがとう!」



神通『では、警邏の方に戻らせていただきます。』



少佐「どうも!…………今日はあきらめるか…明日にしよ…はぁ…イラつくな!」



コンコン!



川内『少佐さん!何事かありました!?』



少佐「大丈夫です!心配ありません!警邏お疲れさまです!(おとなしくしてよ…)」




――翌日

――0825 大会議室



叢雲「おはようございます!」



艦娘「「「 おはようございます! 」」」



電「懇親会時の最終確認なのです。演習の内容については後程なのです。だけどその前に…皆さんにご報告なのです!」



叢雲「深海艦のメンバーが増えました!」



ワーオ! ホントニ!? コンドハドンナヒト!? ガヤガヤ…



戦艦棲姫『ドーモ!戦艦棲姫デース!』



離島棲鬼『離島棲鬼ヨ。』



ヨロシクー! ゴスロリ!? カワイイ! ヤイノヤイノ!!



電「今晩の作戦にはこの2人も参加してくれるのです。よく覚えておいてほしいのです。」



艦娘「「「 はーい! 」」」



叢雲「じゃあ、確認をはじめます。まず……」



――5分後



電「以上なのです。質問は何のです?」



叢雲「無いようなら今日の演習メンバーを発表します!」



電「……無いようなので発表するのです!1400演習!加賀、瑞鶴、高雄、初春、初霜、島風なのです!」



加賀「了解よ。足を引っ張らないようにね。瑞鶴。」

瑞鶴「わたしかい!?まあ、頑張るわ!」

高雄「お任せを!頑張りましょう!」

初春「うむ。わらわに任せておけ。」

初霜「了解です!私だって頑張っちゃいます!」

島風「はーい!駆け抜けるよ!!」



電「次に2000演習なのです!メンバーは、川内、神通、青葉、夕立、時雨、村雨なのです!」



川内「夜戦だーーーーー!!いやっほぉ!!」

神通「了解しました。川内。うるさいです。」

青葉「夜戦ですか~…楽しみですね~…」

夕立「夜の夕立は怖いっぽいよ?」

時雨「そうだったね…ボクも本気だしちゃおうかな…」

村雨「夜戦喜んでる人たちばかりだわ…」



叢雲「お願いします!特に夜戦演習のメンバーは作戦通りに!」



夜戦組「「「「 了解! 」」」」



電「みんなで頑張るのです!扶桑さんたちもご協力をお願いいたしますのです!」



扶桑達「「「 よろしくお願いします! 」」」



――0900 



少佐「みんなおはよう!今日もよろしく!」



叢雲「それでは、朝礼をはじめます。本日の予定は、午前は懇談会、午後が2件の演習です。各自お願いいたします。」



電「報告が2件あるのです!1件目は0426ごろ、不審者を鎮守府周辺で見かけたという情報があったので注意してほしいのです!」



叢雲「そのため、緊急に防犯カメラを設置いたしました。」



少佐「防犯カメラ?もしかして仮指令室にも?」



電「少佐様の宿泊部屋以外にはすべてなのです。用心に越したことはないのです。」



叢雲「少佐様の安全のためにも、ご理解ください。」



少佐「わかったよ。宿泊させてもらってる部屋にはないんだね?」



叢雲「ございません。しかし、その分夜間は交代で警邏を行わせていただくことにいたしました。ご了承ください。」



少佐「そうだったね。頼むよ。」



電「はいなのです。もう1件は鎮守府近海で深海艦の反応があったらしいのです。特に夜戦演習は海洋上で行うため緊急の際には扶桑さんたちにもご協力をお願いするかもなのです。」



少佐「わかったよ。いいな!お前ら!!」



扶桑達「「「 了解 」」」



叢雲「私達も出撃の可能性がありますのでその時は少佐、指示をお願いします。」



少佐「わかった。」



電「以上なのです!それでは食堂で朝食後、懇親会なのです!担当のかたよろしくなのです!それでは解散なのです!」



少佐「さて…行くかぁ…」



瑞鶴「少佐さん!少佐さん!」



少佐「おお!瑞鶴ちゃんじゃないか~!今日もかわいいね~!」



瑞鶴「ありがとうございます!懇親会の時、お話聞いてもいいですか?」



少佐「いいとも!」



瑞鶴「あと、何人かで質問攻めになるかもしれないですけどよろしくお願いします!」



少佐「おてやわらかにね~?」



瑞鶴「失礼します!」



少佐「はいはーい!…………扶桑。なぜ来なかった。」



扶桑「もうあんなことはこりごりです。いい加減にしてください。」



少佐「貴様!上官に向かって!」



明石「いや~。扶桑さん昨晩はありがとうございました!」



扶桑「あら、明石さん!いえいえ!」



明石「すいませんね…総出で防犯カメラ手伝ってもらっちゃって!」



扶桑「いえいえ。少佐の安全も考えなければなりませんから。」



明石「少佐さん?扶桑さんに昨晩何か御用でしたか?」



少佐「な、何でもないよ!大丈夫!」



明石「扶桑さん達も行きましょう!少佐?扶桑さんたちお借りしてきますね~」



扶桑「失礼いたします。」



少佐「どうぞ~…」



叢雲「少佐様?行かれないのですか?」



少佐「あ!はい!行きます!」




――0930 食堂



山城「そうね…戦艦としては脇を固めておいてもらえると安心できるわね…」



大和「そうですよね!あと索敵も必要になります!偵察機ってどうですか?」



扶桑「攻撃もできますし使い勝手はいいですね。」



榛名「戦艦なのに空まで取れるのはいいですよね。」



山城「そういう榛名さんだって高速戦艦じゃない。」



榛名「そうですが…やはり索敵においてはだれかを頼りにしなければならないので…できる方が一緒にいてくれないと…」



大和「もしよろしければ今から4人で模擬演習やってみませんか?確か演習場が開いてますので…」



榛名「そうしましょう!」



扶桑「いいんですか?」



大和「大丈夫です。いま、許可取ってきますね?」タッタッタッ



山城「そうすると…私と姉さまが後衛、大和さんと榛名さんが前衛でいいかしら?」



榛名「はい!お願いします!」



扶桑「どんな連携になるか楽しみですね?」



大和「許可出ました!行きましょう!」




――――0930 食堂



鈴谷「モガミン先輩、ちーっす!」



最上「相変わらずだね。鈴谷。」ニコリ



熊野「そうですわよ…ごめんなさい…」



最上「こっちも相変わらずだった!ひさしぶり、熊野。」ニコリ



青葉「あの?どういう言うご関係で?」



熊野「先輩ですわ。」



鈴谷「でも先輩ってよりは…姉みたいな感じ?」



最上「ほんとかなぁ…てなわけで、最上型1番艦がボク!3番艦が鈴谷で4番艦が熊野だよ!」



青葉「そうですよね!最上型でしたね!つい服装が違うもので…て、あれ?2番艦の方は?」



鈴谷「くまりんこ?」



青葉「くまりんこ!?」



最上「三隈のことだよ。自分のことそういうからね…」



青葉「新種の生物かと思った…」



鈴谷「せっかくだから部屋でゆっくり話さない?」



熊野「だめですわ。今日は医務室担当ですわよ。」



鈴谷「そうだった…じゃあ医務室で話してようよ。怪我するなんて基本ないし。」



青葉「そうですね。このところ掃除するだけでしたから…」



最上「だったら青葉さんに学生時代の鈴谷と熊野の話してあげるよ。」



青葉「なんですか!?面白そうですけど!」



鈴谷「モガミン先輩!?なんの話するつもり!?」



熊野「本当ですわ!?まさか…」



最上「お楽しみ!さ!いこいこ!」



青葉「では、こちらに!」



鈴谷「ちょっと、青葉!?モガミン先輩待って!」



熊野「お待ちになって!?」



最上「なんの話しよっかな~…」



鈴谷・熊野「「 先輩!! 」」



青葉(ふむ…鈴谷さんと熊野さんは最上さんに弱いと…)



――5分後 医務室



明石「では、お願いしますね。」



鈴谷「ありがと。明石さん!」



熊野「お任せください!」



明石「私はちょっと工廠の方に行ってきますので…冷蔵庫の中の飲み物好きなように飲んでください!でも、下の段のはだめですからね!」ガラッ パタン!



青葉「了解です!では、お話の方を…」



最上「鈴谷は前、調子にのって木登りしてたら落ちてね…」



鈴谷「いやー…湿布貼れば治ると思ったらなかなか治んなくて…病院行ったらやばかった…」



青葉「…だめですよ鈴谷さん…ちゃんとしないと」



熊野「ええ…運が悪く利き腕がだめで先輩方と、私が交代でご飯を食べさせてましたわ…」



鈴谷「あれは助かったよ~!」



青葉「それって、もう片腕は大丈夫だったんですよね?」



最上「そうだね。普通だったね?」



青葉「なら…フォークとか使えば食べさせる必要がなかったのでは…」



鈴谷・熊野・最上「「「 あ… 」」」



青葉「と言うことは…使えるようになるまで『ほら、アーン…』とかやってたことになるんですね?」



最上「やってた!」



青葉「百合ですか?」



最上「ないない!」

鈴谷「ちがうから!」

熊野「違いますわ!」



青葉「では…先輩、同級生とのイケナイ三角関係ってことにしておきますね?」



鈴谷・熊野・最上「「「 話聞いてる(ますの)!? 」」」




――0930 道場



皐月「よし!やろうか?」



三日月「では、私が教えますね?」



満潮「お願いします!」



吹雪「がんばれー!」



文月「無理しないで~」



満潮「もうちょっとしたら、あいつが来るわ。その前に!」



皐月「そうだね。とっちめて、恥かかせてあげよう!」



三日月「お返ししてあげませんとね!」



満潮「うん!」



三日月「では…構えは大体こんな感じです。」



満潮「こ、こう?」



三日月「もうちょっと、下です…いい感じです!」



皐月「おりゃーーー!」



三日月「……」スッ パシッ! ガシッ! ベタン!



皐月「ええ、訓練するとこうなります。はい。」



三日月「お姉ちゃん…後ろからは卑怯ですよ…」ニコリ



文月「妹が…あたしの妹が…武闘派に…」



吹雪「三日月ちゃん…うちの艦娘の地上戦スキルトップ5の一角ですからね…」



満潮「あと4人は誰なの?」



吹雪「川内さん、神通さん、叢雲さん、あと…暁ちゃん。」



満潮「暁って…あの、帽子をかぶってる黒髪の子?」



文月「そうだよ~。通常はお子ちゃまだけど地上戦になったら川内さんとかと対等に渡り合えるてるよ~」



満潮「そうなんだ…」



三日月「おしゃべり…終わりましたか?」ニコリ



満潮「は、はい!」



三日月「そう。じゃあ…集中してくださいね?」



満潮「はい!わかりました!(怖いんだけど!?)」



吹雪「言い忘れましたけど…三日月ちゃん。司令官の訓練をしっかり受けてますから…教えるときは結構スパルタですからね。」



満潮「え?そうな…」



三日月「おしゃべりしない。」ゴゴゴ



満潮「はいぃいい!」



皐月「あぁあ…教官モード入っちゃった…」



文月「妹が…可愛かった妹がぁ…」



吹雪「あはは……」




――0930 食堂



暁「赤城さん!」



電「加賀さん!」



響「祥鳳。」



赤城「はい?」



加賀「何でしょうか?」



祥鳳「どうしたの?」



暁「弓を引くところを見せてほしいって朝雲さんたちが。」



朝雲「よろしければ見せていただけないかと。」



山雲「お願いできるかしら~?」



赤城「いいですよ?ね?」



加賀「ええ。」



祥鳳「では、いきましょうか?」



――0945 弓道場



赤城「……」バシュッ! トスン



加賀「……」バシュッ! トスン



赤城「おみごとですね!」



加賀「赤城さんこそ。」



祥鳳「やっぱり、加賀さんと赤城さんの型はかっこいいです!」



朝雲「すごいわ…」



山雲「かっこいいわね~。」



赤城「そうですか?」



響「誰かに習ったのかい?」



赤城「私と加賀さんは、訓練で教わったんです!」



祥鳳「そうだったんですか。」



暁「祥鳳さんのもみたいわ!」



祥鳳「わかりました。では…………」バシュッ! トスン



加賀「少し変わった打ち方ですね?祥鳳さんは誰に?」



祥鳳「私は…我流なんです…」



朝雲「それってすごいんじゃないかしら?」



赤城「すごいですよ!」



祥鳳「そうですか?それほどでもないと思うのですが…」



加賀「問題ないです。お見事です。」



暁「やってみたいわ…」

響「うん…」

雷「かっこいいわ…」

朝雲「すごいわ。」

山雲「そうね~。」



祥鳳「引いてみますか?」



朝雲「いいですか?」



赤城「じゃあ、私のところに。」



加賀「では、山雲さんは私が。」



山雲「お願いします~。」



祥鳳「じゃあ、暁ちゃんは私が。」



暁「はい!」



―――――――――――



朝雲「難しいわ…」

山雲「全然当たらないわ~…」

暁「その前に引けないわ…」

雷「同じくよ…」

響「うん…」



赤城「初めはみなさんこんな感じですよ。」



加賀「そうです。私も引けませんでしたから…」



雷「加賀さんが?信じられないわ。」



赤城「そうですよ…引けなくて悔し泣きしてましたもんね?」



祥鳳「あら。かわいい。」



加賀「あのですね?なにも他の人がいるところで言わなくても///」



赤城「そして、夜に泣きながら教えてほしいと言いに来ましたからねぇ…懐かしいです!」



加賀「////」



響「加賀が真っ赤だ。」



加賀「そういう赤城さんだって!お昼のおにぎり落としたとき泣いてたじゃないですか!」



赤城「それを言っちゃいますか!?」



加賀「言ってしまいます!その後、私のを全部上げた後でも足りないって半泣きだったのを覚えてます!」



赤城「私が悪かったです!ごめんなさ~い///」



朝雲「空母の人たちってもっと近寄り難いと思っていたわ。」



山雲「違ったみたいね~!!」




――0930 食堂




那智「うむ。やはり、そうでなくてはな!」



少佐「信頼関係は必要だよ」



瑞鶴「そうですよね~(どの口が言うか…)」



少佐「特に扶桑とは長いからね!上下関係もしっかり理解してくれてるし!」



初霜「そうですか。(いじめているくせに。)」



那智「じゃあ私からだ。もし自身の艦娘たちの命と自分の命を天秤にかけられたらどうする?」



少佐「もちろん俺のを差し出すよ!当り前じゃないか!」



古鷹「さすがですね~!顔だけじゃなんですね!(きっと嘘ですね。)」



少佐「そうだよ!顔も、心も1流を目指してるからね」キリッ!



瑞鶴「かっこいい!!(はぁ…疲れてきた…)」



少佐「そうだ!ねえねえ…内緒なんだけどさ…君たちうちに移籍しない?」



那智「え?」



少佐「君たち、美人だし、可愛いし、うちに来てくれたらいいかなぁ~…なんて…ね?」



瑞鶴「断りします!」

那智「私も。」

古鷹「ここがいいです!」

初霜「ご遠慮します。」



少佐「フラれてしまったな!残念!ここが気にいってるんだね!(くそアマども…)」



瑞鶴「だって!ここの提督と女提督さんは一緒にいて楽しいもん!」



那智「ああ。あきが来ないというか…なんというか…」



古鷹「ネタが尽きないといいますか…」



初霜「何より守られてるっ気がして安心できます。」



少佐「俺だって守ってあげられるよ!」



那智「そうだとは思うが…なぁ…(貴様には無理だ。)」



少佐「なにかあったの?」



初霜「聞いた話ですけど…艦娘が傷つけられた現場に出くわした時に、犯人を軍刑務所と病院送りにしたって言うのを聞いたことがあります。」



少佐「は?」



那智「あれ?確か女提督の方は…襲われたから…犯人の両腕切り落としたんだっけ?」



少佐「え?」



瑞鶴「たしか…提督さんの方は……何人かまとめて送ったって話を聞いた!」



古鷹「それ私も聞いたことあります!」



少佐「そ、そうなんだ!すごい人たちなんだね!」



初霜「この間、もしまた艦娘が助けを求めてきたらどうしますかと聞いたんですけど…」



少佐「なんて言ってたのかな?」



初霜「どんな些細な変化を見逃さずに、証拠を集めてから、艦娘にひどいことした相手を…その先はとても私の口からは…」



少佐「その先何て言ったの!?」



那智「過激なんだな!あははは!」



少佐「いやいや!!」



古鷹「少佐さんも気をつけてくださいね?まあ!少佐さんが艦娘を傷つけるようなことはないでしょうけど!(してますけどね…)」



少佐「あ、あたりまえさ!た、例えば!もし俺がそんなことしてたらどうするのかな?」



瑞鶴「今はたぶん連絡付かないから…元帥さんに連絡とるんじゃないないかな?」



少佐「なんで元帥!?あの、元帥!?」



那智「どの元帥かはわからんが、海軍の元帥だが?」



少佐「なんで元帥に直接連絡するんだい!?」



初霜「司令官さんたちからそう言われてますので…」



少佐「そ、そうなんだ…!もし、捕まえろとか言われたらどうするのかな?」



初霜「捕まえますよ?指示ですから。」



古鷹「そうですね!幸い、提督さん達の体術訓練を一緒にやってますから、みんな動けると思いますよ!」



少佐「君たちも体術とかやってるのか!す、すごいね!」



那智「どうした?顔が青いぞ?枕が変わると眠れないタイプか?」



少佐「いや!大丈夫!あのさ…体術とかの訓練してるとこ見てみたいんだけど…いいかな?」



初霜「いいですよ。道場にいきましょうか?」



瑞鶴「その後うちの鎮守府見学何てどうですか?」



古鷹「それいいかもです!」



少佐「お願いしようかな?じゃあちょっと着替えに行かせてもらってからでいいかな?」



初霜「ではご案内しましょうか?」



少佐「大丈夫!ありがとー!」タッタッタッ



古鷹「……行きましたね。恐怖心の植え付けと誘導は成功ですね。」



那智「ああ。しかし、運よく自分から見学を申し出てくれた。」



瑞鶴「ああいうの、大っ嫌い。それにしても初霜ちゃんの最後の効果絶大じゃなかったですか?」



初霜「そうですか?」



那智「私の場合嘘思いつかなかったから目の前で起きたことを話したのに、初霜も中々演技派だな。」



瑞鶴「私も同じ。助けてもらったときの話しちゃった。」



初霜「えっとですね…ほんとに、過激なことを…」



瑞鶴「え?ホントのことなの?」



初霜「はい…本当です…」



古鷹「あの…ちょっときかせてください!小さい声でいいですので!」



初霜「…その…内緒に…してくださいね?」



那智「ああ。約束する。」



初霜「では…寄ってください…では………」ゴニョゴニョ…



古鷹「過激です………」

瑞鶴「…こわいよぉ……」

那智「すまない…初霜…」



初霜「はい…」



少佐「お待たせ!あれ?どうしたの?」



古鷹「何でもありません!行きましょう!」




――1010 道場



ガラッ



初霜「すみません!見学いいですか?」



三日月「あ!初霜ちゃん!どうぞ。」



少佐「失礼するよ!なんだ…満潮も来てたか。」



満潮「どうも。」



吹雪「あれ?お疲れさまです!どうされました?」



古鷹「体術訓練の視察です。」



少佐「よろしく頼むよ!」



皐月「組手見せればいいの?」



瑞鶴「それもだけど、少佐さんも組手するって!」



三日月「そうですか。ではまず私と瑞鶴さんでやります?」



瑞鶴「トップ5の人と!?」



文月「やってみてよ~。」



三日月「少佐さんも見てることですし。」



瑞鶴「しょうがないな~…防具借りるね~…よし!おっけ!」



皐月「いい?よ~い……はじめ!」



瑞鶴「……!」ダッ



三日月「甘いです。」パシッ グイッ



瑞鶴「ミスった!」ドテン!



皐月「もう!?勝者、三日月!」



瑞鶴「さすが~!」



少佐「小さい体なのに空母の人を投げるとは…」



三日月「ありがとうございます。」



那智「今度は少佐がやるようだぞ?」



少佐「おや?ご指名かな?いいぞ~!かっこいいとこ見せてやる!」



満潮「じゃあ、私が相手する。」



吹雪「おお!鎮守府対決ですね!」



少佐「やる気か?本気で行かせてもらうよ?(このさいだ…痛めつけてやる。)」



満潮「ええ。やれるもんならね。」



古鷹「やる前から、バチバチですね…」



皐月「じゃあ、防具つけてくださいね!」



満潮「わかったわ。」



少佐「俺はいいらないよ!満潮に負けるなんてないからね!」



吹雪「いいんですか?(死なないかな…)」



少佐「大丈夫、大丈夫!始めよう!」



三日月「最終確認です。防具はいらないんですね?」



少佐「大丈夫だって!」



皐月「どうなっても知らないよ…それでは…はじめ!」



少佐「………」ダッ!



満潮「そこだ!」スッ ボグゥ!



少佐「かぁ……あ…ああ…」



文月「もろ、みぞおち…いたそ~…」



満潮「よわ……」



初霜「あらら…」



皐月「しょうb…」



少佐「まだだ!おらぁああぁあぁ!」



満潮「下から…突く!」ドスゥ!!



少佐「がぁあああああ!」ジタバタ



那智「ああ…反対のみぞおちに……」



満潮「終わり?」



少佐「きさまあああああああ!!!」



皐月「少佐!もうやめた方が…あ…」



満潮「受けて!寄せて!撃ち込む!」パシッ!クルッ! バシィイイイイ!!!



少佐「へぎゅぶ!!」メキィイイ!! ゴロゴロ…



瑞鶴「顔面に…蹴りが……ご愁傷さまです。」



吹雪「人間って結構転がるんですね……じゃなくて!少佐さん!?大丈夫ですか?」



少佐「あ…あ…顔…あ…」



皐月「勝負あり!勝者、満潮!」



満潮「やった!!」



三日月「あれだけの時間でよくここまでできました!すごいです!」



少佐「くそぉおおおおおお!」パシッ



吹雪「少佐!木刀はだめです!勝負はついてます!」



少佐「はなせ!!」グイッ



吹雪「きゃっ!」バタリ



少佐「満潮おおおおおおおお!!」



三日月「…」スッ ガシッ!



少佐「離せ!」



三日月「もう、勝負はついてます。あなたの負けです。わきまえてください……武器をお使いになりたいのでしたら……私がお相手しますが…どうなさいます?…その場合…覚悟はおありなのですね?」ギロッ



初霜「あれ…ほんとに…三日月ちゃんですか?」



皐月「うん…そうだよ。まぎれもなく三日月だよ…」



那智「たくましいというか…貫禄が…」



少佐「う、すまない…熱くなりすぎたようだ…渡すよ…」



三日月「ご理解感謝いたします…あとは、満潮ちゃんに謝罪してください。木刀と言え、武器を向けたのですから。」



少佐「え?」



三日月「私が何か間違ってますか?」ゴゴゴ



少佐「いや…間違ってない…満潮…その…すまなかった…」



満潮「まあ…一応受け取っておくわ…」



三日月「私も、ご無礼をお許しください。」ペコリ



少佐「いいのいいの!そろそろ次に行こう!」



古鷹「じゃあ、途中に医務室によって湿布だけもらっていきますか?」



少佐「このくらい平気。それじゃ!ありがとう!」



那智「では、次は演習場だな。」



少佐「お願いするよ。」



初霜「失礼します!」



瑞鶴「こちらでーす!」



ガラッ パタン



皐月「行ったようだよ!」



満潮「はぁあああ…」ペタン



吹雪「よく頑張りましたね。」



満潮「やったぁ…仕返ししてやった~…えへへ…」



三日月「お疲れさまでした!」



満潮「三日月ちゃん!いや…師匠!ありがとうございました!」ペコリ



三日月「いえいえ!師匠だなんて…そんな…」



文月「あのさ…少佐があのまま武器使って来たらどうするつもりだったの?」



三日月「沈めます。」ニコリ



皐月「な!?」



満潮「武器使って?」



三日月「いえいえ、もちろん素手です。自分より弱い人に武器なんて使いませんよ?」



皐月・文月「「 司令官!返せ!私達の可愛い妹を返せ! 」」



三日月「ひどくないですか!?」



吹雪「そうですよ!ちょっとだけ怖いですけど…」



三日月「吹雪さん?どういうことですか?」ニコニコ



吹雪「なんでもないです!はい!」



満潮「あはは!面白い!」



カエセー アノコロノミカヅキヲカエセー オネエチャンタチ! ヤイノヤイノ…




――1040 演習場



榛名「撃ちます!」ドーン



扶桑「私も!」ドーン



初春「的には…命中じゃ!精度は…同じじゃな!」



山城「さすが姉さま!ステキです!」



大和「榛名さんもお見事です!」



榛名「ありがとうございます」



扶桑「もう…山城たら…」



村雨「次動く的行くよ~!私に当てないでね~!」ザー



扶桑「ありがとうございます!次は山城ですよ?」



榛名「榛名も大和さんと交代です。」



大和「了解しました。村雨さん!いきますよ~!」



村雨「はいは~い!」ザー



山城「発艦!……とらえた!」



大和「電探開始!……補足しました!」



山城・大和「「 撃ちます! 」」ドン!ドーン!



村雨「命中!精度もいい感じだよ!」



初春「威力も申し分ないのぉ。」



榛名「すみません…的役になってもらってしまって…」



山城「ほんとにありがとう!」



村雨「いいのいいの」ニコニコ



初春「こちらも戦艦の攻撃のよけ方などの参考になるしの。」



山城「ここの鎮守府の人たちって向上心がすごいわ。」



古鷹「おーい!榛名さんたち~!」



榛名「古鷹さん達?どうされました~?」



古鷹「少佐に個人訓練を見せてもらってもいいですか~?」



榛名「ちょっと待ってくださいね!……では、作戦通りに…」コソッ



扶桑・山城・大和・初春・村雨「「「 了解 」」」



榛名「皆さん流れ弾に気をつけてくださいね!一応ゴム弾ですけど!」



古鷹「了解です!ここからが見やすいですよ?」



少佐「ありがとう。見させてもらうか。」



瑞鶴「あれ?今何時?」



古鷹「1046ですけど?」



瑞鶴「やっば!執務室行かなきゃ!少佐さん、すいません…私戻ります。みんな後よろしく!」タッタッタッ



少佐「瑞鶴ちゃんありがとね~!」



那智「頼んだぞ~!私たちは、榛名達に飲み物でも、もらってこよう。」



初霜「そうですね。少佐さんは何か飲みます?」



少佐「え?ああ、お水もらえるかな?」



古鷹「わかりました!では、ここでご覧になっていてください。」



少佐「ありがとね~!………どれ、見てるか…」



ウチマス!センカイ! フソウサン! ドパーン! ネエサマ!ヤリマシタネ! ガヤガヤ…



少佐「いいな~…榛名さんに大和さん……従順に従ってくれそう…さそって…」



山城「あ…」ドーン!



少佐「ん?」



バシィイイイイイイイイイイ!



少佐「ぐはぁああ!」



村雨「あらら!少佐さんに!?大丈夫ですか!?」



少佐「だい…じょうぶ……山城!ちゃんと狙え!」



山城「すいませ~ん…」



少佐「なんだその態度は!」



扶桑「山城!ちゃんと謝って!」



榛名「扶桑さん!武装が!」



扶桑「え?誤作動!?止まらない!?」



ガコン ドン!ドン!ドーン!



初春「この角度は!?少佐!!よけ……」



少佐「げる!?ばす!!!」バシバシッ!



山城「ええと…2発…肩と…胸に…命中…」



扶桑「す、すみません…」



少佐「あ…なんで…今日は…」



大和「!?もう一発が山城さんの索敵機にあたりました!?」



山城「だめ!コントロールが効かないみたい!墜落する!」



ヒューーーーーーーーーーー……



扶桑「あ!妖精さんは脱出したみたいです…機体は…」



山城妖精『予定通りよ!』



少佐「あ…」



グシャアアアアアアアアアアアアア!



少佐「ああぁあああああああぁあああ!」



山城「ええと…死んだ?」



扶桑「こら!」



古鷹「なんの音ですか!?って、少佐がボロボロに…」



少佐「なん…で…」



扶桑「少佐!大丈夫ですか!?」



少佐「あ………なん…と…か…」



那智「医務室だな。」



初霜「おつれしますね?」



少佐「あ……おねが…い…」



大和「どうやら誤作動のようですので中止して、あとで明石さんに見てもらいに行きますね!」



古鷹「了解です!」



ダイジョウデスカ? イタイ… ダロウナ…



榛名「行きました……すっきりしましたか?」



山城「まだやり足りないくらいよ!でも、すっきりしたわ!」



扶桑「ええ。私もです。」



大和「よかったです。でも許してはいけませんよ?」



初春「わらわも見ててすっきりしたぞ!」



村雨「いいきみよ!」



大和「叢雲さん。演習場完了です!」



叢雲『ええ。お疲れさま。次は医務室ね。出番よ?最上さん。』



最上『了解!ボクの仕返し始めるよ!』



山城「思いっきりやってりなさい。」



扶桑「杭のないように。」



最上『了解。ありがと!』プツン



叢雲『こちらも演習の準備始めるわ。よろしく。』プツン



榛名「では、みなさんでお茶にでもしましょう。」



村雨「賛成!喉乾いたぁ~」



扶桑「ええ。ご一緒させていただきます。」ニコリ



山城(姉さまの笑顔!ステキぃいいい!)




――1100 医務室



那智「失礼するぞ。」



鈴谷「また!?今日はいそがしいね。どうしたの?」



古鷹「少々事故がありまして…」



少佐「あ…ああ…」



最上「少佐?どうしたの!?ボロボロだね!」



少佐「……」



熊野「あら…コッチも今手当中ですの…」



青葉「みますねー。」



夕立「痛いっぽい…」



時雨「ごめんね、夕立、島風…」



島風「こっちこそゴメン…」



初霜「どうしたんですか?」



鈴谷「とりあえず、少佐はモガミン先輩が見ておいてくれる?」



最上「了解。」



鈴谷「こっちは、演習の準備中に3人して正面衝突。」



那智「そうか…大丈夫か?」



熊野「一応、明石さんが検査の準備してくれてますわ。」



古鷹「そうですか…少佐はこっちのベットでいいですか?」



最上「うん!手伝うよ!」



古鷹「御着替えの替えありますか?」



少佐「部屋にあると思うよ…」



初霜「では、私たち取ってきます!」



少佐「お願いするよ…」



最上「傷見るからね?」



少佐「早くしろ…」



最上「はいはい。とりあえず脱いで…消毒とかするから…」



少佐「ああ…」



最上「これを…こうして…」



明石「お待たせしました。準備…そっち原液なので薄めて…」



少佐「ぬぐぅう……あぁあああぁあ…」



最上「ご、ごめんなさい!」



明石「とりあえず!その水で流してください!」



最上「え…これかな?それっ」



明石「そっちは!?」



少佐「あぁあぁあああああ!」



明石「別の消毒液ですよ…」



最上「ご、ごめん…コッチだね…」



少佐「いたい……」



最上「ごめんね…よし!今度は消毒終わった!」



少佐「ったく…気を付けろよ…」



最上「あとは…大きめの絆創膏ってないんですか?」



青葉「あ…使ってしましました……液絆創膏しかないんです…それ使ってください。」



最上「あった!ありがとう!じゃあぬるね!」



少佐「早くしろ。ウスノロ…」



最上「ひどいな~…」ヌリッ



明石「それっ結構しみますのでご覚悟を…遅かった。」



少佐「あああ!しみる!イタイ!」



明石「うるさいです!男なら黙って受けてください!」



少佐「すいませ…~~!~~~!?」



最上「あと…もうちょっと…」ヌリヌリ



少佐「~~~!!……お、おわりか…」



最上「うん。おわり!」パシン



少佐「ぎゃあぁああああ!」



明石「うるさい!!」



少佐「す、すいません…」



明石「まったく…終わりました?」



最上「ばっちり!」



少佐「なにか飲み物をいただけるかな…先ほど飲み損ねて…」



明石「いいですけど、ちゃんと最上さんにお礼言ってあげてくださいね!」



少佐「あ、ああ…ありがとう。」



最上「いえいえ…じゃあ飲み物いただきますね!」



明石「どうぞー…夕立ちゃんこっち向いてくださいね~…」



夕立「ぽい~…」



最上「はいどうぞ。特別にキャップ開けときました!」



少佐「そのくらい当然だ……………」ゴクゴク



明石「大丈夫ですね…さて、私も…あれ?下にあったやつは!?」



少佐「ふぉぉおおおおおお!!!テンションふぉおおおおお!!!!」



明石「ああ…飲んでしまったんですね…艦娘用の治療用栄養剤……」




少佐「最上いぃいいい!なんてもん!?ふぉおおおおおお!走り出してぇ!」



明石「解毒剤飲ませますので逃がさいでください!」



少佐「いらねぇええええ!走ってくるぅううう!」ガバッ



明石「止めてください!ほら、逃げないで!」ガシッ



少佐「俺をとめるなぁあああああああ!」ジタバタ



最上「えい!それ!よいしょ!」バキィ ドカッ バシン!



少佐「へで!?ごッ!のぷ!………」ガクン



鈴谷「わ~お…」



熊野「バイオレンスですわ…」



明石「ナイスヒット!よし…ベットに投げておきましょう…」



――10分後



少佐「あれ?天井?なんで?」



最上「大丈夫ですか?」



明石「こっち見てくださいね~。はい大丈夫です!」



少佐「ああ…なんか頭が痛い…あれ?何があったの?」



明石「間違って艦娘用の飲み物を飲んだんです。覚えてないんですか?」



少佐「そうか……医務室まで来たのは覚えているけど…来てちょっとしてからは…」



明石「まあ、いいじゃないですか。」



古鷹「お持ちしました!」



少佐「どうも、どうも。じゃあ着替えて見学続けようかな?」



初霜「大丈夫ですか?」



少佐「大丈夫。お願いね?」



那智「気を付けろ?」



少佐「ありがと。」



明石「いえいえ。お大事に!」



ガラッ パタン ・・・・・・・・・・・・クスッ プッ 



鈴谷「あはははははは!」



熊野「うふふふふふ」



青葉「限界です!」アハハ



明石「3発入れるって!」アハハ



時雨「しかも全部顔面だよ!」



島風「最後にのぷって!」アハ



夕立「あれは痛いっぽいよ~」



最上「すっきりした!ありがとう!」



明石「薬もいい感じに効いてくれてくれてよかったです」



鈴谷「面白かった~」



熊野「まったくですわ。」



明石「夕立ちゃんたちもナイス演技です!」



時雨「まさか仮病するとはおもわなかったよ!」



島風「普通はだめだもんね!」



夕立「でも!事故には気をつけるっぽい!」



熊野「そうですわね。お疲れさまでしたわ。」



鈴谷「ばれないまま来られてよかったよ。」



青葉「そうですね。ここでの作戦は成功です!」



最上「ありがとうございました!」



青葉「残りは弓道場ですね?」



鈴谷「そうだね~。こちら医務室、弓道場よろしく!」



加賀『了解しました。みなさん出番です。』



最上「朝雲、山雲!しっかりやってね!」



朝雲『もちろんよ!』

山雲『やるわ~!』



加賀『では、配置に…』プツン



明石「これから演習もありますし、のんびりとしてましょう!」




――1130 弓道場



那智「ここが弓道場だ。普段は空母の人たちが使っている。とはいっても鎮守府の者は基本自由に使ってはいるがな…」



少佐「そうなんだ。おや?実際にやってるようだね。」



古鷹「聞いてきますね!」



初霜「弓を引くときの空母の方々の集中力はすごいです…」



少佐「そうなんだ~」



那智「ああ…恐怖を感じるときもある…」



古鷹「いいみたいです。今日は朝雲ちゃんと山雲ちゃんもやってるみたいです。」



少佐「世話になってるようだね。」



那智「気にするな。入ろう。」



―――――――――――



少佐「失礼するよ!」



加賀「いらっしゃいませ。少佐。」



赤城「こんにちは。」



少佐「どうも。どうやら朝雲と山雲に弓を教えてくれてたみたいだね!ありがとう!」



祥鳳「いえ…中々すじがいいですよ…」



少佐「どのくらいの腕になったんだい?」



加賀「では…実際にお見せしましょう…朝雲…山雲…」



朝雲「…はい……」

山雲「…はい~………」



加賀「あの的に撃ちこみなさい。」



朝雲「はい…」シュッ バシン!

山雲「は~い…」シュッ バシン!



少佐「すごいじゃないか!短時間でよくここまで教えたね?」



赤城「ようは、気持ちの問題です…」



少佐「気持ち?」



祥鳳「はい…例えばですが……相手を仕留めたいという気持ちですね…」



少佐「そういうものか…」



加賀「はい。仕留める相手がたとえ…艦娘、またはただの無抵抗の人間だとしても…」



少佐「へ…へぇ…」



赤城「では…もう一つお見せします。」



ガタン!ガタン!ガタン!



雷「ねえ!なんでこうなるのよ!」

暁「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

響「あいらめなよ…どうせ…」



少佐「な!?的の裏に!?」



加賀「大丈夫です演技です…安全面は考慮してありますが…朝雲さんと山雲さんには安全面の話をしていません…当たれば…死ぬということを言ってあるだけです…」コソッ



少佐「な!?」



赤城「朝雲さん、山雲さん。仕留めなさい?」



朝雲「はい…仕留めろ…」シュッ バシン!

山雲「は~い…仕留めろ~…」シュッ バシン!



雷「ああぁああ…」ドパァ ガクン…

響「ハラショー…」ドパァ ガクン…



少佐「!?」



加賀「よくできました…」



祥鳳「演技ですのでご心配なく…」



少佐「ほ、ほんとうか?」



赤城「ええ…でも、本人たちはきちんと○したと思ってるでしょうね?」



朝雲「できた…仕留めた…血が出てるわ…あはは…」

山雲「あともう1ついるわ~…うふふ~」



暁「雷!響!いや…助けて!」



祥鳳「最後は2人でやりなさい。」



朝雲「はい…」ギリッ

山雲「は~い…」ギリッ



暁「いや!やだ!いやあああああ!」



加賀「やりなさい。」



朝雲「あははははは!」

山雲「うふふふふふ!」



バシュッ バシュッ バシバシン!



暁「あ…ゴフッ…あ…あ…」ドパァアア ガクン…



赤城「よくできました。」



朝雲「ありがとうございました。」

山雲「ありがとうございました~」



祥鳳「よくできました。2人とも…少佐にほめてもらいなさい?」



朝雲「しょうさ?」

山雲「しょうさ~?」



少佐「な…なんだい?」ガタガタガタ



朝雲「私…できたわ…ほめて!ねぇ!ちゃんと○せたよ!血が出たわ!獲物を仕留めたの!褒めて!ねぇ!?」ガシッ



山雲「私も~!もしだめでも~!も~っと!出撃して、い~っぱい○すから~!」ガシッ



少佐「あ、ああ…」ガタガタガタ



朝雲・山雲「「 仕留めろ…仕留めろ仕留めろ仕留めろ仕留めろ仕留めろ! 」」アハハハハハハ



少佐「あああああああ!」ダダダダダ



古鷹「少佐!?どこにいくんですか!?」



那智「行ってしまったな…」



加賀「そろそろいいかしら?」



神通『少佐を発見。追跡してますので。大丈夫ですよ?』



赤城「了解です。朝雲さんに山雲さん。お疲れさまでした!」



朝雲「ふう!楽しかった!怖かったかしら?」



初霜「怖かったです…」



山雲「成功みたいね~」



加賀「大成功です。演習の際もあの気迫でお願いします。」



朝雲・山雲「「 了解 」」



祥鳳「的役の人もお疲れさまでした。」



雷「うまく行ったわね」



響「ハラショー」



暁「ええ…でも…」



那智「でも?」



暁「血糊って…イチゴ味なのね…」



古鷹「そうなんですか?」



加賀「夕張さんからこれをと預かったののですが…あ…イチゴ味です。」



赤城「杏仁豆腐が冷蔵庫にあるんで持ってきます!皆でこれかけて食べてみましょう!」



初霜「手伝います。」



朝雲「いや~、少佐のあの顔!面白かった!」



山雲「そうね~。今まであんな顔みたことありません~」



那智「これで、全員回ったな。」



古鷹「はい!本部。こちら完了です!」



叢雲『了解!みんなお疲れさま!これで手をださなくなるはずだわ。あとは演習まで自由にして構わないわ。ただし、作戦内容は漏らさないようにね?』プツン



赤城「お待たせしました~!杏仁豆腐で~す!」



朝雲「え?バケツですよ?」



加賀「いえ?杏仁豆腐ですが?」



山雲「まさか~…」



初霜「お持ちしました。バケツ杏仁豆腐です。皆さんの分あります1人1つです。」ニコリ



古鷹「ほんとに!?」



響「はい。イチゴの血液。」



雷「響…血液って言わないで…」



朝雲「いただきます。おいしい!ほんとにイチゴ味だわ!?」



山雲「ほんとに~……これならバケツ1つくらい食べらそう~」



那智「ああ…ほんとにうまい…」



加賀「お替りありますか?赤城さん?」



赤城「はい!私も3つ目食べますので!」



朝雲・山雲「「 3つ目!? 」」



祥鳳「赤城さんと加賀さんは普通ですよ?」



雷「ええ…そうね?」



朝雲・山雲(( すごい… ))




――1150  執務室



叢雲「とりあえず午前は成功ね…」



電「やったのです!」



瑞鶴「よかった!」



衣笠「初めに恐怖の植え付けと今までの分の仕返し。うまくできましたね。」



叢雲「ええ…でも、本番はこれからよ。1400からの演習は手を出さないかの最終確認。2000からの演習は捕縛のための最終作戦よ。」



高雄「少佐さんはいまどこに?」



電「食堂なのです!大淀さんと夕張さんが食堂でお話してるのです!」



川内「じゃあ、神通は戻ってくるのかな?」



神通「只今、戻りました。」



叢雲「監視お疲れさま。」



神通「いえいえ。」



電「では、演習の方の作戦確認を始めるのです。まず1400の方からなのです。」



高雄「では、私と瑞鶴さんからですね?」



瑞鶴「はいはい」



電「まず、旗艦は高雄さんにお願いするのです。」



高雄「了解です。」



電「次にですね…扶桑さんと山城さんが煙幕弾を打つのでそれに合わせて一端引いてほしいのです。」



瑞鶴「了解。煙幕で少佐さんに見えなくするためだよね?」



電「そうなのです。」



高雄「煙幕が十分になったら中央に全員集まって演習をしている音だけ出して演習をしているふりを始める。ですよね?」



電「はいなのです。扶桑さんたちも同じく中央に集まるのです。時間がたったら、私が合図を出すので扶桑さんたち全員を中破判定にしてほしいのです。」



瑞鶴「こっちは高雄さん以外が中破判定、高雄さんを小破判定にすると。」



電「当りなのです。演習のデータでは艦娘がどのように動いてるかレーダーでわかってしまうので、明石さんと夕張さんが皆さんのデータを少佐の指示通りに動かしてくれるのです。」



高雄「それなら、データ見ても指示だったって言えますものね」



電「扶桑さんたちは少佐の指示通りに動いて中破したという事実が作り出せるので、さらに手が出せなくなるのです。以上なのです。」



叢雲「お疲れさま。」



電「えへへ。なのです。」



衣笠「しかし、よくここまで考えましたね~!」



川内「ほんとだよ」



電「これのおかげなのです。」



叢雲「実は女司令官からヒントもらったのよ。これよ。」ドサッ



衣笠「何ですかその分厚い本は?」



電「女司令官さんの作戦ノートなのです。この中のいくつかの作戦を参考にしたのです。」



叢雲「過去の作戦から緊急事態の対応…様々な内容が書いてあったわ。」



瑞鶴「すごいね…あ、私たちの時のも書いてある…」



川内「夜戦については!?」



電「こっちのノートなのです。」ドサッ



衣笠「うわ…そっちの倍?」



叢雲「それだけ考えつくのよ。女司令官は…」



衣笠「さすが…おっと、元帥から連絡なのでちょっと出てきますね~」



叢雲「ありがとう。」



電「ではそろそろ、夜戦演習の確認を始めるのです。」



神通「はい。」



電「まず、通常通り演習を開始するのです。そして5分後に深海艦の方々が出現するのです。最初、時雨ちゃんを扶桑さんたちの護衛につけて引かせてほしいのです。他の方は時間稼ぎと言う名目で深海艦さんのところに行ってほしいのです。」



川内「その後、深海艦の方々に捕まって洗脳されたフリだっけ?」



電「そうなのです。あとは…出撃してきた人たちを捕まえて通信を切ってほしいのです。」



神通「深海艦のどなたか又は捕まった人たちに捕まったら敵に回る。そしてどんどん捕まえていく…ですね?」



電「正解なのです…捕まると敵になることを段階的に納得してもらうのです。」



神通「わかりました。」



電「初めは2000の時雨ちゃん以外の演習メンバー、最後は扶桑さんたちの順でタッチしてほしいのです。後は自由にやって大丈夫なのです。」



川内「なんだか鬼ごっこみたいでたのしみ~」



電「ある程度したら少佐さんにも出撃してもらって最後はみんなで少佐さんのことを取り囲むのです。」



川内「それで、捕まえてあそこにぶち込んでということでいいのかな?」



電「そうなのです。以上なのです。」



神通「では、がんばりましょうか!」



川内「もちろん!」



衣笠「元帥からですよ~。来てくれるって。憲兵を見つけてはかせたから大丈夫みたい。親の権力を振りかざして脅してたらしい…」



叢雲「わかったわ。」



衣笠「脅されてたのは憲兵長の1人だってさ。子供たちの進路とかその辺で脅してたらしい…」



瑞鶴「ひっどい!」



叢雲「この海軍大丈夫なのかしら…」



衣笠「あとで人事を一新するらしいです。」



電「それなら大丈夫そうなのです。これで作戦も、うまく行くことを祈っているのです。」



衣笠「最後に捕まえた後は…翌日でいいんだっけ?」



叢雲「そうよ。内容は見てからのお楽しみ。じゃあ解散して1400に」



一同「「「 了解! 」」」




――1240 食堂



夕張「叢雲~」



叢雲「なに?」



夕張「ちょーっと来てほしいんだけど?」



叢雲「ええ、いいけど…」



夕張「少佐さんは…いませんね…これ見てください…」



叢雲「だれ?この男?」



夕張「少佐さん。」



叢雲「は?」



夕張「だから少佐さんですって」



叢雲「いやいやいや!体格から顔から全然違うじゃない!」



夕張「全身整形です。」



叢雲「よく調べたわね…」



夕張「この人を調べたんじゃなくて…これ…」



叢雲「雑誌の裏とかにある美容整形の広告…あれ?目隠しあるけど…これ!少佐じゃない!?」



夕張「正解です。この写真とさっき撮った少佐さんの写真から骨格データを合わせたら…ビンゴです。」



叢雲「そのデータあとで私の端末に送っておいて。」



夕張「了解です!それで叢雲…ちょーっとお願いが…」



叢雲「なに?」



夕張「提督さんの部屋の鍵を貸してください!」



叢雲「だめ。」



夕張「じゃあ、いっしょに入ってもいいんで!お願いです!入れてください!」



叢雲「……仕方ないわね…1400の演習が終わった後ででいいかしら?」



夕張「はい!アリガトです!じゃあ、送っときますね~」タッタッタッ



叢雲「何するつもりかしら…」




――1330 PP鎮守府仮指令室



少佐「と…さてお前ら。演習なんだが…」



朝雲「沈めろ…沈めろ…」ウフフフ



山雲「壊しちゃえ~…壊しちゃえ~」ニコニコ



少佐「…………」



最上「少佐?具合わるい?また医務室行く?看病してあげるよ?」



少佐「いや!いい!」



扶桑「少佐。」



少佐「なんだ…」



扶桑「作戦の提案なのですがよろしいでしょうか?」



少佐「あ、ああ。」



扶桑「ありがとうございます。では、演習の際はレーダーで私たちの位置、相手の位置が把握できると思います。」



少佐「そうだな…」



山城「そこで。姉さまと私が煙幕弾を撃って視界をすべて遮断し、そのレーダーで指示を送って撃破と言う形はどうでしょうか?」



少佐「うん。わかった。」



満潮「ちゃんと指示してよね?」



少佐「誰に向かっt…」



満潮「顔面がいい?それとも骨いっとく?」



少佐「……」



朝雲「ねえ!沈めたらほめてくれる?」ニコニコ



山雲「あはは~!ほめてね~?」ニコニコ



少佐「指示通りにできたらな……俺は先に指示場所にいってる…」ガタッ テクテク



最上「少佐」ガシッ



少佐「なななな、なんだ!」バッ



最上「おっと。はい帽子。忘れないでね。」



少佐「あ、ああ……」ガチャッ パタン



最上「ふー…」



朝雲「何もされなかったわね。」



山雲「とりあえずね~。問題は終わったあとね~…」



山城「大丈夫よ。きっと。」



満潮「その時はまた私がぶっ飛ばしてやるわ!」



扶桑「満潮ったら。」ウフフ




――1355 演習場司令席



少佐「あいつら、ここに来てから強気だな…しかも変なこと教えられてるし…」



叢雲「失礼します。そろそろ時間ですが準備はよろしいでしょうか?」ガチャッ



少佐「は~い…」



叢雲「では」パタン



少佐「別の艦娘を呼ぶか。人事に電話して変えよう……それまではあいつらで我慢しよ。………もしもし!あれ…留守電…」



『演習開始時間です!フィールドに集合してください!』



少佐「あとでにするか…」




――1400 演習場東



高雄「では作戦通りにお願いします!」



加賀「了解よ。」



初春「派手に行くとするかの」



初霜「では…私と島風さん、初春さんが前に出てかく乱しますね?」



島風「早いとこやっちゃお~!」



瑞鶴「お~!」



高雄「お願いします。後はみなさんよけることに専念してくれれば…」



大淀『聞こえますか?大淀です。』



高雄「大丈夫です!」



大淀『煙幕のあと誘導しますので皆さんおねがいしますね?』



島風「は~い!」




――1400 演習場西



扶桑「山城?煙幕弾準備いい?」



山城「ええ。きちんと動作するはずだわ。」



最上「さて。5分間はどう動く?」



満潮「向こうに合わせてればいいんじゃない?」



朝雲「そうね。」



山雲「さんせ~」



扶桑「そうしましょう。…少佐指示お願いしますね。」



少佐「わかってる。」プツン



大淀『大淀です。煙幕を張った後は私の指示で動いてください。これは専用回線ですのでご安心を。では。』プツン



『それでは…カウントを開始します!10.9.8………3.2.1、演習開始!』




――1410 演習場フィールド



島風「先行きまーす!それッ」ドン



扶桑「回避!」



山城「見えてるわ」



初霜「もらいました!」ガコン



満潮「させない」ドーン



最上「ボクだって」ドーン



初春「左はおぬしらか。」



朝雲「行くわよ!」



山雲「ど~ぞ~」



加賀「来ます。打ち落として。」バシュッ



瑞鶴「もうやってる!扶桑さんたち本気!?」バシュッ



高雄「お手伝いします!」ドドーン



ドパーン! ネエサマ! サセヌ ヨソミハダメヨ! ワーワー!

セイクウケンマダ? モウスコシ! ブーン! ブーン!




――1415 



初春「島風、初霜。一端引いて体制を立てなおすぞ!」



瑞鶴「みんなこっち!」



満潮「逃げる気?」



島風「そう」ザー



最上「もう射程外だよ…」アハハ



初霜「失礼します」ペコリ ザー



山城「いや!お辞儀しなくてもいいから!」



少佐『なんだあれ…煙幕は?』



扶桑「可能です。」



少佐『やれ。』



扶桑「では…山城装填してください。」



山城「了解。いったん固まって!」



扶桑・山城「「 煙幕弾発射! 」」ドーン




――演習場東



瑞鶴「煙幕来た!」



島風「空からは?」



加賀「大丈夫です。見えません。」



大淀『それでは…明石、夕張さんレーダーは?』



明石『大丈夫です。いつでも!』



夕張『始めちゃってください!』



高雄「了解。威嚇射撃します!全員であわせて!せーのッ」ドドドドドーン



――演習場西



少佐『十分だな……音は出すな。』



ドパーン! ドパーン!



扶桑「威嚇射撃ですね。」



少佐『そのまま前進約300mだ。』



扶桑「了解。皆さん前進します。」



大淀『では操作を開始します。そのまま150m前進してください。返事は不要です。』



少佐『早く進め。』



扶桑「わかっています。」




――演習場 中央



大淀『まもなく接触できます。』



高雄「みえました!少佐の方はどうです?」



大淀『問題ありませんよ。』



島風「よかった~。いたいた」



山城「回避します!」フリフリ



朝雲「山雲!危ない!」フリフリ



山雲「大丈夫よ~」ニコニコ



最上「だめだ!この煙幕じゃ打てない!」ニコニコ



瑞鶴「光景がシュール…声だけ戦闘してる…」



大淀『作戦ですよ?…では、円状に集まって声だけ戦闘開始してください!砲撃等は誰もいない方向にお願いします。』



明石『合わせるんでどうぞ派手に!』



夕張『ええと…扶桑さん山城さんは瑞鶴さんと加賀さんが相手してる感じです。高雄さんと最上さんが戦闘中。島風さんと初霜さん、初春さんを残りの方がおってます!』



高雄「わかりました。いきますよ!」



加賀「ええ。扶桑さん。」



扶桑「加賀に攻撃します!」ドーン



瑞鶴「山城さんこっちですよ~」



山城「行かせませんよ!」ドーン



最上「高雄さん勝負です!」ガコン



高雄「負けません」ガコン!



満潮「なんであんなにはやいのよ!」



島風「こっちだよ~!」



朝雲「初霜ちゃん、まってー!」



初霜「戦場でまってと言われましても…」



初春「まってやってもよいのでは?」



山雲「そういいながら初春さんもにげないでくださ~い」



高雄「あら~…楽しい戦闘ですね?」ドーン



最上「ニコニコしながら撃たないでよ…」ドーン



島風「こっち!」ドーン



満潮「あっち!」ドーン



加賀「島風さん!そっちはだめです!回避を!」



瑞鶴「加賀さん、前見て!」



扶桑「だめですよ?」



山城「瑞鶴さんもですよ?」



初春「よッ。ほい。」



朝雲「何あれ!(あっ…素直に感想言っちゃった)」



山雲「すごいわね~…」



初霜(初春さん…扇子から水を出してます…演芸大会じゃないですよ…)



少佐『朝雲…どうした?』



明石『朝雲ちゃんの前に初霜ちゃんがいます!』



朝雲「いえ!初霜が2回転ジャンプしながら弾をよけたので!」



初霜(私に何させるんですか~!)



少佐『なにそれ…おい!満潮!100m左に空母がいるぞ!うて!』



満潮「了解!」ドーン!



瑞鶴「ざんねんでしたー」



満潮「だめ。よけられた。と言うか…弓ではじかれた…」



瑞鶴「え?」



加賀「私には…きません…」クスクス



少佐『相手って超人か何かだったっけ?そろそろ一斉射撃するぞ!』



大淀『では、お願いします!』



扶桑「これで…終わりにします!」ガコン

山城「姉さま!」ガコン

最上「覚悟!」ガコン

満潮「捕捉完了」ガコン

朝雲「山雲!狙って!」ガコン

山雲「いいわよ~」ガコン



加賀「決着です。」ギリッ

瑞鶴「狙って~」ギリッ

高雄「射程内です!」ガコン

初春「初霜よいか?」ガコン

初霜「準備完了です。」ガコン

島風「いいよ~!」カシャン



夕張『全員中央で対峙です!』



少佐『いまだ!』



「「「「「「 撃て―――――! 」」」」」」



ドーーーーーーーーーーーン!!!




『戦闘を終了してください!』




――1440 



叢雲『結果を発表します!■■鎮守府、高雄が小破判定、残りは中破判定。PP鎮守府、全員中破判定です。お疲れさまでした。』



扶桑「すいません。負けてしましました。」



少佐『だな…全員指令室へ…』プツン



高雄「お疲れさまでした!でも…これからですね…」



最上「どうだろうね…」



瑞鶴「きっと大丈夫!」



叢雲『少佐は指令室に向かったわ。一応指令室前を鈴谷と熊野を向かわせてあるから安心して。』



朝雲「ありがとうございます!」



満潮「じゃあ、行くわ」



加賀「ご健闘をお祈りしてます。」




――1458 仮指令室



少佐「負けたな…」



扶桑「はい…」



山城「そうね。」



少佐「弁明は?」



朝雲「ない…」



山雲「ない~…」



少佐「な!?」ガタッ



満潮「なに?殴る気?いいわよ?相手してあげる。」



少佐「負けたお前らのせいだろ!?」バンッ!



満潮「煙幕撃つ前は無傷で…煙幕撃った後は少佐の指示通りに動いたはずよ?最後に撃つ時もあんたの指示で撃ったわ。それでも私達に問題があるの?」



少佐「……」



最上「たしかに指示にはちゃんと従ったね。きちんと少佐の指示で撃ったし。」



山城「ええ。こっちに落ち度はないわ!」



扶桑「ええ。見当たりませんね。」



少佐「好き勝手言いやがって!」ガタン



満潮「うつってるんじゃないの?アレに」



少佐「……」



満潮「学習しなさいよ…もう、殴らせない。殴られそうになったところで私がさせないわ。」



少佐「……」



満潮「話終わりでいいの?」



少佐「終わりだ!」



最上「じゃあお風呂かりよっか?」テクテク ガチャ



朝雲「最上の背中流してあげる!」テクテク



山雲「山雲は朝雲の~」テクテク



満潮「私も混ぜて!」テクテク



山城「姉さま行きましょう。」テクテク



扶桑「そうね。あっ、少佐…」テクテク クルッ



少佐「なんだ!」イライラ



扶桑「次の演習の際にはきちんと指示出してくださいね?」ニコッ



少佐「とっとと行け!」バンッ



扶桑「失礼します」パタン



少佐「……ああぁああ!なんなんだよ!好き勝手言いやがって!ああ!イライラする!!くそぉおおお!!」ガンッガンッ



鈴谷「失礼します!」ガチャ



少佐「あ!?ああ、鈴谷ちゃんだっけ?」



鈴谷「はい!イライラするのは構わないけど…色々と壊さないでくださいね?」



少佐「あ、はい。」



鈴谷「ど~も~」パタン



少佐「……あああああ!くそぉおお!あんな娘もういらねぇ……もしもし!…また留守電かよぉおお!ちくしょおぉおおおお!」ガシャン! ガシッガシッ!



熊野「うるさいですわ!」ガチャ



少佐「すいません!」



熊野「ありがとうございます!」ペコリ パタン



少佐「~~~~!~~!~~~~!!」ブンッブンッ




――1630 執務室



扶桑「だいぶイライラしてますね。」



鈴谷「この映像傑作!」アハハ



熊野「鈴谷ったら急に部屋に入るんですもの…」



夕張「そういう熊野さんだって『うるさい!』って怒ってたじゃないですか~」



熊野「だって…うるさかったんですもの…」



叢雲「手を出されそうになってしまって…申し訳なかったわ…」



満潮「違うわ。あれは皆で煽ったからよ。結局、誰一人殴られなかったしね」



電「よかったのです。」



最上「言いたいことが言えるし気分も軽くなったよ!」



山雲「カメラはありがたかったわ~」



明石「いい仕事してくてよかったです。それにしてもこの映像は…」クスクス



鈴谷「少佐の真似~」腕をブンブン



朝雲「あははは!」



山城「叢雲さん…電さん…」コソッ



叢雲「なに?」

電「??」



山城「皆のこんな笑顔、久しぶり。本当にありがとう。」



電「いえいえなのです。でも、まだなのです!」



叢雲「そうね。あともうひと踏ん張りよ!」



山城「ええ。」



夕張「そろそろあっちの部屋の準備しておいた方がいいんじゃなですか?」



叢雲「そうね。扶桑さん達はと鈴谷達は2000までは自由に過ごして?明石さんまたお願いします。」



明石「いいですよ~」



夕張「叢雲…例の件…」



叢雲「あ、そうね…先に行っててちょうだい?ちょっとやりたいことあるから。」



電「了解なのです。時雨ちゃんも呼ぶのでおくのです。」



叢雲「ありがとう。」




――2000 ■■鎮守府付近海域



時雨「扶桑。」



扶桑「あら、時雨?」



時雨「夜戦演習の作戦会議はどうっだった?ひどいことされてない?」



扶桑「大丈夫よ。作戦会議と言っても…きちんとやれって言われただけですもの。」



時雨「ならよかった。」



満潮「時雨も相変わらずの心配性ね?」



時雨「それは、心配だよ!ボクの大切な人達だもん!」



山城「そういってくれてありがと。」ナデナデ



衣笠『両方とも準備いい?』



扶桑「問題ありません!」



川内「いいよ!」



衣笠『衣笠さんで~す。これは専用回線で艦娘と深海艦の人にしか聞こえてないから安心して!ちなみにこれは深海艦の人たちも使うから今からテストさせてね!』



神通「了解です!」



飛行場姫『テスト…キコエテル?』



山城「この声は…リコリスさん?」



飛行場姫『オボエテテクレテ、アリガト』



満潮「よろしくね。」



飛行場姫『ヨロシクサレタ。ワタシタチガ、デルトキニコレデアイズスル。』



青葉「了解です。」



飛行場姫『ジャア、イッタンハナレル』プツン



衣笠『テスト問題ないね~!そろそろ、少佐たち戻るからこの回線切りまーす!』プツン



夕立「夜の海って不気味っぽい…けど…」



朝雲「あんまりいいものではないわ…」



時雨「山雲は大丈夫?」



山雲「大丈夫よ~心配ありがと~」



村雨「時間すぎてるけど…はじめないのかな?」



叢雲『ええ。お待たせしました。演習を開始したいと思います。準備はいい?』



川内「戦闘準備完了…」

神通「いつでも…」

青葉「構いませんよ…」

夕立「ぽい~…」

時雨「うん…いいよ…」

村雨「みんな本気すぎ!?え?私もこんな感じじゃないとだめなの!?」



扶桑「少佐。よろしいですか?」



少佐『ああ』



扶桑「では、よろしくお願いします。」

山城「向こうは本気みたい…不幸だわ…」

最上「わ~…目の色が違う…」

満潮「ほんとの敵じゃなくてよかった…」

朝雲「できる。私たちならできる!」

山雲「もちろんよ~!しっかりやるわ~!」



叢雲『緊急連絡などがあったらすぐにお願い。それでは…演習開始!』



川内「みんなやるよ…神通。」



神通「ええ。」ドン



ドパーン!



扶桑「みんな固まって!」



山城「姉さまに最上と朝雲。私に満潮と山雲。」



最上「あれ?向こうの人達がいない!」



少佐『左から2人来るぞ!』



夕立「こっちぽいよ?」ドン



最上「うわ!あぶな!」



夕立「外したっぽい…」ドパーン スッ



朝雲「足もとに砲撃?…消えた!?どうなってんの!?」



青葉「はい、タッチ。」ペシッ



最上「わあああ!びっくりした!もう、いない!?」



少佐『損害は!?』



最上「ありません…ただ、肩を叩かれただけです…」



扶桑「どうしますか?」



少佐『全員、全方向に威嚇射撃!』



PP鎮守府艦娘「「「 了解! 」」」



少佐『だめだ!右から2人接近!』



時雨「満潮…こっちだよ?」



満潮「そこだ!山雲!」



山雲「見えてるわ~!」



神通「見えてるものだけにとらわれてはだめですよ?」ナデナデ



満潮・山雲「「 !? 」」



山城「もらった!」ドーン



神通「残念でした…」スッ



山城「どうなってるの?」



少佐『後ろだ!』



村雨「ど、どうも~…」



扶桑「撃ちます!」



川内「これが演習じゃなかったら…死んでたよ?」ガシャガシャン!



扶桑「な!?」

山城「どこから!?」



最上「させない!」ガシャン

朝雲「捕捉!」ガシャン



少佐『だめだ!』



夕立「あまいっぽい…」ガシャン

青葉「そうですね…まだまだのようですね…」ガシャン



最上「そ、そんな…」

朝雲「頭につきつけられてちゃ…動けないわ…」



満潮「ごめん…こっちも…」



時雨「そうだね。」ガシャン ガシャン



山雲「あらら~…どうしましょ~…」



神通「川内?武器を下して。」



川内「これで終わりなんてつまんないよね!」



山城「どうする気?」



川内「もう一回、チャンスをあげる。仕切り直しだよ!元の位置に戻ろうか!」ニコッ



神通「では、先に戻りますね?」ザー

青葉「了解です!」ザー

夕立「ぽい!」ザー

時雨「わかったよ。」ザー

村雨「この人たち怖いよ~」ザー



少佐『なんなんだ…あいつら…』



川内「扶桑さん!ちょっと通信機いい?」



扶桑「ええ…どうぞ?」



川内「少佐さん?川内です。聞こえてます?」



少佐「どうしたんだい?」



川内「夜戦で私たちに勝ちたかったら……○す気できてね?」



少佐『!?』



川内「扶桑さんありがと!」



扶桑「え、ええ…」



川内「よろしく!叢雲。準備できたらタイミング見て合図お願い!」



叢雲『まったく…少佐さんと扶桑さんたちもいいかしら?』



少佐『い、いいぞ…』



扶桑「お願いします。」



叢雲『了解』



山城「私たち…もしかして…とんでもない人たちと演習してる?」



最上「そうかも…」



山雲「だって~…いつの間にか消えては現れるんですもの~…」



扶桑「そうね…」



朝雲「本当に○す気で行かないと…一瞬で轟沈判定よ…」



満潮「頑張ろう!気合い入れなおして!」



扶桑「そうね。みんな!準備はいい?」



PP鎮守府艦娘「「「 はい! 」」」



少佐『やれるだけやれ……』



叢雲『準備はいいかしら?』



川内「いいよ」



扶桑「はい!」



叢雲『それでは仕切り直しで………戦闘再開!』



川内「さて…今回は…」ザー



扶桑「川内さんがまっすぐ来ます!」



最上「他の人たちは…神通さんがいない!」



川内「まずは…目の前の敵に集中」ドン



山城「ここなら撃てる」ドーン



川内「ん~…ちがうなぁ」ドンドン



朝雲「させないわ」ドンドンドン



川内「そうそう…じゃあ…倍の量はどうかな?神通」ドドン



神通「撃ちます」ドンドン



満潮「川内さんの後ろにぴったり神通さん!?」



少佐『気を取られるな!それは揺動だ!』



ドパーーーン!



扶桑「どこから!?」



山雲「え~?ほかの人たち動いてないわ~…」



飛行場姫『レ級、リ級、ル級トイッショニイク!ヨロシク!』



ドーーーン!   ドパーーーン!



川内「扶桑さんたち今すぐこっちに!はやく!」



扶桑「何事です?」



叢雲『全体通信に変更するわ!』



少佐『状況を説明しろ!』



神通「レーダー圏外からの攻撃です!…あれは…深海艦です!駆逐級が3体に!あれは…飛行場姫!」



時雨「なんでこんなところにいるのさ!(リコリスさん、すっごい手を振ってる)」



叢雲『演習中止!今すぐ全員帰投して!』



川内「どれどれ。ちょっと時間稼ぎしますか?」



青葉「じゃあ時雨ちゃんに扶桑さんたちの護衛をしてもらって、な感じでどうですか?」



神通「ええ。そうですね。」



叢雲『ちょっと!?』



川内「大丈夫だって。もし、本格的に戦うことになったら情報が多い方がいいでしょ?」



叢雲『…わかったわ。お願いする。でも、すぐ危なくなったらすぐに逃げて!』



村雨「絶対逃げるわ!」



夕立「と言うことで、時雨。頼むっぽいよ?」



時雨「うん!」



川内「よし、準備はいい?」



青葉「いいです。おねがいしますよ?」



山城「あんたたち…」



川内「じゃあ、いってきまーす」



扶桑「ごめんなさい…戻ります」



少佐『早くしろ!』



叢雲『撤退開始!鎮守府全員緊急招集!…』



神通「ある程度したら速やかに撤退します。」ザー



叢雲『絶対に戻って!』



村雨「もちろん!一端通信を切るわ」



―――――――――――



川内「お疲れ~」



飛行場姫「オツカ~レ」



レ級「アレデヨカッタ?」



夕立「問題なしっぽい。」



神通「こちらはそろいましたね?」



リ級「……」モグモグ



村雨「リ級?何食べてるの?」



リ級「レーション…タベル?」



村雨「1つちょうだい?」



リ級「ドレガイイ?オススメハ…ウメコンブ」



村雨「梅昆布!?じゃあ…それを」



リ級「ハイ」



村雨「ありがとう!…あ、意外と…」



青葉「だいぶ、のんびりですね~。あの、よろしければ青葉にも…」



ル級「ミナサンノオチャ、ヨウイシトキマシタ。ドウゾ。」



川内「ありがと~!あ~…あったまる~…けど…苦い…」



神通「センブリ茶ですね。なぜこれを?」



ル級「アラ…イレマチガエチャッタ…」



飛行場姫「ソロソロ連絡イレルカナ……衣笠?」



衣笠『もうちょっと待ってくださいね……どうぞ~』



飛行場姫「集マッタヨ~。ハジメテイイ?」



衣笠『OKです!』



レ級「了解。南方棲鬼、離島棲鬼、戦艦棲姫!」



南方棲鬼「ハイハイ!」ザパーン

離島棲鬼「……ネムイ…」ザパーン

戦艦棲姫「オ・マ・タ・セ(ハート)」ザパーン



夕立「こんばんはっぽい~」



戦艦棲姫「ハ~イ、コンワンワ!」



青葉「1枚くださーい」パシャ



離島棲鬼「アクビトッタデショ!?」



神通「緊張感がまるでない…まあいいかしら…改めましてよろしくお願いします。」ウフフ



戦艦棲姫「リョウカイ。」



川内「そろったところで、始めまーす!」



一同「「「「 了解(リョウカイ)! 」」」」



―――――――――――



電「大丈夫なのです?」



少佐「どうなったんだ!」



扶桑「こちらは問題ありません!しかし…」



村雨『本部!聞こえる?』



叢雲「村雨?どうしたの!?」



青葉『敵、飛行場姫、南方棲鬼、離島棲鬼、戦艦棲姫、リ級、レ級、ル級です!』



叢雲「そんなに!?」



青葉『あと…川内、神通、夕立…です…』



電「え?」



村雨『いま、逃げてるけど!深海のやつら、私たちを捕まえて、仲間にする気!青葉!後ろ!』



青葉『しまっ!逃げてください!はや…あぁああああぁああ!』



村雨『もう…やだよ…』



叢雲「村雨、逃げて!」



村雨「あ…川内……いや…あははははは…」



ガガガガガガガガ!



叢雲「!?」



『…モ……ムラクモ!』



叢雲「川内?」



神通『イナズマチャン』



電「神通さん!」



時雨「よかった…生きてた」



川内『迎えにいくね!』



叢雲「何を言ってるの…」



神通『イマカラ…ミンナデ、ムカエニキマスネ?』



電「迎え?どういうことなのです!?」



川内・神通『『 アハハハハハ 』』プツン



時雨「……(こ、こわい…)」



少佐「みんなで来ると言うことは…進軍と言うことか…」



時雨「…」スタスタ



叢雲「待ちなさい!」ガシッ



時雨「離せ!」



電「行っちゃだめなのです!」ガシッ



時雨「みんなを取り戻すんだ!」



叢雲「行くなら…こっちだって…皆でよ」



電「そうなのです!鎮守府の皆で止めるのです!」



少佐「本気か!?」



大和「どうしたんですか?行かないのですか?」



三日月「みんな準備完了してますよ?」



叢雲「ありがとう…敵、飛行場姫を含む深海艦7体!敵の手に落ちた川内達が向かってきてます!」



エェ!? ドウシテ!? ガヤガヤ…



電「ここを守るために戦うしかないのです!たとえそれが…仲間だとしてもなのです!」



古鷹「じゃあ!みねうち程度の攻撃で!」



時雨「そんなんじゃだめ…夜の川内達は…バケモノ同然だから…本気で行かないと…」



衣笠『あのー…この回線は生きてるんで…』コソッ



川内『ひどいよ…バケモノってさ…』



神通『そうですね…バケモノは酷いです…』



古鷹「そうですよね…(ああ…あとで怒られる…)」



夕立『おぼえてくっぽい!』



青葉『恥ずかしい写真ばらまいてあげましょうか?』



村雨『私は入ってないわよね!?ねぇ!?』



艦娘((( あ…やばいかも… )))



叢雲「みんな本気で!準備が出来た人たちから出撃お願い!」



■■鎮守府一同「「「 了解! 」」」



シュツゲキシマス! カンカクニキヲツケテ! サクテキキトバシマス! ザー! ブーーン!



扶桑「私たちもお手伝いします。いいですね?みなさん!」



山城「まったく、不幸だわ」ニコニコ

最上「山城。顔が笑ってるよ。」ニコニコ

満潮「もちろん」

朝雲「山雲!準備はいい?」

山雲「とっくにできてるわ~」



扶桑「と言うことですので。」ニコッ



電「ありがとうなのです!」



少佐「俺も手伝おう…(この際扶桑達を轟沈させよう…手間が省ける。)」



電「では、扶桑さんたちは最後に私と叢雲ちゃんと一緒に出撃なのです。」



山城「ええ」



少佐「指揮は俺がするか?」



叢雲「お願いいたします。できれば海上で指示を…」



少佐「わかった。船をかしてもらうよ?」



電「了解なのです」




――2100 ■■鎮守府付近海域



鈴谷「そろそろだね」ザー



熊野「さすがに暗いですわ…」ザー



暁「ちょっとまって。照らすわ。」ピカー



響「いないね…」ザー



那智「どうしたもんだ…」ザー



夕立「そうっぽいね…夜は怖いものっぽい~」



鈴谷「そうだよねー…」



那智「ああ…そうだな…ゆうd…夕立!?」



夕立「ぽい~…那智さん…つかまえたっぽいよ~」ムギュー



那智「く…もう、だめのようだ…(かわいいな~)」



少佐『どうした!』



鈴谷「夕立発見!那智さんが!」



ドパーーーン



熊野「きゃあああああ!(そのお面はなんですの!?)」



川内「みいつけたぁ…」



鈴谷「熊野をはなせ!(般若のお面は怖いよ…)」



川内「いやだぁ~」



暁「うう…捕まっちゃった…」ダキツカレーノ



レ級「カクホ。アハハ!」



響「ハラショー…」ダッコサレーノ



戦艦棲姫「カワイイノゲット~」



神通「鈴谷さんも捕まえました。(くすぐらせてもらいます…)」



鈴谷「あははははは!(そこはだめだって、弱いんだから!)」



飛行場姫「コレデ…マタフエル……」



イヤァアアア! アアアアァアア! タスケテ! ダレカ!



少佐『援軍は!?』



大和『見えました。』



鈴谷「だめーーーーー!」



大和「皆さん戦闘開始です」ドーン



榛名「榛名、撃ちます!」ドーン



古鷹「正気に戻ってください!」ドーン



赤城「加賀さん、合わせてください。」



加賀「ええ。周りは任せました。」



島風「私は突っ込むよ~」



皐月「文月は島風に。三日月はボクと。」



文月「いいよ~いくぞ~」



三日月「発射します!」



ドパーン ドパーン ドパーン



川内「当らないよ?離島棲鬼、リコリス」



離島棲鬼「エエ…発艦開始…」ブーン



飛行場姫「イクヨ」ブーン



大和「今です!鈴谷さんたちを引かせてください!」



榛名「鈴谷さん大丈夫ですか?」



文月「響?大丈夫?」



古鷹「熊野さんお怪我は?」



鈴谷「……に…よ…」



榛名「え?」



鈴谷「仲間になってよ(くすぐられてよ)」ガシッ



榛名「はなしてください!(くすぐったいです)」



響「おいで…文月…(お酒を飲もうじゃないか。)」



熊野「ずっと一緒ですわ(これでいいのかしら?)」



文月「あ…ああ……(2日酔いコース確定だ~)」



古鷹「み…んな……(ばっちりです)」グー



大和「榛名さん!文月さん!古鷹さん!」



少佐『報告!』



大和「榛名、文月、古鷹が…落ちました…」



少佐『ちっ…』



加賀「く…」



赤城「加賀さん!きゃああああ!(おにぎり!?)」



ル級「クウボ…ツカマエタワ(オニギリドウゾ?)」



加賀「あ…(おにぎりいいなぁ…)」



リ級「ハイ!」



加賀「え?(サンドイッチいただきます。)」



大和『赤城、加賀を…失いました…(食べ物につられて…)』



少佐『残ってるやつは一端後方のやつらと合流しろ!』



大和「了解。皐月さん、三日月さん、戻ります!」



皐月「置いてくなんてできない(飲みたい!)」



三日月「お姉ちゃんまでいなくなってほしくない(お姉ちゃん達の2日酔いは酷いので…)」



村雨「どこに?」



夕立「戻るっぽい?」



南方棲鬼「アナタタチノミカタハ…」



神通「こっちですよ?」



大和「後ろに!?」



川内「大和さん捕まえた(傘お借りしまーす)」



大和「にげて!(傘取られました…でもお似合いです)」ニコニコ



皐月「そんな…(青いお酒のみたいのにー)」



三日月「にげますよ!(お酒はあとです)」



文月「皐月姉ぇ~三日月ぃ~」



三日月「文月お姉ちゃん…(酔っ払いがきちゃいました…)」



文月「これからも…ヨロシクネ?」グビー



三日月「皐月お姉ちゃん…にげて…ンク…ン…」ゴクリ



皐月「あ…(おいしそうだなぁ…)」



少佐『どうした!おい!返事をしろ!』



響「皐月??(飲まないの?)」



皐月「あははは…もう…あはは!」ゴクゴク



((( 作戦中に酒盛りはまずい気がする… )))



―――――――――――



少佐「おい!どうした!おい!」



島風『私以外全滅…今そっちに向かってる…ごめんなさい…』



電「けがはないのです?」



島風『うん…また通信いれる…』



少佐「ちくしょう!」



島風『特殊回線の方で話すよ?響がお酒のませてるんだけど…』



神通『さすがにやめさせました。』



電「わかったのです…」



瑞鶴「やばくない?(作戦中に酒盛りは…)」



少佐「うるさい!だまってろ!」



瑞鶴「……(なんか怒られたんだけど!?)」



少佐「…祥鳳、瑞鶴、高雄、夕張、初春、初霜。島風と合流して敵を叩け。残りはその後ろから援護。扶桑、お前たち祥鳳達の前に出ろ。いいな?」



艦娘「「「 了解。 」」」



――――――――――



響「お酒飲まないからかえして?」



神通「だめです!飲む気でしょ?」



響「ハラショー…」



電『響お姉ちゃん。お説教決定なのです。』プツン



響「あ…電が完全に怒ってる…」



鈴谷「しょうがないと思うよ?それにしてもさすが島風。うまくやるかな?」



ル級「アノハヤサデ、オイカケラレタクナイワ…」



川内「ちょっといいかな?」



榛名「はい?なんでしょうか?」



川内「さっきさ…夜戦の時の私たちはバケモノだって時雨が言ってたけどさ…みんな…どう思ってるのさ?」



神通「そうね…聞きたいわね?」



夕立「ぽい~……」



青葉「お聞きします。バケモノ級だと思っている方、挙手を!」



捕まった艦娘・深海艦「「「 …… 」」」全員挙手



村雨「私は入ってないわよね!?」



捕まった艦娘・深海艦「「「 …… 」」」



村雨「なんかいってよーーーー!?」



川内「だめ…なんか…へこむ…」



神通「あれ…なんで涙が…」



夕立「みんなひどいっぽい…」



青葉「化け物じゃなくて…狼くらいにはしてほしいです…」



那智「いや。バケモノかと思うくらい強くて、頼りになるということだ!な!加賀!」



加賀「そ、そうです!空母の私達よりもですよ!(那智さん、なんで私に振るんですか!?)」



川内「ほんと?そういう意味でいいの?」



レ級「川内達ハバケモノ!アハハハハ!」



捕まった艦娘・深海艦「「「 レ級! 」」」



レ級「アハハハハハ!」



神通「気分的なものですが…大破です…」



川内「同じく…そういえば青葉あんまり見なかったけどどこにいたの?敵役なのに。」



青葉「皆さんの映像を撮影してただけです。後に提督さんとか女提督さんにみてもらうのに必要かと思いまして。」



高雄「変なのうつってませんよね?」



青葉「大丈夫です!あったら編集しときますので!(消すとは言ってない。)」



戦艦棲姫「ネェ!サイゴノヒトタチジャナイ?」



那智「そのようだな。」



大和「では…最後のを始めましょう!」



敵役艦娘・深海艦「「「 おーーー! 」」」」



―――――――――――



最上「島風ちゃん合流できたかな?調子悪そうだったけど?」



満潮「とりあえず最後方まで下がるように指示はしたから、大丈夫よ。」



扶桑「見えました!いいですか?」



山城「深海艦から倒す?それとも…」



時雨「川内達!それから深海艦!」



満潮「でも…作戦通りに!」



山雲「あれが本当の敵じゃなくてよかったわ~…」



朝雲「ほんとね。」



最上「時雨と一緒なんて久しぶりだよ。」



時雨「そうだね。よろしくね?」



扶桑「接触します。通信開放。後方の方、よろしくお願いします!」



夕張『アイアイサー。見えてますよ~。』



少佐『いいな!容赦はするな!』



山城「はいはい…」



最上「撃つよ!」ドーン



加賀「来ましたね…捕まえます…」ザー



大和「前進します。」ザー



飛行場姫「イキテツカマエテ!ナカマニシロ!!」



暁「私の残りの(まともな)妹はどこかしら~?」



村雨「捕まえる!」ドーン



時雨「村雨!」ドーン



扶桑「大和さん!通してもらいます!」



大和「いやです。」



山城「深海艦の仲間入り何て願い下げよ!」



離島棲鬼「イイジャナイ…セッカクナンダカラ…」



朝雲「お断り!」



戦艦棲姫「ソクトウナンテ…ヒドイワ…」グスン



山雲「あら~…」



川内「どうも~」



山雲「捕まっちゃいました~…」



川内「捕まえちゃいました~」



満潮「えい」ツン



川内「きゃう!?」



山雲「逃げられたわ~!満潮ありがと~」



満潮「ぼさっとしてないで!」



三日月「こんばんは。満潮ちゃん。」ガシッ



満潮「ご遠慮します」バッ ガシャン



三日月「上手ですね…でも…」



神通「もうちょっとです…」ガシッ



満潮「あっ…」



南方棲鬼「ハイナカマ!」ダキッ



満潮「ああ…終わったわ…」



最上「満潮!」



少佐『どうした!?』



扶桑「満潮が…」



少佐『そうか…(よし!1人目!)』



夕張「援軍到着。発射!」ドンドン



高雄「最上さんは私の右に」ザー



瑞鶴「空は私と祥鳳さんで」バシュッ



祥鳳「ええ」バシュッ



榛名「無駄です!」ザー ガコン



初春「どこに行くのじゃ?榛名よ?」



初霜「行かせませんよ?」



榛名「でも…大丈夫です」



青葉「捕まえました!」



初春「おっと」



リ級「ニゲチャダメ…」



初霜「初春さん!」



初春「あああぁああ!(くすぐったいのぉ!)」コチョコチョ



初霜「初春さんが……」



少佐『初霜か?引け!朝雲は初霜のカバーに入れ!』



朝雲「わかったわ…初霜ちゃん…」



初霜「ありがとうございます」



朝雲「これで…仲間だね?」



初霜「そんな!?」



カガサン? オイデ! イヤァアアア! ドーン! ヤメテ! 

モドルンダカラ! ニゲテ! ツカマエタ! タスケテェ!!



―――――――――――



少佐「おい!どうした!だれか応答しろ!」



叢雲「お願い!だれか!」



扶桑『扶桑です…私以外…敵にわたりました…私ももう…終わりです…』



電「もうちょっとなのです!あきらめないでほしいのです!」



扶桑『さようなら…あ…みなさんの…光が…』プツン



雷「ちょっと!」



少佐「(やった。これ別の女を呼べる。)扶桑…よくやった…」



明石(どうせ屑いこと考えてるんでしょうね…)



衣笠「さて…準備しますか~…」



間宮「私も戦います。」



大淀「ええ…今回だけはお願いします。ただ逃げるときは速やかに。」



明石「もちろん。」



吹雪「あれは島風ちゃん!大丈夫?」ザー



島風「……」ヨロヨロ



叢雲「吹雪だめ!」



吹雪「??」



島風「……」ニター



吹雪「ひっ!」バッ



島風「もうちょっとだったのに…みんな~」



夕立「ぽい~…」

響(酔っ払い)「ハラショー…」

古鷹「アハハ…(響ちゃ~ん…)」

大和「遅いです…みなさん…(酔ってる人達が何名かいます…)」



飛行場姫「ノコリハアナタ達ダケ」



叢雲「そんな…」



少佐「だめだ、これじゃ勝ち目がない!撤退するぞ!」



叢雲「返せ!」ザー



電「叢雲ちゃん!」



叢雲「はぁああああああ!」ブンッ



那智「だめだろ…突出しては…」



吹雪「叢雲をはなせ!」ドーン



那智「届かん…仲間が敵になるところを見るがいい…」



叢雲「助けて…だれ…あああ…頭……あはは…あはははは」



少佐「撤退開始!命令だ!」



電「逃げるのです」



明石「後退かい…し…」



大淀「うそ!?」



少佐「なんだ!?お、お前ら…」



扶桑「扶桑…ただいま、戻りました…」ニター

山城「戻ってきてあげたわよ?」ニター

最上「ボク…強くなったよ?」ニター

満潮「気分がいいわ…」ニター

朝雲「ねえ?ほめて?ねえ…」ニター

山雲「うふふ~みなさ~ん。出番ですよ~」



衣笠「まわりを…囲まれた…」



雷「暁まで!?」



暁「(まともな妹達)み~つけた。」ゲッソリ



雷(お、おつかれさま)



大淀「これじゃ…逃げられません。」



吹雪「せめて…少佐さんだけでも…」



飛行場姫「全員…ヤレ!」



ザーーーーーーーー! ハナセ! アカシ! ヤメテ! アアアアァアア!



少佐「あ…ああ…」



飛行場姫「フソウ」



扶桑「はい?」



飛行場姫「ニンゲンハ…イラナイ…ヤレ…」



扶桑「はい。少佐?さようなら…」ガコン



戦艦棲姫「マッテ。イキルチャンスヲアゲヨ。ネ?」



飛行場姫「ナンデ?」



戦艦棲姫「オモシロイカラヨ?ネ?」



ウン! イイヨ! クスクス… ニタニタ…



離島棲鬼「ジャア…アソコニツレテクキ?」



戦艦棲姫「ソウ!レ級、ショウサヲキゼツサセテ!」



レ級「了解!アハハハハハ!」ガブー



少佐「~~~!~~!!……」プラーン



艦娘((( ああ…尻尾万能なのね… )))



叢雲「大丈夫?」



リ級「コレデヨシ…」



赤城「うわ…頭をガムテープで…」



ル級「呼吸ハデキルワ。穴アイテルシ。」



叢雲「なら…いいわ。みんなお疲れさま!」



一同「「「 お疲れさまでした! 」」」



間宮「鎮守府に戻ったらスープを用意してありますので召し上がってくださいね?」



ヤッター! モドッテアッタマロー! ワイワイガヤガヤ…



雷「そういえば島風ちゃんは逃げ切って最後に鬼になる予定だったわよね?」



電「そうなのです!どうして捕まっちゃったのです?」



島風「おぅ…」



神通「実は…その…」



島風「鬼役になるのも早い方がよかったの!」



電「それだけの理由なのです!?」



島風「うん!」



電「まあ…いいのです」



叢雲「時雨はさっきの手筈で。」



時雨「了解」




――2240 工廠地下2階



少佐「…ここは…牢屋?」



ガシャン!



少佐「うわ!?」



時雨「グルルル…」



飛行場姫「オハヨウ…コノコニハツヨスギタミタイネ?」



時雨「○ス!お前を!」



飛行場姫「オイツイテ。」ナデナデ



時雨「グルルルル…」



戦艦棲姫「コノコニナニカシタノ?」



少佐「何もしてない!そいつをどっかにやれ!」



戦艦棲姫「アナタニハケッテイケンハナイワ。ユウコトキカナイト…」



少佐「きかないと?」



飛行場姫「コノコノクサリハズスヨ?」



少佐「…」



戦艦棲姫「サッソクダケド、イキルチャンスヲアゲル」



少佐「助けてくれるのか?」



飛行場姫「アナタシダイ。」



少佐「何をすればいい!?」



戦艦棲姫「イママデノツミヲオモイダセバイイノヨ?」



少佐「は?」



飛行場姫「アシタ、マタヨビニクル?時雨?ミハットイテ。」



時雨「」ブツブツ



少佐「どういうことだ!?おい!こいつをおいて行くな!」



戦艦棲姫「ダマッテカンガエナサイヨ?」ガコン



少佐「……」



飛行場姫「ソウソウ。ジャアネ?」




――2200



戦艦棲姫「ハ~イ。コレツケテ~」



少佐「何だこれは…」ガチャン



飛行場姫「ウソガワカルキカイ」



少佐「何をする気だ?」



戦艦棲姫「イマカラシツモンスルコトニ、ウソツカナカッタラココカラダシテアゲル」



少佐「もしだめだったら?」



飛行場姫「ワカルデショ?」ナデナデ



時雨「○ス…」



少佐「……わかった…」



飛行場姫「サッソク、スイッチオン……ヨシ…テスト。イエスデコタエテ?アナタハオンナダ。」



少佐「イエス」



ピーピーピー



飛行場姫「正常稼働。イマカラフツウニコタエテイイカラネ?アナタハ艦娘ニタイシテヒドイコトヲシタコトガアアル。」



少佐「……ああ。あるよ。憂さ晴らしにな。」



戦艦棲姫「ソノ艦娘ッテコノコタチ?ハイッテキテ」



ズラズラ…



少佐「そうだよ。こいつらだよ。チッ…」



飛行場姫「ウソジャナイミタイ。モドッテイイヨ」



ゾロゾロ……



戦艦棲姫「ジャア、コノシャシンハアナタ?」



少佐「なぜ、その写真を!?」



飛行場姫「ドウナノ?」



少佐「おれだよ…」



戦艦棲姫「コレダケデイインダッケ?」



飛行場姫「ウン。オワリ。」



戦艦棲鬼「オワッタワヨ~」



少佐「誰を呼んだ!?助けてくれるんじゃないのか!?」



飛行場姫「アバレルナ」ガコン



時雨「ウゴケル…アハハハ!」



少佐「なぜ外した!?やめてくれ!」



叢雲「お疲れさま。」ガチャ



電「ばっちりなのです。」パタン



少佐「死にたくない!頼む!」



叢雲「死にはしないわよ。」



電「どうもなのです。」



少佐「はぁ!?」



電「時雨ちゃん手錠なのです。」



時雨「わかったよ。」



少佐「来るな!」



叢雲「黙れ!」



時雨「そうだよ。少し黙って。」カチリ



少佐「どうゆうことなんだ!?おい!」



叢雲「教えてあげる。■■鎮守府提督代行、艦隊調査保護局執行官の叢雲です。」



電「同じく電なのです。あなたを艦娘への暴行容疑で逮捕するのです。」



少佐「言ってることがよくわからないんだけど?」



叢雲「まあ、あんた扶桑さん達に暴力ふるってたでしょ?」



少佐「それが何だって言うんだ!?お前たち敵になったんだろ!?」



電「あれは全部演技で深海の人達も仲間なのです。」



少佐「な…」



叢雲「自白がほしかったから演習を利用させてもらったわ。さっきのもきちんと記録させてもらっているわ。」



少佐「何の権限があってそんなことできるんだ!」



電「元帥直属のそういう鎮守府だからなのです。」



衣笠「失礼しまーす!元帥さんがいらっしゃってますけど…」



叢雲「え?明日じゃないの?」



元帥「まあ、よかろうて。心配になってきちゃった。テヘペロ☆ミ」



電「はわわわわわわわわわわわわわわわわわ…」



叢雲「電!?」



少佐「元帥閣下…」



叢雲「わざわざありがとうございます…」



元帥「いやいや。電には刺激が強すぎたか?あとな少佐。お前に元帥と呼ばれる筋合いはない。」



少佐「…」



元帥「この子らの言っていることは本当だ。観念しなさい。」



少佐「残念だけど。うちの親父はある会社の社長でね。いろんなとこにコネがあるからどうせもみ消せるのにご苦労なこった。」



元帥「しっておる。わしの親友だからな。明日ここに来るそうだ。」



少佐「!?」



元帥「このことは、あやつにも連絡してある。覚悟しておくんだな?」



少佐「……」



元帥「叢雲よ。ここは牢屋にもなるはずだな?」



叢雲「はい。なります。」



元帥「では、ここにぶち込んでおけ。」



叢雲「了解しました。」



元帥「では、他の者は休むとしよう。入口には憲兵ズに見張らせておく。」



電「ありがとうございます。」




――翌日0900 応接室



??「失礼するよ。」



元帥「来たか。久しいな。」



電「お忙しいところありがとうございます。」



少佐父「いやいや。本当にひさしいな。」



少佐「お、おやじ…」



少佐父「すまない。ちょっといいかな?」



叢雲「ええ。どうぞ。」



少佐父「申し訳ないね…この、馬鹿息子が!」バキィ



少佐「ウグッ!」バタン!



少佐父「この馬鹿息子が!同じことを繰り返しよって!」ガスッ バキッ グシャッ



元帥「やめておけ!…これは…顎の骨が折れているな…」



少佐父「本当は○してやりたいが…」



少佐「あ…あぁあ……」



少佐父「こいつはそのままでいい。」



電「では…詳しい話をいたしますのでお座りください。」



少佐父「大まかには元帥閣下から伺いました。このたびはご迷惑をおかけしまして大変申し訳ありませんでした。」



電「いえ、お父様は悪くないのです。悪いのは少佐なのです。」



叢雲「衣笠?証拠品もってきてもらえる?」



衣笠「はいはーい!」



叢雲「改めまして。わたくしここの鎮守府の提督代理、艦隊調査保護局執行官の叢雲と言います。」



電「同じく、電なのです。」



少佐父「ご丁寧にどうも。わたくし、少佐父と申します。このたびは本当に…」



電「どうもなのです。」



衣笠「持ってきましたよ~。扶桑さんたちのとこいますね~」



電「ありがとうなのです。では、ご説明するのです!」



カクカクシカジカ… ショウコヒンガ… カクカク… サクセンデ… ジキョウハ…



少佐父「もう…言い逃れできんな。元帥閣下。こいつをあの刑務所に送ってくれ。もう、こいつに振り回されるのはうんざりだ…」



少佐「…ぁぁ……ぁぁ…ぁぁ」



少佐父「お前はもう息子でも何でもない。勘当だ。戸籍の処理もしてきた。もうあかの他人だ。」



少佐「ぁあ…ぁぁ………」



少佐父「会社は昨日やめた。依願退職だ。もう地位も捨てた。助けてやるつもりはない。」



少佐「…」



少佐父「もうお前の顔など見たくない…」



元帥「ほんとに、あそこでよいのか?二度と出ては来られんぞ?」



少佐父「構わん。あと整形とかの話も報道してくれて構わん。」



元帥「わかった。」



叢雲「あそことは?」



元帥「あとで説明する。憲兵ズ、そいつを連れていけ!」



憲兵ズ「「 ウフォオオン! 」」



パタン



叢雲「ありがとうございました。」



少佐父「これで私も悩まされずに済む。」



電「元帥閣下?あそことはどこなのです?」



元帥「ああ…軍刑務所のなかでも孤島にあり一番厳重なところだ。少佐父も設計にかかわっている。基本的入ったら出られん。」



叢雲「そんなところが…」



元帥「まあ…極秘のところだからな。ここだけの話にしておいてくれ。」



少佐父「すまないが…被害者の方にあわせてくれないか?」



電「はいなのです!」



元帥「証拠はこちらで預かってもよいか?」



叢雲「お願いします!」



元帥「確かに。」



電「ではこちらに…」



――0930 小会議室



扶桑「どうなるんでしょう…」



鳳翔「大丈夫です。ね?衣笠さん」



衣笠「はい。大丈夫です。」



満潮「すごい自信ね…」



叢雲「入るわよ~」ガチャ!



山城「どうなったの!?」



電「逮捕されたのです。もう二度と会うことはないのです!」



朝雲「やった!」



山雲「よかった~…」



電「会わせたい人がいるのです…」



最上「だれだい?」



元帥「失礼するぞ~」



鳳翔「あら?元帥。お疲れさまです!」



山城「げんしゅい!?かんじゃった…不幸だわ…」



元帥「そのままでいい。」



少佐父「失礼します。」



扶桑「あなたは?」



少佐父「少佐の父親です。このたびは大変申し訳ありませんでした!!」ゲザー



最上「少佐のお父さん!?頭をあげてください!」アセアセ



少佐父「いいや!原因には私の育て方にも問題があるのだ!申し訳ない!」



扶桑「頭をあげてください。もう…すんだことですから…」



少佐「申し訳ない…」スタッ



元帥「私も、申し訳なかった。」ペコッ



満潮「もういいわ」



元帥「証拠も十分。もう、心配することはない。」



扶桑達「「「 ありがとうございました! 」」」



元帥「いや、礼なら、ここの鎮守府の者たちに。」



少佐父「本当にすまなかった…これを受け取ってほしい…せめてもの気持ちだ…」



扶桑「これは…小切手…0が…7つ…5000万!?受け取れません!!」



少佐父「いいんだ。私の遺産だ。私も長くはないんでな。いや量だと思って受け取ってくれないかな?」



元帥「受け取ってやれ。」



扶桑「わかりました。受け取らせていただきます。」



山城「遺産って言ったけどどうしてかしら?」



少佐父「…もって半年だそうだ。この後は気ままに旅をして過ごすつもりだ。」



山雲「あの~…その~…」



少佐父「気ににするな。これからの君たちの活躍、楽しみにしている。」



元帥「さて…よいかな?戻ろう。少佐父、ちょっと付き合え。」



少佐父「ああ。飲むか?」



元帥「もちろん。今後の話もしたいしな。では諸君さらばだ!あとで報告書も頼むぞ!」



鳳翔「では、みなさんお疲れさまでした!」



元帥「ああ!よくやった!」ガチャ パタン



電「敬礼なのです!」ビシッ



一同「」ビシッ



――――――――――――



最上「さて、ボク達の再就職先どうするか決めた?」



叢雲「ああ…そうね…はいコレ。」パサッ



朝雲「移籍届?場所は…■■鎮守府!?ここじゃない!?」



電「そうゆうことなのです。よければなのです。」



山雲「いいのかしら~…」



叢雲「大丈夫よ。人が増えるのはうれしいし。」



扶桑「こんなに幸せでいいんでしょうか…」



電「いいのです!」



衣笠「だったら直接聞いてみるといいと思いますよ~」



叢雲「あら。帰ってきたのね。執務室に行きましょう。会わせるわ。」



一同((( 叢雲がすっごいうれしそう )))




――1000



提督「すげー…マジすげー」



女提督「うちの娘達…まじパネー…」



叢雲「報告終了。」



電「なのです。」



提督「お前いらないんじゃない?」



女提督「なぜにあたしだけ!?」



扶桑「あの~…」



提督「あ、ごめんね?君たちが元PP鎮守府の人達だね?」



扶桑「はいそうです。」



女提督「これからよろしくね~。扶桑さんたちがいいのならね?」



朝雲「ほんとにいいの!?」



提督「うん。なんも問題ない。」



朝雲「あなたが司令官になるのね。ふ~ん。」



女提督「こいつがいやだったら追い出すよ?」



提督「そのままお返しするよ。」



女提督「そんな…可愛いだなんて…」



提督「朝雲…ごめんな。」



朝雲「あはは。おもしろい!」



女提督「じゃあ。移籍届うけとっていいのかな?」



山城「お願いするわ。」



女提督「おっけー!とりあえず、大会議室で今後の予定についてとか話したいから。1300に集合出しといてくれる?」



電「了解なのです。」



朝雲「ええと、電ちゃんはなんで女提督の膝の上に?」



女提督・電「「 特等席なのです! 」」



山雲「仲いいのね~」



提督「まあ、いつもこんな感じだな。さぁ、今日からよろしくな?」



扶桑「よろしくお願いいたします。」



叢雲「ねえ。装備の件で私達に言うこととかないわけ?」



女提督「その話も会議の時に話すよ~」



提督「そうするつもりだ。もうちょっと待っててな?」



叢雲「わかったわ。」



提督「さて。会議資料作るか。」



女提督「そうだね。よし!やっちゃおう!」



電「お手伝いするのです。」



提督「大丈夫。今回みんな頑張ったんだ。」



女提督「そうそう。間宮さんのアイスでも食べてきなさいな?」



叢雲「お言葉に甘えさせてもらうわ。行きましょうか?」



朝雲「うん!」



最上「では、よろしくお願いします!」



女提督「あいよ~」



満潮「…(逆光で女司令官の顔がよく見えない。)」ジー



提督「どうしたの?」



満潮「いえ。なんでもありません。」



提督「あ、なるほど。」



満潮「?」



提督「失礼。よいしょ?」



満潮「なにしてるの!?なんで抱きかかえるの!?」



提督「これでよし。」



最上「満潮が提督さんの膝の上に…」



提督「よし。書類整理開始。」



満潮「ちょっと待って!なんなのよあんた!?」



提督「いや?女提督の方見てたから、電みたいにしてほしいのかなと思って。」



満潮「違うから!」



提督「そうなのか?まあいいや。」



満潮「離せー!」



提督「あばれるなあばれるな。なんだか小動物みたいだな。」アハハ



扶桑「よかったわね?満潮?」ニコニコ



満潮「なにそれ!?意味分かんない!」



叢雲「そう、満潮。あなたもなのね?」ゴゴゴ



山城「うわッ」



女提督「なんか始まったね。ほっとこうか?」



電「そうするのです。」



満潮「なんなのよーーーーーー!」




――1300 大会議室



大淀「みんな集合しました。」



提督「ありがと。始めるかいなばあさま?」



女提督「誰がばあさまじゃ…さーてさて、皆の衆今回はまっことに大儀であった。」



提督「どこぞの殿だ。あ、バカ殿か。」



女提督「だまれ馬鹿じじい……」



提督「あ?」



女提督「お?」



叢雲「たまにはまともに始めなさいよ!」



提督・女提督「「 拒否する 」」



電「叢雲ちゃん。あきらめるのです。」ニコニコ



叢雲「…そうするわ。」



女提督「さてさて。留守の間ここを守ってくれてありがとう。書類関係も訂正無しですぐ提出できちゃいます!」



提督「しかも、いない間に事件解決とは。すばらしい。」



女提督「よくできました!」



提督「お疲れさまでした!」



アリガトウゴザイマス! テイトクケッコンシテー ナニイッテンノ? ガヤガヤ



提督「ん?気のせいか…」



女提督「いいかいな?まず人事関係いくねー。まず、今度からうちの配属になった方々の自己紹介です!さぁ、はりきってどうぞ!」



扶桑「扶桑型超弩級戦艦、姉の扶桑です。妹の山城ともども、よろしくお願いいたします。」

山城「扶桑型戦艦姉妹、妹のほう、山城です。よろしく。」

最上「ボクが最上さ。大丈夫、今度は衝突しないって。ホントだよ。」

満潮「満潮よ。よろしく。」

朝雲「朝潮型駆逐艦、朝雲、着任したわ!」

山雲「朝潮型駆逐艦、六番艦、山雲です~。よろしくお願いいたしま~す」

戦艦棲姫「戦艦棲姫ヨ!ヨロシクネ~♪」

離島棲鬼「離島棲鬼ヨ。オヤスミ…」


ヨロシクネ ヤッター マタニギヤカニナルネ ワイワイ…



提督「よろしくな。深海艦の人も仲間が増えてよかったよ。」



女提督「ほんとだよね~。あと人事についてはもう少し。青葉ちゃんと夕張ちゃんは執行補佐官から執行官になってもらいます。」



青葉「青葉がですか?」

夕張「私も!?」



提督「そうだ。頑張れ。」



青葉「はい!頑張ります!」

夕張「がんばる!」



女提督「たのんまっせ。あとですね人数も増えたでござんす。そこで艦の分類ごとに代表者を駆逐艦の子達は3名。その他は2名決めてもらおうかと思いまして。」



提督「ちなみに提督代行になってる叢雲と電はそっちで動いてもらいたい場合もあるから除外だ。これは今から時間をとるから決めてほしい。」



女提督「それじゃー、はじめてちょ!」



リョウカイ クチクノヒトコッチー ドウシマショウ? ワイワイ…



明石「あの~私は?工作艦私しかいないんですが…」



提督「だな。だから代表者は明石。お前じゃないとだめだ。」



明石「りょ、了解です。頼りにしてくださいね?」



提督「頼んだぞ?」



女提督「いちゃつかないいちゃつかない。」



提督「はい?」



女提督「スルーしまーす。んで、間宮さんも代表者おねがいね?」



間宮「はい!」



――10分後



女提督「きまったー?決まった人達は前にきてねー。」



暁「駆逐組は、私と三日月、時雨になったわ。」

三日月「頑張ります。」

時雨「うん。よろしく。」



提督「了解した。」



高雄「重巡は私と那智さんになりました。」

那智「そうゆうことで頼む。」



女提督「あいあい!」



大淀「軽巡は私と神通さんです。」

神通「お願いしますね?」



女提督「わかったよー。」



祥鳳「空母は私と加賀さんになりました。」

加賀「おまかせを。」



提督「頼んだぞ。」



大和「戦艦は私と山城さんです。」

山城「姉さまに頼りっぱなしだったし。やるわ。」



提督「わかった。」



飛行場姫「深海組ハ、ワタシト、ル級」

ル級「オネガイネ?」



女提督「おっけー。」



提督「よし。これでいいな。代表者は今後、急な会議の時とかに集まってもらうからよろしく頼むぞ。もしだめな時は変わってもらって構わないからな。」



代表者「「「 了解! 」」」



女提督「席に戻ってもらいまして……次に本部での方なんだけど構造改革の一環として元帥がやめます。」



衣笠「聞いてませんよ!?」



女提督「うん。まだ極秘扱いだからね。でも決定事項なんだ。」



衣笠「衣笠さんはお役御免ですか!?いらない子なんですか!?」



青葉「お元気で。きっといいところ見つかりますよ。」



衣笠「シャレにならんわ!」



提督「おちつけ。衣笠はこのままうちの鎮守府の艦娘になってもらう。安心してくれ。」



衣笠「よ、よかった~…」



女提督「さらに言うと、元帥はここで暮らすことになるし鳳翔さんと、長門姉ぇと陸奥姉ぇもここの所属になります。」



明石「元帥さんがここで?」



提督「そうだ。」



衣笠「鳳翔さんたちもくるんですか!?色々びっくりですよ…」



提督「ああ。はじめ聞かされたときは俺らもびっくりだったよ。」



叢雲「それで新しい元帥は大丈夫なの?」



女提督「心配ないよ。知り合いだし。とういうか…友達だし…」



提督「ああ。それに榛名は驚くかもな。」



榛名「榛名がですか?」



提督「見ればわかるよ。早速、本部につなぐぞ?」



ザザザザザザ パッ



??『ヘーイ、友元帥!通信の時間デース!起きてくだサーイ!』



友元帥『まだ、いいじゃんかよ~』



榛名「金剛姉様!?」



金剛『Oh?榛名~お久しぶりデース!』



提督「な?」



榛名「はい。」



女提督「それだけじゃないんだな~。金剛さん。他の人は?」



霧島『お呼びでしょうか?あら?』

比叡『榛名~!気合い入ってる!?』



榛名「比叡姉様に霧島まで!?」



提督「そういうことだ。びっくりだろ?」



榛名「まさか、こんな形で再会するとは思ってませんでした。お手紙の件は申し訳ありませんでした…」



金剛『事情は報告書みてわかってるデス。よくがんばったネ!』



榛名「ありがとうございます!」



女提督「金剛さん。スピーカーを友元帥の耳元にお願いできます?」



金剛『了解デ~ス。』



提督「みんな、ちょっとおっきい声出すぞ?……つるすぞ!?友元帥!」



友元帥『すいません!つるさないで!って、お前らかよ!』



女提督「あのさ友元帥。元帥になるんだからもう少し気を引き締めようよ?」



提督「それをお前が言うか?」



女提督「あ?」



提督「お?」



友元帥『相変わらずのナイスコンビネーション。その辺にしとけよ。』アハハ



提督「そうだな。本題に入るか。」



女提督「覚えとけ…と言うことで今度から新しい元帥になる友元帥です。今までの元帥の甥っ子で私たちの友達です。」



友元帥『みんな。こんにちは。そっちの事情はじっちゃんから聞いてるから今まで通りにやってもらえばいいからね?それにしてもそっちの艦娘ちゃんたちは提督と女提督に振り回されてない?大丈夫?』



ダイジョウブデス ヨクシテモラッテマス 



友元帥『うっそだ~』



提督「女提督。あとであいつまたつるそう。」



女提督「そうだね。その方がいいね。電気も流しちゃおっか?」



友元帥『ごめんなさい!はい。』



金剛『あんまり友元帥をいじめないでくださいネ…私の旦那様なんデース。』



提督「動けない間は好きにできるんだぞ?」



金剛『ツルシマース。』



友元帥『金剛さん!?』



提督「とまあ、こんな感じの友元帥だから気軽に接してやってくれな?」



友元帥『よろしく!』



ヨロシクオネガイシマース ハルナーコンゴウサンッテキコクシジョ? ソウデスヨ? ガヤガヤ



女提督「ありがとね。」



友元帥『大丈夫だって。』



金剛『榛名~。時間で来たら皆でそっちに遊びに行くネ!』



榛名「わかりました!お待ちしてます!」




友元帥『お前らも大佐になったんだから頑張れよ?じゃーなー。』プツン



皐月「あれ?いま大佐って…」



提督「ああ。2人とも大佐になった。」



女提督「まぁ、それはどうでもいいんだけどね?」



鈴谷「いやいや!すごいことじゃん!?おめでとう!」



提督「ありがとう。とはいっても階級が変わっただけだ。」



女提督「そうそう。と言うことで、しばらくしたら引っ越しの作業が入るけどお願いね?元帥は寮のとなりに小さな一軒家立ててすむことになると思うんだ。鳳翔さんはそっちで長門姉ぇたちは寮住になるからたのんまっす。」



リョウカーイ! ドンドンフエルネ? ガヤガヤ…



女提督「いいかにゃ?次に装備の改装について!資料にも書いてあるんだけど、改二装備が開発された人と改装備までしか開発されていない人がいるのでよく見て自分で確認をしてくださいなと。」



提督「装備の配備などについては出撃回数などが考慮されている。今から呼ぶ人はちょっと前に来てくれ。初春、瑞鶴、響、間宮の4名はちょっとだけ前に。そのほかは少し休んでてくれな。」



初春「どうしたんじゃ?」

瑞鶴「私のなんか色々書いてはあったけど…」

響「まずいことしてないはずなんだけどな。」

間宮「なんでしょうね?」



女提督「ごめんね。早速。初春ちゃんなんだけど、改二装備自体は開発されているんだけど出撃回数が1回足りないらしいのね。だからあと1回だけ出撃したらすぐに改二装備にするからそれまでちょっとまっててね?」



初春「了解じゃ。」



瑞鶴「もしかして私も?」



女提督「瑞鶴ちゃんの場合には改二なんだけど、さらにその上の改二甲があるわけなのだよ。しかしながら、まだ出撃回数が足りないからそっちはまだお預けなのよ。」



瑞鶴「どれくらい?」



女提督「んー…結構かかるかも。でも十分になったら即装備できるように手配しておいたから頑張ってね。」



瑞鶴「わかった。がんばりまーす!」



提督「瑞鶴の改二は特殊で新装備のカタパルトが使えるからそれに慣れるようにな。」



瑞鶴「了解!」



提督「響なんだけど。改二装備てきなものはあるんだが、登録名称がかわってしまうんだ。」



響「名前が変わるってことかい?」



女提督「うん。ヴェールヌイって言うのね?響ちゃんが名前が変わったりするのが嫌なら改装備までにするんだけど…どうする?」



響「ん~…ヴェールヌイでいいよ。みんなを守れるなら名前なんて気にしないさ。」



提督「そうか。まあ、中身には変わらないからな。」



女提督「どうする今まで通り響ちゃんって呼んだ方がいい?それとも新しくヴェルちゃんとかって呼ぶ?」



響「せっかくだから新しい名前がいいな。」



提督「わかった。頼んだぞヴェールヌイ。」



女提督「改めてヴェルちゃんよろしく!」



ヴェールヌイ「ハラショー」



女提督「あとは…間宮さん。」



間宮「はい?」



提督・女提督「「 ゴメンナサイ 」」



間宮「はい!?頭をあげてください!」



提督「すいません…間宮さんの改装備…開発されていません…」



間宮「大丈夫ですよ。」ニコニコ



女提督「申し訳ないです…それでなんですが…厨房ありますよね?鎮守府の」



間宮「はい。」



提督「間宮さんの好きなように改築できるよう許可とってきました。なのでこの中から好きなものを組み合わせてお選びくださいませ。」



間宮「この前改築したばかりなのにいいんですか!?」



女提督「改築したと言っても厨房の中は前の物を使ってるんでいいんです!いえい!」



間宮「では、お言葉に甘えて…」キラキラ



提督「決まったら俺らに声をかけて。じっくり選んでいいからな?」



女提督「遠慮は無用!ふはははは!」



間宮「ありがとうございます!」



提督「と言うことで、4人ともよろしく。」



初春「うむ。」

瑞鶴「はーい!」

ヴェールヌイ「了解。」

間宮「了解いたしました。」



提督「深海艦の皆の装備は順次、この鎮守府で開発したりするからその時は手伝い頼むぞ~」



飛行場姫「リョウカイ」



提督「今日の全体会議は以上かな?」



女提督「質問ある人いるかーい?」



皐月「はい!」



提督「なんだ?」



皐月「扶桑さんたちの歓迎会はしないの?」



提督「何を言っている…」



女提督「するに決まってるでしょ!」



提督「すでに色々注文済みだ。1800食堂集合!各自飲み過ぎには注意だぞ!」



女提督「ちなみに今から改装装備とか受け取れるから工廠の方に行ってね~!」


リョウカイデース! ヤッター! ノミカイダー! ワイワイ…



提督「他に無ければ解散。あと明日は休みにするからなー。」



艦娘「「「 了解! 」」」



扶桑「あの提督。よろしいですか?」



提督「どうしたの?」



扶桑「これを…」スッ



女提督「なにこれ?小切手?5000万!?どうしたの!?」



山城「捕まえた少佐の父親の遺産よ。慰謝料みたいな形で渡されたんだけど…」



朝雲「結局使い道がないわけで。だったらこの鎮守府のことに使ってもらった方がいいんじゃないかなって。」



山雲「そうね~助けてもらったわけだし~」



提督「いや。受け取れない。扶桑達で管理していてくれないか?」



満潮「いいって言ってるのにどうして?」



女提督「まあ、見極めてほしいのもあるし。まだあって数時間だしね。」



最上「大丈夫!だってほかの人たち見てればわかるよ。いい人だって!」



山城「そうよ。だからね?」



女提督「……叢雲ちゃん、電ちゃん!」



叢雲「なに?」

電「はいなのです。」



女提督「この小切手をあずかててちょ?」



叢雲「これ、扶桑達がもらったものじゃない。」



扶桑「ええ。実は…」カクカクシカジカ



電「なるほどなのです。」



扶桑「お願いできますか?」



電「了解なのです。厳重に保管するのです。」



叢雲「確認したいときは私達にお願いね?」



朝雲「頼んだわ!」



提督「まとまったな。そういえば扶桑と山城も改二装備あったはずだな?とりに行ってきてくれな。」



扶桑・山城「「 はい! 」」



女提督「それじゃ執務室に2人ともいるから何かあったら来てね?食堂へは1800ジャストに来るように!」



「「「 了解です! 」」」




――1720 食堂



提督「そっち寿司足りてるか?」



女提督「大丈夫~。お茶2本こっちに回しておくれ。」



提督「はいよ。これで準備できたな。」



女提督「そろそろ来るかな?」



吹雪「装備受け取りました。ありがとうございました!」



提督「お。吹雪か。服の色が少し変わったか?似合ってるよ。」



吹雪「そうですか?」



女提督「かわいいのぉ~おほほほ。」



提督「大丈夫かな…」



「「「「 司令官達~! 」」」」



女提督「暁ちゃん、ヴェルちゃん、雷ちゃん、電ちゃん!」



暁「言い当てた!?」



女提督「愛なのだよ」フンス



吹雪「おお~」



提督「変態的な?」



女提督「いや。ロリコンてきな?」



吹雪「否定の仕方が…」



暁「レディに近づいたわ。」

ヴェールヌイ「いい感じ。」

雷「にあってるわよ。ひび…じゃなかったヴェールヌイ!」

電「かっこいいのです。」



女提督「げへへへ。」ナデナデ クンカクンカ



提督「吹雪。よく見ておけ。あれが変態と言う生き物だ。」



吹雪「でも、あれでも司令官なんですよね…」



提督「すまね…」



古鷹「提督?女提督?どうかしましたか?」



提督「古鷹…おお。」ナデナデ



古鷹「お兄ちゃん?頭はちょっと恥ずかしいです///」



青葉「いいですね~。」パシャ



古鷹「青葉ぁ!またなの!?」



提督「青葉は変わらいな。」



青葉「そうですね~。青葉型でもですね…衣笠~。せっかくイメチェンしたんですから出てきたらどうですか?」



衣笠「イメチェンちがう!髪留め返せぇ!」



女提督「おっ。衣笠ちゃ~ん。すとーぷっ。」



衣笠「はい?」



女提督「とってもかわいいのでそのままで!」



衣笠「へ?」



雷「そっちの方がいいと思うわ!」



衣笠「そ、そうですか~///」



提督「大丈夫だ。んで。女提督。古鷹の後ろから何するつもりだ。」



女提督「揉もうかと。」



古鷹「何する気ですか!?」



提督「おい…手をワキワキさせるな。」



高雄「賑やかですね?」

那智「ああ。」

鈴谷「ナニしてるの?」

熊野「イントネーションがおかしくありませんこと?」

夕張「あははは…」



提督「重巡組は最上以外勢ぞろいか。なんとなく雰囲気が変わったな。」



女提督「高雄ちゃんは相変わらずのダイナマイト…」



高雄「女提督さん、どこをまじまじと見てるんですか!?」



鈴谷「胸だよね~」



夕張「提督~。どうですか?」



提督「うん。可愛いぞ?」



夕張「やった!」



暁「那智さんがさらにかっこよくなってるわ…」



那智「ありがとう。」



女提督「服変わったりしたから、みんなイメージチェンジしてる人多いね?」



鈴谷「そうみたい。装備の中に服も入ってたりしたから自分で変えられる部分は変えたりしてる感じ。」



提督「なるほどな。鈴谷はあんまり変えなかったのか?」



鈴谷「まあね。でも装備は結構変わったから期待してね?」



熊野「そうですわね。お任せくださいませ。」



ヘヘー モウスコシオチツイタラドウ? ウフフ ワイワイ…



女提督「この声は…空母組だね。」キラン



衣笠「なぜに決め顔…」



赤城「おなかがすきました!」



瑞鶴「第一声がそれなの…赤城さん?」



加賀「私もです。」



瑞鶴「そうきたかぁ…」



祥鳳「ちょっと私も…」



瑞鶴「祥鳳さんまでボケなくていいよ!?」



提督「ツッコミお疲れ。」



女提督「一航戦の2人はそのままって感じかな?瑞鶴ちゃんは服の色が変わった感じで、祥鳳さん…艶やか。」



提督「ああ。確かに艶やかだな。」



祥鳳「そんな、嘗め回すように見ないでください///」



鈴谷「…」ギュム

夕張「…」ギュム



提督「いたたたたたた」



熊野(やきもちですわね……)



瑞鶴「せっかくなんで言わせてください!」



女提督「どうぞ!」



瑞鶴「鎧袖一触よ」キメガオ



加賀「100点中5点」

女提督「100点中11点」

提督「回答は控えさせていただく」



瑞鶴「低いし!提督に限っては点数すらつけてないし!」プンスカ



ヴェールヌイ「鎧袖一触だよ。」サラァ



加賀「100点中89点」

女提督「100点中92点」

提督「瑞鶴よりいいぞ。」



瑞鶴「ちょっと!?」



雷「鎧袖一触よ!」

電「鎧袖一触なのです」



加賀「可愛い」

女提督「可愛い」

提督「可愛いな」



瑞鶴「ぐはぁ…」



高雄「もうやめてあげてください!瑞鶴さんが轟沈してしまいます!」



女提督「高雄ちゃん。瑞鶴ちゃんよりかわいいと思うでしょ?」



高雄「はい。」



瑞鶴「」チーン



暁「瑞鶴さ~~ん!」



提督「これくらいにしておこう。」ナデナデ

女提督「可愛い可愛い。」ナデナデ


瑞鶴「うえ~ん…提督さ~ん。女提督さ~ん。」



鈴谷「……」ブツブツ

夕張「……」ブツブツ



吹雪(この人達、司令官のことになるといつも怖い…叢雲いなくてよかったぁ…)



大和「おまたせしました。何をお手伝いすれば?」

榛名「遅くなって申し訳ありません。」



青葉「大和撫子…」パシャ



女提督「この2人はほんとに和美人って感じだねぇ…」



提督「ところで気になってたんだけどさ。聞いてもいいか?大和」



大和「はい?」



提督「なんで片方だけなんだ?なんだけ。そのニーソックスって言うのか?」



大和「これですか?片方の理由は、大和にも…装備の服装の中に片方しか入ってなくて…私自身こうでなければならないような気がしてますし…」



提督「そうか~。変なこと聞いてごめんね。」



大和「いえ。気になさらないでください。」



女提督「ん?榛名ちゃんちょっと。」



榛名「はい。」



女提督「胸の紐、緩んでるよ~。これでよし。」



榛名「ありがとうございます!」



女提督「いえいえ。あとで髪結ってみようよ。似合うと思うな~。」



榛名「榛名でよければお相手いたします。」



川内「やっほ~。」

神通「受け取り完了しました。」

大淀「工廠の方には後は残りの駆逐艦の方々だけみたいでしたね?」



提督「大淀と神通とだれ?」



川内「川内だよ!?」



女提督「うそだ~。川内ちゃんはそんなにかっこよくないよ?」



神通「…」クスクス



川内「なんでそういうこと言うのさ~」



提督「怒るな。冗談だ。3人とも頼もしくなったな。」



神通「ありがとうございます。装備もあっていました。」



女提督「大淀ちゃんは眼鏡を新しいの下したね?」



大淀「よくお分かりですね。前のと、ほんの少ししか変わってませんよ?」



女提督「まあね。あとは…」



大淀「え?ちょっと!?どこに手を入れてるんですか?」



提督「何してんだお前は。」ペシッ



女提督「いだ…だって。このスカートのスリットに手を入れたいと思わない?」



提督「……思ってもやっちゃだめだろ。」



大淀「今の間は何ですか…」



夕張「私だったらどこに手を入れても大丈夫ですよ!」



提督「なにを言ってるの?」



??「し・れ・い・か~~~~ん!」ダキッ



提督「おっ、ちょっ…皐月…うしろから急にとびかかるな」



皐月「いいでしょ~?どお?新しい服になったよ~!」



三日月「お姉ちゃんまってよー。」

文月「まあいいんじゃん。」



提督「かわいいよ」



女提督「よく見ると三日月ちゃんと文月ちゃんもよく似てるね?」



三日月「そうですか?」

文月「そうかなー?」



提督「そうだな。顔立ち的な部分はよく似てる。」



皐月「そうだ…司令官…責任とって。」



提督「なんの!?」



鈴谷「提督?どういうことかな?」ニコー

女提督「あんたまさか…」

大淀「手を出したんですか!?」



ザワザワ… ザワザワ…



提督「なんもないよ!?」



皐月「三日月を返せー。」



三日月「お姉ちゃん!?」



夕張「まさか…三日月ちゃんに!?」

那智「本当だったら軽蔑するぞ…」

榛名「大丈夫じゃありません…」



女提督「電ちゃん。提督を逮捕。」



提督「ちょっとまて!皐月さんどうゆうこと?」



皐月「なんでうちのかわいい妹があんなに武闘派になってるのさ…ボクびっくりだよ…」



三日月「またそのこと?」



文月「あれはやばかったな~。」



提督「組手のこと?」



皐月「そうだよ。」



提督「そういってくれ……」



皐月「わざとだよ?」タッタッタッ



提督「あっ。待て、皐月!」タッタッタッ



女提督「なーんだ。組手のことか…」



三日月「お姉ちゃんがごめんなさい…」



吹雪「強いですもんね。」



女提督「そしてこの子もね?」



暁「??」



一同((( このちびっこレディがねぇ… )))



暁「??」キョトン



提督「うし。確保。」



皐月「つかまったよ~…」ダキカカエラレー



提督「協力感謝する。」



初春「なに。案ずるな。」

初霜「なんで逃げてたんですか?」



古鷹「あっさり捕まってる。なのに嬉しそうです…」



提督「カクカクシカジカだ。」



初霜「誤解を招いちゃだめですよ?」



皐月「わかったよ~」



女提督「これまた初霜ちゃんも大人っぽくなっちゃって、まぁ…」



大淀「女提督。口調が久しぶりに帰省した実家の近くのおばちゃんみたいですよ?」



神通「だいぶたとえが長いですけど、的確です。」



提督「やっぱり年寄りじゃないか。」



女提督「このやろ…赤城ちゃんと、加賀ちゃん。あたしってそんなにおばさんっぽい?」



青葉「残念ですが、お預けを命令されてる状態です。」



赤城「お寿司…からあげ…」

加賀「おさしみ…ローストビーフ…」



提督・女提督「「 ほっとこう 」」



一同((( 息ぴったり )))



夕立「ぽーーーーいーーー!」ドシッ



女提督「よっとっとっと…夕立ちゃ~ん」ナデナデ



時雨「夕立。飛びついちゃだめでしょ?」



村雨「服とか新しくなっても変わらない物ってあるわよね~」



提督「時雨と村雨も装いをあらたにか。」



村雨「そうかしら?」



夕立「似合うっぽい?」



女提督「にあってるよ~」



提督「時雨。ちょっと。」



時雨「なにかな?」



ポフッ ピョコン ポフッ ピョコン



時雨「これに興味があるのかい?」



提督「ああ、犬の耳みたいで可愛いよな?触ってみたかった。」



時雨「触ってもいいけど…ちょっとくすぐったいかな。」



提督「わるい。」



時雨「いや。悪い気はしないよ?」



夕立「わん!わんわんわん!」



女提督「じゃれつかないの。」アハハ



村雨「…夕立がどんどん犬っぽさが増してる気がするのよね…」



提督「よしよし」ワシワシ



時雨「ボクもかい!?」

村雨「同じ扱い!?」



女提督「夕立ちゃん!そんな!おわ。あははは!」



一同(( ペット見たいだぁ )))



村雨「そのうちぽいって言わなくなりそう…あ、もうわんって言ってるか。」



夕立「村雨もいっしょにやるっぽい~」



村雨「わ、わたしも?」



ル級「アラ、ケッコイイルワネ?」



レ級「雷のトコニイルネ!」



離島棲鬼「オハヨウ。」



女提督「寝てたの?」



飛行場姫「離島ネエサンハ、ヨルガタニート。」



離島棲鬼「ニートジャナイワヨ!」



時雨「作戦の時はありがとね。」



戦艦棲姫「イヌミタイデカワイカッタワ。」



時雨「ここでも犬!?」



飛行場姫「狂犬?」



時雨「ひどくない!?」



女提督「狂犬でもなんでも時雨ちゃんならウェルカムです」ナデナデ



時雨「あ、ありがとう…」



提督「他のメンツは?」



飛行場姫「今クル。」



戦艦棲姫「ヨバレテキタノハ、ワ・タ・シ。」

南方棲鬼「アイカワラズノテンション」

リ級「ワタシニハ…ムリ…」



女提督「そういえば戦艦棲姫ちゃんと離島棲鬼ちゃんにはきちんと挨拶がまだだったね。よろしくね!」



提督「よろしくな。何か困ったことあったら言ってくれ。」



離島棲鬼「床暖ヲイレタノハアナタ?」



女提督「そうだよ?」



離島棲鬼「ケッコンシテ。」



女提督「床暖だけで!?」



電「ナンノオハナシナノデス?」ゴゴゴ

響「ウォッカノイッキデイイカナ?」ゴゴゴ

夕立「ポーイーーーー」ゴゴゴ



離島棲鬼(ナニ!?コノコタチ!?)



戦艦棲姫「ん~…アムッ」



提督「うわ!耳に何するんだ!?」



戦艦棲姫「アマガミ?」ウフッ



飛行場姫「ネエサン。ワタシノ。」



戦艦棲姫「ダレガキメタノ?」



ガシッ ガシッ



鈴谷「リコリス。戦艦棲鬼さん?」ゴゴゴ

夕張「ちょっとこちらへ」ゴゴゴ

皐月「来て?」ゴゴゴ



飛行場姫・戦艦棲姫「「 ハーイ… 」」



提督「なんなんだ…」



島風「早く早く!」

間宮「あわてなくて大丈夫ですよ。」

明石「扶桑さんたち以外は私達で最後ですかね?」

叢雲「そうみたいね?」



提督・女提督「「……」」



叢雲「どうしたの?」



提督・女提督「「 叢雲(ちゃん)! 」」



叢雲「な、なによ?」



女提督「かっわいい!」



提督「一番、雰囲気が変わったような…」



叢雲「似合わないかしら…」



女提督「似合ってる!ね?提督。」



提督「ああ。相変わらず綺麗だな。」



提督・叢雲以外((( すけこまし発動… )))



叢雲「あ、ありがとう///」



提督「もみあげのところは明石とお揃いっぽい感じだな。」



明石「言われてみれば…結構伸びてたんでまとめてバッサリでしたからね~」



提督「明石も似合ってる。」



明石「ありがとうございます!」



女提督「そろそろ1800だからこれみんなもって~」



島風「クラッカー?」



女提督「そういうこと!よろしく!」



一同「「「 了解! 」」」



扶桑「こんばんは。」

山城「遅れてないかしら?」

最上「大丈夫だよ?」

満潮「みんな集まってるわね。」

朝雲「わー!すっごい豪華!」

山雲「あら~」



女提督「ようこそ!■■鎮守府へ!!せーのッ」



パーンパーンパパパパパーン!



提督「この人数だと…耳が…結構…」



女提督「あ…これは…想定外…キーンってする…」



電「大丈夫なのです?」



提督「なんで平気なの?」



叢雲「それは…普段砲撃してるもの。」



提督「そういうことか…」



扶桑「大丈夫ですか?」



女提督「大丈夫。よし!気を取り直して!」



提督「扶桑さんたち歓迎と艦娘たちの慰労をかねて…」



女提督「パーティースタート!」




――宴会も終わりって数時間後 提督の部屋



提督「」スー



カタン  ゴソゴソ



提督「」スー



??「…塞いで…よし。となり…いいわよね?」ゴソゴソ



提督「」クルッ ガシッ



??「~~!?」



提督「静かに…どっから入ってきてんだよ。叢雲。」



叢雲「なんでわかったの!?」



提督「まあまあ…」



叢雲「昨日の夕方。夕張がここまでの隠し通路つくってたの。それをふさぎに来ただけよ。」



提督「で。なんで俺の布団に入るんだ?」



叢雲「……」



提督「まあいいや。おれソファで寝るからここで寝ていいぞ。」



叢雲「このままがいい!」ギュッ



提督「いや、まずいだろ。」



叢雲「いいから。電とか夕立だって女司令官と一緒に寝るって言ってたんだから…いいじゃない…」



提督「でもなぁ…」



叢雲「いいの!」



提督「……わかりましたよ。」



叢雲「それでいいのよ。」



提督「……叢雲。提督やってどうだった?」



叢雲「正直…不安だらけだった。扶桑さんたちを助けられずなるかもとか色んなことが頭をよぎったわ。」



提督「そうか。よく頑張ったな。」ナデナデ



叢雲「いつも私達が出撃してる時ってあんなに不安になったりするの?」



提督「半分は。」



叢雲「半分?」



提督「ああ。確かに無事に帰って来てくれるかとかは不安にはなるが、それと同じくらいうちの艦娘たちなら大丈夫だ。安心して任せられるって思ってるからな。だから半分。」



叢雲「ふーん。そう。」



提督「てか何時だ?…0214か。ねる。おやすみ。」



叢雲「おやすみなさい。このまま抱き着いてやるわ。」



提督「お好きに。」



――0921



明石「提督起きてますかね?」



皐月「寝てるんじゃない?昨日結構飲んでたし。」



夕張「女提督さんが快く合鍵を貸してくれましたね?」



鈴谷「部屋に行ったら暁型の4人と夕立に埋もれてたのは面白かったね~」



明石「提督にやってみます?」



夕張「いいですね~。さて、鍵開けますよ?……あきました!」



皐月「司令官~~~!」ピョーン ドスッ



鈴谷「ダイナミック!」



ドシン!



提督「う…」

叢雲「ニュッ!」



皐月「司令官と…叢雲?え?」



提督「飛び乗るなよ。危ないだろ…」ポケー



皐月「あ、ごめん。なんでここに叢雲がいるの?」



提督「ん…夜に叢雲が来て俺の布団にもぐりこんできたから、そのまま寝た。」ポケー



皐月「…」



明石「叢雲?」



叢雲「はい…」



夕張「使ったんですね?」



叢雲「はい…」



鈴谷「一晩をすごしたと。」



叢雲「はい…」



皐月「ずるい…ボクも!」ドシン



提督「グフッ…皐月…乗っかってもいいから静かに…」



皐月「いいの?」



提督「俺は…もうちょっと寝るから…好きにしていいよ…」パタリ



明石「叢雲…理由は?」



叢雲「ええと…提督代行をして、それが結構なプレッシャーでして…その、甘えたくなったと言いますか…なんといいますか…」



明石「抜け駆けですが…確かに提督代行で不安そうでしたし。」



叢雲「お許しいただけるのでしょうか?」



明石「いかがわしいことは?」



叢雲「してません。」



夕張「まあ…考え込んでるときありましたもんね…」



明石「まあ、今回は許しましょう。次はありませんよ?」



鈴谷「次は声かけてよ。鈴谷もやりたいし。」



夕張「皐月もそれでいい?」



皐月「いいよ~。だけど真ん中は譲らないよ~」ゴロン



夕張「なら私は右側を…よいしょ。」



鈴谷「夕張の隣で。」ゴロン



明石「私は左側で……ほら。叢雲も!」



叢雲「ええ。」



ゴソゴソ アッタカイデスネ~ ギューッテシチャオ ワタシハサッキヤッタ




――1019



提督「寝すぎたか…それにしてもなんか動けな…皐月か…え?皐月?…おーい叢雲さーん」クルッ



叢雲「…」スー

明石「…」スー



提督「寝てるか…いやまて……明石?」



夕張「うるさい~…」スー



提督「ごめんな夕張。え?夕張と…鈴谷!?」



鈴谷「はい!?」ガバッ



提督「うわ!?」



叢雲「何なのよ…もぉ…」フワァ



明石「んー…ねたぁ…」



提督「まて。昨晩一緒にいたのは叢雲だけだったよな?」



夕張「違います。」



提督「え?うそ。」



鈴谷「あんなに激しかったのに?」



提督「」



明石「ちょっと…恥ずかしかったです。」



提督「」アセダラー



皐月「おはよ~…」



提督「皐月!いつ来たんだ!?」



皐月「1時間くらい前だよ~」ポワー



提督「だよな。まったく驚かせるな…」



女提督「提督。休みのとこわるいんだけ…」

電「おはようございます。1つかくに…」



提督「あ…」



女提督「」



提督「……」



女提督「なにしてんのじゃぼけぇ!」



ドスン! アブネェ! オンナシレイカンオチツイテ! オンナノテキメガァ!

ハナシヲキケェ! タイホナノデス… イナズマサン!? 




――――――――――



電「このあと誤解を解くのに2時間を要したのです…」



青葉「お疲れさまでした。写真とっておきたかったですねぇ」



電「どうする気なのです?」



青葉「それはもう…取引材料ですよ~」



電「ひどい輩なのです…」



青葉「まぁまぁ。今回はこれで終わりですか?」



電「そうなのです。」



青葉「提督達不在でよくやれましたよねぇ…」



電「がんばったのです!」



青葉「素直にお疲れさまでした。」



電「ありがとうなのです。青葉さんもなのです。」



青葉「楽しかったですよ?」



電「そうですか。」



青葉「最近、ナレーションに衣笠とかを無理やり使ったりしましたけど…正直、新しい人を追加しようかなぁと思いまして。」



電「どちらさまなのです?」



青葉「お呼びしてます。どうぞ!」



??「ドーモ」



電「深海艦なのです!?」



青葉「いやーご足労おかけします。空母水鬼さん。」



空母水鬼「ココデイイノヨネ?」



電「出てきてない上に、深海艦じゃだめなのです!全部カタカナになって読めなくなるのです。」



空母水鬼「ソウイワレタッテネェ…」



青葉「そんなこと言われましても青葉せいじゃありませんし…」



空母水鬼「ジャア双子ノアネデモイイ?」



電「姉なのです?」



空母水鬼「ネエサンコッチ。」グイッ



青葉「わーお。」



電「普通の艦娘さんなのです。」



??「ええと…水鬼?引っ張ってこられて何なんだけど…何なのかしら?」



空母水鬼「双子ノアネノ…翔鶴ヨ。」



翔鶴「あの…次回で出てくる2人がここにいていいのでしょうか?」



青葉「いいんじゃないですか。確か青葉も本編にいないときにやらされましたし。」



翔鶴「いいのであれば…」



電「テキトーなのです。」



空母水鬼「ワタシ、アッチニイルカラヨロシク~」



青葉「ありがとうございましたー。と言うことで次回の最初のナレーションは空母水鬼さんの予定でしたが…翔鶴さんでーす。」



翔鶴「よろしくお願いします。」ペコリ



電「ちなみに次回ってあるのです?」



青葉「……」



翔鶴「え?」



電「黙らないでほしいのです!」



青葉「次回をお楽しみに!」ダダダダダダ



電「待つのです!」ダダダダダダ



翔鶴「え?ええと…読んでくださり、まことにありがとうございます。評価やコメント等は大変うれしく思っております。次回は…ありますよね?ありますよね!?青葉さん!電ちゃん!どうなの~~~~~!」タッタッタッ







後書き

読んでいただきまことにありがとうございます!
更新がだいぶ遅くなってしまい申し訳ありませんでした
艦娘たちの口調等はWIKIを参考・引用としております。
参考・引用HP http://wikiwiki.jp/kancolle/
読んでくださっている、また、評価してくださることを大変うれしく思っております!
このサイト以外での転載はお断りさせていただきます。
ありがとうございます!


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