戻ってきたアホ提督 〜地獄篇〜
戻ってきたアホ提督!!新シリーズSTART!!!
お久しぶりです。アホ提督シリーズを書いてた者です。気分転換で名前を変えてみました。
アホ提督の続編書きたいなーと思ってて書いてみました。今回はかなりの長編になると思いますがお付き合いお願いします!!ちなみに最後に地獄篇の先をちょこっとだけ見せます。それではどうぞ!
鎮守府を出てゆっくりと歩き出した俺は自然とある場所に辿り着いた。
そこは過去にとある事件があった場所。
提督「ここに来るといつも思い出すなあ………」
思い出に浸っていると後ろから足音が聞こえた
隣いい?と小さい声で俺に声をかけてきたのは瑞鶴だった。
提督「やっぱ来ちゃうよなここ」
瑞鶴「そりゃあ私達も一応関係あるし」
提督「だよねw」
瑞鶴「それにしてもほんとここは変わんないね」
提督「いつまで経っても変わらないのはちょっと残念だな……」
瑞鶴「正直変わってたらそれはそれで怖いけどねwww」
提督「まぁそうだな」
夕日が俺と瑞鶴の顔を照らしていた。
朝7:00にセットしていた目覚ましの音で起きた。朝日が眩しい。
いつも通りの服装で支度をして、外に出ると堤防のあたりでざわざわしていた。
提督「ん?何事?」
近づくと長門の声が聞こえてきた。しかも怒った声。あいつ怖いんだよねぇ……
長門「貴様らが何故ここに来たんだ!!!」
???「だから提督さんに会わせてって言ってるじゃん」
長門「何故かと聞いているんだ!」
提督「長門?何事?」
長門「提督!深海棲艦共が提督に会わせろと」
提督「ふーん?で?お前の名前は?」
レ級「僕は戦艦レ級!」
レ級はニヤッとして俺を見た。
容姿は思った以上に小さくてパーカーっぽい服を着てる。でも威圧がすごい。
提督「んでー?俺達の敵の深海棲艦様がなんの用事ですか??」
レ級「助けて欲しいんだ……」
提督「なんで敵を助けるの………」
俺がハァとため息をつくとレ級が淡々と語り始めた。
深海棲艦が二つの派閥に割れたこと。割れた理由はレ級が人間達と話し合って艦娘と深海棲艦の戦争を辞めたいと言った。レ級の意見に何人か賛成していたが同胞を殺されたのに何故和解するんだと怒って意見が食い違って二つの派閥に割れた。そして深海棲艦たちで戦争が始まっていてたまたま逃げ込んだ場所がここだった。生き残っているのはレ級を含め20体ほど。
俺がいる場所ならどうにかなると思ったらしい。
理由はなんとなく分かったが完全に巻き込まれてないか……?
提督「まぁ事情は分かった。要は俺らを戦争に巻き込んでるってことだな?」
レ級「まぁそういう風になるね……本当にごめん……でも僕は君たちと和解したいんだ……!」
長門「和解したい?貴様実は和解否定派でーすとか言って我々を殺しにきてるんじゃないか?我々にも何人か大怪我を負って立てないやつだっている。何ヶ月もリハビリをしてやっと立てるようになった奴もいる。いくらなんでも都合が良すぎないか?」
怒りをぶつける長門。目が違う。これは本当に怒ってる……。
長門の言いたいこともわからないことは無い。
俺の鎮守府、横須賀鎮守府にはあの戦争以来大怪我を負って今も療養中の艦娘が何人もいる。長門もその中の1人だ。怒ってもおかしくはないと思う。
提督「まぁまぁ長門落ち着けって。んで?敵は今どの辺にいるんだ?」
レ級「戻ったと思う。あいつらは僕が怖いから追ってこないよ。」
提督「ふーん……すごい自信だな」
レ級「それで……どう?」
俺とレ級が会話してる後ろからボソボソと聞こえてきた……殺される、今すぐ逃げたい、提督は何をしてるんだ……
ぶっちゃけ俺も怖い。今すぐ逃げ出したいし今すぐ殺したい……けどさすがに今戦うと危険すぎる。
提督「そうだなー……」
悩みに悩んで俺は決めた
提督「俺らがやばいと思ったらお前らを助ける。だけど今日はもう大丈夫なんだろ?帰れ」
レ級「え……?」
提督「こっちにも事情があるんだ。俺らがお前らの戦いを見て危険だ思ったら助ける。それまでは絶対に動かない。だから今日は帰れ」
レ級「………わかった。危険だと思ったら助けて」
レ級は暗い顔をして帰っていった。
レ級が帰ったあと、俺と長門は2人で執務室で話していた。
提督「はぁ〜……疲れた……」
長門「お疲れ様だ。提督なら助けてやるって言いそうな気がしたんだがな」
提督「こっちにも事情があるからなー……今戦争に巻き込まれたら俺死んじゃう」
長門「そういえばレ級が提督にこれを渡せって」
長門がポケットから出したのは手紙。しかも血がついてる。
手紙を見た俺はゾッとした。
横須賀鎮守府の提督へ
ようこそ。抜けられない本当の地獄へ。
今までの事件はすべてチュートリアルだ。
ここからが本当の戦争の始まりだ。
レ級より
「全部提督が始めたことだろうが!!!!」
「ようこそ。待ってたよ。提督さん。」
「私は提督が自分の仲間を敵に回してまで戦おうが私を殺そうが私は提督さんの味方だよ……!」
「すまねぇ……ほんとにすまねぇ……」
「こんな高いとこから戦争を見たのは初めてだ………最ッ高!!!!!」
「絶対に許さねぇ………!!!!」
「あぁ……君もこっち側か……」
「俺は……なんで………あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
地獄篇、はじまりはじまり
ここまで読んでくださってありがとうございます!新シリーズスタートです。駄作にならないようにがんばります!
このSSへのコメント