2019-05-20 11:49:32 更新

*この作品は"提督「死にたがりの化け物」"から始まる物語における参考資料、ないし設定です。読まなくても当然支障はありませんが、興味のある方は是非お読みください。

また、これはあくまで設定ではありますが、時系列がおかしいことがあります。それは物語に準じて私が気が向いた時にこれを書いているためです。ご了承ください。




















{宮本 會良 についての第三次報告書}

{黒崎 閻}

{極秘}














この文書は、私が共鳴騒動を経てまとめた、宮本會良、通称"黒軍服"に対する生物的、あるいは軍事的報告書である。この文書が海軍上層部のみに報告され、また外部に漏れることがないよう最大限の注意を払って欲しい。


これに目を通しているということは、それなりの役職につく海軍内部の人間であるはずだが、もっとも、これに到達しなくてならない状況がおかしいということをまずは実感してほしい。単なる興味本位でこれを読んでいるならばさっさとこれを元の場所にしまい、今まで通り人類のために働いて、このことは綺麗さっぱり忘れるべきだ。


第一次及び第二次報告書は既に処分されているだろうから、事実上これが彼に対する調査の全てを記しているものである。軍医に過ぎない私がなぜこんなものをまとめ上げたかと言えば、第二次に記されている通り、彼を調査するにあたり、彼の従える艦娘たちの攻撃性が著しく低下する数少ない人間の一人がたまたま私であったというだけであるからだ。つまり、私以外の人間がむやみに彼を探ろうとすれば、命の保障はできないということだ。


彼と親友でもある私が、このような形で彼を分析しなくてはならないということが、今私の心をどれだけ悶々とさせているかは君たちにはわからないだろう。私も、彼が未だ人間であったならここまで苦悩はしない。


今一度いう。興味本位でこれを読んでいるならば、今すぐやめるべきだ。彼は人類のそのもの、全ての生物を滅ぼすことのできるだけの可能性を秘めた化け物だ。我々海軍ごときでは到底かなわなかった(第二次をみられたならばこれは伝わるだろうが)彼について、もし覚悟のない者がみれば、この脅威が黙認されている今の状態が異常であると気づくだろう。無論、黙認されているのは彼の仕業であるから、もしこれを公にしようものなら、君の命も保障できない。これはそういうものだ。


前置きが長くなった。そろそろ本題に入ろう。
















宮本會良(右写真参照)は、人間と深海棲艦のハイブリッドである。


右写真は共鳴騒動(第二次報告書参照)の直後に、鎮圧作戦に参加していた鎮守府の提督によって海上から望遠カメラで撮影されたものである。



〈外見〉

白髪に赤眼であることを除けば、海軍入隊当時の宮本會良とほぼ同じである。正規の軍服とは異なる黒軍服に関しては、彼が戦闘態勢に入ったときに、身につけていた白軍服(正規の軍服)の色が黒に変色したものであり、その原理は不明である。身長178cm、体重76.8kg。共鳴騒動当時は軍で支給される軍刀を装備していたが、この写真の時点では消失している。これも原因不明。

また、服の上からでは見えないが、彼の体には無数の傷跡があった。しかしその後の調査で、この時点では既に、その傷跡すら完治していたということだ(特殊調査部隊からのインタビューによる)。



〈能力〉

彼が2○○○年に確保されたときから予見されていた肉体の再生能力は、共鳴騒動時に最大値に到達したとされ、この再生速度は、四肢を爆散させられても瞬きほどの速さで元どおりに戻ったと言われている(作戦後、比較的精神が安定していた艦娘からのインタビューによる)。実際、大本営襲撃事件時の彼の再生能力が、おおよそ生物の領域ではないことは理解している。この再生能力は、人間でいうところの"治癒"や"代謝"というわけではなく、人間と深海棲艦との間で暴走した、彼自身と移植された深海棲艦の細胞による、異常なまでの体細胞分裂によるかりそめの修復であった。


共鳴騒動直後から今日までの彼の再生能力は、共鳴騒動時とは著しく再生能力が低下しており、代わりに耐久力が上昇したのか、現状海軍の保有するあらゆる兵器・兵装では損傷を与えることは不可能である。



また、黒軍服状態の彼は、深海棲艦と同様艤装の装備及び展開が可能である。


通常の艦娘と異なり、深海棲艦の影響を強く受けている彼は、戦闘態勢に入ると周囲2〜16mの間に、最大17の兵装を同時展開することが可能である。その兵器たちは何もない空間からどこからともなく現れ、戦闘終了後は消失する。出現した兵装に関しては、以下のものが確認されている。


・12cm単装砲

・10cm連装高角砲

・14cm単装砲

・15.5cm三連装砲

・20.3cm連装砲

・46cm三連装砲

・41cm連装砲

・15.5cm三連装副砲

・12.7cm連装高角砲

・紫電改二

・烈風

・零式艦戦32型

・九七式艦攻

・彗星

・零式水上観測機

・Ro.43水偵

・彩雲

・61cm四連装(酸素)魚雷

・32号対水上電探

・14号対空電探

・25mm連装機銃

・25mm三連装機銃

・九四式爆雷投射機

・三式爆雷投射機

・増設バルジ(大型艦)



これらの兵装は一切の改修はされておらず、またメンテナンスや修繕もしないにもかかわらず、たとえ破壊されたとしても新たに完全な状態で復活する。外見は深海棲艦のものであるが、劣化、損傷は見られず、それが兵装自身の性能なのか、黒軍服自身の技術なのかは不明であるが、命中性能及び瞬間火力は、同様の兵装の艦娘を若干超える。


また、黒軍服は兵装の同時使用が可能であるわけでなく、兵装が勝手に行動しているだけであり、彼自身が直接使役しているわけではない。そのため、時折これらの兵装は本人の意思とは無関係に出現し、かたくなに出現しない場合もある。


共鳴騒動前後で兵装にも変化があった。共鳴騒動前は、黒軍服の精神が不安定であったためか非常に攻撃的で、稀に暴走し無差別に攻撃することもあった。しかし共鳴騒動後は比較的大人しくなり、出現時は黒軍服の意思に忠実である傾向のようだ。(この場合もやはり兵装がひとりでに動いているの考えられるため、意思が直接干渉しているとは考えにくい)。



これらの兵装自体は破壊が可能であり、海軍の保有する兵装でも十分通用する程度のものではあるが、留意すべきは兵装の多様さである。


艦載機を飛ばしつつ戦艦級の主砲を放ち、魚雷が進んでいるのと同時に対空射撃が可能であることから(大本営襲撃事件時の所見)、潜水艦を除く全ての艦種を統合した兵装使役能力があると思われる。これらは兵装の大小・使用回数に問わず、破壊もしくは損傷されれば一時的に消失し、すぐに完全な状態で再出現する。


共鳴騒動時、作戦に参加していたグラーフ ツェッペリンによれば、「攻撃する兵器工場」のようであったらしい。



なお、黒軍服の潜行能力に関しては、戦闘データがとれず、また共鳴騒動後の彼へのインタビューから、黒軍服は事実上潜行不可能であることが予想されている。


戦闘時の航行速度も通常の軽巡ほどの速度しか出せないようであり(最大速度に関しては今後データを取る予定ではあるが、現状は不明)、彼の追跡自体は、駆逐艦または艦載機によって比較的容易に遂行できる。



彼の装備に、海軍より支給された軍刀が含まれている。


これは彼自身が彼の能力(或いは兵装そのものの能力)によって召喚されるものではなく、彼が所有しているものを普通に使っていると考えられる。


黒軍服及び通常時でも、軍刀は消失せず、また彼以外が所持、使用しても、軍刀はなんの応答もせず、ただ使用者の意思にのみ使用される。


つまり軍刀は軍刀であり、なんの変哲もない。



ただ、黒軍服の兵装展開時、彼の周囲の兵装が凶暴であった場合のみ、それに呼応するように軍刀のステータスも変化することが、大本営襲撃事件と共鳴騒動の戦闘データから確認されている。


軍刀は支給された当時の外形を維持しているが、凶暴時は刀身及び柄が黒く変色し、いかなる攻撃にも耐えうる。


砲弾・砲身・艤装その他人工物や岩石に関しては多くのデータから、凶暴時は切断可能であることが確認されているが、これは軍刀そのものの切れ味が上昇しているわけではなく、あくまで黒軍服の身体能力による効果であると考えられる。










〈性格〉

共鳴騒動後、深海化が停止し、今の状態に変化した彼は比較的安定しており、我々人間と同様にコミュニケーションをとることが可能である。


また気性も人間だった頃と全く同じであり、共鳴騒動時の黒軍服に関しては、"深海化終期におとずれる人間と深海棲艦の狭間での自我の暴走"と考えられている(この時の彼の記憶が全くないため、正確なことはわからないが)。


○△鎮守府の艦娘から一般人まで、彼は比較的友好的に接し、事務的な連絡から談笑に至るまで、その所作・発言は一般的な会話のそれとまるで変わらず、深海棲艦特有の共鳴行為、及びイントネーションの違和感は共に確認されなかった。特に共鳴に関しては、共鳴騒動以降彼は全く発動しておらず、周辺海域の深海棲艦が発生されるものを一方的に受信することしかできないようだ。このことから、彼は既に共鳴能力を失っていると考えられる。


共鳴騒動時に流出した彼の"記憶"に関しては、その後のインタビューによって、全て彼のものであると確認されており、流出した記憶に共鳴した艦娘に関しては、自我の崩壊は見られず、多大な精神異常を見せたが、現在は安定している。艦娘は非常に(または異常に)宮本會良及び黒軍服に友好的であり、彼もまたそれを拒んではいないようである。








〈艦娘〉

共鳴騒動後、精神異常を起こした艦娘は全て○△鎮守府に配属されている艦娘であり、作戦に参加していたその他の鎮守府或いは援軍として派遣された多国籍軍の艦娘には、若干の体調不良(眩暈や頭痛)を起こした程度であった。


精神異常を起こした艦娘は、異常なまでの罪悪感と自己嫌悪・同じ鎮守府に配属されている艦娘に対する激しい怒りを感じ、それが継続的に続く。



私を含めた調査班は当初、"共鳴になんらかの薬物的効果或いは鬱病を引き起こす能力を有しており、艦娘による個体差は精神の耐久度によるもの"と仮定していたが、共鳴騒動後にカウンセラーとして派遣されていた軍医の南道 嘉与子の見解から、"共鳴とは記憶の共有或いは流出であり、宮本會良をよく知る艦娘にのみ、自身の記憶と彼の記憶が入り混じることで正気を保てなくなった"という結論に至った。


○△鎮守府の艦娘に関しては共鳴騒動以前から、艦娘から提督への執拗な嫌がらせ、暴行等が確認されており、被害者である宮本會良からの希望によりそのことは内密であった。


大本営襲撃事件前後からそれはなくなったというが、その時期はちょうど深海化終期に突入したあたりであり、嫌がらせがなくなったのが、単純な人間関係の修復によるものなのか、それとも宮本會良の様子に気づいた艦娘が恐れてやめたのかは不明。南道医師もこの件に関するカウンセラーを行なったが、艦娘の精神安定のため詳細に関しては調査できなかった。


嫌がらせを内密にしていた宮本會良は共鳴騒動後のインタビューで「彼女たちは何も悪くない。悪いのは我々人間だ」と述べているが、同時期に行われた○△鎮守府の艦娘へのインタビューで、彼は相当追い詰められていた時期があり、負担は相当なものであったと推測できる。






{インタビューログ}

001 電


*南道医師=南





南「では、これより、共鳴騒動後のインタビュー…………いえ、カウンセリングを始めます。まず、艦種と名前を教えて頂戴」

電「…………………」

南「………聞こえてる?」

電「…………………暁型 四番艦 駆逐艦 電…………です」

南「……今、気分はどうかしら?あんまり良くなさそうだけど」

電「…………いえ、問題ないのです。…………電は、平気です」

南「………よろしい。これから、あなたがこの鎮守府で過ごしてきたことについていくつか質問させてもらうわ。答えたくないことがあったら、気にせず言ってね」

電「はい……」

南「まず…………あなたはご飯を食べるとき、いつも誰と食べるの?ああ、最近は一人だろうけど、もっと、前のことでいいわ」

電「前は…………暁ちゃんと………響ちゃん………雷ちゃんと………たまに、天龍たちとも、食べました。遠征終わりとか、一緒に…」

南「他は?」

電「………………たまに、曙ちゃんとか………あとは…………長門さんと食べていました」

南「他に、仲の良い子はいる?例えば、一緒にお風呂に入ったり、遊んだり、話したり……」

電「そうですね…………駆逐艦なら、大体の子とは仲が良かったです。……………空母の皆さんが怖かったけど、けど、すぐに仲良くなって、嫌いな人なんて、いないのです」

南「みんな仲がいいのね」

電「はい………そう、なのです…」

南「じゃあ、次に、宮本提督についてなのだけれど…………」


ここで電は明らかに怯え始め、冷や汗をかきはじめる。


南「だ、大丈夫?無理なら、違う日にするわ」

電「平気なのです!!……………い、電は、へっちゃら、なのです………」

南「……………つらくなったら、すぐに言って頂戴ね。さっきも言ったけど、嫌な質問だったら、答えなくていいの」

電「はい…………」

南「………………再開します。では、提督とあなたは仲が良かったのかしら?」

電「……………」

南「…………?」

電「……………」

南「………ねぇ、」



{ログ終了}



その後の報告によれば、宮本會良の質問になった途端、電は過呼吸を起こしカウンセリングは困難になった。南道医師の判断で、電はすぐに自室に運ばれ、呼吸安定後、気を失う形で眠った。


最後の質問に関しては、記憶にないようだ。









{インタビューログ}

002 五十鈴


南「では、これより、カウンセリングを始めます。私は南道。あなたの艦種と名前を教えて頂戴」

五「長良型 二番艦 軽巡洋艦 五十鈴です」

南「これからあなたに、この鎮守府でこれまで過ごしたこととかを質問するわ。何か嫌な質問だったら答えなくていいし、気分が悪くなったらすぐに言って頂戴。何かわからないことは?」

五「あの…………」

南「何かしら?」

五「五十鈴はいつ解体されるのですか?」

南「……………え?」

五「ですから、五十鈴はいつ解体されるのですか?もう随分落ち着きましたし、そろそろ解体されてもいい頃……」

南「ま、待って頂戴。五十鈴さん、今、解体って言ったの?」

五「はい。…………どうしたんですか?そんなに慌てて、まるで焦ってるみたいに……」

南「解体って、誰があなたを解体するって言ってたの?」

五「え?いや、そうじゃなくて………だって、私は解体されるべきでしょ?」

南「………え、え?は?」

五「あんなに提督を傷つけた私は、真っ先に解体されるべきでしょう?あんなに提督を痛めつけて、蔑んで、虐げて苦しめて遊んで………。私は生きてる価値なんてないのよ。そう、生きてる価値なんてない。私は解体されて、ゴミとして永遠に列挙されるべきなのよ。それが私の犯した罪の罰………」

南「ま、待ちなさい。生きる価値がないなんて、言っちゃダメ」

五「…………わからないわよ」

南「え?」

五「わからないわよあんたなんかには!!提督の苦しみも悲しみも孤独も、全部私たちが生み出したものなの!!悪いのは………悪いのは全部私たちなのよ!!あんなに助けてくれた提督に何も返せず、どころか一方的に苦しめてばかりで……………!!…………………なんの価値もないのよ、私には」

南「落ち着いて五十鈴さん。とにかく今は冷静に……」

五「あっ」

南「え?」

五「そっかぁ〜、解体なんて生ぬるいってことね!そうよね、私ったらまた過ちを犯すところだったわ、危ない危ない」

南「な、なにを」

五「そう…………………………わかったわ!私は提督に殺されるべきなんだわ!解体なんてシステムに頼らず、あの人の手で死ぬべきなんだわうんそうよ!私たちに苦しめられた提督が、次は私たちを殺す、当たり前のことじゃない!」

南「五十鈴さん!とにかく落ち着いて!彼がそんなことできるはずないでしょ!」

五「…………それもそうね」

南「…………やっと、わかってくれ…」

五「提督は優しいお方。殺してもらおうなんて強欲よね!」

南「え」

五「決めたわ!やっぱり私自殺することにしたわ!これ以上提督の人生に私が関わるなんてあってはならない、自分の頭を撃ち抜いて、さっさと退場すべきなのよ!今は艤装がないけど……………うん、後でみんなに教えた後で、自殺しよっと!」

南「………あ、あ、あなたは」




{ログ終了}



カウンセリングの続行が難しいと判断した南道医師によって、待機していた特殊調査部隊が五十鈴を直ちに確保。自室に運ばれたのち艦娘用精神安定剤と睡眠薬を投与させた。なお、五十鈴は精神安定が南道医師に認めらるまで艤装の装備及び接触は無期限禁止となった。



自殺未遂及び自傷行為をする艦娘は後を絶たず、南道医師によるカウンセリングだけでは止められないと判断した特殊調査部隊は、大本営に定期的な精神安定剤の配給を申請。直ちに受理され、10日毎に艦娘全員分の精神安定剤が支給された(なお、共鳴騒動から約二ヶ月後には申請が取り下げられた)。


解体システムに関しては今もなお、無期限の使用禁止となっている。










{インタビューログ}

042 加賀




南「はじめまして。私は南道 嘉与子です。今日からあなたのカウンセリングを担当させていただくわ。よろしくね」

加「よろしくお願いします。一航戦の加賀です」

南「では、これからあなたにいくつかこの鎮守府で過ごしてきたこととか、あなたの悩みとかについて簡単に質問させてもらうわ。何か嫌な質問だったり、言いたくないことだったりしたら、気兼ねなく言って頂戴」

加「はい」

南「じゃあ、あなたはご飯を食べる時、いつも誰と食べるの?」

加「赤城さんと、提督ですね」

南「…………………他には?」

加「五航戦の二人ともたまに…………あとは、長門さんや駆逐艦の子たちとも。でもやはり、赤城さんと提督とはいつも一緒に食事を摂ります」

南「……………なるほど。では、食事の時以外にはどうかしら。仲のいい艦娘とかはいないの?例えば、お風呂の時とか、遊んだりする時とか」

加「お風呂は第一艦隊のみなさんと入ることもありますから………足柄さんとかかしら。あとはさっきの空母勢と、ああ、あとは提督です」

南「…………て、提督と?」

加「はい。…………何か変なことを言いましたか?」

南「いえ、その……提督って、男なのだから、一緒には入らないものだと…」

加「? 入りますよ。赤城さんと一緒に三人で」

南「………………ね、寝るときは、誰と」

加「寝るときですか?赤城さんと提督とです」

南「休暇を過ごすときは」

加「赤城さんと提督です」

南「…………それは、一体いつから一緒に行動するようになったの?」

加「…………提督がこの鎮守府に着任してから………です」

南「………………最近はどうかしら。例えば昨日とか」

加「…………大本営の命令で赤城さんとは別の部屋になってしまいましたが、最近は提督とともに行動しています」




{ログ終了}



冷静に応答していた加賀は、カウンセリング終了直ちに自室に戻し、特殊調査部隊には加賀の24時間体制での監視が命じられた。


南道医師の見解によれば、加賀はその記憶の全てに宮本會良の存在を出現させている状態にあると考えられている。また現在においても、常に宮本會良と行動をともにしているかのように振る舞い、生活していることが観察された。


幻覚・幻聴・記憶の変化に関しては、カウンセリングの一週間後に行われた特殊調査部隊によるインタビューと事実確認時にも同等の事象が起きており、これについての対応に関してはまだ具体的な案が確立されていない。


また、この全てが解消されたときの加賀の精神が保たれるかについては不明であり、解決は保留扱いである。



*追記

加賀の幻覚・幻聴・記憶の変化に関しては、宮本會良との数度の面会によって完治した。当時危惧されていた精神異常は起こさなかったが、精神安定剤の投与は以降二週間は続ける方針だ。特殊調査部隊による監視は終了とし、宮本會良と南道医師によるカウンセリングにしばらく一任する方針とする。











{インタビューログ}

067 長門

南「はじめまして。これからカウンセリングを担当する南道です。よろしく」

長「長門だ。よろしく頼む」

南「これから、あなたにこの鎮守府でのことやこれまで起きたことに関する簡単な質問をします。嫌だと感じたら答えなくていいから、できる限りの範囲で教えて頂戴」

長「わかった」

南「じゃあ………あなたは食事をする時、誰と一緒に食べるのかしら?」

長「む?」

南「え?」

長「いや失敬。てっきりもっと核心に迫ることを聞いてくるものだと思ってな。まるでアンケートのような質問だったので、少し驚いてしまった」

南「核心、とは?」

長「これまでの提督と私たち艦娘の関係だ。それこそ以前の鎮守府の内情に関しては既に知っているだろうから……………そう、つまりは艦娘の精神異常の解決策を、過去の記憶から見つけ出そうとしている、そのためのカウンセリングだろう?」

南「驚きね………。あなたはかなりまともに会話できるし、判断できるみたい」

長「まあ、少し前までは私も不安定であったが………。他の者がああも壊れている中、私までおかしくなってはいけないからな」

南「立ち直った、と捉えてもいいかしら?」

長「それどころではない、というべきだろう。もしここに提督がいたら、正気を保てるかはわからん。しかし、そうでもないのに怯えている仲間をみれば、少しは冷静に自分を捉えることができる」

南「なるほど……………。あなたも多少はカウンセリングが必要だろうけど、他の子よりもずっと楽に治りそうでよかったわ」

長「ああ。………………ええと、確か食事の話だったか?」

南「ええ、そうね。改めていうけど、」


その後、約20分間、簡単な質問を続け、南道医師は提督についての質問をする。


南「じゃあ次は…………あなたのところの提督についてだけれど………」

長「…………ああ」

南「再度言うけど、言いたくなかったら答えなくてもいいからね?無理はしないで頂戴」

長「問題ない。私としても、これは乗り越えなければならないと思うから」

南「そう………。じゃあ、この騒動以前は、というか、騒動直前までは、彼とあなたは仲が良かったのかしら?」

長「……………いや、仲が良い、わけではない。かと言って、衝突もなかった」

南「なるほど、それは、お互い関わっていなかったということ?」

長「私は艦娘の統率を任されていた。だが提督は出撃も遠征も演習も指示しなかったから、会話どころか事務的な連絡すら珍しかった」

南「出撃とか、そうなると自分たちで?」

長「いや、提督は『極力戦わないでくれ』と言っていた。『その必要がないから』とも言っていた。私はそれに従っていたし、他の者も不満はなかったようだ」

南「そう…………」

長「ただ」

南「…………ただ?」

長「他の、駆逐艦たちは特に提督と関わろうとしていた。怖がって近づかない子もいたが、しかし積極的に話そうとする子もいた。提督もそれを嫌がらなかったし、私も気に留めていなかった」

南「あなたは、関わろうとしなかったの?」

長「……………」

南「……………………ごめんなさい。いいの、答えなくて」

長「いや、言う。別に問題ない」

南「……………」

長「私には、あのやり取りが、酷くおかしく見えた」

南「……………どういうこと?」

長「提督はふつうに会話していた。笑っていたし、質問には答えていたし、一緒に飯を食べる艦娘も、稀にだがいた。だが、提督は……」

南「提督は?」

長「………………………………………………………誰とも、話していないように見えた」

南「…………えーと……」

長「質問に答える時、提督はまるで音読するかのように、感情を込めずに言った。食事するとき、『美味しい』と口にしても、まるでそういう素材を砕いている機械みたいに思えた。笑っている姿は、顔に筋肉が勝手に動いて、そういう仕組みであるかのように思えた。発する声が予め組み込まれたデータのように聞こえた。目を合わせているのに、ガラスみたいな目で見られている気がした。……………提督から、生きている感覚がしなかった」

南「…………わかった………わ。他の艦娘も、同じことを考えていたのかしら?」

長「みんな気づいていた。『提督はどこか別のところにいて、私たちは抜け殻かレプリカと話しているみたい』と言っている者もいた。『提督と話すと、寂しくなる』と言って泣き出す子もいた。挨拶すら空っぽで、まるで、まるで人間とは思えなかった」

南「なるほど……。じゃあ、それより前、着任当時については、どうかしら?」

長「……………………」

南「……………………」

長「……………あ……………」

南「……………………」

長「…………………すまない」

南「いいの。今日のカウンセリングはこれで終了します。お疲れ様。ゆっくり休んでね」




{ログ終了}




長門は艦娘の中では最も安定した精神状態であった。カウンセリングは順調に進み、南道医師からカウンセリングの一環として、数人の艦娘と同室で生活することが指示された。その後同室で過ごした艦娘も程なくして、精神異常が回復した。


南道医師はこれを機に艦娘の同室での生活プログラムを進め、艦娘の精神回復を飛躍的に達成していった。長門は引き続き艦娘の統率者として尽力するように南道医師から指示が下された。特殊調査部隊に関しては撤収命令が○月\日に発令された。












{インタビューログ}

000 宮本會良



南「これよりカウンセリングを始めます。私は南道。あなたの友人の黒崎さんとは、かつて同じ現場に務めていたわ」

宮「私は…………自己紹介したほうがいいのかな?」

南「結構よ。そもそも、大本営が一番知りたがっているのはあなたのこと。ある程度のことは調べてあるわ。……………ちなみに、確認なのだけれど」

宮「なにかな?」

南「……………あなたは宮本會良?それとも黒軍服かしら?」

宮「……………………」

南「…………………」

宮「そうだね……………。それは、私が決めることではないだろう?」

南「………………」

宮「敵か味方かは、君たちが勝手に決めることだ」

南「……………」

宮「君が敵だと思うなら、護衛でもなんでも側に置きたまえ。でも、味方だと思うなら、そう睨まないでほしいな」

南「…………」

宮「ちなみに私は君を攻撃するつもりはないよ。………私の艤装までは、わからないけれど」

南「………いいでしょう。"宮本さん"、あなたにはこれから簡単な質問をします。この鎮守府のこととか、日頃の生活のこととか」

宮「わかりました」

南「答えたくないことがあったら、気兼ねなく言って頂戴。これは詰問でもなければ尋問でもなく、カウンセリングなんだから」

宮「ありがとう」

南「じゃあ早速、始めていくわね」

宮「ああっと、すまない」

南「…………………なにかしら?」

宮「こちらから二、三質問させて欲しいんだが…………」

南「構わないわ。どうぞ」

宮「…………艦娘たちは今どんな具合かな?」

南「………………順調の自身を取り戻しつつあるわ。これは最近の同室生活と、あなたの影響だと思う。流石に戦場に身を置いているだけあって、芯の部分は強いのかもね」

宮「かも知れないな。彼女たちが私と出会う前こそ、かなり壮絶な体験をしただろうしね。それと、少なからず南道医師、あなたのカウンセリングの影響もあるんだろう。改めて礼を言う」

南「ログに残るんだから、あんまり恥ずかしいこと言わないで。それに……………結果的に、あなたが一番の精神安定剤であり、またその原因でもあったのだから、私は何もしてないようなものよ」

宮「毒と薬の兼任なんて、私も大変だ」

南「………………あなた、本当に共鳴していたときの記憶はないの?」

宮「ない。そもそも、君たちが共鳴騒動と呼ぶ2日前の記憶からごっそり抜け落ちている。目覚めたときには海の上で銃口を突きつけられて、帰ってみれば艦娘たちはあの様子。…………………まるで他人事のように思える」

南「あなたは最大にして最悪の当事者よ。そのことは自覚してね」

宮「厳しいなぁ………了解」

南「……………………じゃあ今度こそ、カウンセリングを始めるわ。じゃあまず………………あなたは鎮守府で食事を摂るとき、誰かと一緒に食べてた?これは、共鳴騒動以前の話で、覚えている範囲でいいわよ」

宮「……………………着任当時は一人で食べていたな。その後……………深海化し始めてしばらく経ってから、駆逐艦に誘われて食べたこともあった。それから、なんとなく気分によるが、食堂には行くようになった」

南「なるほど………。あなたが失踪していた時期に当てはまるわね。深海化を知った艦娘が、気を遣って誘った、とか?」

宮「多分それだ。しかしその時既に私は食事は必要ではなかったから、ただ食べる行為をしていたに過ぎない。無駄なことだった言えば、たしかに無駄なことだった」

南「そう………では次に……」


その後簡単な質問が30分続く。宮本會良は皮肉と冗談を時折混ぜて話すが、そのほとんどは深海化による体質の変化に関連しているため、南道医師は度々反応しない。


南「つまり…………、あなたは着任当時艦娘に嫌われていて、後々深海化して、それが艦娘たちに気づかれた時から暴行とかがなくなったわけね?」

宮「何人かは、着任したときから私に肯定的に接してくれた者もいるから、その影響もあるだろうが……………。まあ、自分たちよりも強いものには関わろうとはしないだろうよ、彼女たちとはそれなりの距離があったと私は感じている」

南「あなたは、今の艦娘たちの様子をどう思っているの?」

宮「………………例えば、」

南「え?」

宮「いじめを受けていた子が、急に強くなって戻ってきて、いじめっ子たちは復讐を恐れたけれど、いじめられっ子はそんなことしなかったもんだから、なんとなく関わろうとはしなかった、みたいな感じだ」

南「…………………………………うん、なるほど」

宮「そしていじめっ子は段々と自分たちの罪の重さを勝手に感じるようになった」

南「え…………」

宮「取り繕おうとしても拒否され、かと言って以前のように上に立つことはできず、かと言って従えとも言われていない。逆上も断罪もされないままなので、誰も向き合おうとはしなかった」

南「え、え?」

宮「そして共鳴騒動が起き、いじめっ子たちはいじめられっ子の気持ちと記憶を完全に理解し、そしていじめっ子たちは壊れてしまった」

南「…………」

宮「例えればこんな感じだ。私はただの一度だって彼女たちを恨まなかった。だからこんな結果を招いた………………」

南「あなたは、あなたは彼女たちをどうしたいの?」

宮「どうするもこうするも、彼女たちから私は永遠に消えない。ならば、彼女たちの中の私は、私の手で終わらせるしかない」

南「………………それって」

宮「彼女たちが、せめてふつうの艦娘になれることを願うばかりだ」



{ログ終了}




宮本會良はその後二週間、許可が下りるとき以外は鎮守府内に設置された特殊禁錮室に収容されていた。艤装または武器に相当する全てのものの使用・接触は禁止され、常に特殊調査部隊によって監視されていた。しかしその後、艦娘の新たなる精神異常の発生の防止と、艦娘たちの熱望により収容は解かれ、現在は○△鎮守府の提督として存在している。


艦娘の新たなる精神異常に関しては、南道医師の覚え書きより推察された。








{南道医師の覚え書き}

¥月%日

カウンセリング初日だが、勤務時間外にもかかわらず私は東奔西走している。自傷行為や自殺未遂をする艦娘が後を絶たない。また、艦娘同士の喧嘩もあるようだ。特殊調査部隊の人手ではとても対応しきれない。精神安定剤の追加補給の申請を明日にでも提出する予定だ。





¥月%+3日

艦娘の精神異常が、宮本會良による罪悪感と自己嫌悪によるものだという仮説を立てた。艦娘たちは口々に、「私は提督にあんなこと……」と言って、あたかも反省し後悔しているように振舞っている。それこそ行きずきた演技のように思えるが、今朝も特殊調査部隊の目を盗んで自身を解体しようとする艦娘がいた。宮本會良への接触は禁止されているが、もしかするとそこにこそ解決の鍵があるのかもしれない。





¥月%+6日

長門さんだけがまだまともな艦娘であったことが驚きだ。今現在正気を保っているのは、長門さんと鳳翔さん、それに宮本會良だけだ。宮本に関しては記憶がないせいか第三者のように事件を捉えている。精神安定剤が新たに補給されたことで、多少は艦娘の暴走を止めることができた。しかし薬漬けでは埒があかない。早急な解決策を見つけなくては。






$月#日

二、三人の艦娘の同室生活は、精神安定に大きな飛躍を見せてくれた。組み合わせ次第だが、互いに気持ちを支え合っていくことでなんとか気持ちを保つことができているようだ。危惧していた集団自決も確認されていない。カウンセリングを継続しつつ、艦娘が互いに助け合っている関係を広げていけば、おそらくは解決となるはずだ。しかし、私はまだ何か忘れている気がしてならない。







$月#+8日

艦娘の一人が「提督はどこですか?」と聞いてきた。驚きだ。最初は話に出すだけで罪悪感で気絶していたというのに、今では会いたがるものまで出てきたのだから。しかしこれは彼女たちが、問題に立ち向かおうとする意思を持ち始めたことを意味しているのかもしれない。だとすれば、宮本會良の禁錮処置について、大本営に命令の取り下げを申請しなくてはならない。彼がそれに同意すれば、の話だが。








$月#+16日

私が間違っていた。なにもかも水の泡だ。むしろ今の方がもっとまずい。

「提督に会わせろ」という艦娘が後を絶たない。と言うか、もはや渇望しているように見える。大本営の禁錮令はまだ解かれていないから、定時の面談しか許されていないが、今日は何人かが特殊禁錮室を強引に突破しようとした。精神安定剤の投与が必要なくなったはずの艦娘が、最近また不安定になり始めた。みな病的なまでに宮本會良を欲している。あの男に会いたくなかったはずなのに、なぜ今頃彼を求めているのか。












$月#+28日

全艦娘の署名を持って長門さんが抗議しにきた。特殊調査部隊は3日前に撤退し、今は私とその護衛しかいないため、彼女たちを抑えることができない。面会時間を無許可で増やしてしまった。そうしないとこちらが殺されそうな気迫まであった。「愛しい提督」とも言っていた。吐くほど怯えていた艦娘が、今や宮本に好意を寄せ始めている。アメリカの事例で、『立て籠り事件の被害を受けた人が、後日加害者と結婚。きっかけはその事件の時』という記事を見たことがある。それとよく似た事例として受け止めるべきなのか?宮本自身も困惑していた。









€月<日

私の帰還命令が決まった。来週には大本営に戻る予定だ。散々申請を出した甲斐はある。もう誰も彼女たちを止められない。カウンセリングは先週からやっていない。艦娘たちは鎮守府内を自由に移動している。出撃だけはさせないようにしているが、彼女らは戦争よりも、宮本のために尽くすことに従事している。食事の時はみんな彼を取り囲むように食事をとるし、寝る時は布団ごと特殊禁錮室に持ってきて寝る始末だ。特殊禁錮室もとうの昔に壊されて、もはや出入りが自由な状態だ。彼に対して艦娘との接触は避けるように言ったが、どういうわけか艦娘のほうから「私たちと提督の関係を邪魔するな」と言われてしまった。大本営に連絡しようとした護衛の一人はしばらく行方不明になっている。










€月<+7日

今日で帰還する。先日、あの黒崎医師にこのことを相談していたが、今日になって返答が来た。"艦娘たちは罪悪感のよって罪滅ぼしがしたかった。しかし君たちは薬を飲ませて、彼と彼女らを分断するような真似をした。募る罪の意識が少しでも消える彼との接触時間が艦娘たちにとっての安心になっていったのだろう。まるで恋に落ちた乙女のように、誰も手がつけられないはず状態のはずだよ"。全て私のミスだ。黒崎医師の言う通り、彼女らは罪悪感の消えるあの面会時間こそが救済であり、心の平穏のために彼を渇望しているのだ。まだまともな、そう、鳳翔さんに話を聞いた。話ができるだけマシだと思っていたが、なんていったと思う?「私たちはみんな、提督を愛していますから」ありえない。こんなことあってはならない。恋慕はそんな歪んだものではない。しかしもはやわたしにはどうしようもない。いなくなった護衛の件も含めて、私は帰還後辞職するつもりだ。彼女たちは狂っている。












覚え書きはここで終わっていた。人道的配慮により、南道医師に関するその後のインタビューはされていない。


正式な報告書がないので、断定はできないが、私の見解では、艦娘たちは苦しめてきた提督に対してなんらかの償いをしたかった。そうすることで彼女たちは自身らの正気を保てたからだ。しかし少ない面会時間と精神安定剤の投与により混乱した彼女らは、その償いでしか自身らが救われないと思い始めた。次第にそれは、彼女らにとって恋情に近しいものに変わっていってしまった。つまり、彼女らは"病んで"しまったのだ。宮本會良からは、早急な鎮守府の解体を提案されたが、その後起きた『○△鎮守府掃討作戦』では、なけなしの大本営の艦隊は壊滅状態になった。彼女らの魔窟は今もなお、あの鎮守府の中に存在する。








以上が、共鳴騒動終結後から現在に至るまでの報告書だ。軍事的損失などに関しては、これとは別の報告書と統合したものが提出されるはずだ。私は医者だから、そう言う報告はできない。



監察官として彼女たちの動向は観察していくつもりだ。この報告書も、統合の際にどうせ改ざんされて提出されるのだ。誰も壊れてしまった彼女らに気づくこともないのだ。



再三言うようだが、彼女らには関わるな。あの鎮守府は海軍、どころか人類最大の汚点だ。この報告書のことも綺麗さっぱり忘れるんだ。もはや誰も救えない。














彼女らは、やる気になれば全て滅ぼしかねないのだから。







後書き

年末お忙しい中、皆様はいかがお過ごしでしょうか?私の方は、私のパソコン壊れまして、艦これできなくてすっかり気持ちが萎えてました。

今回はあくまで本編には間接的にしか関係していません。番外編と捉えてもいいでしょう。なんせまず物語じゃないし、いわば設定集ですから、つまらないと思われるのも無理はないと思います。

現在は化け物の誕生の方を並行して進めていますが、そっちもそこそこ長くなりそうです。もうSSと定義とかよくわかんないです。

これからますますお忙しくなります。皆様も体調には気をつけてお過ごしください。
良いお年を!








ちなみに、pvってどう言う意味ですかね?投稿した作品がどれだけ閲覧されたかの数でしょうか……………?


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2019-06-12 08:28:54

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このSSへのコメント

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1: カメタロウ 2019-06-12 08:28:06 ID: S:Z_tfMB

このシリーズは見ててハラハラやドキドキする展開がたくさんあってとても面白いです。
これからも投稿頑張ってください!!
早く見たいです!


このSSへのオススメ

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1: カメタロウ 2019-06-12 08:28:47 ID: S:JM95Mo

とても面白い、シリーズ全部見たほうがいい。


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