いろは「せ~んぱい!」
いろは「せんぱい!」
八幡「おう。一色か。じゃあな。」
いろは「はい!じゃあ・・・・って行かせるわけないじゃないですか!」
八幡「そこまでアホじゃなかったか。由比ヶ浜と違って。」
いろは「もしかして結衣先輩・・・・」
八幡「あぁ。これやったらほんとに帰っていった。」
いろは(結衣先輩・・・)
八幡「流石に次の日になったら気づいたみたいで、怒られたけどな。」
いろは「そりゃそうですよ・・・まぁその場で気づかないのも結衣先輩らしいといえばらしいですが。」
八幡「で?なんか用か?」
いろは「実は生徒会で面倒な案件を・・・・」
八幡「そうか。頑張れよ。じゃあな。」
いろは「話は最後まで聞きましょうって教わらなかったんですか?」
八幡「わかったよ。聞くだけ聞くから首根っこ掴むな。苦しい。」
~事情説明中~
八幡「要は奉仕部に手伝いの依頼って事だな?」
いろは「奉仕部というより先輩個人にですね。」
八幡「お前俺を便利屋か何かと勘違いしてないか?」
いろは「だって先輩あつか・・・・・扱いやすいですし。」
八幡(言い直すことすらやめたぞこいつ。)
八幡「・・・で?何をすればいいんだ?」
いろは「さすが先輩!仕事の内容は生徒会室で話しますんで来てください!」
八幡「あいよ。」
~八幡&いろは移動中~
いろは「さて先輩。早速ですがこれを見てください。」
八幡「白紙の紙だな。」
いろは「この度生徒会新聞なるものを発行する事になりまして。」
八幡「こないだのフリーペーパーじゃダメなのか?」
いろは「意外と好評だったんで、もう少しグレードアップしようかなと思いまして。」
八幡「取材協力って奴なら俺は・・・」
いろは「あ、そういうと思ったので取材は副会長と書記ちゃんに任せてます。先輩にお願いしたいのは新聞のレイアウトなんです。」
八幡「まぁそれなら全然かまわんが。」
いろは「載せたい記事はここに書いてあるので。」
八幡「スイーツにデートスポット・・・・って女子受けばっかりだな。」
いろは「男子受けする記事は副会長が思案中なので、決まってから当てはめます。その作業はこちらでやるのでそこは気にしなくて大丈夫です。」
八幡「分かった。一色は?」
いろは「私は新聞のコラム記事を書いてますので、何かあったら言ってくださいね。」
八幡「あいよ。」
~八幡&いろは作業中~
八幡「・・・一色も大分生徒会長が板について来たな。」
いろは「副会長や書記ちゃんがサポートしてくれるので。それに・・・やっぱりなんでもないです!」
八幡「何だ?まぁ言いたくないことならいいけどよ。」
いろは「・・・・いつかは言う時が来ますから待っててください。」
八幡「お、おぅ。」
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いろは「先輩今日はありがとうございました!お礼に何か飲みますか?」
八幡「いやいい。俺は養われる気はあるが、施しを受ける気はない。」
いろは「出ましたね。専業主夫希望。・・・はいどうぞ。」つMAXコーヒー
八幡「よく俺がこれ好きだって知ってるな。って前に飲んでたからか。」
いろは「この間試しに飲んでみましたけど甘すぎて全部飲めませんでしたよ・・・」
八幡「ばっかお前。MAXコーヒーのこの甘さがなくなったらそれは最早MAXコーヒーじゃねぇよ。これぐらいがいいんだ。」
いろは「人生が苦いからですか?」
八幡「・・・そういう事だ。じゃあお疲れ。」
いろは「ありがとうございました!また明日です!」
八幡「あいよ。」
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八幡「ただいま。」
小町「おかえりお兄ちゃん。小町とお風呂でご飯にする?」
八幡「全部混じってわけわからん事になってるぞ。風呂でご飯食うのか。」
小町「小町とお風呂は入りたいんだ?」
八幡「一言も言っとらん。」
小町「えぇ~。つまんないなぁ~。そういえば今日遅かったね?」
八幡「ちょっと生徒会の仕事の手伝いでな。」
小町「なるほど。だから結衣さんから電話が来たんだ。」
八幡「は?なんで?」
小町「お兄ちゃん今日、奉仕部に休むって連絡入れた?」
八幡「・・・・・・やべ。」
小町「ヒッキーって家に帰ってる~?って電話が来たんだよ。」
八幡「地味に由比ヶ浜の真似が上手いな・・・・。後で連絡しとくわ。」
小町「了解~。夕飯できたら呼ぶからね~。」
八幡「あいよ。」
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prprpr
八幡「あ、由比ヶ浜から電話が来た。すげぇタイミングだな・・・・もしもし?」
由比ヶ浜【あ、ヒッキー!今日部活来なかったね?どうしたの?】
八幡「ちょっと一色の手伝いでな。言うの忘れてた。」
由比ヶ浜【いろはちゃんの手伝いか~。それなら仕方ないね。まだしばらくかかるの?】
八幡「多分な。だから雪ノ下に伝えといてもらえるか?俺雪ノ下の連絡先知らないし。」
由比ヶ浜【いいよ~。何か手伝える事あったら言ってね!】
八幡「おう。ありがとよ。」
由比ヶ浜【じゃあまた学校で!】
八幡「じゃあな。」
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~翌日、学校にて~
-昼休み-
八幡(今日も今日とてベストプレイスで飯を食べると・・・・しようとしたが先客がいた。亜麻色の髪をしたゆるふわビッチな後輩。もとい一色いろはが。)
いろは「あ!先輩ようやく来ました!!早く食べましょ!」
八幡「・・・・何でここにいるの?」
いろは「いつもここで食べてますよね?先輩に会えるかな~って思って。」
八幡「お前はいつもあざといんだよ。俺じゃなかったら勘違いして即告白して振られるまであるぞ。」
いろは「結局振られちゃうんですね・・・」
八幡「そして翌日にはクラス中に広まっている特典付きだ。そんな特典はいらんが。」
いろは「それって先輩だけですし、私はそんな事しません!」
八幡(まぁ知ってるけど。)
八幡「で?本当の目的は?」
いろは「目的も何も本当に先輩とご飯を食べようと思っただけですよ?お弁当も作ってきましたし。」
八幡「え?これ俺のなの?」
いろは「私が2つ食べると思いました?」
八幡「いや、てっきりサッカー部のやつに渡す弁当かと思ったけど。」
いろは「量が足らないですよ・・・・昨日手伝ってくれたお礼と、今日も頼めないかな~って思って。」
八幡「昨日の礼はMAXコーヒーもらったからな。まぁ・・・今日も大丈夫だが。あとどれぐらいなんだ?」
いろは「男子受けする記事は副会長が案を出してくれたみたいなので、割り振りをすればOKです。なので今日で一応終わると思います。」
八幡「一応ってなんだ?」
いろは「割り振りをしたら記事を書くので。昨日は割り振りはこちらでやるって言いましたが先輩に任せてもいいですか?案が出るのがもう少しかかると思っていたので。」
八幡「あいよ。で、弁当は本当に食べていいのか?さっきも言ったがお礼は昨日MAXコーヒーもらってるぞ?」
いろは「う~ん・・・それならお礼の先払いってことで!」
八幡「ならもらうわ。いただきます。・・・すげぇな。一色が作ったのか?」
いろは「はい。ちょっと朝はバタバタしてたので詰めるのはお母さんにやってもらいましたけど、料理は全部私が作りました!」
八幡「マジでか。唐揚げも卵焼きも美味いぞ。」
いろは「・・・よかった・・・」ボソッ
八幡「ん?何か言ったか?」
いろは「あ、いえ!何も!」
八幡「??・・・そうか。」
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八幡「ふぅ。美味かった。弁当箱返すの明日でいいか?」
いろは「え?なんでですか?」
八幡「普通に洗うからなんだが・・・・」
いろは「それだと明日のお弁当無くなりますよ?」
八幡「明日も作ってくれるのか?」
いろは「もちろんですよ。手伝ってくれる間は作ります。と言っても今日で終わりそうな感じはするんですけどね。」
八幡「そうか。まぁ今日だけで終わらないって事ならまた作ってくれるとありがたいな。」
いろは「任せてください!私もう行きますね~。」
八幡「おう。弁当ありがとな。」
いろは「はい!ではまた放課後に!」
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【放課後】
いろは(・・・・)ソワソワ
いろは(・・・・)ウロウロ
いろは「・・・先輩遅いな・・・帰っちゃったのかな・・・」ガラッ
八幡「悪い。遅れた。」
いろは「先輩遅いです~!早く先輩に・・・あ。」
八幡「?どうした?」
いろは「い、いや!なんでもないです!」
八幡「はぁ?大丈夫か?」
いろは「ぜんっぜん問題ないです!!」
八幡「そ、そうか。それならいいが・・・」
いろは(早く先輩に会いたかったなんて言ったら・・・・あざといって言われるだけか・・・・素なのになぁ・・)
八幡「さっさと仕事終わらせようぜ。今日で終わるんだろ?」
いろは「はい。昼休みに言った通り、副会長が案を出してくれました。」
八幡「これか。【マジで美味いおススメラーメン屋ランキング!!】・・・これいいな。」
いろは「先輩ラーメン好きですもんね~。」
八幡「あぁ。この記事書くのはワクワクするな。・・・・・ん?」
いろは「どうしたんですか?」
八幡「この記事・・・・誰に聞いたんだよ・・・いや誰だか想像はつくけどさ・・・」
いろは「なんですか??・・・【男子受け”に”なるおススメシチュエーションランキング!!】・・・なんですかこれ?」
八幡「もしかして副会長はうちのクラスの男子にも聞いていたのか?」
いろは「あ~・・・確かそんな事言ってた気がしますね~。」
八幡「多分この記事の取材中に海老名さんが割り込んだな・・・一文字違うだけでこれだけ怖くなるのか・・・」
いろは「海老名先輩って葉山先輩のグループにいるあのメガネの人ですか?」
八幡「あぁそうだ。腐海の女王と呼ばれている。」(俺が呼んでるだけだけどね。)
いろは「????」
八幡「要は男同士の恋愛が好きなんだよ。」
いろは「うげぇ・・・・・」
八幡「それを俺と葉山で妄想してくるから怖い・・・・」
いろは「考えたくないですね・・・・」
八幡「時々こっちに来る熱い視線が恐怖で・・・・・ってそんなことはどうでもいい。さっさと終わらせるぞ。」
いろは「そうですね。・・・・この記事は排除しましょう・・・」
八幡「当たり前だ。ところでこれって記事の割り振り変えてもいいのか?スペース的に変えた方が良さそうでな。」
いろは「全然問題ないですよ。」
八幡「あいよ。」
~八幡&いろは作業中~
いろは「・・・・先輩。」
八幡「ん?なんだ?」
いろは「先輩って・・・・好きな人っているんですか?」
八幡「・・・なんだ突・・・・藪からスティックに。」
いろは「ルー大柴とかまた古いネタを・・・・」
八幡「・・・そんな事聞いてどうする?」
いろは「いえ・・・単純に気になったので・・・」
八幡「・・・答える義理はないよな。」
いろは「え?あ、まぁ、そうなんですけど・・・・」
八幡「もう少しで終わるから頑張れ。アイス奢ってやるから。」
いろは「・・・はい。」
~八幡&いろはさらに作業中~
八幡「・・・・・・」カキカキ
いろは「・・・・・」カキカキ
いろは(さっきのあの態度は明らかに好きな人、もしくは気になる人がいるって回答だ・・・と私は思ってる。)
いろは(一体それは誰なんだろう。もしも私だったら・・・・・嬉しいな・・・・。)
いろは(でもきっとそれは私じゃない。奉仕部の二人のどちらか。或いは先輩のクラスの誰か。先輩の心を奪ってるのは一体誰なの?)
八幡「・・・どうした一色。俺の顔に何かついてる?」
いろは「え!?あ!ご、ごめんなさい!ボーっとしてました!あとちょっとですし終わらせちゃいましょ!」
八幡「俺は俺の分を終わらせたぞ。一色のはまだみたいだな。」
いろは「はい・・・でもすぐ終わらせるので!!・・・・先輩お先に帰っても大丈夫ですよ?」
八幡「さっき言った事忘れたか?アイス奢ってやるって言ったろ。一色が終わらないと買いに行けないぞ。・・・・それ貸せ。」
いろは「あ、ありがとうございます・・・」
いろは(この先輩は狙ってやってるの?それとも素?私の事あざといって言ってる先輩が一番あざといし、優しいよ・・・・)
いろは(だからこそ、この先輩を誰にも渡したくない。先輩の言葉を借りるなら”本物”ってこの事なんだって思う。)
いろは(1人の時間が好きって言ってる割に、頼られると断れない人。お人好しというか何というか。その優しさが私にだけ向いたらいいのになぁ・・・・。)
八幡「さっきからボーっとしてるが熱でもあるのか??」
いろは「だ、大丈夫です!あ、どんなアイスを買ってもらおうか考えていたところです!」
八幡「今思いついた感半端ないんだが、まぁいいか。」
~八幡&いろはさらにさらに作業中~
八幡「・・・・・・」カキカキ
いろは「・・・・・」カキカキ
いろは「・・・ふぅ。これでOKかな。」
八幡「お。一色も終わったか。俺も終わったぞ。」
いろは「ありがとうございます。じゃあとりあえず今日は終了ってことで!後は生徒会で最終チェックの後、本刷りするのでお手伝いはこれで終わりです。手伝ってくれてありがとうございました。」
八幡「なんかやけに今日は素直にお礼を言うんだな。なんか不思議というか何というか。」
いろは「私だってお礼ぐらいはしますよ・・・先輩は私をなんだと思ってるんですかね・・・」
八幡「あざとい後輩だな。」
いろは「だ・か・ら!あざとくないですし!もう!アイス買いに行きましょう!」
八幡「へいへい。」
~八幡&いろは、コンビニNOW~
いろは「どれにしようかな~?」
八幡「お。これがあるなんて珍しいな。滅多に見ないぞ。」
いろは「なんですか?・・・・・ムース【ミルク風味】?聞いたことないアイスですね。」
八幡「九州地方かなんかのアイスでな。親父が買ってきたことがある。」
いろは「美味しいんですか???」
八幡「あぁ。ただ、あまり入荷しないから売り切れたら再入荷はいつになるかわからない。多分見つけたら複数買いする人がいるんだろうな。」
いろは「じゃあここに今置いてあるのは結構レアなんですね。・・これにします!!」
八幡「あいよ。もう一個なんか選んでいいぞ。頑張ってたしな。」
いろは「ならお言葉に甘えて・・・・これで!」
八幡「ハーゲンダ〇ッツとか選ぶかと思ってたがジャイアントコーンか。」
いろは「ハーゲン〇ダッツは美味しいですけど、高い割に量が少ないからあまり買わないんですよ。たまにお父さんとかが買ってくると貰うんですけど。あ。あっちのレジ開きましたよ。」
テンイン「イラッシャイマセー」
八幡「確かに。味も普通のアイスと違いが分かんないしな・・・・」
テンイン「ゴウケイデ476エンニナリマース」
いろは「そうなんですよね。少し濃いかな?ぐらいしか。」
テンイン「500エンオアズカリシマース」
八幡「そうそう。あ、レシート大丈夫です。」
テンイン「カシコマリマシター。24エンノオカエシデース。アリガトウゴザイマシター。」
~八幡&いろは、コンビニ内イートインスペース~
いろは「本当に不思議な食感ですね~。でもミルクの味が濃くて美味しいです。」
八幡「やっぱりこれ好きだわ。ずっと置いてくれればいいのに。」
いろは「嵌まる人が多いのもわかる気がしますね。」
八幡「だろ?あ、そうだ。話しは変わるけどよ。」
いろは「はい?」
八幡「今度奉仕部で出掛ける事になってるんだが、一色も来るか?」
いろは「え?わたし部員じゃないのにいいんですか?」
八幡「あぁ。昨日由比ヶ浜に誘ってって言われてな。」
~回想~
小町「お兄ちゃ~ん!結衣さんから電話来るから出てね~!」
八幡「は?なんだ?お、おい小町!」
prprprpr
八幡「なんだ・・・?もしもし?」
由比ヶ浜【あ、もしもしヒッキー?】
八幡「どうした?」
由比ヶ浜【今度行くデステニーランドの事なんだけどさ~】
八幡「・・・何それ聞いてない。」
由比ヶ浜【あれ?!言ってなかった!?】
八幡「全く聞いてないんだけど・・・・誰と誰がどこに行くって?」
由比ヶ浜【奉仕部の3人でデステニーランドに行くの!】
八幡「いつ?」
由比ヶ浜【GWの真ん中にでも行こうかなと思ってさ!】
八幡「そうか。楽しんで来いよ。」
由比ヶ浜【うん!・・ってヒッキーも行くの!奉仕部の3人でって言ったでしょ!】
八幡「ちっ。あの時みたいに騙されなかったか。」
由比ヶ浜【ちゃんと成長してるんだからね!】
八幡(成長してるのは胸であって、頭ではない気が・・・)
由比ヶ浜【・・・何か失礼な事考えてるでしょ。】
八幡「いやいや全然全く何も。」
由比ヶ浜【怪しい・・・まぁいいや。来なかったら陽乃さんにヒッキーを迎えに行ってもらうから!】
八幡「由比ヶ浜は俺を殺したいの?ってかなんで雪ノ下さんが来るの?」
由比ヶ浜【行きだけゆきのんの家の車で送ってくれるんだってさ!陽乃さんも用事で近くまで行くからって事で!】
八幡「どっちにしろ雪ノ下さんはいるんじゃねぇか。で、何時?」
由比ヶ浜【朝10時に稲毛駅で待ち合わせね!】
八幡「早い・・・・起きられたらな・・・」
由比ヶ浜【陽乃さんを・・・・】
八幡「目覚まし10個ぐらいセットして向かう。」
由比ヶ浜【了解~!じゃあまたね~!!!】
八幡「おう。・・・・厄介な技覚えやがって・・・・くそっ。」
prprprpr
八幡「あん?また由比ヶ浜だ。」
由比ヶ浜【言い忘れてた!いろはちゃんも呼んで欲しいんだ!任せていい?】
八幡「なんで俺が。」
由比ヶ浜【今生徒会の手伝いでしばらくは一緒にいるでしょ?丁度いいかなって思ってさ。】
八幡「・・・今度言ってみるわ。」
由比ヶ浜【お願いね~!じゃあバイバ~イ!・・・絶対忘れないでね。】
八幡「おう。」
~回想終了~
八幡「という訳だ。」
いろは「・・・・」
八幡「どうした?」
いろは「ちょっと考えさせてください・・・・」
八幡「?・・・わかった。決まったら言ってくれ。」
いろは「はい。・・じゃあ先輩、また明日です。」
八幡「おう。」
いろは「アイスご馳走様でした。それとお手伝いありがとうございました。」
八幡「あいよ。じゃあな。」
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~いろは帰宅~
いろは「ただいま~・・・あれ?誰もいない?」
いろは「あ、そうだ。今日お母さんもお父さんもいないんだった・・・・。」
いろは(それにしても結衣先輩、私を誘うなんて。・・・・勝負を決めるつもりなんだ・・・。)
いろは(デステニーランドは私にとって、とても大事な場所。葉山先輩に告白して振られた場所。そして先輩の事を意識しだすきっかけの場所。)
いろは「負けませんから・・・結衣先輩。」
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~時間が過ぎてGW・デステニーランド5日前~
八幡「・・で、あいつから連絡ないんだけど・・・」
由比ヶ浜【ちゃんと誘ったんでしょ?】
八幡「あぁ。そしたら何か深刻そうな顔して、考えさせてくださいってさ。」
由比ヶ浜【そっか・・。最近奉仕部にいろはちゃん顔出さないし、ヒッキーはヒッキーで生徒会の手伝いは終わってるから会わないし・・・。】
八幡「どうしても一色が必要なのか??」
由比ヶ浜【うん。今回はどうしても参加してほしくて。・・・・あたしから誘ってみるよ。】
八幡「わかった。頼むわ。」
由比ヶ浜【任された!じゃあねヒッキー。おやすみー。】
八幡「おう。」
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~由比ヶ浜家・由比ヶ浜結衣の部屋~
由比ヶ浜「いろはちゃん・・・来てくれないと勝負がつけられないじゃん・・・よし!」
prprprprpr
いろは【・・・お久しぶりです。結衣先輩。】
由比ヶ浜「やっはろ~。いろはちゃん。」
いろは【・・・デステニーランドの件ですよね?】
由比ヶ浜「うん。いろはちゃんには”絶対”来てほしいんだ。」
いろは【頭では行かなきゃいけないって思ってるんです・・・でも心がそれに追いついてなくて・・・】
由比ヶ浜「気持ちはわかるけど・・・後5日だよ?・・・明日には返事貰っていいかな?」
いろは【・・・わかりました。】
由比ヶ浜「じゃあおやすみ・・・。」
いろは【おやすみなさい・・・。】
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由比ヶ浜「これはいろはちゃんの為・・・・なんだよ・・・。」
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~翌日~
由比ヶ浜「・・・あれ・・。いつの間にあたし寝てたんだろう・・・」
AM7:45
由比ヶ浜「え!?もうこんな時間!?やばい!ち・・こく・・する・・・・」
由比ヶ浜「って!!今日はGWだった!!」
prprprprpr
由比ヶ浜「・・・電話だ。あ、いろはちゃん。」
いろは【おはようございます。朝早くにごめんなさい。】
由比ヶ浜「いいよ~。丁度起きたところだし。」
いろは【デステニーランドなんですけど、私も行きます。】
由比ヶ浜「本当!?よかった~。じゃあ当日の朝10時に稲毛駅でね!!」
いろは【電車で行くんですか?】
由比ヶ浜「行きはゆきのんの家の車を出してもらう事になってるよ。陽乃さんが近くに用事があるみたいでさ。」
いろは【陽さん先輩ですか!!・・・え、でも、その車って・・・・】
由比ヶ浜「あぁ~・・・うん。でもヒッキーとゆきのんの前では禁句だよ?陽乃さんもいるし・・・」
いろは【・・わかりました。すいませんこんな朝早くに。】
由比ヶ浜「大丈夫だよ~。じゃあまたね!!」
いろは【はい。失礼します。】
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由比ヶ浜「上手くいくといいね。ヒッキー。」
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このSSへのコメント