2023-06-09 13:27:30 更新

概要

これの二次創作SSとなっております。またオリジナル設定などを含むため苦手な方は以下略…
順次艦娘の方々を出し来ていきたいと思います。何か問題等があるような場合においては対処いたしますのでコメント等をいただけたら幸いです。
メインまさかの11作目。前作を読まなくても読めるようにはしているつもりです。
過去作を読んでいただけて大変うれしいです!更新は不定期となります。何分ご容赦ください。


前書き

2人のちょっと不思議な提督たちが特殊な環境に放り込まれも艦娘たちとドタバタしながら生活して行くというようなストーリー。今回は色々と大変なことになりそうな予感が…
このSSはフィクションです。実在の国名、人物や団体などとは関係ありません。




霞「こちらは■■鎮守府艦隊調査保護局です。艦娘さんの保護やその他諸々の作戦を行うちょっと変わった鎮守府です。」



青葉「ほどんどの艦娘さんが提督や女提督さんに助けられ、今では協力関係の鎮守府さんまでいます。」



電「作戦では海上だけではなく、地上での作戦も行うため日々楽しく訓練をしているのです♪」



翔鶴「今回のお話はドイツからの方々のお話です。」



青葉「真面目にやると肩が凝りますねぇ…」



電「まーた始まったのです…」



霞「もう慣れたわよ。」



青葉「いいですねぇ。そのまま行きましょう!」



翔鶴「ここでお便りが届いております。」



青葉「はい?お便り?」



翔鶴「はい。読みますね?」



『いつも前説担当をされてる4人にには、大変お世話になっております。毎度のことながら投稿が半年単位で遅れるとか何をやってるんだかなぁと思ってると思いますが…こうやってきちんと前説をしてくれることを大変うれしく思っています。その辺の謝罪を青葉さんがいつもやってくれると信じています。』



青葉「作者じゃないですか!しかも青葉に丸投げとか!」



電「いつものことなのです。」



霞「あ、作者逃げなさい。青葉がそっちに向かったわよ。」



『え?青葉さん…あなたなんd』



翔鶴「通信が切れてしまいました…」



霞「あらららら…」



電「この辺にしておいて本編の方を始めるのです!」



「「「 どうぞ! 」」」



『たす…』



翔鶴「あ、また通信が…」



電「切っておくのです。」ブチッ



霞(無慈悲…)





――――0943 ■■鎮守府 執務室



カキカキ カタカタ カキカキ カタカタ



秋月「大淀さん。このボーキサイトの消費は何でしたっけ?」



大淀「この日はー…そうだ!赤城さんと加賀さんの緊急出撃でした。」



秋月「それじゃ、これは備蓄分から引くでいいですよね?」



大淀「そうです。」



翔鶴「秋月さんも慣れてきましたね。」



秋月「はい!おかげさまで。」



翔鶴「鎮守府に来て、そろそろ3ヵ月ほどですよね?」



秋月「そうですね…もう3ヵ月ですか。すっかり自分の家です。」



大淀「それを聞いたら提督達は大喜びですね♪」



翔鶴「はい!女提督さんの場合、持っていくでしょう。」



秋月「持っていくってなんですか?」



翔鶴「持っていくは持っていくです。」



秋月「???」



コンコンコンコン



大淀「はーい!」



北上「ども。あれ?提督さんと女提督さんは?」



秋月「提督は武器庫で、女提督はたぶん工廠のデータ室かと。」



大淀「緊急の要件ですか?」



北上「緊急じゃないんだけどさぁ…女提督さんに用があって…」



翔鶴「どうしたんです?」



北上「恥ずかしながら…女大佐が、また昇級試験に落ちたんだよ。」



大淀「それは…頑張っていらしたのに…」



北上「そこで、女提督さんに家庭教師お願いしたくてさ。伝えといてくれるかな?」



秋月「了解しました。戻ったらすぐにお伝えしておきます。」



北上「頼んだよ~…はぁ……これで5回目だよ5回目…」



翔鶴「他の方々は?」



北上「大井っちと龍田がガチ説教中。」



大淀「うわぁあ…」



北上「だから今はうちに来ない方がいいよ~。不知火と陽炎はこっちに逃げてきてるしね。」



秋月「2人って怖いんですか?」



北上「うん。」



翔鶴・大淀・秋月「「「 即答した! 」」」




―――1030 大本営 元帥室



AA大将「―――と、ドイツで発見された適正のある子達は、1度日本で預かることになりました。」



友元帥「わかった。出張お疲れ様でした。それにして、総勢100名か…結構見つかったね。」



AA大将「ええ。大臣も驚いてらっしゃいました。」



霧島「ドイツで現在発見されている艦娘は…Z1、Z3、ビスマルク、グラーフ・ツェッペリン、プリンツ・オイゲン、U-511の6種ですか。」



AA大将「そのようです。あとこれがドイツからの依頼書です。」



友元帥「正式なビスマルクの装備の建造に戦闘分析データもほしいってか…」



AA大将「まぁ、艦娘に関しては海外よりこちらの方が上ですから情報が欲しいのでしょう。」



霧島「せっかく見つかった海外の艦娘さんですからこちらにも置いておきたいですよね。」



友元帥「そうだよなぁ…依頼報酬については?」



AA大将「特に取り決めは。持ち帰って相談して、大臣経由で連絡が欲しいとのことでした。」



友元帥「よし。報酬は10名前後をこちらに置くことを了承してもらうか。」



AA大将「それが無難でしょう。」



友元帥「なら目ぼしい鎮守府に出向してもらって、1週間後にテスト。上位10名程度をこちらに出向させるようにしよう。」



AA大将「了解しました。」



友元帥「もちろんそっちにも行ってもらうからね?」



AA大将「冗談はやめてくださいよ~。あいつらで手がいっぱいなんですから。」



霧島「だそうですよ?深雪さん?」



深雪「へぇ…あたし達で手がいっぱいなんだぁ……迎えに来てやったらこんなこと言われてるなんてなぁ…」



AA大将「で、でたぁ!?」



友元帥「あーらら。それじゃ、深雪ちゃんはAA大将のことよろしくな。」



深雪「はい!ほら、帰るよ!帰ったらどういうことか皆に説明してもらうからな!」



AA大将「そげなぁ!?元帥閣下!ヘルプ!ヘルプミーーー!」



友元帥「頑張ってくれ!先輩!」



深雪「それでは失礼いたします!」



AA大将「都合いい時だけ後輩面すんなぁ――」



ガチャッ パタン アァアアァアア―――――



友元帥「おつかれ~。さて、霧島。ドイツ艦の艦娘達に会いに行こう。」



霧島「了解です!」




―――1035 ■■鎮守府 射撃訓練場



提督「忙しい所集まってもらったのは、これの訓練を行うためだ。」



千歳「グレネード?」



提督「ああ。グレネードとは言ってもスタングレネードと電子機器阻害グレネードの実習だ。保護任務の際に使用するかもしれないから、使い方を覚えてくれ。それじゃ全員耳当てを装備。」



霞「できたわよ。」



提督「よし。それじゃまず、電子機器阻害グレネード。EBMの練習だ。これはそんなに危険はないが小規模の爆発はする。気をぬくなー。」



千代田「はい!」



提督「いい返事!千歳と葛城から行こう!位置に立って。」



千歳「OKよ!」

葛城「準備できました!」



提督「俺が手本を見せる。まずここのグリップを握る。この状態ならば元に戻せば爆発しない。だが握って栓を抜いてからは爆発する。」



霞「例えば栓を抜いてもう一回差し込んだ場合は?」



提督「再利用はできないと思ってくれ。栓を抜いたらもう投げることは確定だ。」



千代田「わかったわ。」



提督「よし!それじゃ2人はあの場所に実際に投げてみろ。」



千歳「はい!栓を抜いて、投げる!」

葛城「えい!」



カランカランカラン  パンッ! パンッ!



提督「これで一部の電子機器は故障する。以上がEMBだ。次、スタンを投げる。使い方は一緒だ。霞と千代田。前に。あの穴の中に投げ入れろ。今回は1人づつだ!千代田から!」



千代田「えい!」



カランカラン    バンッ!



千歳「このヘッドセットしてても衝撃が来るわね。」



葛城「結構な光ですね。」



提督「ああ。目と耳をふさぐやつだからな。霞。投げてくれ」



霞「えい!」スポッ



提督「全員目と塞いで身をかがめろ!!霞!」ダッ



ダキッ! バンッ キーーーーーーン!



葛城「だ、大丈夫!?」



千歳「大丈夫。」



千代田「こっちもよ!霞と提督!」



霞「大丈夫…司令官ゴメン…」



提督「ぐ…霞無事か?」



霞「ええ…ありがとう…」



提督「つっ……」



葛城「司令官左目が!」



提督「どうなってる?」



千歳「明石と女提督呼んでくる!」タッタッタッ



葛城「その…なんかが…刺さって…血が…」



霞「あぁ…また……私…私……」



提督「大丈夫。霞は心配するな。」



霞「どうしよう…あ…あぁあ…」



提督「千代田!霞を連れて鳳翔さんの所に。」



千代田「わかったわ。行きましょう。霞」



霞「いや!」ギュッ



提督「それじゃ霞。鳳翔さんを呼んできてくれるかな?」



霞「…わかった…」



女提督「どうした!?大丈…じゃないね。明石ちゃん救急車。」



明石「了解!」




―――1050 大本営 大講堂



友元帥「皆さん集まっているようだから始めよう!日本海軍の友元帥だ。遠いドイツからありがとう。これから君たちには各鎮守府に限定移籍してもらい、その能力について調べさせてもらいたいと思う。」



友元帥「日本で生活してもらうことになるが、言葉については報告をもらってある。ほとんどの人が艦娘となったときにある程度の日本語を習得しているようだ。これはこちらとしても助かる。」



友元帥「では、各自6人か4人のグループを作ってほしい。できればレーベとマックスの能力が確定している者は2人1組で動いてほしい。では頼む。」



ガヤガヤ イッショニイキマショウ? ヨロシクタノム アノコトハ…

アノフタリヤバイラシイヨ? デキソコナイデショ?



友元帥「…霧島…あの最後まで声をかけられなかった残った6名は別室に連れていってくれ。」



霧島「了解です。そこのあなたとあなた。ちょっと来てくださいませんか?あとそちらの方も―――」



ウワー ツレテカレテル ショウガナイワヨ ザワザワ

セイカクワルカッタモンネ カカワラナイホウガイイワ



友元帥(何かあるようだな…)



霧島「小会議室の方に比叡が連れていきました。」



友元帥「ありがとう!では、別れたようなので、それぞれの行き先を伝達し、移動してもらう!ではそこの組から―――――」




――1100 ■■鎮守府 執務室



叢雲「司令官が病院って何があったの!?」



女提督「投げそこなったスタングレネードから霞ちゃんを守って左目を怪我したんだ。」



鈴谷「うわぁ…やばいの?」



女提督「下手したら左目は失明。右目がしばらく見えないくらいだと思う。」



皐月「大丈夫だよ。司令官だし。」



大淀「もし何かあれば私達が一生付きっきりでいますので。」



朝潮「司令官のお世話なら任せてください。」



叢雲「ええ。それと霞は大丈夫?ショック受けてるんじゃない?」



夕張「受けてるでしょうねぇ…よっし。ちょっと会ってきますか。」



女提督「ほんとカッコカリ勢はたくましいわ。ありがとね。」



鈴谷「提督に介護が必要になる…」ボソッ

大淀「私達から離れることはない…」ボソッ

夕張「ずっと一緒。」ボソッ



鈴谷・大淀・夕張「「「 うふふふふ… 」」」



皐月「あれ!?こじらせてる!?」



女提督「時には目をそらすことも重要重要。」



ピピピピピピピピ!



女提督「はーい!■■鎮守府!友元帥?どったの?」



友元帥『あのさ?軍病院に提督が運ばれたって聞いたんだけど?』



女提督「カクカクシカジカなわけで。」



友元帥『そうか。提督だし大丈夫だろ。さて、仕事の依頼だ。』



女提督「そそ。仕事はどんな?」



友元帥『ドイツからの艦娘達が来たのは知ってるだろ?その子達のうち6名を受け入れてほしい。』



女提督「6人ね。何の問題があるのかな?」



友元帥『それぞれに何かあるんだけど、それがよくわからん。その6人は他のドイツ艦の子達から、はぶられてんだわ。』



女提督「なるほどね。こんな状況でもよければ受け入れるよ。」



友元帥『ありがとう。早速頼む。軽い経歴と一緒に6名を向かわせる。その6名で1週間後にテストの予定もある。課題も経歴類と一緒に送る。』



女提督「了解。受け入れと指導ね。任せておくれよ。」



友元帥『よろしく!一緒に榛名を戻すから期間中は榛名の出向を一時中断ということで。』



女提督「了解した!」



友元帥『そんじゃなー!今日の1500には行かせるから、よろしく!提督についての連絡もくれよ!』



女提督「ありがとうねー。」



カチャン



皐月「お仕事だね。」



女提督「うん。今回はそんなに急を要することじゃないから気長に待ってましょう。とりあえず、部屋の準備と歓迎会の準備はしましょうか!」



大淀「了解です!」




―――1220 大本営 小会議室



ビスマルク「ねぇ…グラーフ。」



グラーフ「貴様と話すことはない。」カツカツ



ビスマルク「…」



プリンツ「ビスマルク姉様…」



ビスマルク「仕方ないわ。」



Z1「…」



Z3「大丈夫、レーベ。一緒にいるから。」



Z1「でも…僕なんて…」



グラーフ「自信がない無いなら母国に戻れ。」



マックス「そんな言い方ないでしょ!?」



グラーフ「ふん…」



U511「あの…ケンカ…よくない…」



グラーフ「ケンカではない。事実を言ったまでだ。」



Z1「…やっぱり―――」



ガチャッ



友元帥「はーい!みなさん!移籍先へ移動するので車に乗ってくださいね~。鎮守府のことは、この榛名さんから聞いてください!」



榛名「皆さんよろしくお願いいたします。」



プリンツ「よろしくお願いいたします!」



榛名「はい!それでは鎮守府に行きましょう!」




―――1351 軍病院



提督「ん…」



明石「あ、起きましたね。」



提督「ああ。」



明石「先生呼びます。あら?」



軍病院医師「おやおや?覚醒が早いね。」



提督「はい。それで、どうなりました?」



軍病院医師「まず右目ですが、しばらくすれば元に戻ります。」



提督「左はどうですか?」



軍病院医師「気を知っかり持って聞いてください。」



提督「はい。お願いします。」



軍病院医師「手術自体は成功しましたが…元の視力には戻らないです。」



提督「どのくらいの視力に?」



軍病院医師「光を感じる程度くらいかと…」



提督「そうですか。まぁ、片目あればどうにかなりますので。」



軍病院医師「旦那さんお強いですね。」



明石「はい。これでも提督なので。」



軍病院医師「それと左目の瞼の所なのですが…傷跡が残る可能性が高いです。」



提督「そうですか。」



軍病院医師「大丈夫ですか?」



提督「ええ。明石?なんかかっこよくないか?」



明石「何を言ってるんですか!もう!」



軍病院医師「奥様もサポート大変でしょうけど病院としてもサポートいたしますので。」



提督「この包帯はいつ?」



軍病院医師「そうですね右目は2日ほどで大丈夫かと。左は消毒とかがありますので通っていただくことになりますが…ちょっと遠いんですよね。大丈夫ですか?」



提督「なら、専属の医者がいるので紹介状とかお願いできますか?」



軍病院医師「いいですよ。準備しておきますね。ただ、月1回はこちらにも通院していただきますよ?」



提督「わかりました。」



軍病院医師「ではその方向で。本日はお泊りいただきますよ?」



明石「わかりました。」



軍病院医師「では。お大事に。」



明石「ありがとうございました。提督。鎮守府に連絡してきますね。」



提督「ああ。ありがとう。あのさ、明石。」



明石「はい?」



提督「なんで奥様のこと否定…いや、カッコカリしてるから奥様でもいいのか…」ボソッ



明石「なんですか~?」



提督「いや、何でもない。」




―――1501 ■■鎮守府 執務室



榛名「失礼します。」



女提督「榛名ちゃんお帰り、お疲れ様!」



榛名「ありがとうございます。榛名ただいま戻りました!」



女提督「うんうん♪それから6人とも初めまして。■■鎮守府の女提督です。」



電「それと秘書の電なのです。」



グラーフ「グラーフ・ツェッペリン。」

ビスマルク「ビスマルクよ。」

プリンツ「プリンツ・オイゲンです!」

Z1「レーベです。」

Z3「マックスよ。」

U511「ユーです。」



女提督「よろしくね。それと、今ここにはいないけど男の提督がいて2人態勢の鎮守府だよ。」



グラーフ「大まかなことは榛名から聞いた。そのもう1人は?」



女提督「それが、訓練中の事故で今は病院。明日には戻ってくるよ。」



グラーフ「ふむ…気でも抜いていたのか?先が思いやられる。」



榛名「グラーフさん!言葉が――ムグッ」



女提督「まぁ、事故が起きたのは事実だし。(榛名ちゃん熱くならないの。)」ポンポン



榛名「…」コクコク



電「まずはお部屋の方にご案内するのです。こちらにどうぞなのです!」



プリンツ「よろしくお願いします!」



女提督「よろしくね~!」



ゾロゾロ パタン



榛名「あの…女提督さん?事故というのは…」



女提督「カクカクシカジカだよ。」



榛名「そんなことが…」



女提督「色々あるけど、サポートお願いね。」



榛名「はい!」




―――1532 EE鎮守府



EE大佐「ドイツからようこそ。」



ビスマルク(E)「よろしくね。アドミラール。」



EE大佐「よろしく頼む。」



プリンツ(E)「ねぇねぇ、アドミラール?他の艦娘さんは?」



EE大佐「いや、私は君たちを受け入れるために臨時の指揮官だ。まぁ、新人と変わりないから君たちの方が先輩になるかもな。」



Z1(E)「そうなんだ。よろしくね。」



Z3(E)「それよりもさ~…とっとと建造しちゃいなよ。ビスマルクの装備。」



Z1(E)「マックス?口の利き方。」



EE大佐「口の利き方はともかく、確かにビスマルク装備建造はした方がいいだろう。早速任せたいんだが?」



ビスマルク(E)「それじゃ、Z1。」



Z1(E)「わかった!」タッタッタッ



プリンツ(E)「私達はやることないんですかぁ?」



EE大佐「んー…ない!今日は自由行動で。」



ビスマルク(E)「なら部屋で休ませてもらうわ。」



Z1(E)「僕も。」



EE大佐「ああ、わかった。」



プリンツ(E)「ふぅ…」ポスン



EE大佐「あれ?プリンツ君は戻らないのかい?」



プリンツ(E)「少しここにいま~す。」



EE大佐「そうか。私は仕事させてもらうがいいか?」



プリンツ(E)「どうぞ~。」




―――1536 ■■鎮守府 ビスマルクとプリンツの部屋



ビスマルク「いい所ね。」



プリンツ「はい!設備も充実してます。」



ビスマルク「ええ。こっちに残れるなら再出発できるかしら?」



プリンツ「できますよ!一緒に頑張りましょう?」



ビスマルク「Danke schön.」



プリンツ「いえいえ!ビスマルク姉様の妹ですから!」



ビスマルク「頼もしいわ。」




―――1548 伊168の部屋



U511「よっし。」



伊168「お、準備できた?これからよろしくね。」



U511「はい。」



伊168「隣座っていい?」



U511「はい。」



伊168「私のことはイムヤって呼んでね。」



U511「わかりました。イムヤですね。」



伊168「うん!あなたのことはユーちゃんって呼んでもいい?」



U511「はい。」



伊168「了解。それじゃ、この鎮守府の体験ツアーに行こうか?面白い人達いっぱいいるよ。」



U511「わかりました。」



伊168「よーし!どこからがいいかな…」



U511「あの…」



伊168「希望ある?」



U511「母港に行ってみたいです。」



伊168「わかった!レッツゴー!」




―――1608 Z1とZ3の部屋



Z3「レーベ大丈夫?」



Z1「うん。」



Z3「女提督さんもいい人そうじゃない。」



Z1「うん。」



Z3「それにしてもあのグラーフ…態度が最悪よ。やっぱり嫌われグラーフは伊達じゃないわね。」



Z1「他のグラーフ・ツェッペリンはあんな風な感じじゃないのにね。」



Z3「やっぱり成り上がりだからじゃないの?」



Z1「マックス。あんまり悪口はよくなよ。これからは一緒なんだし。試験のことに集中しよう。」



Z3「そうね…1週間後の試験で見返してやりましょう。」




―――1611 グラーフの部屋



グラーフ「…はぁ……」



グラーフ「グラーフ。誰も信じるな。所詮裏切られるんだ。」



グラーフ「あいつでさえ………」



グラーフ「私は私のしたいように………」



グラーフ「……」



グラーフ「……」



グラーフ「……虚しいな。」




―――1730 食堂



女提督「それでは2名ほどおりませんが。新人歓迎会を行います!それでは!開始でっす!」



Z1「結構人数いるんだね。」



Z3「それはそうよ。これだけ大きい鎮守府だもの。」



文月「こんにちは?こんばんは?微妙な時間だからどっちでもいいか!文月って言うの~。よろしくね?」



Z1「レーベって呼んでね。」



Z3「マックスよ。よろしく。」



文月「よろしく~!ねぇねぇ!あっちでお話しない?」



Z1「うん!」



Z3「お邪魔するわ。」



ビスマルク「みんな積極的ね。」



プリンツ「そうですね~。」



伊勢「ビスマルクさん!」



ビスマルク「なにかしら?」



伊勢「私は伊勢。ビスマルクさんは戦艦だと聞いたわ!戦艦の面々が集まってるからこっちで語り合いませんか?」



プリンツ「行ってらしてください姉様!」



ビスマルク「ええ。伊勢。さん付けはいらないわ。呼び捨てにしてちょうだい。」



伊勢「わかった!じゃ、行きましょ!」



鈴谷「そう言うプリンちゃんは?重巡なんだから…鈴谷達の所だね!」



プリンツ「プリンちゃん!?」



熊野「初めからニックネームはおやめなさい。」ベシッ



鈴谷「そう堅いこといいなさんな。熊野の姉御。」



プリンツ「姉御……聞いたことあります。姉御という呼び方は日本のMafiaの奥さんって意味ですよね?」



鈴谷「よく知ってるね!この熊野はね…実は裏社会の―――」



スパァン!



鈴谷「いったぁ!?」



プリンツ「おお!ハリセーン!」



鈴谷「なんでハリセン持ってんの!?」



熊野「うふふふふ。お聞きになります?さ、プリンツさん?行きましょう。」



プリンツ「はい!」



鈴谷「まってよー!」



U511「イムヤ……」



伊168「んー?」



U511「なんで深海棲艦が普通にいるの?」



伊168「あ、あの人達はね…なぜか味方になった人たちだよ。」



リ級「肌が白い。あなたも深海棲艦?」



U511「ち、ちがいます…」



リ級「違ってもここに来たなら、もう仲間。こっちで一緒に食べましょう。」



U511「イムヤ~…」



伊168「大丈夫!いってみよ~!」



女提督「それぞれに、輪の中に入っていくね~…良きかな良きかな。グラーフちゃんも空母の人達と――」



グラーフ「……貴様らには付き合ってられん。」



瑞鶴「ちょっと、どういう意味よ。」



グラーフ「はぁ…いちいち口に出さないと理解できないのだな…」



瑞鶴「あんた…」



加賀「抑えなさい。それで?グラーフだったかしら?何が気に食わないのかしら?口に出さないと理解できない私達に説明してちょうだいな。」



グラーフ「よかろう。まず、貴様らのもう1人のAdmiralが入院しているんだ。そんな状況でよくもこんな呑気にしていられる。」



加賀「それで?」



グラーフ「我々は軍人だ。軍人がいちいち仲良しこよしになってどうする?」



加賀「だから?」



グラーフ「こんなことをしている暇があったら夜間訓練でもした方がましだろ。」



加賀「それだけ?他には無いのかしら?」



グラーフ「言いたいことはまだあるがな。」



加賀「そう。なら、こちらも言わせてもらうわ。あなた案外優しい性格ね。入院している提督このことを気にかけてくれるなんて。ありがとう。」



グラーフ「…」



加賀「次に軍人が仲良しこよしが悪いみたいに言うけど…ドイツではどうだったか知ったことではないわ。うちではこれが当たり前なのよ。郷に入っては郷に従えって言葉知ってる?私達より頭のいいあなたなら知ってるわよね?」



グラーフ「…ふん。私は私の好きにさせてもらう。」



加賀「ええ。でもそのうちあなたもここの色に染まるわ。安心なさい。」



グラーフ「ご忠告どうも。」



カツカツカツカツ



加賀「ふぅ…熊野ハリセン貸してくれる?」



熊野「ええ…」



加賀「ありがとう。…瑞鶴。」スパァン!



瑞鶴「あだぁ!?なぜお尻を叩くの!?」



加賀「あなたは安い挑発に乗りすぎ!もう少し冷静になさいな。」



瑞鶴「なにをぉ!?やんのかい?加賀先輩?やっちゃうのかい?」



加賀「いいでしょう。間宮さん!メガ大和盛の準備を!」



間宮「あの…それが…」



赤城「なんれふ?」モキュモキュ



加賀・瑞鶴「「 すで2人分ない! 」」



クスッ アハハハハハ! アカギサン! ナ、ナンデスカ!?

アノジョウキョウデタツヅケテタンデスカ!? ハイ! 



ビスマルク「Lady Admiral.」



女提督「なーに?」



ビスマルク「グラーフの度重なる非礼をお許しください。」



女提督「大丈夫。この程度でうちの面々は動じないから♪」



加賀「いえ、1名動じてたじゃない。」



瑞鶴「うえーん!加賀先輩がいじめるー!」ダキッ



ビスマルク「え?か、加賀?後輩はいじめてはだめよ。」



加賀「なんで私が怒られた?」



瑞鶴「べーだっ!」



女提督「あははは!」



加賀「間宮さん!メガ大和盛はまだかしら?」



間宮「えっと…その…」



大和・武蔵「「 ごちそうさまでした。 」」



クッソー、ムサシサンノホウガハヤカッタカー! ワイワイ



加賀・瑞鶴「「 また、取られた… 」」



ビスマルク「あはははは!あなた達ほんとにおかしな人達ね!気に入ったわ!」



女提督「そりゃよかった!さぁみんな、楽しんで~!赤城ちゃんと祥鳳ちゃん、ちょっと!」



祥鳳「お任せください。」



赤城「了解です。」




―――1752 グラーフの部屋



グラーフ「…」



コンコン コンコン



グラーフ「誰だ?」



赤城『空母の赤城です。』



祥鳳『それと軽空母の祥鳳です。ちょっと入れていただけませんか?』



グラーフ「…なんだ。」ガチャッ



赤城「中に入っても?」



グラーフ「私を殴りにでもきたのか?」



祥鳳「いえ?前から海外旅行ならドイツに行ってみたいと思ってたのでお話を伺えればなと。」



赤城「おつまみも持ってきたので。どうでしょう?」



グラーフ「…」



赤城「この鎮守府では無言は肯定というルールなので失礼しますねー。」



グラーフ「まて、勝手に――」



祥鳳「ここお借りします。」



グラーフ「図々しいな。」



赤城・祥鳳「「 そんなに褒められても/// 」」



グラーフ「褒めてはいない…」




――― 翌日 ―――

―――1030 ■■鎮守府 正門



明石「ありがとうございましたー。提督着きましたよ。」



提督「ありがとう。ん~!やっぱりここが落ち着くわ。」



明石「そうですか。お迎えが来たみたいですよ?」



ギューッ!



提督「この左手の感触は霞だな。ただいま。」



霞「司令官…ごめんなさい…私のせいで…」



提督「気にすんな。でもさ、お帰りが先だろ?」



霞「あ、お帰りなさい!」



提督「ただいまー。」ナデナデ



夕張「提督大丈夫ですか?」



提督「ああ。大丈夫。ただ皆にはしばらく迷惑かけるだろうけど、よろしくな。」



霞「司令官…お世話手伝ってもいい?」



提督「それじゃ、お願いしよう。執務室まで手を引いていってくれるか?」



霞「ええ!」



夕張「それじゃ、私は右手を~。」



明石「荷物持ってね。あと提督の部屋の掃除とかもね。いくよー。」



夕張「なぜいつもこうなる…」




―――1020 執務室



女提督「おー…包帯で両目ふさがっとる。落書きしていい?」



暁「だめでしょう…」



提督「ヒエログリフとかで頼む。」



暁「逆に注文!?」



提督「落書きは置いといて、留守中なんかあった?」



女提督「友元帥からドイツの子達の受け入れ依頼があって、6名受け入れたよ。」カキカキ



霞「歓迎会で…ひと悶着あったけどね。」



暁「アカアカツキツキって感じよ。」



女提督「どうやら、それぞれが問題を抱えてるみたい。」



提督「ふむ…その辺については女提督が得意分野だな。」



女提督「おうよ。今日中に報告が入るからそれからまた検討してみるよ。」カキカキ



コンコンコンコン



暁「はーい!」ガチャッ



プリンツ「Guten Tag. Admiralが戻られたのをみてご挨拶にきました!」



ビスマルク「あなたがAdmiralね。よろしく。」スッ



ビスマルク・プリンツ「「 ぶふっ! 」」



プリンツ「包帯に…ヒエログリフ…」



ビスマルク「なかなかのセンスよ…」



提督「かっこいいだろう?提督だ。よろしく。こんな状態だが話は聞ける。なんでも言ってくれよ?」



ビスマルク「Danke schön.」



女提督「提督も戻ったし、1週間後の試験について考えていこうかな?」



プリンツ「そうですね。訓練お願いします!」



女提督「今日中に訓練のスケジユール立てるから、呼んだら執務室まで来てくれる?」



ビスマルク「了解よ。」



女提督「それまでは寮の施設とかで自由にしててね。」



ビスマルク「トレーニングルームって使っていいのかしら?」



提督「もちろん。貸出用のウェアもあるからな。」



プリンツ「Dank!早速行ってみましょう!」



ビスマルク「失礼するわ。」



女提督「はーい。」



タッタッタッ!



朝雲「女司令官さん!あ、司令官お帰り!てかそんな場合じゃない!演習場でグラーフさんと二航戦コンビがバトル始めた!」



女提督「おっとぉ!?行ってくる!」



提督「後から行く。」



ビスマルク「…」




―――1042 演習場



蒼龍「飛龍!左舷後方!」



飛龍「了解!うわぁ!?」



ドパーン! ブーン!



蒼龍「大丈夫!?」



飛龍「中破判定…発艦不能…」



蒼龍「くっ…お願い!」バシュッ!



ブーン ダダダダダ! 



グラーフ「ふんっ…そんなものか…やれ。」



ヒュー… ヒュー…



蒼龍「うっそ!?きゃぁああああ!」



ドパーン!



蒼龍「くっそーーー!大破判定だ…」



グラーフ「まだ続けるのか?」



飛龍「この…」



蒼龍「許さない…あんたなんか許さない!」



グラーフ「…ふんっ。」



女提督『はーい。そこまでー。』



グラーフ「ほら、上官命令だ。大人しく散るんだな。」ザー



飛龍「くそ!」バシャン



女提督『蒼龍ちゃんと飛龍ちゃんは休憩室まできてねー。』




―――演習場 休憩室



女提督「それで、何があったのさ?」



蒼龍「さっき、飛龍と2人で艦載機の連携の自主練してたの。」



飛龍「そしたら、グラーフが来て見てたんだけど…」



蒼龍「その程度かって…それは軽く流したんだけど…そのあと『こんな鎮守府だとはな…』ってボソッといったのが聞こえて…」



飛龍「頭にきちゃって演習場に降りて来いって言って、さっきの状態です。」



女提督「ほうほう。ありがとね。皆のために怒ってくれて。にしてもグラーフちゃんは何を焦ってるんだろう?」



飛龍「ただ、性格が悪いだけじゃ?」



女提督「んー…それにしては昨日の歓迎会で一言目に提督のことを気にかけてたでしょ?」



蒼龍「そうだけどさ~…」



提督「おう、派手にやられたんだって?」



蒼龍「提督!それに霞ちゃんもお疲れ様!…あははは!なにその包帯!」



飛龍「うわぁ…包帯痛そう…なのに…なのにぃ…」プクク



提督「女提督の呪文付き包帯。治療効果が1.5倍になるそうだ。だが、案外平気だぞ?歩くときは霞が手を引いてくれるしな。」



女提督「ばっきゃろう。2.5倍じゃ。そう言えば提督ってビスマルクちゃんとプリンツちゃんには会ったけど他の人には会ってないね。ちょっと行ってみよう。」



提督「いいぞ。蒼龍と飛龍も演習お疲れな。」



蒼龍「ありがとう。」



飛龍「もっと強くなってやる!」



女提督「いいねぇ!しびれるねぇ~。」



北上「ありがとね。」



女提督「うわ!?びっくりした!」



提督「北上ならこっちに向かって歩いてきてたぞ?」



飛龍「え?気付かなかったんだけど?」



霞「見える位置にはいなかったわよ?」



提督「目が見えない分、気配がよくわかるんだろう。」



北上「そいつはすごいねー。さて、女提督さん。こんな時で悪いんだけどうちの馬鹿大佐の勉強のお時間でございます。しばいたってください。」



女提督「ありゃ、時間か。提督はグラーフちゃんとか他の人と会ってみて。霞ちゃんはこれからちょっと付き合ってほしいな~?」



霞「でも…」



女提督「杖役は蒼龍ちゃんにバトンタッチで、お願い!」



霞「わかったわ。」



女提督「それじゃ、蒼龍ちゃんお願いね。あと―――」ゴニョゴニョ



蒼龍「まぁ…そう言うことなら。それじゃ行きましょう。」ギュッ



提督「頼む。」



女提督「ちなみにそのヒエログリフの意味は『納豆』だから。」



提督「納豆!?」



飛龍「あははははは!」




―――1118 中庭



グラーフ「……」



卯月「…」ジー

島風「…」ジー



グラーフ「……」



卯月「…」ジー

島風「…」ジー



グラーフ「…………」



卯月「…」ジー

島風「…」ジー



グラーフ「なんなんだ貴様らは…」



卯月「しゃべったぴょん。」



島風「目を開けたまま寝る人かと思った。」



グラーフ「そんなことはしない。用がないならどこかに行くんだな。」



卯月「用事はあるぴょん。」



グラーフ「何の用だ?」



島風「イタズラしてもいい?」



グラーフ「はぁ……ほんとにお前たちはお気楽だな…」



島風「だってだって!1人で寂しそうなんだもん!」



グラーフ「!?」



卯月「新人さんにドッキリ企画はつきものぴょん。さーて…どんなイタズラするぴょん?」



提督「イタズラはやめてやれ。」



卯月「司令官ぴょん!」

島風「おかえり!」



提督「ただいま。かけっことか肩車はまだしてやれないけど我慢してくれ?」



卯月「了解でっす!」



グラーフ「貴様がここのもう1人のAdmiralか。それとさっきの空母。」



蒼龍「いーっだ!」



提督「あはは。初めまして提督だ。君の姿は見えないが、雰囲気は何となくわかる。」



グラーフ「ほう。どんな雰囲気なんだ?」



提督「ん~…軍人らしい感じだが、不思議と冷たさは感じないな。」



グラーフ「…」



蒼龍「氷のように寒々しい感じじゃないですか?」ジトー



提督「本当にそんな奴なら、卯月と島風が寄っていかないだろ?」



卯月「うーちゃんの人を見る目は最強ぴょん!」



島風「うん。大体近寄っちゃいけない人はわかるよ?」



提督「だろ?」



蒼龍「そうですかね~…」



グラーフ「話はそれだけか?」



蒼龍「すいませんが提督。女提督に書類の整理お願いされてるんでちょっと行ってきていいですか?」



提督「了解。」



蒼龍「うーちゃんと島風ちゃんも手伝って!」ウインク



卯月・島風「「 了解! 」」



提督「それじゃ俺も――」



蒼龍「見えないのに書類整理はできないでしょ~。と言うことでグラーフさんは提督のことお願いします。」



グラーフ「なぜ私が?」



蒼龍「あら~?ドイツの空母の人はが目の見えない人をほっておくつもりですか?薄情なんですね~…それに、ここに配属になったんですから上官の手伝いは必然だと思いますけど~?」



グラーフ「……とっとと行け。」



蒼龍「そんじゃそう言うことで!2人ともいくよ~。」



バイバイピョーン! アソボウネー! タッタッタッ



提督「なんだか悪いな。」



グラーフ「…これから予定はあるのか?」



提督「いや、ない。」



グラーフ「そうか。触るぞ。」



提督「おう。」



グラーフ「ほら、座れ。」



提督「ありがと。」




―――1158 MM鎮守府 執務室



龍田「…」ニコニコ

大井「…」ニコニコ



女大佐「…」カキカキ



女提督「はい、終了!」



女大佐「ふぅ…」



霞「採点するわ。」



龍田「うふふ~。今回は~…」



大井「合格点とれてますよね?」



女大佐「もちろんだぜ!」



霞「79点よ。」



ザンッ! ドゴン!



女大佐「ひぃいいい…」



霞「さっきやった範囲じゃない!なんなの?馬鹿なの?クズなの?」



女大佐「霞たんまでひどいぜ…」



霞「『たん』をつけるな。」



女大佐「でもあと1点で合格だろ!?」



女提督「アウトはアウト!なんでかねぇ…間違った問題についてどうしてこの答えだったか言ってごらんなさい?」



女大佐「このポイントで攻めて残弾を考慮すると次のポイントで補給して、進撃。」



霞「そこまではあってるわね。」



女大佐「最終ポイントまで温存して一気に叩く。そして撤退。」



女提督「うんとね…ここのポイントの敵を倒さないと撤退するときに影響あるからこっちのルート通るのが正解。」



龍田「はぁ……先が思いやられる~」



大井「次の試験…ダメなら■■鎮守府に移籍を真面目に考えますからね。」



女大佐「がんばるからそれだけは許して!お前たちいないとだめなの!ほんと!」



龍田「だったら~…死ぬ気で勉強してね~?」



女大佐「はい…」



女提督「ということで…霞ちゃん例の物を。」



霞「はい。」ドッサ!



女大佐「なんすかこれ?」



女提督「これはあたしがつかった、暗記と問題演習の資料。これを3日後までに仕上げててね。それで、この資料の中から応用問題も含めたテストするから。」



女大佐「これを…3日で?」



霞「やらないと…ね?」



女大佐「やらせていただきます!」



龍田「しっかり見張ってるからねぇ?」



大井「ほんとお手数をおかけします。」



女提督「いいのいいの。」



龍田「どう~?ドイツからの人達は~?」



女提督「まぁ、それぞれに色々あるみたい。」



天龍「提督の怪我は?」



女提督「まぁそれなりにって感じかな?」



大井「なんでも言ってください。お手伝いしますので。」



女提督「ありがとうね。」



女大佐「俺も手伝うからな!」



ザンッ! ドゴン! ガンッ!



龍田・大井・霞「「「 あんたは勉強するのよ! 」」」



女大佐「はい…すみませんでした…」



女提督「あらららら……」




―――1223 ■■鎮守府 談話室



青葉「…」コソコソ

ル級「…」コソコソ

古鷹「…」コソコソ

離島棲鬼「…」コソコソ



大鳳「なにコソコソと外を眺めてるんですか?」



青葉「あ、ホムンクルス。」



大鳳「なにがホムンクルスですか!?まぁ、似たようなものですけど。」

青葉『大鳳さんの経緯は「7」で詳しく。どうぞ』



古鷹「青葉?なんか変な電波出してない?」



青葉「気のせいですよ~。」



ル級「大鳳は怒っていいんじゃないかしら?」



大鳳「こらー。」



古鷹「ゆるーいですね~…」



大鳳「それで何を覗いてるんですか?」



離島棲鬼「司令官とグラーフさんが会話してるんですよ。」



大鳳「え?本当だ…」



青葉「聴きます?」



大鳳「盗聴…」スチャッ



離島棲鬼「そう言いながらヘッドセットを迷いなく…」



大鳳「心配ですから。」



提督『そうか…グラーフも酒いける口か。ドイツは黒だろ?本場とこっちは違うのか?』



グラーフ『まだ来たばかりだからな。日本の黒もあるのか?』



提督『あるぞ。俺の部屋にあったはずだ。目が治ったら一緒に飲もう。』



グラーフ『…というか酒の話しかできないのか?』



青葉・離島棲鬼「「 結局、酒の話かよぉ! 」」



グラーフ『ん?盗み聞きしている者がいるな。』



大鳳「ばれちゃったじゃないですか!」



古鷹「青葉はほんとに…」



青葉「ちょっとちょっと!離島棲鬼さんも一緒に突っ込んだじゃないですか!」



グラーフ「盗み聞きとは礼儀がなってないな。」



古鷹・ル級「「 でたー!? 」」



グラーフ「Admiral. 指導が足りないんじゃないか?」



提督「だって、青葉がいるだろ?」



青葉「はい…おります。」



提督「なら仕方ない。」



グラーフ「はぁ……」



提督「珍しく大鳳までいるとは…」



大鳳「だって…お兄ちゃんが心配で…」



グラーフ「兄?」



提督「そうだ。でも大鳳の出生についてはある程度機密扱いだからな。知っているのはここの鎮守府の関係者だけ。」



グラーフ「機密扱い!?どうなってるんだこの鎮守府は…」



古鷹「こういう鎮守府です!」



提督「本人と仲良くなってから聞いてあげてくれな。」



グラーフ「…冷えてきた。怪我人には身体に良くない。室内へ戻ろう。」スッ



提督「ありがとう。執務室まで頼む。」



グラーフ「了解だ。あとそこの5人。顔は覚えたぞ。」



離島棲鬼「覚えてくれてありがとう。」



グラーフ「ふん…」



テクテクテクテク―――――



古鷹「グラーフさんは案外いい人のようですね。」



青葉「そうかもしれません。追加取材(盗撮&盗聴)しましょう。」



古鷹「ここに、お借りしました、熊野ハリセンがございます。」



大鳳「なんであるんですか…」



スパァン! ワレアオバァ!




―――1301 工廠



Z3「大丈夫だって!」



Z1「でも…」



明石「我々の工廠のまえで~…」ホッケーマスク装備



夕張「ウロウロしてるやつわぁ…」チェーンソー装備



最上「だれだぁー!」釘バット装備



Z1・Z3「「 きゃぁああああ! 」」



最上「いい反応!」

夕張「びっくりした?」



Z3「あなたたちねぇ!」



明石「ごめんごめん。さて、工廠に用かな?」



Z3「だから来たのよ。」



最上「ほうほう。どんなご用事で?」



Z1「あの…その…」



Z3「ほら、はっきり言う!」



Z1「あの、装備の作り方を教えてください!」



明石「装備ですか?レーベやマックスの?」



Z3「いえ…ビスマルクの装備よ。」



夕張「ビスマルクさんのってこと?」



Z1「そうです。1週間後の試験に間に合わせたいんです。」



最上「どういうことか初めから話してくれないかな?」



Z1「わかりました。」



Z3「つらかったら私が話すから。」



Z1「うん。ありがとう。まず初めにビスマルクさんの装備はドイツではZ1適正のある人が装備をつけた状態でからしか、作ることができないのはご存知でしょうか?」



夕張「ううん。初めて聞いた。」



Z1「実際そうなんです。ビスマルクの装備に関しては僕の装備にあるコアを連結させて大量材料を用いた状態でなければ再現不能なんです。」



明石「ふむふむ。」



Z1「ドイツを出る前に仮の実習があるですけど…その…1回も成功しないままこちらにきたんです。」



最上「でもビスマルクさんの装備あったよね?」



Z3「あれは練習用で1週間後の試験では使用できないの。だから、こっちに来るときに必要な物資類を持たされてるの。」



夕張「あの資材はそのためでしたか。」



Z1「そうです。ドイツで1回も成功しなかったから…僕はほかの人たちからは…できそこない…とか言われてて…」



Z3「どうにか力になってあげたいの!だから手を貸して!」



明石・夕張「「 ふふふ…あはははははは! 」」



明石「いいですねぇ!実にいい!」



夕張「できそこないと言われた子が最高の装備を作り上げる!」



明石「これは面白い状況です!ちなみに使用する資材の量は?」



Z1「これです。」



最上「これは…うちの資材量だとレーベの持ち込み分も合わせると…できて3回だね。」



夕張「失敗は2回までということですね。いいですねぇ!やりましょう明石!」



明石「もちろん。レーベとマックス!一緒に頑張りましょう!」



Z1「ありがとう!」



Z3「私も何でもするわ!」



夕張「その意気です!」



最上「なら、この資材の件については早速、了承もらってくるね。」タッタッタッ



明石「お願いします!2人は作業着を貸しますので着替えてきてください!」



夕張「大型系だから人数も集めておきましょう。私、適当に声かけておきますね。」



明石・夕張「「 さぁ…パーティーをはじめよう… 」」ニヤァ



Z3(悪い笑顔!?)




―――1345 寮 トレーニングルーム



武蔵「ふぅ…」



三日月「トレーニング終わりですか?」



武蔵「ああ。三日月はこれからか?」



三日月「はい!これから妙高さんのヨガレッスンです。」



武蔵「そうか。妙高はいつの間にインストラクターの資格を取っていたからな。」



三日月「武蔵さんはヨガはやらないんですか?」



武蔵「ああ。私はボクササイズとかの方が好きだ。」



妙高「試しにやってみてはいかがですか?」



武蔵「やってみよう。」



妙高「うふふ。それでは、はじめましょう」



三日月「はい!あら?今日はビスマルクさんとプリンツさんもですか?」



ビスマルク「ええ。せっかくだし体験よ。」



プリンツ「楽しみです!」



妙高「やりますよ。まずはこう座ってください。」



ビスマルク「こうね。」



プリンツ「はい!」



武蔵「ふむ…」



妙高「それでは次にこのようにねじってください。」



プリンツ「背筋がのびますーーー」ノビー



三日月「ふー…」ノビー



武蔵「これは……なかなか……気持ちがいいな。」ノビー



ビスマルク「う…うぅ……つったぁ!」ノビッ



妙高「大丈夫ですか!?」



プリンツ「あわわわわ…」



三日月「ゆっくりです。ゆーっくり。」



ビスマルク「ふー…ふー…痛かったわ…」



プリンツ「ビスマルク姉様…ストレッチ…サボってましたね?」



ビスマルク「はい…」



武蔵「堅いのか?」



プリンツ「結構…」



三日月「でもヨガをやって入ればそのうち柔軟性でてきますよ。」



ビスマルク「そうね…指導をこれからもお願いできるかしら?」



妙高「もちろんです!」



プリンツ「よかったですねビスマルク姉様♪」




―――1401 執務室



伊168「それじゃ行ってきます!」



U511「行ってくる。」



グラーフ「あまりイムヤに迷惑かけるなよ?」



U511「うん。」



提督「何かあったらすぐ戻ってくるんだぞ。」



伊168「了解!」



テクテクテクテク



叢雲「司令官~?あ、グラーフが司令官を見ててくれたのね。ありがとう。」



グラーフ「……」



叢雲「イムヤ達どこ行ったの?」



提督「ユーに近海のオススメスポットを案内するんだとさ。」



叢雲「あら、いいじゃない。」



グラーフ「鎮守府の者に交代した方がいいだろう。失礼する。」



叢雲「待って、せっかくだし一緒にお茶にしましょう。」



提督「グラーフが結構手伝ってくれたんだ。ごちそうさせてくれ。」



グラーフ「とは言っても淹れるのは叢雲だろ?」



叢雲「そうよ。どうかしら?」



グラーフ「もう準備を始めてるじゃないか。」



提督「そうか。よかった。」



グラーフ「人の話を―――」



叢雲「はい。紅茶よ。」



グラーフ「………本当にお前たちは…」ハァ



叢雲「クッキーもどうぞ。」



提督「叢雲が焼いたやつか?」



叢雲「焼いたのは皐月よ。今も間宮さんと試行錯誤してるわ。ほら、口を開けて。あーん。」



提督「ん…うまい。」



グラーフ「そう言うことは他人のいないところでやれ。しかも職場だ。」



叢雲「じゃぁ、あーん。」



グラーフ「なぜ私に…」



叢雲「ほーら。」ズムッ



グラーフ「ムグッ!?……うまい。」



叢雲「うふふ。よかったわ。それと村雨と白露も入ってきたら?」



村雨「あはは~。ばれちゃってますねぇ。」



白露「お邪魔しまーす!」



グラーフ「騒がしくなった。」



叢雲「当り前よ。みんなドイツから来た人達に興味津々なんだから。」



村雨「ドイツでのこととか聞いていいですか?」



グラーフ「物事による。」



提督「それじゃ、さっき話したこと以外にも色々聞かせてもらおう。」



グラーフ「話したのは主に酒――……はぁ……好きにしろ。」




―――1415 工廠



那智「ケーブル繋げるぞ。」



ヴェールヌイ「いいよ。そのまままっすぐ。」



榛名「コアの安定剤の配合終わりました!」



夕張「検査しますね…OKです!」



初霜「オーライ!オーライ!ストップです!」



初春「下すぞー!気をつけるのじゃー!」



ゴウンゴウン! ガシャン!



女提督「いやぁ~、迫力満点だねぇ。」



Z1「女提督さん!」



夕張「家庭教師の方は大丈夫なんですか?」



女提督「うん!さて、事情は最上ちゃんから。」



明石「当の最上さんは?」



女提督「資材調達に遠征に行ってもらったよ。そんじゃ始めよっか。」



Z3「よろしくお願いします!」



女提督「いえいえ。それで、装備の図面は?」



明石「こちらです。」



女提督「ふむ…サイズとかは長門姉ぇや陸奥姉ぇのと似てるけど、駆動部分は榛名ちゃんの装備に似てるかな。それと外観類はプリンツちゃんのを参考にして。」



夕張「問題はコアが動きだした時のエネルギーの流れの良さです。精密な圧力で流していかないと装備が廃棄せざるを得ない状態になることですね。」



女提督「抵抗器をつけるのは――――」



Z1「ねぇ?女提督さんって装備に詳しいの?」



初霜「はい。たいていのことは頭に入ってるかと。」



Z3「すごいわね…」



Z1「なんかすごい人の鎮守府にきちゃったのかな?」



ヴェールヌイ「ちょっとおかしいところもあるけどね。」



那智「そうだな。それはそれでいいけどな。」



Z3「へぇ~…」



女提督「この方向で行こう。」



明石「了解です!」



女提督「みんな!やっちゃいましょい!」



一同「「「 おー! 」」」




―――1539 遠征海域



南方棲鬼「どうかしら?」



U511「すごくきれい…」



伊168「だよね~。潜水できる人じゃないとここからの景色は見れないものね。」



南方棲鬼「ここの場所はな、ル級の素体となった艦娘が沈んだ場所でもあるんだ。」



伊168「そうなんですか!?」



南方棲鬼「ああ。戦ったのはどこかの深海棲艦だったんだろうが、ちょうどユーのいるあたりに横たわってたんだ。」



U511「ここに?」



南方棲鬼「ああ。まだ微かに息があったが…死ぬのは時間の問題だった。だから離島棲鬼と一緒に回収してル級として生まれ変わらせた。」



伊168「そうだったんですか…」



U511「生まれ変わる…私も…できるかな?」



南方棲鬼「どうしたんだ?深海棲艦になりたいのか?」



U511「ううん。ちがう。」



伊168「どういうことか聞いてもいいかな?」



U511「……あのね―――」




~~U511の回想



ドイツ教官「それでは訓練を行う。2人1組だ!」



イッショニヤロ? ウン ワイワイ



U511「あの…」



他ドイツ艦娘候補生「なに?」



U511「一緒に…」



他ドイツ艦娘候補生「どうしたの?うわ……幽霊としゃべってるの?あんた。」



他ドイツ艦娘候補生「そんなわけないじゃん!なんか変な声聞えてさ!こっわーw」



他ドイツ艦娘候補生「行こう!」



U511「……」



ドイツ教官「また貴様だけ1人か…いつになったら協調性が取れる……」



U511「……ごめんなさい…」



ドイツ教官「しかたない…そこの2人!こいつをいれて3人1組だ。集合に遅れるな。」



カツカツカツカツ―――



他ドイツ艦娘候補生「ねぇ、私達に迷惑かけないでよ。」ドンッ



U511「きゃっ!」ドサッ



他ドイツ艦娘候補生「あんたと関わると私達まで嫌な目にあうから仮病でも使って訓練にこないでよ。」



他ドイツ艦娘候補生「それいいね。将校には言っとくから。じゃあね。」



U511「…………」



~~~回想終了



U511「私…他の人と話すこと得意じゃなかったから…ここに来るまでずっとこうだった。頑張って艦娘にはなれたけど…」



伊168「つらかったよね…」



U511「うん…こんな自分を変えたい…生まれ変われるなら生まれ変わりたいって何度も思ってる。」



伊168「そう…強いね、ユーちゃんは。」



U511「強くないよ……」



南方棲鬼「なら、今ここで変わってみたら?」



U511「え?」



南方棲鬼「私と模擬戦闘をしましょう。もちろん1対1でね。」



U511「どうして?」



南方棲鬼「変わりたいと思ったときに変わってしまえば後々ウジウジしなくて済むじゃない。それに…」



伊168「それに?」



南方棲鬼「色々ぶちまけてスッキリしたら気持ちいわよ?どうする?ユー?」



U511「…………やる。」



南方棲鬼「そう…なら本気で…………イカセテモラウワ!」フラグシップモード



伊168「ちょ!?フラグシップモード!?」



南方棲鬼「サァコイ!」ビュッ!



U511「!」ザー!



南方棲鬼「アマイ!」ザー



U511「急上昇…海面まで8m…急速浮上!」ザー



南方棲鬼「キタナ!バクゲキカイシ!」



U511「!?」



ドパーン!ドパーン!



伊168「それ、模擬弾頭だよね!?」



南方棲鬼「ドウダッタカナ?」バシュッ!



伊168「私、非戦闘員なんですけど!?」



U511「させない!」バシュッ!



ボバン!



南方棲鬼「ヨクアテタナ!」



U511「…南方棲鬼さんと戦ってるのは…ユーです!」



南方棲鬼「ヨクホエルジャナイカ!コイ!」



伊168「一応…連絡入れておこう。通信ですー…あ、叢雲?今ね―――」




―――1559 母港



最上・鈴谷「「 ただいまー 」」



五月雨「…」ウッ…ヒグッ…

春雨「…」ヒクッ…



雷「な、なにがあったの?」



満潮「ごめん!遠征失敗した!」



提督「そっか。それで泣いているのは…五月雨と春雨?どうした?」



五月雨「ご…ごーめーんーなーざーいー!」

春雨「ごめ…な…さい…」ヒグッ



提督「本当にどうした!?」



吹雪「えっとですね…輸送中に牽引の縄に足を引っかけて五月雨ちゃんが転倒。それを助けようとした春雨ちゃんが自分の牽引してた燃料を沈めちゃいました。そして正面衝突です。」



提督「そいつは痛かったなぁ…別に怒ったりしないから。」ナデナデ



五月雨「司令官~…」

春雨「ごめんなさい~…」



提督「大丈夫、大丈夫。」



グラーフ「ふむ…この場合処罰はどうするんだ?」



提督「何もしないけど?」



グラーフ「任務失敗であれば多少の処罰はあるのが普通ではないのか?」



提督「わざとだったら怒るけど別になぁ…」



グラーフ「しかしだな、」



満潮「グラーフ。あんた司令官の決定に口出しするほど偉くなったわけ?」



最上「満潮。そんなふうに言わない。」



グラーフ「また言わせてもらうが、ここはぬるい。」



吹雪「否定できない!」

雷「吹雪に同意。」

提督「吹雪と雷に同意。」

満潮「同意。」



鈴谷「提督混ざっちゃだめでしょ!」



グラーフ「…」



提督「まぁ。グラーフはグラーフで心配してくれるだけだ。な?」



グラーフ「…」



吹雪「それと、グラーフさんはわざと距離を置くようにしているようにしか見えませんけど。」



グラーフ「!?」



満潮「そうね。まぁ、口車に乗って喧嘩しようとした空母がいたけど。」



瑞鶴『私のことか!?あぁん!?』



鈴谷「どこからか瑞鶴の声が…」



提督「そろそろ、グラーフの事も教えてくれてもいいんじゃないか?もうわかってるんだろ?この鎮守府の面々は大丈夫だと。」



グラーフ「…………」



満潮「あと、司令官。腕の中の2人をそろそろ放したらどう?」



春雨「気づかれた!?」

五月雨「残念です!」



提督「逃がさん!」



2人「「 きゃ~♪ 」」



グラーフ「…………Admiralだけ。今はAdmiralだけど話をさせてくれないか。」



最上「もちろん。」



提督「よし。それじゃ、いい所がある。行こう。連れてって。」



グラーフ「わかった。…………遠征お疲れ様。」ボソッ



満潮「ありがと!」



グラーフ「い、行くぞ///」



オウ ソッチヲミギダ テクテクテクテク―――



鈴谷「さて、報告書書こう。」イライラ



満潮「ドジったときの映像も提出しないと。それと鈴谷はちょっと顔に出てるわよ?」



春雨・五月雨「「 撮ってあるんですか!? 」」

鈴谷「だって!今日は帰りなさいのキスないんだよ!」



吹雪「女司令官さんのにやけ顔が思い浮かびます。は?え?キス?」



春雨・五月雨「「 くわしく! 」」



最上「さすが…嫁艦!」



鈴谷「あはは…(よし。既成事実既成事実♪)」



吹雪(顔に出てるんだよなぁ…)




―――1633 工廠



榛名「こちら側装着完了しました!」



那智「こっちもだ。」



Z1「い、いよいよ…………」



Z3「大丈夫!頑張って!」



夕張「そろそろですよー!出力オールグリーン!」



明石「ケーブル状態良好!コアの稼働確認!」



女提督「よっし!レーベちゃん!いっちゃって!」



Z1「り、了解!コア連結開始します!」



榛名「大丈夫です。できます!」



ヴェールヌイ「出力上がってきたよ。」



初春「コアエネルギー5%…6、7、8、9、10%」



夕張「いいですね。そのまま維持して流してください。」



Z1「はい…ゆっくり……優しく…」



那智「いい感じだな。」



初霜「はい。ですけど、少し挙動が早くなりました?」



明石「通常と同じですね。大丈夫、そのまま。現在32%!」



女提督「これはいけちゃう?」



Z3「がんばってレーベ!」



Z1「うん!」



夕張「45、46、47、48、49、50、5――」



アツリョクキュージョウショウ! レッドコール!レッドコール!



明石「全員離れて!」



ボンッ!



女提督「おぉ…ボンッていった…」



初霜「消火剤噴射します!」



シュー!!



那智「火災はないようだ。」



ヴェールヌイ「よかった。」



明石「消火ありがとうございました。うーん…50%越した瞬間に来ましたね。」



夕張「ですね。」



女提督「あちゃーー…コアと周辺パーツが木端微塵。」



Z1「……ごめんなさい…」



初霜「気にしないでください。まだチャンスはあります。」



初春「うむ。そうじゃ。」ポンポン



那智「練習の時にもこうだったのか?」



Z1「いえ、機能停止しただけでした。」



明石「機能停止…今回はオーバーヒート…ある意味順調な感じでしょうか?」



ヴェールヌイ「それも含めて原因を見つけて、改善すればいいんだよ。」



女提督「その通り!次行くよ!」



Z3「みんな、本当にありがとう!」



Z1「うん…僕、がんばるよ!」



女提督「その意気だぜぇ!」



明石「さて、今回の原因ですが…コアの接続の数値は申し分ないんです。」



夕張「そうすると…接続部分ですかね?抵抗器追加してみます?」



女提督「コアデータみせて。」



夕張「どうぞ?」



女提督「出力…コア……単流………ならば………ねぇみんな?次の建造は大博打してみない?」ニヤァ



Z3「博打って…貴重な資源なんですよ!?」



女提督「そんなのは百も承知。あたしの考えに乗ってみない?」



明石「いいですねぇ…」

夕張「そう言うの……」

ヴェールヌイ「気分が高揚するよ……」



4人「「「 ふふふふふ♪ 」」」



Z1「マックスー…時々この人達こわいよぉ…」



初霜「70%越えに明日のお昼ご飯。」



Z3「なに!?」



初春「80%越えに同じ条件で。」



初霜・初春「「 乗った! 」」



Z1・Z3「「 賭けの対象!? 」」




―――同時刻 EE鎮守府 工廠



ビスマルク(E)「どう?できた?」



Z1(E)「ビスマルクさん。できましたよ装備。」



ビスマルク(E)「ありがとう。それで何回やったの?」



Z1(E)「そうですね…20回目当りから数えるのやめました!」



ビスマルク(E)「あははは!資材はどうしたのよ?」



Z1(E)「そんなのわかってるくせに~」



ビスマルク(E)「そうね。あははは!」



Z1(E)「そろそろプリンツの方もうまくやってくれるころじゃないですか?」



ビスマルク(E)「そうね。」



キャァアァアアァアアア!



ビスマルク(E)「始まったみたいよ?」



Z1(E)「さてどうなるでしょう?」




―――1631 ■■鎮守府 演習場



山城「撃てェ!」

扶桑「放てェ!」



ドパーン!



ビスマルク「突撃する!プリンツは護衛を!」



プリンツ「了解です!Feuer!」



ズドン!ズドン!



扶桑「きゃっ!被弾しました!」



ビスマルク「そこよ!」ズドン!



山城「くぅ!被弾!」



大和「そこまで!ビスマルク達の勝利!」



山城「なかなかの命中精度ね…」



扶桑「ええ。簡易装備なのにすごいです。」



ビスマルク「いっぱい練習したわ。正式装備ならもっと動けるわよ♪」



大和「かもしれませんね。ビスマルクさんもすごいですけど、プリンツさんも中々の動きでした。」



プリンツ「そ、そうですか~?なんか照れちゃいます~///」



空母水鬼「楽しそうですね。」



戦艦棲姫「私達もやりましょう?」



ビスマルク「たしか、空母水鬼と戦艦棲姫ね。もちろんいいわよ。」



プリンツ「わわわわ…本物の深海棲艦さん達です…」



大和「では、配置についてください。」



ビスマルク「やるわよ!プリンツ!」



プリンツ「は、はい!」



空母水鬼・戦艦棲姫「「 エリートモード展開 」」ゴウッ



ビスマルク「な、なにあれ!?」



プリンツ「やばいです!絶対にやばいやつです!」



山城「フラグシップじゃないのね?」



扶桑「エリートモードですか、まだいい方ですね。」



プリンツ「えっと…もしかするとこの上があるんですか?」



空母水鬼「あるわよ?」



大和「初め!」



空母水鬼「発艦カイシ!」



戦艦棲姫「シズメェ!」



ビスマルク・プリンツ「「 いきなり!?きゃぁぁあああああ――― 」」



―――――――――――――



プリンツ「服が極彩色の迷彩柄になっちゃいましたぁ…」



ビスマルク「まさか…ここまでとは…」



空母水鬼「まぁ、こんなものよね。」



戦艦棲姫「頑張った方よ。」



大和「一瞬で片をつけるとは…さては、鬼ですね。」



空母水鬼「鬼ですもの。うふふ♪」



山城「お風呂準備してきたわ。」



ビスマルク「助かるわ。」



プリンツ「皆さんはいつもこんな演習を?」



山城「こんな感じよね?でも他の鎮守府さんとやるときはここまでじゃないけど。」



戦艦棲姫「でも、私達を指名して演習をお願いされたら普通全員フラグシップモードよ。」



空母水鬼「この前は、6対6でやったわね。」



ビスマルク「なにその地獄…」



武蔵「女提督が、『新人との演習だったから多少は恐怖心を持ってもらうのにいい』と言っていたな。」



プリンツ「スパルタですね…ドイツでも、そんなにきつい演習はないですよ。」



扶桑「もとより深海棲艦の方が味方という状況がないですものね。」



ビスマルク「それでもよ。」



武蔵「ドイツではどんな訓練を?」



ビスマルク「たぶんこっちの訓練と変わりがないけど、基本的に実践演習が多いかしらね。」



プリンツ「座学は基本事項が多いです。教養もそこそこですね。」



山城「そうなのね。明日は女提督の座学あるけど出てみたら?面白いわよ?」



ビスマルク「何を教えてくれるの?」



扶桑「明日はたしか…化学だったかしら?」



プリンツ「面白そうです!出ましょうビスマルク姉さま!」



ビスマルク「そうね。出てみるわ。」



戦艦棲姫「お話もいいけど…ペイント弾の洗わなくていいの?早く落とさないと服がそのままになるわよ?」



ビスマルク「そうだったわね。行きましょうか?」



空母水鬼「それじゃ、誰がお風呂場まで早く着くか選手権を開催します。発艦開始。」



プリンツ「また追われるんですかーー!?」




―――同時刻 EE鎮守府 執務室



Z3(E)「どうしたの!?」



プリンツ(E)「大佐さんが…大佐さんがぁ…」



EE大佐「ちょっとまて!誘ったのは君からじゃないか!」



Z3(E)「じゃぁ、なんでプリンツの服が破れてるんですか!」



EE大佐「まて、そはプリンツが自ら!」



プリンツ(E)「無理やり…無理やりにぃ…」



ピッ



Z3(E)「はい。お疲れ様です。プリンツさん。」



プリンツ(E)「はいはーい。」



EE大佐「ど、どういうことだ…」



Z3(E)「さて、大佐さん。さっきの場面は録画させていただきました。半裸の男と泣き叫ぶプリンツさん。これを世間がみたらどう思うでしょう?」



EE大佐「な!?」



Z3(E)「軍を解雇は確実な上、刑務所行きでしょうね?それに私達海外から来てますので国際問題にも発展しちゃうかもですねぇ?」



EE大佐「どうすればいい…」



プリンツ(E)「話の早い人は助かります。話しは簡単で、あなたは今日から私達の言いなりです。」ニタァ



EE大佐「そ、そんな…」



ビスマルク(E)「あらぁ?いいのかしら?」



Z1(E)「あはははは!怯えてるよこの人!」



プリンツ(E)「まぁまぁ。まずはこの代金払ってくださいね?」



EE大佐「こ、こんな量の資材を買ったのか!?」



Z3(E)「払わなくてもいいですよ?その場合…わかりますよね?」



EE大佐「わ、わかった…」



ビスマルク(E)「さぁ、皆。大佐さんにおねだりいっぱいしちゃいましょうね?」



3人「「「 はーい! 」」」




―――1700 ■■鎮守府 執務室 裏部屋



グラーフ「こんな部屋があるのか。」



提督「セーフルーム的な場所だ。防音もしっかりしてるからゆっくり話せる。」



グラーフ「そうか…」



提督「早速始めよう。」



グラーフ「わかった。まずは今までの態度を詫びよう。すまなかった。」



提督「気にしてないよ。でもなんでそう言う態度だったを話してくれるね?」



グラーフ「ああ。少し前の話からになるがいいか?」



提督「もちろん。」



グラーフ「Danke schön. では…私はドイツ軍の下級将校の家の出身なんだ。ドイツ海軍ではどの家の出身かとかいう古い考えが多少残っていてな。私も下級将校とは言え将校の家の者として海軍を希望して入隊した。」



提督「そうなのか。」



グラーフ「ああ。しかし、入隊の際の検査で基礎値が高く、私は上級将校のクラスに配属された。まぁ、そこからは察してくれ。」



提督「上級、下級でのいじめか。…悪い。言葉にすべきではなかった。」



グラーフ「大丈夫だ。だが、そこで出会ったのがここに来ているビスマルクとプリンツの姉妹だ。彼女達は上級将校の家の者たちでな。だがそんなことは関係ないと言ってよく一緒にいたんだが…」



提督「だが?」



グラーフ「ある日から私を避けるようになってしまったんだ。それは仕方ないことかと思っていたんだが…聞いてしまったんだ。ビスマルクと他の人が会話しているのを…」



提督「なんて?」



グラーフ「…ふぅ…『もうグラーフとは関わらない』…と。」



提督「…」



グラーフ「落ち込んださ…唯一無二の友人だと思ってた人に裏切られたんだ。そしてそこから私は周りをすべて敵と思い、訓練を重ねた。その頃にはいじめ自体は無くなっていたが…孤独になっていた。」



提督「…」



グラーフ「そして必要以上の接触は避けた。だから軍人として必要な統制と規律が、私の拠り所になっていたんだろう。」



提督「そうか。それで、ビスマルクとは今も仲が悪いんだな。」



グラーフ「はっきり言えば、憎いというよりも…そうだな…複雑な心境だ。きっと顔を合わせれば毒を吐くぞ。私は…」



提督「話してくれてありがとう。グラーフ。」



グラーフ「…お前たちは裏切らないよな?」



提督「大丈夫。あとで女提督にも話してくれるか?」



グラーフ「わかった。」



提督「それじゃ、こっちからの質問もいいか?」



グラーフ「いいだろう。なんだ?」



提督「聞くところによると、ビスマルクとプリンツもハブられていたらしいんだが、それについて何かしっているか?」



グラーフ「ビスマルクとプリンツは上級将校とは言ったが…そうだな、ちょうど私への発言があったあたりだったか…彼女達の父親が訓練中に部下を死なせてしまったんだ。」



提督「事故?」



グラーフ「詳しくはわからんが、銃の整備中に銃が暴発したらしい。その前にその部下と口論になってたのも相まって、事故と見せかけて殺害したんじゃないかという噂が流れた。最終的に事故として処理はされたらしい。私の知っているのはこの辺だけだ。」



提督「わかった。情報をありがとう。」



グラーフ「気にしなくていい。それとAdmiral. 包帯の交換はいいのか?」



提督「そんな時間か?ドクターが来るから医務室行か…」



グラーフ「ほら、つかまれ。」



提督「ダンケ。グラーフ。」



グラーフ「発音が違うな。Dankeだ。」



提督「Danke schön.」



グラーフ「発音が良い!?」




―――1712 母港



伊168「ただいま~…」



南方棲鬼「楽しかった~」

U511「ただいま~」



衣笠「お帰り。イムヤもお疲れ。」



伊168「あんがと~…」



摩耶「怪我とかしてねぇよな?」



南方棲鬼「ええ。もちろん。」



U511「体をいっぱい動かしたの。気持ちよかった。でも…お顔がちょっとピリピリする…」



衣笠「あちゃ~…日焼けだね。医務室に塗り薬あるから行こうか?」



U511「うん。」



摩耶「あんなになるまでよくやったな。」



南方棲鬼「あの子どんどん動くからこっちも楽しくなっちゃって♪」テヘペロ



伊168「こっちは見ててハラハラしっぱなしなんだからね!しかも後半は私も巻き込まれてたし。」



摩耶「叢雲と通信一緒に聞いてたわ。なかなか面白かったぜ。」



伊168「なにが面白かったよ!南方棲鬼にたった2人の潜水艦で挑むって考えてみてよ~!」



摩耶「わりぃわりぃ。それで、様子は?すこし明るくなったか?」



南方棲鬼「ええ。あの子…化けるかも。」



伊168「深海棲艦に?」



南方棲鬼「ちがうわ、性格的によ。」



摩耶「そうだと良いんだけどよ。明日から訓練だろ?どうなることやら?」



伊168「そう言えば明日の訓練のメンバーは?」



摩耶「午前が川内、神通、レ級、駆逐棲姫、大和、雲龍。午後が赤城、朝潮、文月、鈴谷、リ級、イムヤ。」



伊168「あっれれぇ?演習がはいってるぞぉ?」



電「拒否権はないのです。」ニコッ



伊168「組長!?」



電「誰が組長なのです!様子を見に来て見れば…一応今日の報告書お願いするのです。」



南方棲鬼「それじゃ、頑張ってねぇ。」フリフリ



電「南方棲鬼さんも報告書お願いしますね。」



摩耶「逃げられると思うなよ?」



南方棲鬼「くっ…だめか…」




―――1936 執務室



女提督「今日のことも踏まえてこんな感じの予定で行きたいと思います。」



ビスマルク「了解よ。」



女提督「空き時間の個人演習は好きにやっていいけど、予定に支障が出ない程度の運動量でお願いします。」



Z3「わかったわ。」



プリンツ「体力訓練まで入れてくれるのは嬉しいです。」



女提督「本番は連戦になるだろうから、体力もつけておかないとね♪」



Z1「がんばろ!みんなよろしく!」


U511「よろしく。」



グラーフ「……これで終わりか?」



女提督「終わりだよ~。ゆっくり休んでね♪」



グラーフ「失礼する。」ガチャッ パタン



Z3「相変わらずね!」



プリンツ「そ、そうですねぇ…」



Z1「連携しなきゃいけない時大丈夫かな…」



女提督「大丈夫。その辺もあたし達に任せて。」



ビスマルク「Lady Admiral…」



女提督「まぁ、まずは各自に必要なことをお願い。協力してほしいときは言うからその時はお願いね♪」



「「「 はい! 」」」




―――日付が変わり―――

―――1017 EE鎮守府 執務室



Z3(E)「疲れたぁ~」



プリンツ(E)「日本の艦娘は雑魚よね。」



EE大佐「演習相手の艦娘にけが人が出ているんだがどういうことだ?」



ビスマルク(E)「演習中の事故じゃないの?」



Z1(E)「そうそう。事故だよ事故。」ニヤッ



EE大佐「お前ら…わざと…」



プリンツ(E)「どうします?本営にでも報告しますか?動画と一緒に?」



EE大佐「…怪我はさせ―――がっ!?」ドスッ



ビスマルク(E)「あんたは、命令できる立場にないの!」



Z3(E)「ビスマルクさんに踏まれて…ごほうびよね?」



ビスマルク(E)「そうなの?」グリッ



EE大佐「ぐあぁ!」



プリンツ(E)「あははは!よかったわね?奴隷さん♪」



アハハハハ!



プリンツ(E)「さて、次はどこの鎮守府をつぶしにいきましょうか?」



ビスマルク(E)「そうねぇ…ちょっと大きな鎮守府でもいいでしょう?」



プリンツ(E)「そう言えば、出来損ないどもの鎮守府はどこでしょうね?」