アホ提督の提督引退までの物語part最終回
遂に始まった最期の戦い!彼ら彼女らの運命は……
最終回です。相変わらずアホみたいな文とゴミみたいなストーリー構成です。そんなアホな作者の作品を見てくださってありがとうございました!集大成です。それではどうぞ
提督「俺は提督を引退する」
提督補佐「何言ってるんですか!?」
提督「そろそろ限界だなって思ってな」
赤城「引退した後はどうするんですか?」
提督「新しいことに挑戦してみようと思ってな。農業とか」
赤城「そうですか……」
瑞鶴「提督さん……引退ってどういう事?」
赤城「瑞鶴さん…」
瑞鶴「提督さん以外出ていって」
提督補佐「わかりました。赤城さん。行きましょう」
赤城「はい……」
バタン
瑞鶴「どういう事よ」
提督「言った通りだよ。俺がお前らのために戦って解決」
パシン!!!
提督「………いてぇ」
瑞鶴「簡単に引退なんて言葉を使わないでよ!あんたが引退したら私たちはどうすればいいのよ!」
提督「………」
瑞鶴「あんたは私たちを救ってくれた!もうそれだけで十分なの!」
提督「俺は……お前らを救ってなんか……」
瑞鶴「救ってくれた!私たちを何度も救ってくれた!私はあんたが初めて着任した頃からずっと愛してた!ずっと愛し続けた人がここから離れるってどれだけ悲しいことか分かる!?」
提督「それは……お前が勝手に俺を好きになっただけだろ……」
瑞鶴「……もういいわ。あんたが死のうが私には関係ない。それじゃ」
提督「………」
赤城「提督……」
提督「今は一人にしてくれ。すまない」
提督「作戦は以上だ。第1艦隊以外はここに残ってくれ」
一同「………」
提督「異論はないか?」
加賀「艤装を付ければ戦えるってほんとなの?」
提督「あぁ。俺の父親の遺言にそう書いてた」
加賀「瑞鶴から聞いたのだけど引退するって本当なの?」
提督「………あぁ。これが終われば深海棲艦もいなくなるだろうし俺がいなくても戦えるだろ?」
加賀「……あなたは本当にそれでいいの?」
提督「………」
加賀「解決できたらそれでいいの?」
提督「………」
加賀「ここにいた頃の思い出もなくなるのよ?」
提督「………だまれ。俺は勝つ。勝つことが全てだ」
加賀「……好きにすればいいわ。死んでも知らないから」
提督「分かった。俺が1人で行ってくる」
一同「………」
提督「じゃあな。死んだら適当にその辺に埋めといてくれ」
加賀「埋めたくもないわ。目障りだから消えて」
赤城「加賀さん!」
加賀「あれくらい言わないとあの人のアホな頭は治らないわ」
暁「………」
執務室にて……
暁「弱点は以上よ。死なない深海棲艦を殺すなんてアホなの?」
提督「ん?まぁ死なないなんてありえないと思ってね?」
暁「本当にこれでいいの?」
提督「別にいいよこれで。俺が1人で戦えば解決だし、お前らも怪我をしなくていいだろ?」
暁「私たちは深海棲艦と戦うために生まれてきた。だから戦わないと意味がない」
提督「暁にしては珍しいな。口調が変わってる」
暁「数々の修羅場を乗り越えてきたから」
提督「そうなのか」
暁「あなたの父親も戦う前にこんな風になってたわ」
提督「俺も親父にそっくりなのか……」
暁「えぇそっくりよ」
提督「作戦開始まであと30分か。じゃあな」
暁「さよなら」
提督「明石さん艤装お願いします」
明石「これです。絶対帰ってきてください」
提督「わかりました」
明石「裏提督の準備は?」
提督「出来てます……はぁ……ふっ!」
明石「いってらっしゃい」
裏提督「おう」
???「来たか……待ってたよ」
裏提督「お前はここで終わりだ」
元帥「わたしは死なない深海棲艦だよ?勝てると思ってるのかい?」
裏提督「勝てなくてもあいつらのために俺はここで死ぬ」
元帥「いい決意だね」
裏提督「勝つけどな」
ドカーン!!!
元帥「急に砲撃はずるいよ」
ドカーン!!!ドカーン!!!
裏提督「いってぇ……威力が倍くらい違うな……」
元帥「だから言ってるだろう?わたしに勝つことは出来ない」
裏提督「クソッ!動けよ!砲撃だ!」
元帥「いくら指示しても無理だよ。無効化させてるから」
裏提督「……」ニヤリ
元帥「刀!?それをどこから」
裏提督「おらぁぁぁ!!」ザシュ
元帥「………」
裏提督「(首を切ってみたが復活するか……次は足か……)」
元帥「驚いた。でも意味無いよ」
裏提督「意味がなくてもいいんだよ。大人しく死んでくれ」ザシュ
元帥「次は足か……」
裏提督「(これでどうだ……?)」
元帥「残念だったね。君はもう大破してる」
裏提督「!?」
裏提督「(体が……鉛みたいに……なんでだ)」
元帥「トドメッ♪」
???「させない!」
ドカーン!!!ドカーン!!!
裏提督「誰………だ………?」
瑞鶴「何やってんのよ」
裏提督「お前なんでここに」
瑞鶴「ほかの鎮守府から連絡があってね」
裏提督「は?」
瑞鶴「爆撃する音が聞こえたって言われて慌ててきたのよ」
裏提督「そう……なのか」
瑞鶴「ダメダメじゃない……大破までしちゃって」
裏提督「うるせぇな……」
瑞鶴「行くわよ……相棒」
裏提督「はぁ……仕方ねぇな」
元帥「2人や3人増えたところで何も変わらない……死人が増えるだけだ」
瑞鶴「自分の強さに酔ってなさい。すぐに沈めてあげる」
裏提督「瑞鶴は後方から爆撃、俺は近接戦闘をする!」
瑞鶴「了解!」
元帥「………」
裏提督「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ザシュッ
裏提督「(どうだ……!?)」
元帥「弱点を確実に狙ってきてるね。さすがだ」
瑞鶴「第一次攻撃隊、頼むわ!」
ドガガガガドカーン!!!
裏提督「瑞鶴ナイスだ!」
元帥「前が見えない…!?なんだこれは!?」
裏提督「終わりだ!」
瑞鶴&裏提督「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
裏提督「よし……!勝ったぞ!」
瑞鶴「ほんと死んだかと思ったわ」
裏提督「お前の計画は終わりだ。世界を崩壊させるためのシステムを止めさせてもらう」
元帥「ハハッ……僕の計画もここまでか」
裏提督「早く止める方法を教えろ!」
元帥「螺旋状の建物の中にある青いボタンを押せば止まるよ」ニヤリ
裏提督「………嘘だな」
元帥「………!」
裏提督「本当のことを教えろ」
元帥「止めることはできない。艦娘と深海棲艦の体を利用して作ってるからね」
裏提督「艦娘を使う理由は?」
元帥「艦娘の体内にとあるエキスがある。それを利用すれば深海棲艦を死滅させることができる。僕はそれを使ってとある爆弾を作った。世界規模のね」
裏提督「だから艦娘をさらっていたのか!?」
元帥「正解だ。深海棲艦にもエキスがある。艦娘のエキスと似たようなものだ。両方を利用すれば艦娘も深海棲艦もいなくなる」
裏提督「おい待て。なぜ世界を崩壊させる必要がある?」
元帥「僕はこの世界に絶望した………」
裏提督「クソッ!死にやがった!」
瑞鶴「止めることはできないってこと?」
裏提督「いや、止める方法はあるはずだ!とりあえず螺旋状の建物の所に行くぞ!」
裏提督「なんだこりゃ………」
瑞鶴「でかすぎる!」
裏提督「暁!聞こえるか!?」
暁『何があったの!?』
裏提督「爆弾がある場所にいるんだけど止める方法はないか?」
暁『止めるためには瑞鶴とあなたの命が必要よ』
裏提督「!?」
瑞鶴「どうして?」
暁『提督は半分深海棲艦、瑞鶴は艦娘。わかるでしょ?』
裏提督「そういう事かよ……!」
瑞鶴「もしかして……」
暁『えぇ。このシステムはあなた達を殺すために作られたシステムよ。爆弾を止めるためにあなた達が死ぬ。最悪のシステムね』
裏提督「瑞鶴……どうする?」
瑞鶴「私たちが死んでみんな助かる。いい事じゃない。行きましょ」
裏提督「行くか……ここに入ればいいのか?」
瑞鶴「多分そうでしょ。早く入って!」
裏提督「おおごめんごめん」
裏提督「なんか聞こえないか?」
瑞鶴「何が?」
提督父「久しぶりだな」
裏提督「親父!?」
提督父「お前と会うのは何年ぶりだ?まぁいいか。ここに来たってことは止めに来たってことか」
瑞鶴「そうです。私たちが止めて全てを終わらせます」
提督父「そうか……」
裏提督「ここはどこなんだ?」
提督父「システムの中心部だ。俺の親父もここで死んだ」
裏提督「嘘だろ?じゃあ次は」
提督父「そうだ。俺がここで死ぬ」
裏提督「ちょっと待ってくれ。帰れる可能性は?」
提督父「俺がここで死ねば爆弾解除、お前達は帰ることができる。その手で……この負の連鎖を止めてくれるか?」
裏提督「親父………拳銃……」
瑞鶴「両方帰れる可能性は?」
提督父「ない」
瑞鶴「提督さん……!」
裏提督「親父……すまない!」パン!パンパン!!
提督父「………ありがとう」
裏提督「親父………」
瑞鶴「向こうに光が!」
裏提督「出口か」
瑞鶴「帰りますか」
裏提督「親父……ごめん」
提督父「…………」
裏提督「死人に口なしってか」
提督父「…………」
裏提督「じゃあな」
提督「………」
瑞鶴「………」
赤城「あの……」
提督「ちょっと静かにしてもらっていいか?」
赤城「……ごめんなさい」
提督「瑞鶴……夕日でも見に行かないか?」
瑞鶴「行く」
提督「………最高の結果……なのか?」
瑞鶴「最高の結果でしょ………」
提督「深海棲艦もいなくなって戦うことも少なくなったけどさ……なんか違うよな」
瑞鶴「言われてみればそうね……」
提督「でも悩んでても仕方ないよな……俺達もそろそろ気合い入れ直さなきゃ」
瑞鶴「そうね……」
2年後……
提督「瑞鶴ー!書類まだかー?」
瑞鶴「多分これ」
提督「お前これあれじゃん。あのーなんだっけ」
提督補佐「各鎮守府への資材です」
提督「そうそうそれそれ」
瑞鶴「違うの?」
提督「俺が欲しいのはあれだよ。えーと」
提督補佐「各鎮守府に配る広報ですよね」
提督「そうそう!」
瑞鶴「それはこれ」
提督「おっ助かるぅ!」
瑞鶴「そういえばあの事件からもう2年かぁ」
提督「あっほんとだ。時間って速いねぇ」
瑞鶴「ということは私たちも結婚して2年?」
提督「そういう事になるな……」
瑞鶴「………」
提督補佐「恥ずかしがるならなんで言うんですか!僕まだ嫁さんいないんですよ!?」
提督「鳳翔さんは?」
提督補佐「この前デート行きましたよ。多分次のデートで結婚できます」
提督「マジか!?がんばれよぉ!」
あの事件から2年後、色々あった。引退するはずだった俺は何故かほかの鎮守府から「引退しないでください!」とお願いされ提督補佐に提督をやらせて俺は事務的な感じになった。数々の事件やたくさんの思い出……結構アホなことばかりしてたけどみんな俺を支えてくれた。瑞鶴と結婚もした。毎日が充実した日々だ。みんな……ありがとう
瑞鶴「提督さん何書いてるのー?」
提督「いやーあの事件から2年経ったからちょっと書こうと思って」
瑞鶴「見せて!」
提督「やだよ」
瑞鶴「みーせーてー!」
提督「バカッ!破れる!破れる!」
提督補佐「あーもううるさい!仕事してくださいよぉ!」
提督「ほらー……怒ったじゃん」
瑞鶴「むぅ〜……」
提督「仕事仕事!」
瑞鶴「あのさ……」
提督「なに?」
瑞鶴「ありがとう」
提督「………おう」
end
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