孤島のブラックじゃない鎮守府〜第5話 お料理しましょ!〜
初心者なので色々おかしい部分が多いです
訓練で一回り強くなったみんなが
提督にお礼をしたい!
そのお礼とは…
【提督室】
提督「………」パチッ
0530
提督「……」
提督「(久々によく寝れたよ…)」
提督「(さてと、ちょっと遅いが今日もや…)」グッ
提督「………」チラッ
由良「スー……スー……」ガッチリ
提督「(……なんで抱きつかれてるんだ?)」
提督「(まあいっか…起こさないようにゆっくり…)」ソー
由良「………」ジーッ
提督「………」
由良「………」ジーッ
提督「………おはよう由良」ニコッ
由良「………」ジーッ
由良「はい♪おはようございます♪」ニコーッ
提督「ああ、おはよう。それじゃ、ちょっとごめー」
由良「どこ行くんですか?」ニコーッ
提督「どこって……そりゃ」
由良「日課のトレーニングですか?」ニコッ
提督「知られてたのか…まあいいや、その通りだ、だから」
由良「まさか行くとか言わないですよね?」ニコーッ
提督「行く予定だが…それがどー」
由良「………」ジャラ
提督「待て、今どこから出した」オド
由良「提督さん……言いましたよね?」
提督「な、なんのとこかー」
由良「い、い、ま、し、た、よ、ね?」ハイライトオフ
提督「は!はい!」ビシッ!
由良「約束……破るんですか?」ハイライトオフ
提督「い、いえ!破りません!おやすみなさい!」フトンガバッ
なんだあの眼は!?初めて見た…由良があんな
あんな殺人鬼みたいな顔をするなんて……
由良「…………」
由良「………ふふっ」スッ
ポスン
由良「おやすみなさい♪」ニコッ
0630
提督「………」チラッ
由良「提督さん…よく眠れました?」
提督「………はい……とても」ビクビク
由良「そう……なら良かったです♪」ニコッ
由良「では、食堂へ行きましょう!」バッ!
提督「はい!直ぐに準備します!」ピュー!
由良「あ、て、提督さん!?」
由良「………」
由良「………ふふっ♪」
着替えた後、俺は由良と一緒に食堂へ向かった
だが、あの時の由良の雰囲気はどこにもない
【食堂】
提督「………」トントントン
由良「………」グツグツ
提督「………」ジュージュー
由良「………」スッ⇦手を出す
提督「………」スッ⇦大きめの皿を渡す
由良「………」ヨソイヨソイ
提督「………」タマゴヒックリカエシ
白露「……何あの二人…」
五月雨「熟練コンビみたい…」
村雨「そんなに長く一緒にいないよね…」
夕立「昨日の夜何があったっぽい…」
村雨「もしかしたら…前世で出会ってたとか?」
五月雨「王子様とお姫様とか…」キラキラ
提督「何おかしなこと言ってんだ」コト
由良「そんな夢の話なんてないわよ」コト
提督「それとも…そんな夢でも見たか?まったく…可愛い奴め」クシャクシャ
五月雨「きゃー、やめてー」ハワワ
提督「まったく…とりあえず食べるぞー。いくら休みとはいえダラダラすんなよ」
白露「はいー…………………え?」キョトン
夕立「え?」キョトン
村雨「え?」キョトン
五月雨「え?」キョトン
提督「え?………ああ、言ってなかったか」
提督「昨日の今日だからな…まだ慣れてないだろうし」
提督「ということでみんなゆっくりしてくれ」
由良「あ、じゃあ提督さん。建造していい?」
提督「別にいいが…何狙いで行く?」
由良「んー…空母かな?」
提督「そうか…わかった、じゃあみんなで行くか」
「「「「「はーい」」」」」
【工房】
提督「妖精サーン」
妖精1「ナンデスカ?ケンゾウデスカ?」
提督「ああ、空母レシピで頼む」
妖精1「リョウカイデス!ショウショウオマチヲ」
妖精1「デキマシタヨ」
提督「わかった、今行く」スクッ
鳳翔「航空母艦、鳳翔です。ふつつか者ですが、よろしくお願いいたします。」ペコッ
提督「ああ、よろしく頼む」ニコッ
提督「それじゃあ、案内の方ー」
由良「あ、それは由良達がやりますよ♪」
提督「お、そうか。なら終わったら執務室に来てくれ」
由良「分かりました♪では案内しますね♪」
鳳翔「はい」ニコッ
由良「最後に食堂ですが…鳳翔さんって、お料理のご経験はありますか?」
鳳翔「ええ。多少なら…」
由良「そうですか。実は…」カクカクシカジカ
鳳翔「なるほど…分かりました、私も微力ながら、手伝わさせていただきます」ニコッ
由良「ありがとうございます♪では、食堂へ案内します」
由良「…ということで提督に料理を振る舞いましょう♪」
白露「その案はいいですけど…あたし料理なんてできないですよ?」
夕立「夕立もそんなにできないっぽい…」
鳳翔「大丈夫ですよ♪私がある程度教えますので」
鳳翔「それに…愛情があればなんでも美味しくなりますよ♪」ニコッ
由良「ではやりますか!」
「「「「「「おおー!」」」」」」
鳳翔「まずは水で洗った野菜を切るのですが…野菜を添える手は猫の手でお願いします」
白露「ねこ?」
鳳翔「そうですよ。にゃーって」ฅ•ω•ฅ
五月雨「にゃー」ฅ•ω•ฅ
鳳翔「そうそう、そんな感じです」ニコッ
村雨「(鳳翔さんって意外とおちゃめ?)」
鳳翔「次に調味料ですが…今回は薄めにしましょう?」
夕立「濃いめじゃダメっぽい?」
鳳翔「提督の体調を気にするのなら薄いくらいがちょうどいいのですよ」ニコッ
夕立「分かったっぽい」
鳳翔「大根をおろすときはしっかり力を入れないと美味しくなりませんよ」
白露「全然削れないよ…」
鳳翔「真ん中より少し下を持って力を斜め下に入れると…」
白露「こ…こう?」ゴリッゴリッ
鳳翔「そうそう!お上手です♪」
鳳翔「よし…こんなものですね♪では、盛り付けましょうか」
「「「「「はーい」」」」」
【執務室】
提督「………」カリカリカリ
提督「………」カリカリカリ
提督「………」ポンッ
提督「………ふう」
提督「とりあえずはこんなものかな…」
コンコン
提督「どうぞー」
五月雨「失礼します!提督、ただいま終わりました」
提督「そうか、ありがとう」ナデナデ
五月雨「えへへ…ではそろそろお昼ですね」
提督「そうだな…よし!今回はちょっと豪華に行くか!」
五月雨「はい!」ニコッ
提督「………」
提督「………五月雨」
五月雨「はい!」
提督「レトルト食品なんていつ買った?」
五月雨「いえ、買ってないですよ?」
提督「そうか…なら何故料理が並んでいるんだ?」
ご飯に味噌汁、サラダに焼き魚と和食が並んでる…それもめちゃくちゃ美味しそう
提督「誰がこんなことを…」
由良「驚きましたか?」
白露「実は今回」
村雨「提督のために」
夕立「ご飯を作ったっぽい!」
鳳翔「私をお手伝いをさせて頂きました」ニコッ
提督「………」
五月雨「どうしました?」
提督「いや…嬉しすぎて…言葉が見つからない…」
由良「ふふっ♪提督さん、どうぞこちらへ」
鳳翔「では食べましょうか、いただきます」
「「「「いただきます!」」」」
ではまずはサラダから…
提督「うん、みずみずしくて歯応えもあるし素材の味が活かせてる」
五月雨「鳳翔さんに教えて貰いました。にゃー」ฅ•ω•ฅ
鳳翔「に、にゃー///」ฅ•ω•ฅ
提督「鳳翔さん…可愛いですね」ニコッ
鳳翔「///も、もう…」カァァ
さて…次はこの魚を
提督「うん、臭みもなくて身もふっくらしてる」
白露「あたしがやったんだよー!」
由良「大根をおろすのも頑張ってたからねー」
提督「そうか、偉いな」ナデナデ
白露「えへへー」ニコニコ
最後にこの味噌汁を
提督「………」ホゥ
提督「…おふくろの味だな〜」
夕立「夕立と鳳翔さんで作ったっぽい!」
鳳翔「皆さん提督のことを思ってたので、とても一生懸命でしたよ♪」
提督「そうか…みんなありがとうな」ニコッ
みんなに挨拶をしたあと鳳翔さんの方を向き
提督「お母さん、ありがとう」ニコッ
白露「え?」
村雨「え?」
夕立「え?」
五月雨「え?」
由良「え?」
鳳翔「あら♪」
提督「あ………///」
村雨「提督さん可愛いー」ニヤニヤ
由良「あらあらー」ニヤニヤ
提督「は、恥ずかしい…」カァァ
白露「どうですか?お母さん?」ニヤニヤ
夕立「息子が美味しいって言ってるっぽい」ニヤニヤ
五月雨「これはお母さん、次も頑張っちゃいますよ?ね?お母さん」ニヤニヤ
鳳翔「あらー、お母さん嬉しいわ♪」ニコッ
提督「やめてくれー!」///
みんなに茶化されながらも守りたいものが1つ増えたなと思う提督であった
鳳翔「では、お母さん夜も頑張りますよ♪」
提督「ほ、鳳翔さん!」
鳳翔「ふふっ、先程のバツですよ♪」
ということで第5話でした
鳳翔さんは万物の母親
学校の先生のことを「お母さん」って呼んだ経験、皆さんありませんか?
自分は小学校の頃何度かあります///
新たな仲間が増え、遂に次の海域へ…
次回〜第6話 守りたいもの〜
お母さんって言ってしまったときはなんとかして誤魔化しますよね!
あるけどお母さんの言い方の癖が凄すぎて笑われたな