神通さんと特訓と提督さんと?
提督さんと神通さんがゆっくりするお話
ー訓練場にてー
神通「これにて今日の訓練を終わりにします。ありがとうございました」
吹雪「はぁ、はぁっ。あ、ありがとうございました。神通さん」
神通「どういたしまして。それにしても、最近頑張っていますね」
吹雪「私も神通さんやほかの方々のように頑張りたいんです!」
神通「私でよかったらまた手伝いますね」
吹雪「はい、またお願いします!」
ー訓練所の近くー
五月雨「吹雪ちゃんおつかれさまっ」
吹雪「うん、ありがとう五月雨ちゃん!」
五月雨「それじゃあ、間宮さんとこ行く?」
吹雪「うんっ!行こ~」
五月雨「お~」
吹雪「今日は何にしよっかー」
五月雨「なんか新作メニューが出たらしいよ?」
吹雪「本当に?楽しみ~」
ー訓練場の近く、執務室に向かう道ー
神通(最近、みんな訓練に励んでいますし、私も置いていかれないようにしないと・・・この後は・・・提督のところで秘書艦のお仕事ですね。)
川内「あれ?神通、訓練の方は終わったの?」
神通「川内姉さん、はい無事今日も終わりました」
川内「そっかぁ、お疲れ様・・・そういえば今から提督のところに行くの?」
神通「はい、姉さんは?」
川内「ん?私もちょっと提督に用事があるから執務室に行こうと思ってね」
神通「それでは、一緒の道ですね」
川内「そだねー、そういやさー神通」
神通「なんですか?」
川内「いや、おせっかいだとはわかってるんだけどさ。ほら、最近いろんな娘の訓練に付き合ってるじゃない?」
神通「そうですか?そんなにしていないように思うんですが・・・」
川内「いやいや、結構やってるからね。無理しすぎんのはダメだよ?いつも言ってるじゃん、無理と過信は禁物だーって。ね」
神通(知らないうちに無理をし過ぎていたのかもしれません・・・)
「姉さん」
川内「ん?なにー?」
神通「気にかけてくれて、ありがとうございます。私、ちょっと無理をしていたみたいです。姉さんのおかげで気付けました」[ペコリ]
川内「い、いやいやっそんなかしこまって言わないでよー。もー、ちょっと照れちゃうじゃんかー」
神通「そ、そうですか?でも本当に」
川内「ストップ、ストーップ!これ以上は終わんなくなるからここで終わりねっ」
神通「・・・はい」
川内「って、とかなんとか話してたらついたねー」
神通「へっ?そ、そうですね」
川内[コンコン]「提督ー入るよー」
提督「はーい、どうぞー」
[ガチャッ]
提督「神通、今日もお疲れ様、けど、たまには休んでよね?でないとお仕事も大変だし・・・それに、一人でお仕事するってのはやっぱりさみしいよ・・・」
神通「提督・・・」
川内「あのー、私もいるんだけどー」
提督「ごっ、ごめん。ついさみしかったから・・・それでー、どしたの?川内」
川内「うんうん、もう終わったから大丈夫だよ」
提督「そうなの?」
川内「うん、それじゃ私は夜間訓練の準備とかしてくるから、これでね」
提督「うん、川内も無理はしすぎないでね」
川内「もちろん!」
[ガチャッ、パタン]
神通「あの、提督・・・」
提督「ん、なに?」
神通「あの、疲れてしまったので一つお願いしても良いですか?その・・・ふ、二人っきりですし・・・」
提督「良いよ」
神通「じ、じゃあその、疲れたので一緒に寝てくれませんか?あ、安心するまでで良いんですけど・・・」
提督「わかった、私も今日のお仕事は大体終わって疲れたから一緒に寝よ?」
神通「はいっ!」
ー提督の部屋:寝室ー
神通(そういえば、提督と一緒に寝たのはいつが最後だったかな・・・最近忙しかったから・・・)
提督「神通」
神通「は、はい」
提督「その、寝る前に・・・久しぶりに一緒にお風呂に入らない?その、神通ともいっぱいお話したいから・・・」
神通「そうですね、久しぶりに一緒に入りましょうか」
提督「えへへ、嬉しいな」
ーお風呂ー
[カポーン]
神通「提督、これは・・・」
提督「とりあえずお湯に浸かろう?」
神通「は、はい」
[チャプ]
提督「はーっ、久しぶりに入ったけどやっぱりいいお湯ねー、神通もそう思わない?」
神通「そ、そうですね。ところで、こんな場所どうやったんですか?」
提督「・・・明石に頼んで作ってもら・・・冗談、冗談ですっ、ごめんなさい神通さんっ」
神通「でしたら、どう言う事なんですか・・・こんな豪華な露天風呂、どうやって」
提督「実は、ここ入渠ドックの近くに源泉が湧きまして、それを明石と夕張に手伝ってもらって作らせてもらったの」
神通「・・・はぁ、そういうことなら早く言ってください」
提督「でも驚いたでしょ?寝室からここに来れるようにするの苦労したんだよ」
神通「確かに驚きました・・・けどいつから?」
提督「神通がみんなに負けないようにって、頑張ったり。みんなの訓練を見てたりしてる間にね・・・」
神通「提督・・・」
(“一人で仕事するのはさみしいんだよ”
私も、伝えよう・・・)
提督「そろそろ上がろっか。のぼせちゃうと困るし」
神通「提督」
提督「ん?」
神通「私も、提督と一緒に過ごせなくてさみしかったです・・・」
提督「神通・・・ありがとね」
神通「はい」
提督「そろそろ上がらない?私ちょっとのぼせそう・・・」
神通「い、急いで上がりましょう!」
ー再び提督の部屋:寝室ー
神通「提督、だ、大丈夫ですか?」
提督「うん、もうだいじょぶー。夜風が気持ちよかったからねー」
神通「そ、それは良かったです」
提督「それじゃあ、一緒に寝よー?」
神通「はい」
[もそもそ]
提督「それじゃ、電気消すね?」
神通「あ、あの」
提督「あ、そうだった。神通は真っ暗なの苦手だっけ」
神通「い、いえ、苦手というか落ち着かないだけです・・・」
提督「じゃあ、薄暗いくらいにしとくね」[カチカチッ]
神通「はい。あの、提督」
提督「どうしたの?」
神通「その、ギュッとしてくれませんか?安心、できるから・・・」
提督「うん、分かった」[ギュッ]
神通(提督さんにギュってしてもらうと安心する・・・優しい暖かさに包まれているような、そんな気持ちになれる・・・)
提督(やっぱり、神通をギュッとしてると安心するな・・・なんていうんだろう・・・ずっとこうしていたいって気持ちになるのよね・・・)
ーモノローグはエピローグー
緩やかに、明日へと向かい続いてく・・・けれど、今とはまた違った明日を君と一緒に過ごしゆく
ここまで読んでいただきありがとうございました!
先輩と僕の日々の続編は現在構想中ですのでもう少しおまちしていただけると幸いです。
次回作のリクエストなどをいただけると嬉しいです!
それでは~
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