2018-11-25 00:09:19 更新

       

出会い


T督「・・・うーん良く寝た・・・」


俺はT督。提督をやってる訳じゃないがそんなあだ名で呼ばれている。絶賛仕事募集中な自称絵師・・・所謂ニートと言う奴だ・・・


???「ご主人様~!」ピョン!


T督「危な!」サッ!


???「ウミャァ!?」


T督「起きて早々長い眠りにつくとこだった・・・危ないぞタマ。」ナデナデ


タマ「えへへ」


こいつはタマ。酔った勢いで描いたら出てきちゃったと言う、良くある小説的な展開で生まれた猫みたいなメイド?だ。


タマ「朝食出来ましたよ。」


T督「おう」


そう言い起き上がる。タマは料理上手いからなぁ・・・


ピンポーン!


ん?


ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!


T督「うるせええええ!」ダッ!


誰だよ朝からピンポンピンポンピンポンと何度もならして!


T督「」ガチャ!


???「・・・」地面から顔だしてる。


T督「・・・」


うん。何?この目の前に居る娘。何で地面に潜って顔だけだしてるの?何で俺の庭に居るの?そしてめっちゃ荒れてるけど気のせい?・・・そんな疑問が頭を駆け巡りまず最初に出た言葉は・・・


T督「もぐら?」


???「もぐらじゃないもん!」


T督「・・・」


まるゆ「まるゆだもん!」


T督「」


・・・うん。待て、良く考えるんだTよ。まるゆて艦娘だよな?知り合いの提督が行ってたぞ?何でここに居るの?何で俺の庭に居るの?


タマ「ご主人?ご飯冷めちゃいます・・・」


まるゆ「・・・」


タマ「ピャァァァァァァ!?」


まるゆ「えええええええええ!?」


T督「うるせええええええ!」


       ~リビング~


T督「ふむ。つまり君は建造されたは良いが、解体するにも解体費がかかり、残しておくにも維持費が掛かるから捨てられた・・・と。」


まるゆ「はい。」


タマ「・・・」T督の後ろに隠れてる


T督「・・・そして何故タマは俺の後ろにまだ隠れてるんだ?」


タマ「もぐらって唾液が毒なんですよ!ご主人様!」


まるゆ「もぐらじゃないもん!」


タマ「とか言って実はご主人様を毒殺する気なんでしょ!騙されないですよ!」


T督「落ち着け。」


まずそんな暗殺されるような事してねえわ


T督「・・・にしても困ったな・・・」


友人の提督は鎮守府にたくさんの艦娘が居る。これ以上艦娘が増えては彼が資源枯渇した提督みたいに死んだ目をしてしまう!


タマ「ご主人様が提督やれば良いんですよ!」


T督「ファッ!?」


まるゆ「良いですね!」


T督「良くねえよ!」


提督が知り合いに居るとはいえ全く知識ねえよ!


まるゆ「じゃぁ早速大本営行きましょう!」ズルズル


T督「折れる折れる折れる折れる!」


タマ「頑張って~ご主人様~」


T督「頑張ってじゃねえよおめえも頑張んだよ(道連れ)」ガシッ!


タマ「フミャッ!?ご主人様!?尻尾掴まないでーーー!」ズルズル


        ~数分後~


まるゆ「つきました!」


T督「」キボウノハナー


タマ「」キボウノハナー


まるゆ「起きてくださーい」ぺちぺち


T督「え~と志望理由は~・・・てハッ!夢か!おーい!タマ起きろー!」


タマ「えへへ~ご主人様そんなにモフモフしないでくださいよ~」


T督「・・・」Eハリセン


スパァン!


タマ「動物虐待反対~!」ポカポカ


人の背中を殴るタマを無視したんこぶができたタマとさも当たり前のように俺らをひきづってきたまるゆと共に大本営に入る。


      

波乱


T督「・・・」キョロキョロ


・・・えー入ったは良いがどうすりゃ良いんだ?


???「そこの人~聞こえてますか~」


T督「ん?」


???「新しく着任しに来たんでしょ?ここに居るでしょ!明らかに受付って感じの眼鏡っ娘!」


T督「受付って感じの?」


タマ「眼鏡っ娘?」


???「・・・」ピキピキ


タマ「・・・」ガタガタガタ


???「・・・まぁ良いでしょう。とりあえず連絡・・・」


ハイ。オオヨドデス


T督「・・・暇だな~・・・」


タマ「ですね~」


ガチャッ


提督「秋刀魚の報告書提出しに・・・て何でT督ここに居るの?」


T督「それがな~・・・」


               T督説明中・・・


提督「はえ~・・・そんなことあったのか」


T督「お前赤城達の食費で鎮守府ヤバイって嘆いてたし悩んでたらまるゆに連れてこられた。」


提督「おっ提督業頑張れー」


T督「まだやると決まってないんだが・・・」


???「連絡終わりました。案内します。あっ提督さんは報告書置いといて待っててください。」


提督「はーい」


と言うわけで案内されたは良いけど・・・


T督「・・・」


タマ「・・・」


まるゆ「・・・」


明らかにラスボス臭漂う部屋の前に案内されました。大丈夫だよね?開けたらりゅうお〇とか居て世界の半分をお前にやろうとか言われないよね?


大淀?「・・・大淀です。」コンコン


???「入れ。」


大淀?「失礼します。」ガチャ


T督「・・・し、失礼します・・・」


大淀?「元帥殿。件の人を連れてきました。」


元帥「大淀は下がれ。」


大淀?「はい。」


パタン


T 督(やべえよやべえよ・・・)


       

面接


タマ『ご主人』ツンツン


T督『何だ?』


タマ『元帥て?』


T督『そこから!?』


元帥「何をコソコソしてる。別にとって食ったりせんよ。とりあえず座りなさい」


一同「失礼します」


元帥「で、これを書いてくれ。」


T督「え~と・・・これは?」


元帥「契約書だ。同意してくれたらそれで終わりだ。」


T督「えっ」


元帥「何せこれぐらいしないと人不足で・・・(´・ω・`)」


T督「・・・」


あ~・・・うん。分からなくはない。給料良かったりしても常に死と隣り合わせだもんな・・・とりあえず契約書にサインを・・・


コンコン。ガチャ


大将「どうも。元帥殿。」


元帥「何のようだ?」


大将「最近の海域について話がありまして・・・」


元帥「・・・」


T督(・・・なーんかあまり元帥さん乗り気じゃないな・・・)


大将「・・・と言うわけでとてもではないですが囮が無ければ突破が難しいのですよ」


元帥「・・・」


大将「なのでそれに関しては何とぞご了承の程を。」


T督「・・・」


タマ『何か嫌な人ですね・・・』


T督「・・・」


まるゆ『思ってても言っちゃダメですよ』


T督「・・・」


大将のつれてきた後ろの娘・・・何となく悲しそうな顔をしてる気がする・・・


T督「」ヨッコイショ


タマ『ご・・・ご主人?』


大将「おや?君は見慣れない顔だけど・・・新入りかい?」


T督「・・・聞き間違えじゃなきゃ艦娘囮にするとか聞いたんだけど?」


大将「・・・?あぁ、そうだね。」


T督「・・・」


そう聞いたその次には・・・


バキッ!


大将「!」ドサッ!


大将を殴り飛ばしていた。


大将「・・・貴様・・・!」


T督「囮だか何だか知らんけどふざけるなよ?」


大将「貴様なんかに何がわかる!」


T督「俺には全く分からんけどね。もう少しやり方があるんじゃないか?て言う話をしてるんだが?」


大将「・・・クソッ!」ガチャ!バタン!


タマ「・・・ご主人様・・・」


T督「・・・」


元帥「・・・T督よ。」


T督「はい。何でしょうか?」


元帥「気に入った。」


T督「え゙っ゙」


なーんで大将殴り飛ばして気に入られるんですかね・・・


元帥「奴は大将と言う地位についてからあんな調子だった。だからあいつには良いお灸じゃろうな。」


まるゆ「何だかんだ気に入られてよかったじゃないですか!」


???「・・・」


T督「・・・そう言や大将この娘置いてったな・・・どうするんですか?」


元帥「本来ならワシが保護すべきなのだろうが・・・」


T督「?」


???「・・・」ジーーー


元帥「・・・お主のところに置いとこう。潜水艦一隻じゃちときついじゃろ」


T督「・・・確かに・・・そうですね・・・けど」チラッ 


???「・・・?」


T督「君はどう思うんだい?」


???「・・・!私ですか?」


T督「うん。こんな新入りのド素人提督の元につくことに何の文句も無いのかな~・・・と」


???「私は大丈夫です!」


T督「そうか。」


元帥「決まりだな。さっこれが地図と鍵だ。」


まるゆ「早くいきましょう!」


T督「えっこんな早く決まると思わなかったから準備何もしてないんだけど・・・」


タマ「大丈夫ですご主人様!用意済みです!」


T督「早すぎんだろ!」


???「そうと決まったらいきましょう!」


元帥「気を付けてな。」


始まるのか~俺の提督生活・・・


???「あっ」ガッ!


ステーン!


タマ「わー痛そ~!(他人事)」


T督「痛いよ俺見てたもん」


・・・大丈夫かな?


part1からタイトル詐欺?気にするな!


        ~鎮守府~


T督「・・・」


タマ「・・・」


まるゆ「・・・」


???「・・・」


一同「鎮守府でか!」


これ新参者の俺達に与えられる様なとこじゃないよね?


T督「あっそういえばまだ名前聞いてなかったな・・・」


青葉「今更ですか!?まぁ良いか。重巡洋艦青葉です!」


T督「T督だ。よろしくな。青葉」


青葉「はい!」


T督「・・・最初に入りたい人~・・・」


ちょっとイヤな予感がした気がする。地図と照らし合わせても合ってるが・・・反対でもないしな・・・誰も手上げないんだけど・・・俺が入れってか?


タマ「はーい!」


居たよ!良かった!


T督「よし!じゃぁ鍵貸すから開けて入ってみるんだ!」


タマ「了解ですご主人様!」ルンルン♪


ガチャ!


タマ「・・・」チラッ


タマ「大丈夫です!」


T督「・・・だそうだ。」


まるゆ「じゃぁいきましょうか!」T督の後ろに隠れる


青葉「早くいきましょう!」まるゆの後ろに隠れる


T督「・・・あのなぁ・・・」


まぁ良いか。


        ~鎮守府内~


T督「中は思ったよりも綺麗だな。」


タマ「それ分かる人少ないと思いますよ。」


青葉「皿割れそう」


まるゆ「たけしがバイブレーションしてそう」


タマ「思った以上にいた!」


T督「・・・にしても色々あって疲れたわ・・・」


タマ「執務室二階にあるらしいですよ!」


T督「・・・そうか。じゃぁ各自、自由行動。俺は寝る」


        ~数分後~


タマ『はいどうも~!バーチャルユーチューバーの(殴


タマ『・・・誰かに殴られた気がする(´・ω・`)まぁ良いや!今私は執務室前に来てまーす!え?何するか?だって?』


そりゃぁもう・・・


タマ『T督の寝込みを襲おう!と言うわけです!』


T督?猫って肉食なんですよ?(ΦωΦ)グヘヘ


T督「」ソォォォ・・・


バチィン!


タマ「フミャァァァァ!?」


T督「なーにドッキリ感覚でとんでもないことしようとしてんだお前・・・」


タマ「(´・ω・`)」


T督「・・・まぁ良いか。」


慣れたわ。流石に


T督「とりあえずタマの夕飯は抜きにして・・・」


タマ「ご主人様!?そんな殺生な!」


T督「やかましい。一食二食抜いただけじゃ死なんわ。」


タマ「えっ抜く?(意味深)」


T督「OKOK。そろそろいい加減にしねえと保健所に投げ込むぞ」


タマ「ヒエエエエエエ!」ダッ!


T督「全く・・・」


青葉「大変ですねぇ・・・」


T督「何時の間に居たのか。」


まさかステルスボーイを・・・


青葉「私そんな核戦争後にボルトから出てきた人じゃないんですけど」


T督「えっ」


青葉「えっ」


T督「まぁ良いか・・・んで何のようだ?」


青葉「なーんか出撃とかしないんですか?」


T督「今は難しいだろうな・・・」


提督としてやらなきゃいけないけど・・・


T督「」チラッ


青葉「?」


・・・青葉とまるゆだけだもんなぁ・・・


T督「最初に建造から・・・」


青葉「資材無いです」


T督「えっ」


青葉「資材搬入が遅れるとかで・・・あっこれやることです」つ資料


えーと・・・思いっきり出撃命令されてますね・・・


T督「(資材搬入)えっ先にやってよぉ!(無茶ぶり)もう無理なんだけど!ふぁっきゅ~ふぁっきゅふぁっきゅ~ふぁぁぁっきゅぅぅぅ!もう(資材的に)終わったよ!もう(提督業)詰んだわ!もう鎮守府の資材消えてしもうたわ!」


青葉「そんな某バーチャルユーチューバーみたいにキレないでください。」


T督「じゃぁ青葉。この資材の量を見てくれ。こいつをどう思う?」


青葉「凄く・・・少ないです」


T督「これでどうしろと?(半ギレ)」


青葉「もうタマさんを見世物にするしか・・・どう思う?アカネチャ〇!」


アカネ〇ャン「セヤナー!」


タマ「知らない間に私を見世物にする話進めないで!?」


T督「じゃぁお前がこの話知ったから問題ないな。」


タマ「そう言うことじゃなーい!」


T督「じゃぁこれをどうにかする方法考えて。はい3、2、1!」


タマ「私にもわからん(無能博士)」


T督「・・・」


青葉「えぇ・・・」


タマ「本当に申し訳ない(無能博士)」


T督「じゃぁタマを見世物にすると言うことで」


タマ「(何も思い付かないからって見世物とか)超許さん!(考えるから)待って!待っててば!(某総統閣下)」


まるゆ「たたた隊長ーーーー!」


T督「どうした?」


まるゆ「浜辺に人が倒れてました!」


T督「そいつ大丈夫か!?」


まるゆ「よくわからないんで置いときました!」


T督「バカ野郎ううううううう!」ダッ!


      

漂着した人



???「」


T督「え~と・・・大丈夫ですか?」ツンツン


???「」


T督「・・・」


???「」


T督「とりあえず運ぶか・・・」


タマ「担架ならありますよ」


T督「ナイス。そっちもって」


        ~医務室~


T督「青葉。こいつ誰か分かったりしない?」


青葉「・・・・検討もつきません。ですが・・・」


タマ「ですが?」


青葉「艦娘であることは確かです。」


T督「・・・・」


まるゆ「隊長は異世界て信じますか?」


T督「唐突だな。まぁ信じるか信じないかって聞かれたら・・・まぁ信じる方かな。」


そう言うファンタジーて、ええやん。


まるゆ「昔、この世界にやって来た艦娘が居るらしいですよ。」


T督「えっ何それは(困惑)」


青葉「それは聞いたことありますね。金髪幼女の駆逐艦でしたっけ?」


T督「それなんてTASさん?」


青葉「まぁ冗談は置いといて・・・紫の髪の体から電撃だすドイツ語喋る女性で、艦種不明・・・いや艦娘ですらないと言う話もありましたね。名前は確か」


まるゆ「グロム。」


T督「なんだっそら(某尊師空耳)」


まるゆ「多分この人も異世界から来た人ですね・・・過去に元の世界に戻った前例はないですし・・・」チラッ


青葉「こりゃぁもう・・・」チラッ


タマ「ねぇ?」チラッ


T督「・・・まぁしゃーなしだな。」


拾った以上引き取るか。



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2018-12-22 17:57:06

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