2023-03-19 20:40:28 更新

概要

艦これの二次創作SSとなっております。またオリジナル設定などを含むため苦手な方は以下略…
順次艦娘の方々を出し来ていきたいと思います。何か問題等があるような場合においては対処いたしますのでコメント等をいただけたら幸いです。
メイン7作目。今回は過去作の内容が若干多めになっておりますが読まなくてもわかるよう努力はしているつもりです!
過去作を読んでいただけて大変うれしいです!更新は不定期となります。何分初心者なものご容赦ください。


前書き

2人のちょっと不思議な提督たちが特殊な環境に放り込まれも艦娘たちとドタバタしながら生活して行くというようなストーリーです。
……今回は大変なことになりそうです…










翔鶴「こんにちは。こちら艦隊調査保護局です。こちらでは艦娘さんの保護や反艦隊勢力と言う悪い人たちの調査などを行うちょっと変わった鎮守府です。」



電「ここの鎮守府には深海棲艦の方たちもいらっしゃいます。前の事件から約2カ月がたつところなのです。前回から新しい鎮守府の方々などが増えて大所帯になったのです。」



翔鶴「いろいろとお世話になっています。」



電「いえいえなのです!」



翔鶴「私たちのいる■■鎮守府が保護局で、お隣のMM鎮守府が連携している鎮守府さんです。」



電「歩いて3分なのです。でも寮は一緒なのです!」



翔鶴「この前はMM鎮守府の方々と共同の任務もありましたね。」



電「はい!頑張って輸送したのです!私の分とか少し持ってくれたのです。」



翔鶴「面倒見のいい方たちですよね。」



電「はいなのです!」



翔鶴「ところで…青葉さんは?」



青葉「はい了解です。では~。お待たせしました。」



電「お電話だったのです。どなたなのです?」



青葉「作者からです。ええとMM鎮守府の大佐さんの表記を女大佐に変更するのを伝えくださいとのことです。」



翔鶴「しゃべり方だけで見たら完璧ですものね。」



青葉「はい!だから、MM鎮守府の大佐さんの表記を女大佐に変更いたしまーす。メタいですが重要なので2回いいました!」



電「よろしくお願いするのです。」



翔鶴「はい!お願いいたします。」



青葉「では、本編の方に~」



電・翔鶴「「 どーぞ! 」」



電(青葉さんいて普通に始まれるのはなぜでしょう?)



青葉(聞こえているぞ?電ちゃん?)



電(直接脳内に…なのです…!?)






――――XX月13日――――

――1052 ■■鎮守府



吹雪「失礼しまーす。昨日の報告書できました。」



提督「お疲れ。ありがとう。」



女提督「そこ置いといて~。」



初霜「お疲れさまです。」



赤城「海域の方はどうでした?」



吹雪「敵艦は一切見当たりませんでした。」



提督「そっか。仕事も一段落だしなんか飲むか?」



女提督「あたし、コーヒー。砂糖マシマシ」



提督「吹雪も時間あるなら一緒にどうだ?一緒に入れるよ?」



吹雪「ありがとうございます。」



赤城「私が…」



提督「いいから座ってな。」ポスン



赤城「では、コーヒーで。」



初霜「私も同じで。」



吹雪「私もです!」



提督「わかった。みんなは、コーヒー。女提督はシュールストレミングな。」



女提督「やめい!あれはいけない!」



提督「遠慮すんなって。鎮守府で悪臭事件発生ってなるだけだ。」



初霜「私たちも被害者になっちゃいますよ!?」



提督「苦しむのは一緒だ。」コポポポ…



吹雪「初霜ちゃん。大丈夫ですよ。ありませんから。」



女提督「そうそう。この缶詰。」



赤城「そうですね。この黄色と赤色のちょっとパンパン気味の缶詰……きゃぁあああ!」



初霜「なんであるんですか!?」



女提督「買った。」キリッ



吹雪「ええぇ…」



提督「おいしいじゃん。」



赤城・初霜・吹雪「「「 は? 」」」



提督「だから、おいしいって。」



赤城「私でもこれは無理ですよ!?」



女提督「こいつは本当に食べるよ。」



初霜「うわぁ…」



提督「うわぁ…って。初霜、引かないでくれよ…なんなら今から開けて食べてみるか?」



吹雪「なんで自ら惨劇へ向かうんですか!?」



提督「初霜が食べたいっていうから…」



初霜「司令官!そんなこと言ってません!」プクー



提督「冗談冗談。」ナデナデ



女提督「とま、これはしまっておきましょうね。」



提督「はいコーヒー。砂糖ここにおいとくからご自由に。」



五月雨「失礼しまッととと!」



女提督「あぶなっ!」



提督「よっと。大丈夫か?」ダキッ



五月雨「すいません。気を付けます。」



女提督「転ばなくてよかった。五月雨ちゃんどしたのさ?」



五月雨「明石さんと夕張さんが工廠の方に来てほしいと。」



女提督「了解。できたのかな?」



提督「かもな。ちょっと行ってくるからここ任せていいか?コーヒーは置いといて。」



赤城「わかりました。」



女提督「吹雪ちゃんも午後は上がっちゃっていいからね?」



吹雪「だったらここにいてもいいですか?」



女提督「いいよ~。そだ、洋菓子があるんだけどみんなで食べちゃって。」



初霜「わかりました…えっと、こんなに?」



女提督「みんなを満足させられないで何が司令官かと思うわけですよ。」



赤城「女提督さん。愛してます」キラキラ



女提督「どうもどうも。」



五月雨「あのすいません。いつまで抱きかかえられてるのでしょうか?///」



提督「あ~…このまま工廠まで持ってく。先行ってるわ~。」



五月雨「司令官!?あれぇぇぇぇぇえ……」



吹雪「五月雨ちゃん持ってかれましたね~。」



女提督「あとで私もやってみよ!さて、私もいってきまーす。」ポチッ ガコン



初霜「隠し通路ふえてました!?」




――1101  工廠



春雨「司令官さんきましたよ!」



提督「お待たせ。」



五月雨「連れてきました?」



明石「どっちかというと連れてこられた感じですよ?」



夕張「む~…」



五月雨「ですよね。夕張さん…怖いです…」



女提督「とぉう!みどりの縞!」



夕張「わきゃっ!見ないでください///」バサッ



提督「おい。いつの間にそこ作った。そしてセクハラすんな。」ゲシゲシ



女提督「押すな!つぶれる!」



夕張「えい!」ゴンッ



女提督『うわ!?ドラム缶かぶせたの!?暗い!』



提督「ここに五月雨を座らせて完成。」



明石「コンコーン。」



女提督『ぎゃぁああ!響く!響くからぁ!!』



夕張「見た罰です。」コーン!



女提督『すいませんでしたぁあああ!』



春雨「あの…いいんですか?」



夕張「大丈夫ですよ?五月雨ちゃんもありがとね。」



五月雨「あ、はい!あッ」



ガコーーーーーーン!



女提督『あぁあぁあああぁあああ…』



明石「五月雨ちゃんがとどめを刺すとは…」



五月雨「ご、ごめんなさい!」



提督「大丈夫。…ほら、生きてる。」



女提督「五月雨ちゃん…やったなぁ!?」



五月雨「つかまりましたぁ~」



女提督「そいで。話を戻しまして…あれ、できたの?」



明石「いつもながら唐突ですよね。はい!完璧です。」



夕張「これから初装着です。」



春雨「きました。」



駆逐棲姫「キタヨ?」



提督「できたんだって。足。」



駆逐棲姫「ホント?」



明石「早速つけてみましょう!」



駆逐棲姫「ウン!」



春雨「大丈夫かな?」



五月雨「大丈夫ですよ。」



明石「では、ここに座ってください。」



夕張「ここ痛くないですか?」



駆逐棲姫「イタクナイ。」



明石「では、行きますよ。」



カチン ピピピ 



夕張「では指先触ります。」



駆逐棲姫「クスグッタイ。」



女提督「感覚まで伝わるの!?」



明石「はい。ちょっとした感触が伝わるよな構造でしたのでそこと義足をつなげれば意外と。」



女提督「大丈夫?」



駆逐棲姫「ウン。」



明石「じゃぁ、立ってみましょう。」



駆逐棲姫「…タテタ…タテタ!」



ヤッタァアアア! ヤリマシタ! ヨカッタナ!



提督「俺のとこまで歩けるか?」



春雨「ゆっくりでいいからね?」



駆逐棲姫「ウン…モウイッポ。モウイッポ!…ツイタ!」



提督「よくやったな!」ギュー



明石「完璧に父親の顔になってますね~…」



夕張「よがっだぁああああ」



春雨「本当によかったぁ。」



五月雨「すごいです!」



明石「あとはこれをはいてくださいね。保護用のニーソです。」



女提督「私がはかせてあげよう…」



駆逐棲姫「アリガト」



女提督「いえいえ…おう…黒…」



夕張「通報??」



女提督「不可抗力!不可抗力!」



駆逐棲姫「春雨トオソロイ。」



春雨「いわなくていいよぉ!」



明石「ちなみに提督は?」



提督「今日は…なんで俺に聞く?」



夕張「オレンジに黒の線です」



提督「なんで知ってるのかな!?」



白露「きったよー!姫~!歩けるようになったの!?」



時雨「足できたんだ。」



駆逐棲姫「ウン。オネエチャン。」



夕立「ここまで来れれるっぽい?」



駆逐棲姫「エイッ」ピョン



夕立「ぽい~姫~。えらいっぽい~」ポギュー



女提督「白露型の子達も呼んどいた。」



提督「ナイス。」



明石「これでお出かけとかできますね。」



村雨「おお!歩けてる~」



時雨「すごいよね。あれ持ってきた?」



村雨「もちろん。姫、はいコレ。」



駆逐棲姫「??」



白露「開けて開けて!」



駆逐棲姫「コレ…服?」



村雨「そう。私たちと同じのと五月雨とお揃い。」



駆逐棲姫「アリガト。」ニコッ



一同((( 可愛い! )))



明石「さて。痛くなったり変だなと思ったらここに来てくださいね?」



夕張「すぐに直しちゃうからね?」



駆逐棲姫「ウン。」



提督「そういえばみんな駆逐棲姫のこと姫って呼んでるのか?」



白露「そうだよ。いいでしょ?」



女提督「じゃあ私たちもそう呼ぼうかな?」



春雨「いいと思います!」



駆逐棲姫「ウレシイ。」



女提督「姫~~」ナデナデ



陽炎「提督さん、女提督さん!」タッタッタッ



提督「あれ?陽炎、どうしたんだ血相を変えて。」



陽炎「一大事!今すぐ執務室に来て!うちの女大佐と大井さんもいるから!」



女提督「わかった!」




――1229  執務室



陽炎「連れてきたわ!」



女大佐「ありがとう。大変なことになったぞ。」



女提督「何があったの?」



赤城「大本営が襲撃されましたようです…」



提督「はぁ!?反艦隊か!?」



女大佐「そうだ。」



女提督「被害は?」



女大佐「わからない。俺の友達が大本営から連絡をくれた。元帥は脱出したが数名の艦娘が捕まっているらしいぜ。そいつとももう連絡が取れねぇ。」



提督「そうか。赤城と初霜は遠征班にすぐ帰投指示出してきてくれ。」



赤城「了解です!初霜ちゃんは3班を!」タッタッタッ



初霜「はい!」タッタッタッ



女提督「吹雪ちゃんは放送で全員を自室待機状態に!」



吹雪「非番の人にも連絡入れておきます!」タッタッタッ



大井「どうなるんでしょうか?」



榛名「失礼します!母港に友元帥さんと姉さまたちです!金剛姉さま、比叡姉さまが中破、霧島が小破です!元帥さんに怪我はありません!」



提督「金剛さんたちは直ぐ入渠させてあげてくれ。修復剤使っていい。友元帥は直ぐにここへ。」



榛名「わかりました!」タッタッタッ



女提督「明石ちゃん。入渠場の準備を…」



明石『いつでも来てください!もうできてます!』



女提督「ありがと!」




友元帥「すまない…」



榛名「こちらに。」



友元帥「あ、ああ…」



女提督「早速、なにがあったの?」



友元帥「反艦隊の大規模襲撃だ…あいつらこの前の人口深海艦と機械兵を大量に引き連れて攻撃してきやがった。しかも人口深海艦の一部は上陸して攻撃してきた…」



提督「状況は?」



友元帥「大本営の艦娘はとりあえず避難させた。だが一部は捕まっている。攻撃機能もほぼ制圧された。」



憲兵J『Jです!大丈夫ですか!?』



提督「J!?どこからかけてる!?」



憲兵J『大本営です。艦娘数名は保護してそちらに向かってます。あとニュー憲兵ズも。』



女提督「でかしたよ!」



憲兵J「艦娘は6名です。怪我はなしです。」



女大佐「ここに来るなら迎え行ってやった方がいいか?」



女提督「うん!おねがい。」



女大佐「大井旗艦で行ってきてくれ。」



大井「了解しました!陽炎。いくわよ!」



陽炎「うん!」



憲兵J『感謝っす!』



女提督「壊れてる機械兵の頭と腕持ってこれる?」



憲兵J『了解っす。持ってきます。では脱出開始します。』



友元帥「とりあえずあいつらが来るまで休んでいか?」



提督「もちろん。…夕張!今すぐ執務室に。」



夕張『了解です。すぐ行きます。』




―――――――――――



憲兵J「ありがとう。」



憲兵2「龍田様が迎えに来てくださって感激だった。」



女提督「かわってねぇ…」



提督「Jも無事でよかった。」



憲兵J「あざっす。コレ敵の頭と腕、潜入中に手に入れた敵潜水艦の写真と基地の座標っす。」



夕張「お待たせしました。一緒に来た艦娘の人たちは明石さんが見てます。」



提督「ありがとう。夕張。これから何がとれそう?」



夕張「見たところ…頭は、制御データとかですかね?あと素材かなぁ?」



女提督「引き出せるものは全部引き出してくれる?」



夕張「はい。やっちゃいますよ~!」



提督「よろしく。」



元元帥「大丈夫か?」ガチャッ



憲兵J「元元帥閣下。あまり好ましい状況では…助け出せなかった艦娘は3名です…艦娘はプラントに護送するらしいっす…」



元元帥「では…集められるだけ集めて奪還する。」



女提督「だめ。」



元元帥「その理由は?」



女提督「これだけのことをやったのニュースにも何もなっていない。ということは外に情報が漏れていない。」



提督「確かにニュースの1つにもなってないな。」



女提督「と言うことは、大本営は普通に稼働しているということになっている。そこに奪還のため艦娘が大勢武装して押し寄せたらはたから見たらどう感じる?」



友元帥「艦娘とその提督達の反乱…まさか…」



女提督「そこだけを世間に流せば世論事態が艦娘は危ないという風潮にできる。やつらも大きな利権を手にすることができる。」



ピピピピピピ!



提督「本部からの緊急回線?はいこちら■■鎮守府。」



??『元帥だ。本部が攻撃を受けた。4日後に奪還作戦を行いたい。作戦には艦娘たちを総動員であたらせる。これは決定事項だ。』



提督「わかりました。元帥にお怪我は?」



??『大丈夫だ。今は避難基地からの通信を行っている。』



提督「作戦内容は?」



??『集まり次第総攻撃だ。頼んだぞ。他の鎮守府にも連絡中だ。この情報は漏らさないこと。以上だ。』プツン



元元帥「お前の読みが正しいのかもな。」



女提督「うん。座標特定できた。プラント近くだね…」



憲兵J「どうすればいいっすか?」



女提督「大本営の状況をみつつ、4日以内にプラントと反艦隊の頭を捕まえる。…私たちだけで。」



元元帥「……」



ガチャ!



叢雲「悪いけど」



電「聞いちゃったのです。」



提督「遠征中悪かったな。他の人たちは?」



叢雲「全員無事帰投完了よ。補給は済ませたわ。」



女提督「どこら辺から聞いてたのかな?」



電「初めの方からなのです。」



叢雲「それで?やるの?」



元元帥「危険だ…」



女提督「危険なのはわかってる。でもやらなければ皆を失うことになる。そんなのはいや。」



叢雲「同感よ。保護局として捕まってる娘たちを見過ごすことはできないわ。」



提督「同感だ。俺はやる。」



元元帥「そう言うと思っていた。作戦は任せる。必要であれば何でもする。」



女提督「ありがとう。…鎮守府の皆!30分で大会議室へ集合!お願いします!」




――1300 大会議室



提督「金剛さん達大丈夫ですか?」



金剛「no problem!サンキューです」



比叡「ありがとうございます。」



霧島「すいません色々と…」



女提督「いいのいいの。友元帥のところの席に座ってね?」



憲兵J「提督、女提督。この子達が助け出せた艦娘たちだ。」



伊勢「伊勢です。」

妙高「妙高です。」

愛宕「愛宕です。」

荒潮「荒潮よ。」

睦月「睦月です!」

伊168「イムヤです。」



女提督「よろしくね?」



憲兵J「この子達のほかにあと3人いたんだが…すまない…」



伊勢「助けてくださってありがとうございます。」



提督「君たちはなぜ本部に?」



伊勢「残してきてしまった武蔵、蒼龍、飛龍も含めて全員同じ鎮守府に所属してましたが、うちの提督が退役されたので全員まとめて同じ鎮守府に移籍できないかと相談しに来てたところでした。」



イムヤ「そこにあいつらが来て武蔵さんたちを…」



女提督「そうだったんだ。大丈夫。助けるからね?」



友元帥「ちなみに紹介しようとしてた鎮守府ここだよ?」



伊勢「元帥閣下!?ご無事でしたか!」



友元帥「まぁね。それでみんなこの鎮守府にまとめて移籍の案件なんだけど…」



提督「構わない。」

女提督「大丈夫だよ。」



荒潮「いいのかしら?」



提督「うちの艦娘が捕まったんだ。助け出すさ。」



女提督「そう言うこと!」



伊勢「ありがとう!」



朝潮「荒潮!」



荒潮「朝潮姉さん?」



朝潮「久しぶりね?どうしたの?」



荒潮「こちらでお世話になることになったわ~」



朝潮「そうでしたか!満潮もいますよ?」



提督「会議室からでなければ話してきていいぞ。」



朝潮「ありがとうございます!行きましょう!」



荒潮「ありがと~。」



女提督「妙高と愛宕は那智と高雄と知り合い?」



妙高「那智は妹です。」



愛宕「あら~?高雄と同期よ。」



女提督「おーい!なっちー!高雄っち~!」



那智「なぜなっちー?妙高姉さん!」

高雄「愛宕!?」



提督「今日から仲間だ。」



妙高「よろしくね。」



那智「ああ。姉さんがいるなら心強い。」



高雄「愛宕もいらっしゃい。」



愛宕「よろしくね。」



那智「それにしても、どうしたんだ全員集合なんて?」



提督「今から話す。そろそろ集まったかな。」



女提督「そうだね。では、5分したら始めましょう!」




―――――――――――



女提督「みんな急にゴメンね!」



提督「緊急事態だ。」



女提督「大本営が反艦隊に攻撃を受けました。」



皐月「ほんとに!?」



提督「ああ。どうやら完璧に乗っ取られてる可能性が高い。」



鈴谷「激やばじゃん!」



女提督「大問題だよね。だけど敵の目的は艦娘自体。」



川内「どういうこと?」



女提督「反艦隊は奪還に来た艦娘たちの映像を一般市民に流して艦娘の反乱として艦娘を排除するつもりだとあたしは思うんだ。」



大淀「なるほど。反艦隊の最大の敵は私達、艦娘と海軍ですもんね。それを鎮圧したという事実があれば…」



女提督「そういうこと。艦娘と私たちを表立って排除できる。」



提督「しかも友元帥がここにいるのに元帥を名のるやつから4日後に攻撃指令が出てる。」



三隈「どうするんですか?」



女提督「敵の本拠地がわかってる。だからそれを叩く。それと艦娘の救出。」



扶桑「救出ですか?」



提督「ここに伊勢、妙高、愛宕、荒潮、睦月、イムヤの6名がいるんだが、彼女たちの仲間が捕まってしまっているからその救出だ。」



三日月「睦月お姉ちゃん!」



睦月「三日月と皐月に文月も!」



女提督「そっか。服装がちょっと違うからね。言ってあげればよかった。」



文月「大丈夫だよ~。」



提督「ちなみにこの6名と捕まっている3名はここに所属することになっている。」



最上「じゃあ、ここの仲間が捕まってるってこと?」



女提督「そう。名前は武蔵ちゃん、蒼龍ちゃん、飛龍ちゃん。」



大和「武蔵!?」

加賀「蒼龍に飛龍も!?」



提督「例のごとく知り合いのようだな。」



大和「はい。友人です。」



瑞鶴「先輩です!」



提督「了解した。作戦の話に戻るが、大規模作戦の上危険度も相当高い。」



女提督「なので、参加するかどうかは各自に任せます。たとえ参加しなくても卑怯者とか絶対に思いません。」



祥鳳「それだけ危険なのですね…」



女提督「うん。急なんだけど1900までに考えてほしいです。もし参加する人はまたここに集合してください。」



提督「今回は以上だ。何か聞きたければ我々は執務室にいるから来てほしい。以上解散。」



リョウカイデス 1900ニ ガヤガヤ…



女大佐「提督、女提督。」



女提督「どったの?」



北上「MM鎮守府7名全員参加するよ~」



龍田「そうね~お灸をすえないとね~」



提督「ほんとにいいのか?」



天龍「ああ!ぶっ飛ばしてやるぜ。」



不知火「ええ。叩き潰します。」



大井「私達の戦いでもありますので。」



陽炎「そうね!全力で戦うわ!」



女大佐「と言うことだ!たのむぜ。」



女提督「わかった。お願いします!」



提督「よろしく。」



女大佐「んじゃ、俺らは戻って準備すっかな。1900のは不知火だけ参加させるぜ。」



女提督「わかった。」



友元帥「俺らもわすれるなよ?」



金剛「私のダーリンを傷つけた恨みをはらすネ。」



比叡「気合い入ってます!」



霧島「作戦立案、攻撃参加、なんでもお手伝いいたします。」



女提督「ありがと!」



提督「感謝する。」



友元帥「談話室を使わせてもらうぜ。1900は霧島を代表で参加させる。」



霧島「お願いします。」



提督「了解した。」



鳳翔「提督、女提督。」



女提督「鳳翔さん。」



長門「もちろん我々も数に入れるんだぞ?」



陸奥「いいわね?」



提督「ああ。」



鳳翔「頑張りましょうね。」




――1500 執務室 



コンコン



提督「はいよ!どぞー」



明石「失礼します。」



夕張「どもー!」



大淀「すいません押し掛けてしまって…」



提督「なんだい?」



皐月「ボクたち…参加するからね。」



鈴谷「そゆこと!」



叢雲「それを言いにきただけよ。」



女提督「ありがとね。」



提督「そうか…なあお前ら…ちょっと俺の部屋まで来てくれ。」



明石「はい?」



提督「女提督。ここちょっと頼む。」



女提督「あいさ。いってこい。」



提督「ども。」




―― 提督の部屋



夕張「どうしました?」



提督「……この作戦本当に参加するのか?」



明石「はい!」



大淀「覚悟はきめてます!」



提督「そうか。叢雲耳かして?」



叢雲「?」



コソコソ



皐月「??」



叢雲「あんたが決めたんならいいわ。」ウフフ



提督「わかった。」



鈴谷「目せつけてくれちゃって~」



提督「明石!大淀!夕張!皐月!鈴谷!」



明石・大淀・夕張・皐月・鈴谷「「「 はい!? 」」」



提督「俺とケッコンカッコカリしてくれ!」



シーーーーーーン




提督「あ、あれ?」



シーーーーーーン



提督「明石さーん?」



明石「……」パクパク



提督「?…大淀さーん」



大淀「」ポー



提督「夕張~クッキーたべるかー?」



夕張「」サクサク



提督「咀嚼可能。…皐月?」



皐月「」プルプル



提督「大丈夫か?……反応なし。鈴谷は顔を何で隠す?」



鈴谷「いまだめ…顔見せらんない…」



提督「喋ってくれてありがとう。…叢雲どうすりゃいい?」



叢雲「どうしようもないんだけど…」



提督「だよな~」



明石「」ガバッ



提督「どうした明石!?」



明石「よかった…待っててよかった…」



提督「ごめんな。…大淀?」



大淀「初めて手を握ってくれたときから好きでした…」



提督「ありがとう。」



夕張「ドッキリじゃないですよね?」ダキッ



提督「違う。本当だ。」



皐月「捕まらない?」



提督「だ、大丈夫だろう…」



鈴谷「そこは自信もとうよ!」



叢雲「ハーレムね。」



提督「それを言うの?」



叢雲「正妻は譲らないわ。」



皐月「ボクが正妻!」



明石「娘じゃなくて?」



夕張「皐月ちゃーんお母さんのとこおいでー」



皐月「わぁい…って違う!」



鈴谷「提督?普通のがいい?穴あき?」



提督「何の話!?」



大淀「夜戦ですよ?」ニコッ



提督「」サーッ フラッ



アー!テイトクー! ドウスンノサー!




――執務室



叢雲「ただいま。」



女提督「なんで白くなってるの?」アハハ



提督「ショリシキレマセン…」



女提督「無事にカッコカリできたんでそ?」



叢雲「無事に?」



女提督「まあいっか。じゃ、今度はあたし行ってくるからお願いね。」



提督「リョウカイ」



女提督「叢雲ちゃんお願いね~」ガチャ パタン



叢雲「ええ。ほら。こっち来て座ってなさい」



提督「……カカカカカカカカ」



叢雲「明石ぃいいぃいいぃいい!!」




――鎮守府寮 女提督の部屋



時雨「あれ?夕立も呼ばれたのかい?」



夕立「そうみたいっぽい。」



暁「なんでかしらね?」



ヴェールヌイ「そうだね。」



雷「電?なんか聞いてない?」



電「わからないのです。」ニコッ



女提督「ぬぽーん。そろってるね~」



雷「女司令官。どうしたの?」



女提督「うんとね~。暁ちゃん、ヴェルちゃん、雷ちゃん、夕立ちゃん、時雨ちゃん。これ受け取ってもらえるかな?」



夕立「ぽい?…指輪!?」



電「そう言うことなのです。」



時雨「カッコカリの指輪かい?」



女提督「そう。良ければなんだけど…」



雷「ねぇ、司令官? 私無しじゃ、もう艦隊は成り立たないでしょ? ねっ?」スチャッ



女提督「うん!支えてね!」



ヴェールヌイ「女司令官。どんなことを教えてくれるんだい?」スチャッ



女提督「おふ…考えときます…」



夕立「やだ…どうしよう…」スチャッ



女提督「どうしようと言いながらつけてくれてありがとう。」



時雨「女提督さん。無理しちゃだめだからね?」スチャッ



女提督「はい。気を付けます。」



暁「頑張ったら…頭撫でてあげるわ!」スチャッ



女提督「やった!頑張らないとね。」



電「これでいいのです!」フンス



夕立「なんか力が湧いてくるっぽーい!」



時雨「そうだね。いつも以上に力を出せるよ。」



ヴェールヌイ「ねえ、暁知ってるかい?…」コソコソ



雷「また、なにか吹き込んでるわね…」



暁「…~~~!!~~!!!」ガタガタ



女提督「暁ちゃん!?ヴェルちゃん何言ったの!?」



ヴェールヌイ「結婚した夜は裸にされて食べられちゃうんだよって言っただけ。」



電「ヴェルお姉ちゃん?ちょっと来るのです。」



時雨・夕立「「 ひっ 」」



ヴェールヌイ「電。まつんだ。ただの、じょう…や…ああぁああああ……」ズリズリ



女提督「暁ちゃん。食べたりしないから大丈夫だからね?」



暁「女司令官さん…本当?」



女提督「う……うん。」



時雨「間があったね。」



夕立「あったっぽい…」



暁「ぴぃ…」ガタガタ



雷「大丈夫よ!」



時雨「大丈夫大丈夫。ね!女提督!」



女提督「そうそう!大丈夫!大丈夫だから!」



暁「じゃあ…大人として扱ってくれる?」



夕立「そうなると…食べられちゃうっぽい。…あ…」



暁「ヤーダーーーーーーー!!!」ウワァアアン



夕立「ごめん…ぽい…」



雷「収集つかなくなるわよぉおおおおおおおお!!」




――執務室



女提督「ただーまー。あれ?」



夕立「ぽ~い~」



時雨「お邪魔するよ。」



女提督「どうぞ。提督がいない。」



時雨「メモがあったよ。解析データをもらってくるってさ。」



女提督「そっか。まってよ~っと」



夕立「女提督さん、女提督さん!」



女提督「なーに?」



時雨「さっきカッコカリしてくれた人以外にもカッコカリするつもりなのかい?」



女提督「これからはしてほしいって子がいたら考えてあげる感じにしようかなとは思ってるんだ。」



時雨「女提督は優しいね。」



女提督「その時は夕立ちゃんとか時雨ちゃん、電ちゃん達とかにも相談はするかもね。」



夕立「私は構わないっぽい。」



時雨「そうだね。重婚してくれても構わないよ。」



夕立「そうね。女提督さんが好きな人に悪い子はいないわ。」



女提督「そうかな~?そうだと嬉しいな~(あれ?口調が…)」



時雨「だけど…女提督。」



夕立「その時は…」



夕立・時雨「「 平等に愛してね? 」」



女提督「は、はい!!(この2人ヤンデレか!?それもそれで…)」



ガチャッ



提督「とりま、そんくらいは製造しといた方がいいかな?」



明石「わかりました。なるべく早めに。」



提督「夕立に時雨も来てたか。」



夕立「お邪魔してるっぽい!」



提督「どうぞ。女提督?どうした?固まってっぞ」



女提督「あ、ああ!おかえり!」



提督「ああ。これ、夕張が解析してくれたデータ。」



時雨「敵の情報?」



女提督「そうだね。…なにこれ…」



夕立「どうしたっぽい?」



明石「やばいですよね…」



女提督「んー…夕立ちゃん、時雨ちゃん。ちょっと外してもらえる?明石ちゃんはちょっと待って。」



時雨「わかったよ。ボク達はそのまま部屋にもどってるよ。」



夕立「また夜に行っぽい!」



女提督「ごめんね?」



時雨「大丈夫。」ニコッ



ガチャ パタン



女提督「これなんだけど…普通の人間の平気じゃ勝てるわけないね。」



明石「はい。艦娘の武器かそれに似たものでないと…」



提督「機械兵の装甲は深海艦のものと全く同じ。しかも頭の中は自動で動いてる。」



明石「はい。完璧なほどの自立型の兵器です。それともう1つ…」パサッ



女提督「これ…人の脳?…まさか!?」



明石「たぶんそうだと思います。細胞から男性の脳であることは確かです。」



女提督「つまり、機械兵はもと人間。」



提督「反艦隊の兵士を使ったんだろう。」



明石「ここまでいくと脳はパーツ扱いです、感情も何もあったもんじゃありませんよきっと。」



女提督「……」



提督「どうする?皆に伝えるか?」



女提督「いや…これは黙っておこう。」



提督「明石。すぐ夕張にも内密にしておけと言っておいてくれ。」



女提督「ごめんね色々とお願いしちゃって…」



提督「ほんとに悪い…」



明石「じゃあ…2人でぎゅってしてもらえませんか?」



女提督「もちろん。」ギュッ



提督「これでいいか?」ギュッ



明石「はい。ありがとうございます!…では!」タッタッタッ



提督「さて、俺らは俺らの作業をするか。」



女提督「うん。はい一式。」



パサッ カキカキカキカキ……




――1700 執務室



提督「女提督。書き終わった?」



女提督「おっけ。ここに。」



提督「了解。」パタン



コンコン! ガチャ



飛行場姫「ドウモ」ヒョコ



提督「俺の引き出しまで改造しやがったな…」



女提督「もちろん!やるっしょ。」



戦艦棲姫「ヤッホ~」ガチャ



空母水鬼「シツレイシマス。」



提督「どうしたんだ?勢ぞろいで。」



南方棲鬼「コンカイノサクセン…全員サンカシテイイ?」



離島棲鬼「ココデオセワニナッテイルイジョウ…タタカウワ。」



提督「ここはいいとして、実質お前たちの敵である艦娘を救うことになるんだぞ?」



ル級「モトモト、タタカウツモリナンテナイワ。」



女提督「どういうこと?」



飛行場姫「無差別ニコウゲキシテルノハ、オセンドガタカイ者タチダケ。ワタシタチミタク、ジブンタチノイバショサエアレバイイノモイル。」



提督「そうだったのか。」



レ級「アソンデクレレバ、ソレデイイ!アハハハ!」



駆逐棲姫「イバショ…オネエチャンタチ…マモル!」



女提督「ほんとにいいんだね?」



深海艦勢「「「 ウン! 」」」



女提督「じゃぁ、これが終わったらさ、そういう子達を集めてみようっか?」



提督「それいいな。計画書きちんと作ってやるか。」



南方棲鬼「イイワネ。キョウリョクスル。」



提督「ああ。じゃあ1800の会議に参加してもらうよ。」



飛行場姫「ワカッタワ。」



戦艦棲姫「トリアエズ会議マデ、ココニイルワ。」



女提督「御自由にどうぞ?」ニコッ



祥鳳「失礼します。伊勢さんたちがお話があるそうです。」



女提督「まって。深海艦の皆いるから…」



祥鳳「大丈夫です。みんなが教えてましたので。」



女提督「あれま。どうぞ~」



伊勢「失礼します。」



睦月「にゃし~!ほんとにいるです!」



南方棲鬼「ドウモ。」



愛宕「あらあら。ご丁寧にどうも」



イムヤ「あ!あの時の!マーク!」



ル級「アラ?コノマエハドウモ。」



提督「え?知り合い?」



イムヤ「この前ちょっとすれ違ったもので…頭なんか下げられたから攻撃していいものかどうかすっごい悩んだんです。」



妙高「ええ。まさか深海艦に挨拶されるとは思わなかったもので…」



提督「そうだったのか。うちのメンバーだからよろしくな。」



荒潮「よろしくね~」



リ級「ヨロシク」



祥鳳「いつもですとちょっとした騒ぎですもんね。」



女提督「それも結構楽しいもんよ。」アハハ



提督「そうだな。さて、伊勢達のご用件は?」



伊勢「それなんですけど、作戦の件で…」




――1900 大会議室



提督「やっぱり」



女提督「全員集合。」



大和「そう言うことみたいですよ。」ウフフ



青葉「みんなやる気十分です。」



提督「そうか。」



女提督「みんな本当にいいんだね?」



那智「ああ。覚悟の上だ!」



提督・女提督「「 ありがとう 」」ペコリ



神通「頭なんて下げないでください。」



川内「そうそう。とことん付き合うからさ!」



女提督「泣ける…」



榛名「ここで泣いちゃだめです。」



島風「泣くのは勝ってからだよ!」



提督「了解した。」



女提督「じゃあ、作戦を考えるのに1日ください!その間みんなは装備を整えてね!資源は好きなように使うこと!それ以外は自由に!明日1800にまたここに全員集合で!」



一同「「「 了解! 」」」



女提督「よろしい!みんな頑張るよ!」



一同「「「 おーー!!! 」」」




――――XX月14日―――

――0926 母港



三日月「あ!司令官さん達、おはようございます。」



祥鳳「おはようございます。」



ヴェールヌイ「おはよう。」



提督「おはよう。」



夕立「ぽい!」



女提督「もーにん。かわったメンバーだね~。」



皐月「さて、なんのメンバーでしょうか?」



提督・女提督「「 保護局初の保護メンバー 」」



古鷹「正解です!」



皐月「正解したから抱き着いてあげるね!」ピョン



ヴェールヌイ「私も」ギュ



提督「あはは。これはどうも。」



女提督「そーれー」クルクル



ヴェールヌイ「ハラショー」



古鷹「あはは。」



夕立「次は夕立もやるぽーい!」



三日月「目が回りそうです。」



祥鳳「提督たちはどうしてここに?」



女提督「散歩~。」グルグル



三日月「そうでしたか。」



提督「何だかんだいって祥鳳達とも長いよな。」



ヴェールヌイ「そうだね。助けられて、ここで一緒にいろんなことを体験させてくれた。」



三日月「普通とはちょっと違うかもしれないけどそれがまたいいです。」



提督「そうか。あと、ごめんな。こいつ変で…」



古鷹「大丈夫です。提督も少し変なところありますから!」



祥鳳「そうかもしれませんね。」ウフフ



提督「やばい…結構ショックなんだが…」ズーン



女提督「あははは!!やばい!つぼった!」



皐月「確かに変なとこもあるけどそれでこそ司令官だよ!」



三日月「お姉ちゃん!?追い打ちだよ!?」



提督「皐月…フォローありがとう。三日月、追い打ちと言ってる時点でお前も追い打になってるぞ?」



三日月「あわわわ…」



女提督「あわててる三日月たんカワユス…」



提督「……古鷹…」コソコソ



古鷹「はい?…わかりました!女提督さん!」



女提督「なに?」



古鷹「女提督さんの変態…大っ嫌いです」ツーン



女提督「くぁwせdrftgyふじこlp」バタッ



夕立「女提督さん!?」



ヴェールヌイ「生きてるかい?」



女提督「古鷹ちゃんに言われると…こう…ずしっと…」



三日月「大丈夫ですか!?」



提督「結構、くるだろ?」



女提督「うん、ぱない…」



古鷹「もう!提督何言わせるんですか…大丈夫ですよ!大好きですよ!」ニコッ



一同(((( 天使!! ))))



古鷹「??」



女提督「さて、作戦考えなきゃね。よかったよ皆にあえて。」



皐月「頑張ろうね!」



女提督「もちろん!準備お願いね!」



艦娘「「「「 はい! 」」」」」




――1003 工廠前広場



高雄「赤が人口深海艦用の特殊弾ですよね?」



夕張「はい。高雄さんに合わせて重さも調製済みです。」



吹雪「青葉さん。これもうちょっと絞めてもらえませんか?」



青葉「はいはい!これくらいで?」



女提督「あれ?こっちもまためずらしい。」



吹雪「あ!司令官達!」



夕張「提督!?えーと、えーと」アセアセ



高雄「はい。これで…」



夕張「ありがとうございます!」フキフキ



提督「何慌ててる?」



高雄「秘密です。」ウフフ



夕張「はい!大丈夫です!」



提督「なんだ???」キョトン



女提督「聞くな。ぼけ。」ゲシッ



提督「あ?」



女提督「お?」



吹雪「ケンカしないでくださーい!」



女提督「すまぬすまぬ。高雄ちゃん。愛宕ちゃんとは話せた?」



高雄「はい。表情にはあまり出さないけど、ショックはあったみたいです。」



女提督「そうだよね。なるべく話を聞いてあげてね。」



高雄「はい。」



女提督「このメンバーは2番目に保護したメンバーだね。」



青葉「そうですね。なんとなくこの面子で集まってましたね?」



高雄「ええ。」



夕張「あの時、提督が来たときは助かったんだー。って思いました。」



吹雪「あのまま誰も来なかったらと思うと…」



女提督「大丈夫。何度でも助けてあげるし、だれもあんな目にわせたりしない。」



提督「ああ。絶対にない。安心してな。」ナデナデ



吹雪「えへへ~」ナデラレ



夕張「私も撫でてください~。一応妻なんですから~」



提督「あいよ。」ナデナデ



青葉「おっと、忘れてました。いきなり数名とジュウコンするとはどういうことなんでしょうか?」ニカー



高雄「ちょっと聞いてみたいですわね?」ニコニコ



提督「まぁ…それはな…」ジリッ



女提督「えへへへへへへ……」ジリッ



吹雪「なんで後ずさりを……あ!」



提督「準備よろしくな~~!!」ダダダダダ



女提督「夜にね~~~!!」ダダダダダ



青葉「逃げられましたか…と言うことで夕張さん?」ガシッ



夕張「へ?」



オハナシキカセテモライマス! メガコワイ~ キカセテクダサイ ウフフフ




――1042 食堂



提督「逃げ切れた…」



女提督「あぶねぇ…」



那智「なにを慌てている?」ヒョコッ



提督・女提督「「 おわ! 」」



那智「そんなに驚かなくてもいいだろう…」



女提督「だって、那智ちゃん迫力あるんだもん…」



那智「貴様…はぁ、まあいい。入ったらどうだ?」



提督「そうか。お邪魔します。」



時雨「あ、提督と女提督。」



島風「どうしたの?」



暁「サボってるの?」



提督「サボりに見えるか?まぁ…そんなとろだ。」ヒョイ



暁「司令官!高いわ!落ちる!」ギュム



女提督「あたしの嫁に何してくれる…」ギロッ



提督「殺気!?下すよ。」



暁「もう!やるときはやるって言ってね!」



提督「善処する」ナデナデ



間宮「お茶菓子どうぞ?」



女提督「大学芋だ~!いただきまーす。」



提督「今度は3番目に保護したメンバーか。」



榛名「はい。いつの間にか集まってました。



女提督「そうなると…瑞鶴ちゃんたちは?」



時雨「朝は一緒だったけど、今は演習場に行ったよ。」



女提督「そうなんだ?なんか順番に会ってるなぁ…」



神通「順番?…お茶をどうぞ?」



提督「さんきゅ…。神通入れるお茶もおいしいなぁ。いいお嫁さんになるな。」



神通「ありがとうございます///」



時雨「神通が赤くなってる。」



榛名「…」ムスッ



女提督「こいつは建築師か…(神通に榛名ちゃんもか…)」ムニムニ



榛名「…あの?女提督さん?なぜ私の手を?」



女提督「いや~。もち肌だなぁって。すりすり~」



榛名「あ、ありがとうございます。」



那智「何がしたいんだお前は…」



女提督「甘えたい…」



時雨「僕にも甘えていいよ?」スッ



女提督「愛してる!」ダキッ



島風「あはは!相変わらずだね!そういえば作戦は?」



女提督「まあまぁかなぁ。」



間宮「微力ながらお手伝いします。」



提督「頼もしいなぁ。みんな。」



女提督「あたしたちゃ幸せもんだね~」



神通「そうだ。あのお酒手に入ったんですけど?」



女提督「うっそ!あったの!?」



神通「榛名さんがこの前見つけてくださいました。」



提督「榛名ぁ!よくやったぁ!」ダキッ



榛名「て、提督!?」



女提督「私も~!」ダキッ



那智「あはは。開けるのが楽しみだな。」



榛名「その…あの///」



提督「すまない榛名。つい…」



榛名「いえ!榛名は大丈夫です!」



女提督「いい匂い~。」スンスン



時雨「女提督?」ニコッ



女提督「はい!」



神通「うふふ。お酒楽しみですね。」



女提督「みんなで飲もうね!」



艦娘「「「 りょーかい! 」」」



提督「さて。行くか。」



女提督「うん。じゃぁ~あとで!」




――1153 演習場



鈴谷「作りすぎた…」



瑞鶴「だよね~…」



女提督「結構作ったね。」



初霜「司令官達も食べていきませんか?」



雷「いいわね!」



川内「こっちこっち!」



提督「え?いいの?」



鈴谷「むしろ食べてってくれないと困るよ?」



女提督「じゃぁお邪魔~。」



瑞鶴「そういえばなんでここに?」



女提督「散策しなら作戦考えてんのぉ~」



雷「いいのは浮かんだかしら?」コトッ



提督「まあまあ。主に考えるのは女提督だけど。」



川内「夜戦ある?」



女提督「場合によってはかな?」



川内「その時は任せてね!」



提督「頼りにしてる。」



鈴谷「鈴谷とも夜戦したい?///」



初霜「なんか意味深な言い方ですね?」



瑞鶴「自分で言い出して顔を赤くしてるし…」



女提督「雷ちゃんはあとでお泊りにおいでね?」



雷「わかったわ。」



瑞鶴「冷めないうちにたべよっか!」



初霜「ではみなさん。」



一同「「「「 いただきます! 」」」」



瑞鶴「でも、保護してくれた時さ…自分が人身売買にかけられるとは思わなかったよ~」



鈴谷「ほんと。あれは無かったよね~」



初霜「ひどい話です!」



雷「秘書艦をやってたけど、気づけなかったわ…」



鈴谷「気にしなくて大丈夫だって!」



川内「元元帥さんから電話来たときはびっくりだったよ。」



雷「初め解雇かなんかと思ったわ。」



女提督「そうだったんだ。」



鈴谷「ちなみに鈴谷達がまた捕まって売り出されたらどうする?」



女提督「そんなことさせないよ。」



瑞鶴「わかってるけど、だったらの話で!」



提督「そうだな…まず、仕切ってるやつらを生け捕にして…吊るし…」



雷「司令官!食事中よ!」



女提督「そうだね…まぁ、ごはん中だからやめよっか。」



川内「何するつもりなのさ。」



提督・女提督「「 ふふふふふふ…… 」」



初霜「司令官達……」



雷「こわいわ…」



提督「ごめん。でもお前らを傷つけるようなやつらは許すつもりはない。」



女提督「同感。」



川内「過激と言うか、なんというか…」



初霜「この人たちが私たちの司令官達です。」



瑞鶴「そうだね。私達の大好きな司令官達だもんね。」



鈴谷「一緒に頑張ろうね?」



提督・女提督「「 ええ子達やぁ… 」」



鈴谷「それで、この雑誌のなんだけどね?」



瑞鶴「そうそう。これなんだけど…」



提督・女提督「「 貴様らそれが目的か… 」」



雷「食事中に本はだめでしょ!?」



初霜「川内さん。」



川内「そうだね。」



川内・雷「「 いつも通りでした。 」」




――1301 談話室



提督「みんなで食べる食事はいいな。」



女提督「うん。幸せって感じだよね?」



文月「しれ~か~ん」



提督「ん?どうした文月?」



文月「歩くのつかれた~。おんぶして~」



提督「ほれ。」



女提督「どこまでですか?お嬢さん?」



文月「ここ~」



提督「あと一歩で到着じゃん!」



文月「いいの~」



女提督「文月ちゃんはどこ行ってたの?」



文月「睦月お姉ちゃんのところ~。髪結ってもらってたの~」



女提督「よかったね。」



文月「うん!」



ガチャッ



大和「あら?提督に女提督?」



熊野「どうされたんですの?」



提督「届け物。」



文月「ただいま~」



加賀「おかえりなさい。」



女提督「おやおや。ここは4番目のメンバーですか。」



衣笠「はい!集まっちゃいました。」



初春「うむ。あの時の者で集まってみてはと大和から提案があってな。」



女提督「ほうほう。」



村雨「あの時は接客やってみたくてあそこ選んだけど…」



熊野「こちらの方がましでしたわね。」



提督「あの場合はそうだな。」



大和「私もこうしてこの鎮守府に来てよかったと心の底から思います。」



赤城「私もです!ね?加賀さん?」



加賀「ええ。否定はしないわ。」



女提督「ありがとね。」ゴロン



加賀「なぜ膝の上に?構いませんけど。」



衣笠「せっかくなんで、ここに来る前、本部で元元帥さんが書いた提督達の資料見たんですど…元元帥なんて書いてあったと思います?」



文月「聞きたい~」



女提督「才色兼備の100点ヴィーナスとか?」



提督「世界が崩壊してもそれはない。」



女提督「こいつは、きっと危険人物とかじゃないの?」



提督「そこまで…いや、元元帥のことだ…」



衣笠「提督は武闘派と、女提督は変人と…」



女提督「そげな!?」



村雨「納得。」



熊野「納得ですわ。」



文月「納得、納得~」



大和「すいません、その…」



加賀「へん…じん…」プルプル



赤城「加賀さん…笑っちゃだめ……ですよ!」クスクス



女提督「もう!みんな~!!」グリングリン



加賀「膝枕、しててあげますから!落ち着いてください!限界です!」アハハハハ



女提督「加賀ちゃ~ん!」グリングリン



加賀「あはははは!」



提督「ぱしゃり。」



文月「それ流して~。」



提督「おう。」



大和「あら?加賀さんの笑顔の写真が来ました。」ニコニコ



加賀「なににしてくれるんですか///」



提督「加賀は美人だな。」



村雨「スケコマシ?」



熊野「鈴谷のことお忘れで?」ゴゴゴゴ



提督「感想を素直に言っただけです!はい!」



赤城「あれ?返信?」



瑞鶴『加賀さんが笑ってる!?もう、この世は終わりだ…』



加賀「ちょっと失礼します。」スタスタスタ



女提督「ほどほどにね~ということで…大和たんの御膝~」ゴロン



大和「私でよければどうぞ?」



衣笠「2人とも頼みますよ。大事件発生中なんですから。」



女提督「うす。少し長考させてもらいます……」スヤァ



初春「相変わらず突飛と言うかなんというか…」



提督「変人そのものだな。」アハハ



村雨「提督もねる?」膝ポンポン



文月「ちがう~。司令官の膝で私がゴロンするの~」ゴロン



提督「さいですか。」ナデナデ



赤城「こんな時間がいつまでも続けばいいですけどね…」



提督「そのためにもがんばるぞ。」



艦娘「「「 はい! 」」」




――1420 中庭



最上「それ!」



満潮「よっ!」



朝雲「山雲!」



山雲「え~い!」



女提督「ここにはだれが…ほべ!」バシン! 



山城「痛い!」ベシッ



扶桑「キャッ!」ベシッ



女提督・扶桑・山城「「「 不幸だわ… 」」」



提督「大丈夫か?」



女提督「うん。平気平気。」



扶桑「ええ。いつものこと。」ウフフ



山城「そうそう。」ウフフ



提督「出撃前に怪我してくれるなよ?…ここは扶桑達か。」



山雲「そうよ~?」



女提督「鎮守府歩きながら作戦考えてたんだけど、会う人達が保護した順番になってるのさ。」



山城「そうなの?私達はよくこうやって集まるときあるわよ。今日は時雨は別行動ですけど。」



満潮「そういう偶然もたまにはあるもんじゃない?」



提督「そんなもんか。」



最上「そうそう。」



提督「そうか。」



満潮「司令官達もこれやる?少し体動かした方が頭もさえるんじゃない?」



女提督「そうかも!やろっか。」



提督「久々だな。ボールで遊ぶなんて。」



朝雲「名前を指定してその人がまた次の人を指名。ちなみに落としたら……」



扶桑「罰ゲームありですよ。」



提督「いいだろう。」



女提督「щ(゚Д゚щ)カモーン」



山雲「じゃあ~山城~!」ボスッ



山城「朝雲!」ポンッ



朝雲「最上!」ポンッ



最上「女提督!」ポンッ



女提督「おおっとぉお!ミッチー!」ポンッ



満潮「ミッチー!?私!?扶桑よ。」ポンッ



扶桑「提督!」ポンッ



提督「ミッチー。」ポンッ



満潮「ミッチー言うな~///…山城。」ポンッ



山城「女提督!」パンッ



女提督「甘い!提督ェエエエェエエエ!」ズドン



最上「な!?」



提督「ぬるいわぁあああ!女提督ゥウウウ!」バシィイイ!



女提督「まだだぁああ!」バシンッ



満潮「扶桑!危ない!」



提督「!!」ダッ



バシン! ドサァアアア!



朝雲「大丈夫!?」



提督「女提督やすぎだ…ぼけ…」



扶桑「ありがとう…ござ…」



提督「扶桑に怪我が…ない…なんだ?なんか柔らかいものが手に…」



扶桑「私の…胸…です///」



女提督・山城「「 ずるい! 」」



最上・満潮・朝雲「「 ずるい!? 」」



提督「すまん!扶桑!今どく!」



扶桑「いえ…事故ですから///」



女提督「じゃぁ…私も」モミモミ



山城「キャッ!」



提督「」プチン



満潮「あ、切れた。」



提督「また、あとでな。」スタスタ



最上「う、うん。」




山城「ちょっと!///」



女提督「おお…山城ちゃんもなかなかのぉ!?」ガスン!



提督「いくぞ。」ズリズリ



女提督「」チーン



朝雲「行っちゃった…」



満潮「はぁ…うちの司令官達は…」




――1500 母港



提督「悪いことをしたな…」



女提督「ラッキーじゃん!扶桑ちゃんの胸もみやがって!」



提督「てめぇ…」カチリ



女提督「ソーリーソーリー…プリーズ…クールダウン」



翔鶴「どうされたんですか!?」



提督「なんでもない。」カシャッ



女提督「そうそう。提督が扶桑ちゃんにね…セクハラしたの…」



春雨「そ、そんな…司令官さんのこと信じてたのに…」



提督「誤解だからね!?」



朝潮「司令官がそんなことするはずありません!」



提督「朝潮ありがとう。」ナデナデナデ



朝潮「はい!」フンス



白露「楽しそうだね~」



提督「ああ…楽しいよ。ほんと…」



白露「提督~。元気出して。」ポンポン



女提督「今度はこの前保護した子たちか…どう、慣れた?」



五月雨「はい。おかげさまで。」



女提督「なんか不自由なことあったら言ってね?」



三隈「わかりましたわ。」



提督「皆はなにしたの?」



春雨「司令官達のことを話してたんです。」



女提督「あたし達のこと?」アサシオダッコサセロ



提督「ほう。」ホレ



白露「なんで司令官になったのかなぁとかさ」



女提督「聞きたい?」アサシオ装備



五月雨「聞きたいです!」



提督「そういえば女提督のは聞いたことなかったな…」



女提督「そうだね…元元帥さん育てられたのもあるんだけど、鳳翔さん達が身近にいてこの人たちが戦っているのなら、あたしはその人達を守りたいってのが理由かな?」



翔鶴「そうでしたか…提督は?」



提督「俺も似たようなもんだ。一緒に戦って、時には守ってやれるようになりたいというのが理由だ。」



白露「うれしいな~」ツンツンツン



女提督「おふ!にょほほほほ!」



五月雨「あの…提督達はいなくならないですよね?」



女提督「んー?」



白露「他のみんなとも話したことあるんです。」



三隈「保護されたから余計に考えちゃうんです。提督達がいなくなってしまたらって…」



春雨「帰ってきたら待っててくれる人がいることが何よりも幸せなんです。」



翔鶴「だから、お願いです。絶対にいなくならないでください。」



提督「ああ。」

女提督「頑張ります!」



翔鶴「お願いしますね?安心しているのか寝てしまっていますよ?」



朝潮「スー…スー…」



女提督「」



三隈「女提督さん!お顔が!お顔が怖いです!!」




――■■鎮守府 地下



ル級「アソコノ、ホッポチャント港湾サンハ?」



戦艦棲姫「コエカケテミマショウ。」



離島棲鬼「ホッポニオミヤゲアゲレバキソウヨネ。」



女提督「どーも。も邪魔します」



提督「いいか?」



飛行場姫「イイワ。」



レ級「ネエネエ!」



提督「ん?」



レ級「コレデキナイ!」



女提督「ルービックの色をそろえちゃっていいの?」



レ級「ウン!」



女提督「おっけ~。~~♪」カシャカシャカシャ…



リ級「ハヤイ…」



女提督「ほい。どうそ。」



レ級「ソロッタソロッタ!」



南方棲鬼「サスガネ。」



提督「皆は何を?」



空母水鬼「ココニヨベルカタタチニツイテ考エテラシタンデス。」



駆逐棲姫「ワタシト水鬼サンハ、ハカラナイケド…」



女提督「何人くらいいそう?」



戦艦棲姫「確実ナノハ、3人。アトハ、コウショウシダイ。」



提督「5人もいるのか。いいな。」



女提督「何人でも構わないからね。」



飛行場姫「ワカッタ。」



南方棲鬼「アノサ…ワタシタチノ言葉ッテ、キキヅライ?」



女提督「片言なところ?」



南方棲鬼「ウン。チョットキニシテテ…」



提督「大丈夫聞きづらいことはない。」



戦艦棲姫「ショウジキ…皆ミタクハナシテミタイワ。」



女提督「そっか。他の人も?」



離島棲鬼「マアネ。」



女提督「わかったよ。その件も考えとくね。でも、皆今の声も綺麗だよ。」



提督「そうだ。自信持ってな。」



深海艦s「「「「 ///// 」」」」

レ級「アリガト!アハハ!」



提督「ここの顔もみたし、次は女大佐のとこ行くか。」



女提督「そうだね。みんなよろしくね。」



飛行場姫「テイトク。」



駆逐棲姫「女司令官サン。」



提督・女提督「「 ん? 」」



深海艦s「「 ガンバロウ! 」」



提督・女提督「「 もちろん! 」」




――1530 MM鎮守府 母港



天龍「もってきたぜ~」



龍田「どうするの~」



提督「ちょっと気になってな。真剣な話なんだが、陽炎と不知火の命中率ってどうだ?」



大井「命中率というと…出撃時の?」



提督「ああ。」



女大佐「7から8割ってとこかな。」



女提督「……やっぱり。みんなの命中率10%はあげられそう。」



陽炎「え?なんか悪いとこあるの?」



不知火「落ち度でしょうか?」



提督「落ち度じゃない。ここ2カ月見てて、それぞれに癖がわかったからな。」



女提督「まず、北上ちゃんと大井ちゃんはそのままでいいと思うんだ。」



北上「おー。」

大井「はい。」



提督「陽炎。とりあえずあの的に半分撃って。」



陽炎「わかったわ。」ズドン!ズドン!



提督「両方とも命中。もう一回。」



陽炎「えい!」ズドン!ズドン!



北上「片方外れたね。」



提督「右と左の装備逆にしてみて。」



陽炎「はい!」ズドン!ズドン!



女大佐「2発とも当たった。」



提督「陽炎は利き腕じゃない方に若干疲労が出て微妙なずれが生じる。だから半分目安で装備を持ち替えて撃つといいと思う。」



陽炎「ありがとう!」



女提督「次は不知火ちゃん。」



不知火「はい。」



女提督「ここからここまで動きながら撃ってくれる?」



不知火「了解しました。」ザー ズドン!ズドン!



女提督「反転して戻りながらもう一度!」



不知火「はい!」クルッ ザー ズドン!ズドン!



天龍「あれ2発ともずれてるぜ。」



不知火「くっ…」



女提督「不知火ちゃんは、反転するとき軸足を逆にするといいよ。もう一度意識して反転したところからやってみて。」



不知火「はい!」ザー クルッ ズドン!ズドン!



龍田「2発とも命中だわ~。すご~い。」パチパチ



女提督「腰もあまりいたくないでしょ?いつもはちょっと違和感あったもんね。」



女大佐「そうなのか!?なんで言わねぇんだよ」



不知火「そこまでひどくありませんでしたし。」



女大佐「心配かけないようにするのもいいけど、そういう時はちゃんと相談してくれよ。」



不知火「はい。すみませんでした。」



女提督「これでよし。明日からお願いしますね。作戦は9割がた考えついてるから。」



提督「じゃあ1900に」



女大佐「あいよ~。」



モトゲンスイノトコ? ソノマエニシンカイズニ… ソウダネ アレナンダケド…



女大佐「あいつらすげぇな。」



北上「うん。普段はのんびりしてそうだけど、私たちのことまで、きちんと見ててくれてる。」



女大佐「俺も見習わないとな。」



大井「そうですか。見習うといいましたね?」



女大佐「おう。」



龍田「なら~…まずは今日中に3日分の仕事しましょう?」ウフフ



女大佐「なんでそうなるの?」



不知火「たしか、今日の分も4割ほど残ってましたね?」



女大佐「まて、お前ら。話せばわかる。ちょっとまて…陽炎!助けて!」



陽炎「い・や・よ。」ニコ



天龍「あははははは!」



龍田「天龍ちゃ~ん?あなたも報告書?ま・だ・よ・ね?」



天龍「やらせていただきます…」




――1725 元元帥宅



元元帥「あれ?こいつら来てたのか。」



長門「ああ。」ナデナデ



陸奥「寝ちゃったけどね?」ナデナデ



元元帥「膝枕でか?」



長門「いいや。寝てたから膝まで持ってきた。」



陸奥「懐かしいわね。」



鳳翔「あらあら。そうやってよく2人は小さいころ寝てましたからね。」ウフフ



陸奥「明日から大きな作戦だもの…今くらいはゆっくりさせてあげたいじゃない?」



元元帥「そうだな。」



長門「提督と女提督が鳳翔と元元帥、つまり艦娘と人の子であることは聞いたが、実際どうなんだ?普通の人間と違うのか?」



鳳翔「私達艦娘は、艦娘になったときから歳をとらなくなりますけど…」



元元帥「わからん。今のところ普通ではない。この前、入渠液に入ったら傷が治ったといっておった。」



長門「しかし背格好は年齢相応だな。」



陸奥「人体実験をするわけにもいかないし。」



元元帥「見守るしかないだろうな。」



鳳翔「そうね。」ナデナデ



女提督「ん~……お母さん…」



鳳翔「いますよ~」ナデナデ



提督「長門姉さんより…陸奥姉さん…」



長門「な!?」



陸奥「あらあら~♪長門。私の勝ちのようね。」



長門「少し厳しくし過ぎたか?いやしかし…」



元元帥「ははは。長門。ただの寝言だ。」



長門「そ、そうだな。」



ピピピ!



女提督「ん?あれ?陸奥ねぇ?」



陸奥「おはよう。」



提督「ふあ…長門姉さん?」



長門「眠れたか?」



提督「ああ。スッキリした。」パキパキ



女提督「さて、提督ちょうどよさそうだよ?」



提督「そうみたいだな。」



鳳翔「??」



提督・女提督「「 お父さん、お母さん、姉さん達。今まで育ててくれてありがとう。 」」



元元帥「なんだいきなり!?気持ち悪い!」



女提督「いや~、はっきりと言ったことなかったからこの際言っておこうかな?っと思いまして。」



提督「ちなみに、これからもよろしくお願いします。」



鳳翔「そういうこと。もちろんよ。2人とも。」



長門「じゃあ私からも言わせてもらうが…女提督。私と陸奥。どちらが好きだ?」



女提督「どっちも好きだけど?しいて言うなら…陸奥ねぇ?」



陸奥「うふふふ♪」



長門「なるほど。提督は?」



提督「俺もどっちも好きだけど…長門姉さんかな?」



陸奥「あら。」



長門「提督~~~~~!!」ギュムー



提督「姉さん…苦しい…」



長門「うるさい!少しこうさせろ!!」ニカー



鳳翔「よかったわね?」ウフフ



元元帥「お前らちなみに、俺と鳳翔はどうだ?」



提督・女提督・長門・陸奥「「 鳳翔さん 」」




元元帥「だろうな!!ちくしょう!!」



鳳翔「あなた…」ハァ…




――1750 執務室



明石「装備関係すべて問題なしですね。」



提督「あいよ。あと俺ら用の特殊弾どんくらい製造できた?」



明石「提督と女提督さん用のは 9×19mmが30発、5.56×45mmが120発、7.62x51mmが40発です。EMPグレネードが20個です」



提督「あと357マグナム弾を造るから後で手伝って。」



明石「了解です♪」



大淀「…」



女提督「どうしたの大淀ちゃん?」



大淀「は、はい!」



電「緊張してるのです?」



大淀「…はい…今回の作戦は…特に。」



明石「大丈夫ですよ。」ポンポン



提督「プレッシャーをかけるわけじゃないが…叢雲、電、明石に大淀。この4人は初期からここにいた誰よりも頼りになる4人だ。」



女提督「あたしたちの考え、行動を一番わかって理解してくれてるしね。」



提督「もし、俺らがいなくなったら…ここを任せるからな。」



女提督「そうだね。ここを引っ張っていけるのはこの4人だろうね。」



叢雲「やめてよ…」



提督「こういうのは言えるときに言っておかないとな。」



女提督「頼りにしてるからね。」



電「…いなくなるのは…いやなのです…」ポスッ



女提督「大丈夫。あたし達そう簡単にいなくならないよ。」ギュッ



提督「ああ。俺に女提督だぞ?」ニコッ



明石「なんですか?その変な自信。」クスクス



大淀「でも、説得力はあります。」ウフフ



叢雲「私達を置いて行ったら承知しないわよ?いい?」



明石「久しぶりのツンデレ?」



大淀「ツンデレですね。」



電「ツンデレなのです。」



女提督「ツン雲ちゃんだね。」



提督「そこがかわいいんじゃないか。」



叢雲「~~~~!!」



明石「提督!?」



大淀「これだから…提督は…」



女提督「大変だね…」



電「ため息出ちゃうのです…」ハァ…



提督「変なこと言った?」



提督以外「「「 はぁ… 」」」



提督「え?え?」



女提督「あんたは本当に……会議室いこっか。」テクテク



電「はいなのです。」テクテク



大淀「先行ってますね?」テクテク



明石「私も行きまーす。叢雲も行きましょう!」テクテク



叢雲「ええ。」テクテク



提督「まて!置いてくな!」タッタッタッ



サッキノハドウイウコトダイナズマ ジブンデカンガエルノデス  ワイワイ… 




――1800 大会議室



女提督「みんな集まってくれてありがとう。早速、これを見て。」



三隈「ロボット?」



女提督「そう。これは反艦隊が造った機械兵です。J、敵の兵士は基本的にこいつらなんだよね?」



J「そうっす。普通の人間の兵士は2~3人でした。」



女提督「わかった。こいつらはコンピュータ制御で装甲は深海艦のものと同じだそうです。よって艦娘の武器は有効であると思われますので。ご理解を。」



一同「「「 はい! 」」」




女提督「私の見立て通りだとすると、相手さんが一番困ることって何だと思う?」



霧島「友元帥が生きておられることでしょうか?」



女提督「そのことも重要だね。他には?」



島風「大本営に深海艦の攻撃があること!」



女提督「いいね~。とま、深海艦のみんなは大本営に総攻撃をかけてもらいます。」



金剛「what!?」



女提督「まぁまぁ…本部に確実な深海艦の襲撃があったとすると艦娘に頼らざるを得ない状況になるでしょ?そうすれば大腕ふって大本営に出撃できるでしょ?」



友元帥「たしかに。」



女提督「反艦隊の連中を倒したら、そこに友元帥が登場。深海艦の皆を倒したふりして大本営を奪還しました~。という流れで行きたいと思います。」



提督「そこで先行して状況を探りに言ってほしい。」



女提督「今回のチームにはそれぞれアルファベットで名前を付けます。選考調査のメンバーをチームAとします。川内ちゃん、神通ちゃん、三日月ちゃん、朝雲ちゃんの4名。」



提督「潜入したら、敵や敵施設のマーキング、捕まっている軍関係者の安全の確保をお願いしたい。」



川内「所要時間は?」



女提督「2時間でお願い。この後仮眠を取ってもらって、0200に行動開始でどう?」



チームA「「「 了解! 」」」



女提督「侵入ポイントはここ。ここの水路から入ってもらって、中に。案内はJ、お願い。」



憲兵J「了解っす。」



女提督「マーキング情報は直ぐこっち端末に反映されるようになってるから、マーキング次第脱出か、安全圏に避難しててね?」



チームA「「「 はい! 」」」



女提督「その情報をもとに深海艦の皆は大暴れしてください。遠慮無用のフルパワー攻撃で。」



飛行場姫「バクゲキハ?」



提督「許可する。」



レ級「サンソギョライイッパイイイノ?」



女提督「撃ちまくれ♪」



ル級「徹甲弾トカモイイノカシラ?」



提督「もちろん。」



深海艦s「「「 リョウカイ 」」」



女提督「次に友元帥と一緒に深海艦の皆を撃退する役を、チームBとして、金剛ちゃん、比叡ちゃん、霧島ちゃん、榛名ちゃん、扶桑ちゃん、山城ちゃん、赤城ちゃん、翔鶴ちゃんで!」



金剛「でも攻撃するふりでいいんデスよね?」



女提督「そう。深海艦のみんなも友元帥たちが来たら負けたふりして戻ってきてくださいな。」



戦闘棲姫「リョウカイヨ。」



提督「友元帥。うちのをよろしく。」



友元帥「お預かるよ。」



赤城「はい。」



女提督「なんでしょう赤城ちゃん?」



赤城「もし、リコリスさんたが苦戦を強いられた場合にはどうすれば?」



女提督「たぶんならないと思うけど、その時にはあたしか、友元帥の指示でお願い。」



赤城「わかりました。なら安心です。」



女提督「撤退が完了したら友元帥が奪還宣言を緊急ライブ映像で流してしまえば本営の奪還は成功です。」



赤城「なるほど。」



女提督「そのあとは衣笠ちゃん、初春ちゃん、山雲ちゃん、白露ちゃん、夕立ちゃん、初霜ちゃん。大本営で友元帥たちと合流して大本営の防衛をお願いします。この班はチームCとします。」



チームC「「「 はい! 」」」



神通「私達も防衛に参加でしょうか?」



女提督「チームAは状況次第で防衛に回ってもらいます。それでいいかな?」



神通「承知しました。」



女提督「そっちの作戦状況でこっち側の攻撃と潜入を開始します。まず敵本部の地図をみて。」



高雄「いつもの遠征より少し距離があるくらいかしら?」



提督「そうだな。ただ問題があるんだが…」



雷「そこまでいっちゃったら戦うための装備の燃料がなくなっちゃうわ…」



提督「そうなんだ。あともう1つ、敵施設の上空からの画像はあるんだが、下の設備の様子がわからない。」



女提督「まず敵本部潜入班2班、輸送班を2班、攻撃班2班に分けていきたいと思います。こっちの潜入は私と提督の2班に分かれるけどね。」



提督「んじゃ、俺と一緒に中に入るのは、叢雲、夕張、ヴェールヌイ。これがチームD」



女提督「あたしとは、電ちゃん、明石ちゃん、暁ちゃん。こっちはチームE」



提督「今の6人には潜入方法の説明と特別な装備を渡すから会議後に執務室へ。」



6人「「「 はい! 」」」



女提督「次、攻撃班です。1班はMM鎮守府の人たちお願いチームはMにしとくよ。」



陽炎「助かるわ。ありがとう。」



女提督「攻撃2班目、チームFは加賀ちゃん、瑞鶴ちゃん、大和ちゃん、鈴谷ちゃん、熊野ちゃん、朝潮ちゃん、五月雨ちゃんで行きます。」



攻撃班「「 了解! 」」



女提督「しゃべりつかれた…提督チェンジ…」



提督「ほい、水。……次、輸送班。1班目チームG、祥鳳、古鷹、間宮、吹雪、皐月、文月。2班目チームHは青葉、大淀、雷、時雨、村雨、春雨で行く。」



チームG・H「「 はい! 」」



提督「輸送班は燃料、弾薬、資材もろもろを運んでもらいたい。補給ポイントはここ。ここなら安全圏なはず。しかし気は抜かず常に戦闘態勢でいること。特に祥鳳は偵察を多めに発艦させておいてほしい」



祥鳳「わかりました。」



提督「内容いくぞ。まず今言った潜入班、輸送班、攻撃班は同時に出撃する。このポイントにつたらチームGとH、Mはここで待機。チームD、E、Fはそのまま進撃する。」



村雨「待機中は何してればいいの?」



提督「まずは、周辺の安全確保。次に補給等の準備。チームMに関してはFとの交代をするまでは輸送班の手伝いをしていてほしい。」



瑞鶴「はい!質問!」



提督「どーぞー。」



瑞鶴「攻撃するのはいいけどもし入渠が必要な場合はどうしたらいいの?」



提督「携帯型の入渠設備も持っていく。高速修復剤も持てるだけ持ちたいと思う。」



瑞鶴「わかったわ!ありがとう。」



提督「攻撃の前に加賀と瑞鶴は前回使ったレーザー偵察でプラントの偵察してほしい。」



加賀「ええ。いいわ。」



提督「たぶん写真を見るところ、対空設備もしっかりしているから厳しい偵察になると思う。」



加賀「大丈夫。私と瑞鶴なら鎧袖一触よ。」



提督「たのむぞ。攻撃はプラントに集中して行ってほしい。撤退が必要であれば撤退を優先させること。」



チームF・M「「 了解。 」」



提督「指揮権移行後は俺達に何があろうと女大佐の指示に従うこと。」



女大佐「……わかった。」



提督「輸送班にはもう1つ仕事。攻撃とプラントを爆破後のチームDとF、保護対象の救出だ。」



古鷹「爆破!?」



提督「ああ。ぶっ壊す。」



皐月「過激だね~。」



提督「過激さが売りですので……女提督。パス。」



女提督「あい。この手の施設は脱出ポッドが用意されてる可能性が高いから、それで脱出の予定なのね。まぁ最終的な脱出方法は中に入ってからにしますので。」



チームG・H「「 了解 」」



女提督「さて、まだ呼ばれてない子達いるよね?」



那智「ああ。」



女提督「その子達はここの防衛と、状況次第でどのチームの仕事を手伝ってもらうかわからないので、臨機応変にお願いします。極端な話、チームFが緊急に鎮守府に戻ったら那智ちゃんとか伊勢ちゃんとかに出撃してもらうかもしれません。」



伊勢「わかりました。」



女提督「もしここへの襲撃があった場合元元帥が指揮をとってくれるので。」



元元帥「と言うことだ。」



女提督「こんなところかな。会議は以上で終わりにします。休めるうちに休んでおいてください。みんな頑張ろ!」



一同「「「 おー!! 」」」




――2000 執務室



提督「明石、弾薬追加分ってできる?俺ら用。」



明石「はい?それぞれ予備に製造はかけてありますけど?」



提督「6セット180発もらっても大丈夫?」



明石「はい。オーケーです。」



提督「わかった。ここ終わったら一緒に。」



明石「はい。…では皆さま!コレ着てみてください。叢雲ちゃんと私と夕張はコッチ。電ちゃん、ヴェルちゃん、暁ちゃんはこっちを。」



女提督「提督はハウス。夕張ちゃんは…」コソッ



提督「でてるぞー。」パタン



女提督「はい!着替えましょう!」



ウンショ コレシタギハ? センヨウノガアリマス ワイワイ…



夕張「できましたー」



提督『いいのかー?』



電「はいなのです。」



提督「あいよー。」パタム



暁「どうかしら?」



提督「暁とヴェルと電はカーゴにタクティカルか…暁。」シュッ



暁「ちょっと!?」シュッ パシッ



女提督「動けるね。」ナデナデ



電「いっぱいものが入りそうなのです。」



提督「必要なものを入れてくれ。」



電「了解なのです。」



ヴェールヌイ「これはここかい?」シャキン



提督「ああ。って、それスペツナズモデルか!?」



ヴェールヌイ「うん。どうだい?」



提督「あとで持たせて。」



ヴェールヌイ「了解。」



女提督「ナイフで語りあえそうだね君たち……さーて。そこの3人もみせなさーい」ゲヘヘヘ



明石「はいはい。どうです?」

叢雲「////」

夕張「どうです?」



女提督「スニーキングスーツ…よだれが…」



電「女司令官さん?」

ヴェールヌイ「…」シャキン

暁「…」スッ



女提督「すいまっせーーん!オチツイテ」



提督「明石。」テクテク



明石「はい」



提督「前は絞めとけ…」



明石「潜入時は絞めますよ~。胸きついんですもん。」



夕張「私もです…」



叢雲「なんかの嫌がらせ?」



提督「気にするな。夕張はなんで、手を縛ってるの?」



夕張「女提督さんが縛れって言ったので…」



女提督「捕まったスパイ感を出したくて。いいだろぉう?」



提督「おまえの入れ知恵かよ!」



叢雲「脱出はともかく中での作戦は?」ジジジ



提督「なんで前を開ける…」



叢雲「地味に熱いんだもの。」



女提督「よかったね。」ポス



提督「何が!?」



電「そこまでなのです。お仕事のお話なのです!」



提督・女提督「「 わかりました! 」」



明石「電ちゃん。提督達の手綱しっかり握ってますね…」コソッ



ヴェールヌイ「まあね…」コソッ



暁「2人とも…」



ツタン!ツタン!



電「お静かに。」ニゴォ



明石・ヴェールヌイ「「 すいませんでした! 」」



女提督「お遊びはここまでにして装備の話しよっか?」



明石「はい。こちらです。」



女提督「みんな装備を展開してくれる?」



ガコン! ガシャン!



女提督「展開問題なし。それで1か所にこれを入れてほしいんだ。明石ちゃん、夕張ちゃnご説明を。」



明石「じゃ、私から。この装備は通常の装備と見た目は色違いに作ってあります。弾も専用の弾薬を使います。」



夕張「この前の人口深海艦からデータをとって人口深海艦に有効となる威力が出ます。ただ、通常の弾薬より威力があるので注意してください。」



明石「弾倉には10発装填可能です。こちらが替えの弾倉10発が2セットです。」



夕張「ちなみにこれは艦娘専用ですので。弾倉の替え方は通常と同じですので。以上です。」



電「了解なのです。」



女提督「潜入方法について~。夕張ちゃんカモン!」



夕張「画像出します。」



提督「攻撃のさなかに潜入するんだが…ポイントが2か所ある。こことここ。」



叢雲「だから2班なのね。」



提督「ああ。状況次第だが、まず女提督たちが入って次に俺達。」



暁「敵に遭遇したら?」



女提督「人なら私が。それ以外は攻撃許可で。」



ヴェールヌイ「了解だよ。」



提督「こちらも同様だ。」



明石「はい。わかりました。」



提督「偵察次第だが、艦娘の捜索、脱出方法、敵の親玉を探す。」



叢雲「でもよく侵入ポイントなんてわかったわね。」



提督「一度入ったからな。」



明石「はい?」



女提督「提督が特殊部隊にいてあたしが作戦を立てたって話をしたことあるでしょ?」



夕張「そういば…だいぶ前に聞いたような…」



提督「その時に入ったのがここ。ここで部隊の皆捕まって…」



ヴェールヌイ「司令官。その作戦ってたしか…」



提督「部隊の生き残りは俺だけだ。」



女提督「それにしてもまた似たようなことになるとは…」



提督「そうだな。あの時は艦娘の適正のある子達の救出だ。無事に救出はできたぞ?」



女提督「みんなどうしたかな?」



提督「艦娘になってるんじゃないか?」



夕張「その時の子達の特徴ってどんな感じですか?」



女提督「白髪で小麦色の肌の子と、青い髪のツインテの子と、栗色っぽい短髪の子かな?きっと元気だよ。」



提督「そうだといいな。これで話は終わりだな。」



暁「みんなで戻ってきましょう。」



ヴェールヌイ「たまには姉らしいこと言うもんだ。」



ヒドイ マァ…アカツキガンバレ… シレイカン!ソノヤサシイメハナンナノ!?




――――XX月15日―――

――0130  ■■鎮守府 母港



憲兵2「ののしられたい…」



憲兵5「唐突だな…」



憲兵1「俺らさ…」



憲兵4「言うな。」



憲兵3「いらない子?」



憲兵4「言うなってばぁああ!」



憲兵1「まぁ…以前、ここの人たちに拾われたからこうやっていられるわけだけど…」



憲兵2「そうそう。おかげで龍田様に出会えたしな。」



川内「あ、憲兵ファイブ。」



憲兵3「あ、川内ちゃん達と女提督さん。憲兵ファイブ…」



女提督「いいじゃん。見張りお疲れ。」



神通「コーヒーどうぞ?」ニコッ



憲兵2「ありがとうございます。ついでに冷たい目線ください。」



神通「こ、こうですか?」ゴミヲミルメ



憲兵2「ああ。生きてる。」



女提督「あんた達は相変わらずだねぇ。」



憲兵5「もと犯罪者ですけどね。」



女提督「前の話だよ。それは。…そういえば前のゴリラは?」



憲兵1「退職金で漁師兼、ラーメン屋やってますよ、北で。」



川内「脱サラ!?」



三日月「ラーメン…」



女提督「後で食べに行ってみようね。」



憲兵4「俺も休暇ホーシーイー!」



朝雲「ほら、しゃきっとする。」シュッ



憲兵4「よっと。」パシッ



朝雲「かわされた?」



憲兵1「これでもJさんに鍛えられてるんでね。」



憲兵J「おまら~仕事だぞ。」



憲兵3「なんすか?」



憲兵J「この子達と本部に潜入するぞ。」



憲兵1「護衛でっすか?」



女提督「それもあるけど案内役もお願い。」



三日月「お願いします。」



憲兵1「任された。…朝雲ちゃん俺の後ろに。2と4カバー。5は索敵」スッ カシャン



カシャン! カシャン!



朝雲「え?」カクレ



憲兵2「2時方向スナイパー。」



憲兵5「あれ提督さんじゃね?」



提督『良い反応だ。これなら任せられる。』



憲兵1「驚かさないでくださいよ~。」



提督『悪い悪い。だいぶ鍛えられてるな。安心したよ。』プツン



憲兵J「それじゃ0200に出撃するから準備するぞ。戦闘が必要であればサプレッサーをつけること。弾はこれを。1人30発しかないから最大3点バーストまで。」



憲兵ファイブ「「「 うーい 」」」



女提督「うちの子達よろしく。」



憲兵5「ああ…」ジー



朝雲「な、なによ?」



憲兵5「朝雲ちゃんって妹に似てて、ちょっかいだしたくなるんだよ。」



朝雲「ちょっかいだしたら噛みついてやる!」ガオー



憲兵1・3・4・5「「「 かわいい 」」」

憲兵2「お願いします」



女提督「2!出てる!本音出てる!」



三日月「大丈夫なんでしょうか?」



川内「このくらい軽い方がいいでしょ。」



神通「あはは…」



――0200 母港



川内「出撃時間だね。」



飛行場姫「オハヨウ」



リ級「セントウジュンビカンリョウ。」



レ級「イツデモブッコワセル。アハッ♪」



離島棲鬼「イツデモイイデスワ。」



友元帥「お待たせ。」



金剛「圧巻デース」



比叡「ひえー」



霧島「想像以上でした。」袖ギュム



榛名「うふふ。霧島。怖がらなくても大丈夫ですよ。」



南方棲鬼「扶桑、山城。ソウビダイジョウブ?」



扶桑「大丈夫の…」

山城「はずです…」



駆逐棲姫「ゲンキ…ダス!」



赤城「そうですよ。」



山城「ええ。そうね!」



翔鶴「赤城さん。お顔にご飯粒が…」



赤城「おっと。」



空母水鬼「翔。イケルワネ?」



翔鶴「もちろん。」



提督「集まってるな。」



女提督「準備できた?」



三日月「それなんですか?」



提督「お守りだ。みんな1個づつな。」



川内「かわいい!」



女提督「皆の名前入りだよ。」



戦闘棲姫「アリガトウ。」



友元帥「深海艦の皆は露出度がたかいな~」



金剛「友元帥。何見てるんデスカ?」



友元帥「ナンニモミテナイデスヨ?」



女提督「そこまで。0200になりましたAチームから出撃してください!」



チームA「「「 了解! 」」」



イッテキマス! アトデネー! 



提督「よろしくなー!」



憲兵J「俺らも行くっす。」



女提督「あい。気をつけて。」



ガチャ! バタン! ブロロロロロ…



友元帥「俺らはルート確認と行動確認するぞ。」



一同「「 了解。 」」




――0254



川内「集合ポイント到着。」



憲兵3『反対側にいるぞ。ライト見えるか?』



神通「確認。」



憲兵J『そこから100mの建物の屋上は敵影なし。表の敵をマーキングするには最適だ。』



三日月「しっ!」



機械兵「」ガシャン ガシャン



朝雲「これが機械兵…」



憲兵J『そいつが行ったら大丈夫だよ』



川内「わかった。気をつけて移動するね。」



――建物内



川内「敵さんいないね。」



神通「今のところは…」



ガチャ!



機械兵「認証カイシ」



三日月「はっ!」タンッ



シュッ バシッ バチバチバチ カクン バタッ



三日月「敵沈黙。」



朝雲「さすが三日月。」



憲兵5『大丈夫か?』



三日月「はい。機械兵を捕縛しました。」



憲兵J『すごいっすね。今何階ですか?』



神通「6階です。」



憲兵J『奥の部屋に無線とか切って入れておいて。』



川内『了解。』



オッモ! ズルズル ガチャ パタン




――屋上



川内「屋上ついたよ。マーキング開始するね。」



J『お願いします。』



神通「私は北を。」



朝雲「私は南。」



三日月「私は東を。」



川内「じゃあ西だね。」



神通「双眼鏡をのぞいて右目のスイッチが敵。左が重要ポイントです。」



憲兵1『俺達は西から侵入するからわかり次第報告を。』



川内「あいあいさー。」



――――――――――――



川内「西、マーキング終わったよ。」



憲兵2『ありがと。』



神通「捕虜の場所が判明しました。」



朝雲「こっちもよ?」



三日月「こちらもですよ?」



憲兵J『そうか…それじゃそこから近いのは東か敵もあんまりいなさそうだから。そこの捕虜たちを助けてくれるか?』



朝雲「了解。」



憲兵4『その建物の地下にいけばシェルターにつながってるからそこで合流だな。』



三日月「はい。ではそこで。ご武運を。」



憲兵5『そっちもな。』




――東側 建物



機械兵「」ガコン



機械兵「」ジー ガコンガコン 



三日月「いますね…」



朝雲「捕虜のところまで5体か…」



川内「そいっ」ヒョイ



機械兵「」ピピピピピピ



神通「川内?」



機械兵「イジョウナシ ブッタイハイシトハンメイ」



川内「なるほど…私が引き付けるから後ろからショートさせて。」



三日月「はい。朝雲ちゃんは右を。」



朝雲「了解。」



神通「私は右奥を。」



川内「カウントは3.……3、2、1!…こんばんは!」ガサッ



機械兵「カンムスメカクニン。カクホシマス」



三日月「それ!」シュッ バチバチバチ



朝雲「寝てなさい!」シュッ バチバチバチ



神通「はっ!」ドスッ バチバチバチ



機械兵「ホバク」



朝雲「神通!」



川内「うちの妹にさんな!」ガシャン! バチバチバチ!



神通「ありがとう。川内。」



三日月「よかった。」



川内「いえい。じゃ、中入って救出しちゃおう!」




――部屋の前



三日月「ばちっと…」



バチバチバチ ガシャン



朝雲「これで大丈夫ね。」



川内「そうだね。ありがと三日月。」



三日月「いえいえ。」



神通「さて、中の人を…」コンコン



『だれだ!?』



川内「あなたは?」



『ここの職員だ。他にも数名いる!機械兵は!?』



神通「排除しました。開けますから扉から離れてください。」



『わかった!…いいぞ!』



神通「では…」ズドン!



朝雲「大丈夫ですか?」



職員「ありがとう!君たちは?」



川内「友元帥から言われて助けに来たものです。他の人たちも救出に向かってます。」



憲兵J『こっちも救出。地下のシェルターに到着。』



憲兵1『お!Jさん。こちらもシェルターに到着。』



神通「こちらも向かい…危ない!」



ズドーーーン!



三日月「神通さん!?」



神通「大丈夫です!…あれは!?」



人口深海艦「「 ウオォオオオオオオオン!! 」」



川内「三日月!朝雲!職員さん達をシェルターに!」



三日月「わかりました!行きます!」



職員「すまない!!」



神通「職員の退避完了ですので深海艦の人たちの攻撃を開始してください!」



女提督『ありがとう!シェルターについたの?』



川内「見つかっちゃった!私と神通は海上へ逃げるから!」



女提督『わかった!すぐにげて!』



神通「了解!」



川内「さて神通。」



神通「なに?川内?」



川内「ただ逃げる?」ニコォ



神通「まさか…」ウフフ



オリャアアア! ズドォオオン! ガシャアアアアン!!




――0325 大本営前海上



飛行場姫「ミンナイイ?」ガコン



ル級「エエ。」



レ級「アハハハハハ!!!」



離島棲姫「艦載機ジュンビカンリョウ。」



空母水鬼「リミットカイジョシマス。」



戦艦棲姫「カクドチョウセイカンリョウヨ。」



南方棲姫「川内ト神通ハ?」



女提督『大丈夫!』



コチダヨー! ミナサーン! ズドーン! 



駆逐棲姫「ウチマス!」ズドン!



南方棲鬼「ミエタ!」



リ級「マカセテ」ザー



川内「神通!」



神通「了解!」



川内・神通「「 せーの! 」」ズドン!



リ級「シズメ!」ズドーン!



川内「リ級ありがとう!」



飛行場姫「ケガハ?」



神通「大丈夫です。2人とも小破程度です」



川内「女提督!川内と神通、退却完了。いまリコリスたちと合流したよ~」



女提督『よかったぁ!後方に友元帥たちいるからそっちに行ってもらえる?』



神通「了解です。」



女提督『そろそろ、私たちも出る準備を始めるから指揮権を友元帥に移行するね。』



川内「わかったよ!」



女提督『深海艦のみんなもお願いね!』



飛行場姫「リョウカイ!」



女提督『またね!』プツン



離島棲鬼「デキソコナイ達がキタヨウヨ?」



ル級「シズメテアゲルワ。」



友元帥『友元帥だ!女提督から指揮権を預かった!派手にやってやれ!』



空母水鬼「攻撃…」



戦闘棲姫「開始!!」



川内「あとよろしく!」ザー



神通「またあとで。」ザー



駆逐棲姫「ハイ!」



―――――――――――



レ級「キャハハハハハハ!」ズドーン!



空母水鬼「バクゲキシマス!」ヒュー ズドーン!



離島棲鬼「オチナサイ。」ドカァアアン!



人口深海艦「シャァアアア!」



南方棲鬼「コザカシイ」ズドン! ドカァン!



戦闘棲姫「ル級。ジュンビ!」



ル級「装填完了!イツデモイイワ!」



戦闘棲姫・ル級「「 掃射!! 」」



ズドドドドド! ズドォオオオオオオン!



駆逐棲姫「ヨラセ…マセン!」ズドン! ズドン!



リ級「クラエ!」ガツン! グシャァ



離島棲鬼「イガイトオオイワ…」



飛行場姫「ミンナ!ミギ!」



南方棲鬼「ヒダリモヨ…」



離島棲鬼「マッタク…ナンナノヨ…」



ル級「緊急!敵ノ人口深海艦ガ左舷ト右舷カラ20タイヅツ急浮上!ハサマレタ!」



友元帥『退避してくれ!』



リ級「チカスギル…抗戦スル!」



友元帥『なら、ちょっと作戦変更だ!いい案がある!深海艦の皆あと5分耐えてくれ!』



ル級「ワカッタワ!」




――5分後



ル級「弾数ノコリワズカ!」



駆逐棲姫「コッチモ…」



リ級「南方!」



南方棲鬼「!?」



ズドン!



リ級「クッ…」中破



戦艦棲姫「ダイジョウブ!?」



南方棲鬼「スマナイ…」



リ級「モンダイ…ナイ…」



レ級「アハ……ハハ……」ゼェゼエ



飛行場姫「…コウナッタラ…」



ズドォオオオオオオン! ズドォオオオオオオン!



金剛「ファイヤァアアアアア!!」ズドーン!



川内「まだ…暴れ足りないんだよねー!」



比叡「深海艦の皆さん!今のうちに!」



友元帥「お待たせ!赤城さん、翔鶴さん。退路を」



赤城「はい。翔鶴は左舷を!」ブーン



翔鶴「はい!発艦!」ブーン



駆逐棲姫「タスカッタ?」



神通「ええ。ありがとうございます。下がっててください。」



友元帥「ああ。もうちょっとしたらまた協力してほしい。扶桑さんと山城さんは展開して!」



山城「了解。姉さま!」ザー



扶桑「ええ!」ザー



南方棲姫「アリガトウ。」



友元帥「疲労が多い人は俺の船に!」



離島棲姫「レ級、リ級ハ、ノリナサイ」



レ級「ワカッタ!」



友元帥「飛行場姫。確認だ。深海艦の中には攻撃してこない者たちもいるんだよな?」



飛行場姫「ウン。」



友元帥「そいつらの特徴は何かあるか?」



飛行場姫「交戦シタトシテモ、ワタシタチトオナジクハナシガツウジル。」



友元帥「わかった。霧島!カメラで配信を開始するぞ!」



霧島「はい!マイクテスト…1.2!行きます!」●REC



友元帥「緊急放送だ!大本営代表、友元帥だ。昨夜大本営が反艦隊勢力に襲撃を受けたことは各鎮守府に連絡が言っているはずだ。しかしあれは偽物で明後日の侵攻作戦は罠だ!」



友元帥「私は今、特殊な鎮守府の者たちの協力のもと奇襲奪還作戦を進行中だ!霧島。本営前の交戦状況をうつしてくれ!」



霧島「はい!現在艦娘ともに敵の人口深海艦と交戦中です!戻します!」



友元帥「見てもらった通りだ。そして我々には助っ人がいる!この者たちだ!」



戦艦棲姫「アラ?カメラ?ピース。」



空母水鬼「ハズカシイ///」



友元帥「驚いただろう。この者たちは我々と戦う意思はなく協力関係にある者たちだ。」



金剛「安心してほしいデース!」



榛名「姉様!」ザー



金剛「Oh…」



ル級「ハァアアア!」ズドーン!



金剛「サンキュー!ル級!」



ル級「イエイエ。榛名。弾薬ヲワタシニ。」ニコッ



榛名「はい!」



友元帥「すぐには信用できないだろう!この放送を見て、もし、信じて協力しくれる者たちがいればすぐに大本営まで来てほしい!」



赤城「増援撃退完了です!」



比叡「後は、陸上の敵のみです!」



友元帥「わかった!全員一斉砲撃の準備!深海艦のみんなもできる人はお願い!」



離島棲鬼「キレイニトッテネ。霧島。」



霧島「はい。了解です。」



友元帥「準備はいいか!」



艦娘達「「「 ハイ! 」」」



友元帥「これを見ている者たち、信じて集合してくれることを祈る!…全員砲撃開始!!」



ウテェエエエエ! ズドォオオオオオオン! ズガガガガガガガ! ズドドドドド!

ドカァアアアン! ジダンソウテン! バクゲキシテ! ワーーーーワーーーー!




――敵本部プラント



ボス「失敗したな。」



幹部「申し訳ありません…」



??「もー、ちゃんとやってくれよ~」



ボス「体の調製は終わったのか?」



??「まぁね。ただ…」



幹部「どうかしたんですか?」



??「もとにされた艦娘の意識が若干残ってるみたいで、たまーに体を返せって言ってくるんだよ。だけど問題ないよ。」



ボス「そうか。」



??「んで、どうするの?大本営奪還されたじゃん?」



幹部「今、再編成している。」



ボス「攻撃対象は大本営もだが…■■鎮守府もだ。」



??「え~!提督とか女提督もやっちゃうの?」



ボス「なんだ?血がつながってるから情があるのか?」



??「そういうことじゃないんだけど…あいつら面白いんだもん。」



ボス「しらん。…次の失敗はない。」



幹部「潜水艇使わせてもらいます。」スタスタスタ



??「そろそろ、あいつらここ来るんじゃない?」



ボス「準備しておけ。」



??「はいよ~」



ボス「まってるぞ…提督に女提督。」




――0600 ■■鎮守府 母港



青葉「どうやら大本営は奪還できそうですね。」



皐月「よかった。よかった。」



北上「いいね~。しびれるね~。」



三隈「あとはこちら側ですわ。」



鈴谷「そうだけど…提督たちどうしたんだろ?」



ガラガラガラガラ



間宮「おまたせしました!」



提督「軽食をご用意いたしました。」



女提督「腹が減っては戦はできぬってね。」



提督「衣笠。向こうの人達の分なんだけど一緒に届けてくれるか?」



衣笠「了解です。」



イムヤ「提督達!大本営の映像見て!」



提督「どいうした?おお!?」



女提督「あらま!意外と早く奪還できた見たいかな?」



『ダッカンセイコウデス! ヤッタァー! コレヨリボウエイニウツル!  ハイ!』



友元帥『おーい!こちら大本営!奪還成功、死者はない!大けがしたものもいない!』



提督「ありがとう!…みんな!友元帥から連絡だ!」



女提督「奪還成功を確認しました!!」



ヤッターーー! イエーイ! ダイイッポダネ! ワイワイ



友元帥『予定通りチームCをこちらに。あとできれば弾薬を少し融通できないか?』



女提督「大丈夫!夕立ちゃん、山雲ちゃん!」



夕立「ぽい?」

山雲「はい~?」



女提督「向こうに行くときに弾薬の輸送もお願いできる?」



夕立「どのくらいっぽい?」



女提督「だいたい…2人で500かな?」



山雲「通常弾ですか~?」



女提督「うん。それでいいよ。」



夕立「わかった。準備するっぽい。いこ!山雲!」



山雲「は~い。」



女提督「軽食は輸送物資のほうに。衣笠ちゃんにわしとくねー。」



ポーイ! ハーイ!



衣笠「いや~、やっぱり赤城さんと加賀さんのお弁当は一段とおおきいですね。」



加賀「気分が高揚しまくりです。」キリッ



衣笠「そ。そうですか…では、輸送の準備しちゃいますね~」



提督「配るからどんどん来てくれ~」



一同「「「 はーい! 」」」



朝潮「司令官!」



提督「どうした?」



朝潮「このお守りは手作りですか?」



提督「ああ。女提督と作ったやつだよ。」



古鷹「ありがとうございます。」



白露「そういえばすでに出撃している皆の分は?」



提督「大丈夫。出撃前に渡してある。自分がやばい時に開くといい。…さて、行くか!」



女提督「船の準備も問題なし!」



元元帥「いくのか。」



女提督「はい。」



鳳翔「留守は任せてください。」



愛宕「武蔵や蒼龍、飛龍のことをお願いね。」



提督「ああ。助け出す。」



睦月「お願いします!」



女提督「うん!…それじゃみんな!出撃します!」



一同「「「 おーー!! 」」」




――0700 補給地点



朝雲『お弁当ありがとう!みんな食べたよ。』



女提督「よかった。」



夕立『輸送も無事よ~。ぽい。』



女提督「あはは。ぽい!」



友元帥『こっちは今大将階級のやつらが集まった。リコリスたちとしゃべってるよ。』



提督「受け入れてくれてるか?」



三日月『大丈夫だと思います。レ級さんの尻尾にかまれて楽しんでる人もいます。』



提督「仲良けりゃ何でもいいや。」



衣笠『それじゃ。また後で!』



女提督「はーい!」



提督「そろそろポイントだ。」



祥鳳「それでは偵察機を発艦します!」ブーン



女大佐「敵いないといいけどな。」



女提督「いないとは思うんだけどね…」



祥鳳「敵影なしです!」



女提督「了解。FチームとMチームは周りの監視をお願い!ほかの人は前線基地作るよ~」



加賀「では、Fチームいきます。」



北上「うちらも行きますよ~」



イッテキマース ソウビノネンリョウハセツヤクギミニ キヲツケテー



古鷹「Gチームはこっちに。」



青葉「Hはこちらで~す。」



夕張「明石さーん。配線手伝ってください!」



明石「おっけーですよー。こっちのプラグやっちゃいますね~」



吹雪「大淀さ~ん!この機材なんですけど…」



大淀「はいはい。ええとですね…」



雷「おっとととと」フラフラ



暁「大丈夫かしら雷?」



雷「ありがとう。」



文月「あれ~?これあかない~」



皐月「どれどれ…あ…かない!」



叢雲「よっ!」ガスン!



箱「くべぁ!」



叢雲「開いたわ。」



皐月「叢雲…開けてくれてうれしいけど…蹴って開けるのは…」



文月「やばんだ~」



叢雲「いいじゃない。空いたんだから。」



提督「開かないな…そりゃっ!…開いた開いた。」



皐月「あ、元凶は旦那だった…」



文月「ふみぃ…」



女提督「どったの?」



皐月「この世の不条理を考えてたんだよ…」



女提督「ほんとどうした…」



ヴェールヌイ「これ、開かないな…」



春雨「ほんとですね…村雨お姉ちゃん。これ開けてくれませんか?」



村雨「どれどれ…なにこの蓋!?かったい!」



女提督「どれ…もうちょっと…そうそう。握っててね~…」シャキン ズバン!



村雨「おみごと~」



ヴェールヌイ「ハラショー」



春雨「すっぱり空きました!」



文月「あたし達が間違ってるのかなぁ?」



間宮「あれ!?鍵穴がつぶれちゃいました…」



提督「おっと。んじゃ離れて。」



間宮「はい!」



提督「一発撃つぞ~」



ハーイ! ワッカリマシター



提督「…」パン! カキーン!



間宮「どうもです。」



提督「んー。」



皐月・文月「「 はぁ… 」」



明石「どうしました?」



皐月「なんでもないよ。」



古鷹「テントおっけーです!」



時雨「いい出来だね。」



叢雲「古鷹と時雨。手伝ってくれない?」



時雨「いいよ。」



古鷹「はいはーい。」



女提督「これでお湯が出るね。」



祥鳳「ホースつけますね。」



吹雪「スイッチ入れまーす!」



女提督「うーい!」



大淀「入渠スペースできちゃいましたね。」



青葉「露天風呂型ですね~」



提督「女提督推薦だ。」



女提督「景色見えた方がいいかなと思って。」



青葉「女提督さん。今回はなしで…」コソッ



女提督「もどったら…時雨ちゃんのを…」コソッ



村雨「なんか悪だくみしてるわ…」



加賀「戻りました。」



鈴谷「拠点できてるし。」



朝潮「生活できそうです。」



女提督「青葉ちゃん?(朝潮ちゃんも増しで)」



青葉「はーい。」



瑞鶴「キッチンあるだけど!?」



間宮「ごはんはお任せください。」



提督「これなら大丈夫だな。」



加賀「すいません。勝手な行動だったのですがプラントまで到達可能だったため艦載機による偵察を行ってしまいました。」



瑞鶴「高度はレーダー圏外からだら察知されてないはず。」



女提督「ありがと!少し休んでて。」



夕張「データをお預かりしますね。」



大井「もどりました。」



女大佐「敵影し。穏やかなもんだぜ。」



女提督「了解。Hチームの人は見張りお願いします。攻撃チームは作戦会議!」



大淀「はい!では。」



提督「よろしく!」



女提督「夕張ちゃん図面の展開お願い。」



夕張「少々お待ちを。……いきまーす。」



女提督「さて、やっぱり攻撃チームには表にいる敵を倒してもらう形だね」



加賀「プラント上はどうしますか?」



提督「俺らが合図するまででいい。」



女提督「その後は海上の敵を倒してくださいな。」



大和「わかりました。」



熊野「どちらのチームが先行ですか?」



提督「Fチームで。」



五月雨「わかりました。」



女提督「交代のタイミングは任せるからね。」



女大佐「どっち側から攻撃する?」



女提督「こっち側からかな?」



不知火「すいません、逆側から挟む形は?」



龍田「そうね~。交代は敵後方から周りこむと効果てきかしら~」



提督「いや…今回はこの方向のみだ。」



女提督「こっちは海流が常に変化してるからね…安全面を考えるとオススメはできないかな。」



不知火「わかりました。ではこちら側から。」



女提督「外はそんな感じだね。さて夕張ちゃん。中の画像を。」



夕張「りょ!」



提督「は?」



北上「地下4階…しかも3階広くない?」



提督「まえに来たときは地下2階までだった。」



女提督「構造は?」



提督「2階までは同じだが…3.4は…」



夕張「明石さんこれって…」



明石「水ですね。」



女提督「水ねぇ…でも4階への入口はここしかなさそう。」



暁「もしわたるのに水の上通るなら引っ張ってあげるわ。」



提督「ああ。」



女提督「爆破はどこにする?」



提督「ここと、ここ。人口深海艦のを造ってるの最下層のここだろう。」



女提督「脱出ポッドも最下層か…仕方ないね。」



叢雲「爆弾は他にも下りながら設置していく感じでいいのよね?」



提督「ああ。あとは出たとこ勝負だな。」



女提督「そうだね。」



提督「よし。作戦は以上。みんな行くぞ!」



一同「「「「 おーー!!! 」」」」




――0800 敵プラント海上



女提督「みんな!戦闘準備!」



加賀「では。瑞鶴!」バシュッ ブーン



瑞鶴「はい!発艦!」バシュッ ブーン



大和「主砲角度調整完了!」



提督「よし!こちら艦隊調査保護局だ!反艦隊に告ぐ、おとなしく投稿しろ!」



ウィーン ガコン ガシャン ガシャン ズドン! バシャーン!



女提督「投降する気なし!よって…攻撃開始!」



ヒュー!ヒュー! ズドーン! ズドン! ドカァアアアン!



熊野「敵、海面より急浮上!」



女提督「あたし達が通れるくらいの道をつくって!」



鈴谷「了解!朝潮と五月雨は鈴谷と出るよ!」ザー



朝潮「了解です!」ザー



五月雨「はい!」ザー



瑞鶴「プラント上に敵兵確認!」



加賀「機械兵と一般兵!」



提督「任せろ!」カシャン バン!カシャン バン!



ドポーン! ドポーン!



提督「機械兵は頼む!」



朝潮「撃ちます!」ズドン!



鈴谷「こっちも!」ズドン!



女提督「五月雨ちゃん!スモーク弾準備」



五月雨「はい!撃ちます!」ズドン!



女提督「つっこめー!!」



提督「よし!切り抜けた!加賀!プラント上の侵入ポイントは?」



加賀『女提督側可能です!』



女提督「じゃあお先!」



明石「ワイヤーかけます。」バシュッ バシュッ バシュッ



大和『上に敵!撃ちます!』ズドン! ドカァン!



瑞鶴『今だよ!』



女提督「んじゃ!」シャー!



電「あとでなのです!」シャー!



暁「意外と早いいいいいぃいい!」シャー!



明石「ひゃっほー!」シャー!



ヴェールヌイ「!」ズドン!



ドポーン!



提督「いい腕だ。ヴェル」



女提督『無事上った!』



提督「移動する。」



鈴谷「ちょいまって!人口深海艦!」



朝潮「はぁああ!」ズドン! ズドン!



五月雨「えぇえい!」ズドン!



鈴谷「鈴谷をなめるなぁあ!」ズドォオオオン!



ドカァアアアン! ボカァアアン!



叢雲「それ!」ズドン!



鈴谷「サンキュ、叢雲!」



叢雲「いえいえ。」



加賀「提督の侵入ポイント上空て艦載機を待機させてます。」



提督「了解。」



ザー! バクゲキシテ! リョウカイ!



夕張「ワイヤー張ります!」バシュッ バシュッ バシュッ



提督「行ってくる」シャー



叢雲「後はお願い!」シャー



ヴェールヌイ「期待してて」シャー



夕張「怖くない怖くない…」



提督「ほれ。」ギュッ シャー!



夕張「提督!怖い!怖いからぁあああああ……」



朝潮「お気おつけて!」



鈴谷「いいなぁ。密着できて。」



五月雨「あれやってみたいんですか?」



鈴谷「あれは…いっかぁ…」




――プラント上 提督側



提督「よっし。」



叢雲「意外と高いわね。」



夕張「提督ぅ…」ダキッ



提督「はいはい。大丈夫だから。」



ヴェールヌイ「この高さは落ちたくはないな。」



提督「だな。」



瑞鶴『提督さん!敵接近中!』



提督「…」カシャン ババン!ババン! 



機械兵「「」」ガシャン ガシャンッ



機械兵「」ウィーーン ズダダダダダ!



提督「わお!」



夕張「えい。」ピン! ヒョイ



ドカーン!



叢雲「夕張…」



夕張「な、なに?」



提督「フラグを投げるときは一言ほしい。」



ヴェールヌイ「びっくりした…」



夕張「ご、ごみゅんなさい…」



叢雲「一番びっくりしてるじゃない…」




――プラント上 女提督側



女提督「エレベータ前到着。」



提督『おう。プラント上の攻撃はもう大丈夫だ。こっちで対処する。』



大和『了解しました!』



提督『敵はこっちに来てるから入ってくれ!』



女提督「うん!私達は地下1階から捜索するね。」



提督『集合は地下3階で。』



女提督「あいあい!」



暁「エレベータで降りるの?」



女提督「いや?ワイヤ―だよ?」



電「どうするのです?」



明石「エレベータをあけて…これを設置。よし。」ガコン



暁「行っちゃったわよ!?」



女提督「大丈夫大丈夫。みてて。」



電「カメラなのです?」



カメラ『チン! ウィーン ピピピピ タイショウブツニンイキチュウ…』



女提督「それ。」ポチ!



カメラ『キュイーン!  バチバチバチ! ガガガガガ! ボシュ!』



明石「一気に行きましたね~」



女提督「これで大方片付いてるといいけどね…」



暁「カメラもこの調子よ…」



カメラ『ザザザザザ』



電「降りるしかなさそうなのです。」ガシャン ポイッ



女提督「暗いね。」



暁「これ本当に降りるの?」ギュッ



明石「蛍光管なげます。」ポイ



女提督「うん!行くよ!捕まって!」カシャン



暁「!?」ギュム



明石「電ちゃん。行きますよ!」カシャン



電「おーけーなのです。」ギュム



タン! シャー! ピャアアアアア! ナノデスー!



――地下2階



チン!



機械兵「コウゲキタイセイ」



ウィーン!



機械兵「テキナシ」



コトン! バチバチバチ!



機械兵「」ボシュ! 



ガシャン ガシャン ガシャン



提督「よっと。クリア。おりてきて。」



ヴェールヌイ「よっ」ポスッ



提督「次。」



夕張「えい!」ポス



提督「最後。」



叢雲「えい。」



提督「ゲフッ」ガスン



夕張「顔面…」



叢雲「大丈夫!?」



提督「だ、大丈夫。」



女提督『あのさ、無線から鈍い音聞こえたんだけど?』



提督「気に…すんな。」



女提督『お、おう。1階は今のところ何もなし。敵兵の宿舎的な感じ。』



叢雲「じゃあ、敵多いんじゃない?」



女提督『いないんだよね…あと20人くらいはいてもいいんだけど…』



提督「俺らもいま2階来たばっかりだから人数は把握しとく。」



女提督『わかった。私は女大佐に指揮権を渡して、Fチームを引かせちゃうね?』



提督「おう。」



夕張「提督。こっち敵いないんだけど。」



ヴェールヌイ「これはサーモグラフ?」



夕張「うん。人がいたら赤くなるはずなんだけど…機械兵しかいない。しかも10ちょいです。」



提督「うわぁ…めんどくせぇ…」



叢雲「もう交戦していきましょう。」



ヴェールヌイ「だね。」ガゴン



提督「そうしますか。」カシャン



夕張「この先2体です。」




――プラント外



女大佐「おーい!女提督から指揮権を移された!交代しよう!」



天龍「うおりゃあああああ!」ズバン!



龍田「えーい。」ザクゥ!



加賀「ありがとうございます。」



大和「ではお願いします。」



北上「……」



鈴谷「北上さん?どうしたの?」



北上「…五月雨ちゃん。こけて?」



五月雨「は、はい!」コケッ



ズドン! ドカァアアアン!



五月雨「き、気づかなかった…ありがとうございます。」



北上「いえいえ。」



大井「北上さんかっこいい~」目がハート



瑞鶴「あれ!?朝潮は!?」



陽炎「不知火!」ザー



不知火「わかってます!」ザー!



陽炎・不知火「「 はぁあああ! 」」



ズドォオオオオオオン!



朝潮「た、たすかりました…」中破



鈴谷「ごめん!」



朝潮「いえ、私が勝手に…」



女大佐「反省はあとだ!拠点までもどって!」



Fチーム「「 はい! 」」



ザー! オネガイシマスー!



大井「さて。」ガコン



天龍「今度は、俺達が相手だ!」



――地下1階



女提督「電力切っちゃうよ。…それにしてもだっれもいない。」



暁「いないなら、いないでいいわ。」



明石「サーモもなにも…ん?」



電「敵なのです?」



明石「いえ…この部屋だけ、完璧に防護されてて反応が読み取れません。」



女提督「どれどれ。」コンコン



??「はい?」ガチャッ



電「女の子?」



??「あの…どなたですか?」



女提督「えっと、艦隊調査保護局の女提督なんですけど…あなたは?」



少女「ええと…名前…ないんです。」



電「電なのです。なんでここにいるのです?」



少女「あら。かわいい子達。ここにいる理由はわからないんです。ここにいろと言われたたのでここに。」



女提督「艦娘ちゃんなのかな?」



少女「私が艦娘…なんですか?」



明石「明石です。ここがどこだかわかります?」



少女「さぁ?私はこの部屋から出たことないので…」



暁「暁よ。どのくらいここにいるの?」



少女「目が覚めてから…2日?ですかね?」



女提督「あのね、信じてもらえないかもしれないけど、ここは反艦隊勢力っていう悪い人たちの基地なんだ。」



少女「はぁ…」



女提督「とりあえず私達と一緒に来てもらえるかな?」



少女「…わかりました。」



明石「あった!ちょっと失礼しますね。髪の毛いただいてもいいですか?」



少女「はい。」プチン



明石「ども!…いれて…」



暁「それは?」



明石「艦娘か人間かを判断するためのキットです。…でましたってえええ!?」



少女「きゃ!」



明石「ごめんなさい!あなた艦娘です!」



少女「そうなんですか?」



電「確率はどれくらいなのです?」



明石「87%です。その体格だと駆逐艦系の能力かと。」



女提督「そう。とりあえずついてきてくれる?」



少女「…はい!」



暁「守ってあげるから安心して!」



少女「うふふ。ありがとうございます。」ナデナデ



暁「子供扱いしないで~~!」




――プラント外



大井「もう!どこから湧くのよ!」ズドン!



龍田「上からの攻撃がない分まだいいわ~」ザシュ



陽炎「それに、どれも駆逐艦級っぽいからまだいいけど…ね!」ドーン!



女大佐「ふんばれ!」ズダダダダ



不知火「くっ!」小破



天龍「大丈夫か!?この!」ズバァ!



北上「不知火っちは女大佐の後ろに。」



陽炎「その分前に出るわ!」ザー



龍田「まかせて~」ザー



不知火「すみません…」



女大佐「大丈夫だぜ。」



大井「新しいのが浮上します!」



ザパーーーン!ザパーーーン!



??「「「 ウオォオオオオオオオオン! 」」」



天龍「なんだ!?あのでかいレ級の尻尾みたいのが3つもあるの!?」



龍田「さながら頭が3つのオロチね~」



女大佐「結構のんびりですね!?」



??「「「 オォオオオオオオン 」」」キュイーーーーーーン



女大佐「来るぞ!よけろ!」



ズダァアアアアアアアアアアアン!



北上「だめ!範囲が!」



大井「北上さん!」



天龍「くそ!!」



ズドォオオオオン!



北上「いたたた…大井っち」中破



大井「う…くぅ…」大破



天龍「やろぉ…」大破



女大佐「撤退だ!提督、女提督!すまない一度撤退する!」



女提督『了解!どうしたの!?』



女大佐「新型の敵だ!一撃で1人中破、2人大破だ!」



提督『気をつけて撤退してくれ!』ズダダダダ



女提督『交戦中のようだね!逃げながらでいいから写真撮って端末に!』



女大佐「ああ!」




――提督側



機械兵「ハイジョ」



機械兵「ハイジョ」



叢雲「落ちろ!」ズドン! ドカァン!



提督「弾倉を替える!」カシャン



ヴェールヌイ「結構堅いね…」ズドン!



夕張「まったくです!ズドン!」



機械兵「ロックオン」ピピピピピ



提督「!」ダッ ダキッ



夕張「きゃっ!」ゴロン!



ドカァアアン!



叢雲「けほっ!この!」ズドン! ドカァン!



ヴェールヌイ「大丈夫かい!」



提督「大丈夫だ。夕張は?ん?」ムニュ



夕張「ありがとうござ…提督…その、そういうのは帰ってから…///」



叢雲「あ!ずる…じゃない…戦闘中よ!?」



提督「すまん夕張!」



ヴェールヌイ「すべてが終わったら激しく求めあうんだね。わかるよ。」



夕張「エヘヘ…///」



叢雲「あんたも大概ね!?」



機械兵「リアジュウメ」ズダダダダ!



叢雲「うっさい!」ズドン ドカァン!




――拠点




女大佐「おーい!」



鈴谷「入渠の準備3人!」



吹雪「はい!」



間宮「補給はいつでも!」



皐月「文月!」



文月「うん!」



大井「ありがとう…」



時雨「捕まって。」



村雨「武器は預かりますから。」



天龍「ああ…わりぃ…」



雷「とりあえず消毒だけしちゃうわね。」



北上「ありがとー」



青葉「入渠可能です!」



祥鳳「偵察機飛ばしておきますね。」



加賀「何があったの?」



女大佐「新手の敵だ。これ…」



祥鳳「なんですこれ…」



古鷹「怖いです…」



龍田「一撃で3人が中破以上よ…」



女提督『みん…………敵…だけ…倒し……ガガガガガ』



青葉「女提督さん!聞こえません!女提督さん!?」



女提督『ザザザザザ……』



大淀「だめです…通信圏外か妨害されてます…」



不知火「女大佐。指示を。」



女大佐「え?」



熊野「そうですわ。指揮権はあなたが持ってますのよ?」



女大佐「そういわれても…」



時雨「考えよう。いっしょに!」



女大佐「どうすれば…どうすればいい…」



皐月「だれか~。緩んだテントの紐結ぶの手伝って。」



村雨「はいはい。」



ココヲコウヤッテ コノママギュット サイゴニウチコンデ…



女大佐「……」ボー



龍田「考えてるの~?」



女大佐「…ああ。この中で砲撃が一番得意なのは?それも駆逐の子で3人」



大淀「命中率は…時雨さん、皐月さん、雷さんです。」



女大佐「再編成する。加賀さん、瑞鶴さん、大和さん、時雨さん、皐月さん、雷さん。こいつをぶっ潰すのを手伝ってほしい。いいか?」



雷「いいわ!」



時雨「どうするの?」



女大佐「いいか…」



――敵プラント 地下3階



女提督「だめだ…通信ができない。」



暁「大丈夫なのです。みんなならやれるのです!」



暁「そうよ。心配いらないわ。」



明石「あなたは大丈夫ですか?」



少女「は、はい!大丈夫です。」



女提督「もうちょっと辛抱してね?」



叢雲「お待たせ。」



夕張「つかれたぁ…」



ヴェールヌイ「ひどかったよ…」



女提督「怪我は?」



提督「無しだ。ただ、弾倉が結構ない…」



叢雲「この子は?」



電「艦娘適正のある女の子なのです。」



暁「1階で保護したわ。」



少女「こんにちは。」



提督「こんにちは。提督です。よろしくね。」



叢雲「叢雲よ、こっちが夕張でこっちがヴェールヌイ」



夕張「どうも~。」

ヴェールヌイ「ヴェルって呼んでね。」



少女「はい!」



提督「いい返事。さて、1階はこの子だけ?」



女提督「うん。入口の機械兵以外は何にも。後は倉庫だったり武器庫だったり。だからこことここに仕掛けた。」



提督「こっちも兵は機械ばっかりだ。仕掛けたのはここと、ここ。」



女提督「問題ないね。それじゃ、進みますか?」



提督「俺が先行する。いいか?」



一同「「「 はい! 」」」



タッタッタッ……



提督「カウント3…3.2.1…」バンッ!



明石「どうですか?」



提督「クリア。見てみろ。」



暁「広い…」



電「まるで演習場なのです。」



女提督「たぶん人口深海艦の実験施設のうちなんでしょう。」



提督「…深い上に海流まで再現されてるな。」ピピピ



叢雲「私達が先行して渡れるか見てくるわ。」



夕張「そうですね。行きましょうか?」



女提督「お願いしようかな?」



ヴェールヌイ「まかせて。」



明石「みなさんの装備ももう一度展開できるか確認を。」



電「大丈夫なのです」ガコン



夕張「問題ないみたいですので。」



叢雲「それじゃ…」ザー



暁「本当の海みたい!」ザー



明石「隊列を組んでいきましょうか?」



ヴェールヌイ「じゃあ、叢雲旗艦で。」



叢雲「了解。」



提督「頼むぞ。」



女提督「気をつけt…」



??「そうそう。気をつけないとね!」ザパーン!



ウィンウィンウィンウィンウィン!



提督「くそ!罠か!」



女提督「みんな!」



提督「だめだ!」ガシッ



??「そのシールドには近寄らない方がいいよ?触ったら…死んじゃうよ?」



叢雲「あんた…」



提督「てめぇ…」



??「まったく、歯向かうからこうなっちゃうわけで…こんにちは久しぶりだね提督に女提督。」



女提督「そういえば名前聞いてなかったわね?」



??「名前ねぇ…なんていえばいいんだろ……ね!?」ブン!



暁「いきなり殴るなんてひどいわね」ガシッ



??「わお!防がれちゃったよ!それにかっわいい!…で名前ないからさつけてよ。提督おにいちゃんに女提督おねえちゃん。」



明石「どういうことです!?」



提督「お前みたいな妹はいない。」



??「知らなくても当然だよ。だって知るはずがないからね。あ、話長くなるから攻撃なしね。こっちも攻撃しないから。」スッ



叢雲「どうだかね…」



女提督「話をさせてやって。攻撃態勢は解除しないで。」



??「さすがお姉ちゃん。さて俺はここで、提督と女提督の遺伝子と球磨型の艦娘の遺伝子を使った人造人間なんだ。海軍のやつら、検体が盗まれたって気にしてなかったみたいだけどね。」



提督「…」



??「でもさ、反艦隊のやつら俺の体の調製だったり、他の姉妹とか色々と親身になってくれてさ!だから協力してるのさ。ついでに海軍に…うるさい!出てくるな!」



電「なんなのです!?」



??「ははは…艦娘のなんかが出てこようとするんだ…」

??「助けてくれ…」



??「うるさい!!!俺は俺だ!」

??「俺は木曽だ!」



ヴェールヌイ「言葉が二重になってる…」



夕張「いま、木曽って!」



提督「木曽!しっかりしろ!」



??「…ふぅ…抑え込めた…もうおしゃべりが過ぎたようだね…始めようか。」ガコン



女提督「あんたの気持ちがわからないわけではないけど…私達だって譲れないものがあるの。だから、負けない。とかゆうセリフがなんかの漫画に書いてあった!」



??「艦娘の子達、大変だね…」



叢雲「ええ。それでもうちの司令官なのよ!」ザー! シュッ!



??「おお!いい筋!だけどね~…」ガキン! ブンッ!



叢雲「きゃあ!」



暁「電!ヴェル!前に砲撃!」



電「はいなのです!」ズドン!

ヴェールヌイ「うつよ!」ズドン!



ドパーーーン!!



暁「はぁああああああ!」



??「…」ニヤァ



暁「!?」



??「残念!」ガスッ!



暁「!」バシャーン!



??「まず、1人目!」



夕張・明石「「 させるかぁ!! 」」ズドーン!



??「ぐぁあ!…いてて。さすがだね。じゃあこれなら?」



人口深海艦「「「 ガアァアアアアアア! 」」」



叢雲「人口深海艦…」



??「かかっておいで。艦娘!!!」




――プラント海上



女大佐「作戦はさっきの通り!いいか!?」



皐月「うん!時雨、雷!狙って!」



時雨「うん!」



雷「ええ。戦闘開始!」ズドン!



人工深海艦左首「ウオォオオオン」ズドン!



時雨「こっちだよ。」ズドン!



人口深海艦右首「キャシャアアアアアア」ズドォン!



皐月「鬼さんこっちら~」ズドン!



人口深海艦中首「シャキャアアア!」ボカァ!



女大佐「いいぞ…もう少し…いまだ!」



皐月「2人とも反転開始!」



時雨「了解~」ザー



雷「いくわよ~!」



女大佐「加賀さん、瑞鶴さん、大和さん、出番です!」



加賀「発艦開始!」



シャァアアア! ガブゥ! グギャァアアア!



瑞鶴「首が絡まって自分たちで喧嘩してる!」



大和「考えましたね、女大佐さん!」



女大佐「ああ。」



雷「配置についたわ!」



女大佐「よし!爆撃と砲撃開始!」



加賀「投下します!」ブーン

瑞鶴「お願い!」ブーン

大和「主砲はなてぇ!!」ズドーン



ズドォオオオオオオオオン! グギャァアアア!!



女大佐「撃ちこめ!」



時雨「発射するよ!」バシュ ザー

雷「狙って~…撃つ!」バシュ ザー

皐月「あったれ~!」バシュ ザー



ザーーーーー   ズドォオオオオオオオオン!



人口深海艦「「「 グギャァアアアア… 」」」ゴポゴポゴポ



瑞鶴「敵、撃沈確認」



加賀「私たちの勝ちです。」



女大佐「はぁ…安心したら腰が…」



時雨「大丈夫かい?」



女大佐「あ、ああ。」



雷「褒めてあげるわ。」



女大佐「あはは…」



大和「他の敵は見当たりませんね。」



皐月「じゃあ…後は中の人たちだけだね。」



加賀「大丈夫です。あの方たちなら…必ず。」




――プラント地下3階



電「はぁ…はぁ…」



??「よくやるね…」ハァ…ハァ…



叢雲「そういうあんたも…息、上がってるわよ」



ヴェル「降参したらどうだい?」



??「考えてみても…いいかな!?」シュッ!



暁「させないって言ってるでしょ!」バシッ ブンッ



??「ちょこまかと…ちっちゃいからって容赦しないよ!」ブンッ



暁「おっとっと」ズザァアアアア



明石「プレゼントどうぞ!」ポイッ



??「意味ないね。」ザンッ



明石「かかりましたね?」



ピカァアアアアアア!



??「うわ!?」



夕張「油断しましたね?」バチバチバチ!



??「アァアアァアアァアアア!!!」バリバリバリ



ウィーン ボウゴヘキカイジョ



??「く…」



夕張「拘束します。」カシャン



女提督「よかった。みんなありがとう!そいつをこっちに。」



叢雲「ええ。」ザー



??「とどめをささないのか?」



提督「…木曽の体でもあるからな。」



??「なんだよ…」



女提督「え?」



??「勝手に俺を造っておいて艦娘の体でその意識があるからって消えろって言うのか!?いやだ!消えたくない!何のために生まれたんだ!?」



提督「●○。」



??「なんだよそれ!」



提督「お前の名前だよ。」



??「は?」



提督「俺の女提督の名前を1文字ずつつけた。」



??「●○…え?…いいのか?」



女提督「どうしたの?」



??「木曽が一緒にいてもいいって…」



女提督「ちょっとだけ…木曽ちゃんと話してもいい?聞いててもいいから。」



??「……木曽だ。」



提督「大丈夫か?」



木曽「ああ。いま●○は頭の中で話を聞いてる。」



女提督「木曽ちゃん。●○は何が心配なの?」



木曽「消えることがいやなんだ。あとはお前たちが羨ましいいらしい。」



女提督「そう…」



木曽「こいつの気持ちわかってやってくれ。やっと俺もこいつ本音が見えたんだ。」



提督「あいつと交代してくれるか?」



木曽「ああ。……」



女提督「変わった?」



●○「なぁ…本当に消えなくてもいいのか?」



提督「木曽がいいといってるんならいいんじゃないのか?」



●○「そうか…名前ありがとう。だったら…木曽あとはお前の好きなようにすればいい。俺は…引っ込む。」



女提督「どんな心境の変化?」



●○「消えなくてもいいなら…楽しい方がいいだけ。あとのことは木曽から聞いてくれ。こいつの右目はもらってく。眼帯でもしてりゃ出てこねぇ」カクン



木曽「…木曽だ。」



提督「明石、夕張。見てやってくれ。」



明石「はい。傷見ちゃいますね。」



夕張「包帯もまいちゃいます。」



木曽「ありがとう。まず捕まってるのは武蔵、蒼龍、飛龍。それに球磨姉さんと多摩姉さんだ。」



提督「姉?じゃあ木曽以外にも俺達の遺伝子を使った人造人間が?」



木曽「いや違う。姉たちは普通の艦娘だ。俺とは違う。」



明石「イレギュラーな状態ですから、どんなふうに艦娘になるかはなんとも言えませんね。」



木曽「もしかしたら、俺が造られた背景が関係あるのかもな。あと最後にそこの子」



少女「はい?」



木曽「お前も俺と同じ存在だ。提督達の遺伝子と艦娘の遺伝子を使った人造人間だ。」



少女「そうなんですか?」



木曽「そうだ。使った艦娘の遺伝子はわからない。」



女提督「そういうことか…」



木曽「人口深海艦の応用らしいが…詳しくは研究室のデータをみたほうがいいってさ。」



女提督「わかった。」



木曽「最後に血のつながりがあるんだから、この人たちに甘えさせてもらえってさ。」



女提督「ウェルカァーム。」



少女「は、はい!」



提督「んじゃ、行きますか。」



木曽「ああ。案内する。」



暁「どうするの?この水の上。」



明石「こうすればいいんです。夕張、提督の足を。叢雲は上。」



叢雲「こうね。」ガシッ



夕張「いきますよー。」



チョットマテオマエラ ザー ガポガポ… アッ…



電「にこーなのです」ガシッ



女提督「ですよね~」



ヴェールヌイ「いくよ。」



暁「せーの!」



ザー  ヒクイ!ヒクイ ポロツ バシャーン! ヤッチャッタ…



木曽・少女(( 大丈夫なのかな… ))




――■■鎮守府  母港



島風「まだまだ~!」ザー



睦月「島風ちゃんはやーい!」ザー



荒潮「まって~。」ザー



イムヤ「わぁ」ザパン



島風「おう!?」ステン ザバー



荒潮「大丈夫?」



島風「大丈夫だよ!」アハハ



伊勢「こういう明るい雰囲気は好きです。」



那智「私もだ。ふふ。」



妙高「あらあら?」ウフフ



那智「な、なんだ?姉さん?」



妙高「なんでもないわ。」



長門「かわいいなぁ…駆逐級の子は…」



陸奥(獲物を見る目だわ…)



元元帥「お疲れ。」



那智「元元帥。出迎えか?」



元元帥「ああ。偵察班のな。お、帰ってきたみたいだ!」



高雄「ただ今戻りました!」



満潮「緊急事態!」



最上「敵だよ!いま鳳翔さんが偵察機で確認中!」



島風「戻ってきた!」



鳳翔「敵、人工深海艦数十機!潜水艦1機!」



三隈「こちらにきますわ。」



元元帥「友元帥に連絡してくる!距離は?」



愛宕「4kmくらいよ。」



元元帥「全員防衛体制に移行。」



一同「「「 了解! 」」」




――大本営



友元帥「わかった。すぐに。…金剛!」



金剛「どうしたノ?」



友元帥「■■鎮守府の人たちを鎮守府に戻してくれ!襲撃だ!」



金剛「OK!私たちは?」



友元帥「準備ができし…」



大将「失礼します。敵襲です!敵数30~40。人口深海艦と思われます!」



友元帥「金剛。■■鎮守府の子達は戻して俺らはここに残るぞ。弾薬は好きなだけ持たせてやれ。」



金剛「伝えてきマス!」タッタッタッ



大将「準備してきます!」タッタッタッ



友元帥「…もってくれよ…」




――プラント地下4階 研究施設



提督「3名発見。」



女提督「夕張ちゃんはデータを。」



叢雲「電と私は入口の見張りをしてましょう。」



提督「助かる。」



明石「いま、扉開けますね!」



ピピピピ! ピーピーピー! 



武蔵「武蔵だ。助けに来てくれたのか?」



女提督「そうだよ。艦隊調査保護局の面々です。詳しいことはあとで。」



蒼龍「助かったぁ…飛龍~」



飛龍「蒼龍~!」



武蔵「そこの人すまないがもうちょっとこっちに…」



提督「はい?…ん?」



蒼龍「もしかして…あの時の海兵さん?」



飛龍「何年か前にこんな状況で助けてくれた人!」



女提督「あなたたち…あの作戦のときの!」



武蔵「あの時はまだ艦娘になってはいなかったからな。」



提督「やっぱりどことなく見覚えがあったのはそのせいか。」



蒼龍「また、助けてもらっちゃいましたね。」



女提督「そうなるかな?…さて、ここに捕まってる艦娘さんはほかにいるかな?」



飛龍「たしか…あと2人いたような…」



夕張「見つけました!出します!」



ピピピピピピ! ピーピー! カコン! シュー!



暁「ひどい!」



ヴェールヌイ「カプセルの中に…生きてるの?」



木曽「球磨ねぇと多摩ねぇだ…」



明石「大丈夫です。生きてるようです。なにか温めるものを!」



女提督「これ!」



提督「君と武蔵さんたちはそちらにいてくださいね。」



夕張「これ使えます?シート持ってきといたんです。」



明石「これなら大丈夫。開けますね。」ピピピピピ



カコン カコン シュー シュー



球磨「…クマ…」



多摩「……にゃぁ」



女提督「こんにちは。」



球磨・多摩「「 ……… 」」



提督「名前は?」



球磨・多摩「「 !! 」」ガタガタ



提督「頼む。」テクテク



木曽「姉さんたち。この人たちは大丈夫だよ。」



球磨「木曽かクマ?」



木曽「ああ。助けに来てくれた人達だ。」



多摩「ここから出られるにゃ?」



女提督「もちろん!あたし艦隊調査保護局の女提督です。そしてあっちが提督ね。」



球磨「…提督さん。悪かったクマ…」



提督「大丈夫。気にすんな。」



叢雲「…みんな!外に動きあり!」



提督「とりあえずこっちに!伏せて。」



タタタタッ! ガン!ガン!ガン!



提督「暁。ヴェル。構えて。」



バーーーーン!



機械兵「ハイジョハイジョ」ズダダダダ



提督「撃て!」



ズドン! ズドン! ズダダダダ!



女提督「EMPグレネード!」ヒョイッ



バンッ! バチバチバチ!  ガシャン ガシャン



電「早く出た方がよさそうなのです。」



提督「脱出ポッドの場所は?」



木曽「指令室の奥だ…」



女提督「皆は弾倉を確認して。したら行動を開始します。」




―――――――――――



木曽「この奥だぜ。」



提督「スコープを頼む。」



夕張「機械兵8体、中央に1名生体反応。」



提督「俺と女提督で入って取り押さえる。それまではここに。」



電「はいなのです。」



女提督「EMPグレネードスタンバイ。」ピピ ピピ



提督「8人なら大丈夫だ。お前のタイミングで。」



女提督「じゃあ。せーので。……せーの!」



カランカランカラン  バチバチバチ! 



提督「いくぞ!」バーン! ズダダダダダ



女提督「はぁああああ!」タタタ! ザンッ!



提督「うごくな。ひざまづけ。」



ボス「さすがだな。」



女提督「みんな!いいよ。」



木曽「ポッドはあっちだ。」



夕張「罠。なし。大丈夫です!」ガチャッ



ボス「ふふふふ。」



??「あはは!」



提督「黙れ。」カシャ



明石「脱出ポッド以上ありません。球磨さんと多摩さんの先に脱出させてもいいですか?」



女提督「いいよ!だれかついてってあげて。他の人も同じく。あなたもね?」



飛龍「本当にありがとうございました。」



少女「戻ったらお話させてください。」



木曽「あとでな。」



提督「顔を見せてもらうぞ?」ガバッ



ボス「ふふふ。」



女提督「隊長…さん…」



提督「死んだんじゃ…」



ボス「生きてたよ!どうだうれしいか?」



提督「…」



ボス「見ろこの顔を。お前が俺を〇し損ねたせいでこの傷をおったんだ!毎日毎日痛み襲ってくる。艦娘なんぞを助けたせいで…お前たちのせいでな!お前らが憎い!」



女提督「だったら、私たちだけ狙えばいいじゃない。」ギロッ



ボス「いやいや。それじゃ苦しまないだろ?映せ!」



ブゥウン パッ



幹部『ボス。■■鎮守府沖に到着しました。』



ボス「作動させろ!」



幹部『それでは。』プツン



『自爆装置作動。自爆装置作動。爆破まで5分…』



ボス「一緒に死んでもらうぞ!」バシン! ドカァアア!



提督「かっ…」



女提督「このっ!」シュッ



ボス「人間やめてるんでね…」ガキン!



電「なんの音なのです!?」



叢雲「司令官!?」



ボス「さあ。お前たちの大事な司令官達が死ぬところを見るがいい!」



叢雲「そんなこと……」ダッ!



電「させないのです!」ダッ!



ガシィイイイイ! ズサァアアア…



ボス「やるなぁ…くくくく…」



明石「夕張と暁ちゃんは先に先に脱出を保護した人達をお願い!」



夕張「はい!」

暁「まかせて!」



ヴェールヌイ「私の司令官達にをよくも傷つけてくれたね?」ズドン!



ボス「おやおや。愛されてるようだね。ますます…〇してやりたくなるよ!」




――プラント海上



ザパーン! ザパーン!



大淀「きました!」



女大佐「確認してくれ!」



祥鳳「夕張さん達です。ハッチを開けます!」



夕張「保護した人達です!早急に2名の入渠を!」



春雨「運びます!」カシャン



村雨「このまま拠点まで!」カシャン



青葉「古鷹はそっちのポッドを!」



女大佐「頼んだ!提督達は?」



暁「今したで、ボスと戦闘中!だけど、自爆装置が…」



鈴谷「残り時間は!?」



夕張「5分です…」



朝潮「大丈夫です。司令官達なら戻ってきます!」



五月雨「そうです!信じて待ってましょう。」



女大佐「そうだ。あいつらだ…」




――■■鎮守府付近海上



那智「敵までの距離は?」



伊勢「2km!」



最上「いつでもいけるよ!」



長門「みんなの帰る家を守るぞ!」



陸奥「ただし!みんなやられちゃだめよ?」



島風「長門さんと陸奥さん、提督と女提督みたい。」



鳳翔「そうですね。言ってることが同じですものね。」ウフフ



満潮「にこやかでいいこと。」



高雄「そういう満潮ちゃんだって口が笑ってますよ?」



イムヤ「かっわいー。」



満潮「もう!///」



妙高「そろそろ、着弾可能距離です!」



愛宕「主砲角度調整~」



睦月「いつでもいいよ~」



荒潮「腕がなるわ。」



那智「いくぞ!」



一同「「「 はい! 」」」




――プラント地下4階 指令室



『残り3分。退避してください。』



女提督「はぁああ!」ガキン!ガキン!



提督「はなれろ!」バン!バン!



ボス「お前らごときが!勝てると思うなぁ!」ズダダダダ!



叢雲「ち…」



電「何か手は何のです!?」ズドン!



女提督「なにか…なにか……提督!あと何発残ってる!?」



提督「マグナム12発!」



女提督「ボスの急所だと思うとこ狙って撃って!」



提督「わかった!」バン!バン!バン!



ボス「効かぬわ!」ズダダダダダ!



提督「まだだ!」タタタタッ バン!バン!バン!



女提督「もう一回!」



提督「ああ!」バン!バン!バン!



ボス「こざかしい…」バッ カキン!



女提督「叢雲ちゃん右手!電ちゃん左手!提督はあいつの左胸を撃って!」



リョウカイ! アタッテ! ズドドン! バンバン!



ボス「くっ!」



女提督「弱点は…そこだぁあああああ!」タタタタッ ザクゥ!



ボス「ぐぁああああ!」



提督「叢雲!槍を貸してくれ!」



叢雲「はい」シュッ!



提督「これで…おわりだぁあああ!」



ズサァアアアアアアアア!



ボス「ゴフッ…」バタリ



電「倒せたのです?」



ボス「カハッ」ドパドパ



提督「隊長…もう終わりです。」



ボス「」バタリ



女提督「終わった。」カチン



『 残り1分30秒29.28 』



明石「脱出ポットに早く!」



ウヴェールヌイ「調製終わってるよ!」



電「逃げるのです!」



叢雲「ほら、捕まって。」



提督「すまない。あばらやってるようだ…」



女提督「まったく。ほれ。つかまって。」



ドカァアアン! ガシャーン!



女提督「戦闘のせいで崩壊が早まってる!?」



明石「やばいですよ!早く!」



女提督「先に電ちゃんと叢雲ちゃんのって、こいつひぱって?」



叢雲「ええ。先に。」ポトッ



電「はいなのです。」ビリッ ポトッ



ガシャーン!!!!



ボス「ウォオオオオオオオオ!」ズダダダダダ!



ヴェールヌイ「伏せて!」



ガキン! プシュー!



提督「ちくしょ…あばらのせいで…狙いが…」



女提督「これで撃てる?」スッ



提督「ああ。これなら…」カチリ



女提督「狙いは…あそこ!」



提督「いいか?」



女提督「もち!」



ボス「アァアァアァアアアア!」



バン!  ズバァ!  バタリ…



提督「今度こそ終わったな…」



明石「うそ!?なんで!?」



エラー エラー エラー



ヴェールヌイ「どうしたんだい?」



明石「中からの制御ができない!なんで…」



叢雲「機械に弾が!?」



プシュー『 のこり60秒59.58… 』



提督「女提督。」



女提督「そうだね。」



電「何をして…」



叢雲「まさか!?」



ガコン! ダッシュツポッドシャシュツカノウ。



ヴェールヌイ『だめだ!司令官達!開けるんだ』ドンッ!ドンッ!



明石『なにか方法があるはずです!だから!』



叢雲『いやよ!一緒に帰るんでしょ!?ねぇ!?』



電『だめなのです!このままだったら死んじゃうのです!』



提督「いいか。お前たちにこの後のことは託す。」



女提督「みんなならやれる。信じてるから!」



提督「だから…」



女提督「伝えて。」



提督・女提督「「 皆のこと愛してる 」」



ガシャン! ダッシュツポッドシャシュツシマス!



イヤァアアアアア! シレイカァアアン! ゴォオオオオオオ…



『爆破まで残り30、29、28…』



提督「いまのセリフもなんかの漫画か?」ドサッ



女提督「残念。映画です~」トスッ



提督「さいですか。…最期までお前と一緒とはな。」



女提督「もっとかわいいのがよかったなぁ…」



提督「ニパー」



女提督「うわ…可愛くねぇ…」



提督「うっせ。…泣いてたな。」



女提督「大丈夫。あの子達なら。」



提督「だな…あれ?これ?」



女提督「お守りが2つ?叢雲ちゃんと電ちゃん落としちゃったんだね。」



提督「もっとくか。」



女提督「そうだね。」



『のこり10.9.8…』



――プラント海上



女大佐「ポッドだ!」



古鷹「おかえりなさい!あれ、提督さんと女提督さんは!?」



明石「いや、いやぁあ…」



ズドーーン! ドカァアアアン!



女大佐「離れろ!爆破が始まったぞ!」



ヴェールヌイ「あ、あぁああ…」



青葉「早くこちらに!」



電「だめなのです!中に!司令官さん達が!」



大淀「うそ…」



ズドォオオオオオオオオン! バシャアアアアアアン! ガラガラガラ…



鈴谷「ねぇ…叢雲…何があったの!?ねぇ!」



叢雲「…私たちを助けるために…司令官たちは…」



雷「…電?」



電「うわぁぁああああん!」



加賀「提督…女提督…」



春雨「いやです…こんなの…こんなの!!」



朝潮「司令官達が…死んだ?え…」



熊野「うそでしょ…」



ドーン!  ドポーン  ドカァアアアン……



不知火「みなさん!緊急入電です!■■鎮守府に襲撃です。」



瑞鶴「……なんて言った?」ギロッ



不知火「ひっ…■■鎮守府に…反艦隊が襲撃を…」



叢雲「全員戦闘準備。」゙



ガコン ガシャン ガチャン カチャカチャ ガコン



電「目標、鎮守府襲撃中の反艦隊勢力。塵一つ残さず…沈めろ。」



■■鎮守府一同「「「 了解 」」」ゴゴゴゴゴ



女大佐「お、おい。」



電「MMの皆さんは回復しだい残ってる人と戻ってきて下さい。お願いします。」ニコッ



女大佐「あ、ああ。」



皐月「電。いこう。」



電「はいなのです。」




――■■鎮守府



長門「うてぇええ!」ズドーン!



島風「ひきつけたよー。」



伊勢「上出来です。」ズドン!



最上「数が多い…」



三隈「潜水艦から出てくるのはわかっているのですが…」



川内「お・ま・た・せー」ズドォン!



三日月「戻りました。」ザー



榛名「勝手は…榛名が許しません!」ドーン



朝雲「深海艦のみんなもいるわ!」



陸奥「わかったわ。」



ル級「ドウスバイイ?」



満潮「でてくるのを潰して!」



戦艦棲姫「リョウカイヨ。」



山城「いきます!」



元元帥『戻ってきてくれた人たちは左舷側を集中的に!』



初春「うむ。任せておけ。」



夕立「そういえば、プラントの方はどうなったっぽい?」



元元帥『まだ、連絡はない。』



衣笠「無事だといいんだけど…」



初霜「この時間だと、作戦は完了してるはずですが…」



赤城「すいません。敵潜水艦が浮上します!」



リ級「ヒイテ!」



ザプーーーーン… ガガガガガ



南方棲鬼「ウゴキガ、トマッタ?」



幹部『やぁ、■■鎮守府の皆さま。ねばるね。』



元元帥『今、沈めてやるからおとなしくしておけ。』



幹部『提督と女提督だっけ?あいつらのこと知りたくないか?知りたかったら攻撃を中止しろ。』



長門「お前らも攻撃をしなければ考えてやる。」



幹部『これ、鎮守府に撃ちこんでもいいんだぞ?』ウィーン ガコン



翔鶴「ミサイル!?」



鳳翔「皆さん!攻撃中止!」



幹部『……さて、お前たちの提督と女提督なら…死んだよ。ははは!』



那智「そんな嘘通用するものか!」



幹部『いや…嘘じゃないんだな。これが。』



元元帥『女大佐!そちらの状況は!?』



女大佐『今そちらに向かってる。艦娘の保護は完了。プラントの破壊とボスの死亡…』



元元帥『提督と女提督は…』



女大佐『……死んだ可能性が……高い……』



鳳翔「」フラッ バシャーン



長門「鳳翔!」ザー



陸奥「鳳翔さん!」



元元帥『長門、陸奥!鳳翔を連れて引け!』



山雲「しんじゃった?司令が?」



幹部『どうした?本当だっただろ?はははははは!!!』



ブーーーン…



『まず、そのミサイルの根元を。』



『『了解。』』



ヒューーー…  ズドォン! ドカァアアアン!



長門「!?」



叢雲『プラント攻撃班帰投しました。』



電『これより、襲撃犯への攻撃を始めます。』



明石『先ほどの爆撃によりミサイルは無効化しました。』



ヴェールヌイ『Все участники(全員)』



叢雲・電『『 敵を沈めろ 』』



ウォオオオオオオオ! シレイカンタチノカタキー! イキテカエスナー!



幹部『くそ!!』



島風「にげるなぁああああ!」ズドン! ドカァアアアン!



初霜「よくも…よくも!!!」ズドドン ドカァン



村雨「ふざけんじゃないわよ!」グシャァ



三日月「生きて帰れるなんて…」ズガン ドーン!



朝雲「思うなぁああぁああ!!」ドーン! グシャァ



夕立「沈め!沈め!沈めぇ!」ガスン ズドーン!



白露「私たちの好きな人達を!」ズドォン!



文月「かえしてよぉお~!!!」ズドン!



古鷹「まだ、これからだったのに!」ズドン!



赤城「一緒に食事をして!」ブーン ズダダダ!



加賀「訓練をして…」ブーン ズダダダ!



川内「夜更かししたり!」ズダン!



那智「酒を愉しんだり!」ズドン!



時雨「本を読んだり…」ドォン!



青葉「写真をとったり!」ズドーン!



扶桑「空を見上げたり…」ズドォオオオオン!



雷「ずっと一緒に!」ドン!



山城「できたはずだったのに!」ズドォオオオオン!



暁「帰ってくるのを、」ドン!



吹雪「まっててくれたり!」ズドン!



大和「おかえりと言ってくれるその声を!」ズドォオオオオン!



五月雨「迎えてくれるその温かさを、」ドン!



朝潮「撫でてくれる手を!」ドン!



満潮「お前たちは私たちから奪った!」ドン!



飛行場姫「アノヒトタチハ…」ブーン ズダダダ!



離島棲鬼「敵デアル、ワタシタチデサエ…」ブーン ズダダダダ!



レ級「ワラッテ!」ズドドン!



ル級「テヲサシノベテクレテ…」ズドォン!



南方棲鬼「イバショヲクレテ!」ズドォン!



空母水鬼「タスケダシテクレタ!」ブーン ズダダダ!



離島棲鬼「オコラレタリモシタケド…」ブーン ズダダダダ!



戦艦棲姫「ソンナフウニセッシテクレル、」ズドォン!



駆逐棲姫「ヒトタチダッタノニ!」ズドン!



最上「たとえ、世界がお前たちを許されたとしても!」ズドーン!



翔鶴「私たちは絶対に!」ブーン ズダダダ!



瑞鶴「ゆるさない!」ブーン ズダダダ!



榛名「提督や女提督さんは言いました。私たちを守ると!」ズドォオオオオン!



神通「だから私たちも守ると決めてたのに!」ズドン!



熊野「なんでなんですの!?」ドーン!



鈴谷「突然逝っちゃうなんて!」ドーン!



高雄「提督と女提督さんの思いは!」ズドン



衣笠「私たちが受け継ぐから!」ズドン!



ヴェールヌイ「安心してほしい。」ドン!



祥鳳「だから今は!」ブーン ズダダダ!



皐月「こいつらを!」ドン!



夕張「全部倒す!」ズドン!



大淀「空の上からでいいですから!」ズドン!



明石「見守っていてください!」ズドン!



電「私たちの!」ドン!



叢雲「戦いを!」ズドン!



ズドーン! ボカァアアアン! ドォオオン! ズドォオオオオオオオオン!



幹部『なんなんだ…お前たちは!!』



叢雲「敵のこり…潜水艦のみ。……攻撃用意。」



幹部『まて!お前ら!艦娘は人間に危害を加えられないはずだ!俺は人間だぞ!?』



電「大丈夫なのです。敵の潜水艦に攻撃を加えるだけなのです。」



ガコン カシャン ガコン ウィーン ガコン



幹部『やめろ…やめてくれ!』



叢雲・電「「 放てぇえええええええ! 」」



ズドドドドドドド! ヒュー…ヒュー…  ドドドドド!



ズドォオォオォオォォオオォオオン!



『ギャァアァアアァ……』ブツン



電「撃沈…」



叢雲「……確認」



シーーーーーーン……



ヒクッ ウ…ウゥゥ… テイトク… ヒクッ オンナテイトクサン…



ウワァアアアアン! カエッテキテヨォオ! タダイマッテイッテヨォオオ!



元元帥『…XX月15日、1854これにて作戦を完了とする…全員…鎮守府にもどれ。よいな……』




――――XX月16日―――

――0821 ■■鎮守府 執務室



叢雲「……」カキカキ



ガチャッ



電「あ、叢雲ちゃんおはようなのです。」



叢雲「おはよう。電。」



電「…」カタン パサッ



叢雲「…」カキカキ



電「…」カキカキ



叢雲「電?」



電「はい?」



叢雲「少しは寝たの?目が赤いわよ?」



電「そういう叢雲ちゃんもなのです。」



叢雲「そうよね…確か、ここの引き出しにホットアイマスクあったような…」ガラッ



電「こっちなのです。…叢雲ちゃんこれ!?」



叢雲「なに?」



電「お手紙なのです。」



叢雲「みんなに2通ずつ?」



電「司令官さんと女司令官さんからのお手紙なのです!」



叢雲「そうみたいね。」



電「叢雲ちゃん宛なのです。」



叢雲「ありがとう…」カサッ



電「…」ヨミヨミ



叢雲「…まったく…あの2人は……」ポロポロ



電「まるで私たちが最初に読むのがわかっててような書き方なのです…」ポロポロ



叢雲「電。届にいきましょう。」フキッ



電「はいなのです!」グシグシ



―――――――――――――――



コンコン



電「失礼するのです。」ガチャッ



白露「あ、電ちゃん。おはよう。」



春雨「おはようございます。」



五月雨「どうしたんですか?」



電「皆さんにお届けものなのです。」



村雨「なーに?」



電「あれ?夕立ちゃん?」



夕立「ほっといて…」



電「お顔をみて渡したいのです。」



時雨「出ておいでよ。ね?」



夕立「うるさい…」



電「夕立ちゃん」



夕立「うるさいって言ってるでしょ!」ガバッ



白露「夕立!?その目!」



夕立「!?」ガバッ



春雨「瞳が…赤かったです…」



夕立「泣いたら…こんな風になっちゃったっぽい…」



電「痛くないのです?」



夕立「痛くもかゆくもないっぽい…こんな目で…怖がられちゃうっぽい…」



電「夕立ちゃん。そんなことないのです。」



村雨「そうだよ。あとでドクターさんに見てもらおうよ?」



夕立「…」



電「とりあえずここに司令官さん達からの手紙置いとくのです。みなさんにも。」



時雨「手紙…」



電「みんなの分が執務室の机の中にあったのです。……では、他の人たちのところにも行くので失礼するのです。」



春雨「ありがとうございました。」




――――――――――――



川内「叢雲ありがとね。」



神通「提督と女提督さんは…まったく…」



叢雲「そうね。」



川内「つらいかもだけど…聞いていい?」



叢雲「いいわよ。」



川内「2人とも…どんな顔してた?」



叢雲「いつもの優しい笑顔だったわ。」



神通「そうですか。ごめんなさい。」



叢雲「なんで、謝るのよ。さっ、その手紙読んであげて。」



川内・神通「「 もちろん 」」




―――――――――――――



扶桑「…」

山城「…」

大和「…」

榛名「…」



電「あの~」



扶桑「あ…電ちゃん。」



電「何をしてるのです?」



大和「…さぁ……」



電「……これをお渡しします。」



山城「手紙?」



電「司令官さんと女司令官さんからのお手紙なのです。」



榛名「生きてらっしゃったんですか!?」ガシッ



電「いたっ」



榛名「ごめんなさい…」



電「大丈夫なのです。この手紙は執務室の机の中にあったのです。そして皆さんに配るようにと…」



扶桑「ありがとうございます。」



大和「読んでも…」



電「はいなのです。」



扶桑「……」ペラッ

山城「…っ…」ペラッ

大和「……」ペラッ ポタッ

榛名「…うぅ…」クシャッ



電「失礼するのです。」ペコリ テクテク



扶桑「山城。」ツー



山城「はぃ…姉さま…」ポロポロ



大和「あの人たちは…まったく…」ツー



榛名「今はあんまり大丈夫ではないです…」ポロポロ




―――――――――――――――――



叢雲「ん?」



『イキマスヨ! ダメ!オチツイテ!』



叢雲「何事よ!?」ガチャッ



朝潮「あ!叢雲さん!おはようございます!」



満潮「叢雲!朝潮を止めて!」ガシッ



叢雲「何してるの!?」ダッ ガシッ



朝雲「」ガタガタ

山雲「」ガタガタ



朝潮「何をしてるって…みんなで司令官達のところに行くだけです!離してください!」ガシャン



満潮「だめよ!死んでいいはずないじゃない!」



叢雲「そうよ。司令官達は望まないわよ!」



朝潮「だったら私だけでも逝きます!離して…離してぇええええ!」



叢雲「なら、司令官達からの手紙を読んでからにしなさい!さっき執務室で見つけたの!」



朝潮「え?」スッ



満潮「武器は預かるわよ…ありがとう。叢雲。」



叢雲「大丈夫よ。朝雲と山雲もほら。私も少しここにいるから。」



朝雲・山雲「「 」」コクコクコクコク



叢雲「はい。どうぞ。」



朝潮「……」ペラッ ペラッ



叢雲「あと、あなた達にも……朝潮。なんて書いてあった?」



朝潮「2人とも…生きろ、これは約束と…」ポロポロ



叢雲「そうね。朝潮は司令官達との約束は破らないものね。」ギュッ



朝潮「うわぁあああん!」



朝雲「叢雲。もう大丈夫。」ペラッ ポロポロ



山雲「そうね~」ツー



満潮「まったく。」グシグシ



叢雲「あとは妹たちにでも甘えなさい。」



朝潮「みぃじぃしぃおぉーーー」



満潮「わかったから!わかったから…」ナデナデ




―――――――――――――――



青葉「これ、私たちと提督達7人の飲み会の時のですね。」ペラッ



電「楽しそうなのです。」



那智「そうだな。この時、女提督ときたらべろんべろんで…」



高雄「提督は…焼酎を水のように…」



衣笠「あの量は衣笠さんもびっくりでしたよ。」



古鷹「でもこの後がね…」



那智「女提督がいきなり古鷹を脱がしにかかったのには…」ククク



古鷹「みんな止めてくれてもよかったのにぃ!」



電「ご迷惑をおかけしたのです…」



古鷹「大丈夫ですよ。」ニコッ



電「さて、これを皆さんに。」



高雄「手紙ですね?」



那智「だれから…提督と女提督!?」



電「机の中にあったので配達中なのです。」



衣笠「ありがとう。電は読んだの?」



電「はいなのです。」



青葉「どんな内容…いえ…これは聞かないでおきましょう。電ちゃんだけのものですからね。」



電「お気遣いありがとうなのです。では、次のお届けに行くのです。」ガチャッ パタン



那智「ああ。また後でな。」コトッ



青葉「そのお酒、私にもください。」



古鷹「それ…提督のじゃないんですか?」



青葉「これもどうぞ。」



高雄「女提督さんの秘蔵のおつまみ……」



衣笠「まさか…持ってきたの?」



那智「私たちを悲しませた罰だ。飲んでやる。」



ジャアソウイウコトデ フタリニ フタリニ! カキーン



電( 明日は説教なのです。 )テクテク




――――――――――――――――



叢雲「あれ?赤城さん。加賀さん。…いないのかしら?」



瑞鶴「叢雲?2人ともこっちにいるわ。」



叢雲「あら?そうだったの。お邪魔してもいいかしら?」



瑞鶴「大丈夫だよ。こっちこっち。」



叢雲「祥鳳さんもここにいたのね。」



祥鳳「こんにちは。」



赤城「お疲れ様です。」



叢雲「体調は良さそうでよかったわ。」



加賀「はい。体調はいいのですが…」



翔鶴「なんだか…さみしくて…」



瑞鶴「いつもは、ね…」



叢雲「2人が居なくなるだけでここまで静かになるとは思わなかったわ。」



加賀「……すみません。ちょっと失礼します。」



叢雲「あ、待って。これ、司令官達からの手紙。机の中にあったわ。」



加賀「ありがとうございます。」ガチャッ パタン



叢雲「はい。みんなにも。」



瑞鶴「…うぅ…う…」



翔鶴「瑞鶴…」ギュッ



赤城「あの…これだけですか?」



叢雲「みんなのと比べると少ないわね…」



赤城「…もう!提督も女提督も!」



祥鳳「なんと?」フキフキ



赤城「2人とも最後に『いっぱい食べる君が好き♪』とこんなに大きく!」



翔鶴「紙の半分も使ってますね…」



赤城「まぁ?好きといってくれるなら食べますけどね!」フンス



叢雲「そう。では失礼。他にも届けるから。」



瑞鶴「ありがとうね。少しは休みなさいよ。」



叢雲「ええ。」ガチャッ パタン



加賀『提督…女提督…帰ってきてください…何もいりませんから……』



叢雲「……」テクテク




―――――――――――――――



皐月「手紙ありがとね。」



三日月「あたたかい手紙でした。」



文月「……」スヤスヤ



電「文月ちゃんは寝れなかったのです?」ナデナデ



皐月「ひと晩中泣いてたからね。僕らもだけど。」



電「できるだけ休んでほしいのです。」



三日月「わかりました。」



文月「司令官!?女司令官!?…いや…いやいやいや!!」ムクッ



皐月「大丈夫だよ!大丈夫…」ナデナデ



文月「ふみゅ……」スースー



皐月「怖い夢でも見ちゃったのかな?」ポンッポンッ



三日月「そうかもしれませんね…」



電「何かあったら言ってほしいのです。それでは失礼するのです。」



三日月「あの、道場を空いてますか?」



電「はいなのです。」



三日月「では、少しだけお借りします。」



電「訓練するのです?やるのはいいですけど、無理はだめなのですよ?」



三日月「はい。」




―――――――――――――――



熊野「紅茶ですわ。」コトッ



鈴谷「ありがとね…」コクッ



コンコン



熊野「はい!どうぞ?」



叢雲「失礼するわ。」ガチャッ



熊野「あら、叢雲さん。」



鈴谷「…何の用?」



叢雲「届け物よ。」



熊野「ありがとうございますわ。」



鈴谷「用が済んだら出てってくれない?目障りだから。」



熊野「鈴谷!?何をおっしゃって!?」



叢雲「…いいわ。熊野。」



鈴谷「そうだよ。気づかいなんて。提督を見殺しにした人なんだから。」



叢雲「……っ…」



熊野「鈴谷!!!」パシン!



鈴谷「…痛いんだけど?そいつの肩を持つの?」



熊野「あなたねぇ!」スッ!



叢雲「熊野!気にしてないから…司令官達からの手紙、ここ置いておくわ。じゃあ。」ガチャッ パタン



鈴谷「……」



熊野「私も少し失礼しますわ。」ガチャッ パタン



鈴谷「……私…何やってんのよ…」



『ムラクモサン チョットヨロシイデスノ? エエ…』




―――――――――――――――――



『ウム ジュンビデキマシタ』



電「初春さん?初霜ちゃん?」



初春「なんじゃ?電か」ガチャッ



初霜「こんにちは。」



電「装備をもってどうする気なのです!?」



初春「本部に行ってほかの反艦隊支部の情報をもらってから、そこをつぶしに行くだけじゃ。」



初霜「はい。その通りです。」



電「だめなのです!認められないのです!」



初霜「2人で自爆覚悟ならできます!」



初春「そうじゃな。そうすれば司令官達も喜んでくれるだろ。」



電「……え」



初霜「電さん?」



電「寝言は寝て言え。」ギロッ



初春・初霜「「 うっ… 」」ジリッ



電「ふざけたこと言わないでください。何のために司令官さんや女司令官さんはあなたたちを保護したか考えてください。」



初春「じゃが…」



電「黙るのです。提督代行権限で謹慎を命じます。次、変な行動をしたり発言したりすれば…入渠場で反省していただきます。」



初霜「…電ちゃん…すみません。軽率でした…」



初春「…うむ…そうじゃな…」



電「わかってもらえて何よりなのです。でも謹慎は解かないのです。あと、これを。司令官さん達からの…カクカクシカジカ…」



初春「そうか…こんなものまで準備していたとはの…」



初霜「これを…これが夢であってほしいのですが…現実なんですよね…」



電「……では、2人とも部屋の中に。」



初春「うむ。電よ。」



電「はい?」



初霜「先ほどの怒り方、本気で怒った女提督さんとそっくりでした。」



電「はわわ///」




―――――――――――――――



間宮「…うっ…うっ……」



叢雲「間宮さん。」サスサス



間宮「あら……叢雲さん。なにか甘いもの召し上がります?」



叢雲「今はいいわ。…昨日はMM鎮守府の先導をありがとうございました。」



間宮「いえ……」



叢雲「…みんな辛いわよね…」



島風「あ、叢雲!」ニョロン



叢雲「きゃぁああああ!へびぃい!」



島風「2匹いるけど…重くないよ?」



叢雲「英語じゃない!日本語の蛇よ!」



島風「あ、そういうこと。間宮さん取ってきた!」



間宮「ありがとうございます。では…さばきましょうか。」つ包丁



叢雲「ストップ!蛇の燻製は緊急時のみ!しかも両方白蛇じゃない!?お願いだからやめてぇえ!」



間宮「はぁ…」



島風「どうするの?この子。」ニョロン



叢雲「ドウカソトニ…」



島風「わかったよ~。」



叢雲「はぁはぁ……島風に代わった様子は?」



間宮「昨日の夜は私の部屋にきて、泣いてました。」



叢雲「そう…さて、この手紙なんだけど…カクカクシカジカ」



間宮「あとで読みますね。島風さんのもお預かりします。」



叢雲「ありがとう。」



島風「ねえ…叢雲?」



叢雲「な…」



島風「この2匹飼っちゃだめ?」ニョロン



叢雲「あふ…」クラァ



間宮「叢雲さん!?」




――――――――――――――――



三隈「ココアをどうぞ。」



電「ありがとうなのです。」



最上「手紙。読ませてもらったよ。」



三隈「では、次は私が…」ペラッ



電「おいしいのです。」



最上「三隈の入れるのはおいしいからね。」



三隈「これ見てください。」ペラ



最上「僕とクマリンコの似顔絵だね…ん?」



三隈「気が付きました?」



電「なんなのです?」



三隈「よく見てくださいませ。」



電「文字!?」



最上「僕のはモガミンで三隈のはクマリンコで書いてある。」



三隈「あの方々はいろんな才能をお持ちだったのですね…」



電「でも、その方向性がたまに傷なのです…」



最上「あはは。電は苦労してる奥さんみたいだよ。」



電「実際そうなのです!この前なんて…」ヤイノヤイノ



最上・三隈(( 愚痴!? ))




―――――――――――――――



叢雲「!?」ガバッ



明石「おはよーございまーす。」



大淀「大丈夫ですか?」



吹雪「まったく。心配かけないでくださいね。叢雲までいなくなったら…私…私…」



叢雲「心配かけてごめんね。吹雪。」



吹雪「じゃあ抱っこさせてください。」



叢雲「え?」



吹雪「拒否権はなしですよ~。」スッ



叢雲(まぁ…いっか。)コトッ



吹雪(叢雲が素直に甘えてる…だと!?)



明石「しかし、蛇みて倒れるとは…ねぇ…」



叢雲「だって…苦手なんだもの…」



大淀「明石はどうなんです?」



明石「苦手です!ちなみにあの蛇はご飯をあげてから逃がしました。」



叢雲「そう。(よかったぁ!)」



大淀「手紙の方は間宮さんからお聞きしましたので。勝手に私たちの分は…」



吹雪「正直、また泣きました。」



明石「2人とも私たちのへの感謝の言葉ばかりでした。」



夕張「大淀さん!提督成分20%の入浴剤が完成です!女提督バージョンは…さようなら~」



ツタァアアアアン!



叢雲「動くな夕張。動いたら…あてるわよ?」



夕張「なんでフォークが壁に刺さるんですきゃ?……その見逃しは?」ガクガク



叢雲「2人とも。ご説明いただけますか?」ニゴッ



大淀・夕張(( あ、おわった。 ))



明石(夕張め…私の15%を超えたとは……)



吹雪(こんなやりとり…司令官達のを見てるみたい…)




―――――――――――――――



ヴェールヌイ「…」ゴクゴクゴク



雷「もどったわ…ちょっと!?ヴェル!やめなさい!」



暁「飲み過ぎよ!」



ヴェールヌイ「はなして…はなしてくれ!」



暁「だーめーーーー!」



ヴェールヌイ「もうちょっとなんだ!もうちょっとで女司令官が見えそうなんだ!」



電「なんの騒ぎなのです!?」ガチャッ



ヴェールヌイ「電!女司令官がみえそうなんだ!助けて!」



雷「幻覚が見えるまで飲もうとしてるの!止めるのを手伝って!」



電「ヴェルお姉ちゃん。ごめんなのです。」トンッ



ヴェールヌイ「」バタッ



暁「とまった…」



雷「まさか、こんな暴挙に出るとは思わなかったわ。」



電「私があの時…」



暁「だぁめ!電。あなたのせいじゃない。大好きな人に命が懸けて守ってくれたんだもの前向きにならなきゃ。ね?」ナデナデ



雷「あ、暁?」



電「なんだかお姉ちゃんみたいなのです。」ポフッ



暁「そうよ。妹の心配をするのは当然でしょ。レディで姉だもの。」



雷「だいぶ暁もまいってるようね…」



暁「ひどくない!?」



電「うふふなのです。そうだ、これを…カクカクシカジカ」



暁「預かるわ。」



コンコン



雷「はい!」



叢雲『叢雲よ。電はいるかしら?』



電「はいなのです。今行くのです。お姉ちゃん達ヴェルお姉ちゃんのお願いなのです。他にも届けにいくので…」



暁「いってらっしゃい。」




―――――――――――――――



伊勢「お疲れさまです。」



叢雲「ごめんなさいね。仮部屋のままで…明日中にはどうにか部屋を準備するから。」



愛宕「気にしないで。私たちこそ申し訳ないわ…戦闘の時、傍観者になってしまったし…」



イムヤ「みんなの迫力すごかった…」



睦月「動きもすごかったぁ…」



妙高「あんな戦いを見たのは初めてです。」



電「あの時はきっとみんな頭に来てたのです。」



叢雲「大丈夫よ。ここに来たからにはあのくらいまで鍛えてあげるわ。」



電「地上戦までしっかりとサポートするのです。」



荒潮「あの~拒否権は?」



叢雲「提督いわく。手は抜かないがモットーよ」



伊勢「頑張ります…」



電「初日はみんな足腰がたたなくなるだけで済むのです。」



睦月「にゃし~…」



叢雲「さて、本題。これ司令官達が…」カクカクシカジカ



イムヤ「私たちにまで?」



電「はい。どうぞ。」パサッ



妙高「きちんとお話したかったわ。」



叢雲「気にってくれたはずよ。」



愛宕「きっとそうね。」



イムヤ「ちなみに保護局っていうのは…」



叢雲「そうね…軽く説明していくわ。まず…」カクカクシカジカ…




――1302 ■■鎮守府隣 元元帥宅



叢雲「ちょっと話し込んじゃったわね」



電「いい人達なのです。」



鳳翔「あら?お2人ともこんにちは。」ヒョコ



電「こんにちはなのです。倒れたと聞いてたので心配だったのです。」



叢雲「見たところ元気そうね。安心したわ。」



鳳翔「心配をかけてごめんなさいね。貧血で倒れるなんて私もまだまだね。どうぞ?」



叢雲・電「「 お邪魔します。 」」テクテク



元元帥「おお。2人とも大丈夫か?」



電「大丈夫なのです。ありがとうございます。」



陸奥「無理はだめよ?」



長門「まぁ。座れ。」



鳳翔「あなた?お茶お願いできない?あの子達が…」



電「??」



陸奥「私がやるわ。」



叢雲「お構いなく。」



元元帥「鎮守府のメンツはどうだ?」



叢雲「人それぞれの思いがあるみたいです。それでなんですけど…カクカクシカジカ」



元元帥「そうか…しかし…鳳翔には見せられん。」



電「何があったのです?」



元元帥「お前たちにはわかっててもらわんとな…ついてきてくれ…」



叢雲「はい。」スッ テクテク



元元帥「静かに…」スッ



電「鳳翔さん?」



鳳翔『ね~んね~ん。ころりよ~♪うふふ。●●(提督)はお父さんそっくりね~』



叢雲「……」



鳳翔『うふふ。あらあら○○(女提督)はお腹がすいたのかしら?』



電「……」



元元帥「戻るぞ。」ソロリ



叢雲・電「「 … 」」ソロソロ



長門「みたか…」



叢雲「ええ。」



元元帥「赤子のころの提督達の幻想をみているんだろう…」



陸奥「鳳翔さん。目が覚めてからずっとああなの。」



元元帥「あいつらが死んだといっても。ここにいると言ってな…これを読ませたら…」



電「事情はわかったのです。元元帥さんが持ってていただけますか?」



元元帥「承知した。辛いものを見せてしまってすまなかったな。」



叢雲「いえ…そろそろ本部からのMM鎮守府の方たちが戻ってくるので失礼します。」



元元帥「手伝えることがあったら言ってくれよ。」



叢雲・電「「 はい 」」




――0216 MM鎮守府 



女大佐「さっそく、報告するぜ。」



叢雲「ちょっとまって…」



電「どなたなのです?」



陽炎・不知火「「…」」クスクス



女大佐「なんだよお前らまで!こっちは結構勇気だしてスカートはいたってのに…」



叢雲「女性用の軍服きるとちゃんと女性なのね。」



電「いつものTシャツじゃないのです。」



天龍「しゃべり方も女らしくしてみろよ~」



龍田「天龍ちゃん?」シャキン



天龍「女大佐~!報告しねぇと!」



女大佐「ったく。敵のプラントは破壊が確認された。君たちには遺体の確認を行ってもらう。」



電「…」ギュッ



女大佐「遺体はボスかどうかだ。」



叢雲「わかったわ。」



女大佐「この写真で。」



電「ボスなのです。」



叢雲「ええ。」



女大佐「わかった。」



叢雲「司令官達は…」



女大佐「見つかってない。いま北上と大井が残って本部の連中と一緒にまだ捜索してる。だが…これは渡しとく。」ゴトッ カタッ



叢雲「司令官の銃…」



電「女司令官さんの刀…」



女大佐「綺麗にはしてあるが直しは自分たちでな。確かに渡したぞ。」



叢雲「ありがとう。」コトッ



電「感謝なのです。」スッ



叢雲「皆さんにこれを。司令官達から…」カクカクシカジカ



陽炎「そう…私達にまで…」



不知火「どこかで生きていてほしいです。」



叢雲「そうね…」



電「でも…あの爆発じゃ…」



女大佐「…そうだ!明日、友元帥たちがこっちで全員に話があるそうだ。」



叢雲「何時に?」



女大佐「1000に大会議室でいいか?」



電「了解なのです。」



女大佐「友元帥には俺から連絡しとくから。」



叢雲「お願いするわ。」



女大佐「以上だ。来てくれて悪かったな。」



電「いえいえなのです。」




――1806 叢雲と吹雪の部屋



カチャカチャ キュッキュッ ゴシゴシ キリキリ



吹雪「戻りましたー。はい。叢雲。パーツもらってきたよ。」



叢雲「ありがとう。」



吹雪「どうです?」



叢雲「もう少しよ………できた。」カチャ カチリ… カチン!



吹雪「よかったね。司令官に教わったの?」



叢雲「いえ。手伝ってただけ。…お守りにでもするわ。」



コンコン



叢雲「ん?」



吹雪「いま開けまーす。あれ?鈴谷さん?」



鈴谷「……吹雪、ごめん。叢雲と2人にさせてくれる?」



吹雪「はい。」



鈴谷「鈴谷達の部屋でまってて。終わったら呼び行くから。」



吹雪「はい。じゃぁ、あとで。」



鈴谷「ありがとう。」



パタン。



叢雲「どうしたの?まぁ、座りなさいな。」



鈴谷「…」コトン



叢雲「お茶でいいわね。」スタスタ



鈴谷「…この銃は?」



叢雲「司令官のよ。グリップマークが入ってたわ。」



鈴谷「遺体は?」



叢雲「まだだそうよ。」



鈴谷「叢雲は…つらくないの?」



叢雲「……」



鈴谷「なんでそんなに平気そうなの?…なんで?なんでなのよ!」



叢雲「つらいわよ!!!」ガシッ



鈴谷「つっ…!」



叢雲「つらいに決まってるでしょ!でもねここで私たちか潰れてしまったらここはどうなるの?もし、保護してほしいっていう人が現れたらどうするの?無理ですっていって見捨てるの?そんなことできないでしょ!」ポロポロ



鈴谷「……」



叢雲「つらいけど前を向いてないと…ごめん…つかみかかっちゃって…」スッ



鈴谷「強いね…」



叢雲「みんながいるから……こうしていられるのよ。」



鈴谷「…叢雲…さっきはごめん。ひどいこと言って…」



叢雲「気にしないで。立場が逆だったら私も言ってたかもしれないし。」



鈴谷「ありがとう。叢雲。」



叢雲「正直まだ、あんたの方がよかったわよ。朝潮なんて満潮たちを道連れにして死のうとしてたわよ?」



鈴谷「大丈夫なのそれ!?」



叢雲「手紙でどうにかなったわ…焦るわよ…」



鈴谷「だよねぇ…私も手紙読んだらさ…八つ当たりしないようにって…2人とも書いてあってさ…」



叢雲「見透かされてるわね。」カチリ カチャ



鈴谷「あの…叢雲さん?手錠?そして銃は怖いです。」



叢雲「だって。許すとは言ってないもん。」ニコッ カチリ



鈴谷「いやぁああああ!やめて」ゴメンサァァァァァイ!」




――1922 寮の廊下



皐月「いた!?」



三日月「どこにも!」



電「どうしたのです?」



皐月「電!文月が居なくなったんだ!」



電「いつなのです!?」



三日月「わからないんです……」



電「とりあえず探すのです!」タッタッタッ



―――――――――――



北上「ふう。」



大井「お疲れさまでした。」



北上「報告書ださないとね…」



文月「~~♪~~♪~♪~~~♪」フラフラ



大井「文月ちゃん?」



文月「~~♪」フラァ



北上「!」ザー



大井「危ない!」



北上「よ!」ダキッ



大井「大丈夫ですか?」



北上「大丈夫。どうしたの文月ちゃん?」



文月「~~~♪~~♪~♪」



大井「こ~ら。ふざけないの。」コツン



文月「うぅ…うわぁあああん!」



北上「あ~あ。大井っち泣かせた~。だから。ほいっ」



大井「え?ええ?え?え?」



文月「うわぁぁあぁああん!」



大井「ごめんね!お姉ちゃん悪かったね!そうだね!」ナデナデ




―――――――――――



北上「おー。きたきた。」



電「こんばんはなのです。」



皐月「文月!」



文月「~~♪~~~~♪~♪」



三日月「お姉ちゃん?」



文月「~~♪~~~♪」



大井「ずっとこうやって歌ってるです…」



皐月「ほら。帰ろ?」



文月「~~♪~~~~♪」パシン



三日月「え?」



文月「~~♪~~~♪」



皐月「どうしちゃったのさ…」



電「…文月ちゃん。司令官さん達は遅くなるのです。だから、お部屋にもどるのです。」



文月「~♪~~~♪~~♪」スタッ テクテク



皐月「文月!?戻るね!見つけてくれてありがとう!」タッタッタッ



三日月「どういうことなんでしょう?」



電「文月ちゃんが歌ってたのは司令官さん達がよく歌ってた鼻歌なのです。」



北上「自己防衛で思い出の中にいるんだね…きっと…」



三日月「文月お姉ちゃん…」



大井「時間はかかるかもしれませんがきっと大丈夫ですよ…」



電「私たちも戻るのです。ドクターさんに明日の午後にでも来てもらうのです。」



三日月「お願いします。」



北上「…そうだ電ちゃん。指輪の力って感じてる?」



電「はいなのです。」



北上「なら大丈夫だ!うん!大井っち私らも報告書出しにいこっか。」



大井「はい。ではお2人とも。」



電・三日月「「 ありがとうございました。 」」




―――XX月16日―――

――1000 ■■鎮守府 大会議室



友元帥「おはようみんな。」



一同「「「 おはようございます 」」」



友元帥「はいどうも。今回はご苦労様でした。おかげで反艦隊のボスを倒すことができました。」



霧島「ですが…1つ気がかりなことがあります。」



友元帥「これを見てほしい。」ピッ



『海軍皆さま、艦娘の皆さま。このたびはおめでとう。しかしお前たちの取った頭は1つに過ぎない。我々、反艦隊はまだ健在だ。それではまた会うこと楽しみにしている。』



ザワザワ… タオシタノニ… ザワザワ… 



友元帥「このメッセージは昨日の朝届いた。」



最上「じゃあ、反艦隊はまだ…」



友元帥「そう言うことだろう。だかすぐには動きだせないだろう。」



霧島「しかしながら要注意なのは確実です。」



友元帥「そう言うことだ。次、保護した人達の状況だ。武蔵、蒼龍、飛龍の3人は体の検査に問題がなければ帰れる。そして球磨、多摩も治療中だが良好だそうだ。木曽に関しては本人事情を聴くことができた。」



霧島「女の子の方なんですが、健康で艦娘適正も確認できました。能力はもう少しで判明するそうです。」



友元帥「次、深海艦の皆なんだけど、大将クラスの鎮守府に挨拶に行って、いったん本営に戻ってから、ここにもらってるからここに戻るのは今日の夜になると思う。」



叢雲「渡したいものがあるんだけど…」



霧島「お預かりしてお渡ししますよ。」



電「ならこれをお願いするのです。」



霧島「はい。確かに。」



友元帥「さて、問題はこっちの方なんだ。みんな司令官が居なくなった鎮守府はどうなるか知っているだろう…」



島風「解体…だよね…」



友元帥「ああ。基本的には…俺はここをこのままにしたいと思っているんだが、海軍の幹部どもがうっせーのよ。艦娘だけでやれるのかーとか云々…」



霧島「なので、来週から2ヵ月間きちんと任務ができる審査させていたいとのことです。そこで提督代行の2名を決めてください。」



キマッテルヨネー ソウダネ ジャアセーノデ… セーノ!



艦娘一同「「 叢雲と電!!! 」」



叢雲・電「「 はい!? 」」



友元帥「なんだ?決まってんのか。んじゃよろしく。」



叢雲「ちょっと!皆それでいいの?」



電「はわわわわ…」



神通「というか…お2人じゃないと務まらない気がするんですが?」



朝雲「そういうこと。がんばれー」



長門「いいんじゃないか?なぁMMの女大佐さん。」



女大佐「だろうな。よろしく。」



電「外堀を埋められたのです…」



叢雲「やるしかなそうね。」



友元帥「あっ…ごめん。もう通達だした。」



叢雲・電「「 はやい!? 」」



友元帥「と言うことで、挨拶を!」



叢雲「ええと…急に決まったんだけど精一杯やるから手を貸してください!お願いします!」



電「司令官さん達みたくはいないかもですけど……けど頑張るのです!よろしくお願いします!」



一同「「「 よろしく! 」」」



友元帥「んじゃ、早速受け入れ要請。武蔵、蒼龍、飛龍、球磨、多摩、木曽、そして女の子!よろしく。女の子については艦娘についてのノウハウすべて指導してください。以上」



叢雲・電「「 了解! 」」



友元帥「以上解散でー。」



オツカレサマデース モドロー フミツキダイジョウブカナ- ガヤガヤ…



友元帥「叢雲と電、ちょっといいかな?」



叢雲「はい。」



友元帥「何人かいないようだけど…」



叢雲「ええ。調子が悪いので今日の午後にでもドクターに診てもらうかと。」



友元帥「心の方かな…」



電「はいなのです。」



友元帥「そっか。ドクターにはすぐ来るよう俺が話しとく。」



叢雲「ありがとうございます。」



霧島「できればあなた方もお話をするといいと思います。失礼。」プルルル



電「わかったのです。」



霧島「はい…はい!分かりました。お伝えします。…受け入れる人達はは3日後にはここに来れると。あと女の子の艦娘適正の結果が出たそうです。」



友元帥「なんだったの?」



霧島「空母です。」



友元帥・叢雲・電「「「 空母!? 」」」



叢雲「私と同じくらいの体格よ?それで空母?」



霧島「ええ。そして適正空母名が……」



友元帥「なんだ…」



霧島「…装甲空母、大鳳型1番艦…大鳳です!」



友元帥「はぁあぁああぁああ!?まじかよ!?」



電「そんなに驚くことなのです?」



友元帥「ここ数年で大鳳の能力があった子はわずか1%。どこの鎮守府でも喉から手が出るくらいの逸材だぞ。うちに来たらケッコンカッコカリするわ。」



叢雲「いいの?それを言って…」



霧島「金剛姉さま?友元帥が別のこともカッコカリしすると…ええ。私達では物足りないということでしょうか?……わかりました。」



友元帥「あの…霧島さん?」



霧島「金剛姉さま。ひと言でしたよ。『〇す』ですって。」



叢雲「よかったわね。」



電「はいなのです。」



友元帥「今日、ここに…」



叢雲・電「「 失礼します! 」」ペコリ



霧島「はーい。じゃあ帰りましょうか?」



友元帥「いやだぁああああああ!」




――1406 医務室



ドクター「遅れてごめんね。重体の患者がいるものだから。」



叢雲「大変ね…」



ドクター「でも、安定はしてるのよ」



電「元気になるといいですね。」



ドクター「そうね。それで見てほしい子は?」



皐月「連れてきたよ。」ガラッ



文月「~~♪~~♪~♪」



電「文月ちゃんなのです。」



ドクター「わかったわ。それじゃ外でまっててね。皐月ちゃんだったわよね。あなたは一緒にね。」



叢雲「それじゃ、皐月。私たちは執務室にいるから。」



皐月「ありがとうね。」



ガラッ パタン



ドクター「こんにちは。文月ちゃん。覚えてるかな?この前のお医者さんなんだけど?」



文月「~~~~♪~♪」



皐月「司令官達がいなくなって…次の日起きたら、こんな具合で。」



ドクター「そう。文月ちゃん。そのお歌は誰が教えてくれたの?」



文月「~♪~♪~~~♪」



ドクター「なるほど。皐月ちゃん。文月ちゃんは1人で食事とか睡眠、排泄はできてる?」



皐月「はい。その所はできてます。ただ、何をするにもこの歌を歌ってて、しゃべったりはしてくれないんです。」



ドクター「あなたもよく見ててくれてありがとうね。」



皐月「妹なんで当然です。」



ドクター「そっか。えらいね。それでなんだけど……」




――1448 執務室



皐月「ども。診察の報告。」



電「どうなったのです?」



皐月「ゆっくり時間をかけるしかないと思うって。お薬は一応、艦娘用の弱い精神安定剤を出してもらった。あと、週1ごとに様子見に来てくれるって。」



叢雲「わかったわ。付き添えるように仕事の手配するからね。そういえばほかの人には話したの?」



皐月「今のところ睦月お姉ちゃんには。できることがあったら手伝ってくれるって。今も文月のこと見ててくれるし。」



電「私たちも手伝うのです。」



皐月「お願い。」



叢雲「もちろんよ。遠慮しないでね。」



皐月「ありがと。そういえば鳳翔さんが診察してもらってたけどどこか悪いの?元気そうだったけど?」



電「ええと……」



叢雲「この前戦闘中に倒れてたでしょ?」



皐月「そうだったね。」



叢雲「それでじゃない。頭打ったりとかしてないか見てもらってる…とか?」



皐月「そっか。じゃあ、戻ろっかな?……2人とも。あんまり抱え込み過ぎないようにね!」ガチャッ パタン



電「…ミスったのです……さすが皐月ちゃん。洞察力が半端ないのです…」



叢雲「皐月だもの。大丈夫よ。言いふらしたりしないわ。」




――――――――――――



ドクター「診察終了したわ。また来週来るわね。」



叢雲・電「「 ありがとうございました。 」」



ドクター「正直、時間はかかるかもしれないけど…きっと大丈夫。サポートするからね。」



電「ヴェルお姉ちゃんはどうしたのです?」



ドクター「あぁ…守秘義務が…妹にならいっか。話しを聞いてあげたらだいぶ落ち着いたよ。薬もだすか聞いたら大丈夫と本人がいらないと言ったら出さなかったわ。」



電「どうもなのです。」ペコリ



叢雲「ドクター。お願いがあるのだけど…」



ドクター「なにかな?」



叢雲「睡眠薬…弱いのでいいから少し出してもらえないかしら…」



電「私もなのです。」



ドクター「どうしてかな?」



叢雲「とりあえず…寝付けないの…色々と考えちゃって…」



電「あの時、違うことを…とか…そういう…」



叢雲「頭ではわかってるの…司令官達が私たちのために命がけで守ってくれたって。」



電「でも…どうしても…どうしても考えちゃうのです…」



ドクター「そっか…そうだよね…わかった。優しいのをだしてあげる。ただ、どうしてもってときだけね。」



叢雲「ありがとう。」



電「助かるのです。」



ドクター「じゃぁ、これね。…ほかには大丈夫かな?」



叢雲「はい。」



電「頑張るのです!」



ドクター「それじゃ。また来週。」



電「そうだ。三隈さんたちに会っていかれてはどうなのです?」



ドクター「そうだなぁ…あっていこうかしら?」



叢雲「案内するわ。どうぞ。」



ヒサシブリダワ ミンナガンバッテクレテルノデス ホウホウ…



――1729 ■■鎮守府 地下談話室



叢雲「みんな、お疲れ様。」



飛行場姫「モンダイナイワ。」



ル級「コレデ、スキナヨウニウゴケルワ。」



南方棲鬼「コレ、キョカショウ。」



電「はいなのです。……演習にも参加していいのです?」



空母水鬼「エエ。イイミタイ。」



電「なるほど…了解なのです。」



駆逐棲姫「カエリニ…テガミ…」



戦艦棲姫「エエ…ワタシタチニモヨメルヨウニ…」



叢雲「よかったわ。正直心配だったの…」



リ級「ナニガ?」



電「司令官達がいなくなってしまったら…皆さんもここを去ってしまうのではと…」



離島棲鬼「ナイワ。」



叢雲「あら、即答?」



レ級「サミシイケド、タノシイモン!アハハハ!」



電「それは何よりなのです。」



飛行場姫「ソウサクノホウナンダケド…シンテンハナシヨ」



叢雲「そう…ありがとう。」



電「感謝なのです。」



ル級「コノクライナンデモナイワ」



叢雲「今後の予定は?」



リ級「ナニモナイ。」



電「じゃあ…お願いがあるのですが……」



深海艦勢「「「 ?? 」」」




―――――XX月20日―――――

――1012 MM鎮守府 執務室



女大佐「あー…ねみ…」ウトウト



天龍「だな…」ウトウト



龍田「そうね~」ウトウト



女大佐・天龍「「 龍田がウトウトしている!? 」」



龍田「私だって~眠い時くらいありま~す。」



天龍「珍しい。」



大井「失礼します。女大佐お客様が。」



女大佐「おう?」



大井「似てない島風ちゃんの真似はいいから…」



球磨「失礼するクマ。本日付けで■■鎮守府に配属になった球磨だクマ!」

多摩「同じく多摩だにゃ。」

木曽「同じく木曽だ。よろしく。」

武蔵「武蔵だ。よろしく頼む。」

蒼龍「蒼龍です!よろしくお願いします!」

飛龍「飛龍です!よろしくです!」

大鳳「大鳳です。よろしくお願いいたします。」



女大佐「すごい人たちだぜ…連携鎮守府、MM鎮守府の女大佐だよろしく頼む。」



武蔵「すまないが…女性だよな?」



女大佐「またそれか…」精神的中破



大井「ええ。胸がなく、中性的な顔立ち、そして男口調の残念な女大佐です。」



女大佐「大井…」精神的大破



大井「事実ですから。」



女大佐「もいうやだ、この嫁…しかし、球磨に多摩、木曽、武蔵、蒼龍、飛龍、大鳳…隣の戦力がやばいな。それで隣の司令官達にはあったか?」



蒼龍「いえ、まだなんです。」



飛龍「叢雲さんと電さんは今、手が離せないとのことなのでとりあえず先にこちらにご挨拶を。」



天龍「そうだったのか。よろしくだぜ。」



女大佐「隣の提督と女提督の話は聞いたか?」



大鳳「…はい……」



不知火「失礼します。■■鎮守府での歓迎会の準備が完了したので呼びに来ました。」



陽炎「ばっちりよ。」



女大佐「お前ら…朝からいないと思ったらそっちに行ってたのかよ…なにで買収された?お前ら…」



不知火「買収?何のことでしょう?」



陽炎「別に?」



木曽「あの…口の脇にクリームが…」



陽炎・不知火「「 何か落ち度でも? 」」



女大佐「はぁ…そういや…北上は?」



北上「もどったよ~。間宮さんのパフェはおいしいね~。」アムアム



女大佐「隠せよ!」



北上「まあいいじゃ~ん。おっ。球磨姉さんと多摩姉さん、木曽もおひさー。んでもって全員、■■鎮守府にかもーん。」



木曽「あ、ああ。では失礼するぜ。」



大井「北上さん!私にもそのスプーンごと突っ込んでくださぁい!!」



球磨・多摩(( この2人は相変わらずクマ・にゃ ))



木曽(姉さん達…)




――1230  ■■鎮守府 食堂



電「それでは!新しい仲間の歓迎会を始めるのです!」



叢雲「ようこそ、■■鎮守府へ!乾杯!」



一同「「「  乾杯!! 」」」



電「MMの方々もどうぞなのです!」



北上「いえいえ~適当にやらせてもらっちゃうね~」



叢雲「遠慮しないでいいわ。」



伊勢「武蔵さん!よかったわ!」ムギュー



武蔵「伊勢に他のみんなも、すまなかったな心配かけて。」



イムヤ「まったくです。でもよかった~」



蒼龍「えへへ~。ありがとね~」



叢雲「よかったわ。」



電「そうなのです!」



―――――――――――



大和「あなたの好物もあるわよ。」



武蔵「そのようだな。久しぶりだな、大和。」



大和「そうね。学校以来かしら?」



武蔵「そうだな。相変わらずのホテルか?」フフフ



大和「む~さ~し~?」



武蔵「じょうらんら!ひっはるな~!(冗談だ!ひっぱるな~!)」



榛名「はい?呼ばれました?」トコトコ



武蔵「すまない…口を引っ張られてものだから…」



榛名「そうでしかた!大丈夫です。」



大和「せっかくなんで扶桑さんと山城さんもこちらでお話しませんか?」



ハーイ イマイキマス トコトコ キャッ ドタッドタッ! フコウダワ…



武蔵「おいおい…大丈夫か?」



扶桑「ええ。通常運転よ。」フフフフフ



山城「そうね。」フフフフフ



大和・榛名(( いつも通りですね ))



武蔵(笑ってる…)




―――――――――――



加賀「そこの二航戦コンビ。」



赤城「早く!早く!」



蒼龍・飛龍「「 赤城さんに加賀さんだ! 」」



瑞鶴「先輩~」ムギュー



蒼龍「おお。瑞鶴~元気そうだね~。」ポンポン



翔鶴「お久しぶりです。」



飛龍「翔?久しぶり~!じゃあ鶴も?」



空母水鬼「オヒサシブリデス。」



蒼龍・飛龍「「 はい? 」」



空母水鬼「ヤッパリ、コノハンノウヨネ…」



加賀「訳あって深海艦の空母水鬼になったのよ。詳しくはあとで聞いて?」



蒼龍「…わかかりました!」




――――――――――



球磨「おいしいクマ!」



多摩「幸せだにゃ~…」



木曽「ほら、そんながっつきすぎ!多摩姉さんはソファ独占すんなって!」



明石「いいですよ。自由にどうぞ。」



夕張「体調のほうはいかがですか?」



木曽「ああ、この前は助かったぜ!あいつも元気だ。頭の中でだけどな。」



大井「なんのお話ですか?」コトッ



北上「聞かせてほしいな~」



木曽「後でな。」



球磨「大井~。相変わらず北上一筋クマ?」



大井「そうです!」



北上「はたしてそうかな~」ニヤニヤ



明石「大井さんは女大佐さんとカッコカリしてましたよね?」



多摩「うそにゃ!そんなことあるはずがないにゃ!」



夕張「ほら。はめてらっしゃいますよ?」ヒョイット



大井「~~~////」



球磨「世界の終わりクマ……」



大井「球磨姉さん!?」




―――――――――――



祥鳳「何か取りましょうか?」



大鳳「あ、はい…その…」



雷「もっと頼っていいのよ。」



大鳳「あ、ありがとうございます。」



古鷹「緊張しなく大丈夫ですよ。」ポンポン



電「緊張してるのです?」



大鳳「は、はい。はじめてこんなにたくさんの人と会ったので。」



雷「ゆっくりなれるといいわ。」



大鳳「はい!」



電「大鳳さん!これを。」



大鳳「本ですか?」



電「はい。女司令官さんのなのです。海の上での動きとか書いてあるのです。」



大鳳「ありがとうございます。」



イナズマチャ~ンチョット~



電「はいなのです~。失礼するのです!」タッタッタッ



祥鳳「大鳳さんは艦娘の学校に行ってないのよね?」



大鳳「はい。」



古鷹「そうなんだ。わからないことあったら言ってね?」



大鳳「よろしくお願いします!」



間宮「はい。おまたせしました~。どんどん食べてくださいね?」



大鳳「いただきます!」



間宮「でも気をつけてください。この中に1つ辛いのが入ってますので…」



大鳳「では…これを……からいれふ…」



祥鳳・古鷹・雷((( 扶桑さん達波の不幸さだわ )))




――――――――――――――



妙高「まだまだね。那智。」ゴクッ



那智「もう…飲めん…」



高雄「私も…」バタン



愛宕「高雄もまだまだね~」パンパカパーン



青葉「すごい飲みっぷりですね?」



妙高「うふふ。ごちそうさまです。」



暁「ヴェルはだめだからね?」



ヴェールヌイ「ああ。わかってるさ。だから、この人と勝負してよ。」



神通「呼ばれた理由はそういうことですか。」



青葉「神通さんですか?そんなに飲むのを見たことありませんが?」



ヴェールヌイ「まあまあ。」



妙高「やられるんですか?」



愛宕「いいわよ~?」



青葉「どうします?」



神通「いいでしょう。受けて立ちます。その前にお2人はどのくらい?」



青葉「ボトル一本です。」



神通「では…」ゴトッ キュッ ポン! ゴクゴクゴク



暁「ラッパ!?マネしちゃだめなのです!」



ヴェールヌイ「暁!?」



神通「ふぅ…これで…フェアですね?」



妙高「そう…本気なのね?」



神通「はい。おてなみ拝見させていただきます。」



青葉「熱くなってきたぁああああああ!」



ヴェールヌイ( ここに司令官もいればよかったのにな… )



オオ! スゴーイ! ツギクダサイ ワイワイ…




―――――――――――



睦月「文月~」ムギュー



文月「~~~♪~~♪」ニコー



皐月「よかった…笑ったりはするみたいだね。」



イムヤ「かわいい~」ナデナデ



三日月「よかった…笑ってくれた…」



皐月「泣かないの。」ポンポン



イムヤ「姉妹愛っていいですね~」



睦月「イムヤも妹みたいなものだよ。」



イムヤ「うーん。前の鎮守府では私の方が姉じゃなかった?」



三日月「そうなんですか?」



イムヤ「うんうん。」



睦月「にゃし…」



文月「~~♪~~~♪~♪」トコトコ



イムヤ「あり?どうしたの~?」



文月「~♪~~~♪」



皐月「ああ、きっと飲み物がなくなってたのに気がついたんだと思うよ」



イムヤ「ありがと~!」ナデナデ



文月「~~~~♪」ピョコン



睦月「今度はイムヤちゃんの膝の上?なんだか負けた気分に~…」



三日月「イムヤさんのほうがお姉ちゃんだと認識したんでしょうね。」



皐月「三日月…ストレート入ってるよ…」



睦月「」チーン



三日月「ごめんなさ~い!!」




―――――――――――



荒潮「朝潮~。くっつきすぎよ?」



朝潮「姉ですから!」キリッ



満潮「はぁ…なんだかね~…」



朝雲「まぁいいじゃない。」



山雲「そうそう~♪」



荒潮「もう…うふふふ。なら…大人の階段…上っちゃう?」顎クイ



朝潮「あっ…荒潮?」



荒潮「うふふふ。」コクッ



満潮「はぁい。ストップ。それ以上はだめよ。」



荒潮「あら、残念♪」



朝雲「よかったね!満潮。」



満潮「なんでよ…」



山雲「ツッコミの相手が増えたから~。」



満潮「あのね!あんた達私をなんだと思ってるの!?」



吹雪「ツッコミでしょ?」タッタッタッ



満潮「吹雪~!いきなり来てそれを言うかぁ!まてぇええええええ!」



荒潮「うふふふ。楽しくなりそう…ねぇ?あ・さ・し・お?」クイッ



朝潮「あつ…」



朝雲・山雲「「 スト~~~ップ!! 」」




―――――――――――



叢雲「みんな、いいかしら?ここで新しい人たちの挨拶をもらいたいと思います。…では、武蔵さんから。」



武蔵「いや、すまないが私と蒼龍、飛龍は最後に回してほしい。話しておきたいことがある。」



叢雲「了解。」



イムヤ「なら、私から!潜水艦の伊168です。よろしくお願いします。敵の撃破も輸送も任せてね!」



伊勢「伊勢です。空も砲撃も任せてください!よろしくお願いします。」



妙高「妙高です。妹の那智がお世話になってます。これからは妹共々よろしくお願いしますね。」



愛宕「ではみなさんご一緒に!パンパカパーン!愛宕でーす。よろしくー。」



荒潮「神戸娘の駆逐艦よ?でも、私の煙突に爆弾落とすのだけは、ちょっとやめてほしいわ。」



大鳳「装甲空母の大鳳です。ええと、艦娘になったばっかりなので色々教えてください!お願いします!」



蒼龍「蒼龍です。赤城さんと加賀さんと同期で瑞鶴と翔鶴は私たちの後輩に当たります。よろしくお願いします。」



飛龍「飛龍です。関係性は蒼龍と一緒です。慎重に、そして大胆に戦いぬこうよ!」



武蔵「武蔵だ。長崎生まれだ。よろしく頼むぞ。」



叢雲「以上です!よろしくお願いします。」



一同「「「「「 よろしくお願いします!! 」」」」」



叢雲「それで話したいことは?」



武蔵「君たちの提督と女提督とのつながりだ。私と蒼龍と飛龍の3人は艦娘適正検査のあと誘拐されたんだ。もう何年か前になるかな…」



蒼龍「そして、反艦隊に捕まってた時に海軍の部隊が私たちを助けに来てくれたんです。」



飛龍「その部隊の中に提督と…反艦隊のボスがいたの…」



武蔵「私達を逃がすために部隊は捕まってしまってな……」



電「聞いたことがあるのです。学生時代ある作戦があって作成立案に女司令官さん、部隊に司令官さんが参加されたことを。」



武蔵「そうだ。まさにその作戦のことだろう。だから私も含めた3人は2度も救われたんだ。この感謝はわすれない。」



蒼龍「だからこそ、この鎮守府で提督さんや女提督さんの分まで頑張ろうと思います。」



飛龍「救われた分、いや…それ以上で皆さんを支えられたらと思っています。」



武蔵・蒼龍・飛龍「「「 改めてよろしくお願いします! 」」」



パチ… パチ、パチパチパチ!! ヨロシクー! カッコイイー!



電「よろしくなのです!」



叢雲「では……これからの皆の頑張りに!乾杯!」



一同「「「「  乾杯!  」」」」



叢雲(見てる?みんな頼りがいのある人達ばっかりよ。)



電(見守っていてくださいなのです。)



北上(なんか感傷に浸ってそうだけど……まだ、黙ってよう。)




―――――2カ月後―――――

――1202 ■■鎮守府 食堂



ワイワイ! ガヤガヤ…  アレガネ… ウソー!?



瑞鶴「間宮さんDランチ大盛りで!」



大鳳「同じくお願いします!」



間宮「はーい!」



リ級「シイレシテキタ。」



戦艦棲姫「イイノガハイッタワ。ココニオイトクワー」



吹雪「どうもです!チェックやっときます。」



間宮「吹雪ちゃんありがとう!はい!Dが2つ大盛りです♪」



瑞鶴・大鳳「「 いただきまーす! 」」



満潮「あれ!?いない!?」



夕立「どうしたっぽい?」



満潮「荒潮探してるんだけど…だれかー!荒潮みなかったー!?」



鈴谷「さっき、母港の方でみたよー!」



満潮「鈴谷さん、サンキュー!」タッタッタッ



間宮「皆さん、今日も忙しそうですね?」トントントン



吹雪「今日は、遠征と演習3件、出撃2件ですからね。」



瑞鶴「ご馳走様!」



大鳳「ごちそうさまでした!おいしかったです。」



間宮「お粗末さまでした。出撃用のお弁当です。加賀さんの分もお願いします。」



大鳳「はい!では!」



電「はぁ~…どうするのですこれ…」



雷「それ…こっちの資料じゃないの?」



吹雪「電ちゃん。雷ちゃん。ごはんは何にします?」



電「はわ!?おにぎり定食でお願いなのです。」



雷「同じものを。すわてって。もっていくわ。」



電「ありがとうなのです。でも待ってるのです。」



間宮「大変そうですね?」



雷「ちょっと珍事なのよ…」



夕立「ごちそうさまっぽい~。どんな珍事っぽい?」



春雨「資源の資料のようですけど…」



電「報告書より…多いのです…」



吹雪「どれくらいですか?」



雷「各200くらいのよ…」



夕立「あれ…この日は遠征2回っぽい。」



春雨「本当です。この日は…たしか…私達のあと川内さん達が行ったはずですけど?」



夕立「ええと…いた。島風ちゃーん!4日前の遠征の報告書って誰が書いたっぽい?」



島風「4日前?4日前は…川内さん!」



夕立「ありがとうっぽいー」



川内「おはよー…」



電「ちょうどいいところに…川内さん。4日前の報告書はどうしたのです?」ニコッ



川内「あ…ええと…では!」ダダダダダ



電「逃げるななのです~~!!!」ダダダダダ



夕立「電がさらにたくましくなったっぽい。」



春雨「パワフルですよね。」



雷「ええ。びっくりよ。」




――1256 母港



叢雲「みんな装備大丈夫?」



夕張「問題なしで~す」

榛名「大丈夫です!」

時雨「いける。」

白露「おっけー!」

熊野「いいですわ。」

愛宕「いいわ~」



叢雲「内容確認。これからの遠征は護衛任務。輸送船の護衛。最近、駆逐級の目撃情報があるから気をつけて。緊急時の連絡も忘れずに。」



夕張「了解!ではいってきまーす!」



イッテキマース! ザー ガンバルゾー!



叢雲「気をつけてねー!…ふぅ。これでこっちはひと…」



川内「刀は怖いって!悪かったってばぁ!!!!」ダダダダ



電「翌日まででいいのになぜ忘れるのです!!」ダダダダ



叢雲「……あっ。」



川内「べすぬ!…」バサリ



神通「まったく…すみませんでした…夕立さんから伺いました。報告書です。」



電「助かったのです。」



叢雲「川内~。生きてる~?」ツンツン



川内「死んでる…」



電「今月4回目なのです。仏の顔も3度目ナノデス…」コォオ…



神通「仕方ありませんね…川内、」



電「オキガエナノデス…」ガシッ



川内「あれはいや!やめて!いやぁああぁあああ…」ズルズル



叢雲「また、うさ耳メイドの川内ちゃんが見られるわね。」



神通「やるときはやんですけどね…」



叢雲「まぁね…神通。パフェ食べない?おごるわ。」ニコッ



神通「素敵なお誘いありがとうございます。いただきます。」ニコッ



シゴトノホウハドウデス? マアマアカシラ? ソウイエバコノマエ…




――1320 演習場



北上「陽炎~。ひいて~」



陽炎「反転するわ!」



龍田「は~い!」



大和「武蔵!狙って!」



武蔵「捕捉した!」



不知火「陽炎!」ザー



パシュッ! パシュッ!



不知火「中破判定ですね。引きますよ。」



陽炎「ありがとう。」



レ級「ドコイクノ?アハッ!?」スーッ



陽炎・不知火「「 しまった! 」」



天龍「レ級!させねぇ!」



レ級「キタネ…アハァ!」



天龍「うおっ!」パシュッ



イムヤ「残念でした。…きゃ!」パチュン!



大井「ヒットです!」



イムヤ「あちゃー…大破判定だ…でまーす。」



レ級「イマノウチ!」ザー



大和・武蔵「「 撃てェええ! 」」ドパーーン!



陽炎「これじゃ大破判定だよ~…」

不知火「同じくです…」

天龍「俺も…中破だ…」



北上「やられたね~。それと…朝潮ちゃん?それで後ろを取ったとは言わないよ!」パシュッ



朝潮「うわ!もう少しだったのに!」ザー



大井「残念!」パシュッ



朝潮「被弾…色は…うそ!赤!大破です!」ガックリ



衣笠「はい。」ポスッ



大井「あっ…大破です…」



衣笠「大成功~」



女大佐『演習終了だ!おつかれ!』



朝潮「くやしいです…」



北上「もうちょっとだったからいい線だと思うよ」



武蔵「ふぅ…陽炎と不知火が一段と狙いがよくなってるな?」



陽炎「まぁ、結構練習してるし。それにしても大和さん達は恐怖だわ」



龍田「狙いと火力はすごいものね~」



大和「そうですか?」



女大佐「おつかれ。シャワー室準備できてる。」



大井「入ったら反省会かしら?」



衣笠「私被弾してないから飲み物でも用意しておくね!」



レ級「オナカスイタ!」



大和「軽食も準備しちゃいましょう。」



イムヤ「大和さんのサンドイッチ食べたいです!」



不知火「私も…」



北上「あれおいしいんだよね~」



大和「では、食堂で材料もらてきますね。」ウフフ



アサシオアタマアラッテアゲル~ アリガトウゴザイマス ワイワイ…



女大佐(みんな十分に成長してるな。)



大井「なににやけてるんですか?気持ち悪…」



女大佐「てめぇ!!!!」ウガァアア!



大井「きゃぁあああああ!」




――――――――――



叢雲「ストーップ!」



加賀「はい?」



初春「どうしたのじゃ?」



叢雲「出撃中止。」



初霜「どうしたんですか?」



叢雲「ここに演習に来るはずだった人達がその海域を通って撃破したって連絡あったわ。」



満潮「被害は?」



叢雲「大破しちゃった子がいるから戻るって。演習は日を改めてってことに。」



翔鶴「そうでしたか。」



叢雲「そう言うことでこれからは空きでいいわ。好きにしてもらっていいわよ。私演習の人たちに連絡してくるから!」タッタッタッ



荒潮「お疲れ様~…どうしましょう?」



加賀「では、解散にしましょう。お疲れさまでした。…翔鶴。弓道場行かないかしら?」



翔鶴「はい!行きます。みなさんお疲れさまでした。」



初春「うむ…どうじゃ?初霜。やるか?」



初霜「今日も勝っちゃいますよ?」



満潮「どうする?荒潮?」



荒潮「甘いものが食べたいわ。」



ジャァイキマショウカ ソイエバソッチハナンノハナシ? ショウギジャ 




――1442 遠征海域



船長「よし。ここまで来れば大丈夫だ。ありがとう。」



夕張「いえ!無事でなによりです。」



船長「それじゃ、またな。」



愛宕「は~い。お気をつけてー。」



ザー ザー  ……



榛名「敵が来なくてよかったですね。」



白露「遠征中の戦闘はいやだよね~…」



熊野「一応偵察を出しておいきますわ。」



夕張「ありがとー…こちら遠征班。無事完了。帰投しまーす。」



電『よかったのです。気をつけて帰ってきてほしいのです。』



夕張「はい!では後程。」プツン



熊野「ん?すみません!船が来ます!しかもすごい速さです!」



「スピード出し過ぎだ!」

「うっさい!黙ってろ!」

「目の前!艦娘!」

「大丈夫!よける!」



ザァアァアァアアアアア!!!



「ごめんなー!」

「ごめんねー!」



夕張「なんですかあれ…」



島風「行っちゃった…」



愛宕「もどりましょうか?」



熊野「そうですわね…」




――1510 ■■鎮守府 母港



球磨「ひまクマ…」



多摩「にゃぁ~…」



最上「だね…午後の予定なしなっちゃったからね。」



祥鳳「そうですね。こうやって座っているのもいいですね。」



朝雲「天気もいいしね。ん~ッ!のびる~!」セノビー



山雲「そうね~。…あれは~?」



祥鳳「船ですね。」



村雨「こっち来てない!?」



ザァアアアアアア!! きゃぁあああ!



「とまった…ごめんね!大丈夫?」



「どうみても大丈夫じゃないだろ…」



朝雲「まったく…なんなのよあんたた…」



最上「びしょびしょ…」



村雨「もぉ…」



球磨「濡れたクマ…」



多摩「ブルブルブル」



「おわっぷ!」



「すまない。詫びはする。」ゴトッ フキフキ



「ごめんね」フキフキ



山雲「~~~~~!!」ダキッ



「ほ~ら。抱き着かれると拭けないよ~」



祥鳳「……」ペタペタ



「祥鳳?どうした?」



朝雲「ほん…物?」



「もちろん。本物だよ?」



最上「…」タッタッタッ!



「どこへ行くの!?おーい!最上ちゃ~ん!」




――■■鎮守府 執務室



ヴェールヌイ「失礼するよ」



叢雲「は~い。」



ヴェールヌイ「報告書だよ。」



電「ここにお願いなのです!」



大淀「査定報告書はこんな感じで?」



暁「こっち…あの資料は…」ガサゴソ



時雨「皆、忙しそうだね。悪いんだけど備品の領収書。」



叢雲「あ、それ見せて。……問題なし。ありがとうね。」



木曽「うっす。ああ……忙しそうだから出直すわ。」



電「大丈夫なのです!なんでしょうか?」



木曽「悪いんだが、来月の予定表のあまりないか?」



大淀「ありますよ。ええと…これが木曽さんです。」



木曽「ありがとう。」



ウワァアアアン!  ガヤガヤガヤガヤ…



時雨「外が騒がしいね?」テクテク



ヴェールヌイ「どうしたんだろう…」テクテク



叢雲「たしか…今日、本部から配達があるはずだったからそれじゃない?」カキカキ



時雨「見てみるね。」ガラッ



時雨・ヴェールヌイ「「 !? 」」



電「お届けものなのです?」



時雨「みんな!」



ヴェールヌイ「早く!」



叢雲「なによ?」

電「ほえ?」

大淀「なんですか?」

暁「なによぉ…」



時雨・ヴェールヌイ「「 見て! 」」



ダダダダダダダ!



青葉「おっと!みなさん!母港の方へ!ほとんどの人が集まってます!」



電「はいなのです!」



暁「うん!」



タッタッタッ! ミナサン! ワカッテル!



――母港



叢雲「はぁ……はぁ…」



電「ふぅ……ふぅ…」



明石「よかった…本当に」ポロポロ



提督「みんな、遅くなって悪かった。」



女提督「ごめんね。もう大丈夫だから。」



春雨「はやく!はやく!」



夕立「何事…ぽ…い…」



提督「夕立どうしたその目!かっこいいな。」



女提督「大丈夫?具合わるいなら言ってね?」



夕立「ぽ~~~い~~~~~~!」



満潮「帰ってくるのが遅いのよ!ばかぁ!」ポカポカ



古鷹「よかったぁ……よかったよぉお…」



大和「叢雲さん。電さん。さぁ!」



叢雲「司令官?」



提督「叢雲。」



電「女司令官さん?」



女提督「電ちゃん!」



叢雲「しれいかぁあああああん!」

電「女司令官さぁあああああああん!」



提督「ただいま。叢雲。」ダキッ



女提督「ただいま。電ちゃん。」ダキッ



叢雲「…よかったぁあああ…あぁあああぁああ…」ギュムー

電「もう離さないのです!ぜったいなのです!」ギュムー



女大佐「緊急事態か?」



陽炎「そうでもないみたいだけど…」



衣笠「なんでしょうね?」



加賀「さあ…」



赤城「あ…ああ…」



離島棲鬼「ナンナノヨ…アトチョットデクリアダッタ…ノ…ニ…」



元元帥「なんだ?急…に!?」



鳳翔「あの子達大丈夫かしら…」



長門「大丈夫。陸奥が別室で見てくれてるさ。」



三日月「ほんとになんでしょうか?文月もって…」



文月「~~♪~~♪」



提督「ドクターから調子悪い人いるって聞いてたんだけど?」



女提督「無理しないで言ってね?」



神通「提督…」ガクッ



川内「神通ぅうぅ…」ギュー



大鳳「冗談ではないですよね…」



元元帥「わしは…夢をみているのか…」



長門「陸奥を呼んでくる!」



鳳翔「…」タッ タッ タタタタ! ギュッ!



提督「おっと。ただいま。母さん」ポンポン

女提督「遅くなってごめんね。」ポンポン



鳳翔「2人とも!おかえりなさい!おかえりなさい!」ポロポロ



文月「~~♪……」テクテク



皐月「文月?」ポロポロ



提督「文月?」



文月「司令官?女司令官?」



女提督「なぁに?文月ちゃん?」



文月「うわぁあぁあぁああああん!」ムギュゥ!



女提督「はいはい。」ナデナデ



提督「相変わらずの甘えん坊だな。」ナデナデ



鈴谷「…鈴谷…鈴谷ぁ…」ギュ



那智「ああ…ああ!!」ダキッ



扶桑「山城…こんな幸運…初めてよね?」ポロポロ



山城「はい!姉さま!」ポロポロ



飛行場姫「オカエリナサイ!」



提督・女提督「「 ただいま! 」」



オカエリナサーイ! ウワァァァァン! ヨカッタヨーーー! ワイワイ…



提督「みんな事情を説明するから。」



女提督「中に入ろっか!」




――1800 大会議室



ガヤガヤ… ワイワイ…



女大佐「生きてやがったか!あはは!」



大井「泣きながら笑ってるし…」



不知火「師匠方おかえりなさい。」



提督・女提督「「 いつから師匠になった!? 」」



陽炎「いいじゃない。」フフン♪



提督「そ、そうか……あの、いったん離れようか?」



榛名「榛名は離れません!」



夕張「榛名さんもうちょっと詰めて下さい~!」



女提督「いいじゃん。ね~?」



島風「うん!」スリスリ



村雨「そうだよねー!」ムギュー



提督「そうですか…でも、そろそろ話をはじめようか。」



女提督「くっつくのはまた後で!」



提督「始めるぞ~。」



一同「「  は~い!! 」」



女提督「まず、皆心配かけてごめんなさい。今回はお疲れさまでした。」



提督「叢雲達を送り出した後の話をする。」



~~~~~~~~~~~~



『3.2.1……爆破…』プツン



ドガァアアアン! ガタガタ! ガシャーン!



提督「派手だな~」



女提督「そうだね~。上からだから…あと2.3分で海水入ってきて、溺死かな?」



提督「溺死か。自害するか?」



女提督「どうやって?」



提督「切腹。」



女提督「ノーサンキュー。」



提督「俺も。」



女提督「なんで言ったのかな!?」



提督「うっさい。」



女提督「よぉし。この際、お前の首を落としてやろう。」シャキン



提督「刀を抜くな!怖い!」



女提督「これから死ぬんだから先逝っとけごらぁ!」



提督「いやだね!」ガシッ



女提督「は~な~せ~!」



提督「お前な…片腕だけで抑えられるって…」



女提督「か弱い乙女なのよ!うふっ」



ガシャーン! ザァーーーーーーー!



女提督「どうやら、時間のようだね。」



提督「お守りもった?」



女提督「おう。」



提督「それじゃ。」ギュッ



女提督「うん。」



提督・女提督「「 いい人生でした。 」」



ドカァアアン! ズドォオオオオオオン!  ドカァアアン! 



~~~~~~~~~~~~



??「起きてくださ~い。」



提督「寝る。」



??「いやいや。そちらの方も起きてくださ~い。」



女提督「あと、10年。」



??「長い!そうじゃなくて……起きて!」



提督「死んだんだから寝かせろ。……」スヤァ



女提督「……ウヘヘヘ…」スヤァ



??「……」ブチッ



??「起きろっつってんだろ!!私が起きろっつってんだから起きやがれ!!!」



提督「うわ!?」



女提督「なに!?」



??「起きられましたか?」



提督「あれ?妖精?提督業のお迎えって妖精なんだな。」



女提督「かわいい!なになにこの子、はっぴ来てる~!」



??「よろしいでしょうか?」



提督「妖精さん。俺は天国で女提督は地獄で。」



女提督「なにをぉ!?こいつこそ地獄で!」



??「あの~…」



提督「よぉし。こいよ?」



女提督「ああ。いいだろう。」



??「聞けや!!!」ガスン!



提督「くぁwせdtgyふじこlp!」ビターン!



女提督「え?」



??「お前もくらっておとなしくなるか?」パキッ



女提督「すいまっせ~ん!」正座



提督「いたたたた……」



??「正座。」



提督「はい。」



??「こほん。手荒な真似をして申し訳ございません。わたくし妖精は妖精でも応急修復女神と言うちょっと変わった妖精なんです。」



女提督「暴力的な女神さ…」



女神「…」ダンッ!



女提督「少し黙ります。」



女神「そうしてください。それで、私は轟沈となりそうな艦娘さんを1度だけ助けることができるのですが、今回は特例であなた方をお助けすることになりました。」



提督「そんなことできるの?」



女神「はい。あなた方は鳳翔さんと元元帥さんのお子さん。つまり、艦娘と人間のハーフなので助けることが可能です。ですが…」



女提督「ですが?」



女神「ハーフなので効力が半分しかできません…助けられたとしても艦娘のように海面に立って移動もできませんので、海流に流されて、運よく助かればという形になってしますんです。」



提督「そうなのか。」



女神「なので、今回はあなた方の意思を伺いたいんです。また、死ぬ可能性があっても元の世界にもどるか…このまま逝くか…」



女提督「戻る。可能性があるなら、皆のもとに帰らないと。」



提督「だな。また、皆を守れるチャンスをくれるなら。」



女神「なるほど。あなた方が皆さんから好かれる理由がわかりました。では、元の世界にお戻しします。」



提督「どうすればいい?」



女提督「そうそう。寝ればいい?」



女神「はぁああああ!」ピカー!



女提督「そのハンマーでかくない?」



提督「まさか…」



女神「どちらがお先ですか?」ブンッ!ブンッ!



提督・女提督「「 こいつ!! 」」



女神「わかりました!」ブンッ!



ガスン! ガスン! スーーーーーーーー……



女神「普通、艦娘たちをは殴ったりはしませんけどね……うふふ。幸運を。艦娘たちをお願いしますね。」




~~~~~~~~~~~~~



ドクター「海釣り~。今日の夕飯釣りましょう~♪」



ザーーーー  ザーーーーーー



ドクター「釣れないわね…今日はゴリラの魚介ラーメンかしら?」



ザーーーーーー ザーーーーーー



ドクター「そう言えば私以外の客、みたことないわ。そのうち潰れるわね…」ピンッ



ドクター「かかった!おっも!これはいいわ!」



ドクター「へ?人間!?…提督と女提督!?なんで!?しかも手をつないで!聞こえる!?もしも~し!」



ドクター「脈…ある!2人とも!起きて!」



元憲兵ゴリ山「ウホーン。」



元憲兵2ゴリ森「ウホ!」



ドクター「いいとこに!2匹とも!この人たちを中に!」



元憲兵ズ「「 ウフフォオオオオオン! 」」マッソー!



ドクター「マッスルいらないわよ!早く!」



ウッホン! ウッホウッホウッホウッホウッホ! ワタシマデハコバナクテイイワヨー!



~~~~~~~~~~~~~~



女提督「てな具合でして。本当に運がよかった。」



皐月「でも、ここにドクターが週1で来てくれてたけど何も言わなかったよ?」



女提督「それはドクターが、あたし達がいなくなっても前に進もうとしてる皆をみて、黙っておくことにしたんだって。」



春雨「そうだったんですか…」



提督「電と叢雲がお守りを落としていってくれなかったら。今ここにいない。」



叢雲「そうだったの…」



電「はわ……」



女提督「ありがとうね。助けてくれて。」



提督「本当に感謝する。」



女提督「以上です。」



北上「あの~いいですかね?」



女提督「はい。北上ちゃん。」



北上「とりあえずおかえり~。やっぱり生きてたんだね。」



女大佐「お前、やっぱりって?」



北上「まぁまぁ、提督さんと女提督さんとカッコカリしてる人達に聞きたいんだけど…提督達がいなくなった後に指輪の効力ってどうだった?」



明石「特に変化は…」



雷「なかったわ。」



北上「だよね~…カッコカリの指輪の効力が切れるのは、指輪を外した時か、司令官達が死んだときくらいなんだけど?」



大井「だから…文月ちゃんを助けたときあんなことを聞いたんですね?」



北上「そういう事。」



女大佐「なんで言ってあげなかったんだ?」



北上「世の中には知らない方が幸せな時もあるでしょ?」



提督「そうか…北上。ありがとうな。気を使ってくれて。」



女提督「ほんと、女大佐にはもったいないくらいだよ。」



北上「ど~も。でもあたし達も本気で心配してたんだから、その点はお忘れなきよう。」ニコッ



提督「忘れないさ。」



女提督「あとね…皆様には…」



憲兵J「お待たせしました!」



提督「Jありがとう!もうちょっと早く戻ってくるつもりだったんだが今回の特別報酬の用意に手間取った。」



女提督「みんな取りに来て!」



ワー! シレイカンタチダイスキ~! キャァーーー! ワイワイ…



女提督「これは戦艦棲姫ちゃんの!」



戦艦棲姫「コレホシカッタフクジャナイ!アリガトウ!」



提督「瑞鶴、鈴谷!限定品なんだぞあれ。やっと見つかったわ!」



瑞鶴「ほしいけど…提督達が戻ってきてくれたのが一番うれしい!」ガバッ



鈴谷「愛してる!」ガバッ



提督「どうもありがとう。」ポンポン



初霜「えい!」ポスッ



女提督「初霜ちゃんどうしたの?」ニコニコ



初霜「これでいいんです」ギュム



島風「女提督~!」ガシッ



女提督「あはは!もっとだ!」ナデナデ



木曽「おかえり。」



提督「木曽!大丈夫か?」



木曽「ああ。あいつも元気。」



女提督「よかった。」



木曽「そだ、こいつ。」



大鳳「大鳳です。」



女提督「あの時の女の子!?」



提督「艦娘になってたのか。よろしくな。」



大鳳「はい!よろしくお願いします。」



木曽「あとであいつが話したいって。」



提督「わかった。終わったら執務室で。」



女提督「そうだ!伊勢ちゃん達とか武蔵ちゃん達は?」



叢雲「連れてきたわ。」



武蔵「よく戻ってくれた。」



女提督「武蔵ちゃんたちも!無事でよかった!」



飛龍「ありがとうございました!」



蒼龍「ここでお世話になってます!」



伊勢「このたびはありがとうございました!」



提督「いえいえ。ほら。君たちの分もちゃんとあるんだからな。」



女提督「よければ受け取ってね?」



妙高「助けていただいたのによろしいのでしょうか?」



提督「いいのいいの。」



イムヤ「新しい水着!しかもほしいやつ!わかったの!?」



女提督「ひみつなのですよ。うふふふふ」



荒潮「超能力?」



女提督「かもですよ~。」



五月雨「あっ」コケッ ドスッ



蒼龍「おっと!?」



提督「おい!?」



ドターン!



女提督「大丈夫?……あ…」



荒潮「あら~。司令官さん、蒼龍を押し倒してキスしてるの~?」ウフフ



提督「す、すまない!!!」



提督「こ、ちゅらこそ!///」



明石「不倫?」

夕張「ほうほう。」

皐月「洗脳しちゃう?」

鈴谷「さっき愛してるっていったよね?」

大淀「提督?」

叢雲「こっちに来て?」



提督「まて!今のは!おい!待ってくれぇええええええ!」



飛龍「よかったね…この前、提督さ…」



蒼龍「わーわー!」



女提督「あの男は大変だよ?」



蒼龍「///」



朝雲「山雲~もうちょっと右いってよ。」



山雲「は~い~」



初霜「こっちも空いてますよ?島風ちゃん。」



島風「そっちに移る~」



伊勢「なんというか。抱き着いてるというより…群がってる?」



女提督「うふふふ。最高にハイってやつだぁ…言えば、埋まりたい…」



荒潮「あら~」ムギュー



女提督「さいこぉおおお!」



電「いくのです~!」

ヴェールヌイ「負けないよ!」

雷「突撃~」

暁「開始!!」



キャー! アハハハ! コイツメェ! キャハハハハ!



武蔵「ここの鎮守府は、2人がいるほうがいい。ここまで明るくなるんだから。」



伊勢「はい。そう思います!」



ワタシモクッツキタイ~~! チョットマテ! マタナイヨ~!ガヤガヤ




――1936 執務室



提督「みんな心配してくれてたな。」カキカキ



女提督「そうだね。うれしいことだよ。」カキカキ



ガチャ



木曽「提督、女提督すまない。」



女提督「いらっさ~い。」



提督「来たか。その辺好きなように。」



木曽「ありがとう。」



木曽「それじゃかわるぜ。…どーもー。あなた達の妹の●○で~す」キャピーン



提督「あ、妹なんだ。」



木曽(●○)「なんで~その反応……」



女提督「男だと思ってた。」



木曽(●○)「女大佐と似た分類です。はい。」



提督「そうなんだ。お前の調子は?」



木曽(●○)「ばっちり。」



女提督「それは何より。」



木曽「●○はかなり落ち込んでたんだぞ?」



木曽(●○)「木曽ぉ…いうなよ~…」



女提督「あら~。ありがとね。」



木曽(●○)「おう。んで話たいことは、大鳳のことなんだけどさ。」



提督「大鳳が?」



木曽(●○)「わかりやすく言うと…不幸レベルが扶桑、山城なんだ。下手したらそれ以上に不運に見舞われる。」



提督「まじか…」



女提督「わかった。気をつけて見ておきます。」



木曽・●○「「 頼む。 」」



女提督「おお。ダブル音声。」



木曽(●○)「木曽に戻るぜ~。」



提督「お疲れ。ありがとな。」



大鳳「失礼します。」



女提督「大鳳ちゃ~ん!むぎゅ~」



大鳳「はう///」



女提督「調子はどう?」



大鳳「問題ありません。」



提督「どうした?」



大鳳「木曽お姉ちゃんが来るようにって」



提督「お姉ちゃん呼びなんだな。」



木曽「まぁな。ゆっくり顔合わせしたかったから呼んどいたんだ。」



提督「なるほど。女提督。木曽や大鳳は俺らって血縁関係?」



女提督「どうなんだろ?2人とも…人造…ごめん。」



大鳳「大丈夫です。私が生まれた事情は聴いてます。」



木曽「俺も大鳳も、もとはお前たちのDNAを使ってるからな…兄妹か姉妹でいいじゃないか?」



女提督「うん。それでいいと思うよ?」



木曽「そうか。じゃぁ、兄貴(提督)と姉貴(女提督)ってことで。」



大鳳「えっと、私は…」



提督「お好きにどうぞ?。」



大鳳「私は…お兄ちゃん(提督)とお姉ちゃん(女提督)でいいですか?」



女提督「いいよ~。すりすり~」



大鳳「うふふ。」



叢雲「あら?ここにいたのね。」



電「ちょっとしたおかえりなさい会の準備が出来たのです!」



提督「わざわざ準備してくれたのか?」



叢雲「ええ。軽いものだけど。本格的なものは後日よ。」



女提督「宴会づくしじゃないですか!」



電「皆、待ってるのです。」



木曽「行った方がよさそうだな?」



大鳳「行きましょう。」



提督「ああ。」



女提督「レッツ…ゴー!!!」



ナンニンカモウノミハジメテル!  ハヤイナ…  ムカエニキタヨー 






――――――――――――――――――――



電「今回のお話はこれで終わりなのです。」



青葉「この時は泣きました。」



翔鶴「戻ってきてくれて本当によかったです。」



青葉「改めて後日行った宴会では…」



電「それ以上はだめなのです。次のお話のネタバレになるのです。」



青葉「ちょっとだけ!ちょっとだけ発言の許可を!」



電「…許可するのです。」



青葉「やったぁ!では、次回は翔鶴さんのポロリもあるよ!」



翔鶴「ありませんよ!?」



電「うそはいけないのです!!」



青葉「これでも?」つ写真



翔鶴「な!?」



電「どうやらポロリ有なのです……」



翔鶴「やめてくださぁああああああいい!」



青葉「この内容が書かれたくなければこの場で、色気出して読んでくださっている人達にこびてください。」



電「脅しなのです?」



青葉「まぁまぁ…電さん。これを…そうすれば…」スッ



電「こびるのです。」



翔鶴「電ちゃんまで!?」



青葉「どうします?」



翔鶴「…やれば…書かないでくださるんですよね?」



青葉「確率は上がるはずです。」



翔鶴「なら…」



青葉「では…コショコショ…」



翔鶴「…わかり…ました…」



青葉「では!お願いします!3,2,1!どうぞ!」



翔鶴「…その…翔を…見てください…」ウワメズカイ~



青葉「と言うことで。ポロリありをお楽しみに~」



翔鶴「そんな!?言ったじゃないですか!?」



青葉「自分で見てくださいって言っちゃったんですから…仕方ないです。」



電「バイバイなのですー!」



青葉・電「「 逃走なのです! 」」



ダダダダダダダ!



翔鶴「ちょっと!お2人とも~~~~~~!!!」





















後書き

読んでくださって、まことにありがとうございます。
追加したら10万近くになって自分でもびっくりしてます。
艦娘たちの口調等はWIKIを参考・引用としております。
参考・引用HP http://wikiwiki.jp/kancolle/
評価等をしてくださることを大変うれしいです!
このサイト以外での転載はお断りさせていただきます。
本当にありがとうございます!


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