2023-03-19 20:38:40 更新

概要

修正更新です。艦これの二次創作SSとなっております。またオリジナル設定などを含むため苦手な方は以下略…
順次艦娘の方々を出し来ていきたいと思います。何か問題等があるような場合においては対処いたしますのでコメント等をいただけたら幸いです。
2カ月かかってメイン6作目…過去作の内容が若干入っておりますが読まなくてもわかるよう努力はしているつもりです!
読んでいただけて大変うれしいです!更新は不定期となります。何分初心者なものご容赦ください。


前書き

2人のちょっと不思議な提督たちが特殊な環境に放り込まれも艦娘たちとドタバタしながら生活して行くというようなストーリー。今回は色々と大変なことになりそうな予感が…

更新が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。







こちら特殊鎮守府、艦隊調査保護局です。ここでは通常のお仕事だけではなく、解体となった鎮守府や悪い人たちから艦娘を保護しちゅ!……舌かんじゃいました…



青葉「おい新人…なにやってんだ?あ?」



翔鶴「すみません…先輩…」



電「青葉さん!?」



青葉「冗談です。ごめんなさい。大丈夫ですか?」



翔鶴「痛いです…」グスン



青葉「そちらで休んでてください。」



翔鶴「ありがとうございます。」



空母水鬼「ジャア、ココハワタシガ。モトモト、ワタシガヤルヨテイダッタシネ。」



青葉・電「「 え? 」」



デハツヅキカラ…ホゴノタメノチョウサヲオコナウコトモ、ワタシタチノオシゴトヨ。シカモテイトクガ2人モイテ、ワタシタチ深海艦モイルトテモカワッタチンジュフヨ。



空母水鬼「ドウ?」ドヤァ



青葉「ええ…まあ…」



電「お疲れさまなのです…」



青葉「本編どうぞ…」テクテク



電「どっとつかれたのです…」テクテク



翔鶴「あの…私は…」



空母水鬼「キニシナイ、キニシナイ♪」バイバイ



翔鶴「水鬼~!」




――■■鎮守府 執務室



友元帥『…反艦隊勢力に関してはそんなとこだ。』



女提督「最近活発化してない?」



友元帥『まあ…監視はしてるんだけどね…』



提督「監視の強化はしてるんだろ?」



友元帥『結構強化はしたつもりだよ。そろそろ案件についていこうか?』



提督「了解。」



友元帥『3件ある。1件は捜索。2件は調査。』



女提督「多くない?」



友元帥『コッチも手がいっぱいでさ…頼むよ。』



提督「それで内容は?」



友元帥『お前らさ、同じ空母が2人いる鎮守府の話聞いたことない?』



女提督「確か翔鶴って言う艦娘さんが2人いるとこだっけ?」



提督「ああ、あったな。」



友元帥『そうそう。双子の場合同じ艦娘の適正がある場合あるじゃん。』



女提督「たまにあるらしいね?うち建造ないけど。」



友元帥『そうだった。それは置いといてだ。んで、それが2人の翔鶴ってわけさ。』



提督「もしかして、そのうち1人がいないってことか?」



友元帥『察しがいいこと。その通り。』



女提督「対象の情報は?」



友元帥『翔鶴の件は対象がLL鎮守府、LL提督の階級は少将。問題は起こしたことがないやつみたいだ。場所とかは追って連絡でいいかな?』



女提督「了解。」



友元帥『次調査1件目、対象UU鎮守府。UU提督の階級は中佐。』



提督「内容は?」



友元帥『さっき話した建造システムあるだろ?あれの故障が激しくて、ここ最近で4回発注されてるんだよ。新しいものを連続して4回も発注するのはさすがに怪しいからな~』



女提督「システム自体の発注はおかしいね…」



提督「わかった。調査する。」



友元帥『おっけ。次もう1件、MM鎮守府。MM提督の階級は大佐。これは最近報告書等が上がってこないんだよ。こっちからも連絡入れても音沙汰なし…攻撃を受けた時の緊急信号もないから心配でさ。』



提督「誰か向かわせたのか?」



友元帥『さっき言って通り手いっぱいで…』



女提督「しょうがないなぁ~やってあげるよ。」



友元帥『すいませんなぁ…やり方はお任せするわ。』



提督「ありがとよ。」



友元帥『うっす。で最後にさ…お前らさケッコンカッコカリって知ってるよな?』



女提督「私は知ってるけど。提督は?」



提督「しらね。」



友元帥『よしっ!お前らと艦娘との絆が強い分だけ艦娘の装備の能力が上がるシステムがあるんだけど…ほら元帥のじっちゃまと鳳翔さん薬指に同じ指輪してただろ?あれさ。ちなみに俺は金剛としてるデース。』



提督「指輪…あ…薬指のやつそういう意味だったんだ…」



友元帥『なんの意味だか知らんのかい!まあ…提督だから、知らないとは思ってたんだけど?艦娘とかは結構知ってるんじゃないかな?』



女提督「好意を抱いてるが気づかれてない娘多数です。」



友元帥『うわ…その辺も学習してくれよ…』



提督「なんか怒られてる?」



友元帥『無視する…そろそろ導入したらどうだって話で…条件が整ってればどの艦娘ともケッコン可能ですよ?もちろん暁型の子達とかもな。』



女提督「Oh…どうすればいいですか?」



友元帥『すでに任務資料と一緒に指輪を2対送ったから。それを左手の薬指にはめてやればいい。ただお前ら側は持ってればいいんだけど…まあ、はめてやれ。』



女提督「ありがとうございます!ありがとうございます!」



友元帥『ちなみに何人としても構わない。』



女提督「きたぁあああああああ!」



友元帥『一番初めにケッコンする艦娘は重要だからな。きちんと選べよ?それで…提督君?さっきから黙ってるんだけど…』



提督「いや……」



女提督「この際だからあんたのことを好きな子の名前言ってあげるわ。」



提督「はい?」



皐月「司令官達~。本部から荷物だよ。」ガチャ



提督「ありがとう。皐月。」



皐月「あとでクレープ食べに行きたいなぁ…って元帥さんとお話中だったんだ…ごめんなさい。」



友元帥『気にしなくていいよ皐月ちゃん。』



提督「クレープはそのうちな。」



皐月「やったー!じゃあねぇ。失礼しましたー」ガチャ パタン



女提督「じゃあ順番に言うからよく聞いておきなさい!まず…」



――5分後



女提督「…以上。」



友元帥『被害者多数…』



提督「……」



女提督「今言った中にケッコンできる子っているでしょ?」



友元帥『いるぞ。』



提督「……」



女提督「それで選びたいのは誰?」



提督「…あいつしかいない。いろんなこと抜きにしてだ。」



女提督「本当にその子のこと大事にしてあげられる?」



提督「ああ。」



友元帥『じゃあ。それもって行って来い!』



提督「ああ。」ガチャ パタン



友元帥『提督ってさその辺の知識って偏りすぎじゃね?』



女提督「まぁ、提督だし。」



友元帥『それもそっか。女提督は誰と?』



女提督「あたしはねぇ…」



―――――――――――



友元帥『その子は大丈夫。あとの方はもうちょっとかな?』



女提督「んじゃ、細かいこと決めたら後で連絡するね~」



友元帥『あいよ。ロリコン。じゃあなぁ。』プツン



女提督「あのやろ……あたしも愛の告白と行きますか。ゲヘヘヘヘヘヘ…」




――1122 談話室



叢雲「会議長いわね。」



鈴谷「まあいろんな話してるんじゃない?友達みたいだし。」



皐月「やっほ~。司令官たちならまだ話してたよ。」



明石「荷物ありがとうございました。本部からでしたから…なんでしょうね?」



夕張「説明あるんじゃないですか?」



叢雲「保護依頼かしらね。」



山城「ここいいかしら?」



叢雲「いいわよ。あれ扶桑さんとは一緒じゃないの?」



山城「今日は別行動よ。はぁ……姉様…」



明石「アンニュイですね…」



山城「姉様と結婚したいわぁ…」



夕張「結婚と言えば、カッコカリってうちはしないんですかね?」



明石「確かに、うちの提督はなさそうですけどね。」



山城「なに?あんたたち提督のこと好きなの」ニヤニヤ



夕張「はい!愛してますよ!」



山城「おお。即答。」



皐月「ここにいる人はみんなそうだよ。」



山城「まぁ罪作りですこと…」



「おーい。叢雲いるかー?」



叢雲「ん?司令官?ここよ。」



提督「あぁ…いたいた。みんなくつろいでるとこ悪い。」テクテク



鈴谷「大丈夫だって。提督ここ座る?」



提督「いやいい。すぐに終わる。」



叢雲「それで?私に何か用?仕事の話?」



提督「まぁ…半分は…」



叢雲「??」



提督「唐突で悪い……叢雲。」



叢雲「なによ?」



提督「俺はお前のことが好きだ。よければ俺と結婚してくれ。」パカッ



明石「へ?」

夕張「わっつ!?」

鈴谷「え?」

皐月「わお…」

山城「おお!?」



叢雲「……」



提督「叢雲?」



叢雲「……ばか…」



提督「?」



叢雲「馬鹿ぁぁあああ」



提督「なぜ泣く!?俺の悪いのか!?いや俺が悪いんだなきっと!ごめんなさい!」



叢雲「なんであやまるのよぉぉぉ…」



提督「いやな!泣かせてしまった原因はおれの発言じゃないかと!?」



叢雲「ばかぁぁ…」



明石「と、とりあえず提督!別の部屋で待機しててください!」



提督「わ、わかった…執務室にいる。」



明石「それはまだ提督が持っててください!いいですね?」



提督「了解した。」



明石「では今すぐ執務室へ。走って!」



提督「はい!」タッタッタッ



山城「とんでもない爆弾落としてきたわね~」



夕張「」

鈴谷「」

皐月「」



山城「3名意識なし。」



――数分後



明石「叢雲?落ち着きました?」



叢雲「うん。」



明石「とりあえず叢雲はどう思ってます?」



叢雲「嬉しい…」



明石「なら、これがカッコカリの話だとしても1番目に選ばれたのが叢雲なんです。あなたの気持ちを素直に伝えなさい。いいですね?」



叢雲「でも…」



明石「本当の結婚だとしても私たちのことは気にしちゃだめです。でも、カッコカリだとしたら……本当の方はまだまだ競争中ですからね?」



叢雲「わかったわ。」



明石「答えは決まってますか?」



叢雲「うん!」



明石「では執務室へ走ってください!」



叢雲「はい!」タッタッタッ



山城「お疲れさま。あんたも提督好きなのに、塩を送るとはなかなかね?」



明石「まあ、カッコカリの方であればまだできますし。」



山城「本当の方なら?」



明石「油断してるうちに奪っちゃいます。」



山城「お昼のドロドロドラマみたいなことになるわね…」



明石「それより…この3人が戻ってきたときが大変ですので…お手伝いください。」



山城「いいけど…」



夕張「提督!?結婚って!?あれ叢雲もいない!?」

鈴谷「どどどどどどうしよ!?先を越された!?」

皐月「ああぁあぁぁあぁぁああ……」



明石「ね?」



山城「不幸だわ…」




――同時刻 女提督側 資料室



暁「これで終わりだわ。」



夕立「終わったぽいよ~」



電「ありがとうなのです。」



大淀「すみません。みなさんに手伝ってもらってしまって。」



満潮「いいのよ。ちょうど空きで暇してたところだし。」



スパーーーン!



暁「ぴゃっ!」

満潮「きゃうっ!」



大淀「何事ですか!?女提督さん、どうされました?」



女提督「電ちゃぁああああああああん!」



電「はいなのです!?」



女提督「私とケッコンカッコカリしよぉおおおおお!」



電「」



女提督「あれ?電ちゃん?」



電「はにゃああああああああああ!」タタタタタタ



女提督「行っちゃった」キョトン



暁「女司令官、電とカッコカリするの?」



夕立「でも逃げちゃったっぽい?」



女提督「ね?どうすればいい?」キョトン



満潮「追いかけなくていいの?」



女提督「ね?」キョトン



大淀「あの…女提督さん。」



女提督「およ?」



大淀「カッコカリをされるということは…提督は…」



女提督「みんなのところに行ってきていいよ?」



大淀「ありがとうございます!」タッタッタッ



暁「??」



満潮「なるほどねぇ…」



夕立「どこで待っぽい?」



暁「ああなった電は、どこかに行ったあと部屋に戻ってくるわ。だから私たちの部屋で待ってたら?」



女提督「じゃあそうさせてもらおうかな?」



夕立「夕立も一緒に待つっぽい!」



満潮「私もいいかしら。」



暁「いいわ。行きましょう?」




――屋上



電「びっくりして逃げちゃったのです…」



川内「ここで何してるのー?」プラーン



電「なんで物干しにかかって…いや吊るされてるのです?」



川内「…神通のね。大切に取っておいたお菓子をね…食べてしまったんですが…」



電「神通さんがお菓子だけで激高!?」



川内「お菓子を食べたことについては怒られなかったんだけど…その後をまずったわけさ…」



電「何したのです…」



川内「まあ気をつけてねって言われた後に…1回だけ言ってみたかったことがありまして…その…うるせぇ…ババァと…」



電「チャレンジャーなのです。」



川内「冗談のつもりだったんだけど…こうなったわけ……で電ちゃんは?」



電「……女司令官さんにカッコカリを申し込まれてびっくりして逃げてきちゃったのです。」



川内「おぉぉおお!カッコカリかぁ。それで電ちゃんはOKするの?するよね!?」



電「私でいいのです?」



川内「だって女提督がしようって言ってくれたんだもん。電ちゃんがよければいいんじゃない?」



電「でも…駆逐艦なのですよ?」



川内「別にそこはいいんじゃない?そういう面を考えるだけの人だったら、赤城さんのとこ行ってるでしょ。」



電「…そうなのです?」



シュタッ



神通「反省しましたか?」ゴゴゴ



川内「しました…以後気をつけます。」



神通「あら?電ちゃん?」



電「どうもなのです。」



神通「先ほど提督さんが叢雲さんに結婚を申し込んでましたよ?」



川内「そっちもか~。実は電ちゃんもだよ。」



神通「あら!どう返事するんですか!?」キラキラ



電「…今きめたのです!はいと言ってくるのです!」



川内「よろしい。それで、女提督さんどこに?」



神通「確か暁さんたちの部屋に向かってたと思いますけど?」



川内「だってさ!」



電「行ってくるのです!川内さん、神通さんありがとうございますなのです!」タッタッタッ



神通「うまくやりましたね。」



川内「まあ、逃げてく電ちゃん見たときは何事かと思ったよ」スルッ



神通「うまくいくといいですね。」



川内「提督の方は修羅場になってなきゃいいな。そう思うでしょ?ババァ。」



神通「…」ニコー



川内「実際に言ってみたかっただけだって!ね?神通さn…コキャァ?」バタリ



神通「まったく……」ツンツン



川内「首がぁ……」ピクピク




――1203 執務室



提督「あそこではまずかったか…やっぱり2人っきりの時に…いやだめだ…」



提督「だめだったらどうすっかな…ああ…なにやってんだ俺…」



叢雲「司令官。」ガチャ パタン



提督「む、叢雲さん…」



叢雲「なにどもってるのよ。」



提督「いや…その…まぁ…」



叢雲「あんた、こういうのって苦手よね?」



提督「はい。その通りです。」



叢雲「そう。これってカッコカリの方の話よね?」



提督「ああ。」



叢雲「わかったわ。ちなみにだけど他にあんたに好意を持ってる娘がいることはわかってる?」



提督「…ああ。」



叢雲「あら、以外…それなのに、なんで私なの?」



提督「正直言うと初めて会ったとき一目惚れした。こんな子が傍にいてくれたらなと初めて考えたのがお前だった。そして一緒に任務やら仕事やらをやってるうちにお前のことも知ることができた。ちょっとした仕草や、意外と食いしん坊なところとか…すべて含めてお前のことが好きなんだ。」



叢雲「そういってくれるのは嬉しいわ///…でも今までアタックしてきたのに気が付かないフリしてたってこと?」



提督「3割はフリだ。人も増えてきて仕事に支障をきたす可能性があると思ったから感情は隠した。正直消しかけてた。だがケッコンカッコカリの話が出てきてもう、無理だ。この感情は抑えがきかなそうだ。お前にそばにいてほしいし独占してみたい感情もある。なに言い始まったんだ俺。」



叢雲「だ、大丈夫?」



提督「だめかも」



叢雲「おっと…では私から。」



提督「なんだ?」



叢雲「あんたが普通の感情持ちとわかってほっとしたわ。」



提督「それはどうも。」



叢雲「カッコカリって複数の艦娘とできることってわかってる?」



提督「え?そうなの?」



叢雲「説明聞いた?」



提督「正直、聞いてる余裕がなかった。だからケッコンカッコカリができるのは1人だけだと…」



叢雲「ふ~ん///」



提督「まあいい。何にしろこの指輪を渡せるのはお前しか考えられない。だから。ケッコンしよう。お前を手放したくない。大好きだよ。」



叢雲「あんたのこと、まぁ、嫌いじゃないっていうか。別に命令聞いてあげても、いいかなって…///」スッ



提督「じゃあ…」キュッ



叢雲「これからもよろしく……ね?///」



提督「叢雲。」ギュッ



叢雲「まったく…世話の焼ける旦那だこと。」ポンポン



青葉「それで挙式はどこでですか?」ガチャン!



衣笠「ちょっと青葉!?すいません資料のことをお聞きしようかと…」



青葉「資料なんていいですから。挙式について。」



提督「どうしたい?」



叢雲「するの?」



青葉「した方がいいと思いますよ。青葉は。」



衣笠「青葉ぁ…」



提督「そうか…考えておこう…」



叢雲「そうね。」



青葉「あの~…急に青葉と衣笠が出てきて『いつから聞いてた!?』みたいなことはないんですかね?」



提督・叢雲「「 …… 」」



青葉「あれぇ?反応がないですね…それでですね?」



衣笠「もうやめなさいよ…」



提督「叢雲…」



叢雲「もうかけたわ。」カチャツ



青葉「」アセダラー



衣笠「私は関係ないよね?」



提督「あおばぁあぁあぁ…」

叢雲「いつから聞いてたのかしらぁあぁ?」



青葉「余計なこと言うんじゃなかったぁぁ…」




――同時刻 暁たちの部屋



満潮「電にお断りされたらどうするの?」



女提督「死ぬ。」ニコッ



雷「にこやかに言うセリフじゃないわよ!」



夕立「夕立も女司令官さんとしてみたいっぽい~」



女提督「あらうれしい。」



電「女司令官、ここにいたんですね。」



女提督「大当たり~。まってたよ?」



電「待っててくれたの?・・・ありがとう。」



満潮「あ…仕事忘れてた…何人か手伝ってほしいんだけど?」



響「いいよ。」



夕立「いくっぽい!ね?暁と雷。」



暁「いいわよ?」



雷「わかったわ。」ウインク



満潮「これだけいれば終わるわ。行きましょう?」ガチャ パタン



電「気をつかってもらっちゃったのです。」



女提督「そうだね~。それでさ。ケッコンしよ?」



電「はいなのです。」



女提督「やった~。電ちゃ~ん!むぎゅ~」



電「むぎゅ~なのです!」



女提督「かわいいですね~。これであたしの電ちゃんで~す。」キュッ



電「女司令官さんはやっぱりロリコンなのです。」



女提督「提督もじゃない?いまごろ叢雲ちゃんに渡しに行ってると思うよ?」



電「叢雲ちゃんは大人なのです。ほら、女司令官さんも指輪するのです。」キュッ



女提督「ぴったりだぁ♪」



電「お揃いなのです。ええとそれでなんで私なのです?」



女提督「ええとね…覚えてないかな?提督訓練生が艦娘の学校見学に行った時のこと。」



電「見学があったことは覚えているのです。」



女提督「その時ほかの子達より小柄な4人の子達が訓練してたの。確か重巡との訓練だったかな?その4人はボロボロになってるのに何度も立ち上がって挑んでった。そんな中でも4人は仲間を気遣い、時にはかばうような行動もするのを覚えてたんだ。」



電「はにゃ?」



女提督「もし提督になれて、あの子達の誰かがここにあたしのとこに来てくれたら、あたしが守ってあげようって決めたの。そしたら電ちゃんが来た。4人の中の1人が来た。もう運命としか思えなかったよ。」



電「////」



女提督「そして一緒に働いてても電ちゃんの優しさや強さを改めて理解することができた。だからもうカッコカリは電ちゃんしかいないって思ったの。だからだよ。」



電「はにゃぁ////」



女提督「それに?小さい子って可愛いじゃない?こう、あどけない笑顔って言うの?甘えてくれる可愛さ?無垢な顔?もうどれとっても最高ジャナイ!?さあ。お姉さんとお風呂に…」



満潮「台無しよぉおおお!」バァァァン!



響「さすが女司令官。ぶれないね。」

雷「そうね~」

夕立「ぽい!」



暁「コホン。電。ケッコンカッコカリをしたんだからレディとしてのふるまいを…」



電「お断りなのです。」



暁「いなずまぁ~……」



女提督「かわいいなぁ~♪」



ヴェールヌイ「次のカッコカリは私にしてほしいな。」



女提督「善処いたします。」




――そのころの談話室



明石「青葉さん…通信機切られたじゃないですか…



皐月「やっぱりカッコカリの話だったね~…」



山城「提督ってストレートに来るタイプなのね…」



夕張「はい。意外でした。」



鈴谷「青葉…犠牲は無駄にしないよ…」



明石「なぜか衣笠さんまで被害に…」



皐月「この話だとちょっとはボク達の気持ち気づいてたってこと?」



大淀「どうでしょう。直接聞いてみます?」



鈴谷「いやいや…無理だって…」



山城「鈴谷って意外と消極的なのね?」



鈴谷「鈴谷は意外とガラスのハートなんで…」



夕張「希望はまだあります。…ケッコンカッコガチの方はまだ空いてます。そこを狙います。」



明石「カッコカリですから重婚もできますからね。」



山城「でも…叢雲意外とはする気なかったりしてね。」



明石「山城さん。」



山城「はい?」



大淀「少し工廠の方へ来ていただけますか?」

夕張「そうですね?私達の話を聞いてもらいましょう。」

皐月「叢雲の電のお祝いの話もしたいしね…」

鈴谷「…だから…ね?」



山城「厄日…助けて…姉様…」




――1432 執務室



提督「これで正式に完了だ。」



叢雲「そうね。」



女提督「こっちもダーヨ。」



電「完了なのです!」



提督「指輪してみてどう?」



叢雲「ん~…力が湧くような気はするんだけど…これが気分的なものなのか判断が付かないわね。」



電「私も同じなのです。」



女提督「よかったね叢雲ちゃん。」



叢雲「ええ、ありがとう。」



女提督「それで提督はほかの子達のことはどうするの?」



叢雲「この際できるようになったらみんなとしちゃえば?」



電「そうなのです。それでいいと思うのです。」



提督「ちみたち?何を言いだすんだい?」



叢雲「さっきも言ったけどだってカッコカリでしょ?別に1人って決まりはないんだし。」



提督「そんなに軽く言われてもなぁ」



女提督「元元帥みたく鳳翔さんとの本当の結婚は1人だけどね?」



提督「わけわからんくなってきた…」



電「もし1人しかカッコカリできなかったらどうするのです?」



提督「叢雲とする。」



叢雲「どうも。」



電「意外とラブラブなのです!?」



女提督「意外だわさ…」



提督「お前だって1人だったら電とするんだろ?」



女提督「もちろん!」



電「にゃぁあ///」



叢雲「うふふ。ちなみに女提督は重婚するの?」



女提督「ん~…」



電「するのです。次はひび…ヴェルお姉ちゃんとなのです。」



提督「決められてるぞ?」



女提督「構わん。エヘヘヘヘヘヘ」



叢雲「とうゆうことで提督もほかの子とのカッコカリも考えてあげて。」



提督「叢雲さん!?」



電「頑張るのです!」



提督「あ、ああ…」



女提督「まあ…頑張れや!」ニター



提督「ムカッ☆」



女提督「イラッ☆」



叢雲「ただ、本当の結婚の方も狙わせてもらうからそのつもりで。」



女提督「叢雲ちゃんが大胆になっているだと…」



提督「と、とりあえずこの話はこの辺にして仕事の会議をしよう。まず代表者会議にするか?」



女提督「そうだね。そのあと全体会議で。じゃあ…代表者会議は1530に小会議室でしますか。」



電「連絡は私が入れておくのです。」



叢雲「私は資料作成で行くわ。」



提督「じゃ。」



女提督「はじっめましょ!」




――1530 小会議室



提督「ええ。代表者の皆さま。本日は■■鎮守府の株主総会にお集まりいただきまことにありがとうございます。」



祥鳳「提督!?」



女提督「つきましては、今月の収益は先月より3ポイント上昇はしてますが…」



大淀「そうですね。このところの売り上げはいい感じでしたからね。」



高雄「あららら…ツッコミがいないわ…」



提督「ちゃんとした話に戻ろう。仕事の依頼だ。捜索依頼1件と調査依頼2件だ。」



明石「その前に!ケッコンカッコカリのことについては?」



提督「大会議の時に話す。もうちょっと待っててくれ。」



明石「わかりました。でも…指輪でわかってますよ?4人とも。」ニコニコ



女提督「にゃへへへへ…」



電「はわわわ///」



提督「そ、そうか…それでだ。今回は大まかに4班に分けようと思う。」



叢雲「にゃい容は資料の通りよ。捜索班、調査班2班、待機班ね。」



大和(叢雲さん)ウフフ



加賀「翔鶴…私の後輩です…」



時雨「白露と春雨に五月雨!?」



女提督「とりあえず読むね?まず捜索の方から対象LL鎮守府、LL提督の階級は少将。所属艦娘は翔鶴ちゃんが2名、五月雨ちゃん、白露ちゃん。次、提督お願い。」



提督「ああ。調査対象1件目、UU鎮守府、UU提督の階級は中佐。所属艦娘は春雨、三隈、朝潮。最後は電。」



電「はいなのです。調査対象MM鎮守府、MM提督の階級は大佐。所属艦娘は北上さん、大井さん、陽炎さん、不知火さん、天龍さん、龍田さん、なのです。」



大和「LLとUUは艦娘が4人と3人って少なくないですか?」



提督「ああ。ここには省いたけどこの2つは意外と僻地でな。」



高雄「私たちもそうでしたから。僻地だと人数少なくされますからね。」



女提督「そうだったね。」



ル級「コノ…UUノホウハマエニ、ワタチタチミタイデ、ワタシタチデハナイナニカヲミタコトガアルワ。」



提督「どうゆうこと?」



ル級「ンー…ナントモイエナイワ…」



女提督「気をつけるに越したことはなさそうだね。戦闘は?」



飛行場姫「シテナイ。タダトウリスギタダケダッタ。」



提督「そうか。それ見たのってリコリスとル級と他には?」



ル級「アトハ戦艦棲姫ネエサン。」



女提督「ならUUにはバックアップとしてそのうちの誰かにおねがいしよっかな。」



飛行場姫「リョウカイ」



神通「今回はどうされるんですか?直接行動ですか?」



女提督「私は今回は捜索の方に行きたいかな。」



提督「MMの方には俺が行きたい。襲撃の場合対人戦の可能性があるからな。」



暁「なら陸でもある程度戦える人を連れて行った方がいいと思うわ。」



女提督「暁ちゃんと三日月ちゃんは決定かな?」



提督「いや。UU調査で取り押さえるなどの事態が発生したときに取り押さえられる方がいい。だからあえて暁と三日月にはUU行ってもらいたい。」



三日月「わかりました。」



女提督「代表者の方から面識があるか聞いといてもらって1700から全体会議して組み合わせとか決めたいですのよ。」



神通「わかりました。」



那智「早速行動に移るとするか。」



提督「頼んだ。」



女提督「んじゃ、いったん解散で~」



代表者「「「 了解 」」」



山城「提督。」



提督「どうした?」



山城「頑張りなさいよ…」



提督「あ、ありがとう。どうした熱でもあるのか?」ピトッ



山城「ないけど…まぁ…うん。」



女提督「山城ちゃんどうしたの?」



提督「さぁ…」



明石(提督について語られてましたからねぇ…)



大和「すいません。いいですか?」



女提督「は~い~」



大和「大和は今回待機組に入れていただけないでしょうか?」



女提督「どうしたの!?具合でも悪い!?」



大和「いえ!そうではありません。ちょっと…今は言えませんが…」



提督「いいぞ。むしろ待機組の方に回ってもらう考えだったからな。」



大和「ありがとうございます!」



提督「いえいえ。」



女提督「??…そうだ。祥鳳ちゃ~ん」



祥鳳「はい?」



女提督「弓道場の新しい物品が届いたから弓道場の前にあるよい。」



祥鳳「了解です!」



女提督「あとほかの空母組の様子みててあげて…」コソッ



祥鳳「わかりました。」コソッ




――1700 大会議室



提督「みんないらっしゃるようなので始めます。」



女提督「そういたそうかのぉ…元元帥にも来てもらてるよ。」



元元帥「元元帥元元帥って…他にないのか?」



提督「爺さん」

女提督「じっちゃま。」



元元帥「お前ら…引退はしたがまだ60だ!」



鳳翔「じゃあなんと呼べばいいんですか?」



元元帥「元元帥。」



提督・女提督「「 かわらんのかい! 」」



大淀「相変わらずまともに始まりませんね…」



提督「まあいいや。会議前に申し訳ないが…ケッコンカッコカリって知ってるか?」



女提督「いや…知らなかったの提督だけだよ…」



提督「え?まじっすか?知ってる人挙手!」



一同挙手



提督「おぉう…そうだったのか…そのことでなんだが、俺と叢雲、女提督と電がケッコンカッコカリをした。」



元元帥「だいぶ思い切ったな」



鳳翔「あらまぁ、」ウフフ



オメデトウゴザイマス! ジレイガン~… ナイテルノ!? ガヤガヤ



島風「なんで叢雲と電を選んだの~?」



初霜「島風ちゃんそれ聞いちゃうの!?」



島風「だって気になるじゃ~ん」



女提督「私の場合、ケッコンカッコカリの話は知ってたから最初の子は電ちゃんって決めてました。一番付き合いも長いしね。」



提督「俺は…その…まあ…叢雲のことを初めて出会ったときから…まぁ…察してくれ。」カオマッカ



一同((( 提督がかわいい! )))



長門「そうか…お前が…大人になったなぁ…」



陸奥「長門まで泣いてるわ…」



提督「カッコカリをしても今まで通りに仕事もするから。よろしく頼む。」



女提督「お願いね?」



一同「「「 はーい! 」」」



女提督「さて!お仕事の話に移ろうか!まず、代表者から聞いてるとは思うけど対象の鎮守府に知り合いがいる子は挙手してくれるかな?」



提督「いるな。まずは夕立から。」



夕立「ぽい!白露と五月雨と春雨っぽい。時雨と村雨も知り合いっぽい!」



女提督「了解。次は最上ちゃん。」



最上「はい!三隈が知り合いだよ。鈴谷と熊野も同様です。」



提督「わかった。次は朝雲。」



朝雲「朝潮が友人です!あと、陽炎さんと不知火さんも多少の面識はあるわ。山雲と満潮も同様よ。」



女提督「ありがと。加賀ちゃんどうぞ。」



加賀「代表者会議のといに言った通り、翔鶴は私と赤城の後輩であり…」



瑞鶴「大切な姉!だから行かせてお願い!!」



加賀「それを決めるのは提督達よ。落ち着きなさい。」



瑞鶴「なにも知らないくせに!」



加賀「あなったって子は!」



女提督「はいはい!!そこまで!心配なのはわかるけど、冷静にね?」



加賀「…すみません。」

瑞鶴「ごめんなさい…」



提督「他にはいないか?…いないようだな。それじゃまずLLの方から決めよう。捜索班だ。」



女提督「今回はあたしが同行するよ。まず赤城ちゃん、加賀ちゃん、瑞鶴ちゃんはここね。」



赤城「了解です!」

加賀「はい。」

瑞鶴「ありがとう!」



提督「夕立。五月雨と白露と春雨とはどのくらい知り合いだ?」



夕立「みんな仲良しっぽい!」



提督「じゃあ誰が行っても大丈夫だな。」



時雨「問題ないよ。」

村雨「そうね。」



女提督「なら…LLに夕立ちゃんと村雨ちゃんに。UUには時雨ちゃんで行こうかな?」



夕立「わかったぽい!」

時雨「了解だよ。」

村雨「はい!」



女提督「よろしく!あと捜索を夜もしたいから…神通ちゃんもお願い。」



神通「了解しました。」



提督「あと夕張だ。応急手当を要するときにはできる人がいた方がいいだろ。」



女提督「そうだね。じゃあ夕張ちゃんもお願いしていい?」



夕張「問題ありません!」



女提督「あと、榛名ちゃんも捜索中の護衛も兼ねていっしょにいいかい?」



榛名「はい!榛名は大丈夫です。」



女提督「最後!海底の捜索も兼ねてレ級ちゃんお願い!」



レ級「リョウカイ!アハハ!」



女提督「LLは以上!」



提督「いいのか?じゃあ次はUU調査だ。執行官として青葉に行ってもらう。」



青葉「了解です!」



提督「頼む。あと扶桑と最上、暁、三日月に朝雲。お願いする。」



扶桑「了解しました。」

最上「ありがとう提督!」

暁「頑張るわ。」

三日月「お任せください!」

朝雲「了解よ。」



提督「あとル級もだ。」



ル級「リョウカイヨ。」



女提督「最後MMだね。これには対人間用兵器、提督が同行します。」



提督「間違いではない。」



女提督「ちくしょ…張り合いが…」



提督「残念。いいか、ここは反艦隊勢力によって襲撃された可能性もある。そのことは理解しといてくれ。」



女提督「そのことをふまえて、まず知り合いのいる山雲ちゃんと満潮ちゃんはお願いね。」



山雲「了解~」

満潮「ええ。」



提督「山城も頼む。」



山城「了解。」



提督「あと艦娘の治療が必要になる可能性もあるから明石も一緒だ。」



明石「まかせてください!」



提督「あとは…川内、初霜、島風、間宮。以上だ。」



川内「は~い!」

初霜「頑張ります!」

島風「いいよ~」

間宮「了解です。」



元元帥「なぁ…なんで呼ばれたんだ?」



女提督「せっかちな爺様だこと。おほほほ。」



元元帥「わしのことを馬鹿にし過ぎではないか!?」



提督「残りの人はここで待機しててくれ。その間の指示は元元帥にお願いする。」



元元帥「そういうことか。よかろう。」



提督「老人介護くらいに思ってくれていいぞ?」



元元帥「鳳~翔~…息子、娘同然に育てたやつらがいじめてくるのだが…」



鳳翔「よかったですね」ニコリ



元元帥「嫁にまで…」



陸奥「提督に女提督。あんまり元元帥をいじめちゃだめよ?」



提督・女提督「「 は~い 」」



女提督「さて作戦の方なんだけどLLの方には本部からの捜索隊として派遣されたことにしますのでそのおつもりで。」



捜索組「「「 了解! 」」」



提督「MMの方は俺と川内が陸路で、他は海路で向かう。指示があるまで海路組は俺が確認をとるまで海上で待機。戦闘の際にはすぐに俺に連絡。旗艦は山城頼んだ。」



MM調査組「「「 了解! 」」」



女提督「さて…次が問題。UUは隠密行動が必須。調査と言う形では行きません。遠征で迷ったと言う形で行きます。」



最上「大変そうだね…」



女提督「しかも鎮守府の名前も偽ってもらいます。もし、鎮守府への連絡をするとか言われたら番号を渡すからそれを教えてちょうだいな。その電話は私につながるようになってるからご安心を。」



提督「仮の名前決めたら?」



女提督「そうね~…なにがいい?」



時雨「□□鎮守府はどう?」



扶桑「間違えにくくていいかもしれません。」



女提督「よし。それにしよう。旗艦は青葉ちゃんたのんまっせ。」



青葉「了解です。」



提督「出撃は明日の1000にする。みんなよろしく頼む!」



一同「「「 了解! 」」」



女提督「かいさ~ん!」



ガンバローネー タイキチュウナニシテヨウカ? ゴハンタベヨー ガヤガヤ…



叢雲「お疲れさま。」



提督「ありがと。」



元元帥「さて。わしらも戻るぞ?」



女提督「ありがとうございました!留守中お願いします。」



長門「任せろ。」



鳳翔「ええ。頑張ってくださいね?長門と陸奥も久しぶりにご飯食べに来ない?」



陸奥「行くわ。じゃ~ね~」



提督「留守をお願いします。」



女提督「さて…あたし達もごはん食べに行こうか?」



電「そうするのです。」



叢雲「ええ。」



提督「よし。じゃ…」



夕張「提督!」



提督「どうした?」



夕張「私ともカッコカリしましょう!」



叢雲「ね?こうなるでしょ?」



電「モテモテなのです。」



女提督「違うよ電ちゃん。こういうのは節操無しって言うんだよ?」



提督「おま…叢雲。明石、皐月、鈴谷、大淀に食事が終わってから執務室に来るように伝えてきてくれないか?夕張も食事が終わってから執務室に来てくれ。少し話そう。」



女提督「同席してあげよっか?」



提督「いや。俺のことだ。」



夕張「わかりました。では後程。」



叢雲「重婚のこと決めたの?」



提督「ああ。気持ちに答えてやれるのであれば。」



女提督「電ちゃん!こういう男の人にはついて行っちゃだめだよ!」



提督「そういうお前はどうする気だよ。」



女提督「ヴェルちゃんの次はね~」フンス



提督・叢雲「「 次の次まで!? 」」




――2004 執務室



提督「すまないな。集まってもらって。」



明石「いいですよ~。提督のためですから。」



提督「ありがとう…こんなこと聞くと自意過剰と思われるかもしれないが…俺とケッコンカッコカリをしたい人っているか?」



明石「はい。」

大淀「は、はい…」

皐月「は~い!」

夕張「私もです!」

鈴谷「鈴谷…も…」



叢雲「ね?」



皐月「ケッコンカッコカリしてくれるの?」



提督「…ああ。条件がそろい次第手続きをする。」



明石「こちらからも条件があります!」



提督「どんなの?」



明石「カッコカリをするまでに私達それぞれを、叢雲と同じくらい好きになってください!」



叢雲「あら。宣戦布告された気分だわ。」ウフフ



大淀「余裕でいられるのも今のうちです。」ニコッ



皐月「そうだね。覚悟しててね?」ニカー



鈴谷「鈴谷はお揃いの指輪あるし!」



夕張「私はこっちに判を押していただいた方がうれしいですけどね?」ピラッ



提督「おいおい。本物の婚姻届けじゃねぇか…しかもきちんと俺が名前書けば提出できるようになってるし…おい。見届け人…青葉と女提督の名前が…」



明石「そのくらい本気で提督のこと好きなんですよ?」



提督「よくわかったよ。じゃあまずは謝罪する。お前たちの気持ちにきちんと向き合ってやれないくてすまなかった。」ペコリ



大淀「頭をあげてください!」



皐月「そうだよ!」



提督「すまない。」



大淀「向き合って?と言うことは…」



提督「正直逃げていた部分もある。皆の命を預かる仕事だ。色恋で失敗なんてしたら洒落にならん。だからそのあたりのことには自己暗示で感情をつぶしてた。」



鈴谷「精神病とかにならない?」



提督「その点は大丈夫だ。」



皐月「ちなみに今は、ボク達のことどう思ってるの?」



提督「え?」



明石「そうですね。聞かせてもらえます?」ニコニコ



提督「…さて。武器の整備をしてくる!また後でな!」ガチャ パタン



叢雲「あ…逃げた。」



モウイナイ! ナンダカモヤモヤシマス! テイトク~! ドコデスカ~



提督(ちゃんと考えてやらないとな。)




――2106 女提督の部屋



女提督「よし。これでおわり。何時だ?2100ちょいか…んーおやつターイム。」



電「太っちゃうのです。」ガチャ



女提督「わお!電ちゃん。どうしたの?」



電「暁お姉ちゃんはが新婚初夜なんだからって追い出されたのです。」



女提督「あはは!暁ちゃん意味わかってるのかな?」



電「わかってないのです。ヴェルお姉ちゃんはウォッカを噴き出して、雷お姉ちゃんは慌ててたのです。」



女提督「目に浮かぶわぁ。でも無理やり追い出されたと…」



電「今頃ヴェルお姉ちゃんから意味を聞かされてる頃なのです。」



女提督「だったらあと数秒で…」



暁「ちょっと待つのよ電!」バタン



ヴェールヌイ「暁…」

雷「もう!慌てなくても大丈夫よ。」



女提督「へい!らっしゃい!」



暁「だめよ!そうゆうことはもうちょっと大人になってからでね!?」カオマッカ



電「ね?なのです。」



女提督「あははははは!」



ヴェールヌイ「まったく…困った姉だよ。」



雷「そうね…」



暁「話聞いてる!?」



女提督「聞いてる。聞いてる。」ナデナデ



暁「~~~///」



女提督「みんなで映画でも見ながらお菓子たべる?」



電「賛成なのです!」



ヴェールヌイ「いいね。」



雷「いいわよ?」



暁「私は全然かまわないわ!」



女提督「じゃっみようかね。」



ヒザノウエハモラウノデス! ワタシハヒダリヨ アッズル~イ! ヤイノヤイノ…



女提督(この子達のためにも頑張らないとね。それにしてもかわいいなぁ)ハァハァ




――翌日 0831 食堂



吹雪「おはようございます…朝食C、ごはん少なめで…」



鳳翔「おはようご…吹雪ちゃん?目の下が…」



吹雪「あれ~?鳳翔さんおはようございます~どうされたんですか~」ポワー



鳳翔「間宮さんが出撃のため期間限定で私が担当することにしたんですが…」



初春「おはよう。朝食Bを。大丈夫か吹雪よ?」



吹雪「ええ~。大丈夫ですよ~」フラ~



熊野「おっと。おはようございます。Dお願いしますわ。なにがあったんですの?」



吹雪「ああ~熊野さんもおはようございます~。」



初春「とりあえず座っておれ。わらわが運ぶぞ。」



吹雪「おねがいします~」フラフラ カタン



鳳翔「なにがあったんでしょう?」



初春「わからぬ。」



鳳翔「できました。Cセット、Bセット、Dセットです。」



初春「かたじけない。……それで吹雪何があったのじゃ?」カタン



熊野「お話になって?」カタン



吹雪「ありがとうございます~…昨日、叢雲がカッコカリしたじゃないですか。」



熊野「しましたわね。」



吹雪「だから…提督の部屋で寝たら?一応新婚なんだからって言ったんですけど。いいと言われたのでそのまま寝ようとしたんですが…叢雲がずっと指輪を眺めながら笑ってるんです。」



初春「よほどうれしかったのじゃな。」



吹雪「まあ、それはそれでよかったんです。それを0300過ぎまでやってるんです。こっちは眠りに入ろうとするたびに叢雲の笑い声が…こう…ウフフフフって…」



初春「ホラーではないか…」



熊野「怖いですわ!」



吹雪「そのせいで、もの音がするたび目が覚めてしまってこの状態です。」



初春「ご苦労じゃな。」



熊野「大変でしたわね。」



吹雪「熊野さんは他人事じゃないと思いますよ~。なんせ鈴谷さん一緒じゃないですか。もし司令官と鈴谷さんがカッコカリしたら…」



熊野「可能性はありますわね…」



鈴谷「おっはよ~。あれ?吹雪、大丈夫?」



初春「おはよう。」



吹雪「あはは~」



鈴谷「だめっぽい」



ガタッ! ユウダチドウシタノ? ナンカアイデンティティーノキキッポイ!? ナンノシンパイ!?



熊野「おはようございますわ。そういえば昨晩ご機嫌でしたけど?」



鈴谷「ちょっと耳かして……提督がね?あとでカッコカリしてくれる上に、その時までに叢雲と同じくらい好きになってくれるって約束してくれたのさ///」コソォ



初春「なんじゃ?内緒話か?おい。熊野どこに行く?熊野?」



熊野「あんまりですわぁああああ!」



鈴谷「どうしたんだろ?」



初春「なんとなく察したのじゃ。鈴谷。一緒に食べようかの?」



鈴谷「??おじゃましまーす。」



吹雪「仲間だ仲間~あはは~…ぐぅ」zzz



鈴谷「寝た!?」




――0950 ■■鎮守府 母港



提督「~~♪~~~♪」カシャン カチャカチャ カチャン!



女提督「~~~~~♪~♪」ポンポン スッ キラン



提督・女提督「「 … 」」ニヤー



三日月「…怖いです。」



古鷹「武器の手入れしながら笑わないでください。」



提督「笑ってた?」



女提督「笑ってないよ?」



扶桑「無自覚なんですか!?」



女提督「ほへ?さてさて、出撃する人達は明石ちゃん以外、みんな集まったかな?」



大淀「はい。大丈夫のようです。」



女提督「ありがと。じゃあまずはUU調査組から出発してもらいます!」



青葉「了解です。ではみなさん行きましょー!」



女提督「みんなこの端末持って行って。通信速度上がってるはずだよ。」



朝雲「ありがとうございます。」



女提督「頼んだよ!」



UU調査組「「 いってきます! 」」



提督「気をつけてな。」



UU調査組「「「 はい! 」」」



ザー! レツクズサナイヨウニ~ ハ~イ



明石「提督~。バイクお待たせです。女提督さんは捜索用のレーダーです。」



文月「司令官達~」



提督「はいよ~」



女提督「ありがと。持ってくね。」



文月「司令官、後でのせて~」



提督「おっけー。」



文月「やった~」



明石「わたしも予約しまーす。」



提督「わかったよ。」



女提督「事故らないでよね。」



提督「気をつけーまっす。。」



瑞鶴「女提督さん行こ!」



女提督「おーらい!捜索班のみんないい?まずは向こうの鎮守府にいって挨拶してから捜索を始めるます。捜索の指示は向こうについてから。おわかり?」



捜索組「「「 了解! 」」」



女提督「瑞鶴ちゃん。」



瑞鶴「なに?」



女提督「あせっちゃだめだからね?」ポンポン



瑞鶴「うん!」



提督「気をつけてな。」



女提督「そっちこそ。なんかあったら無線で。」



提督「了解。」



電「まつのです~~~~」



女提督「電ちゃんに叢雲ちゃん?どうしたのー?」



電「忘れ物なのです!」



女提督「おおう…執行官証…」



提督「それ忘れちゃだめだろ。まったく。俺はほらちゃんと…あれ?」



叢雲「そうゆうあんたもよ。はい。」



提督「さんきゅ。」



女提督「ざまぁ!やーい!とんちきちー!」



提督「はいはい。わるぅござんした。ちくしょうめ!」



女提督「あははは!じゃあ捜索班、出撃!」



捜索組「「「 おー! 」」」



イッテキマース! ソッチモガンバッテネー! ヤイノヤイノ 



提督「さて俺らもそろそろ行くか。川内コレ。」



川内「なにこれ?」



提督「スタンロッド。使い方はわかるな?」



川内「了解。」ニヤー



提督「よろしい。海路組の旗艦は山城に任せるからよろしく。」



山城「了解よ。」



島風「はやくいこよー」



初霜「まぁまぁ…」



提督「なにかあれば通信で頼む。」



MM調査組「「「 了解! 」」」



提督「留守はまかせた。元元帥のことかまってやってくれ。」



電「了解なのです。」



叢雲「了解。」



明石「叢雲…あれやるんでしょ?」コソッ



叢雲「///」



提督「大丈夫か?」



叢雲「ねえ。」



提督「ん?」



叢雲「いってらっしゃい///」チュッ



提督「!?」



満潮「わーお…」



山雲「あら~」



電「私も女司令官さんにすればよかったのです。おはようのチューはしたからいいかな…」



明石「そちらもアツアツで…」



提督「はははははは!」



島風「提督!?」



提督「ははははははは!!」



大淀「壊れてますね…提督~。もどってきてくださーい。」



提督「はっ!?さて行くか。」



一同「「 一気に戻った!? 」」



提督「…見なかったことにしてくれ…うん。川内。後ろに。」



川内「はーい!」



提督「じゃあ海路組もよろしく。」



海路組「「 了解! 」」



提督「じゃあ行ってくる。川内。つかまってろよ。」ドゥルルルル



叢雲「いってらっしゃーい!」

電「気をつけてくださーい!」



大淀「私たちはどうしましょうか?」



元元帥「そうじゃな。わらびもちで茶でもどうだ?」



叢雲「いらしたんですか?」



元元帥「まあな。で?どうする?」



叢雲・電・大淀「「「 いただきます。 」」」




――1125  LL海域付近



女提督「そろそろ海域に入ってるはずだよー。」



赤城「意外と静かな海域ですね?」



榛名「視界も良好です。」



女提督「レ級ちゃん下はどう?」



レ級『トクニナイ!』



女提督「ありがとー。」



夕張「このまま何もなく到着できればいいんですが。」



夕立「みんな!なんかくるっぽい!」



瑞鶴「あれは……敵艦載機!?」



加賀「撃ちます!」バシュ ブーーン



女提督「どこから?」



神通「あそこです!」



赤城「私も!」バシュ ブーーン



村雨「あ!いなくなった。」



レ級『ナンカガトオクヘイッタ!』



女提督「了解。飛んできたのは何だった?」



加賀「敵の艦載機でしたが、偵察だけみたいでした。」



女提督「了解。赤城ちゃんどう?」



赤城「どうやら圏外に出られたようです。」



女提督「被害はないみたいだけど慎重に進みましょう。」



――1135 LL鎮守府



女提督「ついた~。」



少将「こんにちは。遠いところをわざわざありがとうございます。LL鎮守府の少将です。」



女提督「■■鎮守府の女提督です。本部の依頼で捜索活動のお手伝いに来ました。」



少将「ありがとうございます。中にどうぞ。」



瑞鶴「すいません!翔ねぇと鶴ねぇどちらがいなくなったんですか!?」



少将「もしかして、君が瑞鶴さんかな?よく2人から聞かされてたよ。いなくなったのは姉の方だ。申し訳ない…」



瑞鶴「翔ねぇ…」



赤城「はなしを聞いてからにしましょう?ね?」



瑞鶴「うん…」



女提督「ではよろしくお願いします。」



――1143 LL鎮守府 応接室



少将「お待たせしまた。うちのも連れてきました。」



五月雨「五月雨です。」



白露「白露です。」



翔鶴「下の翔鶴です…」



夕立「ぽ~い~~~!」

村雨「こら!飛びつくなって」



白露「わお!夕立に村雨~」



五月雨「お久しぶりです!」



夕立「五月雨もいるっぽい~」ポギュ~



少将「知り合いがいたのか。よかったな。」



白露「うん!」



瑞鶴「鶴ねぇ?」



翔鶴「…」



瑞鶴「鶴ねぇ?大丈夫?」



翔鶴「…あ…瑞鶴…ごめんなさい…」



加賀「鶴?」



翔鶴「あ。加賀先輩…それに赤城先輩も…」



赤城「お久しぶりです。」



翔鶴「…ごめんなさい…ごめんなさい…」グスッ



少将「鶴…」ポスッ



翔鶴「さわらないで!!…あ…ごめんなさい…」



少将「いや…俺もわるかった。部屋で休んでてもいいぞ?」



翔鶴「…そうさせていただきます。」



瑞鶴「女提督さん。私も…」



女提督「おねがい。加賀ちゃんもついててあげて?」



加賀「ええ。」



少将「お願いするよ。」



翔鶴「すみません…」ペコリ ガチャ



パタン



女提督「いなくなってからあんな感じですか?」



少将「ええ。」



女提督「では、当時の状況からお聞かせ願いますか?」



少将「わかりました。当時は夜の海域の警邏を行う日で翔鶴の上の方と白露の2人でお願いしてました。」



女提督「白露ちゃん。その時変わった様子って?」



白露「ん~…とくになかったかな?いつものルートを回って戻ったし。そして次の日にはいなくなっちゃって…」



女提督「一端もどったのね?」



白露「はい。」



五月雨「そういえば、その日の夜中に波の音が変だった気が…」



少将「ああ。そうだったな。俺も目が覚めて部屋から確認したけど特に異常はなかった。」



女提督「わかりました。次に捜索範囲についての話を……」



――10分後



女提督「…ではこういう手順で。」



少将「お願いします。あとすいません明日からなんですがちょっと周辺の鎮守府との会合がありますので留守にさせていただきます。その間ここは白露に代行をお願いするので。」



白露「よろしくお願いします。」ペコリ



女提督「はいよろしく!」



少将「出発は1700前後になると思います。部屋はご用意してますのでご自由にお使いください。装備の燃料等は本部から届いてますのでそちらを。足りなかったらうちのつかってもらって構いません。仲間のためですから。」



女提督「了解しました。ありがとうございます。まず1300から捜索開始します。」



少将「お願いします。では部屋の案内を。五月雨。お願いな。」



五月雨「はい!では、こちらに。」



テガカリガミツカルトイイネ キットダイジョウブ!




――1125 UU海域



青葉「結構入り組んでますね~。大丈夫ですかー?」



扶桑「中間は問題ありません。」



最上「後方も異常なしだよ!」



暁「あとどれくらいかしら?」



ル級「20分クライヨ。」



時雨「ル級さん潜って。誰か来る。」



ル級「ワカッタワ。」チャプン



三日月「あ。最上さん!」



最上「なに?」



ゴツン!



最上「いたたた…三隈!?前見ててよ!」



朝雲「大丈夫!?」



朝潮「大丈夫ですか!?」



三隈「ごめんなさい。ってモガミン!?こんなところでどうしたのかしら?」



朝潮「お久しぶりです。朝雲。」ニコッ



朝雲「本当ね。」ニコッ



三隈「それで?どうされたのかしら?」



青葉「すみません。旗艦の青葉です。私達、遠征してたんですがちょっと迷ってしましまして…」



最上「ここちょっと通信はいらなくて…」



朝潮「それは災難でしたね。すぐうちの鎮守府にご案内いたします。」



三隈「そうね。ちなみにここは島の反対側。そしてこれからここの海域は荒れますわ。」



最上「助かるよ~。くまりんこ。」



三隈「いいのよ。モガミン。」



青葉「ル級さんどこか安全なところで…」コソッ



ル級『リョウカイ。』



――1145 UU鎮守府



朝潮「どうぞ。」



扶桑「ありがとうございます。」



三隈「こっちの部屋どうぞ?」



時雨「お邪魔します。」



三日月「あの~ここの司令官さんっていらっしゃらないんですか?」



三隈「いますわ。ただ研究が忙しくてこもってますわ。」



バタン!



暁「きゃっ!」



中佐「………」



朝潮「中佐。お疲れさまです。」



中佐「………」



三隈「その開け方やめてくださいな!」



中佐「……」



三隈「気をつけてくださいね?」



暁「何言ってるかわかるの?」



朝潮「ええ。ゴメンっておっしゃってます。」



三隈「声が小さいだけ。え?なに?はい。どちらの鎮守府の方たちですか?だそうですわ。」



青葉「□□鎮守府所属です。」



三隈「連絡しておくから連絡先教えてくれないか?だそうですわ。もう!自分でお話になって!」



青葉「お疲れさまです…これ連絡先です。お願いします。」



中佐「わ…」



■■艦娘((( ん~…聞き取れない… )))




扶桑「こちらの艦娘はあなた方だけですか?」



朝潮「いえ。春雨さんがいらっしゃるのですが、このところ体調が悪くてはなれで休養しています。」



時雨「そうなの?ボク春雨の知り合いなんだけど、面会ってできるかな?」



三隈「どうでしょう?中に入るのは中佐だけにしてほしいっていわれますし…」



朝潮「でも、声をかけるくらいであればできるとは思いますので後程ご案内します。」



時雨「ありがとう!」



三隈「それにみなさんの泊まる場所を用意しなければいけませんわ。」



朝雲「??」



朝潮「こちら側の海域は1度荒れ始めるとしばらくは荒れが続きます。どうしても海に出たいときには島の反対にある町までいかないといけません。」



青葉「反対の町まで行くには?」



三隈「車がないと…うちの鎮守府には少佐さんのバイクしかありませんので。すみません。」



最上「いやいや。そういうことなら仕方ないよ。逆に申し訳ない…」



三隈「気になさらないで。そういうときのために用意してあるわ。」



ル級『ワタシノコトハダイジョウヨ。イイバショミツケタカラ。』



青葉「了解です……では少し御厄介になりましょう。」



三隈「どうぞ。何かお飲みになります?」




――1125 MM海域付近



島風「敵影が見えないって珍しいね?」



初霜「そうですね。順調です。」



山城「まあ、今のところね。普通の出撃だともう交戦してるはずよ。」



満潮「そうね。と言うか明石さんと間宮さんてどう戦うの?」



明石「私ですか?私の場合行くつか装備がありますよ。」



間宮「私はこれを預かっています。」ガシャン



初霜「スティンガーですか!?」



明石「特殊改良型ですよ。」フンス



山城「うちの鎮守府って兵器工場なのかしら…」



提督『あながち間違いじゃないな。』



山雲「あらま~。司令さ~ん。」



提督『そっちはどう?』



山城「大丈夫よ。そちらは?」



提督『場所はMM鎮守府から約1キロの丘の上だ。川内は偵察に行ってもらってる。そして問題発生。なんか変なやつらがいる。』



??「あの~そこの人達。悪いんだけどこの海域出てってほしいんだけどな~」



??「お願いだからでていって。」



??「出ていかないのであれば強硬手段を取らせていただきます。」



明石「どうやらこちらも問題発生です。」



満潮「不知火さんに陽炎さん?」



陽炎「満潮ちゃん!それに山雲ちゃんも!」



不知火「お久しぶりです。すいませんが出ていってください。」



満潮「相変わらずね…不知火さん。」



山城「旗艦の山城と言います。理由は?」



北上「MM鎮守府の艦娘代表の北上だよ~。ちょっと理由は言えないかな~…」



川内『取り込み中悪いけど、MMの大佐っぽい人はどっかの部屋に監禁されてるみたいだよ。敵兵5名。こいつらやる気ある?1人すっごい空見てボケーッとしてるし…』



提督『なんだそれ。川内。通信設備の場所見つけたか?』



川内『あった。どうするの?』



提督『ちょっと待機……ああ。2階の部屋に3名捕まってるな。…よし。川内通信設備を静かにショートさせて隠れてて。』



川内『了解。……完了。』



提督『ナイス。山城。20分だけ時間稼いでくれ。片づける。』



山城「了解。」



??「で?でていくの?」



北上「大井っち~…もうちょっと待ってあげないよ~」



大井「北上さん。でも…」



山城「悪いけど。ここを動くつもりないわ。」



不知火「そうですか…では申し訳りませんが…」ガコン



山雲「戦うおつもりですか~?」



北上「どうやら…そうみたいだね。命までは取らないよ?」




――1130 MM鎮守府



提督「こんにちは。空きれいですね。」



兵士1「そうだよな~。昼寝してぇ。って誰だお前?」



提督「名乗るほどのもんじゃない。」バキッ



兵士「オヤスッ……」バタリ



川内『ねね。ここに通信設備直しに来たやついるんだけど?』



提督「やれ。終わったら俺は次に行く。」



川内『はーい。ねぇ…お兄さん…』



兵士3『こんなところに女?ここの艦娘か?』



川内『助けて?怖い人達がいて…逃がしてくれたら…好きにしていいから…ね?』



兵士3『……そげなこといわれたらね…こっちだよ。』クルッ



川内『あ・り・が・と!』バチバチバチバチバチ!



兵士3『あぁあっぁぁぁああああぁあ!……』チーン



川内『終った~。縛り上げといたよ~』



提督「色仕掛けとは恐ろしい。と言うことであと3人か?上の部屋で合流できる?」



川内『おっけ~。じゃ上の部屋の天井裏にいるよ~』



提督「了解。」



――5分後 2階監禁部屋



兵士2「ねぇ…ご飯食べないの?」



兵士5「食べてくれないと困っちゃうんだ…」



兵士4「リクエストあるなら作るけど…」



UU大佐「なぁ…おまえらなんでこんなことするんだ?」



兵士5「指示だからね。」



兵士4「…」スーッ



龍田「やめて!」



天龍「龍田にさわるな!」



兵士4「ご、ごめんなさい。この頭のわっかが気になって…」



天龍「それだけか?」



龍田「さわってもいいわよ~」



兵士4「いいんすか?」



天龍「龍田!?」



兵士4「おお~。すげ~。」



コンコン!



兵士4「お返ししますね。兵士1か?」ガチャリ



提督「お届けものですよ。」



兵士4「だれ?」



提督「川内!」バシッ! ギュッ!



兵士4「クキッ?…」バタッ



兵士5「4!!」



川内「ぐっばーい。」バリバリバリバリ!



兵士2「ぎゃあっぁああっぁあああ!…」バタリ



提督「最後。」バシュッ



兵士5「」バタン



川内「ねえ…最初に首絞めたの…生きてる?」



提督「……」



川内「やっちゃった?」



提督「首…折っちゃった…どうしよ…」



川内「憲兵さーーーん!!!」



兵士4「はっ!」



提督「…」ガスゥ!



兵士4「」



提督・川内「「 …… 」」



提督「たまにいるよね?ゴキブリ並みの生命力の奴。HAHAHA!」



川内「…あ、脈あるよかった。…縛ってっと。」



提督「ありがと。山城!そっちは?」



山城『戦闘中よ!なに?』



提督「MMの艦娘に伝えてくれ。大佐と他2名の安全は確保したって。」




――1119 ■■鎮守府



大和「乾いてますね。」



皐月『叢雲、電は執務室だよ。回収なら今。』



大和「了解です。」



古鷹「なんだか悪いことしている気が…」



那智「サプライズのためだ。大和。部屋に戻って採寸するぞ。」



文月「入口クリ…」



高雄「あら?文月さんも洗濯物ですか?大和さん?なんで叢雲さんと電さんの服を…」



那智「高雄!ちょっといいか!?」ガシッ



高雄「~~~!!~~~!」モガモガ



文月「入口は見張ってる~。」



古鷹「あわわわわ……」



大和「高雄さんごめんなさい…」



高雄「ぷはっ…いったいどうされたんですか?」



那智「実はな…大和がカッコカリした2人の結婚式のウエディングドレスとパーティ」

をサプライズで仕掛けようという話になってな…」



高雄「それでですか。びっくりしたわ。」



大和「ご協力いただけますか?」



高雄「もちろんです!ほかにこれを知ってる人は?」



古鷹「ここにいる人と皐月ちゃんだけです。ある程度準備が出来てから待機組の方には話そうということになってましたので。」



高雄「わかりました。ではさっきのことは内密に」ウフフ



皐月『緊急事態!叢雲と電が洗濯物を取り込みに行っちゃった!』



大和「叢雲さんと電さんがこちらに来ます!」



皐月『あいたーー!!』



『サツキチャンダイジョウブナノデス? ケガハナイカシラ? ダイジョウブ……』



大和「皐月さんが時間を稼いでくれてます!今のうちに私の部屋に…」



一同「「「 了解! 」」」



――1129 ■■鎮守府 大和の部屋



那智「どうする?洗濯物がないとなると…騒ぎになるんじゃ…」



高雄「とりあえず私たちは見てないということで通しましょう。」



文月「中庭に落ちてたってことにすれば~?」



大和「そうしましょう。」



鈴谷「大和さん、入るよ~。この間さ~…ってなに?え?叢雲と電ちゃんの?」



古鷹「わーー!鈴谷さん!わーーー!」グイッ!



鈴谷「ちょっと古鷹!?なに!やめ!~~~~!」



文月「さっきと似たような展開に…」



古鷹「暴れないでください~!」



鈴谷「いきなり押さえつけられて抵抗するなって方が無理な話だって!」



古鷹「静かにしてください」ギュー



鈴谷「~~~~!~~~!~~~!!」ジタバタ



高雄「二度あることは三度あるなんて言葉ありますよね…」



那智「おいおい…高雄…そんなこと言うなよ。そんなことい…」



熊野「失礼しますわ。ドタバタと音がしてますけど…え?鈴谷?」



鈴谷「助けて!熊野!!」



熊野「え?」



大和「ごめんなさい」グイッ! パタン!



熊野「~~~!?~~~!!」



那智「いわんこっちゃない…」



文月「あはは~…」



――――――――――



鈴谷「そういうことならいいってよ~」



熊野「何されるかとヒヤヒヤしましたわ…」



大和「すいません…」



鈴谷「それでさっき叢雲と電ちゃんが服を探してたのか。」



文月「やっぱり探し始まっちゃってたかぁ…」



那智「早いとこ採寸してしまおう。」



大和「では私と古鷹さんで採寸してますのでデザインをいくつか選んでいただけますか?」



高雄「わかりました。」



鈴谷「そういえば部屋にウエディングの特集がある雑誌があったから持ってくるね!」



那智「ありがとう。誰かにあったら…」



鈴谷「内緒と言うことで!」ガチャ パタン




――1324 LL海域



女提督「翔鶴ちゃーん!…だめかぁ」



夕張「こっちはだめでした。レーダーにも何も…」



女提督「そっか…」



瑞鶴「どこに行っちゃったの…翔ねぇ…」



翔鶴「……見当たりません…」



神通『こちらも何もなしです。』



夕立『だめっぽいー…何も手掛かりなしっぽいよー…』



女提督「このあたりもだめかぁ…」



夕張『すいません緊急です!こちらで敵影が!先ほど交戦した艦みたいです!』



女提督「赤城ちゃん、制空権だけは取られないように!あと加賀ちゃんの班もそっちに合流して!」



加賀『了解しました。』



赤城『大丈夫です!もう、いなくなりました。何なんでしょう?』



女提督「鶴ちゃん。このあたりに艦載機を飛ばす敵っている?」



翔鶴「いえ…でも、最近たまにレーダーにうつるときはあるみたいです。攻撃されたことはありません。」



女提督「そうか~…ちょっとごめんね?……レ級ちゃん。さっきの深海艦追える?」



レ級『イケル!マカセテ!』



女提督「お願い。とりあえず緊急時は…」



レ級『キンキュウシンゴウ!』



女提督「おっけ。おねげーするだー。」



瑞鶴「どうするの?」



女提督「そうだね…みんないったん集合。」



――5分後 



女提督「少将さんも来たところで、捜索範囲を広げたいと思います。少将さんはこのあたりはまだでしたよね?」



少将「ああ。こっちはまだだな。」



女提督「わかりました。ではこちら側をお願いできますか?」



少将「了解した。」



女提督「範囲がちょっと広いから今度は2班に分けるね?まずあたしの班は、赤城ちゃん、加賀ちゃん、神通ちゃん、夕張ちゃん、村雨ちゃんで行きましょう。残りは少将さんといっしょね?」



艦娘一同「「「 了解です。 」」」



少将「お力をお借りします。」



女提督「いえいえ。あっ…申し訳ないんだけど村雨ちゃんと五月雨ちゃんを交代してもらっていい?」



少将「かまわないよ。五月雨頼んだぞ。」



五月雨「了解です!」



女提督「村雨ちゃんちょっといいかな。」



村雨「なーに?」



女提督「3分後無線コードをチャンネル2に変えて内緒のお話。」コソッ



村雨「はーい。」



少将「じゃあ、行こうか?」



一同「「「 はい! 」」」



――3分後  LL母港



少将「みんなありがとね。」



瑞鶴「いえ。姉のためですから。」



夕立「仲良かったぽい?」



白露「うん。みんなで食事したり、いなくなる前は釣り大会やったりしてたよ。」



榛名「楽しそうですね。」



少将「あいつが戻ってきたら今度はBBQだな。」



村雨「いいな~。うちでも相談してみよっか。」



少将「きっと楽しいぞ。さて右方向は白露頼む。あとは夕立さんと瑞鶴さんお願い。」



女提督『村雨ちゃん?イエスならマイクを2タップ。ノーなら1タップ』



村雨「」トントン



女提督『少将さんちゃんと探してる?』



村雨「」トントン



女提督『他の艦娘への会話とかに不自然な点はある?』



村雨「」トン



少将「村雨さん?なんかあった?」



村雨「いえ。なんかマイクに雑音が…何でしょう。少将さんレーダーに変化ありません?」



少将「ちょっと待ってね…」



女提督『ありがと。なんかあったら連絡お願い。』プツン



村雨「少将さん!雑音消えました!プラグの不具合みたいです。」



少将「そう?ならよかった。じゃあ捜索お願いね。」



――30分後 女提督側



女提督「夕張ちゃんカモ~ン。」



夕張「はい~。」



女提督「五月雨ちゃんの装備に盗聴器とかないか確認してもらえるかな?」コソッ



夕張「オッケーです」



夕張「五月雨ちゃん!装備のボルト緩んでるかもですから見ますよ~」



五月雨「ほんとですか?ありがとうございます!」



夕張「失礼しますね~……あらら。ちょっと装備外して女提督さんの船に乗っててください。結構緩んでます。」



五月雨「あらら。お願いしても大丈夫ですか?」



夕張「いいですよー。」オッケーマーク



女提督「ありがとね。それで五月雨ちゃん。ちょっと聞きたいんだけど。今いる翔鶴ちゃんっていつもあんな感じ?」



五月雨「いえ、やはりお姉さんの方がいなくなってからです。それだけショックだったみたいです。」



女提督「少将さんとの関係は?」



五月雨「前は仲良くって感じでしたけど…最近はそっけないというか、寄せ付けないというか…」



女提督「そっか。それもお姉さんの方がいなくなってから?」



五月雨「はい。少将さんに喧嘩でもしたのか聞いてみたんですけど特には。少将さんはそっとしといてやれとは言われてるんで。」



女提督「わかった。ありがとね。夕張ちゃんどう?」



夕張「我ながら完璧です。」



加賀『緊急連絡です!深海艦が出現しました!敵、臨戦態勢です!』



少将『悪いが海域を離脱する!』



女提督「了解です!すぐに離脱を!攻撃より防御重視の全速で!」




――1321 UU鎮守府 はなれ



朝潮「朝潮です。春雨さん。お友達がいらっしゃいましたよ?」



春雨『朝潮ちゃんごめんね?どなた?』



時雨「久しぶりだね。春雨。」



春雨『もしかして…時雨ちゃん?』



時雨「そうだよ。入ってもいいかな?」



春雨『ごめんなさい。病気が移っちゃうといけないから中佐さんから面会はだめだって…』



時雨「そうか…なら、このままでお話してもいいかな?」



春雨『大丈夫だよ。』



朝潮「私はあちらにいますので。」ペコリ



時雨「ありがとう。」



朝潮「春雨さん。また後で。」



春雨『ありがとう。朝潮ちゃん。』



時雨「春雨はここ長いの?」



春雨『うん。初めからここのに配属されたの。』



時雨「そうなんだ。ボクは2つ目なんだ。いろいろあってね。」



春雨『でも声が楽しそう。』



時雨「そうかい?病気はいつから?」



春雨『うーん。もう…1ヵ月くらいかな?でも心配しないで?ここの中佐さんは艦娘の専門のお医者さんの免許持ってるから。』



時雨「すごいね。じゃあ安心かな?」



春雨『うん!早く治してお姉ちゃんたちと会いたいなぁ…』



時雨「なら今度うちの鎮守府に遊びに来なよ。夕立と村雨もいるよ。」



春雨『本当!?頑張らなくっちゃ!』



時雨「でも、無理はだめだよ?」



春雨『うん!』



チョンチョン



時雨「??」



中佐「……」



時雨「あ、ごめんなさい。春雨とお話してました。」



中佐「…薬……時間…」



時雨「あ、お薬の時間なんですか?」



中佐「春雨………」



朝潮「春雨さんを少し休ませてあげて。だそうです。」



時雨「そうだね。春雨。ボクはここにお泊りするからまた明日来ていいかな?」



春雨『うん!まってる!』



時雨「中佐さん。春雨のことお願いします!」



中佐「…」コクン



朝潮「では戻りましょう。」



時雨「うん。(皆に言うべきかな…LLとのこと…)」



――1524 UU工廠



青葉「すごいですね…建造システムが2つも…」



三隈「研究のためだそうですわ。艦娘よりかは建造システム自体の研究をしてますわ。」



扶桑「なぜその研究を?」



三隈「昔からとしか聞いたことがありませんわ。」



朝雲「他にも建造システムはないの?」