孤島のブラックじゃない鎮守府〜第3話 それぞれの役割〜
初心者なので変な部分が多いです
基本的にゲーム内のセリフなどを使いますが、
1部オリジナルです
キャラクターはリクエストがあるなら基本的に1話に1人ずつ増やしていきます
新たな仲間との出会い
それぞれの課題に対してどう向き合うのか…
【提督室】
提督「…」パチッ
提督「…」チラッ
0500
提督「んー、もうそんな時間か」ノビー
提督「……」ボーッ
提督「(昨日は大変だったなー)」
あの後二人とも離れないし
妖精さんはみんな酔っ払ってるし
最終的には五月雨も混ざるしで収集が付かず
片付けが終わったのが0030だったからなー
いつも通りの時間とはいえやっぱ身体が重い…
提督「……っさて」ヨイショ
いつも通り顔を洗い、歯を磨き、髭を沿ったあと、制服は着ずに
提督「とりあえずこれでいっか」ヨシッ
上はノースリーブ、下は短パンと運動しやすそうな服に着替え、外に出る
【グラウンド】
0510
朝日を浴びながらストレッチをして
朝のトレーニングを考える
提督「(今日はランニングとダッシュ、あとは筋トレでいいかな…)」ノバシノバシ
ストレッチが終わりトレーニングを始めようとした時…
???「あれ?提督?」
提督「ん?」クルッ
村雨「やっぱり提督だ〜おはようございます♪」ニコッ
そこには半袖半ズボンでラフな格好をしてる村雨がいた
提督「ああ、おはよう」ニコッ
村雨「こんな朝早くから何してるんですかー?」
提督「ちょっと日課をね」ヨイショ
村雨「日課?」キョトン
提督「そうだ、身体を動かすのが好きだからな。小さい頃から毎朝トレーニングをしてるんだ」
村雨「なるほど、どうりで…」ボソッ
提督「どうした?村雨」
村雨「いえいえ、なんでもないですよ♪」
提督「そうか。それより、村雨はどうして?」
3人とも同じ部屋で寝てるはずだから
そっちの方は通らない様にしたのに
村雨「それがですねー。今朝は早く起きちゃって、二度寝する気もなかったので早朝の港に行こうとしたら提督が見えたので」
提督「そういうことか…それにしても何故港へ?」
村雨「この時間は涼しいかなって思ったので」♪
提督「そうか…それで、どうするんだ?」
村雨「どうするって何がですか?」キョトン
提督「朝のトレーニングだよ。一緒にやるか?」
村雨「そうですねー…」ムムムッ
十数秒考えた後
村雨「…昨日の課題もあるのでやります!」
提督「よし、ならまずはストレッチしよう。怪我したら元も子もないからな」
村雨「はーい♪」
こうして2人でストレッチをした後、ランニングを始めた
20分程走った後、ダッシュをするのだが
村雨「ねえ提督。勝負しない?」
提督「ん?なんのだ?」
村雨「最初の1本は競走で、勝った方は負けた方に1つ何でもお願いするっていう勝負」
提督「ほう…いいだろう」ニヤッ
村雨にお願いかー……
あれでいいかな
そうして二人ともスタート位置に着く
勝負は200mトラックを1周だそうだ
ジャンケンで買った方がトラックの1番内側で、
負けた方は合図を言う
ジャンケンの結果……
提督「それじゃ、準備はいいか?」
村雨「ええ。いつでもいいわよ♪」
村雨が内側、俺が合図となった
いくら艦娘といえど相手は少女、
負ける訳にはいかない
全力で行かせてもらう…
提督「よし…それじゃー」
提督「位置について…」スタッ
提督「よーい…」グッ
提督「ドンッ!」ダッ
勢いよくスタートした
スタートダッシュは完璧だ…
第1コーナーを曲がり、差はほとんどない
提督「(この直線で前に出ないとキツイな…)」タッタッタッ
村雨「ハッ…ハッ…ハッ…」タッタッタッ
提督「(よし…ここだ)」ダッ!
村雨「…ッ!」タッタッタッ
よし、このまま逃げ切れば勝てる…
そう思っていたが
提督「……ッ!」
村雨は全然離れていなかった
それどころか…
提督「(まだペースをあげられるのか?)」
なら……全てをだしきってやる!
ラスト50m
村雨もラストスパートをかけてきた
二人とも並んでいる
そのまま並んでカーブを走りきるが…
村雨「……ッ!…」タッタッタッ
提督「(勝負あり…あそこの直線で抜かして正解だったな…)」タッタッタッニヤッ
最後のストレート
提督が少し前に出てる
提督「(よし!村雨に勝っ…)」
夕立「提督さん!おはようございまーす!」ポーイ
提督「ウゴっ!」メキメキメキ
ゴールの直前、夕立が俺の横腹にダイブしてきた。それも全速力で
体力に余裕のない俺はそのままトラック内に吹っ飛び2度3度跳ねて止まった
夕立「……あれ?提督さん?」キョトン
提督「…………」チーン
ウワァーンテイトクサーン
村雨「……」ポカーン
こうして提督と村雨の勝負はていとくの気絶により無効となったのだ
夕立「提督さーーん!!」ポーイ!
【医務室】
提督「………っは!」ガバッ
目を覚ましたら医務室にいた
どうやら気絶していたようだ
提督「イテテ…夕立のやつ、全力で来やがったな…」ズキズキ
横腹と背中が特に痛い…
どうやら背中で跳ねたようだ
???「あ、目覚ましました?」
提督「ん?ああ、なんとかな…」
村雨「良かったです…なかなか起きないから心配で…」ホッ
提督「………」トケイチラッ
0830
どうやら3時間近くも寝てたらしい
それよりも…
提督「どうする?今回の勝負はなかったことにするか?」
村雨「ええ…そうですね…」
無効になったのは残念だがまだ次回もあるからな…
その時にまたやるか
村雨「あの……提督……」オソルオソル
提督「ん?」
村雨「その…夕立がすみませんでした!」ペコッ
提督「ああ、そのことか。大丈夫だよ」ニコッ
村雨「すみません、後でキツく言っておきますので」ペコペコ
提督「いやいや、大丈夫だよ。それより、今日の朝ご飯って…」
村雨「あ、今日は昨日の残りがあったのでそれを温めて食べました」
提督「そうか…なら良かったホッ」
20分程村雨と話してると…
夕立「あの…提督さん…」オソルオソル
提督「ん?どうした夕立?入ってきていいぞ」テマネキ
夕立「はい…失礼します……っぽい」オドオド
元気がないな…
やっぱり気にしてるのかな?
夕立「あの…今朝は本当に…ゴメンなさい!」ペコッ
提督「ああ、そのことか。もう大丈夫だよ」ニコッ
夕立「でも…」
提督「俺も夕立にあまり構ってあげられなかったからな。そこはゴメンな」ペコッ
夕立「ッ!提督さんは何も悪くないっぽい!夕立が勝手に飛びついたから…」シュン
提督「………夕立」チョイチョイ
夕立「?」テコテコ
ペシッ
夕立「いたっ!ううー、痛いっぽい…」ナミダメ
提督「まったく…いいか、夕立。よく聞け」
夕立「?」サスサス
提督「あのな…ミスを反省するのはいいが、引きずりすぎだ。夕立はもっと元気に過ごせ」ビシッ
夕立「…ぽい?」
提督「夕立には夕立の良さがあるだろ。ここにいる村雨にも、ドアからこっそり覗いてる五月雨にもない良さがあるじゃないか」
夕立「…」
村雨「…」
五月雨「(気付かれてた!)」ビクッ!
提督「俺が思う夕立の良さは物怖じしないところや、人懐っこいところだと思うんだよ。もちろんそれは村雨や五月雨よりも秀でてるさ。だが、あのままだとその良さを押し殺して生活しそうだったからな」
夕立「…」ポカーン
提督「夕立はうちのムードメーカーだからな。落ち込んでると鎮守府が元気なくなっちゃうからな。夕立はあれくらいでいいんだよ」ニコッ
夕立「…」
提督「次は絶対受止める。だからもう1回飛び込んでこい!」バッ!
夕立「………」
提督「………」
夕立「………」ウズウズ
提督「………」ニコッ
夕立「ッ!提督さーん!」ダキッ
提督「おっと……ほらな?大丈夫だろ?」アタマポンッ
夕立「うん…うん!提督さん!ありがとう!」ギューッ
ふぅ、これでまた賑やかになるな
さてと……
提督「ほら、村雨も五月雨もこっち来な」テマネキチョイチョイ
村雨「……ふふっ、じゃあ遠慮なく♪」ダキッ
五月雨「え?…はっはい!じゃあ行きます!」ダキッ
そんなこんなで結局医務室を出たのはお昼前だった
【執務室】
提督「さて……昨日の戦闘での大きな課題は…」
練度や連携などもそうだが1番は…
提督「……人数が少ないな…」ムムム
夕立を入れて3人、しかも全員駆逐艦
今のうちに軽巡や重巡を入れないとこの先も辛そうだな…
提督「……よし!建造するか」スクッ
そういい、工房へ向かった
【工房】
提督「妖精さんはいますかー?」ガラガラガラ
妖精1「ン?ドウシタテイトクサン」
提督「建造をお願いしてもいいかい?」
妖精1「リョウカイ、ンデ、ドウシマス?」
提督「そうだな…駆逐艦レシピと軽巡レシピで頼む」
妖精1「オマカセクダサイ!」( ̄^ ̄ゞ
そういい、建造が始まった
そして今回も高速建造材を使った
妖精1「デキマシタヨ」
提督「おお、ありがとう」
そして中に入ってくと…
白露「白露型駆逐艦一番艦、「白露」です!はい、一番艦です!」
由良「長良型軽巡四番艦「由良」です。どうぞ、よろしくお願いいたします!」
提督「おお、よろしく頼む」ペコッ
これで白露型は4人目か…だいぶ揃ってきたのかな?それに…
やっと軽巡が来てくれた
これでいくらかは戦いやすくなったかな?
提督「とりあえず、まずはこの鎮守府を案内しよう」
白露「はーい!」
由良「はい♪」
そして、一通り案内した後全員を食堂に集めた
白露は妹たちと会えて楽しそうだ
そして由良は…
そんなみんなを見守ってるお姉さん役だな
うん、よく似合ってる
提督「よーしみんな!1回聞いてくれ!」
提督「こと後俺はこの鎮守府のすぐそこにある商店街に行くつもりだが…一緒に行きたいやつはいるか?」
夕立「はいはーい!夕立行きたいっぽい!」バッ!
白露「あたしも行きたーい!」バッ!
五月雨「あ、わ、私も!」バッ!
提督「よし、村雨と由良はどうする?」
村雨「んーそうねー、ちょっと興味あるかも」
由良「そうですね、色々なことを知らないといけないですし」
提督「じゃあ、全員で行くか!」
「「「おぉーっ!!」」」
そして、みんなで仲良く商店街へ向かった
(留守番は妖精さんが引き受けてくれた)
【商店街】
ワイワイガヤガヤ
提督「おー、なかなか賑わってるなー」
夕立「あっちから美味しそうな匂いがするっぽい!」ピュー
白露「あ、夕立!置いてかないでー!」ピュー
五月雨「ふ、二人とも!待っ…きゃぁ!」コテッ
村雨「……」ハァー
由良「ふふっ、楽しそうね♪」
提督「そうだな…俺達も行くか」
そういい、先に行った3人の元へ向かう
【小さな屋台】
店主「へいらっしゃい!おや?あんた、見かけない顔だね」
提督「はじめまして、つい先日南雲鎮守府に配属された者です。挨拶が遅れて申し訳ありません」ペコリ
店主「いやいや、大丈夫だよ。…にしても提督かい。そんなに若いのに…」ジーッ
提督「まあ、色々ありまして…」アハハ
店主「ふーん…大変なんだな…それより、食ってくかい?」
目の前には美味しそうなたい焼きがある
そういえば今日はあまり食べてないからお腹すいたな…
えっと…あんこにクリームに抹茶にストロベリーか…
提督「そうだな…それじゃあ、それぞれ2つずつ下さい」
店主「毎度あり!ちょいと待っててな!」
店主「はいよ、お待ちどうさん!」
提督「ありがとうございます。また、よろしくお願いします」ペコッ
店主「いつでも来いよー!」
提督「みんなお待たせ。はい、一人一つな」
夕立「やったー!提督さん!ありがとう!」ニパー
白露「ありがとう!提督!」ニコッ
五月雨「ありがとうございます!」ペコッ
村雨「すみません、ありがとうございます」
由良「ふふっ、ありがとう♪」
余った分は妖精さんの分としよう
さて…色々見たいところだがなかなか広いから大変だな…
提督「よし、じゃあこれから八百屋と本屋、二手に別れて行動してここで再集合だ。」
「「「「「はーい!」」」」」
【八百屋】
村雨「こんにちわ〜」
夕立「こんにちわ!」
白露「こんにちわー!」
店主「おう、いらっしゃい!お嬢ちゃん。今日はどうしたんだい」
村雨「はじめまして、南雲鎮守府の者です」
店主「あー、あそこの。最近、ちょっと心配になってたんだよー。なんか変な動物が出てきてるって」
夕立「でも夕立が倒すから大丈夫っぽい!」フンスッ
店主「おお!これは頼もしいなー!それじゃ、期待してるぜー!」
白露「お任せ下さい!」イェイ!
村雨「それで、これとこれとこれってありますか?」
店主「おう!あるぜ!ちょっと待っててな!」
店主「はいお待ちどう!」
村雨「ありがとうございます」ペコッ
店主「ちょっとだけサービスしといたからな。これからもよろしくな」ボソッ
村雨「はい!お任せ下さい♪」ニコッ
店主「毎度ありー!」
【本屋】
提督「さてと、何買うかな…」
由良「提督さん、あの本取ってもらっていい?」
提督「ん?いいぞ。…よいしょっと」
由良「ありがとうございます」ニコッ
提督「おう」ニコッ
五月雨「あの、提督」
提督「ん?どうした五月雨?欲しい本はあったか」
五月雨「はい。あったんですけど…」
提督「…」
五月雨「その…高い位置にあって…」
提督「そういうことな。恥ずかしがらないで言ってくれればいいのに」
そこまで長身ってほどではないが一応170後半はあるんだから、遠慮なく頼めばいいのに…
五月雨「いえ…ちょっと申し訳なくて…」
提督「まったく…そんなことを気にすんなって。……これでいいのか?」ヨイショ
五月雨「はい!ありがとうございます!」ニコッ
提督「よしっ。こんなもんかな?」フーッ
小説からファッション雑誌、料理のレシピ本など十数冊
まあ、最初はこんなもんでいいだろう
提督「すみません、お願いします」
店主「はいはーい、あら?見ない顔ね?」
提督「先日南雲鎮守府に配属された者です。挨拶が遅れて申し訳ありません」ペコリ
店主「そんなの気にしなくてもいいのにー。ってあら、結構いい男ね?」
提督「ありがとうございます」ニコッ
店主「それで…後ろにいる子は?」
提督「ああ、俺の大切な部下であり………………家族なんだ」
五月雨「提督……」*❁.(*´▽`*)❁.°
由良「提督さん…」♪
店主「あんなに可愛い子が海に出て戦っているのかい?」
提督「そうなんです。本当は俺が出て戦いたいんですが…相手が相手なもので」ニガワライ
店主「あらーそうなのねー。でもあんた、その子達のケアは忘れちゃダメよ?こんなに美人なんだから」
五月雨「び…美人って」///
由良「もう……」///
提督「確かにそうですね」ハハッ
五月雨「提督!?」カアァッ
由良「何言ってるんですか!?」カアァッ
店主「まあ、私たちの将来はあんたに託すからね。頼んだわよ!」ギュッ
提督「お任せ下さい。必ず平和を取り戻します!」ギュッ
提督「ありがとうございました」ペコッ
店主「またおいでねー」フリフリ
提督「よし、じゃあ行こ…」
五月雨「///」
由良「///」
提督「どうした?」
五月雨「なんでもないです!」
由良「この女たらし…」ムスッ
女たらしって…酷い言われようだ
俺がなにかしたのか?
うーん………わからん
提督「悪い。待たせたか?」
村雨「大丈夫ですよ。今来たばかりなので」
提督「そうか、ならみんな帰るぞー」
「「「「「はーい!」」」」」
たいやき店主「今回の提督はどうよ?」
本屋店主「悪くは無いと思うわ」
八百屋店主「あの子の部下もしっかりしてたしな」
たいやき店主「あの時の惨事はもう引き起こしてはいけないな」
ということで第3話でした
由良みたいな姉が欲しいと思ったのは自分だけですかね?
この南島の歴史には一体何が…
提督は本当に彼らを守れるのか?
次回〜第4話 訓練あるのみ!〜
由良が、嫁艦なので、嬉しい限りです
o(^o^)o
1の方コメントありがとうございます!
ちなみに自分は瑞鳳です
由良は第1、第2艦隊を行ったり来たりしてますが、大事な主力です