孤島のブラックじゃない鎮守府〜第9話 信頼〜
初心者なので色々変なところがあります
リクエストどんどんお待ちしてます!
話が進むにつれて提督がどんどん超人離れしてる気が…
まあ、気にせず行きましょう!
【食堂】
提督「…ということで」
提督「今日は由良を旗艦として五月雨、白露、時雨、村雨、夕立の6人で遠征に行ってもらう」
提督「活動内容は先程言った通りだ。くれぐれも慢心だけはするなよ。」
「「「ハイ!」」」ビシッ
提督「由良…大丈夫か?」
由良「もう大丈夫ですよ。心配しないで」
提督「そうか…なら、これを頼む」
由良「これは?」
提督「昼食だ。あまり大したものでは無いが、みんなで食べてくれ」
由良「ありがとうございます。では、行ってきますね」ニコッ
提督「ああ、気をつけてな」
由良「ハイ!」
イッテキマース、ミンナツイテキテネー
提督「…さて」
提督「残ったメンバーは各々自由に過ごしてくれ。一応全員に無線を渡したから何かあったらそれで連絡してくれ」
提督「訓練とかならいつでも付き合うぞ」ニヤッ
古鷹「うーん…青葉、なにかしたいことある?」
青葉「そうですねー…強いて言うなら、商店街に行ってみたいです!」
古鷹「私も行ったとこないからなー、じゃあ一緒に行かない?」
青葉「いいですよ!」
最上「僕も一緒に行っていいかな?」
古鷹「もちろんいいですよ♪」
伊良湖「鳳翔さん、新メニューを考えたんですけど、試食お願いしていいですか?」
鳳翔「あら、奇遇ですね。私もちょうどお願いしようと思ってました」
伊良湖「本当ですか!?では、お願いします!」
提督「…」
提督「(よかった…みんなそれぞれ仲良くできてるな)」
ただ1人を除いては…
提督「名取はなにか予定はあるのか?」
名取「ひゃ、い…いえ、何もないです…」
提督「そうか…なら、少し手伝って欲しいことがあるんだが、いいかな?」
名取「わ、私でよければいいですよ」
提督「それならよかった。では、一緒に行こう」
名取「は、はい!」
【執務室】
提督「よいしょっと…いやー、助かったよ。正直1人だと運べなさそうだったから」
名取「い、いえ…ところで、これはなんですか?」
提督「ああ、これはカタログだよ」
名取「カタログ?」
提督「そう。いくら商店街があるとはいえ、流石にこの大きさの島だと限度もあるだろうからな。だから月一で連絡船が来るから必要なものを今のうちに整理しようと思っててな」
名取「そうですか…では、私はこれで…」
提督「待て待て、まだ終わってないぞ」
名取「え?」
提督「生憎年頃の女の子が何が好きかはよく分からないからな。それを手伝ってもらいたくてな…嫌か?」
名取「いえ、大丈夫です…」
提督「ありがとう、なら色々教えてくれ」
名取「はい…まずはー」
ー数十分後ー
名取「…と、こんなものですかね?」
提督「ありがとう、あとは一人一人に聞いてくだけか」
名取「いえ…私なんかでよければ、いつでも…」
提督「本当に助かったよ。そうだ、お礼として何か1つお願いを聞こう」
名取「お願い?何でもですか?」
提督「まあ、可能な範囲でな」
名取「そうですか…ではー」
【海岸】
提督「ここら辺でいいか?」ヨイショ←その場に腰を下ろす
名取「はい…大丈夫です」←提督の隣に座る
提督「そうか…それで?悩みってなんだ?」
名取「はい…あの、私、時雨ちゃん、伊良湖さんは大本営から来たって言うのは知っていますよね?」
提督「ああ」
名取「理由はご存じですか?」
提督「理由か…分からないな」
名取「実は…私たち3人は、「要らない子」だったんです…」
提督「…」
名取「もう少し簡単に言うと…「問題児」扱いをされていました」
提督「…」
やはりそうか…時雨の時からおかしいなとは思ってた、こんな秘境の鎮守府に大本営から来るはずがない
だが、あの元帥がそんなことをするとは到底思えない。むしろ、捨て子ですら我が子のように大切に育てる人が問題児扱いするはずがない
提督「…それは元帥が言ってたのか?」
名取「いえ…前の鎮守府でそういう扱いをされて、配属先が決まってなかった時に元帥がここに配属するように命令しました」
提督「3人とも別々の鎮守府なのか?」
名取「いえ…私と伊良湖さんは一緒なのですが、時雨ちゃんだけが違います」
提督「…ちなみに、前の鎮守府を教えてくれるかい?」
名取「名前は…私たちの方は岬鎮守府で、時雨ちゃんの方は鶴鎮守府です…」
提督「…」ギリッ
岬(みさき)鎮守府…国内でトップレベルと言われるブラック鎮守府。轟沈した艦娘は数しれず。
鶴(つる)鎮守府…元々は第1連合軍の主力を務めるほどだったが数年前から激変。岬鎮守府に負けずとも劣らない程のブラック鎮守府へと変貌をとげた
提督「…」
名取「食事や休暇をろくになく…中破以下なら出撃させて、中破以下の人が少なくなったら大破の人も出撃させていました…」
提督「…憲兵は?」
名取「そこの提督と仲が良く…見て見ぬふりが当たり前でした…」
提督「…人間のクズめ…」ボソッ
名取「それで…ここからが本題なのですが…」
提督「ああ、なんだ?」
名取「私を…出撃メンバーに入れないでください」
提督「…何故だ?」
名取「私が移動した理由は…1度大破してしまってその時に提督から暴力を振るわれ…それ以来出撃するのか怖くなってしまって…」
名取「出撃する度にあのことを思い出してしまって…緊張と恐怖で身体が思うように動けなくて…」ガタガタ
提督「…」ギュッ
名取「ひゃっ!て、提督さん?」
提督「…」
名取「あの…離してください」
提督「…名取が落ち着くまではこうしてる」
名取「あ、あの…本当に離れてください」
提督「そんな状態では無理ー」
名取「やめて!!!!!」
提督「」ビクッ
名取「あ、ご、ゴメンなさい!」タッタッタッ
提督「…」
提督「…何してんだろうな…俺」
提督「(あいつは提督に恐怖を抱いてたはずなのに…あんなことを…)」
提督「(最近感情で行動することが多くなったな…由良のといい伊良湖と鳳翔さんのといい、今回の名取といい…)」
提督「…頭冷やすか…」ヨッコイショ
【大部屋】
名取「…」
名取「(何してるんだろう、私…)」
名取「(前の提督さんとここの提督さんは違う…違うはずなのに…)」
名取「(どうしても…男の人に触られるとあの日のことがよみがえる…)」
名取「(それでも、提督さんに酷いことしちゃったし…そのあと逃げちゃった…)」
名取「(………謝りに行こう)」
名取「(許してもらえなくても…まずは謝らないと…)」スクッ
トコトコトコ
名取「………」
トコトコトコ
名取「………あれ?」
いない
さっきまでここに居たのに
どこ行っちゃったんだろう…
伊良湖「名取さん!」
名取「?」クルリ
伊良湖「名取さん、提督がどこにいるか分かりますか?」
名取「いえ…私もちょうど探してて…」
伊良湖「そうなんですか…では、一緒に探しましょう!」
名取「は、はい!」
ー1時間後ー
名取「伊良湖さん、いましたか?」
伊良湖「いえ…いませんでした…どこにいるんですかね?」
名取「無線は繋がりませんかね?」
伊良湖「ちょっと入れてみますね…」ツーツーツー
伊良湖「………応答がないですね。どこにいるんだろう…」
名取「………」ダッ
伊良湖「あ!ち、ちょっと、名取さん!?」
【???】
提督「………」
提督「………よしっ…」
【商店街】
名取「はぁ…はぁ…はぁ…」
名取「(提督…どこいったの…?)」
??「どうしたんだい、お嬢ちゃん」
名取「?」クルリ
松「あんた、見ない顔だね?」
名取「あ、始めまして、名取です。南雲鎮守府の…」
松「あー、あそこね。あそこの提督にはお世話になってるよ」
名取「そうですか…あ、あの!提督見ませんでしたか?」
松「見たけど…何かあったんかい?」
名取「その…色々あって…ちなみに、どこに行きましたか?」
松「そうだね…1時間くらい前に商店街の奥に向かったよ」
名取「ありがとうございます!ではー」
松「まあ待ちな」
名取「?」
松「あの人の顔を見た感じ…だいぶ思い詰めてたからね。隣にいてあげな」
名取「は、はい!ありがとうございます!」タッタッタッ
松「………」
松「あの人も信用されてるね」クスッ
名取「はぁ…はぁ…」
いったいどれだけ走ったんだろう…
商店街を抜け、人ひとりいなくなっていた
気が付いたら森の中にいた
あんなに暑かったのに森の中にいるからだろうか、涼しいと感じる
森の中を塗装されてない道に沿って歩いていく
あんだけ汗をかいてたのにだいぶひいてきた
名取「喉乾いてきたな…川とかないかな?…」キョロキョロ
あれだけ走ってきたんだ…喉が乾かない方がおかしい
名取「………あれ?」
探していると遠くから滝の音が聞こえてきた
助かった…とりあえず脱水症状は起こらなそうだ
私は少し駆け足で音のする方へ行った
するとそこには…
名取「提督?」
ー1時間前ー
提督「おっ…」
歩いて数十分、精神統一のための場所を探しに歩いていたら滝が見えてきた
提督「………」
滝行か…夏とはいえ精神統一には充分だろう
提督「………よしっ…」
俺は意を決して川の中に入り滝へ向かった
提督「うお…」
水が冷たい…湧き水みたいなものだから当然だろうが、それでも冷たい
そんなこんなで滝の真ん前まで到着した
ぜひここで滝行をして下さいと言わんばかりの位置に大きな岩が置いてあった
俺はその岩に乗り呼吸を整える
ちなみに無線は防水だから心配いらない
提督「いざ…ほっ」
そういい一気に滝に打たれ始めた
己の未熟さ、弱さを感じながら
一心で身を清めた
提督「………」
あれからどれくらいだったのだろうか
もう冷たいという感覚さえなくなってきた
まずいな…
身体が動かなくなってきた
恐らく体温の低下だろう…
ここまでか…そう感じていた時…
滝の凄まじい音が聞こえる中誰かが俺を呼ぶ声がかすかに聞こえる
「……く……とく……」
由良達が帰ってきたのだろうか…
それとも青葉達が商店街での買い物を終えたのだろうか
伊良湖や鳳翔さんが俺に試食をお願いしたくて来たのだろうか
それともー
「提督!!」
名取「提督…?」
そこには滝行をしている提督の姿があった
恐らく自分に非があると思ってやってるのだろう
悪いのは私なのに
私は謝りたくて提督を呼んだ
名取「て、提督…提督!」
呼んでも反応がない
そこで名取があることに気付いた
提督の顔が青いことに
昔から人の顔をうかがいながら生活してたからそういう変化には敏感だった
だからこそ分かる…あのままだと危険だ
唇も青紫になり、誰が見ても体調が悪いように見える
しかも提督は右腕がないからビニールか何か付けてないと危険な状態だ
なのに…ビニールが付いていないのだ
このままだと死んじゃう…そう思うが早いか私は水の中に入った
名取「ひっ…冷たい…」
夏だからいいものの、真冬にやろうものなら凍傷では済まされないかもしれない
それでも進み続ける…
提督に謝りたいから…
名取「提督」
提督に死んで欲しくないから…
名取「提督!」
提督の元で戦いたいから…
だから…大声で呼ぶ…
名取「提督!!」
気が付いたら提督を引っ張っていた
その声が聞こえてきたと同時に身体が引っ張られていた
提督「うおっ!」
そしてそのまま川の中に落ちる…
はずだった
提督「………あれ?」
「いてて…」
誰かの上に落ちたのだ
恐らくは俺の事を引っ張った人だろう…
しばらく目を閉じていたから急に目を開けても視界がぼやけてよく見えなかった…
それでも、誰が引っ張ったかは直ぐにわかった
提督「ありがとう、名取」
名取「て、提督…ごめんなさい…」
提督「なんで名取が謝るんだ?」
名取「私が提督を突き飛ばした後、怖くてそのまま逃げちゃって…」
提督「…あれは俺が悪いんだ。名取の過去を知っておきながらあんな行動を取ったから…本当に済まなかった」ペコッ
名取「て、提督!顔を上げてください!」アワアワ
名取「確かに最初は怖かったですけど…今思うと提督の優しさと温かさがあってその…少し落ち着きまして…」
名取「その…情けないんですけど…提督が居ないと心細くて…」
提督「………」アタマポンッ
名取「ひゃっ…」
提督「これで落ち着ける?」
名取「まだ怖いですけど…提督なら…安心できます」
提督「もう突き飛ばさない?」
名取「大丈夫です…多分」
提督「そっか…なら、怖くなくなるまでこうしてるよ…」ナデナデ
名取「あ、ありがとうございます…」
名取「(なんだろう…お姉ちゃんにやってもらってもここまで安心できなかったのに…)」
名取「(なんというか…お父さんみたい…)」
名取「あの…提督…」
提督「ん?どうした?」ナデナデ
名取「提督のこと…『お父さん』って呼んでもいいですか?」
提督「お父さんはちょうど…無理かな…」ニガワライ
名取「ふ、二人きりの時だけでいいので!」
提督「んー…それならいいよ」ニコッ
名取「ありがとうございます!えっと…お父さん」ニコッ
提督「っ!」
提督「(やべー…めちゃめちゃ可愛い…)」ドキドキ
名取「えへへ…」ニコニコ
提督「(これは何かに目覚めそう…)」
その後、提督がくしゃみをするまで名取の頭を撫で続けた…
ーその晩ー
【執務室】
提督「………」ゴホゴホ←正座中
由良「………」ゴゴゴゴゴ
鳳翔「………」ゴゴゴゴゴ
五月雨「………」アワアワ
時雨「………」ヤレヤレ
名取「………」///
提督「………どうした?」ゴホゴホ
由良「それはこっちのセリフです…」ゴゴゴゴゴ
鳳翔「なんで帰ってきたらずぶ濡れで風邪ひいてるんですか?」ゴゴゴゴゴ
提督「ちょっと修行をな…最近感情で色々やってしまってたからな…今一度心を入れ替えるためにな…」ゴホゴホ
由良「………」
提督「それに頭も冷やしたくてな…それで滝行をー」
由良「提督」
提督「?」
由良「………」ハァ
由良「それで風邪ひいてなんの修行になるんですか?」ズバッ
提督「うぐっ」グサ
鳳翔「部下の信頼を取り戻すためにやった結果、さらに迷惑をかけて…提督も上に立つものとしては失格ですね」ズバッ
提督「うぐぐっ」グサグサ
時雨「………提督」
提督「な…なんだ…」フラフラ
時雨「君には失望したよ」ハァ
提督「」チーン
五月雨「て、提督ー!」アワワ
村雨「まあ、こればっかりは提督が悪いわねー」ニガワライ
青葉「お、いい顔ですねー。記念に一枚…」
古鷹「青葉、やめなさい」ペシッ
青葉「あいて」
夕立「提督さん、息してるっぽい?」
白露「とりあえず、医務室に運ぼう」エッホッ
五月雨「そうですね、よっと…って、うわわ!」
ドンガラガッシャーンゴメンナサーイ!
ガンメンカライッタッポイ!イソゲイソゲー!
由良「………はぁ」
鳳翔「困りましたねー」ニガワライ
村雨「まあ、提督らしいと言えばらしいんだけど…」
最上「提督も時雨に似てるところがあるからねー」クスクス
時雨「どこが似てるっていうんだい」ハァ
伊良湖「あはは…ってあら…名取さん」
名取「?なんですか?」
伊良湖「もう提督のことは大丈夫そうですね♪」ボソッ
名取「えへへ…素晴らしい提督です♪」ニコッ
23:00
【執務室】
提督「………」カリカリ←風邪は治った
提督「………よしっ」フゥ
日課の日記も終え、書類も終わったから今日は早く寝れそうだ
提督「………寝る前にホットミルクでも飲むか…」ヨッコイショ
コンコンコン
提督「どうぞー」
名取「し…失礼します」
提督「おー名取かー、ちょっと座って待ってて」
名取「あ、はい」ヨイショ
提督「はい、ホットミルク大丈夫?」ドウゾ
名取「あ、ありがとうございます」ドウモ
提督「それで、どうしたの?こんな夜遅くに」ズズッ
名取「その…本日はありがとうございました」アッオイシイ
提督「いえいえ、俺も改めて己の未熟さをしれたよ」ナラヨカッタ
名取「もう…なんとお礼を言えばよいか…」
提督「そんな…いいって、大したことしてないんだから」
名取「私にとっては大したことなんですよ…」ムーッ
提督「やり方はかなり無茶だったけどな」ニガワライ
名取「その中にも優しさがあったからですよ…そのお陰でなんとか克服できましたし」
提督「そうか…ならよかった。それなら俺もお礼を言わないといけないな」
名取「?」
提督「あの時、俺を引っ張ってくれてありがとう。あのままだと多分死んでたわ」ペコッ
名取「本当ですよ!もう少し遅かったら死んでましたよ!」プンプン
提督「恥ずかしながら…身体が冷えてたからあの場から動けなくて…」
名取「…もう一度お説教しましょうか?」ジトー
提督「…ごめんなさい…」シュン
名取「ふふっ…冗談ですよ」ニコッ
提督「(冗談なんて言えるのか…)まあ、お互い様ということで」ニガワライ
名取「そうですね。…あの…提督…」
提督「ん?どうした」
名取「そのですね…1つお願いを聞いてくれますか?」モジモジ
提督「いいぞ。俺に出来ることならなんでも」
名取「その…一緒に寝てもらってもいいですか」
提督「えっ…」( ˙ㅿ˙ )キョトン
名取「こ、今晩だけでいいので!」
提督「えっ?えっ?なんで?」
名取「その…実は…まだ少し…怖くて…」
提督「由良や伊良湖がいるじゃんか」
由良「そうなんですけど…提督が1番落ち着けるので…」
提督「そうか…俺のベッドは狭いが大丈夫か?」
名取「はい!大丈夫です!寝相はいいほうだと思うので!」
提督「…文句は言わないでくれよ」ハァ
名取「ありがとうございます!えっと…お父さん///」
提督「っ!(やっぱ可愛いわ…)」
提督「そ…それじゃあ行こうか…」
名取「はい♪」
ーコップを洗ったあと、自室へー
提督「狭かったら言ってくれ」
名取「はい、大丈夫です」オジャマシマス
提督「………」
名取「………」
提督「………大丈夫か?」
名取「はい、お父さんが近くにいるので安心できます♪」
提督「そうか…それならよかった」ニコッ
名取「あの…頭撫でて貰ってもいいですか?」
提督「ああ、いいぞ」ナデナデ
名取「……落ち着きます…」
名取「お父さん…ありが…とう…ござい…ま…した…」ウトウト
提督「」ナデナデ
名取「………」スースー
提督「(よっぽど気を張ってたんだろうな…)」
提督「(しかし…もしかしたら大本営からこうやって送り込まれることがこの先あるのかもしれない…)」
提督「(1人1人違う過去を持ってるんだから今日みたいなやり方はダメだな…)」
提督「(誰が来ようとも俺は全力で対応するしかない…)」
提督「(ここにいるみんなのために…)」ナデナデ
提督「(………今日はもう寝るか…)」
提督「おやすみ…名取…」ボソッ
???「見ちゃいました…」
ー翌日ー
【グラウンド】
提督「………」←ストレッチ
由良「………」←準備運動
提督「………由良」ノビー
由良「なんですか?」ノバシノバシ
提督「………信頼って…なんなんだろうな…」クッシン
由良「急になんですか…やっぱり昨日何かあったんじゃ…」シンキャク
提督「まあ…改めてそう思っただけだよ…」アキレスケンノバシ
由良「そうですね…全てを任せられる人でしょうか…」テクビアシクビ
提督「全てを任せられる人…か…」ケンコウコツノバシ
由良「やはり由良達は戦う兵器なので…そういう人に付いていきたくなるのは当然かと…」ジャンブ
提督「そうか…」
由良「でも…」ピタッ
提督「?」
由良「少なくとも提督さんのことは信頼してますよ」ニコッ
提督「そうか…それならよかったよ」
由良「はい♪なので今後ともよろしくお願いしますね♪提督さん」
提督「ああ、任せろ!」
由良「あ…違いましたね」
提督「…?」
由良「お願いしますね、お父さん♪」ニヤッ
提督「っ!///」
由良「さあお父さん、日課のトレーニング行きましょう♪」
提督「あ、おい!待て、由ー」
???「おはようございます」
提督「?」クルリ
名取「トレーニングですか?」
提督「ああ、おはよう。まあそんな事かな」
名取「なら、私もやっていいですか?」
提督「いいぞ。ただ今は由良も一緒だかー」
名取「わかりました♪では、準備するので待っててください!お父…さ…ん…」チラッ
提督「」アチャー
由良「」ニヤニヤ
名取「っ!///」
由良「どうするの?待つの?お父さん♪」ニコニコ
名取「も、もう!由良ちゃん!」プンプン
由良「じゃ、先に走ってるね♪」ダッ
提督「あ!おい!由良!」
提督「………」
名取「………」
提督「………じゃあ行くか」ニガワライ
名取「………はい」ニガワライ
そういい、3人で仲良くトレーニングをした…
五月雨「私もお父さんって呼んだ方がいいですか?」
提督「勘弁してくれ!」
ということで、第9話でした!
名取は由良同様大事な主力です
新キャラ登場はもう少しお待ちを…(´・・`)
もうそろそろ一気に増やして行きたいと思います
次回 〜第10話 揺るぎない心
提督の腕を除けば本当で平和な鎮守府なんだけどなぁ。
由良さんが負い目感じないのを祈ろう
1の方コメントありがとうございます!
提督の腕は…まだ分かりませんよ?
いつまでも引きずってると提督が怒るのでもう大丈夫だと思いますよ