【大部屋】

白露｢はー…もうダメ…｣ｸﾃｰ

夕立｢もう動けないっぽい…｣ﾀﾞﾗｰﾝ

五月雨｢明日は筋肉痛です…｣ｺﾛｰﾝ

村雨｢今日はぐっすり寝れそうね｣ﾔﾚﾔﾚ

由良｢ほんとね｣ｸｽｸｽ

今日の訓練はお昼ご飯休みを挟んだとはいえ

1800までずっと特訓してたのだ

疲れない方がおかしい

由良｢それにしても…提督さんがあそこまで鬼になるとはねー｣ﾆｶﾞﾜﾗｲ

五月雨｢あんなに優しいのに…｣

白露｢普段優しいからこそってのもあるかもねー｣

夕立｢それにしてもギャップが…｣

それもそのはずだ

普段は人に怒ったことがないくらい優しい雰囲気があるのに…

提督｢ペース落ちてるぞー！そんなんじゃ深海棲艦との戦いに1回も勝てないで終わるぞー！｣

提督｢ほらこっからだ！辛くなってからが勝負だそー！｣

提督｢もうバテたか！？それじゃ戦場では足でまといだぞー！｣

夕立｢あれは仏の皮を被った鬼だっぽい…｣

由良｢うーん…でも仏の部分もあるんじゃないかな？｣

白露｢ほえ？どういうこと？｣ｷｮﾄﾝ

由良｢だって訓練が終わったあと…｣

提督｢お疲れ！タオルと水分あるからゆっくり補給しろー！｣

提督｢よくあそこで踏ん張れたな！流石だ！｣

提督｢ラスト1本の気合い凄かったな！カッコよかったぞ！｣

由良｢ってね♪｣ﾌﾌｯ

由良｢多分一人一人にも言ってると思うわ♪｣

五月雨｢確かに…｣

提督｢五月雨！よく最後まで諦めなかったな！流石初期艦だな！｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

白露｢言われてみれば…｣

提督｢白露！流石1番にこだわってるだけはあるな！最後の由良への喰らいつき凄かったぞ！｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

村雨｢そうかも…｣

村雨｢村雨！自分自身を追い込みながら周りに声掛けてて、視野が広いな！その広さも戦場では役に立つからな！｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

夕立｢しれないっぽい…｣

提督｢夕立！お前が1番タイムが安定してたな！その安定力があれば戦場でも安心だな！｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

由良｢………ね♪｣ﾆｺｯ

由良｢あの人は厳しい分、そのあとの優しさも凄いと思うの｣

村雨｢確かに…あの時も…｣

由良｢あの時って？｣

村雨｢いえ、今日の日課のトレーニングの話です｣

由良｢日課の？｣

村雨｢はい。毎日早朝にトレーニングをしてて｣

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提督｢村雨。そんなに早く起きて大丈夫なのか？｣

村雨｢大丈夫ですよ♪健康には気を配ってるので｣

提督｢そうか…生活のリズムが出来てるのは凄いな｣

提督｢そんなに若いのに…｣

村雨｢あー！提督、今のはちょっとしつれいですよ！｣ﾑｰｯ

提督｢あ！す、すまん｣

村雨｢まったくもー…｣

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村雨｢と言った感じですね♪｣

由良｢そうなのねー………ん？｣

由良｢村雨ちゃん。その日課っていつも何時にやってるの？｣

村雨｢はい？そうですねー…大体0500過ぎですかね？｣

由良｢そう…それで寝てるのは？｣

村雨｢えっと…0100前後ですね｣

由良｢………そんな睡眠時間でよくあんなに動けるわね｣ﾊｧｯ

村雨｢そうですねー…でも今日はちょっと体調悪そうでしたよ。目の隈も酷いし｣

五月雨｢確かに今日はちょっと変でした。お昼ご飯の時もぼーっとしてましたし｣

夕立｢それに今日はフラフラしてたっぽい｣

由良｢………｣

そんなに切羽詰まってるのかしら…

私たちに相談せずに…

由良｢………みんな、先に寝てて｣

五月雨｢分かりましたけど…どうしてですか？｣

由良｢ちょっとね…提督さんにお説教を｣ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｯ

五月雨｢ヒッ！わ…分かりました…｣

由良｢じゃあみんな、おやすみなさい｣ﾆｺｯ

｢｢｢｢お、おやすみなさい…｣｣｣｣

白露｢あの顔は…提督やばいね…｣ﾆｶﾞﾜﾗｲ

村雨｢そうね…でも、あれくらいやらないといつまでも無茶しそうだしね｣

夕立｢流石に提督さんも従うしかないっぽい…｣

五月雨｢まあ、もう寝ましょうか。明日には何とかなってると思いますよ｣

村雨｢それもそうね、それじゃ、寝ましょう｣

こうして駆逐艦達は提督のことが心配になりながら眠りに着いた

一方その頃…

由良｢……｣

由良｢………｣

由良｢(目が覚めちゃった…)｣

由良｢………｣ﾁﾗｯ

0300

由良｢(…もう一眠りしましょう)｣

由良｢………｣ｼﾞｰｯ

由良｢(提督さん、いつもトレーニングしてるのよね…)｣

由良｢………｣ｷﾞｭｯ

由良｢………｣

由良｢(………安心する…)｣

由良｢(なんか…守られてる感じがするわ…♪)｣

由良｢いつもありがとうございます♪提督さん｣ﾎﾞｿｯ